JPH113302A - カーネル・スペースにおける複数の独立オーディオ・データ・ストリームの混合および分割 - Google Patents
カーネル・スペースにおける複数の独立オーディオ・データ・ストリームの混合および分割Info
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- JPH113302A JPH113302A JP9186074A JP18607497A JPH113302A JP H113302 A JPH113302 A JP H113302A JP 9186074 A JP9186074 A JP 9186074A JP 18607497 A JP18607497 A JP 18607497A JP H113302 A JPH113302 A JP H113302A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のオーディオ・データ・ストリームの混
合ならびに分割、およびオーディオ・ストリームの処理
順序の決定を確実に実行するための新規な方法および装
置を提案する。 【解決手段】 オーディオ・サーバとオーディオ装置ド
ライバが、コンピュータ・システムのカーネル・スペー
ス内に収められる。そのシステムはデータ・キューへの
データのフローをチェックするためデータ・フローのチ
ェッカ、アジャスタ、およびオーディオ・サーバとオー
ディオ装置ドライバを接続するためのセットアップ・ア
プリケーションを備える。データ・フローのチェッカな
らびにアジャスタは、データ・キューに待機しているデ
ータの量に応じてデータ送信の継続もしくは中断を上流
ないしは下流のプロセス／装置に指示するメッセージを
上流もしくは下流に送ることにより、データのフローを
調整する。
合ならびに分割、およびオーディオ・ストリームの処理
順序の決定を確実に実行するための新規な方法および装
置を提案する。 【解決手段】 オーディオ・サーバとオーディオ装置ド
ライバが、コンピュータ・システムのカーネル・スペー
ス内に収められる。そのシステムはデータ・キューへの
データのフローをチェックするためデータ・フローのチ
ェッカ、アジャスタ、およびオーディオ・サーバとオー
ディオ装置ドライバを接続するためのセットアップ・ア
プリケーションを備える。データ・フローのチェッカな
らびにアジャスタは、データ・キューに待機しているデ
ータの量に応じてデータ送信の継続もしくは中断を上流
ないしは下流のプロセス／装置に指示するメッセージを
上流もしくは下流に送ることにより、データのフローを
調整する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、オーディオならび
にビデオのアプリケーションによる使用に供されるオペ
レーティング・システムの分野に関する。具体的には、
本発明は、カーネル・スペース、すなわち、ハードウェ
ア・リソースの割当て等の基本機能を実行するオペレー
ティング・システムの一部において複数の独立したオー
ディオ・データ・ストリームを混合し、かつ分割するた
めの方法ならびに装置である。
にビデオのアプリケーションによる使用に供されるオペ
レーティング・システムの分野に関する。具体的には、
本発明は、カーネル・スペース、すなわち、ハードウェ
ア・リソースの割当て等の基本機能を実行するオペレー
ティング・システムの一部において複数の独立したオー
ディオ・データ・ストリームを混合し、かつ分割するた
めの方法ならびに装置である。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータ（例：ワークステーショ
ン、パーソナル・コンピュータ＝「ＰＣ」、メインフレ
ーム等）上で走るオーディオならびにビデオのアプリケ
ーションは、統合ディジタル通信サービス網（ＩＳＤ
Ｎ）装置等のある種のネットワーク装置に対してデータ
（例：オーディオおよび／またはビデオ）の入出力が行
なわれるとき、当該データの混合および分割をしばしば
必要とする。ＩＳＤＮ装置は、最大６４Ｋｂｐｓを搬送
するＢ‐チャネルを定義するデジタル電話ネットワーク
である。
ン、パーソナル・コンピュータ＝「ＰＣ」、メインフレ
ーム等）上で走るオーディオならびにビデオのアプリケ
ーションは、統合ディジタル通信サービス網（ＩＳＤ
Ｎ）装置等のある種のネットワーク装置に対してデータ
（例：オーディオおよび／またはビデオ）の入出力が行
なわれるとき、当該データの混合および分割をしばしば
必要とする。ＩＳＤＮ装置は、最大６４Ｋｂｐｓを搬送
するＢ‐チャネルを定義するデジタル電話ネットワーク
である。
【０００３】ＰＣ用のカード上には、ファームウェアな
いしはハードウェアとして、多くのミキサ装置ならびに
スプリッタ装置が実装されている。ミキサは、特定の２
つのオーディオ周辺装置からの出力を混合し、マイクロ
フォンもしくはその他の一連の周辺装置の入力を混合す
る。Ａｐｐｌｅ Ｍａｃｉｎｔｏｓｈコンピュータ、Ｉ
ＢＭ ＰＣ、ＩＢＭ ＰＣ互換機、Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓ
ｙｓｔｅｍ， Ｉｎｃ．のワークステーションおよびそ
の他のＵＮＩＸベースのマシンで使用することができる
ソフトウェア方式のミキサならびにスプリッタも存在す
る。より具体的には、マサチューセッツ州メイナードの
Ｄｉｇｉｔａｌ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔ
ｉｏｎ（ＤＥＣ社）から発売されているＡｕｄｉｏ Ｆ
ｉｌｅ（ＡＦ）システム、カリフォルニア州マウンテン
ビューのＮｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ Ｄｅｖ
ｉｃｅｓ（ＮＣＤ）， Ｉｎｃ．から発売されているＮ
ｅｔｗｏｒｋ Ａｕｄｉｏ Ｓｙｓｔｅｍ（ＮＡＳ）があ
り、いずれも混合機能を有するオーディオ・サーバであ
る。
いしはハードウェアとして、多くのミキサ装置ならびに
スプリッタ装置が実装されている。ミキサは、特定の２
つのオーディオ周辺装置からの出力を混合し、マイクロ
フォンもしくはその他の一連の周辺装置の入力を混合す
る。Ａｐｐｌｅ Ｍａｃｉｎｔｏｓｈコンピュータ、Ｉ
ＢＭ ＰＣ、ＩＢＭ ＰＣ互換機、Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓ
ｙｓｔｅｍ， Ｉｎｃ．のワークステーションおよびそ
の他のＵＮＩＸベースのマシンで使用することができる
ソフトウェア方式のミキサならびにスプリッタも存在す
る。より具体的には、マサチューセッツ州メイナードの
Ｄｉｇｉｔａｌ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔ
ｉｏｎ（ＤＥＣ社）から発売されているＡｕｄｉｏ Ｆ
ｉｌｅ（ＡＦ）システム、カリフォルニア州マウンテン
ビューのＮｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ Ｄｅｖ
ｉｃｅｓ（ＮＣＤ）， Ｉｎｃ．から発売されているＮ
ｅｔｗｏｒｋ Ａｕｄｉｏ Ｓｙｓｔｅｍ（ＮＡＳ）があ
り、いずれも混合機能を有するオーディオ・サーバであ
る。
【０００４】図１に、従来のミキサ／スプリッタ装置を
使用するコンピュータの実施態様の一例を示す。コンピ
ュータ１０１は、バス１０７を介して接続された、記憶
装置１０３、プロセッサ（ＣＰＵ）１０５およびオーデ
ィオ装置１１０を備える。オーディオ・アプリケーショ
ン１００、１０２ならびに１０４は、ソフトウェア方式
のミキサならびにスプリッタであるオーディオ・サーバ
１０６に接続されている。オーディオ・サーバ１０６
は、ユーザ・プログラムの実行に使用される記憶装置内
のエリアであり、オーディオ装置１１０に接続されるユ
ーザ・スペース１０８に収められている。オーディオ・
サーバ１０６は、１ないし複数のオーディオ・アプリケ
ーション１００、１０２および１０４から到来するオー
ディオ・データ・ストリームを取込み、それらを混合し
てオーディオ装置１１０に渡す。オーディオ・サーバ１
０６もまた、オーディオ装置１１０から来るオーディオ
・データ・ストリームを取込み、当該データのクローン
を生成し、１ないし複数の、当該データを要求するオー
ディオ・アプリケーション１００、１０２および１０４
にそれを渡す。
使用するコンピュータの実施態様の一例を示す。コンピ
ュータ１０１は、バス１０７を介して接続された、記憶
装置１０３、プロセッサ（ＣＰＵ）１０５およびオーデ
ィオ装置１１０を備える。オーディオ・アプリケーショ
ン１００、１０２ならびに１０４は、ソフトウェア方式
のミキサならびにスプリッタであるオーディオ・サーバ
１０６に接続されている。オーディオ・サーバ１０６
は、ユーザ・プログラムの実行に使用される記憶装置内
のエリアであり、オーディオ装置１１０に接続されるユ
ーザ・スペース１０８に収められている。オーディオ・
サーバ１０６は、１ないし複数のオーディオ・アプリケ
ーション１００、１０２および１０４から到来するオー
ディオ・データ・ストリームを取込み、それらを混合し
てオーディオ装置１１０に渡す。オーディオ・サーバ１
０６もまた、オーディオ装置１１０から来るオーディオ
・データ・ストリームを取込み、当該データのクローン
を生成し、１ないし複数の、当該データを要求するオー
ディオ・アプリケーション１００、１０２および１０４
にそれを渡す。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図１に示したように、
従来技術におけるソフトウェア方式の混合機能ならびに
分割機能は、ユーザ・スペース１０８内において実行さ
れ、オーディオ装置１０６が一度に取扱うことができる
オーディオ・アプリケーションは１つに限られている。
この結果、オーディオ・アプリケーションは、独自の混
合機能ならびに分割機能を与えるか、所有ＡＰＩ（Ａｐ
ｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｉｎｔｅ
ｒｆａｃｅ）を介して当該機能を与えるために、ＮＡＳ
およびＡＦといったオーディオ・サーバに依存しなけれ
ばならない。さらには、オーディオ・サーバがオーディ
オ装置の排他的使用を保持しており、オーディオ・アプ
リケーションに対して所定のオーディオ・サーバの利用
を強制するか、あるいはオーディオ装置へのアクセスを
完全に拒否させるよう強制する。これは、他のマシン上
において所定のオーディオ・サーバが使用できるであろ
うと仮定できないことから、優れたプログラミングの実
践とは言えない。
従来技術におけるソフトウェア方式の混合機能ならびに
分割機能は、ユーザ・スペース１０８内において実行さ
れ、オーディオ装置１０６が一度に取扱うことができる
オーディオ・アプリケーションは１つに限られている。
この結果、オーディオ・アプリケーションは、独自の混
合機能ならびに分割機能を与えるか、所有ＡＰＩ（Ａｐ
ｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｉｎｔｅ
ｒｆａｃｅ）を介して当該機能を与えるために、ＮＡＳ
およびＡＦといったオーディオ・サーバに依存しなけれ
ばならない。さらには、オーディオ・サーバがオーディ
オ装置の排他的使用を保持しており、オーディオ・アプ
リケーションに対して所定のオーディオ・サーバの利用
を強制するか、あるいはオーディオ装置へのアクセスを
完全に拒否させるよう強制する。これは、他のマシン上
において所定のオーディオ・サーバが使用できるであろ
うと仮定できないことから、優れたプログラミングの実
践とは言えない。
【０００６】ユーザ・スペースではなくカーネル・スペ
ースにおいて複数の同時性オーディオ・ストリームを処
理すれば、複数のオーディオ・アプリケーションが１つ
のオーディオ装置にアクセスすることが可能になり、か
つ、特に現在のアプリケーション・プログラミング・イ
ンターフェース（ＡＰＩ）が変化しないことから、現存
するオーディオ・アプリケーションとのバックワード互
換性も得られ、このような意味でも、この種の処理機能
を備えることがより望ましい。現存するＡＰＩへの書込
み能力は、分割ならびに混合のオペレーションのために
オーディオ・データを送受するオーディオ・アプリケー
ションとは関係なく分割ならびに混合のオペレーション
を何が行われているか分かるようにすることが可能であ
る。
ースにおいて複数の同時性オーディオ・ストリームを処
理すれば、複数のオーディオ・アプリケーションが１つ
のオーディオ装置にアクセスすることが可能になり、か
つ、特に現在のアプリケーション・プログラミング・イ
ンターフェース（ＡＰＩ）が変化しないことから、現存
するオーディオ・アプリケーションとのバックワード互
換性も得られ、このような意味でも、この種の処理機能
を備えることがより望ましい。現存するＡＰＩへの書込
み能力は、分割ならびに混合のオペレーションのために
オーディオ・データを送受するオーディオ・アプリケー
ションとは関係なく分割ならびに混合のオペレーション
を何が行われているか分かるようにすることが可能であ
る。
【０００７】つまり、カーネル・スペースにおいて複数
の同時性オーディオ・ストリームを処理する方法ならび
に装置を有することが好ましい。
の同時性オーディオ・ストリームを処理する方法ならび
に装置を有することが好ましい。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の同時性
オーディオ・ストリームの処理を提供する。さらに本発
明は、システムのソフトウェア環境の、ユーザ・スペー
スではなくカーネル・スペースにおいて分割ならびに混
合の機能を提供する。これは、オーディオを実行する従
来のアプリケーションとのある種のバックワード互換性
を可能にするとともに、現存するインターフェースへの
書込みを可能にする。現存するインターフェースへの書
込み能力は、分割ならびに混合のオペレーションのため
にオーディオ・データを送受するオーディオ・アプリケ
ーションとは関係なく分割ならびに混合のオペレーショ
ンを何が行われているか分かるようにすることができ
る。
オーディオ・ストリームの処理を提供する。さらに本発
明は、システムのソフトウェア環境の、ユーザ・スペー
スではなくカーネル・スペースにおいて分割ならびに混
合の機能を提供する。これは、オーディオを実行する従
来のアプリケーションとのある種のバックワード互換性
を可能にするとともに、現存するインターフェースへの
書込みを可能にする。現存するインターフェースへの書
込み能力は、分割ならびに混合のオペレーションのため
にオーディオ・データを送受するオーディオ・アプリケ
ーションとは関係なく分割ならびに混合のオペレーショ
ンを何が行われているか分かるようにすることができ
る。
【０００９】本発明の一実施態様においては、コンピュ
ータは記憶装置に接続された中央処理ユニット（ＣＰ
Ｕ）を備える。この記憶装置は、ユーザ・スペースに格
納される複数のオーディオ・アプリケーションを有す
る。オーディオ・サーバ（ミキサおよび／またはスプリ
ッタ）ならびにオーディオ装置ドライバはカーネル・ス
ペースに収められている。本発明は、また、データ・キ
ューへのデータ・フローをチェックするためのデータ・
フローのチェッカならびにアジャスタ、およびオーディ
オ・サーバとオーディオ装置ドライバを接続するための
セットアップ・アプリケーションを備える。データ・フ
ローのチェッカならびにアジャスタは、データ・キュー
（データ待ち行列）に待機しているデータの量に応じて
データ送信の継続もしくは中断を上流ないしは下流のプ
ロセス／装置に指示するメッセージを上流もしくは下流
に送ることにより、データのフローを調整する。
ータは記憶装置に接続された中央処理ユニット（ＣＰ
Ｕ）を備える。この記憶装置は、ユーザ・スペースに格
納される複数のオーディオ・アプリケーションを有す
る。オーディオ・サーバ（ミキサおよび／またはスプリ
ッタ）ならびにオーディオ装置ドライバはカーネル・ス
ペースに収められている。本発明は、また、データ・キ
ューへのデータ・フローをチェックするためのデータ・
フローのチェッカならびにアジャスタ、およびオーディ
オ・サーバとオーディオ装置ドライバを接続するための
セットアップ・アプリケーションを備える。データ・フ
ローのチェッカならびにアジャスタは、データ・キュー
（データ待ち行列）に待機しているデータの量に応じて
データ送信の継続もしくは中断を上流ないしは下流のプ
ロセス／装置に指示するメッセージを上流もしくは下流
に送ることにより、データのフローを調整する。
【００１０】
【発明の実施の形態】複数のオーディオ‐ビデオ・アプ
リケーションおよび／またはオーディオ‐ビデオ装置に
よるオーディオ・サーバへのアクセスならびにその使用
を可能するための方法ならびに装置を開示する。
リケーションおよび／またはオーディオ‐ビデオ装置に
よるオーディオ・サーバへのアクセスならびにその使用
を可能するための方法ならびに装置を開示する。
【００１１】図２に、本発明を実装したコンピュータ２
００を示す。このコンピュータ２００は、バス２０３を
介してメモリ装置２０４に接続されたＣＰＵ２０２を備
える。メモリ装置２０４は、ユーザ・スペース２０８に
収められた複数のオーディオ・アプリケーション２１５
1、２１５2、．．．、２１５N を備える。オーディオ・
サーバ（たとえばミキサおよび／またはスプリッタ）２
１２およびオーディオ装置ドライバ２１４は、カーネル
・スペース２１０に収められている。オーディオ・サー
バ２１２は、データ・キュー２１７からのデータおよび
データ・キュー２１７へのデータのフローを監視するデ
ータ・フローのチェッカならびにアジャスタ２１３、オ
ーディオ・サーバ２１２のミキサ／スプリッタ・オペレ
ーションにオーディオ・アプリケーション２１５1、２
１５2、．．．、２１５N を追加するためのセットアッ
プ・アプリケーション２１９、およびオーディオ・サー
バ２１２のミキサ／スプリッタ・オペレーションに対す
る無許可のオーディオ・アプリケーションの追加を防止
するオプションの保全モードを提供する保全アプリケー
ション２２１を備える。データ・フローのチェッカなら
びにアジャスタ２１３は、データ・キュー２１７に待機
されているデータの量に応じてデータ送信の継続もしく
は中断を上流ないしは下流のプロセス／装置に指示する
メッセージを上流もしくは下流に送ることにより、デー
タのフローを調整する。オーディオデータの処理におけ
るデータ・ストリームの使用は、公知の従来技術であ
る。
００を示す。このコンピュータ２００は、バス２０３を
介してメモリ装置２０４に接続されたＣＰＵ２０２を備
える。メモリ装置２０４は、ユーザ・スペース２０８に
収められた複数のオーディオ・アプリケーション２１５
1、２１５2、．．．、２１５N を備える。オーディオ・
サーバ（たとえばミキサおよび／またはスプリッタ）２
１２およびオーディオ装置ドライバ２１４は、カーネル
・スペース２１０に収められている。オーディオ・サー
バ２１２は、データ・キュー２１７からのデータおよび
データ・キュー２１７へのデータのフローを監視するデ
ータ・フローのチェッカならびにアジャスタ２１３、オ
ーディオ・サーバ２１２のミキサ／スプリッタ・オペレ
ーションにオーディオ・アプリケーション２１５1、２
１５2、．．．、２１５N を追加するためのセットアッ
プ・アプリケーション２１９、およびオーディオ・サー
バ２１２のミキサ／スプリッタ・オペレーションに対す
る無許可のオーディオ・アプリケーションの追加を防止
するオプションの保全モードを提供する保全アプリケー
ション２２１を備える。データ・フローのチェッカなら
びにアジャスタ２１３は、データ・キュー２１７に待機
されているデータの量に応じてデータ送信の継続もしく
は中断を上流ないしは下流のプロセス／装置に指示する
メッセージを上流もしくは下流に送ることにより、デー
タのフローを調整する。オーディオデータの処理におけ
るデータ・ストリームの使用は、公知の従来技術であ
る。
【００１２】セットアップ・アプリケーション２１９に
ついては、図３を参照した説明において詳細を述べる。
また、データ・フローのチェッカならびにアジャスタ２
１３については、図１０を参照した説明において詳細を
述べる。
ついては、図３を参照した説明において詳細を述べる。
また、データ・フローのチェッカならびにアジャスタ２
１３については、図１０を参照した説明において詳細を
述べる。
【００１３】オーディオ・アプリケーション２１５1、
２１５2、．．．、２１５N は、オーディオ・データを
オーディオ・サーバ２１２に渡し、オーディオ・サーバ
２１２は当該オーディオ・データを混合し、混合したオ
ーディオ・データをオーディオ装置ドライバ２１４を介
してバス２１８経由でメモリ２０４に接続されているオ
ーディオ装置２１６に渡す。オーディオ装置ドライバ２
１４は、コンピュータ２００と、マイクロフォン、スピ
ーカあるいはその他のオーディオ・データの受入れ／出
力機能を有する装置で代表されるオーディオ装置２１６
との通信を可能にするソフトウェア・プログラムであ
る。オーディオ・サーバ２１２は、オーディオ装置２１
６が、オーディオ装置ドライバ２１４を介してオーディ
オ・アプリケーション２１５1、２１５2、．．．、２１
５N に情報を渡すときにも使用される。オーディオ・ア
プリケーション２１５1、２１５2、．．．、２１５N の
例としては、Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍ， Ｉｎ
ｃ．のＡＵＤＩＯＴＯＯＬTM、ＡＵＤＩＯＰＬＡＹTM、
およびＡＵＩＤＩＯＲＥＣＯＲＤTMを挙げることができ
るがこれらに限定する意図はない。また、オーディオ装
置ドライバ２１４の例としては、アプリケーションによ
るＳＢＵＳ実装マシン上でのオーディオならびに統合デ
ィジタル通信サービス網（ＩＳＤＮ）機能へのアクセス
を可能にするＳｕｎＭｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍ， Ｉｎ
ｃ．のコンビネーション・オーディオ／デュアル・ベー
シック・レート・インターフェース（ＤＢＲＩ）装置ド
ライバを挙げることができるがこれらに限定する意図は
ない。
２１５2、．．．、２１５N は、オーディオ・データを
オーディオ・サーバ２１２に渡し、オーディオ・サーバ
２１２は当該オーディオ・データを混合し、混合したオ
ーディオ・データをオーディオ装置ドライバ２１４を介
してバス２１８経由でメモリ２０４に接続されているオ
ーディオ装置２１６に渡す。オーディオ装置ドライバ２
１４は、コンピュータ２００と、マイクロフォン、スピ
ーカあるいはその他のオーディオ・データの受入れ／出
力機能を有する装置で代表されるオーディオ装置２１６
との通信を可能にするソフトウェア・プログラムであ
る。オーディオ・サーバ２１２は、オーディオ装置２１
６が、オーディオ装置ドライバ２１４を介してオーディ
オ・アプリケーション２１５1、２１５2、．．．、２１
５N に情報を渡すときにも使用される。オーディオ・ア
プリケーション２１５1、２１５2、．．．、２１５N の
例としては、Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍ， Ｉｎ
ｃ．のＡＵＤＩＯＴＯＯＬTM、ＡＵＤＩＯＰＬＡＹTM、
およびＡＵＩＤＩＯＲＥＣＯＲＤTMを挙げることができ
るがこれらに限定する意図はない。また、オーディオ装
置ドライバ２１４の例としては、アプリケーションによ
るＳＢＵＳ実装マシン上でのオーディオならびに統合デ
ィジタル通信サービス網（ＩＳＤＮ）機能へのアクセス
を可能にするＳｕｎＭｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍ， Ｉｎ
ｃ．のコンビネーション・オーディオ／デュアル・ベー
シック・レート・インターフェース（ＤＢＲＩ）装置ド
ライバを挙げることができるがこれらに限定する意図は
ない。
【００１４】ＣＰＵ２０２は、オーディオ・サーバ２１
２により実行される混合ならびに分割のオペレーショ
ン、およびオーディオ装置ドライバ２１４を介して行な
われるオーディオ・アプリケーション２１５1、２１
５2、．．．、２１５N とオーディオ装置２１６との間
のデータ伝送のための命令の解釈ならびに実行をコント
ロールする回路を備える。ここには図示していないが、
コンピュータ２００は、ディスプレイ装置も含めた多数
の周辺装置も備えてよい。
２により実行される混合ならびに分割のオペレーショ
ン、およびオーディオ装置ドライバ２１４を介して行な
われるオーディオ・アプリケーション２１５1、２１
５2、．．．、２１５N とオーディオ装置２１６との間
のデータ伝送のための命令の解釈ならびに実行をコント
ロールする回路を備える。ここには図示していないが、
コンピュータ２００は、ディスプレイ装置も含めた多数
の周辺装置も備えてよい。
【００１５】図３は、本発明のセットアップ・アプリケ
ーションにおける一般的なステップを示すフローチャー
トである。ステップ３０１においては、アプリケーショ
ンがオーディオ装置ドライバを開き、当該オーディオ装
置ドライバに関連付けられたファイル記述子を取込む。
ステップ３０２においては、セットアップ・アプリケー
ションがオーディオ・サーバ２１２を開き、当該オーデ
ィオ・サーバを識別する別のファイル記述子を取込む。
この時点において、アプリケーション２１９は２つの開
かれたファイル記述子を有し、オーディオ・サーバはオ
ーディオ装置ドライバとの関連を有していない。ステッ
プ３０３においては、セットアップ・アプリケーション
が入出力コントロール命令を実行し、オーディオ・アプ
リケーションをオーディオ・サーバにより実行されるオ
ペレーションに追加する。
ーションにおける一般的なステップを示すフローチャー
トである。ステップ３０１においては、アプリケーショ
ンがオーディオ装置ドライバを開き、当該オーディオ装
置ドライバに関連付けられたファイル記述子を取込む。
ステップ３０２においては、セットアップ・アプリケー
ションがオーディオ・サーバ２１２を開き、当該オーデ
ィオ・サーバを識別する別のファイル記述子を取込む。
この時点において、アプリケーション２１９は２つの開
かれたファイル記述子を有し、オーディオ・サーバはオ
ーディオ装置ドライバとの関連を有していない。ステッ
プ３０３においては、セットアップ・アプリケーション
が入出力コントロール命令を実行し、オーディオ・アプ
リケーションをオーディオ・サーバにより実行されるオ
ペレーションに追加する。
【００１６】オーディオ・サーバは複数のＩ／Ｏポート
をサポートする。第２のアプリケーションの処理の開始
においては、ステップ３０１と同様にオーディオ・サー
バが開かれる。別の固有のファイル記述子が、第２のア
プリケーションのためにオーディオ・アプリケーション
の実行をコントロールするオペレーティング・システム
からセットアップ・アプリケーションにより取込まれ
る。すでに開かれている第２のオーディオ・サーバ・ポ
ートは、２つのポートを提供しているオーディオ・サー
バの混合に追加される。このプロセスを繰返し、Ｎ個の
オーディオ・サーバ・ポートをサポートすることができ
る。
をサポートする。第２のアプリケーションの処理の開始
においては、ステップ３０１と同様にオーディオ・サー
バが開かれる。別の固有のファイル記述子が、第２のア
プリケーションのためにオーディオ・アプリケーション
の実行をコントロールするオペレーティング・システム
からセットアップ・アプリケーションにより取込まれ
る。すでに開かれている第２のオーディオ・サーバ・ポ
ートは、２つのポートを提供しているオーディオ・サー
バの混合に追加される。このプロセスを繰返し、Ｎ個の
オーディオ・サーバ・ポートをサポートすることができ
る。
【００１７】さらに、オーディオの混合に別のオーディ
オ・アプリケーションを追加するとき、保全アプリケー
ションがオプションの保全モードを提供する。具体的に
は、保全モードがオンであれば、保全アプリケーション
により、オーディオ混合への追加を要求する無許可のオ
ーディオ・アプリケーションが拒否される。保全モード
については、図１１を参照した説明において詳細を述べ
る。
オ・アプリケーションを追加するとき、保全アプリケー
ションがオプションの保全モードを提供する。具体的に
は、保全モードがオンであれば、保全アプリケーション
により、オーディオ混合への追加を要求する無許可のオ
ーディオ・アプリケーションが拒否される。保全モード
については、図１１を参照した説明において詳細を述べ
る。
【００１８】図４〜６は、情報のパケットがどのように
複数のオーディオ・アプリケーション２１５1、２１
５2、．．．、２１５N からオーディオ・サーバ２１２
に渡され、どのようにオーディオ・サーバ２１２により
混合されてオーディオ装置ドライバ２１４に渡されかを
説明するためのブロック図である。図４はタイミング０
におけるプロセスを示す。オーディオ・データは、通
常、パケット５００として複数のオーディオ・アプリケ
ーション２１５1、２１５2、．．．、２１５N からオー
ディオ装置ドライバ２１２に渡される。図においては、
オーディオ・パケットをＰ1、．．．ＰNのラベルを付し
たボックスにより示している。データ・キュー２１７の
データ・ストリームには任意数のパケットが渡される。
パケットのサイズは任意でよい。
複数のオーディオ・アプリケーション２１５1、２１
５2、．．．、２１５N からオーディオ・サーバ２１２
に渡され、どのようにオーディオ・サーバ２１２により
混合されてオーディオ装置ドライバ２１４に渡されかを
説明するためのブロック図である。図４はタイミング０
におけるプロセスを示す。オーディオ・データは、通
常、パケット５００として複数のオーディオ・アプリケ
ーション２１５1、２１５2、．．．、２１５N からオー
ディオ装置ドライバ２１２に渡される。図においては、
オーディオ・パケットをＰ1、．．．ＰNのラベルを付し
たボックスにより示している。データ・キュー２１７の
データ・ストリームには任意数のパケットが渡される。
パケットのサイズは任意でよい。
【００１９】オーディオ・サーバ２１２は、オーディオ
・サーバ２１２をアクティブにしてデータの処理を開始
し、データ・キュー２１７内のデータ・パケットの有無
を判断するためにデータ・キュー２１７を監視するタイ
マをスケジュールする。データ・キュー２１７内にデー
タ・パケットが存在すると、オーディオ・サーバ２１２
は、当該データパケットの特定部位を取込み、データを
混合した後、その部分を「下流」のオーディオ装置ドラ
イバ２１４に渡す。
・サーバ２１２をアクティブにしてデータの処理を開始
し、データ・キュー２１７内のデータ・パケットの有無
を判断するためにデータ・キュー２１７を監視するタイ
マをスケジュールする。データ・キュー２１７内にデー
タ・パケットが存在すると、オーディオ・サーバ２１２
は、当該データパケットの特定部位を取込み、データを
混合した後、その部分を「下流」のオーディオ装置ドラ
イバ２１４に渡す。
【００２０】オーディオ・サーバ２１２のアクティブ化
が頻繁すぎる（例：データの処理を開始するために）
と、キューがデータ・パケット５００により満たされな
くなり、中央処理ユニット（ＣＰＵ）のリソースの非効
率的な使用を招く。また、オーディオ・サーバ２１２の
アクティブ化の頻度が不充分であれば、データ・キュー
内にデータ・パケットがたまりすぎ、スムースなオーデ
ィオ出力の生成に充分な速度でパケットが「下流」に送
られなくなり、送信オーディオにおいて待ち時間が発生
し、ブレークアップを招くおそれもある。本発明は、キ
ューからデータを読み出し、混合し、「下流」のオーデ
ィオ装置ドライバ２１４に渡す時期の決定に固有の方法
を使用している。本発明の方法は、データが連続ストリ
ームで送信されることを保証する。この方法について
は、図１０を参照した説明において詳細を述べる。
が頻繁すぎる（例：データの処理を開始するために）
と、キューがデータ・パケット５００により満たされな
くなり、中央処理ユニット（ＣＰＵ）のリソースの非効
率的な使用を招く。また、オーディオ・サーバ２１２の
アクティブ化の頻度が不充分であれば、データ・キュー
内にデータ・パケットがたまりすぎ、スムースなオーデ
ィオ出力の生成に充分な速度でパケットが「下流」に送
られなくなり、送信オーディオにおいて待ち時間が発生
し、ブレークアップを招くおそれもある。本発明は、キ
ューからデータを読み出し、混合し、「下流」のオーデ
ィオ装置ドライバ２１４に渡す時期の決定に固有の方法
を使用している。本発明の方法は、データが連続ストリ
ームで送信されることを保証する。この方法について
は、図１０を参照した説明において詳細を述べる。
【００２１】図５に示したタイミング１においては、オ
ーディオ・サーバ２１２が、データ・キュー２１７から
情報のパケットを取込む。取込まれたパケットは混合さ
れて、混合パケットＭ1が生成される。より具体的に
は、Ｍ1は３個のデータ・パケットＰ1、Ｐ2およびＰ3
が混合されたときに得られるサウンドを表す。図６に示
したタイミング２においては、オーディオ・サーバ２１
２がパケットＭ1 を下流のオーディオ装置ドライバ２１
４に渡す。同時にオーディオ・サーバ２１２は、データ
・キュー２１７のＱ１、Ｑ２、およびＱ３から次の一連
のパケットＰ4、Ｐ5およびＰ6 をすでに取込んでおり、
このプロセスが繰返される。
ーディオ・サーバ２１２が、データ・キュー２１７から
情報のパケットを取込む。取込まれたパケットは混合さ
れて、混合パケットＭ1が生成される。より具体的に
は、Ｍ1は３個のデータ・パケットＰ1、Ｐ2およびＰ3
が混合されたときに得られるサウンドを表す。図６に示
したタイミング２においては、オーディオ・サーバ２１
２がパケットＭ1 を下流のオーディオ装置ドライバ２１
４に渡す。同時にオーディオ・サーバ２１２は、データ
・キュー２１７のＱ１、Ｑ２、およびＱ３から次の一連
のパケットＰ4、Ｐ5およびＰ6 をすでに取込んでおり、
このプロセスが繰返される。
【００２２】図７、８、９は、本発明のオーディオ・サ
ーバ２１２の分割（例：クローン生成）機能を示すブロ
ック図である。図７において、音声認識プロセス５０２
およびＤＴＭＦ（デュアル・トーン多周波検出；たとえ
ばプッシュ・ボタン・ダイアリング）検出プロセス・ア
プリケーション５０４が、ＩＳＤＮ（統合ディジタル通
信サービス網）装置ドライバ５０６から送信されたデー
タを読込む。パケットＰ1、Ｐ2およびＰ3 は、タイミン
グ０において、ＩＳＤＮ装置ドライバ５０６から上流に
送られる。
ーバ２１２の分割（例：クローン生成）機能を示すブロ
ック図である。図７において、音声認識プロセス５０２
およびＤＴＭＦ（デュアル・トーン多周波検出；たとえ
ばプッシュ・ボタン・ダイアリング）検出プロセス・ア
プリケーション５０４が、ＩＳＤＮ（統合ディジタル通
信サービス網）装置ドライバ５０６から送信されたデー
タを読込む。パケットＰ1、Ｐ2およびＰ3 は、タイミン
グ０において、ＩＳＤＮ装置ドライバ５０６から上流に
送られる。
【００２３】図８に示すように、オーディオ・サーバ２
１２は、ＩＳＤＮ装置ドライバ５０６からパケットＰ１
が送られてくると、それを読込み、その複製、つまりク
ローンのパケットＳ1およびＳ2を生成する。タイミング
２においては、図９に示したように、パケットＳ1およ
びＳ2が、「上流」の音声認識プロセス・アプリケーシ
ョン５０２およびＤＴＭＦ検出プロセス・アプリケーシ
ョン５０４にそれぞれ渡される。オーディオ・サーバ２
１２は、ＩＳＤＮ装置ドライバ５０６から送られてくる
パケットの読込み、クローン生成、電話アプリケーショ
ンへの引渡しを継続的に実行する。
１２は、ＩＳＤＮ装置ドライバ５０６からパケットＰ１
が送られてくると、それを読込み、その複製、つまりク
ローンのパケットＳ1およびＳ2を生成する。タイミング
２においては、図９に示したように、パケットＳ1およ
びＳ2が、「上流」の音声認識プロセス・アプリケーシ
ョン５０２およびＤＴＭＦ検出プロセス・アプリケーシ
ョン５０４にそれぞれ渡される。オーディオ・サーバ２
１２は、ＩＳＤＮ装置ドライバ５０６から送られてくる
パケットの読込み、クローン生成、電話アプリケーショ
ンへの引渡しを継続的に実行する。
【００２４】オーディオ・サーバ２１２の混合機能と同
様に、データの読込み速度は、速すぎても遅すぎてもな
らない。たとえば、オーディオ・サーバ２１２がＩＳＤ
Ｎ装置ドライバ５０６から上流に送られたパケットを読
込む速度が充分でなければ、ＩＳＤＮ装置ドライバ５０
６は、自動的にパケットの送出を遮断し、フロー制御に
応じてＩ／Ｏを停止する。最悪のモデルは、ＩＳＤＮ装
置ドライバ５０６の自動的な遮断がなく、上流へのパケ
ットの出力を継続する場合である。この結果、電話アプ
リケーション５０２ならびに５０４が時間的に適切にす
べてのパケットを読込むことが不可能になり、余分な待
ち時間、つまりＩＳＤＮ装置ドライバ５０６がパケット
を送り、電話アプリケーション５０２ならびに５０４が
それを受取った時点からの遅延を招く。これとは逆に、
オーディオ・サーバ２１２がパケットを読込もうとする
速度が速すぎると、パケットの到来が間に合わなくな
り、ＣＰＵリソースの使用効率が低下する。
様に、データの読込み速度は、速すぎても遅すぎてもな
らない。たとえば、オーディオ・サーバ２１２がＩＳＤ
Ｎ装置ドライバ５０６から上流に送られたパケットを読
込む速度が充分でなければ、ＩＳＤＮ装置ドライバ５０
６は、自動的にパケットの送出を遮断し、フロー制御に
応じてＩ／Ｏを停止する。最悪のモデルは、ＩＳＤＮ装
置ドライバ５０６の自動的な遮断がなく、上流へのパケ
ットの出力を継続する場合である。この結果、電話アプ
リケーション５０２ならびに５０４が時間的に適切にす
べてのパケットを読込むことが不可能になり、余分な待
ち時間、つまりＩＳＤＮ装置ドライバ５０６がパケット
を送り、電話アプリケーション５０２ならびに５０４が
それを受取った時点からの遅延を招く。これとは逆に、
オーディオ・サーバ２１２がパケットを読込もうとする
速度が速すぎると、パケットの到来が間に合わなくな
り、ＣＰＵリソースの使用効率が低下する。
【００２５】たとえば、電話アプリケーション５０２な
らびに５０４がデータの受取りを停止した場合、オーデ
ィオ・サーバ２１２は、電話アプリケーション５０２な
らびに５０４が停止した理由を理解できずに、上流への
データの出力を継続する。最終的には、データ・キュー
２１７が満杯となり、オーディオ・サーバ２１２はデー
タ・キュー２１７が満たされたことを認識する。この時
点で、本発明は、下流のオーディオ装置ドライバないし
はＩＳＤＮ装置ドライバ５０６にメッセージを送り、そ
れ以上の追加のパケットの送信を停止すべく要請する。
別の実施形態においては、オーディオ装置ドライバない
しはＩＳＤＮ装置ドライバ５０６から送られる追加のデ
ータが破棄される。
らびに５０４がデータの受取りを停止した場合、オーデ
ィオ・サーバ２１２は、電話アプリケーション５０２な
らびに５０４が停止した理由を理解できずに、上流への
データの出力を継続する。最終的には、データ・キュー
２１７が満杯となり、オーディオ・サーバ２１２はデー
タ・キュー２１７が満たされたことを認識する。この時
点で、本発明は、下流のオーディオ装置ドライバないし
はＩＳＤＮ装置ドライバ５０６にメッセージを送り、そ
れ以上の追加のパケットの送信を停止すべく要請する。
別の実施形態においては、オーディオ装置ドライバない
しはＩＳＤＮ装置ドライバ５０６から送られる追加のデ
ータが破棄される。
【００２６】また本発明は、「Ａ‐変換則」、「μ‐変
換則」および「線形パルス・コード変調」（ＰＣＭ）オ
ーディオ・データがオーディオ・アプリケーションとオ
ーディオ装置ドライバの間で送受されるとき、それらの
変換を行なう。Ａ‐変換則、μ‐変換則および線形ＰＣ
Ｍは、アナログ・オーディオ信号のデジタル表現であ
り、通常、約８ＫＨｚでサンプリングされる。すべての
標本について、オーディオ信号の振幅にデジタル値が割
当てられる（量子化される）。これらの３通りのコード
化においては、振幅を表す値に０〜＋／−１２７の数値
が使用される。これらの詳細については、１９８８年に
公開されたＩＴＵ（国際電気通信連合）標準規格Ｇ．７
１１に解説されている。
換則」および「線形パルス・コード変調」（ＰＣＭ）オ
ーディオ・データがオーディオ・アプリケーションとオ
ーディオ装置ドライバの間で送受されるとき、それらの
変換を行なう。Ａ‐変換則、μ‐変換則および線形ＰＣ
Ｍは、アナログ・オーディオ信号のデジタル表現であ
り、通常、約８ＫＨｚでサンプリングされる。すべての
標本について、オーディオ信号の振幅にデジタル値が割
当てられる（量子化される）。これらの３通りのコード
化においては、振幅を表す値に０〜＋／−１２７の数値
が使用される。これらの詳細については、１９８８年に
公開されたＩＴＵ（国際電気通信連合）標準規格Ｇ．７
１１に解説されている。
【００２７】本発明は、デジタル値とその振幅の間の変
換に要する時間を最小化するため、デジタル値によるイ
ンデクスが可能な、各々のコード化方式に関してあらか
じめ演算された振幅値のテーブルを使用している。オー
ディオ・アプリケーションがオーディオ・サーバ２１２
を起動するとき、使用するコード化方式をオーディオ・
アプリケーション側で識別することから、オーディオ・
サーバ２１２は、オーディオ・サーバ２１２内で混合機
能が呼出されたとき、Ａ‐変換則、μ‐変換則および線
形ＰＣＭのデータを何を行っているか分かるように変換
することができる。
換に要する時間を最小化するため、デジタル値によるイ
ンデクスが可能な、各々のコード化方式に関してあらか
じめ演算された振幅値のテーブルを使用している。オー
ディオ・アプリケーションがオーディオ・サーバ２１２
を起動するとき、使用するコード化方式をオーディオ・
アプリケーション側で識別することから、オーディオ・
サーバ２１２は、オーディオ・サーバ２１２内で混合機
能が呼出されたとき、Ａ‐変換則、μ‐変換則および線
形ＰＣＭのデータを何を行っているか分かるように変換
することができる。
【００２８】図１０は、本発明のデータ・フローのチェ
ッカならびにアジャスタの実施形態が、オーディオ・サ
ーバの混合オペレーションのために行なうデータ・フロ
ーのスケジュールにおいて実行する一般的なステップを
図示したフローチャートである。ユーザ・スペース内の
アプリケーションと、カーネル・スペース内のオーディ
オ装置ドライバの間で行なわれるオーディオ・データ伝
送が非同期であることから、オーディオ・サーバ２１２
がオーディオ装置から上流に送られてきたデータに対し
て下位のキューをチェックする時期、ならびにオーディ
オ・アプリケーションから下流に送られてきたデータに
対して上位のキューをチェックする時期、およびこれら
のチェックを行う頻度を決定するメカニズムが必要にな
る。前述したように、オーディオ・サーバ２１２がデー
タ・パケットについてキューをチェックする速度が速す
ぎると、最大量に満たないデータ・パケットがオーディ
オ・サーバ２１２により処理されることになり、ＣＰＵ
リソースの使用効率の低下がもたらされる。オーディオ
・サーバ２１２がデータ・パケットについてキューをチ
ェックする速度が遅すぎると、データ・パケットの処理
速度が不充分になり、キューが満杯になる。キューが満
杯になると、読込み不足からデータ・パケットの一部が
破棄される。これに代えて、データ・パケットの読み取
りがないとき、オーディオ装置が自動的に停止するよう
にすることもできる。
ッカならびにアジャスタの実施形態が、オーディオ・サ
ーバの混合オペレーションのために行なうデータ・フロ
ーのスケジュールにおいて実行する一般的なステップを
図示したフローチャートである。ユーザ・スペース内の
アプリケーションと、カーネル・スペース内のオーディ
オ装置ドライバの間で行なわれるオーディオ・データ伝
送が非同期であることから、オーディオ・サーバ２１２
がオーディオ装置から上流に送られてきたデータに対し
て下位のキューをチェックする時期、ならびにオーディ
オ・アプリケーションから下流に送られてきたデータに
対して上位のキューをチェックする時期、およびこれら
のチェックを行う頻度を決定するメカニズムが必要にな
る。前述したように、オーディオ・サーバ２１２がデー
タ・パケットについてキューをチェックする速度が速す
ぎると、最大量に満たないデータ・パケットがオーディ
オ・サーバ２１２により処理されることになり、ＣＰＵ
リソースの使用効率の低下がもたらされる。オーディオ
・サーバ２１２がデータ・パケットについてキューをチ
ェックする速度が遅すぎると、データ・パケットの処理
速度が不充分になり、キューが満杯になる。キューが満
杯になると、読込み不足からデータ・パケットの一部が
破棄される。これに代えて、データ・パケットの読み取
りがないとき、オーディオ装置が自動的に停止するよう
にすることもできる。
【００２９】ステップ６０１においては、データ・フロ
ー・チェッカがオーディオ・アプリケーションとオーデ
ィオ装置の間のデータ・フローをチェックする時期であ
れば、ステップ６０２に進む。ステップ６０２において
は、出力キュー内のオーディオ・データのサイズが、混
合オペレーションの各回において混合すべきデータの最
大サイズ未満であれば、ステップ６０３に進む。ステッ
プ６０３において、上位チャネルがキュー内にオーディ
オ・サーバのオペレーション用に充分なデータを有して
なく、ステップ６０４において、オーディオ装置の出力
キュー内のデータのサイズが、オーディオ装置の出力キ
ューに挿入すべきオーディオ・データ・サイズに関して
あらかじめ設定した最小サイズ（下側量水標）６１０に
等しいかそれ以上であれば、ステップ６０５においてオ
ーディオ・サーバのオペレーションが実行される。ステ
ップ６１１においては、データが出力キューに送られ
る。上記に該当せず、ステップ６０６において、あらか
じめ設定した最小サイズまで出力キューを満たすのに充
分なオーディオ・データが上位チャネルにあれば、ステ
ップ６０７においてオーディオ・データが上位チャネル
から取込まれ、最小オーディオ・データ・サイズまで出
力キューが満たされる。あらかじめ設定した最小サイズ
まで出力キューを満たすのに充分なオーディオ・データ
が上位チャネルにない場合は、ステップ６０８において
本発明は、無音オーディオ信号をキューに満たし、ステ
ップ６０９において、該当するアプリケーションに対し
てアンダーフロー状態を通知するメッセージを送る（プ
ロセスにさらに多くのデータを下流への送出を開始でき
るようにする）。
ー・チェッカがオーディオ・アプリケーションとオーデ
ィオ装置の間のデータ・フローをチェックする時期であ
れば、ステップ６０２に進む。ステップ６０２において
は、出力キュー内のオーディオ・データのサイズが、混
合オペレーションの各回において混合すべきデータの最
大サイズ未満であれば、ステップ６０３に進む。ステッ
プ６０３において、上位チャネルがキュー内にオーディ
オ・サーバのオペレーション用に充分なデータを有して
なく、ステップ６０４において、オーディオ装置の出力
キュー内のデータのサイズが、オーディオ装置の出力キ
ューに挿入すべきオーディオ・データ・サイズに関して
あらかじめ設定した最小サイズ（下側量水標）６１０に
等しいかそれ以上であれば、ステップ６０５においてオ
ーディオ・サーバのオペレーションが実行される。ステ
ップ６１１においては、データが出力キューに送られ
る。上記に該当せず、ステップ６０６において、あらか
じめ設定した最小サイズまで出力キューを満たすのに充
分なオーディオ・データが上位チャネルにあれば、ステ
ップ６０７においてオーディオ・データが上位チャネル
から取込まれ、最小オーディオ・データ・サイズまで出
力キューが満たされる。あらかじめ設定した最小サイズ
まで出力キューを満たすのに充分なオーディオ・データ
が上位チャネルにない場合は、ステップ６０８において
本発明は、無音オーディオ信号をキューに満たし、ステ
ップ６０９において、該当するアプリケーションに対し
てアンダーフロー状態を通知するメッセージを送る（プ
ロセスにさらに多くのデータを下流への送出を開始でき
るようにする）。
【００３０】ここでステップ６０３に戻るが、出力キュ
ー内のオーディオ・データ・サイズが最大サイズ未満で
あり、当該チャネルがキュー内にオーディオ・サーバの
オペレーション用に充分なデータを有していれば、ステ
ップ６１０においてオーディオ・サーバ２１２は、オー
ディオ・サーバ２１２による混合／分割オペレーション
の各回において混合される出力キュー内のオーディオ・
データが最大サイズとなるように、出力キュー内に追加
のオーディオ・データを挿入する。
ー内のオーディオ・データ・サイズが最大サイズ未満で
あり、当該チャネルがキュー内にオーディオ・サーバの
オペレーション用に充分なデータを有していれば、ステ
ップ６１０においてオーディオ・サーバ２１２は、オー
ディオ・サーバ２１２による混合／分割オペレーション
の各回において混合される出力キュー内のオーディオ・
データが最大サイズとなるように、出力キュー内に追加
のオーディオ・データを挿入する。
【００３１】ステップ６０２に戻るが、オーディオ装置
の出力キュー内のデータ・サイズが、各回の混合オペレ
ーションで混合されるオーディオ・データの最大サイズ
（上側量水標）に等しいかそれを超えていれば（マイク
ロ秒に置換えた場合）、ステップ６１２に進む。
の出力キュー内のデータ・サイズが、各回の混合オペレ
ーションで混合されるオーディオ・データの最大サイズ
（上側量水標）に等しいかそれを超えていれば（マイク
ロ秒に置換えた場合）、ステップ６１２に進む。
【００３２】ステップ６１２においては、混合オペレー
ション内のオーディオ・アプリケーションの有無が判定
される。存在しない場合にはプロセスを完了する。存在
する場合にはステップ６１３において、次の混合オペレ
ーションをスケジュールし、プロセスを繰返す。
ション内のオーディオ・アプリケーションの有無が判定
される。存在しない場合にはプロセスを完了する。存在
する場合にはステップ６１３において、次の混合オペレ
ーションをスケジュールし、プロセスを繰返す。
【００３３】本発明においては、分割オペレーションに
関するデータ・フローの非同期についても、同様の処理
が行なわれる。
関するデータ・フローの非同期についても、同様の処理
が行なわれる。
【００３４】図１１は、本発明のオプションの保全モー
ドをオンにしてオーディオ・アプリケーションを追加す
るときの一般的ステップを示すフローチャートである。
ステップ７０１においては、ある種の形式の保全ポリシ
ーを具体化したユーザ・スペース内で走るアプリケーシ
ョンであり、ユーザにより書込まれるアプリケーション
として定義される保全アプリケーションがオーディオ・
サーバを開き、対応するファイル記述子を取込む。ステ
ップ７０２においては、保全アプリケーションが入出力
命令を発行し、オーディオ・サーバ２１２の保全モード
をオンにする。
ドをオンにしてオーディオ・アプリケーションを追加す
るときの一般的ステップを示すフローチャートである。
ステップ７０１においては、ある種の形式の保全ポリシ
ーを具体化したユーザ・スペース内で走るアプリケーシ
ョンであり、ユーザにより書込まれるアプリケーション
として定義される保全アプリケーションがオーディオ・
サーバを開き、対応するファイル記述子を取込む。ステ
ップ７０２においては、保全アプリケーションが入出力
命令を発行し、オーディオ・サーバ２１２の保全モード
をオンにする。
【００３５】ステップ７０３において保全アプリケーシ
ョンは、混合への追加許可、すなわち、オーディオ装置
との間で送受されるオーディオ・データの混合ならびに
オーディオ・アプリケーションへの分配を許可する現在
の混合／分割セッションとして定義される追加許可の要
請のために、保全アプリケーションとの通信能力を備え
たユーザ・スペース内で走るアプリケーションであり、
ユーザにより書込まれるオーディオ・アプリケーション
として定義されるこのほかのオーディオ・アプリケーシ
ョンを待ち受ける。
ョンは、混合への追加許可、すなわち、オーディオ装置
との間で送受されるオーディオ・データの混合ならびに
オーディオ・アプリケーションへの分配を許可する現在
の混合／分割セッションとして定義される追加許可の要
請のために、保全アプリケーションとの通信能力を備え
たユーザ・スペース内で走るアプリケーションであり、
ユーザにより書込まれるオーディオ・アプリケーション
として定義されるこのほかのオーディオ・アプリケーシ
ョンを待ち受ける。
【００３６】ステップ７０４においては、要求オーディ
オ・アプリケーションが、混合と保全アプリケーション
の結合を要求する。要求が許可されなければ、その要求
は無視され、保全アプリケーションがステップ７０３に
戻る。要求が許可されれば、保全アプリケーションはス
テップ７０５に進む。
オ・アプリケーションが、混合と保全アプリケーション
の結合を要求する。要求が許可されなければ、その要求
は無視され、保全アプリケーションがステップ７０３に
戻る。要求が許可されれば、保全アプリケーションはス
テップ７０５に進む。
【００３７】ステップ７０５においては、保全アプリケ
ーションが、要求オーディオ・アプリケーションの混合
への追加を許可するため、ファイル記述子を介して入出
力命令を発行する。その後、保全アプリケーションは、
ステップ７０３に戻り、将来の要求を待ち受ける。
ーションが、要求オーディオ・アプリケーションの混合
への追加を許可するため、ファイル記述子を介して入出
力命令を発行する。その後、保全アプリケーションは、
ステップ７０３に戻り、将来の要求を待ち受ける。
【００３８】本発明は、各種のアプリケーションに実装
することができる。たとえば、図１２においては、電話
記録プロセス・アプリケーション８００、電話音声認識
プロセス・アプリケーション５０２ならびに電話ＤＴＭ
Ｆ（デュアル・トーン多周波検出；たとえばプッシュ・
ボタン・ダイアリング）検出プロセス・アプリケーショ
ン５０４を含む複数の電話アプリケーションが、オーデ
ィオ・サーバ２１２を介してＩＳＤＮ装置ドライバ５０
６にデータを送り、オーディオ・サーバ２１２を介して
ＩＳＤＮ装置ドライバ５０６からデータを読込む。
することができる。たとえば、図１２においては、電話
記録プロセス・アプリケーション８００、電話音声認識
プロセス・アプリケーション５０２ならびに電話ＤＴＭ
Ｆ（デュアル・トーン多周波検出；たとえばプッシュ・
ボタン・ダイアリング）検出プロセス・アプリケーショ
ン５０４を含む複数の電話アプリケーションが、オーデ
ィオ・サーバ２１２を介してＩＳＤＮ装置ドライバ５０
６にデータを送り、オーディオ・サーバ２１２を介して
ＩＳＤＮ装置ドライバ５０６からデータを読込む。
【００３９】電話記録プロセス・アプリケーション８０
０は、コンピュータ上での電話呼出しの記録に使用する
ことができる。電話音声認識プロセス・アプリケーショ
ン５０２は、たとえば、インタラクティブ音声応答（Ｉ
ＶＲ）システムを介した、コンピュータのユーザが発し
た音声による命令の認識ならびに当該音声による命令に
従った応答に使用することができる。電話ＤＴＭＦ検出
プロセス・アプリケーション５０４は、「０」が押され
たか「１」が選択されたかを判断することにより、ＤＴ
ＭＦトーンのスキャンに使用することができる。これら
の電話アプリケーションのうち１ないし複数が、ＩＳＤ
Ｎ５０６ならびにオーディオ・サーバ２１２を介して同
一の電話データにアクセスすることができる。
０は、コンピュータ上での電話呼出しの記録に使用する
ことができる。電話音声認識プロセス・アプリケーショ
ン５０２は、たとえば、インタラクティブ音声応答（Ｉ
ＶＲ）システムを介した、コンピュータのユーザが発し
た音声による命令の認識ならびに当該音声による命令に
従った応答に使用することができる。電話ＤＴＭＦ検出
プロセス・アプリケーション５０４は、「０」が押され
たか「１」が選択されたかを判断することにより、ＤＴ
ＭＦトーンのスキャンに使用することができる。これら
の電話アプリケーションのうち１ないし複数が、ＩＳＤ
Ｎ５０６ならびにオーディオ・サーバ２１２を介して同
一の電話データにアクセスすることができる。
【００４０】別の実施形態においては、本発明を一般的
なデスクトップ使用に供する。たとえば、図１３におい
て、デスクトップ９００は、ソフトウェア・アプリケー
ションを備え、このソフトウェア・アプリケーションに
は、ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶソフトウェア・プログラム９
０２ならびにカリフォルニア州マウンテンビューのＳｕ
ｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍ， Ｉｎｃ．によるＣｏｎｔ
ｏｏｌ９０４が含まれるがこれに限定する意図はない。
ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２は、テレビ（ＴＶ）番組を
デスクトップ上に表示するコンピュータ・プログラムで
ある。ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２は、デスクトップ９
００に表示されたネットワーク上でオーディオならびに
ビデオ放送データを受信し、オーディオ・サーバ２１２
を介してオーディオ装置ドライバ２１４にオーディオ・
データを送る。
なデスクトップ使用に供する。たとえば、図１３におい
て、デスクトップ９００は、ソフトウェア・アプリケー
ションを備え、このソフトウェア・アプリケーションに
は、ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶソフトウェア・プログラム９
０２ならびにカリフォルニア州マウンテンビューのＳｕ
ｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍ， Ｉｎｃ．によるＣｏｎｔ
ｏｏｌ９０４が含まれるがこれに限定する意図はない。
ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２は、テレビ（ＴＶ）番組を
デスクトップ上に表示するコンピュータ・プログラムで
ある。ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２は、デスクトップ９
００に表示されたネットワーク上でオーディオならびに
ビデオ放送データを受信し、オーディオ・サーバ２１２
を介してオーディオ装置ドライバ２１４にオーディオ・
データを送る。
【００４１】カリフォルニア州マウンテンビューのＳｕ
ｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍ， Ｉｎｃ．から発売されて
いるＣｏｎｔｏｏｌ９０４は、所定のコンピュータ上の
各種のシステム・イベントを監視するようにデザインさ
れたソフトウェア・アプリケーションである。たとえ
ば、Ｃｏｎｔｏｏｌ９０４は、コンピュータ上での特定
の所定イベントの発生時にユーザに警報を発することが
できる。ユーザにイベントの警報を行なうためには、Ｃ
ｏｎｔｏｏｌ９０４によりコンピュータの表示スクリー
ン上にメッセージを点滅させるか、その他の方法でユー
ザの注意を喚起させればよい。たとえば、ネットワーク
上のユーザがネットワーク上の他のユーザとの通信を試
みた場合、Ｃｏｎｔｏｏｌ９０４は、後者のユーザのコ
ンピュータ・ディスプレイを介して、当該ユーザに対し
アクセスを希望するユーザがあることを知らせるプロン
プトをイネーブルすることができる。ビジュアルによる
プロンプトに代えてＣｏｎｔｏｏｌ９０４は、ネットワ
ーク上の他のユーザが当該ユーザにアクセスを希望して
いることを当該ユーザに知らせる音声プロンプトをイネ
ーブルすることもできる。
ｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍ， Ｉｎｃ．から発売されて
いるＣｏｎｔｏｏｌ９０４は、所定のコンピュータ上の
各種のシステム・イベントを監視するようにデザインさ
れたソフトウェア・アプリケーションである。たとえ
ば、Ｃｏｎｔｏｏｌ９０４は、コンピュータ上での特定
の所定イベントの発生時にユーザに警報を発することが
できる。ユーザにイベントの警報を行なうためには、Ｃ
ｏｎｔｏｏｌ９０４によりコンピュータの表示スクリー
ン上にメッセージを点滅させるか、その他の方法でユー
ザの注意を喚起させればよい。たとえば、ネットワーク
上のユーザがネットワーク上の他のユーザとの通信を試
みた場合、Ｃｏｎｔｏｏｌ９０４は、後者のユーザのコ
ンピュータ・ディスプレイを介して、当該ユーザに対し
アクセスを希望するユーザがあることを知らせるプロン
プトをイネーブルすることができる。ビジュアルによる
プロンプトに代えてＣｏｎｔｏｏｌ９０４は、ネットワ
ーク上の他のユーザが当該ユーザにアクセスを希望して
いることを当該ユーザに知らせる音声プロンプトをイネ
ーブルすることもできる。
【００４２】オーディオ装置ドライバ２１４の使用を要
求するＣｏｎｔｏｏｌ９０４の別の使用例として、他の
ユーザのワークステーションに対して第三者がログオン
を試み、保全侵害を招くケースがある。Ｃｏｎｔｏｏｌ
９０４は、このとき、例えばある種の音声プロンプトを
介してユーザに保全侵害を警告することができる。
求するＣｏｎｔｏｏｌ９０４の別の使用例として、他の
ユーザのワークステーションに対して第三者がログオン
を試み、保全侵害を招くケースがある。Ｃｏｎｔｏｏｌ
９０４は、このとき、例えばある種の音声プロンプトを
介してユーザに保全侵害を警告することができる。
【００４３】従来技術の装置においては、デスクトップ
によるオーディオ・ストリームの停止が可能ではなく、
例示したＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２のようなデスクト
ップ・アプリケーションが、オーディオ・ストリームの
連続ループを実行することがある。このようなケースに
おいては、ある種の保全侵害もしくは、Ｃｏｎｔｏｏｌ
９０４を介したデスクトップ９００のユーザに対する別
のユーザによるアクセスの希望があっても、そういった
情報が、ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２がそれ自体のプロ
グラムを終了するまで保留される。
によるオーディオ・ストリームの停止が可能ではなく、
例示したＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２のようなデスクト
ップ・アプリケーションが、オーディオ・ストリームの
連続ループを実行することがある。このようなケースに
おいては、ある種の保全侵害もしくは、Ｃｏｎｔｏｏｌ
９０４を介したデスクトップ９００のユーザに対する別
のユーザによるアクセスの希望があっても、そういった
情報が、ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２がそれ自体のプロ
グラムを終了するまで保留される。
【００４４】本発明は複数のオーディオ・データ・スト
リームの処理を可能にする。つまり、本発明によれば、
ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２がオーディオ・データを再
生するアプリケーションを実行し、同時に、Ｃｏｎｔｏ
ｏｌ９０４がユーザに対する随時の音声プロンプトを生
成する一方で、オーディオ・サーバ２１２は、Ｓｈｏｗ
Ｍｅ TM ＴＶ９０２ならびにＣｏｎｔｏｏｌ９０４の両
方のために、オーディオ装置ドライバ２１４からのオー
ディオ・データを受け付ける。
リームの処理を可能にする。つまり、本発明によれば、
ＳｈｏｗＭｅ TM ＴＶ９０２がオーディオ・データを再
生するアプリケーションを実行し、同時に、Ｃｏｎｔｏ
ｏｌ９０４がユーザに対する随時の音声プロンプトを生
成する一方で、オーディオ・サーバ２１２は、Ｓｈｏｗ
Ｍｅ TM ＴＶ９０２ならびにＣｏｎｔｏｏｌ９０４の両
方のために、オーディオ装置ドライバ２１４からのオー
ディオ・データを受け付ける。
【００４５】以上、カーネル・スペースにおいて複数の
同時性オーディオ・ストリームを確実に処理するための
方法ならびに装置について説明した。関連図面を参照し
て特定の実施形態についての説明ならびに図示を行なっ
たが、当業者であれば他の各種の変形が可能であること
から、この種の実施形態が例示的なものであり、本発明
の発明を限定するものではないこと、また本発明が特定
の装置ならびにここに示した構成に限定されないことを
理解されたい。
同時性オーディオ・ストリームを確実に処理するための
方法ならびに装置について説明した。関連図面を参照し
て特定の実施形態についての説明ならびに図示を行なっ
たが、当業者であれば他の各種の変形が可能であること
から、この種の実施形態が例示的なものであり、本発明
の発明を限定するものではないこと、また本発明が特定
の装置ならびにここに示した構成に限定されないことを
理解されたい。
【図１】 従来のコンピュータで使用される従来のミキ
サ／スプリッタの実施態様を一例で示すブロック図であ
る。
サ／スプリッタの実施態様を一例で示すブロック図であ
る。
【図２】 本発明の実施形態を実装したコンピュータ・
システムの一例を示すブロック図である。
システムの一例を示すブロック図である。
【図３】 本発明の実施形態のセットアップ・アプリケ
ーションにおける一般的なステップを示すフローチャー
トである。
ーションにおける一般的なステップを示すフローチャー
トである。
【図４】 本発明の実施形態のオーディオ・サーバを介
したオーディオ装置ドライバの混合機能を示すブロック
図である。
したオーディオ装置ドライバの混合機能を示すブロック
図である。
【図５】 本発明の実施形態のオーディオ・サーバを介
したオーディオ装置ドライバの混合機能を示すブロック
図である。
したオーディオ装置ドライバの混合機能を示すブロック
図である。
【図６】 本発明の実施形態のオーディオ・サーバを介
したオーディオ装置ドライバの混合機能を示すブロック
図である。
したオーディオ装置ドライバの混合機能を示すブロック
図である。
【図７】 本発明の実施形態のオーディオ・サーバの分
割機能を示すブロック図である。
割機能を示すブロック図である。
【図８】 本発明の実施形態のオーディオ・サーバの分
割機能を示すブロック図である。
割機能を示すブロック図である。
【図９】 本発明の実施形態のオーディオ・サーバの分
割機能を示すブロック図である。
割機能を示すブロック図である。
【図１０】本発明の実施形態がスケジュールを処理する
方法及びミキサが追加のデータを読込むときを示すフロ
ーチャートである。
方法及びミキサが追加のデータを読込むときを示すフロ
ーチャートである。
【図１１】オーディオ・アプリケーションの追加のため
に本発明の実施形態のオプションの保全モードをオンに
するときの一般的なステップを示すフローチャートであ
る。
に本発明の実施形態のオプションの保全モードをオンに
するときの一般的なステップを示すフローチャートであ
る。
【図１２】 ＩＳＤＮ装置ドライバにデータを送り、そ
れからデータを読込む電話アプリケーションを備えた本
発明の実施形態の一実施形態を示すブロック図である。
れからデータを読込む電話アプリケーションを備えた本
発明の実施形態の一実施形態を示すブロック図である。
【図１３】 一般的なデスクトップ使用における本発明
の実施形態の一実施形態を示すブロック図である。
の実施形態の一実施形態を示すブロック図である。
２００ コンピュータ、２０４ メモリ装置、２０８
ユーザ・スペース、２１０ カーネル・スペース、２１
２ オーディオ・サーバ、２１３ データ・フロー・チ
ェッカ、２１４ オーディオ装置ドライバ
ユーザ・スペース、２１０ カーネル・スペース、２１
２ オーディオ・サーバ、２１３ データ・フロー・チ
ェッカ、２１４ オーディオ装置ドライバ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成９年１０月１５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図４】
【図３】
【図５】
【図６】
【図８】
【図９】
【図７】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591064003 901 ＳＡＮ ＡＮＴＯＮＩＯ ＲＯＡＤ ＰＡＬＯ ＡＬＴＯ，ＣＡ 94303，Ｕ. Ｓ．Ａ. (72)発明者 マイケル・ジェイ・バンドシャー アメリカ合衆国・94043・カリフォルニア 州・マウンテン ヴュー・マウンテン ロ ーレル コート・433 (72)発明者 ヤン・ジェイ・ユウ アメリカ合衆国・95014・カリフォルニア 州・カッパチーノ・シルヴァラード アヴ ェニュ・20350
Claims (9)
- 【請求項１】 メモリ装置と、コンピュータシステムに
接続される少なくとも１つのオーディオ装置との間で伝
達される複数のデータ・ストリームを処理する方法にお
いて、 前記メモリ装置のユーザ・スペース内で走る少なくとも
１つのアプリケーションと、前記少なくとも１つのオー
ディオ装置の間で伝達される複数のデータ・ストリーム
を処理するステップであって、その処理が前記メモリ装
置のカーネル・スペース内のオーディオ・サーバにより
実行されるステップと、 前記ユーザ・スペース内で走る少なくとも１つのアプリ
ケーションと、前記少なくとも１つのオーディオ装置の
間の複数のデータ・ストリームのデータのフローを調整
し、データのオーバーフロー状態ならびにアンダーフロ
ー状態を防止するステップとを含むことを特徴とする方
法。 - 【請求項２】 さらに、前記オーディオ・サーバにより
前記少なくとも１つのアプリケーションからのオーディ
オ・データを処理するステップを含む請求項１記載の方
法。 - 【請求項３】 さらに、無許可のアプリケーションが前
記オーディオ・サーバにより処理されることを防止する
ステップを含む請求項１記載の方法。 - 【請求項４】 コンピュータ可読媒体上に記憶するよう
に構成された、コンピュータによる実行が可能なコード
であり、それぞれコンピュータにより実行される少なく
とも１つの機能を実行するように構成された複数のモジ
ュールからなるコードを含み、少なくとも１つのアプリ
ケーションと、少なくとも１つのオーディオ装置の間の
複数のデータ・ストリームを処理する装置において、 カーネル・スペース内において複数のデータ・ストリー
ムを処理すべく構成されたオーディオ・サーバ・モジュ
ールであって、前記少なくとも１つのアプリケーション
と前記少なくとも１つのオーディオ装置の間のデータ・
フローを調整すべく構成されたデータ・フローのチェッ
カならびにアジャスタ・モジュールを使用するオーディ
オ・サーバ・モジュールを備えることを特徴とする装
置。 - 【請求項５】 さらに、前記少なくとも１つのアプリケ
ーションのうちの複数のアプリケーションからのデータ
を概略同時に前記オーディオ・サーバにより処理させる
べく構成されたセットアップ・モジュールを備えること
を特徴とする前記請求項４記載の装置。 - 【請求項６】 さらに、無許可のアプリケーションが前
記オーディオ・サーバにより処理されることを防止する
ように構成された保全モジュールを備えることを特徴と
する前記請求項４記載の装置。 - 【請求項７】 コンピュータ可読媒体上に格納するよう
に構成された、コンピュータによる実行が可能なコード
であり、それぞれコンピュータにより実行される少なく
とも１つの機能を実行すべく構成された複数のモジュー
ルからなるコードを含み、少なくとも１つのアプリケー
ションと、少なくとも１つのオーディオ装置の間の複数
のデータ・ストリームを処理するためのシステムにおい
て、 カーネル・スペース内において複数のデータ・ストリー
ムを処理すべく構成されたオーディオ・サーバ・モジュ
ールであって、前記少なくとも１つのアプリケーション
と前記少なくとも１つのオーディオ装置の間のデータ・
フローを調整すべく構成されたデータ・フローのチェッ
カならびにアジャスタ・モジュールを使用するオーディ
オ・サーバ・モジュールを備えることを特徴とするシス
テム。 - 【請求項８】 さらに、前記少なくとも１つのアプリケ
ーションのうちの複数のアプリケーションからのデータ
を概略同時に前記オーディオ・サーバにより処理させる
べく構成されたセットアップ・モジュールを備えること
を特徴とする前記請求項７記載のシステム。 - 【請求項９】 さらに、無許可のアプリケーションが前
記オーディオ・サーバにより処理されることを防止する
ように構成された保全モジュールを備えることを特徴と
する前記請求項７記載のシステム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/674,353 US6405255B1 (en) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | Mixing and splitting multiple independent audio data streams in kernel space |
| US08/674353 | 1996-07-01 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH113302A true JPH113302A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=24706259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9186074A Pending JPH113302A (ja) | 1996-07-01 | 1997-06-27 | カーネル・スペースにおける複数の独立オーディオ・データ・ストリームの混合および分割 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6405255B1 (ja) |
| EP (1) | EP0817045A3 (ja) |
| JP (1) | JPH113302A (ja) |
| DE (1) | DE817045T1 (ja) |
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