JPH11329579A - コネクタ結合構造 - Google Patents

コネクタ結合構造

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JPH11329579A
JPH11329579A JP12637098A JP12637098A JPH11329579A JP H11329579 A JPH11329579 A JP H11329579A JP 12637098 A JP12637098 A JP 12637098A JP 12637098 A JP12637098 A JP 12637098A JP H11329579 A JPH11329579 A JP H11329579A
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male
cam
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JP12637098A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Sakurai
一昭 櫻井
Yoshinori Uchida
好則 内田
Hiroshi Yamauchi
博史 山内
Yoko Kawasaki
容子 河崎
Atsushi Sasaki
敦 佐々木
Hiroyuki Kanbayashi
弘之 神林
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を伴わずに操作体の回転ストロ
ークを長く設定でき、低挿入力化を向上させる。 【解決手段】 嵌合接続可能な雄コネクタ3及び雌コネ
クタ1のいずれか一方に、操作体5を回転自在に設け、
前記操作体5の操作によって他方のコネクタをコネクタ
挿入方向に移動させるカム手段11,15を設け、前記
操作体5に、収納状態と使用状態との間で移動自在な操
作部20を設け、この操作部20を前記操作体28に対
する収納状態から使用状態としたとき前記操作体5の回
転中心からの距離が長くなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌雄コネクタを低
挿入力で結合するコネクタ結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタ結合構造として
は、例えば、図26,図27に示すものがある。図26
は結合始めを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、
図27は結合完了時を示し、(a)は斜視図、(b)は
側面図である。
【0003】これら図26,図27のように、雌コネク
タ1と雄コネクタ3との嵌合接続をレバー5で行なうよ
うにしたものである。前記雌コネクタ1は、雌型ハウジ
ング7内に図示しない雄端子が備えられ、その嵌合フー
ド部7a内に雄コネクタ3を挿入して嵌合接続するもの
である。
【0004】前記雄コネクタ3には雄型ハウジング9内
に図示しない雌型コネクタが収容され、前記嵌合フード
7a内の挿入によって前記雌コネクタ1内の雄端子と雄
コネクタ9内の雌端子とが接続する。
【0005】前記雄型ハウジング9の左右側壁には駆動
ピン11が突設されている(但し、図面では右側の駆動
ピンのみを示す)。
【0006】前記雌型ハウジング7の嵌合フード部7a
には、左右側壁にピン案内用切欠13がそれぞれ設けら
れている。
【0007】前記レバー5は、左右のレバー板部5a,
5bとレバー板部5a,5bに橋渡された操作部5cと
を備え、嵌合フード部7aの左右側に突設されたピン1
4(但し、図面では左側のピンのみを示す)に回転自在
に支持されている。前記左右のレバー板部5a,5bに
は、駆動カム部15が設けられ、該駆動カム部15は導
入切欠17に連続している。
【0008】そして、図26の状態において、嵌合フー
ド部7aに対し雄コネクタ3を挿入していくと、駆動ピ
ン11がピン案内用切欠13に案内され、レバー5の導
入切欠17内に進入し、駆動ピン11は駆動カム部15
の始端に位置することになる。
【0009】かかる状態において、操作体5の操作部5
cを矢印A方向に回転させると、駆動カム部15が駆動
ピン11に係合して駆動力を伝達する。操作体5が図2
6の位置から図27の位置へ回転する間に、駆動カム部
15はそのカム作用によって駆動ピン11に引き込み方
向の駆動力を作用させ、駆動ピン11は案内用切欠13
内を嵌合フード部7aの奥側へ移動し、雌コネクタ1と
雄コネクタ3との嵌合接続が完了する。
【0010】そして、前記操作体5の操作力は、駆動カ
ム部15を介して駆動ピン11に増大して伝えられ、両
コネクタ1,3の嵌合に際し、低挿入力で嵌合を完了す
ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造であると、ピン14を中心にした操作部5c
の回転半径と駆動カム部15の回転半径との関係は一定
であるため、例えば雌雄コネクタ1,3がさらに多極化
した場合には、低挿入力に限界を招く恐れがある。これ
に対し、操作部5cを拡大してピン11に対する回転半
径をより大きくすれば、低挿入力化は可能であるが、そ
の分、雌雄コネクタ1,3に対して突出することにな
り、コンパクト化が期待できなくなる。
【0012】そこで、本発明は、さらなる低挿入力化と
コンパクト化との双方を達成することのできるコネクタ
結合構造の提供を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、嵌合
接続可能な雄コネクタ3及び雌コネクタ1のいずれか一
方に、操作体5を回転自在に設け、前記操作体5の操作
によって他方のコネクタをコネクタ挿入方向に移動させ
るカム手段11,15を設け、前記操作体5に、収納状
態と使用状態との間で移動自在な操作部20を設け、こ
の操作部20を、前記操作体28に対する収納状態から
使用状態としたとき前記操作体5の回転中心からの距離
が長くなることを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、駆動ピン11を有する
雄コネクタ3と、該駆動ピン11の進入するピン案内用
切欠13を有する雌コネクタ1と、該雌コネクタ1にコ
ネクタ結合方向前後に回転自在に設けられると共に該回
転を操作する操作部20と前記回転と共に前記ピン案内
用切欠13内の駆動ピン11に前記操作部20の操作力
を増大してコネクタ結合方向に伝達する駆動カム部15
とを有する操作体5とからなり、前記操作部20を、前
記操作体5に対する収納状態から操作体5の回転中心か
らの長さを長くした使用状態とするように形成したこと
を特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
コネクタ結合構造であって、前記操作部20は、前記操
作体5に設けられたスライド収納部23と該スライド収
納部23にスライド可能に支持されたスライドアーム2
1とよりなることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項3記載のコネク
タ結合構造であって、前記操作部20は、前記スライド
収納部23とスライドアーム21との間に前記収納状態
と使用状態とに位置決める位置決め部25,27を有す
ることを特徴とする。
【0017】請求項5の発明は、嵌合接続可能な雄コネ
クタ20及び雌コネクタ21のいずれか一方のコネクタ
に、コネクタ挿入方向とは異なる方向に移動自在な移動
体25を設けると共に該移動体25の移動を操作する操
作体28を回転自在に設け、前記移動体25と他方のコ
ネクタとに、前記移動体25の移動によって他方のコネ
クタをコネクタ挿入方向に移動させるカム手段Kを設
け、前記操作体28に、収納状態と使用状態との間で移
動自在な補助操作部36,37を設け、該補助操作部3
6,37は、収納状態では前記操作体28に重なり合っ
た状態となり、使用状態では前記補助操作部36,37
の先端が前記操作体28の先端よりも回転中心からの距
離が長くなるよう構成したことを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は、請求項5に記載のコネ
クタ結合構造であって、前記補助操作部36,37を収
納状態と使用状態との各位置で他の箇所よりも移動抵抗
を大きくする仮ロック手段39を設けたことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。
【0020】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
を適用した分解斜視図、図2は結合前の雌雄コネクタを
示す斜視図、図3は結合前の雌雄コネクタを示す概略断
面図、図4は結合後の雌雄コネクタを示す概略断面図、
図5〜図8は作用説明図であり、図5は仮挿入状態で操
作体収納状態を示し、(a)は斜視図、(b)は側面
図、図6は仮挿入状態の操作体使用状態を示し、(a)
は斜視図、(b)は側面図、図7は雌雄コネクタ嵌合接
続完了後の操作体収納前を示し、(a)は斜視図、
(b)は側面図、図8は嵌合接続完了後の操作体収納状
態を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
尚、図9,図10と対応する構成部分には同符号を付し
て説明し、また重複した説明は省略する。
【0021】一方、本実施例においては、まず図1〜図
4のように、操作部20が二重構造となっており、ベー
スアーム19とスライドアーム21とからなっている。
ベースアーム19は左右レバー板部5a,5b間を連結
し、該ベースアーム19の両側にスライド収納部23が
設けられている。スライド収納部23の下部には、左右
レバー板部5a,5bの外側へ突出する突当部23aが
設けられている。スライド収納部23内には位置決め部
を構成する2つの突起25,27が設けられている(但
し、図面では一方側のスライド収納部23の突起25,
27のみを示している)。突起25は収納状態を位置決
め、突起27は使用状態を位置決めるものである。
【0022】前記スライドアーム21は、操作片部21
aとスライド部21bとを備えている。操作片部21a
は、前記ベースアーム19に対応して前記レバー板部5
a,5b間に渡るように形成され、前記スライド部21
bは前記スライド収納部23に対応した形状に形成さ
れ、該スライド収納部23に収納される構造となってい
る。
【0023】スライド部21bの内面側には、溝21c
と位置決め凹部21dとが設けられている。溝21cは
前記位置決め突起27に嵌合し、スライド部21bをス
ライド収納部23に沿ってスライド可能にガイドするた
めのものである。前記位置決め凹部21dは収納状態に
おいて位置決め突起25に嵌合し、使用状態において位
置決め突起27に嵌合して、それぞれの位置でスライド
アーム21を位置決めるものである。
【0024】かかる構造の雌雄コネクタ1,3は図3の
状態から図4の状態へ嵌合接続させることができる。こ
れを図5〜図10により更に説明する。
【0025】まず、図5のように、スライドアーム21
を収納状態としておき、雌コネクタ1の嵌合フード部7
a内に雄コネクタ3の雄型ハウジング9を仮挿入状態と
する。この仮挿入状態では、雄型ハウジング9の両側の
駆動ピン11が案内用切欠13内に位置すると共に、操
作体5の導入切欠17内に進入する。また、駆動ピン1
1(カム手段)が操作体5の駆動カム部15(カム手
段)の端部まで移動するように嵌合フード部7a内に雄
型ハウジング9を挿入する。
【0026】次に、スライドアーム21を図5の矢印B
の方向へ引き出し、図6の状態とする。この図6の状態
では、位置決め凹部21dが位置決め突起27に嵌合し
(図1参照)、スライドアーム21が使用状態で位置決
められる。又、収納状態から使用状態へのスライド移動
に際しては、溝21cが位置決め突起27に対して嵌合
していることにより、スライドを確実にガイドすること
ができる。
【0027】次に、スライドアーム21を図6の矢印C
方向に操作すると、操作体5は支持ピン15を中心とし
て回転する。これによって、駆動ピン11が駆動カム部
15内に誘い込まれ、駆動カム部15からコネクタ結合
方向へ力を受ける。このとき駆動カム部15のカム作用
によって、スライドアーム21に加えられた操作力を増
大して、雄コネクタ3にコネクタ結合方向の力として伝
達することができる。しかも、前記のように、スライド
アーム21を引き出して使用状態とすることにより、ス
ライドアーム21の操作片部21aの支持ピン15中心
からの長さを長くすることができるため、回転モーメン
トの相違により、操作片部21aに加えられたより小さ
な力を増大して駆動カム部15に伝達することができ、
かかる力を駆動カム部15によってさらに増大し、雄コ
ネクタ3の結合方向力として伝達することができる。
【0028】従って、作業者が操作片部21aに加える
力は、より小さくなり、雌雄コネクタ1,3の嵌合接続
に要する力をより低減し、より低挿入力化を図ることが
できる。こうして、雌雄コネクタ1,3がさらに多極化
した場合であっても、十分に低挿入力を実現することが
できる。
【0029】そして、図7の位置まで操作体5を回転さ
せると、雌雄コネクタ1,3の嵌合接続が完了する。こ
の状態で、スライドアーム21を矢印Dのように押し込
めると、スライドアーム21は前記とは逆の作用によっ
てスライド収納部23内にスライドし、図8のようにス
ライド部21bの端部が突当部23aに突き当たり、ス
ライド収納部23内への収納が完了する。この位置で
は、位置決め凹部21dが位置決め突起25に嵌合する
ことによって、スライド前後方向の位置決めが行なわれ
る。又、溝21cが位置決め突起27に嵌合しているこ
とによって、スライドアーム21が位置決め突起25側
を中心に回転するようにスライド収納部23内から離脱
するのを防止できる。
【0030】従って、スライドアーム21が収納される
ことで大きく突出することがなく、嵌合接続完了状態で
全体的なコンパクト化を図ることができる。
【0031】雌雄コネクタ1,3の嵌合を外すときに
は、上記とは逆に図7の状態からスライドアーム21を
引き出し、逆の操作をすることによって、図6,図5の
状態へと戻し、簡単に行なうことができる。
【0032】又、雌コネクタ1単体の場合であっても、
スライドアーム21を収納状態にすることができ、部品
として管理、搬送する場合にも、スペース的に有利な構
造である。
【0033】尚、上記第1実施例では、スライドアーム
を一側開放のスライド収納部23に収容するようにした
が、該スライド収納部を引き出し方向に沿った溝形状と
し、スライドアーム21のスライド部21bを該溝に沿
って引き出すように構成することもできる。又、操作部
20はスライドに限らず、回転操作によって収納状態と
使用状態とに切り替えることもでき、また回転操作とス
ライド操作の組み合わせによって使用状態と収納状態に
する構造にすることもできる。
【0034】さらに、第1実施例は、図9,図10に示
す構造のコネクタ結合構造に適用することもできる。
【0035】図9は、本発明の第1実施例を適用し得る
コネクタ結合構造の分解斜視図である。
【0036】図9のように、このコネクタ結合構造にお
いては、雌コネクタ1に、移動体190A,190B、
及び操作体5が備えられている。
【0037】前記雌コネクタ1の雌型ハウジング7に
は、嵌合フード部7a内において、上面側及び下面側に
前記移動体190A,190Bがスライド移動するため
のスライド溝230が挿入口7bからの挿入嵌合方向に
交差するように沿って設けられている。
【0038】前記スライド溝230は、嵌合フード部7
aの左右側壁7c,7dに貫通形成され、スライド溝2
30を含めて開口250となっており、該開口250の
断面形状は後述する移動体190A,190Bの断面形
状に対応している。前記挿入口7bには上下部におい
て、それぞれ複数、例えば各2個のガイド口260が設
けられている。また、雌型ハウジング7には、側壁7d
側において上下に支持片部7eが突設され、収容部28
を構成している。支持片部7eには、それぞれ支持穴7
fが設けられている。
【0039】前記移動体190A,190Bは、板状に
形成され、前記雌型ハウジング7の開口250に対応し
た断面形状を呈して開口250の上下幅よりも僅かに厚
く形成され、挿入方向前後の側縁に前記スライド溝23
0に嵌合する縁部190aを備え、且つ端部190b
は、断面くさび状に形成されている。したがって、移動
体190A,190Bは、雌型ハウジング7の一方の側
壁7dの上下の開口250からそれぞれ挿入し、スライ
ド溝230に縁部190aが嵌合しながらスライドし、
スライド溝230に沿って移動可能となっている。この
移動体190A,190Bの移動方向は、挿入口7bか
ら雄型コネクタ3を挿入嵌合させる際の交差方向、例え
ば直行方向となっている。移動体の端部190bは、嵌
合完了後、前記開口に嵌入するようになっている。この
時、端部190bを開口250に食い込ませて位置決め
を行うように構成することもできる。
【0040】前記雌型ハウジング7内において、移動体
190A,190Bは、挿入口7bから挿入された雄コ
ネクタ3の雄型ハウジング9の上下両面に対向してい
る。そして、前記雄型ハウジング9及び移動体190
A,190Bに、移動体190A,190Bの一方、例
えば図1において挿入口7bの右方向への移動により、
雌型ハウジング7に対して、雄型ハウジング9を嵌合移
動させる第一の駆動カム手段270が設けられている。
【0041】前記第一の駆動カム手段270は、上下の
移動体190A,190Bに設けられた複数、例えば一
対の駆動カム溝29と前記雄型ハウジング9の上下両面
に設けられた複数、例えば一対の駆動ピン31とを備え
て構成されている。前記駆動カム溝29は前記雄型コネ
クタ3の挿入嵌合方向に対し、角度α1をもって傾斜形
成され、嵌合方向先端29aは若干移動体190A,1
90Bの移動方向に指向して、駆動ピン31を固定保持
するようになっている。
【0042】また、前記雄型ハウジング9及び移動体1
90A,190Bに、前記雌型ハウジング7に雄型ハウ
ジング9を途中まで挿入して仮挿入状態とするとき前記
移動体190A,190Bを移動させる第一の連動カム
手段32が設けられている。
【0043】前記第一の連動カム手段32は、上下の移
動体190A,190Bに設けられた複数、例えば一対
の連動カム溝33を備えて構成されている。連動カム溝
33は、前記駆動カム溝29に連続形成され、且つ同方
向に傾斜すると共に駆動カム溝29より嵌合移動方向へ
指向するように傾斜角度α2を設定している。すなわ
ち、α1>α2となっている。
【0044】なお、前記駆動カム溝29及び連動カム溝
33を雄型ハウジング9に設け、駆動ピン31を上下移
動体190A,190Bに設けることもできる。
【0045】前記操作体5は、上下のレバー板部5a,
5bと、該レバー板部5a,5bを結合する結合部5d
とを備え、前記レバー板部5a,5bの先端には操作部
5cが設けられている。前記レバー板部5a,5bに
は、上下(図面では上方のみです)に支持ピン30が突
設され、該支持ピン30が前記雌型ハウジング7の支持
片部7eの支持穴7fに嵌合し、回転自在に支持されて
いる。
【0046】そして、操作体5及び前記移動体190
A,190Bに、操作体5の操作待機状態からの回転操
作により、移動体190A,190Bを移動させる第二
の駆動カム手段37が設けられている。第二の駆動カム
手段37は、操作カムスロット39及び操作ピン41を
備えて構成されている。
【0047】前記操作カムスロット39は、レバー板部
5a,5bに貫通形成され、支持ピン30側から操作部
5cに向かって支持ピン30からの半径を拡大するよう
に湾曲形成されている。前記操作ピン41は、前記移動
体190A,190Bの先端部に設けられ、前記操作カ
ムスロット39に係合している。
【0048】前記移動体190A,190B及び操作体
5には、前記仮挿入状態とするときの移動体190A,
190Bの移動により、前記操作体5を前記収容部28
に対する操作前の収容状態から突出し操作待機状態へ回
転させる第二の連動カム手段42が設けられている。第
二の連動カム手段42は、前記操作カムスロット39に
連続する連動カムスロット43を備え、操作ピン41と
共に第二の連動カム手段42を構成している。
【0049】嵌合接続に際しては、雄コネクタ3の雄型
ハウジング9を雌コネクタ1の雌型ハウジング7の挿入
口7bに対向させ、そのまま駆動ピン31を挿入口7b
のガイド口260から進入させる。この時、ガイド口2
60によって、駆動ピン31の挿入ガイドを行い、雄コ
ネクタ3の挿入を容易に行うことができる。
【0050】雄コネクタ3の挿入によって、駆動ピン3
1が連動カム溝33の始端側に入り込む。雄型ハウジン
グ9をさらに挿入すると、駆動ピン31が連動カム溝3
3に力を与え、そのカム作用によって、移動体190
A,190Bがスライド溝230のスライドガイドによ
り操作体5側へ移動する。移動体190A,190Bの
移動によって操作ピン41が連動カムスロット43に力
を伝達し、操作体5は回転し、操作部5cが収容部28
から突出し、操作待機状態となる。
【0051】したがって、雌型ハウジング7に雄型ハウ
ジング9を仮挿入位置まで挿入させるだけで、操作体5
を操作待機状態に自動的に移動させることができる。
【0052】次いで、操作待機状態から操作体5を回転
操作すると、操作カムスロット39が操作ピン41にカ
ム作用によって力を伝達し、この力によって移動体19
0A,190Bは、雌型コネクタ7内の一方、すなわち
図9の、左から右へ移動することになる。かかる移動体
190A,190Bの移動によって駆動カム溝29が駆
動ピン31に力を伝達し、そのカム作用によって駆動ピ
ン31は駆動カム溝29に沿ってその先端29a側へ移
動し、嵌合接続が完了する。
【0053】かかる図9の構造において、操作体5を第
1実施例と同様に構成し、同様の作用効果を得ることが
できる。
【0054】図10は本発明の第1実施例を適用し得る
他のコネクタ結合構造の分解斜視図である。図10にお
いて、操作体5は支持ピン30を中心に操作開始位置と
操作終了位置の間で回転するが、その回転軌跡はほぼ上
記収容部28内で、且つ、上記挿入口7bの前方エリア
を通らないよう設定されている。又、操作体5の操作部
5cは操作終了位置で上記側壁7dに突き当たる。
【0055】また、操作体5と第1及び第2移動体19
1A,191Bとは一対の第1カム手段K1によってそ
れぞれ連結されている。一対の第1カム手段K1は操作
体5の両側面にそれぞれ設けられた第1カム溝200,
210と、上記第1及び第2移動体191A,191B
の一端側に設けられ、且つ、上記第1カム溝200,2
10に挿入された第1カムピン220,231とから構
成されている。そして、一対の第1カム溝200、21
0は上記操作体5の回転によって上記第1及び第2移動
体191A,191Bが互いに反対方向に移動するべく
螺旋状の溝が逆に設定されている。
【0056】各第1カム溝200,210は90度の回
転中心角を有し、一端側から他端側に向かうに従って回
転中心(O)までの距離を徐々に可変する螺旋曲線上に
構成される。そして、一方の第1カム溝200は、一端
が回転中心に対する距離が最も長く、他端が回転中心に
対する距離が最も短く設定されているが、反対に、他方
の第1カム溝210は、一端が回転中心に対する距離が
最も短く、他端が回転中心に対する距離が最も長く設定
されている。
【0057】このような一対の第1カム溝200,21
0の構成により、操作体5の操作開始位置から操作終了
位置への回転では第1移動体191Aは図10のL1矢
印方向、第2移動体191Bは図10のR1矢印方向で
ある第1パターンでそれぞれ移動する。又、操作体5の
操作開始位置から操作終了位置への回転では第1移動体
191Aは図10のR2矢印方向、第2移動体191B
は図10のL2矢印方向である第2パターンでそれぞれ
移動する。
【0058】第1及び第2移動体191A,191Bと
雄コネクタ3とには、雄コネクタ3の挿入に際して作動
する一対の第2カム手段K2が設けられている。この一
対の第2カム手段K2は第1及び第2移動体191A,
191Bの各内面側の2箇所にそれぞれ設けられた第2
カム溝240,251と、雄コネクタ3の雄型ハウジン
グ9の両側面にそれぞれ設けられた第2カムピン27
1,280とから構成されている。この各第2カム溝2
40,251はコネクタ挿入方向と同一方向の直線溝部
とコネクタ挿入方向に対し傾斜している傾斜溝部とを有
しているが、上記した第1パターンの移動によって雄コ
ネクタ3への押圧分力方向が共にコネクタ挿入方向にな
るよう、第1移動体191Aの傾斜溝部と第2移動体1
91Bの傾斜溝部との傾斜方向は反対方向に設定されて
いる。
【0059】また、雄コネクタ3には雌端子である圧着
端子(図示せず)が、雌コネクタ1には雄端子であるピ
ン端子(図示せず)がそれぞれ設けられているが、挿入
開始位置から仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程では、
雄端子と雌端子との端子間の接触が生じない位置関係に
設定されている。
【0060】そして、操作体5が操作開始位置にあっ
て、作業者が雌コネクタ1の雌型ハウジング7の挿入口
7bよりコネクタ収容室に雄コネクタ3を挿入すると、
第2カムピン271,280がガイド口260を経て各
移動体191A,191Bの第2カム溝240,251
にそれぞれ入る。すると、この挿入によって雄コネクタ
3は第2カムピン271,280が第2カム溝240,
251の直線溝部の終端(傾斜溝部の始端)、つまり仮
嵌合位置まで入り込む。
【0061】次に、作業者が操作体5を操作終了位置方
向に回転操作する。すると、第1カム手段K1により第
1及び第2移動体191A,191Bが第1パターンで
移動を開始し、第2カムピン271,280が第2カム
溝240,251の傾斜溝部にガイド規制されることに
よって雄コネクタ3は雌コネクタ1のコネクタ収容室内
に挿入される。そして、操作体5を操作終了位置まで回
転すると、第2カムピン271,280が第2カム溝2
40,251の傾斜溝部の終端部に入り込み雄コネクタ
3は嵌合完了位置に達し、嵌合作業が終了する。
【0062】かかる図10の構造において、操作体5を
第1実施例と同様に構成し、同様の作用効果を得ること
ができる。
【0063】(第2実施例)図11(a)は本発明の第
2実施例に係るコネクタ結合構造の斜視図、(b)はそ
の断面図、図12(a)は図11(b)のA−A線に対
応するコネクタ結合構造の断面図、図12(b)は図1
1(b)のB−B線に対応するコネクタ結合構造の断面
図、図13はコネクタ結合構造の分解斜視図である。
【0064】図11から図13において、コネクタ結合
構造は雄コネクタ205と雌コネクタ215とから成
り、雄コネクタ205は雌コネクタ215に対し挿入開
始位置から仮嵌合位置を経て嵌合位置まで挿入可能に構
成されている。雌コネクタ215の雌ハウジング225
内には雄コネクタ205を収容するコネクタ収容室23
5が設けられており、このコネクタ収容室235の一面
は解放されて挿入口235aとして構成されている。
【0065】雌ハウジング225内で、且つ、コネクタ
収容室235の両側スペースには移動室245がそれぞ
れ形成されており、この各移動室245の内面側はコネ
クタ収容室235に開口している。又、雌ハウジング2
25の挿入口235aの両側には下記するカムピン43
5を挿入するためのガイド口245aが1箇所に形成さ
れており、このガイド口245aは挿入口235aに開
口していると共に各移動室245に開口している。
【0066】また、雌ハウジング225の上面の両側に
は移動体挿入口245bが形成されており、この移動体
挿入口245bより一対の移動室245にはそれぞれ移
動体255が挿入されている。一対の移動体255はコ
ネクタ挿入方向と直交する方向に互いに独立して移動自
在に配置されている。即ち、一対の移動体255は挿入
される雄コネクタ205の両側の対称位置に配置され
る。又、雌ハウジング225の上面には突出支持部26
5が上方に突出して設けられ、この突出支持部265に
は回転支持ピン部275が設けられている。
【0067】操作体285はその略中心部に回転孔29
5を有し、この回転孔295に回転支持ピン部275が
挿入されている。操作体285は回転孔295を中心に
揺動(回転)自在であり、この揺動中心を境として一方
側が嵌合用操作部305として、他方側が離脱用操作部
315としてそれぞれ構成されている。この嵌合用操作
部305と離脱用操作部315の各下面は両方の境目よ
りそれぞれ端部に向かうに従って徐々に上方に傾斜した
揺動規制面335,345として構成され、操作体28
5は一方の揺動規制面335が雌ハウジング225の上
面に当接する図20,図21のセット位置と他方の揺動
規制面345が雌ハウジング225の上面に当接する図
11(a),(b)のプリセット位置との間で揺動可能
である。
【0068】又、嵌合用操作部305と離脱用操作部3
15の各上部はその上面が両方の境目よりそれぞれ端部
に向かうに従って徐々に下方に傾斜した移動面355a
と、その両側面の上部が側方に突出した突出部355b
とからなる移動レール部355としてそれぞれ構成され
ている。この各移動レール部355には補助操作部36
5,375のアリ溝385がそれぞれ挿入されており、
各補助操作部365,375は操作体285に対して図
11(a),(b)の実線で示す収納位置と,図11
(a),(b)の仮想線で示す引出し位置との間で移動
自在に構成されている。収納位置では操作部285の移
動レール部355に重なり合った状態で配置され、引出
し位置ではその先端が操作部285の移動レール部35
5より突出した状態で配置される。
【0069】又、上記補助操作部365,375を収納
位置と引出し位置との各位置で他の箇所よりも移動抵抗
を大きくする仮ロック手段395がそれぞれ設けられて
おり、各仮ロック手段395は各補助操作部365,3
75に設けられた係止孔395aと移動レール部355
の側方突出部355bの2箇所に設けられた係止突起3
95b,395cとから構成されている。収納位置では
係止孔395aに一方の係止突起395bが係止され、
引出し位置では係止孔395aに他方の係止突起395
cが係止されることによって仮ロックされる。
【0070】この嵌合用操作部305と離脱用操作部3
15の各端部には長孔405がそれぞれ形成され、この
各長孔405に上記各移動体255のピン部255aが
それぞれ挿入されることによって各移動体255は連結
されている。一対の移動体255は操作体285の揺動
操作によって互いに反対方向に移動される。尚、操作体
285の揺動による回転中心から移動体255の移動位
置までの位置ずれは、ピン部255aが長孔405内を
移動することによって吸収される。
【0071】また、雄コネクタ205と各移動体255
とには、雄コネクタ205の挿入に際して作動するカム
手段Kが設けられている。このカム手段Kは各移動体2
55の内面側の1箇所にそれぞれ設けられたカム溝41
5と、雄コネクタ205の雄ハウジング425の両側面
にそれぞれ設けられ、且つ、上記カム溝415に挿入さ
れるカムピン435とから構成されている。
【0072】各カム溝415はコネクタ挿入方向と同一
方向の直線溝部415aとコネクタ挿入方向に対し傾斜
している傾斜溝部415bとから構成されているが、各
移動体255の傾斜溝部415bの傾斜方向はコネクタ
挿入方向に対し反対に設定されている。これによって、
一対の移動体255による互いに逆方向の移動によって
雄コネクタ205にはカム手段Kにより同一方向の押圧
分力が作用する。
【0073】また、雄コネクタ205の雄ハウジング4
25には雌端子である圧着端子(図示せず)が、雌コネ
クタ215の雌ハウジング225には雄端子であるピン
端子(図示せず)がそれぞれ設けられているが、挿入開
始位置から仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程では、双
方の端子間の接触が生じない位置関係に設定されてい
る。
【0074】次に、上記コネクタ結合構造の嵌合動作
を、図11、図12、及び、図14〜図25を用いて説
明する。操作体285がプリセット位置にあって、作業
者が雌コネクタ215の雌ハウジング225の挿入口2
35aよりコネクタ収容室235に雄コネクタ205を
挿入すると、一対のカムピン435がガイド口245a
を経て各移動体255のカム溝415にそれぞれ入る。
図11及び図12に示すように、この挿入によって雄コ
ネクタ205はカムピン435がカム溝415の直線溝
部415aの終端位置(傾斜溝部415bの始端位置)
となる仮嵌合位置まで入り込む。
【0075】次に、図14〜図16に示すように、作業
者が嵌合用操作部305側の補助操作部365を図11
及び図12のA矢印方向に移動させて引出し位置とし、
この補助操作部365の先端を押下してセット位置側
(図14及び図15のB矢印方向)に回転操作する。す
ると、図17〜図19に示すように、操作体285が回
転孔295を中心として回転し、この回転により一対の
移動体255が互いに反対方向に移動し、カムピン43
5がカム溝415の傾斜溝部415bにガイド規制され
ることによって雄コネクタ205は雌コネクタ215の
コネクタ収容室235内に挿入される。
【0076】そして、図20〜図21に示すように、操
作体285をセット位置まで回転すると、カムピン43
5がカム溝415の傾斜溝部415bの終端に達し、雄
コネクタ205は嵌合完了位置まで入り込む。
【0077】最後に、作業者が嵌合用操作部305側の
補助操作部365を図20及び図21のC矢印方向に移
動させて収納位置に戻せば、図23〜図25の状態とな
り、これで嵌合作業が完了する。
【0078】また、離脱作業は離脱用操作部315を用
いて上記と同様に行うことができる。簡単に説明する
と、作業者が離脱用操作部315側の補助操作部375
を収納位置から移動させて引き出し位置とし、この補助
操作部375の先端を押下してプリセット位置側に回転
操作する。
【0079】すると、操作体285が回転孔295を中
心として回転し、この回転により一対の移動体255が
互いに反対方向に移動(但し、嵌合動作時の逆)し、カ
ムピン435がカム溝415の傾斜溝部415bにガイ
ド規制されることによって雄コネクタ205は雌コネク
タ215のコネクタ収容室235から引き出される。そ
して、操作体285をプリセット位置まで回転すると、
カムピン435がカム溝415の傾斜溝部415bの始
端に達し、雄コネクタ205は仮嵌合完了位置まで引き
出される。次に、作業者がこの雄コネクタ205を雌コ
ネクタ215の雌ハウジング225から引出し、補助操
作部375を収納位置に戻せば完了する。
【0080】上記嵌合及び離脱動作において、操作体2
85の回転操作は補助操作部365,375を引出し位
置として行い、回転中心からの回転ストロークSを従来
に比べて長く設定できるため、小さな回転操作力で大き
なコネクタ挿入力、コネクタ引抜き力を得ることができ
る。又、嵌合及び離脱動作において、操作体285の回
転操作は補助操作部365,375を共に押下する同種
類の操作であるため、作業者は回転方向等で戸惑うこと
なく容易に操作ができる。
【0081】また、仮ロック手段395により補助操作
部365,375を収納位置と引出し位置で仮ロックす
るため、補助操作部365,375が操作体285に対
して容易に脱落することがなく、又、作業者は収容位置
及び引出し位置を容易に認識できる。
【0082】また、上記嵌合及び離脱動作において、カ
ム手段Kのカム動作はカムピン435がカム溝415に
挿入状態でガイドされるため、カムピン435の移動が
確実になされる。
【0083】また、嵌合及び離脱動作において、一対の
移動体255は雄コネクタ215の左右両側の対称位置
に配置され、一対の移動体255より雄コネクタ205
に作用するコネクタ挿入力、コネクタ引抜き力が左右均
等となるため、嵌合、離脱作業がスムーズに行われる。
又、一対のカム手段Kによるコネクタ押圧力の内、コネ
クタ挿入力に寄与しない押圧分力は互いに逆方向になる
ため、これらの分力は相殺されてしまい雄コネクタ20
5全体としてはコネクタ挿入方向、引抜き方向の外力し
か受けないことになる。従って、雄コネクタ205又は
雌コネクタ215は通常基板等に取付けされた状態でコ
ネクタの嵌合、離脱がなされるが、嵌合作業時、離脱作
業時にコネクタ挿入方向以外の外力によって取付け箇所
が破損する等の事故が生じない。
【0084】また、挿入開始位置から仮嵌合位置までの
コネクタ挿入過程では雄端子と雌端子間の接触が生じ
ず、小さな操作力で大きな挿入力が得られる仮嵌合位置
から嵌合完了位置の間で雄端子と雌端子間の接触が生じ
るため、全体として小さな操作力で嵌合作業が可能であ
る。離脱作業も同様である。
【0085】また、嵌合作業時や離脱作業時以外は補助
操作部365,375を収容位置とすることができるた
め、コネクタ結合構造は大型化しない。
【0086】尚、上記第2実施例によれば、補助操作部
365,375は操作体285に移動自在に設けたが、
操作体285に回転自在に設け回転動作によって収納位
置と引出し位置との間で変位できるよう構成しても良
い。但し、上記実施形態のように補助操作部365,3
75を操作体285に移動自在に設けることにより、最
大に引出さなくても適当な位置まで引出した状態で回転
操作ができる。従って、補助操作部365,375を最
大限まで引出すスペースがない場所でも可能な限りの回
転ストロークを確保できる。又、仮ロック位置は収納位
置と引出し位置以外の適当な位置に設けても良い。
【0087】尚、上記第2実施例によれば、仮ロック手
段395は係止孔395aと係止突起395bにて構成
したが、他の箇所よりも移動抵抗を大きくできる構成で
あれば良い。
【0088】尚、上記第2実施例によれば、雌コネクタ
215に移動体255及び操作体285を設けたが、雄
コネクタ205に移動体255及び操作体285を設け
ても良い。
【0089】尚、上記第2実施例によれば、カム手段K
は移動体255にカム溝415を、雄コネクタ205に
カムピン435を設けたが、移動体255にカムピン4
35を、雄コネクタ205にカム溝415を設けても良
い。カム手段は左右に1箇所づつ設けたが、2箇所以上
設けても良く、カム溝415の傾斜角と併せてコネクタ
の種類、極数、サイズによって適切に設定することによ
り低挿入力のコネクタ結合構造とすることができる。
【0090】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、嵌合作業時に
は操作部を使用状態とし、この操作部を操作して操作体
の回転を行うと、この回転により移動体が移動してカム
手段によって他方のコネクタがコネクタ挿入方向へ移動
されコネクタが嵌合され、又、嵌合作業時以外は操作部
を収納状態にできるため、装置が大型化することなく、
しかも、低操作力で大きなコネクタ挿入力を得ることが
できる。
【0091】請求項2の発明では、雌雄コネクタを結合
するとき、操作体の操作部に力を加えて操作体を回転さ
せると、操作体の駆動カム部がピン案内用切欠内の被駆
動ピンに操作力を増大して伝え、雌コネクタと雄コネク
タとを結合させることができる。このとき操作部を操作
体に対する収納状態から操作体の回転中心からの長さを
長くした使用状態とすることにより、操作部に加える力
を小さくしても同様な回転トルクを操作体に与えること
ができ、操作力を低減することができる。従って、その
分、低挿入力化を図ることが可能となる。
【0092】又、嵌合接続後は、操作体を収納状態とす
ることによって、その突出量を少なくし、コンパクト化
を図ることができる。
【0093】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、操作部を操作するとき、スライドアームをス
ライドさせることによって、操作体の回転中心からの長
さを長くした使用状態とすることができ、操作体を小さ
な力で容易かつ確実に操作することができる。又、嵌合
接続後は、スライドアームをスライド収納部にスライド
して収納することにより、簡単かつ確実にコンパクト化
を図ることができる。
【0094】請求項4の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、位置決め部によってスライドアームを使用状
態と収納状態に位置決めることができ、確実な操作と確
実なコンパクト化の双方を図ることができる。
【0095】請求項5の発明によれば、雄コネクタと雌
コネクタの一方のコネクタに、移動自在な移動体を設け
ると共にこの移動体を操作する操作体を回転自在に設
け、上記移動体と他方のコネクタとに、上記移動体の移
動によって他方のコネクタをコネクタ挿入方向に移動さ
せるカム手段を設け、上記操作体には収納位置と引出し
位置との間で移動自在な補助操作部を設け、この補助操
作部は収納位置では上記操作部に重なり合った状態とな
り、引出し位置では上記補助操作部の先端が上記操作体
の先端よりも回転中心からの距離が長くなるよう構成し
たので、嵌合作業時には補助操作部を引き出し位置と
し、この補助操作部を操作して操作体の回転を行うと、
この回転により移動体が移動してカム手段によって他方
のコネクタがコネクタ挿入方向へ移動されコネクタが嵌
合され、又、嵌合作業時以外は補助操作部を収容位置に
できるため、装置が大型化することなく、しかも、低操
作力で大きなコネクタ挿入力を得ることができる。
【0096】請求項6の発明によれば、請求項5に記載
のコネクタ結合構造であって、上記補助操作部を収納位
置と引出し位置との各位置で他の箇所よりも移動抵抗を
大きくする仮ロック手段を設けたので、請求項5の発明
の効果に加え、補助操作部が操作体に対して容易に脱落
することがなく、又、作業者は収容位置及び引出し位置
を容易に認識できるため、嵌合作業の円滑化に供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一実施例に係る分解斜視
図である。
【図2】一実施例に係り、雌雄コネクタの結合前の斜視
図である。
【図3】一実施例に係り、雌雄コネクタの結合前の概略
断面図である。
【図4】一実施例に係り、雌雄コネクタの結合後の概略
断面図である。
【図5】一実施例に係り、仮挿入状態において操作体の
収納状態を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図であ
る。
【図6】一実施例に係り、仮挿入状態において操作体の
使用状態を示し、(q)は斜視図、(b)は側面図であ
る。
【図7】一実施例に係り、操作体を回転操作した後の状
態を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図8】一実施例に係り、嵌合接続完了後の操作体の収
納状態を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図であ
る。
【図9】本発明の第1実施例を適用し得る低挿入力コネ
クタの分解斜視図である。
【図10】本発明の第1実施例を適用し得る他の低挿入
力コネクタの分解斜視図である。
【図11】(a)は本発明の一実施形態に係るコネクタ
結合構造の斜視図、(b)はその断面図である。
【図12】(a)は図11(b)のA−A線に対応する
コネクタ結合構造の断面図、(b)は図11(b)のB
−B線に対応するコネクタ結合構造の断面図である。
【図13】本発明の一実施形態に係るコネクタ結合構造
の分解斜視図である。
【図14】本発明の一実施形態に係る操作体がプリセッ
ト位置で、補助操作部が引出し位置であるコネクタ結合
構造の斜視図である。
【図15】図14の状態の断面図である。
【図16】(a)は図15のC−C線に対応するコネク
タ結合構造の断面図、(b)は図15のD−D線に対応
するコネクタ結合構造の断面図である。
【図17】本発明の一実施形態に係る操作体がプリセッ
ト位置とセット位置の中間位置であるコネクタ結合構造
の斜視図である。
【図18】図17の状態の断面図である。
【図19】(a)は図18のE−E線に対応するコネク
タ結合構造の断面図、(b)は図18のF−F線に対応
するコネクタ結合構造の断面図である。
【図20】本発明の一実施形態に係る操作体がセット位
置で、補助操作部が引出し位置であるコネクタ結合構造
の斜視図である。
【図21】図20の状態の断面図である。
【図22】(a)は図21のG−G線に対応するコネク
タ結合構造の断面図、(b)は図21のH−H線に対応
するコネクタ結合構造の断面図である。
【図23】本発明の一実施形態に係る操作体がセット位
置で、補助操作部が収納位置であるコネクタ結合構造の
斜視図である。
【図24】図23の状態の断面図である。
【図25】(a)は図24のI−I線に対応するコネク
タ結合構造の断面図、(b)は図24のJ−J線に対応
するコネクタ結合構造の断面図である。
【図26】従来例に係る雌雄コネクタの仮挿入状態を示
し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図27】従来例に係る嵌合接続完了後を示し、(a)
は斜視図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1,215 雌コネクタ 3,205 雄コネクタ 5,285 操作体 11 被駆動ピン 13 案内用切欠 15 駆動カム部 20 操作部 21 スライドアーム 21c 溝(位置決め部) 21d 位置決め凹部(位置決め部) 23 スライド収納部 25,27 位置決め突起(位置決め部) 255 移動体 305 嵌合用操作部 315 離脱用操作部 365,375 補助操作部 415 カム溝 435 カムピン K カム手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河崎 容子 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 佐々木 敦 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 神林 弘之 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合接続可能な雄コネクタ及び雌コネク
    タのいずれか一方に、操作体を回転自在に設け、 前記操作体の操作によって他方のコネクタをコネクタ挿
    入方向に移動させるカム手段を設け、 前記操作体に、収納状態と使用状態との間で移動自在な
    操作部を設け、この操作部を、前記操作体に対する収納
    状態から使用状態としたとき前記操作体の回転中心から
    の距離が長くなることを特徴とするコネクタ結合構造。
  2. 【請求項2】 駆動ピンを有する雄コネクタと、該駆動
    ピンの進入するピン案内用切欠を有する雌コネクタと、
    該雌コネクタにコネクタ結合方向前後に回転自在に設け
    られると共に該回転を操作する操作部と前記回転と共に
    前記ピン案内用切欠内の駆動ピンに前記操作部の操作力
    を増大してコネクタ結合方向に伝達する駆動カム部とを
    有する操作体とからなり、 前記操作部を、前記操作体に対する収納状態から操作体
    の回転中心からの長さを長くした使用状態とするように
    形成したことを特徴とするコネクタ結合構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のコネクタ結合構造
    であって、 前記操作部は、前記操作体に設けられたスライド収納部
    と該スライド収納部にスライド可能に支持されたスライ
    ドアームとよりなることを特徴とするコネクタ結合構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコネクタ結合構造であっ
    て、 前記操作部は、前記スライド収納部とスライドアームと
    の間に前記収納状態と使用状態とに位置決める位置決め
    部を有することを特徴とするコネクタ結合構造。
  5. 【請求項5】 嵌合接続可能な雄コネクタ及び雌コネク
    タのいずれか一方のコネクタに、コネクタ挿入方向とは
    異なる方向に移動自在な移動体を設けると共に該移動体
    の移動を操作する操作体を回転自在に設け、 前記移動体と他方のコネクタとに、前記移動体の移動に
    よって他方のコネクタをコネクタ挿入方向に移動させる
    カム手段を設け、 前記操作体に、収納状態と使用状態との間で移動自在な
    補助操作部を設け、 該補助操作部は、収納状態では前記操作体に重なり合っ
    た状態となり、使用状態では前記補助操作部の先端が前
    記操作体の先端よりも回転中心からの距離が長くなるよ
    う構成したことを特徴とするコネクタ結合構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のコネクタ結合構造であ
    って、 前記補助操作部を収納状態と使用状態との各位置で他の
    箇所よりも移動抵抗を大きくする仮ロック手段を設けた
    ことを特徴とするコネクタ結合構造。
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