JPH1141171A - 光伝送システム - Google Patents

光伝送システム

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JPH1141171A
JPH1141171A JP9193770A JP19377097A JPH1141171A JP H1141171 A JPH1141171 A JP H1141171A JP 9193770 A JP9193770 A JP 9193770A JP 19377097 A JP19377097 A JP 19377097A JP H1141171 A JPH1141171 A JP H1141171A
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JP
Japan
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signal
oscillator
mixer
optical
transmission system
Prior art date
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Pending
Application number
JP9193770A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Sunaga
義則 須永
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位相ノイズや信号歪みの少ない広帯域FM変調
器を用いた、低コストで光分岐数の多い光伝送システム
を実現すること。 【解決手段】多チャンネルのAM映像信号を広帯域FM
変調器により一括してFM映像信号に変換して映像伝送
を行なうように構成して成る光伝送システムにおいて、
前記広帯域FM変調器は、ミリ波帯の第一の電圧制御発
振器と、ミリ波帯の局部発振器と、前記2台の発振器の
信号を混合するミキサと、該ミキサの出力信号の中から
特定の周波数成分を取り出すフィルタとを具備して成る
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多チャンネルのA
M映像信号を一括してFM映像信号に変換して、映像伝
送を行なう光伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光加入者系では多チャンネルのA
M(Amplitude Modulation)映像信号を一括してFM
(Frequency Modulation)映像信号に変換して映像伝送
を行う方式が検討されている。図3は、その光伝送シス
テムの一構成図である。このシステムはFM変調器3
1、光送信器32、光分配器33、光ファイバ34、加
入者35より構成されている。加入者35は、光受信器
36、FM復調器37、受像機38より構成されてい
る。
【0003】多チャンネルのAM映像信号41はFM変
調器31により、FM映像信号42に一括して変換さ
れ、この信号は光送信器32によって光信号に変換され
る。光信号は光分配器33にて多数に分配され、光ファ
イバ34を通して各加入者に送られる。加入者35で
は、光信号は光受信器36で電気信号に変換された後、
FM復調器37で多チャンネルAM映像信号43に復調
され、受像機38へと送られる。
【0004】一般に、FM信号はAM信号に比べて雑音
に強いため、光受信器36への光入力レベルが小さく、
受信信号のS/N比(信号対雑音比)が低くても映像の
劣化が少ないという特徴がある。このため、FM信号を
用いて伝送を行えば光分岐数を多くすることができ、加
入者1軒当たりの伝送システムコストを低く抑えること
が可能である。
【0005】しかし、通常家庭で使用されている受像機
はFM受信器は備えておらず、AM受信器のみである。
このため、各家庭にFM映像信号をそのまま配信しよう
とするならば、各家庭の受像機毎にFM受信器を取り付
ける必要がある。
【0006】ここで、図3に示したシステムにおいては
前述のように、放送局で多チャンネルAM映像信号41
を一括してFM映像信号42に変換し、光伝送の部分だ
けこのFM映像信号42で伝送し、家庭内のFM復調器
37で一括して復調する方式であるから、各家庭内の受
像機38に入力される信号は多チャンネルのAM映像信
号43となる。このため、家庭内では通常のCATVや
地上波放送を視聴するのと何ら変わらない方法で選局、
視聴することができる。
【0007】上記の光伝送システムではFM変調器31
をどのように構成するかが重要な課題となる。AM映像
信号41は数十のチャネル数を確保する必要があるため
変調信号は数百MHzとなる。また、FM伝送による対
ノイズ性はFM信号の占有帯域幅が広いほど向上し、図
3のシステムにおいて実用上のメリットを得るには、F
M信号の占有帯域幅、キャリア周波数とも数GHz程度
を確保することが必要である。このように変調信号の帯
域、FM信号の占有帯域とも非常に広いため、通常用い
られる電子回路のFM変調回路では対応は難しい。
【0008】図4は、従来技術による広帯域FM変調器
の一構成図である。この変調器は、波長変調用光源21
と、局部発振用光源22と、光合波器24と、フォトダ
イオード25とから構成されている。波長変調用光源2
1にはDFB−LD(分布帰還型レーザダイオード)を
用いる。
【0009】波長変調用光源21への変調信号はバイア
ス電流に重畳して加えられる。この時、変調信号の振幅
は順方向電流全体に比べて十分小さい。電流が変動する
と、波長変調用光源21のチャープにより電流変動に合
わせて発振波長がわずかに変動し、これにより光波長変
調信号が得られる。局部発振用光源22を波長変調用光
源21の発振波長の近傍波長で発光させ、光合波器24
でこの光波長変調信号と合波する。その結果、2つの光
の光周波数の差に等しいビートが発生し、これをフォト
ダイオード25により検波することにより、ビート周波
数に等しいキャリア周波数を持つFM電気信号が得られ
る。波長変調用光源21の光波長の変調幅は変化率とし
て小さいものであるが、光の周波数は数百THzと極め
て高いため、周波数にして数GHzの変調は容易に行な
える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の広帯域FM変調
器には以下の問題があった。
【0011】波長変調用光源21や局部発振用光源22
の出力光の位相ノイズがFM変調特性劣化の原因となっ
ている。使用している光源自体の光の純度は非常に高い
が、数百THzという極めて高い周波数での位相ゆらぎ
が数GHzの領域にそのまま表れるため、生成されたF
M信号の位相雑音は大きく成り易い。この雑音のため
に、図3の光伝送システムを構成した時の光分岐数をあ
まり多くすることができないという問題があった。
【0012】また、波長変調用光源21の電流−波長変
換の線形性が高くないため、変調時に信号歪が生じ易い
という問題もあった。更に、波長の変調は波長変調用光
源21の駆動電流変動によって行なうため、波長だけで
なく出力光の振幅も僅かに変動し、この振幅変動により
信号歪が生ずるという問題もあった。
【0013】以上のように、DFB−LDのチャープに
よる光波長変調を利用する方法では広帯域FM変調が容
易に行なえるという反面、低ノイズ化や低歪化が難しい
という問題点がある。従って、光伝送システム上で分岐
数をあまり多くできないだけでなく、実用的には歪補償
等の回路を追加する必要があり、その結果システム全体
のコストが高くなっていた。
【0014】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、位相ノイズや信号歪みの少ない広帯域
FM変調器を用いて、低コストで光分岐数の多い光伝送
システムを提供することにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、多チャンネルのAM映像信号を広帯域FM
変調器により一括してFM映像信号に変換して映像伝送
を行なうように構成して成る光伝送システムにおいて、
前記広帯域FM変調器は、ミリ波帯の第一の電圧制御発
振器と、ミリ波帯の局部発振器と、前記2台の発振器の
信号を混合するミキサと、該ミキサの出力信号の中から
特定の周波数成分を取り出すフィルタとを具備する。
【0016】また、前記局部発振器は、ミリ波帯の第二
の電圧制御発振器であり、該電圧制御発振器には、前記
第一の電圧制御発振器とは逆極性の信号を入力するよう
に構成しても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて詳述する。
【0018】図1は、本発明の光伝送システムの一実施
例に係わる広帯域FM変調器の構成図である。広帯域F
M変調器は、第一の電圧制御発振器11、局部発振器1
2、ミキサ14、フィルタ15から構成されている。
【0019】第一の電圧制御発振器11は発振周波数を
入力電圧によって制御できる発信器である。この電圧制
御発振器11と局部発振器12の出力信号をミキサ1
4、フィルタ15に通して差周波数を取り出している。
ここで電圧制御発振器11と局部発振器12の出力信号
周波数は数十GHzから数百GHzのミリ波である。す
なわち本発明の要点は、2台の発振器にミリ波帯の発振
器を用いた点にある。これらの発振器は、例えばガンダ
イオードなどを用いたもので良い。第一の電圧制御発振
器11、及び局部発振器12の発振周波数を適切に設定
すれば、容易に所望の周波数のFM変調信号が得られ
る。
【0020】ミリ波という高い周波数領域で周波数変調
を行うため、数GHzの周波数偏位量でも変化率の点で
は小さくなる。このため、数GHz帯の電圧制御発振器
で直接FM信号を生成するより回路の実現は容易であ
る。特に歪発生の面では大幅に有利となる。また、ミリ
波は光の周波数である数百THzに比較すれば大幅に低
周波であることから、光の波長変調を用いた従来の技術
において問題となった位相ノイズによる特性劣化は大幅
に軽減することができる。
【0021】図2は、本発明の光伝送システムの他の一
実施例に係わる広帯域FM変調器の構成図である。図1
の構成図における局部発振器12を第二の電圧制御発振
器13に変えて、この発信器13に第一の電圧制御発振
器11と逆極性の信号を入力している。このような構成
にすると1つの電圧制御発振器に加える信号振幅が同じ
場合、得られるFM信号の周波数遷移幅は約2倍にな
り、ダイナミックレンジを大幅に拡大することができる
という利点がある。
【0022】多チャンネルのAM映像信号を一括してF
M映像信号に変換して映像伝送を行う方式では、FM信
号の周波数遷移幅つまり帯域幅を広げるほど伝送時の雑
音に強くなるので、光伝送システムの分岐数をさらに多
くすることが可能になる。
【0023】また、2台の電圧制御発振器11、13の
周波数遷移量等が同じになるよう調整すれば2次歪をキ
ャンセルすることも可能である。FM信号の周波数遷移
幅を一定とした場合では、個々の電圧制御発振器に入力
する変調信号レベルを小さくできるので、これによって
も歪は小さく抑えられる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、位相ノイズや信号歪み
の少ない広帯域FM変調器を用いたことで、低コストで
光分岐数の多い光伝送システムが可能となり、工業上有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光伝送システムの一実施例に係わる、
広帯域FM変調器の構成図である。
【図2】本発明の光伝送システムの他の一実施例に係わ
る、広帯域FM変調器の構成図である。
【図3】多チャンネルのAM映像信号を一括してFM映
像信号に変換して映像伝送を行なう光伝送システムの構
成図である。
【図4】従来の光伝送システムに係わる広帯域FM変調
器の構成図である。
【符号の説明】
11 第一の電圧制御発振器 12 局部発振器 13 第二の電圧制御発振器 14 ミキサ 15 フィルタ 16 極性反転器 21 波長変調用光源(DFB−LD) 22 局部発振用光源 23、34 光ファイバ 24 光合波器 25 フォトダイオード 31 FM変調器 32 光送信器 33 光分配器 35 加入者 36 光受信器 37 FM復調器 38 受像機 41 AM映像信号 42 FM映像信号 43 AM映像信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多チャンネルのAM映像信号を広帯域FM
    変調器により一括してFM映像信号に変換して映像伝送
    を行なうように構成して成る光伝送システムにおいて、
    前記広帯域FM変調器は、ミリ波帯の第一の電圧制御発
    振器と、ミリ波帯の局部発振器と、前記2台の発振器の
    信号を混合するミキサと、該ミキサの出力信号の中から
    特定の周波数成分を取り出すフィルタとを具備して成る
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 【請求項2】局部発振器は、ミリ波帯の第二の電圧制御
    発振器であり、該電圧制御発振器には、前記第一の電圧
    制御発振器とは逆極性の信号を入力するように構成して
    成ることを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
JP9193770A 1997-07-18 1997-07-18 光伝送システム Pending JPH1141171A (ja)

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JP9193770A JPH1141171A (ja) 1997-07-18 1997-07-18 光伝送システム

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JP9193770A JPH1141171A (ja) 1997-07-18 1997-07-18 光伝送システム

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ID=16313524

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JP9193770A Pending JPH1141171A (ja) 1997-07-18 1997-07-18 光伝送システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6658216B1 (en) 1999-03-31 2003-12-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Voltage controlled oscillator, FM signal optical transmitter, FM signal optical receiver and FM signal optical transmission system
WO2006085605A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 National University Corporation Nagoya University Δς型モジュレータ及びδς型アナログ-デジタル変換回路

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