JPH11347067A - サニタリーショーツ - Google Patents
サニタリーショーツInfo
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- JPH11347067A JPH11347067A JP10170510A JP17051098A JPH11347067A JP H11347067 A JPH11347067 A JP H11347067A JP 10170510 A JP10170510 A JP 10170510A JP 17051098 A JP17051098 A JP 17051098A JP H11347067 A JPH11347067 A JP H11347067A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外層部の縫合部を少なくし内層部の縫合部が
外衣の表面にひびかないようにし、外層部と内層部のク
ロッチ部において生理用ナプキンの翼部が外衣の表面に
ひびかなくなるサニタリーショーツを提供する。 【解決手段】 外層部編地片１が縫合された外層部品Ａ
と、内層部編地片２と内層部後身頃接続編地片３と防水
性の内層部クロッチ部片４とが縫合された内層部品Ｂと
からなり、外層部品Ａの外層部クロッチ部７と内層部ク
ロッチ部片４の周縁部を除き胴部上辺及び脚ぐり周縁部
を互いに縫合し一体化されてなるサニタリーショーツを
構成する。
外衣の表面にひびかないようにし、外層部と内層部のク
ロッチ部において生理用ナプキンの翼部が外衣の表面に
ひびかなくなるサニタリーショーツを提供する。 【解決手段】 外層部編地片１が縫合された外層部品Ａ
と、内層部編地片２と内層部後身頃接続編地片３と防水
性の内層部クロッチ部片４とが縫合された内層部品Ｂと
からなり、外層部品Ａの外層部クロッチ部７と内層部ク
ロッチ部片４の周縁部を除き胴部上辺及び脚ぐり周縁部
を互いに縫合し一体化されてなるサニタリーショーツを
構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエスト部から腰
部に亘って身体にぴったりとした外衣を着用した際に、
そのサニタリーショーツの縫合部のラインや生理用ナプ
キンを装着した場合にナプキンの翼部の折り返し部分が
外衣の表面にひびくことが無く、しかも抗菌防臭性能を
具備した繊維を用いているために衛生的であるサニタリ
ーショーツに関するものである。
部に亘って身体にぴったりとした外衣を着用した際に、
そのサニタリーショーツの縫合部のラインや生理用ナプ
キンを装着した場合にナプキンの翼部の折り返し部分が
外衣の表面にひびくことが無く、しかも抗菌防臭性能を
具備した繊維を用いているために衛生的であるサニタリ
ーショーツに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より使用されている婦人用サニタリ
ーショーツは、本体を構成する布帛が一重であり、生理
用ナプキンが当接するクロッチ部の内側のみに経血漏れ
防止のために防水性能を具備した布帛等で二重とし、ク
ロッチ部の前後と着用者の脚部に当接するクロッチ周縁
部はショーツに一体的に縫合され、又、脚ぐり部は緊縮
性を持たせるためにゴム紐挿入部や伸縮テープ等を縫合
していたために、クロッチ周縁部や脚ぐり部の縫合線が
外衣によっては表面にひびく欠点があった。
ーショーツは、本体を構成する布帛が一重であり、生理
用ナプキンが当接するクロッチ部の内側のみに経血漏れ
防止のために防水性能を具備した布帛等で二重とし、ク
ロッチ部の前後と着用者の脚部に当接するクロッチ周縁
部はショーツに一体的に縫合され、又、脚ぐり部は緊縮
性を持たせるためにゴム紐挿入部や伸縮テープ等を縫合
していたために、クロッチ周縁部や脚ぐり部の縫合線が
外衣によっては表面にひびく欠点があった。
【０００３】更に近年、生理用ナプキンは、ズレ防止の
ために両側に翼部を設け、ショーツの外側にその翼部を
折り返して固定するタイプのものが多くなってきている
ので、従来のサニタリーショーツでは、その折り返し部
分がショーツの外側に出るために経血の漏れや、外衣に
よっては翼部の折り返し部分がその表面にひびくという
欠点が生じてきている。
ために両側に翼部を設け、ショーツの外側にその翼部を
折り返して固定するタイプのものが多くなってきている
ので、従来のサニタリーショーツでは、その折り返し部
分がショーツの外側に出るために経血の漏れや、外衣に
よっては翼部の折り返し部分がその表面にひびくという
欠点が生じてきている。
【０００４】また、特開平８−２９９３８６号公報に
は、生理用ショーツ本体の内側に防水性布帛のクロッチ
部を縫い合わせ、本体とは別にナプキン装着帯をショー
ツ本体の前身頃から後身頃にわたってショーツ本体から
浮かせた状態で設けた生理用ショーツが開示されている
が、ショーツ本体の内側に防水性クロッチ部を縫着させ
ているためにその縫合部が外衣の表面にひびく欠点があ
る。又、実公昭５９−１２８９４号公報には、サニタリ
ーショーツの内側に防水性のクロッチ部を延長して後身
頃の上縁で縫い合わせることにより、従来の後身頃にあ
った縫い目を無くし外衣の表面に縫い目がひびかないこ
とにした技術が開示されているが、脚ぐり部の周縁部で
ショーツ本体のクロッチ部と二重構造にした防水性のク
ロッチ部が縫い合わされているために、ナプキンの翼部
の折り返しは依然としてショーツの外側に出るために外
衣の表面にひびく欠点は解消されていない。
は、生理用ショーツ本体の内側に防水性布帛のクロッチ
部を縫い合わせ、本体とは別にナプキン装着帯をショー
ツ本体の前身頃から後身頃にわたってショーツ本体から
浮かせた状態で設けた生理用ショーツが開示されている
が、ショーツ本体の内側に防水性クロッチ部を縫着させ
ているためにその縫合部が外衣の表面にひびく欠点があ
る。又、実公昭５９−１２８９４号公報には、サニタリ
ーショーツの内側に防水性のクロッチ部を延長して後身
頃の上縁で縫い合わせることにより、従来の後身頃にあ
った縫い目を無くし外衣の表面に縫い目がひびかないこ
とにした技術が開示されているが、脚ぐり部の周縁部で
ショーツ本体のクロッチ部と二重構造にした防水性のク
ロッチ部が縫い合わされているために、ナプキンの翼部
の折り返しは依然としてショーツの外側に出るために外
衣の表面にひびく欠点は解消されていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明のサニタリーシ
ョーツは、上述の従来技術の欠点を解消することを目的
とするものであり、ショーツ本体を外層部、内層部の２
層構造にすることにより、外層部の縫合部を少なくし内
層部の縫合部が外衣の表面にひびかないようにし、又、
外層部と内層部のクロッチ部において、その左右の周縁
部を縫合しないで開口させたことにより、生理用ナプキ
ンの翼部の折り返し部分が完全に収納されるため、翼部
が外衣の表にひびかなくなりかつ抗菌防臭性能を具備し
た非弾性繊維糸と弾性糸を用いて編成した編地を用いた
ために、着用時の衛生面にも優れた機能を併せ具備した
サニタリーショーツを提供することを課題とするもので
ある。
ョーツは、上述の従来技術の欠点を解消することを目的
とするものであり、ショーツ本体を外層部、内層部の２
層構造にすることにより、外層部の縫合部を少なくし内
層部の縫合部が外衣の表面にひびかないようにし、又、
外層部と内層部のクロッチ部において、その左右の周縁
部を縫合しないで開口させたことにより、生理用ナプキ
ンの翼部の折り返し部分が完全に収納されるため、翼部
が外衣の表にひびかなくなりかつ抗菌防臭性能を具備し
た非弾性繊維糸と弾性糸を用いて編成した編地を用いた
ために、着用時の衛生面にも優れた機能を併せ具備した
サニタリーショーツを提供することを課題とするもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、外層部編地片１が縫合された外層部品Ａ
と、内層部編地片２と内層部後身頃接続編地片３と防水
性の内層部クロッチ部片４とが縫合された内層部品Ｂと
からなり、外層部品Ａの外層部クロッチ部７と内層部ク
ロッチ部片４の周縁部を除き胴部上辺及び脚ぐり周縁部
を互いに縫合し一体化されてなるサニタリーショーツを
構成するものである。
決するために、外層部編地片１が縫合された外層部品Ａ
と、内層部編地片２と内層部後身頃接続編地片３と防水
性の内層部クロッチ部片４とが縫合された内層部品Ｂと
からなり、外層部品Ａの外層部クロッチ部７と内層部ク
ロッチ部片４の周縁部を除き胴部上辺及び脚ぐり周縁部
を互いに縫合し一体化されてなるサニタリーショーツを
構成するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】サニタリーショーツは、それぞれ
前身頃、後身頃とクロッチ部を備えた外層部と内層部の
２層構造を具備したものである。図１、図２、図３およ
び図４に示すように、本発明で用いられる外層部編地片
１、内層部編地片２と内層部後身頃接続編地片３は、肌
触り、吸湿性等から綿、レーヨン(ポリノジックを含む)
等のセルロース繊維単独又は混繊して得られる紡績糸を
用いた編地でも、又、前述のセルロース繊維紡績糸と弾
性糸を用いて経緯方向に伸縮性を大きくなるように編成
した経編地でもよいが、身体へのフィット性から考慮す
れば、経編地が好適である。
前身頃、後身頃とクロッチ部を備えた外層部と内層部の
２層構造を具備したものである。図１、図２、図３およ
び図４に示すように、本発明で用いられる外層部編地片
１、内層部編地片２と内層部後身頃接続編地片３は、肌
触り、吸湿性等から綿、レーヨン(ポリノジックを含む)
等のセルロース繊維単独又は混繊して得られる紡績糸を
用いた編地でも、又、前述のセルロース繊維紡績糸と弾
性糸を用いて経緯方向に伸縮性を大きくなるように編成
した経編地でもよいが、身体へのフィット性から考慮す
れば、経編地が好適である。
【０００８】更に、サニタリーショーツの用途から考慮
すれば、着用時の衛生面より経編地に抗菌防臭性能を付
与させた方が好ましく、そのために非弾性糸に予め抗菌
防臭性能を付与させておくことが好ましい。このために
例えばキトサンの微小粒状体をレーヨンビスコース(ポ
リノジックビスコースを含む)に混入し紡糸して得た抗
菌防臭性能を具備した再生レーヨン繊維の紡績糸、又
は、この再生レーヨン繊維と綿を混紡した紡績糸等と弾
性糸としてポリウレタン弾性糸とを用いて経編機で編成
した経編地が挙げられる。また、銀ゼオライトを合成樹
脂ペレットと混合し溶融紡糸して得たポリエステル、ナ
イロン等の合成繊維の長繊維糸又は短繊維の紡績糸を非
弾性糸として、ポリウレタン弾性糸と編成した経編地も
使用できる。経編地の組織は、経緯方向に充分な伸縮性
が付与されていればよく特に限定されないが、ツーウェ
イトリコットがよい。又、サニタリーショーツとして用
いたときの着用感等から目付を含め適宜に設計すればよ
い。更に、外層部品Ａと内層部品Ｂに用いられる経編地
の組織を同一のもの以外に異なるものも用いても良い。
すれば、着用時の衛生面より経編地に抗菌防臭性能を付
与させた方が好ましく、そのために非弾性糸に予め抗菌
防臭性能を付与させておくことが好ましい。このために
例えばキトサンの微小粒状体をレーヨンビスコース(ポ
リノジックビスコースを含む)に混入し紡糸して得た抗
菌防臭性能を具備した再生レーヨン繊維の紡績糸、又
は、この再生レーヨン繊維と綿を混紡した紡績糸等と弾
性糸としてポリウレタン弾性糸とを用いて経編機で編成
した経編地が挙げられる。また、銀ゼオライトを合成樹
脂ペレットと混合し溶融紡糸して得たポリエステル、ナ
イロン等の合成繊維の長繊維糸又は短繊維の紡績糸を非
弾性糸として、ポリウレタン弾性糸と編成した経編地も
使用できる。経編地の組織は、経緯方向に充分な伸縮性
が付与されていればよく特に限定されないが、ツーウェ
イトリコットがよい。又、サニタリーショーツとして用
いたときの着用感等から目付を含め適宜に設計すればよ
い。更に、外層部品Ａと内層部品Ｂに用いられる経編地
の組織を同一のもの以外に異なるものも用いても良い。
【０００９】そして抗菌防臭性能を具備した編地は、外
層部編地片１、内層部編地片２、内層部後身頃接続編地
片３の全てに用いてもよいし、内層部編地片２と内層部
後身頃接続編地片３のみに用いてもよい。又、後述する
防水性の内層部クロッチ部片４の編地にも使用できるこ
とは勿論である。
層部編地片１、内層部編地片２、内層部後身頃接続編地
片３の全てに用いてもよいし、内層部編地片２と内層部
後身頃接続編地片３のみに用いてもよい。又、後述する
防水性の内層部クロッチ部片４の編地にも使用できるこ
とは勿論である。
【００１０】本発明で用いられる防水性の内層部クロッ
チ部片４は、編地の片面に防水性能を具備した合成樹脂
製フィルムをラミネートされたものである。その編地は
前述の経編地でもナイロン、ポリエステル等の合成繊維
の長繊維糸やその紡績糸からなる編地が使用でき、その
肌と接触しない面に防水性能を具備している合成樹脂製
フィルムをラミネートされている。特に編地に伸縮性が
あるため、ポリウレタンフィルムをラミネートすること
が好ましい。
チ部片４は、編地の片面に防水性能を具備した合成樹脂
製フィルムをラミネートされたものである。その編地は
前述の経編地でもナイロン、ポリエステル等の合成繊維
の長繊維糸やその紡績糸からなる編地が使用でき、その
肌と接触しない面に防水性能を具備している合成樹脂製
フィルムをラミネートされている。特に編地に伸縮性が
あるため、ポリウレタンフィルムをラミネートすること
が好ましい。
【００１１】以下に本発明のサニタリーショーツを具体
的に一実施例について説明するが、本発明はこの範囲に
限定されるものではない。 〔実施例〕本発明のサニタリーショーツの前方斜視図を
図１、後方斜視図を図２に示す。特公平７−６８６４８
号公報に開示されているように、粒子径が１０μｍ以下
の微小粒状再生キトサンをポリノジックビスコースの繊
維素分に対し１．０％混合したポリノジックビスコース
溶液を通常の湿式紡糸法で紡糸して得た抗菌防臭効果の
ある１．２５デニール、繊維長３８ｍｍのポリノジック
再生繊維を製造し、該繊維を３０％と綿７０％を混繊し
（１００／２）'Ｓの紡績糸を得た。該紡績糸と４０デ
ニールのポリウレタン弾性糸とを用いて経編機でツーウ
ェイトリコットの経編地を編成した。
的に一実施例について説明するが、本発明はこの範囲に
限定されるものではない。 〔実施例〕本発明のサニタリーショーツの前方斜視図を
図１、後方斜視図を図２に示す。特公平７−６８６４８
号公報に開示されているように、粒子径が１０μｍ以下
の微小粒状再生キトサンをポリノジックビスコースの繊
維素分に対し１．０％混合したポリノジックビスコース
溶液を通常の湿式紡糸法で紡糸して得た抗菌防臭効果の
ある１．２５デニール、繊維長３８ｍｍのポリノジック
再生繊維を製造し、該繊維を３０％と綿７０％を混繊し
（１００／２）'Ｓの紡績糸を得た。該紡績糸と４０デ
ニールのポリウレタン弾性糸とを用いて経編機でツーウ
ェイトリコットの経編地を編成した。
【００１２】この経編地を図３に示すように、上縁裁断
線部１−１、右端縁裁断線部１−２、右下縁裁断線部１
−４、右側縁裁断線部１−９，１−５，１−１０、中央
下縁裁断線部１−６、左側縁裁断線部１−１１，１−
７，１−１２、左下縁裁断線部１−８、左端縁裁断線部
１−３からなる形状に裁断し外層部編地片１を得た。こ
こで右側縁裁断線部１−９，１−１０、及び左側縁裁断
線部１−１１，１−１２をロックミシンを用いて編目が
ほぐれないようにしておき、右端縁裁断線部１−２と左
端縁裁断線部１−３及び中央下縁裁断線部１−６に右下
縁裁断線部１−４と左下縁裁断線部１−８を並列して縫
合し外層部前身頃５、外層部後身頃６と外層部クロッチ
部７が形成された外層部品Ａを製作した。
線部１−１、右端縁裁断線部１−２、右下縁裁断線部１
−４、右側縁裁断線部１−９，１−５，１−１０、中央
下縁裁断線部１−６、左側縁裁断線部１−１１，１−
７，１−１２、左下縁裁断線部１−８、左端縁裁断線部
１−３からなる形状に裁断し外層部編地片１を得た。こ
こで右側縁裁断線部１−９，１−１０、及び左側縁裁断
線部１−１１，１−１２をロックミシンを用いて編目が
ほぐれないようにしておき、右端縁裁断線部１−２と左
端縁裁断線部１−３及び中央下縁裁断線部１−６に右下
縁裁断線部１−４と左下縁裁断線部１−８を並列して縫
合し外層部前身頃５、外層部後身頃６と外層部クロッチ
部７が形成された外層部品Ａを製作した。
【００１３】前述のツーウェイトリコットの経編地を図
４（イ）に示すように、上縁裁断線部２−１、右端縁裁
断線部２−２，２−３、右下縁裁断線部２−４、中央下
縁裁断線部２−５、左下縁裁断線部２−６、左端縁裁断
線部２−７，２−８からなる形状に裁断し内層部編地片
２を得た。
４（イ）に示すように、上縁裁断線部２−１、右端縁裁
断線部２−２，２−３、右下縁裁断線部２−４、中央下
縁裁断線部２−５、左下縁裁断線部２−６、左端縁裁断
線部２−７，２−８からなる形状に裁断し内層部編地片
２を得た。
【００１４】同様に図４（ロ）に示すように、上縁裁断
線部３−１、右端縁裁断線部３−２、下縁裁断線部３−
３、左端縁裁断線部３−４からなる形状に裁断し、内層
部後身頃接続編地片３を得た。
線部３−１、右端縁裁断線部３−２、下縁裁断線部３−
３、左端縁裁断線部３−４からなる形状に裁断し、内層
部後身頃接続編地片３を得た。
【００１５】別に７５デニールのポリエステル糸を用い
て丸編機で天竺編地を編成し、その肌に触れない面にポ
リウレタンフィルムをラミネートした防水性能を具備し
た布帛を得、これを図４（ハ）に示すように、上縁裁断
線部４−５、右上端縁裁断線部４−３、右下端縁裁断線
部４−１、下縁裁断線部４−６、左下端縁裁断線部４−
２、左上端縁裁断線部４−４からなる形状に裁断した内
層部クロッチ部片４を得た。
て丸編機で天竺編地を編成し、その肌に触れない面にポ
リウレタンフィルムをラミネートした防水性能を具備し
た布帛を得、これを図４（ハ）に示すように、上縁裁断
線部４−５、右上端縁裁断線部４−３、右下端縁裁断線
部４−１、下縁裁断線部４−６、左下端縁裁断線部４−
２、左上端縁裁断線部４−４からなる形状に裁断した内
層部クロッチ部片４を得た。
【００１６】得られた内層部クロッチ部片４の図４
（ハ）で示す裁断線部４−１と４−２はロックミシンを
用いて編目がほぐれないようにしておき、次いで得られ
た内層部編地片２、内層部後身頃接続編地片３と内層部
クロッチ部片４の図４（イ）、（ロ）、（ハ）に示した
下縁裁断線部３−３と上縁裁断線部４−５、左端縁裁断
線部３−４と右端縁裁断線部２−２、右端縁裁断線部３
−２と左端縁裁断線部２−８、左上端縁裁断線部４−４
と右端縁裁断線部２−３、右上端縁裁断線部４−３と左
端縁裁断線部２−７、下縁裁断線部４−６と中央下縁裁
断線部２−５をそれぞれ縫合し、内層部前身頃８、内層
部後身頃９と内層部クロッチ部片４が形成された内層部
品Ｂを得た。
（ハ）で示す裁断線部４−１と４−２はロックミシンを
用いて編目がほぐれないようにしておき、次いで得られ
た内層部編地片２、内層部後身頃接続編地片３と内層部
クロッチ部片４の図４（イ）、（ロ）、（ハ）に示した
下縁裁断線部３−３と上縁裁断線部４−５、左端縁裁断
線部３−４と右端縁裁断線部２−２、右端縁裁断線部３
−２と左端縁裁断線部２−８、左上端縁裁断線部４−４
と右端縁裁断線部２−３、右上端縁裁断線部４−３と左
端縁裁断線部２−７、下縁裁断線部４−６と中央下縁裁
断線部２−５をそれぞれ縫合し、内層部前身頃８、内層
部後身頃９と内層部クロッチ部片４が形成された内層部
品Ｂを得た。
【００１７】得られた外層部品Ａの内側に内層部品Ｂを
それぞれの前身頃、後身頃、クロッチ部に合わせて挿入
する。外層部クロッチ部７と内層部クロッチ部片４の周
縁部を除き、胴部上辺及び脚ぐり周縁部を互いに縫着す
ることは以下具体的に説明する。
それぞれの前身頃、後身頃、クロッチ部に合わせて挿入
する。外層部クロッチ部７と内層部クロッチ部片４の周
縁部を除き、胴部上辺及び脚ぐり周縁部を互いに縫着す
ることは以下具体的に説明する。
【００１８】図３に示す外層部編地片１の上縁裁断線部
１−１に対し、図４（イ）に示す内層部編地片２の上縁
裁断線部２−１と内層部後身頃接続編地片３の上縁裁断
線部３−１を袋縫いし、図３に示す左側縁裁断線部１−
７と図４（イ）に示す左下縁裁断線部２−６、及び図３
に示す右側縁裁断線部１−５と図４（イ）に示す右下縁
裁断線部２−４をロックミシンでロック縫いで縫合す
る。従って、ロックミシンで編目がほぐれないようにし
た右下端縁裁断線部４−１、左下端縁裁断線部４−２、
右側縁裁断線部１−９，１−１０、左側縁裁断線部１−
１１，１−１２はそのまま非縫合状態になる。この結
果、胴部と脚部は開口し、外層部品Ａと内層部品Ｂが縫
い合され一体化された図１に示す本発明のサニタリーシ
ョーツが得られる。
１−１に対し、図４（イ）に示す内層部編地片２の上縁
裁断線部２−１と内層部後身頃接続編地片３の上縁裁断
線部３−１を袋縫いし、図３に示す左側縁裁断線部１−
７と図４（イ）に示す左下縁裁断線部２−６、及び図３
に示す右側縁裁断線部１−５と図４（イ）に示す右下縁
裁断線部２−４をロックミシンでロック縫いで縫合す
る。従って、ロックミシンで編目がほぐれないようにし
た右下端縁裁断線部４−１、左下端縁裁断線部４−２、
右側縁裁断線部１−９，１−１０、左側縁裁断線部１−
１１，１−１２はそのまま非縫合状態になる。この結
果、胴部と脚部は開口し、外層部品Ａと内層部品Ｂが縫
い合され一体化された図１に示す本発明のサニタリーシ
ョーツが得られる。
【００１９】しかも内層部クロッチ部片４が外層部クロ
ッチ部７と縫合されない部分が生じ、そこに開口部２０
が出来るので、内層部クロッチ部片４上に翼部付の生理
用ナプキンを装着したとき、その両翼部を折り返してこ
の開口部２０に挿入することが可能となる。
ッチ部７と縫合されない部分が生じ、そこに開口部２０
が出来るので、内層部クロッチ部片４上に翼部付の生理
用ナプキンを装着したとき、その両翼部を折り返してこ
の開口部２０に挿入することが可能となる。
【００２０】そしてサニタリーショーツ本体が伸縮性に
富む編地から成っているために脚部周辺、胴部周辺にゴ
ム紐を挿入するための縫合部や伸縮性テープを縫着する
必要はない。そして、図１、図２に示した本発明のサニ
タリーショーツの胴部、脚部等に美的意匠効果のため
に、編みレースを縫合させることもできることは当然で
ある。
富む編地から成っているために脚部周辺、胴部周辺にゴ
ム紐を挿入するための縫合部や伸縮性テープを縫着する
必要はない。そして、図１、図２に示した本発明のサニ
タリーショーツの胴部、脚部等に美的意匠効果のため
に、編みレースを縫合させることもできることは当然で
ある。
【００２１】
【発明の効果】本発明のサニタリーショーツは、外層部
品Ａと内層部品Ｂの２層構造にし、外層部品Ａの縫合部
を少なくして内層部品Ｂの縫合部が表面に出ないように
し、又、内層部クロッチ部片４と外層部クロッチ部７の
間に開口部２０を設けたので、翼部付の生理用ナプキン
を装着したとき、その両翼部を折り返してこの開口部２
０に挿入することを可能となるとともに、本発明のサニ
タリーショーツを着用し外衣を着用した際に、外衣表面
に対するひびきが大幅に改善される効果を奏する。
品Ａと内層部品Ｂの２層構造にし、外層部品Ａの縫合部
を少なくして内層部品Ｂの縫合部が表面に出ないように
し、又、内層部クロッチ部片４と外層部クロッチ部７の
間に開口部２０を設けたので、翼部付の生理用ナプキン
を装着したとき、その両翼部を折り返してこの開口部２
０に挿入することを可能となるとともに、本発明のサニ
タリーショーツを着用し外衣を着用した際に、外衣表面
に対するひびきが大幅に改善される効果を奏する。
【００２２】更に、経編地に抗菌防臭性能を具備した繊
維を用いているために、着用時における衛生的な効果も
生じものである。
維を用いているために、着用時における衛生的な効果も
生じものである。
【図１】本発明の実施例のサニタリーショーツの前方斜
視図である。
視図である。
【図２】本発明の実施例のサニタリーショーツの後方斜
視図である。
視図である。
【図３】本発明の実施例の外層部編地片の展開図であ
る。
る。
【図４】（イ）は内層部編地片展開図、（ロ）は内層部
後身頃接続編地片の正面図、（ハ）は防水性の内層部ク
ロッチ部片の正面図である。
後身頃接続編地片の正面図、（ハ）は防水性の内層部ク
ロッチ部片の正面図である。
Ａ 外層部品 Ｂ 内層部品 １ 外層部編地片 ２ 内層部編地片 ３ 内層部後身頃接続編地片 ４ 内層部クロッチ部片 ７ 外層部クロッチ部 ２０ 開口部
Claims (5)
- 【請求項１】 外層部編地片１が縫合された外層部品Ａ
と、内層部編地片２と内層部後身頃接続編地片３と防水
性の内層部クロッチ部片４とが縫合された内層部品Ｂと
からなり、外層部品Ａの外層部クロッチ部７と内層部ク
ロッチ部片４の周縁部を除き胴部上辺及び脚ぐり周縁部
を互いに縫合し一体化されてなることを特徴とするサニ
タリーショーツ。 - 【請求項２】 外層部編地片１、内層部編地片２と内層
部後身頃接続編地片３は抗菌防臭性能を具備した非弾性
繊維糸と弾性糸とからなる経編地である請求項１記載の
サニタリーショーツ。 - 【請求項３】 内層部編地片２と内層部後身頃接続編地
片３は抗菌防臭性能を具備した非弾性繊維糸と弾性糸と
からなる経編地である請求項１記載のサニタリーショー
ツ。 - 【請求項４】 抗菌防臭性能を具備した非弾性繊維糸は
キトサン微小粒状体がレーヨン再生繊維中に混入されて
なる請求項１，２，３のいずれかに記載のサニタリーシ
ョーツ。 - 【請求項５】 防水性の内層部クロッチ部片４は合成繊
維製編地の片面にポリウレタンフィルムをラミネートし
てなる請求項１，２，３，４のいずれかに記載のサニタ
リーショーツ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10170510A JPH11347067A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | サニタリーショーツ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10170510A JPH11347067A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | サニタリーショーツ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11347067A true JPH11347067A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15906294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10170510A Pending JPH11347067A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | サニタリーショーツ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11347067A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1300164A1 (en) * | 2001-10-08 | 2003-04-09 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles for feminine protection with gel-forming polysaccharide-comprising wings |
| EP2695534A2 (en) | 2012-08-10 | 2014-02-12 | Toratani Co., Ltd. | Clothing such as shorts |
| JP2019065455A (ja) * | 2019-02-01 | 2019-04-25 | トラタニ株式会社 | ショーツ等の衣料 |
| US10548353B2 (en) | 2011-06-22 | 2020-02-04 | Toratani Co., Ltd. | Clothing such as shorts |
-
1998
- 1998-06-04 JP JP10170510A patent/JPH11347067A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1300164A1 (en) * | 2001-10-08 | 2003-04-09 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles for feminine protection with gel-forming polysaccharide-comprising wings |
| WO2003030952A1 (en) * | 2001-10-08 | 2003-04-17 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles with polysaccharide-comprising wings |
| US7635797B2 (en) | 2001-10-08 | 2009-12-22 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles for feminine protection with gel-forming polysaccharide-comprising wings |
| US10548353B2 (en) | 2011-06-22 | 2020-02-04 | Toratani Co., Ltd. | Clothing such as shorts |
| EP2695534A2 (en) | 2012-08-10 | 2014-02-12 | Toratani Co., Ltd. | Clothing such as shorts |
| EP2754362A2 (en) | 2012-08-10 | 2014-07-16 | Toratani Co., Ltd. | Clothing such as shorts |
| JP2019065455A (ja) * | 2019-02-01 | 2019-04-25 | トラタニ株式会社 | ショーツ等の衣料 |
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