JPH11328251A - モデル検査のための動作環境を自動的に生成する方法 - Google Patents

モデル検査のための動作環境を自動的に生成する方法

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JPH11328251A
JPH11328251A JP11058104A JP5810499A JPH11328251A JP H11328251 A JPH11328251 A JP H11328251A JP 11058104 A JP11058104 A JP 11058104A JP 5810499 A JP5810499 A JP 5810499A JP H11328251 A JPH11328251 A JP H11328251A
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model
input
simulation
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JP11058104A
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Raymond Baumgarner Jason
ジェーソン・レイモンド・バウムガーナー
Marrick Naden
ナデン・マリック
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International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設計のシミュレーション・テストの間に獲得さ
れる状態遷移に関するモデル検査を用い、設計の検証を
強化する方法を提供する。 【解決手段】検査を強化するのに必要なのは、獲得され
た個々の遷移の全てがシミュレーション中に実行される
としても、これらの遷移の可能なシーケンスの全てが必
ずしも実行される訳ではなく、実行されないシーケンス
がバグを隠しているかもしれないという事実に起因す
る。モデル・チェッカーの非決定論的かつ徹底的な性質
は、獲得された状態遷移を含む全ての可能なシーケンス
を実行することを保証する。この方法は、シミュレーシ
ョン中に観察される状態遷移と該状態遷移を引起こす入
力とを利用してモデル・チェッカーが、非決定論的かつ
徹底的にテスト中の設計に適用し得る正当入力値を定義
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に情報処理シス
テムに関し、より詳しくは論理システムの自動化された
形式的検証に関する。
【0002】
【従来の技術】すべての種類の電子装置が拡大するに連
れて、その装置を動作させる集積回路すなわちチップの
需要も拡大し続けている。より小さいチップに、新しい
機能性を与え、多く機能を統合することは、新しい設計
が設計仕様と設計ルールに従って動作することを保証す
るために、新しいチップ設計をタイムリーに包括的態様
で検証することを非常に困難にする。トランジスタ・デ
バイスが小さいなり、多くのチップ機能が要求されるに
つれて、多くのトランジスタ・デバイスが新しい集積回
路に取り込まれ、多くの新しく設計された集積回路モデ
ルにとって検証プロセスが膨大になったため、検証が設
計フローにおいて危機的なボトルネックになっている。
【0003】デジタル・システムの検証の伝統的な方法
は、シミュレーションである。即ち、テスト中のモデル
に印加すべき入力シーケンスを生成し、デジタル・シス
テムがシミュレーション・ランの下正しく動作するか、
手でまたは修正チェッカーで検証する。この方法は簡単
であるが、複雑性が増加するに連れて設計の完全な検証
は実現できない。それは、シミュレーション時間が指数
関数的に増大するからである。限られた時間で実行でき
るシミュレーションの量は、論理の複雑性が増加するに
従って、より低いカバレッジを与えるに過ぎない。
【0004】このシミュレーション・カバレッジの問題
の結果、形式的検証が段々と普及している。形式的検証
は、論理設計の実装がその仕様を満足するかを厳密に検
証する処理である。シミュレーションの目標は、正式な
検証と同じであるが、厳密ではないことに注意すべきで
ある。モデル検査が形式的検証について非常に普及した
方法である。
【0005】モデル検査において、非常に多くの時間を
費やす努力の一つは、テスト中のユニットへのマイクロ
アーキテクチャ・インターフェースを”モデル化”する
動作環境を与えることである。伝統的にこの努力は数ヶ
月かかるものであり、作業の努力であるため、誤り(エ
ラー)を生じ易い。従って、検証は、期待されるよりず
っと遅れて始まる。誤った環境によって生成されたこの
ような偽の障害をどうにか取り除くのに、多くの時間が
検証エンジニアとデザイナーによって浪費される。
【0006】デジタル設計は、要求された機能を実装す
る一組の状態機械で成り立っている。状態機械は、(初
期状態を含む)一組の状態、一組の入力、一組の出力、
及び状態遷移関数からなる抽象的な機械として、定義す
ることができる。状態遷移関数は、現状態と入力を受け
取り、一組みの出力と次状態を返す。”出力値”と”状
態”との間には1対1の対応関係があるので、以下で
は”状態”だけを使用する。状態機械は、順序付けられ
た入力事象のシーケンスを、対応する状態のシーケンス
に写像(マップ)する関数と考えることもできる。
【0007】所与の時点での順序デジタル設計の状態
は、その設計における様々な状態機械の状態のクロス積
である。これは、以下の説明で”状態機械積”と呼ばれ
る。次に、所与の入力に対する現状態から次状態への遷
移をリストした状態遷移表が順序設計の完全な機能を定
義する。しかしながら、順序設計の検証は、単に状態遷
移の検証ばかりでなく、検証されるIC設計が通過し得
る状態遷移の有効なシーケンスの全てを検証する必要が
ある。モデル検査ツールは、状態遷移のシーケンスのす
べてを検証する。状態遷移のシーケンスは、以下の説明
で”ウオーク”または”トレース”と呼ばれる。語句”
ウオーク”と”トレース”は、交換可能に用いられる。
【0008】従って、IC設計のモデル検査ために要求
される環境動作入力の生成を自動化する強化された方法
が必要である。
【0009】
【発明が課題しようとする課題】本発明の目的は、設計
のシミュレーション・テストの間に獲得される状態遷移
に関するモデル検査を用いて、設計の検証を強化する方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】典型的実施例において、
本発明の方法は、状態遷移とそのような(シミュレーシ
ョンの間観察される)状態遷移を引き起こす入力とを利
用する。それら入力は、正当な入力値を定義する。モデ
ル・チェッカーによって、その入力値は非決定論的かつ
徹底的に、テスト中の設計に印加され得る。
【0011】
【発明の実施の形態】開示された方法は、インターフェ
ース・レベルの形式的環境をコード化するために、有効
に実装される。この方法は、テスト中の設計の遷移表が
シミュレーション中の動作の観察から構築可能であると
いう知見に基づく。この遷移表を使用して、モデル検査
のために同じ設計の入力を駆動することができる。この
逆遷移表は、モデル検査のために制限的であるが有効な
入力制約の組を与える。シミュレーションの間に観察さ
れる状態”x”からのすべての遷移は、モデルが状態”
x”にある時に形式的環境がテスト中のモデルに入力す
る可能な入力ベクトルとして符号化される。遷移表が与
えられると、モデル検査は、シミュレーションで観察さ
れる全ての可能な状態遷移ウオーク又はトレースに対し
て、設計を徹底的に検証することができる。それゆえ、
モデル検査は、潜在的なバグ、すなわち遷移ウオークの
間に現れるかもしれない設計の問題を捕らえることがで
きる。モデルチェッカーによって実行された個々の遷移
が、シミュレーションから獲得されたとしても、そのシ
ミュレーションは遷移関係が与えられた場合に可能な現
実のウオークの全てを明らかにする必要はない(全ての
ウオークを明らかにすることは、実際には、指数関数的
な数のシミュレーション・ランを要求し、それゆえ非現
実的である)。
【0012】テスト中の設計の状態機械の遷移表は、シ
ミュレーション・トレース・ファイルからサイクルごと
に入力値及び状態値を観察することにより、獲得され
る。シミュレーション・サイクル”i”において、所与
の入力I_i及び状態S_iが観察され、サイクル”i
+1”での状態が、遷移表へのエントリを完成する。所
与のシミュレーション・ランの間、積状態機械は、可能
な状態遷移の全てを示すわけではないが、非常に多くの
数のサイクルを経た後に、大多数の正当な遷移が観察さ
れ、記録される。カバレッジ解析を用いて、全てのシミ
ュレーション中に獲得された状態遷移のエッジの割合
(パーセンテージ)を決定することができる。
【0013】このように獲得された状態遷移表は、特定
の状態でのシミュレーションの間に現れた入力ベクトル
のリストを状態ごとに与える関数を提供する。その関数
を用いて、設計の入力を駆動することができる。モデル
・チェッカーが、与えられた状態に対して、可能な入力
ベクトルから非決定論的に選択する。シミュレーション
は、”決定論的”である。即ちサイクル”i”の任意の
状態”x”に対してシュミレータは、実行中のテスト・
ケースによって定められた単一の入力ベクトルを適用す
る。モデル検査は、”非決定論的”である。即ち、サイ
クル”i”の任意の状態”x”に対して、2つ以上の可
能な遷移が存在し、モデル・チェッカーは、この状態か
らの全ての可能な遷移を探索する。全ての可能な遷移を
シスマテックに探索することにより、モデル・チェッカ
ーは、遷移関係を構成する全ての可能なウオークを考慮
する。このように、このモデル検査環境における検査仕
様は、シミュレーション・ランから得られたものより優
れた検証を可能にする。
【0014】開示された技術の有利な点は、機能的モデ
ルがシミュレーションに対して使用可能になると同時
に、モデル検査を始めることができることである。これ
は、一般的には、実装レベルにおいてモデル検査が適用
される最も早い段階である。テスト中のユニットまたは
プロダクトは、(標準シミュレーション・トレース設備
を用いて)シミュレーション環境に取付けられ、ラッチ
の値とテスト中の設計への入力信号とに関するサイクル
ごとのデータが集められる。状態機械の設計において使
用されるラッチは、自動的に、または設計者によって、
設計ソースから引き出すことができる。多くのシミュレ
ーションを実行させるつれて、自動的に逆状態機械の機
能に加えられる状態遷移に関する追加データを用いるこ
とができる。そしてその逆状態機械は、モデル検査の際
テスト中のユニットを駆動する。この間、何時ものよう
に完全な機能の形式的環境の開発が進められ、最終的に
自動モデルを置き換えて、シミュレーションの間に逃し
たかもしれない状態遷移をカバレッジする。モデル・チ
ェッカーを組み合わせると自動的な形式環境は、シミュ
レーションより大きのカバレッジを与える。なぜなら、
シミュレーションおいては、状態遷移トレース又はウオ
ークはシュミレートされないが、モデル・チェッカー
は、自動的に生成された正式環境を用いて、シュミレー
トで知ることができる遷移を含む、全ての可能なトレー
スに対し徹底的に仕様を検査するからであり、結果的に
潜在的な”バグ”を曝け出す。そのマニュアル環境は、
シュミレートでは決して知ることができない遷移を含む
トレースを、もしそのようなトレースがあれば、生成す
ることができるという更なる利益を与える。
【0015】シュミレート・モデルは大きく複雑になり
得る。開示された方法により、このモデルの任意のサブ
ユニットを、徹底的な検証のために選択することができ
る。テスト中の特定のユニットのために獲得されたトレ
ースは、シミュレーション中のユニットである必要はな
いが、完全なシミュレーション・モデルに比べて等しい
か又は小さいサイズのサブユニットでもよい。しばし
ば、一つのシュミレート環境とテスト・ケース生成ツー
ルとが、1以上のユニットを含む”システム”のために
開発され、徹底的なシミュレーションが、このツールを
使用してそのシステム上で実行される。遷移関係のデー
タは、この大きなシステム・モデルび1以上のサブユニ
ットに対して、抜き出すことができ、個々のサブユニッ
トに対し、分離したシミュレーション環境及びテスト・
ケース生成ツールを構築する必要性を無くす。
【0016】図1には、テスト中の回路101が示され
る。回路101は入力I(1)〜I(m)を受取り、出
力O(1)〜I(n)を供給するが、入力と出力の数の
間には特に何の関係もない。テスト中の回路101は、
例えば論理アレイ103及び113、並びにそれらの間
に接続されたラッチLA1 105及びLA2 107を
含んでいる。回路101への入力を変化させると、ラッ
チLA1及びLA2の状態も変化し得る。これらラッチ
に対する次状態(即ち、トリガーされた時にラッチが示
す値)は、そのラッチの現在の値と入力との関数であ
る。ラッチ105と107は、それぞれ2つの可能な論
理状態”1”及び”0”のいずれかであり、従ってラッ
チ105と107の組合わせに対して、4つの可能な状
態”a”、”b”、”c”、及び”d”が存在する。こ
れらの状態は、図2の表に示されている。ラッチ105
と107からの出力はノードN1とN2にを介して、そ
れぞれ第1の論理アレイ103と第2の論理アレイ11
3に入力される。出力信号O(1)〜O(m)が第2の
論理アレイ113から与えられる。幾つかのケースで
は、O(1)〜O(m)は、単に現状態N1とN2だけ
でなく、現入力I(1)〜I(n)の関数でもある。こ
れらのケースは、Mealy機械と呼ばれる。本発明の
方法は、この機械にも適用される。
【0017】図3に、典型的な状態遷移図が示されてい
る。状態遷移図は、状態を示す丸印と状態間の遷移を示
す方向づけられた線分(矢印)とからなる図である。1
以上のアクション又は出力を各遷移又は状態に関連づけ
てもよい。図は、有限状態機械即ち”FSM”を示す。
示されているように、4つの状態”a”301、”b”
305、”c”309、及び”d”313が存在する。
図示の例において、状態”a”301からは、論理”
0”の入力による遷移303で、状態機械の状態を状
態”b”305に変化させる。状態”b”305から
は、論理”0”の入力が状態”c”309への状態遷移
307を起こす。状態”c”309からは、”1”の入
力が、状態”a”301への遷移319を起こし、”
0”の入力が、状態”d”313への遷移311を起こ
す。状態”d”313は、論理”1”の入力が、状態”
a”301への遷移315を起こす。状態”a”301
からは、論理”1”の入力が、状態”c”309への遷
移317を起こす。
【0018】本方法の利点を説明するために、図3にお
いて、シミュレーションが、テスト・ケース”0−0−
0−1−1−1”をランさせることにより、状態遷移ウ
オーク”a−b−c−d−a”と”a−c−a”を起こ
すと仮定する。シミュレーションでは、観察されなかっ
たが、後で観察された遷移からウオーク”a−b−c−
a”と”a−c−d−a”が生成することが可能である
ことがわかる。仮にウオーク”a−b−c−a”がバグ
ならば、たとえそれがシミュレーションにおいて観察さ
れなかったとしても、本発明の自動的な形成的環境は、
観察されたウオーク”a−b−c−d−a”と”a−c
−a”に基づいて、状態”c”における2つの入力の間
の選択を非決定論的に行うことをモデル・チェッカーに
示し、従って自動的に”a−b−c−a”を探索する。
このウオークからのエラーを検査するためのルールが利
用可能な場合、そのルールは補足される。
【0019】図3に図示された状態機械のための遷移関
係表が、図4に示される。この表は、典型的には、入力
ベクトルを適用し、その結果の状態機械遷移を観察する
ことにより、シュミレート・ランから作製される。図5
は、2つのシュミレート・ランによって獲得されたトレ
ースを示す。状態ビットと入力ビットの両方が、各サイ
クル(クロック)でトレースされる。クロック”i”で
の各々の状態−入力の対は、クロック”i+1”での次
状態とを組合わされて、遷移関係表へのエントリを構成
する。各トリプレット(現状態、現入力、次状態)は、
一度だけすればよく、それゆえ、シミュレーション・ト
レース間又は、トレース内においてさえかなり冗長性が
存在し得る。
【0020】図6は、モデル・チェッカー・プログラム
が探索するウオークを示す。(図3の状態遷移図で説明
された)図5のシミュレーションにおいて観察される遷
移により、状態”a”からは、モデル・チェッカーは、
状態”b”及び”c”への遷移601と605を生じる
入力”0”と”1”を選ぶことができる。状態”c”か
らは、入力”0”は、状態”d”への遷移607を生
じ、入力”1”は状態”a”への遷移609を生じる。
見出された各可能なパスはトレース又はウオークと呼ば
れる。例えば、図6を参照すると、1つの”トレース”
は、状態”a”から 状態”b”そして状態”c”に至
るパス(”a−b−c”)を含む。別のトレースは、”
a−c−d”である。第3のトレースは、”a−c−
a”である。様々な状態を通過する異なるパスは、異な
るトレースを構成する。各シミュレーション・ランは、
状態毎に正当な入力を非決定論的に選択することによ
り、この遷移の木における一連の遷移からなる単一のス
トレート・パスに対応づけられるが、一方本発明の自動
的な形成的環境は、モデル・チェッカーが、シミュレー
ションで観察される遷移を含む全ての可能なウオークを
探索することを可能にする。図6において示されるよう
に、モデル・チェッカーは全ての可能なパス又はブラン
チを並列して探索する。
【0021】図7は、本発明の方法を実行するフロー・
チャートを示す。図7では、プロセスの第1ステップ
は、シミュレーション・ラン機能701を示す。例え
ば、図3の状態遷移図の表す設計は、シュミレーターの
下で実行され、可能な状態遷移を試行する。次のステッ
プは、トレース生成703であり、その後遷移関係情報
を形成705する。トレース生成は、単にシミュレーシ
ョン中に観察された入力及び状態情報を獲得するだけで
ある。
【0022】その後、このモデルの1つのFSM(有限
状態機械)コピーが、ステップ707に示すように、こ
の情報から得られる。このFSMコピーは、図3の遷移
図又は図4の表と同じように表すことができる。次に7
09に示すように、形式的環境を構築して、FSMへの
入力を駆動する。この形式的の環境は、どのような正当
な入力が駆動可能かを状態ごとに定義する。例えば、図
4のデータを使用すると、現状態”a”からは、(状態
機械を次状態”b”に移行する)入力”0”又は(状態
機械を次状態”c”に移行する)入力”1”が駆動され
る。状態”b”からは、(状態機械を次期状態”c”に
移行する)入力”0”だけが駆動される。基本的に、7
09で生成された定義は、モデル・チェッカーによって
用いられ、どんな入力値が任意のサイクルでモデルに入
力できるかを決定し(現実のモデルの遷移を予想/予兆
するステップ707で構築されたからのモデルのFSM
コピーの状態から決定される)、そして、モデル・チェ
ッカーが、正当な値をモデルの入力に適用することによ
ってこれを達成する方法を決定する(709での定義か
ら決定される)。モデル検査は、この点において非決定
論的シミュレーションと見なすことができる。すなわ
ち、任意のサイクルでモデル・チェッカーは、一組の値
の内の1つをモデルの入力に適用してもよい(全ての可
能な選択は、モデル・チェッカーによって考えられ
る)。その後、ステップ715によって示されたよう
に、ステップ707及び709とで定義された環境を、
テスト中のモデルとともに、形式的検証ツールに適用し
て、設計のバグを発見する。
【0023】以上、本発明の良好な実施例について説明
してきたが、本発明はそれらに限定されず、様々な変更
が可能である。また、本発明の方法は、CD、ディス
ク、ディスケットなどの記憶装置に記憶されたプログラ
ム・コードに実装されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する際に役立つ典型的回路設計を
示した簡略図である。
【図2】図1に図示された回路内の点(point)又
はノードの所の論理状態によって決定される様々な回路
状態の条件を示す図である。
【図3】1つの状態機械の様々な状態間の遷移経路を示
す典型的な遷移状態図である。
【図4】入力に応じて状態が変化することを示した典型
的な遷移関係表である。
【図5】図5は、シミュレーションの間に実行される”
トレース”の記録を示した表である。
【図6】様々な入力信号が入力される時に、回路状態間
の幾つかの典型的なトレースを示した図である。
【図7】シミュレーション・トレースから形式的環境を
自動的に生成するための方法の概略を示すフロー・チャ
ートである。
【符号の説明】
101:回路 105、107:ラッチ 103、113:論理アレイ 301、305、309、313:状態 303、307、311、315:遷移 601、603、605、607、609:遷移
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナデン・マリック アメリカ合衆国テキサス州オースチン、ク ラブトリー・ドライブ8217番地

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】論理設計のモデル検査で使用するための動
    作環境を与える情報を処理する方法であって、 シミュレーション入力信号を使用して、前記論理設計の
    シミュレーションテストを実行するステップと、 前記シミュレーション・テストから生ずる状態遷移を識
    別するステップと、 前記状態遷移を使用して、前記論理設計のモデル検査プ
    ロセスのためのモデル入力環境を与える際にステップと
    を備えるモデル検査のための動作環境を与える情報を処
    理する方法。
  2. 【請求項2】更に 前記状態遷移から状態遷移表を構築
    するステップと、 前記モデル入力環境を構成するために、前記状態遷移表
    を拡張して、モデル入力の拡張セットを与えるステップ
    とを含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記モデル入力環境を構成するモデル入力
    は、非決定論的態様で前記遷移表から拡張することによ
    り作製されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記遷移表を構築するステップは、 前記シミュレーション・テスト中に観察される全ての状
    態のからの遷移の各々を識別するステップと、 前記モデル入力環境のための可能な入力ベクトルを識別
    するために前記遷移を符号化するステップとを含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記遷移を識別するステップは更に、前記
    シミュレーション遷移表から、サイクルごとに、シミュ
    レーション入力及びシミュレーション状態値を識別する
    ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記モデル入力環境において前記拡張セッ
    トを与える際に、前記入力ベクトルの所定のものを選択
    するステップを更に含む請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記モデル入力環境を与える際に、前記入
    力ベクトルの全てが使用されることを特徴とする請求項
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記遷移表を構築するステップは、 前記シミュレーション・テストの間に観察される全ての
    状態からの全ての遷移を識別するステップと、 前記モデル入力環境のための可能な入力ベクトルを識別
    するために、符号化前記遷移を符号化するステップとを
    含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記遷移を識別するステップは、更に 前
    記シミュレーション遷移表からサイクルごとのシミュレ
    ーション入力及びシミュレーション状態値を識別するス
    テップを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記モデル入力環境において前記拡張セ
    ットを与える際に、前記入力ベクトルの所定のものを選
    択するステップを更に含む請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記モデル入力環境を与える際に、前記
    入力ベクトルの全てが使用されることを特徴とする請求
    項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】論理設計のモデル検査で使用される動作
    環境を与えるための機械可読情報を含む記憶媒体であっ
    て、前記機械可読情報の読取りにより与えられるプログ
    ラム信号が、 シミュレーション入力信号を使用して、前記論理設計の
    シミュレーションテストを実行するステップと、 前記シミュレーション・テストから生ずる状態遷移を識
    別するステップと、 前記状態遷移を使用して、前記論理設計のモデル検査プ
    ロセスのためのモデル入力環境を与える際にステップと
    を実行する記憶媒体。
  13. 【請求項13】前記プログラム信号は、 更に前記状態遷移から状態遷移表を構築するステップ
    と、 前記モデル入力環境を構成するために、前記状態遷移表
    を拡張して、モデル入力の拡張セットを与えるステップ
    とを実行することを特徴とする請求項12に記載の記憶
    媒体。
  14. 【請求項14】前記モデル入力環境を構成するモデル入
    力は、非決定論的態様で前記遷移表から拡張することに
    より作製されることを特徴とする請求項13に記載の記
    憶媒体。
  15. 【請求項15】前記遷移表を構築するステップは、 前記シミュレーション・テストの間に観察される全ての
    状態からの全ての遷移を識別するステップと、 前記モデル入力環境のための可能な入力ベクトルを識別
    するために、符号化前記遷移を符号化するステップとを
    実行することを特徴とする請求項13に記載の記憶媒
    体。
  16. 【請求項16】前記遷移を識別するステップは、 更に 前記シミュレーション遷移表からサイクルごとの
    シミュレーション入力及びシミュレーション状態値を識
    別するステップを含むことを特徴とする請求項15に記
    載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】前記プログラム信号は、前記モデル入力
    環境において前記拡張入力セットを与える際に、前記入
    力ベクトルの所定のものを選択するステップを実行する
    ことを特徴とする請求項15に記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】前記モデル入力環境を与える際に、前記
    入力ベクトルの全てが使用されることを特徴とする請求
    項17に記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】前記モデルは複数のサブユニットから構
    成され、前記モデルのための前記状態遷移は、該サブユ
    ニットから抽出されることを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】前記モデルは複数のサブユニットから構
    成され、前記モデルのための前記状態遷移は、該サブユ
    ニットから抽出されことを特徴とする請求項12に記載
    の記憶媒体。
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