JPH11346481A - 容量性負荷を駆動するブリッジ型直流ブ―ストコンバ―タ - Google Patents

容量性負荷を駆動するブリッジ型直流ブ―ストコンバ―タ

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JPH11346481A
JPH11346481A JP11078137A JP7813799A JPH11346481A JP H11346481 A JPH11346481 A JP H11346481A JP 11078137 A JP11078137 A JP 11078137A JP 7813799 A JP7813799 A JP 7813799A JP H11346481 A JPH11346481 A JP H11346481A
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JP
Japan
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terminal
switching element
capacitive load
power supply
driven
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JP11078137A
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English (en)
Inventor
Masaaki Mihara
雅昭 三原
Marco Cassis
カッシス マルコ
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ST MICROELECTRONICS Inc
Original Assignee
ST MICROELECTRONICS Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギ損失を著しく減少させ且つ長期間に
亘ってELパネルが明るい光を発生することを可能とす
る駆動回路を提供する。 【解決手段】 1個のコイルを使用するに過ぎない簡単
な構成を有しており、且つ極性が交番する駆動電圧を容
量性負荷へ印加させる直流ブーストコンバータが提供さ
れる。第一及び第二トランジスタからなる第一直流分岐
回路が第三及び第四トランジスタから構成される第二直
流分岐回路へ並列接続されている。これらの直流分岐回
路のトランジスタの中間ノードの間にコイルが接続され
ており、且つこれらのノードは、更に、第一及び第二ダ
イオードを介してELパネルの両方の端子へ接続されて
いる。第一及び第二ダイオードとELパネルとの間のノ
ードは、それぞれ、第五及び第六トランジスタを介して
接地されている。クロック信号が第一及び第三トランジ
スタへ印加され、且つ反対の位相を有するゲート信号が
第二及び第四トランジスタへ印加される。従って、電気
的リークと高周波数スパイクの両方に起因するエネルギ
損失を取除くことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレクトロルミネセ
ントパネル(以後、「ELパネル」と呼称する)などの
容量性負荷を駆動する直流ブーストコンバータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】これらの直流ブーストコンバータの種々
のタイプのものが公知であり且つそれらは1個のコイル
を使用するものと2個のコイルを使用するものとに分け
られる。
【0003】図1は1個のコイルを使用する従来の直流
ブーストコンバータの一例を示している。コイル1及び
第一トランジスタ2がDC電源の正端子と負端子(接地
端子)との間に直列接続されており、且つこのコイルと
第一トランジスタのノードがダイオード3を介してEL
パネル4及び第二トランジスタ5のノードへ接続してい
る。ELパネル4及び第二トランジスタ5の他方の端子
はDC電源の負端子へ接続している。図2Aに示したク
ロック信号が第一トランジスタ2のゲートへ印加され、
且つ図2Bに示したクロック信号よりも一層低い繰返し
周波数を有するゲート信号が第二トランジスタ5のゲー
トへ印加される。
【0004】直流ブーストコンバータのこの例に関し
て、第二トランジスタ5がオフである期間中に第一トラ
ンジスタ2のゲートへクロック信号が印加されると、図
2Cに示したように次第に増加する電圧がELパネル4
へ印加される。
【0005】図3は1個のコイルを使用した従来の直流
ブーストコンバータの別の例を示しており、且つこのコ
ンバータは米国特許第4,527,096号及び第4,
208,869号に詳細に記載されている。コイル1及
び第一トランジスタ2がDC電源の正端子と負端子(接
地端子)との間に直列接続されており、且つそのノード
はダイオード3及びコンデンサ6を介して接地されてい
る。ダイオード3のカソード及びコンデンサ6の第一プ
レートがスイッチングブリッジ回路へ接続されており、
該ブリッジ回路は直列接続されている第二及び第三トラ
ンジスタ5a及び5bと、直列接続されている第四及び
第五トランジスタ5c及び5dとから構成されており且
つELパネル4と第二及び第三トランジスタ5a及び5
bのノードAと第四及び第五トランジスタ5c及び5d
のノードBとの間に接続されている。
【0006】図4Aに示したクロック信号が第一トラン
ジスタ2のゲートへ印加され、且つ図4Bに示したゲー
ト信号が第二及び第五トランジスタ5a及び5dのゲー
トへ印加され、且つ図4Cに示したように第一ゲート信
号に対して反対の位相を有する第二ゲート信号が第三及
び第四トランジスタ5b及び5cのゲートへ印加され
る。従って、第二及び第五トランジスタ5a及び5dが
同時的にオンとなり、次いで、第三及び第四トランジス
タ5b及び5cが同時的にオンとなる。その結果、ブー
ストされた電圧が図4D及び4Eに示したようにノード
A及びBへ印加される。
【0007】図5は1個のコイルを使用した従来の直流
ブーストコンバータの別の例を示しており、且つこれは
米国特許第5,313,141号に詳細に記載されてい
る。コイル1及び第一及び第二スイッチング要素2a及
び2bの直列回路がDC電源の正端子と負端子との間に
接続されており、且つ第一スイッチング要素2aとコイ
ル1との間のノードが第一ダイオード3aのカソードへ
接続されており、一方そのアノードは第三スイッチング
要素5aへ接続しており、第二スイッチング要素2bと
コイル1のノードは第二ダイオード3bのアノードへ接
続しており、一方そのカソードは第五スイッチング要素
5bへ接続しており、これらの第三及び第四スイッチン
グ要素はELパネル4の一方の端子へ接続しており、且
つELパネルの他方の端子は接地されている。
【0008】図6Aに示したようなクロック信号が第一
及び第二スイッチング要素2a及び2bへ印加され、且
つ図6B及び6Cに示したように互いに反対の位相を有
する第一及び第二ゲート信号が第三及び第四スイッチン
グ要素5a及び5bへ印加される。その結果、ブースト
された電圧が図6Dに示したようにELパネル4の二つ
の端子の間に印加される。
【0009】図7は2個のコイルを使用した従来の直流
ブーストコンバータの一例を示しており、且つこれは米
国特許第5,349,269号に詳細に記載されてい
る。第一コイル1aと第一トランジスタ2aの直列回路
がDC電源の正端子と負端子との間に接続されており、
且つこのコイル及びトランジスタのノードは第一ダイオ
ード3aを介してELパネル4の一方の端子へ接続して
いる。第一ダイオード3aとELパネル4の一方の端子
との間のノードは第二トランジスタ5aを介して接地さ
れている。又、第二コイル1bと第三トランジスタ2b
との間の直列回路がDC電源の正端子と負端子との間に
接続されており、且つこのコイルとトランジスタの間の
ノードが第二ダイオード3bを介してELパネル4の他
方の端子へ接続している。第二ダイオード3bとELパ
ネル4の他方の端子との間のノードが第四トランジスタ
5bを介して接地されている。
【0010】図8Aに示したクロック信号が第一及び第
三トランジスタ2a及び2bのゲートへ印加され、且つ
互いに位相が反対の第一及び第二ゲート信号が第二及び
第四トランジスタ5a及び5bのゲートへ印加される。
その結果、ブーストされた電圧が図8D及び8Eに示し
たようにELパネル4の二つの端子の間に印加される。
【0011】図1に示した従来の直流ブーストコンバー
タに関して、それは単一のコイルを必要とするに過ぎな
いのでその構成は簡単なものであるが、ELパネル4へ
印加される電圧は単一の極性であり且つ発光効率が低い
という欠点を有している。
【0012】図3に示した従来の直流ブーストコンバー
タの場合には、1個のコイルで充分であり、且つ構造が
簡単であるということに加えて、交番する極性の電圧が
ELパネル4へ印加され、発光効率を高いものとしてい
るという利点を有するものであるが、駆動電圧が高状態
となる場合にコンデンサ6が駆動電圧で充電されるの
で、電圧に対して高い耐久性を有するコンデンサが必要
とされ、その寸法及びコストが大きいという欠点を有し
ている。
【0013】図5に示した従来の直流ブーストコンバー
タの場合には、1個のコイルで充分であり、且つELパ
ネル4へ印加される電圧は正負の極性を有するものであ
るので、発光効率が高いという利点を有しているが、ス
イッチング要素5a及び5bを構成するトランジスタが
集積回路から構成される場合に、半導体基板へ負の電圧
が印加され、従って半導体基板内へ電流が流れることを
防止する構成とすることが必要であり、そのことは集積
回路の構成を複雑なものとし、コストが高くなるという
欠点を有している。
【0014】図7に示した従来の直流ブーストコンバー
タの場合には、ELパネル4へ印加される電圧は極性が
交番するものであるから、発光効率が高いものである
が、それは2個のコイル1a及び1bを必要とするの
で、構造が複雑となり且つコストが高くなるという欠点
を有している。
【0015】上述したタイプの駆動回路は、例えば、米
国特許第5,349,269号に記載されているように
公知のものであり、且つその構成を図9に示してある。
図9に示したように、第一コイル1aと第一トランジス
タ2aの直列回路がDC電源の正端子と負端子との間に
接続されており、且つこのコイル及びトランジスタの間
の接続点は第一ダイオード3aと第一ツェナーダイオー
ド7aによってELパネル4の一方の端子へ接続してい
る。第一ツェナーダイオード7aとELパネル4の一方
の端子との間の接続点は第二トランジスタ5aを介して
接地されている。又、第二コイル1bと第三トランジス
タ2bの直列回路がDC電源の正端子と負端子との間に
接続されており、且つこのコイルとトランジスタの間の
接続点は第二ダイオード3bと第二ツェナーダイオード
7bを介してELパネル4の他方の端子へ接続してい
る。ELパネル4の他方の端子と第二ツェナーダイオー
ド7bとの間の接続点は第四トランジスタ5bを介して
接地されている。
【0016】第一及び第三トランジスタ2a及び2bの
ゲートへクロック信号が印加され、且つ互いに位相が反
対のゲート信号が第二及び第四トランジスタ5a及び5
bのゲートへ印加される。その結果、ELパネル4の第
一端子と第二端子との間にブーストされた電圧が印加さ
れる。
【0017】上述した公知の駆動回路の場合、第一及び
第二ツェナーダイオード7a及び7bが第一コイル1a
とELパネル4との間の電流経路及び第二コイル1bと
ELパネル4との間の電流経路へ接続されているので、
これらのツェナーダイオード7a及び7bはDC電源か
らの電気的リークを防止する目的を達成する。従って、
第二トランジスタ5aが導通状態にあると、DC電源の
正端子、第一コイル1a、第一ダイオード3a、第二ト
ランジスタ5a、負端子を介しての経路がツェナーダイ
オード7aによって破られる。第四トランジスタ5bが
導通状態にあると、DC電源の正端子、第二コイル1
b、第一ダイオード3b、第四トランジスタ5b、負端
子を介しての経路がツェナーダイオード7bによって破
られる。その結果、電気的リークを防止するこれらのツ
ェナーダイオードの作用によって、エネルギの損失を著
しく減少させる効果が達成される。
【0018】しかしながら、上述した駆動回路がIC基
板内に組込まれる場合に、それとIC基板との間のツェ
ナーダイオードの構成において寄生トランジスタが形成
され、且つ高速、換言すると高周波数のスパイクがこの
寄生トランジスタを介して基板側へ流れ、且つ究極的に
接地へ流れ、その結果エネルギの損失が発生する。この
タイプのエネルギの損失が発生すると、ツェナーダイオ
ードを配置した利点を実現することは不可能となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術に鑑みなされたものであって、上述した如き従来
技術の欠点を解消し、エネルギの損失を著しく減少させ
ることを可能とし、且つ長期間に亘ってELパネルが明
るい光を発生させることを可能とする駆動回路を提供す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の好適実施例は、
容量性負荷を駆動するための直流ブーストコンバータを
提供している。本コンバータは、DC電源の正端子と負
端子との間に接続されている第一及び第二直流分岐回路
を有している。該第一分岐回路は第一クロック信号によ
って駆動される第一スイッチング要素と該第一クロック
信号よりも一層高い周波数を有しており且つ50%のデ
ューティ比を有する第一ゲート信号によって駆動される
第二スイッチング要素を有している。第二分岐回路は第
二クロック信号によって駆動される第三スイッチング要
素と第一クロック信号と反対の位相を有している第二ゲ
ート信号によって駆動される第四スイッチング要素を有
している。第一分岐回路の第一及び第二スイッチング要
素の間に位置されている第一中間ノードと第二分岐回路
の第三及び第四スイッチング要素の間に位置されている
第二中間ノードとの間にコイルが接続されている。第一
ダイオードが第一ノードと容量性負荷の一方の端子との
間に接続されている。第二ダイオードが第二ノードと容
量性負荷の他方の端子との間に接続されている。第五ス
イッチング要素が容量性負荷の一方の端子と第一ダイオ
ードとの間に位置されている第三ノードと、DC電源の
負端子との間に接続されている。第五スイッチング要素
は第二スイッチング要素へ印加される第一ゲート信号と
同一のゲート信号によって駆動される。第六スイッチン
グ要素が第二ダイオードと容量性負荷の他方の端子との
間に位置されている第四ノードと、直流電気的負荷の負
端子との間に接続されている。第六スイッチング要素は
第四スイッチング要素へ印加される第二ゲート信号と同
一のゲート信号によって駆動される。
【0021】本発明の別の好適実施例は容量性負荷用の
駆動回路を提供している。本駆動回路は、DC電源の正
端子と負端子との間に接続されている第一及び第二直列
分岐回路を有している。第一直列分岐回路はクロック信
号によって駆動される第一スイッチング要素及び第一コ
イルを有している。第二直列分岐回路は上述したクロッ
ク信号によって駆動される第二スイッチング要素及び第
二コイルを有している。第一ダイオードが第一コイルと
上述した第一直列分岐回路の第一スイッチング要素の接
続点と容量性負荷の一方の端子との間に接続されてい
る。第二ダイオードが第二コイルと上述した第二直列分
岐回路の第二スイッチング要素との接続点と、上述した
容量性負荷の他方の端子との間に接続されている。第一
ツェナーダイオード及び第三スイッチング要素を有する
第三直列分岐回路が上述した第一ダイオードと容量性負
荷の接続点と上述したDC電源の負端子との間に接続さ
れている。第一ツェナーダイオードはDC電源の供給電
圧よりも一層大きなスレッシュホールド値を有してい
る。第三スイッチング要素は50%のデューティ比を持
った第一ゲート信号によって駆動される。第二ツェナー
ダイオードと第四スイッチング要素とを有する第四直列
分岐回路が上述した第二ダイオードと容量性負荷との間
に接続されている。第二ツェナーダイオードはDC電源
の供給電圧よりも一層大きなスレッシュホールド値を有
している。第四スイッチング要素は上述した第一ゲート
信号と反対の位相を有する第二ゲート信号によって駆動
される。
【0022】本発明においては、ツェナーダイオードを
容量性負荷に関して並列に接続させることが可能であ
る。該ツェナーダイオードは、集積回路において容量性
負荷と共に並列に接続させることが可能である。従っ
て、電気的供給源によって高周波数のスパイクが発生さ
れる場合であっても、該スパイクは集積化された形態を
とる。その結果、駆動回路がIC基板上に形成される場
合であっても、それがツェナーダイオードの寄生トラン
ジスタを介して基板内に流れることが防止される。同時
に、該ツェナーダイオードは容量性負荷の二つの端子と
DC電源の負端子との間に接続されているスイッチング
経路へ直列接続されているので、電気的供給源から負端
子へのこれらのスイッチング経路による経路は該ツェナ
ーダイオードによって分断され、且つ電気的リークが防
止される。その結果、駆動回路がIC基板上に形成され
る場合であっても、電気的リークからのエネルギの損失
及び高周波数スパイクからのエネルギの損失の両方を除
去することが可能であり、DC電源の寿命を著しく増加
させることを可能としている。
【0023】本発明によって駆動される負荷は、種々の
種類の容量性負荷のうちの一つとすることが可能である
が、それは、特に、電界発光要素である場合に特に理想
的である。
【0024】
【発明の実施の形態】図10は本発明の直流ブーストコ
ンバータの一つの適用例の構成を示した回路図である。
第一及び第二スイッチングトランジスタ52及び53が
DC電源の正端子51と接地された負端子との間に直列
接続されている第一直列分岐回路54が、第三及び第四
スイッチングトランジスタ55及び56が直列接続され
ている第二直列分岐回路57と並列接続されている。コ
イル58が第一直列分岐回路54の第一及び第二スイッ
チングトランジスタ52及び53の間のノードAと第二
直列分岐回路57の第三及び第四スイッチングトランジ
スタ55及び56の間のノードBとの間に接続されてい
る。
【0025】更に、上述したノードAは第一ダイオード
59によってELパネル61の一方の端子へ接続されて
おり、且つノードBは第二ダイオード60を介してEL
パネルの他方の端子へ接続している。第一ダイオード5
9のカソードとELパネル61の一方の端子との間のノ
ードCは第五スイッチングトランジスタを介して接地さ
れており、且つ第二ダイオード60のカソードとELパ
ネル61の他方の端子との間のノードDは第六スイッチ
ングトランジスタ63を介して接地されている。
【0026】図11Aは第一直列分岐回路54の第一ス
イッチングトランジスタ52のゲートへ印加されるクロ
ック信号V1を示しており、且つ、この例においては、
その振幅は5Vに設定されており、その繰返し周波数は
8kHzに設定されており、且つそのデューティサイク
ルは75%に設定されている。又、DC電源の電圧は3
Vに設定されている。
【0027】図11Bは第二スイッチングトランジスタ
53のゲートへ印加されるゲート信号V2を示してお
り、その場合には、その振幅は5Vに設定されており、
且つその繰返し周波数は512Hzに設定されている。
【0028】図11Cは第二直流分岐回路57の第三ス
イッチングトランジスタ55のゲートへ印加されるクロ
ック信号を示している。図11Dは第二直流分岐回路5
7の第四スイッチングトランジスタ56のゲートへ印加
されるゲート信号を示しており、且つその位相は図10
Bに示したゲート信号と反対である。第一ゲート信号は
第一クロック信号よりも一層低い周波数を有すると共に
50%のデューティ比を有している。
【0029】又、上述した第二スイッチングトランジス
タ53のゲートへ印加されるゲート信号V2と同一であ
るゲート信号が第五スイッチングトランジスタ62のゲ
ートへ印加され、且つ第四スイッチングトランジスタ5
6のゲートへ印加されるゲート信号V4と同一のゲート
信号が第六スイッチングトランジスタ63のゲートへ印
加される。
【0030】次に、時間tnにおいて、第一クロック信
号V1が第一直流分岐回路54の第一スイッチングトラ
ンジスタ52のゲートへ印加され、且つ第二スイッチン
グトランジスタ53のゲートへ印加される第一ゲート信
号V2に起因して、第二スイッチングトランジスタ53
はオフとなる。この場合に、第二直流分岐回路57の第
三スイッチングトランジスタ55はオフであるが、第四
スイッチングトランジスタ56はオンであり、且つ第五
スイッチングトランジスタ62がオフである一方、第六
スイッチングトランジスタ63はオンである。従って、
ノードAにおける電圧は、図11Eに示したように、次
第に増加し、且つこれはELパネル61へ印加される。
この場合に、ノードDの電圧はゼロであるが、ノードC
の電圧は正となる。この場合に、駆動電圧の最大値は1
20Vである。
【0031】次に、時間tn+1において、第一直流分岐
回路54の第二スイッチングトランジスタ53のゲート
へ印加される第一ゲート信号V2は高レベルに到達し且
つこのトランジスタがオンし、且つ第二直流分岐回路5
7の第三スイッチングトランジスタ55へ第二クロック
信号V3が印加されると、第一直流分岐回路54の第一
スイッチングトランジスタ52及び第二直流分岐回路5
7の第四スイッチングトランジスタ56の両方がターン
オフし、且つ、更に、第五スイッチングトランジスタ6
2がターンオンし、且つ第六スイッチングトランジスタ
63がターンオフする。この状態において、ノードBの
電圧は図11Fに示したように次第に120Vへ増加
し、且つこれはELパネル61へ印加される。この場合
に、第五スイッチングトランジスタ62がオンであるの
で、ノードCはゼロの電圧を有しており、且つノードD
の電圧は正である。
【0032】上述したように、直流ブーストコンバータ
のこの例の場合には、極性が交番する駆動電圧が容量性
負荷であるELパネル61へ印加されるので、ELパネ
ルの発光効率は高く、且つELパネルは長期間に亘って
低い直流電圧を使用して光を発生することが可能であ
る。又、単に1個のコイル58を使用するに過ぎないの
で、構成は簡単であり且つコストを低く維持することが
可能である。
【0033】本発明は上述した適用例にのみ制限される
べきものではなく且つ種々の変更及び変形が可能であ
る。例えば、上述した例の場合には、スイッチング要素
としてMOS型の電界効果トランジスタを使用していた
が、バイポーラトランジスタを使用することも可能であ
る。更に、上述した適用例においてはELパネルを容量
性負荷として駆動したが、その他の容量性負荷を駆動す
ることも可能である。更に、ゲート信号V2,V4は5
0%のデューティサイクルを有するものとして示した
が、広い範囲のデューティサイクル、例えば40%乃至
60%の範囲のデューティサイクルを使用することも可
能である。
【0034】図12は本発明に基づく容量性負荷用の駆
動回路の好適実施例の構成を示した回路図である。第一
コイル12と第一スイッチングトランジスタ13とが直
列接続されている第一直列分岐回路14がDC電源の正
端子11と接地されている負端子との間に接続されてい
る。同様に、第二コイル15と第二スイッチングトラン
ジスタ16とが直列接続されている第二直列分岐回路1
7がDC電源の正端子11と負端子との間に接続されて
いる。第一直列分岐回路14の第一コイル12と第一ス
イッチングトランジスタ13の接続点Aは第一ダイオー
ド18を介してELパネル19の一方の端子へ接続して
いる。第二直列分岐回路17の第二コイル15と第二ス
イッチングトランジスタ16の接続点Bは第二ダイオー
ド20を介してELパネル19の他方の端子へ接続して
いる。第一ダイオード18のカソードとELパネル19
との間の接続点Cは定電圧要素である第一ツェナーダイ
オード21及び第三スイッチングトランジスタ22を介
して接地されている。第二ダイオード20のカソードと
ELパネル19との間の接続点Dは第二ツェナーダイオ
ード23及び第四スイッチングトランジスタ24を介し
て接地されている。これらの第一及び第二ツェナーダイ
オード21及び23のカソードはELパネルの方向に接
続されており、且つそれらのスレッシュホールド電圧は
DC電源の供給電圧よりも一層高くされている。
【0035】図13Aは第一及び第二スイッチングトラ
ンジスタのゲートへ印加されるクロック信号V1を示し
ている。図13Bは第四スイッチングトランジスタのゲ
ートへ印加されるゲート信号V2を示している。ゲート
信号V2は50%のデューティ比を有している。図13
Cは第三スイッチングトランジスタのゲートへ印加され
る図13Bにおけるゲート信号の反対の位相にあるゲー
ト信号V3を示している。図13D及び13Eは、それ
ぞれ、印加されたゲート信号V1及びV2に関して接続
点C及びDにおける電圧を示している。
【0036】時間tnにおいて、クロック信号V1が第
一直列分岐回路14のスイッチングトランジスタ13の
ゲートへ印加され、且つゲート信号V2が第三スイッチ
ングトランジスタ22のゲートへ印加され、且つそれら
はオフの位置となる。ゲート信号V3が第四スイッチン
グトランジスタ24のゲートへ印加されると、それはオ
ン位置となる。この場合に、接続点Cにおける電圧は図
13Dに示したように次第に増加し、且つそれはELパ
ネル19へ印加される。この場合に、接続点Dにおける
電圧はほぼゼロであり、且つ接続点Cにおいては正であ
り、約120Vである。理解されるように、接続点Dに
おける電圧は接続点Cにおける大きな電圧と比較して実
効的に接地されるが、接続点Dにおける実際の電圧は第
二ツェナーダイオード23を横断しての電圧降下のため
に約5−10Vである。
【0037】次に、時間tn+1において、第四スイッチ
ングトランジスタ24がオフ位置となり且つ第三スイッ
チングトランジスタ22はオン位置となる。この状態に
おいて、接続点Dにおける電圧は図13Eに示したよう
に次第に120Vへ増加し且つこのブーストされた電圧
はELパネル19へ印加される。この場合に、接続点C
はほぼゼロであるが、接続点Dにおける電圧は正であ
る。この場合にも、接続点Cは接続点Dにおける120
Vと比較して実効的に接地されているが、接続点Cにお
ける実際の電圧は約5−10Vである。その結果、極性
が交番する駆動電圧がELパネル19へ印加されるの
で、ELパネルの発光効率は高い。理解すべきことであ
るが、接続点C及びDにおける電圧は90乃至600V
に到達することが可能であり、典型的な値は120Vで
ある。
【0038】次に、電気的リークの防止について説明す
る。第三スイッチングトランジスタ22がオフ位置にあ
ると、第四スイッチングトランジスタ24はオン位置に
ある。図9に示した公知の駆動回路の場合には、電気的
供給源側から見た場合に、ツェナーダイオードが直列し
てELパネルと接続されているので、高周波数スパイ
ク、即ち高速のエネルギが電気的供給源からELパネル
の方向へ供給されると、そのエネルギはツェナーダイオ
ード特有の寄生トランジスタを介して回路ボード内へ流
れ、エネルギの損失を発生する。それと対比して、図1
2に示した駆動回路の場合には、ツェナーダイオード2
1がELパネル19に関して並列に位置されているの
で、集積回路の形態に形成される。その結果、高周波数
スパイクは集積化された形態をとり、その結果、寄生ト
ランジスタを介して回路ボード内に流れることが防止さ
れる。
【0039】又、正端子11、第二コイル15、接続点
B、第二ダイオード20、接続点D、第二ツェナーダイ
オード23、第四スイッチングトランジスタ24を介し
ての経路はツェナーダイオード23によってDC電源か
らの定電圧電流から遮断され、この経路を介しての電気
的リークを防止する。
【0040】図14は本発明に基づく駆動回路の第二好
適実施例の構成を示した回路図である。第一及び第二ス
イッチングトランジスタ32及び33が直列接続されて
いる第一直列分岐回路34が第三及び第四スイッチング
トランジスタ35及び36が直列接続されている第二直
列分岐回路37と並列接続されている。第一及び第二直
列分岐回路34,37は、各々、DC電源の接地端子と
正端子31の間に接続されている。コイル38が第一直
列分岐回路34の第一及び第二スイッチングトランジス
タ32及び33の接続点Aと第二直列分岐回路37の第
三及び第四スイッチングトランジスタ35及び36の接
続点Bとの間に接続されている。
【0041】更に、接続点Aは第一ダイオード39を介
してELパネル41の一方の端子へ接続しており、且つ
接続点Bは第二ダイオード40を介してELパネルの他
方の端子へ接続している。第一ダイオード39のカソー
ドとELパネル41の一方の端子との接続点Cは、第五
スイッチングトランジスタがオンである場合に、第一ツ
ェナーダイオード42及び第五スイッチングトランジス
タ43を介して実効的に接地される。第二ダイオード4
0のカソードとELパネル41の他方の端子の接続点D
は、第六スイッチングトランジスタがオンである場合
に、第二ツェナーダイオード44及び第六スイッチング
トランジスタ45を介して実効的に接地される。
【0042】図15Aは第一直流分岐回路34の第一ス
イッチングトランジスタ32のゲートへ印加されるクロ
ック信号V1を示しており、この例においては、その振
幅は5Vであり、繰返し周波数は8kHzであり、その
デューティサイクルは75%である。又、DC電源の電
圧は3Vである。
【0043】図15Bは第二及び第五スイッチングトラ
ンジスタ33及び43のゲートへ印加される第一ゲート
信号V2を示しており、その場合に、その振幅は5Vで
あり、且つその繰返し周波数は512Hzである。第一
ゲート信号V2は50%のデューティ比を有している。
図15Cは第二直流分岐回路37の第三スイッチングト
ランジスタ35のゲートへ印加されるクロック信号を示
している。図15Dは第四及び第六スイッチングトラン
ジスタ36及び45のゲートへ印加されるゲート信号を
示しており、その位相は図15Bに示したゲート信号と
反対である。図15E及び15Fは、それぞれ、印加さ
れたゲート信号V1及びV2に関する接続点A及びBに
おける電圧を示している。
【0044】図15Bを参照して前に説明したように、
第二スイッチングトランジスタ33のゲートへ印加され
るのと同一のゲート信号V2が第五スイッチングトラン
ジスタ42のゲートへ印加される。更に、上述した第四
スイッチングトランジスタ36のゲートへ印加されるの
と同一のゲート信号V4が第六スイッチングトランジス
タ45のゲートへ印加される。
【0045】時間tnにおいて、第一クロック信号V1
が第一直流分岐回路34の第一スイッチングトランジス
タ32のゲートへ印加され、且つ第二スイッチングトラ
ンジスタ33は第二スイッチングトランジスタ33へ印
加される第一ゲート信号V2のためにオフ位置となる。
この場合に、第二直流分岐回路37の第三スイッチング
トランジスタ35はオフ位置にあるが、第四スイッチン
グトランジスタ36はオン位置にある。更に、第五スイ
ッチングトランジスタ43はオフ位置にあり且つ第六ス
イッチングトランジスタ45はオン位置にある。その結
果、時間tnの後に接続点Aにおける電圧は図15Eに
示したように90−600Vへ次第に増加し、典型的に
は120Vへ増加する。これがELパネル41へ印加さ
れる。更に、接続点Dにおける電圧は実効的にゼロであ
るが、接続点Cにおける電圧は正である。接続点Dにお
ける実際の電圧は第二ツェナーダイオード44を横断し
ての電圧のために約5−10Vである。この状態におい
て、駆動電圧の典型的な値は120Vである。
【0046】次に、時間tn+1において、第一直流分岐
回路34の第二スイッチングトランジスタ33のゲート
へ印加される第一ゲート信号V2は高レベルへ上昇す
る。スイッチングトランジスタ33がオンとなり、且つ
第二クロック信号V3が第二直流分岐回路37の第三ス
イッチングトランジスタ35のゲートへ印加される条件
において、第一直流分岐回路34の第一スイッチングト
ランジスタ32及び第二直流分岐回路37の第四スイッ
チングトランジスタ36の両方がオフ位置となる。更
に、第五スイッチングトランジスタ43がターンオン
し、一方第六スイッチングトランジスタ45がターンオ
フする。この状態において、接続点Bにおける電圧は次
第に図15Fに示したように120Vへ増加し、それは
ELパネル41へ印加される。この場合において、第五
スイッチングトランジスタ43はオン位置にあるので、
接続点Cにおける電圧はゼロであるが、接続点Dにおけ
る電圧は正である。この場合にも、接続点Cにおける電
圧は実際には約5−10Vであり、それは接続点Dにお
ける120Vと比較して実効的にゼロである。
【0047】上述したこの例の駆動回路の場合には、E
Lパネル41に関して並列接続されている第一及び第二
ツェナーダイオードによって電気的リークが実効的に防
止される。実際に、極性が交番する駆動電圧が容量性負
荷であるELパネル41へ印加されるので、発光効率は
高い。低い直流供給電圧の場合であっても、ELパネル
は長期間に亘って明るい光を発生することが可能であ
る。又、1個のコイルが使用されているに過ぎないの
で、ELパネルの構成は簡単であり、コストを低く維持
することが可能である。
【0048】本発明は上述した適用例に制限される必要
性はなく、多くの変更例及び変形例が可能である。例え
ば、上述した適用例の場合には、MOS型電界効果トラ
ンジスタをスイッチング要素として使用したが、バイポ
ーラトランジスタを使用することも可能である。更に、
上述した適用例の場合には、ELパネルを容量性負荷と
して駆動したが、その他の容量性負荷を駆動することも
可能である。
【0049】上述した本発明の場合には、ツェナーダイ
オードが容量性負荷の両側に接続されているスイッチン
グ回路と直列接続されているので、これらの回路を介し
て流れる電気的リーク及び寄生トランジスタ構成体を介
してIC回路ボード内に流れるエネルギ損失の両方を取
除くことが可能である。
【0050】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ELパネルを駆動するための従来の直流ブー
ストコンバータの一例の構成を示した回路図。
【図2】 (A)−(C)は図1に示した回路の動作を
説明するための各信号波形線図。
【図3】 ELパネルを駆動するための従来の直流ブー
ストコンバータの別の例の構成を示した回路図。
【図4】 (A)−(E)は図3に示した回路の動作を
説明するための各信号波形線図。
【図5】 ELパネルを駆動するための従来の直流ブー
ストコンバータの別の例の構成を示した回路図。
【図6】 (A)−(D)は図5に示した回路の動作を
説明するための各信号波形線図。
【図7】 ELパネルを駆動するための従来の直流ブー
ストコンバータの別の例の構成を示した回路図。
【図8】 (A)−(E)は図7に示した回路の動作を
説明するための各信号波形線図。
【図9】 ELパネルを駆動するための既存の直流ブー
ストコンバータの一例の構成を示した回路図。
【図10】 本発明に基づいてELパネルを駆動するた
めの直流ブーストコンバータの一つの適用例の構成を示
した回路図。
【図11】 (A)−(F)は図10に示した駆動回路
の動作を説明するための各信号波形線図。
【図12】 本発明に基づく容量性負荷用の駆動回路の
構成を示した回路図。
【図13】 (A)−(E)は図12に示した駆動回路
の動作を説明するための各信号波形線図。
【図14】 本発明に基づくELパネルを駆動するため
の駆動回路の変形例の構成を示した回路図。
【図15】 (A)−(F)は図14に示した駆動回路
の動作を説明するための各信号波形線図。
【符号の説明】
52 第一スイッチングトランジスタ 53 第二スイッチングトランジスタ 54 第一直列分岐回路 55 第三スイッチングトランジスタ 56 第四スイッチングトランジスタ 57 第二直列分岐回路 58 コイル 59 第一ダイオード 60 第二ダイオード 61 ELパネル
フロントページの続き (72)発明者 マルコ カッシス 東京都港区高輪2−1−53プラトー302

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一端子と第二端子とを具備する容量性
    負荷を駆動する直流ブーストコンバータにおいて、 DC電源の正端子と負端子との間に第一直流分岐回路が
    接続されており、前記第一直流分岐回路は第一クロック
    信号によって駆動される第一スイッチング要素と前記第
    一クロック信号よりもより低い周波数を持った第一ゲー
    ト信号によって駆動される第二スイッチング要素とを有
    しており、前記第一及び第二スイッチング要素は第一ノ
    ードにおいて互いに接続されており、 前記DC電源の正端子と負端子との間に第二直流分岐回
    路が接続されており、前記第二直流分岐回路は第二クロ
    ック信号によって駆動される第三スイッチング要素と、
    前記第一ゲート信号の反対の位相を有する第二ゲート信
    号によって駆動される第四スイッチング要素とを有して
    おり、前記第三及び第四スイッチング要素は第二ノード
    において互いに接続されており、 前記第一ノードと第二ノードとの間にコイルが接続され
    ており、 前記第一ノードと前記容量性負荷の第一端子との間に第
    一ダイオードが接続されており、 前記第二ノードと前記容量性負荷の第二端子との間に第
    二ダイオードが接続されており、 第五スイッチング要素が前記容量性負荷の第一端子と前
    記DC電源の負端子との間に接続されており且つ前記第
    一ゲート信号によって駆動され、 第六スイッチング要素が前記容量性負荷の第二端子と前
    記DC電源の負端子との間に接続されており且つ前記第
    二ゲート信号によって駆動される、ことを特徴とする直
    流ブーストコンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記容量性負荷が電
    界発光要素であることを特徴とする直流ブーストコンバ
    ータ。
  3. 【請求項3】 容量性負荷用の駆動回路において、 第一直列分岐回路がDC電源の正端子と負端子との間に
    接続されており、前記第一直列分岐回路はクロック信号
    によって駆動される第一コイルと第一スイッチング要素
    とを有しており、前記第一コイルは第一接続点において
    前記第一スイッチング要素へ接続しており、 第二直列分岐回路が前記DC電源の正端子と負端子との
    間に接続されており、前記第二分岐回路は前記クロック
    信号によって駆動される第二コイルと第二スイッチング
    要素とを有しており、前記第二コイルは第二接続点にお
    いて前記第二スイッチング要素へ接続しており、 第一ダイオードが前記第一接続点と前記容量性負荷の第
    一端子との間に接続されており、 第二ダイオードが第二接続点と前記容量性負荷の第二端
    子との間に接続されており、 第三直列分岐回路が前記容量性負荷の第一端子と前記D
    C電源の負端子との間に直列接続されている第一ツェナ
    ーダイオードと第三スイッチング要素とを有しており、
    前記第一ツェナーダイオードは前記DC電源の供給電圧
    よりも一層大きなスレッシュホールド値を有しており、
    且つ前記第三スイッチング要素は第一ゲート信号によっ
    て駆動され、 第四直列分岐回路が前記容量性負荷の第二端子と前記D
    C電源の負端子との間に直列接続されている第二ツェナ
    ーダイオードと第四スイッチング要素とを有しており、
    前記第二ツェナーダイオードは前記DC電源の供給電圧
    よりも一層大きなスレッシュホールド値を有しており、
    且つ前記第四スイッチング要素は前記第一ゲート信号と
    反対の位相を有する第二ゲート信号によって駆動され
    る、ことを特徴とする駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記容量性負荷が電
    界発光要素であることを特徴とする駆動回路。
  5. 【請求項5】 容量性負荷用の駆動回路において、 第一直流分岐回路がDC電源の正端子と負端子との間に
    直列接続されている第一及び第二スイッチング要素を有
    しており、前記第一スイッチング要素は第一クロック信
    号によって駆動され、且つ前記第二スイッチング要素は
    前記第一クロック信号よりもより低い周波数を持った第
    一ゲート信号によって駆動され、前記第一及び第二スイ
    ッチング要素は第一接続点において互いに接続されてお
    り、 第二直流分岐回路が前記DC電源の正端子と負端子との
    間に接続されている第三及び第四スイッチング要素を有
    しており、前記第三スイッチング要素は前記第二クロッ
    ク信号によって駆動され、且つ前記第四スイッチング要
    素は前記第一ゲート信号と反対の位相を有する第二ゲー
    ト信号によって駆動され、前記第三及び第四スイッチン
    グ要素は第二接続点において互いに接続されており、 前記第一接続点と前記第二接続点との間にコイルが接続
    されており、 前記第一接続点と前記容量性負荷の第一端子との間に第
    一ダイオードが接続されており、 前記第二接続点と前記容量性負荷の第二端子との間に第
    二ダイオードが接続されており、 前記容量性負荷の第一端子と前記DC電源の負端子との
    間に第一ツェナーダイオードが接続されており、前記第
    一ツェナーダイオードは前記DC電源の供給電圧よりも
    より大きなスレッシュホールド値を有しており、 前記第一ゲート信号により駆動される第一スイッチング
    要素が設けられており、前記第五スイッチング要素は前
    記第一ツェナーダイオードと前記DC電源の負端子との
    間に接続されており、 前記容量性負荷の第二端子と前記DC電源の負端子との
    間に第二ツェナーダイオードが接続されており、前記第
    二ツェナーダイオードは前記DC電源の供給電圧よりも
    一層大きなスレッシュホールド値を有しており、 前記第二ゲート信号によって駆動される第六スイッチン
    グ要素が設けられており、前記第六スイッチング要素は
    前記第二ツェナーダイオードと前記DC電源の負端子と
    の間に接続されている、ことを特徴とする駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記容量性負荷が電
    界発光要素であることを特徴とする駆動回路。
  7. 【請求項7】 容量性負荷を駆動するための駆動回路に
    おいて、 DC電源、 前記DC電源の正端子と負端子との間に接続されている
    直列接続された第一及び第二スイッチング要素を有する
    第一分岐回路が設けられており、前記第一スイッチング
    要素は第一クロック信号によって駆動され且つ前記第二
    スイッチング要素は第一ゲート信号によって駆動され、 前記DC電源の前記正端子と負端子との間に接続されて
    いる直列接続された第三及び第四スイッチング要素を有
    する第二分岐回路が設けられており、前記第三スイッチ
    ング要素は第二クロック信号によって駆動され且つ前記
    第四スイッチング要素は第二ゲート信号によって駆動さ
    れ、 前記第一分岐回路の前記第一及び第二スイッチング要素
    の第一中間ノードと前記第二分岐回路の前記第三及び第
    四スイッチング要素の第二中間ノードとの間にコイルが
    接続されており、 前記第一中間ノードと前記容量性負荷の第一端子との間
    に第一ダイオードが接続されており、 前記第二中間ノードと前記容量性負荷の第二端子との間
    に第二ダイオードが接続されており、 前記容量性負荷の第一端子と前記DC電源の前記負端子
    との間に第五スイッチング要素が接続されており、前記
    第五スイッチング要素は前記第一ゲート信号によって駆
    動され、 前記容量性負荷の第二端子と前記直流容量性負荷の負端
    子との間に第六スイッチング要素が接続されており、前
    記第六スイッチング要素は前記第二ゲート信号によって
    駆動される、ことを特徴とする駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第一ゲート信号
    が前記第一クロック信号よりも一層低い周波数を有して
    おり且つ50%のデューティサイクルを有していること
    を特徴とする駆動回路。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記第二ゲート信号
    が前記第一ゲート信号と反対の位相を有していることを
    特徴とする駆動回路。
  10. 【請求項10】 請求項7において、更に、第一及び第
    二ツェナーダイオードが設けられており、前記第一ツェ
    ナーダイオードは前記容量性負荷の前記第一端子と前記
    第五スイッチング要素との間に接続されており且つ前記
    第二ツェナーダイオードは前記容量性負荷の前記第二端
    子と前記第六スイッチング要素との間に接続されている
    ことを特徴とする駆動回路。
  11. 【請求項11】 請求項10において、更に、集積回路
    ボードが設けられており、前記ボード上に前記ツェナー
    ダイオードが形成されており、前記ツェナーダイオード
    は前記ツェナーダイオードの寄生トランジスタ構成体を
    介して前記駆動回路の前記集積回路ボードへエネルギが
    流れることを防止することを特徴とする駆動回路。
  12. 【請求項12】 請求項7において、前記スイッチング
    要素がMOSFETトランジスタであることを特徴とす
    る駆動回路。
  13. 【請求項13】 請求項7において、前記DC電源が約
    3Vの電圧を有していることを特徴とする駆動回路。
  14. 【請求項14】 請求項7において、前記第一クロック
    信号が約5Vの振幅を有しており、約8kHzに設定さ
    れた繰返し周波数を有しており、且つ約3乃至1に設定
    されたデューティサイクルを有していることを特徴とす
    る駆動回路。
  15. 【請求項15】 請求項7において、前記第一ゲート信
    号が約5Vの振幅と約512Hzに設定された繰返し周
    波数とを有していることを特徴とする駆動回路。
  16. 【請求項16】 請求項7において、極性が反転する駆
    動電圧が前記容量性負荷へ印加されることを特徴とする
    駆動回路。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記駆動電圧が
    約120Vであることを特徴とする駆動回路。
  18. 【請求項18】 請求項7において、前記DC電源が低
    直流電圧であることを特徴とする駆動回路。
  19. 【請求項19】 容量性負荷の駆動方法において、 DC電源を供給し、 前記容量性負荷の第一端子へ接続されている誘導コイル
    を使用して前記第一端子を所望の電圧へパルスによって
    充電し、 前記電圧を使用して前記容量性負荷を駆動し、 前記容量性負荷の第二端子へ接続されているコイルを使
    用して前記第二端子を前記電圧へパルスによって充電
    し、 前記電圧を使用して前記容量性負荷を駆動する、上記各
    ステップを有することを特徴とする駆動方法。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記所望の電圧
    が約120Vであることを特徴とする駆動方法。
  21. 【請求項21】 請求項19において、前記容量性負荷
    が電界発光要素であることを特徴とする駆動方法。
  22. 【請求項22】 請求項19において、前記第一端子を
    パルスによって充電するステップが前記第二端子をパル
    スによって充電するステップと位相が反対であることを
    特徴とする駆動方法。
JP11078137A 1998-03-23 1999-03-23 容量性負荷を駆動するブリッジ型直流ブ―ストコンバ―タ Pending JPH11346481A (ja)

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US09/046,939 US5896287A (en) 1995-10-30 1998-03-23 Bridge-type direct current boost converter for driving a capacitive load
US09/46939 1998-03-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083431A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Casio Comput Co Ltd 駆動装置およびそれを備える表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008083431A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Casio Comput Co Ltd 駆動装置およびそれを備える表示装置

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