JPH11355779A - 動きベクトル検出方法 - Google Patents

動きベクトル検出方法

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JPH11355779A
JPH11355779A JP16006498A JP16006498A JPH11355779A JP H11355779 A JPH11355779 A JP H11355779A JP 16006498 A JP16006498 A JP 16006498A JP 16006498 A JP16006498 A JP 16006498A JP H11355779 A JPH11355779 A JP H11355779A
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JP
Japan
Prior art keywords
motion vector
pass filter
block
image
luminance signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP16006498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Ishikawa
雅朗 石川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照明変化のある動画像の動きベクトルを簡単に
かつ精度良く検出する。 【解決手段】動きベクトル検出対象フレームの輝度信号
画像と参照フレームの輝度信号画像をハイパスフィルタ
4を通して直流成分をカットして、照明変化による直流
分の変化を除去してからブロックマッチングを行なって
動きベクトルを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像を符号化
するための動きベクトル検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画像の動き補償フレーム間の予測符号
化のための動きベクトル検出方法として、例えば特開平
7−226937号公報に示されているように、ブロックマッ
チング法が広く使われている。ブロックマッチング法
は、画像をN×N画素からなる動き検出対象ブロックに
分け、動き検出対象ブロックを参照画像中の限られた探
索範囲内の画像と画素単位で全ての位置ごとにマッチン
グをとり、マッチング評価関数を計算し、最もマッチン
グのとれた位置を検出動きベクトルとする。すなわち、
図4に示すように、動き検出対象フレームの画素値F
(i,j)と参照フレームの画素値G(i,j)とで、
下記(1)式によりレーム間差分絶対値のブロック内和
S(dx,dy)を計算し、(dx,dy)を変えてS
(dx,dy)の最小となる値を求め、このときの(d
x,dy)を動きベクトルとする。
【0003】
【数1】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら照明変化
のある動画像の動き補償予測符号化における動きベクト
ル検出においては、通常のブロックマッチング法による
動きベクトル検出では、画像の明るさがフレームごとに
大きく変化するため、検出動きベクトルの精度が急激に
落ちしまい、動き補償予測の符号化効率も急激に低下し
て、復号画像の画質が低下する問題を生ずる。
【0005】この照明変化での画像輝度パターンは、動
きによる位置ずれの他に単純化すれば、図5に示すよう
に、単に全体の輝度値が一定レベルだけ変化するものと
考えられる。このため例えば特開平7−226937号公報に
示されたように、ブロックマッチングを行なう前に、動
き検出対象ブロックと対応する参照領域ブロックのそれ
ぞれの輝度信号の平均値を計算し、その差だけ参照領域
ブロックの画素値にプラスして、輝度信号の平均値のず
れを正規化してから、マッチングを行ない、照明変化の
影響を受けずに正しい動きベクトルを求めるようにして
いる。しかしながらこの方法では、ブロックマッチング
のたびにマッチング対象の参照ブロックの平均値を求め
る計算が必要であり、処理量が大幅に増加してしまう。
【0006】この発明はかかる短所を改善し、照明変化
のある動画像の動き補償予測符号化における動きベクト
ルを簡単に、かつ精度良く検出することができる動きベ
クトル検出方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る動きベク
トル検出方法は、ブロックマッチングにより動画像の符
号化をする動きベクトル検出方法において、動きベクト
ル検出対象画像と参照画像の両方をハイパスフィルタを
通して直流成分をカットしてからブロックマッチングを
行なうことを特徴とする。
【0008】上記ハイパスフィルタとして3×3のタッ
プ係数を持つハイパスフィルタを使用すると良い。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の動画像の動きベクトル
検出方法は、動きベクトル検出対象フレームの輝度信号
画像と参照フレームの輝度信号画像をハイパスフィルタ
を通して直流成分をカットして、照明変化による直流分
の変化を除去してからブロックマッチングを行なって動
きベクトルを検出し、簡単な処理で照明変化の影響を受
けない正しい動きベクトルを求める。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図に示すように、動画像符号化器1は、
入力画像である動きベクトル検出対象フレームの画像情
報を格納する入力画像メモリ2と、参照画像の画像情報
を格納する参照画像メモリ3と、ハイパスフィルタ4及
び一致度演算部5を有する。ハイパスフィルタ4は、例
えば3×3のタップ係数を有し、入力画像メモリ2に格
納された動きベクトル検出対象フレームの輝度信号画像
と参照画像メモリ3に記憶した参照フレームの輝度信号
画像を入力し、低周波を阻止して高周波のみを通過して
出力する。一致度演算部5はハイパスフィルタ4から出
力される動きベクトル検出対象フレームの各ブロックを
参照フレームのブロックを参照してブロックマッチング
を行ない動きベクトルを検出する。
【0011】上記のように構成された動画像符号化器1
で入力した画像の動きベクトルを検出するときの処理を
図2のフローチャートを参照して説明する。
【0012】入力された画像が入力画像メモリ2に格納
されると、入力画像メモリ2に格納された動きベクトル
検出対象フレームの輝度信号画像はハイパスフィルタ4
に出力される。ハイパスフィルタ4は入力した動きベク
トル検出対象フレームの輝度信号画像の照明変化による
直流成分をカットして一致度演算部5に出力する(ステ
ップS1)。引き続き参照画像メモリ3に記憶した参照
フレームの輝度信号画像をハイパスフィルタ4に出力す
る。ハイパスフィルタ4は入力した参照フレームの輝度
信号画像の照明変化による直流成分をカットして一致度
演算部5に出力する(ステップS2)。一致度演算部4
はハイパスフィルタ4から出力される動きベクトル検出
対象フレームのブロックを参照フレームのブロックを参
照してブロックマッチングを行ない動きベクトルを検出
し(ステップS3)、検出した動きベクトルを動きベク
トル検出対象フレームのブロックの動きベクトルとして
出力する(ステップS4)。
【0013】このように動きベクトル検出対象フレーム
の輝度信号画像と参照フレームの輝度信号画像をハイパ
スフィルタ4を通して直流成分をカットすることによ
り、照明変化による直流分の変化の影響を受けずに、輝
度パターンのブロックマッチングを行なうことができ
る。
【0014】この直流成分をカットするハイパスフィル
タ4として、例えば3×3のタップ係数を有するハイパ
スフィルタ4としては、具体的には図3(a)から
(d)に示す各種フィルタを使用することができる。こ
のように3×3のタップ係数を有するハイパスフィルタ
4を使用することにより、少ない計算量で動きベクトル
を検出することができる。
【0015】上記実施例は、ハイパスフィルタ4として
3×3のタップ係数を有するフィルタを使用した場合に
ついて説明したが、ハイパスフィルタ4としてタップ数
が3×3以外のフィルタを使用しても良い。
【0016】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、動きベ
クトル検出対象フレームの輝度信号画像と参照フレーム
の輝度信号画像をハイパスフィルタを通して直流成分を
カットするから、照明変化による直流分の変化の影響を
受けずに、輝度パターンのブロックマッチングを行なう
ことができ、動画像の動きベクトルを精度良く検出する
ことができる。
【0017】また、ハイパスフィルタとして3×3のタ
ップ係数を有するフィルタを使用することにより、少な
い計算量で動きベクトルを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】ハイパスフィルタの構成図である。
【図4】パターンマッチングを示す説明図である。
【図5】照明変化による画像輝度パターンの輝度値のレ
ベル変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 動画像符号化器 2 入力画像メモリ 3 参照画像メモリ 4 ハイパスフィルタ 5 一致度演算部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【数1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロックマッチングにより動画像の符号
    化をする動きベクトル検出方法において、 動きベクトル検出対象画像と参照画像の両方をハイパス
    フィルタを通して直流成分をカットしてからブロックマ
    ッチングを行なうことを特徴とする動きベクトル検出方
    法。
  2. 【請求項2】上記ハイパスフィルタとして3×3のタッ
    プ係数を持つハイパスフィルタを使用する請求項1記載
    の動きベクトル検出方法。
JP16006498A 1998-06-09 1998-06-09 動きベクトル検出方法 Pending JPH11355779A (ja)

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