JPH1134874A - 旅客案内装置 - Google Patents
旅客案内装置Info
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- JPH1134874A JPH1134874A JP20839697A JP20839697A JPH1134874A JP H1134874 A JPH1134874 A JP H1134874A JP 20839697 A JP20839697 A JP 20839697A JP 20839697 A JP20839697 A JP 20839697A JP H1134874 A JPH1134874 A JP H1134874A
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上位装置がシステムダウンしたときや列車ダ
イヤが乱れたときでも適切な案内ができる旅客案内装置
を得ることである。 【解決手段】 上位装置2である運転指令所コンピュー
タ3やローカルコンピュータ4から送られてくるダイヤ
情報等は、伝送制御装置26により所定の通信規約に基
づいて表示または放送用の情報フォーマットに変換され
る。複数台の各々の表示放送端末装置27には軌道回路
5から直接在線情報が入力されており、各々の表示放送
端末装置27は伝送制御装置26から送信された情報フ
ォーマットと軌道回路5から直接受け取った在線情報と
に基づいて旅客案内のための表示データまたは放送デー
タを出力する。
イヤが乱れたときでも適切な案内ができる旅客案内装置
を得ることである。 【解決手段】 上位装置2である運転指令所コンピュー
タ3やローカルコンピュータ4から送られてくるダイヤ
情報等は、伝送制御装置26により所定の通信規約に基
づいて表示または放送用の情報フォーマットに変換され
る。複数台の各々の表示放送端末装置27には軌道回路
5から直接在線情報が入力されており、各々の表示放送
端末装置27は伝送制御装置26から送信された情報フ
ォーマットと軌道回路5から直接受け取った在線情報と
に基づいて旅客案内のための表示データまたは放送デー
タを出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駅構内において列
車のダイヤ情報や運行状態情報を旅客に提供する旅客案
内装置に関するものである。
車のダイヤ情報や運行状態情報を旅客に提供する旅客案
内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、旅客案内装置は駅の公共物とし
て設置され、駅構内において列車のダイヤ情報や運行状
態情報に関する情報を表示したり放送したりしている。
これにより、旅客への列車の情報提供を行っている。
て設置され、駅構内において列車のダイヤ情報や運行状
態情報に関する情報を表示したり放送したりしている。
これにより、旅客への列車の情報提供を行っている。
【0003】図6は、そのような従来の旅客案内装置の
構成図である。旅客案内装置1は上位装置2である運転
指令所コンピュータ3や駅構内に配置されているローカ
ルコンピュータ4から表示や放送を行うにあたり必要な
ダイヤ情報等を定期的に取り込みを行うと共に、軌道回
路5からの在線情報を取り込む。なお、在線情報はロー
カルコンピュータ4にも入力され、ローカルコンピュー
タ4からは信号機ポイント6に対し信号制御信号が出力
される。
構成図である。旅客案内装置1は上位装置2である運転
指令所コンピュータ3や駅構内に配置されているローカ
ルコンピュータ4から表示や放送を行うにあたり必要な
ダイヤ情報等を定期的に取り込みを行うと共に、軌道回
路5からの在線情報を取り込む。なお、在線情報はロー
カルコンピュータ4にも入力され、ローカルコンピュー
タ4からは信号機ポイント6に対し信号制御信号が出力
される。
【0004】旅客案内装置1は、大きく分けて表示放送
制御装置7と表示端末装置8とスピーカ9との3つの要
素より構成されている。表示端末装置8は駅の各ホーム
にそれぞれ複数台設けられると共に、コンコースにも複
数台の表示端末装置8が設けられる。表示放送制御装置
7は、ローカルコンピュータ4から読み込んだ表示を行
うために必要な情報に対して、その表示コードを作成し
て表示端末装置8に送信する。また、放送を行うに必要
な情報に対して、音声文章情報を作成する。そして、軌
道回路5から在線情報が入力されると、作成した音声文
章情報をスピーカ9に出力すると共に、表示端末装置8
に対しては送信済みの表示コードに対する表示指令を出
力する。
制御装置7と表示端末装置8とスピーカ9との3つの要
素より構成されている。表示端末装置8は駅の各ホーム
にそれぞれ複数台設けられると共に、コンコースにも複
数台の表示端末装置8が設けられる。表示放送制御装置
7は、ローカルコンピュータ4から読み込んだ表示を行
うために必要な情報に対して、その表示コードを作成し
て表示端末装置8に送信する。また、放送を行うに必要
な情報に対して、音声文章情報を作成する。そして、軌
道回路5から在線情報が入力されると、作成した音声文
章情報をスピーカ9に出力すると共に、表示端末装置8
に対しては送信済みの表示コードに対する表示指令を出
力する。
【0005】表示端末装置8は、表示放送制御装置7か
ら表示コードが送信されてくると、その表示コードに対
応する表示データを作成する。そして、表示指令がある
とその作成した表示データを表示する。
ら表示コードが送信されてくると、その表示コードに対
応する表示データを作成する。そして、表示指令がある
とその作成した表示データを表示する。
【0006】このように、旅客案内装置1は上位装置2
である運転指令所コンピュータ3やローカルコンピュー
タ4からのダイヤ情報等や軌道回路5からの各情報(列
車接近、列車到着、列車出発等)に基づいて、列車の案
内を行っている。
である運転指令所コンピュータ3やローカルコンピュー
タ4からのダイヤ情報等や軌道回路5からの各情報(列
車接近、列車到着、列車出発等)に基づいて、列車の案
内を行っている。
【0007】図7は、旅客案内装置1の表示放送制御装
置7の構成図である。表示放送制御装置7へのダイヤ情
報等の取込みは、MPU10aにより行われる。すなわ
ち、MPU10aがSIO11aを制御してローカルコ
ンピュータ4とのデータ通信でダイヤ情報等の情報を得
る。このデータ通信で得られたダイヤ情報等はRAM1
2aに保管される。ROM13aには予め定められた固
定データや演算に必要なプログラムが記憶されている。
また、PIO14aは軌道回路5からの在線情報を入力
する。
置7の構成図である。表示放送制御装置7へのダイヤ情
報等の取込みは、MPU10aにより行われる。すなわ
ち、MPU10aがSIO11aを制御してローカルコ
ンピュータ4とのデータ通信でダイヤ情報等の情報を得
る。このデータ通信で得られたダイヤ情報等はRAM1
2aに保管される。ROM13aには予め定められた固
定データや演算に必要なプログラムが記憶されている。
また、PIO14aは軌道回路5からの在線情報を入力
する。
【0008】ダイヤ情報等の入力後において、MPU1
0aは、表示端末装置8による表示出力やスピーカ48
による放送出力を行うための前置準備を行う。表示出力
に関しては、RAM12aに保管されたダイヤ情報から
表示コード情報等に変換しSIO11bを介して表示端
末装置8へデータ転送を行う。
0aは、表示端末装置8による表示出力やスピーカ48
による放送出力を行うための前置準備を行う。表示出力
に関しては、RAM12aに保管されたダイヤ情報から
表示コード情報等に変換しSIO11bを介して表示端
末装置8へデータ転送を行う。
【0009】また、放送出力に関しては、RAM12a
に保管されたダイヤ情報から、予めROM13aやRA
M12aに登録されている複数個の音声文節情報を持ち
より、音声文章情報として組み立てを行う。このように
して作成した音声文章情報は再度RAM12aへ戻され
記憶される。つまり、音声文章情報を作成した時点で即
座に実際のスピーカ9への音声出力は行わず、軌道回路
5からの在線情報を待つことになる。
に保管されたダイヤ情報から、予めROM13aやRA
M12aに登録されている複数個の音声文節情報を持ち
より、音声文章情報として組み立てを行う。このように
して作成した音声文章情報は再度RAM12aへ戻され
記憶される。つまり、音声文章情報を作成した時点で即
座に実際のスピーカ9への音声出力は行わず、軌道回路
5からの在線情報を待つことになる。
【0010】軌道回路5からの在線情報がPIO14a
を介して入力されると、MPU10aはRAM12aに
記憶された音声文章情報を取り出し、D/A15でデジ
タル信号からアナログ信号に変換して増幅器16および
ローパスフィルタ17を介してスピーカ9に出力する。
を介して入力されると、MPU10aはRAM12aに
記憶された音声文章情報を取り出し、D/A15でデジ
タル信号からアナログ信号に変換して増幅器16および
ローパスフィルタ17を介してスピーカ9に出力する。
【0011】次に、図8は旅客案内装置1の表示端末装
置8の構成図である。表示端末装置8は、通信制御部1
8と表示制御部19とを備えている。
置8の構成図である。表示端末装置8は、通信制御部1
8と表示制御部19とを備えている。
【0012】表示放送制御装置7からの表示データ情報
は、通信制御部18のMPU10cで受信処理される。
すなわち、MPU10cでは、その表示コード情報をS
IO11cを制御して受け取り、RAM12cに記憶す
ると共にデュアルポートメモリ20へ転送する。なお、
ROM13cには予め定められた固定データや演算に必
要なプログラムが記憶されており、PIO14cはLE
D表示装置21へ表示制御信号を出力する。
は、通信制御部18のMPU10cで受信処理される。
すなわち、MPU10cでは、その表示コード情報をS
IO11cを制御して受け取り、RAM12cに記憶す
ると共にデュアルポートメモリ20へ転送する。なお、
ROM13cには予め定められた固定データや演算に必
要なプログラムが記憶されており、PIO14cはLE
D表示装置21へ表示制御信号を出力する。
【0013】そして、デュアルポートメモリ18へ転送
された表示コード情報は、表示制御部19のMPU11
dによって受け取られ、これに対応した文字フォント情
報、つまり個々の文字のピクセル情報等を常駐メモリエ
リア22より1文字ずつ取り出して非常駐メモリエリア
23に記憶すると共にビデオメモリ24へ随時転送を行
う。
された表示コード情報は、表示制御部19のMPU11
dによって受け取られ、これに対応した文字フォント情
報、つまり個々の文字のピクセル情報等を常駐メモリエ
リア22より1文字ずつ取り出して非常駐メモリエリア
23に記憶すると共にビデオメモリ24へ随時転送を行
う。
【0014】これらの処理を終了するとMPU10cお
よびMPU11dは、表示放送制御装置7からの表示指
令を入力するまで新たな表示への更新動作を行わず、前
回、ビデオメモリ24へ組み立て、登録された表示情報
のまま表示動作を継続する。MPU11dは、これらの
ビデオメモリ24への更新動作を行っている最中でも前
回登録された表示内容にて表示動作を維持している。な
お、LED表示装置21への表示はCRTC25を介し
て行われることになる。
よびMPU11dは、表示放送制御装置7からの表示指
令を入力するまで新たな表示への更新動作を行わず、前
回、ビデオメモリ24へ組み立て、登録された表示情報
のまま表示動作を継続する。MPU11dは、これらの
ビデオメモリ24への更新動作を行っている最中でも前
回登録された表示内容にて表示動作を維持している。な
お、LED表示装置21への表示はCRTC25を介し
て行われることになる。
【0015】ここで、表示放送制御装置7からの表示指
令を受け取ると、表示端末装置8のMPU10cではS
I053を制御して、MPU11dへデュアルポートメ
モリ20経由にてその旨を伝える。MPU11dでは表
示指令を受け取ると、表示更新のためにCRTC25を
制御してビデオメモリ24より今回表示データを取り出
して表示内容の更新を行う。
令を受け取ると、表示端末装置8のMPU10cではS
I053を制御して、MPU11dへデュアルポートメ
モリ20経由にてその旨を伝える。MPU11dでは表
示指令を受け取ると、表示更新のためにCRTC25を
制御してビデオメモリ24より今回表示データを取り出
して表示内容の更新を行う。
【0016】このように、従来の旅客案内装置1では、
表示放送制御装置7内のMPU10aは、表示データ情
報の表示出力および放送出力の前置準備を終了すると、
外部の軌道回路5から送出されてくる列車接近等の在線
情報が入力するのをじっと待つ動作に移行する。そし
て、外部の軌道回路5からの一意の在線情報が入力され
ると、表示放送制御装置7内のMPU10aは、表示に
関しては表示端末装置8へ表示指令を発行し、音声に関
しては、組み立てられた音声文章情報をRAM12aよ
り取り出してD/A15にて音声信号に対応したアナロ
グ信号へ変換し、増幅器16にて増幅してローバスフィ
ルタ17にて帯域制限の後にスピーカ9にて在線情報に
対応した放送出力を行う。
表示放送制御装置7内のMPU10aは、表示データ情
報の表示出力および放送出力の前置準備を終了すると、
外部の軌道回路5から送出されてくる列車接近等の在線
情報が入力するのをじっと待つ動作に移行する。そし
て、外部の軌道回路5からの一意の在線情報が入力され
ると、表示放送制御装置7内のMPU10aは、表示に
関しては表示端末装置8へ表示指令を発行し、音声に関
しては、組み立てられた音声文章情報をRAM12aよ
り取り出してD/A15にて音声信号に対応したアナロ
グ信号へ変換し、増幅器16にて増幅してローバスフィ
ルタ17にて帯域制限の後にスピーカ9にて在線情報に
対応した放送出力を行う。
【0017】従って、旅客案内装置1は、上位装置2か
らの表示内容の変更や放送内容の変更を電子的に容易に
制御することができる利点を持っているため、旅客案内
用途として広く公共機関で使用されている。
らの表示内容の変更や放送内容の変更を電子的に容易に
制御することができる利点を持っているため、旅客案内
用途として広く公共機関で使用されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上位装置2
がシステムダウンしたときや列車ダイヤが乱れた時など
には、表示端末装置8やスピーカ9は本来の機能である
「旅客を安全に目的地へ送り届けるために、旅客を事故
より未然に防ぐ」ための列車の接近注意喚起や駆け込み
乗車注意案内等の情報案内ができなくなることがある。
このような場合には、駅務員はマイクによる放送や旅客
誘導を行う必要があり、手間がかかることになる。
がシステムダウンしたときや列車ダイヤが乱れた時など
には、表示端末装置8やスピーカ9は本来の機能である
「旅客を安全に目的地へ送り届けるために、旅客を事故
より未然に防ぐ」ための列車の接近注意喚起や駆け込み
乗車注意案内等の情報案内ができなくなることがある。
このような場合には、駅務員はマイクによる放送や旅客
誘導を行う必要があり、手間がかかることになる。
【0019】本発明の目的は、上位装置がシステムダウ
ンしたときや列車ダイヤが乱れたときでも適切な案内が
できる旅客案内装置を得ることである。
ンしたときや列車ダイヤが乱れたときでも適切な案内が
できる旅客案内装置を得ることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
旅客案内装置は、上位装置である運転指令所コンピュー
タやローカルコンピュータから送られてくるダイヤ情報
等を表示または放送用の情報フォーマットに変換する伝
送制御装置と、駅に設置され伝送制御装置から送信され
た表示または放送用の情報フォーマットと軌道回路から
直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のための
表示データまたは放送データを出力する複数台の表示放
送端末装置とを備えたものである。
旅客案内装置は、上位装置である運転指令所コンピュー
タやローカルコンピュータから送られてくるダイヤ情報
等を表示または放送用の情報フォーマットに変換する伝
送制御装置と、駅に設置され伝送制御装置から送信され
た表示または放送用の情報フォーマットと軌道回路から
直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のための
表示データまたは放送データを出力する複数台の表示放
送端末装置とを備えたものである。
【0021】請求項1の発明に係わる旅客案内装置で
は、上位装置である運転指令所コンピュータやローカル
コンピュータから送られてくるダイヤ情報等は、駅に設
置され伝送制御装置により所定の通信規約に基づいて表
示または放送用の情報フォーマットに変換される。複数
台の各々の表示放送端末装置には軌道回路から直接在線
情報が入力されており、各々の表示放送端末装置は伝送
制御装置から送信された情報フォーマットと軌道回路か
ら直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のため
の表示データまたは放送データを出力する。
は、上位装置である運転指令所コンピュータやローカル
コンピュータから送られてくるダイヤ情報等は、駅に設
置され伝送制御装置により所定の通信規約に基づいて表
示または放送用の情報フォーマットに変換される。複数
台の各々の表示放送端末装置には軌道回路から直接在線
情報が入力されており、各々の表示放送端末装置は伝送
制御装置から送信された情報フォーマットと軌道回路か
ら直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のため
の表示データまたは放送データを出力する。
【0022】請求項2の発明に係わる旅客案内装置は、
請求項1の発明において、表示放送端末装置は、伝送制
御装置からの表示または放送用の情報フォーマットを受
信しコード情報に変換する通信制御部と、通信制御部で
変換されたコード情報に基づいて表示データまたは放送
データを作成すると共に軌道回路から直接在線情報を受
け取ったときは表示データまたは放送データを出力する
表示放送制御部とを備えたものである。
請求項1の発明において、表示放送端末装置は、伝送制
御装置からの表示または放送用の情報フォーマットを受
信しコード情報に変換する通信制御部と、通信制御部で
変換されたコード情報に基づいて表示データまたは放送
データを作成すると共に軌道回路から直接在線情報を受
け取ったときは表示データまたは放送データを出力する
表示放送制御部とを備えたものである。
【0023】請求項2の発明に係わる旅客案内装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、伝送制御装置からの
表示または放送用の情報フォーマットは、表示放送端末
装置の通信制御部で受信されコード情報に変換される。
通信制御部で変換されたコード情報は、表示放送端末装
置の表示放送制御部に入力され表示データまたは放送デ
ータが作成される。そして、表示放送制御部は軌道回路
から直接在線情報を受け取ったときに、表示データまた
は放送データを出力する。
は、請求項1の発明の作用に加え、伝送制御装置からの
表示または放送用の情報フォーマットは、表示放送端末
装置の通信制御部で受信されコード情報に変換される。
通信制御部で変換されたコード情報は、表示放送端末装
置の表示放送制御部に入力され表示データまたは放送デ
ータが作成される。そして、表示放送制御部は軌道回路
から直接在線情報を受け取ったときに、表示データまた
は放送データを出力する。
【0024】請求項3の発明に係わる旅客案内装置は、
請求項2の発明において、表示放送端末装置の表示放送
制御部は、通信制御部または上位装置が故障した状態で
在線情報を受け取ったときは、予め定められた表示デー
タまたは放送データを出力するようにしたものである。
請求項2の発明において、表示放送端末装置の表示放送
制御部は、通信制御部または上位装置が故障した状態で
在線情報を受け取ったときは、予め定められた表示デー
タまたは放送データを出力するようにしたものである。
【0025】請求項3の発明に係わる旅客案内装置で
は、請求項2の発明の作用に加え、通信制御部または上
位装置が故障したときには、各々の表示放送端末装置の
表示放送制御部は、通信制御部または上位装置軌道回路
からの表示データまたは放送データに代えて、予め定め
られた表示データまたは放送データを出力する。
は、請求項2の発明の作用に加え、通信制御部または上
位装置が故障したときには、各々の表示放送端末装置の
表示放送制御部は、通信制御部または上位装置軌道回路
からの表示データまたは放送データに代えて、予め定め
られた表示データまたは放送データを出力する。
【0026】請求項4の発明に係わる旅客案内装置は、
請求項2の発明において、表示放送端末装置の通信制御
部は、表示放送制御部の故障を検出したときは、表示デ
ータの出力または放送データの出力を停止させるように
したものである。
請求項2の発明において、表示放送端末装置の通信制御
部は、表示放送制御部の故障を検出したときは、表示デ
ータの出力または放送データの出力を停止させるように
したものである。
【0027】請求項4の発明に係わる旅客案内装置で
は、請求項2の発明の作用に加え、表示放送端末装置の
表示放送制御部が故障したときには、表示放送端末装置
の通信制御部は、表示データの出力または放送データの
出力を停止させ誤出力を防止する。
は、請求項2の発明の作用に加え、表示放送端末装置の
表示放送制御部が故障したときには、表示放送端末装置
の通信制御部は、表示データの出力または放送データの
出力を停止させ誤出力を防止する。
【0028】請求項5の発明に係わる旅客案内装置は、
請求項1乃至請求項4の発明において、伝送制御装置
は、各々の表示放送端末装置の監視を行い、故障となっ
た表示放送端末装置を上位装置に通知するようにしたも
のである。
請求項1乃至請求項4の発明において、伝送制御装置
は、各々の表示放送端末装置の監視を行い、故障となっ
た表示放送端末装置を上位装置に通知するようにしたも
のである。
【0029】請求項5の発明に係わる旅客案内装置で
は、請求項1乃至請求項4の発明の作用に加え、伝送制
御装置により各々の表示放送端末装置の監視を行い、故
障となった表示放送端末装置を上位装置に通知する。
は、請求項1乃至請求項4の発明の作用に加え、伝送制
御装置により各々の表示放送端末装置の監視を行い、故
障となった表示放送端末装置を上位装置に通知する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態に係わる旅客案内装置
の構成図である。旅客案内装置1は上位装置2である運
転指令所コンピュータ3や駅構内に配置されているロー
カルコンピュータ4から表示や放送を行うにあたり必要
なダイヤ情報等を定期的に取り込みを行うと共に、軌道
回路5からの在線情報を取り込む。軌道回路5からの在
線情報はローカルコンピュータ4にも入力され、ローカ
ルコンピュータ4からは信号機ポイント6に対し信号制
御信号が出力される。
する。図1は本発明の実施の形態に係わる旅客案内装置
の構成図である。旅客案内装置1は上位装置2である運
転指令所コンピュータ3や駅構内に配置されているロー
カルコンピュータ4から表示や放送を行うにあたり必要
なダイヤ情報等を定期的に取り込みを行うと共に、軌道
回路5からの在線情報を取り込む。軌道回路5からの在
線情報はローカルコンピュータ4にも入力され、ローカ
ルコンピュータ4からは信号機ポイント6に対し信号制
御信号が出力される。
【0031】旅客案内装置1は、大きく分けて伝送制御
装置26と表示放送端末装置27との2つの要素から構
成されている。表示放送端末装置27は駅の各ホームに
それぞれ複数台設けられると共に、コンコースにも複数
台の表示放送端末装置27が設けられる。伝送制御装置
26は、ローカルコンピュータ4から読み込んだ表示お
よび放送を行うために必要な情報に対して、表示放送端
末装置27で情報処理が行えるように通信規約を整合さ
せ、表示または放送用の情報フォーマットに変換する。
そして、その変換した情報フォーマットを表示放送端末
装置27へ出力する。
装置26と表示放送端末装置27との2つの要素から構
成されている。表示放送端末装置27は駅の各ホームに
それぞれ複数台設けられると共に、コンコースにも複数
台の表示放送端末装置27が設けられる。伝送制御装置
26は、ローカルコンピュータ4から読み込んだ表示お
よび放送を行うために必要な情報に対して、表示放送端
末装置27で情報処理が行えるように通信規約を整合さ
せ、表示または放送用の情報フォーマットに変換する。
そして、その変換した情報フォーマットを表示放送端末
装置27へ出力する。
【0032】表示放送端末装置27では、伝送制御装置
26からの表示または放送用の情報フォーマットを受け
取り、旅客案内のための表示データまたは放送データを
作成する。また、各々の表示放送端末装置27には軌道
回路5からの在線情報が直接入力されるようになってお
り、各々の表示放送端末装置27は軌道回路5からの在
線情報を受信したときに表示データまたは放送データを
出力するようになっている。
26からの表示または放送用の情報フォーマットを受け
取り、旅客案内のための表示データまたは放送データを
作成する。また、各々の表示放送端末装置27には軌道
回路5からの在線情報が直接入力されるようになってお
り、各々の表示放送端末装置27は軌道回路5からの在
線情報を受信したときに表示データまたは放送データを
出力するようになっている。
【0033】このように、伝送制御装置26は、上位装
置2である運転指令所コンピュータ3や駅構内に設置さ
れているローカルコンピュータ4から表示や放送を行う
にあたり必要なダイヤ情報等を定期的に取り込み、表示
放送端末装置27にて表示出力や放送出力できるように
するための前置準備として、表示出力に関してはダイヤ
情報から表示および放送を共用化した案内コード情報等
に変換し、各々の表示放送端末装置27へデータ転送を
行う。
置2である運転指令所コンピュータ3や駅構内に設置さ
れているローカルコンピュータ4から表示や放送を行う
にあたり必要なダイヤ情報等を定期的に取り込み、表示
放送端末装置27にて表示出力や放送出力できるように
するための前置準備として、表示出力に関してはダイヤ
情報から表示および放送を共用化した案内コード情報等
に変換し、各々の表示放送端末装置27へデータ転送を
行う。
【0034】図2は旅客案内装置1の表示放送端末装置
27の構成図である。表示放送端末装置27は、通信制
御部18と表示放送制御部28とを備えている。伝送制
御装置26からの案内コード情報は、通信制御部18の
MPU10eで受信処理される。すなわち、MPU10
eでは、その案内コード情報をSIO11eを制御して
受け取り、案内コード情報に対応した表示のための文字
コード情報および放送のための文節コード情報をROM
13eより読み出しRAM12eに記憶すると共に、デ
ュアルポートメモリ20へ転送する。なお、ROM13
eには予め定められた固定データや演算に必要なプログ
ラムが記憶されており、PIO14eはLED表示装置
21へ表示制御信号を出力する。
27の構成図である。表示放送端末装置27は、通信制
御部18と表示放送制御部28とを備えている。伝送制
御装置26からの案内コード情報は、通信制御部18の
MPU10eで受信処理される。すなわち、MPU10
eでは、その案内コード情報をSIO11eを制御して
受け取り、案内コード情報に対応した表示のための文字
コード情報および放送のための文節コード情報をROM
13eより読み出しRAM12eに記憶すると共に、デ
ュアルポートメモリ20へ転送する。なお、ROM13
eには予め定められた固定データや演算に必要なプログ
ラムが記憶されており、PIO14eはLED表示装置
21へ表示制御信号を出力する。
【0035】そして、デュアルポートメモリ20へ転送
された案内コード情報は、表示放送制御部28のMPU
11fによって受け取られ、表示データに関してはこれ
に対応した文字フォント情報(個々の文字のピクセル情
報)等を常駐メモリエリア22より1文字ずつ取り出し
て非常駐メモリエリア23やビデオメモリ24へ随時転
送を行う。一方、放送データに関しては、デュアルポー
トメモリ20へ転送された案内情報に基づいて、常駐メ
モリエリア22からこれらに対応する文節コード情報を
取り出し音声文章情報として組み立てを行い、非常駐エ
リア23ないし常駐エリア22へ音声文章情報を戻す。
された案内コード情報は、表示放送制御部28のMPU
11fによって受け取られ、表示データに関してはこれ
に対応した文字フォント情報(個々の文字のピクセル情
報)等を常駐メモリエリア22より1文字ずつ取り出し
て非常駐メモリエリア23やビデオメモリ24へ随時転
送を行う。一方、放送データに関しては、デュアルポー
トメモリ20へ転送された案内情報に基づいて、常駐メ
モリエリア22からこれらに対応する文節コード情報を
取り出し音声文章情報として組み立てを行い、非常駐エ
リア23ないし常駐エリア22へ音声文章情報を戻す。
【0036】これらの処理を終了すると、MPU11f
は、軌道回路5からの在線情報の入力があるまで新たな
表示更新や音声出力は行わない。つまり、LED表示装
置21への表示更新やスピーカ9への音声出力には移行
しない。そして、軌道回路5からの在線情報の入力があ
ると、ビデオメモリ24からCRTC25を介してLE
D表示装置21への文字表示を行うと共に、D/A15
にてアナログ信号をデジタル信号に変換しローパスフィ
ルタ17および増幅器16を介して音声出力をスピーカ
9に対して行う。
は、軌道回路5からの在線情報の入力があるまで新たな
表示更新や音声出力は行わない。つまり、LED表示装
置21への表示更新やスピーカ9への音声出力には移行
しない。そして、軌道回路5からの在線情報の入力があ
ると、ビデオメモリ24からCRTC25を介してLE
D表示装置21への文字表示を行うと共に、D/A15
にてアナログ信号をデジタル信号に変換しローパスフィ
ルタ17および増幅器16を介して音声出力をスピーカ
9に対して行う。
【0037】図3は、表示放送制御部28でのMPU1
1fによる表示データの作成処理の説明図である。表示
放送制御部28のMPU11fは、デュアルポートメモ
リ(DPU)20へ転送された案内コード情報に対応し
た文字フォント情報(個々の文字のピクセル情報)を常
駐メモリエリア22より1文字ずつ取り出して非常駐メ
モリエリア23上で文章の組立を行う。ここで、情報の
内容によっては1文字ずつではなく、予め組み立てられ
た文章を常駐メモリエリア22に記憶しておき、案内コ
ード情報によりその文章を非常駐メモリエリア23に転
送する。このようにして得られた案内文章はビデオメモ
リ24の所定のエリアに転送される。
1fによる表示データの作成処理の説明図である。表示
放送制御部28のMPU11fは、デュアルポートメモ
リ(DPU)20へ転送された案内コード情報に対応し
た文字フォント情報(個々の文字のピクセル情報)を常
駐メモリエリア22より1文字ずつ取り出して非常駐メ
モリエリア23上で文章の組立を行う。ここで、情報の
内容によっては1文字ずつではなく、予め組み立てられ
た文章を常駐メモリエリア22に記憶しておき、案内コ
ード情報によりその文章を非常駐メモリエリア23に転
送する。このようにして得られた案内文章はビデオメモ
リ24の所定のエリアに転送される。
【0038】これらの処理を終了すると、MPU11f
は、軌道回路5からの在線情報の入力があるまで新たな
表示更新は行わない。軌道回路5からの在線情報は表示
放送制御部28のPIO14fにて入力される。すなわ
ち、MPU11fは在線情報に対応した表示指令を入力
するまでの間、新たな表示の更新動作を行わず、前回の
ビデオメモリ24への表示データの組み立てでCRTC
25を制御することで、前回登録された表示内容のまま
の表示動作をLED表示装置21に対して継続する。つ
まり、MPU11fは、常駐メモリエリア22や非常駐
メモリエリア23への更新動作を行っている最中でも前
回登録された表示内容にて表示動作を維持している。
は、軌道回路5からの在線情報の入力があるまで新たな
表示更新は行わない。軌道回路5からの在線情報は表示
放送制御部28のPIO14fにて入力される。すなわ
ち、MPU11fは在線情報に対応した表示指令を入力
するまでの間、新たな表示の更新動作を行わず、前回の
ビデオメモリ24への表示データの組み立てでCRTC
25を制御することで、前回登録された表示内容のまま
の表示動作をLED表示装置21に対して継続する。つ
まり、MPU11fは、常駐メモリエリア22や非常駐
メモリエリア23への更新動作を行っている最中でも前
回登録された表示内容にて表示動作を維持している。
【0039】そして、この表示に関する前置処理を終了
すると、次の表示更新の起動時期を待っているMPU1
1fは、外部の軌道回路5からの一意の在線情報をPI
O14f経由にて入力すると、CRTC15へ表示更新
指令を発行し表示を更新させる。
すると、次の表示更新の起動時期を待っているMPU1
1fは、外部の軌道回路5からの一意の在線情報をPI
O14f経由にて入力すると、CRTC15へ表示更新
指令を発行し表示を更新させる。
【0040】次に、図4は、本発明の実施の形態におけ
る表示放送制御部28でのMPU11fによる放送デー
タの作成処理の説明図である。
る表示放送制御部28でのMPU11fによる放送デー
タの作成処理の説明図である。
【0041】表示放送制御部28のMPU11fは、デ
ュアルポートメモリ(DPU)20へ転送された案内コ
ード情報に対応した文節コード情報を常駐メモリエリア
22から取り出し、それらを複数持ちより非常駐メモリ
エリア23上で音声文章情報として組み立てを行う。こ
こで、情報の内容によっては文節ごとではなく、予め組
み立てられた音声文章情報を常駐メモリエリア22に記
憶しておき、案内コード情報によりその文章を非常駐メ
モリエリア23に転送する。これらの処理を終了する
と、MPU11fは、軌道回路5からの在線情報の入力
があるまでスピーカ9への音声出力には移行しない。
ュアルポートメモリ(DPU)20へ転送された案内コ
ード情報に対応した文節コード情報を常駐メモリエリア
22から取り出し、それらを複数持ちより非常駐メモリ
エリア23上で音声文章情報として組み立てを行う。こ
こで、情報の内容によっては文節ごとではなく、予め組
み立てられた音声文章情報を常駐メモリエリア22に記
憶しておき、案内コード情報によりその文章を非常駐メ
モリエリア23に転送する。これらの処理を終了する
と、MPU11fは、軌道回路5からの在線情報の入力
があるまでスピーカ9への音声出力には移行しない。
【0042】そして、この表示に関する前置処理を終了
すると、次の音声出力の起動時期を待っているMPU1
1fは、外部の軌道回路5からの一意の在線情報をPI
O14f経由にて入力すると、組み立てられた音声文章
情報を非常駐メモリエリア23より取り出してD/A1
5にて音声信号に対応したアナログ信号へ変換し、ロー
パスフィルタ17にて帯域制限の後、増幅器16にて増
幅してスピーカ9を駆動して在線情報に対応して放送出
力を行う。
すると、次の音声出力の起動時期を待っているMPU1
1fは、外部の軌道回路5からの一意の在線情報をPI
O14f経由にて入力すると、組み立てられた音声文章
情報を非常駐メモリエリア23より取り出してD/A1
5にて音声信号に対応したアナログ信号へ変換し、ロー
パスフィルタ17にて帯域制限の後、増幅器16にて増
幅してスピーカ9を駆動して在線情報に対応して放送出
力を行う。
【0043】このような一連の動作は、上位装置2であ
るローカルコンピュータ4や運転指令所コンピュータ3
がダウンすることなく得られるダイヤ情報等に基づき、
外部の軌道回路5からの各情報(列車接近、列車到着、
列車出発等)により表示および放送スケジュールが進ん
でいく場合を示している。
るローカルコンピュータ4や運転指令所コンピュータ3
がダウンすることなく得られるダイヤ情報等に基づき、
外部の軌道回路5からの各情報(列車接近、列車到着、
列車出発等)により表示および放送スケジュールが進ん
でいく場合を示している。
【0044】次に、表示放送端末装置27の通信制御部
18や伝送制御装置26や回線障害を含む上位装置2部
分がシステムダウンした場合、あるいは複数台の表示放
送端末装置27のうち1つが故障した場合を想定した場
合の処理について説明する。
18や伝送制御装置26や回線障害を含む上位装置2部
分がシステムダウンした場合、あるいは複数台の表示放
送端末装置27のうち1つが故障した場合を想定した場
合の処理について説明する。
【0045】前述のように、表示放送端末装置27の表
示放送制御部28では、軌道回路5からの在線情報が全
ての表示放送端末装置27で入力できるようにPIO1
4fを準備すると共に、旅客案内装置1の構成上、複数
台の表示放送端末装置27を実装している。
示放送制御部28では、軌道回路5からの在線情報が全
ての表示放送端末装置27で入力できるようにPIO1
4fを準備すると共に、旅客案内装置1の構成上、複数
台の表示放送端末装置27を実装している。
【0046】まず、表示放送端末装置27の通信制御部
18を含めた上位部分が故障に陥った場合は、図5に示
すように、表示放送制御部28のMPU11fが、予め
常駐メモリエリア22に登録されている文章テーブルの
うち表示用として1つ、放送用として1つを、PIO1
4fを経由して軌道回路5からの在線情報に基づき選択
する。
18を含めた上位部分が故障に陥った場合は、図5に示
すように、表示放送制御部28のMPU11fが、予め
常駐メモリエリア22に登録されている文章テーブルの
うち表示用として1つ、放送用として1つを、PIO1
4fを経由して軌道回路5からの在線情報に基づき選択
する。
【0047】このようにすることで、通信制御部18を
含めた上位部分等を切り離して情報案内が行えるため、
上位装置2がシステムダウンとなったときや、ダイヤが
乱れた時等のシステム故障状態に陥っても、列車の接近
注意喚起や駆け込み乗車注意案内等の情報案内等を行う
ことができる。従って、上位装置2からのダイヤ情報に
依存しない表示が行える。
含めた上位部分等を切り離して情報案内が行えるため、
上位装置2がシステムダウンとなったときや、ダイヤが
乱れた時等のシステム故障状態に陥っても、列車の接近
注意喚起や駆け込み乗車注意案内等の情報案内等を行う
ことができる。従って、上位装置2からのダイヤ情報に
依存しない表示が行える。
【0048】次に、表示放送端末装置27における表示
放送制御部28が故障した場合について説明する。この
場合は、通信制御部18と表示放送制御部28との相互
の異常監視をデュアルポートメモリ20を用い双方で交
信して検出する。これにより、通信制御部18のMPU
10eは、表示放送制御部28の異常を知ることができ
る。その後、通信制御部18のMPU10eは、表示放
送制御部28によるLED表示装置21の表示画面の電
源給電遮断による表示消去や音声出力の遮断を行う。こ
れにより誤案内を防止することが行える。
放送制御部28が故障した場合について説明する。この
場合は、通信制御部18と表示放送制御部28との相互
の異常監視をデュアルポートメモリ20を用い双方で交
信して検出する。これにより、通信制御部18のMPU
10eは、表示放送制御部28の異常を知ることができ
る。その後、通信制御部18のMPU10eは、表示放
送制御部28によるLED表示装置21の表示画面の電
源給電遮断による表示消去や音声出力の遮断を行う。こ
れにより誤案内を防止することが行える。
【0049】さらに、伝送制御装置26と表示放送端末
装置27の通信制御部18との間でデータ通信を行うこ
とで、前述の種々の診断結果を上位装置2に伝えること
も行える。つまり、伝送制御装置26で複数台の表示放
送端末装置27の監視を行うことで、どの表示放送端末
装置27が故障したのかを上位装置2に伝えることがで
きる。
装置27の通信制御部18との間でデータ通信を行うこ
とで、前述の種々の診断結果を上位装置2に伝えること
も行える。つまり、伝送制御装置26で複数台の表示放
送端末装置27の監視を行うことで、どの表示放送端末
装置27が故障したのかを上位装置2に伝えることがで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、上位装置がシステムダウンしたときやダイヤが乱れ
たとき等のシステム故障状態に陥っても、列車の接近注
意喚起や駆け込み乗車注意案内等の情報案内等の優先表
示が行える。従って、表示放送端末装置の本来の機能で
ある「旅客を安全に目的地へ送り届けるために、旅客を
事故より未然に防ぐ」ことを生かし続けることができ
る。
ば、上位装置がシステムダウンしたときやダイヤが乱れ
たとき等のシステム故障状態に陥っても、列車の接近注
意喚起や駆け込み乗車注意案内等の情報案内等の優先表
示が行える。従って、表示放送端末装置の本来の機能で
ある「旅客を安全に目的地へ送り届けるために、旅客を
事故より未然に防ぐ」ことを生かし続けることができ
る。
【0051】また、表示および放送を司る部分と通信制
御を行う部分とを分けて構成しているため、相互の異常
状態確認が行えると共に、表示および放送を司る部分が
異常の場合には、表示および放送の媒体を切り離す等の
誤案内の防止も行える。さらに、これら異常状態の監視
結果は、表示放送端末装置ごとに上位装置にて監視が行
える。
御を行う部分とを分けて構成しているため、相互の異常
状態確認が行えると共に、表示および放送を司る部分が
異常の場合には、表示および放送の媒体を切り離す等の
誤案内の防止も行える。さらに、これら異常状態の監視
結果は、表示放送端末装置ごとに上位装置にて監視が行
える。
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係わる旅客案内
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態に係わる旅客案内
装置の表示放送端末装置の構成図である。
装置の表示放送端末装置の構成図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態における表示放送
制御部でのMPUによる表示データの作成処理の説明図
である。
制御部でのMPUによる表示データの作成処理の説明図
である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態における表示放送
制御部でのMPUによる放送データの作成処理の説明図
である。
制御部でのMPUによる放送データの作成処理の説明図
である。
【図5】図5は、通信制御部を含めた上位部分が異常時
の表示放送制御部の処理内容の説明図である。
の表示放送制御部の処理内容の説明図である。
【図6】図6は、従来の旅客案内装置の構成図である。
【図7】図7は、従来の旅客案内装置における表示放送
制御装置の構成図である。
制御装置の構成図である。
【図8】図8は、従来の旅客案内装置における表示端末
装置の構成図である。
装置の構成図である。
1 旅客案内装置 2 上位装置 3 運転指令所コンピュータ 4 ローカルコンピュータ 5 軌道回路 6 信号機ポイント 7 表示放送制御装置 8 表示端末装置 9 スピーカ 10 MPU 11 SIO 12 RAM 13 ROM 14 PIO 15 D/A 16 増幅器 17 ローパスフィルタ 18 通信制御部 19 表示制御部 20 デュアルポートメモリ 21 LED表示装置 22 常駐メモリエリア 23 非常駐メモリエリア 24 ビデオメモリ 25 CRTC 26 伝送制御装置 27 表示放送端末装置 28 表示放送制御部
Claims (5)
- 【請求項1】 上位装置である運転指令所コンピュータ
やローカルコンピュータから送られてくるダイヤ情報等
を表示または放送用の情報フォーマットに変換する伝送
制御装置と、駅に設置され前記伝送制御装置から送信さ
れた表示または放送用の情報フォーマットと軌道回路か
ら直接受け取った在線情報とに基づいて旅客案内のため
の表示データまたは放送データを出力する複数台の表示
放送端末装置とを備えたことを特徴とする旅客案内装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の旅客案内装置におい
て、前記表示放送端末装置は、前記伝送制御装置からの
表示または放送用の情報フォーマットを受信しコード情
報に変換する通信制御部と、前記通信制御部で変換され
たコード情報に基づいて表示データまたは放送データを
作成すると共に軌道回路から直接在線情報を受け取った
ときは前記表示データまたは放送データを出力する表示
放送制御部とを備えたことを特徴とする旅客案内装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の旅客案内装置におい
て、前記表示放送端末装置の前記表示放送制御部は、前
記通信制御部または前記上位装置が故障した状態で前記
在線情報を受け取ったときは、予め定められた表示デー
タまたは放送データを出力するようにしたことを特徴と
する旅客案内装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の旅客案内装置におい
て、前記表示放送端末装置の通信制御部は、前記表示放
送制御部の故障を検出したときは、表示データの出力ま
たは放送データの出力を停止させるようにしたことを特
徴とする旅客案内装置。 - 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4に記載の旅客
案内装置において、前記伝送制御装置は、各々の前記表
示放送端末装置の監視を行い、故障となった表示放送端
末装置を前記上位装置に通知するようにしたことを特徴
とする旅客案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20839697A JPH1134874A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 旅客案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20839697A JPH1134874A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 旅客案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1134874A true JPH1134874A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16555570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20839697A Pending JPH1134874A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 旅客案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1134874A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015009753A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 運行案内表示システム |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP20839697A patent/JPH1134874A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015009753A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 運行案内表示システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |