JPH11328369A - キャッシュシステム - Google Patents

キャッシュシステム

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JPH11328369A
JPH11328369A JP13382398A JP13382398A JPH11328369A JP H11328369 A JPH11328369 A JP H11328369A JP 13382398 A JP13382398 A JP 13382398A JP 13382398 A JP13382398 A JP 13382398A JP H11328369 A JPH11328369 A JP H11328369A
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Masayuki Imanishi
政之 今西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速のメモリを使用することができ、CPU
の汎用キャッシュとしても使用することができ、キャッ
シュミスによるフラッシュを防止することができるキャ
ッシュシステムを提供する。 【解決手段】 キャッシュシステムは、参照領域をイン
タリーブして読み込むための2組のデータキャッシュを
組み合わせたキャッシュラインと、そのキャッシュライ
ンに取り付けられるTagメモリと、アドレスを動きベク
トル検索を行う順に発生させるアドレス生成手段とを有
する。このアドレス生成手段は、カウンタ17,28及
びラッチ25,27を組み合わせたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャッシュメモリ制
御方法を改善し、ベクトル検出に適したキャッシュシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG及びH261、H263等の画
像圧縮技術においては、フレーム画像に対して、離散コ
サイン変換、量子化、ランレングス符号化、ハフマン符
号化が行われるI(Intra)ピクチャ形式と、現在の画像
に対して、過去画像及び未来画像との差分を計算し、こ
れに対して離散コサイン変換、量子化、ランレングス符
号化、ハフマン符号化を行うP及びBピクチャ形式があ
る。
【0003】特に、P及びBピクチャ形式は圧縮率の向
上を期待でき、伝送画質を向上させる効果がある。P及
びBピクチャの圧縮は、現在の画像に対しての差分を計
算するが、MPEG及びH261、H263では、この
とき、M×Mのブロック単位で、参照画像との統計的差
分情報量が少ない動きベクトルを検出することにより、
更に一層圧縮率の向上を図ることができる。
【0004】次に、MPEGにおける動きベクトルの検
出方式について説明する。MPEGにおける動きベクト
ルの検出は、通常下記数式1の計算式を使用して求め
る。図4に示すように、MPEGのマクロブロックは1
6×16であり、この場合、M=16となる。
【0005】
【数1】
【0006】但し、Dxyは参照画像(x,y)座標における
画像データ、Sxyは現在の画像(x,y)座標における画像
データを示す。(D(i+x)(j+y) - Sxy)2の項は|D(i+x)
(j+y)−Sxy|でも良く、σijはi,jの動きベクトルにお
ける差分情報の累積値を表わしている。i及びjを-15
から+16まで掃引し、この中のσijで最も小さい値が得
られたときのi,jを動きベクトルとして採用する。こ
の場合、1つのベクトルに対して、参照画像の読み込み
が16×16=256回発生する。更に、i,jを−1
5から+16までのすべての場合についてサーチした場
合には、256回×2,304=589,824回のリ
ードが1マクロブロックあたり発生する。
【0007】MPEG圧縮装置を半導体装置内に搭載す
る場合においては、外部メモリアクセスは低速であるた
め、なるべく低減することが望ましい。これに対して、
キャッシュメモリを参照画面メモリと演算器との間に挿
入する方法が考えられる。
【0008】特開平4―53389号公報には、参照画
面の半分をインタリーブしてキャッシングすることによ
り、外部メモリへのアクセスを低減する方法が提案され
ている(図5)。この公報に記載された技術において
は、図5に示すように、入力画面データメモリ4及び前
画面データメモリ5と動ベクトル演算部14との間にデ
ータ分配部8を設け、動ベクトル演算部14内に参照画
面領域の半分の大きさのキャッシュメモリを複数装備し
ている。MPEGなどではベクトル検索が常に左から右
へと行われることを利用して、キャッシュメモリは現在
の参照領域を動ベクトル演算部が読み込んでいる間、次
の左半面画素の読み込み動作を行う(図6)。M×M画
素の動きベクトル検索に対して、M×Nの画素領域キャ
ッシュを複数個持つこととなる。これにより、検索領域
は常にキャッシュ領域内に存在し、バスライン6及び7
を通じたメモリアクセスを低減する。このシステムを使
用することにより、安価な低速メモリを画素保存用メモ
リとすることができ、システムの価格を低減することが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公報に記載の従来技術においては、キャッシュ領域とし
てM×N領域のメモリを複数個持つという構成を有して
いるため、例えば16×16のマクロブロックに対し
て、48×48の検索領域を3つ持つこととすると、2
4×48×3=3,456バイトのメモリ領域を必要と
する。この場合、動きベクトルの検出という点では、4
8×48の領域の全てを一度に読む必要はなく、参照さ
れる領域もランダムアクセスではなく、シーケンシャル
に16×16の領域を読み込むだけで済む。
【0010】また、前記公報に記載のキャッシュ構造で
は、タグなどのキャッシュアドレス制御機構を一切もた
ないため、CPUの汎用キャッシュとして使用する場
合、極めて使用し難いものとなっている。
【0011】更に、通常のダイナミックアロケーション
キャッシュ等の手法を用いると、キャッシュラインでの
アドレス競合が発生し、キャッシュミスによるフラッシ
ュが起こるため、パフォーマンスの低下を招く。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、低速のメモリを使用することができ、CP
Uの汎用キャッシュとしても使用することができ、キャ
ッシュミスによるフラッシュを防止することができるキ
ャッシュシステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るキャッシュ
システムは、他システムからの読み込み要求信号に対し
て、これを入力としてアップカウント動作を行う外部ア
ドレス生成用カウンタと、他システムより書き込まれた
参照領域のスタートアドレスを保持するスタートアドレ
スラッチと、前記外部アドレス生成用カウンタの出力
と、前記スタートアドレスラッチの出力を入力としこれ
を加算し外部アドレスを出力するアドレス加算器と、前
記アドレス加算器の出力を入力としキャッシュラインの
サイズで除算を行う除算器と、前記外部アドレス生成用
カウンタの桁上がり出力をトリガとして、他システムよ
り書き込まれたスタートアドレスのオフセットを保持す
るオフセットラッチと、前記オフセットラッチの値と、
前記スタートアドレスラッチの内容とを加算し、結果を
再びスタートアドレスラッチに描き戻すオフセットアド
レス加算器と、他システムより書き込まれたキャッシュ
ラインのスタートアドレスを保持するキャッシュライン
スタートアドレスラッチと、前記キャッシュラインスタ
ートアドレスラッチの値を初期値としてアップカウント
動作を行うキャッシュライン位置カウンタと、前記アド
レス加算器の出力と前記キャッシュライン位置カウンタ
との出力から、2つのキャッシュラインに対して1つの
アドレスタグを持つキャッシュメモリのアドレスを生成
するアドレス生成器と、前記キャッシュメモリタグの出
力と、前記除算器の出力とを比較し、CPUに対してW
ait信号と、キャッシュヒット/ミスヒットとを出力
する比較器と、前記比較器の値より、外部入力データ
と、キャッシュライン上のデータとを切り替えて、リー
ドデータを出力するセレクタと、を有することを特徴と
する。
【0014】このキャッシュシステムにおいて、前記2
つのキャッシュラインに対して増設された2つのキャッ
シュタグと、CPUモードと動きベクトル検索モードと
を切り替える切り替え信号によって除算器のアドレス入
力を切り替える切り替え器と、前記切り替え信号によっ
てアドレスの除算数を切り替える除算器と、前記切り替
え信号によってキャッシュライン上のアドレス生成の値
を変更するアドレス生成器と、を設けることにより、本
発明のキャッシュシステムを、CPUなどの汎用キャッ
シュとして使用することができる。
【0015】本発明のキャッシュシステムは、MPEG
などの動きベクトル探索が、常に左から右に行われるこ
とに着目し、更にランダムアクセスされず、M×Mのブ
ロックの動きベクトル検出をする場合には、常に読まれ
るのは横方向にMピクセルであることを利用して、動き
ベクトル探索時のキャッシュミスが発生しないように、
カウンタとスタートアドレスを保持するラッチと、タグ
を持った2組のキャッシュラインを複数個備えている。
【0016】このようなハードウェア構成をとることに
より、キャッシュミスが発生しない動ベクトル検出機構
を実現することができ、更に通常のメモリキャッシュシ
ステムとしても使用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
第1実施例に係るキャッシュシステムを示すブロック図
である。本実施例は、説明の便宜上、本発明をMPEG
1に適用した場合のものであるが、本発明はこれに限定
されないことは勿論である。
【0018】先ず、図1に示すキャッシュシステムの構
成について説明する。外部アドレス生成用カウンタ17
は、他システムからの読み込み要求信号16を入力し
て、アップカウント動作を行う。スタートアドレスラッ
チ25は、他システムより書き込まれた参照領域のスタ
ートアドレスを保持する。アドレス加算器32は、外部
アドレス生成用カウンタ17の出力と、スタートアドレ
スラッチ25の出力とを入力とし、これを加算して外部
アドレス19を出力する。除算器20は、アドレス加算
器32の出力を入力とし、これをキャッシュラインのサ
イズで除算を行う。オフセットラッチ27は、外部アド
レス生成用カウンタ17の桁上がり出力をトリガとし
て、他システムより書き込まれたスタートアドレスのオ
フセットを保持する。オフセットアドレス加算器26
は、オフセットラッチ27の値と、スタートアドレスラ
ッチ25の内容とを加算し、結果を再びスタートアドレ
スラッチ25に描き戻す。キャッシュラインスタートア
ドレスラッチ30は、他システムより書き込まれたキャ
ッシュラインのスタートアドレスを保持する。キャッシ
ュライン位置カウンタ28は、キャッシュラインスター
トアドレスを保持するラッチ30の値を初期値としてア
ップカウント動作を行う。アドレス生成器29はアドレ
ス加算器32の出力とキャッシュライン位置カウンタ2
8の出力から、2つのキャッシュラインに対して1つの
アドレスタグを持つキャッシュメモリのアドレスを生成
する。比較器21は、前記キャッシュメモリタグの出力
と、除算器21の出力を比較し、CPUに対してWai
t信号と、キャッシュヒット/ミスヒットを出力する。
セレクタ33は、比較器21の値より、外部入力データ
22と、キャッシュライン上のデータとを切り替えて、
リードデータを出力する。
【0019】次に、本実施例について更に詳細に説明す
る。先ず、初期化として、キャッシュラインのスタート
位置を示す値をラッチ30に対して書き込む。この値は
カウンタ28へと送られ、キャッシュラインのスタート
位置を示すカウンタ28の初期値となる。
【0020】本システムに対して、参照領域左上の要求
アドレスをスタートアドレスのラッチ25に書き込む。
更に、オフセットアドレス(画像領域の横方向サイズ)
をラッチ27に書き込む。MPEG1のSIF画像は横
方向に352画素存在するので、ラッチ27には352
を書き込む。また、カウンタ17の値はこの時リセット
され、0となる。
【0021】次に、本システムに対して読み込み要求信
号16が発行されると、カウンタ17の値にスタートア
ドレスを保持したラッチ25の値が加算器32により加
算され、これをキャッシュラインサイズの2倍である2
0hで割り算した値が比較器21へ送出される。キャッ
シュラインはサイズ10hのものが2つに対してTag
メモリが1つ保持されている形式で、このキャッシュラ
インTag1つとキャッシュメモリを2つで、一組のキ
ャッシュブロック31として取り扱う。縦48ライン分
のキャッシュを行う場合には、このキャッシュブロック
31を48組用意することとなる。カウンタ17は0〜
15までの値を、読み込み要求信号16に対して、巡回
カウントするアップカウンタであり、マクロブロックの
1ライン分の読み込み要求信号に対して、1巡回する。
【0022】更に、カウンタ28の出力より、現在のキ
ャッシュライン位置を特定し、更に加算器32の出力ア
ドレスから31のキャッシュラインのうち一方が選択さ
れるようアドレスを生成する。このキャッシュライン中
の10hのキャッシュ2つは10h毎に交互に選ばれる
ようになっており、常にインタリーブされたデータ領域
をキャッシングする。
【0023】どのキャッシュブロックを使用するかを決
定した後、Tagメモリより読み出しが行われる。この読
み出された値は、比較器21によって、加算器32によ
り生成されたアドレスを除算器20によって20hで割
られたものと比較される。ここで、Tagメモリの値と生
成されたアドレスとが一致すれば、キャッシュヒットと
なり、データは既に外部メモリより取り込まれていると
して、キャッシュライン中のデータをリードデータとし
て送出する。一致しなかった場合には、キャッシュミス
ヒットとして、外部メモリよりリードが行われる。ま
た、リード要求の有ったシステムに対して、低速の読み
込みが完了するまで、Wait信号を出力する。
【0024】外部入力か、又はキャッシュライン内のデ
ータを出力するかの選択は、比較器から出力された選択
信号に従ってセレクタ33が行う。セレクタ33はリー
ドデータを読み込み要求があったシステムに送出すると
共に、キャッシュミスヒット時にキャッシュラインすべ
てをデータで埋めるためのリード動作を外部に対して1
0h分行い、キャッシュライン上のデータを更新する。
【0025】マクロブロック1ライン分(16画素)分
の読み込みが終了すると、カウンタ17より巡回終了の
信号が出力される。この信号により、スタートアドレス
25は加算器26によりオフセット27と加算され、再
びスタートアドレス用ラッチ25へと書き戻されて次の
読み込むべきマクロブロックの先頭アドレスを指し示
す。更に、カウンタ17から与えられる巡回終了の信号
はカウンタ28へも送出され、次のキャッシュブロック
を指し示す。また、このカウンタ28は48ラインで巡
回する巡回カウンタであり、探索領域をサーチし終わっ
た後、キャッシュラインの現在位置をサーチ開始位置に
自動的に戻す役目を果たす。
【0026】次に、上述の如く構成された本実施例のキ
ャッシュシステムの動作について説明する。上述の構成
により、検索範囲内では外部入力の1画素に対する読み
込み動作は、常に1回となり、読み込み回数を最小限に
低下させることができる。
【0027】ここで、図2を使用してキャッシュライン
の状態遷移について説明する。動きベクトル探索は参照
領域のx=0、y=0の位置から行われ、xを0に一旦
固定し、y=0〜47まで数式1に基づいたエラー計算
が行われる。その後、xに1が加算され、x=0〜47
まで同様の処理を行い、得られたエラー計算結果のう
ち、最も小さいものに対応する(x、y)を動きベクト
ルとして採用する。
【0028】キャッシュラインは10hの大きさのもの
が2個組になっている。仮に、これらの片側をキャッシ
ュラインA、もう一方をキャッシュラインBとする。キャ
ッシュラインA,Bと共に、Tagメモリにも同一のアドレス
からのデータが保持されているとすると(キャッシュヒ
ット状態)、例えば図2の領域34を読み込もうとした
場合、領域37及び領域38において、外部メモリへの
アクセスは発生せず、キャッシュメモリからのデータ
が、読み出し要求を行ったシステムへと送出される。
【0029】読み出し領域が領域35の位置にきた場
合、キャッシュラインAにてキャッシュミスヒットが発
生する。このとき、外部メモリからの読み込み動作が行
われ、キャッシュラインAの値は順次参照する毎に次の
アドレスから10hのデータを取り込むこととなる。読
み出し領域が領域36の位置にあるときには、再びキャ
ッシュラインは新しいデータ列で埋められており、外部
の読み込みは発生しなくなる。
【0030】このシステムの場合、必要とされるメモリ
は、Tagメモリ+キャッシュメモリ20h×48(lin
e)= 1536バイトであり、前述の公報に記載された
従来技術の場合と比較して約50%程度のメモリを持つ
だけで良い。
【0031】次に、図3を参照して本発明の他の実施例
について説明する。前述の第1実施例は、汎用CPUの
ライトバックキャッシュに構造的に近似している。そこ
で、本発明を、比較器などの装置を利用して、ライトバ
ックキャッシュシステムに適用することができる。この
図3に示す実施例は、ライトキャッシュシステムに適用
したものである。
【0032】本実施例においては、図3に示すように、
前記2つのキャッシュラインに対して増設された2つの
キャッシュタグを有する。モード切り替え信号42は、
CPUモードと動きベクトル検索モードとを切り替え
る。切り替え器41は、切り替え信号42によって除算
器45のアドレス入力を切り替える。除算器45は切り
替え信号42によってアドレスの除算数を切り替える。
アドレス生成器46は切り替え信号42によってキャッ
シュライン上のアドレス生成の値を変更する。
【0033】本実施例について更に詳細に説明する。先
ず、CPUのキャッシュシステムとして使用するか、又
は前述の動きベクトル検出システムとして使用するかを
判別する信号42を導入する。
【0034】また、CPUのキャッシュシステムとして
使用した場合のため、キャッシュライン夫々に対して、
固有のTagメモリを追加する。更に、ライトバックキャ
ッシュとして使用するためのDirtyビット39を導入す
る。
【0035】前述の動きベクトル検出システムとして使
用する場合には、新たに導入したTag及びDirtyビットは
動作せず、前述の第1実施例と同一の動作を行う。
【0036】CPUのキャッシュシステムとして動作す
る場合には、先ずCPUキャッシュとして使用するため
の通知をアドレス切り替え器41、除算器45、キャッ
シュメモリのアドレス生成器46に対して行う。アドレ
ス切り替え器41は、CPUからのアドレスを後段の除
算器に伝えるため、アドレスバスラインを切り替える。
また、キャッシュラインの選択は前記実施例のようにイ
ンタリーブするわけではなく、夫々10hのキャッシュ
ラインとして選択するため、除算器45は10hで除算
を行うように変更される。更に、タグアドレスを決定す
るアドレス生成器46はCPUからの要求アドレスの下
位ビットをデコードし、キャッシュラインの位置を特定
する。
【0037】キャッシュラインの位置が特定されると、
Tagメモリの内容が読み出され、比較器によって値が評
価される。このとき、Tagメモリとアドレスの値が合致
していれば(キャッシュヒット)、キャッシュラインよ
りデータが読み出される。Tagメモリとアドレスの値が
合致しない場合(キャッシュミスヒット)、先ずDirty
ビット39の値が読み出され、0比較がなされる。これ
により、そのキャッシュラインに対して書き込みが行わ
れたかどうかを判別する。0でなかった場合には、キャ
ッシュラインのデータのうちDirtyビットが立っている
もののみ外部メモリへと描き戻され、新たなデータがキ
ャッシュラインに読み込まれる。CPUより書き込み動
作が行われた場合にも同様のTagメモリとの比較が行わ
れ、Tagメモリの内容とアドレスが合致した場合には、
キャッシュラインへの書き込みが行われ、Dirtyビット
がセットされる。
【0038】以上のようにシステムを構成することで、
CPUのキャッシュとしても使用できると共に、動きベ
クトル検出に適したキャッシュシステムを構成すること
ができる。この場合、前述の第1実施例と比較して、こ
れに付加しなければならない装置としては、キャッシュ
Tagメモリ40、Dirtyビット39、アドレスのセレクタ
41、及び0比較器43だけである。
【0039】なお、上記各実施例ではMPEG1の場合
についてのものであるが、オフセットアドレスなどの指
定を変えるだけで、動きベクトルを検出する他の画像圧
縮方式にも対応することができるため、本発明は、特に
MPEG1にのみ限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は参照領域
をインタリーブして読み込むための2組のデータキャッ
シュを組み合わせたキャッシュラインと、そのキャッシ
ュラインに取り付けられるTagメモリと、アドレスを動
きベクトル検索を行う順に発生させるためのカウンタ及
びラッチを組み合わせたアドレス生成装置とを有する。
このシステムにより、外部メモリ入出力に対するアクセ
スを低下させることができ、低速のメモリを外部に接続
できるという効果を有する。
【0041】また、本発明は従来に比して必要なキャッ
シュメモリ容量を50%程度に低減することができる。
【0042】更に、前記実施例に対してTagメモリ、Dir
tyビット、0比較器を追加することにより、CPUキャ
ッシュとして使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るキャッシュシステム
を示すブロック図である。
【図2】同じくそのキャッシュメモリ領域を示す図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例に係るキャッシュシステム
を示すブロック図である。
【図4】従来のキャッシュシステムを示す図である。
【図5】従来のキャッシュシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来の画素を示す図である。
【符号の説明】
16:読み込み要求信号 17、28:カウンタ 20:除算器 25,27,30:ラッチ 31:キャッシュブロック 32:加算器 33:セレクタ 39:Dirtyビット 40:キャッシュTagメモリ 41、44:セレクタ 42:モード切替信号 43:0比較器 45:除算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他システムからの読み込み要求信号に対
    して、これを入力としてアップカウント動作を行う外部
    アドレス生成用カウンタと、 他システムより書き込まれた参照領域のスタートアドレ
    スを保持するスタートアドレスラッチと、 前記外部アドレス生成用カウンタの出力と、前記スター
    トアドレスラッチの出力を入力としこれを加算し外部ア
    ドレスを出力するアドレス加算器と、 前記アドレス加算器の出力を入力としキャッシュライン
    のサイズで除算を行う除算器と、 前記外部アドレス生成用カウンタの桁上がり出力をトリ
    ガとして、他システムより書き込まれたスタートアドレ
    スのオフセットを保持するオフセットラッチと、 前記オフセットラッチの値と、前記スタートアドレスラ
    ッチの内容とを加算し、結果を再びスタートアドレスラ
    ッチに描き戻すオフセットアドレス加算器と、 他システムより書き込まれたキャッシュラインのスター
    トアドレスを保持するキャッシュラインスタートアドレ
    スラッチと、 前記キャッシュラインスタートアドレスラッチの値を初
    期値としてアップカウント動作を行うキャッシュライン
    位置カウンタと、 前記アドレス加算器の出力と前記キャッシュライン位置
    カウンタとの出力から、2つのキャッシュラインに対し
    て1つのアドレスタグを持つキャッシュメモリのアドレ
    スを生成するアドレス生成器と、 前記キャッシュメモリタグの出力と、前記除算器の出力
    とを比較し、CPUに対してWait信号と、キャッシ
    ュヒット/ミスヒットとを出力する比較器と、 前記比較器の値より、外部入力データと、キャッシュラ
    イン上のデータとを切り替えて、リードデータを出力す
    るセレクタと、を有することを特徴とするキャッシュシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記2つのキャッシュラインに対して増
    設された2つのキャッシュタグと、 CPUモードと動きベクトル検索モードとを切り替える
    切り替え信号によって除算器のアドレス入力を切り替え
    る切り替え器と、 前記切り替え信号によってアドレスの除算数を切り替え
    る除算器と、 前記切り替え信号によってキャッシュライン上のアドレ
    ス生成の値を変更するアドレス生成器と、を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のキャッシュシステム。
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