JPH1136025A - 銅基合金とそのろう材及び回転電機 - Google Patents

銅基合金とそのろう材及び回転電機

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JPH1136025A
JPH1136025A JP19360997A JP19360997A JPH1136025A JP H1136025 A JPH1136025 A JP H1136025A JP 19360997 A JP19360997 A JP 19360997A JP 19360997 A JP19360997 A JP 19360997A JP H1136025 A JPH1136025 A JP H1136025A
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brazing
stator
coil
copper
brazing material
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JP19360997A
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English (en)
Inventor
Masahiko Sakamoto
征彦 坂本
Hisanobu Okamura
久宣 岡村
Norihiro Watanabe
憲寛 渡辺
Makoto Suzuki
信 鈴木
Kazuo Goto
和夫 後藤
Tomoya Tsunoda
智也 角田
Yasuyoshi Watanabe
靖芳 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的はろう付け欠陥の少ないろう材及
びそれを用いて固定子コイル端子を接続した回転電機を
提供する。 【解決手段】本発明は固定子コイルが埋込まれた積層鉄
心からなる固定子、固定子内を回転し界磁コイルが埋込
まれた回転子を備えた回転電機において、固定子コイル
は内部に冷却媒体が導通する複数本の束の角状中空導体
よりなり、導体を冷却媒体給排液箱に一体にろう付けに
よって結合され、ろう材が重量でP5.0〜6.0%,A
g10.5〜14.0%及び残部が実質的にCuである銅
合金からなる。またそのろう材にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なろう材及び
それを用いたタービン発電機や水車発電機における回転
電機に係り、特に発電機用の銅コイルの接続用ろう材及
び回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電気装置、例えば、タービン発電機
などにおいては、発電機単体の容量の増大に伴い、コイ
ル導体を冷却する構造が採用されている。この冷却方法
として、大容量の発電機はコイル導体内部から直接冷却
する構造が採用されている。この方式のコイル導体は、
該導体素線自体に冷却媒体供給用の冷却孔を設けた中空
構造になっている。この中空導体に直接冷却媒体を供給
あるいは排出するために、コイル導体の電気的通電と冷
却媒体の供給と排出とを同時に行うための給排液箱が設
けられている。この給排液箱は、作業性の関係で一般に
発電機固定子の鉄心部より頭出した巻線端部に設けられ
ている。なお、この給排液箱は一般に四角形の箱型にな
っている。
【0003】この給排液箱とコイル導体の接合は、2面
が開放された給排液箱,蓋,コイル導体素線の一部を配
置後、蓋を閉じて、給排液箱と蓋及びコイル導体素線を
同時にろう付けによって接合している。なお、このろう
付けは、給排液箱内部のコイル導体素線間に、ろう付け
前に予め、ろう材を配置して、さらに、給排液箱の外部
からもろう材を供給しながらろう付けしている。また、
ろう付けの過程で蓋とコイル導体素線間に一定の荷重を
負荷しながらろう付けしている。
【0004】また、給排液箱に一体化された給水管と水
冷却孔を備えた電気的通電導体の接合は給排水箱に備え
た給水管に水冷却溝孔を備えた電気的通電導体を挿入
し、その外部からろう材を供給しながらろう付けしてい
る。
【0005】従来、給排液箱とコイル導体とのろう付け
には一般に大気中でろう付けができるりん(P)銅ろうが
適用されている。例えば、固定子コイル導体素線間に配
置するろう材としては、JIS規格BCuP−1のりん
銅ろう(4.2〜5.3wt%P−残Cu)が単独で採用さ
れている。なお、このろう材の液相線温度は約925
℃、固相線温度は710℃である。一方、ろう付けの途
中で該給排液箱の外部から供給するろう材としてはJI
S規格BCuP−5のりん銅ろう(4.8〜5.3wt%
P−14.5〜15.5wt%Ag−残Cu)が採用され
ている。このろう材の液相線温度は約815℃、固相線
温度は約640℃である。
【0006】なお、給排液箱に備えた給水管と水冷却孔
を備えた電気的通電導体の接続に、外部から供給するろ
う材として、前記と同様のJIS規格BCuP−5のり
ん銅ろう(4.8〜5.3wt%P−14.5〜15.5w
t%Ag−残Cu)が採用されている。また、特開平6
−344130 号公報には銅コイルのろう付け方法として、
P4.0〜6.0%,Ag5.0〜10.0%,残部Cuか
らなるろう材を用いることが示されている。
【0007】前記、従来のろう材でろう付けした場合に
次のような課題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来のろう材を
使用した接合方法では、次のような問題点が生じること
を判明した。
【0009】(1)給排液箱と固定子コイル導体素線と
のろう付けに、JIS規格BCuP−1のりん銅ろう
(4.8〜5.3wt%P−残Cu)導体素線間に配置し
てろう付けした場合、液相線温度と固相線温度との差が
215℃と広いために、ろう付けの最適温度820℃に
到達する過程で溶け分かれ現象が生じ、導体素線間にろ
う材が十分に浸透しない。このため、導体素線間にろう
付け不良部が発生して、ろう付け欠陥が生じる。また、
ろう付け温度が820℃と高いために、コイル導体素線
がろう材成分の燐(P)との共溶状態で、導体素線が溶
解する。即ち、ブレージングエロージョンを誘発する。
欠陥の多いろう付け部は運転中の腐食も加わり、漏水の
原因になり、コイル導体の絶縁劣化を誘発し、回転機の
大きな事故要因になる。前記欠陥を防止するためには、
非常に限られたろう付け条件が要求されるが、導体素線
を数十束ねた形で、ろう付けするには非常に困難であ
る。
【0010】(2)特開平6−344130 号公報のろう材で
は液相線が高く、作業上に問題がある。
【0011】(3)給排液箱と蓋とのろう付けに、JI
S規格BCuP−5のりん銅ろう(4.8〜5.3wt%
P−14.5〜15.5wt%Ag−残Cu)を外部から
供給してろう付けした場合、前記BCuP−5の適正ろ
う付け温度750℃より、70℃高温の、820℃とな
るため、前記外部から供給したろう材は下方に垂れ落ち
て下方側のろう材が多くなる。このため、このろう材が
コイル導体素線の冷却孔に浸入して冷却孔が細くなり、
運転中にコイル導体素線の冷却効率を低下する原因にな
る。また、給排液箱と蓋とのろう付けは、ろう材不足に
よる隙間欠陥が生じ、漏水の原因になる。
【0012】(4)前記、給排液箱とコイル導体素線及
び蓋とが予めろう付けされた給排液箱の給水管と、水冷
却孔を備えた電気的通電導体管のろう付けに、ろう材の
浸透性を考慮して、前記BCuP−5(4.8〜5.3w
t%P−14.5〜15.5wt%Ag−残Cu)のリン
銅ろうを外部から供給してろう付けした場合、ろう付け
の適正ろう付温度は750〜780℃と高い。このた
め、ろう付け過程で、コイル導体素線の絶縁体が加熱さ
れて、絶縁皮膜を損傷させる。
【0013】本発明の目的は、ろう付け欠担の少ないろ
う材及びそれを用いて固定子コイル端子を接続した回転
電機を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述のごとく、(1)ブ
レージングエロージョンを防止するために、ろう付け温
度を800℃以下に抑える。(2)液相線温度と固相線
温度との差を150℃以下に抑え、ろう付け温度に達す
る過程での溶け分かれ現象を防止する。(3)給排液箱
と蓋とのろう付けに際し、外部から供給したろう材によ
るコイル冷却孔へのろう材の浸入及び給排液箱と蓋との
ろう付け部に発生する隙間欠陥を防止するために、固定
子コイル導体素線間に配置するろう材と外部から供給す
るろう材は、同一組成のろう材を使用する。
【0015】(4)給排液箱と固定子コイル導体及び蓋
とが予めろう付けされた給排液箱に備えた給水管と水冷
却孔を備えた電気的通電導体管とのろう付け過程で見ら
れる固定子コイル導体素線の絶縁皮膜の損傷を防止する
ためには、ろう付け温度を低くして、固定子コイル導体
素線への熱の伝導をできる限り少なくすることが望まし
い。即ち、730℃以下の温度でろう付けできる組成物
のろう材が望ましい。本発明は、重量で、P5.0〜6.
0%、好ましくは5.2〜5.7%、Ag10.5〜14.0
% 、好ましくは10.5〜12.0%及び残部が実質的
にCuからなることを特徴とする銅基合金にある。
【0016】本発明は、重量で、P5.0〜6.0%、好
ましくは5.2〜5.7%、Ag8.0〜14.0%、好まし
くは10.0〜13.0%及び残部が実質的にCuからな
り、(P/Ag)比が0.37〜0.57であることを特
徴とする銅基合金にある。本発明は、重量で、P5.2
〜5.7%,Ag8.0〜13.0%、好ましくは10.0
〜13.0%及び残部が実質的にCuからなり、液相温
度が810℃以下であることを特徴とする銅基合金にあ
る。
【0017】本発明は、3層の銅基合金よりなるろう材
であって、上下のろう材が重量で、P4.0 〜6.0%
及びAg8.0〜14.0%、好ましくはP5.0〜6.0
%,Ag10.5〜14.0%;P5.0〜6.0%,Ag
8.0〜14.0%,(P/Ag)比が0.37〜0.5
7;又はP5.2〜5.7%,Ag8.0〜12.0%,液
晶温度810℃以下を含む銅基合金であり、中心のろう
材が前記上下のろう材よりP含有量が少ない銅基合金で
あることを特徴とする。各ろう材の液晶温度の差は20
〜50℃あるのが好ましく、特に25〜45℃が好まし
い。
【0018】本発明は、固定子コイルが埋込まれた積層
鉄心からなる固定子、該固定子内を回転し界磁コイルが
埋込まれた回転子を備えた回転電機において、前記固定
子コイルは内部に冷却媒体が導通する複数本の束の角状
中空導体よりなり、該導体を冷却媒体給排液箱に一体に
ろう付けによって結合され、前記ろう材が重量でP5.
0〜6.0%,Ag10.5〜14.0%及び残部が実質
的にCuからなる銅合金からなることを特徴とする。
【0019】本発明の回転電機は、前述のろう材を各々
用いて結合したことを特徴とするものである。
【0020】本発明は、固定子コイルが埋込まれた積層
鉄心からなる固定子、該固定子内を回転し界磁コイルが
埋込まれた回転子を備えた回転電機において、前記固定
子コイルは内部に冷却媒体が導通する好ましくは30本
以上の束の角状中空導体よりなり、該導体を冷却媒体給
排水室に一体にろう付けによって結合され、前記給排水
室に前記固定子コイルに通電する給水管がろう付けによ
って結合され、前記固定子コイル及び給排水室が樹脂に
よって被われていることを特徴とする。
【0021】前述のろう材のうちP5.5% ,Ag10
%及び残部Cuからなるろう材の液相線温度は約780
℃、固相線温度は約645℃である。前記ろう材の適正
ろう付け温度は700〜750℃である。このため、ブ
レージングエロージョンを抑制できる。液相線温度と固
相線温度との差が約140℃であるため、ろう付け温度
に達する過程での溶け分かれ現象が防止される。
【0022】給排液箱と固定子コイル導体素線とのろう
付け及び給排液箱と蓋とのろう付けは、本発明の同一組
成物のろう材によって、ろう付けができるために、コイ
ル冷却孔へのろう材の浸入及び給排液箱と蓋とのろう付
け部に発生する隙間欠陥が防止される。
【0023】給排液箱と固定子コイル導体素線及び蓋と
が予めろう付けされた給排液箱の給水管と、水冷却孔を
備えた電気的通電導体管とのろう付けにおいても、本発
明のろう材は、ろう付け温度を730℃以下に低下でき
る。このため、ろう付け過程でのコイル導体素線への熱
の伝導を抑制できるために、コイル導体素線の絶縁皮膜
の損傷を防止できる。
【0024】前記のごとく、本発明は5〜6wt%P−
10.5〜14.0wt%Ag−残Cu等からなる組成物
のろう材、望ましくはP5.3〜5.7%,Ag11.8
〜12.2%及び残部Cuのろう材を用いることにより
信頼性の高いろう付け部が得られる。
【0025】なお、本発明の対象機器のように、耐気密
性及び冷却水との耐腐食性等が要求され、かつ、複雑構
造のろう付けでは、ろう材組成中の燐(P)の含有量が
ろう付け部の品質に大きく影響する。JIS規格のりん
銅ろうの中で、P含有量が5.3wt% 以下のろう材は
JIS規格BCuP−1,JIS規格BCuP−5であ
る。しかし、りん銅ろうの中のP含有量が5.3wt%
以下の場合は、本発明の対象機器のような複雑構造の部
材に対しては、ろう付け部全体を短時間に均一に加熱す
ることは非常に困難である、このため、加熱過程で最初
に溶融が開始されるろう材中の、Cu3PとCu若しく
は、Cu3PとAg及びCuとの共晶ろう組成がろう付
け部以外に垂れ落ちた場合は、ろう付けに最も寄与する
P含有量が不足するために、ろう付け部に未接合部が発
生する。一方、JIS規格のりん銅ろうの中で、P含有
量が5.8wt% 以上の品名はBCuP−2,BCuP
−3及びBCuP−4,BCuP−6である。リン銅ろ
うの中のP含有量が5.8wt%以上の場合は、ろう付
け時に、ろう材中のPがコイル導体素線の銅の結晶粒界
に拡散して回転機の運転中に冷却水との反応によってコ
イル導体素線の腐食を助長させる原因となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1は給排液箱1と固定子コイル導体素線
3とのろう付け方法を示す斜視図である。図1に示すご
とく、給排液箱1は四面の中の二面が開放された箱型に
なっている。図1では給排液箱1の内部が見えるように
図示しているが、側面は空いてはいない。給排液箱1の
内部の冷却媒体給排室2は空洞になっており、この空洞
部から各々の固定子コイル導体素線3に冷却水が供給さ
れる。
【0027】ろう付けは、次のような順序で行われる。
まず、各々の固定子コイル導体素線3の上下方向の各段
ごとに本発明のろう材(5.5wt%P−11.0wt%
Ag−残Cu)4a〜4eを配置する。このろう材の厚
さは0.8mm である。ろう材が配置された固定子コイル
導体素線3を複数本束ねて二面が開放された給排液箱1
内に配置し、最後に蓋5を配置する。
【0028】ろう付けは前記、給排液箱1を外部から高
周波加熱によって加熱する。加熱温度の最高は、本ろう
材の液相線温度より50℃低い730℃である。なお、
加熱の過程で同組成のろう材を一部供給する。前記方法
によりろう付けされたろう付け部をX線CTで非破壊検
査をした結果、ろう付け部の欠陥は従来の1/3に減少
している。このろう付け方法によって製造した回転電機
用のコイルを出力50万kWの交流発電機に適用した。
その結果、長年にわたり、コイル接合部からの漏水がな
く、発電機の運転が安定してできた。
【0029】(実施例2)本実施例では、まず、各々の
固定子コイル導体素線の上下方向の各段ごとに本発明の
ろう材(5.3wt%P−11.0wt%Ag−残Cu)
を配置する。このろう材の厚さは0.6mm である。ろう
材が配置された固定子コイル導体素線を複数本束ねて二
面が開放された給排液箱内に配置し、最後に蓋を配置す
る。
【0030】ろう付けは前記、給排液箱を外部から高周
波加熱によって加熱する。加熱温度の最高は、本ろう材
の液相線温度より80℃低い700℃である。なお、加
熱の過程で同組成のろう材を一部供給する。その結果、
ろう付け欠陥のない給排液箱のろう付けが得られる。こ
れによって、長年の運転でも漏水のない回転電機用コイ
ルが得られた。このろう付け方法によって製造した回転
電機用のコイルを出力100万kWの交流発電機に適用
した。その結果、長年にわたり、コイル接合部からの漏
水がなく、発電機の運転が安定してできた。
【0031】(実施例3)本実施例では、本発明のろう
材(5.5wt%P−11.0wt%Ag−残Cu)を利用
し、液相線温度の異なるろう材を組み合わせて配置した
場合の実施例を具体的に説明する。図2に示すように、
本発明のろう材の液相線温度よりも高いろう材7を中心
にその両面に、本発明のろう材(5.5wt%P−11.
0wt%Ag−残Cu)4をサンドイッチ状に三枚重ね
て複合化する。このろう材の厚さは0.6mm である。こ
れを一対のろう材として、各コイル導体素線の上下に配
置してろう付けする。ここでは、液相線温度の高いろう
材としては、液相線温度約815℃,固相線温度約64
5℃のJIS規格:BCuP−5相当(5.08wt%P−
14.89wt%Ag−残Cu)のろう材7を使用した。
このろう材の厚さは0.3mmである。
【0032】前記一対のろう材として、各コイル導体素
線の段間にろう材が配置された、固定子コイル導体素線
を複数本束ねて二面が開放された給排液箱内に配置し、
最後に蓋を配置する。
【0033】ろう付けは前記、給排液箱を外部から高周
波加熱によって加熱する。加熱温度の最高は、730℃
である。なお、加熱の過程で本発明のろう材(5.5wt
%P−10.0wt%Ag−残Cu)を一部供給する。そ
の結果、ろう付け欠陥のない給排液箱のろう付けが得ら
れる。これによって、長年の運転でも漏水のない回転電
機用コイルが得られた。このろう付け方法によって製造
した回転電機用のコイルを交流発電機に適用した。その
結果、長年にわたり、コイル接合部からの漏水がなく、
発電機の運転が安定してできた。
【0034】(実施例4)図3に示すように、給排液箱
1と固定子コイル導体素線3及び蓋5とが予めろう付け
された給排液箱の給水管6と、水冷却孔を備えた電気的
通電導体管8a〜8bとのろう付け方法を示す斜視図で
ある。
【0035】ろう付けは前記、給排液箱1の給水管6に
水冷却孔を備えた電気的通電導体管8a及び8bを挿入
した状態で、ろう付け部を、外部から高周波加熱によっ
て加熱する。最高加熱温度は、本発明のろう材(5.6
wt%P−11.0wt%Ag−残Cu)の液相線温度
より50℃低い730℃である。なお、加熱の過程で、
前記ろう材を供給する。前記、方法によりろう付けされ
た、ろう付け部をX線CTで非破壊検査をした結果、ろ
う付け欠陥のないろう付け部が得られた。さらに、固定
子コイル導体素線3の絶縁体には、ろう付け時の熱によ
る劣化はない。このろう付け方法によって製造した回転
電機用のコイルを出力50万kWの交流発電機に適用し
た。その結果、長年にわたり、接合部からの漏水がな
く、発電機の運転が安定してできた。
【0036】(実施例5)本実施例では、給排液箱1と
固定子コイル導体素線3及び蓋5とが予めろう付けされ
た給排液箱1の給水管6と、水冷却孔を備えた電気的通
電導体管とのろう付け方法を示す斜視図は図3と同様で
ある。
【0037】ろう付けは前記、給排液箱1の給水管6に
水冷却孔を備えた電気的通電導体管8a,8bを挿入し
た状態で、ろう付け部を、外部から高周波加熱によって
加熱する。最高加熱温度は、本発明のろう材(5.5w
t%P−11.0wt%Ag−残Cu)の液相線温度よ
り80℃低い700℃である。なお、加熱の過程で、前
記ろう材を供給する。前記、方法によりろう付けされた
ろう付け部をX線CTで非破壊検査をした結果、ろう付
け欠陥のないろう付け部が得られた。さらに、固定子コ
イル導体素線の絶縁体には、ろう付け時の熱による劣化
はない。
【0038】このろう付け方法によって製造した回転電
機用のコイルを交流発電機に適用した。その結果、長年
にわたり、コイル接合部からの漏水がなく、発電機の運
転が安定してできた。さらに、漏水による発電機の漏
電,停止と最悪の事態も避けられた。
【0039】(実施例6)図4は実施例1〜5で得た固
定子コイルを用いた直接水冷却形タービン発電機の一例
である。
【0040】火力、または原子力によって駆動される交
流のタービン発電機は、通常2極または4極の円筒回転
界磁形同期発電機である。
【0041】火力用タービン発電機はほとんどが2極の
高速機であり、回転速度は50Hzで3,000rpm,6
0Hzで3,600rpmとなる。これは高速のほうがター
ビンの効率が良く小形となるためである。1軸で出力を
出すタンデムコンパウンド形がほとんであるが、大容量
機では2軸で出力を出すクロスコンパウンド形も採用さ
れる。
【0042】原子力用タービン発電機は通常4極で、
1,500rpmまたは1,800rpmで使用される。原子炉
の発生蒸気は火力に比べて多量・低温・低圧で、タービ
ンが長翼・低回転速度となるためである。
【0043】タービン発電機の冷却方式としては間接冷
却方式と直接冷却方式があり、冷却媒体には、空気・水
素・水が主として使用される。
【0044】水素冷却は大容量で用いられ、間接・直接
両方式があり、すべてガス冷却器が発電機本体内に組み
込まれた防爆密閉構造となる。また、水冷却の場合は直
接冷却方式となり、大容量機では固定子・回転子の両方
を水冷却方式とすることもある。
【0045】(固定子)固定子わくは溶接構造鋼板など
でつくられ通風路を形成し、鉄心を支えるとともに振動
を防ぐように強固につくられる。磁気吸引力により鉄心
はだ円に変形し、回転子の回転に伴い二倍周波数の振動
が発生する。この振動は大形機ほど大きくなるので、鉄
心と固定子わくとをばねを介して取り付ける弾性支持構
造とする。
【0046】固定子12には、0.35または0.5mm厚
のけい素鋼板が用いられ、方向性けい素鋼板が使用され
る。鉄心は軸方向に50〜60mm程度ずつ積層され、間
に通風ダクトを形成するようにI形鋼の間隔片を入れ
る。
【0047】固定子コイル21は通常2層巻が用いられ
るが、2極機の場合、特に巻線端部が長くなるため強固
に保持しなければならない。漂遊負荷損が大きくなるの
で、端部の構造物には非磁性材を使用する。
【0048】(回転子)タービン発電機の大きな特徴は
高速回転することであり、遠心力が大きくなるので回転
子直径が制限される。回転子構造材料に機械的強度を確
保するとともに、危険速度を避け振動を抑えるため一体
鍛造され、スロットの中に界磁巻線がおさめられ、回転
子11となる。回転子11の主軸の材料はNi−Cr−
Mo−V鋼からなる。図中には示されていないが、フラ
ンジとセンタリングとの間にファンの取付け用リングが
設けられる。
【0049】界磁巻線13は銅帯を平巻きに成形してテ
ィース間に形成された回転子鉄心スロット内に分布巻き
し、導体の1ターンごとに層間絶縁を注入する。巻線の
端部は保持環(リティニングリング)19で押える。コ
イルには通常の銅の代りにクリープ特性の良好な銀入銅
が使用される。
【0050】保持環19はC0.1%以下,N0.4%以
上,10〜25%Mn,15〜20%Crを含む非磁性
ステンレス鋼が用いられる。界磁巻線13がスロットに
埋込まれた後、スロットの最も広い部分に超ジュラルミ
ン合金によるウェッジがはめ込まれることによって固定
される。エンドダンパリングには端部又は全長ダンパが
用いられ、端部Al合金,胴部銀入銅合金が用いられ
る。
【0051】(通風方式)1000MVA級以上の大形
機で鉄心長が長くなると均一に冷却することがむずかし
いため、複式通風方式をとる。
【0052】この方式では、鉄心背後の固定子わく内に
数区分の給気室および排気室が軸方向に交互に配列され
ており、冷却空気は発電機両端より固定子わく内の風胴
を経て各給気室に集められ、これより固定子鉄心を冷却
し、回転子内部を冷却した気体とともに外径側に流れ、
冷却器を経てファンの吸気側に至り循環する。
【0053】水素冷却のガス圧は間接水素冷却機で2at
g,直接水素冷却機で2〜5atgが使用される。水素ガス
圧を上げた場合、熱伝達率が向上するとともにガスの熱
容量が密度に比例して増加するので、ガス自身の温度上
昇がガスの絶対圧力に逆比例して減少し、冷却効果が増
大する。同一寸法の機械の出力は一般に間接冷却形0.
05atgのときの出力を100とすれば1atg で115.
2atgで125の出力となる。
【0054】水素冷却方式は、空気と混合した場合水素
の容積が10〜70%の範囲では爆発性になる。これを
防ぐため自動的に水素純度を約90%以上に維持するよ
うにしているが、このため機内水素ガスが軸に沿って機
外に漏れないように軸受の内側に油膜による密封装置を
備えている。軸の狭いすき間に機内の水素ガスより高い
圧力の油を流すことにより、機内からのガス漏れを防い
でいる。水素冷却タービン発電機において固定子を間接
冷却とする場合でも、回転子は直接冷却とする場合が多
い。
【0055】(直接冷却)発電機コイルの導体最高温度
が出力を制限する場合、その温度上昇中に大きな割合を
占める絶縁物内での温度差を除くために、導体を直接冷
却媒体で冷却する。冷却媒体としては、水素ガスや油・
水などの液体がある。水は空気の場合の約50倍の熱伝
達能力を有し、冷却媒体として優れている。
【0056】(1)水素ガス直接冷却固定子コイルの例
では、素線の間にはさんだ四角なベントチューブの内部
にガスを通して導体を直接冷却する。導体の発生熱量の
一部は熱抵抗の大きな主絶縁を通って鉄心に伝わり冷却
されるが、大部分は熱抵抗の小さな冷却管を通って水素
ガスが持ち去る。
【0057】液体冷却には、比熱が大きく、かつ対流に
よる熱伝達率も非常に大きい純水が使用される。液体通
路となる配管には、ステンレス鋼が使用され、コイルお
よびコイル端部のクリップなどには無酸素銅または脱酸
銅が使用される。絶縁接続管には機械的強度が高く、た
わみ性に富み、絶縁性の良いテフロン管が普通使用され
る。固定子コイルの断面は素線を中空とし、この中を液
体が流れるようにしている。
【0058】(2)回転子の冷却媒体としては水素ガス
又は水が使用され、次の方式がある。
【0059】エンドフィード方式には回転子端部より回
転子コイル内に押し込まれた水素ガスは、回転子中央部
にあけられた穴よりエアギャップに放出される。また、
回転子の一端よりコイル銅帯に入り他端より出る方式も
好ましい。
【0060】回転子コイルの断面形状は側路式と中空銅
帯式とのいずれでもよい。この方式をとった場合は、固
定子コイルにもガス直接冷却が採用し、高圧のブロワが
回転子の一端に取り付けられる。
【0061】エアギャップピックアップ方式においては
回転子表面に吸入および排出の穴部を交互に設けて、回
転による風速を利用して、エアギャップ部における水素
ガスをコイルウェッジ表面より吸入し、コイル銅帯内を
一定距離流して発生熱を奪い、排気穴を通ってエアギャ
ップ部に出る方式、或いは回転子の水冷却技術において
回転体中に水を通す方式がある。
【0062】水冷却方式は、水素ガス冷却方式に比較し
て構造が複雑であるために、信頼性上は不利となるが、
発電機の重量が15〜25%程度軽くなり、また部分負
荷での効率を向上させることができる。
【0063】図中、25はタービンに結合されるカップ
リング、20はファン、21は固定子コイル、22はブ
ラシ、23はスリップリングである。
【0064】本実施例における仕様は次の通りである。
【0065】発電機容量:1120MVA,固定子電
流:発電機容量1MVA当り22A,力率:0.9,回
転数3600rpm,周波数60Hz,固定子:直接水冷
却,回転子:直接水素冷却(発電機容量1MVA当り
0.0047kg/cm2・g),ケーシング材:SM41
鋼,鉄心材:方向性ケイ素鋼板,コイル:電気銅,絶縁
材料,エポキシレジン及びマイカ,コイル埋込み部の胴
長/胴径=5.83 ,リティニング材:C0.1%以
下,N0.7以上,Si1%以下の18%Mn−18%
Cr鋼,全長ダンパ,回転子コイル:銀入銅,軸受:炭
素鋼鋳鋼,全体寸法:長さ16m,幅6m,床面積96
2
【0066】なお、固定子コイルには、マルチターンコ
イルとワンターンコイルがあり、通常小容量機には前者
が用いられ、後者は大容量機に用いられる。コイルの耐
熱区分からB種絶縁とF種絶縁があり最大使用温度は、
それぞれ120℃,140℃である。また、コイルの製
作方法として絶縁ワニスを真空注入する方式と、あらか
じめワニスを含浸させた絶縁テープを捲回して加熱成形
する方法とがある。どちらの方式も主絶縁材料としては
マイカテープを用い、ワニスはエポキシ系である。
【0067】本実施例によれば、漏水による発電機の漏
電,停止の事態が避けられ、高い発電効率が得られる。
【0068】(実施例7)本発明のPが5.3wt% ,
Agが11wt%,残部がCuからなるろう材により核
融合炉のトロイダル及びコロイダルコイルをろう付し
た。ろう付けは730℃の温度で行った。その結果、ろう
付部の近くの絶縁を劣化することなく、ろう付けでき
た。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、ろう付け部の欠陥が減
少し、信頼性の高いろう付けが得られる。このため、本
発明のろう材を用いてコイルを接続した回転電機体は、
長期間使用した場合でもろう付け部からの水漏れがな
い。したがって、漏水による発電機の漏電,停止と最悪
の事態も避けられ、効率のよい発電運転が可能となる。
また、核融合炉においても劣化の少ないろう付けが得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給廃液箱と固定子コイル導体素線との
接合部の構造を示す斜視図。
【図2】液相線温度の異なる三層複合ろう材の構造を示
す断面図。
【図3】給排液箱とコイル導体及び蓋とが予めろう付け
された給排液箱の給水管と冷却孔を備えた電気的通電導
体との接合部の構造を示す斜視図。
【図4】タービン発電機の断面図。
【符号の説明】
1…給排液箱、2…冷却媒体給排室、3…固定子コイル
導体素線、4,4a〜4e…ろう材(5.5wt%P−
11.0wt%Ag−残Cu)、5…蓋、6…給水管、
7…ろう材(5.08wt%P−14.89wt%Ag−
残Cu)、8a〜8b…水冷却孔を備えた電気的通電導
体管、11…回転子、12…固定子、13…界磁巻線、
14…軸受ブラケット、15…固定子フレーム、16…
軸受、17…ファン取付け用リング、18…センタリン
グ、19…保持環(リティニングリング)、20…ファ
ン、21…固定子コイル、22…ブラシ(黒鉛)、23
…スリップリング、25…カップリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 信 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 後藤 和夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 角田 智也 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 渡辺 靖芳 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量で、P5.0〜6.0%,Ag10.5
    〜14.0%及び残部が実質的にCuからなることを特
    徴とする銅基合金。
  2. 【請求項2】重量で、P5.0〜6.0%,Ag8.0〜
    14.0%及び残部が実質的にCuからなり、(P/A
    g)比が0.37〜0.57であることを特徴とする銅基
    合金。
  3. 【請求項3】重量で、P5.2〜5.7%,Ag8.0〜
    13.0%及び残部が実質的にCuからなり、液相温度
    が810℃以下であることを特徴とする銅基合金。
  4. 【請求項4】固定子コイルが埋込まれた積層鉄心からな
    る固定子、該固定子内を回転し界磁コイルが埋込まれた
    回転子を備えた回転電機において、前記固定子コイルは
    内部に冷却媒体が導通する複数本の束の角状中空導体よ
    りなり、該導体を冷却媒体給排水室に一体にろう付けに
    よって結合され、前記ろう材が重量で、P5.0 〜6.
    0% ,Ag10.5〜14.0%及び残部が実質的にC
    uである銅合金からなることを特徴とする回転電機。
  5. 【請求項5】固定子コイルが埋込まれた積層鉄心からな
    る固定子、該固定子内を回転し界磁コイルが埋込まれた
    回転子を備えた回転電機において、前記固定子コイルは
    内部に冷却媒体が導通する複数本の束の角状中空導体よ
    りなり、該導体を冷却媒体給排水室に一体にろう付けに
    よって結合され、前記ろう材が重量で、P5.0 〜6.
    0%,Ag8.0〜14.0%及び残部が実質的にCuか
    らなり、(P/Ag)比が0.37〜0.57である銅合
    金からなることを特徴とする回転電機。
  6. 【請求項6】固定子コイルが埋込まれた積層鉄心からな
    る固定子、該固定子内を回転し界磁コイルが埋込まれた
    回転子を備えた回転電機において、前記固定子コイルは
    内部に冷却媒体が導通する複数本の束の角状中空導体よ
    りなり、該導体を冷却媒体給排水室に一体にろう付けに
    よって結合され、前記ろう材が重量で、P5.2 〜5.
    7 %,Ag8.0〜12.0%及び残部が実質的にCu
    からなり、液相温度が810℃以下である銅基合金から
    なることを特徴とする回転電機。
  7. 【請求項7】3層の銅基合金よりなるろう材であって、
    上下のろう材が重量で、P4.0 〜6.0% 及びAg
    8.0〜14.0%を含む銅基合金であり、中心のろう材
    が前記上下のろう材よりP含有量が少ない又はAg含有
    量が多い銅基合金であることを特徴とするろう材。
  8. 【請求項8】固定子コイルが埋込まれた積層鉄心からな
    る固定子、該固定子内を回転し界磁コイルが埋込まれた
    回転子を備えた回転電機において、前記固定子コイルは
    内部に冷却媒体が導通する複数本の束の角状中空導体よ
    りなり、該導体を冷却媒体給排液箱に一体にろう付けに
    よって結合され、前記ろう材は3層のろう材よりなり、
    中心のろう材が重量で、P4.0〜6.0%及びAg8.
    0〜14.0%を含む銅合金よりなることを特徴とする
    回転電機。
  9. 【請求項9】固定子コイルが埋込まれた積層鉄心からな
    る固定子、該固定子内を回転し界磁コイルが埋込まれた
    回転子を備えた回転電機において、前記固定子コイルは
    内部に冷却媒体が導通する24本以上の束の角状中空導
    体よりなり、該導体を冷却媒体給排水室に一体にろう付
    けによって結合され、前記給排水室に前記固定子コイル
    に通電する給水管がろう付けによって結合され、前記固
    定子コイル及び給排水室が樹脂によって被われているこ
    とを特徴とする回転電機。
JP19360997A 1997-07-18 1997-07-18 銅基合金とそのろう材及び回転電機 Pending JPH1136025A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008151422A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Daikin Ind Ltd 熱交換器
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