JPH1149525A - ガラス素地量調節用ツイール - Google Patents
ガラス素地量調節用ツイールInfo
- Publication number
- JPH1149525A JPH1149525A JP9204589A JP20458997A JPH1149525A JP H1149525 A JPH1149525 A JP H1149525A JP 9204589 A JP9204589 A JP 9204589A JP 20458997 A JP20458997 A JP 20458997A JP H1149525 A JPH1149525 A JP H1149525A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- tweel
- green body
- mountain
- glass base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B18/00—Shaping glass in contact with the surface of a liquid
- C03B18/02—Forming sheets
- C03B18/04—Changing or regulating the dimensions of the molten glass ribbon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/26—Outlets, e.g. drains, siphons; Overflows, e.g. for supplying the float tank, tweels
- C03B5/265—Overflows; Lips; Tweels
- C03B5/267—Overflows; Lips; Tweels specially adapted for supplying the float tank
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
- Y02P40/57—Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
Abstract
(57)【要約】
【課題】フロート法によるガラス素地を均質化する。
【解決手段】溶融したガラス素地を所定量溶融金属浴上
に導くための昇降可能なガラス素地量調節用ツイールに
おいて、ツイールの少なくともガラス素地に浸漬する部
分の上流側に山形状の突起部を設け、ガラス素地の流れ
を山形状の突起部により制御させるようにし、前記ツイ
ールのガラス素地に浸漬する部分の上流側で幅方向の中
央部を厚くし、両側部を薄くした山形状の突起部とし
た。
に導くための昇降可能なガラス素地量調節用ツイールに
おいて、ツイールの少なくともガラス素地に浸漬する部
分の上流側に山形状の突起部を設け、ガラス素地の流れ
を山形状の突起部により制御させるようにし、前記ツイ
ールのガラス素地に浸漬する部分の上流側で幅方向の中
央部を厚くし、両側部を薄くした山形状の突起部とし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロート法によるガ
ラス板製造に用いるガラス素地量調節用のツイール構造
に関する。
ラス板製造に用いるガラス素地量調節用のツイール構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】フロート法によるガラス板の製造におい
て、ガラス溶融窯から溶融金属浴槽へ溶融ガラス素地を
供給するフィーダー部は、いわゆるツイールと称する一
種のダンパーを設置し、その昇降によって素地流量を調
整する方法が専ら採用されている。
て、ガラス溶融窯から溶融金属浴槽へ溶融ガラス素地を
供給するフィーダー部は、いわゆるツイールと称する一
種のダンパーを設置し、その昇降によって素地流量を調
整する方法が専ら採用されている。
【0003】また従来から、フロートガラス製造時にお
いて表層素地の異質ガラスが存在すると、その異質素地
がツイールの下をくぐり抜け製品ガラス板の中央ネット
部にフシ、リーム、砂利、泡等の欠陥が発生することが
知られてる。
いて表層素地の異質ガラスが存在すると、その異質素地
がツイールの下をくぐり抜け製品ガラス板の中央ネット
部にフシ、リーム、砂利、泡等の欠陥が発生することが
知られてる。
【0004】このため、ガラス素地の製品化される中央
部分(ネット部分)において、前記のような欠陥の発生
を防ぎ、該中央部分のガラス素地を均質化させる様々な
工夫が行われてきた。
部分(ネット部分)において、前記のような欠陥の発生
を防ぎ、該中央部分のガラス素地を均質化させる様々な
工夫が行われてきた。
【0005】例えば、特開昭60−231426号公報
には、溶融したガラス素地を貯留する溶融炉と成形部と
の間にガラス素地の温度を均一化する温度調整槽を設
け、この温度調整槽に形成したガラス素地流路の上方に
昇降可能な流量調整用ツイルを配設し、前記流路内に臨
むツイル下部の上流側面にガラス素地の表層流を分離す
る分離板を取付け、更にこの分離板には該表層流を流路
の両側部に導くためのガイド部を設けた板状ガラスの製
造装置が開示されている。
には、溶融したガラス素地を貯留する溶融炉と成形部と
の間にガラス素地の温度を均一化する温度調整槽を設
け、この温度調整槽に形成したガラス素地流路の上方に
昇降可能な流量調整用ツイルを配設し、前記流路内に臨
むツイル下部の上流側面にガラス素地の表層流を分離す
る分離板を取付け、更にこの分離板には該表層流を流路
の両側部に導くためのガイド部を設けた板状ガラスの製
造装置が開示されている。
【0006】また、特開昭62−202825号公報に
は、溶融したガラス素地を貯留する溶融炉と成形部との
間にガラス素地の温度を均一化する温度調整槽を設け、
この温度調整槽に形成したガラス素地流路の上方に昇降
可能な流量調節用ツイルを配設し、前記流路内に臨むツ
イル下部にガラス素地の表層流を分離して成形部側へ導
く通孔を形成した板状ガラスの製造装置が開示されてい
る。
は、溶融したガラス素地を貯留する溶融炉と成形部との
間にガラス素地の温度を均一化する温度調整槽を設け、
この温度調整槽に形成したガラス素地流路の上方に昇降
可能な流量調節用ツイルを配設し、前記流路内に臨むツ
イル下部にガラス素地の表層流を分離して成形部側へ導
く通孔を形成した板状ガラスの製造装置が開示されてい
る。
【0007】さらに、実開昭48−102243号に
は、フロートガラスの製造装置において、溶融金属浴槽
に突き出ているリップの下方で而もヒールの後方に、中
央部に山形の突起部を有する耐火煉瓦を設けたフロート
ガラスの製造装置が開示されている。
は、フロートガラスの製造装置において、溶融金属浴槽
に突き出ているリップの下方で而もヒールの後方に、中
央部に山形の突起部を有する耐火煉瓦を設けたフロート
ガラスの製造装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−2314
26号公報のものは、ツイルに分離板を取付け、この分
離板に設けたガイド部によって表層流を流路両側方に導
くようにしたものであって、ツイル製作時にはツイルに
ガイド部材等を取り付けるという複雑な加工が必要であ
り、ガイド部材の磨耗等による交換作業が困難であると
いう問題点もあった。
26号公報のものは、ツイルに分離板を取付け、この分
離板に設けたガイド部によって表層流を流路両側方に導
くようにしたものであって、ツイル製作時にはツイルに
ガイド部材等を取り付けるという複雑な加工が必要であ
り、ガイド部材の磨耗等による交換作業が困難であると
いう問題点もあった。
【0009】また、特開昭62−202825号公報の
ものは、前記特開昭60−231426号と同様に、ツ
イル製作時にはツイルにガイド部材等を取り付けるとい
う複雑な加工が必要であり、ガイド部材の磨耗等による
交換作業が困難であり、また通孔を有すために溶融部の
雰囲気が金属浴内に流入するため金属浴内の錫が酸化さ
れ錫による欠陥が生じやすいという問題点があった。
ものは、前記特開昭60−231426号と同様に、ツ
イル製作時にはツイルにガイド部材等を取り付けるとい
う複雑な加工が必要であり、ガイド部材の磨耗等による
交換作業が困難であり、また通孔を有すために溶融部の
雰囲気が金属浴内に流入するため金属浴内の錫が酸化さ
れ錫による欠陥が生じやすいという問題点があった。
【0010】さらに、実開昭48−102243号のも
のは、溶融金属浴槽上のヒールまたはウェットバック領
域にガラス素地が落下すると、耐火レンガの突起部によ
って中央部付近に素地が滞留することがないようにする
もので、不均質なガラス素地が中央部付近に落下した場
合、一部分は左右に移動し、残る一部分がそのまま下流
側に移動し、製品となるネット領域範囲内にて成形され
る恐れがあり、また連続使用により耐火レンガの突起部
が磨耗したとき、該部の耐火物の取り替えが容易ではな
いという問題点もあった。
のは、溶融金属浴槽上のヒールまたはウェットバック領
域にガラス素地が落下すると、耐火レンガの突起部によ
って中央部付近に素地が滞留することがないようにする
もので、不均質なガラス素地が中央部付近に落下した場
合、一部分は左右に移動し、残る一部分がそのまま下流
側に移動し、製品となるネット領域範囲内にて成形され
る恐れがあり、また連続使用により耐火レンガの突起部
が磨耗したとき、該部の耐火物の取り替えが容易ではな
いという問題点もあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、製品ガラス中
に欠陥を混入させることなく、取り替えも容易なガラス
素地量調整用ツイールの提供を目的として、溶融したガ
ラス素地を所定量溶融金属浴上に導くための昇降可能な
ガラス素地量調節用ツイールにおいて、ツイールの少な
くともガラス素地に浸漬する部分の上流側に山形状の突
起部を設け、ガラス素地の流れを山形状の突起部により
制御させるようにし、また、前記ツイールのガラス素地
に浸漬する部分の上流側で幅方向の中央部を厚くし、両
側部を薄くした山形状の突起部とし、あるいはまた、前
記ツイールのガラス素地に浸漬する部分の上流側で深さ
方向に肉厚を変え、素地面よりやや深い部分を最も厚く
した山形状の突起部としたガラス素地量調節用ツイール
を提供する。
に欠陥を混入させることなく、取り替えも容易なガラス
素地量調整用ツイールの提供を目的として、溶融したガ
ラス素地を所定量溶融金属浴上に導くための昇降可能な
ガラス素地量調節用ツイールにおいて、ツイールの少な
くともガラス素地に浸漬する部分の上流側に山形状の突
起部を設け、ガラス素地の流れを山形状の突起部により
制御させるようにし、また、前記ツイールのガラス素地
に浸漬する部分の上流側で幅方向の中央部を厚くし、両
側部を薄くした山形状の突起部とし、あるいはまた、前
記ツイールのガラス素地に浸漬する部分の上流側で深さ
方向に肉厚を変え、素地面よりやや深い部分を最も厚く
した山形状の突起部としたガラス素地量調節用ツイール
を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】ガラス素地量調整用ツイールは、
溶融したガラス素地を溶融した金属浴上に導くために昇
降可能とした板状の耐火レンガであって、該ツイールの
下部側はガラス素地の表層部に浸漬させ、金属浴上に流
出させるガラス素地の流量を制御するものである。
溶融したガラス素地を溶融した金属浴上に導くために昇
降可能とした板状の耐火レンガであって、該ツイールの
下部側はガラス素地の表層部に浸漬させ、金属浴上に流
出させるガラス素地の流量を制御するものである。
【0013】本発明によるツイールは少なくともガラス
素地に浸漬する部分の溶融炉側である上流側に山形状の
突起部を設けたもので、前記ツイールの山形状の突起部
は上流側に面した面の幅方向の中央部の肉厚を最も厚く
し、両側部側の肉厚を薄くした構造としたものである。
素地に浸漬する部分の溶融炉側である上流側に山形状の
突起部を設けたもので、前記ツイールの山形状の突起部
は上流側に面した面の幅方向の中央部の肉厚を最も厚く
し、両側部側の肉厚を薄くした構造としたものである。
【0014】上流側である溶融窯より流れてきたガラス
素地は、前記ツイールの山形状の突起部により山形状の
突起部の頂点を境にして、表層部のガラス素地の流れを
左右に分離し、フシ、リーム、砂利、泡等の欠陥となる
異質ガラスが中央部に存在しても前記突起部により左右
に移動し、成形後のリボンの耳部側に移動することとな
り、製品となるリボンの中央部分を均質なガラスとする
ことができる。
素地は、前記ツイールの山形状の突起部により山形状の
突起部の頂点を境にして、表層部のガラス素地の流れを
左右に分離し、フシ、リーム、砂利、泡等の欠陥となる
異質ガラスが中央部に存在しても前記突起部により左右
に移動し、成形後のリボンの耳部側に移動することとな
り、製品となるリボンの中央部分を均質なガラスとする
ことができる。
【0015】また、前記ツイールの山形状の突起部の形
状を、ガラス素地に浸漬する部分の上流側で幅方向の中
央部の肉厚を最も厚くし、両側部側の肉厚を薄くした構
造とするだけでなく、深さ方向にも肉厚を変え、素地面
よりやや深い部分を最も厚くし、最も厚い部分を頂点と
して素地面側および下方先端側にかけて徐々に薄くした
ものでもよい。
状を、ガラス素地に浸漬する部分の上流側で幅方向の中
央部の肉厚を最も厚くし、両側部側の肉厚を薄くした構
造とするだけでなく、深さ方向にも肉厚を変え、素地面
よりやや深い部分を最も厚くし、最も厚い部分を頂点と
して素地面側および下方先端側にかけて徐々に薄くした
ものでもよい。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
明はこれに限定されるものではない。
【0017】本発明のツイール3はフロート法によるガ
ラスの製造に係わるもので、図1に示すようなガラス槽
窯とフロートバスと呼ばれる溶融金属浴6間の上方に配
設され、溶融金属浴6上に流出させる溶融ガラス素地1
の流量を制御するために、昇降自在としたものである。
ラスの製造に係わるもので、図1に示すようなガラス槽
窯とフロートバスと呼ばれる溶融金属浴6間の上方に配
設され、溶融金属浴6上に流出させる溶融ガラス素地1
の流量を制御するために、昇降自在としたものである。
【0018】また、ガラス槽窯からツイール3を経て溶
融錫上に流出させたガラスリボン2は、図2に示すよう
に溶融錫上で広がって図示しない出口部からリフトアウ
トロールにより引っ張られて所望の板厚に成形され、徐
冷、洗滌、検査工程を経て所望の寸法に採断され製品と
なるものである。
融錫上に流出させたガラスリボン2は、図2に示すよう
に溶融錫上で広がって図示しない出口部からリフトアウ
トロールにより引っ張られて所望の板厚に成形され、徐
冷、洗滌、検査工程を経て所望の寸法に採断され製品と
なるものである。
【0019】このようにして溶融ガラス素地1が上流
側、つまり溶融窯側よりツイール3付近に到達した場
合、異質の素地や小さな異物等の欠陥が図2の符号aで
示す中央部位置に到達すると、図5に示すような従来タ
イプのツイール3ではツイール3の下を潜り抜け、溶融
錫上に流れ出たガラスリボン2の図2の符号bで示す位
置に移動し欠陥となり、該欠陥を避けて切断を余儀なく
されるため製品ロスが増大する。
側、つまり溶融窯側よりツイール3付近に到達した場
合、異質の素地や小さな異物等の欠陥が図2の符号aで
示す中央部位置に到達すると、図5に示すような従来タ
イプのツイール3ではツイール3の下を潜り抜け、溶融
錫上に流れ出たガラスリボン2の図2の符号bで示す位
置に移動し欠陥となり、該欠陥を避けて切断を余儀なく
されるため製品ロスが増大する。
【0020】これに対して、本発明の図3で示すような
山形状の突起部4を備えたツイール構造を採用すれば異
質の素地や小さな異物等の欠陥が図2の符号aで示す中
央部位置に到達しても、ツイール3の上流側に設けた突
起部4により、溶融ガラス素地1が該突起部4を境にし
て左右に分離されツイール3の両端まで移動し、次いで
ツイール3の下を潜り抜け出た後に溶融金属浴6上に流
出落下する。
山形状の突起部4を備えたツイール構造を採用すれば異
質の素地や小さな異物等の欠陥が図2の符号aで示す中
央部位置に到達しても、ツイール3の上流側に設けた突
起部4により、溶融ガラス素地1が該突起部4を境にし
て左右に分離されツイール3の両端まで移動し、次いで
ツイール3の下を潜り抜け出た後に溶融金属浴6上に流
出落下する。
【0021】この時、異質の素地や小さな異物等の欠陥
は溶融錫上に流れ出たガラスリボン2の図2の符号cで
示す位置に移動し、図2の符号cで示す位置はガラスリ
ボンの両端の耳部と呼ばれる部分の付近で、通常製品と
しない範囲内に存在する。
は溶融錫上に流れ出たガラスリボン2の図2の符号cで
示す位置に移動し、図2の符号cで示す位置はガラスリ
ボンの両端の耳部と呼ばれる部分の付近で、通常製品と
しない範囲内に存在する。
【0022】また、前記山形状の突起部4は溶融ガラス
素地1の上流側のガラス素地に浸漬される中央部を他の
部分に比べて約5mm〜150mm程度肉厚とし、傾斜
角度を約5〜18度としたものである。傾斜角度を約5
度〜18度としたのは、5度以下では傾斜の流れを作る
効果が少なく、18度以上ではツイール前面部で乱流が
生じ該部でこの乱流によるリーム、泡等の欠陥を生じ易
い。
素地1の上流側のガラス素地に浸漬される中央部を他の
部分に比べて約5mm〜150mm程度肉厚とし、傾斜
角度を約5〜18度としたものである。傾斜角度を約5
度〜18度としたのは、5度以下では傾斜の流れを作る
効果が少なく、18度以上ではツイール前面部で乱流が
生じ該部でこの乱流によるリーム、泡等の欠陥を生じ易
い。
【0023】つぎに、変形実施例として図4に示すよう
な構造のツイール3とすることもできる。これは、図3
で示すツイール3の山形状の突起部4の形状を、溶融ガ
ラス素地1に浸漬する部分の上流側で幅方向の中央部の
肉厚を最も厚くし、両側部側の肉厚を薄くした構造とす
るだけでなく、深さ方向にも肉厚を変え、素地面5より
やや深い20〜50mmの部分を最も厚くし、最も厚い
部分を頂点として素地面側および下方先端側にかけて徐
々に薄くしたものでもよい。
な構造のツイール3とすることもできる。これは、図3
で示すツイール3の山形状の突起部4の形状を、溶融ガ
ラス素地1に浸漬する部分の上流側で幅方向の中央部の
肉厚を最も厚くし、両側部側の肉厚を薄くした構造とす
るだけでなく、深さ方向にも肉厚を変え、素地面5より
やや深い20〜50mmの部分を最も厚くし、最も厚い
部分を頂点として素地面側および下方先端側にかけて徐
々に薄くしたものでもよい。
【0024】以上好適な実施例について述べたが、本発
明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えら
れるものである。尚、ツイール3は落下防止のため上端
部程肉厚とするテーパー部を設け、その材質としては通
常シリカ質の耐火材料からなり、仮にガラス素地1中に
溶脱してもシリカ分がガラス素地1中に容易に拡散して
筋、砂利等の欠陥を押さえることができる。
明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えら
れるものである。尚、ツイール3は落下防止のため上端
部程肉厚とするテーパー部を設け、その材質としては通
常シリカ質の耐火材料からなり、仮にガラス素地1中に
溶脱してもシリカ分がガラス素地1中に容易に拡散して
筋、砂利等の欠陥を押さえることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、溶融窯から溶融金属浴槽上に
ガラス素地を流す時に前進流だけでなく、側方への流れ
も促進させ、異物や不均質ガラス素地が存在してもガラ
スリボンの耳部側に導くことにより製品歩留まりが向上
する。
ガラス素地を流す時に前進流だけでなく、側方への流れ
も促進させ、異物や不均質ガラス素地が存在してもガラ
スリボンの耳部側に導くことにより製品歩留まりが向上
する。
【0026】また、ツイールの突起部の形状も中央部を
他の部分に比し厚くし、その傾斜角度も約5〜18度と
したので、ツイールの加工作業は従来とほとんど変わり
なく、製作も容易であり、シンプルな形状であるため交
換も比較的容易である。
他の部分に比し厚くし、その傾斜角度も約5〜18度と
したので、ツイールの加工作業は従来とほとんど変わり
なく、製作も容易であり、シンプルな形状であるため交
換も比較的容易である。
【図1】本発明の実施例の縦断面概略図。
【図2】本発明の実施例の概略平面図。
【図3】(イ)は本発明のツイールの斜視図、(ロ)は
同じく側断面図。
同じく側断面図。
【図4】(イ)は本発明のツイールの変形実施例の側断
面図、(ロ)は、該図のA−A視の平断面図。
面図、(ロ)は、該図のA−A視の平断面図。
【図5】従来のツイールの縦断面図。
1 溶融ガラス素地 2 ガラスリボン 3 ツイール 4 突起部 5 素地面 6 溶融金属浴
Claims (3)
- 【請求項1】溶融したガラス素地を所定量溶融金属浴上
に導くための昇降可能なガラス素地量調節用ツイールに
おいて、ツイールの少なくともガラス素地に浸漬する部
分の上流側に山形状の突起部を設け、ガラス素地の流れ
を山形状の突起部により制御させるようにしたことを特
徴とするガラス素地量調節用ツイール。 - 【請求項2】前記ツイールのガラス素地に浸漬する部分
の上流側で幅方向の中央部を厚くし、両側部を薄くした
山形状の突起部としたことを特徴とする請求項1記載の
ガラス素地量調節用ツイール。 - 【請求項3】前記ツイールのガラス素地に浸漬する部分
の上流側で深さ方向に肉厚を変え、素地面よりやや深い
部分を最も厚くした山形状の突起部としたことを特徴と
する請求項2記載のガラス素地量調節用ツイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204589A JPH1149525A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | ガラス素地量調節用ツイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204589A JPH1149525A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | ガラス素地量調節用ツイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1149525A true JPH1149525A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16492976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9204589A Pending JPH1149525A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | ガラス素地量調節用ツイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1149525A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011136148A1 (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-03 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラス供給装置 |
CN102503087A (zh) * | 2011-10-24 | 2012-06-20 | 成都光明光电股份有限公司 | 流量控制装置 |
CN113185090A (zh) * | 2021-04-16 | 2021-07-30 | 浙江荣星新材料科技有限公司 | 一种玻璃熔窑用的尾砖组件及其安装工艺 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP9204589A patent/JPH1149525A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011136148A1 (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-03 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラス供給装置 |
JP5751252B2 (ja) * | 2010-04-28 | 2015-07-22 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラス供給装置 |
CN102503087A (zh) * | 2011-10-24 | 2012-06-20 | 成都光明光电股份有限公司 | 流量控制装置 |
CN113185090A (zh) * | 2021-04-16 | 2021-07-30 | 浙江荣星新材料科技有限公司 | 一种玻璃熔窑用的尾砖组件及其安装工艺 |
CN113185090B (zh) * | 2021-04-16 | 2022-11-29 | 浙江荣星新材料科技有限公司 | 一种玻璃熔窑用的尾砖组件及其安装工艺 |
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