JPH1144666A - 非選択性ガスセンサーに選択性を付与する方法 - Google Patents

非選択性ガスセンサーに選択性を付与する方法

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JPH1144666A
JPH1144666A JP10134308A JP13430898A JPH1144666A JP H1144666 A JPH1144666 A JP H1144666A JP 10134308 A JP10134308 A JP 10134308A JP 13430898 A JP13430898 A JP 13430898A JP H1144666 A JPH1144666 A JP H1144666A
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gas
sensor
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flux
equation
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JP10134308A
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English (en)
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Eleftherios M Logothetis
エレフテリオス、エム、ロゴテティス
Michael D Hurley
ミハエル、ディー、ハーレイ
Richard E Soltis
リチャード、イー、ソルティス
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Original Assignee
Ford Global Technologies LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】計測対象ガスの中に含まれる所望のガスだけで
はなく他の干渉ガスに対しても反応する非選択性ガスセ
ンサーに、計測対象ガスの中に含まれる所望のガス量を
計測するために選択性を付与する。 【解決手段】計測対象ガス35の流束を第1の周波数で
周期的に変化させる工程と所望ガスの流束を第2の周波
数で周期的に変化させる工程とのうちの少なくとも一つ
を行なう工程と、計測対象ガスの流束に所望ガスの流束
を加える工程とを有し、計測対象ガスの流束と所望ガス
の流束との混合気に対して非選択性ガスセンサー31を
晒す工程と、非選択性ガスセンサーの出力を周波数がゼ
ロにおいてと、周波数がゼロ以外においてとで計測する
工程と、計測されたセンサー出力から計測対象ガスの中
の所望ガス濃度を求める工程とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非選択性ガスセンサ
ーに選択性を付与する方法に関し、より詳細にはガスセ
ンサーを反応させ、センサーの非線形反応に基づいて、
所望ガスxと他のガスyとを含む混合気の中の所望ガス
xをガスセンサーに計測させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガスセンサーは燃焼抑制、プロセ
ス制御、危険予防、健康関連などを含む種々の用途に応
用にされることが増えている。例えば自動車産業におい
ては、酸化ジルコニウム(ZrO2)を主成分とするセ
ンサーが、長年に渡り車載空燃比制御と測定用途とに用
いられてきた。酸化すず(SnO2)を主成分とするセ
ンサーはメタン(CH4)と水素(H2)などの爆発性
気体混合物と一酸化炭素(CO)などの有毒ガスの検出
に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現存するガスセンサー
の主な限界の一つは、大抵のガスセンサーが選択的では
ないということである。つまり、所望のガスだけではな
く他のガスに対しても反応してしまう。この選択性の欠
如がこれらのガスセンサーを用いる上での問題点を生じ
ることになる。例えば、一酸化炭素中毒の予防にはガス
センサーが100万分の10から100部(ppm)の
範囲のCOに反応することが必要である。しかしなが
ら、SnO2を主成分とするセンサーはCOの含量だけ
ではなくH2やCH4などの他のガスの同レベルの含量
にも反応してしまう。この結果として、例えば人体への
悪影響の無い1000ppmの水素を大気が含有してい
る場合に、これらSnO2センサーによって誤警報が発
生することがある。所望のガスにのみ反応する選択性ガ
スセンサーが必要となるもう一つの例として、自動車の
故障診断が挙げられる。米国の連邦および州の規則は、
いわゆる三元触媒(Three−Way−Cataly
st略してTWC)が炭化水素(HC)を酸化する能力
を車上から監視することを求めている。この用途に用い
るには、HCガスセンサーがCOに反応してはいけな
い。なぜならば、自動車の排気中のCO濃度は一般的に
は炭化水素のそれよりもかなり高いからである。
【0004】過去10ないし20年の間、現存するガス
センサーの選択性を向上させたり、別の新しい選択性ガ
スセンサーを開発するために、かなりの研究開発が行わ
れてきた。これらの多くは検出材料の開発や現存材料の
成分の改良に費やされてきた。例えばSnO2の種々の
改良については、その表面または内部についての報告が
なされている。内部の改良については例えば種々のイオ
ンを含浸させることによってなされる。この取り組みは
いくつかの場合には役立ったが選択性の問題は未だ残っ
ている。以下に述べるように選択性を高めるために他の
いくつかの方法が報告されている。
【0005】現在大規模に研究中の一つの方法は、「物
理的」フィルターを用いて所望の気体分子を分離するも
のである。種々の材料が開発されているが、それらは数
オングストローム・レベルの気孔や同じく数オングスト
ローム・レベルの溝の気孔率が調整されたものである。
後者の型の材料の例として良く知られているのはゼオラ
イトである。
【0006】もう一つの方法は「化学的」フィルターを
用いて干渉ガスが非選択性センサーにまで到達する前に
それを取り除くものである。例えばロゴテティスほか:
化学センサーに関する第2回国際会議の発表,175
頁,フランス,ボルドー(1986)(Logothe
tis et al.Proc. of 2nd In
tern. Meeting on Chemical
Sensors, p.175, Bordeux,
France1986)には、CH4用のセンサーで
CO、H2、アルコール、アルカンなどのHC及び他の
酸化可能なガスには反応しないものが開示されている。
このセンサーは白金(Pt)触媒を用い、触媒をSnO
2センサーなどの非選択性センサーの前段に置いて、5
00度Cを超えないように加熱される。この温度におい
ては、CH4以外の上述の全てのガスはPt触媒により
酸化され、そして取り除かれる。なおCH4のPtにお
ける触媒酸化反応にはもっと高い温度が必要である。結
果として、雰囲気がCH4と他の酸化可能ガスを含んで
いると、これら干渉ガスがPt触媒の中で拡散するにつ
れて取り除かれ、CH4のみがSnO2センサーに到達
する。この方法は効果的ではあるものの、適用できる場
合が限られている。現在大規模に研究中の他の方法は、
所望のガスxといくつかの他のガスyとに反応し、各々
異なった感度を有する複数の非選択性ガスセンサーを並
べて用いるものである。充分な数のガスセンサーを並べ
て用いることによって、原理的には、ガスxとyに対す
る各センサーの反応を表す一組の数式を解くことで雰囲
気中の原子xの含量を検出することができる。しかしな
がら、現実にはこの解析は明確なものではない可能性が
ある。それで、選択性センサーを成立させる他の方法を
開発する技術的要求が存在する。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って本発明は、計測対
象ガスの中に含まれる所望のガスだけではなく他の干渉
ガスに対しても反応する非選択性ガスセンサーに、計測
対象ガスの中に含まれる所望のガス量を計測するために
選択性を付与する方法である。この方法は、計測対象ガ
スの流束を第1の周波数で周期的に変化させる工程と所
望ガスの流束を第2の周波数で周期的に変化させる工程
とのうちの少なくとも一つを行なう工程と、計測対象ガ
スの流束に所望ガスの流束を添加する工程とを有する。
この方法はさらに計測対象ガスの流束と所望ガスの流束
との混合気に対して非選択性ガスセンサーを晒す工程
と、非選択性ガスセンサーの出力を周波数がゼロにおい
てと、周波数が第1と第2の周波数に関連する周波数に
おいてとで計測する工程と、計測されたセンサー出力か
ら計測対象ガスの中の所望ガス濃度を求める工程とを有
している。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、非選択性ガスセンサー
に選択性が付与される。本発明の非選択性ガスセンサー
は非線形反応を起こして、選択性ガス検出を実現する。
【0009】本発明の他の観点および利点は図面を参照
しつつこの後の明細書を読むことでより良く理解でき、
正しく理解できるものと思われる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、所望のガスだけでなく
計測対象ガスの中に存在する他の干渉ガスのいくつかに
も反応する非選択性センサーを用いて、計測対象ガス中
の所望ガスの量を明確に決定する方法に関する。この方
法を適用するための条件は、非選択性センサーの反応が
所望ガス濃度の非線形関数であることである。その様な
非選択性ガスセンサーの例としてはフィガロ社製SnO
2センサーが良く知られている。
【0011】ここで非選択性ガスセンサーが、次式に従
って計測対象ガスに含まれる所望ガスX1のみではな
く、干渉ガスX1,X2,..,Xqにも反応するもの
と仮定する。
【0012】
【数1】
【0013】ここでCiは計測対象ガス中のガスXiの
濃度であってf(Ci)はC1の非線形関数である。
【0014】本発明によれば、計測対象ガスの特定の流
束F0は非選択性ガスセンサーに到達する前にある周波
数wで周期的に変調される。所望ガスX1の特定の流束
F1はある周波数w’で変調され、変調された流束F0
に添加される。非選択性ガスセンサーの2つの流束F0
とF1とに対する反応が計測され、周波数ゼロ(DC)
成分と種々の周波数(AC)成分とが、一般的で公知な
電気回路の適切なものによって分離される。計測対象ガ
ス中のガスX1の元の濃度C1は、非選択性センサー出
力のDC成分とAC成分から計算される。
【0015】本発明に基づく装置30の一実施例を図1
に示す。装置30は、構造物50の一部をなすチャンバ
ー32に置かれた非選択性ガスセンサー31を有してい
る。構造物50は、計測対象ガス35を構造物50の中
に入れ、ガスセンサー35に到達させ、構造物50から
出す入口33と出口34とを有している。入口33から
入る計測対象ガス35の流束F0は、流量制御弁36に
より制御することができる。別の実施例においては、計
測対象ガス35は、構造物50(チャンバー32、入口
33および出口34を含む)の幾何学的形状と寸法とに
よって決まる拡散流束によって、構造物50の中で拡散
される。構造物50に入る計測対象ガス35の流束F0
は、モジュレーター42によって、時間変調される。モ
ジュレーター42はある所望の周波数wで周期的に開閉
させるソレノイドバルブで構成することができる。
【0016】モジュレーター42より下流側で、計測対
象ガス35がチャンバー32に入る前に、構造物50へ
の第2入口37を通して、所望ガスX1の既知の流束F
1が計測対象ガス35の流束F0に添加されて混合され
る。例えばガスシリンダーなどの、ガスX1を貯蔵する
適切な供給源38から、ガスX1の流束F1が得られ
る。流束F1は、流量制御弁39により制御されて、モ
ジュレーター40によって時間変調される。モジュレー
ター40は、モジュレーター42の周波数wとは異なる
ように選択された周波数w’で周期的に開閉させるソレ
ノイドバルブで構成することができる。ガスセンサー3
1の出力が計測されてDC成分とAC成分とに分離され
る。計測対象ガス35中のガスX1の未知の濃度C1
は、装置35を校正した後で、計算することができる。
【0017】本発明が、非選択性センサー31を用い
て、どのようにして所望ガスX1の濃度を明確に判断で
きるのかを示すために、以下にいくつかの例を述べる。
しかしながら、これらの実施例は説明目的のためにのみ
述べられているものであって、本発明を限定解釈する意
図がないことを明記しておく。これらの実施例はまた、
センサーの非線型性の種類によっては、計測対象ガスF
0と添加ガスF1の両方を変調することは必要ないこと
も示している。これらの場合においては、流束F0のみ
を変調して流束F1を添加しない、または添加流束F1
のみを変調することでも充分である。
【0018】(例1)次式に示すように、センサーがガ
スX1には非線形に、他のガスX2,X3,...,に
は線形に反応する場合を考察する。
【0019】
【数2】
【0020】計測対象ガスの流束が周波数wで変調され
るとすると、各ガスX1,X2,...,Xqの濃度も
変調される。例えば、その変調が100%の正弦関数の
場合には、計測対象ガス中のモジュレーター42より下
流側のガスX1,X2,...,Xqの濃度は時間とと
もに次式に示すように変化する。
【0021】
【数3】
【0022】この例において、ガスX1の変調流束F1
の添加は必要ない。変調された計測対象ガス35に対す
るガスセンサー31の反応は次式のとおりである。
【0023】
【数4】
【0024】(1−sin wt)の2乗の項を展開す
ると次式のようになる。
【0025】
【数5】
【0026】この結果Sは次式のように表される。
【0027】
【数6】
【0028】周波数2wにおけるガスセンサー31の出
力S(2w)が検出されると、計測対象ガス35中のガ
スX1の未知の濃度C1は次式のように明確に求められ
る。
【0029】
【数7】
【0030】(例2)再び例1を例に採る。計測対象ガ
ス35の流束F0を変調させる代わりに、周波数w’で
変調したガスX1の流束F1を変調した流束F0に添加
させることができる。変調する際に便利なのは次式に示
す単純な正弦変調である。
【0031】
【数8】
【0032】ここでC10とC11とが所望される。ガ
スセンサー31の出力は数9または数10のように与え
られる。
【0033】
【数9】
【0034】
【数10】
【0035】計測された値S(W’)から次式に基づい
て未知の濃度C1を求めることができる。
【0036】
【数11】
【0037】(例3)より一般的なセンサーの反応を次
式のように仮定する。ここで、b1は1ではなく、f
(C2,C3,...,Cq)はC2,C3,...,
Cqの線形関数である。
【0038】
【数12】
【0039】例2のように周波数w’で次式に示すよう
に変調されたガスX1の流束F1を計測対象ガス35の
変調されていない流束F0に添加することができる。
【0040】
【数13】
【0041】そうするとガスセンサー31の出力は次式
のように与えられる。
【0042】
【数14】
【0043】計算を簡単にするために、C10とC11
とはC1よりもかなり小さいと仮定すると、数14の第
1項は次式に示すようにC11/C1の累乗で展開する
ことができる。
【0044】
【数15】
【0045】C10/C1を無視してC11/C1のゼ
ロ乗および一乗を含む項のみを残すと次式のようにな
る。
【0046】
【数16】
【0047】結果としてガスセンサー31の出力はDC
成分S(0)と周波数w’でのAC成分S(w’)とか
ら構成される。計測された値S(w’)に基づいて、ガ
スX1の未知の濃度C1を次式に示すように求めること
ができる。
【0048】
【数17】
【0049】(例4)ガスセンサー31がガスX1だけ
ではなく他のガスX2,X3,...,Xqのいくつか
にも非線形に反応する場合には、計測対象ガス35のみ
を変調するだけでは、他のガスの干渉を避けてガスX1
の濃度C1を決定するには不十分である。例えば、数2
ではなく以下の数18に応じて反応する場合を考察す
る。
【0050】
【数18】
【0051】周波数2wにおけるセンサーの信号出力S
(2w)はガスX1からばかりではなく、他のガス全て
からの影響を受ける。例2と同じように周波数w’で次
式に示すように変調されたガスX1の流束を、計測対象
ガスの流束F0に添加することで、ガスX1の濃度C1
を明確に計測することができる。
【0052】
【数19】
【0053】ここでガスセンサー31の出力は次式のよ
うになる。
【0054】
【数20】
【0055】数11と同じ計算式を用いて周波数w’に
おける出力S(w’)より未知の濃度C1を求めること
ができる。
【0056】(例5)ガスX1とガスX2の次式に示す
関数である出力をする非選択性ガスセンサー31につい
て考察する。
【0057】
【数21】
【0058】ここでnは1以外である。数8で与えられ
るガスX1変調流束F1を計測対象ガス35の流束F0
に添加するとガスセンサー31の反応は次式のようにな
る。
【0059】
【数22】
【0060】再び簡略化のためにC10とC11とがC
1よりもかなり小さいと仮定して例3におけるのと同様
の解析を用いると、ガスセンサー31の反応は次式の様
になる。
【0061】
【数23】
【0062】センサー31の出力のDC成分とAC成分
であるS(0)とS(w’)とから、次式に示すように
ガスX1の濃度を求めることができる。
【0063】
【数24】
【0064】この例においては、濃度C1が判れば、ガ
スX2の濃度C2はS(0)から求めることができる。
【0065】(例6)上記例5のガスセンサー31につ
いて考えるが、ガスセンサー31は他のガスX3,X
4,...,Xqに対して次式に示すように反応する場
合を考察する。
【0066】
【数25】
【0067】数8によって示される変調流束X1が添加
されると、ガスセンサー31の反応は次式のようにな
る。
【0068】
【数26】
【0069】ここでC1は次式のように与えられる。
【0070】
【数27】
【0071】しかしながらこの例においては、比率S
(0)/S(w’)が未知の濃度C2と未知の項f(C
3,C4,...,Cq)を含んでいるので、数27か
ら濃度C1を求めることができない。しかしながらこの
例においても、他のある周波数wにおける計測対象ガス
35の流束F0も変調すれば、濃度C1を求めることが
できる。解析を簡略化するために、n=2でm=2であ
る場合を次式に示すように考える。
【0072】
【数28】
【0073】例1のように計測対象ガスの流束F0が変
調される場合には、計測対象ガス中のガスの濃度Ciは
時間の関数として以下のように表される。
【0074】
【数29】
【0075】次式に示すように添加されるガスX1の流
束F1が変調されると
【0076】
【数30】
【0077】ガスセンサー31の流束F0とF1との混
合気に対する反応は次式のようになる。
【0078】
【数31】
【0079】L=(1+2C10/C1)を用いて数3
1を展開すると、ガスセンサー31を次式のように示す
ことができる。
【0080】
【数32】
【0081】数32は、ガスセンサー31の出力はDC
成分と、いくつかの周波数つまりw,w’、wの積、
w’の積およびwとw’の組み合わせにおけるAC成分
とを有することを表している。干渉ガスX3,...,
Xqの関数であるf(C3,...,Cq)はDC、w
及びwの積における成分を有している。結果として、C
1を計算するためには、周波数が0、w及びwの積以外
の周波数における項が必要である。例えば数32の(2
w+w’)と(3w+w’)を含む項つまり第8項と第
10項とについて考えると、まず第8項については次式
のようになる。
【0082】
【数33】
【0083】以下の公式を用いると
【0084】
【数34】
【0085】周波数2w+w’における項は次式のよう
に得られる。
【0086】
【数35】
【0087】第10項は次式のようになる。
【0088】
【数36】
【0089】以下の公式を用いると
【0090】
【数37】
【0091】周波数3w+w’における項は次式のよう
に得られる。
【0092】
【数38】
【0093】数35と数38とから濃度C1を以下のよ
うに求めることができる。
【0094】
【数39】
【0095】(例7)次式のように例6のガスセンサー
31について再び考察する。なおここでnは1以外であ
る。
【0096】
【数40】
【0097】例6において述べたように、計測対象ガス
35の流束F0に対してガスX1の変調した流束F1を
添加すると、未知の濃度C1を求めることができる。し
かしながら、ガスX2に対するセンサー31の反応も非
線形である(つまりnが1以外である)と、ガスX2に
対しても変調を適用することができる。つまり、最初に
ガスX1の変調した流束F1が上述のように添加され次
式に示すようにセンサーが反応する。
【0098】
【数41】
【0099】
【数42】
【0100】続いて、流束F1が取り除かれてガスX2
の流束F2が添加され、次式に示すように同じ周波数w
(または他の周波数)で変調されてセンサーが反応す
る。
【0101】
【数43】
【0102】
【数44】
【0103】計測された値S1(w)とS2(w)とを
用いて、濃度C1とC2とが数42と数44とから求め
られる。ここで記すべきことは、上述の例においては、
2つの変調された流束F1とF2とを一緒に添加して2
つの異なった周波数wとw’とで変調すると、周波数w
とw’とにおけるACセンサー出力S1(w)とS2
(w)とを計測することで濃度C1とC2とが求められ
るということである。
【0104】(例8)ガスX1に対してだけではなく他
のガスX2,X3,...,Xqに対しても非線形の反
応をする非選択性センサーについて考察する。例えば、
b1,b2,...,bqが1以外であるとすると、次
式のように表される。
【0105】
【数45】
【0106】これらのガスXiが計測対象ガスの中に存
在すれば、その濃度は各ガスXiの変調された流束Fi
を導入することによって求めることができる。この変調
は各流束Fiを異なった周波数wiで順にまたは同時に
行なうことができる。
【0107】例1から8は本発明の内容と本発明が個別
の条件に対してどのように適用されるかを示している。
本発明がどのように実現されるかはその応用分野によっ
て変わってくるのも明らかであろう。
【0108】ガスX1に対するガスセンサーの非線形反
応の種類に応じて、ガスセンサー31のAC信号出力は
添加流束F1の変調時の周波数w’ではなく、w’に関
連(調波か低調波)する他の周波数wsである場合も有
り得る。この周波数wsはガスセンサー31の校正中に
予め求めることができる。ガスセンサー31の使用中に
おいては、センサー出力は周波数ゼロ(つまりDC)と
周波数wsとにおいて計測される。さらに複雑な場合に
おいては、一つ以上の調波または低調波周波数における
センサーのAC成分を計測する必要がある。
【0109】上述の本発明の方法の適用例においては、
変調は正弦波で行われていた。添加ガスの正確な正弦波
変調が必要ではないことは明らかである。他の型の時間
変化波形、例えば方形(ON−OFF)波を用いること
もできる。
【0110】上述の例のいくつかにおいては、C10と
C11とがC1よりもかなり小さいという仮定を用い
て、解析を簡単にした。しかしながら、この仮定が満足
されないとしても、本発明の方法は有効である。
【0111】本発明の方法を有効なものとするために
は、ガスセンサー31が、ガスX1の添加流束F1にお
ける変調を充分に速く検出しなければならない。tをセ
ンサーの反応時間とすると、変調周波数wと先に規定し
たセンサー出力のAC周波数w、w’、wsが全て1/
tよりも小さくなければならない。反応が遅いセンサー
の極端な例では、周波数はゼロに近いように非常に小さ
くなければならない。現実には、このような場合にはガ
スX1の添加流束F1が有りと無しの状態の各々でセン
サーの反応Sを計測することになる。(必要に応じて繰
り返し行なう)数2で示される例1においては、センサ
ーの出力は次式のようになる。
【0112】
【数46】
【0113】
【数47】
【0114】これらに基づいてC1は次式のように求め
られる。
【0115】
【数48】
【0116】ガス35全体の中や構造物50の中でのガ
ス流動がセンサーの反応時間tよりも遅いことが有り得
る。この場合にも変調周波数は1/tよりも小さくなけ
ればならない。一方で、ガス圧力全体を低くすることで
より速いガス流動を得ても良い。
【0117】計測対象ガス35中のガスX1の存在と濃
度を連続的にかつ素早く(つまりセンサー反応時間内
に)計測しなければならない場合には、ガスX1の変調
流束F1の添加または計測対象ガス35の流入流束F0
の変調を連続して実行しなければならない。しかしなが
ら、このことが全ての適用例について必要な訳ではな
い。例えば、計測対象ガス35の中にガスX1と干渉ガ
スX2,X3,...,Xqが定常的に存在していない
場合には、ガスセンサー31は変調なしに機能できる。
計測対象ガス35の中のガスX1,X2,X
3,...,Xqの中の一つがセンサーの出力に大きな
影響を与える場合には、ガスX1が計測対象ガス35中
に存在するのか、当初のセンサー信号は干渉ガスX2,
X3,...,Xqの中の一つの存在に起因するものか
を確かめるために変調手法が用いられる。変調を間欠的
に用いるこの手法は、添加ガスX1をの使用量を削減で
きるという結果をもたらすので好ましい。このようにし
て、ガスX1の供給源38を長時間使用することができ
る。
【0118】図1の実施例を構成する一般的なバルブや
流量制御弁などの個々の部品を使用する際に、嵩張った
り、複雑になったり、コストがかかったりして、適用分
野によっては適切でない場合がある。例えば、自動車な
どの移動体へ適用する場合に、小振りで単純な構造が強
く求められる。そのような構造は、この分野において良
く知られているマイクロファブリケーションを用いて実
現することができる。例えば、シリコン精密加工を用い
て、バルブと流量制御器を有する精密機械構造を製作す
ることができる。この技術は近年非常な進歩を遂げてお
り、シリコン(Si)ウェハー上にガス・クロマトグラ
フなどの機器を完全に実現することができる段階に到達
している。
【0119】本発明の方法を実施する上での制約条件は
ガスX1の供給源38を有する必要があるということで
ある。もし本発明の方法を固定的に用いる場合には、ガ
スX1を収納した一般的なガスシリンダーを用いること
ができる。移動体に用いる場合には、一般的なガスシリ
ンダーを用いることは都合が悪い。しかしながら、精密
加工構造を用いた例に本発明の方法を用いる場合には、
ガスX1の流量は非常に小さいものとなる。この場合に
は小型ガスシリンダーや他の小型ガス供給源が適当であ
る。なお、そのような機器はこの分野においては良く知
られている。例えば、ガスX1が吸着によって格納され
る高表面積材料から、ガスX1を取り出したり、または
特殊原料の分解反応によってや、構造物に格納される非
常に少量の2つの物質の反応によって、ガスX1を得て
も良い。さらにまたガスX1を発生することのできる活
性機器を構造物の中に設けることもできる。例えば、酸
化ジルコニウム(ZeO2)の電気化学セルは、適切な
極性の電流を流すことで大気から酸素(O2)を構造物
の中に導入するのに用いることができる。水(H2O)
の電気分解によって水素H2を導入したり、二酸化炭素
(CO2)の電気分解によりCOを導入することもでき
る。この種の供給源を用いる際には、ガスX1の変調流
束F1をガスX1の発生を変調することで行なえるので
便利である。例えば、ZrO2セルの場合には、セルに
直流を流すのではなく交流を流すことでこれが行なえ
る。また、直流と交流との組み合わせでも良い。
【0120】本発明を実施するにあたり、当業者であれ
ば種々の変形が可能である。例えば、変調周波数やセン
サー出力が計測される時の周波数は、用いられるセンサ
ーの型と種々のガスに対する反応に応じて変わってく
る。正弦波以外の変調も用いることができる。計測対象
ガスには、複数のガスを添加しても良い。適切に変形さ
れた変調方法は、例えガスX1に対するセンサーX1の
反応が線形であっても、干渉ガスに対する反応が非線形
であれば用いることができる。図1に示す実施例もま
た、所望の適用例に対して最も適切となるように変形す
ることができる。
【0121】本発明は、上述の実施例に沿って説明して
きた。今まで用いてきた用語は、説明中の言葉の本質を
表すために用いてきたものであって、限定的に解釈する
意図がないことを理解されたい。
【0122】上記の示唆に基づいて、本発明の種々の改
良と変形が可能である。添付の特許請求の範囲内であれ
ば、明細書に記載以外の方法で本発明を実施しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】計測対象ガスを変調し、変調された計測対象ガ
スに添加する既知量のガスを変調することで、非選択性
ガスセンサーに選択性を付与する本発明の方法を実施す
るために用いられる一実施例の概略図である。
【符号の説明】
31 非選択性ガスセンサー 35 計測対象ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミハエル、ディー、ハーレイ アメリカ合衆国ミシガン州アナーバー、イ エローストン・ドライブ、3343 (72)発明者 リチャード、イー、ソルティス アメリカ合衆国ミシガン州サリン、ケンブ リッジ・ドライブ、9663

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計測対象ガスの中に含まれる所望のガスだ
    けではなく他のガスに対しても反応する非選択性ガスセ
    ンサーに、上記計測対象ガスの中に含まれる上記所望の
    ガス量を計測するために選択性を付与する方法であっ
    て、上記計測対象ガスの流束を第1の周波数で周期的に
    変調する工程と、上記所望ガスの流束を第2の周波数で
    周期的に変調する工程との少なくとも一つを行なう工程
    と、上記計測対象ガスの流束に上記所望ガスの流束を添
    加する工程と、該計測対象ガスの流束と所望ガスの流束
    との混合気に対して上記非選択性ガスセンサーを晒す工
    程と、上記非選択性ガスセンサーの出力を上記周波数が
    ゼロにおいてと、上記周波数がゼロ以外とにおいて計測
    する工程と、該計測されたセンサー出力から計測対象ガ
    スの中の所望ガス濃度を求める工程とからなることを特
    徴とする方法。
JP10134308A 1997-04-30 1998-04-27 非選択性ガスセンサーに選択性を付与する方法 Pending JPH1144666A (ja)

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