JPH11355774A - 画像符号化装置および方法 - Google Patents

画像符号化装置および方法

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JPH11355774A
JPH11355774A JP15488698A JP15488698A JPH11355774A JP H11355774 A JPH11355774 A JP H11355774A JP 15488698 A JP15488698 A JP 15488698A JP 15488698 A JP15488698 A JP 15488698A JP H11355774 A JPH11355774 A JP H11355774A
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image
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JP15488698A
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Nobuhiko Yamada
信彦 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再度符号化を行うことなく、所定の領域の画
像データあたりに生成される符号データの量が所定の値
を超える、領域の数を確実に制限することのできる画像
符号化装置を提供する。 【解決手段】 本画像符号化装置は、同一のスライスに
含まれ複数のマクロブロックに分割される画像データか
ら符号化されたデータを生成する。本画像符号化装置で
は、VLC回路109により画像データに基づくデータ
はブロックごとに所定の順序でVLCされる。VLCさ
れたデータの量は、符号量算出回路152によりマクロ
ブロックごとに算出され、符号量判定回路153により
所定の値を超えているか否かが判定される。VLCされ
たデータの量が所定の値を超える際には、VLC設定回
路151により、後続する同一のスライスに含まれるマ
クロブロックに対してVLC回路109でVLCされる
データの量が制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置お
よび方法に関し、特に、出力される符号の量を制御する
画像符号化装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、動画像データを符号化するこ
とにより圧縮して伝送し復号化することにより伸長する
ための技術が、MPEG2(ISO−IEC13818
−2)等により国際的に規格化されている。以下、図面
を参照しつつ、このような従来のMPEG2規格に準拠
する画像符号化装置200を説明する。図7は、従来の
画像符号化装置200の構成の概略を説明するための図
である。画像符号化装置200は、フレームごとの画像
データを蓄え、符号化する際に適切な順序でマクロブロ
ック分割器202と動き検出器215とに画像データを
送るフレームメモリ201と、フレームメモリ201か
らの画像データを、8×8ピクセルを1つのブロックと
して4つの輝度成分のブロックと2つの色差成分のブロ
ックとからなるマクロブロックごとの画像データに分割
するマクロブロック分割器202と、マクロブロック分
割器202からの画像データと後述する動き補償器21
6からの予測画像データとの差分をとる差分器203
と、マクロブロック分割器202からの画像データと差
分器203からの画像データとのいずれを符号化するか
を選択する符号化モード選択回路204と、符号化モー
ド選択回路204から送られる画像データに対して離散
コサイン変換(DCT)を行うDCT回路205と、D
CT回路205で得られたDCT係数データを、ピクチ
ャごとに設定される量子化マトリクスと後述する量子化
幅算出器210により調整された量子化幅との積により
量子化する量子化回路206とを含んでいる。
【0003】また、画像符号化装置200は、量子化回
路206で量子化されたDCT係数データをスキャン順
に並べ替えるスキャン順並べ替え回路207と、スキャ
ン順並べ替え回路207からの出力データを可変長符号
化(VLC)するために出力データに対する設定を行う
VLC設定回路208と、VLC設定回路208での設
定に応じてVLC設定回路208からのデータをVLC
するVLC回路209と、VLC回路209から送られ
る符号量の情報に応じて量子化幅を調整する量子化幅算
出器210とを含んでいる。さらに、画像符号化装置2
00は、量子化回路206で量子化されたDCT係数デ
ータを逆量子化する逆量子化回路211と、逆量子化さ
れたDCT係数データを逆DCTする逆DCT回路21
2と、符号化モード選択回路204で差分器203から
の画像データを選択したときにのみスイッチがオンにな
る切り替えスイッチ213と、切り替えスイッチ213
を経由した動き補償器216からの予測画像データと逆
DCT回路212の出力データとを加算する加算器21
4と、動きベクトルを検出する動き検出器215と、検
出された動きベクトルに基づいて動き補償を行い予測画
像データを生成する動き補償器216と、加算器214
からの画像データを蓄え、必要に応じて画像データを動
き補償器216に送るフレームメモリ217とを含んで
いる。
【0004】これらのような構成の画像符号化装置20
0の動作を説明する。フレームメモリ201に蓄積され
た画像データから、符号化される画像データが、マクロ
ブロック分割器202によりマクロブロックに分割され
る。マクロブロック分割器202からのマクロブロック
の画像データと、予測画像がある場合の差分器203に
より出力されるマクロブロック分割器202からの出力
画像データと動き補償器216からの予測画像データと
の差分の画像データとは、符号化モード選択回路204
によりマクロブロックごとに選択されてDCT回路20
5に送られる。この選択は、一般に符号化効率を高める
ために情報量のより少ない画像データに対して行われ
る。
【0005】ここで、マクロブロック分割器202から
の画像データが選択された場合にはイントラ符号化と呼
ばれ、差分器203からの画像データが選択された場合
にはインター(ノンイントラ)符号化と呼ばれる。符号
化モード選択回路204により選択された画像データ
は、DCT回路205でDCTされ、量子化回路206
で量子化幅算出器210により調整された量子化幅と量
子化マトリクスとの積により量子化される。量子化回路
206からの出力データは、スキャン順並べ替え回路2
07でスキャン順に並べ替えられ、VLC設定回路20
8でVLCのための出力データに対する設定が行われた
後、VLC回路209でVLCされる。量子化幅算出器
210では、VLC回路209によりVLCされた符号
量の情報をもとに、発生符号量が目標符号量に近付くよ
うに量子化幅が制御される。
【0006】一方、量子化回路206で量子化されたデ
ータは逆量子化回路211にも送られる。量子化回路2
06から出力されたデータは、逆量子化回路211で逆
量子化され、逆DCT回路212で逆DCTされる。切
り替えスイッチ213は符号化モード選択回路204で
イントラ符号化が選択されていた場合にはオフとなり、
加算器214からフレームメモリ217に蓄積されるマ
クロブロックデータは逆DCT回路212からの出力デ
ータのみになる。また、切り替えスイッチ213は符号
化モード選択回路204でインター符号化が選択されて
いた場合にはオンとなり、加算器214からフレームメ
モリ217に蓄積されるマクロブロックデータは差分器
203に送られていた動き補償器216からの予測画像
データと逆DCT回路212からの出力データとを加算
したデータになる。
【0007】フレームメモリ201の画像データをもと
にした動き検出器215からの動きベクトルが示すマク
ロブロックの画像データは、動き補償器216によって
差分器203と切り替えスイッチ213とに出力され
る。逆量子化回路211と逆DCT回路212と加算器
214とフレームメモリ217とは、合わせてローカル
デコード(局部復号)部と呼ばれる。予測画像が生成さ
れる際のもとの画像として、ローカルデコード部により
生成された画像が用いられるが、この画像は復号器側で
復号される画像と同じ画像である。ここで、予測画像と
して復号器側で復号される画像と同じ画像を用いるの
は、符号化工程の非可逆符号化に相当する符号化(DC
Tと量子化)により生じる復号器側との誤差をなくすた
めである。
【0008】画像符号化装置200で符号化された画像
データは、復号器側で復号化され画像が再生されるが、
復号器側で円滑に画像データを復号化するためには、画
像符号化装置200で画像データの符号量(VLC回路
209によりVLCされた後の符号量)に制限を加える
必要がある。たとえば、MPEG2規格によると、原則
として1つのマクロブロックによる符号量の発生量は画
像フォーマットが4:2:0フォーマットである場合4
608ビットに制限されており、さらに、マクロブロッ
クを各ピクチャ内で水平方向に並べたスライスで最大2
つのマクロブロックがこの制限を越えることが許されて
いる。
【0009】画像符号化装置200では、上述のよう
に、量子化幅算出器210によって目標符号量を小さく
して量子化幅を大きくすることにより、マクロブロック
あたりの発生符号量を制限している。このような画像符
号化装置で、リアルタイムに画像データを処理する必要
がなくあらかじめ発生符号量の制限が必要であることが
わかっている場合には、上述のような量子化幅算出器2
10での発生符号量の制限方法に加えて、ピクチャごと
に設定することが可能な量子化マトリクスの値を大きく
して目標符号量を下げることによっても発生符号量を制
限することができる。
【0010】さらに、これらの技術の他に、特開平9−
23427号公報に開示されている量子化係数を調整す
る係数調整回路による発生符号量の制限方法が知られて
いる。この発生符号量の制限方法は、VLC回路の前段
に係数調整回路を配置し、VLC回路の後段の出力バッ
ファのデータ量に応じて量子化係数データを強制的に0
とするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像符号化装置でのように、(1マクロブロックごと
の)量子化幅または(1ピクチャごとの)量子化マトリ
クスの値を調整し、あるいは、量子化幅と量子化マトリ
クスとの両方を調整することによる発生符号量の制限方
法では、確実に1マクロブロックあたりの符号量が所定
の制限値を超えるマクロブロックの数を確実に制限する
ためには同じデータに対して再度符号化を行うことが必
要となり、再度符号化のための時間を要しリアルタイム
に画像データを符号化することができない。また、上述
の特開平9−23427号公報に開示されている係数調
整回路を用いる発生符号量の制限方法によると、画像符
号化装置内のローカルデコード部による画像データと復
号器側でデコードされた画像データとの間に誤差が生じ
ることになる。このような誤差が発生した場合、(量子
化係数データを強制的に0とすることによって非可逆符
号化となるような処理により、劣化した画質のフレーム
が復号器側で復号化され、通常の画質のフレームの差分
に対応するデータが復号器側で復号化されていくため)
誤差の発生したマクロブロックがイントラ符号化される
までこの誤差を解消することができない。すなわち、係
数調整回路による画質の劣化が後続してインター符号化
されるマクロブロックを含むフレームに引きずられる
(後続するフレームにまで及ぶ)ことになる。
【0012】本発明は、上記の問題点を考慮してなされ
たものであり、その第1の目的は、再度符号化を行うこ
となく、所定の領域の画像データあたりに生成される符
号データの量が所定の値を超える、領域の数を確実に制
限することのできる画像符号化装置を提供することであ
る。また、本発明の第2の目的は、画質の劣化を後続し
て復号化される画像に引きずることなく、必要に応じて
生成される符号データの量を減少させることができる画
像符号化装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本発明に係る画像符号化装置は、所定の領
域に含まれる複数の画素に対応する画像データを符号化
して符号データを生成する画像符号化装置であって、前
記所定の領域を分割することによって得られる複数の小
領域に含まれる画像データを、小領域ごとに所定の順序
で前記符号データに符号化する符号化手段と、前記符号
化手段によって符号化された小領域ごとの符号データの
量を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数さ
れた小領域ごとの符号データの量が所定のしきい値を超
えているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段に
よって一の小領域の符号データの量が前記しきい値を越
えていると判断された際に、前記順序での前記一の小領
域に後続する小領域の符号データの量を、前記判断手段
によって前記小領域ごとの符号データの量が前記しきい
値を越えていると判断されなかった際と同じかより少な
くするよう前記符号化手段による符号化を制御する制御
手段とを含む。
【0014】また、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明に係る画像符号化装置は、経時的な変化を伴
う画像領域に対応する第1のデータを符号化して第2の
データを生成する画像符号化装置であって、前記第1の
データと、過去に符号化を行った画像領域に対応する第
1のデータに基づくデータである第3のデータとの、差
分を示す第4のデータを生成する生成手段と、前記第1
のデータまたは前記第4のデータを選択するデータ選択
手段と、第1の符号化、または、生成されるデータの量
が前記第1の符号化より少ない第2の符号化を選択する
符号化選択手段と、前記符号化選択手段によって選択さ
れた第1の符号化または第2の符号化のいずれかによ
り、前記データ選択手段によって選択された、第1のデ
ータまたは第4のデータ、に基づくデータを前記第2の
データに符号化する符号化手段と、前記符号化選択手段
によって第2の符号化が選択された第1のデータの部分
を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定され
た第1のデータの部分に対応する画像領域が前記生成手
段によって用いられようとしている第3のデータの部分
に対応する画像領域に重複する際に、前記データ選択手
段により選択するデータを前記第1のデータとするよう
設定する設定手段とを含む。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態の1つである画像符号化装置について説明
する。図1は、本発明の実施の形態の1つである画像符
号化装置100の構成の概略を説明するための図であ
る。画像符号化装置100は、図7を用いて説明した画
像符号化装置200と同様、フレームごとの画像データ
を蓄えるフレームメモリ101と、フレームメモリ10
1からの画像データをマクロブロックごとの画像データ
に分割するマクロブロック分割器102と、マクロブロ
ック分割器102からの画像データと動き補償器116
からの予測画像データとの差分をとる差分器103と、
マクロブロック分割器102からの画像データと差分器
103からの画像データとのいずれを符号化するかを選
択する符号化モード選択回路104と、符号化モード選
択回路104から送られる画像データに対してDCTを
行うDCT回路105と、DCT回路105で得られた
DCT係数データを量子化する量子化回路106と、量
子化回路106で量子化されたDCT係数データをスキ
ャン順に並べ替えるスキャン順並べ替え回路107と、
スキャン順並べ替え回路107からの出力データをVL
Cするために出力データに対する設定を行うVLC設定
回路151と、VLC設定回路151での設定に応じて
ブロックごとにVLC設定回路151からのデータをV
LCするVLC回路109とを含んでいる。
【0016】また、画像符号化装置100は、画像符号
化装置200と同様、量子化回路106で量子化された
DCT係数データを逆量子化する逆量子化回路111
と、逆量子化されたDCT係数データを逆DCTする逆
DCT回路112と、符号化モード選択回路104で差
分器103からの画像データを選択したときにのみスイ
ッチがオンになる切り替えスイッチ113と、切り替え
スイッチ113を経由した動き補償器116からの予測
画像データと逆DCT回路112の出力データとを加算
する加算器114と、動きベクトルを検出する動き検出
器115と、検出された動きベクトルに基づいて動き補
償を行い予測画像データを生成する動き補償器116
と、加算器114からの画像データを蓄え、必要に応じ
て画像データを動き補償器116に送るフレームメモリ
117とを含んでいる。
【0017】さらに、画像符号化装置100は、図7を
用いて説明した画像符号化装置200とは異なり、VL
C回路109でVLCされた符号の量をマクロブロック
ごとに算出する符号量算出回路152と、符号量算出回
路152で算出されたマクロブロックごとの符号量と所
定の制限符号量とを比較し、制限符号量を超えた場合、
同一のスライス内の後続するマクロブロックに対して量
子化されたDCT係数の数を制限するようVLC設定回
路151に指示を送る符号量判定回路153と、符号量
判定回路152で符号量を制限することとなったマクロ
ブロックの位置情報とそのマクロブロックが含まれるフ
レームを特定する情報を記憶する制限データ位置情報記
憶回路154と、インター符号化を行う際の動き補償器
116からの予測データ位置情報と制限データ位置情報
記憶回路154からの制限データ位置情報とを比較して
比較結果に応じてイントラ符号化を選択するよう符号化
モード選択回路104に指示を送る重複領域判定回路1
55とを含んでいる。
【0018】これらのような構成の画像符号化装置10
0の動作を説明する。フレームメモリ101に蓄積され
た画像データから、符号化されるフレームの画像データ
がマクロブロックに分割される。マクロブロック分割器
102からのマクロブロックの画像データと、予測画像
がある場合の差分器103により出力されるマクロブロ
ック分割器102からの出力画像データと動き補償器1
16からの予測画像データとの差分の画像データとは、
符号化モード選択回路104によりマクロブロックごと
に選択されてDCT回路105に送られる。ここでの選
択は、一般には、従来の画像符号化装置200での動作
として説明したように、符号化効率を高めるために情報
量のより少ない画像データに対して行われるが、本発明
に係る画像符号化装置100では、後述する重複領域判
定回路155により重複領域が存在すると判定された場
合には強制的にイントラ符号化が選択され、マクロブロ
ック分割器102からのマクロブロックの画像データが
選択される。
【0019】符号化モード選択回路104により選択さ
れた画像データは、DCT回路105でDCTされ、量
子化回路106により量子化される。量子化回路106
からの出力データは、スキャン順並べ替え回路107で
スキャン順に並べ替えられ、VLC設定回路151でブ
ロックの終了を示すブロックエンド情報の生成等を含む
VLCのための出力データに対する設定が行われた後、
VLC回路109でブロックエンド情報に基づいてブロ
ックごとにVLCされる。VLC回路109によりVL
Cされたブロックごとの符号量を示す情報をもとに、符
号量算出回路152ではマクロブロックごとの符号量が
算出され、符号量判定回路153では符号量算出回路1
52で算出されたマクロブロックごとの符号量と所定の
制限量とが比較され、制限符号量を越えている場合には
VLC設定回路151にスキャン順に並び替えられたデ
ータをブロックごとに先頭から通過させるデータの量を
制限するよう指示される。制限された数のデータがVL
C設定回路151を通過すると、この指示に応じて、1
ブロック分のデータが終了したことを示すブロックエン
ド情報がVLC設定回路151で生成されVLC設定回
路151からVLC回路109に送られる。
【0020】ここで、この通過が制限されるデータの量
は、マクロブロックを構成する6つのブロックごとに設
定され、所定の制限符号量とVLCする対象のデータの
量に対応する最大発生符号量とにより決定される数であ
る。所定の制限符号量は、たとえば、MPEG2規格で
4:2:0フォーマットを用いた場合、4608と定め
る。また、スキャン順に並び替えられたデータは、ブロ
ックごとに先頭の直流成分から周波数の昇順に並び替え
られるため、画質の劣化が比較的目立たない高周波成分
から順に切り捨てられることとなる。一方、量子化回路
106で量子化されたデータは逆量子化回路111にも
送られる。量子化回路106から出力されたデータは、
逆量子化回路111で逆量子化され、逆DCT回路11
2で逆DCTされる。
【0021】ここで、符号化モード選択回路104でイ
ントラ符号化が選択されている場合には、切り替えスイ
ッチ113はオフとなり、加算器114からフレームメ
モリ117に蓄積されるマクロブロックデータは、逆D
CT回路112からの出力データのみになる。また、符
号化モード選択回路104でインター符号化が選択され
ている場合には、切り替えスイッチ113はオンとな
り、加算器114からフレームメモリ117に蓄積され
るマクロブロックデータは、差分器103に送られてい
た動き補償器116からの予測画像データと逆DCT回
路112からの出力データとを加算したデータになる。
【0022】動き補償器116では、フレームメモリ1
01の画像データをもとにした動き検出器115からの
動き検出器115からの動きベクトルが示すマクロブロ
ックの画像データが、フレームメモリ117から取り出
され、差分器103と切り替えスイッチ113に出力さ
れ、動き補償に用いられたマクロブロックの位置情報と
フレームを特定する情報とは予測データ位置情報として
重複領域判定回路155に送られる。また、上述のよう
に、符号量判定回路153からVLC設定回路151に
対して通過させるデータの量を制限するよう指示された
場合には、そのマクロブロックの位置情報とそのマクロ
ブロックが含まれるフレームを特定する情報とが制限デ
ータ位置情報として制限データ位置情報記憶回路154
に送られている。
【0023】動き補償器116からの予測データ位置情
報と、制限データ位置情報記憶回路154からの制限デ
ータ位置情報とは、重複領域判定回路155で比較され
る。この比較の結果、マクロブロックが含まれるフレー
ムを特定する情報が一致し、マクロブロックの位置情報
に一部分でも重複する領域が存在する場合には、符号化
モード選択回路104で強制的にイントラ符号化を選択
するよう制御される。以上のような構成、動作の画像符
号化装置100での、本発明に特に関わるマクロブロッ
クに対する処理をフローチャート等を用いてより詳細に
説明する。以下の、図2を用いて示すマクロブロックに
対する処理1は、VLC設定回路153、符号量算出回
路152、符号量判定回路153により行われるものと
し、図4を用いて示すマクロブロックに対する処理2
は、重複領域判定回路155により行われるものとす
る。
【0024】図2は、画像符号化装置100でのマクロ
ブロック(図中MBとしている)に対する処理1の手順
を説明するためのフローチャートである。本フローチャ
ートのステップ101(以下、ステップをSと略す)の
処理は符号量算出回路152により行われ、S102〜
S105での処理は符号量判定回路153により行わ
れ、S106〜S109での処理はVLC設定回路15
1により行われる。画像符号化装置100では、VLC
回路109によりVLCが行われたマクロブロックに対
して、まず、S101で、符号量Bit_mbが算出さ
れる。この符号量Bit_mbの算出は、たとえば次式
によって行うことができる。
【0025】 Bit_mb=Bit(t)−Bit(t−1) ここで、tは後に説明するパイプライン処理での1サイ
クルに相応する時間を示し、Bit(t)はVLC回路
109から生成されていくヘッダ情報を含むマクロブロ
ックあたりのビット発生量の、時間tまでの総和を示
す。続いて、S102では、このマクロブロックがスラ
イスの先頭にあるか否かが判断される。このマクロブロ
ックがスライスの先頭になければ(S102にて、N
O)、S104へと処理は移され、このマクロブロック
がスライスの先頭にあれば(S102にて、YES)、
S103でデータ量を制限するためのフラグrestr
ictが0とされ(このフラグrestrictが0で
あることは発生符号量の制限を行わないことを示し、こ
のフラグが1であることは発生符号量の制限を行うこと
を示す)、S104へと処理は移される。
【0026】S104では、S101で算出された符号
量Bit_mbが所定の制限値(上述のようにMPEG
2規格の4:2:0フォーマットでは4608)を超え
るか否かが判断される。Bit_mbが制限値を超えな
ければ(S104にて、NO)、S106へと処理は移
され、Bit_mbが制限値を超えれば(S104に
て、YES)、S105でフラグrestrictが1
とされ、S106へと処理は移される。S106では、
フラグrestrictが1であるか否かが判断され
る。restrictが1でなければ(S106にて、
NO)、(a,b)によりこのマクロブロックの位置が
特定され、restrictの値を保持する変数mb
(a,b)は0とされる。また、restrictが1
であれば(S106にて、YES)、変数mb(a,
b)は1とされ、VLC設定回路108に対して、VL
C設定回路108を通過してVLC回路109でVLC
されるデータの量を制限するよう指示される。(変数m
b(a,b)による情報は、制限データ位置情報とし
て、このマクロブロックが含まれるフレームを特定する
情報とともに、制限データ位置情報記憶回路154に記
憶され、後述する重複領域判定回路155により用いら
れる。)ここで、たとえば、1フレームを構成する画像
領域に対応する画素の数が760×480である場合に
は、mb(a,b)のaに1〜45の整数のいずれかを
割り当て、bに1〜30の整数のいずれかを割り当てる
ことができる。また、VLC設定回路108を通過する
データの量の制限は、量子化されたDCT係数の数が通
常64である場合に、31とする(31個のデータがV
LC設定回路を通過した直後にVLC回路109にブロ
ックエンド情報を送る)ことにより行うことができる。
【0027】実際、これらのような処理を次に図3に示
すようなパイプライン処理により行うことができる。図
3は、画像符号化装置100でのマクロブロックに対す
るパイプライン処理の工程を説明するための図である。
画像符号化装置100では、複数のマクロブロックに対
して、量子化回路106による量子化工程、VLC設定
回路151によるVLC設定工程、VLC回路109に
よるVLC工程、符号量算出回路152、符号量判定回
路153による符号量算出・判定工程を、所定の1サイ
クルで同時に行うことができる。画像符号化装置100
に画像が入力され始めて、始め(サイクル1とする)に
量子化されるマクロブロックであるMB1(スライスの
先頭のマクロブロック)に対しては、次のサイクル2で
VLC設定が行われ、サイクル3でVLCが行われ、サ
イクル4で符号量算出・判定が行われる。また、サイク
ル2ではMB1に続いて入力されるMB2に対する量子
化がMB1に対する処理と同時に行われ、サイクル3で
はMB2に続いて入力されるMB3に対する量子化とM
B2に対するVLC設定とがMB1に対する処理と同時
に行われる。また、図中のMB1〜MB6は、ここでは
同一のスライスに含まれるものとするが、画像符号化装
置100は、スライスにまたがる複数のマクロブロック
を同様に並列に処理していく。この際、次に示すように
して符号量の制限が一度設定された場合、新たなスライ
スに対してはこの設定は解除される(図2のS103で
の処理)。
【0028】たとえば、サイクル5において、MB2に
対する符号量算出・判定が行われ、VLC設定回路15
1によるデータ量の制限が必要であると判断された場合
(図2に示すフローチャートのS101〜S105によ
りrestrict=1となる場合)、この判断が符号
量算出回路152、符号量判定回路153で行われてV
LC設定回路151に指示が与えられるまでの時間は、
MB4に対してVLC設定を開始するまでの時間よりも
短いものとする。すなわち、MB2に対応してVLC回
路109で生成される符号の量が制限値を越える際に
は、同一のスライスに含まれるMB4の符号量を制限す
るようVLC設定回路151での設定が行われ、同一の
スライスに含まれ後続するMB5、MB6、…に対して
も符号量を制限するようVLC設定回路151での設定
が行われる。(MB3に対応してVLC回路109で生
成される符号量が制限値を超える場合には、同一スライ
ス内で制限値を超えるマクロブロックの数はMB2とM
B3との2となり、MB3に対応してVLC回路109
で生成される符号量が制限値を超えない場合には、同一
スライス内で制限値を超えるマクロブロックの数はMB
2のみの1となる。) 以上のような画像符号化装置によると、1スライスあた
りにデータ量が制限値を超えるマクロブロックの数を確
実に最大2とすることができ、再度符号化を行うことな
く、1つのマクロブロックあたりに符号化されるデータ
の量が所定の制限値を超える、マクロブロックの数を確
実に制限することができる。
【0029】また、スキャン順並べ替え回路107でス
キャン順に並び替えられたデータは、ブロックごとに先
頭の直流成分から周波数の昇順に並び替えられ、データ
量の制限はブロックエンド情報をVLC設定回路151
からVLC回路109に送ることにより行うため、画質
の劣化が比較的目立たない高周波成分から順にデータが
切り捨てられることになり、画質の劣化を最小限に抑え
ることができる。さらに、これらの切り捨ては、通常生
成されるブロックエンド情報の位置がデータを少なくす
るように変更されることにより行われるため、従来より
もより簡便な制御となっている。
【0030】次に、画像符号化装置100の重複領域判
定回路155で行われる、マクロブロックに対する処理
2について説明する。図4は、画像符号化装置100で
のマクロブロックに対する処理2の手順を説明するため
のフローチャートである。画像符号化装置100の重複
領域判定回路155では、入力画像が符号化される際、
制限データ位置情報記憶装置154から制限データ位置
情報(図2に示すmb(a,b))とこのマクロブロッ
クが含まれるフレームを特定する情報とが読み出され、
動き補償器116から予測画像データ位置情報が送られ
る。これらの位置情報に基づいて、重複領域判定回路1
55では、まず、S201で予測画像データ位置が制限
データ位置に重複するか否かが判断される。(実際、制
限データ位置情報であるmb(a,b)(aは1〜45
の整数、bは1〜30の整数)のa、bに対して16を
掛けることにより、予測データ位置を特定する(c,
d)(cは1〜760の整数、dは1〜480の整数)
によって特定される領域との重なりを検出することがで
きる。) 予測データ位置が制限データ位置に重複しなければ(S
201にて、NO)、S203で、入力画像に対してイ
ンター符号化、イントラ符号化それぞれの選択に応じた
符号化が行われるよう符号化モード選択回路104に指
示が送られる。また、予測データ位置が制限データ位置
に重複すれば(S201にて、YES)、S202で、
入力画像に対してイントラ符号化が行われるよう符号化
モード選択回路104に指示が送られる。
【0031】上述の予測データ位置と制限データ位置と
の重複の判断に際して、図5(a)〜(c)は予測され
るマクロブロックの位置とデータ量が制限されたマクロ
ブロックの位置とが重ならない場合の例を画像領域に対
応させて示す図であり、図6(a)〜(c)は予測され
るマクロブロックの位置とデータ量が制限されたマクロ
ブロックの位置とが重なる場合の例を画像領域に対応さ
せて示す図である。図5(a)〜(c)、図6(a)〜
(c)においては、フレーム300内の領域301はマ
クロブロック分割器202(図1参照)から出力され符
号化されようとしているマクロブロックに対応し、領域
302は動き補償器116によって特定され予測される
マクロブロックに対応し、領域303は制限データ位置
情報記憶回路154によって特定されるデータ量の制限
されたマクロブロックに対応する。
【0032】以上のような画像符号化装置によると、画
質の劣化を後続して復号化される画像に引きずることな
く、必要に応じて生成される符号データの量を減少させ
ることができ、画質の劣化が発生する時間は最小限に抑
えられる。なお、上述の実施の形態の画像符号化装置に
おいて、他の部分の構成を変更した場合にも、ローカル
デコード部にフィードバックされない位置(画像符号化
装置100のスキャン順並べ替え回路107の直前から
符号化出力までの間に対応する位置(図1参照))で非
可逆符号化(入力画像に対して通常よりも生成されるデ
ータの量が少なく非可逆の符号化)を行う際、上述のよ
うにして制限データ位置情報記憶回路154、重複領域
判定回路155を用いることにより、ローカルデコード
部により生成された画像が復号器側で復号化される画像
と異なることによる誤差が後続するフレームに引きずら
れることをなくし、必要に応じて生成される符号データ
の量を減少させつつ、画質の劣化が発生する時間を最小
限に抑えることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る画像符号化装置は、所定の
領域に含まれる複数の画素に対応する画像データを符号
化して符号データを生成する画像符号化装置であって、
前記所定の領域を分割することによって得られる複数の
小領域に含まれる画像データを、小領域ごとに所定の順
序で前記符号データに符号化する符号化手段と、前記符
号化手段によって符号化された小領域ごとの符号データ
の量を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数
された小領域ごとの符号データの量が所定のしきい値を
超えているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段
によって一の小領域の符号データの量が前記しきい値を
超えていると判断された際に、前記順序での前記一の小
領域に後続する小領域の符号データの量を、前記判断手
段によって前記小領域ごとの符号データの量が前記しき
い値を超えていると判断されなかった際と同じかより少
なくするよう前記符号化手段による符号化を制御する制
御手段とを含む。
【0034】本画像符号化装置によると、所定の領域を
分割することによって得られる複数の小領域に含まれる
画像データは小領域ごとに所定の順序で符号データに符
号化され、符号化された小領域ごとの符号データの量は
計数され、計数された小領域ごとの符号データの量が所
定のしきい値を超えているか否かが判断され、一の小領
域の符号データの量がしきい値を越えていると判断され
た際に、上記の順序での一の小領域に後続する小領域の
符号データの量は、小領域ごとの符号データの量がしき
い値を越えていると判断されなかった際と同じかより少
なくされる。これにより、再度符号化を行うことなく、
小領域の画像データあたりに生成される符号データの量
が所定の値を超える、小領域の数を確実に制限すること
ができる。
【0035】ここで、前記符号化手段は、前記小領域に
対応する画像データを所定の単位ごとに空間周波数領域
のデータに変換する変換手段と、前記変換手段によって
変換された空間周波数領域のデータを前記所定の単位ご
とに可変長符号化する可変長符号化手段とを含み、前記
制御手段による制御は、所定の空間周波数を超える空間
周波数領域のデータに対する、前記可変長符号化手段に
よる可変長符号化を禁止することであるものとすること
ができる。
【0036】本画像符号化装置によると、所定の領域を
分割することによって得られる複数の小領域に含まれる
画像データは小領域内での所定の単位ごとに所定の順序
で空間周波数領域のデータに変換され、変換された空間
周波数領域のデータは上記の単位ごとに可変長符号化さ
れ、可変長符号化された小領域ごとの符号データの量は
計数され、計数された小領域ごとの符号データの量が所
定のしきい値を超えているか否かが判断され、小領域ご
との符号データの量が上記のしきい値を越えていると判
断された際に、所定の空間周波数を超える空間周波数領
域のデータに対する可変長符号化が禁止されることによ
り、上記の順序での一の小領域に後続する小領域の符号
データの量は、小領域ごとの符号データの量がしきい値
を越えていると判断されなかった際よりも少なくされ
る。これにより、再度符号化を行うことなく、小領域の
画像データあたりに生成される符号データの量が所定の
値を超える、小領域の数を確実に制限することができ
る。さらに、この制限は所定の周波数を超える空間周波
数領域のデータに対して行われるために、符号データを
復号化する際、画質の劣化が比較的目立たない高周波成
分から順にデータが切り捨てられることになり、画質の
劣化を最小限に抑えることができる。
【0037】また、前記符号化手段は、前記小領域に対
応する画像データを所定の単位ごとに空間周波数領域の
データに変換する変換手段と、前記変換手段によって変
換された空間周波数領域のデータを前記所定の単位ごと
に空間周波数の昇順に並び替える並び替え手段と、前記
並び替え手段によって並び替えられた空間周波数領域の
データを可変長符号化する可変長符号化手段とを含み、
前記制御手段による制御は、前記所定の単位ごとの空間
周波数領域のデータの終了を示すデータを、前記可変長
符号化手段によって可変長符号化される空間周波数領域
のデータに挿入して、所定の空間周波数を超える空間周
波数領域のデータに対する前記可変長符号化手段による
可変長符号化を禁止することであるものとすることがで
きる。
【0038】本画像符号化装置によると、所定の領域を
分割することによって得られる複数の小領域に含まれる
画像データは小領域内での所定の単位ごとに所定の順序
で空間周波数領域のデータに変換され、変換された空間
周波数領域のデータは上記の単位ごとに空間周波数の昇
順に並び替えられ、並び替えられた空間周波数領域のデ
ータは可変長符号化され、可変長符号化された小領域ご
との符号データの量は計数され、計数された小領域ごと
の符号データの量が所定のしきい値を超えているか否か
が判断され、小領域ごとの符号データの量が上記のしき
い値を越えていると判断された際に、上記の単位ごとの
空間周波数領域のデータの終了を示すデータが可変長符
号化される空間周波数領域のデータに挿入されて所定の
空間周波数を超える空間周波数領域のデータに対する可
変長符号化が禁止されることにより、上記の順序での一
の小領域に後続する小領域の符号データの量は、小領域
ごとの符号データの量がしきい値を超えていると判断さ
れなかった際よりも少なくされる。
【0039】これにより、再度符号化を行うことなく、
小領域の画像データあたりに生成される符号データの量
が所定の値を超える、小領域の数を確実に制限すること
ができる。この制限は所定の周波数を超える空間周波数
領域のデータに対して行われるために、符号データを復
号化する際、画質の劣化が比較的目立たない高周波成分
から順にデータが切り捨てられることになり、画質の劣
化を最小限に抑えることができる。さらに、この制限は
上記の単位ごとの空間周波数領域のデータの終了を示す
データを、可変長符号化される空間周波数領域のデータ
に挿入することにより行われるために、従来よりもより
簡素な制御となる。
【0040】本発明に係る画像符号化装置は、経時的な
変化を伴う画像領域に対応する第1のデータを符号化し
て第2のデータを生成する画像符号化装置であって、前
記第1のデータと、過去に符号化を行った画像領域に対
応する第1のデータに基づくデータである第3のデータ
との、差分を示す第4のデータを生成する生成手段と、
前記第1のデータまたは前記第4のデータを選択するデ
ータ選択手段と、第1の符号化、または、生成されるデ
ータの量が前記第1の符号化より少ない第2の符号化を
選択する符号化選択手段と、前記符号化選択手段によっ
て選択された第1の符号化または第2の符号化のいずれ
かにより、前記データ選択手段によって選択された、第
1のデータまたは第4のデータ、に基づくデータを前記
第2のデータに符号化する符号化手段と、前記符号化選
択手段によって第2の符号化が選択された第1のデータ
の部分を特定する特定手段と、前記特定手段によって特
定された第1のデータの部分に対応する画像領域が前記
生成手段によって用いられようとしている第3のデータ
の部分に対応する画像領域に重複する際に、前記データ
選択手段により選択するデータを前記第1のデータとす
るよう設定する設定手段とを含む。
【0041】本画像符号化装置によると、第1のデータ
と、過去に符号化を行った画像領域に対応する第1のデ
ータに基づくデータである第3のデータとの、差分を示
す第4のデータが生成され、選択された第1の符号化ま
たは第2の符号化のいずれかにより、選択された、第1
のデータまたは第4のデータ、に基づくデータが第2の
データに符号化され、第2の符号化が選択された第1の
データの部分が特定され、特定された第1のデータの部
分に対応する画像領域が、生成手段によって用いられよ
うとしている第3のデータの部分に対応する画像領域に
重複する際に、データ選択手段により選択するデータが
第1のデータとされる。これにより、画質の劣化を後続
して復号化される画像に引きずることなく、必要に応じ
て生成される符号データの量を減少させることができ
る。
【0042】本発明に係る画像符号化方法は、所定の領
域に含まれる複数の画素に対応する画像データを符号化
して符号データを生成する画像符号化方法であって、前
記所定の領域を分割することによって得られる複数の小
領域に含まれる画像データを、小領域ごとに所定の順序
で前記符号データに符号化するステップと、前記符号化
された小領域ごとの符号データの量を計数するステップ
と、前記計数された小領域ごとの符号データの量が所定
のしきい値を超えているか否かを判断するステップと、
一の小領域の符号データの量が前記しきい値を越えてい
ると判断された際に、前記順序での前記一の小領域に後
続する小領域の符号データの量を、前記小領域ごとの符
号データの量が前記しきい値を越えていると判断されな
かった際と同じかより少なくするよう前記符号化を制御
するステップとを含む。本画像符号化装置によると、所
定の領域を分割することによって得られる複数の小領域
に含まれる画像データは小領域ごとに所定の順序で符号
データに符号化され、符号化された小領域ごとの符号デ
ータの量は計数され、計数された小領域ごとの符号デー
タの量が所定のしきい値を超えているか否かが判断さ
れ、一の小領域の符号データの量がしきい値を越えてい
ると判断された際に、上記の順序での一の小領域に後続
する小領域の符号データの量は、小領域ごとの符号デー
タの量がしきい値を越えていると判断されなかった際と
同じかより少なくされる。
【0043】これにより、再度符号化を行うことなく、
小領域の画像データあたりに生成される符号データの量
が所定の値を超える、小領域の数を確実に制限すること
ができる。
【0044】また、本発明に係る画像符号化方法は、経
時的な変化を伴う画像領域に対応する第1のデータを符
号化して第2のデータを生成する画像符号化方法であっ
て、前記第1のデータと、過去に符号化を行った画像領
域に対応する第1のデータに基づくデータである第3の
データとの、差分を示す第4のデータを生成するステッ
プと、前記第1のデータまたは前記第4のデータを選択
するステップと、第1の符号化、または生成されるデー
タの量が前記第1の符号化より少ない第2の符号化を選
択するステップと、前記選択された第1の符号化または
第2の符号化のいずれかにより、前記第1のデータまた
は第4のデータ、に基づくデータを前記第2のデータに
符号化するステップと、前記第2の符号化が選択された
第1のデータの部分を特定するステップと、前記特定さ
れた第1のデータの部分に対応する画像領域が、前記差
分が生成される際に用いられようとしている第3のデー
タに対応する画像領域に重複する際に、第1のデータを
選択して符号化するよう設定するステップを含む。
【0045】本画像符号化方法によると、第1のデータ
と、過去に符号化を行った画像領域に対応する第1のデ
ータに基づくデータである第3のデータとの、差分を示
す第4のデータが生成され、選択された第1の符号化ま
たは第2の符号化のいずれかにより、選択された、第1
のデータまたは第4のデータ、に基づくデータが第2の
データに符号化され、第2の符号化が選択された第1の
データの部分が特定され、特定された第1のデータの部
分に対応する画像領域が、差分が生成される際に用いら
れようとしている第3のデータに対応する画像領域に重
複する際に、第1のデータを選択して符号化するよう設
定される。これにより、画質の劣化を後続して復号化さ
れる画像に引きずることなく、必要に応じて生成される
符号データの量を減少させることができる本発明に係る
MPEGビデオエンコーダは、同一のスライスに含まれ
る複数のマクロブロックに対応する第1のデータを符号
化して第2のデータを生成するMPEGビデオエンコー
ダであって、前記第1のデータと、過去に符号化を行っ
た第1のデータに基づくデータである第3のデータと
の、差分を示す第4のデータを生成する生成手段と、前
記第1のデータまたは前記第4のデータを選択するデー
タ選択手段と、前記データ選択手段によって選択され
た、第1のデータまたは第4のデータ、に基づくデータ
をブロックごとに所定の順序で前記第2のデータに可変
長符号化する可変長符号化手段と、前記可変長符号化手
段によって可変長符号化された第2のデータの量をマク
ロブロックごとに計数する計数手段と、前記計数手段に
よって計数されたマクロブロックごとの第2のデータの
量が所定の値を超えているか否かを判断する判断手段
と、前記判断手段によってマクロブロックごとの第2の
データの量が所定の値を超えていると判断されなかった
際に、第1のデータまたは第4のデータ、に基づくデー
タに対する前記可変長符号化手段による可変長符号化を
第1の可変長符号化とするよう設定し、前記判断手段に
よってマクロブロックごとの第2のデータの量が所定の
値を超えていると判断された際に、後続する同一のスラ
イスに含まれるマクロブロックごとの、第1のデータま
たは第4のデータ、に基づくデータに対する前記可変長
符号化手段による可変長符号化を、生成されるデータの
量が前記第1の可変長符号化より少ない第2の可変長符
号化とするよう設定する第1の設定手段と、前記符号化
選択手段によって第2の可変長符号化が選択された第1
のデータに対応する画像領域を特定する特定手段と、前
記特定手段によって特定された第1のデータに対応する
画像領域が前記生成手段によって用いられようとしてい
る第3のデータと重複する際に、前記データ選択手段に
より選択するデータを第1のデータとするよう設定する
第2の設定手段とを含む。
【0046】本MPEGビデオエンコーダによると、第
1のデータと、過去に符号化を行った第1のデータに基
づくデータである第3のデータとの、差分を示す第4の
データが生成され、選択された第1のデータまたは第4
のデータ、に基づくデータがブロックごとに所定の順序
で第2のデータに可変長符号化され、可変長符号化され
た第2のデータの量がマクロブロックごとに計数され、
計数されたマクロブロックごとの第2のデータの量が所
定の値を超えているか否かが判断される。マクロブロッ
クごとの第2のデータの量が所定の値を超えていると判
断されなかった際に、第1のデータまたは第4のデー
タ、に基づくデータに対する可変長符号化は第1の可変
長符号化とするよう設定され、マクロブロックごとの第
2のデータの量が所定の値を越えていると判断された際
に、後続する同一のスライスに含まれるマクロブロック
ごとの、第1のデータまたは第4のデータ、に基づくデ
ータに対する可変長符号化は、生成されるデータの量が
第1の可変長符号化より少ない第2の可変長符号化とす
るよう設定される。第2の可変長符号化が選択された第
1のデータに対応する画像領域は特定され、特定された
第1のデータに対応する画像領域が生成手段によって用
いられようとしている第3のデータと重複する際に、デ
ータ選択手段より選択されるデータを第1のデータとす
るよう設定される。これにより、再度符号化を行うこと
なく、マクロブロックあたりに生成される符号データの
量が所定の値を超える、マクロブロックの数を確実に制
限し、かつ、この制限による画質の劣化が後続して復号
化される画像に引きずられなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つである画像符号化装
置100の構成の概略を説明するための図である。
【図2】画像符号化装置100でのマクロブロックに対
する処理1の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】画像符号化装置100でのマクロブロックに対
するパイプライン処理の工程を説明するための図であ
る。
【図4】画像符号化装置100でのマクロブロックに対
する処理2の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】予測されるマクロブロックの位置とデータ量が
制限されたマクロブロックの位置とが重ならない場合の
例を画像領域に対応させて示す図である。
【図6】予測されるマクロブロックの位置とデータ量が
制限されたマクロブロックの位置とが重なる場合の例を
画像領域に対応させて示す図である。
【図7】従来の画像符号化装置200の構成の概略を説
明するための図である。
【符号の説明】
101、117 フレームメモリ 102 マクロブロック分割器 103 差分器 104 符号化モード選択回路 105 DCT回路 106 量子化回路 107 スキャン順並べ替え回路 109 VLC回路 111 逆量子化回路 112 逆DCT回路 113 切り替えスイッチ 114 加算器 115 動き検出器 116 動き補償器 151 VLC設定回路 152 符号量算出回路 153 符号量判定回路 154 制限データ位置情報記憶回路 300 フレームに対応する画像領域 301 符号化されるマクロブロックに対応する画像領
域 302 予測されるマクロブロックに対応する画像領域 303 データ量の制限されたマクロブロックに対応す
る画像領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の領域に含まれる複数の画素に対応
    する画像データを符号化して符号データを生成する画像
    符号化装置であって、 前記所定の領域を分割することによって得られる複数の
    小領域に含まれる画像データを、小領域ごとに所定の順
    序で前記符号データに符号化する符号化手段と、 前記符号化手段によって符号化された小領域ごとの符号
    データの量を計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数された小領域ごとの符号デー
    タの量が所定のしきい値を超えているか否かを判断する
    判断手段と、 前記判断手段によって一の小領域の符号データの量が前
    記しきい値を超えていると判断された際に、前記順序で
    の前記一の小領域に後続する小領域の符号データの量
    を、前記判断手段によって前記小領域ごとの符号データ
    の量が前記しきい値を超えていると判断されなかった際
    と同じかより少なくするよう前記符号化手段による符号
    化を制御する制御手段とを含む画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化手段は、 前記小領域に対応する画像データを所定の単位ごとに空
    間周波数領域のデータに変換する変換手段と、 前記変換手段によって変換された空間周波数領域のデー
    タを前記所定の単位ごとに可変長符号化する可変長符号
    化手段とを含み、 前記制御手段による制御は、所定の空間周波数を超える
    空間周波数領域のデータに対する、前記可変長符号化手
    段による可変長符号化を禁止することである請求項1に
    記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段は、 前記小領域に対応する画像データを所定の単位ごとに空
    間周波数領域のデータに変換する変換手段と、 前記変換手段によって変換された空間周波数領域のデー
    タを前記所定の単位ごとに空間周波数の昇順に並び替え
    る並び替え手段と、 前記並び替え手段によって並び替えられた空間周波数領
    域のデータを可変長符号化する可変長符号化手段とを含
    み、 前記制御手段による制御は、前記所定の単位ごとの空間
    周波数領域のデータの終了を示すデータを、前記可変長
    符号化手段によって可変長符号化される空間周波数領域
    のデータに挿入して、所定の空間周波数を超える空間周
    波数領域のデータに対する前記可変長符号化手段による
    可変長符号化を禁止することである請求項1に記載の画
    像符号化装置。
  4. 【請求項4】 経時的な変化を伴う画像領域に対応する
    第1のデータを符号化して第2のデータを生成する画像
    符号化装置であって、 前記第1のデータと、過去に符号化を行った画像領域に
    対応する第1のデータに基づくデータである第3のデー
    タとの、差分を示す第4のデータを生成する生成手段
    と、 前記第1のデータまたは前記第4のデータを選択するデ
    ータ選択手段と、 第1の符号化、または、生成されるデータの量が前記第
    1の符号化より少ない第2の符号化を選択する符号化選
    択手段と、 前記符号化選択手段によって選択された第1の符号化ま
    たは第2の符号化のいずれかにより、前記データ選択手
    段によって選択された、第1のデータまたは第4のデー
    タ、に基づくデータを前記第2のデータに符号化する符
    号化手段と、 前記符号化選択手段によって第2の符号化が選択された
    第1のデータの部分を特定する特定手段と、 前記特定手段によって特定された第1のデータの部分に
    対応する画像領域が前記生成手段によって用いられよう
    としている第3のデータの部分に対応する画像領域に重
    複する際に、前記データ選択手段により選択するデータ
    を前記第1のデータとするよう設定する設定手段とを含
    む画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 所定の領域に含まれる複数の画素に対応
    する画像データを符号化して符号データを生成する画像
    符号化方法であって、 前記所定の領域を分割することによって得られる複数の
    小領域に含まれる画像データを、小領域ごとに所定の順
    序で前記符号データに符号化するステップと、 前記符号化された小領域ごとの符号データの量を計数す
    るステップと、 前記計数された小領域ごとの符号データの量が所定のし
    きい値を超えているか否かを判断するステップと、 一の小領域の符号データの量が前記しきい値を越えてい
    ると判断された際に、前記順序での前記一の小領域に後
    続する小領域の符号データの量を、前記小領域ごとの符
    号データの量が前記しきい値を越えていると判断されな
    かった際と同じかより少なくするよう前記符号化を制御
    するステップとを含む画像符号化方法。
  6. 【請求項6】 経時的な変化を伴う画像領域に対応する
    第1のデータを符号化して第2のデータを生成する画像
    符号化方法であって、 前記第1のデータと、過去に符号化を行った画像領域に
    対応する第1のデータに基づくデータである第3のデー
    タとの、差分を示す第4のデータを生成するステップ
    と、 前記第1のデータまたは前記第4のデータを選択するス
    テップと、 第1の符号化、または、生成されるデータの量が前記第
    1の符号化より少ない第2の符号化を選択するステップ
    と、 前記選択された第1の符号化または第2の符号化のいず
    れかにより、前記第1のデータまたは第4のデータ、に
    基づくデータを前記第2のデータに符号化するステップ
    と、 前記第2の符号化が選択された第1のデータの部分を特
    定するステップと、 前記特定された第1のデータの部分に対応する画像領域
    が、前記差分が生成される際に用いられようとしている
    第3のデータに対応する画像領域に重複する際に、第1
    のデータを選択して符号化するよう設定するステップを
    含む画像符号化方法。
  7. 【請求項7】 同一のスライスに含まれる複数のマクロ
    ブロックに対応する第1のデータを符号化して第2のデ
    ータを生成するMPEGビデオエンコーダであって、 前記第1のデータと、過去に符号化を行った第1のデー
    タに基づくデータである第3のデータとの、差分を示す
    第4のデータを生成する生成手段と、 前記第1のデータまたは前記第4のデータを選択するデ
    ータ選択手段と、 前記データ選択手段によって選択された、第1のデータ
    または第4のデータ、に基づくデータをブロックごとに
    所定の順序で前記第2のデータに可変長符号化する可変
    長符号化手段と、 前記可変長符号化手段によって可変長符号化された第2
    のデータの量をマクロブロックごとに計数する計数手段
    と、 前記計数手段によって計数されたマクロブロックごとの
    第2のデータの量が所定の値を超えているか否かを判断
    する判断手段と、 前記判断手段によってマクロブロックごとの第2のデー
    タの量が所定の値を超えていると判断されなかった際
    に、第1のデータまたは第4のデータ、に基づくデータ
    に対する前記可変長符号化手段による可変長符号化を第
    1の可変長符号化とするよう設定し、前記判断手段によ
    ってマクロブロックごとの第2のデータの量が所定の値
    を超えていると判断された際に、後続する同一のスライ
    スに含まれるマクロブロックごとの、第1のデータまた
    は第4のデータ、に基づくデータに対する前記可変長符
    号化手段による可変長符号化を、生成されるデータの量
    が前記第1の可変長符号化より少ない第2の可変長符号
    化とするよう設定する第1の設定手段と、 前記符号化選択手段によって第2の可変長符号化が選択
    された第1のデータに対応する画像領域を特定する特定
    手段と、 前記特定手段によって特定された第1のデータに対応す
    る画像領域が前記生成手段によって用いられようとして
    いる第3のデータと重複する際に、前記データ選択手段
    により選択するデータを第1のデータとするよう設定す
    る第2の設定手段とを含むMPEGビデオエンコーダ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304102A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Renesas Technology Corp 画像符号化ユニットと画像符号化方法
JP2010087770A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nec Electronics Corp 画像符号化装置及び方法

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