JPH11353485A - 個体認識方法および装置 - Google Patents

個体認識方法および装置

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JPH11353485A
JPH11353485A JP10161658A JP16165898A JPH11353485A JP H11353485 A JPH11353485 A JP H11353485A JP 10161658 A JP10161658 A JP 10161658A JP 16165898 A JP16165898 A JP 16165898A JP H11353485 A JPH11353485 A JP H11353485A
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JP10161658A
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English (en)
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Mitsuji Matsushita
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 登録された個体認識データが膨大な量であっ
ても、識別結果を短時間で得ることのできる個体認識方
法および装置を実現する。 【解決手段】 複数の登録データは、各登録データのビ
ット1の数に基づき複数のランクのうちのいずれかに分
類されている。照合を行う場合は、先ず、認識対象の個
体のビットデータの1の数によりランクを決定する(ス
テップS3)。次に、登録データのうち、認識対象の個
体のランクと等しいランクの登録データと照合を行う
(ステップS5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、認識対象の画像を
2進数のデータで表し、このデータに基づき個体認識を
行う個体認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、目の中のアイリスを用いて個
体認識を行う個体認識方法が用いられている。このよう
な個体認識方法は、例えば、特公平5−84166号公
報に示されているように、以下の手順で行う。
【0003】(1)撮影された目の映像から、瞳孔の外側
境界と白目の内側境界を明るさの違いからアイリス(虹
彩)部分を検出する。 (2)境界線より瞳孔の中心を算出し、極座標を設定す
る。 (3)瞳孔の外側境界の円から同心円の帯状の分析帯を8
層となるよう設定する。 (4)分析帯の中の濃淡変化を2Dガボール変換を用いて
デジタル化する。 (5)8層について同様に行い、256バイトのアイリス
データ(1層につき256ビットで8層分のアイリスデ
ータ)を得る。 (6)識別モード(1:N照合)の場合には、現在取得さ
れたアイリスデータと、予め登録されている全てのアイ
リスデータとマッチングを行う。 (7)マッチング方法としては排他的論理和が用いられ
る。 (8)全ての登録アイリスデータとマッチングを行い、最
小の値を持つ登録アイリスデータを本人とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のア
イリス認識方法においては、登録アイリスデータの数が
数千個までであれば、マッチング方法が排他的論理和で
あることと、現在のサーバPCクラスの処理速度があれ
ば時間的に問題とはならない。
【0005】しかしながら、例えば、このようなアイリ
ス認識を大規模なネットワーク型の識別システムとして
使用しようとすると、登録アイリスデータの数が数十万
個で、しかも同時に多方面から大量にアクセスされると
分散型サーバPCとしても能力に限界がある。従って、
このようなシステムでは、識別結果が出るまでユーザが
長時間待たされることになる。
【0006】このような点から、登録された個体認識デ
ータが膨大な量であっても、識別結果を短時間で得るこ
とのできる個体認識方法および装置の実現が望まれてい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉認識対象の個体の画像を2進数で表した認識
対象の個体のビットデータと、予め、複数の個体の画像
を2進数で表したビットデータからなる複数の登録デー
タとを照合して個体認識を行う個体認識方法において、
複数の登録データを、各登録データのビットの1または
0の数に基づき、複数のランクに分類し、認識対象の個
体のビットデータと、複数の登録データとを照合する場
合は、先ず、認識対象の個体のビットデータの1または
0の数を求めて、その個体のランクを決定し、このラン
クと等しいランクの登録データと照合を行うことを特徴
とする個体認識方法。
【0008】〈構成2〉目の中のアイリスの画像を2進
数で表した認識対象の個体のビットデータと、予め、複
数の個体のアイリスの画像を2進数で表したビットデー
タからなる複数の登録データとを照合して個体認識を行
う個体認識方法において、複数の登録データにおけるア
イリスの領域を複数のブロックに分割し、複数の登録デ
ータを、各ブロック毎に、ブロック内登録データのビッ
トの1または0の数に基づいて複数のランクに分類し、
認識対象の個体のビットデータと、複数の登録データと
を照合する場合は、先ず、認識対象の個体のビットデー
タを、登録データにおけるブロックの分割と同様の複数
のブロックに分割すると共に、各ブロックの1または0
の数を求めてブロック毎のランクを決定し、次に、予め
決められた複数のブロックの照合の優先順位に基づき、
優先順位の最も高いブロックのランクが、認識対象の個
体のビットデータのランクと等しい登録データを、照合
するデータとして含むよう選択することを特徴とする個
体認識方法。
【0009】〈構成3〉個体の画像を2進数で表したビ
ットデータの1または0の数を計数する計数部と、ビッ
トデータを、1または0の数に基づき複数のランクに分
類したランクテーブルと、複数の個体の画像を2進数で
表したビットデータと、ビットデータの、ランクテーブ
ルにおけるランクのデータを付与した複数の登録データ
を格納する登録データ保存部と、認識対象の個体の画像
のビットデータの計数を計数部に指示すると共に、計数
部の計数結果によるランクを、ランクテーブルを用いて
求め、求めたランクと等しいランクの登録データを少な
くとも含むよう登録データ保存部より登録データを取り
出す識別制御部と、認識対象の個体のビットデータと、
識別制御部で取り出した登録データとを照合するマッチ
ング部と、マッチング部の照合結果に基づき個体を判定
する結果判定部とを備えたことを特徴とする個体認識装
置。
【0010】〈構成4〉目の中のアイリス画像を複数の
ブロックに分割した各ブロック毎のアイリス画像を2進
数で表したビットデータの1または0の数を計数するブ
ロック計数部と、複数に分割した各ブロックに対応して
設けられ、各ブロックのビットデータを、1または0の
数に基づき複数のランクに分類したランクテーブルと、
複数の個体のアイリス画像を2進数で表したビットデー
タと、アイリス画像のブロック毎のランクテーブルにお
けるランクを付与した登録データを格納する登録データ
保存部と、各ブロックの照合の優先順位を予め決定し、
認識対象の個体のビットデータのブロックのランクをラ
ンクテーブルを参照して決定し、決定したブロックと等
しいランクのブロックを持つ登録データを少なくとも含
むよう登録データ保存部より登録データを取り出す識別
制御部と、認識対象の個体のビットデータと、識別制御
部で取り出した個体の登録データとを照合するマッチン
グ部と、マッチング部の照合結果に基づき個体を判定す
る結果判定部とを備えたことを特徴とする個体認識装
置。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。 《具体例1》具体例1は、個体認識方法としてアイリス
認識方法を例にとって説明したもので、その特徴は、登
録データをビット数で予めグループ化し、照合を行う場
合は、先ず、その認識対象のデータがどのグループに属
するかを判定し、対応したグループとその近傍のグルー
プの登録データを照合するようにしたものである。
【0012】〈構成〉図1は本発明の具体例1の個体認
識方法を示すフローチャートであるが、この説明に先立
ち、具体例1の個体認識方法を実現する個体認識装置の
説明を行う。
【0013】図2は、個体認識装置を示す構成図であ
る。図の装置は、分析部1、計数部2、マッチング部
3、登録データ保存部4、結果判定部5、制御部6から
なる。
【0014】分析部1は、図示しないカメラで撮影され
た目の映像からアイリス部分を検出し、このアイリスに
ついて、256バイトのアイリスデータを得る機能部で
ある。即ち、この分析部1は、従来技術で説明した(1)
から(5)の動作を行う機能部である。
【0015】計数部2は、分析部1によって分析された
256バイトのアイリスデータの“1”または“0”の
数を計数する機能部である。
【0016】マッチング部3は、分析部1で分析された
アイリスデータと、登録データ保存部4から取り出され
た登録データを取り出し、マッチングを行う機能を有し
ている。
【0017】登録データ保存部4は、後述する登録モー
ドにより、分析部1にて分析されたアイリスデータを辞
書データとして登録するための保存部であり、ID番号
に対応したアイリスデータが登録されている。結果判定
部5は、マッチング部3でマッチングされた結果に基づ
き、結果を判定する機能部である。
【0018】制御部6は、各部の制御を行う機能部であ
り、ランクテーブル6a、登録制御部6b、識別制御部
6cを備えている。ランクテーブル6aは、アイリスデ
ータを、そのビット“1”の数に基づいて複数のランク
に分類したテーブルである。
【0019】図3は、ランクテーブルの説明図である。
図示のように、ランク内の範囲の数は、大量のアイリス
データからランクに属するアイリスデータの数が平均的
に散らばるように決定されている。本具体例では、ビッ
ト“1”が少ない方と多い方については範囲を広げてあ
る(例えば、ランク1の範囲は400個であるのに対し
て、ランク6〜8では、それぞれの範囲が25個となっ
ている)。
【0020】登録制御部6bは、本装置の登録モードの
制御を行う制御部であり、分析部1で分析されたアイリ
スデータを、計数部2で計数したビット“1”の数に基
づき、ランクの情報を付加して登録データ保存部4に登
録する機能を有している。
【0021】識別制御部6cは、本装置の識別モードの
制御を行う制御部であり、分析部1で分析された認識対
象の個体のアイリスデータに対して、計数部2で計数さ
れたビット“1”の数により、ランクテーブル6aを参
照してそのアイリスデータのランクを決定し、そのラン
クの登録データとのマッチング処理をマッチング部3に
指示する機能を有している。
【0022】尚、本具体例の個体認識装置は、具体的に
は汎用のマイクロコンピュータで構成されている。そし
て、分析部1、計数部2、マッチング部3、結果判定部
5、制御部6は、各機能部に対応したプログラムをマイ
クロプロセッサが実行することによって実現されてい
る。また、登録データ保存部4は、半導体メモリや磁気
ディスク装置で構成されている。
【0023】〈動作〉先ず、登録時の動作について説明
する。入力された目のイメージは分析部1に入力され
る。これにより、分析部1は、従来技術で説明したよう
な分析処理を行い、256バイトのアイリスデータを得
る。
【0024】登録制御部6bは、このアイリスデータに
本人の個人情報と関連付けるID番号を付与し、ID番
号とアイリスデータは計数部2に送られる。計数部2で
は、アイリスデータの中のビット“1”の数を計数す
る。
【0025】図4は、計数処理の説明図である。図示の
ように、計数部2は、アイリスデータ256バイトのビ
ット“1”の数を計算する。尚、図示のビット0〜ビッ
ト7が、アイリスの8層に分割したそれぞれの分析帯に
対応している。
【0026】登録制御部6bでは、計数部2からのビッ
ト“1”の数に基づき、ランクテーブル6aを参照して
そのアイリスデータのランクを決定し、ID番号とラン
ク、アイリスデータ(アイリスコード)をセットにして
登録データ保存部4に保存する。図5は、そのデータの
構造を示す説明図である。
【0027】このような処理を、識別対象となる全ての
人物に対して行い、ランク毎に分類して登録データ保存
部4に保存する。
【0028】次に、上記登録処理によって登録された状
態での識別時の処理を、図1のフローチャートに沿って
説明する。
【0029】先ず、被験者の目のイメージが分析部1に
入力される(ステップS1)。これにより、分析部1
は、上記登録時の動作と同様に256バイトのアイリス
データを生成する(ステップS2)。
【0030】次に、計数部2は、上記登録時と同様の動
作により、ビット“1”の数を計数する(ステップS
3)。そして、識別制御部6cは、この計数値に基づ
き、ランクテーブル6aを参照してランクを決定する。
次に、識別制御部6cは、決定したランクの登録データ
を登録データ保存部4より読み出し、マッチング部3に
送る。
【0031】ここで、マッチング部3における照合対象
となる登録データは、現在生成された認識対象のアイリ
スデータのランクの前後+−1のランクのみとする。
【0032】マッチング部3は、最初のID番号の登録
アイリスデータが入力されると(ステップS4)、この
登録アイリスデータと、認識対象のアイリスデータとで
排他的論理和を計算してハミング距離を算出する(ステ
ップS5)。このハミング距離とID番号を結果判定部
5に送り、結果判定部5ではこのデータをソーティング
する(ステップS6)。即ち、結果判定部5は、マッチ
ング結果が入力された時点で、ハミング距離の小さい順
番に並べ替えを行う。
【0033】そして、マッチング部3はマッチング結果
を結果判定部5に出力すると、ID番号をインクリメン
トして(ステップS7)、これが最終のデータでなけれ
ば(ステップS8)、ステップS4に戻って、次の登録
データを入力する。
【0034】このようにして、対象となるランクの全て
の登録アイリスデータとのマッチングを行うと、結果判
定部5ではマッチング結果がソーティングされているた
め、その時点で最もハミング距離の小さいものに関連す
るID番号が本人の識別の結果として得られる。
【0035】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、アイリスデータ中に含まれるビット“1”の数によ
り、アイリスデータのランクを決定し、登録データのラ
ンクの数と大きく違う場合にはマッチングしても一致度
が低いことから、マッチング処理を省略し、ランクの近
い登録データとのみ照合するようにしたので、全体とし
てマッチング処理にかかる処理時間が削減され、ユーザ
が識別結果を得るまでの時間を短縮することができる。
【0036】尚、上記具体例1では、ランク数が+−1
以内の登録データとマッチングを行うようにしたが、こ
れに限定されるものではなく、少なくともランク数が等
しい登録データを含むものであれば、選択するランク数
の範囲はどのようなものであってもよい。また、具体例
1では、制御部6内に、ランクテーブル6aや、登録制
御部6bおよび識別制御部6cを設けるようにしたが、
例えば、これらの構成を計数部2が有する等、各機能を
実現する構成を個体識別装置が有していればどの部分に
設けられていてもよい。更に、具体例1ではビット
“1”の数を計数してランクを決定するようにしたが、
ビット“0”の数であっても同様である。
【0037】また、上記具体例1では、個体認識として
アイリス認識としたが、画像を2進数で表すものであれ
ば、どのような個体認識であっても適用可能である。
【0038】《具体例2》上述した具体例1は、目が大
きく開かれていてデータの損失がない場合の基本形態で
ある。実際には、まぶたなどで分析帯の一部が隠れるこ
とがしばしばある。そこで、具体例2では、分析帯をい
くつかのブロックに分けている。
【0039】図6は、ブロックの分け方の説明図であ
る。図示例では、ブロックを4個に分けた場合を示して
いる。即ち、ブロック1は瞳孔の位置から水平にある幅
のブロックであり、ブロック2はその下側、ブロック3
はその上側の領域である。また、ブロック4は、瞳孔の
周囲の環状部分である。
【0040】このように、具体例2は、アイリス領域を
ブロックに分け、更に、各ブロックに照合の優先度を付
け、ブロック毎にビット“1”の数でランク分けするよ
うにしたものである。
【0041】〈構成〉図7は、具体例2の構成図であ
る。図の装置は、分析部1、ブロック計数部20、マッ
チング部3、登録データ保存部4、結果判定部5、制御
部60からなる。ここで、分析部1、マッチング部3、
登録データ保存部4および結果判定部5の構成は、具体
例1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0042】ブロック計数部20は、認識対象の個体の
アイリス画像を複数のブロックに分割した各ブロック毎
のアイリス画像を2進数で表したビットデータの1また
は0の数を計数する機能部である。即ち、ブロック計数
部20は、分析部1によって分析された256バイトの
アイリスデータの“1”または“0”の数をブロック毎
に計数する機能部である。
【0043】制御部60は、ランクテーブル60a、登
録制御部60b、識別制御部60cとを備えている。
【0044】ランクテーブル60aは、アイリスデータ
を、各ブロック毎に、そのビット“1”の数に基づいて
複数のランクに分類したテーブルである。
【0045】図8は、ランクテーブルの説明図である。
ランクテーブルは、ブロック1からブロックN(本具体
例ではN=4)まで設けられており、それぞれのランク
テーブルは、具体例1と同様の構成となっている。即
ち、ランク内の範囲の数は、大量のアイリスデータから
ランクに属するアイリスデータの数が平均的に散らばる
ように決定されている。
【0046】登録制御部60bは、本装置の登録モード
の制御を行う制御部であり、分析部1で分析されたアイ
リスデータを、ブロック計数部20で計数したブロック
毎のビット“1”の数に基づき、ブロック毎のランクの
情報を付加して登録データ保存部4に登録する機能を有
している。
【0047】識別制御部60cは、本装置の識別モード
の制御を行う制御部であり、各ブロックの照合の優先順
位を予め決定し、優先順位の高いブロックの順に、ブロ
ック計数部20におけるビット“1”の数に基づき、ラ
ンクテーブル60aを参照して、そのブロックのランク
を決定する。そして、対応したランクの登録データを登
録データ保存部4から取り出し、その登録データとのマ
ッチング処理をマッチング部3に指示する機能を有して
いる。
【0048】また、本具体例の個体認識装置において
も、具体例1と同様に汎用のマイクロコンピュータで構
成されている。そして、分析部1、ブロック計数部2
0、マッチング部3、結果判定部5、制御部60は、各
機能部に対応したプログラムをマイクロプロセッサが実
行することによって実現されている。また、登録データ
保存部4は、半導体メモリや磁気ディスク装置で構成さ
れている。
【0049】〈動作〉先ず、登録時の動作を説明する。
具体例1と同様に、登録制御部60bは、分析部1で分
析したアイリスデータに本人の個人情報と関連付けるI
D番号を付与し、ID番号とアイリスデータをブロック
計数部20に送る。ここで、ブロック計数部20は、ビ
ット“1”の数を数えるが、具体例2では、これをブロ
ック毎に行う。
【0050】図9は、ブロック毎のビット“1”の数え
方の説明図である。例えば、薄い網掛けがブロック1、
中程度の濃さの網掛け部分がブロック2、最も濃い網掛
けの部分がブロック3の領域である。尚、図示例は、図
6に示すようなブロック分けを行った場合を示してい
る。即ち、ビット0が瞳孔に最も近い(アイリスの最も
内側の)分析帯のアイリスデータであり、ビット7が最
も外側のアイリスデータである。
【0051】登録制御部60bでは、ブロック計数部2
0からのブロック毎のビット“1”の数に基づき、ラン
クテーブル60aを参照して、ブロック毎のランクを決
定し、ID番号とブロック毎のランク、アイリスデータ
をセットにして登録データ保存部4に保存する。また、
まぶたなどでデータの無い部分のあるブロックに関して
は、ランク数の代わりに無効ビットを立てる。
【0052】図10は、登録データの説明図である。図
示のように、ID番号、ブロック毎のランク、アイリス
データを1単位として、登録制御部60bは、これらの
データを登録データ保存部4に保存する。
【0053】次に、識別時の動作を説明する。図11
は、識別時のフローチャートである。
【0054】先ず、被験者の目のイメージが分析部1に
入力される(ステップS1)。これにより、分析部1
は、上記登録時の動作と同様に256バイトのアイリス
データを生成する(ステップS2)。ここまでは、具体
例1の識別動作と同様である。
【0055】次に、ブロック計数部20は、ブロック毎
のビット“1”の数を計数する。これにより、識別制御
部60cは、ランクテーブル60aを参照してブロック
毎のランクを決定する。また、まぶたなどにより、デー
タの欠けているブロックについては無効ビットを立て、
有効なブロックのうちから、ブロックの優先順位を決め
る(ステップS3)。ブロックの優先順位は、例えば、
まぶたのかかりにくさを基準として真ん中のブロック
(図示例ではブロック1)からとする。
【0056】識別制御部60cが登録データ保存部4よ
り、最初の登録データを読み出して(ステップS4)、
その登録データにおける、優先順位1のブロック(ステ
ップS5)が有効かを調べる(ステップS6)。このブ
ロックが有効だった場合は、ブロックのランク数が、認
識対象のデータのランク数と+−1以内であるかを判定
する(ステップS8)。
【0057】ステップS8において、ランク数が+−1
以内だった場合は、この登録データをマッチング部3に
送る。一方、ステップS6で、そのブロックが無効だっ
た場合は、優先順位を次のものとして(ステップS
7)、ステップS5に戻る。
【0058】ステップS8において、ランク数が+−1
以内であったならばマッチング部3は、マッチング処理
を行い(ステップS9)、そのマッチング結果を結果判
定部5に出力する。
【0059】結果判定部5では、マッチング結果が入力
されるとデータをソーティングする(ステップS1
0)。即ち、結果判定部5は、マッチング結果が入力さ
れた時点で、ハミング距離の小さい順番に並べ替えを行
う。
【0060】そして、識別制御部60cは、ID番号を
インクリメントして(ステップS11)、これが最終の
データでなければ(ステップS12)、ステップS4に
戻って、次の登録データを登録データ保存部4より読み
込む。
【0061】また、上記ステップS8において、ブロッ
クのランクが+−1以内ではなかった場合は、そのまま
ステップS11に移行してID番号をインクリメントす
る。
【0062】このように、読み込んできた登録データの
ランク数を優先順位のブロックで順番に比較し、最初の
ブロックでランク数が+−1以内であればマッチング処
理を行い、それ以外はマッチング処理を行わない。も
し、ブロックに無効ビットが立っていたならば次のブロ
ックで判定する。
【0063】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、アイリス画像をブロックで分割し、ブロック毎のビ
ット“1”の数によるランク数に基づきマッチングする
登録データを選択するようにしたので、更に精緻度が向
上し、まぶたなどでアイリスデータが欠けていても認識
精度を上げることができると共に、全体としてマッチン
グ処理にかかる処理時間を削減でき、その結果、ユーザ
が識別結果を知るまでの時間を短縮することができる。
【0064】尚、上記具体例2では、ブロックを図6に
示すように分割し、かつ、ブロックの優先順位を真ん中
のブロックが最上位となるようにしたが、ブロックの分
割方法および優先順位は条件等によって適宜選択しても
よい。また、具体例1と同様に、選択するランク数の範
囲はどのようなものであってもよい。更に、ランクテー
ブル60a、登録制御部60b、識別制御部60cのは
個体識別装置内のどの部分に設けられていてもよい。そ
して、ビットの“0”の数によりランク分けするように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個体識別方法の具体例1を示すフロー
チャートである。
【図2】本発明の個体識別装置の具体例1を示す構成図
である。
【図3】本発明の個体識別装置の具体例1におけるラン
クテーブルの説明図である。
【図4】本発明の個体識別装置の具体例1における計数
処理の説明図である。
【図5】本発明の個体識別装置の具体例1におけるデー
タの構造を示す説明図である。
【図6】本発明の個体識別装置の具体例2におけるブロ
ックの分け方の説明図である。
【図7】本発明の個体識別装置の具体例2の構成図であ
る。
【図8】本発明の個体識別装置の具体例2におけるラン
クテーブルの説明図である。
【図9】本発明の個体識別装置の具体例2におけるブロ
ック毎のビット“1”の数え方の説明図である。
【図10】本発明の個体識別装置の具体例2におけるデ
ータの構造を示す説明図である。
【図11】本発明の個体識別装置の具体例2における識
別時のフローチャートである。
【符号の説明】
2 計数部 3 マッチング部 4 登録データ保存部 5 結果判定部 6a、60a ランクテーブル 6b、60b 登録制御部 6c、60c 識別制御部 20 ブロック計数部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識対象の個体の画像を2進数で表した
    当該認識対象の個体のビットデータと、予め、複数の個
    体の画像を2進数で表したビットデータからなる複数の
    登録データとを照合して個体認識を行う個体認識方法に
    おいて、 前記複数の登録データを、各登録データのビットの1ま
    たは0の数に基づき、複数のランクに分類し、 前記認識対象の個体のビットデータと、前記複数の登録
    データとを照合する場合は、先ず、当該認識対象の個体
    のビットデータの1または0の数を求めて、その個体の
    ランクを決定し、当該ランクと等しいランクの登録デー
    タと照合を行うことを特徴とする個体認識方法。
  2. 【請求項2】 目の中のアイリスの画像を2進数で表し
    た認識対象の個体のビットデータと、予め、複数の個体
    のアイリスの画像を2進数で表したビットデータからな
    る複数の登録データとを照合して個体認識を行う個体認
    識方法において、 前記複数の登録データにおける前記アイリスの領域を複
    数のブロックに分割し、前記複数の登録データを、各ブ
    ロック毎に、ブロック内登録データのビットの1または
    0の数に基づいて複数のランクに分類し、 前記認識対象の個体のビットデータと、前記複数の登録
    データとを照合する場合は、先ず、前記認識対象の個体
    のビットデータを、前記登録データにおけるブロックの
    分割と同様の複数のブロックに分割すると共に、各ブロ
    ックの1または0の数を求めてブロック毎のランクを決
    定し、 次に、予め決められた複数のブロックの照合の優先順位
    に基づき、優先順位の最も高いブロックのランクが、前
    記認識対象の個体のビットデータのランクと等しい登録
    データを、照合するデータとして含むよう選択すること
    を特徴とする個体認識方法。
  3. 【請求項3】 個体の画像を2進数で表したビットデー
    タの1または0の数を計数する計数部と、前記ビットデ
    ータを、1または0の数に基づき複数のランクに分類し
    たランクテーブルと、 複数の個体の画像を2進数で表したビットデータと、当
    該ビットデータの、前記ランクテーブルにおけるランク
    のデータを付与した複数の登録データを格納する登録デ
    ータ保存部と、 認識対象の個体の画像のビットデータの計数を前記計数
    部に指示すると共に、当該計数部の計数結果によるラン
    クを、前記ランクテーブルを用いて求め、当該求めたラ
    ンクと等しいランクの登録データを少なくとも含むよう
    前記登録データ保存部より登録データを取り出す識別制
    御部と、 前記認識対象の個体のビットデータと、前記識別制御部
    で取り出した登録データとを照合するマッチング部と、 前記マッチング部の照合結果に基づき個体を判定する結
    果判定部とを備えたことを特徴とする個体認識装置。
  4. 【請求項4】 目の中のアイリス画像を複数のブロック
    に分割した各ブロック毎のアイリス画像を2進数で表し
    たビットデータの1または0の数を計数するブロック計
    数部と、 前記複数に分割した各ブロックに対応して設けられ、各
    ブロックのビットデータを、1または0の数に基づき複
    数のランクに分類したランクテーブルと、 複数の個体のアイリス画像を2進数で表したビットデー
    タと、当該アイリス画像のブロック毎の前記ランクテー
    ブルにおけるランクを付与した登録データを格納する登
    録データ保存部と、各ブロックの照合の優先順位を予め
    決定し、前記認識対象の個体のビットデー タのブロックのランクを前記ランクテーブルを参照して
    決定し、当該決定したブロックと等しいランクのブロッ
    クを持つ登録データを少なくとも含むよう前記登録デー
    タ保存部より登録データを取り出す識別制御部と、 前記認識対象の個体のビットデータと、前記識別制御部
    で取り出した個体の登録データとを照合するマッチング
    部と、 前記マッチング部の照合結果に基づき個体を判定する結
    果判定部とを備えたことを特徴とする個体認識装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286937A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Hitachi Ltd 生体認証方法、及び、生体認証に用いるクライアント端末、認証サーバ
US8842880B2 (en) 2011-04-20 2014-09-23 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method of controlling information processing apparatus, and storage medium
US9864902B2 (en) 2014-07-29 2018-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus and method of collating categories of images

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