JPH1138867A - 製品の熱流実験モデルの作製方法 - Google Patents

製品の熱流実験モデルの作製方法

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JPH1138867A
JPH1138867A JP19277697A JP19277697A JPH1138867A JP H1138867 A JPH1138867 A JP H1138867A JP 19277697 A JP19277697 A JP 19277697A JP 19277697 A JP19277697 A JP 19277697A JP H1138867 A JPH1138867 A JP H1138867A
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JP
Japan
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data
product
heat flow
model
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP19277697A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Akashi
幸治 明石
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の熱流実験モデルの作製が効率的に行え
る製品の熱流実験モデルの作製方法を提供する。 【解決手段】 製品の3次元CADのデータベース1か
ら少なくとも筐体データを抽出してこれに基づいて製品
の熱流実験モデルのケースを光造形法により作製し(S
1)、前記データベース1から非発熱部品のデータを抽
出してこれに基づいた形状の加工品を作製し(S2)、
前記データベース1から発熱部品のデータを抽出してこ
れに基づいた形状をなすとともに抵抗体が設けられる部
位を有した代用加工品を作製し(S3)、前記ケースに
加工品及び抵抗体が設けられた代用加工品を配置して製
品の熱流実験モデル2を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の熱流実験モ
デルの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱流体解析を伴う製品設計においては、
2次元CADシステム上で製品の簡略な設計或いは詳細
な設計を行い、その設計データに基づいて図面を作製
し、この図面に基づいて熱流実験モデルの筐体、即ち、
ケース、シャーシ、仕切り板等を作製していた。この筐
体の作製は、作業者が前記の図面を見ながら、樹脂製の
板を所定形状にカットし、折り曲げ、貼り付けることで
行っていた。また、非発熱部品についても同様に、図面
を見ながら旋盤等を用いて加工するといった作業を行っ
ていた。そして、この熱流実験モデルの筐体内に前記の
加工された非発熱部品を配置する一方、発熱部品である
例えばモータ等については、当該モータ等を実際に用い
てこれを配置し、電力供給手段にて前記モータ等を発熱
させることで熱流実験を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、上記のごとく、熱流実験モデルの作製が手作業で行
われるものであったため、製品の熱流実験モデルの作製
が効率的に行えないという問題点があった。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑み、製品の熱
流実験モデルの作製が効率的に行える製品の熱流実験モ
デルの作製方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の製品の熱流実験
モデルの作製方法は、上記の課題を解決するために、製
品の3次元CADデータから少なくとも筐体データを抽
出してこれに基づいて製品の熱流実験モデルのケースを
光造形法により作製し、3次元CADデータから非発熱
部品のデータを抽出してこれに基づいた形状の加工品を
作製又は選択し、3次元CADデータから発熱部品のデ
ータを抽出してこれに基づいた形状をなすとともに抵抗
体が設けられる部位を有した代用加工品を作製又は選択
し、前記ケースに加工品及び抵抗体が設けられた代用加
工品を配置して製品の熱流実験モデルを作製することを
特徴とする。
【0006】上記の構成であれば、製品の3次元CAD
データから少なくとも筐体データを抽出してこれに基づ
いて製品の熱流実験モデルのケースを光造形法により作
製するので、樹脂製の板をカット等して熱流実験モデル
のケース等を作製する場合に比べて作業者の負担を軽減
することができる。また、部品に対応する加工品の作製
についても3次元CADデータを用いるので、例えばN
C工作機等を自動的に操作して当該加工品を効率的に作
製することができる。更に、発熱部品については、実際
のものを用いずに、抵抗体を内蔵した代用加工品で代用
することになるので、実際の発熱部品を用意することが
不要になる。
【0007】前記抵抗体が収容される代用加工品の形状
データを、当該代用加工品が配置される位置のケース形
状に応じて当該位置に組み込むことができような形状と
なるように修正するようにしてもよい。例えば、熱流実
験モデルが詳細なモデルに基づかない簡略化されたもの
である場合、この簡略のために、或る部品の収容スペー
スが当該筐体に確保されていない場合も生じ得る。この
ような場合には、この簡略化されているケースに対応さ
せて前記抵抗体が設けられる代用加工品の形状を、それ
が配置される位置のケース形状に応じて変化させること
で確実に筐体に組み込むことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。
【0009】図1は、この実施の形態の製品の熱流実験
モデル2の作製方法の概念を示した説明図である。図に
おいて、1は3次元CADシステムに設けられているデ
ータベースを表している。このデータベースには、製品
の簡略モデル或いは詳細モデルにおける3次元CADデ
ータが格納されている。3次元CADデータには、製品
筐体の形状データ、部品の形状データ、部品の配置デー
タ、及び部品の属性データなどがある。なお、上記の製
品筐体の形状データには、製品のケースの形状データ、
底部をなすシャーシ(フレーム)データ、及び筐体内に
配置される仕切り板等についての形状データがある。ま
た、前記部品の属性データ、特に発熱部品についての属
性データには、発熱データ(或いは、温度データや消費
電力データ等)、表面積データ、体積データ、及び材質
データなどがある。
【0010】光造形処理(S1)では、まず、製品の3
次元CADデータから筐体の形状データを抽出してこれ
を図示しない光造形システムにおいて処理可能なファイ
ルに変換する。ここで、光造形とは、光硬化樹脂の所望
の部分に紫外線等を照射して硬化させる手法であって、
前記紫外線等の照射を制御することで、硬化部分を所望
の形状にする手法である。そして、この光造形におい
て、前記変換されたファイル内の形状データに基づき、
前記紫外線等の照射を制御することによって硬化部分を
ケースやシャーシや仕切り板等の形状にする。
【0011】形状加工処理(S2)では、製品の3次元
CADデータから非発熱部品のデータおよび発熱部品の
データを抽出する。そして、非発熱部品のデータのうち
の形状データに基づいて例えばNC工作機を操作して当
該形状の加工品を作製する。或いは、予め幾つかの加工
品を作製し用意しておいて、そのなかから最も適合する
代用加工品を選択する。同様に、前記発熱部品のデータ
のうちの形状データに基づいて例えばNC工作機を操作
し、更にはNC旋盤を用いて当該形状をなすとともに抵
抗器が設けられる部位を有した代用加工品を作製する。
或いは、予め幾つかの代用加工品を作製し用意しておい
て、そのなかから最も適合する代用加工品を選択する。
【0012】発熱体選択組込処理(S3)では、作業者
が発熱部品についての代用加工品に抵抗体を設ける。こ
こで、前記抵抗体としてどのようなものが選択されるか
について説明する。電力制御部3が、複数の抵抗体を個
別に電力制御できるのであれば、前記抵抗体としては一
つの種類があればよい。即ち、どの発熱部品についての
代用加工品に対しても同じ抵抗体が組み込まれればよ
い。一方、電力制御部3が複数の抵抗体を個別には電力
制御できないのであれば、前記発熱部品データのうちの
属性データ(発熱量データ)と供給電力とから、所望の
発熱を生じるように抵抗体の比抵抗と大きさを決定する
ことになる。
【0013】その後、作業者が前記光造形法にて作製さ
れた筐体に、前記加工品及び抵抗体を設けた代用加工品
を配置するとともに、前記抵抗体と電力制御部3とを電
気的に接続する。これにより、製品の熱流実験モデルが
作製される。
【0014】図2は、上記の方法で作製された製品の熱
流実験モデルを示す透視斜視図である。筐体であるケー
ス11とフレーム12と仕切り板13は前述した光造形
により作製されたものであり、透明な樹脂から成ってい
る。図中の14,15は非発熱部品についての加工品で
あり、16は発熱部品であるモータについての代用加工
品であり、17は発熱部品である電源基板についての代
用加工品である。前記代用加工品16内には抵抗器が内
蔵されており、代用加工品17内には、シート抵抗が貼
付されている。そして、前記の抵抗器およびシート抵抗
が電力制御部2にライン18…によって電気的に接続さ
れている。
【0015】上記の構成によれば、製品の3次元CAD
データから筐体データ等を抽出してこれに基づいて製品
の熱流実験モデルの筐体を光造形法により作製するの
で、樹脂製の板をカット等して熱流実験モデルの筐体を
作製する場合に比べて作業者の負担を軽減できる。ま
た、部品に対応する加工品の作製についても3次元CA
Dデータを用いるので、例えばNC工作機等を自動的に
操作して当該加工品を効率的に作製することができる。
更に、発熱部品については、実際のものを用いずに、抵
抗体を内蔵した代用加工品で代用することになるので、
実際の発熱部品を用意することが不要になる。
【0016】ところで、前記抵抗体が収容される代用加
工品の形状データを、当該代用加工品が配置される位置
の筐体形状に応じて当該位置に組み込むことができるよ
うな形状となるように修正するようにしてもよい。例え
ば、熱流実験モデルが詳細なモデルに基づかない簡略化
されたものである場合、この簡略のために、或る部品の
収容スペースが当該筐体に確保されていない場合も生じ
得る。このような場合には、この簡略化されている筐体
に対応させて前記抵抗体が収容される代用加工品の形状
を、それが配置される位置の筐体形状に応じて変化させ
ることで確実に筐体に組み込むことができる。
【0017】また、前記電力制御部3として、抵抗器へ
の電力供給を前記発熱部品の属性データに基づいて個別
に制御するものを用いれば、用意する抵抗体の種類を少
なくできるという利点がある。なお、この場合に、前記
抵抗器の付近に温度センサーを取り付け、このセンサー
出力に基づいて温度を制御すれば、正確な温度制御が可
能となる。一方、電力制御部3として、複数の抵抗体を
個別には電力制御できないものを用いる場合には、各発
熱部品についてそれに対応した所望の発熱を生じるよう
な抵抗体を選ぶことが必要となるが、電力制御部3とし
ては比較的低価格のものを用いることが可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、製品の3次元CADデータに基づいてほぼ自動的に
製品の熱流実験モデルの作製が行えるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の製品の熱流実験モデル
の作製方法の概念を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態の製品の熱流実験モデル
の作製方法により作製された熱流実験モデルを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 データベース 2 熱流実験モデル 3 電力制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の3次元CADデータから少なくと
    も筐体データを抽出してこれに基づいて製品の熱流実験
    モデルのケースを光造形法により作製し、3次元CAD
    データから非発熱部品のデータを抽出してこれに基づい
    た形状の加工品を作製又は選択し、3次元CADデータ
    から発熱部品のデータを抽出してこれに基づいた形状を
    なすとともに抵抗体が設けられる部位を有した代用加工
    品を作製又は選択し、前記ケースに加工品及び抵抗体が
    設けられた代用加工品を配置して製品の熱流実験モデル
    を作製することを特徴とする製品の熱流実験モデルの作
    製方法。
  2. 【請求項2】 前記抵抗体が収容される代用加工品の形
    状データを、当該代用加工品が配置される位置のケース
    形状に応じて当該位置に組み込むことができような形状
    となるように修正することを特徴とする請求項1に記載
    の製品の熱流実験モデルの作製方法。
JP19277697A 1997-07-17 1997-07-17 製品の熱流実験モデルの作製方法 Pending JPH1138867A (ja)

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JPH1138867A true JPH1138867A (ja) 1999-02-12

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JP19277697A Pending JPH1138867A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 製品の熱流実験モデルの作製方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007032466A1 (ja) 2005-09-15 2007-03-22 Aska Pharmaceutical Co., Ltd. 複素環化合物、その製造方法並びに用途

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007032466A1 (ja) 2005-09-15 2007-03-22 Aska Pharmaceutical Co., Ltd. 複素環化合物、その製造方法並びに用途

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