JPH11353247A - ファイル配信方法及びシステム及びファイル配信プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

ファイル配信方法及びシステム及びファイル配信プログラムを格納した記憶媒体

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JPH11353247A
JPH11353247A JP10158013A JP15801398A JPH11353247A JP H11353247 A JPH11353247 A JP H11353247A JP 10158013 A JP10158013 A JP 10158013A JP 15801398 A JP15801398 A JP 15801398A JP H11353247 A JPH11353247 A JP H11353247A
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JP
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Application number
JP10158013A
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English (en)
Inventor
Satoshi Miyanari
智 宮成
Koichi Saito
浩一 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のクライアント計算機からファイル配信
要求が集中する場合のサーバ計算機による前処理、後処
理によるCPU等の資源の消費や処理の遅延を削減する
ことが可能なファイル配信方法及びシステム及びファイ
ル配信プログラムを格納した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 本発明は、 クライアント計算機におい
て、予めサーバ計算機がマルチキャスト配信を行う同報
グループに加入手続きを行っておき、サーバ計算機に対
してファイルの配信を要求し、サーバ計算機では、クラ
イアント計算機からのファイル配信要求に対して即時に
ファイルの配信を行わず、要求とりまとめ期間、要求の
とりまとめを行い、要求とりまとめ期間終了後、要求と
りまとめ期間内に1回以上要求された全ファイルからア
ーカイブと呼ばれる複数のファイルを1つに纏めたファ
イルを作成し、要求を発行した同報グループに対して、
作成したアーカイブをマルチキャスト配信し、クライア
ント計算機は、サーバ計算機からマルチキャストによる
アーカイブを受信し、要求したファイルのみを受信した
アーカイブから取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイル配信方法
及びシステム及びファイル配信プログラムを格納した記
憶媒体に係り、特に、複数のファイルを保有するサーバ
計算機に対して、クライアント計算機が情報通信網を介
してファイルの配信を要求すると、サーバ計算機が要求
されたファイルを該当するファイル配信要求を発行した
クライアント計算機に情報通信網を介して配信するよう
なクライアント・サーバ型のファイル配信サービスにお
いて、ファイル配信サービスをクライアント計算機が多
数接続された情報通信網上で実現する場合、1つのサー
バ計算機に対し、多数のクライアント計算機によるそれ
ぞれ異なるファイル配信要求が短時間に集中して到着す
る場合におけるサーバ計算機からのファイル配信を行う
ためのファイル配信方法及びシステム及びファイル配信
プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クライアント・サーバモデルによ
るファイル配信サービスにおいて、サーバ計算機に対
し、多数のクライアント計算機からの要求が集中する様
な場合において、サーバ計算機は、要求されたファイル
毎に、要求を発行したクライアント計算機に配信する方
法が採用されている。即ち、1回の配信で、1つの要求
されたファイルを配信している。
【0003】かかる従来の技術の例として、図10に示
すようなインターネット上のWWW(World Wide Web)
におけるファイル配信の例がある。インターネット上の
WWWにおけるファイルの配信は、RFC1945等に
規定されるHTTP(Hypertext Transfer Protcol)と
いう通信プロトコルを用いて行われる。HTTPによる
ファイル配信では、クライアント計算機は、GETリク
エストをサーバ計算機に送出すると、サーバ計算機はレ
スポンスとして、ファイル情報などを送信すると共に、
要求されたファイルを、GETリクエストを出したクラ
イアント計算機に配信する。図10の例では、クライア
ント計算機1がファイルA、クライアント計算機3がフ
ァイルB、クライアント計算機4がファイルCに対する
“GET”リクエストをサーバ計算機に送出すると、サ
ーバ計算機は、それぞれのGETリクエストに対するレ
スポンスとして、ファイルA、ファイルB、ファイルC
をそれぞれユニキャスト配信している。即ち、サーバ計
算機に対して、クライアント計算機がファイルA、B、
Cを要求した場合、サーバ計算機は、ファイルA、B、
Cを各1回ずつ、合計3回配信している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式は、情報通信網を介してファイル配信を行う場
合には、ファイルに含まれる情報の授受の他に、配信側
計算機と受信側計算機の同期を実現するための前処理、
後処理が必要となる。前処理や後処理の内容は、配送の
ために使用する通信プロトコルや、計算機が搭載するオ
ペレーティングシステムに依存するが、一般的に前処理
としては、通信コネクションの生成、ファイル形式等の
ファイル情報の通知、配信の開始の通知等がこれに該当
する。また、後処理としては、配信の終了の通知や、通
信コネクションの切断等がこれに該当する。前処理及び
後処理では、サーバ計算機とクライアント計算機間で電
文の授受により実現されるため、これにより両計算機に
おいて処理のためにCPU資源が消費されると共に、電
文が実際に処理されるまでの処理遅延が発生することに
なる。
【0005】図11は、従来の問題点を説明するための
図であり、前述のHTTPプロトコルを利用したファイ
ル配信における前処理、後処理の様子を示したものであ
る。サーバ計算機は、クライアント計算機からのコネク
ション確立要求に応えて、該当クライアントとのコネク
ションを確立する(ステップ10)。コネクション確立
後、クライアント計算機は、HTTPのGETリクエス
トによりサーバ計算機に対してファイルの配信を要求す
る(ステップ11)。それに応えて、サーバ計算機は、
クライアント計算機に対し、HTTPのレスポンスとし
て、ファイル形式やファイルのサイズ等のファイル情報
の通知、ファイル配信の開始を通知、実際のファイルの
配信、配信の終了を通知する(ステップ12、13、1
4、15)。この後、コネクションを切断する(ステッ
プ16)。
【0006】前述のように、クライアント・サーバモデ
ルによるファイル配信サービスにおいて、多数のクライ
アント計算機がファイル配信を要求した場合、サーバ計
算機に負荷が集中することになり、前処理や後処理の実
施によるCPUなどの資源の消費や、処理の遅延の増大
が課題となる。図12は、クライアント・サーバモデル
によるファイル配信サービスにおけるサーバへ負荷が集
中した場合の処理の例である。同図では、ほぼ同時に到
着したファイル配信要求がファイルA,Bの処理の後で
処理されることを示している。また、サーバ計算機が単
位時間内にできる処理の量は限られており、さらにファ
イル配信の他にも様々な処理を行っているため、ファイ
ル配信要求が集中した場合、各ファイル配信毎の前処
理、後処理の実施による資源の消費により、配信以外の
処理に利用できる資源が小さくなることを示している。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、複数のクライアント計算機からファイル配信要求が
集中する場合のサーバ計算機による前処理、後処理によ
るCPU等の資源の消費や処理の遅延を削減することが
可能なファイル配信方法及びシステム及びファイル配信
プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明(請求項1)は、ファ
イルと呼ばれる情報管理単位を保有し、クライアント計
算機からの要求に応じてファイルを配信するサーバ計算
機と、該サーバ計算機に対してファイルの配信を要求
し、該サーバ計算機が保有するファイルを受信するクラ
イアント計算機から構成される情報通信網において、不
特定、かつ複数のクライアント計算機が任意の契機で該
サーバ計算機に配信を要求する場合のファイル配信方法
において、クライアント計算機において、予めサーバ計
算機がマルチキャスト配信を行う同報グループに加入手
続きを行っておき(ステップ1)、サーバ計算機に対し
てファイルの配信を要求し(ステップ2)、サーバ計算
機では、クライアント計算機からのファイル配信要求に
対して即時にファイルの配信を行わず、ある基準で設定
した一定の期間(以下、要求とりまとめ期間と記す)、
要求のとりまとめを行い(ステップ3)、要求とりまと
め期間終了後、要求とりまとめ期間内に1回以上要求さ
れた全ファイルからアーカイブと呼ばれる複数のファイ
ルを1つに纏めたファイルを作成し(ステップ4)、要
求を発行した全クライアント計算機が属する同報グルー
プに対して、作成したアーカイブをマルチキャスト配信
し(ステップ5)、クライアント計算機は、サーバ計算
機からマルチキャストによるアーカイブを受信し(ステ
ップ6)、要求したファイルのみを受信したアーカイブ
から取り出す(ステップ7)。
【0009】本発明(請求項2)は、アーカイブの配信
前または、配信後に行う前処理及び後処理における通知
を、同報グループに対してマルチキャスト配信する。本
発明(請求項3)は、使用する同報グループアドレス
を、事前にクライアント計算機とサーバ計算機との間で
合意しておく。本発明(請求項4)は、配信するアーカ
イブファイルの名称について事前に取り決めを行ってお
く。
【0010】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明(請求項5)は、ファイルと呼ばれる情報管理単位を
保有し、クライアント計算機200からの要求に応じて
ファイルを配信するサーバ計算機100と、該サーバ計
算機100に対して任意の契機でファイルの配信を要求
し、該サーバ計算機が保有するファイルを受信する不特
定かつ複数のクライアント計算機200から構成される
情報通信網におけるファイル配信システムであって、ク
ライアント計算機200は、予めサーバ計算機100が
マルチキャスト配信を行う同報グループに加入手続きを
行う同報グループ加入手段210と、サーバ計算機10
0に対してファイルの配信を要求するファイル配信要求
手段220と、サーバ計算機100から複数のファイル
を1つに纏めたアーカイブを受信するアーカイブ受信手
段230と、ファイル配信要求手段220で要求したフ
ァイルのみを受信したアーカイブから取り出すファイル
取出手段240とを有し、サーバ計算機100は、クラ
イアント計算機200からのファイル配信要求に対して
即時にファイルの配信を行わず、ある基準で設定した一
定の期間(以下、要求とりまとめ期間と記す)、要求の
とりまとめを行う要求とりまとめ手段110と、要求と
りまとめ手段110による要求とりまとめ期間終了後、
要求とりまとめ期間内に1回以上要求された全ファイル
からアーカイブと呼ばれる複数のファイルを1つに纏め
たファイルを作成するアーカイブ作成手段130と、要
求を発行した全クライアント計算機が属する同報グルー
プに対して、アーカイブ作成手段130で作成したアー
カイブをマルチキャスト配信するファイル送信手段16
0とを有する。
【0011】本発明(請求項6)は、サーバ計算機10
0において、アーカイブの配信前または、配信後に行う
前処理及び後処理における通知を、同報グループに対し
てマルチキャスト配信する前処理・後処理配信手段を含
む。本発明(請求項7)は、サーバ計算機100及びク
ライアント計算機200において、使用する同報グルー
プアドレスを、事前にクライアント計算機とサーバ計算
機との間で合意しておく合意手段を含む。
【0012】本発明(請求項8)は、サーバ計算機10
0及びクライアント計算機200において、配信するア
ーカイブファイルの名称について事前に取り決めを行っ
ておく名称合意手段を含む。本発明(請求項9)は、フ
ァイルと呼ばれる情報管理単位を保有し、クライアント
計算機からの要求に応じてファイルを配信するサーバ計
算機と、該サーバ計算機に対して任意の契機でファイル
の配信を要求し、該サーバ計算機が保有するファイルを
受信する不特定かつ複数のクライアント計算機から構成
される情報通信網におけるファイル配信システムにおい
て、該サーバ計算機から該クライアント計算機にファイ
ルの配信を行うファイル配信プログラムを格納した記憶
媒体であって、クライアント計算機に搭載される、予め
サーバ計算機がマルチキャスト配信を行う同報グループ
に加入手続きを行う同報グループ加入プロセスと、サー
バ計算機に対してファイルの配信を要求するファイル配
信要求プロセスと、サーバ計算機から複数のファイルを
1つに纏めたアーカイブを受信するアーカイブ受信プロ
セスと、ファイル配信要求プロセスで要求したファイル
のみを受信したアーカイブから取り出すファイル取出プ
ロセスとを有する。
【0013】本発明(請求項11)は、アーカイブの配
信前または、配信後に行う前処理及び後処理における通
知を、前記同報グループに対してマルチキャスト配信さ
せる前処理・後処理配信プロセスを含む。本発明(請求
項12)は、ファイルと呼ばれる情報管理単位を保有
し、クライアント計算機からの要求に応じてファイルを
配信するサーバ計算機と、該サーバ計算機に対して任意
の契機でファイルの配信を要求し、該サーバ計算機が保
有するファイルを受信する不特定かつ複数のクライアン
ト計算機から構成される情報通信網におけるファイル配
信システムにおいて、該サーバ計算機から該クライアン
ト計算機にファイルの配信を行うファイル配信プログラ
ムを格納した記憶媒体であって、サーバ計算機に搭載さ
れる、クライアント計算機からのファイル配信要求に対
して即時にファイルの配信を行わず、ある基準で設定し
た一定の期間(以下、要求とりまとめ期間と記す)、要
求のとりまとめを行う要求とりまとめプロセスと、要求
とりまとめプロセスによる要求とりまとめ期間終了後、
要求とりまとめ期間内に1回以上要求された全ファイル
からアーカイブと呼ばれる複数のファイルを1つに纏め
たファイルを作成するアーカイブ作成プロセスと、要求
を発行した全クライアント計算機が属する同報グループ
に対して、アーカイブ作成プロセスで作成したアーカイ
ブをマルチキャスト配信させるファイル送信プロセスと
を有する。
【0014】本発明(請求項12)は、サーバ計算機及
びクライアント計算機に搭載されるプログラムにおい
て、使用する同報グループアドレスを、事前にクライア
ント計算機とサーバ計算機との間で合意しておく合意プ
ロセスを含む。本発明(請求項13)は、サーバ計算機
及びクライアント計算機に搭載されるプログラムにおい
て、配信するアーカイブファイルの名称について事前に
取り決めを行っておく名称合意プロセスを含む。
【0015】上記のように、本発明では、サーバ計算機
において、複数のクライアント計算機から任意の契機で
発行されるファイル配信要求を所定の時間待ち受け、当
該時間に到着したファイル配信要求を取りまとめ、当該
要求に対する複数のファイルを1つのアーカイブとし、
1つの同報グループにアーカイブマルチキャスト配信す
ることにより、ファイル配信要求元のクライアント計算
機毎に個々にファイルを配信する必要がなく、サーバ計
算機に負荷が集中することを回避することが可能とな
る。
【0016】また、ファイル配信前の前処理、ファイル
配信後の後処理についても同報グループへのマルチキャ
ストにより行うことにより、1回の処理で行うことが可
能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のファイル配信シ
ステムの構成を示す。同図に示すシステムにおいて、サ
ーバ計算機100は、ファイル配信要求をとりまとめる
ための要求とりまとめ期間を設け、要求とりまとめ期間
中に到着したクライアント計算機200からのファイル
配信要求に対する配信処理を即時に行わず、要求された
ファイル名を記憶した後、そのまま他のクライアント計
算機200からのファイル配信要求を待ち受ける。要求
とりまとめ期間中に到着したファイル配信要求に対する
ファイル配信処理は、要求とりまとめ期間終了を契機に
開始する。要求とりまとめ期間終了後、要求とりまとめ
期間内に記憶された、1回以上配信要求のあったファイ
ルから、アーカイブと呼ばれる複数ファイルを一つに纏
めたファイルを作成し、予め形成された、要求を発行し
た全クライアント計算機が属する同報グループに向け、
作成したアーカイブをマルチキャスト配信する。
【0018】クライアント計算機200は、サーバ計算
機のファイル配信が始まる前に、予めサーバ計算機がマ
ルチキャスト配信を行う同報グループの加入手続きを行
っておき、サーバ計算機に対しファイルの配信を要求
し、サーバ計算機からマルチキャストで配信されるアー
カイブを受信し、その後、配信されたアーカイブから必
要なファイルのみを取り出す。
【0019】複数のクライアント計算機200がある1
つの同報グループに加入し、サーバ計算機100に対し
てファイル配信要求を行う。サーバ計算機100は、所
定のとりまとめ期間中にクライアント計算機200から
要求を受信すると、当該期間中に到着した配信要求をと
りまとめ、各要求に対応するファイルを一つのファイル
に纏めてアーカイブを作成し、同報グループにマルチキ
ャスト配信する。これにより、クライアント計算機20
0は、当該同報グループのアドレスに到着したアーカイ
ブより要求に対応するファイルを抽出する。
【0020】図4は、本発明のサーバ・クライアント計
算機の構成を示す。サーバ計算機100は、クライアン
ト計算機200からのファイル配信要求を受け付け、要
求とりまとめ期間中にクライアント計算機200から要
求されたファイル名を要求記憶部120に格納する要求
とりまとめ部110、要求とりまとめ期間内に要求記憶
部120に記憶された、1回以上配信要求のあったファ
イル名に基づいてファイル記憶部150からファイルを
読み込み、アーカイブを作成するアーカイブ作成部13
0、作成したアーカイブをマルチキャスト配信する送信
部160から構成される。
【0021】クライアント計算機200は、サーバ計算
機100のファイル配信が始まる前に同報グループに加
入手続きを行う同報グループ加入部120、サーバ計算
機100へのファイル配信を要求する要求発行部22
0、サーバ計算機100から配信されるアーカイブファ
イルを受信するアーカイブ受信部230、受信したアー
カイブから先に要求したファイルのみを取り出して、フ
ァイル格納部250に格納するファイル抽出部240か
ら構成される。
【0022】図5は、本発明のクライアント計算機によ
る要求ファイルの取り出しを説明するための図である。
同図に示すように、クライアント計算機200は、ファ
イルAを要求していたため、アーカイブからファイルA
だけを取り出す。なお、本発明では、要求とりまとめ期
間の開始や終了契機の定め方については特定しない。ま
た、本発明で利用するファイル配信及び前処理、後処理
のためのユニキャスト、マルチキャストのための通信プ
ロトコル及びオペレーティングシステムによるユーザイ
ンターフェースについては、公知であり、さまざまな方
法が存在するため、その選択については、特定しない。
また、本発明で利用する複数ファイルを特定のデータ構
造により1ファイルに纏めるためのアーカイブ作成技術
及び、アーカイブから特定のファイルを取り出す方法に
ついても、公知であり、さまざまな方法が存在するた
め、その選択については特定しない。
【0023】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。以下の実施例では、情報通信網としてインターネッ
トを、サーバ計算機、クライアント計算機にX/Ope
nがライセンスを所有するUNIXオペレーティングシ
ステムを搭載する計算機を用いた場合について説明す
る。
【0024】インターネットでは、各計算機は、IPア
ドレスと呼ばれる計算機識別子用のネットワークアドレ
スを使用して通信を行う。この例では、通信プロトコル
は、RFC768等に規定されるUDP/IPを利用す
ることとする。ユニキャストでは、通信の宛先として、
ネットワークの規模によりクラスA〜CのIPアドレス
が使用され、また、マルチキャストでは、クラスDのI
Pアドレス(マルチキャストアドレス)が通信の宛先と
して使用されることが、RFC1020等で規定されて
いる。
【0025】本実施例では、同報グループの形成を以下
のように行う。ファイル配信を行うための特定のクラス
Dアドレスがファイル配信サービス加入時にクライアン
ト計算機に予め周知されているものとする。例えば、こ
れを、239.128.0.1とする。クライアント計
算機200は、サーバ計算機100に対する配信要求を
行うのに先立ち、UNIXオペレーティングシステムが
提供するソケットインターフェースを用いて、クラスD
アドレス239.128.0.1に対する同報グループ
に加入しておく。
【0026】サーバ計算機100におけるアーカイブの
作成と、クライアント計算機100におけるアーカイブ
からの特定ファイル取り出しについては、UNIXオペ
レーティングシステムが提供するアーカイブツールであ
る「tar」を用いて実現するものとする。また、サー
バ計算機100は、作成したアーカイブを“tmp.t
ar”というファイル名で作成する。転送するために使
用するカーカイブファイルの名称を、“tmp.ta
r”とすることは、サーバ計算機100、クライアント
計算機200の間で予め合意されているものとする。
【0027】要求のとりまとめ期間は、本実施例では、
要求とりまとめ期間中でないときに、サーバ計算機10
0に対してクライアント計算機から最初のファイル配信
要求が到着してから30秒間とする。30秒は、サーバ
計算機が所有する全ファイルからなるアーカイブの作成
及び配信をするのにかかる時間よりも十分長い時間であ
るとし、このことから、毎回異なるアーカイブの配信で
1つの同報グループを繰り返し利用可能であるとする。
【0028】次に、以上の前提に基づいたサーバ計算機
100、クライアント計算機200それぞれの処理フロ
ーを説明する。図6は、本発明の一実施例のサーバ計算
機の動作を示すフローチャートである。 ステップ101) サーバ計算機100は、起動後すぐ
に、クライアント計算機200からのファイル配信要求
を待ち受ける。なお、起動時は、要求とりまとめ期間中
でないとする。
【0029】ステップ102) クライアント計算機2
00からのファイル配信要求が到着した時は、ステップ
103に移行し、到着しない場合にはステップ101に
おいて、ファイル配信要求を待機する。 ステップ103) 要求とりまとめ部110は、タイマ
140からの通知により要求とりまとめ期間中であるか
を判定し、要求とりまとめ期間中でなければ、ステップ
104に移行し、期間中であればステップ105に移行
する。
【0030】ステップ104) 要求とりまとめ期間中
でなければ、要求とりまとめ期間を開始する。要求とり
まとめ期間は、この時点から30秒とする。この30秒
をタイマ140に設定するものとする。 ステップ105) 要求とりまとめ部110は、クライ
アント計算機200から要求されたファイル名を要求記
憶部120に格納し、その後、再びファイル配信要求を
待ち受ける。
【0031】ステップ106) タイマ140からの通
知により要求とりまとめ期間中が終了したらステップ1
07に移行し、そうでなればステップ101に移行す
る。 ステップ107) アーカイブ作成部130は、要求記
憶部120に格納されているファイル名に基づいてファ
イル記憶部150からファイルを読み込んで、要求記憶
部120に格納された全ファイルからなるアーカイブを
作成する。この時アーカイブのファイル名は、先のサー
バ計算機100とクライアント200の間の合意に基づ
き、“tmp.tar”とする。実際のアーカイブ作成
は、「tarツール」ではcfオプションを用いて行わ
れる。
【0032】ステップ108) アーカイブの作成後、
送信部160は、配信の前処理として、クライアント計
算機200に対するファイル配信開始の通知を行う。こ
の通知の宛先は、クラスDアドレス239.128.
0.1とする。 ステップ109) 次に、送信部160は、クラスDア
ドレス239.128.0.1を宛先としたマルチキャ
ストでアーカイブ“tmp.tar”を配信する。
【0033】ステップ110) 配信後は、後処理とし
て、クライアント計算機200に対してファイル配信終
了の通知を行う。この通知の宛先もクラスDアドレス2
39.128.0.1とする。その後、ステップ101
に移行し、再びファイル配信要求を待ち受ける。図7
は、本発明の一実施例のクライアント計算機の動作を示
すフローチャートである。
【0034】ステップ201) クライアント計算機2
00は、同報グループ加入部210により起動後すぐ
に、クラスDアドレス239.128.0.1に対する
同報グループに加入する。これは、ソケットインタフェ
ースの利用により実現できる。 ステップ202) クライアント計算機200の要求発
行部220は、サーバ計算機100に対して、ユニキャ
ストによりファイル配信要求を送出する。
【0035】ステップ203) クライアント計算機2
00は、要求送出後、アーカイブの配信を待機する。 ステップ204) その後、サーバ計算機100からの
ファイル配信開始の通知が到着したかを判定し、到着し
た場合にはステップ205に移行し、到着していない場
合にはステップ203に移行する。
【0036】ステップ205) ファイル抽出部240
は、ファイル配信開始通知に基づいて配信されるアーカ
イブを書き込むためのファイル格納部250をオープン
する。この時のファイル名は、先のサーバ計算機100
とクライアント計算機200との間の合意に基づき、
“tmp.tar”とする。 ステップ206) アーカイブ受信部230は、サーバ
計算機100から配信されるアーカイブを受信する。
【0037】ステップ207) サーバ計算機100か
らファイル配信終了の通知を受信した場合にはステップ
208に移行し、受信していない場合にはステップ20
6に移行する。 ステップ208) ファイル抽出部240は、ファイル
配信の終了通知により、ファイル“tmp.tar”を
クローズする。
【0038】ステップ209) ファイル抽出部240
は、ファイル“tmp.tar”からさきに要求したフ
ァイルのみを取り出す。具体的には、「tarツール」
のxfオプションを用いて実現できる。次に、上記のフ
ローチャートに基づいたサーバ計算機100とクライア
ント計算機200の間の間のシーケンスについて説明す
る。
【0039】図8は、本発明の一実施例のシーケンスの
例を示す図である。 ステップ301) サーバ計算機100は、起動後すぐ
に、クライアント計算機200からのファイル配信要求
を待ち受ける。起動時は、要求とりまとめ期間中でない
とする。 ステップ302) 各クライアント計算機200は、起
動後すぐに、クラスDアドレス239.128.0.1
に対する同報グループに加入しておく。これは、ソケッ
トインタフェースを用いて行われる。
【0040】ステップ303) クライアント計算機2
00AがユニキャストによりファイルAを要求し、アー
カイブの配信を待つ。 ステップ304) このファイル配信要求をサーバ計算
機100が受信したとき、要求とりまとめ期間中ではな
いので、このときから要求とりまとめ部110にて30
秒をタイマ140に設定し、要求とりまとめ期間を開始
する。また、要求された「ファイル名A」を記憶する。
その後、再びクライアント計算機200からのファイル
配信要求を待ち受ける。
【0041】ステップ305) 次に、クライアント計
算機200CがユニキャストによりファイルBを要求
し、アーカイブの配信を待つ。 ステップ306) このファイル配信要求をサーバ計算
機100が受信したとき、要求とりまとめ期間中である
から、要求された「ファイル名B」を記憶する。その
後、再びクライアント計算機からのファイル配信要求を
待ち受ける。
【0042】ステップ307) 次に、クライアント計
算機200DがユニキャストによりファイルCを要求
し、アーカイブの配信を待つ。 ステップ308) この要求をサーバ計算機100が受
信したとき、要求された「ファイル名C」を要求記憶部
120に記憶し、再びクライアント計算機200からの
ファイル配信要求を待ち受ける。
【0043】ステップ309) その後、サーバ計算機
100で要求とりまとめ期間が終了したら、この時点ま
でに要求記憶部120に記憶された「ファイル名A」
「ファイル名B」,「ファイル名C」からなるアーカイ
ブを作成する。この際、アーカイブのファイル名は“t
mp.tar”とし、作成には「tarツール」のcf
オプションを用いる。
【0044】ステップ310) 次に、ファイル配信の
前処理として、ファイル配信開始を通知する。この通知
の宛先は、クラスDアドレス239.129.0.1と
する。ファイル配信開始の通知は、同報グループに対す
るマルチキャストで行うため、複数のクライアント計算
機に対してであっても、1回の処理で可能となる。 ステップ311) これに対し、クライアント計算機2
00A、クライアント計算機200B、クライアント計
算機200C、クライアント計算機200Dは、それぞ
れファイルのオープン処理をする。この時オープンする
ファイル名は、“tmp.tar”とする。
【0045】ステップ312) 次にサーバ計算機10
0の送信部160は、クラスDアドレス239.12
8.0.1に対する同報グループに対して、マルチキャ
ストにより、作成したアーカイブを配信する。クライア
ント計算機200A,B,C,Dは、アーカイブを受信
する。 ステップ313) アーカイブの配信が終わったら、サ
ーバ計算機100は後処理として、ファイル配信終了の
通知を行う。この通知の宛先はクラスDアドレス23
9.128.0.1とする。ファイル配信終了の通知
も、同報グループに対するマルチキャストで行うため、
1回の処理で可能となる。
【0046】ステップ314) サーバ計算機100の
ファイル配信終了の通知に対し、クライアント計算機2
00A、クライアント計算機200B、クライアント計
算機200C、クライアント計算機200Dは、それぞ
れファイル“tmp.tar”のファイルクローズ処理
を行う。 ステップ315) 次に、クライアント計算機200
A、クライアント計算機200C、クライアント計算機
200Dのファイル抽出部240は、アーカイブ“tm
p.tar”から先に要求したファイルのみをそれぞれ
取り出す。取り出しには、「tarツール」のxfオプ
ションを用いる。
【0047】以上の方法によると、同じ要求とりまとめ
期間中にサーバ計算機100に到着したファイルA配信
要求、ファイルB配信要求、ファイルC配信要求に対し
てサーバ計算機100のファイル配信は1回となるた
め、前処理、後処理もそれぞれ1回となる。また、上記
の実施例は、図4の構成及び図6、図7のフローチャー
ト及び図8のシーケンスチャートに基づいて説明した
が、図4の構成におけるサーバ計算機100及びクライ
アント計算機200の各構成要素や、図6、図7、及び
図8の各動作をプログラムとして構成し、ファイル配信
を行うサーバ計算機、及びファイルを要求し、受信する
クライアント計算機として利用されるコンピュータに接
続されるディスク装置や、フロッピーディスク、CD−
ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施
する際にインストールすることにより、容易に本発明を
実現できる。
【0048】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0049】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、サーバ
計算機において、とりまとめ時間内に配信を要求された
複数のファイルにより、アーカイブファイルを形成し、
これをマルチキャストにより配信することにより、ファ
イル配信における前処理、後処理の回数が1回に削減さ
れる効果がある。これにより、サーバ計算機による前処
理、後処理のためのCPU等の資源消費が削減されると
共に、処理のための遅延時間が削減される効果がある。
【0050】図9は、本発明の効果を説明するための図
である。同図は、サーバ計算機におけるファイル配信に
関する所要時間を示している。従来の方式では、各ファ
イル配信毎に配信のための前処理、後処理が行われる。
一方、本発明では、配信するものが1つであるため、前
処理、後処理は各1回に削減されている。よって、全体
の所要時間が削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のファイル配信システムの構成図であ
る。
【図4】本発明のサーバ・クライアント計算機の構成図
である。
【図5】本発明のクライアント計算機による要求ファイ
ルの取り出しを説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例のサーバ計算機の動作を示す
フローチャートである。
【図7】本発明の一実施例のクライアント計算機の動作
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例のシーケンスの例を示す図で
ある。
【図9】本発明の効果を説明するための図である。
【図10】従来方式のHTTPによるファイル配信の例
である。
【図11】従来の問題点を説明するための図である。
【図12】クライアント・サーバモデルにおけるサーバ
へ負荷が集中した場合の処理の例である。
【符号の説明】
100 サーバ計算機 110 要求とりまとめ手段、要求とりまとめ部 120 要求記憶部 130 アーカイブ作成手段、アーカイブ作成部 140 タイマ 150 ファイル記憶部 160 ファイル送信手段、送信部 200 クライアント計算機 210 同報ブループ加入手段、同報グループ加入部 220 ファイル配信要求手段、要求発行部 230 アーカイブ受信手段、アーカイブ受信部 240 ファイル取出手段、ファイル抽出部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルと呼ばれる情報管理単位を保有
    し、クライアント計算機からの要求に応じてファイルを
    配信するサーバ計算機と、該サーバ計算機に対してファ
    イルの配信を要求し、該サーバ計算機が保有するファイ
    ルを受信するクライアント計算機から構成される情報通
    信網において、不特定、かつ複数のクライアント計算機
    が任意の契機で該サーバ計算機に配信を要求する場合の
    ファイル配信方法において、 前記クライアント計算機において、 予めサーバ計算機がマルチキャスト配信を行う同報グル
    ープに加入手続きを行っておき、 前記サーバ計算機に対してファイルの配信を要求し、 前記サーバ計算機では、 前記クライアント計算機からのファイル配信要求に対し
    て即時にファイルの配信を行わず、ある基準で設定した
    一定の期間(以下、要求とりまとめ期間と記す)、要求
    のとりまとめを行い、 前記要求とりまとめ期間終了後、要求とりまとめ期間内
    に1回以上要求された全ファイルからアーカイブと呼ば
    れる複数のファイルを1つに纏めたファイルを作成し、 前記要求を発行した全クライアント計算機が属する前記
    同報グループに対して、作成した前記アーカイブをマル
    チキャスト配信し、 前記クライアント計算機は、 前記サーバ計算機から前記マルチキャストによる前記ア
    ーカイブを受信し、 要求したファイルのみを受信した前記アーカイブから取
    り出すことを特徴とするファイル配信方法。
  2. 【請求項2】 前記アーカイブの配信前または、配信後
    に行う前処理及び後処理における通知を、前記同報グル
    ープに対してマルチキャスト配信する請求項1記載のフ
    ァイル配信方法。
  3. 【請求項3】 使用する同報グループアドレスを、事前
    に前記クライアント計算機と前記サーバ計算機との間で
    合意しておく請求項1記載のファイル配信方法。
  4. 【請求項4】 配信するアーカイブファイルの名称につ
    いて事前に取り決めを行っておく請求項1記載のファイ
    ル配信方法。
  5. 【請求項5】 ファイルと呼ばれる情報管理単位を保有
    し、クライアント計算機からの要求に応じてファイルを
    配信するサーバ計算機と、該サーバ計算機に対して任意
    の契機でファイルの配信を要求し、該サーバ計算機が保
    有するファイルを受信する不特定かつ複数のクライアン
    ト計算機から構成される情報通信網におけるファイル配
    信システムであって、 前記クライアント計算機は、 予め前記サーバ計算機がマルチキャスト配信を行う同報
    グループに加入手続きを行う同報グループ加入手段と、 前記サーバ計算機に対してファイルの配信を要求するフ
    ァイル配信要求手段と、 前記サーバ計算機から複数のファイルを1つに纏めた前
    記アーカイブを受信するアーカイブ受信手段と、 前記ファイル配信要求手段で要求したファイルのみを受
    信した前記アーカイブから取り出すファイル取出手段と
    を有し、 前記サーバ計算機は、 前記クライアント計算機からのファイル配信要求に対し
    て即時にファイルの配信を行わず、ある基準で設定した
    一定の期間(以下、要求とりまとめ期間と記す)、要求
    のとりまとめを行う要求とりまとめ手段と、 前記要求とりまとめ手段による前記要求とりまとめ期間
    終了後、要求とりまとめ期間内に1回以上要求された全
    ファイルからアーカイブと呼ばれる複数のファイルを1
    つに纏めたファイルを作成するアーカイブ作成手段と、 前記要求を発行した全クライアント計算機が属する前記
    同報グループに対して、前記アーカイブ作成手段で作成
    した前記アーカイブをマルチキャスト配信するファイル
    送信手段とを有することを特徴とするファイル配信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記サーバ計算機は、 前記アーカイブの配信前または、配信後に行う前処理及
    び後処理における通知を、前記同報グループに対してマ
    ルチキャスト配信する前処理・後処理配信手段を含む請
    求項5記載のファイル配信方法。
  7. 【請求項7】 前記サーバ計算機及び前記クライアント
    計算機は、 使用する同報グループアドレスを、事前に前記クライア
    ント計算機と前記サーバ計算機との間で合意しておく合
    意手段を含む請求項5記載のファイル配信システム。
  8. 【請求項8】 前記サーバ計算機及び前記クライアント
    計算機は、 配信するアーカイブファイルの名称について事前に取り
    決めを行っておく名称合意手段を含む請求項5記載のフ
    ァイル配信システム。
  9. 【請求項9】 ファイルと呼ばれる情報管理単位を保有
    し、クライアント計算機からの要求に応じてファイルを
    配信するサーバ計算機と、該サーバ計算機に対して任意
    の契機でファイルの配信を要求し、該サーバ計算機が保
    有するファイルを受信する不特定かつ複数のクライアン
    ト計算機から構成される情報通信網におけるファイル配
    信システムにおいて、該サーバ計算機から該クライアン
    ト計算機にファイルの配信を行うファイル配信プログラ
    ムを格納した記憶媒体であって、 前記クライアント計算機に搭載される、 予めサーバ計算機がマルチキャスト配信を行う同報グル
    ープに加入手続きを行う同報グループ加入プロセスと、 前記サーバ計算機に対してファイルの配信を要求するフ
    ァイル配信要求プロセスと、 前記サーバ計算機から複数のファイルを1つに纏めた前
    記アーカイブを受信するアーカイブ受信プロセスと、 前記ファイル配信要求プロセスで要求したファイルのみ
    を受信した前記アーカイブから取り出すファイル取出プ
    ロセスとを有することを特徴とするファイル配信プログ
    ラムを格納した記憶媒体。
  10. 【請求項10】 ファイルと呼ばれる情報管理単位を保
    有し、クライアント計算機からの要求に応じてファイル
    を配信するサーバ計算機と、該サーバ計算機に対して任
    意の契機でファイルの配信を要求し、該サーバ計算機が
    保有するファイルを受信する不特定かつ複数のクライア
    ント計算機から構成される情報通信網におけるファイル
    配信システムにおいて、該サーバ計算機から該クライア
    ント計算機にファイルの配信を行うファイル配信プログ
    ラムを格納した記憶媒体であって、 前記サーバ計算機に搭載される、 前記クライアント計算機からのファイル配信要求に対し
    て即時にファイルの配信を行わず、ある基準で設定した
    一定の期間(以下、要求とりまとめ期間と記す)、要求
    のとりまとめを行う要求とりまとめプロセスと、 前記要求とりまとめプロセスによる前記要求とりまとめ
    期間終了後、要求とりまとめ期間内に1回以上要求され
    た全ファイルからアーカイブと呼ばれる複数のファイル
    を1つに纏めたファイルを作成するアーカイブ作成プロ
    セスと、 前記要求を発行した全クライアント計算機が属する前記
    同報グループに対して、前記アーカイブ作成プロセスで
    作成した前記アーカイブをマルチキャスト配信させるフ
    ァイル送信プロセスとを有することを特徴とするファイ
    ル配信プログラムを格納した記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記アーカイブの配信前または、配信
    後に行う前処理及び後処理における通知を、前記同報グ
    ループに対してマルチキャスト配信させる前処理・後処
    理配信プロセスを含む請求項10記載のファイル配信プ
    ログラムを格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記サーバ計算機及び前記クライアン
    ト計算機に搭載されるプログラムは、 使用する同報グループアドレスを、事前に前記クライア
    ント計算機と前記サーバ計算機との間で合意しておく合
    意プロセスを含む請求項9及び10記載のファイル配信
    プログラムを格納した記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記サーバ計算機及び前記クライアン
    ト計算機に搭載されるプログラムは、 配信するアーカイブファイルの名称について事前に取り
    決めを行っておく名称合意プロセスを含む請求項9及び
    10記載のファイル配信プログラムを格納した記憶媒
    体。
JP10158013A 1998-06-05 1998-06-05 ファイル配信方法及びシステム及びファイル配信プログラムを格納した記憶媒体 Pending JPH11353247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008516476A (ja) * 2004-10-05 2008-05-15 ヴェクターマックス コーポレーション マルチメディアのグループ同報を許可する方法及びシステム
CN115378930A (zh) * 2021-05-17 2022-11-22 成都鼎桥通信技术有限公司 文件分发方法及装置

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