JPH11331289A - 復号化装置と受信装置と通信システム - Google Patents
復号化装置と受信装置と通信システムInfo
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- JPH11331289A JPH11331289A JP12903198A JP12903198A JPH11331289A JP H11331289 A JPH11331289 A JP H11331289A JP 12903198 A JP12903198 A JP 12903198A JP 12903198 A JP12903198 A JP 12903198A JP H11331289 A JPH11331289 A JP H11331289A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同期状態と非同期状態とを広いS/N比の範
囲で判定することができる復号化装置を提供する。 【解決手段】 パンクチャド符号化された第1の畳み込
み符号Ix,Qxはパンクチャド復号化回路31で復号
化され、第2の畳み込み符号Ii,Qqになる。第2の
畳み込み符号Ii,Qqは、ビタビ復号化回路33によ
り復号化され、復号デ−タSiqとなる。比較回路35
は、第1と第2の畳み込み符号を比較して不一致数を一
定期間カウントする。比較回路35は同期がとれない場
合はシフト信号Spを生成して、パンクチャド復号化回
路31のマッピングの開始位置を変化させる。記憶回路
37には複数の閾値が記憶されており、選択回路38は
1つの閾値を選択してその閾値を示す信号Stを比較回
路35に供給する。
囲で判定することができる復号化装置を提供する。 【解決手段】 パンクチャド符号化された第1の畳み込
み符号Ix,Qxはパンクチャド復号化回路31で復号
化され、第2の畳み込み符号Ii,Qqになる。第2の
畳み込み符号Ii,Qqは、ビタビ復号化回路33によ
り復号化され、復号デ−タSiqとなる。比較回路35
は、第1と第2の畳み込み符号を比較して不一致数を一
定期間カウントする。比較回路35は同期がとれない場
合はシフト信号Spを生成して、パンクチャド復号化回
路31のマッピングの開始位置を変化させる。記憶回路
37には複数の閾値が記憶されており、選択回路38は
1つの閾値を選択してその閾値を示す信号Stを比較回
路35に供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば衛星通信ま
たは無線通信等に用いられる、復号化装置と受信装置と
通信システムとに関する。
たは無線通信等に用いられる、復号化装置と受信装置と
通信システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】畳み込み符号は、誤り訂正符号の1つと
して衛星通信や無線通信等に広く採用されている。図1
は、拘束長7の畳み込み符号化回路の例である。この畳
み込み符号化回路1は、入力デ−タSINを入力して、入
力デ−タSINは遅延回路2の入力端子に供給される。畳
み込み符号化回路1では、遅延回路2〜7が直列接続さ
れており、遅延回路2,4,5,7の入力端子と遅延回
路7の出力端子とが加算回路8に接続されており、遅延
回路2,3,4,5の入力端子と遅延回路7の出力端子
とが加算回路9に接続されている。加算回路8,9は、
例えば排他的論理和回路を用いて構成する。加算回路
8,9はその入力デ−タの加算値を2で割った余りであ
るデ−タI,Qを各々生成する。すなわち、2を法とす
る加算を行う。
して衛星通信や無線通信等に広く採用されている。図1
は、拘束長7の畳み込み符号化回路の例である。この畳
み込み符号化回路1は、入力デ−タSINを入力して、入
力デ−タSINは遅延回路2の入力端子に供給される。畳
み込み符号化回路1では、遅延回路2〜7が直列接続さ
れており、遅延回路2,4,5,7の入力端子と遅延回
路7の出力端子とが加算回路8に接続されており、遅延
回路2,3,4,5の入力端子と遅延回路7の出力端子
とが加算回路9に接続されている。加算回路8,9は、
例えば排他的論理和回路を用いて構成する。加算回路
8,9はその入力デ−タの加算値を2で割った余りであ
るデ−タI,Qを各々生成する。すなわち、2を法とす
る加算を行う。
【0003】畳み込み符号の情報伝送効率を改善する手
段として、パンクチャド(Punctured )符号がある。パ
ンクチャド符号については、安田、平田、小川;「ヴィ
タビ復号の容易な高符号化率たたみ込み符号とその諸特
性」電子通信学会論文誌’81/7 Vol.J64-B No.7 pp.573
〜580 に記載されている。
段として、パンクチャド(Punctured )符号がある。パ
ンクチャド符号については、安田、平田、小川;「ヴィ
タビ復号の容易な高符号化率たたみ込み符号とその諸特
性」電子通信学会論文誌’81/7 Vol.J64-B No.7 pp.573
〜580 に記載されている。
【0004】パンクチャド符号は、畳み込み符号化で得
られたデ−タI,Qに対し、所定のマッピングパタ−ン
による間引きと入替えとにより生成され、これによりデ
−タI,Qを圧縮してデ−タ量を減らすことができる。
図2は、符号化率3/4のパンクチャド符号の一例であ
り、入力デ−タSINが3ビットのデ−タの場合、4ビッ
トのデ−タI0,I2,Q0,Q1に変換される。図2
(A)はパンクチャド符号化の動作を説明する説明図で
あり、デ−タI,Qに対し、先頭の符号化デ−タI0,
Q0を残し、デ−タの間引きとデ−タの入替えとを行っ
ている。デ−タの間引きは、予め間引きする位置を指定
した消去マップにしたがって行い、デ−タの入替えは、
予め入れ替える位置を指定した入替手順にしたがって行
う。図2(B)はパンクチャド復号化の動作を説明する
説明図であり、パンクチャド符号化されたデ−タIs ,
Qs に対し、ダミ−デ−タの挿入とデ−タの入替えとを
行っている。ダミ−デ−タの挿入は前記消去マップによ
り間引きがなされた箇所に行い、デ−タの入替えは前記
入替手順を逆にして行われる。
られたデ−タI,Qに対し、所定のマッピングパタ−ン
による間引きと入替えとにより生成され、これによりデ
−タI,Qを圧縮してデ−タ量を減らすことができる。
図2は、符号化率3/4のパンクチャド符号の一例であ
り、入力デ−タSINが3ビットのデ−タの場合、4ビッ
トのデ−タI0,I2,Q0,Q1に変換される。図2
(A)はパンクチャド符号化の動作を説明する説明図で
あり、デ−タI,Qに対し、先頭の符号化デ−タI0,
Q0を残し、デ−タの間引きとデ−タの入替えとを行っ
ている。デ−タの間引きは、予め間引きする位置を指定
した消去マップにしたがって行い、デ−タの入替えは、
予め入れ替える位置を指定した入替手順にしたがって行
う。図2(B)はパンクチャド復号化の動作を説明する
説明図であり、パンクチャド符号化されたデ−タIs ,
Qs に対し、ダミ−デ−タの挿入とデ−タの入替えとを
行っている。ダミ−デ−タの挿入は前記消去マップによ
り間引きがなされた箇所に行い、デ−タの入替えは前記
入替手順を逆にして行われる。
【0005】受信側の復号化装置では、送信側の符号化
装置と同期をとり、送信されなかったビット位置につい
てはダミ−ビットまたはダミ−デ−タを挿入し、ビタビ
(Viterbi )復号などにより誤り訂正を行う。受信側で
の符号同期については、安田、平田、古谷、中村;「ヴ
ィタビ復号における符号同期方式に対する検討」電子通
信学会技術報告1982,CS82-43,pp.17〜24に記載されてい
る。受信側での符号同期方法としては、復号デ−タを用
いる再畳み込み法がある。この再畳み込み法では、例え
ばビタビ復号化された復号デ−タを再度符号化してビタ
ビ復号化前のデ−タとの相関を調べて、符号同期すなわ
ちマッピングの同期を調べる。
装置と同期をとり、送信されなかったビット位置につい
てはダミ−ビットまたはダミ−デ−タを挿入し、ビタビ
(Viterbi )復号などにより誤り訂正を行う。受信側で
の符号同期については、安田、平田、古谷、中村;「ヴ
ィタビ復号における符号同期方式に対する検討」電子通
信学会技術報告1982,CS82-43,pp.17〜24に記載されてい
る。受信側での符号同期方法としては、復号デ−タを用
いる再畳み込み法がある。この再畳み込み法では、例え
ばビタビ復号化された復号デ−タを再度符号化してビタ
ビ復号化前のデ−タとの相関を調べて、符号同期すなわ
ちマッピングの同期を調べる。
【0006】図3はパンクチャド復号化における、マッ
ピングの開始位置による復号デ−タの違いを説明する説
明図である。パンクチャド復号化回路は、パンクチャド
符号化回路からのパンクチャド符号化されたデ−タを入
力して符号ブロックに区切り、該符号ブロック毎にパン
クチャド復号化して復号デ−タを生成する。デ−タIx
,Qx を符号ブロックに区切るマッピングの開始位置
の違いで、パンクチャド復号化で生成される復号デ−タ
Ii ,Qq が異なる値になる。図3(A)と図3(B)
では、パンクチャド復号化前のデ−タIx ,Qx のマッ
ピングの開始位置が、符号ブロックの単位符号長だけず
れている。
ピングの開始位置による復号デ−タの違いを説明する説
明図である。パンクチャド復号化回路は、パンクチャド
符号化回路からのパンクチャド符号化されたデ−タを入
力して符号ブロックに区切り、該符号ブロック毎にパン
クチャド復号化して復号デ−タを生成する。デ−タIx
,Qx を符号ブロックに区切るマッピングの開始位置
の違いで、パンクチャド復号化で生成される復号デ−タ
Ii ,Qq が異なる値になる。図3(A)と図3(B)
では、パンクチャド復号化前のデ−タIx ,Qx のマッ
ピングの開始位置が、符号ブロックの単位符号長だけず
れている。
【0007】再畳み込み法を詳しく述べると、以下のよ
うな動作が行われる。パンクチャド復号化回路に入力さ
れる入力デ−タに対してあるマッピングの開始位置を設
定してマッピングし、間引き位置へのダミ−デ−タの挿
入とデ−タの入替えを行って畳み込み符号を復元し、復
元された畳み込み符号をビタビ復号化などにより、復号
化する。そして、復号デ−タを送信側と同じ畳み込み符
号化回路を使って畳み込み符号化して畳み込みデ−タを
生成し、この畳み込みデ−タと入力デ−タとを比較して
符号の不一致数を一定期間カウントする。
うな動作が行われる。パンクチャド復号化回路に入力さ
れる入力デ−タに対してあるマッピングの開始位置を設
定してマッピングし、間引き位置へのダミ−デ−タの挿
入とデ−タの入替えを行って畳み込み符号を復元し、復
元された畳み込み符号をビタビ復号化などにより、復号
化する。そして、復号デ−タを送信側と同じ畳み込み符
号化回路を使って畳み込み符号化して畳み込みデ−タを
生成し、この畳み込みデ−タと入力デ−タとを比較して
符号の不一致数を一定期間カウントする。
【0008】最初に設定したマッピングの開始位置が正
しい場合すなわちマッピングの同期状態の場合は、比較
によって得られる符号の不一致数は誤り訂正された符号
数と等しくなり、伝送路の状態に応じた値、即ち伝送時
のビットエラ−値に応じた値となる。一方、マッピング
の開始位置がずれている場合すなわち非同期状態の場合
は、復号デ−タは入力デ−タとはかけ離れたものとな
り、比較によって得られる符号の不一致数は大きくな
る。しかしながら、マッピングの開始位置がずれて生成
された復号デ−タを畳み込み符号化すると、入力デ−タ
とは一定の相関を持つので、比較結果の不一致数の割合
(誤り率)は、例えば約6%程度以上になることがあ
る。
しい場合すなわちマッピングの同期状態の場合は、比較
によって得られる符号の不一致数は誤り訂正された符号
数と等しくなり、伝送路の状態に応じた値、即ち伝送時
のビットエラ−値に応じた値となる。一方、マッピング
の開始位置がずれている場合すなわち非同期状態の場合
は、復号デ−タは入力デ−タとはかけ離れたものとな
り、比較によって得られる符号の不一致数は大きくな
る。しかしながら、マッピングの開始位置がずれて生成
された復号デ−タを畳み込み符号化すると、入力デ−タ
とは一定の相関を持つので、比較結果の不一致数の割合
(誤り率)は、例えば約6%程度以上になることがあ
る。
【0009】従来の再畳み込み法では、前記不一致数を
一定の単一の閾値と比べて同期状態か非同期状態かを判
断していた。図4は、従来の再畳み込み法における、伝
送路の雑音のレベルに対応するS/N比(またはC/N
比)と前記不一致数との関係を示す特性図である。
一定の単一の閾値と比べて同期状態か非同期状態かを判
断していた。図4は、従来の再畳み込み法における、伝
送路の雑音のレベルに対応するS/N比(またはC/N
比)と前記不一致数との関係を示す特性図である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図4の記号T11に単
一の閾値を設定すると、不一致数XがLe1の場合はL
e1は単一の閾値T11よりも小さい値であるが、伝送
路の雑音が小さい状態(D0)であってマッピングの開
始位置がずれている非同期状態と、伝送路の雑音が大き
い状態(D1)であってマッピングの開始位置が正しい
同期状態と、を区別することができない。記号T10に
単一の閾値を設定すると、不一致数XがT10〜Le1
の範囲は単一の閾値T10よりも大きいので、同期状態
であっても非同期状態として判定することになる。ま
た、伝送路の雑音は種々の条件で変動する。このよう
に、単一の閾値を用いるのでは、マッピングの同期を判
定できる範囲が狭くなる。本発明の目的は、同期状態と
非同期状態とを広いS/N比又はC/N比の範囲で判定
することができる復号化装置と受信装置と通信システム
とを提供することにある。
一の閾値を設定すると、不一致数XがLe1の場合はL
e1は単一の閾値T11よりも小さい値であるが、伝送
路の雑音が小さい状態(D0)であってマッピングの開
始位置がずれている非同期状態と、伝送路の雑音が大き
い状態(D1)であってマッピングの開始位置が正しい
同期状態と、を区別することができない。記号T10に
単一の閾値を設定すると、不一致数XがT10〜Le1
の範囲は単一の閾値T10よりも大きいので、同期状態
であっても非同期状態として判定することになる。ま
た、伝送路の雑音は種々の条件で変動する。このよう
に、単一の閾値を用いるのでは、マッピングの同期を判
定できる範囲が狭くなる。本発明の目的は、同期状態と
非同期状態とを広いS/N比又はC/N比の範囲で判定
することができる復号化装置と受信装置と通信システム
とを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の復号化装置で
は、パンクチャド符号化された第1の畳み込み符号を入
力して符号ブロックに区切るマッピングを行い、該符号
ブロック毎にパンクチャド復号化して第2の畳み込み符
号を生成するパンクチャド復号化回路であって、シフト
信号に基づいて前記符号ブロックに区切る開始位置を単
位符号長だけ一定方向にずらすパンクチャド復号化回路
と、前記第2の畳み込み符号を復号化して復号データを
生成する畳み込み復号化回路と、該復号デ−タを畳み込
み符号化して第3の畳み込み符号を生成する畳み込み符
号化回路と、前記第3の畳み込み符号の各符号化率に対
してそれぞれ予め設定された複数の閾値から1つの閾値
を選択する選択回路と、前記第2の畳み込み符号と前記
第3の畳み込み符号との比較を行って符号の不一致数を
一定期間カウントし、その不一致数が前記1つの閾値以
上の場合は前記シフト信号を生成することにより前記マ
ッピングの同期サ−チを行う比較回路とを有し、前記比
較回路は、前記開始位置が元の位置の時から前記符号ブ
ロックの符号長だけ変化する時までの各開始位置に対応
する前記不一致数が前記1つの閾値以上の場合は、変更
信号を前記選択回路に出力して前記選択回路が選択する
閾値を変更させて再度同期サ−チを行う。
は、パンクチャド符号化された第1の畳み込み符号を入
力して符号ブロックに区切るマッピングを行い、該符号
ブロック毎にパンクチャド復号化して第2の畳み込み符
号を生成するパンクチャド復号化回路であって、シフト
信号に基づいて前記符号ブロックに区切る開始位置を単
位符号長だけ一定方向にずらすパンクチャド復号化回路
と、前記第2の畳み込み符号を復号化して復号データを
生成する畳み込み復号化回路と、該復号デ−タを畳み込
み符号化して第3の畳み込み符号を生成する畳み込み符
号化回路と、前記第3の畳み込み符号の各符号化率に対
してそれぞれ予め設定された複数の閾値から1つの閾値
を選択する選択回路と、前記第2の畳み込み符号と前記
第3の畳み込み符号との比較を行って符号の不一致数を
一定期間カウントし、その不一致数が前記1つの閾値以
上の場合は前記シフト信号を生成することにより前記マ
ッピングの同期サ−チを行う比較回路とを有し、前記比
較回路は、前記開始位置が元の位置の時から前記符号ブ
ロックの符号長だけ変化する時までの各開始位置に対応
する前記不一致数が前記1つの閾値以上の場合は、変更
信号を前記選択回路に出力して前記選択回路が選択する
閾値を変更させて再度同期サ−チを行う。
【0012】本発明の受信装置では、受信アンテナ装置
からの受信デ−タを復調する復調装置と、前記復調装置
からのデ−タをパンクチャド復号化し、さらに畳み込み
復号化する復号化装置と、前記復号化装置からのデ−タ
に対してデインタリ−ブを行うデインタリ−ブ装置と、
前記デインタリ−ブ装置からのデ−タを復号化するデ−
タ復号化装置とを具備する受信装置であって、前記復号
化装置は、パンクチャド符号化された第1の畳み込み符
号を入力して符号ブロックに区切るマッピングを行い、
該符号ブロック毎にパンクチャド復号化して第2の畳み
込み符号を生成するパンクチャド復号化回路であって、
シフト信号に基づいて前記符号ブロックに区切る開始位
置を単位符号長だけ一定方向にずらすパンクチャド復号
化回路と、前記第2の畳み込み符号を復号化して復号デ
ータを生成する畳み込み復号化回路と、該復号デ−タを
畳み込み符号化して第3の畳み込み符号を生成する畳み
込み符号化回路と、前記第3の畳み込み符号の各符号化
率に対してそれぞれ予め設定された複数の閾値から1つ
の閾値を選択する選択回路と、前記第2の畳み込み符号
と前記第3の畳み込み符号との比較を行って符号の不一
致数を一定期間カウントし、その不一致数が前記1つの
閾値以上の場合は前記シフト信号を生成することにより
前記マッピングの同期サ−チを行う比較回路とを有し、
前記比較回路は、前記開始位置が元の位置の時から前記
符号ブロックの符号長だけ変化する時までの各開始位置
に対応する前記不一致数が前記1つの閾値以上の場合
は、変更信号を前記選択回路に出力して前記選択回路が
選択する閾値を変更させて再度同期サ−チを行う。
からの受信デ−タを復調する復調装置と、前記復調装置
からのデ−タをパンクチャド復号化し、さらに畳み込み
復号化する復号化装置と、前記復号化装置からのデ−タ
に対してデインタリ−ブを行うデインタリ−ブ装置と、
前記デインタリ−ブ装置からのデ−タを復号化するデ−
タ復号化装置とを具備する受信装置であって、前記復号
化装置は、パンクチャド符号化された第1の畳み込み符
号を入力して符号ブロックに区切るマッピングを行い、
該符号ブロック毎にパンクチャド復号化して第2の畳み
込み符号を生成するパンクチャド復号化回路であって、
シフト信号に基づいて前記符号ブロックに区切る開始位
置を単位符号長だけ一定方向にずらすパンクチャド復号
化回路と、前記第2の畳み込み符号を復号化して復号デ
ータを生成する畳み込み復号化回路と、該復号デ−タを
畳み込み符号化して第3の畳み込み符号を生成する畳み
込み符号化回路と、前記第3の畳み込み符号の各符号化
率に対してそれぞれ予め設定された複数の閾値から1つ
の閾値を選択する選択回路と、前記第2の畳み込み符号
と前記第3の畳み込み符号との比較を行って符号の不一
致数を一定期間カウントし、その不一致数が前記1つの
閾値以上の場合は前記シフト信号を生成することにより
前記マッピングの同期サ−チを行う比較回路とを有し、
前記比較回路は、前記開始位置が元の位置の時から前記
符号ブロックの符号長だけ変化する時までの各開始位置
に対応する前記不一致数が前記1つの閾値以上の場合
は、変更信号を前記選択回路に出力して前記選択回路が
選択する閾値を変更させて再度同期サ−チを行う。
【0013】本発明の通信システムでは、送信装置と、
前記送信装置からのデ−タを送信する送信用アンテナ装
置と、前記送信用アンテナ装置から送信された電波を受
信する受信用アンテナ装置と、前記受信用アンテナ装置
からの受信デ−タが供給される受信装置とを有する通信
システムにおいて、前記送信装置は、入力デ−タを符号
化するデ−タ符号化装置と、前記デ−タ符号化装置から
のデ−タに対してインタリ−ブを行うインタリ−ブ装置
と、前記インタリ−ブ装置からのデ−タを畳み込み符号
化し、さらにパンクチャド符号化回路によりパンクチャ
ド符号化する符号化装置と、前記符号化装置からのデ−
タを変調して前記送信用アンテナ装置に出力する変調装
置とを具備し、前記受信装置は、前記受信アンテナ装置
からの受信デ−タを復調する復調装置と、前記復調装置
からのデ−タをパンクチャド復号化し、さらに畳み込み
復号化する復号化装置と、前記復号化装置からのデ−タ
に対してデインタリ−ブを行うデインタリ−ブ装置と、
前記デインタリ−ブ装置からのデ−タを復号化するデ−
タ復号化装置とを具備し、前記復号化装置は、前記送信
装置の前記パンクチャド符号化回路からのパンクチャド
符号化された第1の畳み込み符号を、少なくとも前記変
調装置と前記送信用アンテナ装置と伝送路と前記受信用
アンテナ装置と前記復調装置とを介して入力して符号ブ
ロックに区切るマッピングを行い、前記符号ブロック毎
にパンクチャド復号化して第2の畳み込み符号を生成す
るパンクチャド復号化回路であって、シフト信号に基づ
いて前記符号ブロックに区切る開始位置を単位符号長だ
け一定方向にずらすパンクチャド復号化回路と、前記第
2の畳み込み符号を復号化して復号データを生成する畳
み込み復号化回路と、該復号デ−タを畳み込み符号化し
て第3の畳み込み符号を生成する畳み込み符号化回路
と、前記第3の畳み込み符号の各符号化率に対してそれ
ぞれ予め設定された複数の閾値から1つの閾値を選択す
る選択回路と、前記第2の畳み込み符号と前記第3の畳
み込み符号との比較を行って符号の不一致数を一定期間
カウントし、その不一致数が前記1つの閾値以上の場合
は前記シフト信号を生成することにより前記マッピング
の同期サ−チを行う比較回路とを有し、前記比較回路
は、前記開始位置が元の位置の時から前記符号ブロック
の符号長だけ変化する時までの各開始位置に対応する前
記不一致数が前記1つの閾値以上の場合は、変更信号を
前記選択回路に出力して前記選択回路が選択する閾値を
変更させて再度同期サ−チを行う。
前記送信装置からのデ−タを送信する送信用アンテナ装
置と、前記送信用アンテナ装置から送信された電波を受
信する受信用アンテナ装置と、前記受信用アンテナ装置
からの受信デ−タが供給される受信装置とを有する通信
システムにおいて、前記送信装置は、入力デ−タを符号
化するデ−タ符号化装置と、前記デ−タ符号化装置から
のデ−タに対してインタリ−ブを行うインタリ−ブ装置
と、前記インタリ−ブ装置からのデ−タを畳み込み符号
化し、さらにパンクチャド符号化回路によりパンクチャ
ド符号化する符号化装置と、前記符号化装置からのデ−
タを変調して前記送信用アンテナ装置に出力する変調装
置とを具備し、前記受信装置は、前記受信アンテナ装置
からの受信デ−タを復調する復調装置と、前記復調装置
からのデ−タをパンクチャド復号化し、さらに畳み込み
復号化する復号化装置と、前記復号化装置からのデ−タ
に対してデインタリ−ブを行うデインタリ−ブ装置と、
前記デインタリ−ブ装置からのデ−タを復号化するデ−
タ復号化装置とを具備し、前記復号化装置は、前記送信
装置の前記パンクチャド符号化回路からのパンクチャド
符号化された第1の畳み込み符号を、少なくとも前記変
調装置と前記送信用アンテナ装置と伝送路と前記受信用
アンテナ装置と前記復調装置とを介して入力して符号ブ
ロックに区切るマッピングを行い、前記符号ブロック毎
にパンクチャド復号化して第2の畳み込み符号を生成す
るパンクチャド復号化回路であって、シフト信号に基づ
いて前記符号ブロックに区切る開始位置を単位符号長だ
け一定方向にずらすパンクチャド復号化回路と、前記第
2の畳み込み符号を復号化して復号データを生成する畳
み込み復号化回路と、該復号デ−タを畳み込み符号化し
て第3の畳み込み符号を生成する畳み込み符号化回路
と、前記第3の畳み込み符号の各符号化率に対してそれ
ぞれ予め設定された複数の閾値から1つの閾値を選択す
る選択回路と、前記第2の畳み込み符号と前記第3の畳
み込み符号との比較を行って符号の不一致数を一定期間
カウントし、その不一致数が前記1つの閾値以上の場合
は前記シフト信号を生成することにより前記マッピング
の同期サ−チを行う比較回路とを有し、前記比較回路
は、前記開始位置が元の位置の時から前記符号ブロック
の符号長だけ変化する時までの各開始位置に対応する前
記不一致数が前記1つの閾値以上の場合は、変更信号を
前記選択回路に出力して前記選択回路が選択する閾値を
変更させて再度同期サ−チを行う。
【0014】本発明の復号化装置、受信装置および通信
システムでは、パンクチャド符号化された第1の畳み込
み符号がパンクチャド復号化回路に入力される。パンク
チャド復号化回路の出力デ−タは、畳み込み符号の復号
化回路に供給され、復号デ−タが生成される。この復号
デ−タを畳み込み符号化して、パンクチャド復号化前の
第1の畳み込み符号と比較し、閾値を用いてマッピング
の同期判定を行う。この閾値は復号デ−タを畳み込み符
号化した符号率に対応して予め複数用意されている。畳
み込み符号を区切るマッピングの開始位置を符号ブロッ
ク分だけずらしても同期が得られない場合は、閾値を変
更して再度同期サ−チを行う。
システムでは、パンクチャド符号化された第1の畳み込
み符号がパンクチャド復号化回路に入力される。パンク
チャド復号化回路の出力デ−タは、畳み込み符号の復号
化回路に供給され、復号デ−タが生成される。この復号
デ−タを畳み込み符号化して、パンクチャド復号化前の
第1の畳み込み符号と比較し、閾値を用いてマッピング
の同期判定を行う。この閾値は復号デ−タを畳み込み符
号化した符号率に対応して予め複数用意されている。畳
み込み符号を区切るマッピングの開始位置を符号ブロッ
ク分だけずらしても同期が得られない場合は、閾値を変
更して再度同期サ−チを行う。
【0015】本発明の受信装置では、受信用アンテナ装
置の受信デ−タが復調装置に供給され、前記パンクチャ
ド符号化された第1の畳み込み符号が生成され、復号化
装置に供給される。復号化装置で生成された復号デ−タ
は、デインタリ−ブ装置に供給され、復号デ−タの配置
し直しが行われる。デインタリ−ブ装置で生成されたデ
−タはデ−タ復号化装置に供給され、デ−タの復号化が
行われ、送信装置の入力デ−タに対応したデ−タが得ら
れる。
置の受信デ−タが復調装置に供給され、前記パンクチャ
ド符号化された第1の畳み込み符号が生成され、復号化
装置に供給される。復号化装置で生成された復号デ−タ
は、デインタリ−ブ装置に供給され、復号デ−タの配置
し直しが行われる。デインタリ−ブ装置で生成されたデ
−タはデ−タ復号化装置に供給され、デ−タの復号化が
行われ、送信装置の入力デ−タに対応したデ−タが得ら
れる。
【0016】本発明の通信システムでは、入力デ−タが
デ−タ符号化装置に供給されて所定の符号化が行われ、
生成されたデ−タはインタリ−ブ装置に供給される。イ
ンタリ−ブ装置では、バ−スト符号誤りを防止するため
デ−タの再配列が行われ、生成されたデ−タは符号化装
置に供給される。符号化装置は畳み込み符号化およびパ
ンクチャド符号化を行い、生成したデ−タを変調装置に
供給する。変調装置からの変調信号は送信用アンテナ装
置に供給されて電波が送信され、受信用アンテナ装置か
らの電波が直接にまたは通信衛星を介して受信用アンテ
ナ装置に供給される。
デ−タ符号化装置に供給されて所定の符号化が行われ、
生成されたデ−タはインタリ−ブ装置に供給される。イ
ンタリ−ブ装置では、バ−スト符号誤りを防止するため
デ−タの再配列が行われ、生成されたデ−タは符号化装
置に供給される。符号化装置は畳み込み符号化およびパ
ンクチャド符号化を行い、生成したデ−タを変調装置に
供給する。変調装置からの変調信号は送信用アンテナ装
置に供給されて電波が送信され、受信用アンテナ装置か
らの電波が直接にまたは通信衛星を介して受信用アンテ
ナ装置に供給される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。図5は、本発明に係る通信シス
テムの一例を示すブロック図であり、ディジタル衛星放
送の送信系と受信系を説明するブロック図である。この
通信システムは本発明に係る復号化装置および受信装置
を備えている。この通信システムは、DVB−S(Digi
tal Video Broadcasting - Satellite)に用いるシステ
ムの一例である。図5(A)は送信系を説明するブロッ
ク図であり、図5(B)は受信系を説明するブロック図
である。図5(A)の送信系は、送信装置10と送信用
アンテナ装置16を有する。図5(B)の受信系は、受
信装置20と受信用アンテナ装置26を有する。
面を参照して説明する。図5は、本発明に係る通信シス
テムの一例を示すブロック図であり、ディジタル衛星放
送の送信系と受信系を説明するブロック図である。この
通信システムは本発明に係る復号化装置および受信装置
を備えている。この通信システムは、DVB−S(Digi
tal Video Broadcasting - Satellite)に用いるシステ
ムの一例である。図5(A)は送信系を説明するブロッ
ク図であり、図5(B)は受信系を説明するブロック図
である。図5(A)の送信系は、送信装置10と送信用
アンテナ装置16を有する。図5(B)の受信系は、受
信装置20と受信用アンテナ装置26を有する。
【0018】図5(A)の送信装置10にMPEG(Mo
ving Picture Experts Group)2などのフレ−ム構造を
有する画像圧縮デ−タS1が供給されると、画像圧縮デ
−タS1はエネルギ−拡散(Energy Dispersal)装置1
1に供給される。エネルギ−拡散装置11は、特定の周
波数にエネルギ−が集中することを防止してエネルギ−
を拡散させるものである。衛星通信では、地球局にこの
方式が要求されることが多い。エネルギ−拡散装置11
は、例えばスペクトル拡散装置を用いて構成してもよ
い。エネルギ−拡散装置11が生成したデ−タS11
は、リ−ド・ソロモン(Reed-Solomon)符号化回路など
のデ−タ符号化装置12に供給される。
ving Picture Experts Group)2などのフレ−ム構造を
有する画像圧縮デ−タS1が供給されると、画像圧縮デ
−タS1はエネルギ−拡散(Energy Dispersal)装置1
1に供給される。エネルギ−拡散装置11は、特定の周
波数にエネルギ−が集中することを防止してエネルギ−
を拡散させるものである。衛星通信では、地球局にこの
方式が要求されることが多い。エネルギ−拡散装置11
は、例えばスペクトル拡散装置を用いて構成してもよ
い。エネルギ−拡散装置11が生成したデ−タS11
は、リ−ド・ソロモン(Reed-Solomon)符号化回路など
のデ−タ符号化装置12に供給される。
【0019】デ−タ符号化装置12は、デ−タS11を
符号化してデ−タS12を生成し、デ−タS12をイン
タリ−ブ(Interleave)装置13に供給する。ここで、
リ−ド・ソロモン符号とは、パリティ・ビットを用いる
誤り訂正符号の一種であり、バ−スト誤り検出/訂正用
の符号方式である。インタリ−ブ装置13は、デ−タS
12を再配置してデ−タS13を生成し、デ−タS13
を符号化装置14に供給する。
符号化してデ−タS12を生成し、デ−タS12をイン
タリ−ブ(Interleave)装置13に供給する。ここで、
リ−ド・ソロモン符号とは、パリティ・ビットを用いる
誤り訂正符号の一種であり、バ−スト誤り検出/訂正用
の符号方式である。インタリ−ブ装置13は、デ−タS
12を再配置してデ−タS13を生成し、デ−タS13
を符号化装置14に供給する。
【0020】符号化装置14は、畳み込み符号化回路と
パンクチャド(Punctured )符号化回路とを有する。デ
−タS13は畳み込み符号化回路に供給される。パンク
チャド符号化回路は、畳み込み符号化回路からの符号を
パンクチャド符号化してデ−タS14を生成し、デ−タ
S14はQPSK(Quadrature Phase Shift Keying )
変調装置などの変調装置15に供給される。
パンクチャド(Punctured )符号化回路とを有する。デ
−タS13は畳み込み符号化回路に供給される。パンク
チャド符号化回路は、畳み込み符号化回路からの符号を
パンクチャド符号化してデ−タS14を生成し、デ−タ
S14はQPSK(Quadrature Phase Shift Keying )
変調装置などの変調装置15に供給される。
【0021】変調装置15は、デ−タS14を変調して
変調信号S15を生成し、送信用アンテナ装置16に供
給する。QPSK変調を用いることにより、位相差±π
/4,±3π/4を用いて2ビットを同時に伝送するこ
とができる。送信用アンテナ装置16は変調信号S15
を電波に変換し、その電波を通信衛星に向けて送信す
る。
変調信号S15を生成し、送信用アンテナ装置16に供
給する。QPSK変調を用いることにより、位相差±π
/4,±3π/4を用いて2ビットを同時に伝送するこ
とができる。送信用アンテナ装置16は変調信号S15
を電波に変換し、その電波を通信衛星に向けて送信す
る。
【0022】図5(B)のアンテナ装置26は、通信衛
星からの電波を受信して受信デ−タS25を生成し、受
信デ−タS25をQPSK復調装置などの復調装置25
に供給する。復調装置25は、受信デ−タS25をQP
SK復調などにより復調してデ−タIx ,Qx を生成す
ると共に評価デ−タNZを生成し、これらのデ−タを復
号化装置24に供給する。復調装置25は、雑音のレベ
ルの評価回路25Nを有する。デ−タIx ,Qx は、パ
ンクチャド符号化が既に施されたデ−タであり、評価デ
−タNZは伝送路の雑音のレベルを示すデ−タである。
伝送路の雑音がない場合は、位相差π/4,±3π/4
で一定振幅の受信デ−タが復調装置25に供給される。
伝送路の雑音のレベルは、例えば受信デ−タS25の位
相および振幅のずれにより、その評価を行うことができ
る。
星からの電波を受信して受信デ−タS25を生成し、受
信デ−タS25をQPSK復調装置などの復調装置25
に供給する。復調装置25は、受信デ−タS25をQP
SK復調などにより復調してデ−タIx ,Qx を生成す
ると共に評価デ−タNZを生成し、これらのデ−タを復
号化装置24に供給する。復調装置25は、雑音のレベ
ルの評価回路25Nを有する。デ−タIx ,Qx は、パ
ンクチャド符号化が既に施されたデ−タであり、評価デ
−タNZは伝送路の雑音のレベルを示すデ−タである。
伝送路の雑音がない場合は、位相差π/4,±3π/4
で一定振幅の受信デ−タが復調装置25に供給される。
伝送路の雑音のレベルは、例えば受信デ−タS25の位
相および振幅のずれにより、その評価を行うことができ
る。
【0023】復号化装置24は、ビタビ(Viterbi )復
号化回路などの畳み込み符号を復号する畳み込み復号化
回路と、パンクチャド復号化回路とを有する。復号化装
置24は、リセット信号RSTを入力端子Trから入力
する。復号化装置24は、復号デ−タSiqを出力端子T
vから出力し、復号デ−タSiqをデインタリ−ブ(Dein
terleave)装置23に供給する。
号化回路などの畳み込み符号を復号する畳み込み復号化
回路と、パンクチャド復号化回路とを有する。復号化装
置24は、リセット信号RSTを入力端子Trから入力
する。復号化装置24は、復号デ−タSiqを出力端子T
vから出力し、復号デ−タSiqをデインタリ−ブ(Dein
terleave)装置23に供給する。
【0024】デインタリ−ブ装置23は、復号デ−タS
iq中のフレ−ム同期語を検出する同期語検出回路23F
を有してフレ−ム同期をとり、復号デ−タSiqを配置し
直してデ−タS23を生成し、デ−タS23をリ−ド・
ソロモン復号化装置などのデ−タ復号化装置22に供給
する。送信装置10でのインタリ−ブと受信装置20で
のデインタリ−ブとにより、送出された符号が連続して
ビット誤りしても、受信側で並べ替えることによってビ
ット誤りは不連続に散らばり、後段における誤り訂正が
容易になる。
iq中のフレ−ム同期語を検出する同期語検出回路23F
を有してフレ−ム同期をとり、復号デ−タSiqを配置し
直してデ−タS23を生成し、デ−タS23をリ−ド・
ソロモン復号化装置などのデ−タ復号化装置22に供給
する。送信装置10でのインタリ−ブと受信装置20で
のデインタリ−ブとにより、送出された符号が連続して
ビット誤りしても、受信側で並べ替えることによってビ
ット誤りは不連続に散らばり、後段における誤り訂正が
容易になる。
【0025】デ−タ復号化装置22は、デ−タS23を
復号化してデ−タS22を生成し、デ−タS22をエネ
ルギ−逆拡散装置21に供給する。エネルギ−逆拡散装
置21からのデ−タS2により、送信装置10に入力さ
れたデ−タS1に対応するデ−タS2を受信装置20か
ら得ることができる。エネルギ−逆拡散装置21は、例
えばスペクトル逆拡散装置を用いて構成してもよい。
復号化してデ−タS22を生成し、デ−タS22をエネ
ルギ−逆拡散装置21に供給する。エネルギ−逆拡散装
置21からのデ−タS2により、送信装置10に入力さ
れたデ−タS1に対応するデ−タS2を受信装置20か
ら得ることができる。エネルギ−逆拡散装置21は、例
えばスペクトル逆拡散装置を用いて構成してもよい。
【0026】図6は、図5(B)の復号化装置24のブ
ロック図である。この復号化装置24は、パンクチャド
復号化回路31とビタビ復号化回路33と、遅延回路3
4と、比較回路35と、畳み込み符号化回路36と、選
択回路38と、記憶回路37とを有する。
ロック図である。この復号化装置24は、パンクチャド
復号化回路31とビタビ復号化回路33と、遅延回路3
4と、比較回路35と、畳み込み符号化回路36と、選
択回路38と、記憶回路37とを有する。
【0027】この復号化装置24は、前記符号化装置1
4のパンクチャド符号化回路からのパンクチャド符号化
された第1の畳み込み符号Ix ,Qx を、変調装置15
と送信用アンテナ装置16と伝送路と受信用アンテナ装
置26と復調装置25とを介して入力して符号ブロック
に区切るマッピングを行い、該符号ブロック毎にパンク
チャド復号化して第2の畳み込み符号Ii ,Qq を生成
するパンクチャド復号化回路31であって、シフト信号
Spに基づいて前記符号ブロックに区切る開始位置を単
位符号長だけ一定方向にずらすパンクチャド復号化回路
31と、前記第2の畳み込み符号Ii ,Qq を復号化し
て復号データSiqを生成する畳み込み復号化回路である
ビタビ復号化回路33と、該復号デ−タSiqを畳み込み
符号化して第3の畳み込み符号Ir ,Qr を生成する畳
み込み符号化回路36と、前記第3の畳み込み符号Ir
,Qr の各符号化率に対してそれぞれ予め設定された
複数の閾値を記憶する記憶回路37と、記憶回路37か
らの前記複数の閾値を示す出力信号Smから1つの閾値
を選択して該1つの閾値を示す信号Stを比較回路35
に供給する選択回路38と、前記第2の畳み込み符号I
i ,Qq と前記第3の畳み込み符号Ir ,Qr との比較
を行って符号の不一致数Xをカウントし、その不一致数
Xが前記1つの閾値以上の場合は前記シフト信号Spを
生成することによりマッピングの同期サ−チを行う比較
回路35とを有する。
4のパンクチャド符号化回路からのパンクチャド符号化
された第1の畳み込み符号Ix ,Qx を、変調装置15
と送信用アンテナ装置16と伝送路と受信用アンテナ装
置26と復調装置25とを介して入力して符号ブロック
に区切るマッピングを行い、該符号ブロック毎にパンク
チャド復号化して第2の畳み込み符号Ii ,Qq を生成
するパンクチャド復号化回路31であって、シフト信号
Spに基づいて前記符号ブロックに区切る開始位置を単
位符号長だけ一定方向にずらすパンクチャド復号化回路
31と、前記第2の畳み込み符号Ii ,Qq を復号化し
て復号データSiqを生成する畳み込み復号化回路である
ビタビ復号化回路33と、該復号デ−タSiqを畳み込み
符号化して第3の畳み込み符号Ir ,Qr を生成する畳
み込み符号化回路36と、前記第3の畳み込み符号Ir
,Qr の各符号化率に対してそれぞれ予め設定された
複数の閾値を記憶する記憶回路37と、記憶回路37か
らの前記複数の閾値を示す出力信号Smから1つの閾値
を選択して該1つの閾値を示す信号Stを比較回路35
に供給する選択回路38と、前記第2の畳み込み符号I
i ,Qq と前記第3の畳み込み符号Ir ,Qr との比較
を行って符号の不一致数Xをカウントし、その不一致数
Xが前記1つの閾値以上の場合は前記シフト信号Spを
生成することによりマッピングの同期サ−チを行う比較
回路35とを有する。
【0028】遅延回路34は、第2の畳み込み符号Ii
,Qq がビタビ復号化される時間と復号デ−タSiqが
畳み込み符号化される時間との加算時間だけ、第2の畳
み込み符号Ii ,Qq を遅延させた第2の畳み込み符号
Id ,Qd を比較回路35に供給する。比較回路35は
符号化率を指定する符号化率指定信号Srを畳み込み符
号化回路36に出力し、畳み込み符号化回路36は符号
化率指定信号Srが示す符号化率で畳み込み符号化を行
う。
,Qq がビタビ復号化される時間と復号デ−タSiqが
畳み込み符号化される時間との加算時間だけ、第2の畳
み込み符号Ii ,Qq を遅延させた第2の畳み込み符号
Id ,Qd を比較回路35に供給する。比較回路35は
符号化率を指定する符号化率指定信号Srを畳み込み符
号化回路36に出力し、畳み込み符号化回路36は符号
化率指定信号Srが示す符号化率で畳み込み符号化を行
う。
【0029】前記比較回路35は、前記開始位置が元の
位置の時から前記符号ブロックの符号長だけ変化する時
までの各開始位置に対応する前記不一致数Xが前記1つ
の閾値以上の場合は、変更信号Sxを前記選択回路38
に出力して前記選択回路38が選択する閾値を変更させ
て再度同期サ−チを行う。ビタビ復号化回路33からの
復号デ−タSiqは、出力端子Tvに出力され、デインタ
リ−ブ装置23に供給される。
位置の時から前記符号ブロックの符号長だけ変化する時
までの各開始位置に対応する前記不一致数Xが前記1つ
の閾値以上の場合は、変更信号Sxを前記選択回路38
に出力して前記選択回路38が選択する閾値を変更させ
て再度同期サ−チを行う。ビタビ復号化回路33からの
復号デ−タSiqは、出力端子Tvに出力され、デインタ
リ−ブ装置23に供給される。
【0030】復号化装置24の入力端子Ti,Tqに
は、第1の畳み込み符号Ix ,Qx が各々供給される。
入力端子Tnには、伝送路の雑音のレベルを評価した評
価デ−タNZが供給される。評価デ−タNZは、復調装
置25の評価回路25Nで生成される。リセット入力端
子Trは、リセット信号RSTを入力する端子であり、
リセット信号RSTを入力すると、比較回路35は最小
の閾値を選択させる変更信号Sxを選択回路38に出力
し、選択回路38は該最小の閾値を示す信号Stを比較
回路35に供給する。比較回路35は、前記複数の閾値
から小さい順に閾値を選択し、最大の閾値の次に最小の
閾値を選択させる変更信号Sxを選択回路38に出力す
る。比較回路35は、第1の畳み込み符号が伝送された
伝送路の雑音のレベルを示す評価デ−タNZに基づいて
変更信号Sxを選択回路38に出力する。入力端子Tf
には、フレ−ム同期がとれていることを示すフレ−ム同
期信号Sfが、デインタリ−ブ装置23から供給され、
比較回路35に供給される。
は、第1の畳み込み符号Ix ,Qx が各々供給される。
入力端子Tnには、伝送路の雑音のレベルを評価した評
価デ−タNZが供給される。評価デ−タNZは、復調装
置25の評価回路25Nで生成される。リセット入力端
子Trは、リセット信号RSTを入力する端子であり、
リセット信号RSTを入力すると、比較回路35は最小
の閾値を選択させる変更信号Sxを選択回路38に出力
し、選択回路38は該最小の閾値を示す信号Stを比較
回路35に供給する。比較回路35は、前記複数の閾値
から小さい順に閾値を選択し、最大の閾値の次に最小の
閾値を選択させる変更信号Sxを選択回路38に出力す
る。比較回路35は、第1の畳み込み符号が伝送された
伝送路の雑音のレベルを示す評価デ−タNZに基づいて
変更信号Sxを選択回路38に出力する。入力端子Tf
には、フレ−ム同期がとれていることを示すフレ−ム同
期信号Sfが、デインタリ−ブ装置23から供給され、
比較回路35に供給される。
【0031】図7は、伝送路の雑音のレベルに対応する
S/N比(またはC/N比)と前記不一致数との関係を
示す特性図である。なお、不一致数と一致数からビット
エラ−レ−トを生成することもできる。前記第1の畳み
込み符号が有する符号ブロックの区切りと前記パンクチ
ャド復号化回路31における前記符号ブロックの区切り
が一致する状態を同期状態とし、それ以外の状態を非同
期状態とした場合に、前記複数の閾値は、前記伝送路の
雑音が最小レベルD0での非同期状態における前記不一
致数Le1よりも小さく、前記伝送路の雑音が最小レベ
ルD0での同期状態における前記不一致数よりも大きい
閾値T0を含むと共に、前記伝送路の雑音が最小レベル
D0での非同期状態における前記不一致数Le1よりも
大きく、前記伝送路の雑音が所定レベルD1での非同期
状態における前記不一致数Le2よりも小さい閾値T1
を含んでおり、前記所定レベルD1は、前記伝送路の雑
音が最小レベルD0での非同期状態における前記不一致
数Le1に対応する、同期状態における雑音レベルD1
である。
S/N比(またはC/N比)と前記不一致数との関係を
示す特性図である。なお、不一致数と一致数からビット
エラ−レ−トを生成することもできる。前記第1の畳み
込み符号が有する符号ブロックの区切りと前記パンクチ
ャド復号化回路31における前記符号ブロックの区切り
が一致する状態を同期状態とし、それ以外の状態を非同
期状態とした場合に、前記複数の閾値は、前記伝送路の
雑音が最小レベルD0での非同期状態における前記不一
致数Le1よりも小さく、前記伝送路の雑音が最小レベ
ルD0での同期状態における前記不一致数よりも大きい
閾値T0を含むと共に、前記伝送路の雑音が最小レベル
D0での非同期状態における前記不一致数Le1よりも
大きく、前記伝送路の雑音が所定レベルD1での非同期
状態における前記不一致数Le2よりも小さい閾値T1
を含んでおり、前記所定レベルD1は、前記伝送路の雑
音が最小レベルD0での非同期状態における前記不一致
数Le1に対応する、同期状態における雑音レベルD1
である。
【0032】このように複数の閾値T0,T1を予め用
意することで、閾値がT0の場合はS/N比がM0より
も大きい場合に同期状態として判定することができる。
閾値を小さい順に選択するので、閾値がT1に設定され
たときは、既にS/N比がD0の場合を除外することが
でき、S/N比がM0〜M1程度であると推定できるの
で、閾値T0の後に閾値T1を設定することで、不一致
数XがT0〜T1の範囲について、同期状態か非同期状
態かを正確に判定することができる。
意することで、閾値がT0の場合はS/N比がM0より
も大きい場合に同期状態として判定することができる。
閾値を小さい順に選択するので、閾値がT1に設定され
たときは、既にS/N比がD0の場合を除外することが
でき、S/N比がM0〜M1程度であると推定できるの
で、閾値T0の後に閾値T1を設定することで、不一致
数XがT0〜T1の範囲について、同期状態か非同期状
態かを正確に判定することができる。
【0033】図8は、復号化装置24の動作を説明する
フロ−チャ−トである。ステップF1では、比較回路3
5には、閾値T0を示す信号Stが初期状態で供給さ
れ、比較回路35は閾値TとしてT0を用いる。ステッ
プF2では、再畳み込み法による第2の畳み込み符号と
第3の畳み込み符号とを比較して、ビット誤り数等から
なる符号の不一致数を一定期間カウントする。その不一
致数Xが閾値T未満か否かをステップF3で判定する。
不一致数Xが閾値T未満の場合は、ステップF4に進
む。不一致数Xが閾値T以上の場合は、ステップF6に
進む。
フロ−チャ−トである。ステップF1では、比較回路3
5には、閾値T0を示す信号Stが初期状態で供給さ
れ、比較回路35は閾値TとしてT0を用いる。ステッ
プF2では、再畳み込み法による第2の畳み込み符号と
第3の畳み込み符号とを比較して、ビット誤り数等から
なる符号の不一致数を一定期間カウントする。その不一
致数Xが閾値T未満か否かをステップF3で判定する。
不一致数Xが閾値T未満の場合は、ステップF4に進
む。不一致数Xが閾値T以上の場合は、ステップF6に
進む。
【0034】ステップF6では、符号ブロックに対応し
て、比較回路35はマッピングの開始位置を全部チェッ
クしたか否かを判定する。全部チェックした場合はステ
ップF8に進む。全部チェックしていない場合はステッ
プF7に進む。ステップF7では、比較回路35はシフ
ト信号Spを出力してマッピングの開始位置を単位符号
長だけ一定方向にずらし、ステップF2に進んで再度同
期サ−チを行う。このようにして、ステップF6では、
符号ブロックの符号長に対応する数の開始位置を、一定
の符号化率の下でチェックしたか否かが判定される。
て、比較回路35はマッピングの開始位置を全部チェッ
クしたか否かを判定する。全部チェックした場合はステ
ップF8に進む。全部チェックしていない場合はステッ
プF7に進む。ステップF7では、比較回路35はシフ
ト信号Spを出力してマッピングの開始位置を単位符号
長だけ一定方向にずらし、ステップF2に進んで再度同
期サ−チを行う。このようにして、ステップF6では、
符号ブロックの符号長に対応する数の開始位置を、一定
の符号化率の下でチェックしたか否かが判定される。
【0035】ステップF8では、比較回路35は符号化
率指定信号Srをチェックして、比較回路35内で規定
された全ての符号化率で畳み込み符号化が行われたか否
かを判定する。全ての符号化率で畳み込み符号化が行わ
れていない場合は、ステップF9に進んで符号化率指定
信号Srの値を変更して符号化率を変更させる。全ての
符号化率で畳み込み符号化が行われた場合は、ステップ
F10に進んでマッピングの開始位置の初期化および閾
値Tを変更してT0よりも大きいT1にする。
率指定信号Srをチェックして、比較回路35内で規定
された全ての符号化率で畳み込み符号化が行われたか否
かを判定する。全ての符号化率で畳み込み符号化が行わ
れていない場合は、ステップF9に進んで符号化率指定
信号Srの値を変更して符号化率を変更させる。全ての
符号化率で畳み込み符号化が行われた場合は、ステップ
F10に進んでマッピングの開始位置の初期化および閾
値Tを変更してT0よりも大きいT1にする。
【0036】ステップF4では、フレ−ム同期をとるた
め、所定時間が経過するのを待つ。ステップF5では、
復号デ−タからフレ−ム同期語がデインタリ−ブ装置2
3の同期語検出回路23Fで所定期間毎に検出されてフ
レ−ム同期がとれているか否かを判定する。この判定は
同期語検出回路23Fからのフレ−ム同期信号Sfを用
いて比較回路35で判定することができる。このように
して、マッピングの同期サ−チ時において、復号デ−タ
Siq中に所定間隔でフレ−ム同期語が現れるまでは、前
記複数の閾値から小さい順に閾値を選択させ、最大の閾
値の次には最小の閾値を選択させる変更信号Sxを比較
回路35は選択回路38に出力する。
め、所定時間が経過するのを待つ。ステップF5では、
復号デ−タからフレ−ム同期語がデインタリ−ブ装置2
3の同期語検出回路23Fで所定期間毎に検出されてフ
レ−ム同期がとれているか否かを判定する。この判定は
同期語検出回路23Fからのフレ−ム同期信号Sfを用
いて比較回路35で判定することができる。このように
して、マッピングの同期サ−チ時において、復号デ−タ
Siq中に所定間隔でフレ−ム同期語が現れるまでは、前
記複数の閾値から小さい順に閾値を選択させ、最大の閾
値の次には最小の閾値を選択させる変更信号Sxを比較
回路35は選択回路38に出力する。
【0037】フレ−ム同期信号Sfがデインタリ−ブ装
置23から復号化装置24に供給されていない場合は、
ステップF1に進む。なお、ステップF6に進む構成と
してもよい。フレ−ム同期信号Sfがデインタリ−ブ装
置23から復号化装置24に供給されている場合は、ス
テップF4に戻り、フレ−ム同期状態となる。このステ
ップF4とF5のル−プにより、比較回路35はマッピ
ングの同期サ−チが終了してマッピングの同期が得られ
た場合は、同期状態とみなし、前記不一致数が閾値以上
であっても復号デ−タ中に所定間隔でフレ−ム同期語が
あるときはシフト信号Spの出力を抑止する。
置23から復号化装置24に供給されていない場合は、
ステップF1に進む。なお、ステップF6に進む構成と
してもよい。フレ−ム同期信号Sfがデインタリ−ブ装
置23から復号化装置24に供給されている場合は、ス
テップF4に戻り、フレ−ム同期状態となる。このステ
ップF4とF5のル−プにより、比較回路35はマッピ
ングの同期サ−チが終了してマッピングの同期が得られ
た場合は、同期状態とみなし、前記不一致数が閾値以上
であっても復号デ−タ中に所定間隔でフレ−ム同期語が
あるときはシフト信号Spの出力を抑止する。
【0038】デインタリ−ブ装置23においてフレ−ム
同期がとれていない場合は、比較回路35は、前記複数
の閾値から小さい順に閾値を選択し、最大の閾値の次は
最小の閾値を選択させる変更信号Sxを選択回路38に
出力する。デインタリ−ブ装置23においてフレ−ム同
期がとれている場合は、比較回路35は、シフト信号S
pの出力を抑止する。これにより、フレ−ム同期がとれ
た後に、一時的な伝送状態の悪化など同期外れではない
場合には、同期がとれているものとする。選局切替えや
復調装置でのキャリアスリップ等による同期外れといっ
た場合は、直ちにステップF1に戻る。
同期がとれていない場合は、比較回路35は、前記複数
の閾値から小さい順に閾値を選択し、最大の閾値の次は
最小の閾値を選択させる変更信号Sxを選択回路38に
出力する。デインタリ−ブ装置23においてフレ−ム同
期がとれている場合は、比較回路35は、シフト信号S
pの出力を抑止する。これにより、フレ−ム同期がとれ
た後に、一時的な伝送状態の悪化など同期外れではない
場合には、同期がとれているものとする。選局切替えや
復調装置でのキャリアスリップ等による同期外れといっ
た場合は、直ちにステップF1に戻る。
【0039】デインタリ−ブ装置23においてフレ−ム
同期がとれている場合は、比較回路35は、シフト信号
Spの出力を抑止すると共に予め設定した期間毎に前記
不一致数を一定期間カウントしてその不一致数に基づい
て変更信号Sxを出力する構成としてもよい。
同期がとれている場合は、比較回路35は、シフト信号
Spの出力を抑止すると共に予め設定した期間毎に前記
不一致数を一定期間カウントしてその不一致数に基づい
て変更信号Sxを出力する構成としてもよい。
【0040】なお、伝送路の雑音のレベルの評価につい
ては、例えば復調装置25に雑音のレベルの評価回路2
5Nを設ける。図9と図10は、ディジタル衛星放送の
受信装置でQPSK復調装置の入力端における、受信デ
−タの位相と振幅をi−q座標でプロットした図であ
る。i軸は実数に対応し、q軸は虚数軸に対応する。Q
PSK復調装置に入力される受信デ−タの振幅を原点O
からの距離で表し、位相差をi軸からの角度で表す。伝
送路の雑音がない場合は、位相差は±π/4,±3π/
4となる。しかし、雑音により位相差は±π/4,±3
π/4の周辺に分布し、また、雑音により振幅が変動し
ている。
ては、例えば復調装置25に雑音のレベルの評価回路2
5Nを設ける。図9と図10は、ディジタル衛星放送の
受信装置でQPSK復調装置の入力端における、受信デ
−タの位相と振幅をi−q座標でプロットした図であ
る。i軸は実数に対応し、q軸は虚数軸に対応する。Q
PSK復調装置に入力される受信デ−タの振幅を原点O
からの距離で表し、位相差をi軸からの角度で表す。伝
送路の雑音がない場合は、位相差は±π/4,±3π/
4となる。しかし、雑音により位相差は±π/4,±3
π/4の周辺に分布し、また、雑音により振幅が変動し
ている。
【0041】図9は、晴天時の受信デ−タの位相および
振幅をプロットした図であり、このときのS/N比は1
6dBである。図10は、豪雨時の受信デ−タの位相お
よび振幅をプロットした図であり、このときのS/N比
は6dBである。このように、伝送路の雑音のレベルは
種々の条件で変動する。
振幅をプロットした図であり、このときのS/N比は1
6dBである。図10は、豪雨時の受信デ−タの位相お
よび振幅をプロットした図であり、このときのS/N比
は6dBである。このように、伝送路の雑音のレベルは
種々の条件で変動する。
【0042】評価回路25Nで受信デ−タのS/N比を
算出する方法を図11を用いて説明する。雑音電力は、
図11において雑音がない理想的な場合の受信デ−タの
プロット位置A(In ,Qn )から、実際のプロット位
置A’(In',Qn')までの距離の2乗を求めて加算す
ることで、雑音のレベルを評価することができる。 雑音電力=Σ{(In −In')2 +(Qn −Qn')2 }… 信号電力=Σ{(In )2 +(Qn )2 }… S/N比=(信号電力)/(雑音電力)… ここで、記号nは、iq座標上にプロットした点に付け
る順番であり、記号Σはそれらの点について加算するこ
とを示す。雑音がない理想的な場合の受信デ−タのプロ
ット位置A,B,C,Dを、例えば畳み込み符号化回路
の2ビットの出力デ−タ(0,0),(0,1),
(1,0),(1,1)と各々対応させてもよい。
算出する方法を図11を用いて説明する。雑音電力は、
図11において雑音がない理想的な場合の受信デ−タの
プロット位置A(In ,Qn )から、実際のプロット位
置A’(In',Qn')までの距離の2乗を求めて加算す
ることで、雑音のレベルを評価することができる。 雑音電力=Σ{(In −In')2 +(Qn −Qn')2 }… 信号電力=Σ{(In )2 +(Qn )2 }… S/N比=(信号電力)/(雑音電力)… ここで、記号nは、iq座標上にプロットした点に付け
る順番であり、記号Σはそれらの点について加算するこ
とを示す。雑音がない理想的な場合の受信デ−タのプロ
ット位置A,B,C,Dを、例えば畳み込み符号化回路
の2ビットの出力デ−タ(0,0),(0,1),
(1,0),(1,1)と各々対応させてもよい。
【0043】本発明では、複数の閾値をマッピングの同
期判定に用いるので、広いS/N比の範囲でマッピング
の同期をとることができる。パンクチャド復号化回路に
入力される畳み込み符号の符号化率が不明の場合に対し
ても、本発明を適用することができる。
期判定に用いるので、広いS/N比の範囲でマッピング
の同期をとることができる。パンクチャド復号化回路に
入力される畳み込み符号の符号化率が不明の場合に対し
ても、本発明を適用することができる。
【0044】復調装置でのシンボル同期およびキャリア
同期が既に確立し、パンクチャド復号化回路に安定した
デ−タが供給される場合、図7の説明図に示すように、
小さい閾値から順に用いることで、非同期状態を誤って
同期状態と判定することを防止することができる。これ
は、同期を補足する瞬間は、伝送状態(S/N比)は一
定とみなすことができるからである。
同期が既に確立し、パンクチャド復号化回路に安定した
デ−タが供給される場合、図7の説明図に示すように、
小さい閾値から順に用いることで、非同期状態を誤って
同期状態と判定することを防止することができる。これ
は、同期を補足する瞬間は、伝送状態(S/N比)は一
定とみなすことができるからである。
【0045】実際には、選局切替えが起こると、復調装
置でのキャリア同期およびシンボル同期がとれるまで
は、ランダムなデ−タがパンクチャド復号化回路に供給
される。この状態での疑似的な同期保持を防ぐため、選
局切替え時にリセット信号を選択回路38に供給しても
よい。また、フレ−ム構造を有する画像圧縮デ−タを伝
送する場合は、そのフレ−ム同期語を所定時間毎に検出
するまでは、すなわちフレ−ム同期が得られるまでは、
閾値を一定時間毎に切り替えてもよい。
置でのキャリア同期およびシンボル同期がとれるまで
は、ランダムなデ−タがパンクチャド復号化回路に供給
される。この状態での疑似的な同期保持を防ぐため、選
局切替え時にリセット信号を選択回路38に供給しても
よい。また、フレ−ム構造を有する画像圧縮デ−タを伝
送する場合は、そのフレ−ム同期語を所定時間毎に検出
するまでは、すなわちフレ−ム同期が得られるまでは、
閾値を一定時間毎に切り替えてもよい。
【0046】フレ−ム構造を有するデ−タのフレ−ム同
期語としては、上述のDVB−Sで使用されているMP
EG2の圧縮デ−タでは、188バイトの最初のバイト
がフレ−ム同期語になっている。このフレ−ム同期語は
16進数では47である。なお、リ−ド・ソロモン復号
化前では、パリティ・ビットが16ビット付加されてい
るので、実際には204バイト毎にフレ−ム同期語が現
れる。但し、エネルギ−拡散用のPRBS(Pseud Rand
om Bit Stream )信号発生回路の初期化のために、この
フレ−ム同期語は8回のうち1回だけ反転している。
期語としては、上述のDVB−Sで使用されているMP
EG2の圧縮デ−タでは、188バイトの最初のバイト
がフレ−ム同期語になっている。このフレ−ム同期語は
16進数では47である。なお、リ−ド・ソロモン復号
化前では、パリティ・ビットが16ビット付加されてい
るので、実際には204バイト毎にフレ−ム同期語が現
れる。但し、エネルギ−拡散用のPRBS(Pseud Rand
om Bit Stream )信号発生回路の初期化のために、この
フレ−ム同期語は8回のうち1回だけ反転している。
【0047】畳み込み符号を復号化するには、しきい値
復号、ビタビ復号、逐次復号等があるが、ビタビ復号が
もっとも望ましい。復号化装置の畳み込み符号化回路
は、1つの符号化率で同期がとれない場合は比較回路か
ら同期がとれないことを示す信号を畳み込み符号化回路
に出力して、符号化率を切り替える構成としてもよい。
マッピングの同期が得られている場合に雑音のレベルが
上昇したときは、閾値が大きくなるように、比較回路は
変更信号を選択回路に出力してもよい。記憶回路37
は、3個以上の閾値を記憶してそれらの閾値を示す信号
を選択回路38に供給する構成としてもよい。なお、上
記実施形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施形
態に限定されない。
復号、ビタビ復号、逐次復号等があるが、ビタビ復号が
もっとも望ましい。復号化装置の畳み込み符号化回路
は、1つの符号化率で同期がとれない場合は比較回路か
ら同期がとれないことを示す信号を畳み込み符号化回路
に出力して、符号化率を切り替える構成としてもよい。
マッピングの同期が得られている場合に雑音のレベルが
上昇したときは、閾値が大きくなるように、比較回路は
変更信号を選択回路に出力してもよい。記憶回路37
は、3個以上の閾値を記憶してそれらの閾値を示す信号
を選択回路38に供給する構成としてもよい。なお、上
記実施形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施形
態に限定されない。
【0048】
【発明の効果】本発明の復号化装置、受信装置および通
信システムによれば、広いS/N比の範囲にわたって同
期判定を行うことができ、マッピングの同期をとること
ができる。複数の閾値から小さい順に閾値を選択するこ
とで、S/N比がより小さい場合について同期判定を順
次行うことができ、小さい閾値のときの不一致数との比
較結果を加味しつつ、より大きい閾値と不一致数との比
較を行うことができる。本発明の受信装置および通信シ
ステムでは、デインタリ−ブ装置でフレ−ム同期が得ら
れている場合はマッピングの同期がとれているものとす
ることで、フレ−ム同期状態を非同期状態として判定す
ることを防止できる。
信システムによれば、広いS/N比の範囲にわたって同
期判定を行うことができ、マッピングの同期をとること
ができる。複数の閾値から小さい順に閾値を選択するこ
とで、S/N比がより小さい場合について同期判定を順
次行うことができ、小さい閾値のときの不一致数との比
較結果を加味しつつ、より大きい閾値と不一致数との比
較を行うことができる。本発明の受信装置および通信シ
ステムでは、デインタリ−ブ装置でフレ−ム同期が得ら
れている場合はマッピングの同期がとれているものとす
ることで、フレ−ム同期状態を非同期状態として判定す
ることを防止できる。
【図1】畳み込み符号化回路の構成図である。
【図2】パンクチャド符号の説明図であり、図2(A)
はパンクチャド符号化の動作を説明する説明図であり、
図2(B)はパンクチャド復号化の動作を説明する説明
図である。
はパンクチャド符号化の動作を説明する説明図であり、
図2(B)はパンクチャド復号化の動作を説明する説明
図である。
【図3】パンクチャド復号化回路において入力デ−タを
符号ブロックに区切るマッピングの開始位置によって、
パンクチャド復号化されて生成されたデ−タが異なるこ
とを示す説明図である。
符号ブロックに区切るマッピングの開始位置によって、
パンクチャド復号化されて生成されたデ−タが異なるこ
とを示す説明図である。
【図4】S/N比と不一致数との関係を示す特性図であ
る。
る。
【図5】本発明に係る通信システムの一例を示すブロッ
ク図であり、図5(A)は送信系のブロック図であり、
図5(B)は受信系のブロック図である。
ク図であり、図5(A)は送信系のブロック図であり、
図5(B)は受信系のブロック図である。
【図6】本発明に係る復号化装置のブロック図である。
【図7】S/N比と不一致数との関係を示す特性図であ
る。
る。
【図8】復号化装置の動作を説明する概略フロ−チャ−
トである。
トである。
【図9】復調装置に入力する受信デ−タの位相および振
幅の例をプロットした図である。
幅の例をプロットした図である。
【図10】復調装置に入力する受信デ−タの位相および
振幅の例をプロットした図である。
振幅の例をプロットした図である。
【図11】伝送路の雑音のレベルを評価する評価方法を
説明する説明図である。
説明する説明図である。
1…畳み込み符号化回路、2〜7…遅延回路、8,9…
加算回路、10…送信装置、11…エネルギ−拡散装
置、12…デ−タ符号化装置、13…インタリ−ブ装
置、14…符号化装置、15…変調装置、16…送信用
アンテナ装置、20…受信装置、21…エネルギ−逆拡
散装置、22…デ−タ復号化装置、23…デインタリ−
ブ装置、23F…同期語検出回路、24…復号化装置、
25…復調装置、26…受信用アンテナ装置、31…パ
ンクチャド復号化回路、33…ビタビ復号化回路、34
…遅延回路、35…比較回路、36…畳み込み符号化回
路、37…記憶回路、38…選択回路、D1,D2…S
/N比(またはC/N比)、Ii ,Qq …第2の畳み込
み符号、Ir ,Qr …第3の畳み込み符号、Ix ,Qx
…第1の畳み込み符号、Le1,Le2…不一致数、O
…原点、SIN…入力デ−タ、Siq…復号デ−タ、Sp…
シフト信号、Sx…変更信号、T0,T1,T10,T
11…閾値。
加算回路、10…送信装置、11…エネルギ−拡散装
置、12…デ−タ符号化装置、13…インタリ−ブ装
置、14…符号化装置、15…変調装置、16…送信用
アンテナ装置、20…受信装置、21…エネルギ−逆拡
散装置、22…デ−タ復号化装置、23…デインタリ−
ブ装置、23F…同期語検出回路、24…復号化装置、
25…復調装置、26…受信用アンテナ装置、31…パ
ンクチャド復号化回路、33…ビタビ復号化回路、34
…遅延回路、35…比較回路、36…畳み込み符号化回
路、37…記憶回路、38…選択回路、D1,D2…S
/N比(またはC/N比)、Ii ,Qq …第2の畳み込
み符号、Ir ,Qr …第3の畳み込み符号、Ix ,Qx
…第1の畳み込み符号、Le1,Le2…不一致数、O
…原点、SIN…入力デ−タ、Siq…復号デ−タ、Sp…
シフト信号、Sx…変更信号、T0,T1,T10,T
11…閾値。
Claims (26)
- 【請求項1】パンクチャド符号化された第1の畳み込み
符号を入力して符号ブロックに区切るマッピングを行
い、該符号ブロック毎にパンクチャド復号化して第2の
畳み込み符号を生成するパンクチャド復号化回路であっ
て、シフト信号に基づいて前記符号ブロックに区切る開
始位置を単位符号長だけ一定方向にずらすパンクチャド
復号化回路と、 前記第2の畳み込み符号を復号化して復号データを生成
する畳み込み復号化回路と、 該復号デ−タを畳み込み符号化して第3の畳み込み符号
を生成する畳み込み符号化回路と、 前記第3の畳み込み符号の各符号化率に対してそれぞれ
予め設定された複数の閾値から1つの閾値を選択する選
択回路と、 前記第2の畳み込み符号と前記第3の畳み込み符号との
比較を行って符号の不一致数を一定期間カウントし、そ
の不一致数が前記1つの閾値以上の場合は前記シフト信
号を生成することにより前記マッピングの同期サ−チを
行う比較回路とを有し、 前記比較回路は、前記開始位置が元の位置の時から前記
符号ブロックの符号長だけ変化する時までの各開始位置
に対応する前記不一致数が前記1つの閾値以上の場合
は、変更信号を前記選択回路に出力して前記選択回路が
選択する閾値を変更させて再度同期サ−チを行う復号化
装置。 - 【請求項2】前記比較回路は、前記複数の閾値から小さ
い順に閾値を選択させる前記変更信号を前記選択回路に
出力する請求項1記載の復号化装置。 - 【請求項3】前記比較回路は、リセット信号を入力する
と前記複数の閾値のうち最小の閾値を選択させる前記変
更信号を前記選択回路に出力する請求項1記載の復号化
装置。 - 【請求項4】前記比較回路は、前記第1の畳み込み符号
が伝送された伝送路の雑音のレベルに基づいて前記変更
信号を前記選択回路に出力する請求項1記載の復号化装
置。 - 【請求項5】前記畳み込み符号化された第1の畳み込み
符号は、画像デ−タを畳み込み符号化し、さらにパンク
チャド符号化して得られたデ−タであり、 前記比較回路は、前記マッピングの同期サ−チ時におい
て前記復号デ−タ中に所定間隔でフレ−ム同期語が現れ
るまでは、前記複数の閾値から小さい順に閾値を選択さ
せ、最大の閾値の次には最小の閾値を選択させる前記変
更信号を前記選択回路に出力する請求項1記載の復号化
装置。 - 【請求項6】前記畳み込み符号化された第1の畳み込み
符号は、画像デ−タを畳み込み符号化し、さらにパンク
チャド符号化して得られたデ−タであり、 前記比較回路は、前記同期サ−チが終了して前記マッピ
ングの同期が得られた場合は、前記不一致数が前記1つ
の閾値以上であって前記復号デ−タ中に所定間隔でフレ
−ム同期語があるときは前記シフト信号の出力を抑止す
る請求項1記載の復号化装置。 - 【請求項7】前記比較回路は、前記同期サ−チが終了し
て前記マッピングの同期が得られた場合は、予め定めた
期間毎の前記不一致数に基づいて前記変更信号を出力す
る請求項1記載の復号化装置。 - 【請求項8】前記第1の畳み込み符号が有する符号ブロ
ックの区切りと前記パンクチャド復号化回路における前
記符号ブロックの区切りが一致する状態を同期状態と
し、それ以外の状態を非同期状態とした場合に、 前記複数の閾値は、 前記第1の畳み込み符号が伝送された伝送路の雑音が最
小レベルでの非同期状態における前記不一致数よりも小
さく、前記伝送路の雑音が最小レベルでの同期状態にお
ける前記不一致数よりも大きい閾値を含むと共に、 前記伝送路の雑音が最小レベルでの非同期状態における
前記不一致数よりも大きく、前記伝送路の雑音が所定レ
ベルでの非同期状態における前記不一致数よりも小さい
閾値を含んでおり、 前記所定レベルは、前記伝送路の雑音が最小レベルでの
非同期状態における前記不一致数に対応する、同期状態
における雑音のレベルである請求項1記載の復号化装
置。 - 【請求項9】受信アンテナ装置からの受信デ−タを復調
する復調装置と、 前記復調装置からのデ−タをパンクチャド復号化し、さ
らに畳み込み復号化する復号化装置と、 前記復号化装置からのデ−タに対してデインタリ−ブを
行うデインタリ−ブ装置と、 前記デインタリ−ブ装置からのデ−タを復号化するデ−
タ復号化装置とを具備する受信装置であって、 前記復号化装置は、 パンクチャド符号化された第1の畳み込み符号を入力し
て符号ブロックに区切るマッピングを行い、該符号ブロ
ック毎にパンクチャド復号化して第2の畳み込み符号を
生成するパンクチャド復号化回路であって、シフト信号
に基づいて前記符号ブロックに区切る開始位置を単位符
号長だけ一定方向にずらすパンクチャド復号化回路と、 前記第2の畳み込み符号を復号化して復号データを生成
する畳み込み復号化回路と、 該復号デ−タを畳み込み符号化して第3の畳み込み符号
を生成する畳み込み符号化回路と、 前記第3の畳み込み符号の各符号化率に対してそれぞれ
予め設定された複数の閾値から1つの閾値を選択する選
択回路と、 前記第2の畳み込み符号と前記第3の畳み込み符号との
比較を行って符号の不一致数を一定期間カウントし、そ
の不一致数が前記1つの閾値以上の場合は前記シフト信
号を生成することにより前記マッピングの同期サ−チを
行う比較回路とを有し、 前記比較回路は、前記開始位置が元の位置の時から前記
符号ブロックの符号長だけ変化する時までの各開始位置
に対応する前記不一致数が前記1つの閾値以上の場合
は、変更信号を前記選択回路に出力して前記選択回路が
選択する閾値を変更させて再度同期サ−チを行う受信装
置。 - 【請求項10】前記比較回路は、前記複数の閾値から小
さい順に閾値を選択させる前記変更信号を前記選択回路
に出力する請求項9記載の受信装置。 - 【請求項11】前記比較回路は、リセット信号を入力す
ると前記複数の閾値のうち最小の閾値を選択させる前記
変更信号を前記選択回路に出力する請求項9記載の受信
装置。 - 【請求項12】前記復調装置は、前記第1の畳み込み符
号が伝送された伝送路の雑音のレベルを評価する評価回
路を有し、 前記比較回路は、前記評価回路の評価結果に基づいて前
記変更信号を前記選択回路に出力する請求項9記載の受
信装置。 - 【請求項13】前記畳み込み符号化された第1の畳み込
み符号は、画像デ−タを畳み込み符号化し、さらにパン
クチャド符号化して得られたデ−タであり、 前記デインタリ−ブ装置は前記復号デ−タ中のフレ−ム
同期語を検出する同期語検出回路を有してフレ−ム同期
をとりつつデインタリ−ブを行い、 前記比較回路は、前記マッピングの同期サ−チ時におい
て前記同期語検出回路がフレ−ム同期語を所定間隔で検
出するまでは、前記複数の閾値から小さい順に閾値を選
択させ、最大の閾値の次には最小の閾値を選択させる前
記変更信号を前記選択回路に出力する請求項9記載の受
信装置。 - 【請求項14】前記畳み込み符号化された第1の畳み込
み符号は、画像デ−タを畳み込み符号化し、さらにパン
クチャド符号化して得られたデ−タであり、 前記デインタリ−ブ装置は前記復号デ−タ中のフレ−ム
同期語を検出する同期語検出回路を有してフレ−ム同期
をとりつつデインタリ−ブを行い、 前記比較回路は、前記同期サ−チが終了して前記マッピ
ングの同期が得られた場合は、前記同期語検出回路がフ
レ−ム同期語を所定間隔で検出しているときは前記シフ
ト信号の出力を抑止する請求項9記載の受信装置。 - 【請求項15】前記比較回路は、前記同期サ−チが終了
して前記マッピングの同期が得られた場合は、予め定め
た期間毎の前記不一致数に基づいて前記変更信号を前記
選択回路に出力する請求項9記載の受信装置。 - 【請求項16】前記第1の畳み込み符号が有する符号ブ
ロックの区切りと前記パンクチャド復号化回路における
前記符号ブロックの区切りが一致する状態を同期状態と
し、それ以外の状態を非同期状態とした場合に、 前記複数の閾値は、 前記第1の畳み込み符号が伝送された伝送路の雑音が最
小レベルでの非同期状態における前記不一致数よりも小
さく、前記伝送路の雑音が最小レベルでの同期状態にお
ける前記不一致数よりも大きい閾値を含むと共に、 前記伝送路の雑音が最小レベルでの非同期状態における
前記不一致数よりも大きく、前記伝送路の雑音が所定レ
ベルでの非同期状態における前記不一致数よりも小さい
閾値を含んでおり、 前記所定レベルは、前記伝送路の雑音が最小レベルでの
非同期状態における前記不一致数に対応する、同期状態
における雑音のレベルである請求項9記載の受信装置。 - 【請求項17】前記デ−タ復号化装置は、リ−ド・ソロ
モン復号化装置であり、 前記畳み込み復号化回路は、ビタビ復号化回路であり、 前記復調装置は、QPSK復調装置である請求項9記載
の受信装置。 - 【請求項18】送信装置と、前記送信装置からのデ−タ
を送信する送信用アンテナ装置と、前記送信用アンテナ
装置から送信された電波を受信する受信用アンテナ装置
と、前記受信用アンテナ装置からの受信デ−タが供給さ
れる受信装置とを有する通信システムにおいて、 前記送信装置は、 入力デ−タを符号化するデ−タ符号化装置と、 前記デ−タ符号化装置からのデ−タに対してインタリ−
ブを行うインタリ−ブ装置と、 前記インタリ−ブ装置からのデ−タを畳み込み符号化
し、さらにパンクチャド符号化回路によりパンクチャド
符号化する符号化装置と、 前記符号化装置からのデ−タを変調して前記送信用アン
テナ装置に出力する変調装置とを具備し、 前記受信装置は、 前記受信アンテナ装置からの受信デ−タを復調する復調
装置と、 前記復調装置からのデ−タをパンクチャド復号化し、さ
らに畳み込み復号化する復号化装置と、 前記復号化装置からのデ−タに対してデインタリ−ブを
行うデインタリ−ブ装置と、 前記デインタリ−ブ装置からのデ−タを復号化するデ−
タ復号化装置とを具備し、 前記復号化装置は、 前記送信装置の前記パンクチャド符号化回路からのパン
クチャド符号化された第1の畳み込み符号を、少なくと
も前記変調装置と前記送信用アンテナ装置と伝送路と前
記受信用アンテナ装置と前記復調装置とを介して入力し
て符号ブロックに区切るマッピングを行い、前記符号ブ
ロック毎にパンクチャド復号化して第2の畳み込み符号
を生成するパンクチャド復号化回路であって、シフト信
号に基づいて前記符号ブロックに区切る開始位置を単位
符号長だけ一定方向にずらすパンクチャド復号化回路
と、 前記第2の畳み込み符号を復号化して復号データを生成
する畳み込み復号化回路と、 該復号デ−タを畳み込み符号化して第3の畳み込み符号
を生成する畳み込み符号化回路と、 前記第3の畳み込み符号の各符号化率に対してそれぞれ
予め設定された複数の閾値から1つの閾値を選択する選
択回路と、 前記第2の畳み込み符号と前記第3の畳み込み符号との
比較を行って符号の不一致数を一定期間カウントし、そ
の不一致数が前記1つの閾値以上の場合は前記シフト信
号を生成することにより前記マッピングの同期サ−チを
行う比較回路とを有し、 前記比較回路は、前記開始位置が元の位置の時から前記
符号ブロックの符号長だけ変化する時までの各開始位置
に対応する前記不一致数が前記1つの閾値以上の場合
は、変更信号を前記選択回路に出力して前記選択回路が
選択する閾値を変更させて再度同期サ−チを行う通信シ
ステム。 - 【請求項19】前記比較回路は、前記複数の閾値から小
さい順に閾値を選択させる前記変更信号を前記選択回路
に出力する請求項18記載の通信システム。 - 【請求項20】前記比較回路は、リセット信号を入力す
ると前記複数の閾値のうち最小の閾値を選択させる前記
変更信号を前記選択回路に出力する請求項18記載の通
信システム。 - 【請求項21】前記復調装置は、前記第1の畳み込み符
号が伝送された伝送路の雑音のレベルを評価する評価回
路を有し、 前記比較回路は、前記評価回路の評価結果に基づいて前
記変更信号を前記選択回路に出力する請求項18記載の
通信システム。 - 【請求項22】前記畳み込み符号化された第1の畳み込
み符号は、画像デ−タを畳み込み符号化し、さらにパン
クチャド符号化して得られたデ−タであり、 前記デインタリ−ブ装置は前記復号デ−タ中のフレ−ム
同期語を検出する同期語検出回路を有してフレ−ム同期
をとりつつデインタリ−ブを行い、 前記比較回路は、前記マッピングの同期サ−チ時におい
て前記同期語検出回路がフレ−ム同期語を所定間隔で検
出するまでは、前記複数の閾値から小さい順に閾値を選
択させ、最大の閾値の次には最小の閾値を選択させる前
記変更信号を前記選択回路に出力する請求項18記載の
通信システム。 - 【請求項23】前記畳み込み符号化された第1の畳み込
み符号は、画像デ−タを畳み込み符号化し、さらにパン
クチャド符号化して得られたデ−タであり、 前記デインタリ−ブ装置は前記復号デ−タ中のフレ−ム
同期語を検出する同期語検出回路を有してフレ−ム同期
をとりつつデインタリ−ブを行い、 前記比較回路は、前記同期サ−チが終了して前記マッピ
ングの同期が得られた場合は、前記不一致数が前記1つ
の閾値以上の場合であって前記同期語検出回路がフレ−
ム同期語を所定間隔で検出しているときは前記シフト信
号の出力を抑止する請求項18記載の通信システム。 - 【請求項24】前記比較回路は、前記同期サ−チが終了
して前記マッピングの同期が得られた場合は、予め定め
た期間毎の前記不一致数に基づいて前記変更信号を前記
選択回路に出力する請求項18記載の通信システム。 - 【請求項25】前記第1の畳み込み符号が有する符号ブ
ロックの区切りと前記パンクチャド復号化回路における
前記符号ブロックの区切りが一致する状態を同期状態と
し、それ以外の状態を非同期状態とした場合に、 前記複数の閾値は、 前記第1の畳み込み符号が伝送された伝送路の雑音が最
小レベルでの非同期状態における前記不一致数よりも小
さく、前記伝送路の雑音が最小レベルでの同期状態にお
ける前記不一致数よりも大きい閾値を含むと共に、 前記伝送路の雑音が最小レベルでの非同期状態における
前記不一致数よりも大きく、前記伝送路の雑音が所定レ
ベルでの非同期状態における前記不一致数よりも小さい
閾値を含んでおり、 前記所定レベルは、前記伝送路の雑音が最小レベルでの
非同期状態における前記不一致数に対応する、同期状態
における雑音レベルである請求項18記載の通信システ
ム。 - 【請求項26】前記デ−タ符号化装置は、リ−ド・ソロ
モン符号化装置であり、 前記デ−タ復号化装置は、リ−ド・ソロモン復号化装置
であり、 前記畳み込み復号化回路は、ビタビ復号化回路であり、 前記復調装置は、QPSK復調装置であり、 前記変調装置は、QPSK変調装置である請求項18記
載の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12903198A JPH11331289A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 復号化装置と受信装置と通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12903198A JPH11331289A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 復号化装置と受信装置と通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11331289A true JPH11331289A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=14999416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12903198A Pending JPH11331289A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 復号化装置と受信装置と通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11331289A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001352249A (ja) * | 2000-04-04 | 2001-12-21 | Canon Inc | ターボ符号に関するノイズの評価方法および装置及びそれらを使用するシステム |
CN108282263A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-07-13 | 西安电子科技大学 | 基于一维深度残差轻量网络的编码调制联合识别方法 |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP12903198A patent/JPH11331289A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001352249A (ja) * | 2000-04-04 | 2001-12-21 | Canon Inc | ターボ符号に関するノイズの評価方法および装置及びそれらを使用するシステム |
JP4497744B2 (ja) * | 2000-04-04 | 2010-07-07 | キヤノン株式会社 | ターボ符号に関するノイズの評価方法および装置及びそれらを使用するシステム |
CN108282263A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-07-13 | 西安电子科技大学 | 基于一维深度残差轻量网络的编码调制联合识别方法 |
CN108282263B (zh) * | 2017-12-15 | 2019-11-26 | 西安电子科技大学 | 基于一维深度残差轻量网络的编码调制联合识别方法 |
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