JPH11350345A - かぶれ防止繊維使用の紙おむつと生理用ナプキン - Google Patents
かぶれ防止繊維使用の紙おむつと生理用ナプキンInfo
- Publication number
- JPH11350345A JPH11350345A JP10201066A JP20106698A JPH11350345A JP H11350345 A JPH11350345 A JP H11350345A JP 10201066 A JP10201066 A JP 10201066A JP 20106698 A JP20106698 A JP 20106698A JP H11350345 A JPH11350345 A JP H11350345A
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- JP
- Japan
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- citric acid
- water
- rash
- nonwoven fabric
- paper
- Prior art date
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- Pending
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙おむつや生理用ナプキンでのかぶれを防止
するためになされたものである。 【構成】 1の不織布や2の吸水紙にクエン酸を含浸さ
せて、紙おむつや生理用ナプキンの素材として使用す
る。
するためになされたものである。 【構成】 1の不織布や2の吸水紙にクエン酸を含浸さ
せて、紙おむつや生理用ナプキンの素材として使用す
る。
Description
【発明の詳細な説明】[産業上の利用分野]紙おむつや
生理用ナプキン。
生理用ナプキン。
[従来の技術]皮膚の弱い人は、紙おむつや生理用ナプ
キンでかぶれていた。特に老人の場合、紙おむつの取り
替える回数が少なく、尿をした状態で長時間放置される
ことが多いので、かぶれがひどい人が見られる。
キンでかぶれていた。特に老人の場合、紙おむつの取り
替える回数が少なく、尿をした状態で長時間放置される
ことが多いので、かぶれがひどい人が見られる。
[発明が解決しようとする課題]生理用ナプキンや紙お
むつでの従来のかぶれ対策は、肌との接触感のよい不織
布の開発が主であった。そして現在もなお、多くの老人
や皮膚の弱い人のかぶれを解消することができていな
い。発明者は皮膚の炎症を治療研究する過程で、生理用
ナプキンや紙おむつでかぶれる主な原因は、生理血液や
尿が弱アルカリであることを発見した。弱アルカリのも
のが長時間、皮膚に接触してこすれたりするために、か
ぶれが生じるもので、弱酸性化することで、ほとんどか
ぶれないことを実験により確認した。
むつでの従来のかぶれ対策は、肌との接触感のよい不織
布の開発が主であった。そして現在もなお、多くの老人
や皮膚の弱い人のかぶれを解消することができていな
い。発明者は皮膚の炎症を治療研究する過程で、生理用
ナプキンや紙おむつでかぶれる主な原因は、生理血液や
尿が弱アルカリであることを発見した。弱アルカリのも
のが長時間、皮膚に接触してこすれたりするために、か
ぶれが生じるもので、弱酸性化することで、ほとんどか
ぶれないことを実験により確認した。
[課題を解決するための手段]そこで発明者は尿や生理
用血液を弱酸性に変えることを考え、安全で安価で使い
易いクエン酸に注目した。クエン酸は水溶性であり、無
水クエン酸1gで50リットルの水のPHを1下げるこ
とができるという、強い酸性化する力がある。しかもク
エン酸は乾燥させれば、水だけが蒸発して無水クエン酸
となる。そして、無水クエン酸に水を加えるとクエン酸
溶液になる。よって、クエン酸を繊維に含浸させて乾燥
させたものをおむつや生理用ナプキンの不織布や吸水紙
等に使えば、尿や生理血液およびその湿りで、含浸した
クエン酸が溶け出して、尿や生理血液を弱酸性化する。
用血液を弱酸性に変えることを考え、安全で安価で使い
易いクエン酸に注目した。クエン酸は水溶性であり、無
水クエン酸1gで50リットルの水のPHを1下げるこ
とができるという、強い酸性化する力がある。しかもク
エン酸は乾燥させれば、水だけが蒸発して無水クエン酸
となる。そして、無水クエン酸に水を加えるとクエン酸
溶液になる。よって、クエン酸を繊維に含浸させて乾燥
させたものをおむつや生理用ナプキンの不織布や吸水紙
等に使えば、尿や生理血液およびその湿りで、含浸した
クエン酸が溶け出して、尿や生理血液を弱酸性化する。
[作用]紙おむつや生理用ナプキン、尿取りパッドは色
々な構造のものがあるが、多くは図1のごとくの構造に
なっている。尿や生理血液は1不織布と5綿を通り、2
吸水紙に吸収されつつ広がりながら、高分子吸水体と粉
砕パルプの3混合吸水体にて吸収される。ここで1の不
織布や5の綿にクエン酸を含浸させたものを使用する
と、吸水部に吸収された尿や生理血液が圧迫により滲出
すると、不織布や綿に含浸しているクエン酸が溶けて、
皮膚に接触する滲出液を酸性化し皮膚のかぶれを防ぐ。
2の吸水紙や3の混合吸水体にクエン酸を含浸させたも
のを使用すると、尿や生理血液で溶けて全体的に弱酸性
化させる。酸性液は皮膚に収斂作用を及ぼし、かぶれを
防止するのは周知であるが、尿や、生理血液も弱酸性化
することにより同様であることは、発明者の実験により
確認された。
々な構造のものがあるが、多くは図1のごとくの構造に
なっている。尿や生理血液は1不織布と5綿を通り、2
吸水紙に吸収されつつ広がりながら、高分子吸水体と粉
砕パルプの3混合吸水体にて吸収される。ここで1の不
織布や5の綿にクエン酸を含浸させたものを使用する
と、吸水部に吸収された尿や生理血液が圧迫により滲出
すると、不織布や綿に含浸しているクエン酸が溶けて、
皮膚に接触する滲出液を酸性化し皮膚のかぶれを防ぐ。
2の吸水紙や3の混合吸水体にクエン酸を含浸させたも
のを使用すると、尿や生理血液で溶けて全体的に弱酸性
化させる。酸性液は皮膚に収斂作用を及ぼし、かぶれを
防止するのは周知であるが、尿や、生理血液も弱酸性化
することにより同様であることは、発明者の実験により
確認された。
[実施例]クエン酸溶液を不織布や紙に噴霧するか、ク
エン酸溶液中を通して吸収させる。乾燥するとほぼ均一
に無水クエン酸となって繊維に定着して、クエン酸を含
浸した不織布や吸水紙ができる。これを紙おむつや生理
用ナプキンで図1のごとく1不織布や2吸水紙に使用す
る。ここで、クエン酸を含浸させたものは、不織布だけ
でもいいし、吸水紙だけでもよい。さらに不織布と吸水
紙共にでもよい。また作用は弱いが、3混合吸水体で
も、5綿でもよい。
エン酸溶液中を通して吸収させる。乾燥するとほぼ均一
に無水クエン酸となって繊維に定着して、クエン酸を含
浸した不織布や吸水紙ができる。これを紙おむつや生理
用ナプキンで図1のごとく1不織布や2吸水紙に使用す
る。ここで、クエン酸を含浸させたものは、不織布だけ
でもいいし、吸水紙だけでもよい。さらに不織布と吸水
紙共にでもよい。また作用は弱いが、3混合吸水体で
も、5綿でもよい。
[発明の効果]クエン酸を含浸させた不織布や吸水紙を
使用することで、紙おむつや生理用ナプキンの最大の課
題であったかぶれの問題を解決することができた。さら
にクエン酸は無色・無臭で非常に安価で安全であり、そ
の水溶液はクエン酸の濃度を簡単に調節することができ
るので、製紙の工程中は当然であるが、紙おむつや生理
用ナプキンの製造工程の中でも容易に実施することがで
きる。よって既存の設備や工程を変えることなく実施で
きる。
使用することで、紙おむつや生理用ナプキンの最大の課
題であったかぶれの問題を解決することができた。さら
にクエン酸は無色・無臭で非常に安価で安全であり、そ
の水溶液はクエン酸の濃度を簡単に調節することができ
るので、製紙の工程中は当然であるが、紙おむつや生理
用ナプキンの製造工程の中でも容易に実施することがで
きる。よって既存の設備や工程を変えることなく実施で
きる。
【図1】紙おむつの構造の断面図である。
1 不織布 2 吸水紙 3 混合吸水体 4 防水紙 5 綿
Claims (2)
- 【請求項1】クエン酸を含浸させた不織布および吸水
紙。 - 【請求項2】紙おむつ、生理用ナプキン、尿取りパッド
にクエン酸を含浸させた不織布や吸水紙などの繊維を使
用する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201066A JPH11350345A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | かぶれ防止繊維使用の紙おむつと生理用ナプキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201066A JPH11350345A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | かぶれ防止繊維使用の紙おむつと生理用ナプキン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11350345A true JPH11350345A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=16434826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10201066A Pending JPH11350345A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | かぶれ防止繊維使用の紙おむつと生理用ナプキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11350345A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004089322A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Crecia Corp | 吸収性物品 |
KR100732174B1 (ko) | 2006-01-19 | 2007-06-25 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 바이오 소재로 코팅이 된 벽지의 제조 방법 및 그에 의하여제조된 벽지 |
CN110592941A (zh) * | 2019-08-13 | 2019-12-20 | 广州市迅泰通信设备有限公司 | 一种抑菌弱酸无纺布及其制备方法 |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP10201066A patent/JPH11350345A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004089322A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Crecia Corp | 吸収性物品 |
KR100732174B1 (ko) | 2006-01-19 | 2007-06-25 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 바이오 소재로 코팅이 된 벽지의 제조 방법 및 그에 의하여제조된 벽지 |
CN110592941A (zh) * | 2019-08-13 | 2019-12-20 | 广州市迅泰通信设备有限公司 | 一种抑菌弱酸无纺布及其制备方法 |
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