JPH11338827A - 人物照合システム - Google Patents
人物照合システムInfo
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- JPH11338827A JPH11338827A JP10144289A JP14428998A JPH11338827A JP H11338827 A JPH11338827 A JP H11338827A JP 10144289 A JP10144289 A JP 10144289A JP 14428998 A JP14428998 A JP 14428998A JP H11338827 A JPH11338827 A JP H11338827A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】他人が身体の特徴パターン情報の正規の登録者
になりすますことを確実に防止することができ、極めて
安全性の高い人物照合システムを提供することである。 【解決手段】外部コンピュータシステム300の記憶部
32には、入力装置100あるいはこの入力装置100
の使用者本人のID信号が指紋信号と共に暗号化されて
登録されている。人物照合時には、演算処理部33は、
入力装置100からのID信号と記憶部32に登録され
ているID信号を復号化した後、送られてきたID信号
が適正に登録されているかどうかの判定を行い、ID信
号が適正に登録されていると判定されると、入力装置1
00からの指紋信号と記憶部32に登録されている参照
用の指紋信号を復号化した後、これらの指紋信号が一致
するかどうかの判定を行う。
になりすますことを確実に防止することができ、極めて
安全性の高い人物照合システムを提供することである。 【解決手段】外部コンピュータシステム300の記憶部
32には、入力装置100あるいはこの入力装置100
の使用者本人のID信号が指紋信号と共に暗号化されて
登録されている。人物照合時には、演算処理部33は、
入力装置100からのID信号と記憶部32に登録され
ているID信号を復号化した後、送られてきたID信号
が適正に登録されているかどうかの判定を行い、ID信
号が適正に登録されていると判定されると、入力装置1
00からの指紋信号と記憶部32に登録されている参照
用の指紋信号を復号化した後、これらの指紋信号が一致
するかどうかの判定を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋等身体の所定
部位のパターン認識に基づいて個人を識別する人物照合
システムに関するものである。
部位のパターン認識に基づいて個人を識別する人物照合
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、重要区域への入退出管理や重要設
備の不正操作防止のため、個人識別の必要性が増大して
いる。個人固有の特徴としては、指紋、掌紋、網膜パタ
ーン、音声などがあるが、なかでも指紋が使いやすさと
照合精度の高さから注目されている。
備の不正操作防止のため、個人識別の必要性が増大して
いる。個人固有の特徴としては、指紋、掌紋、網膜パタ
ーン、音声などがあるが、なかでも指紋が使いやすさと
照合精度の高さから注目されている。
【0003】従来において、指紋を照合することにより
個人を識別するものとしては、特開平9−313464
号公報に記載されているように、本体とは別個の入力装
置から被認証者の指紋情報と共に時刻情報を本体側に送
信し、本体側で指紋情報および時刻情報を用いて被認証
者の指紋照合を行うものが知られている。
個人を識別するものとしては、特開平9−313464
号公報に記載されているように、本体とは別個の入力装
置から被認証者の指紋情報と共に時刻情報を本体側に送
信し、本体側で指紋情報および時刻情報を用いて被認証
者の指紋照合を行うものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今後の
高度情報化社会を考えた場合には、上記従来技術のよう
に指紋情報の他に時刻情報のみ用いて指紋照合を行うも
のでは、安全性が十分に確保されているとは言えず、他
人が何らかの装置を使って本体側にアクセスして指紋情
報の正規の登録者になりすます恐れがある。
高度情報化社会を考えた場合には、上記従来技術のよう
に指紋情報の他に時刻情報のみ用いて指紋照合を行うも
のでは、安全性が十分に確保されているとは言えず、他
人が何らかの装置を使って本体側にアクセスして指紋情
報の正規の登録者になりすます恐れがある。
【0005】本発明の目的は、他人が身体の特徴パター
ン情報の正規の登録者になりすますことを確実に防止す
ることができ、極めて安全性の高い人物照合システムを
提供することである。
ン情報の正規の登録者になりすますことを確実に防止す
ることができ、極めて安全性の高い人物照合システムを
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、身体の特徴パターンを撮像する撮像手段
を有する入力装置と、参照用の身体の特徴パターン情報
をあらかじめ登録しておくメモリ手段、および撮像手段
で撮像された特徴パターンをメモリ手段に登録された参
照用の特徴パターン情報と比較して本人かどうかの照合
を行う演算処理手段を有する照合演算装置とを備えた人
物照合システムにおいて、入力装置は、あらかじめ設定
された当該入力装置に固有のID情報を記憶する手段を
さらに有し、照合演算装置のメモリ手段は、参照用の身
体の特徴パターン情報と共に入力装置に固有のID情報
をあらかじめ登録しておく手段であり、演算処理手段
は、入力装置に固有のID情報がメモリ手段に適正に登
録されているかどうかを判定し、適正に登録されている
と判定されたときに、撮像手段で撮像された特徴パター
ンをメモリ手段に登録された参照用の特徴パターン情報
と比較する手段である構成とする。
め、本発明は、身体の特徴パターンを撮像する撮像手段
を有する入力装置と、参照用の身体の特徴パターン情報
をあらかじめ登録しておくメモリ手段、および撮像手段
で撮像された特徴パターンをメモリ手段に登録された参
照用の特徴パターン情報と比較して本人かどうかの照合
を行う演算処理手段を有する照合演算装置とを備えた人
物照合システムにおいて、入力装置は、あらかじめ設定
された当該入力装置に固有のID情報を記憶する手段を
さらに有し、照合演算装置のメモリ手段は、参照用の身
体の特徴パターン情報と共に入力装置に固有のID情報
をあらかじめ登録しておく手段であり、演算処理手段
は、入力装置に固有のID情報がメモリ手段に適正に登
録されているかどうかを判定し、適正に登録されている
と判定されたときに、撮像手段で撮像された特徴パター
ンをメモリ手段に登録された参照用の特徴パターン情報
と比較する手段である構成とする。
【0007】以上のように構成した本発明においては、
入力装置に固有のID情報がメモリ手段に適正に登録さ
れていると判定されたときのみ、そのID情報に対応す
る特徴パターン情報の照合を行うことにより、参照用の
特徴パターン情報および入力装置に固有のID情報の登
録時に使用した入力装置でしか特徴パターン情報の照合
を行えず、他人が別の何らかの装置を使って照合演算装
置にアクセスすることはできない。また、万が一登録時
に使用した入力装置が紛失しても、この入力装置の持ち
主がその旨を届け出て、例えば照合演算装置のメモリ手
段からID情報を抹消するなどして照合できないように
しておけば、他人がその入力装置を使って照合演算装置
にアクセスすることができない。これにより、他人が身
体の特徴パターン情報の正規の登録者になりすますこと
が確実に防止され、極めて高い安全性を確保できる。
入力装置に固有のID情報がメモリ手段に適正に登録さ
れていると判定されたときのみ、そのID情報に対応す
る特徴パターン情報の照合を行うことにより、参照用の
特徴パターン情報および入力装置に固有のID情報の登
録時に使用した入力装置でしか特徴パターン情報の照合
を行えず、他人が別の何らかの装置を使って照合演算装
置にアクセスすることはできない。また、万が一登録時
に使用した入力装置が紛失しても、この入力装置の持ち
主がその旨を届け出て、例えば照合演算装置のメモリ手
段からID情報を抹消するなどして照合できないように
しておけば、他人がその入力装置を使って照合演算装置
にアクセスすることができない。これにより、他人が身
体の特徴パターン情報の正規の登録者になりすますこと
が確実に防止され、極めて高い安全性を確保できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0009】図1は、本実施形態の人物照合システムの
構成を示す図である。本実施形態の人物照合システム
は、個人毎に所有することが可能な例えばハンディタイ
プの入力装置100と、この入力装置100と光ファイ
バー7を介して接続されたコンピュータ(パソコン)2
00と、このパソコン200と接続された照合演算装置
(外部コンピュータシステム)300とを備えている。
構成を示す図である。本実施形態の人物照合システム
は、個人毎に所有することが可能な例えばハンディタイ
プの入力装置100と、この入力装置100と光ファイ
バー7を介して接続されたコンピュータ(パソコン)2
00と、このパソコン200と接続された照合演算装置
(外部コンピュータシステム)300とを備えている。
【0010】入力装置100は、ファイバプレート(F
OP)3、CCDカメラ4、LED(発光ダイオード)
2a,2bからなる撮像部50と、制御部8、暗号化部
5、発光・受光部6からなる制御演算部60とを有して
いる。
OP)3、CCDカメラ4、LED(発光ダイオード)
2a,2bからなる撮像部50と、制御部8、暗号化部
5、発光・受光部6からなる制御演算部60とを有して
いる。
【0011】撮像部50において、FOP3は、多数の
光ファイバを束ねて一体化した光学像伝達手段であり、
一方の端面(以下、入力端面という)には照合対象者の
指が置かれるようになっており、この時他方の端面(以
下、出力端面という)に照合対象者の指紋が形成され
る。CCDカメラ4は二次元撮像素子であり、その受光
面がFOP3の出力端面に当接され、FOP3の出力端
面に形成された指紋を撮像する。LED2a,2bは、
FOP3を挟んで配置されており、CCDカメラ4で照
合対象者の指紋を撮像する時に照明の役割を果たす。
光ファイバを束ねて一体化した光学像伝達手段であり、
一方の端面(以下、入力端面という)には照合対象者の
指が置かれるようになっており、この時他方の端面(以
下、出力端面という)に照合対象者の指紋が形成され
る。CCDカメラ4は二次元撮像素子であり、その受光
面がFOP3の出力端面に当接され、FOP3の出力端
面に形成された指紋を撮像する。LED2a,2bは、
FOP3を挟んで配置されており、CCDカメラ4で照
合対象者の指紋を撮像する時に照明の役割を果たす。
【0012】制御演算部60において、制御部8は、入
力装置100全体の動作を制御するとともに、入力装置
100あるいは入力装置100の使用者を特定するため
のID信号をあらかじめ設定する。このID信号は、入
力装置100の購入時に制御部8内の記憶装置(RO
M)にあらかじめメモリーされる。そして、このID信
号は、後述する指紋登録時に外部コンピュータシステム
300に登録される。
力装置100全体の動作を制御するとともに、入力装置
100あるいは入力装置100の使用者を特定するため
のID信号をあらかじめ設定する。このID信号は、入
力装置100の購入時に制御部8内の記憶装置(RO
M)にあらかじめメモリーされる。そして、このID信
号は、後述する指紋登録時に外部コンピュータシステム
300に登録される。
【0013】暗号化部5は、CCDカメラ4からの指紋
の画像信号および制御部8からのID信号を暗号化す
る。暗号化部5は、例えばSkipjackのアルゴリズムを用
いたClipper チップで構成する。また、これ以外にも、
DSPによって構成し、DES方式等の暗号方式を採用
することもできる。
の画像信号および制御部8からのID信号を暗号化す
る。暗号化部5は、例えばSkipjackのアルゴリズムを用
いたClipper チップで構成する。また、これ以外にも、
DSPによって構成し、DES方式等の暗号方式を採用
することもできる。
【0014】発光・受光部6は、発光素子(レーザダイ
オードまたはLED)および受光素子(フォトダイオー
ド)からなり、発光素子で暗号化部5からの信号(電気
信号)を光信号に変換して光ファイバー7に導くととも
に、受光素子で光ファイバー7からの光信号を電気信号
に変換して制御部8に送出する。ここでは、入力装置1
00とパソコン200との接続に光ファイバー7を用い
たが、赤外線無線方式のIrDA、電波無線方式あるい
は電波優先方式も可能である。
オードまたはLED)および受光素子(フォトダイオー
ド)からなり、発光素子で暗号化部5からの信号(電気
信号)を光信号に変換して光ファイバー7に導くととも
に、受光素子で光ファイバー7からの光信号を電気信号
に変換して制御部8に送出する。ここでは、入力装置1
00とパソコン200との接続に光ファイバー7を用い
たが、赤外線無線方式のIrDA、電波無線方式あるい
は電波優先方式も可能である。
【0015】パソコン200は、キーボード21と、発
光・受光部22と、CPU23と、RAM24と、I/
O部25とを有している。キーボード21は、指紋照合
に関する各種選択その他の指示等を行うための手動入力
手段である。発光・受光部22は、上記発光・受光部6
と同様の発光素子および受光素子からなり、発光素子で
CPU23からの電気信号を光信号に変換して光ファイ
バー7に導くとともに、受光素子で光ファイバー7から
の光信号を電気信号に変換してCPU23に送出する。
CPU23は、キーボード22で選択された指示を入力
装置100および外部コンピュータシステム300に送
出するとともに、入力装置100から送られてきた指紋
画像信号およびID信号をそのまま外部コンピュータシ
ステム300に送出する。RAM24は、CPU23で
の演算結果を一時的に記憶するメモリ手段である。I/
O部25は、外部コンピュータシステム300との信号
のやりとりを行う入出力手段である。
光・受光部22と、CPU23と、RAM24と、I/
O部25とを有している。キーボード21は、指紋照合
に関する各種選択その他の指示等を行うための手動入力
手段である。発光・受光部22は、上記発光・受光部6
と同様の発光素子および受光素子からなり、発光素子で
CPU23からの電気信号を光信号に変換して光ファイ
バー7に導くとともに、受光素子で光ファイバー7から
の光信号を電気信号に変換してCPU23に送出する。
CPU23は、キーボード22で選択された指示を入力
装置100および外部コンピュータシステム300に送
出するとともに、入力装置100から送られてきた指紋
画像信号およびID信号をそのまま外部コンピュータシ
ステム300に送出する。RAM24は、CPU23で
の演算結果を一時的に記憶するメモリ手段である。I/
O部25は、外部コンピュータシステム300との信号
のやりとりを行う入出力手段である。
【0016】外部コンピュータシステム300は、I/
O部31と、記憶部32と、演算処理部33とを有して
いる。I/O部31は、パソコン200との信号のやり
とりを行う入出力手段である。記憶部32は、登録時に
入力装置100から送られてきた参照用の照合対象者の
指紋信号およびID信号を登録するとともに、指紋照合
時に入力装置100からのアクセス状況を順次登録す
る。演算処理部33は、入力装置100から送られてき
た指紋信号およびID信号を記憶部33に登録されてい
る参照用の指紋信号およびID信号と比較して指紋照合
を行い、その結果をパソコン200に出力する。
O部31と、記憶部32と、演算処理部33とを有して
いる。I/O部31は、パソコン200との信号のやり
とりを行う入出力手段である。記憶部32は、登録時に
入力装置100から送られてきた参照用の照合対象者の
指紋信号およびID信号を登録するとともに、指紋照合
時に入力装置100からのアクセス状況を順次登録す
る。演算処理部33は、入力装置100から送られてき
た指紋信号およびID信号を記憶部33に登録されてい
る参照用の指紋信号およびID信号と比較して指紋照合
を行い、その結果をパソコン200に出力する。
【0017】図2は、外部コンピュータシステム300
の演算処理部33における照合演算処理の流れを示す図
である。以下、この図を参照しながら、本実施形態の人
物照合システムの動作について説明する。
の演算処理部33における照合演算処理の流れを示す図
である。以下、この図を参照しながら、本実施形態の人
物照合システムの動作について説明する。
【0018】指紋を登録する場合には、まず、入力装置
100をパソコン200に接続し、パソコン200のキ
ーボード21で「登録処理」を選択し、指をFOP3の
入力端面上に置く。そして、キーボード21で「取り込
み開始」を選択すると、この指示が入力装置100に送
られ、制御部8の制御によりLED2a,2bが点灯
し、照合対象者の指紋画像がFOP3を出力端面に形成
される。この指紋画像はCCDカメラ4により撮像さ
れ、この撮像した指紋画像が暗号化部5で暗号化され
る。この時、制御部8の記憶装置にあらかじめ記憶され
ている入力装置100のID信号あるいは入力装置10
0の使用者本人のID信号が暗号化部5に送られ、これ
らのID信号も暗号化される。そして、これら暗号化さ
れた指紋信号およびID信号は、パソコン200を介し
て外部コンピュータシステム300に送られる。
100をパソコン200に接続し、パソコン200のキ
ーボード21で「登録処理」を選択し、指をFOP3の
入力端面上に置く。そして、キーボード21で「取り込
み開始」を選択すると、この指示が入力装置100に送
られ、制御部8の制御によりLED2a,2bが点灯
し、照合対象者の指紋画像がFOP3を出力端面に形成
される。この指紋画像はCCDカメラ4により撮像さ
れ、この撮像した指紋画像が暗号化部5で暗号化され
る。この時、制御部8の記憶装置にあらかじめ記憶され
ている入力装置100のID信号あるいは入力装置10
0の使用者本人のID信号が暗号化部5に送られ、これ
らのID信号も暗号化される。そして、これら暗号化さ
れた指紋信号およびID信号は、パソコン200を介し
て外部コンピュータシステム300に送られる。
【0019】外部コンピュータシステム300の演算処
理部33では、まず入力装置100から送られてきたI
D信号および指紋信号を取り込み(図2のステップ80
→81)、これらのID信号および指紋信号を記憶部3
2に登録する(同ステップ82)。
理部33では、まず入力装置100から送られてきたI
D信号および指紋信号を取り込み(図2のステップ80
→81)、これらのID信号および指紋信号を記憶部3
2に登録する(同ステップ82)。
【0020】指紋の照合(外部コンピュータシステム3
00へのアクセス)時には、まず、入力装置100をパ
ソコン200に接続し、パソコン200のキーボード2
1で「照合処理」を選択し、照合する指をFOP3の入
力端面上に置く。そして、キーボード21で「取り込み
開始」を選択すると、上記と同様にしてLED2a,2
bが点灯し、FOP3の出力端面に形成された指紋画像
がCCDカメラ4により撮像され、この撮像した指紋画
像が暗号化部5で暗号化される。また、制御部8の記憶
装置にあらかじめ記憶されている入力装置100のID
信号あるいは入力装置100の使用者本人のID信号も
暗号化部5で暗号化される。そして、暗号化されたID
信号がプロトコルとして、また暗号化された指紋信号が
プロトコルに続いて入力装置100からパソコン200
を介して外部コンピュータシステム300に送られる。
00へのアクセス)時には、まず、入力装置100をパ
ソコン200に接続し、パソコン200のキーボード2
1で「照合処理」を選択し、照合する指をFOP3の入
力端面上に置く。そして、キーボード21で「取り込み
開始」を選択すると、上記と同様にしてLED2a,2
bが点灯し、FOP3の出力端面に形成された指紋画像
がCCDカメラ4により撮像され、この撮像した指紋画
像が暗号化部5で暗号化される。また、制御部8の記憶
装置にあらかじめ記憶されている入力装置100のID
信号あるいは入力装置100の使用者本人のID信号も
暗号化部5で暗号化される。そして、暗号化されたID
信号がプロトコルとして、また暗号化された指紋信号が
プロトコルに続いて入力装置100からパソコン200
を介して外部コンピュータシステム300に送られる。
【0021】外部コンピュータシステム300の演算処
理部33では、まず入力装置100から送られてきたI
D信号および指紋信号を取り込み(図2のステップ80
→91)、入力装置100からのID信号と記憶部32
にあらかじめ登録されているID信号を復号化した(同
ステップ92)後、送られてきたID信号が適正に登録
されているかどうか判定を行う(同ステップ93)。こ
こで、万が一入力装置100の使用者がその入力装置1
00を紛失した場合に、その使用者がその旨を届け出る
と、例えば記憶部32からその入力装置100に対応す
るID情報が抹消されるか、あるいは記憶部32にはそ
のID情報が不適正に登録された状態になるようにす
る。
理部33では、まず入力装置100から送られてきたI
D信号および指紋信号を取り込み(図2のステップ80
→91)、入力装置100からのID信号と記憶部32
にあらかじめ登録されているID信号を復号化した(同
ステップ92)後、送られてきたID信号が適正に登録
されているかどうか判定を行う(同ステップ93)。こ
こで、万が一入力装置100の使用者がその入力装置1
00を紛失した場合に、その使用者がその旨を届け出る
と、例えば記憶部32からその入力装置100に対応す
るID情報が抹消されるか、あるいは記憶部32にはそ
のID情報が不適正に登録された状態になるようにす
る。
【0022】そして、ID信号が適正に登録されている
と判定されると、このID信号に対応する参照用の指紋
信号を記憶部32から読み出して復号化し、入力装置1
00からID信号に続いて送られてきた指紋信号も復号
化した(同ステップ94)後、これらの指紋信号が一致
するかどうかの判定を行う(同ステップ95)。指紋信
号を比較する方法としては種々の方式が知られている
が、ここでは、例えば比較に用いる情報量が多く精度が
高いものとして特開平9−81725号公報に記載され
ているような画像相関法を用いる。
と判定されると、このID信号に対応する参照用の指紋
信号を記憶部32から読み出して復号化し、入力装置1
00からID信号に続いて送られてきた指紋信号も復号
化した(同ステップ94)後、これらの指紋信号が一致
するかどうかの判定を行う(同ステップ95)。指紋信
号を比較する方法としては種々の方式が知られている
が、ここでは、例えば比較に用いる情報量が多く精度が
高いものとして特開平9−81725号公報に記載され
ているような画像相関法を用いる。
【0023】そして、両指紋信号が一致したと判定され
ると本人であると判断し、アクセスを許可する信号をパ
ソコン200に送出し(同ステップ96)、両指紋信号
が一致しないと判定されると、アクセスを許可しない信
号をパソコン200に送出する(同ステップ97)。
ると本人であると判断し、アクセスを許可する信号をパ
ソコン200に送出し(同ステップ96)、両指紋信号
が一致しないと判定されると、アクセスを許可しない信
号をパソコン200に送出する(同ステップ97)。
【0024】以上のように構成した本実施形態にあって
は、入力装置100毎にあるいはこの入力装置100の
使用者毎にプロトコルの形でID情報をあらかじめ設定
しておき、指紋照合時には、その設定されたID情報が
記憶部32に適正に登録されていると判定されたときの
み、そのID情報に対応する指紋情報を比較するように
したので、登録時に使用した入力装置100でしか指紋
照合を行えず、他人が別の何らかの装置を使って外部コ
ンピュータシステム300にアクセスすることはできな
い。また、万が一登録時に使用した入力装置100が紛
失しても、この入力装置100の持ち主がその旨を届け
出ると、記憶部32には入力装置100に対応するID
情報が適正に登録されない状態となるため、他人がその
入力装置100を使って外部コンピュータシステム30
0にアクセスすることができない。これにより、他人が
指紋情報の正規の登録者になりすますことが確実に防止
され、極めて高い安全性を確保できる。
は、入力装置100毎にあるいはこの入力装置100の
使用者毎にプロトコルの形でID情報をあらかじめ設定
しておき、指紋照合時には、その設定されたID情報が
記憶部32に適正に登録されていると判定されたときの
み、そのID情報に対応する指紋情報を比較するように
したので、登録時に使用した入力装置100でしか指紋
照合を行えず、他人が別の何らかの装置を使って外部コ
ンピュータシステム300にアクセスすることはできな
い。また、万が一登録時に使用した入力装置100が紛
失しても、この入力装置100の持ち主がその旨を届け
出ると、記憶部32には入力装置100に対応するID
情報が適正に登録されない状態となるため、他人がその
入力装置100を使って外部コンピュータシステム30
0にアクセスすることができない。これにより、他人が
指紋情報の正規の登録者になりすますことが確実に防止
され、極めて高い安全性を確保できる。
【0025】また、特に無線方式の場合、入力装置10
0を持ち歩くことができ、入力装置100を紛失した場
合でも指紋認証ができなければ、入力装置100内の内
容を消去して情報を無効にすることもできる。
0を持ち歩くことができ、入力装置100を紛失した場
合でも指紋認証ができなければ、入力装置100内の内
容を消去して情報を無効にすることもできる。
【0026】なお、本実施形態では、入力装置100を
パソコン200を介して外部コンピュータシステム30
0につなぐ構成としたが、パソコン200のキーボード
21、CPU23、RAM24の機能を入力装置に設
け、入力装置を直接外部コンピュータシステムにつなぐ
ことももちろん可能である。
パソコン200を介して外部コンピュータシステム30
0につなぐ構成としたが、パソコン200のキーボード
21、CPU23、RAM24の機能を入力装置に設
け、入力装置を直接外部コンピュータシステムにつなぐ
ことももちろん可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、他人が別の何らかの装
置を使って照合演算装置にアクセスすることや、万が一
入力装置を紛失したときに他人がその入力装置を使って
照合演算装置にアクセスすることが防止されるので、他
人が身体の特徴パターン情報の正規の登録者になりすま
すことを確実に防止することができ、極めて安全性が確
保される。
置を使って照合演算装置にアクセスすることや、万が一
入力装置を紛失したときに他人がその入力装置を使って
照合演算装置にアクセスすることが防止されるので、他
人が身体の特徴パターン情報の正規の登録者になりすま
すことを確実に防止することができ、極めて安全性が確
保される。
【図1】本発明の一実施形態による人物照合システムの
構成図である。
構成図である。
【図2】図1に示す外部コンピュータシステムの演算処
理部の照合演算処理の流れを示す図である。
理部の照合演算処理の流れを示す図である。
2a,2b…LED、3…FOP(ファイバプレー
ト)、4…CCDカメラ、5…暗号化部、6…発光・受
光部、8…制御部、32…記憶部、33…演算処理部、
60…制御演算部、100…入力装置、200…パソコ
ン、300…照合演算装置(外部コンピュータシステ
ム)。
ト)、4…CCDカメラ、5…暗号化部、6…発光・受
光部、8…制御部、32…記憶部、33…演算処理部、
60…制御演算部、100…入力装置、200…パソコ
ン、300…照合演算装置(外部コンピュータシステ
ム)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 卓 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 身体の特徴パターンを撮像する撮像手段
を有する入力装置と、参照用の身体の特徴パターン情報
をあらかじめ登録しておくメモリ手段、および前記撮像
手段で撮像された特徴パターンを前記メモリ手段に登録
された参照用の特徴パターン情報と比較して本人かどう
かの照合を行う演算処理手段を有する照合演算装置とを
備えた人物照合システムにおいて、 前記入力装置は、あらかじめ設定された当該入力装置に
固有のID情報を記憶する手段をさらに有し、 前記照合演算装置のメモリ手段は、前記参照用の身体の
特徴パターン情報と共に前記入力装置に固有のID情報
をあらかじめ登録しておく手段であり、前記演算処理手
段は、前記入力装置に固有のID情報が前記メモリ手段
に適正に登録されているかどうかを判定し、適正に登録
されていると判定されたときに、前記撮像手段で撮像さ
れた特徴パターンを前記メモリ手段に登録された参照用
の特徴パターン情報と比較する手段であることを特徴と
する人物照合システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144289A JPH11338827A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 人物照合システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144289A JPH11338827A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 人物照合システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11338827A true JPH11338827A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15358615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10144289A Pending JPH11338827A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 人物照合システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11338827A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005250541A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Murata Mach Ltd | 通信端末装置 |
JP2010140174A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Kddi Corp | 生体認証方法、ユーザ識別モジュールカード及びプログラム |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP10144289A patent/JPH11338827A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005250541A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Murata Mach Ltd | 通信端末装置 |
JP4561124B2 (ja) * | 2004-03-01 | 2010-10-13 | 村田機械株式会社 | 通信端末装置 |
JP2010140174A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Kddi Corp | 生体認証方法、ユーザ識別モジュールカード及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070508 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070911 |