JPH11336670A - ポンプ側情報をノズル側に伝達する送液装置 - Google Patents

ポンプ側情報をノズル側に伝達する送液装置

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JPH11336670A
JPH11336670A JP15863998A JP15863998A JPH11336670A JP H11336670 A JPH11336670 A JP H11336670A JP 15863998 A JP15863998 A JP 15863998A JP 15863998 A JP15863998 A JP 15863998A JP H11336670 A JPH11336670 A JP H11336670A
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JP
Japan
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liquid
nozzle
pump
colored water
operator
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JP15863998A
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English (en)
Inventor
Kuniteru Shikama
国照 鹿間
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Maruyama Manufacturing Co Ltd
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Maruyama Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプとノズル筒先が可成り離れている状況
において、ポンプ側情報をノズル側に積極的に伝達する
簡略な手段を含む送液装置に関する。 【解決手段】 液体供給源10から液体12の供給を受
け圧送を行なうポンプ手段16と、オペレータ48が携
帯して前記ポンプ手段16から圧送される液体12を噴
射するノズル装置20と、基端側を前記ポンプ手段16
に接続され前記ポンプ手段16により圧送される液体1
2を先端側に接続される前記ノズル装置20に導くホー
ス18と、容器24に収容される一種または数種の着色
水26の前記ポンプ手段16により吸入又は圧送される
液体12への混入・中止を切り替える弁装置22を有し
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポンプとノズル筒先が
可成り離れている状況において、ポンプ側情報をノズル
側に積極的に伝達する簡略な手段を含む送液装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポンプとノズル筒先とが相当離れていて
も操作運用ができる長尺のホースを有する噴霧用ポン
プ、洗浄用ポンプや消防用ポンプにおいて、ポンプオペ
レータと、ノズル筒先オペレータ(ノズル作業者)との
情報の伝達は非常に重要であって、直接の声のやりとり
が困難な場合、無線等による電気的方法や、人による伝
令等で行なっている。
【0003】消防用ポンプの場合を例にとると、ポンプ
側とノズル筒先側との情報交換は無線等による方法が確
実なようであるが、消防活動がビル内や山陰に入った場
合などでは交信が不能となるおそれがあり、ポンプ側か
らノズル筒先側に伝えたい情報、例えば液体供給源の水
が無くなったり、エンジンの燃料が無くなる等の重大な
情報が火災現場のノズル側に伝わらず、不測の事態を引
き起こすことがある。
【0004】ノズル側からの片側通行の情報で、ポンプ
手段の制御ができても、ポンプ側の重要情報はポンプ側
からの発信ができなければ、ノズル側では知ることがで
きない。
【0005】最も確実と思われるのは人によって伝令に
よる方法であるが、ビル内の高所火災、山村火災等にお
ける、ポンプをセットした液体供給源から見通せない山
の裏側の火災等では、ノズル手段までの素早い伝達は、
伝令となる人に負わなければならず、情況によっては伝
達不能の場合も考えられる。
【0006】このように何百メートルも延伸可能なホー
スを有するポンプでは、ポンプ側の情報をノズル筒先へ
伝える手段を有しなければならないが、現在の状況では
確実な方法は見出せない。また噴霧用のポンプ、洗浄用
のポンプにあっても、ホースの距離が長いと音声による
伝達には手間がかかる上、無線等を使用したのでは経費
が嵩むという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいてこの発明
は、ポンプの吸水側に簡単な機構を付設するだけで、ポ
ンプ側の情報を積極的にノズル側に伝達し、これによっ
てポンプ側オペレータとノズル側オペレータとの間で種
々のコミュニケーションを図ることが可能とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の装置に
よれば、液体供給源(10)から液体の供給を受け圧送
を行なうポンプ手段(16)と、オペレータ(48)が携
帯してポンプ手段(16)から圧送される液体(12)を
噴射するノズル装置(20)と、基端側をポンプ手段(1
6)に接続されポンプ手段(16)に接続されポンプ手
段(16)により圧送される液体(12)を先端側に接
続されるノズル装置(20)に導くホース(18)と、
容器(24)に収容される一種または数種の着色水(2
6)のポンプ手段(16)により吸入又は圧送される液
体(12)への混入・中止を切り替える弁装置(22)
とを有してなり、ポンプ側オペレータがノズル側オペレ
ータ(48)に伝達することを要する情報を、着色水入
り容器(24)から送出される着色水(26)を液体通路
(14)に混入させてノズル側へ伝え、ノズル側オペレ
ータ(48)に知らしめるものである。
【0009】請求項2に記載の送液装置は、請求項1記
載の装置において、弁装置(22)はポンプ手段(1
6)と液体供給源(10)との間に介装されてなり、液
体供給源(10)からの液体(12)がポンプ手段(1
6)に着色水入り容器(24)からの着色水(26)を
供給する。
【0010】請求項3に記載の送液装置は、請求項1又
は2記載の装置において、ポンプ手段(16)に弁装置
(22)を一体的に付設し、これによって装置の構成の簡
略化を図っている。
【0011】請求項4に記載の送液装置は、請求項1〜
3いずれかに記載の装置において、弁装置(22)は液体
供給源(10)の液量が所定値以下であることを検知す
る液量センサ(30)の信号によって開とされるもので
あって、ポンプ側情報を遅滞なくノズル側に伝達するの
に有効である。
【0012】請求項5に記載の送液装置は、請求項1〜
4いずれかに記載の装置において、着色水入り容器(2
4)内の着色水(25)を水溶性の染料とし、液体(1
2)への馴染みをよくし視認性を高める。
【0013】請求項6に記載の送液装置は、請求項5に
記載の装置の染料を蛍光染料とすることで、暗い環境で
の使用に効果がある。
【0014】請求項7に記載の送液装置は、請求項1〜
6のいずれかに記載の装置において、ノズル装置(20)
のノズル管(58)に照明具(64)を取り付け、特に夜間
での使用に当ってノズル側オペレータが着色水(26)を
確認できると共に、ポンプ側オペレータの位置からノズ
ル側オペレータ(48)の位置を知るのに便利である。
【0015】
【発明の実施の形態】先ず図1によってこの発明の原理
図を説明する。液体供給源10から導出される液体12
は液体通路14からポンプ手段16に連通され、このポ
ンプ手段16から長尺のホース18を介してノズル装置
20に至る。
【0016】前記液体通路14には電動バルブ等の開閉
可能な弁装置22を介して着色水入り容器24が開口さ
れており、この着色水入り容器24には例えば水溶性の
染料などの着色水26が収容されている。
【0017】前記液体供給源10に装着される液量計2
8に関連する液量センサ30は前記弁装置22に信号を
送り、前記液体供給源1の液量が所定量以下であること
を検知した段階で前記弁装置22を開とするのである。
なお後述するように弁装置22と着色水入り容器24を
ポンプ手段16と一体化する場合には、前記液体通路1
4のその部分は装置内に組み込まれる。
【0018】次にポンプ手段16の構成について、図2
について説明する。この図において、ポンプ本体32に
は吸水口34と吐出口36が形成されており、吸水口3
4付近に弁装置22を介して着色水入り容器24が設け
られ、これら弁装置22と着色水入り容器24はポンプ
手段16のポンプ本体32に一体化されている。
【0019】図3に示すのは他の変形を示すものであっ
て、ポンプ本体32のシリンダ元部分38に前記弁装置
22と着色水入り容器24を一体的に付設した態様を示
す。その他の部分は図2に示すのと同様である。
【0020】前記ポンプ手段16を組み付けてなる動力
噴霧機セット40を示す図4において、この図に示す動
力噴霧機セット40は例えば圃場に薬液等の液体12を
散布する作業に使用されるものであって、枠体42に
は、一方向にのみ回転できる原動機としてのエンジン4
4と、このエンジン44により駆動されるポンプ手段1
6が装着される。
【0021】ホースリール46は枠体42に回転自在に
支持され、ホース18はホースリール46に基端側から
巻回可能になっていると共に、このホース18の末端に
はノズル側オペレータ48によって把持されるガンノズ
ルとしてのノズル装置20が取り付けられている。
【0022】ホース整列巻装置50は、ホースリール4
6の上方において前記枠体42に取り付けられ、ホース
ガイド52をホースリール46の上方において、ホース
リール46の軸方向へ往復動させる。ホース18はホー
スガイド52の上端部に回転自在に支持されている案内
ローラ(図示せず)に通され、この案内ローラで向きを
先端側及び基端側でそれぞれほぼ水平方向及びほぼ鉛直
方向へ変更され、ポンプ手段16からの液体12をホー
ス18を介して前記ノズル装置20に導く。
【0023】ホース整列巻装置50は、ホースリール4
6の軸方向へ延在するチェーンケース54を有し、ホー
スガイド52は、移動ローラ56によりチェーンケース
52を上下からはさみつつ、チェーンケース54に沿っ
て移動自在である。
【0024】図5及び図6は前記ガンノズルとしてのノ
ズル装置20のノズル管58に、ボルト・ナット60を
含む締着具62で照明具としてのペンライト64を取り
付けるものとし、このペンライト64の投光方向をノズ
ル66からの噴出液の方向に向けるものとする。
【0025】上記構成からなるこの発明の送液装置の場
合、ホース18が比較的長尺(例えば100m以上)に
も及ぶ作業場所、農作業における薬剤散布や、消防作業
に際してのビル内や山火事の消火に当って、ポンプ側が
ノズルオペレータに対して伝達すべき事項としての流体
供給源の水が無くなるとか、エンジンの燃料が不足する
等の重大な情報を、前記着色水入り容器24内の着色水
26を予め定めておいた色にしたがってホース18内に
ノズル手段16を介して混入し、ノズルオペレータ48
は散布される水に色がつけられていることにより、予定
の行動をとることができるのである。
【0026】前記着色水入れ容器24は伝達すべき信号
に応じて複数種を準備して任意に交換することもできる
が、1箇の容器24を用いて必要に応じて着色水26
(例えば染料)をとり代えて使用することもできる。も
っともノズル側オペレータ48が着色水26が送られて
来たことを見てとれれば充分であるので前記容器24の
容量は10〜20cc程度で充分であり、色を変化させ
た場合も着色水26がホース中で混在することはない。
【0027】前記液量計28は液体供給源10の液位が
所定量であることを検知した状況の下で弁装置22を開
として、着色水入り容器24内の着色水26を供給でき
るようにする。
【0028】
【発明の効果】この発明はポンプ側オペレータからノズ
ルがオペレータへの情報伝達を、ノズルから散布される
液体に所定の信号として定めた着色水を付することによ
ってノズル側オペレータに伝達することができるので、
音声が届かない状況での、無線等の複雑な機器を利用す
ることなく、簡単に達成できるので、特に長尺のホース
を使用しまた見通しの悪い環境で極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の線図による構成図である。
【図2】この発明において利用可能なポンプ装置の斜視
図である。
【図3】図2の変形を示す斜視図である。
【図4】この発明の装置の使用状況を示す斜視図であ
る。
【図5】ノズル側において使用されるガンノズルの側面
図である。
【図6】図5のVIーVI線に沿う拡大断面図である。
【符号の簡単な説明】
10 液体供給源 12 液体 14 液体通路 16 ポンプ手段 18 ホース 20 ノズル装置 22 弁装置 24 着色水入り容器 26 着色水 58 ノズル管 64 照明具 66 ノズル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体供給源(10)から液体(12)の
    供給を受け圧送を行なうポンプ手段(16)と、オペレ
    ータ(48)が携帯して前記ポンプ手段(16)から圧
    送される液体(12)を噴射するノズル装置(20)
    と、基端側を前記ポンプ手段に接続され前記ポンプ手段
    (16)により圧送される液体(12)を先端側に接続
    される前記ノズル装置に導くホース(18)と、容器
    (24)に収容される一種または数種の着色水(26)の
    前記ポンプ手段(16)により吸入又は圧送される液体
    (12)への混入・中止を切り替える弁装置(22)と
    を有してなるポンプ側情報をノズル側に伝達する送液装
  2. 【請求項2】 前記弁装置(22)は前記ポンプ手段
    (16)と液体供給源(10)との間に介装されてなる
    請求項1記載のポンプ側情報をノズル側に伝達する送液
    装置。
  3. 【請求項3】 前記弁装置(22)を前記ポンプ手段
    (16)に一体的に付設してなる請求項1又は2記載の
    ポンプ側情報をノズル側に伝達する送液装置。
  4. 【請求項4】 前記弁装置(22)は液体供給源(1
    0)の液量が所定量以下であることを検知する液量セン
    サ(30)の信号によって開とされる請求項1〜3のい
    ずれかに記載のポンプ側情報をノズル側に伝達する送液
    装置。
  5. 【請求項5】 前記着色水入り容器(24)内の着色水
    (26)は水溶性の染料である請求項1〜4のいずれか
    に記載のポンプ側情報をノズル側に伝達する送液装置。
  6. 【請求項6】 前記染料が蛍光染料とされてなる請求項
    5記載のポンプ側情報をノズル側に伝達する送液装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズル装置(20)のノズル管(5
    8)にはノズル(66)からの噴出液の方向に向けて投
    光する照明具(64)を取り付けてなる請求項1〜6の
    いずれかに記載のポンプ側情報をノズル側に伝達する送
    液装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007966A1 (en) * 2005-07-12 2007-01-18 Kyoung-Jin Kim Watering apparatus for protecting forest
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