JPH1139210A - フラッシュメモリのメモリ制御装置 - Google Patents

フラッシュメモリのメモリ制御装置

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JPH1139210A
JPH1139210A JP9197081A JP19708197A JPH1139210A JP H1139210 A JPH1139210 A JP H1139210A JP 9197081 A JP9197081 A JP 9197081A JP 19708197 A JP19708197 A JP 19708197A JP H1139210 A JPH1139210 A JP H1139210A
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JP9197081A
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Kazuya Nara
和也 奈良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】NOR型フラッシュメモリの使用不可能領域を
低減させることを可能にする。 【解決手段】NOR型フラッシュメモリを複数のブロッ
クに分け、各ブロックを固定数、可変長のセクタで管理
し、データを書き込む場合には、各ブロックについて
(ステップA10,A11)、データを書き込んだ際の
ブロック内のセクタの平均セクタ長(ステップA5)
と、ブロックサイズをブロック内の固定セクタ数で除算
して求まる標準平均値とを比較して(ステップA6)、
最も標準平均値に近くなるブロックを選択して(ステッ
プA8)、データを書き込む対象として決定する(ステ
ップA12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NOR型フラッシ
ュメモリを管理するメモリ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリは、全ビット、あるい
はブロック単位で消去できるEEPROMであり、消去
/書き込みとも電気的に行なう。消去(全域ビット1
化)は、消去ブロック単位で行なうことができる(以
下、消去ブロックのことを「ブロック」と称する)。ま
た、書き込みは、ブロックに対して、1バイトごとに行
なうことが可能である。
【0003】NOR型フラッシュメモリは、EPROM
並のランダムな読出し速度を持つ反面、消去ブロックサ
イズが64kバイト程度と大きくなっている。NOR型
フラッシュメモリを用いる情報処理装置(ファイルシス
テム)は、消去ブロック内を、128〜1024バイト
程度の固定長データ域で管理している(以下、このデー
タ域を「セクタ」と称する)。
【0004】メモリに空きがなくなった場合には、ダー
ティなデータ(訂正や削除等が行なわれて必要なくなっ
た無効なデータ)を無くすことにより空きの領域を確保
する。この際、データの安全性を考慮して、全セクタが
未使用のブロック(以下、このブロックを「スペアブロ
ック」と称する)を用意して、ブロック消去前にクリー
ンなデータ(有効なデータ)をスペアブロックに書き写
す場合が多い(以下、この処理を「メモリの整理処理と
称する」)。
【0005】従来、メモリの整理処理には、以下の2つ
の方法が用いられている。 (1)ブロック内のセクタ位置が変更されないように、
クリーンデータをセクタ位置を同じにしてスペアブロッ
クに書き写す。この方法を用いた場合には、書き込める
領域が繁雑にならないように、セクタを固定長にしなけ
ればならないという状況が生じる。
【0006】(2)ブロックの固定位置に他ブロックの
セクタの位置をもとに相対的なセクタ位置指定が出来る
ように、書き込み先の位置を参照できる間接アドレステ
ーブルを設け、スペアブロックにクリーンデータを上位
アドレスから詰めて書き写す。この方法を用いた場合、
間接アドレステーブルのテーブル長を固定にするため
に、セクタを固定数にしなければならない状況が生じ
る。
【0007】このように、NOR型フラッシュメモリの
消去ブロックが大きいことから発生するメモリの整理処
理の影響を他のブロックが受けないために、また、従来
からの外部記憶デバイスの処理方法を適用するために、
セクタを固定長として管理するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来ではN
OR型フラッシュメモリに対しては、セクタを固定長と
して管理していた。セクタを固定長とした場合、セクタ
長に満たないデータを保存する場合には、セクタ−デー
タ長分の領域が使用不可能領域となってしまい、メモリ
領域の使用効率が悪くなってしまう。
【0009】サイズが大きいデータをファイルとして保
存する場合(テキストファイル等)には、使用不可能領
域が占める率が少なくて済むが、1データを1セクタに
割り当てる(1セクタでは足りないデータの場合は、新
たにセクタを確保する)ような場合(データベースデー
タ等)では、特に実際のデータに対して必要となるセク
タ数が多くなり使用不可能領域が占める率が高くなって
しまう。
【0010】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、NOR型フラッシュメモリの使用不可能領
域を低減させることが可能なフラッシュメモリのメモリ
制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、NOR型フラ
ッシュメモリを複数のブロックに分け、各ブロックを固
定数、可変長のセクタで管理する管理手段と、前記管理
手段によって管理されたNOR型フラッシュメモリに対
してデータを書き込む場合には、データを書き込んだ際
のブロック内のセクタの平均セクタ長が標準平均値に近
くなるブロックを選択して、データを書き込む手段とを
具備したことを特徴とする。
【0012】これにより、ブロック内のセクタ数を固定
とすることで、メモリの整理処理等に伴うメモリの管理
を複雑化することを回避しつつ、可変長セクタとするこ
とができ、小さいデータを扱う場合であっても、使用不
可能な記憶領域の発生が低減される。
【0013】また本発明は、NOR型フラッシュメモリ
を複数のブロックに分け、各ブロックを、異なるセクタ
数、セクタ長で管理する管理手段と、前記管理手段によ
って管理されたNOR型フラッシュメモリに対してデー
タを書き込む場合には、データ長に基づいて分類された
データ種類に応じてブロックを選択して、データを書き
込む手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】これにより、複数の異なるセクタ数、セク
タ長で管理されたブロックから、書き込みの対象となっ
ているデータに応じた適当なブロックが選択され、書き
込みが実行されるので、使用不可能な記憶領域の発生が
低減される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
NOR型フラッシュメモリのメモリ制御方法を用いる情
報処理装置(制御装置)の基本構成を示すブロック図で
ある。情報処理装置は、例えば携帯可能なコンピュータ
によって構成される手帳型電子機器である。
【0016】図1に示すように、情報処理装置は、CP
U10、NOR型フラッシュメモリ12、RAM14、
ROM16、記憶装置18、及び入力装置20を設けて
構成されている。
【0017】CPU10は、ROM16に格納されたプ
ログラムを読み出し、各装置をそのプログラムに従い制
御する。例えば、CPU10は、ROM16に格納され
た特定の目的を持った処理を実行するためのアプリケー
ションプログラムや、データファイルをNOR型フラッ
シュメモリ12等の記憶媒体に対して書き込み、読み出
しするファイルシステムのプログラムに従う処理を実行
することができる。
【0018】NOR型フラッシュメモリ12は、各種の
処理において作成されたデータや各種の処理(制御手
段)を実行するためのプログラム等が、CPU10によ
って書き込み、読出し、消去される。
【0019】RAM14は、各状態を示すデータ、可変
データ等が、CPU10により書き込み、読出しされ
る。ROM16は、各種の処理(制御手段)を実行する
ためのプログラムや固定データが、CPU10により読
み出される。
【0020】記憶装置18は、各種の処理において作成
されたデータや各種の処理を実行するためのプログラム
を記憶するためのもので、必要に応じてCPU10によ
って読出し、書き込み、消去される。
【0021】入力装置20は、キーボード等によって構
成されるもので、CPU10によって実行される各種の
処理に対する指示等を入力するためのもので、入力した
指示をCPU10に通知する。
【0022】次に、第1実施形態における情報処理装置
の動作について説明する。第1実施形態は、NOR型フ
ラッシュメモリ12の1ブロック内のセクタ数を固定と
し、セクタ長を可変として管理する方法を用いる。ま
た、メモリの整理処理は、ブロックの固定位置に他ブロ
ックから相対的のセクタ位置指定が出来るように、間接
アドレステーブルを設け、クリーンデータを上位アドレ
スから詰めて書き写す方法を用いるものとする。従っ
て、ブロックの固定位置に間接アドレステーブルが設け
られ、他ブロックのセクタの位置をもとに相対的なセク
タ位置指定が出来るようになっている。
【0023】セクタ数を固定とするのは、メモリの整理
処理において使用する間接アドレステーブルの大きさを
固定するためである。可変長であるセクタには、書き込
みの対象とするデータ長をもとにして適当なブロックが
選択され、書き込みが行われる。
【0024】図2は情報処理装置のNOR型フラッシュ
メモリ12に対するメモリ制御方法の動作を示すフロー
チャート、図3は第1実施形態におけるメモリの整理処
理を例にしたデータ構成を示す図である。
【0025】まず、第1実施形態におけるメモリの整理
処理について図3を用いて説明する。第1実施形態で
は、各ブロックでのセクタ長を可変としているため、図
3に示すように、各物理ブロック毎でセクタの開始位置
が異なっている。また、各物理ブロックの所定の位置に
間接アドレステーブルが設けられている。
【0026】例えば、仮想ブロック2である物理ブロッ
ク2に空き領域を確保するため、スペアブロックとし
て、物理ブロック3にクリーンデータを上位アドレスか
ら詰めて書き写す。1ブロックのセクタ数は固定である
ので、各セクタの書き込み先は間接アドレステーブルに
よって管理することができる。こうして、仮想ブロック
2には、空き領域が確保され、データの書き込みが可能
となる。
【0027】CPU10は、アプリケーションを実行し
た結果、データをNOR型フラッシュメモリ12に書き
込む際、可変長セクタで管理されるブロックの使用効率
を良くするために以下の手順により書き込みブロックを
決定する。
【0028】第1実施形態では、ブロック中の全クリー
ンデータのデータ長の平均値が、ブロック内の固定のセ
クタ数によって決まる1セクタ当たりのデータ長(標準
平均値)に近くなるようにしてデータの書き込みを行な
う。
【0029】まず、CPU10は、NOR型フラッシュ
メモリ12のあるブロックについて、データの書き込み
対象とするか否かを判別する処理を行なうために、クリ
ーンセクタ数を求めるためのカウンタの値を“0”、デ
ータ長の合計の値を“0”に初期化して、RAM14に
おいて保持する(ステップA1)。
【0030】CPU10は、対象とするブロック内の各
セクタについてクリーンセクタであるか否かを判別し
(ステップA2)、クリーンセクタであった場合にはカ
ウンタの値に1を加算し、またそのセクタのデータ長を
合計値に加算する(ステップA3)。
【0031】全てのセクタについて、以上の処理を繰り
返して行ない、対象とするブロックのクリーンセクタ数
と、クリーンセクタのデータ長の合計値を算出する(ス
テップA4)。
【0032】ここで、CPU10は、対象とするブロッ
ク内の全クリーンセクタのデータ長の合計値に、今回、
NOR型フラッシュメモリ12に対して書き込むデータ
のデータ長を加算した値を、ブロック内のクリーンセク
タ数(カウンタの値)に1加算した値によって除算する
(ステップA5)。すなわち、データを書き込んだと仮
定した際の、書き込み後の1セクタ当たりのデータ長
(ここではA値とする)を求める。
【0033】次に、CPU10は、ブロックサイズをブ
ロック内の固定セクタ数で除算して求まる標準平均値
(1セクタ当たりのデータ長)と、ステップA5におい
て求めたA値との差の絶対値(ここでは差分絶対値とす
る)を求める(ステップA6)。
【0034】CPU10は、差分絶対値をRAM14に
保持されている他のブロックの差分絶対値と比較して小
さいかを判別し(ステップA7)、小さい場合にはA値
が標準平均値に最も近いものとして、RAM14に差分
絶対値と共にブロック番号を記憶する(ステップA
8)。なお、最初のブロックに対する処理の際には、比
較対象とするデータがRAM14に記憶されていないの
で、CPU10は、ステップA7における判別を行なわ
ず、無条件に差分絶対値と共にブロック番号を記憶する
ものとする。
【0035】ここで、全てのブロックに対する処理が終
了していなければ(ステップA9)、CPU10は、次
のブロックを指定し(ステップA10)、ステップA1
より前述と同様の処理を実行する。
【0036】従って、ステップA7における比較によっ
て、A値が標準平均値に最も近いものとして判別された
ブロックのブロック番号がRAM14に記憶されること
になる。全ブロックについての処理の後、CPU10
は、RAM14に記憶されているブロック番号が示すブ
ロックをデータの書き込み対象とするブロックに決定す
る(ステップA11)。
【0037】このようにして、NOR型フラッシュメモ
リ12に対してデータを書き込む際に、固定数可変長の
セクタで管理されている複数のブロックから、データを
書き込んだ際にクリーンセクタのデータ長の平均がブロ
ックの標準平均値に近くなるブロックを優先して選択
し、実際にデータの書き込みが行われる。
【0038】すなわち、クリーンセクタのデータ長の平
均がブロックの標準平均値となった状態が、無駄となっ
ている領域を含まないブロックの理想的な利用状態であ
るので、データの書き込みを行なう毎に、この状態に近
付くようなブロックが選択されてデータの書き込みが行
われることで、NOR型フラッシュメモリ12の記憶容
量の利用効率を向上させることができる。
【0039】従って、1データを1セクタに割り当てる
ようなデータベース等に用いる記憶領域として、NOR
型フラッシュメモリ12を使用した場合であっても、効
率良くデータの書き込みを行なうことができる。
【0040】なお、前述した第1実施形態では、ブロッ
ク間で記憶領域の使用効率が平均化するように、データ
を書き込むブロックを選択しているが、NOR型フラッ
シュメモリ12がブロック消去回数に制限があることか
ら、単純に使用効率の平均化だけでなくブロック消去回
数も考慮して、データを書き込むブロックを選択するよ
うにしても良い。
【0041】例えば、全ブロックの消去回数の平均値を
求め、その平均値から規定の割合を越えている回数のブ
ロック消去が実行されているブロックについては、デー
タの書き込み対象とする候補から外すようにするといっ
た方法を用いることができる。
【0042】次に、第2実施形態における情報処理装置
の動作について説明する。第2実施形態は、NOR型フ
ラッシュメモリ12の1ブロック内のセクタ長、セクタ
数をブロック毎にそれぞれ異なるようにして管理する方
法を用いる。また、メモリの整理処理は、ブロックの固
定位置に他ブロックから相対的のセクタ位置指定が出来
るように、間接アドレステーブルを設け、クリーンデー
タを上位アドレスから詰めて書き写す方法を用いるもの
とする。
【0043】図4は情報処理装置のNOR型フラッシュ
メモリ12に対するメモリ制御方法の動作を示すフロー
チャート、図5は第2実施形態におけるメモリの整理処
理を例にしたデータ構成を示す図である。
【0044】まず、第2実施形態におけるデータ構成に
ついて図5を参照しながら説明する。第2実施形態で
は、NOR型フラッシュメモリ12の1ブロック内のセ
クタ長、セクタ数を、ブロック毎に異なるように設定
し、データを書き込む際に、データに応じたブロックを
選択してデータの書き込みを行なう。
【0045】例えば、NOR型フラッシュメモリ12の
複数のブロックの中で、仮想ブロック番号1,4のブロ
ックは、512バイト固定長、128個セクタとし、仮
想ブロック番号2,5のブロックは、256バイト固定
長、256個セクタとし、仮想ブロック番号3,6のブ
ロックは、128バイト固定長、512個セクタとする
ように、複数のパターンを予め決定しておく。図5では
前述のようにして決定されたセクタ長、セクタ数の仮想
ブロック1,2,3を示している。
【0046】まず、第2実施形態におけるメモリの整理
処理について図5を用いて説明する。例えば、仮想ブロ
ック2である物理ブロック2に空き領域を確保するた
め、スペアブロックとして、物理ブロック3にクリーン
データを上位アドレスから詰めて書き写す。1ブロック
のセクタ数が旧仮想ブロック2と新仮想ブロック2とが
同じなので、各セクタの書き込み先は間接アドレステー
ブルによって管理することができる。こうして、仮想ブ
ロック2には、空き領域が確保され、データの書き込み
が可能となる。
【0047】CPU10は、アプリケーションを実行し
た結果、データをNOR型フラッシュメモリ12に書き
込む際、ブロック毎で異なるセクタ長、セクタ数で管理
されるブロックの使用効率を良くするために以下の手順
により書き込みブロックを決定する。
【0048】第2実施形態では、書き込みの対象とする
データのデータ長、データ種別(アプリケーション別の
ファイル種別)に合わせて、書き込み対象とするブロッ
クを決定してデータの書き込みを行なう。
【0049】CPU10は、アプリケーションプログラ
ムに基づいて実行されるアプリケーションがデータ書き
込みを要求した場合、NOR型フラッシュメモリ12に
対するデータの書き込みを実行するファイルシステムを
起動して、データ書き込み命令を与える。この際、アプ
リケーションは、アプリケーション毎のデータ種別をフ
ァイルシステムに対して与える。
【0050】CPU10は、ファイルシステムによっ
て、アプリケーションからのデータ種別により、セクタ
長に合ったブロックを決定する(ステップB1)。例え
ば、手帳型電子機器に当てはめた場合、手帳型電子機器
に設けられた各種アプリケーションとNOR型フラッシ
ュメモリ12のブロックの関係は、次のようにして設定
できる。なお、手帳型電子機器には、情報サービス、手
書きメモ、電子メール、メモ、電話、スケジュール等の
各種のアプリケーションが設けられているものとする。
【0051】例えば、情報サービス、手書きメモのアプ
リケーションは、比較的に扱うデータのデータサイズが
大きいため、512バイト固定長セクタブロックに設定
し、電子メール、メモのアプリケーションは、256バ
イト固定長セクタブロック、電話、スケジュールのアプ
リケーションは、128バイト固定長セクタブロックの
ように、アプリケーション別のデータ長、データ種別に
応じて設定する。
【0052】CPU10は、データ種別に応じて、デー
タの書き込み対象とするブロックを決定すると、該当ブ
ロックにデータを書き込むだけの空き領域があるかを判
別する(ステップB2,B3,B4)。
【0053】ここで、決定したブロックに十分な空き領
域がある場合には、CPU10は、該当するブロックの
ブロック番号を取得して、実際にデータの書き込み対象
となるブロックを決定する(ステップB10)。
【0054】一方、データ種別に応じたブロックに十分
な空き領域がない場合には、CPU10は、決定したブ
ロックのセクタ長に近い他のブロックを対象として、空
き領域があるか否かを判別し、このブロックに空き領域
があれば、ブロック番号を取得して、実際にデータの書
き込み対象となるブロックを決定する。
【0055】例えば、データ種別に応じて512セクタ
長のブロックがデータの書き込み対象として決定された
ものの、空き領域が十分になかった場合には(ステップ
B1,B2,B5)、CPU10は、256セクタ長の
ブロックについて空き領域のチェックを行ない(ステッ
プB6)、さらに256セクタ長のブロックに空き領域
がなかった場合には(ステップB7)、128セクタ長
のブロックの空き領域をチェックして(ステップB
8)、十分な空き領域があれば128セクタ長のブロッ
クをデータ書き込みの対象とする(ステップB9,B1
0)。
【0056】同様にして、データ種別に応じて、256
セクタ長のブロックが選択された場合、あるいは128
セクタ長のブロックが選択された場合も、十分な空き領
域がなかった場合には、他のブロックから空き領域を探
して、データの書き込み対象とする。
【0057】このようにして、NOR型フラッシュメモ
リ12にデータ種別に合わせた異なるセクタ長のブロッ
クを設けることにより、NOR型フラッシュメモリ12
に対してデータを書き込む際に、データ種別に応じたブ
ロックを選択することで、例えば1データを1セクタに
割り当てるようなデータベース等に用いる記憶領域とし
て、NOR型フラッシュメモリ12を使用した場合であ
っても、効率良くデータの書き込みを行なうことができ
る。特に手帳型電子機器のような複数のアプリケーショ
ンが実行され、複数のデータ種別が存在する場合に、N
OR型フラッシュメモリ12を記憶媒体として用いた場
合に有効である。また、前述した第1実施形態による方
法と比較して、データの書き込み対象とするブロックを
決定するまでの手順が簡単であり、高速な処理が可能で
ある。
【0058】なお、前述した第2実施形態の説明では、
データ種別のみによってデータの書き込み対象とするブ
ロックを決定しているが、データ種別を無視し、単に書
き込み対象とするデータ長に合わせて、対応するセクタ
長が設定されたブロックを選択するようにしても良い。
【0059】また、前述した第2実施形態においては、
NOR型フラッシュメモリ12の1ブロック内のセクタ
長、セクタ数をブロック毎にそれぞれ異なるものとして
説明しているが同じセクタ長、セクタ数のブロックが数
分含まれていても良い。例えば、特定のデータ種別のデ
ータを多く扱う場合などには、このデータ種別にあった
セクタ長、セクタ数のブロックを他のブロックよりも多
く設けることも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、N
OR型フラッシュメモリを複数のブロックに分け、各ブ
ロックを固定数、可変長のセクタで管理し、データを書
き込む場合には、データを書き込んだ際のブロック内の
セクタの平均セクタ長が標準平均値に近くなるブロック
を選択して、データを書き込むことにより、ブロック内
のセクタ数を固定とすることで、メモリの整理処理等に
伴うメモリの管理を複雑化することを回避しつつ、可変
長セクタとすることができ、小さいデータを扱う場合で
あっても、NOR型フラッシュメモリの使用不可能領域
を低減させることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるNOR型フラッシュ
メモリのメモリ制御方法を用いる情報処理装置の基本構
成を示すブロック図。
【図2】第1実施形態における情報処理装置のNOR型
フラッシュメモリ12に対するメモリ制御方法の動作を
示すフローチャート。
【図3】第1実施形態におけるメモリの整理処理を例に
したデータ構成を示す図。
【図4】第2実施形態における情報処理装置のNOR型
フラッシュメモリ12に対するメモリ制御方法の動作を
示すフローチャート。
【図5】第2実施形態におけるメモリの整理処理を例に
したデータ構成を示す図。
【符号の説明】
10…CPU 12…NOR型フラッシュメモリ 14…RAM 16…ROM 18…記憶装置 20…入力装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NOR型フラッシュメモリを複数のブロ
    ックに分け、各ブロックを固定数、可変長のセクタで管
    理する管理手段と、 前記管理手段によって管理されたNOR型フラッシュメ
    モリに対してデータを書き込む場合には、データを書き
    込んだ際のブロック内のセクタの平均セクタ長が標準平
    均値に近くなるブロックを選択して、データを書き込む
    手段とを具備したことを特徴とするNOR型フラッシュ
    メモリのメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 NOR型フラッシュメモリを複数のブロ
    ックに分け、各ブロックを、異なるセクタ数、セクタ長
    で管理する管理手段と、 前記管理手段によって管理されたNOR型フラッシュメ
    モリに対してデータを書き込む場合には、データ長に基
    づいて分類されたデータ種類に応じてブロックを選択し
    て、データを書き込む手段とを具備したことを特徴とす
    るNOR型フラッシュメモリのメモリ制御装置。
JP9197081A 1997-07-23 1997-07-23 フラッシュメモリのメモリ制御装置 Pending JPH1139210A (ja)

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