JPH114276A - ディジタル信号送受信処理装置及びディジタル信号送受信処理方法 - Google Patents

ディジタル信号送受信処理装置及びディジタル信号送受信処理方法

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JPH114276A
JPH114276A JP9156465A JP15646597A JPH114276A JP H114276 A JPH114276 A JP H114276A JP 9156465 A JP9156465 A JP 9156465A JP 15646597 A JP15646597 A JP 15646597A JP H114276 A JPH114276 A JP H114276A
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隆則 東海林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のディジタル信号送受信処理装置は、送
信フレームと受信フレームのいずれか一方が他方に比べ
て長い場合、長いフレームに対する処理時間が長くな
り、長いフレームに対する処理と短いフレームに対する
処理の間の余裕が一時的に小さくなる、又は、なくなる
という課題があった。 【解決手段】 例えば、受信フレームに比べ送信フレー
ムが長い場合、処理単位決定部101は、受信フレーム
を基に処理単位を決定する。そして、受信フレームに対
するデフレーミング処理は従来と同様にデフレーミング
処理部1bによりフレーム単位の一括処理を行う。一
方、送信フレームに対するフレーミング処理は、分割回
数計算部102が送信フレームを処理単位に分割すると
きの分割回数を計算する。そして、繰り返し処理制御部
103が分割回数分のフレーミング処理を実行するよう
にフレーミング処理部1aを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル通信
におけるディジタル送受信処理を効率よく行う送受信処
理装置に関するものである。特に、フレーミング/デフ
レーミングの処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信においては、所定の長さ
のビット列により構成したフレームを処理の単位として
送受信処理を行う。送信フレームを構成するときは、誤
り訂正符号化、スクランブル、ユニークワード付加など
のディジタル処理が必要となる(以後、これらの処理を
フレーミングと呼ぶ)。一方、フレームを受信するとき
は、上記したようなディジタル処理を解除し、フレーム
から受信情報を抽出する必要がある(以後、これらの処
理をデフレーミングと呼ぶ)。
【0003】図12に、ディジタル送受信処理装置の一
構成例を示す。図12は、“DSP(ディジタルシグナ
ルプロセッサ)を用いた移動体衛星通信用ベースバンド
処理”、電子情報通信学会技術研究報告、SAT96-70の図
2を引用したものである。図12において、フレーミン
グ/デフレーミング処理部1は、回線上のフレームを構
築又は分解する。変調部2は、フレーミング処理部1a
からの信号を用いてキャリア(例えば、搬送波)を変調
する。復調部3は、受信信号からディジタル信号を復調
する。音声コーデック4は、音声データをディジタル信
号に変換する、或いは、その逆を行う。メインプロセッ
サ5は、ディジタル送受信処理装置の中核の処理を行
う。
【0004】図12のように構成されたディジタル送受
信処理装置において、フレーミング処理部1aは、音声
コーデック4、或いは、メインプロセッサ5より送信情
報を受け取って、回線上のフレームを構築し、変調部2
に渡す。一方、デフレーミング処理部1bは、復調部3
より受け取った回線上のフレームをデフレーミングして
抽出したディジタル情報を、音声コーデック4、もしく
は、メインプロセッサ5に渡す。フレーミング/デフレ
ーミング処理部1は、例えば、図13のような構成をな
す。
【0005】フレームの長さは、回線の環境、送受信処
理装置の処理能力、回線効率等の通信条件の優劣を組み
合わせるトレードオフによって決定する。フレームが長
いほど、前処理(例えば、処理を行う前の状態の退避や
処理プログラムの起動等)を行うためのオーバーヘッド
の割合が短くなり、回線効率は向上する。一方、フレー
ム長を長くすることは、それだけ多量の処理を一度に行
う能力を送受信処理装置に要求するという問題をも生じ
させる。この他、無線通信のような、有線通信と比べて
フレーム内のディジタルデータに誤りの生じる確率が高
くなるような回線環境では、長いフレームを使用するこ
とにより情報損失の危険が増すという問題もある。特
に、この発明では、本発明に直接係わる問題として、前
者の問題に注目する。
【0006】高速の通信プロセッサ、又は、ディジタル
シグナルプロセッサ(以後、DSPと呼ぶ)を用いてソ
フトウェアにより、フレーミング/デフレーミング処理
を行う場合、一般に、フレームを所定の処理単位に分断
してフレーミング/デフレーミング処理を行うよりも、
上記処理単位のいくつかを1つにまとめて行う方が、処
理のオーバーヘッドが小さくなる。また、全体の負荷は
小さくなる。実際には、フレーミング/デフレーミング
の処理をしやすい単位であるフレーム単位が選ばれるこ
とが多い。
【0007】図14〜図17に、フレーミング/デフレ
ーミング処理の動作を示すフローチャートを示す。図1
4,図15は、シンボル単位で分断された処理構成を示
す。図16,図17は、フレーム単位で一括された処理
構成を示す。ここでシンボルとは、送受信フレームのデ
ィジタル信号を送る際の時間軸上における最小単位を指
す。例えば、「ディジタルデータを送信するクロック1
周期」が最も近い意味になる(但し、1シンボルで何ビ
ットのデータが送信できるかは、変調方式により異な
る)。図14の71a、図15の71bは、それぞれシ
ンボル単位で分断された処理構成におけるデフレーミン
グ、フレーミングの具体的な処理手順を示している。図
16の15a、図17の15bは、それぞれフレーム単
位で一括された処理構成におけるデフレーミング、フレ
ーミングの具体的な処理手順を示している。図14及び
図15に示すように、シンボル単位の処理71a,71
bでは、1フレーム中に含まれるシンボルの数だけ処理
が繰り返される。そのため、1回の処理を行う毎に、1
フレーム中のシンボル数分の処理が終了かどうかの判断
を行う。即ち、処理を分割し易い反面、処理を繰り返し
行う毎に、終了かどうかの判断が入るので、処理量が増
大する。一方、図16及び図17に示したフレーム単位
の一括処理15a,15bの場合、最初に処理回数を計
算し(処理回数は、1フレーム中に含まれるシンボル数
を基に計算する)、あとは所定の処理回数だけ処理を繰
り返す。DSPのようなプロセッサにおいては、繰り返
し処理を補助するためのループカウンタが内蔵されてい
る。このため、フレーム単位の一括処理における繰り返
し回数の管理は、処理の負荷に影響を与えない。一方、
このような一括処理の場合、最初に処理回数を決定する
ため、処理を途中で分断することが困難となる。
【0008】ところで、SCPC(Single Channel Per
Carrier)方式やFDD(Frequency Division Duplex
)方式のように、上り回線と下り回線で異なる周波数
を用いる場合は、必ずしも両者において同じフレーム構
成を有するとは限らない。例えば、図18は“System s
ervices and architecture of the TMI satellite mobi
le data system”,International Mobile Satellite C
onference 1993,pp.479-484のFigure4を見易く描写し
直したものである。図18に示すように、上り回線と下
り回線でまったく異なる長さのフレームを使用する通信
システムもある。更に、図18の場合、上り回線のフレ
ームだけでも複数種類の長さを取り得る。その中には、
上りバースト3のように、上り回線フレーム長が112
0msあるのに対して、下り回線のフレーム長が238
msであるというような、上り回線の方が下り回線に比
べ、そのフレーム長が相当長くなる場合もある。
【0009】今、特に、上り回線のフレーム長が下り回
線のそれに比べて相当長くなるような場合のフレーミン
グ/デフレーミング処理について考える。図19は、従
来の送受信処理の時間的な流れを示したものである。図
19は、従局又は子機の立場における処理の流れを示し
ている。即ち、下り回線を受信回線とし、上り回線を送
信回線としている。
【0010】ここでは、フレーミング、デフレーミング
の双方の処理を1個のプロセッサにより処理することを
考える。1個のプロセッサにより処理をするということ
は、フレーミング、デフレーミングの処理を並列に行う
ことはできないということである。従って、図19に示
すように、必ずどちらかの処理のみが行われることにな
る。図19において、送受信処理装置は、受信フレーム
24を受信すると、受信フレーム24に対するデフレー
ミング21を行う。その後、次の受信フレームに対する
デフレーミング処理を開始するまで余裕があるので、デ
フレーミング21に続けて送信フレーム25を生成する
ためのフレーミング26を行う。フレーミング26の終
了後、再び受信フレームに対するデフレーミング処理を
行う。フレーミング26とデフレーミング21とは、フ
レーム単位に処理しているので、処理に要する時間はシ
ンボル単位に処理を行うよりも、処理時間が短い。しか
しながら、フレーム長の短い受信フレーム24に対する
デフレーミング21が比較的高い頻度で発生していると
きに、フレーム長が長い送信フレーム25に対するフレ
ーミング26を行おうとすると、図19に示すように、
処理の余裕(「処理の余裕」とは、フレーミング26の
終了から次の受信フレームのデフレーミング処理を開始
するまでの時間である)が非常に小さくなる、又は、な
くなる。受信フレームの長さが送信フレームの長さに比
べて長く、送信フレームが頻繁に発生する場合も、同様
の問題が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル通信
用送受信処理装置は、上記のように動作するので、受信
フレーム、送信フレームの長さが異なる場合に、高い頻
度で発生する短いフレームに対する処理と長いフレーム
に対する処理との間の余裕が、一時的に極めて小さくな
る、又はなくなるという課題があった。図19に示すよ
うな例では、長いフレーム、つまり、送信フレームに対
するフレーミング処理が行えなくなるという問題が発生
する。
【0012】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、ディジタル通信におけるディジタル送受
信処理を効率よく行う送受信処理装置を得ることを目的
とするものである。特に、フレーミング/デフレーミン
グ処理に関する効率のよい方式を得ることを目的とする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ル信号送受信処理装置は、送信フレームを処理するフレ
ーミング処理部と受信フレームを処理するデフレーミン
グ処理部と、上記フレーミング処理部と上記デフレーミ
ング処理部の動作を制御するプロセッサとを備え、送信
フレームの長さが受信フレームの長さに比べて長い信号
を処理するディジタル信号送受信処理装置において、上
記デフレーミング処理部と上記フレーミング処理部とに
おいて処理する処理単位を、受信フレームの長さに基づ
いて決定する処理単位決定部を備えたことを特徴とす
る。
【0014】上記処理単位決定部は、送信フレームの長
さを上記処理単位で分割して、1送信フレームを生成す
るために行うフレーミング処理の回数を計算する分割回
数計算部と、上記分割回数計算部により計算された処理
の回数を満たすまで上記フレーミング処理を繰り返し行
うように制御する繰り返し処理制御部とを備えたことを
特徴とする。
【0015】上記分割回数計算部は、上記計算を行った
ときに発生する余剰分の送信フレームの生成を1処理単
位のフレーミング処理で行うように、フレーミング処理
の回数を計算することを特徴とする。
【0016】上記処理単位決定部は、1処理単位を1受
信フレーム長とすることを特徴とする。
【0017】上記処理単位決定部は、1処理単位を複数
の受信フレーム長とすることを特徴とする。
【0018】上記処理単位決定部は、1処理単位を受信
フレームを所定の長さに分割したビット長とすることを
特徴とする。
【0019】この発明に係るディジタル信号送受信処理
装置は、送信フレームを処理するフレーミング処理部と
受信フレームを処理するデフレーミング処理部と、上記
フレーミング処理部と上記デフレーミング処理部の動作
を制御するプロセッサとを備え、受信フレームの長さが
送信フレームの長さに比べて長い信号を処理するディジ
タル信号送受信処理装置において、上記デフレーミング
処理部と上記フレーミング処理部とを動作させる処理単
位を、送信フレームの長さに基づいて決定する処理単位
決定部を備えたことを特徴とする。
【0020】上記処理単位決定部は、受信フレームの長
さを上記処理単位で分割して、1受信フレームを処理す
るために行うデフレーミング処理の回数を計算する分割
回数計算部と、上記分割回数計算部により計算された処
理の回数を満たすまで上記デフレーミング処理を繰り返
し行うように制御する繰り返し処理制御部とを備えたこ
とを特徴とする。
【0021】上記分割回数計算部は、上記計算を行った
ときに発生する余剰分の受信フレームの処理を1処理単
位のデフレーミング処理で行うように、デフレーミング
処理の回数を計算することを特徴とする。
【0022】上記処理単位決定部は、1処理単位を1送
信フレーム長とすることを特徴とする。
【0023】上記処理単位決定部は、1処理単位を複数
の送信フレーム長とすることを特徴とする。
【0024】上記処理単位決定部は、1処理単位を送信
フレームを所定の長さに分割したビット長とすることを
特徴とする。
【0025】この発明に係るディジタル信号送受信処理
方法は、送信フレームを処理するフレーミング処理工程
と受信フレームを処理するデフレーミング処理工程とを
備え、送信フレームの長さが受信フレームの長さに比べ
て長い信号を処理するディジタル信号送受信処理方法に
おいて、上記フレーミング処理工程と上記デフレーミン
グ処理工程において処理する処理単位を、受信フレーム
の長さに基づいて決定する処理単位決定工程を備えたこ
とを特徴とする。
【0026】上記処理単位決定工程は、送信フレームの
長さを上記処理単位で分割して、1送信フレームを生成
するために行うフレーミング処理の回数を計算する分割
回数計算工程と、上記分割回数計算工程により計算され
た処理の回数を満たすまで上記フレーミング処理を繰り
返し行うように制御する繰り返し処理制御工程を備えた
ことを特徴とする。
【0027】上記分割回数計算工程は、上記計算を行っ
た時に発生する余剰分の送信フレームを1処理単位のフ
レーミング処理で行うように、フレーミング処理の回数
を計算することを特徴とする。
【0028】この発明に係るディジタル信号送受信処理
方法は、送信フレームを処理するフレーミング処理工程
と受信フレームを処理するデフレーミング処理工程とを
備え、受信フレームの長さが送信フレームの長さに比べ
て長い信号を処理するディジタル信号送受信処理方法に
おいて、上記フレーミング処理工程と上記デフレーミン
グ処理工程において処理する処理単位を、送信フレーム
の長さに基づいて決定する処理単位決定工程を備えたこ
とを特徴とする。
【0029】上記処理単位決定工程は、受信フレームの
長さを上記処理単位で分割して、1受信フレームを生成
するために行うフレーミング処理の回数を計算する分割
回数計算工程と、上記分割回数計算工程により計算され
た処理の回数を満たすまで上記デフレーミング処理を繰
り返し行うように制御する繰り返し処理制御工程を備え
たことを特徴とする。
【0030】上記分割回数計算工程は、上記計算を行っ
た時に発生する余剰分の受信フレームを1処理単位のデ
フレーミング処理で行うように、デフレーミング処理の
回数を計算することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.実施の形態1では、送信フレームの長さ
が受信フレームの長さに比べて長いようなディジタル信
号を送受信するディジタル通信システムについて、以下
に説明を行う。図1は、ディジタル信号送受信処理装置
の一部の構成を示すブロック図である。図1に示したデ
ィジタル信号送受信処理装置のその他の構成は、従来の
図12に示した送受信処理装置の構成と同じである。図
1に示す送受信処理装置は、フレーミング/デフレーミ
ング処理部100がフレーミング処理部1aとデフレー
ミング処理部1bの他に、処理単位決定部101を備え
ている。フレーミング処理部1aは、図12に示したフ
レーミング処理1aと同様の処理を行う。また、デフレ
ーミング処理部1bは、図12に示したデフレーミング
処理部1bと同様の処理を行う。処理単位決定部101
は、フレーミング処理部1aによりフレーミング処理さ
れる処理単位とデフレーミング処理部1bによりデフレ
ーミング処理される処理単位とを決定するものである。
更に、処理単位決定部101は、決定した処理単位に基
づいて1送信フレームをフレーミング処理するために行
うフレーミング処理回数を計算するとともに、1受信フ
レームをデフレーミング処理するために行うデフレーミ
ング処理回数を計算する分割回数計算部102と、計算
した分割回数分フレーミング処理、或いは、デフレーミ
ング処理を繰り返すように、フレーミング処理部1a、
或いは、デフレーミング処理部1bの動作を制御する繰
り返し処理制御部103を備える。
【0032】図2は、本発明の実施の形態1におけるデ
フレーミング手順を示したフローチャートである。図3
は、本発明の実施の形態1におけるフレーミング処理の
手順を示したフローチャートである。この実施の形態1
は、受信フレームの長さに比べて、送信フレームの長さ
の方が長い例を説明する。このため、処理単位は、受信
フレームの長さを基本にして処理単位決定部101が決
定するものである。図4は、本発明の実施の形態1にお
けるデフレーミング及びフレーミング処理のタイミング
チャートを示した図である。特に、処理単位決定部10
1が1処理単位を1受信フレーム長とした場合のフレー
ミング/デフレーミング処理のタイミングを表してい
る。図4において、処理単位90は、受信フレーム長と
同じである。このため、受信フレーム24の受信終了
後、デフレーミング処理部1bにおいて、受信フレーム
24に対するデフレーミング21が開始される。デフレ
ーミング21の処理は、図2に示したデフレーミング処
理の手順で行われる。図2のデフレーミング処理15a
は、受信側において行われるフレーム単位の繰り返し処
理である。デフレーミング処理15aは、図16に示し
たフローチャートと同様の処理である。従って、処理回
数の計算151は、メインプロセッサ5が備えるループ
カウンタによって1フレームのシンボル数を計算し、単
位処理152を所定回数繰り返す。
【0033】次に、フレーミング処理について説明す
る。この実施の形態1では、送信フレームの長さの方が
受信フレームの長さよりも長い。このため、1処理単位
を1受信フレームとした。そして、1送信フレームを複
数の処理単位に分けてフレーミング処理を行う。図4に
示す送信フレーム25は、4つの処理単位90に分割さ
れフレーミング処理が行われている。このように、1つ
の送信フレームを複数の処理単位に分けてフレーミング
処理を行う場合、図3のように、まず、分割回数の計算
10を分割回数計算部102により行う。例えば、図4
に示す受信フレームの長さは、15ms/フレームとす
る。また、送信フレームの長さは、55ms/フレーム
とする。分割回数計算部102は、55ms/フレーム
の送信フレームをn個の処理単位(上記に説明したよう
に、この実施の形態1では、1受信フレーム長を1処理
単位としているため、1処理単位は、受信フレーム長で
ある15msとなる)に分割して、n回のフレーミング
処理を行うことによって、1送信フレームを生成するよ
うにフレーミング処理を行う。1処理単位が15msで
あると、55ms/フレームは、 55ms/フレーム÷15ms=3 余り10ms となる。
【0034】上記の計算では、余りが発生するため、余
りを図4の第1周期のフレーミング22においてフレー
ミング処理を行うようすると、分割回数は4回となる。
このため、繰り返し処理制御部103は、1送信フレー
ムを生成するために、4回のフレーミング処理を行うよ
うにフレーミング処理部1aを制御する。続いて、処理
回数の計算11により、所定の長さに分割した送信フレ
ームそれぞれに含まれるシンボル数をフレーミング処理
の処理回数として求める。例えば、1シンボルを5ms
とすると、第1周期のフレーミング処理13では、10
ms分のフレーミング処理を行うため、10ms÷5m
sより、2回の単位処理13aを行うように処理回数が
計算される。また、第2周期以降のフレーミング処理1
4では、それぞれの周期において、15ms分のフレー
ミング処理を行うため、15ms÷5msより、3回の
フレーミング処理行うように処理回数が計算される。
【0035】このように、図3に示した動作は、図18
の例に示したような受信フレームに比べ、送信フレーム
が長い場合に適用される。短い受信フレームに対応する
デフレーミング処理15aは、フレーム単位の一括処理
として行われる。ここでは、従来例と同じように、最初
に処理回数(一般には、シンボル数)を計算し、その処
理回数だけ単位処理を繰り返す。一方、長い送信フレー
ムに対応するフレーミング処理においては、まず、分割
回数計算部102により分割回数の計算10を実行す
る。その後、計算された分割数だけのループ処理12を
実行するように繰り返し処理制御部103が処理の実行
を制御し、分割単位のフレーミング処理13,14を実
行する。
【0036】実施の形態1においては、分割したフレー
ミング処理を行うフレーム長がすべて等しければ、即
ち、送信フレームの長さが受信フレームの整数倍なら
ば、処理回数の計算11による計算が1回で済み、処理
の負荷を軽くできる。しかし、システムによっては、送
信フレームの長さが受信フレームの整数倍にならない場
合がある。このため、図3に示す処理回数の計算11に
おいては、まず、各分割処理における処理回数を求め
る。そして、剰余に相当する処理回数を第1周期の処理
回数としている。即ち、第1周期の処理においては、そ
の処理回数は第2周期以後の処理回数以下の値となる。
第2周期以後は、すべて等しい処理回数とし、処理回数
の再計算を不要とするようにしている。
【0037】図2,図3の手順により行われるデフレー
ミング処理とフレーミング処理を示すタイミングチャー
ト(図4)を、図19の従来技術と比較すると明らかな
ように、送受信処理の余裕91が平均化される。そし
て、あるタイミングにおいて、処理の余裕91がなくな
るという従来技術の課題が解消される。これにより、デ
ィジタル通信におけるディジタル送受信信号を効率よく
処理するディジタル信号送受信処理装置を得ることがで
きる。
【0038】図4に示したタイミングチャートでは、処
理単位90は、1受信フレーム長としていた。しかし、
2受信フレームを1処理単位90とすることも可能であ
る。図5は、2受信フレームを1処理単位とした場合の
デフレーミング/フレーミング処理のタイミングチャー
トを示す図である。図5において、処理単位90は、2
つの受信フレーム24よりなる。例えば、1受信フレー
ムのフレーム長を15msとする。図2に示したデフレ
ーミング処理15aは、2受信フレーム分の処理を行う
ものとする。2受信フレームの処理回数(シンボル数)
を処理回数の計算151で計算する。1シンボルを5m
sとすると、処理回数は、 15ms/フレーム×2÷5ms=6回 となる。従って、図5のデフレーミング21aは、6回
のデフレーミング処理を表している。
【0039】また、図5の送信フレーム25のフレーム
長を、例えば、105ms/フレームとする。図3に示
した分割回数の計算10では、分割回数計算部102が
送信フレーム25を処理単位に分割する。分割回数は、 105ms/フレーム÷30ms(1処理単位)=3
余り15ms となる。しかし、余りが15msとなるので、分割回数
は4回とする。続いて、処理回数の計算11において、
処理単位毎の処理回数(シンボル数)を計算する。1シ
ンボルを5msとすると、処理回数は、 30ms÷5ms=6回 となる。また、余りが15msあるので、15ms分の
フレーミング処理では、処理回数は、 15ms÷5ms=3回 となる。従って、図3の第1周期のフレーミング処理1
3は、単位処理13aを3回繰り返す。そして、第2周
期以降のフレーミング処理14は、3回繰り返される。
更に、各周期における単位処理14aは、6回繰り返さ
れる。従って、図5に示した第1周期のフレーミング2
2aでは、単位処理13aが3回繰り返される。第2周
期以後のフレーミング23aでは、単位処理14aがそ
れぞれの周期において6回繰り返される。このように、
送信フレーム25は、4個の処理単位に分割されて処理
されることになる。
【0040】また、処理単位90は、受信フレームを所
定のBit長に分割した長さに定めることができる。図
6は、受信フレームを所定のBit長に分割して、処理
単位を定めたデフレーミング/フレーミング処理のタイ
ミングチャートを示す図である。図6において、受信フ
レーム24は、例えば、1000Bitであり、処理単
位90は、受信フレーム24を500Bitに分割す
る。図2に示したデフレーミング処理15aは、500
Bit(1/2受信フレーム)分の受信フレームをデフ
レーミング処理する。例えば、1シンボルを100Bi
tとすると、処理回数の計算151では、処理回数(シ
ンボル数)を、 500Bit÷100Bit=5回 と計算する。このため、図2の単位処理152は、5回
繰り返される。従って、図6のデフレーミング21b
は、500Bit分の受信フレームを処理することにな
り、ここでは、5回の単位処理が繰り返し行われる。
【0041】また、図6の送信フレーム25のフレーム
長を、例えば、1600Bitとする。図3に示した分
割回数の計算10では、分割回数計算部102が送信フ
レーム25を処理単位に分割する。分割回数は、 1600Bit/フレーム÷500Bit(1処理単
位)=3 余り100Bit となる。しかし、余りが100Bitとなるので、分割
回数は4回となる。続いて、処理回数の計算11におい
て、処理単位毎の処理回数(シンボル数)を計算する。
1シンボルを100Bitとすると、処理回数の計算1
1では、 500Bit÷100Bit=5回 と処理回数が求められる。但し、余りが100Bitあ
るので、余りについては、 100Bit÷100Bit=1回 と処理回数が求められる。従って、図3の第1周期のフ
レーミング処理13では、余り100Bitについての
フレーミング処理を行うため、単位処理13aを1回行
う。即ち、図6の第1周期のフレーミング22bでは、
1回の単位処理13aを行う。また、図3のフレーミン
グ処理14は、図6の第2周期以後のフレーミング23
bに該当し、3回繰り返されることになる。また、第2
周期以後の各周期における単位処理14aは、5回繰り
返されることになる。
【0042】以上のように、実施の形態1では、送信フ
レームの長さが受信フレームの長さに比べて、長い信号
を処理するディジタル信号送受信処理装置において、受
信のディジタル処理単位をその1つ、もしくは、複数の
フレーム、又は、フレームを所定の単位に分割したビッ
ト長として処理単位を実行し、送信のディジタル処理単
位を受信のディジタル処理単位に分割して実行すること
を特徴としたディジタル信号送受信処理装置を説明し
た。また、送信処理の単位を受信処理の単位毎に等しく
なるように分割し、分割の剰余となる送信処理を1受信
処理単位で実行することを特徴としたディジタル信号送
受信処理装置を説明した。
【0043】そして、上記したような特徴を持つディジ
タル信号送受信処理装置は、受信のディジタル処理単位
をその1つ、もしくは、複数のフレーム、又は、フレー
ムを所定の単位に分割したビット長として処理単位を実
行し、送信のディジタル処理単位を受信のディジタル処
理単位に分割して実行することにより、長い処理時間を
必要とする送信のディジタル処理を分散させ、一時的に
処理の余裕が極めて少なくなる、又は、なくなるという
課題を解消することができる。また、分割の剰余となる
送信処理を1受信処理単位において実行することによ
り、長い処理時間を必要とする送信のディジタル処理を
分散させ、一時的に処理の余裕が極めて少なくなる、又
は、なくなるという課題を解消することができる。ま
た、分割単位毎の処理回数を計算する手間が1回だけと
なり、更に、処理の負荷を軽減することができる。
【0044】実施の形態2.実施の形態1においては、
送信フレームの長さが受信フレームの長さに比べ長い場
合について、フレーミング処理を分割する例について説
明した。実施の形態2においては、受信フレームの長さ
が送信フレームの長さに比べ長い場合の送受信処理装置
を説明する。受信フレームの長さ>送信フレームの長さ
であるフレーム構成は、例えば、無線通信の基準局又は
基地局の送受信処理に係わる問題となる。本発明の実施
の形態2における装置の構成は、図1と同じである。図
7は、本発明の実施の形態2におけるデフレーミング処
理の手順を示したフローチャートである。図8は、本発
明の実施の形態2におけるフレーミング処理の手順を示
したフローチャートである。図7は、上記実施の形態1
の図3と同じ手順である。また、図8は、上記実施の形
態1の図2と同じ手順である。実施の形態2は、受信フ
レームの長さが送信フレームの長さに比べて長い例を説
明するため、図7に示すように、デフレーミング処理で
分割回数の計算が発生する。図7において、30は受信
フレームを処理単位に分割する分割回数を計算する処理
である。31は分割単位毎の処理回数を計算する処理で
ある。32は繰り返し処理制御部103により、分割回
数の計算30で求められた分割回数分行われるデフレー
ミング処理部1bによるデフレーミング処理である。3
3は分割回数の計算30で分割回数を計算したとき、余
剰が発生した場合に、余剰分の受信フレームを第1周期
として処理を行うデフレーミング処理である。34は分
割回数の計算30で計算された分割回数分の処理を繰り
返すデフレーミング処理である。分割回数の計算30で
余剰が発生した場合、余剰分のデフレーミング処理は、
第1周期で行うものとした。このため、処理単位分のデ
フレーミング処理は、第2周期以後のデフレーミング処
理34で繰り返し行うものとする。図8の15bは、1
処理単位におけるフレーミング処理である。
【0045】送信フレームの長さに比べて、受信フレー
ムの長さの方が長い信号を処理するディジタル信号送受
信処理装置では、例えば、1送信フレームの長さを処理
単位として、1つの処理単位で1送信フレームの処理を
行う。図8は、1処理単位の送信フレームをフレーミン
グ処理する手順である。図8では、従来例と同じよう
に、最初に処理回数(一般には、シンボル数)を計算
し、その処理回数だけ単位処理154を繰り返す。例え
ば、図9に示したタイミングチャートでは、1送信フレ
ーム28を1処理単位90としている。このため、フレ
ーミング41では、1送信フレーム28を処理してい
る。例えば、送信フレームの長さは、15msとして、
処理単位を15msとする。また、1シンボルを5ms
とする。図8の処理回数の計算153は、15ms/フ
レーム÷5ms=3回と計算される。これにより、単位
処理154は、3回繰り返されることになる。従って、
図9のフレーミング41は、単位処理154を3回繰り
返して、1送信フレーム分の処理を行っていることにな
る。
【0046】一方、長い受信フレームに対応するデフレ
ーミング処理においては、まず、図7の分割回数の計算
30によって、分割回数計算部102が受信フレームを
処理単位に分割する分割回数を計算する。そして、処理
回数の計算31によって、1処理単位毎のシンボル数の
計算を行う。その後、計算された分割回数分のデフレー
ミング処理32を実行する。例えば、図9に示したタイ
ミングチャートでは、1処理単位を1送信フレームとし
て15msとしていた。このため、受信フレーム127
の長さが55msとすると、分割回数は、 55ms/フレーム÷15ms(1処理単位)=3回
余り10ms となる。しかし、余りが10ms発生する。10ms分
の受信フレームは、1回の処理単位において、デフレー
ミング処理を行うので、分割回数は4回となる。従っ
て、図7のデフレーミング処理は、第1周期のデフレー
ミング処理33によって余りの10ms分のデフレーミ
ング処理を行い、第2周期目以降のデフレーミング処理
34で、15ms分のデフレーミング処理を3回行うこ
とになる。図9の受信フレーム27は、第1周期のデフ
レーミング42と第2周期以後のデフレーミング43に
よって処理されることになる。また、1シンボルを5m
sとすると、第1周期の処理回数(シンボル数)は、 10ms÷5ms=2回 となる。そして、第2周期以後の各処理単位での単位処
理回数は、 15ms÷5ms=3回 となる。
【0047】このように、実施の形態2においても、実
施の形態1と同様に、受信フレームの長さが送信フレー
ムの整数倍にならず、処理を等分できない場合がある。
この場合は、図7に示すデフレーミング手順において、
1受信フレームを処理単位に分割して、分割したときの
剰余に相当する処理を第1周期で処理するようにしてい
る。即ち、第1周期の処理においては、その処理回数は
第2周期以後の処理回数以下の値となる。第2周期以後
のデフレーミング処理では、すべて等しい処理回数と
し、処理回数の再計算を不要とするようにしている。こ
れらの動作は、実施の形態1におけるフレーミング処理
と同様である。
【0048】図9のデフレーミング/フレーミング処理
と図19の従来技術とを比較すると、送受信処理の余裕
91が平均化され、あるタイミングにおいて処理の余裕
91がなくなるという従来技術の課題が解消される。こ
れにより、ディジタル通信におけるディジタル送受信信
号を効率よく処理するディジタル信号送受信処理装置を
得ることができる。
【0049】また、図9では、1送信フレームの長さを
1処理単位とする例について説明した。しかし、例え
ば、2送信フレーム分の長さを1処理単位90とするこ
ともできる。図10に、2送信フレームの長さを1処理
単位90としたタイミングチャートを示す。図10にお
いて、処理単位90は、2つの送信フレーム28よりな
る。例えば、1送信フレームのフレーム長を15msと
する。図8に示したフレーミング処理15bは、2送信
フレーム分の処理を行うものとする。2送信フレームの
処理回数(シンボル数)を、処理回数の計算153で計
算する。1シンボルを5msとすると、処理回数は、 15ms/フレーム×2÷5ms=6回 となる。従って、フレーミング処理部1aにおける単位
処理154は、1処理単位で6回繰り返される。図10
のフレーミング41aは、6回の単位処理を行っている
ことを表している。
【0050】また、図10の受信フレーム27のフレー
ム長を、例えば、105ms/フレームとする。図7に
示した分割回数の計算30では、分割回数計算部102
が受信フレーム27を処理単位に分割する。分割回数
は、 105ms/フレーム÷30ms(1処理単位)=3
余り15ms となる。しかし、余りが15msとなるので、分割回数
は4回となる。続いて、処理回数の計算31において、
処理単位毎の処理回数(シンボル数)を計算する。1シ
ンボルを5msとすると、処理回数は、 30ms÷5ms=6回 となる。また、余りが15msとなるので、15ms分
のデフレーミング処理では、 15ms÷5ms=3回 となる。従って、図7の第1周期のデフレーミング処理
33は、単位処理33aを3回繰り返されることにな
る。そして、第2周期以降のデフレーミング処理34
は、3回繰り返され、各周期における単位処理34a
は、6回繰り返されることになる。図10の第1周期の
デフレーミング42aは、図7の第1周期のデフレーミ
ング処理33に該当し、単位処理33aを3回繰り返し
ている。また、図10の第2周期以後のデフレーミング
43aは、図7の第2周期以降のデフレーミング処理3
4に該当し、各周期における単位処理34aは、6回繰
り返されている。このように、受信フレーム27は、4
個の処理単位に分割されて処理されることになる。
【0051】また、処理単位90を、送信フレームを所
定のBit長に分割した長さに定めることができる。図
11は、送信フレームを所定のBit長に分割して処理
単位を定めたデフレーミング/フレーミング処理のタイ
ミングチャートを示す図である。図11において、1送
信フレーム28は、例えば、1000Bitであり、処
理単位90は、1送信フレーム28を500Bitずつ
に分割して500Bitとする。図11に示したフレー
ミング41bは、図8に示したフレーミング処理の手順
によって500Bit分の送信フレームを生成するフレ
ーミング処理である。例えば、1シンボルを100Bi
tとすると、処理回数の計算153は、 500Bit÷100Bit=5回 と計算される。このため、図11のフレーミング41b
では、単位処理154を5回繰り返す。
【0052】また、図11の受信フレーム27のフレー
ム長を、例えば、1600Bitとする。処理単位90
は、500Bitとしていたので、分割回数の計算30
で計算される分割回数は、 1600Bit/フレーム÷500Bit(1処理単
位)=3 余り100Bit となる。しかし、余りが100Bitとなるので、分割
回数は4回となる。つまり、受信フレーム27は、4つ
の処理単位に分割されてデフレーミング処理を行うこと
になる。また、処理回数の計算31では、1シンボルを
100Bitとすると、 500Bit÷100Bit=5回 という処理回数が計算される。また、余りの100Bi
tについては、 100Bit÷100Bit=1回 という処理回数が求められる。従って、余りの100B
itを第1周期のデフレーミング処理によって処理しよ
うとすると、デフレーミング処理33は、1回の単位処
理33aを行うことになる。図11の第1周期のデフレ
ーミング42bは、100Bit分の受信フレームを1
回の単位処理33aによって処理している。また、第2
周期以後のデフレーミング43bは、図7の第2周期以
降のデフレーミング処理34に該当し、各周期毎に5回
の単位処理34aを繰り返し行うことになる。また、分
割回数が4回であったので、第2周期以後のデフレーミ
ング43bは、第2,第3,第4周期の3つの周期とな
る。
【0053】以上のように、実施の形態2では、受信フ
レームの長さが送信フレームの長さに比べて、長い信号
を処理するディジタル信号送受信処理装置において、送
信のディジタル処理単位をその1つ、もしくは、複数の
フレーム、又は、フレームを所定の単位に分割したビッ
ト長として処理単位を実行し、受信のディジタル処理単
位を送信のディジタル処理単位に分割して実行すること
を特徴としたディジタル信号送受信処理装置を説明し
た。
【0054】また、受信処理の単位を送信処理の単位毎
に等しくなるように分割し、分割の剰余となる受信処理
を1送信処理単位で実行することを特徴としたディジタ
ル信号送受信処理装置を説明した。
【0055】そして、上記したような特徴を持つディジ
タル信号送受信処理装置は、送信のディジタル処理単位
をその1つ、もしくは、複数のフレーム、又は、フレー
ムを所定の単位に分割したビット長として処理単位を実
行し、受信のディジタル処理単位を送信のディジタル処
理単位に分割して実行することにより、長い処理時間を
必要とする受信のディジタル処理を分散させ、一時的に
処理の余裕が極めて少なくなる、又は、なくなるという
課題を解消することができる。また、分割の剰余となる
受信処理を1送信処理単位において実行することによ
り、長い処理時間を必要とする受信のディジタル処理を
分散させ、一時的に処理の余裕が極めて少なくなる、又
は、なくなるという課題を解消することができる。ま
た、分割単位毎の処理回数を計算する手間が1回だけと
なり、更に、処理の負荷を軽減することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明のディジタル信
号送受信処理装置は、受信のディジタル処理単位をその
1つ、もしくは、複数のフレーム、又は、フレームを所
定の単位に分割したビット長として処理単位を実行し、
送信のディジタル処理単位を受信のディジタル処理単位
に分割して実行することにより、長い処理時間を必要と
する送信のディジタル処理を分散させ、一時的に処理の
余裕が極めて少なくなる、又は、なくなるという課題を
解消できる効果がある。
【0057】また、分割の剰余となる送信処理を1受信
処理単位において実行する。このことにより、長い処理
時間を必要とする送信のディジタル処理を分散させ、一
時的に処理の余裕が極めて少なくなる、又は、なくなる
という課題を解消することができる。また、剰余が発生
しなければ、分割単位毎の処理回数を計算する手間が1
回だけとなり、更に、処理の負荷を軽減することができ
る効果がある。
【0058】また、送信のディジタル処理単位をその1
つ、もしくは、複数のフレーム、又は、フレームを所定
の単位に分割したビット長として処理単位を実行し、受
信のディジタル処理単位を送信のディジタル処理単位に
分割して実行する。このことにより、長い処理時間を必
要とする受信のディジタル処理を分散させ、一時的に処
理の余裕が極めて少なくなる、又は、なくなるという課
題を解消できる効果がある。
【0059】分割の剰余となる受信処理を1送信処理単
位において実行する。このことにより、長い処理時間を
必要とする受信のディジタル処理を分散させ、一時的に
処理の余裕が極めて少なくなる、又は、なくなるという
課題を解消することができる。また、剰余が発生しなけ
れば、分割単位毎の処理回数を計算する手間が1回だけ
となり、更に、処理の負荷を軽減することができる。
【0060】また、処理単位決定工程を備えたことによ
り、所定の処理単位を設定することが可能である。例え
ば、受信フレームのフレーム長に基づいて処理単位を決
定すれば、受信フレームに比べて長い送信フレームを処
理するフレーミング処理を分散させることができ、処理
の余裕が少なくなるという課題を解消できる効果があ
る。
【0061】また、決定した処理単位に基づいて送信フ
レームを分割する場合、余剰が発生すると、余剰分の送
信フレームを1処理単位のフレーミング処理で行うよう
にした。このため、送信フレームの長さが受信フレーム
の長さに対して正数倍でない場合も、送信フレームを所
定の処理単位に分割してフレーミング処理を行うことが
できる効果がある。
【0062】また、処理単位決定工程を備えたことによ
り、所定の処理単位を設定することが可能である。例え
ば、送信フレームのフレーム長に基づいて処理単位を決
定すれば、送信フレームに比べて長い受信フレームを処
理するデフレーミング処理を分散させることができ、処
理の余裕が少なくなるという課題を解消できる効果があ
る。
【0063】また、決定した処理単位に基づいて受信フ
レームを分割する場合、余剰が発生すると、余剰分の受
信フレームを1処理単位のデフレーミング処理で行うよ
うにした。このため、受信フレームの長さが送信フレー
ムの長さに対して正数倍でない場合も、受信フレームを
所定の処理単位に分割してデフレーミング処理を行うこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のディジタル信号送受信処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のデフレーミング処理
の手順を示すフローチャート図である。
【図3】 本発明の実施の形態1のフレーミング処理の
手順を示すフローチャート図である。
【図4】 本発明の実施の形態1のデフレーミング/フ
レーミングの動作を示すタイミングチャート図である。
【図5】 本発明の実施の形態1のデフレーミング/フ
レーミングの動作を示すタイミングチャート図である。
【図6】 本発明の実施の形態1のデフレーミング/フ
レーミングの動作を示すタイミングチャート図である。
【図7】 本発明の実施の形態2のデフレーミング処理
の手順を示すフローチャート図である。
【図8】 本発明の実施の形態2のフレーミング処理の
手順を示すフローチャート図である。
【図9】 本発明の実施の形態2のデフレーミング/フ
レーミングの動作を示すタイミングチャート図である。
【図10】 本発明の実施の形態2のデフレーミング/
フレーミングの動作を示すタイミングチャート図であ
る。
【図11】 本発明の実施の形態2のデフレーミング/
フレーミングの動作を示すタイミングチャート図であ
る。
【図12】 従来技術に係わるディジタル信号送受信処
理装置の基本構成図である。
【図13】 フレーミング/デフレーミング処理の構成
例を示す図である。
【図14】 従来のデフレーミング処理を表すフローチ
ャート図である。
【図15】 従来のフレーミング処理を表すフローチャ
ート図である。
【図16】 従来のデフレーミング処理を表すフローチ
ャート図である。
【図17】 従来のフレーミング処理を表すフローチャ
ート図である。
【図18】 ディジタル通信フレームの構成例を示す図
である。
【図19】 従来のフレーミング/デフレーミング処理
を示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 フレーミング/デフレーミング処理部、1a フレ
ーミング処理部、1bデフレーミング処理部、2 変調
部、3 復調部、4 音声コーデック、5メインプロセ
ッサ、21,21a,21b デフレーミング、22,
22a,22b 第1周期のフレーミング、23,23
a,23b 第2周期以後のフレーミング、24,27
受信フレーム、25,28 送信フレーム、26,4
1,41a,41b フレーミング、42,42a,4
2b 第1周期のデフレーミング、43,43a,43
b 第2周期以後のデフレーミング、100 フレーミ
ング/デフレーミング処理部、101 処理単位決定
部、102 分割回数計算部、103 繰り返し処理制
御部。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信フレームを処理するフレーミング処
    理部と受信フレームを処理するデフレーミング処理部
    と、上記フレーミング処理部と上記デフレーミング処理
    部の動作を制御するプロセッサとを備え、送信フレーム
    の長さが受信フレームの長さに比べて長い信号を処理す
    るディジタル信号送受信処理装置において、 上記デフレーミング処理部と上記フレーミング処理部と
    において処理する処理単位を、受信フレームの長さに基
    づいて決定する処理単位決定部を備えたことを特徴とす
    るディジタル信号送受信処理装置。
  2. 【請求項2】 上記処理単位決定部は、送信フレームの
    長さを上記処理単位で分割して、1送信フレームを生成
    するために行うフレーミング処理の回数を計算する分割
    回数計算部と、上記分割回数計算部により計算された処
    理の回数を満たすまで上記フレーミング処理を繰り返し
    行うように制御する繰り返し処理制御部とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のディジタル信号送受信処理
    装置。
  3. 【請求項3】 上記分割回数計算部は、上記計算を行っ
    たときに発生する余剰分の送信フレームの生成を1処理
    単位のフレーミング処理で行うように、フレーミング処
    理の回数を計算することを特徴とする請求項2記載のデ
    ィジタル信号送受信処理装置。
  4. 【請求項4】 上記処理単位決定部は、1処理単位を1
    受信フレーム長とすることを特徴とする請求項1記載の
    ディジタル信号送受信処理装置。
  5. 【請求項5】 上記処理単位決定部は、1処理単位を複
    数の受信フレーム長とすることを特徴とする請求項1記
    載のディジタル信号送受信処理装置。
  6. 【請求項6】 上記処理単位決定部は、1処理単位を受
    信フレームを所定の長さに分割したビット長とすること
    を特徴とする請求項1記載のディジタル信号送受信処理
    装置。
  7. 【請求項7】 送信フレームを処理するフレーミング処
    理部と受信フレームを処理するデフレーミング処理部
    と、上記フレーミング処理部と上記デフレーミング処理
    部の動作を制御するプロセッサとを備え、受信フレーム
    の長さが送信フレームの長さに比べて長い信号を処理す
    るディジタル信号送受信処理装置において、 上記デフレーミング処理部と上記フレーミング処理部と
    を動作させる処理単位を、送信フレームの長さに基づい
    て決定する処理単位決定部を備えたことを特徴とするデ
    ィジタル信号送受信処理装置。
  8. 【請求項8】 上記処理単位決定部は、受信フレームの
    長さを上記処理単位で分割して、1受信フレームを処理
    するために行うデフレーミング処理の回数を計算する分
    割回数計算部と、上記分割回数計算部により計算された
    処理の回数を満たすまで上記デフレーミング処理を繰り
    返し行うように制御する繰り返し処理制御部とを備えた
    ことを特徴とする請求項7記載のディジタル信号送受信
    処理装置。
  9. 【請求項9】 上記分割回数計算部は、上記計算を行っ
    たときに発生する余剰分の受信フレームの処理を1処理
    単位のデフレーミング処理で行うように、デフレーミン
    グ処理の回数を計算することを特徴とする請求項8記載
    のディジタル信号送受信処理装置。
  10. 【請求項10】 上記処理単位決定部は、1処理単位を
    1送信フレーム長とすることを特徴とする請求項7記載
    のディジタル信号送受信処理装置。
  11. 【請求項11】 上記処理単位決定部は、1処理単位を
    複数の送信フレーム長とすることを特徴とする請求項7
    記載のディジタル信号送受信処理装置。
  12. 【請求項12】 上記処理単位決定部は、1処理単位を
    送信フレームを所定の長さに分割したビット長とするこ
    とを特徴とする請求項7記載のディジタル信号送受信処
    理装置。
  13. 【請求項13】 送信フレームを処理するフレーミング
    処理工程と受信フレームを処理するデフレーミング処理
    工程とを備え、送信フレームの長さが受信フレームの長
    さに比べて長い信号を処理するディジタル信号送受信処
    理方法において、 上記フレーミング処理工程と上記デフレーミング処理工
    程において処理する処理単位を、受信フレームの長さに
    基づいて決定する処理単位決定工程を備えたことを特徴
    とするディジタル信号送受信処理方法。
  14. 【請求項14】 上記処理単位決定工程は、送信フレー
    ムの長さを上記処理単位で分割して、1送信フレームを
    生成するために行うフレーミング処理の回数を計算する
    分割回数計算工程と、 上記分割回数計算工程により計算された処理の回数を満
    たすまで上記フレーミング処理を繰り返し行うように制
    御する繰り返し処理制御工程を備えたことを特徴とする
    請求項13記載のディジタル信号送受信処理方法。
  15. 【請求項15】 上記分割回数計算工程は、上記計算を
    行った時に発生する余剰分の送信フレームを1処理単位
    のフレーミング処理で行うように、フレーミング処理の
    回数を計算することを特徴とする請求項14記載のディ
    ジタル信号送受信処理方法。
  16. 【請求項16】 送信フレームを処理するフレーミング
    処理工程と受信フレームを処理するデフレーミング処理
    工程とを備え、受信フレームの長さが送信フレームの長
    さに比べて長い信号を処理するディジタル信号送受信処
    理方法において、 上記フレーミング処理工程と上記デフレーミング処理工
    程において処理する処理単位を、送信フレームの長さに
    基づいて決定する処理単位決定工程を備えたことを特徴
    とするディジタル信号送受信処理方法。
  17. 【請求項17】 上記処理単位決定工程は、受信フレー
    ムの長さを上記処理単位で分割して、1受信フレームを
    生成するために行うフレーミング処理の回数を計算する
    分割回数計算工程と、 上記分割回数計算工程により計算された処理の回数を満
    たすまで上記デフレーミング処理を繰り返し行うように
    制御する繰り返し処理制御工程を備えたことを特徴とす
    る請求項16記載のディジタル信号送受信処理方法。
  18. 【請求項18】 上記分割回数計算工程は、上記計算を
    行った時に発生する余剰分の受信フレームを1処理単位
    のデフレーミング処理で行うように、デフレーミング処
    理の回数を計算することを特徴とする請求項17記載の
    ディジタル信号送受信処理方法。
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WO2001006728A1 (en) * 1999-07-14 2001-01-25 Wuhan Research Institute Of Posts And Telecommunications, M.I.I. Data transmission apparatus and method for transmitting data between physical layer side device and network layer device
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