JPH1133127A - 生体活性化用器材 - Google Patents

生体活性化用器材

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JPH1133127A
JPH1133127A JP20852197A JP20852197A JPH1133127A JP H1133127 A JPH1133127 A JP H1133127A JP 20852197 A JP20852197 A JP 20852197A JP 20852197 A JP20852197 A JP 20852197A JP H1133127 A JPH1133127 A JP H1133127A
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JP20852197A
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Kazuo Sakuma
和夫 佐久間
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電気石を器材に付着させて、生体機能を活性化
させるエネルギーを発生する生体活性化用器材の提供。 【解決手段】電気石細粉又は細粒7を器材自身の動きで
送風する送風活性化器材に付着させ、或いは器材が生体
に接触し、微弱エネルギーを生体に作用させる接触活性
器材に付着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、生体活性化用器材に関す
るもので、具体的には電気石を利用し、生体に接触させ
て、又は接触しなくても送風又は環境への放出により、
微弱エネルギーを生体に与えて生体の機能(例えば視力
とか頭脳力とか筋力等々)を活性化するための生体活性
化用器材に関するものである。
【0002】
【発明の背景】本発明者は先に「電気石を利用した消臭
又は味の変化などをもたらす送風器具及びそのための素
材の製造装置と方法」という発明につき特許出願をした
(平成8年9月6日出願)。その中で本発明者は、電気
石の細粒又は細繊維を表面に固着した消臭ウチワを開示
し(同出願第4図)、またこの消臭ウチワが、酸味や塩
味、苦味、強い甘味などの味を変化させる作用のあるこ
とも開示した。この味変化作用は本発明者の新たな発見
であり、それ以前には予見されていなかった新規な効果
であるが、これを契機として本発明者はさらにいろいろ
な方面への電気石の応用を研究し、多くの成果を得た。
中でも注目すべき点は、電気石を多種の用具や器材に封
入又は付着させてそこからマイナスイオンを含む微弱エ
ネルギーを発生させるようにした器材、例えば電気石入
りのウチワ、或いは電気石入りのボールペン軸、電気石
入りの杖の握り等々(具体例は後に詳述)が生体の機
能、例えば視力とか、頭脳力、筋力等を改善し、活性化
させることを見出したことである。例えば、本発明の電
気石入りのウチワで顔面をあおぐと、特に眼によい栄養
物を継続して摂取したり、特殊な機器や指導者の下で視
力矯正訓練などを行なわなくても視力を改善向上させる
ことができる(詳細は後述)。頭脳力の活性化は例えば
頭部又は顔面を本発明の電気石入りウチワであおぐこと
により計算能力やヒラメキを向上させ、薬物などに頼ら
なくても眠気を防止又は解消する現象として、また筋力
の活性化は体を電気石入りウチワであおぐか、体を電気
石入りの用具や器材と接触させることにより足のしびれ
やだるさを解消し、けんしょう炎を防止し、筋力を強化
向上させるなどの現象として現われたのである(いずれ
も詳細は後述)。このような電気石による生体機能の改
善又は向上という現象は、従来全く予想されていなかっ
た驚くべき事実であり、これら事実を基として本発明を
成立させるに至ったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、高価
な機器や面倒な訓練や特別な薬物などを使用する必要な
く、日常身辺にみられる種々の用具や器材(以下、器材
と総称する)を利用し、これに電気石を封入又は付着さ
せて、きわめて手軽に且つ即効的・恒常的に各種の生体
機能を改善させ又は向上させるようにした生体活性化用
器材を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は電気石を細粉又
は細粒として、日常的な各種の器材(次に細説する)に
封入又は付着させることにより、器材表面からマイナス
イオンを含む微弱エネルギー又は生体活性化エネルギー
を発生させ、(1)このエネルギーを空気と共に生体に
送風することにより生体に与え、又は(2)器材を生体
と接触させ又は接触と事実上等しい至近距離に置くこと
により生体に与え、又は(3)この微弱エネルギーを自
動車などの移動物体の交通環境内に放出させることによ
り生体に与えて、生体機能を活性化させるものである。
一般的に、本発明において電気石はミクロンレベル、例
えば3〜10ミクロン、好適には約6ミクロンの細粉と
して用いるのがよいが、これに限定されるものではな
く、器材によってはミリ単位の粒度として用いる場合も
ある。使用する電気石の種類等及び混用できるその他の
鉱物等の詳細については後述する(0014)。
【0005】本発明の対象とする生体活性化用器材は、
全て電気石の細粉又は細粒を封入又は付着させた点で共
通しているが、生体活性化作用の点で大別して、(1)
生体に送風して活性化する器材(以下では「送風活性器
材」と総称する)と、(2)生体に接触させ又は事実上
接触させて活性化する器材(以下では「接触活性器材」
と総称する)と、(3)自動車、列車、モノレール、ケ
ーブルカー等々の移動物体の交通環境に沿って設置さ
れ、移動物体の引き起こす風によりマイナスイオンを含
む微弱エネルギーを交通環境内に放出して生体活性化を
行う環境活性器材とに分けられる。(1)送風活性器材
としては最も日常的なウチワ、扇子をはじめとして、扇
風機の羽根、送風ファンの羽根、扇風機のガードネッ
ト、送風ファンの吹き出し口又は筒口、空調機(建物用
及び自動車列車など車両用)からの空気吹き出し口など
多種の器材がある。ウチワ、扇子は、その表面の中に電
気石細粉又は細粒を封入することにより構成するのが好
適である。構成各部の詳細については後述する。扇風
機、送風ファン(ヘアードライヤー)は、その羽根に電
気石細粉又は細粒を直接付着させてもよく(例えばペイ
ント又はボンド等で付着)、またその空気吹き出し口の
内壁などに電気石を付着させることもでき、さらには吹
き出し口に電気石を付着させた紙片を取りつけて送風活
性器材としてもよい。また、機械器具による風、又は自
然の風を受ける面、例えば室内壁、ガラス面(建物及び
車などの)等も、本発明に係る電気石細粉又は細粒をそ
の面に付着又は封入させることにより、送風活性器材と
することができる。さらに、自動車や列車などの車両の
外面部分、例えば自動車のボンネット外面に電気石細粉
又は細粒を付着させ、走行による風で発生する微弱エネ
ルギー風を車内に導入することにより車内の人間など生
体の活性化を行うことができるので、車両の外面も本発
明の生体活性化用器材とすることができる(後述、図1
0に示す実施例を参照)。
【0006】次に、(2)接触活性器材としては、同様
に電気石細粉又は細粒を表面に付着又は封入する(例え
ば中空部があるものはその中に封入し、表面に穿孔す
る)点では基本的に共通であるが、用途により便宜的に
分けると(a)主として手や指で握り又は手指で触れる
ものとして例えばボールペン、シャープペンシル、万年
筆などのような軸部を有する各種筆記具、並びにシャー
プペンシル用の芯、ボールペン用のインク、印刷インク
などの印刷・印字用品(芯やインクに電気石細粉又は細
粒を混入)、(b)自動車のハンドル(トラクターやバ
イクのハンドルを含む)、同シフト(操作)レバー、自
転車(サイクリング用、業務用、競技用などすべてを含
めて)のハンドル握り部、乗馬用の手綱、列車やバスの
吊り革の輪や手すり、廊下・階段などの手すり(例えば
病院などの)、車いすの常に手で触れる回転駆動輪、フ
ォークリフトや土木建設重機の油圧操作レバー、スコッ
プや鍬・雪掻き具・鎌などの柄握り部分、ハンマー・つ
るはし・金槌・鋸などの柄握り部分、裁断鋏や切符切り
鋏の握り、電線切断又は加工用のニッパー・ストリッパ
ー・締め具などの握り部、包丁・バリカン・剃刀の握り
部及び刃の部分、モップや掃除機の握り手、戸口を開閉
するシャッターの手掛け部等々、各種の手で握り又は触
れる部分のある作業・用役用の用具器材、(c)鞄・ス
ーツケース等々の取っ手、ショルダーバッグやゴルフバ
ッグの肩かけベルト、マイク又はスピーカーの握り部、
老人・盲人等の杖の握り手、松葉杖の握り手、ウチワの
柄、雨傘や日傘の柄の握り等々、手で握ったり又は体に
接触する部分のある日用品、(d)テニス・ピンポンのラ
ケットの握り、野球のバット・ゴルフクラブ(パターや
ドライバー等)・ゲートボール・ホッケー用器材などの
グリップ、体操競技用の吊輪・鉄棒・棒高飛びのポール
・鞍馬の台表面、パチンコのダイヤル、パチンコの玉、
チェスや将棋のこま、碁石、オセロ、マージャン牌、花
札、トランプ、掌(てのひら)に貼るシール、ドッジボ
ール・バレーボールや野球のボール、釣竿等々、手で握
り又は触れる部分のある各種運動用又は遊戯用の用具が
ある。生体にじかに接触する接触活性器材としてはさら
に、(e)テレビゲームのタッチキー、テレビやビデオ
のリモコンコントローラ、パソコンやワープロ・英文タ
イプ等々のキーなど、主として手指で常時触れている部
分のある電子機器・事務用機器がある。さらに、手や指
のほかに、(f)主として顔面や頭部に接触する部分の
ある接触活性器材として、眼鏡のフレーム・つる・鼻止
めなど、帽子、鉢巻き(ヘッドバンド、バンダナ)ヘル
メットなど、(g)眼球やまぶたに直接触れるコンタク
トレンズ、歯茎や舌、頬内面に触れている義歯、インプ
ラントなども、その表面に電気石細粉又は細粒を付着さ
せ又は素材に混入することにより本発明の接触活性器材
となる。また(h)手や腕、足その他の体部、並びに生
体細胞(例えば移植される臓器)に触れる表面を有する
接触活性器材として、会議テーブルや事務机や食卓の表
面、これらテーブル類の脚の間に設けた足のせクロスバ
ー、列車の椅子の前方にある足のせバー又はプレート
(フットレスト)、靴の中敷、サンダル表面、椅子やソ
ファの肘掛け(アームレスト)や背もたれ、首もたせ
(ヘッドレスト)、通常の枕やクッションの表面、膝や
足首・肘・手首等にはめるサポーター又はリストバンド
(運動用及び保健用すべて含む)、さらには自動車など
のクラッチ・アクセル・ブレーキ等のフットペダル表
面、及び自転車やバイクのサドルもまた本発明の電気石
付着又は封入部として生体に接触する生体活性化用器材
となり、さらに、臓器移植の際に肝臓、腎臓、心臓など
を搬送する容器も、その内面に電気石細粉又は細粒を付
着又は封入して生体細胞の活性化をさせる生体活性化用
器材とすることができる。
【0007】第3の態様すなわち(3)環境活性器材と
しては、道路、鉄道、モノレール軌道、ケーブルカー軌
道などの交通路の側方の一方又は両方に、さらには上方
に、沿って設けられる壁面、例えばパネル、フェンス、
網体、ガードレール又はトンネル内面などの少なくとも
一部に電気石細粉又は細粒を付着させた面を設けた器材
がある。これら器材表面の電気石は、移動物体が走行し
て引き起こす風を受けてマイナスイオン等の微弱エネル
ギーを交通環境内に放出する。この環境内を通る車両な
どの移動物体に乗っている人間など生体が微弱エネルギ
ーを受けて活性化される。この第3の態様は、広い意味
では送風活性器材ともいえるが、特に交通環境の空気の
良化をはかることにより居眠り運転防止や乗員の健康保
持を企図し、交通安全に大きく寄与し得ることから、別
に第3の態様としてとり分けたものである。
【0008】本発明でいう「生体」は人体を指すことが
多いが、本発明はこれに限定されるものではなく、人間
以外の生きている動物植物の体を指すこともあり、さら
には動植物の生きている細胞(生体細胞)もその範囲に
含んでいる。例えば、(i)馬体に接触する馬具(鞍、
せずり等々)や牛の体に触れる曳き具なども、これら用
具に電気石細粉又は細粒を付着又は封入することによ
り、本発明の生体活性化用器材となり、また鶏を入れて
飼育する針金製箱状のゲージや、鳥篭、動物収容用のオ
リや小屋の内面などにも電気石を付着又は封入して生体
活性化用器材とすることができる。さらには、生きてい
る動物の細胞、例えば生タマゴも、後に送風活性器材と
しての電気石ウチワに関連してさらに詳述するが、本発
明で生体として扱っている。接触活性器材としての態様
では、例えば卵保存容器の内面に電気石細粉又は細粒を
付着又は封入することにより接触活性器材とすることが
できる。同様にして、植物の生きている細胞も本発明の
接触活性器材又は送風活性器材により活性化させること
ができる。例えば、精米保存器(又は袋)は、米という
生きている細胞を長期変質させることなく保存する接触
活性器材となるし(後述実施例〔0045〕参照)、送
風により電気石エネルギーを稲の種子に当てることによ
り種子の発芽率低下を抑止すること(後述実施例〔00
46〕)は送風活性器材の一態様である。こうして本発
明は、上記に例示的非限定的に列挙した(1)送風活性
器材、同じく(2)接触活性器材すなわち上記(a)か
ら(i)にいたる広汎な器材及びその類似品(電気石つ
き)、並びに(3)交通環境に設置する環境活性器材、
を生体活性化用器材として広く包含するものであり、こ
こに具体的に記載した以外の物品・用具・器材も上記と
均等な範囲内で本発明に属するものである。
【0009】本発明の生体活性化用器材による活性化作
用又は効果は、後に具体例でも述べるが、ここで総説す
ると、本発明の送風器材により例えば顔や頭、その他の
体部を数10回から数100回あおぐと、(A)視力が改
善されて良く見えるようになり、目がパッチリしてまぶ
たがスッキリする、(B)頭脳が活性化されて生き生き
し、例えば計算能力やヒラメキを向上させ、脳の活動を
敏活にし、ボケの予防や改善にもなる、(C)眠気をさま
し又は防止して、例えば自動車を長距離運転しても眠気
をもよおすことがないばかりか、かえって頭脳明晰にな
り活力気力が充実し、精神が安定する(例えばむずかる
幼児もおとなしくなる)、(D)手足のしびれや手足その
他全身のだるさや疲れを防止し又は即効的に解消する、
筋肉を柔らかくし、肩こりや脚腰の硬直化を直す、腱鞘
炎を防止し又は改善ができる、筋力を強め握力を強化し
跳躍力を向上させる、等々、きわめて多岐にわたる。こ
れらの活性化作用は、送風活性器材に限らず、本発明の
接触活性器材によっても同様に発揮される。例えば、電
気石入りコンタクトレンズや眼鏡で上記(A)の視力改
善効果や目をパッチリさせる効果が得られ、電気石入り
の帽子或いはヘッドバンド(鉢巻き)で上記(B)頭脳
活性化、(C)の眠気防止や頭脳活性化ができるし、ま
た上記した(a)から(h)の接触活性器材の使用によ
り疲労の防止・解消、筋力の強化、気力の充実、精神の
安定などの優れた効果が達成されるのである。また動物
用の接触器材(i)により動物の疲労を防止・解消さ
せ、元気のよい状態を保持することができる。これらの
活性化作用は、もちろん送風活性器材、接触活性器材又
は環境活性器材のそれぞれ単独でも得られるが、二者又
は三者の併用によってさらに大きな効果をあげることが
できる。
【0010】つぎに、本発明の生体活性化用器材の一つ
の態様である送風活性器材のうち、最も日常的であるウ
チワについて具体的に説明する。通常、ウチワは、柄
と、あおぎ面を支える多数の骨とから成り、この骨の両
面に紙又は布などをあおぎ面として貼って普通のウチワ
が構成される。本発明の好適例では、この両面の紙の間
で骨と骨のすき間に、好適に3〜10ミクロン、より好
適には約6ミクロンの細粉とした電気石を封入して電気
石ウチワを作る。封入とは、電気石細粉又は細粒が漏れ
出ることがないように、しかし電気石細粉又は細粒に対
し外部への通気性を保つ(空気中の湿気との接触を保
つ)ように閉じ込めることを意味する。電気石細粉又は
細粒は、あおぎ面の内面に接着剤などで付着させること
もできるが、ウチワの内面に単に封入するだけでもよ
く、むしろこの方が細粉又は細粒と空気との接触がよく
なるので、好結果が得られる。このようなウチワの表面
からはマイナスイオンを含む微弱エネルギーが常時空気
中に発散されていて、このエネルギーが生体に取り込ま
れることにより生体の血流が促進され細胞の働きが活発
化し、種々な生体機能が活性化されるのである。本発明
のウチワであおぐと、この微弱エネルギー(生体活性化
エネルギー)が生体に向けて多量に迅速に送りこまれ、
単に静止的に発散させている場合より効果的に作用す
る。期待する生体活性化の程度に応じて、あおぐ回数
(又は送風時間)を増減すれば、最適な活性化効果が迅
速に達成される。送風活性器材の別の態様としては、扇
子又はその他送風ファン、扇風機なども含まれる。本発
明において電気石入り扇子は本質的にウチワと同様に作
られる。すなわち表と裏の紙の間で骨と骨の間に電気石
細粉又は細粒を封入する。ただし扇子の場合は骨と骨の
間で紙に折り目がつけられるので、この折り目部分で表
裏の紙を接着し、骨と骨の間を2分割し、各分割に細粉
又は細粒を封入するとよい。
【0011】ウチワ・扇子以外の本発明の送風活性器材
としては、ヘアードライヤー、扇風機、エアコン(空調
機)などがある。これらの送風器材の場合は、風の吹き
出す部分、すなわちヘアードライヤーの筒口、扇風機の
ガードネット、エアコンの吹き出し口に電気石細粉又は
細粒を付着又は封入した細い紙片を1枚又は多数吹き流
し状に取りつけ或いは電気石入り紙片を筒状に巻き又は
その他の適当な形で取りつけ、紙片中の電気石細粉又は
細粒が空気(特に空気中の湿気)と接触して発生した微
弱エネルギーを送風で生体に送りつける生体活性化用器
材とする。或いは、このような電気石入り紙片を適当な
棒又は柄に取りつけて神社で神主が使う大幤(おおぬ
さ)のようにし、これを振って微弱エネルギーを生体に
与える活性化用器材とすることもできる。また、送風器
材の羽根(扇風機やドライヤー・エアコンのファンの)
に直接電気石細粉又は細粒を例えばペイント或いは接着
剤などで塗布して、羽根自体に直接電気石を付着させた
送風活性器材とすることもできる。同様に、エアコンな
どの吹き出し口の内壁又はグリル(格子)に直接電気石
の細粉又は細粒を付着させて送風活性器材とすることも
できる。実際上の効用面から大きな効果が期待される送
風活性器材は、例えば自動車のボンネット外面などに電
気石細粉又は細粒を付着させた面を設けた車両などの移
動物体がある。移動物体が空気中で走行すると電気石の
面で微弱エネルギーが発生されるから、これを適当な集
風−導風手段で車内に導き生体に与えると大きな活性化
効果が得られ、居眠り運転の防止など交通安全に大きく
貢献する。集風−導風手段としては、ボンネット上の電
気石面の下流に設けた台形又は扇形の集風口と、これに
接続し車内に通じるパイプなどのほか、フロントガラス
又はサイドガラスを通じても車内にエネルギーを導くこ
とができる。
【0012】接触活性器材としては、前記した(2)
(a)から(i)までの広汎多種な物品があるが、全てに
共通して、電気石細粉又は細粒をその物品の表面に例え
ば接着剤やペイント、ラッカー等で直接塗布して付着さ
せるか、又は、材質的に許容される場合は電気石細粉又
は細粒を材質の中に直接混入(外気・湿気と接触できる
ように)することにより生体活性化用器材とすることが
できる。また、物品の性質上中空部をもつもの、例えば
ステッキ(杖)の握り部或いはボールペンなど筆記具の
軸部などは、表面に穿孔し、中空部内にはこの穿孔から
漏れ出ない粒度の電気石を封入することによって生体活
性化用器材とすることもできる。また、表面に直接塗布
する代わりに、電気石細粉又は細粒を布・紙・フィルム
などに付着させた電気石シートをあらかじめ別に作り、
このシートを物品の表面に貼りつけて生体活性化用器材
とすることができる。
【0013】種々の接触活性器材のうち、特にいくつか
を例にとって説明すれば、例えば眼鏡の場合は鼻にかけ
る止め具、フレーム、つるなどの表面の全部又は一部に
電気石細粉又は細粒を付着させることにより、眼鏡をか
けた時これら電気石つき表面が顔面(鼻)又は頭部こめ
かみなどに接触して微弱エネルギーを与えるので、眼や
鼻やその周りの筋肉・神経に対し機能活性化作用を与え
ることができる。またボールペンなど筆記具の場合は、
ペン軸の握り部に電気石細粉又は細粒を付着又は封入し
ておくと、筆記具を握った手指を通じて微弱エネルギー
が体内に伝達されるので、長くものを書いても指の筋肉
に疲れを生じたり肩がこったりすることがない活性化効
果を生じる。
【0014】一般に、電気石は電界をかけなくてもそれ
自体で電気的にプラス極とマイナス極に分極していて、
ピロ電気性すなわち温度差により顕著に電荷を生じる性
質があることが知られている。天然に産出する電気石
は、種々の色のものがあり、例えば黒色、黒褐色、青黒
色などのいわゆる黒電気石(鉄を含む)や、褐色をした苦
土電気石(マグネシウムを含む)のほか、白色や青色、
淡青色、緑色、ピンク、濁った透明色、白色、無色など
多様な電気石がある。また、人工的に合成された電気石
もあり、天然・人工を問わず本発明で等しく利用するこ
とができる。本発明において電気石は、単一色例えば黒
色電気石だけを用いることもできるが、これに限らず、
上記のような種々の色の電気石を2色又はそれ以上混合
して用いることもできる。例えば、黒色と緑色やピンク
の電気石を混合して用いた場合に、単一色よりむしろ活
性化効果が高くなることが認められた。また電気石だけ
でなく、他の鉱物例えば水晶を重量で0.1〜50%、
好適には約10%混合した場合も、活性化効果が高くな
ることが認められた。一般的に、本発明の電気石細粉又
は細粒による活性化効果の一つ、例えば指の筋力が強く
なったことは、“O−リングテスト”で測定することが
できる。O(オー)リングテストとは、一例を説明する
と、被検者が親指と中指を丸めてOの輪をつくり、この
輪を検査者が左右の人さし指で開く人体エネルギーの試
験法である。例えば、被検者の指を普通のウチワと電気
石入りウチワとでそれぞれ100回あおいだ後、検査者
が被検者の必死になって力をこめているOリングを開こ
うとすると、普通のウチワの場合はすぐ開いてしまが、
電気石ウチワであおいだ時は10秒でも開かないように
なるというような効果が認められる。また、混合色の電
気石細粉入りウチワでは50回あおぐとOリングが開か
ないようになるが、単一色の電気石のウチワでは65回
あおぐと開らかなくなる、というような実験結果が得ら
れている。従って本明細書で「電気石の細粉又は細粒」
という場合は、単一色及び混合色の電気石細粉又は細粒
を広く包含するものであり、また混合色としては電気石
のほか他の鉱物例えば水晶を含有する場合も含める。
(後述のOリングテストの実施例を参照)
【0015】本発明によれば、電気石入り生体活性化用
器材で改善効果を上げるには、空気中に水分(湿気)の
存在することが必要である。本発明者の実験によれば、
送風活性器材すなわち電気石ウチワであおいで生体機能
を活性化するとき、空気中の相対湿度は最低約40%あ
ることが望ましい。これより湿度が低い時は例えば顔そ
の他あおごうとする体部分を水で濡らすか、濡れタオル
をあてるなどの補助手段を用いることが望ましい。ま
た、湿度が低くなくても、例えば眼の周りをガーゼなど
で湿らせてから電気石ウチワであおぐと、乾いたまゝあ
おぐより効果があることが認められる。また、接触活性
器材例えば電気石入りボールペンなどの場合も、器材と
接触する手のひらその他の体部に多少の湿り気がある時
ほど活性化効果が大きい。
【0016】本発明の電気石入りウチワ又は扇子、或い
はその他の送風活性器材による生体機能の活性化作用
は、ウチワであおぎ、又はその他の器材又は方法で風を
起こして直接的又は間接的に体の各部、例えば頭、顔、
眼、手、指、腕、脚、足裏などに当てることにより、前
記したように(A)視力を改善向上させ、眼をスッキリさ
せ、目元のシワやタルミをとること、(B)脳の働きをよ
くし、ヒラメキを鋭く速くし、計算能力を高める、また
ボケを防止又は改善すること、(C)眠気をとり又は防止
し、頭をスッキリさせて頭脳明晰にし、気力活力を回復
充実させ、精神を安定にすること、(D)足のしびれや全
身のだるさをとり、筋肉を柔らかく、強くし、また鼻づ
まりを解消し、いびきを軽減し、腱鞘炎を防ぎ又は解消
すること、等々の顕著な生理現象効果として現われる。
このような活性化現象を起こさせる原因は、特に限定す
るものではないが電気石によりマイナスイオン発生を含
む何らかの微弱エネルギー(おそらく電磁気的な)が生
体細胞、血管、神経に与えられ、血流を促進し、神経の
働きを活発化させることによるものと推定される。同様
に、生きた細胞に対する効果として本発明の電気石ウチ
ワ又は扇風機で風を当てることにより生タマゴが常温で
40〜60日もの間腐敗したりすることなく保存でき
る。また眼鏡、コンタクトレンズ、ペンその他種々広汎
な器材に前述のように電気石細粉又は細粒をつけ、これ
ら器材を生体に接触させるか至近距離に置くことで、微
弱エネルギーが生体に与えられ、上記(A)ないし
(D)のような効果が達成される。
【0017】以上のほか、本発明の電気石入りウチワを
はじめとする生体活性化用器材により改善された具体的
な生体機能全般について以下に列記する。 (1)まぶたがピクピクして押さえても、もんでもとまら
ない時があり、数日続いた。その時、電気石ウチワで3
00〜400回あおぎ、5分くらいたったら止まり、以
降起こらなかった。 (2)時差の大きい外国間を旅行すると時差ボケが起こ
る。そこで、電気石ウチワで300〜600回あおぐ
と、頭脳が明晰になり、身体がシャンとして時差ぼけが
直る。 (3)血行障害である冷え症及び冷え症からくるカカトの
あかぎれに対し、毎日300回ずつあおぎ、3〜12ケ月
すると上記症状が改善される。 (4)身体内部機能の低下にともなう顔の黒い色も毎日3
00回くらいあおぐのを3〜12ケ月続けると血行、内臓
機能の向上により黒色が減少していく。 (5)電気石ウチワで腹部その他をあおぐか、又は接触活
性器材を常用すると便秘が解消し、腸内細菌群を活性化
させる。 (6)同じく電気石ウチワ又は接触活性器材を常用するに
より、絶対血液量が増加することから、ガン患者の悪液
質が改善され、また体力・気力の向上効果が期待され
る。 (7)同じく電気石ウチワ又は接触活性器材の常用によ
り、絶対血液量が末梢まで増加することから、HIV患
者に投与したカバノアナタケエキス(本発明者が別に開
発中のキノコから抽出した抗HIV剤)の移行を促進
し、患者の体力・気力を向上させ、HIV治癒効果を高
めると期待される。 (8)電気石ウチワであおぎ、又はその他の接触活性器材
を常用することで、絶対血液量が増加することから、ア
トピーで落ちこんでいる人の皮膚の再生をはかることが
でき、またSOD(スーパーオキシドジスムターゼ=酸
素によって起こされる障害を防ぐための生体内酵素)及
びSOD様物質(植物内物質)の作用を向上させること
で、生体を活性酸素の害から守り、気力を向上させ、ア
トピーの改善効果がはかれる。ここでSOD様物質とい
うのは、本発明者が別に開発しているキノコ(カバノア
ナタケ)に含まれる活性物質で、これを種々の水に特定
割合で溶解して、電気石ウチワで50〜300回あおぐ
と、SOD様活性(活性酸素の働きを抑える活性)が1
2〜25%上昇することが実証されている。この上昇は
電気石による所が大である。 (9)その他、電気石を用いた生体活性化用器材の効果と
して、喘息又は喘息的症状の緩和、脳・心臓血管などの
循環障害、肝硬変、糖尿病、神経麻痺、五十肩、神経
病、目眩などにも本発明の送風又は接触活性器材による
微弱エネルギーを与えると、著しく改善される(整体術
と併用するとなおよい)。変形性関節炎も同様である。
さらに、いわゆるボケや鬱病、精神病、幼児の泣きなど
についても、電気石入り生体活性器材(電気石ウチワそ
の他)で体に気力・活力を与えると、生気が充実し、精
神が安定し、症状改善がはかれる。その活性化の効果
は、呼吸器、消化器、循環器、その他筋肉、神経、骨格
全般に及ぶものである。 (10)本発明によれば、精神の安定や高揚という効果も得
られる。例えば、悲しみに落ちこんでいる人に、手のひ
ら又は顔を電気石ウチワで数10回から数100回あお
ぐと、今までの悲しみが消えて気分が高揚し、元気を回
復した。
【0018】
【実施例】本発明の生体活性化用器材のうち、送風活性
器材の基本的で好適な実施例として電気石ウチワを図1
に示す。ウチワの表面のあおぎ面1は紙や布、特に耐水
性や強度にすぐれたユポ紙(例えば王子油化合成紙)を
貼りつけて形成される。図1でこのあおぎ面1は内部を
示すため左約半分ほどを切除してある。ウチワの裏面も
同様に紙などから成るあおぎ面が貼りつけてある。3は
ウチワの輪郭を形成する周縁骨で、この内側に多数の放
射状骨4があり、周縁骨3の下端には柄5がついてい
る。これら骨3、4と柄5は好適にプラスチックで一体
成型される。となり合う放射状骨4と4のすき間は骨の
厚みと両面の紙1とで囲まれたポケット6になる。この
ポケットに、まず裏面だけにあおぎ面を貼った後、電気
石細粉(細粒)7を入れる。電気石細粉7は、3〜10
ミクロン、好適に6ミクロンくらいの粒度とするのがよ
い。実際の一製作例においては図示のように形状は変形
円で、ウチワの最大横径は約11.5cm、縦径は約1
0cmで、この寸法のウチワのポケット全部に総計で
0.5〜3g、好適には約2gの電気石細粉7を入れ
た。細粉の量は、粉末が重なり合って中に埋もれてしま
うものがなるべく少なくなるよう、そして面に対し平均
的に展開するような最も効率のよい配分量とするのがよ
い。ポケット6すべてに電気石細粉7を入れた後、表面
のあおぎ面1を貼りつけてから、ウチワの周縁に縁シー
ル2を貼着して電気石を封入したウチワが完成する。あ
とから貼りつける表面のあおぎ面1と骨3,4との間に
電気石細粉が入り込んで接着を妨げることがないよう
に、図1に鎖線で示すような両面接着テープ8を先に骨
3,4の上に貼りつけておくとよい。両面接着テープ8
は、片面に離型紙(セパレータともいう)がついている
ので、これを上につけたまま図1に鎖線で示すような丸
に横一又は十文字の形に切って接着面を骨3,4の上に
貼りつける。ついで電気石細粉7をポケット6に入れた
後、離型紙を剥がし、その上へ表のあおぎ面1を貼りつ
ける。こうして電気石細粉はウチワの中に「封入」され
るが、これは粉末がウチワから漏れ出ないという意味で
あって、粉末と空気との接触、すなわち通気性は保たれ
ている。
【0019】ウチワの輪郭形状は図1に示したものに限
らない。例えば真円、楕円、卵形、三角・四角・五角・
六角などの多角形、円形と多角形の組合せ、その他輪郭
がギザギザしているような不整形、左右非対称形など任
意の輪郭形状を採用することができる。また、外形が扇
形であるが折りたたみしないウチワとすることもできる
し、実際に折りたためる扇子の形として本発明の送風活
性器材を作ることもできる。扇子の場合は、例えば前述
したように骨と骨の間の折り目で表裏のあおぎ面を互い
に接着し、こうしてできたポケットのそれぞれに電気石
細粉又は細粒を封入する。こうして形成された電気石扇
子は機能上本質的に電気石ウチワと均等である。
【0020】ウチワの寸法は、前述したような特定の寸
法(11.5×10cm)が携帯用として便利であるが、
これに限定されず、もっと大きいもの或いはもっと小さ
いものとすることもできる。前記特定寸法の電気石ウチ
ワは、例えば一面に絵や写真を表わした紙を貼り、反対
面に宛名欄と通信欄を表わした紙を貼ることにより、絵
はがきとして郵便で送ることができる。後述する視力改
善や計算力向上試験、或いは眠気さまし実験などは、す
べてこの特定寸法の電気石ウチワで行なったものであ
る。電気石ウチワ(及びその他の本発明の電気石送風器
材)は、風量が大きいほど容易に期待の効果を発揮でき
るから、電気石封入部分の寸法は大きくしないで、あお
ぎ面の面積だけを大きくするとよい場合がある。例えば
上記特定寸法の電気石ウチワを約倍くらい大きい普通の
ウチワの面に貼りつけてあおぐと、効果は4倍くらいア
ップする。すなわち大ウチワであおぐ回数を4分の1に
しても特定寸法のウチワと同一のOリングテストの結果
が得られた。
【0021】本発明の電気石による送風活性器材は、図
2に示すような形に実施することもできる。10は普通
のヘアードライヤーで、そのファンの先の吹き出し口1
1の先端に紙又は布などで作った多数の細片12が吹き
流し状に取りつけられる。各細片12には電気石細粉1
3が付着又は封入されている。付着の場合は、細片12
の片面又は両面に適量の粉末13を接着などで付着させ
る。封入の場合は、細片12を細い袋状に形成し、中に
電気石細粉13を入れて閉じ込める。使用に際しては、
ドライヤー10のスイッチをオンにして、吹き出し口1
1から冷風又は温(熱)風を吹き出し、必要とする体の部
分に向ける。ウチワや扇子と違って、手であおぐ動作を
必要としないので、楽に期待の効果をあげることができ
る。また同じドライヤーその他の送風器を使って、その
羽根や内壁などに電気石細粉又は細粒を耐熱性塗料又は
接着剤などで塗布し、送風活性器材とすることができ
る。さらに、例えばステンレス製の網に同様に電気石を
塗布し、この網を吹き出し口に一層又は多層に取りつけ
て送風活性器材とすることができる。これらの方式は建
物室内又は自動車室内用の空気吹き出し口にも応用する
ことができる。
【0022】図2の実施例は、送風器としてドライヤー
10の代わりに普通の扇風機(図示しない)を使う形に
変更することができる。その場合は、扇風機をおおって
いるガードネットの前面に図2に示したような電気石細
粉13つきの細片12を輪形その他の配列で取りつける
ことができる。扇風機を回すと、電気石つき細片12を
そよがせて起こる生体機能活性化風が人体の必要個所に
大量に当たる。扇風機を用いることによりドライヤー1
0の場合より、広い面積に風を送ることができる。な
お、電気石つき細片12の代わりに、図1に示したよう
な小型の電気石ウチワを何本か扇風機の前面に紐、針金
などで結んで取りつけてもよい。また、扇風機のガード
ネットに前段記載の方式で電気石を塗布して送風活性器
材とすることもできる。
【0023】ドライヤー、扇風機などの送風部に、図2
に示したような電気石細粉つき細片12をつける思想
は、さらに別の形に展開することができる。例えば、エ
アコンや自動車室内の空調吹き出し口、列車や航空機内
の空調吹き出し口などに同様に電気石つき細片を吹き流
し状に、或いは固定的にでも、取りつけて、その風に当
たる人間の生体機能を活性化させることができる。特
に、自動車の場合、運転席の送風口に電気石つき細片1
2を吹き流し状に取りつけて人間に向け風を送るように
することにより、運転者は継続的にマイナスイオンなど
の微弱エネルギーの風を受けるから、後述する試験例の
ように長距離運転をしても頭や眼はスッキリした活力あ
る状態を維持し、眠気をもよおすことがなくなり、安全
運転を確保することができる(この点に関連し、後述図
10の実施例参照)。吹き流し状の電気石入り細片12
の代わりに、図示してないが電気石入り紙を角筒状など
に巻いて空気吹き出し口の周りに固定的に取りつけても
よい。さらに前述のように金網に電気石を塗布する方式
をここで採用することもできる。いずれにしても、本発
明の電気石送風活性器材は手軽で常用可能な方法で居眠
り運転や長時間運転の疲れを防止することができ、ま
た、同乗者にも乗り物室内の空気のプラスイオン化から
来る健康障害を防止して健康的な雰囲気内で快適に過ご
せる効果を及ぼすことができる。
【0024】視力改善の試験例: 図1に示したのと同
じ小型の電気石ウチワを使用して、視力が改善されるか
どうかの試験を実施した。試験は、図3に示すような簡
易視力表を使って行なった。この視力表の視力0.2よ
り下の5列の欄すなわち(1)丸の下が欠けている図形、
(2)数字9、(3)ローマ字B、(4)片仮名ナ、(5)平仮
名ひで始まる各欄を用い、4人の被検者が眼鏡の人は眼
鏡を外して簡易視力表に向かって両眼で見えるぎりぎり
の距離の位置で止まり、無処理(電気石なしのウチワで
あおぐ。回数、幅は電気石ウチワと同じ)の時の視力値
をはかる。その後、各人が電気石ウチワで300回眼を
中心にあおぎ(あおぎ幅約50cm、往復で1回)さき
程と同じ位置に立って視力表をみて(両眼で)無作為に
指し示される文字や図形を答えて視力値をはかった。結
果は次の表1に示す。「無処理」は電気石なしのウチチ
ワ、「処理」は電気石入りウチワで各300回あおいだ
後の視力値である。
【0025】
【表1】 O氏(男) K氏(女) M氏(女) T氏(男) 無処理 処理 無処理 処理 無処理 処理 無処理 処理 (1) 0.2 0.4 0.2 0.3 0.2 0.6 0.3 0.5 (2) 0.5 0.6 0.2 0.4 0.6 0.6 0.6 0.7 (3) 0.4 0.6 0.3 0.3 0.4 0.7 0.5 0.7 (4) 0.4 0.5 0.2 0.3 0.2 0.4 0.5 0.6(5) 0.3 0.4 0.2 0.3 0.3 0.3 0.4 0.5 平均 .36 .50 .18 .32 .34 .52 .46 .6 改善指数* 138 177 152.9 130.4 (*改善指数とは、無処理の視力値を100とした視力値改善の指数である) この試験の結果から、電気石ウチワで300回あおぐ
と、あおぐ前に比べて視力が全体平均で49.6%向上
していることがわかる。この効果は数時間、人によりも
っと長期間持続する。元に戻った人が普通のウチワで3
00回眼をあおいでみたが、視力向上の効果はなかっ
た。
【0026】計算力向上の試験例: 高校1年生の生徒
3人を対象に計算力のテストを行なった。足し算と引き
算をまぜた30問ずつの試験表A,Bを用意しておく。
A表とB表は、それぞれ2桁、3桁、4桁の加算と減算
の問題をランダムに順番変えて並べてある。例えば問題
は 99 122 2908 8929 8511 122 −44 +169 −1019 +2919 −7941 +169 などのように書いて答え欄をあけておく。テスト時間は
2分30秒とする。まずA表の問題について、電気石な
しのウチワで顔・後頭部を幅50cmくらいで300回
あおぎ、それから計算させ、答えを記入させる。つい
で、電気石ウチワで同じく顔・後頭部を50cm幅くら
いで300回あおぎ(往復で1回と数える)直ちにB表
の問題を解かせる。終了後、A表とB表の正解数を数
え、向上率(%)を計算する。向上率は、(A−B)/B
で算出する。結果を表2に示す。
【0027】
【表2】生徒 A表正解数 22 24 25B表正解数 28 30 29 向上率% 27.3 25 16 (平均22.5%向上) 被検者の体験報告によれば、A表の試験(電気石なしウ
チワであおぐ)の時は、問題の式を見て暗算をして答え
を書くといういつも通りのプロセスを繰り返したが、電
気石ウチワであおいだ後のB表にかかった時は問題の式
を見ただけで答えが思い浮かんできた、つまり式を見た
時点で瞬間的に暗算をして答えを出していたということ
である。感想として、いつもは階段を1段ずつ上がって
いたのを電気石ウチワであおいだ後は5段くらいいっぺ
んに上がったくらいに速く暗算ができていたという。計
算の速さと正確さだけでなく、電気石ウチワであおいだ
後は頭がスッキリし、ヒラメキがとても速くなった感じ
がしたという。
【0028】眠気予防の実験例:(長距離運転) 使用車種 トヨタスターレット 実験距離 名寄→旭川(国道約100km)と旭川→札幌
(高速道路約100km)合計約200km 〈昼間の実験例〉 処理区(電気石ウチワ使用):頭部、顔面を30cm
あおぎ幅で300回あおいで出発する。目的地まで20
0kmのドライブ中、頭脳壮快で眠気もなく進行した。
運転中身体に活気がみなぎる。4時間で200kmを走
破した。下車時も身体は壮快であった。 無処理区(普通のウチワ使用):頭部、顔面を同形で
電気石なしのウチワで300回あおいで出発。出発より
1時間後より眠気を感じ、1時間30分経った時に高速
道路のサービスエリアで30分間休息した。身体もだる
い。目的地札幌に着くのが4時間30分かかった。下車
時、頭が時々眠く、モヤッとしていた。 〈夜間の実験例〉 処理区:札幌から名寄まで帰り道を上記と同様に運転
する(札幌から旭川までの約100kmは高速道路、旭
川から名寄まで一般道)。出発時、電気石ウチワで30
0回、顔面・頭部をあおぐ。夜間なのにハンドル握りも
楽で、力も入り、頭もスッキリ、途中で100回ほど顔
をあおぐと、視力もハッキリした。目的地に疲労もなく
4時間で到着した。 無処理区:普通のウチワで300回あおぎ走ったが、
1時間20分経った所で疲れと眠気を感じ、50分の休
息をとる。目を使うので途中、普通のウチワで100回
あおいだが改善されず、目が疲れ、身体がだるく、眠気
をもよおしながら到着した。5時間かかった。なお、同
様テストで道中食事をした所、電気石ウチワ処理区でも
眠気が来た。そこで200回くらいあおぐと眠気がと
れ、元気で目的地に到着した。(昼間区も夜間区も)無
処理区(普通のウチワや何もしない区)も食前、食後眠
く、普通のウチワであおいでも効果がなかった。すなわ
ち、電気石ウチワであおぐと、眠気がとれたり防いだり
し、頭脳や視力等の活性化が起こり、目や身体の疲れが
軽減され、スムーズに目的地につくことができることが
判明した。万一、途中で眠くなったときも100〜数1
00回電気石ウチワであおぐと眠気がとれ、元気が出る
ことが経験された。電気石ウチワであおいだ場合は、運
転中のヒラメキも高まることが経験された。
【0029】しびれの解消: 3人の女性に約20分間
たたみの上で正座させ、足のしびれに耐えられなくなっ
た所で正座をやめて脚を投げ出し、しびれが解消する時
間を計ったところ平均約5分かかった。しばらく間をお
いて、再び正座させ、しびれが耐えられなくなった所で
正座をやめ、脚を投げ出して電気石ウチワでしびれた脚
を150回あおいだところ1分間程でしびれが消えた。
別の日に同じような実験を普通のウチワで行なったが、
しびれの解消には何もしない時と同じくらいの時間がか
かった。電気石ウチワであおぐと、しびれが早く解消す
るだけでなく、脚のふくらはぎの筋肉が柔らかくなる感
覚をもった。
【0030】握力計テスト:男性3人の握力を電気石ウ
チワであおぐ場合と、何もしない場合(自然体)、及び
普通のウチワと電気石ウチワとの比較で、テストした。実験道具と環境 : ・握力計 タケイグリップ−A 測定範囲0〜100k
gf 最小単位1kgf ・電気石ウチワ 電気石各種混合物1g内蔵 ・室内温度 25℃ ・湿度 50% ・実験者 激しい運動をしてない状態で立たせる実験方法と考察 表3は、男性AとBについて自然体(何もしない)と電
気石ウチワであおいだ場合とを比較したものである。自
然体はそのまま握力計をにぎり、出た数値を読み取る。
少し間をおいてから、第三者が電気石ウチワでA,Bの
顔面200回、両手のひらに各50回、約30cm幅で
あおいでから、握力計を握る。結果は表3に示す通りで
あるが、電気石ウチワ区では3回の合計でA,Bとも3
kgfの握力増加がみられる。約2%増である。表4
は、同形の普通のウチワ(電気石なし)と電気石入りウ
チワで、同様に顔面200回、両手のひら各50回をあ
おいで握力比較測定をしたものである。その結果、電気
石ウチワであおぐと3回の合計で握力が8kgf(約7
%)増加したことが認められる。参考に、平成元年度の
文部省の体力診断テスト結果から、40才代男子につき
握力の数値で1kgf向上すると4才位若くなった数値
に当ることから、電気石ウチワによる微弱エネルギー付
与は握力について4〜7才若さを取り戻させたというこ
とができる。
【0031】
【表3】 自然体 電気石ウチワあおぎ 男性A(55才) 男性B(51才) 男性A 男性B 44.5 kgf 53.0 kgf 46.0 kgf 55.0kgf 45.0 54.0 45.5 54.0 42.0 54.0 43.0 55.0 合計131.5 161 134.5 164 1回平均43.8 53.0 44.8 54.6 指数100 100 102.28 101.86
【0032】
【表4】 男性Cの握力テスト 普通のウチワであおぐ 電気石ウチワであおぐ 39.0 kgf 43.0 kgf 39.0 42.5 39.0 40.0 合計117.0 125.5 1回平均39.0(指数100) 41.7(指数106.72)
【0033】以上のように本発明の電気石ウチワで手の
ひらや顔をあおぐことにより筋力が強化され、握力計の
値が向上する。また、脚の筋肉の強化としては、電気石
ウチワで脚をあおぐことにより垂直高飛びの高さが高く
なった。筋肉の瞬発力が強まるのである。筋肉や細胞、
或いは血流に対し電気石ウチワであおぐと効果があるこ
とは、鼻づまりを電気石ウチワであおぐと解消すること
や、イビキのひどい人が電気石ウチワであおいで寝ると
イビキが軽くなることからも認められる。
【0034】本発明の電気石ウチワであおぐことによる
筋力強化と関連して、種々の電気石及びその混合物(混
合色、及び他の鉱物との混合)の力価をOリングテスト
により測定したので、その結果を以下の表5、表6及び
表7に示す。Oリングテストは、被検者が指(例えばお
や指となか指)でOの輪を作り、この輪を検査者が左右
の人さし指を使って所定の力を入れて開くテストであ
る。無処理(被検者の手をあおがず)ではOの輪はすぐ
容易に開いてしまうが、被検者の手のひらを本発明の電
気石ウチワであおぐと、あおぐ回数が増すに従い被検者
の指の筋力が強くなり輪が開かなくなる。この際、被検
者は右手の指でOリングを作り、左手の手のひらを電気
石ウチワであおぐ。下記の表における「回数」はOリン
グが開かなくなるまで電気石ウチワであおいだ回数を示
し、この回数が少ないほどその電気石ウチワの「力価」
が強いことを意味する。電気石ウチワのあおぎ方は、3
0cm幅であおぎ、1往復を1回と数える。
【0035】
【表5】種々の色の電気石の力価素材:黒 緑色 ピンク 水色 黒褐色 青黒色 褐色 青色 濁透明色 回数:65 63 75 76 76 66 64 65 63 77
【表6】混合物の力価(1) 素材:上記各色の混合物 上記混合物+水晶10% 上記混合物+水晶50% 回数: 50 45 90
【表7】混合物の力価(2)(各色の電気石にそれぞれ
水晶10%を混合) 素材: 緑色 ピンク 水色 白色 黒褐 青黒 褐色 青色 濁透明 59 57 68 69 69 60 58 59 57 70
【0036】生卵の長もち: 生卵も生体細胞であるか
ら、これについて本発明の電気石ウチワによる活性化効
果を試験した。新鮮な鶏卵を5個ずつ3つのグループ
(a、b、c)に分け、質量減少%を測定した。aグル
ープは何もせずに、bグループは電気石ウチワで上から
40回あおぎ、cグループは同100回あおいで、室温
約24℃(日中、夜間は低下)(湿度40〜60%)で
保存し日々質量を測定する。最初の質量を100とし
て、a,b,cとも13日目で98%の質量に下がっ
た。aは19日目に破損したので以後データは取れなか
った。b(40回あおぎ)とc(100回あおぎ)は、
27日目でともに質量92.4%に下ったが、それから
先、30日目でbは90.9%、cは91.7%、そし
て40日目でbは89.1%、cは90.68%と差が
出はじめ、cの卵の内容物は動かないがbのは振ると動
いた。48日目にbは84.8%で卵の中身が動いてい
るのに、cは87.6%の質量で振ってもほとんどのが
動かない。cの少し内容物が動くのを1個食べてみたが
味に異常はない。外観観察からも腐敗の兆候はみられな
かった。59日目でbは83.3%の質量に下がり、卵
内容物が動いている(腐敗が始まりかけ)のに対し、c
は87.0%の質量を保ち、内容物もほとんど動かな
い。こうして、生卵を本発明の電気石ウチワで100回
あおげば、常温下で約60日間生きたまま保持できるこ
とが明らかになった。なお、電気石ウチワは当初あおい
だだけであるが、常時電気石の微弱エネルギーにさらす
ようにする、例えば保存容器の内壁に電気石細粉又は細
粒を付着させて接触活性器材とし、その中で卵を保存す
ることによって、さらに長期の生体保存が可能になる。
【0037】血圧測定試験:本発明の送風活性器材(電
気石ウチワ)であおいだ時と、普通のウチワであおいだ
時と、何もしない自然体の時との血圧最高値・最低値を
測定した。実験道具及び環境 実験道具:オムロン自動血圧計HEM722C 電気石ウチワ:電気石細粉混合物2g入り(普通のウチ
ワは同形だが何も入ってない) 室内環境:温度25℃ 湿度50% 実験者:男女とも激しい運動をしていない状態でイスに
座らせる。実験方法と考察 軽い室内着衣を着た実験者男女をイスに座らせ、自然体
でまず血圧を測定し、ついで第三者が普通のウチワで実
験者の顔200回、両手のひら各50回(あおぎ幅30
cm、往復で1回と数える)をあおいでて血圧測定し、
さらに本発明の電気石ウチワで同じく顔200回、両手
のひらを各50回あおいで血圧を測定した。それぞれの
数値を表8に示す。普通のウチワの風は自然体と比べて
最高最低の幅を男女とも縮めたが、電気石ウチワの風は
血圧最高値と最低値の幅を約6.5〜10.5%拡げる
ことが観測された。
【0038】
【表8】 実験者 区分 自然体 普通 電気石 自然体 普通 電気石 最高 最低 最高 最低 最高 最低 最高 最低 最高 最低 最高 最低 1回目 123 87 115 95 119 95 144 83 130 87 145 95 2回目 128 97 117 92 131 89 139 94 136 84 145 86 3回目 124 91 121 85 129 83 135 83 132 84 147 88 平均 125 91.7 117.7 90.7 126.3 89 139.3 86.6 132.7 85 145.6 89.6 最高最低差 33.4 27 37.3 52.7 47.7 56 自然体との差 △6.4 +3.9 △5 +3.3 注:「普通」は普通のウチワであおぐ 「電気石」は電気石ウチワであおぐ
【0039】上記の最高最低差の拡大の理由として、最
低血圧の数値が電気石ウチワの風によりあまり変化しな
い所から、心臓が収縮して血液が左心室から大動脈に押
し出された時の圧力が最高血圧であるから、心臓が電気
石による微弱エネルギーの影響を受けて、より強靱な収
縮運動等の働きをしたためと推察される。これと符合す
ることに、階段を上がると心臓がドキドキする老齢者
が、電気石ウチワであおいだり、胸の内ポケットにその
ウチワを入れておくと、ドキドキが止まることが経験さ
れており、電気石エネルギーにより心臓の強化作用があ
ることが体験されている。また、電気石ウチワで眠気と
り効果があることは先に説明した所であるが、心臓と同
様に電気石エネルギーは肺における呼吸代謝を円滑にし
てO2 分圧の高い血液を体中に循環させるために、各組
織における組織呼吸が活発化する、すなわち細胞が活性
化される。すなわち眠気が取れたのは脳細胞も活性化し
たからであると思われる。
【0040】次に、本発明の生体活性化用器材のうち接
触活性器材の態様について、図4を参照して実施例を説
明する。図4は眼鏡を表わしているが、この眼鏡の鼻止
め20の表面21に電気石細粉又は細粒(図では示して
ない)を脱落しないように付着させる。電気石細粉又は
細粒は、表面21の目に近い側にも遠い側にも付着させ
るのがよい。電気石細粉又は細粒は、眼鏡のつる22,
23の表面にも付着させることができる。また、図では
符号をつけてないが、レンズフレームの内外にも同様に
電気石細粉又は細粒を付着させてもよい。このような電
気石つき眼鏡をかけると、鼻止め20やつる22,2
3、フレームに付着させた電気石が発するマイナスイオ
ンなどの微弱エネルギーが目やその周りの筋肉や側頭部
を活性化し、目が良く見えるようになり、疲れを防止す
るとともに頭が冴え、脳内の血流を活性化することによ
りボケの防止及び改善にも役立てることができる。この
活性化エネルギーは電気石ウチワであおぐ時ほど急速大
量に与えられるわけではないが、眼鏡を長くかけていて
絶えず微弱エネルギーを受け続けることにより絶えず持
続的に活性化作用が与えられるのである。
【0041】図5はさらに他の接触活性器材の実施態様
を示す。これはコンタクトレンズに電気石細粉をつけた
態様であって、コンタクトレンズの瞳孔相当部31はレ
ンズ素材だけとし、その周囲の環状部32に電気石細粉
33を混入してある。電気石は黒色、赤色など適当な色
のものを用いることができる。眼球を傷つけないように
電気石は成るべく細かい粒度(例えば1ミクロン以下)
とし、また脱落しないようにレンズ素材に埋め込むよう
にする。コンタクトレンズは素材そのものにある程度通
気性があるから、素材の中に埋入した電気石細粉は十分
空気と触れ合い、マイナスイオンその他の微弱エネルギ
ーを発することができる。これにより、目の神経や血流
に活性化エネルギーを与えるから、眼球を活性化し、視
力を向上させ目の疲れを防止するとともにまぶたの筋肉
のタルミやシワをとり、目をパッチリさせる効果があ
る。
【0042】図6は接触活性器材のさらに他の実施例と
して筆記具に電気石細粉又は細粒をつけた、疲れ防止筆
記具の態様を示す。筆記具としては、ボールペン、シャ
ープペンシル、鉛筆、毛筆、又は万年筆などがあるが、
それらの軸部41の主として手指で握る部分42とその
近辺に電気石細粉又は細粒43を付着させる。この場合
は、軸部の表面に多少電気石が突出しても、かえって滑
り止めになるので構わない。筆記具をもって書く動きを
繰り返すと、電気石43が絶えず手指と触れて活性化エ
ネルギーを与え続けるので、長時間筆記をしても指や手
が疲れず、肩が凝ることもなく、快適に仕事ができる。
これに関連して、シャープペンシルの芯やボールペンの
インク、印刷インクなどに本発明の電気石細粉又は細粒
を混入することができる。これらの芯やインクで紙の上
に筆記又は印刷された文字又は図形などは、電気石細粉
又は細粒を含有しているので、これに指などで触れるこ
とにより活性化エネルギーを受けることができる。すな
わちインクや鉛筆芯が、印刷又は印字又は筆記動作を経
て、接触活性器材として働くのである。
【0043】図7は、図6のボールペンと類似している
が、中空軸51の中に電気石細粒を封入した接触活性具
(ある意味で送風活性具ともいえる)の例を示す。中空
軸51には小さい孔52が多数穿設してあり、頂部のキ
ャップ53を開いて電気石細粒を点線54のような範囲
に適量充填する。電気石は孔52から漏れ出ない程度の
粒度、例えば約2ミリくらいの粒とするとよい。また、
中空部内の全体にギッシリ電気石を詰めなくても、例え
ば前記したようなフィルム、紙、布などに電気石細粒を
付着又は含浸させた電気石シートを別に作成しておき、
このシートの電気石の出ている面を外側にして中空軸5
1の内面に取りつけて、電気石が穿孔52を介して外気
と接触し、マイナスイオン等の微弱エネルギーを発する
ようにしてもよい。図7の実施例は一義的には筆記具を
想定しているが、これに限らず、その他の接触活性器
材、例えば杖の握り部、ゴルフクラブの握り(グリッ
プ)、釣竿等々のように中空部をもつ器材であれば、図
7と同様な方式で表面に穿孔を設け、中空内部に電気石
細粒を装填し又は電気石シートを取りつけて接触活性器
材を作成することができる。このように中空部に装填し
た電気石は、生体に直接触れてはいないけれど、電気石
から発せられるマイナスイオンが穿孔を通じて生体の至
近距離に出て事実上接触しているのと同様に生体に吸収
されやすいから、微弱エネルギーは十分生体に供給され
る。
【0044】中空部のない接触活性用器材、例えばテー
ブル表面とか、中実の柄とかの場合はその器材の表面に
塗料、接着剤等で電気石細粉又は細粒を付着させること
で作成することができる。この場合も、直接電気石を付
着させる代わりに、前述の電気石シートを作成しておい
てこれを器材表面に貼りつけることもできる。電気石シ
ートの関連で言及すると、紙又は不織布を抄造するとき
に同時的に電気石細粉又は細粒を混抄して電気石入りの
紙又は不織布を製造することができる。この場合、電気
石細粉又は細粒は、特に限定するものではないが、実際
的には数ミクロンから数10ミクロン、時に数100ミ
クロンの粒度とするのが好適である。或いは、同時的抄
造ではなく、先に抄造し終えた紙又は不織布に、後処理
として電気石細粉又は細粒を溶かした液を注いで、電気
石細粉又は細粒を付着又は含浸させるようにすることも
できる。この場合、注ぎ液にはバインダー(糊剤)を適
宜混合しておくとよい。このような電気石抄造シートに
よって、前記の送風活性器材又は接触活性器材を製作す
ることができる。
【0045】次に、図8は本発明に係る接触活性器材と
しての精米保存器の一例を示す断面側面図である。精米
保存器60は、蓋61と容器本体62とからなり、それ
ぞれの内面に点線で示すように電気石細粉又は細粒63
が付着されている。このような保存器60に精米を入れ
ることにより、電気石の発する微弱エネルギーを受け続
ける米の細胞(まだ生きている)は変質や劣化を生じる
ことなく精米時の鮮度やうまみを長期間保持し続けるこ
とができる。同様な効果は、米袋(図示してない)の内
面に電気石細粉又は細粒を付着又は封入することによっ
ても達成され得る。米袋は紙製でもプラスチック製でも
よい。なお、図示の例では容器の底が斜壁65とされ、
その下端に開閉口66を設けてある。開閉口66は例え
ば外壁に適宜設けたボタン(図9の67参照)を押すこ
とにより電気的に自動開閉できるようにすると、定量の
米が自動的に排出されるので便利である。図9は、この
ような電気石保存器60を冷蔵庫の一部として組み込ん
だ例を略示する正面図である。鎖線で示す冷蔵庫70
は、冷凍室と冷蔵室、野菜室などが縦設されたものであ
るが、米保存器60は、その野菜室(一番下の)などの
ような、極度に冷却されない部分に組み込むようにする
のがよい。67は操作ボタンで、これを押すことにより
定量の米が排出されるようにするとよい。図9のように
冷蔵庫に組み込む代わりに、保存器60そのものをクー
ラーボックスとして構成することもできる。また図9の
思想を応用して、冷蔵倉庫そのものに電気石つき保存器
(やや大型の)を収納するようにしてもよい。
【0046】米の保存と関連して、稲の種子を播種する
前に本発明の送風活性器材の風に当てることにより発芽
率の低下を抑止することができる。送風活性器材として
は、ウチワも利用できるが、大量の種子を処理するため
には大型の送風機に電気石細粉又は細粒をつけて利用す
るのがよい。特に、稲の種子は、直播き栽培される場
合、発芽率がよくないと、修復がむずかしく、収量の低
下を引き起こすが、これを避けるため電気石を利用する
と発芽率低下を防ぐことができる。具体的に、直播きの
場合は、稲の種子を土のダンゴ状に丸めて入れて、直接
田圃に投下し播きつけるのであるが、このダンゴに土又
はその他の播種用コーティング剤と共に電気石細粉又は
細粒を混入して塊状として播きつけると種子(生きてい
る細胞)に酸素を供給し、種子の腐敗や弱化を防ぎ、発
芽率を向上させることができることが認められた。実際
に、無処理で稲種子を直播きすると、80%を越える程
度の発芽率しか得られないのに対し、電気石を混入した
直播きの場合はほゞ98%の発芽率を達成することがで
きた。このように電気石を数%から数10%混入した各
種播種用コーティング剤も本発明の接触活性器材という
ことができる。このような電気石混入播種方式は稲の種
子のほか、ダイコン、ビート、ニンジン、レタスなどの
種子に応用できるほか、馬鈴薯、長芋、さつま芋など塊
茎植物の切断面や、挿木をする花木類の切断面等に電気
石塗布として応用され得る。
【0047】次に、図10は前述した送風活性器材の思
想を発展させた移動体活性器材の一実施例として自動車
を示す平面図である。図示の乗用車80は、フロントガ
ラス81とリヤガラス82、両側のサイドガラス83を
有する。フロントガラス前部のボンネット外面84の少
なくとも一部に本発明に係る電気石細粉又は細粒付着面
85が設けられている。電気石は塗料により直接的にボ
ンネット表面に塗布してもよく、或いは予め作成した電
気石シートを貼り付けるなどしてもよい。電気石面85
の空気の流れに関し下流側に集風口86が台形状又は扇
形状に取付けられている。集風口は2個を図示してある
が、これは1個にまとめてもよく、或いは3個又はそれ
以上に分割形成してもよい。集風口86の根本に接続す
る導風管87は、点線で示すように自動車室内に導か
れ、室内吐出口88に通じる。吐出口88は、通常の室
内送風口と兼用することができる。自動車後部のトラン
ク外面91にも本発明の電気石付着面92が設けられ得
る。この場合も電気石面の下流側に集風口93が設けら
れ、導風管94を介して室内の吹き出し口95に通じて
いる。こうして、自動車が風を切って走ると電気石付着
面85又は92からマイナスイオンを含む微弱エネルギ
ーが発生され、これが効果的に集められて室内に吐出さ
れ人間その他の生体に浴びせられるから、前記したよう
な生体活性化作用が強力に発揮される。なお、実験によ
れば、自動車が走行する時ボンネット外面で発生された
微弱エネルギーは、フロントガラス及びサイドガラスを
通じて車内に少なくともある程度透過し、生体活性化作
用を行っていると認められる。電気石付着面は、図示し
た個所に限らず、車体外壁のその他の部分、例えば天井
89の外面や車体側面90、フロントガラス、サイドガ
ラス又はリヤガラスの邪魔にならない部分、等を利用し
て設けることもできる。それらの電気石付着面の下流に
集風口を設けて、効果的に微弱エネルギーを室内に導け
ばよい。また、自動車は、乗用車に限らず、トラック、
バス、軽自動車等々も等しく移動体活性器材として利用
することができ、さらには自動車に限らず、電車、列
車、モノレールやケーブルカー、さらには航空機、飛行
船、船舶などの移動物体も等しく移動体活性器材として
利用することができる。
【0048】次に、図11は、本発明の生体活性化器材
の第3の態様、すなわち移動物体の通行する道路、鉄道
などの交通環境に設置して移動物体の引き起こす風によ
り生体活性化微弱エネルギーを同環境に放出する環境活
性器材の一実施例を示す部分立面図である。移動物体と
しては、自動車、列車、モノレール、ケーブルカー等々
を広く包含し、交通環境としては道路、鉄道、モノレー
ル軌道、ケーブルカー軌道などの交通路を主眼とする
が、交通路に限らず、広く屋外環境を環境活性器材とし
て利用することができる。図11に示す実施例では、道
路100の側方の少なくとも一方に沿って立設したパネ
ル101の面の一部又は全部に電気石付着面102が設
けられている。電気石細粉又は細粒を直接塗料により塗
布するか又は電気石シートを貼り付けて電気石付着面1
02を構成する。パネル101は例示であって、フェン
ス、網体、枠体、コンクリート壁等々、広く立設物(直
立又は傾斜を問わず、また平面又は弯曲面を問わない)
を環境活性器材として利用することができる。また、背
の高い立設物に変えて、図示のようにガードレール10
3のような低い構造物の面に電気石付着面104を設け
ることもできる。このような環境活性器材101、10
3は、特に高速道路などの長く続く直線部などの片側又
は両側に設ければ、走行する移動物体の引き起こす風に
より、その環境に生体活性化エネルギーを常時放出し、
これを人間に作用させるようになるから、そこを通る車
両の運転者などが、通常であれば単調さから来る居眠り
運転などの危険状態に陥ることを防止し、交通安全に寄
与する絶大な効果を上げることができるとともに、同乗
者にもマイナスイオンの多い良化した空気を供給するこ
とにより健康で快適な移動を保証することができる。
【0049】図12は、図11と同様な環境活性器材の
他の実施例としてトンネル105を示す断面図である。
トンネル内面106の少なくとも一部に電気石付着面1
08を設け、自動車80などの移動物体の引き起こす風
によりトンネル内環境に生体活性化エネルギーを放出す
るようにさせる。電気石付着面はトンネル側面106の
ほか天頂部107にも設けることができる。もし交通量
が少ない環境の場合は電気石付着面108に向け送風す
る手段109を設けて、常時活性化エネルギーを放出さ
せるようにしてもよい。トンネルの場合も、非常に長く
てまっすぐに続く、特に陽光の届かないトンネルなどの
場合は、頭脳の能力が低下し運転者の注意が散漫にな
り、大事故を起こすことが経験されている。このような
環境にマイナスイオンを含む微弱エネルギーを供給して
空気を良化し、人間の注意力を活性化させることは、交
通安全の見地からきわめて重要なことである。トンネル
は自動車道路に限らず、鉄道その他の交通機関のトンネ
ルを環境活性器材として利用することができる。特に自
動車道路に関しては、自動車運転者が前述した電気石ウ
チワを常時携帯し、自動車車体の外面に前記した移動体
活性器材を装着し、そして環境活性器材を設置した道路
を利用して走行することが交通安全のためには最も理想
的である。
【0050】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば電気
石細粉又は細粒を封入又は付着させた多種類の用具・物
品・器材により、マイナスイオンを含む微弱エネルギー
を生体に事実上接触させて、又は送風を介して与えるこ
とにより、生体の細胞、血流、神経が活性化され、生体
機能を改善ないし向上させることができるから、例えば
視力は改善されて目がよく見えるようになり、頭脳は明
晰敏活になってヒラメキがよく、頭の働きが敏活になっ
て生徒の成績が上がり、眠気が防止されるので居眠り運
転など危険を未然に防いで交通安全に寄与し、仕事につ
いてやる気が充満し、脳の血流を促進することでボケの
防止や改善にも役立ち、筋肉は強化され、また柔軟にな
り、心臓をはじめ内臓の働きが活発になるなど健康面で
著しい効果があげられ、また生卵や植物の種子、米など
動植物の生きている細胞の長期生存をはかることがで
き、さらには馬や牛など動物の健康についても人体と同
様な生理活性化効果が達せられるなど、これまで予期さ
れていなかった多くの効果が達成される。電気石細粉・
細粒を支持している用具・物品・器材はウチワや扇子、
送風器、或いは眼鏡や筆記具等、日常身辺にある比較的
安価なものが多く、またすでに設置されているガードレ
ールやトンネルなど既設の構造物などを利用することが
できるから、これらを手軽に利用することにより、経済
的にかつ即効的・恒常的に健康を維持向上させ、生体能
力を高め、生産能力を高め、環境の良化に役立つなど多
くの実用上の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る生体活性化用器材のうち
送風活性器材の一実施例である電気石入りウチワの一例
を示す一部切除した平面図である。
【図2】図2は送風活性器材の他の実施例である電気石
つきヘアードライヤーを示す側面図である。
【図3】図3は本発明の生体活性化用器材による視力改
善試験に使用した簡易視力表を示す平面図である。
【図4】図4は、本発明の生体活性化用器材のうち、接
触活性器材の一実施例である電気石つき眼鏡を示す斜視
図である。
【図5】図5は、本発明の他の接触活性器材の実施例で
ある電気石入りコンタクトレンズの正面図である。
【図6】図6は、本発明のさらに他の接触活性器材の実
施例である電気石つき筆記具の一例を示す斜視図であ
る。
【図7】図7は、本発明の接触活性器材の他の製作例を
示す斜視図である。
【図8】図8は本発明に係る接触活性器材の一実施例で
ある精米保存器を示す断面側面図である。
【図9】図9は精米保存器を組み込んだ冷蔵庫を鎖線で
示す正面図である。
【図10】図10は、本発明に係る送風活性器材の思想
を発展させた移動体活性器材の一実施例、すなわち電気
石付着面を設けた自動車を示す平面図である。
【図11】図11は、本発明に係る生体活性化器材の第
3の態様である環境活性器材の一実施例である道路側方
に沿って設けた電気石付着面を示す部分立面図である。
【図12】図12は環境活性器材の他の実施例であるト
ンネルを示す断面図である。
【符号の説明】
1…あおぎ面 2…縁シール 3…周縁骨
4…放射状骨 6…ポケット 7…電気石細粉又は細粒
8…両面接着テープ 10…ドライヤー 11…吹き出し口 12…電気
石つき細片 20…眼鏡の鼻止め 22,23…眼鏡のつる 31…コンタクトレンズの瞳孔部 32…周囲の環状
部 33…電気石細粉 41…筆記具の軸部 42…握り部分 43…
電気石細粉又は細粒 51…中空軸 52…孔 54…
電気石細粒装填部 60…精米保存器 61…蓋 62…
容器本体 63…電気石細粉又は細粒 70…冷蔵庫 80…自動車 84…ボンネット外面 85…
電気石付着面 91…トランク外面 92…電気石付着面 101…パネル 102…電気石付着面 10
3…ガードレール 104…電気石付着面 105…トンネル 10
8…電気石付着面

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気石の細粉又は細粒を封入又は付着さ
    せた面を有する器材であって、電気石により発生される
    マイナスイオンを含む微弱エネルギーを、器材から生体
    に送風することにより、又は器材が生体にに接触するこ
    とにより、又は器材が環境に微弱エネルギーを放出する
    ことにより、生体に与えて生体機能を活性化することを
    特徴とする生体活性化用器材。
  2. 【請求項2】 前記電気石が、黒色、黒褐色、青黒色、
    褐色、青色、淡青色(水色)、緑色、ピンク色、白色、
    無色の中から選ばれたいずれか1色の電気石又は2以上
    の色の電気石の混合物である請求項1に記載の生体活性
    化用器材。
  3. 【請求項3】 前記電気石の細粉又は細粒が、黒色、黒
    褐色、青黒色、褐色、青色、淡青色(水色)、緑色、ピ
    ンク色、白色、無色の中から選ばれた1色又は2以上の
    色の混合物と、これに水晶などの他の鉱物を重量で0.
    1〜50%混入してなる請求項1に記載の生体活性化用
    器材。
  4. 【請求項4】 前記電気石の細粉又は細粒が、黒色、黒
    褐色、青黒色、褐色、青色、淡青色(水色)、緑色、ピ
    ンク色、白色、無色の中から選ばれた1色又は2以上の
    色の混合物と、これに水晶などの他の鉱物を重量で8〜
    12%混入してなる請求項3に記載の生体活性化用器
    材。
  5. 【請求項5】 前記用器材が前記エネルギーを生体に送
    風により与える、ウチワ、扇子、扇風機、ヘアードライ
    ヤー、送風ファン、又はエアコンの中から選ばれた送風
    活性器材である請求項2、3又は4に記載の生体活性化
    用器材。
  6. 【請求項6】 前記送風活性器材がウチワであって、そ
    の周縁骨3とその内側の放射状骨4と、その両面にある
    あおぎ面1とで構成され、放射状骨4の間に形成される
    ポケット6に電気石細粉又は細粒7が封入されて電気石
    入りウチワを形成している請求項5に記載の生体活性化
    用器材。
  7. 【請求項7】 前記送風活性器材が、閉じたり開いたり
    できる放射状骨と、その両面にあるあおぎ面とで構成さ
    れる扇子であって、放射状骨の間に形成されるポケット
    に電気石細粉又は細粒が封入されて電気石入り扇子を形
    成している請求項5に記載の生体活性化用器材。
  8. 【請求項8】 前記送風活性器材が、空気吹き出し部に
    電気石細粉又は細粒を封入した細片12を取りつけたヘ
    アードライヤー、扇風機又はエアコンである請求項5に
    記載の生体活性化用器材。
  9. 【請求項9】 前記送風活性器材が、送風ファンの羽根
    又は吹き出し口の内壁、ガードネット、又はその他の風
    を受ける面に電気石細粉又は細粒を直接付着させたヘア
    ードライヤー、扇風機又は空調機である請求項5に記載
    の生体活性化用器材。
  10. 【請求項10】 前記生体活性化用器材が、自動車、列
    車、モノレール、ケーブルカー、航空機等のような空気
    中を移動する移動物体であって、該物体の外面の少なく
    とも一部に電気石細粉又は細粒を付着させた面を有し、
    該物体が移動することにより生じた微弱エネルギーを移
    動物体内に導く手段を有し、該物体内の生体を活性化さ
    せることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の
    生体活性化用器材。
  11. 【請求項11】 前記生体活性化用器材が、自動車、列
    車、モノレール、ケーブルカーなどのような移動物体の
    交通環境に沿う壁面に設けた電気石細粉又は細粒付着面
    であって、移動物体が引き起こす風により放出された微
    弱エネルギーを前記交通環境内にある生体に与えて生体
    を活性化させる環境活性器材である請求項1、2、3又
    は4に記載の生体活性化用器材。
  12. 【請求項12】 前記生体機能が、視力、頭脳力、又は
    筋力であって、生体機能の活性化が、視力の改善、計算
    力の向上など頭脳の活発明晰化、眠気の除去及び防止、
    ボケの防止及び改善、或いは体のだるさ・しびれの解
    消、筋肉の疲れの防止・解消、筋力の強化、精神の安定
    ・高揚などの現象として現われることを特徴とする請求
    項1ないし11のいずれか1項に記載の生体活性化用器
    材。
  13. 【請求項13】 前記生体が動植物の生きている細胞
    (人間・動物の臓器、生卵、植物の種子、精米など)で
    あって、生体機能活性化が細菌増殖や腐敗や劣化、枯死
    を抑えて長期間生体細胞を生かし続ける現象である請求
    項1ないし11のいずれか1項に記載の生体活性化用器
    材。
  14. 【請求項14】 前記生体活性化用器材が生体に事実上
    接触することにより前記微弱エネルギーを生体に与える
    接触活性器材であって、(a)各種筆記具及び筆記・印
    字・印刷用品、(b)手で握り又は触れる部分のある作
    業・用役用の用具、(c)手で握り又は体に接触する部
    分のある日用品、(d)手で握り又は触れる部分のある
    各種運動用又は遊戯用の用具、(e)手指で常時触れて
    いる部分のある電子機器・事務用機器、(f)主として
    顔面や頭部に接触する部分のある用器材、(g)眼球や
    まぶたに直接接触するコンタクトレンズ、歯茎や舌に接
    触する義歯、インプラント、(h)手や腕、足、その他
    の体部に触れる表面を有する各種用器材、(i)動物の
    体に触れ又は動物(人間を含む)・植物の生きている細胞
    を包囲し又は触れる部分をもつ用具、の中から選ばれた
    接触活性器材である請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載の生体活性化用器材。
  15. 【請求項15】 前記接触活性器材が眼鏡であって、電
    気石細粉又は細粒を眼鏡の鼻止め20の表面21及び
    (又は)つる22,23の表面に付着させ、これら表面
    から発する微弱エネルギーにより眼球及び周辺の筋肉・
    神経、まぶた及び(又は)頭部に活性化作用を及ぼさせ
    るようにした請求項14に記載の生体活性化用器材。
  16. 【請求項16】 前記接触活性器材がコンタクトレンズ
    であって、コンタクトレンズの瞳孔相当部31の周囲の
    環状部32に電気石細粉又は細粒33を封入し又は付着
    させて成り、目をパッチリさせる作用のある請求項14
    に記載の生体活性化用器材。
  17. 【請求項17】 前記接触活性器材が筆記具であって、
    軸部41の手指で握る部分42及び(又は)その近辺に
    電気石細粉又は細粒を付着させ、これに接触する手指を
    通じて電気石より発する微弱エネルギーを生体に与え、
    指や腕の筋肉の疲れや肩こりを防止し又は解消させるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の生体活性化用器材。
  18. 【請求項18】 前記接触活性器材が、表面に穿孔した
    中空部を有する、前記(b)〜(h)群の中から選ばれ
    た器材であって、中空部内で発生した微弱エネルギーを
    穿孔より発散させて生体に与え、生体機能を活性化する
    ことを特徴とする請求項14に記載の生体活性化用器
    材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005083338A1 (ja) * 2004-03-01 2005-09-09 Yasutaka Nakata 冷蔵庫、冷凍庫、貯蔵用コンテナおよび冷凍倉庫
JP2015511718A (ja) * 2012-03-30 2015-04-20 アソシアシオン アンスティテゥト ドゥ ミヨロジー 手掌の握る力を測定するシステム
JP2019105414A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 株式会社駒匠 空調型屋内環境清浄化システム

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