JPH11331187A - 移動通信システムおよびこの移動通信システムに用いられる基地局装置と移動端末装置 - Google Patents
移動通信システムおよびこの移動通信システムに用いられる基地局装置と移動端末装置Info
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- JPH11331187A JPH11331187A JP10133319A JP13331998A JPH11331187A JP H11331187 A JPH11331187 A JP H11331187A JP 10133319 A JP10133319 A JP 10133319A JP 13331998 A JP13331998 A JP 13331998A JP H11331187 A JPH11331187 A JP H11331187A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速データ伝送サービスを他のユーザに対し
て不利益を与えることがない範囲で効率よく提供するこ
とを可能とする。 【解決手段】 担当するセル内において1つの移動端末
装置に割り当てるチャネル数の上限を所定の時間帯毎に
定めて、基地局制御ユニット13に設定しておく。そし
て基地局制御ユニット13は、時間帯に応じて、移動端
末装置に対して割り当てるチャネル数を、前記上限を越
えないように制限する。
て不利益を与えることがない範囲で効率よく提供するこ
とを可能とする。 【解決手段】 担当するセル内において1つの移動端末
装置に割り当てるチャネル数の上限を所定の時間帯毎に
定めて、基地局制御ユニット13に設定しておく。そし
て基地局制御ユニット13は、時間帯に応じて、移動端
末装置に対して割り当てるチャネル数を、前記上限を越
えないように制限する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
(CDMA)通信システムなどのように、複数のチャネ
ルを束ねての高速データ伝送を行う移動通信システムお
よびこの移動通信システムに用いられる基地局装置と移
動端末装置に関する。
(CDMA)通信システムなどのように、複数のチャネ
ルを束ねての高速データ伝送を行う移動通信システムお
よびこの移動通信システムに用いられる基地局装置と移
動端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式は、各回線に特定の符号を
割り当てることによりチャネルを構成し、同一搬送周波
数上で変調し送信される。受信側では特定の符号同期を
とり、所望のチャネルのみを復調する。
割り当てることによりチャネルを構成し、同一搬送周波
数上で変調し送信される。受信側では特定の符号同期を
とり、所望のチャネルのみを復調する。
【0003】この方式は、秘話性および耐干渉性に優
れ、システム容量が大きく、シームレスなハンドオフが
可能となるなど多くの長所を有する。このようなCDM
A方式の米国標準であるIS−95Aは、1つの移動局
にトラヒックチャネルを1チャネル割り当てることを前
提として決められており、1チャネル分の8kbpsの
速度でしかデータ伝送を行うことができない。これは、
音声データの伝送を基準としているためである。
れ、システム容量が大きく、シームレスなハンドオフが
可能となるなど多くの長所を有する。このようなCDM
A方式の米国標準であるIS−95Aは、1つの移動局
にトラヒックチャネルを1チャネル割り当てることを前
提として決められており、1チャネル分の8kbpsの
速度でしかデータ伝送を行うことができない。これは、
音声データの伝送を基準としているためである。
【0004】しかしながら近年では、より大量のデータ
を移動局にて授受できることが望まれるようになってき
ている。そしてこのようなニーズに対応し、高速データ
伝送を可能とする規格として、新しくIS−95Bとい
うものが出てきた。
を移動局にて授受できることが望まれるようになってき
ている。そしてこのようなニーズに対応し、高速データ
伝送を可能とする規格として、新しくIS−95Bとい
うものが出てきた。
【0005】このIS−95Bは、各トラヒックチャネ
ルはやはり8kbpsの容量である。しかし、このトラ
ヒックチャネルを複数束ねて使用することで高速伝送を
可能とする。
ルはやはり8kbpsの容量である。しかし、このトラ
ヒックチャネルを複数束ねて使用することで高速伝送を
可能とする。
【0006】IS−95Bで規定された多重数は最高で
8チャネルであり、このように8チャネルを束ねること
で64kbpsの伝送速度が得られる。しかしながら、
高速データ伝送が希望された際に、無条件に8チャネル
ずつを割り当てるようにしていると、少数の移動局によ
ってトラヒックチャネルのほとんどが占有されてしま
い、他の移動局が通信を行うことができなくなってしま
うおそれがある。
8チャネルであり、このように8チャネルを束ねること
で64kbpsの伝送速度が得られる。しかしながら、
高速データ伝送が希望された際に、無条件に8チャネル
ずつを割り当てるようにしていると、少数の移動局によ
ってトラヒックチャネルのほとんどが占有されてしま
い、他の移動局が通信を行うことができなくなってしま
うおそれがある。
【0007】そこで、1つの移動局に割り当てるトラヒ
ックチャネルの数を、8チャネルよりも小さくしておく
ことも考えられるが、そうすると、空いているトラヒッ
クチャネルが多い場合であっても、一律に制限された数
のトラヒックチャネルを用いた低速なデータ伝送しか行
うことができないという不具合が生じる。
ックチャネルの数を、8チャネルよりも小さくしておく
ことも考えられるが、そうすると、空いているトラヒッ
クチャネルが多い場合であっても、一律に制限された数
のトラヒックチャネルを用いた低速なデータ伝送しか行
うことができないという不具合が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
高速データ伝送を行う1つの移動局に割り当てるチャネ
ル数が固定的であったため、トラヒックが混雑しやすく
なって、通信を行うことができない移動局が生じてしま
ったり、逆に十分な伝送速度を提供できないなどの不具
合があった。
高速データ伝送を行う1つの移動局に割り当てるチャネ
ル数が固定的であったため、トラヒックが混雑しやすく
なって、通信を行うことができない移動局が生じてしま
ったり、逆に十分な伝送速度を提供できないなどの不具
合があった。
【0009】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、高速データ伝
送サービスを他のユーザに対して不利益を与えることが
ない範囲で効率よく提供することができる移動通信シス
テムおよびこの移動通信システムに用いられる基地局装
置と移動端末装置を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、高速データ伝
送サービスを他のユーザに対して不利益を与えることが
ない範囲で効率よく提供することができる移動通信シス
テムおよびこの移動通信システムに用いられる基地局装
置と移動端末装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明の移動通信システムは、サービスエリア内に
分散配置され、各々セルを形成する複数の基地局を含む
移動通信網側から移動端末装置に対して複数のチャネル
を割り当て、これら複数のチャネルを束ねて使用するこ
とで高速データ伝送を可能とする移動通信システムにお
いて、例えばチャネル割り当て制御手段などのチャネル
割り当て数制限手段を備えるとともに、前記セルの各々
に関して、1つの移動端末装置に割り当てるチャネル数
の上限を、所定の時間帯毎に定めておくか、あるいは当
該セルにおけるトラヒックの混雑状況に応じて可変的に
定めておき、前記チャネル割り当て数制限手段により、
移動端末装置が位置しているセルおよび時間帯に応じ
て、その移動端末装置に対して割り当てるチャネル数
を、前記上限を越えないように制限するようにした。
めに本発明の移動通信システムは、サービスエリア内に
分散配置され、各々セルを形成する複数の基地局を含む
移動通信網側から移動端末装置に対して複数のチャネル
を割り当て、これら複数のチャネルを束ねて使用するこ
とで高速データ伝送を可能とする移動通信システムにお
いて、例えばチャネル割り当て制御手段などのチャネル
割り当て数制限手段を備えるとともに、前記セルの各々
に関して、1つの移動端末装置に割り当てるチャネル数
の上限を、所定の時間帯毎に定めておくか、あるいは当
該セルにおけるトラヒックの混雑状況に応じて可変的に
定めておき、前記チャネル割り当て数制限手段により、
移動端末装置が位置しているセルおよび時間帯に応じ
て、その移動端末装置に対して割り当てるチャネル数
を、前記上限を越えないように制限するようにした。
【0011】このような手段を講じたことにより、トラ
ヒックの状況を考慮して、1つの移動端末装置に割り当
てるチャネル数の上限が可変設定され、その上限を越え
ない範囲でチャネルの割り当てが行われる。従って、ト
ラヒックの混雑時に1つの移動端末装置に割り当てるチ
ャネル数を制限してトラヒックの増加を防いだり、トラ
ヒックが空いているときに移動端末装置に割り当てるチ
ャネル数を増やして高速伝送を可能としたりすることが
できる。
ヒックの状況を考慮して、1つの移動端末装置に割り当
てるチャネル数の上限が可変設定され、その上限を越え
ない範囲でチャネルの割り当てが行われる。従って、ト
ラヒックの混雑時に1つの移動端末装置に割り当てるチ
ャネル数を制限してトラヒックの増加を防いだり、トラ
ヒックが空いているときに移動端末装置に割り当てるチ
ャネル数を増やして高速伝送を可能としたりすることが
できる。
【0012】また本発明の基地局装置は、自装置が形成
するセルに関して、1つの移動端末装置に割り当てるチ
ャネル数の上限を、所定の時間帯毎に定めておくか、あ
るいは当該セルにおけるトラヒックの混雑状況に応じて
可変的に定め、自装置が形成するセル内に位置する移動
端末装置に対して割り当てるチャネル数を、前記時間帯
毎の上限を越えないように制限するチャネル割り当て数
制限手段を備えた。
するセルに関して、1つの移動端末装置に割り当てるチ
ャネル数の上限を、所定の時間帯毎に定めておくか、あ
るいは当該セルにおけるトラヒックの混雑状況に応じて
可変的に定め、自装置が形成するセル内に位置する移動
端末装置に対して割り当てるチャネル数を、前記時間帯
毎の上限を越えないように制限するチャネル割り当て数
制限手段を備えた。
【0013】このような手段を講じたことにより、当該
基地局装置を基地局に用いることで前記の移動通信シス
テムが容易に実現される。また本発明の移動端末装置
は、例えばデータレート報知制御手段および表示部から
なる割り当て状況報知手段を備え、この割り当て状況報
知手段により、自装置のユーザに対して、自装置に割り
当てているチャネル数に関する所定の割り当て状況情報
を報知するようにした。
基地局装置を基地局に用いることで前記の移動通信シス
テムが容易に実現される。また本発明の移動端末装置
は、例えばデータレート報知制御手段および表示部から
なる割り当て状況報知手段を備え、この割り当て状況報
知手段により、自装置のユーザに対して、自装置に割り
当てているチャネル数に関する所定の割り当て状況情報
を報知するようにした。
【0014】このような手段を講じたことにより、前記
した本発明の移動通信システムのように割り当てチャネ
ル数の制限がなされるシステムにて用いられたときに、
その時々でのチャネル割り当て状況をユーザに認識させ
ることが可能となる。
した本発明の移動通信システムのように割り当てチャネ
ル数の制限がなされるシステムにて用いられたときに、
その時々でのチャネル割り当て状況をユーザに認識させ
ることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態につき説明する。ここではいくつかの実施形態に
ついて説明するが、これらの実施形態に係る移動通信シ
ステムのハード的な構成は共通であるので、まずこの各
実施形態に共通のハード的な構成につき説明する。
施形態につき説明する。ここではいくつかの実施形態に
ついて説明するが、これらの実施形態に係る移動通信シ
ステムのハード的な構成は共通であるので、まずこの各
実施形態に共通のハード的な構成につき説明する。
【0016】図1は本発明の各実施形態に係る移動通信
システムの要部の概略構成を示す図である。この図に示
すように本実施形態の移動通信システムは、多数の基地
局B(B-1〜B-7 )を、その通信可能範囲の一部が隣接
する他の基地局Bの通信可能範囲の一部と互いに重なる
ように分散配置され、例えば同図に示すようなセルS
(S-1〜S-7 )を形成している。
システムの要部の概略構成を示す図である。この図に示
すように本実施形態の移動通信システムは、多数の基地
局B(B-1〜B-7 )を、その通信可能範囲の一部が隣接
する他の基地局Bの通信可能範囲の一部と互いに重なる
ように分散配置され、例えば同図に示すようなセルS
(S-1〜S-7 )を形成している。
【0017】また各基地局1は、制御局などを含んだ移
動通信網中心部側(図示せず)に接続されている。そし
て各基地局Bは、自己のセルSの中に存在する移動局M
(M-1 〜M-3 )との間で無線通信を行い、移動局Mが移
動通信網を介して通信を行うことを可能とする。
動通信網中心部側(図示せず)に接続されている。そし
て各基地局Bは、自己のセルSの中に存在する移動局M
(M-1 〜M-3 )との間で無線通信を行い、移動局Mが移
動通信網を介して通信を行うことを可能とする。
【0018】なお図1では、多数の基地局1のうち、基
地局1-1 と、この基地局1-1 に隣接する6つの基地局1-
2 〜1-7 のみを示しており、それぞれのセルをそれぞれ
S-1〜S-7 として示している。また移動局Mとしては、
移動局M-1 〜M-3 の3つのみを示している。
地局1-1 と、この基地局1-1 に隣接する6つの基地局1-
2 〜1-7 のみを示しており、それぞれのセルをそれぞれ
S-1〜S-7 として示している。また移動局Mとしては、
移動局M-1 〜M-3 の3つのみを示している。
【0019】図2は基地局Bに設置される基地局装置と
移動局Mとして使用される移動端末装置の構成を示す機
能ブロック図である。 この図において、符号1を付し
てあるのが基地局装置であり、また符号2を付してある
のが移動端末装置である。
移動局Mとして使用される移動端末装置の構成を示す機
能ブロック図である。 この図において、符号1を付し
てあるのが基地局装置であり、また符号2を付してある
のが移動端末装置である。
【0020】基地局装置1は、CDMA通信ユニット1
1、信号処理ユニット12および基地局制御ユニット1
3を有している。CDMA通信ユニット11は、例えば
無線送受信部、変復調部あるいはCDMA信号処理部な
どを有した周知の構成のものであり、移動端末装置2と
の間でCDMA方式での無線通信を行うため各種の処理
を行う。
1、信号処理ユニット12および基地局制御ユニット1
3を有している。CDMA通信ユニット11は、例えば
無線送受信部、変復調部あるいはCDMA信号処理部な
どを有した周知の構成のものであり、移動端末装置2と
の間でCDMA方式での無線通信を行うため各種の処理
を行う。
【0021】信号処理ユニット12は、移動通信網中心
部側の制御局などとの間で、移動端末装置2が授受する
トラヒックデータや基地局制御ユニット13が授受する
制御データなどの送受信を行う。
部側の制御局などとの間で、移動端末装置2が授受する
トラヒックデータや基地局制御ユニット13が授受する
制御データなどの送受信を行う。
【0022】基地局制御ユニット13は、CDMA通信
ユニット11および信号処理ユニット12の動作を制御
するとともに、移動端末装置2や制御局との間で制御デ
ータの授受を行うことで移動端末装置2による通信を可
能とする。
ユニット11および信号処理ユニット12の動作を制御
するとともに、移動端末装置2や制御局との間で制御デ
ータの授受を行うことで移動端末装置2による通信を可
能とする。
【0023】この基地局制御ユニット13は、例えばマ
イクロコンピュータを主体としてなるものであり、ソフ
トウエア処理によって各種の制御手段を実現する。そし
て、この基地局制御ユニット13が有する制御手段とし
ては、基地局装置における周知の一般的なものに加え
て、チャネル割り当て制御手段13aを含んでいる。
イクロコンピュータを主体としてなるものであり、ソフ
トウエア処理によって各種の制御手段を実現する。そし
て、この基地局制御ユニット13が有する制御手段とし
ては、基地局装置における周知の一般的なものに加え
て、チャネル割り当て制御手段13aを含んでいる。
【0024】チャネル割り当て制御手段13aは、移動
端末装置2からの要求に応じてその移動端末装置2に対
するトラヒックチャネルの割り当てを行うものであっ
て、後述する各実施形態毎にそれぞれ異なる条件に従っ
て1つの移動端末装置2に対して同時に割り当てるデー
タレート(チャネル数)を制限する。
端末装置2からの要求に応じてその移動端末装置2に対
するトラヒックチャネルの割り当てを行うものであっ
て、後述する各実施形態毎にそれぞれ異なる条件に従っ
て1つの移動端末装置2に対して同時に割り当てるデー
タレート(チャネル数)を制限する。
【0025】一方、移動端末装置2は、CDMA通信ユ
ニット21、信号処理ユニット22、操作部23、表示
部24および移動端末制御ユニット25を有する。CD
MA通信ユニット21は、例えば無線送受信部、変復調
部あるいはCDMA信号処理部などを有した周知の構成
のものであり、基地局装置1との間でCDMA方式での
無線通信を行うため各種の処理を行う。
ニット21、信号処理ユニット22、操作部23、表示
部24および移動端末制御ユニット25を有する。CD
MA通信ユニット21は、例えば無線送受信部、変復調
部あるいはCDMA信号処理部などを有した周知の構成
のものであり、基地局装置1との間でCDMA方式での
無線通信を行うため各種の処理を行う。
【0026】信号処理ユニット22は、例えばボコー
ダ、およびハンドセットなどのPCM符号処理部などの
音声処理部や、データ伝送プロトコル処理部、データ処
理部およびデータ表示部などのデータ通信部などを有し
た周知の構成のものである。
ダ、およびハンドセットなどのPCM符号処理部などの
音声処理部や、データ伝送プロトコル処理部、データ処
理部およびデータ表示部などのデータ通信部などを有し
た周知の構成のものである。
【0027】操作部23は、例えばキー群やタッチパネ
ルなどを有してなり、ユーザによる移動端末制御ユニッ
ト25に対する各種の指示入力を受け付ける。表示部2
4は、例えば液晶表示器を有してなり、ユーザに対して
各種の情報を報知するための表示を移動端末制御ユニッ
ト25の制御の下に行う。
ルなどを有してなり、ユーザによる移動端末制御ユニッ
ト25に対する各種の指示入力を受け付ける。表示部2
4は、例えば液晶表示器を有してなり、ユーザに対して
各種の情報を報知するための表示を移動端末制御ユニッ
ト25の制御の下に行う。
【0028】移動端末制御ユニット25は、CDMA通
信ユニット21および信号処理ユニット22の動作を制
御するとともに、基地局との間で制御データの授受を行
うことで移動端末装置2としての動作を実現する。
信ユニット21および信号処理ユニット22の動作を制
御するとともに、基地局との間で制御データの授受を行
うことで移動端末装置2としての動作を実現する。
【0029】この移動端末制御ユニット25は、例えば
マイクロコンピュータを主体としてなるものであり、ソ
フトウエア処理によって各種の制御手段を実現する。そ
して、この移動端末制御ユニット25が有する制御手段
としては、移動端末装置における周知の一般的なものに
加えて、データレート報知制御手段25aを含んでい
る。
マイクロコンピュータを主体としてなるものであり、ソ
フトウエア処理によって各種の制御手段を実現する。そ
して、この移動端末制御ユニット25が有する制御手段
としては、移動端末装置における周知の一般的なものに
加えて、データレート報知制御手段25aを含んでい
る。
【0030】データレート報知制御手段25aは、通信
状態にあるときにおいて、そのときに自装置に対して割
り当てられているデータレートをユーザに対して報知す
るための処理を行う。
状態にあるときにおいて、そのときに自装置に対して割
り当てられているデータレートをユーザに対して報知す
るための処理を行う。
【0031】次に、以上のように構成された移動通信シ
ステムにより実現されるいくつかの実施形態における動
作につき説明する。 (第1の実施形態)本実施形態では、各セルSの地域的
な特徴から生じるトラヒックの時間的な偏りを考慮して
定められた、1つの移動端末装置2に対して許容するデ
ータレートの上限値Rtimecellを時間帯毎に示したテー
ブルが、各基地局Bに用いられている基地局制御ユニッ
ト13にそれぞれ設定されている。
ステムにより実現されるいくつかの実施形態における動
作につき説明する。 (第1の実施形態)本実施形態では、各セルSの地域的
な特徴から生じるトラヒックの時間的な偏りを考慮して
定められた、1つの移動端末装置2に対して許容するデ
ータレートの上限値Rtimecellを時間帯毎に示したテー
ブルが、各基地局Bに用いられている基地局制御ユニッ
ト13にそれぞれ設定されている。
【0032】すなわち、例えば商業地などであり、8時
〜18時においてトラヒックが混雑するセルに対して
は、上限値Rtimecellが8時〜18時において小さくな
るように、各時間帯に対して例えば図3に示すような状
態で設定される。また、例えば駅などであり、朝夕のラ
ッシュ時(例えば6時〜10時および16時〜18時)
にトラヒックが混雑するセルに対しては、上限値R
timecellが6時〜10時および16時〜18時において
小さくなるように、各時間帯に対して例えば図4に示す
ような状態で設定される。
〜18時においてトラヒックが混雑するセルに対して
は、上限値Rtimecellが8時〜18時において小さくな
るように、各時間帯に対して例えば図3に示すような状
態で設定される。また、例えば駅などであり、朝夕のラ
ッシュ時(例えば6時〜10時および16時〜18時)
にトラヒックが混雑するセルに対しては、上限値R
timecellが6時〜10時および16時〜18時において
小さくなるように、各時間帯に対して例えば図4に示す
ような状態で設定される。
【0033】そしてこのような上限値Rtimecellと各時
間帯との関係を示したテーブルが、該当セルを担当する
基地局Bとしての基地局装置1に設定される。さて、移
動端末装置2では、データ伝送サービスの使用開始を指
示するための所定の指示操作がユーザにより操作部23
でなされると、この指示が操作部23にて取り込まれ、
移動端末制御ユニット25へと通知される。そうすると
移動端末制御ユニット25は、やはりユーザにより指定
される必要チャネル数RMSを示した接続要求を、CDM
A通信ユニット21を介してアクセスチャネルへと送出
する。
間帯との関係を示したテーブルが、該当セルを担当する
基地局Bとしての基地局装置1に設定される。さて、移
動端末装置2では、データ伝送サービスの使用開始を指
示するための所定の指示操作がユーザにより操作部23
でなされると、この指示が操作部23にて取り込まれ、
移動端末制御ユニット25へと通知される。そうすると
移動端末制御ユニット25は、やはりユーザにより指定
される必要チャネル数RMSを示した接続要求を、CDM
A通信ユニット21を介してアクセスチャネルへと送出
する。
【0034】この接続要求が、その送信元の移動端末装
置2が在圏しているセルSを担当する基地局装置1に到
達する。そうすると当該基地局装置1では、接続要求が
CDMA通信ユニット11によって受信され、基地局制
御ユニット13に与えられる。
置2が在圏しているセルSを担当する基地局装置1に到
達する。そうすると当該基地局装置1では、接続要求が
CDMA通信ユニット11によって受信され、基地局制
御ユニット13に与えられる。
【0035】基地局制御ユニット13では、このように
接続要求が与えられたことに応じて、図5に示すような
チャネル割り当て処理を実行する。このチャネル割り当
て処理において基地局制御ユニット13はまず、要求元
の移動端末装置2がソフトハンドオフ状態であるか否か
の判断を行う(ステップST11)。
接続要求が与えられたことに応じて、図5に示すような
チャネル割り当て処理を実行する。このチャネル割り当
て処理において基地局制御ユニット13はまず、要求元
の移動端末装置2がソフトハンドオフ状態であるか否か
の判断を行う(ステップST11)。
【0036】ここで、要求元の移動端末装置2が、図1
中における移動局M-2 のように複数のセルの境界付近に
位置したものであって、ソフトハンドオフ状態にあるな
らば、その移動端末装置2は複数の基地局装置1とパス
を張っているため、複数のチャネルを使用することはシ
ステム上問題である。そこでこの場合には、近隣のセル
に対する干渉などの影響を少なくするため、割り当てチ
ャネル数RBSを「1」に設定する(ステップST1
2)。
中における移動局M-2 のように複数のセルの境界付近に
位置したものであって、ソフトハンドオフ状態にあるな
らば、その移動端末装置2は複数の基地局装置1とパス
を張っているため、複数のチャネルを使用することはシ
ステム上問題である。そこでこの場合には、近隣のセル
に対する干渉などの影響を少なくするため、割り当てチ
ャネル数RBSを「1」に設定する(ステップST1
2)。
【0037】一方、要求元の移動端末装置2がソフトハ
ンドオフ状態ではないならば、基地局制御ユニット13
は現在時刻によって前述のテーブルを検索して上限値R
timecellを判定し、この上限値Rtimecellと、移動端末
装置2からの要求チャネル数RMSとのうちで小さいほう
の値を割り当てチャネル数RBSとして設定する(ステッ
プST13)。
ンドオフ状態ではないならば、基地局制御ユニット13
は現在時刻によって前述のテーブルを検索して上限値R
timecellを判定し、この上限値Rtimecellと、移動端末
装置2からの要求チャネル数RMSとのうちで小さいほう
の値を割り当てチャネル数RBSとして設定する(ステッ
プST13)。
【0038】そして基地局制御ユニット13は、ステッ
プST12またはステップST13で設定した割り当て
チャネル数RBSのトラヒックチャネル空きチャネルのな
かから選択し、それらのトラヒックチャネルをページン
グチャネルを介して通知することで、要求元の移動端末
装置2に対してトラヒックチャネルを割り当て(ステッ
プST14)、これによりチャネル割り当て処理を終了
する。なお、トラヒックチャネル空きチャネルのなかか
ら選択するチャネルは、1つが制御データも合わせて伝
送するためのファンダメンタルチャネルであり、残りが
制御データの伝送は行わないサプリメンタルチャネルで
ある。
プST12またはステップST13で設定した割り当て
チャネル数RBSのトラヒックチャネル空きチャネルのな
かから選択し、それらのトラヒックチャネルをページン
グチャネルを介して通知することで、要求元の移動端末
装置2に対してトラヒックチャネルを割り当て(ステッ
プST14)、これによりチャネル割り当て処理を終了
する。なお、トラヒックチャネル空きチャネルのなかか
ら選択するチャネルは、1つが制御データも合わせて伝
送するためのファンダメンタルチャネルであり、残りが
制御データの伝送は行わないサプリメンタルチャネルで
ある。
【0039】こののちに基地局制御ユニット13は、要
求元の移動端末装置2と相手端末との間のリンクを確立
するためなどの周知の処理を実行する。さて移動端末装
置2で移動端末制御ユニット25は、基地局装置1から
上述のように割り当て結果の通知を受けると、自装置に
対して許容されたデータレートを判定し、例えば図6に
示す状態で表示部24に表示させる。
求元の移動端末装置2と相手端末との間のリンクを確立
するためなどの周知の処理を実行する。さて移動端末装
置2で移動端末制御ユニット25は、基地局装置1から
上述のように割り当て結果の通知を受けると、自装置に
対して許容されたデータレートを判定し、例えば図6に
示す状態で表示部24に表示させる。
【0040】このように本実施形態によれば、1つの移
動端末装置2に対して割り当てられるトラヒックチャネ
ル数は、セル毎の地域的な特徴から生じるトラヒックの
時間的な偏りを考慮して時間帯毎に決められた上限値R
timecellを越えない範囲で設定される。
動端末装置2に対して割り当てられるトラヒックチャネ
ル数は、セル毎の地域的な特徴から生じるトラヒックの
時間的な偏りを考慮して時間帯毎に決められた上限値R
timecellを越えない範囲で設定される。
【0041】従って、トラヒックがあまり混まず、チャ
ネルに余裕がある時間帯には、十分な数のトラヒックチ
ャネルが1つの移動端末装置2に対して割り当てられ、
高速なデータ伝送を行うことが可能である。また、トラ
ヒックが混雑する時間帯には、1つの移動端末装置2に
対して割り当てるチャネル数が制限され、少数の移動端
末装置2によりトラヒックチャネルのほとんどが占有さ
れてしまうことが防止され、より多くのユーザが通信を
行うことが可能である。
ネルに余裕がある時間帯には、十分な数のトラヒックチ
ャネルが1つの移動端末装置2に対して割り当てられ、
高速なデータ伝送を行うことが可能である。また、トラ
ヒックが混雑する時間帯には、1つの移動端末装置2に
対して割り当てるチャネル数が制限され、少数の移動端
末装置2によりトラヒックチャネルのほとんどが占有さ
れてしまうことが防止され、より多くのユーザが通信を
行うことが可能である。
【0042】また移動端末装置2では、許容されたデー
タレートを表示部24に表示するので、上述のように網
側の都合によって割り当てチャネル数が制限されること
で変化してしまうデータレートをユーザが容易、かつ的
確に認識することができる。
タレートを表示部24に表示するので、上述のように網
側の都合によって割り当てチャネル数が制限されること
で変化してしまうデータレートをユーザが容易、かつ的
確に認識することができる。
【0043】(第2の実施形態)本実施形態では、1つ
の移動端末装置2に対して許容するデータレートの上限
値RLoadをチャネル使用率毎に示したテーブルが、各基
地局Bに用いられている基地局装置1の基地局制御ユニ
ット13にそれぞれ設定されている。
の移動端末装置2に対して許容するデータレートの上限
値RLoadをチャネル使用率毎に示したテーブルが、各基
地局Bに用いられている基地局装置1の基地局制御ユニ
ット13にそれぞれ設定されている。
【0044】なお、上限値RLoadとチャネル使用率との
関係は、例えば図7に示したように設定される。そして
本実施形態における各部の動作は前記第1実施形態の場
合とほとんど同じであるが、基地局制御ユニット13に
よるチャネル割り当て処理が以下のように異なってい
る。
関係は、例えば図7に示したように設定される。そして
本実施形態における各部の動作は前記第1実施形態の場
合とほとんど同じであるが、基地局制御ユニット13に
よるチャネル割り当て処理が以下のように異なってい
る。
【0045】基地局制御ユニット13は、図8に示すよ
うな手順でチャネル割り当て処理を実行する。この図8
において、図5と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
うな手順でチャネル割り当て処理を実行する。この図8
において、図5と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0046】すなわち本実施形態では、要求元の移動端
末装置2がソフトハンドオフ状態ではないとステップS
T11において判定したとき、基地局制御ユニット13
は現在の自局でのチャネル使用率によって前述のテーブ
ルを検索して上限値RLoadを判定し、この上限値RLoad
と、移動端末装置2からの要求チャネル数RMSとのうち
で小さいほうの値を割り当てチャネル数RBSとして設定
する(ステップST21)。
末装置2がソフトハンドオフ状態ではないとステップS
T11において判定したとき、基地局制御ユニット13
は現在の自局でのチャネル使用率によって前述のテーブ
ルを検索して上限値RLoadを判定し、この上限値RLoad
と、移動端末装置2からの要求チャネル数RMSとのうち
で小さいほうの値を割り当てチャネル数RBSとして設定
する(ステップST21)。
【0047】このように本実施形態によれば、1つの移
動端末装置2に対して割り当てられるトラヒックチャネ
ル数は、その時々のセル毎のチャネル使用率に応じた上
限値RLoadを越えない範囲で設定される。
動端末装置2に対して割り当てられるトラヒックチャネ
ル数は、その時々のセル毎のチャネル使用率に応じた上
限値RLoadを越えない範囲で設定される。
【0048】従って、トラヒックがあまり混まず、チャ
ネルに余裕がある状態では、十分な数のトラヒックチャ
ネルが1つの移動端末装置2に対して割り当てられ、高
速なデータ伝送を行うことが可能である。また、トラヒ
ックが混雑している状態では、1つの移動端末装置2に
対して割り当てるチャネル数が制限され、少数の移動端
末装置2によりトラヒックチャネルのほとんどが占有さ
れてしまうことが防止され、より多くのユーザが通信を
行うことが可能である。
ネルに余裕がある状態では、十分な数のトラヒックチャ
ネルが1つの移動端末装置2に対して割り当てられ、高
速なデータ伝送を行うことが可能である。また、トラヒ
ックが混雑している状態では、1つの移動端末装置2に
対して割り当てるチャネル数が制限され、少数の移動端
末装置2によりトラヒックチャネルのほとんどが占有さ
れてしまうことが防止され、より多くのユーザが通信を
行うことが可能である。
【0049】(第3の実施形態)本実施形態では、前記
第1実施形態で示したような上限値Rtimecellを時間帯
毎に示したテーブルと、前記第2実施形態で示したよう
な上限値RLoadをチャネル使用率毎に示したテーブルと
が、各基地局Bに用いられている基地局装置1の基地局
制御ユニット13にそれぞれ設定されている。
第1実施形態で示したような上限値Rtimecellを時間帯
毎に示したテーブルと、前記第2実施形態で示したよう
な上限値RLoadをチャネル使用率毎に示したテーブルと
が、各基地局Bに用いられている基地局装置1の基地局
制御ユニット13にそれぞれ設定されている。
【0050】そして本実施形態における各部の動作は前
記第1実施形態の場合とほとんど同じであるが、基地局
制御ユニット13によるチャネル割り当て処理が以下の
ように異なっている。
記第1実施形態の場合とほとんど同じであるが、基地局
制御ユニット13によるチャネル割り当て処理が以下の
ように異なっている。
【0051】基地局制御ユニット13は、図9に示すよ
うな手順でチャネル割り当て処理を実行する。この図9
において、図5と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
うな手順でチャネル割り当て処理を実行する。この図9
において、図5と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0052】すなわち本実施形態では、要求元の移動端
末装置2がソフトハンドオフ状態ではないとステップS
T11において判定したとき、基地局制御ユニット13
は現在時刻によって前述のテーブルを検索して上限値R
timecellを判定するとともに、現在の自局でのチャネル
使用率によって前述のテーブルを検索して上限値RLoad
を判定し、上限値Rtimecell、上限値RLoadおよび要求
チャネル数RMSのうちで最も小さい値をc割り当てチャ
ネル数RBSとして設定する(ステップST31)。
末装置2がソフトハンドオフ状態ではないとステップS
T11において判定したとき、基地局制御ユニット13
は現在時刻によって前述のテーブルを検索して上限値R
timecellを判定するとともに、現在の自局でのチャネル
使用率によって前述のテーブルを検索して上限値RLoad
を判定し、上限値Rtimecell、上限値RLoadおよび要求
チャネル数RMSのうちで最も小さい値をc割り当てチャ
ネル数RBSとして設定する(ステップST31)。
【0053】このように本実施形態によれば、1つの移
動端末装置2に対して割り当てられるトラヒックチャネ
ル数は、セル毎の地域的な特徴から生じるトラヒックの
時間的な偏りを考慮して時間帯毎に決められた上限値R
timecellと、その時々のセル毎のチャネル使用率に応じ
た上限値RLoadとのいずれをも越えない範囲で設定され
る。
動端末装置2に対して割り当てられるトラヒックチャネ
ル数は、セル毎の地域的な特徴から生じるトラヒックの
時間的な偏りを考慮して時間帯毎に決められた上限値R
timecellと、その時々のセル毎のチャネル使用率に応じ
た上限値RLoadとのいずれをも越えない範囲で設定され
る。
【0054】すなわち、例えば上限値Rtimecellが図3
に示すように設定されているセルにおいて16〜20時
において予想外にトラヒックが込み合った場合には、割
り当てチャネル数RBSの実際の上限値は例えば図10に
示すように16〜20時において低減される。例えば上
限値Rtimecellが図4に示すように設定されているセル
において18〜20時において予想外にトラヒックが込
み合った場合には、割り当てチャネル数RBSの実際の上
限値は例えば図11に示すように18〜20時において
低減される。
に示すように設定されているセルにおいて16〜20時
において予想外にトラヒックが込み合った場合には、割
り当てチャネル数RBSの実際の上限値は例えば図10に
示すように16〜20時において低減される。例えば上
限値Rtimecellが図4に示すように設定されているセル
において18〜20時において予想外にトラヒックが込
み合った場合には、割り当てチャネル数RBSの実際の上
限値は例えば図11に示すように18〜20時において
低減される。
【0055】従って、本来はトラヒックがあまり混ま
ず、チャネルに余裕がある時間帯であっても、そのよう
な傾向に反してトラヒックが混雑している場合には、1
つの移動端末装置2に対して割り当てるチャネル数が制
限され、残り少ないトラヒックチャネルのほとんどが少
数の移動端末装置2により占有されてしまうことを防止
できる。
ず、チャネルに余裕がある時間帯であっても、そのよう
な傾向に反してトラヒックが混雑している場合には、1
つの移動端末装置2に対して割り当てるチャネル数が制
限され、残り少ないトラヒックチャネルのほとんどが少
数の移動端末装置2により占有されてしまうことを防止
できる。
【0056】(第4の実施形態)本実施形態では、前記
第1実施形態で示したような上限値Rtimecellを時間帯
毎に示したテーブルが、各基地局Bに用いられている基
地局装置1の基地局制御ユニット13にそれぞれ設定さ
れている。
第1実施形態で示したような上限値Rtimecellを時間帯
毎に示したテーブルが、各基地局Bに用いられている基
地局装置1の基地局制御ユニット13にそれぞれ設定さ
れている。
【0057】そして本実施形態における各部の動作は前
記第1実施形態の場合とほとんど同じであるが、基地局
制御ユニット13によるチャネル割り当て処理が以下の
ように異なっている。
記第1実施形態の場合とほとんど同じであるが、基地局
制御ユニット13によるチャネル割り当て処理が以下の
ように異なっている。
【0058】基地局制御ユニット13は、図12に示す
ような手順でチャネル割り当て処理を実行する。この図
12において、図5と同一部分には同一符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
ような手順でチャネル割り当て処理を実行する。この図
12において、図5と同一部分には同一符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0059】すなわち本実施形態では、要求元の移動端
末装置2がソフトハンドオフ状態ではないとステップS
T11において判定したとき、基地局制御ユニット13
は現在時刻によって前述のテーブルを検索して上限値R
timecellを判定するとともに、現在の自局でのチャネル
使用率をPloadとして、[Rtimecell×(100−P
load)/100]なる演算を行う。そして基地局制御ユ
ニット13は、この演算の結果(整数にならない場合に
は、この演算の結果を越えない最大の整数)と要求チャ
ネル数RMSとのうちで小さいほうの値を割り当てチャネ
ル数RBSとして設定する(ステップST41)。
末装置2がソフトハンドオフ状態ではないとステップS
T11において判定したとき、基地局制御ユニット13
は現在時刻によって前述のテーブルを検索して上限値R
timecellを判定するとともに、現在の自局でのチャネル
使用率をPloadとして、[Rtimecell×(100−P
load)/100]なる演算を行う。そして基地局制御ユ
ニット13は、この演算の結果(整数にならない場合に
は、この演算の結果を越えない最大の整数)と要求チャ
ネル数RMSとのうちで小さいほうの値を割り当てチャネ
ル数RBSとして設定する(ステップST41)。
【0060】このように本実施形態によれば、1つの移
動端末装置2に対して割り当てられるトラヒックチャネ
ル数は、セル毎の地域的な特徴から生じるトラヒックの
時間的な偏りを考慮して時間帯毎に決められた上限値R
timecellを、現在の自局でのチャネル使用率Ploadによ
って補正した値を越えない範囲で設定される。
動端末装置2に対して割り当てられるトラヒックチャネ
ル数は、セル毎の地域的な特徴から生じるトラヒックの
時間的な偏りを考慮して時間帯毎に決められた上限値R
timecellを、現在の自局でのチャネル使用率Ploadによ
って補正した値を越えない範囲で設定される。
【0061】従って、トラヒックがあまり混まず、チャ
ネルに余裕がある時間帯には、十分な数のトラヒックチ
ャネルが1つの移動端末装置2に対して割り当てられ、
高速なデータ伝送を行うことが可能である。また、トラ
ヒックが混雑する時間帯には、1つの移動端末装置2に
対して割り当てるチャネル数が制限され、少数の移動端
末装置2によりトラヒックチャネルのほとんどが占有さ
れてしまうことが防止され、より多くのユーザが通信を
行うことが可能である。
ネルに余裕がある時間帯には、十分な数のトラヒックチ
ャネルが1つの移動端末装置2に対して割り当てられ、
高速なデータ伝送を行うことが可能である。また、トラ
ヒックが混雑する時間帯には、1つの移動端末装置2に
対して割り当てるチャネル数が制限され、少数の移動端
末装置2によりトラヒックチャネルのほとんどが占有さ
れてしまうことが防止され、より多くのユーザが通信を
行うことが可能である。
【0062】しかも、本来はトラヒックがあまり混ま
ず、チャネルに余裕がある時間帯であっても、そのよう
な傾向に反してトラヒックが混雑している場合には、1
つの移動端末装置2に対して割り当てるチャネル数が制
限され、残り少ないトラヒックチャネルのほとんどが少
数の移動端末装置2により占有されてしまうことを防止
できる。
ず、チャネルに余裕がある時間帯であっても、そのよう
な傾向に反してトラヒックが混雑している場合には、1
つの移動端末装置2に対して割り当てるチャネル数が制
限され、残り少ないトラヒックチャネルのほとんどが少
数の移動端末装置2により占有されてしまうことを防止
できる。
【0063】(第5の実施形態)本実施形態では、前記
第1実施形態で示したような上限値Rtimecellを時間帯
毎に示したテーブルと、前記第2実施形態で示したよう
な上限値RLoadをチャネル使用率毎に示したテーブルと
のうちの少なくともいずれか一方が、各基地局Bに用い
られている基地局装置1の基地局制御ユニット13にそ
れぞれ設定されている。
第1実施形態で示したような上限値Rtimecellを時間帯
毎に示したテーブルと、前記第2実施形態で示したよう
な上限値RLoadをチャネル使用率毎に示したテーブルと
のうちの少なくともいずれか一方が、各基地局Bに用い
られている基地局装置1の基地局制御ユニット13にそ
れぞれ設定されている。
【0064】そして本実施形態における各部の動作は前
記第1実施形態の場合とほとんど同じであるが、移動端
末制御ユニット25は、接続要求に必要チャネル数RMS
を示さない点が異なっている。そしてこれにともなっ
て、基地局制御ユニット13によるチャネル割り当て処
理が以下のように異なっている。
記第1実施形態の場合とほとんど同じであるが、移動端
末制御ユニット25は、接続要求に必要チャネル数RMS
を示さない点が異なっている。そしてこれにともなっ
て、基地局制御ユニット13によるチャネル割り当て処
理が以下のように異なっている。
【0065】基地局制御ユニット13は、図13に示す
ような手順でチャネル割り当て処理を実行する。この図
13において、図5と同一部分には同一符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
ような手順でチャネル割り当て処理を実行する。この図
13において、図5と同一部分には同一符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0066】すなわち本実施形態では、要求元の移動端
末装置2がソフトハンドオフ状態ではないとステップS
T11において判定したとき、基地局制御ユニット13
は、 (1) 現在時刻によって前述のテーブルを検索して上限
値Rtimecellを判定し、これを割り当てチャネル数RBS
として設定する。
末装置2がソフトハンドオフ状態ではないとステップS
T11において判定したとき、基地局制御ユニット13
は、 (1) 現在時刻によって前述のテーブルを検索して上限
値Rtimecellを判定し、これを割り当てチャネル数RBS
として設定する。
【0067】(2) 現在時刻によって前述のテーブルを
検索して上限値Rtimecellを判定するとともに、現在の
自局でのチャネル使用率によって前述のテーブルを検索
して上限値RLoadを判定し、上限値Rtimecellおよび上
限値RLoadのうちで小さいほうを割り当てチャネル数R
BSとして設定する。
検索して上限値Rtimecellを判定するとともに、現在の
自局でのチャネル使用率によって前述のテーブルを検索
して上限値RLoadを判定し、上限値Rtimecellおよび上
限値RLoadのうちで小さいほうを割り当てチャネル数R
BSとして設定する。
【0068】(3) 現在時刻によって前述のテーブルを
検索して上限値Rtimecellを判定し、[Rtimecell×
(100−Pload)/100]なる演算の結果を割り当
てチャネル数RBSとして設定する。なる3つのうちのい
ずれかにより、割り当てチャネル数RBSの設定を行う
(ステップST51)。
検索して上限値Rtimecellを判定し、[Rtimecell×
(100−Pload)/100]なる演算の結果を割り当
てチャネル数RBSとして設定する。なる3つのうちのい
ずれかにより、割り当てチャネル数RBSの設定を行う
(ステップST51)。
【0069】このように本実施形態によれば、移動端末
装置2側から必要チャネル数RMSを指定しない場合であ
っても、1つの移動端末装置2に対して割り当てられる
トラヒックチャネル数を、網側で適切に設定することが
できる。
装置2側から必要チャネル数RMSを指定しない場合であ
っても、1つの移動端末装置2に対して割り当てられる
トラヒックチャネル数を、網側で適切に設定することが
できる。
【0070】(第6の実施形態)さて、設定した割り当
てチャネル数RBSのトラヒックチャネルを同時に使用開
始すると、システムに対して大きな干渉を引き起こすお
それがある。
てチャネル数RBSのトラヒックチャネルを同時に使用開
始すると、システムに対して大きな干渉を引き起こすお
それがある。
【0071】そこで本実施形態において基地局制御ユニ
ット13は、トラヒックチャネルを段階的に使用開始す
る。すなわち図14に示すように、基地局制御ユニット
13はまず、ファンダメンタルチャネルの使用を開始す
る。そしてこののちに基地局制御ユニット13は、所定
の設定数ずつのサプリメンタルチャネルを、所定の遅延
時間をおきながら、使用しているチャネルの総数が設定
した割り当てチャネル数RBSとなるまで段階的に使用開
始する。
ット13は、トラヒックチャネルを段階的に使用開始す
る。すなわち図14に示すように、基地局制御ユニット
13はまず、ファンダメンタルチャネルの使用を開始す
る。そしてこののちに基地局制御ユニット13は、所定
の設定数ずつのサプリメンタルチャネルを、所定の遅延
時間をおきながら、使用しているチャネルの総数が設定
した割り当てチャネル数RBSとなるまで段階的に使用開
始する。
【0072】なお、ここでの遅延は、パワーコントロー
ルなどの制御が電波環境に追従できるのに十分な時間を
割り当てる。その遅延は、ユーザからすれば問題のない
ほどの短い時間である。
ルなどの制御が電波環境に追従できるのに十分な時間を
割り当てる。その遅延は、ユーザからすれば問題のない
ほどの短い時間である。
【0073】これにより本実施形態によれば、基地局が
干渉などの電波環境変化に対してパワーコントロールな
どの制御を追従しやすくし品質のよいサービスを提供す
ることができる。
干渉などの電波環境変化に対してパワーコントロールな
どの制御を追従しやすくし品質のよいサービスを提供す
ることができる。
【0074】(第7の実施形態)本実施形態では、時間
帯やトラヒック状況の変化などによって、1つの移動端
末装置2に対して割り当てるチャネル数の上限値が変化
した際に高速データ通信中の移動端末装置2が存在する
ならば、その移動端末装置2に対してチャネルの再割り
当てを行うものである。
帯やトラヒック状況の変化などによって、1つの移動端
末装置2に対して割り当てるチャネル数の上限値が変化
した際に高速データ通信中の移動端末装置2が存在する
ならば、その移動端末装置2に対してチャネルの再割り
当てを行うものである。
【0075】すなわち基地局制御ユニット13は、1つ
の移動端末装置2に対して割り当てるチャネル数の上限
値が変化したことに応じて、図15に示すチャネル再割
り当て処理を実行する。
の移動端末装置2に対して割り当てるチャネル数の上限
値が変化したことに応じて、図15に示すチャネル再割
り当て処理を実行する。
【0076】このチャネル再割り当て処理において基地
局制御ユニット13はまず、現在使用されているファン
ダメンタルチャネルのうちの1つを選択し(ステップS
T71)、そのファンダメンタルチャネルを使用してい
る移動端末装置2がソフトハンドオフ状態であるか否か
の判断を行う(ステップST72)。
局制御ユニット13はまず、現在使用されているファン
ダメンタルチャネルのうちの1つを選択し(ステップS
T71)、そのファンダメンタルチャネルを使用してい
る移動端末装置2がソフトハンドオフ状態であるか否か
の判断を行う(ステップST72)。
【0077】ここで、該当する移動端末装置2がソフト
ハンドオフ状態にあるならば、前記したチャネル割り当
て処理のときと同じ理由により、割り当てチャネル数R
BSを「1」に設定する(ステップST73)。
ハンドオフ状態にあるならば、前記したチャネル割り当
て処理のときと同じ理由により、割り当てチャネル数R
BSを「1」に設定する(ステップST73)。
【0078】一方、該当する移動端末装置2がソフトハ
ンドオフ状態ではないならば、基地局制御ユニット13
は、前記したチャネル割り当て処理のときにおける割り
当てチャネル数RBSの設定時と同様な判断によって、変
更後の上限値を越えない範囲での割り当てチャネル数R
BSの再設定を行う(ステップST74)。
ンドオフ状態ではないならば、基地局制御ユニット13
は、前記したチャネル割り当て処理のときにおける割り
当てチャネル数RBSの設定時と同様な判断によって、変
更後の上限値を越えない範囲での割り当てチャネル数R
BSの再設定を行う(ステップST74)。
【0079】こののちに基地局制御ユニット13は、所
定時間が経過するのを待ち(ステップST75)、この
所定時間が経過したならば、ステップST73またはス
テップST74で設定した割り当てチャネル数RBSのチ
ャネルを該当する移動端末装置2に対して割り当てる
(ステップST76)。
定時間が経過するのを待ち(ステップST75)、この
所定時間が経過したならば、ステップST73またはス
テップST74で設定した割り当てチャネル数RBSのチ
ャネルを該当する移動端末装置2に対して割り当てる
(ステップST76)。
【0080】以上が、1つの移動端末装置2に関するチ
ャネル再割り当て処理である。そして基地局制御ユニッ
ト13は、以上のチャネル再割り当て処理を、高速デー
タ通信中である移動端末装置2のそれぞれについて実行
する。そして、ステップST75で待ち受ける時間を各
移動端末装置2に対してそれぞれ異ならせる。
ャネル再割り当て処理である。そして基地局制御ユニッ
ト13は、以上のチャネル再割り当て処理を、高速デー
タ通信中である移動端末装置2のそれぞれについて実行
する。そして、ステップST75で待ち受ける時間を各
移動端末装置2に対してそれぞれ異ならせる。
【0081】従って本実施形態によれば、1つの移動端
末装置2に対して割り当てるチャネル数の上限値が変化
した際に高速データ通信中の移動端末装置2が複数存在
したとしても、それらの移動端末装置2に対するチャネ
ルの再割り当てはそれぞれ異なるタイミングで行われ、
一斉にチャネルの再割り当てが行われることがない。
末装置2に対して割り当てるチャネル数の上限値が変化
した際に高速データ通信中の移動端末装置2が複数存在
したとしても、それらの移動端末装置2に対するチャネ
ルの再割り当てはそれぞれ異なるタイミングで行われ、
一斉にチャネルの再割り当てが行われることがない。
【0082】従って、干渉などの電波環境の急激に変化
したり、制御量が急激に増えることが防止でき、高品質
を保つことが可能となる。なお、本発明は前記の各実施
形態に限定されるものではない。例えば移動端末装置2
に応じて、割り当てチャネル数の制限の度合いを変化さ
せるようにしても良い。すなわち例えば、契約内容など
に応じて各移動端末装置2に優先度を設定しておき、こ
の優先度を移動端末装置2から接続要求とともに通知す
る。そして基地局制御ユニット13で、この優先度に基
づき、特定の移動端末装置2については割り当てチャネ
ル数の制限を行わないなどの処置を行っても良い。ま
た、複数チャネルを使用する場合に、ファンダメンタル
チャネルを音声通話用に、サプリメンタルチャネルをデ
ータ伝送用に割り当てれば、通話しながら必要なデータ
をやりとりすることも可能となる。
したり、制御量が急激に増えることが防止でき、高品質
を保つことが可能となる。なお、本発明は前記の各実施
形態に限定されるものではない。例えば移動端末装置2
に応じて、割り当てチャネル数の制限の度合いを変化さ
せるようにしても良い。すなわち例えば、契約内容など
に応じて各移動端末装置2に優先度を設定しておき、こ
の優先度を移動端末装置2から接続要求とともに通知す
る。そして基地局制御ユニット13で、この優先度に基
づき、特定の移動端末装置2については割り当てチャネ
ル数の制限を行わないなどの処置を行っても良い。ま
た、複数チャネルを使用する場合に、ファンダメンタル
チャネルを音声通話用に、サプリメンタルチャネルをデ
ータ伝送用に割り当てれば、通話しながら必要なデータ
をやりとりすることも可能となる。
【0083】また前記各実施形態では、トラフィックチ
ャネルの割り当て状況をデータレートにより報知するも
のとしているが、現在許容されるデータレートの最大の
データレートに対する比率を表示するようにしても良
い。すなわち、現在許容されるデータレートが24kb
psで、最大のデータレートが64kbpsであるなら
ば、「3/8」と表示するようにする。また、1つの移
動局Mに割り当てるトラフィックチャネルの割り当て数
をそのまま表示したり、「大」「中」「小」などのよう
な抽象的な形態での表示を行うようにしても良い。
ャネルの割り当て状況をデータレートにより報知するも
のとしているが、現在許容されるデータレートの最大の
データレートに対する比率を表示するようにしても良
い。すなわち、現在許容されるデータレートが24kb
psで、最大のデータレートが64kbpsであるなら
ば、「3/8」と表示するようにする。また、1つの移
動局Mに割り当てるトラフィックチャネルの割り当て数
をそのまま表示したり、「大」「中」「小」などのよう
な抽象的な形態での表示を行うようにしても良い。
【0084】また、トラフィックチャネルの割り当て状
況の報知は、表示による方法には限らず、音などの他の
方法による報知を行うようにしても良い。また前記各実
施形態では、CDMA方式を用いた移動通信システムに
本発明を適用しているが、例えばTDMA方式などの他
の方式による移動通信システムにも本発明を適用するこ
とが可能である。
況の報知は、表示による方法には限らず、音などの他の
方法による報知を行うようにしても良い。また前記各実
施形態では、CDMA方式を用いた移動通信システムに
本発明を適用しているが、例えばTDMA方式などの他
の方式による移動通信システムにも本発明を適用するこ
とが可能である。
【0085】また前記各実施形態では、基地局装置1に
てチャネル割り当ての処理を行うものとしているが、複
数の基地局1を統括する制御局などの移動通信網内の他
の部分ににチャネル割り当ての処理を行う機能を持たせ
るようにしても良い。
てチャネル割り当ての処理を行うものとしているが、複
数の基地局1を統括する制御局などの移動通信網内の他
の部分ににチャネル割り当ての処理を行う機能を持たせ
るようにしても良い。
【0086】また前記各実施形態では、割り当てチャネ
ル数の上限値を急峻に変化させているが、所定の時間を
かけて段階的に変化するように設定しておいたほうが、
システムを安定的に動作させることができる。
ル数の上限値を急峻に変化させているが、所定の時間を
かけて段階的に変化するように設定しておいたほうが、
システムを安定的に動作させることができる。
【0087】また前記第7実施形態では、割り当てチャ
ネル数の上限値の変化が生じたときに高速データ通信中
であった移動端末装置2には、変化後の上限値を越えな
い範囲でチャネルの再割り当てを行うものとしている
が、変化後の上限値を越える数のチャネルを使用してい
る移動端末装置2が存在するならば、そのままその上限
値を越える数のチャネルの使用を許容することとしても
良い。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形実施が可能である。
ネル数の上限値の変化が生じたときに高速データ通信中
であった移動端末装置2には、変化後の上限値を越えな
い範囲でチャネルの再割り当てを行うものとしている
が、変化後の上限値を越える数のチャネルを使用してい
る移動端末装置2が存在するならば、そのままその上限
値を越える数のチャネルの使用を許容することとしても
良い。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形実施が可能である。
【0088】
【発明の効果】本発明の移動通信システムは、サービス
エリア内に分散配置され、各々セルを形成する複数の基
地局を含む移動通信網側から移動端末装置に対して複数
のチャネルを割り当て、これら複数のチャネルを束ねて
使用することで高速データ伝送を可能とする移動通信シ
ステムにおいて、チャネル割り当て数制限手段を備える
とともに、前記セルの各々に関して、1つの移動端末装
置に割り当てるチャネル数の上限を所定の時間帯毎に定
めておくか、あるいは当該セルにおけるトラヒックの混
雑状況に応じて可変的に定めておき、前記チャネル割り
当て数制限手段により、移動端末装置が位置しているセ
ルおよび時間帯に応じて、その移動端末装置に対して割
り当てるチャネル数を、前記上限を越えないように制限
するようにした。
エリア内に分散配置され、各々セルを形成する複数の基
地局を含む移動通信網側から移動端末装置に対して複数
のチャネルを割り当て、これら複数のチャネルを束ねて
使用することで高速データ伝送を可能とする移動通信シ
ステムにおいて、チャネル割り当て数制限手段を備える
とともに、前記セルの各々に関して、1つの移動端末装
置に割り当てるチャネル数の上限を所定の時間帯毎に定
めておくか、あるいは当該セルにおけるトラヒックの混
雑状況に応じて可変的に定めておき、前記チャネル割り
当て数制限手段により、移動端末装置が位置しているセ
ルおよび時間帯に応じて、その移動端末装置に対して割
り当てるチャネル数を、前記上限を越えないように制限
するようにした。
【0089】また本発明の基地局装置は、自装置が形成
するセルに関して、1つの移動端末装置に割り当てるチ
ャネル数の上限を、所定の時間帯毎に定めておくか、あ
るいは当該セルにおけるトラヒックの混雑状況に応じて
可変的に定め、自装置が形成するセル内に位置する移動
端末装置に対して割り当てるチャネル数を、前記時間帯
毎の上限を越えないように制限するチャネル割り当て数
制限手段を備えた。
するセルに関して、1つの移動端末装置に割り当てるチ
ャネル数の上限を、所定の時間帯毎に定めておくか、あ
るいは当該セルにおけるトラヒックの混雑状況に応じて
可変的に定め、自装置が形成するセル内に位置する移動
端末装置に対して割り当てるチャネル数を、前記時間帯
毎の上限を越えないように制限するチャネル割り当て数
制限手段を備えた。
【0090】また本発明の移動端末装置は、割り当て状
況報知手段を備え、この割り当て状況報知手段により、
自装置のユーザに対して、自装置に割り当てているチャ
ネル数に関する所定の割り当て状況情報を報知するよう
にした。
況報知手段を備え、この割り当て状況報知手段により、
自装置のユーザに対して、自装置に割り当てているチャ
ネル数に関する所定の割り当て状況情報を報知するよう
にした。
【0091】これらにより、高速データ伝送サービスを
他のユーザに対して不利益を与えることがない範囲で効
率よく提供することができる移動通信システムおよびこ
の移動通信システムに用いられる基地局装置と移動端末
装置となる。
他のユーザに対して不利益を与えることがない範囲で効
率よく提供することができる移動通信システムおよびこ
の移動通信システムに用いられる基地局装置と移動端末
装置となる。
【図1】本発明の各実施形態に係る移動通信システムの
要部の概略構成を示す図。
要部の概略構成を示す図。
【図2】図1中の基地局Bに設置される基地局装置と移
動局Mとして使用される移動端末装置の構成を示す機能
ブロック図。
動局Mとして使用される移動端末装置の構成を示す機能
ブロック図。
【図3】商業地などにおける上限値Rtimecellと各時間
帯との関係の一例を示す図。
帯との関係の一例を示す図。
【図4】駅などにおける上限値Rtimecellと各時間帯と
の関係の一例を示す図。
の関係の一例を示す図。
【図5】本発明の第1実施形態におけるチャネル割り当
て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示すフ
ローチャート。
て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図6】移動端末装置2でのデータレートの表示例を示
す図。
す図。
【図7】上限値RLoadとチャネル使用率との関係の一例
を示す図。
を示す図。
【図8】本発明の第2実施形態におけるチャネル割り当
て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示すフ
ローチャート。
て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図9】本発明の第3実施形態におけるチャネル割り当
て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示すフ
ローチャート。
て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図10】図3に示した上限値Rtimecellと各時間帯と
の関係の一部をトラヒックに応じて補正した一例を示す
図。
の関係の一部をトラヒックに応じて補正した一例を示す
図。
【図11】図4に示した上限値Rtimecellと各時間帯と
の関係の一部をトラヒックに応じて補正した一例を示す
図。
の関係の一部をトラヒックに応じて補正した一例を示す
図。
【図12】本発明の第4実施形態におけるチャネル割り
当て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示す
フローチャート。
当て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示す
フローチャート。
【図13】本発明の第5実施形態におけるチャネル割り
当て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示す
フローチャート。
当て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示す
フローチャート。
【図14】本発明の第6実施形態におけるトラヒックチ
ャネルの使用開始手順を示す図。
ャネルの使用開始手順を示す図。
【図15】本発明の第7実施形態におけるチャネル割り
当て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示す
フローチャート。
当て処理での基地局制御ユニット13の処理手順を示す
フローチャート。
B(B-1 〜B-7 )…基地局 M(M-1 〜M-3 )…移動局 11…CDMA通信ユニット 12…信号処理ユニット 13…基地局制御ユニット 13a…チャネル割り当て制御手段 21…CDMA通信ユニット 22…信号処理ユニット 23…操作部 24…表示部 25…移動端末制御ユニット 25a…データレート報知制御手段
Claims (10)
- 【請求項1】 サービスエリア内に分散配置され、各々
セルを形成する複数の基地局を含む移動通信網側から移
動端末装置に対して複数のチャネルを割り当て、これら
複数のチャネルを束ねて使用することで高速データ伝送
を可能とする移動通信システムにおいて、 前記セルの各々に関して、1つの移動端末装置に割り当
てるチャネル数の上限を所定の時間帯毎に定めておき、
移動端末装置が位置しているセルおよび時間帯に応じ
て、その移動端末装置に対して割り当てるチャネル数
を、前記上限を越えないように制限するチャネル割り当
て数制限手段を備えたことを特徴とする移動通信システ
ム。 - 【請求項2】 前記チャネル割り当て数制限手段は、セ
ルおよび時間帯に応じた割り当てチャネル数の上限を、
そのセルにおけるトラヒックの混雑状況に応じて補正す
ることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システ
ム。 - 【請求項3】 サービスエリア内に分散配置され、各々
セルを形成する複数の基地局を含む移動通信網側から移
動端末装置に対して複数のチャネルを割り当て、これら
複数のチャネルを束ねて使用することで高速データ伝送
を可能とする移動通信システムにおいて、 前記セルの各々に関して、1つの移動端末装置に割り当
てるチャネル数の上限を各セルにおけるトラヒックの混
雑状況に応じて可変的に定め、移動端末装置に対して割
り当てるチャネル数を、前記上限を越えないように制限
するチャネル割り当て数制限手段を備えたことを特徴と
する移動通信システム。 - 【請求項4】 移動端末装置の各々に対して優先度を設
定しておき、 前記チャネル割り当て数制限手段は、割り当てチャネル
数の上限を、チャネルの割り当て対象となる移動端末装
置の優先度に応じて補正することを特徴とする請求項請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動通信システ
ム。 - 【請求項5】 前記チャネル割り当て数制限手段は、割
り当てチャネル数の上限を変化させるとき、所定の時間
をかけて段階的に変化させることを特徴とする請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の移動通信システム。 - 【請求項6】 前記チャネル割り当て数制限手段は、割
り当てチャネル数の上限を減少させた際に、減少後の上
限を越える数のチャネルが割り当てられている移動端末
装置が存在するならば、その移動端末装置には引き続き
その減少後の上限を越える数のチャネルの使用を許容す
ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
記載の移動通信システム。 - 【請求項7】 通信状態にある移動端末装置のユーザに
対して、その移動端末装置に割り当てているチャネル数
に関する所定の割り当て状況情報を報知する割り当て状
況報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載の移動通信システム。 - 【請求項8】 サービスエリア内に分散配置され、各々
セルを形成する複数の基地局を含む移動通信網側から移
動端末装置に対して複数のチャネルを割り当て、これら
複数のチャネルを束ねて使用することで高速データ伝送
を可能とする移動通信システムの前記基地局にて用いら
れる基地局装置おいて、 自装置が形成するセルに関して、1つの移動端末装置に
割り当てるチャネル数の上限を所定の時間帯毎に定めて
おき、自装置が形成するセル内に位置する移動端末装置
に対して割り当てるチャネル数を、前記時間帯毎の上限
を越えないように制限するチャネル割り当て数制限手段
を備えたことを特徴とする基地局装置。 - 【請求項9】 サービスエリア内に分散配置され、各々
セルを形成する複数の基地局を含む移動通信網側から移
動端末装置に対して複数のチャネルを割り当て、これら
複数のチャネルを束ねて使用することで高速データ伝送
を可能とする移動通信システムの前記基地局にて用いら
れる基地局装置において、 自装置が形成するセルに関して、1つの移動端末装置に
割り当てるチャネル数の上限を当該セルにおけるトラヒ
ックの混雑状況に応じて可変的に定め、自装置が形成す
るセル内に位置する移動端末装置に対して割り当てるチ
ャネル数を、前記上限を越えないように制限するチャネ
ル割り当て数制限手段を備えたことを特徴とする基地局
装置。 - 【請求項10】 前記請求項1乃至前記請求項7のいず
れかに記載の移動通信システムで用いられる移動端末装
置において、 自装置のユーザに対して、自装置に割り当てているチャ
ネル数に関する所定の割り当て状況情報を報知する割り
当て状況報知手段を備えたことを特徴とする移動端末装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10133319A JPH11331187A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 移動通信システムおよびこの移動通信システムに用いられる基地局装置と移動端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10133319A JPH11331187A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 移動通信システムおよびこの移動通信システムに用いられる基地局装置と移動端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11331187A true JPH11331187A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15101924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10133319A Pending JPH11331187A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 移動通信システムおよびこの移動通信システムに用いられる基地局装置と移動端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11331187A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003536287A (ja) * | 2000-02-08 | 2003-12-02 | タンティビ・コミュニケーションズ・インコーポレーテッド | 帯域幅予約システムのサービスのグレードおよび公平化方法 |
US6879834B2 (en) | 1998-12-16 | 2005-04-12 | Nokia Networks Oy | Method and system for limiting quality of service of data transmission |
US9727847B2 (en) | 2011-06-14 | 2017-08-08 | Empire Technology Development Llc | Peak-performance-aware billing for cloud computing environment |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP10133319A patent/JPH11331187A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6879834B2 (en) | 1998-12-16 | 2005-04-12 | Nokia Networks Oy | Method and system for limiting quality of service of data transmission |
JP2003536287A (ja) * | 2000-02-08 | 2003-12-02 | タンティビ・コミュニケーションズ・インコーポレーテッド | 帯域幅予約システムのサービスのグレードおよび公平化方法 |
US7933249B2 (en) | 2000-02-08 | 2011-04-26 | Ipr Licensing, Inc. | Grade of service and fairness policy for bandwidth reservation system |
US9727847B2 (en) | 2011-06-14 | 2017-08-08 | Empire Technology Development Llc | Peak-performance-aware billing for cloud computing environment |
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