JPH1133707A - 取鍋に装着する電磁撹拌機の単位極構成 - Google Patents

取鍋に装着する電磁撹拌機の単位極構成

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JPH1133707A
JPH1133707A JP20833097A JP20833097A JPH1133707A JP H1133707 A JPH1133707 A JP H1133707A JP 20833097 A JP20833097 A JP 20833097A JP 20833097 A JP20833097 A JP 20833097A JP H1133707 A JPH1133707 A JP H1133707A
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Takashi Narita
隆 成田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 取鍋に装着する電磁攪拌機の極形状、コイル
位置を、溶湯内の磁束密度B、電源容量Qが所望の設計
基準を満たすように設定すること。 【解決手段】 鉄心の内周から炉体の外周に向かって突
出するポール12の突出量をD0、ポールの先端から各
コイルの中心までの距離をD1、各コイルの水平方向の
幅と取鍋の耐火物に垂直な方向の幅をD2、ポール12
の幅をD3として、D0:D1:D2:D3=1:k1
2:k3とするとき、0.7≦k1≦0.8、0.3≦k2≦0.4、
0.55≦k3≦0.65の組み合わせの場合に、溶湯内の磁束
密度Bが最大になり、0.15≦k1≦0.3、 0.25≦k2≦0.3
5、0.35≦k3≦0.5の場合に電源容量Qが最小になる。
また、0.2≦k1≦0.3、 0.3≦k2≦0.4、 0.45≦k3≦0.5
5の場合に、電源容量Qに対する溶湯内の磁束密度Bの
比B/Qが最大になり、0.2≦k1≦0.3、 0.3≦k2≦0.
4、0.5≦k3≦0.6の場合に磁気効率B2/Qが最大にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取鍋に装着する電
磁撹拌機の極構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図2(A)と(B)に、リニアモータ方
式(LIM式)の電磁撹拌機の極構成を、図3の(A)
から(F)には、半円形式の倒立台形の取鍋6に、ほぼ
平行に階段状の鉄心1が複数個組まれ、これらの鉄心に
垂直にコイル2cが、または取鍋6の外皮7の傾きに沿
ってコイル2aが配列され、 各極に三相電源を通じると
移動磁界が発生するように配置されている。図2(A)
に示すように耐火物で構成された取鍋の両側に、または
図2(B)と図3(A)〜(F)に示すように電磁撹拌
機が片側に配置される。比較的大型の溶解装置では、溶
解炉で溶解した金属、あるいは合金の溶湯を鋳型に鋳込
む際に、溶解炉の溶湯を鋳型まで運び鋳込むための中間
容器として取鍋6を使用する。取鍋は、外壁である外皮
が通常鋼板、ステンレス鋼、または撹拌機の対向部のみ
をステンレス鋼としたものが作られ、また溶湯9と接す
る内壁部8は通常耐火物製のレンガで内張りされて断熱
構造にされ、保持している溶湯が容易に冷却し凝固しな
い構造にされている。しかしながら、取鍋は溶解炉中の
溶湯を収容し、鋳型まで運び鋳込むためのものであり、
特別の撹拌手段が装着される以前の取鍋としては撹拌手
段を持たなかったために、溶解炉からの出湯温度が低い
場合、あるいは取鍋内での溶湯の保持時間が長い場合に
は、溶湯が局部的に冷却して凝固したり、溶湯中の合金
成分の質量の違いによる不均質化つまり予期しない濃度
分布による偏析を生じていた。上記のような局部的な凝
固や濃度分布の発生による偏析を防止するため、取鍋6
内の溶湯9を撹拌する種々の手段が講じられている。こ
れら手段の1つである電磁撹拌装置は、取鍋の外周に配
置した鉄心1に巻回したコイル2a、2cに交番電流を
通電して溶湯中に侵入する交番磁界を発生させて、渦電
流の作用により溶湯を撹拌するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の取鍋の有する欠
点としては、極形状、コイル位置などにより、溶湯内の
磁束密度B、電源容量Qなどが大幅に変化し、これらを
所望の設計基準を満たすように設定することが困難であ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記のように、溶湯内の
磁束密度B、電源容量Qなどが大幅に変化して、これら
を所望の設計基準を満たすように設定することが困難だ
った単位極構成を次のようにして決定する。取鍋に配置
する電磁撹拌機の単位極構成は、図2(A)に示すよう
に平面図として示す両側対向式の場合と、図2(B)に
示すように斜視図による片側配置方式の場合と、図3
(A)に平面図として示す半円方式の各々の場合があ
る。しかし、本願考案の単位極構成では、取鍋の深さ、
取鍋の長辺の長さ、傾斜角などの可変条件は電磁撹拌機
の深さと、取鍋の長辺の長さ、あるいは半径、傾斜角に
応じて電磁撹拌機の深さと、数量を変更すればよいの
で、単位極構成としては平面図としてのポールの突出量
をD0とし、ポールの先端からコイルの中心までの距離
をD1、各コイルの鉄心に平行な幅と鉄心に垂直な幅を
共にD2、ポールの鉄心に平行な幅をD3とし、これらの
数値を比の値として示すことにより、殆ど全ての実存す
る取鍋と電磁撹拌機について実際に対応して決定でき
る。このような条件のもとに、 (1)溶湯内の検査点のBを最大にする。なお、Bは溶
湯内の任意の位置における磁束密度である。 (2)電源容量Qを最小にする。 (3)B/Qを最大にする。 (4)磁気効率B2/Qを最大にする。 以上、(1)から(4)のいずれかを選択することによ
り、 長方形断面を有する各種形状の取鍋に装着する電磁
撹拌機の寸法を設定できる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の前述の単位電磁撹拌機の
ポールとコイルのみを図1に示す。ポールの水平方向の
幅をD3、コイルの水平方向と溶湯に向かっての幅をD2
とし、ポールの先端からコイル中心位置までの距離をD
1、ポールの突出量をD0としての関係を、各場合により
次のように設定する。D0:D1:D2:D3=1:k1
2:k3と表すと、 (1)溶湯内のBを最大にする場合、 0.7≦k1≦0.8、 0.3≦k2≦0.4、0.55≦k3≦0.65 (2)電源容量Qを最小にする場合、 0.15≦k1≦0.3、0.25≦k2≦0.35、0.35≦k3≦0.5 (3)電源容量に対する溶湯内の磁束密度の比B/Qを
最大にする場合、 0.2≦k1≦0.3、 0.3≦k2≦0.4、 0.45≦k3≦0.55 (4)磁気効率B2/Qを最大にする場合、 0.2≦k1≦0.3、 0.3≦k2≦0.4、 0.5≦k3≦0.6
【0006】前述の極構成は、磁界解析のシミュレーシ
ョンにより各場合の最適な極構成を求めたものである。
最適値と、それ以外の任意の構成をケース1、ケース2
として比較し、最適値が発明の構成になっていることを
示す。
【0007】
【発明の効果】極構成をD0:D1:D2:D3=1:
1:k2:k3にすることにより、B、B/Q、B2/Q
の最大化と、Qの最小化ができ、これらを目標とすると
き電磁効率の良い設計が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての、電磁撹拌機の極
構成を示す平面図である。
【図2】従来技術におけるリニアモータ(LIM)式電
磁撹拌機を示すもので、同図(A)は両側対向式を示す
平面図で、同図(B)は片側式の配置を示す斜視図であ
る。
【図3】同図は従来技術における半円形式電磁撹拌機を
示す図であり、同図(A)は撹拌機のみを示す上面図、
同図(B)から(E)はそれぞれ撹拌機と取鍋の位置関
係を示す側面図で、同図(F)は極構成を示す上面図で
ある。
【符号の説明】
1:鉄心 2:コイル 5:ポールの先端 11:環状部 12:ポール D0:ポールの突出量 D1:ポールの突出端からコイルの中心までの距離 D2:コイルの幅 D3:ポールの水平方向の幅 k1、k2、k3:定数

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心の内周から炉体の外周に向かって突
    出するポールの突出量をD0、ポールの先端から各コイ
    ルの中心までの距離をD1、各コイルの水平方向の幅を
    2、各ポールの水平方向の幅をD3とし、 D0:D1:D2:D3=1:k1:k2:k3とするとき、k
    1、k2、k3が、0.7≦k1≦0.8、0.3≦k2≦0.4、0.55
    ≦k3≦0.65の組み合わせの場合に、溶湯内の磁束密度
    Bが最大になることを特徴とする取鍋に装着する電磁撹
    拌機の単位極構成。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁撹拌機の極構成にお
    いて、前記のk1、k2、k3が0.15≦k1≦0.3、 0.25≦k
    2≦0.35、0.35≦k3≦0.5の場合に、電源容量Qが最小
    になることを特徴とする取鍋に装着する電磁撹拌機の単
    位極構成。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電磁撹拌機の極構成にお
    いて、 前記のk1、k2、k3が、0.2≦k1≦0.3、 0.3≦
    2≦0.4、 0.45≦k3≦0.55の場合に、電源容量Qに対
    する溶湯内の磁束密度Bの比B/Qが最大になることを
    特徴とする取鍋に装着する電磁撹拌機の単位極構成。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電磁撹拌機の極構成にお
    いて、 前記のk1、k2、k3が次の組み合わせ、0.2≦k
    1≦0.3、 0.3≦k2≦0.4、0.5≦k3≦0.6の場合に、磁気
    効率B2/Qが最大になることを特徴とする取鍋に装着
    する電磁撹拌機の単位極構成。
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