JPH11327809A - 磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法 - Google Patents

磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法

Info

Publication number
JPH11327809A
JPH11327809A JP14210298A JP14210298A JPH11327809A JP H11327809 A JPH11327809 A JP H11327809A JP 14210298 A JP14210298 A JP 14210298A JP 14210298 A JP14210298 A JP 14210298A JP H11327809 A JPH11327809 A JP H11327809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defective
block
pba
sector
offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14210298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyoshi Hashi
重義 橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Ibaraki Ltd filed Critical NEC Ibaraki Ltd
Priority to JP14210298A priority Critical patent/JPH11327809A/ja
Publication of JPH11327809A publication Critical patent/JPH11327809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠陥テーブルの容量増大を招くことなく欠陥
セクタの検索を可能とする磁気ディスク装置の欠陥セク
タ検索方法を提供する。 【解決方法】 磁気ディスク装置における欠陥セクタの
情報を求めるための欠陥セクタ検索方法において、欠陥
テーブルを、欠陥セクタの個々の物理ブロックアドレス
(PBA)を記憶した欠陥セクタテーブルと、所定数の
セクタから構成されるブロックのうち、欠陥ブロックの
PBAを記憶した欠陥ブロックテーブルとから構成し、
前記欠陥セクタテーブルに基づく欠陥情報の検索結果
と、前記欠陥ブロックテーブルに基づく欠陥情報の検索
結果とから、欠陥セクタの総数を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
の欠陥セクタ検索方法に関し、特に欠陥テーブルの絶対
量を少なくすることができるできる欠陥セクタの検索方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁気ディスク装置におけるデ
ータの記録および読み取りに際し、欠陥セクタ以外の正
常なセクタにアクセスできるように、例えば欠陥セクタ
のアドレスを記憶した欠陥セクタテーブルを利用した欠
陥セクタ検索が行われている。このような欠陥セクタの
検索は、例えば、ホストから与えられた目的とする論理
ブロックアドレス(LBA)をmとし、そのLBAmに
対応する物理ブロックアドレス(PBA)を求める場
合、まずPBAをmと仮定し、この仮定PBAmを使用
して欠陥セクタテーブル上の欠陥セクタを表すPBAと
比較することにより行うようにしている。
【0003】ここで、順次検索を行う場合、まず仮定P
BAmを欠陥セクタテーブルの最初のポインタ0の欠陥
セクタPBAと比較し、仮定PBAmの方が大きい場合
は、ポインタを次の欠陥セクタPBAを表すように移動
させ、上記の比較を繰り返す。そして、仮定PBAmよ
りも大きい欠陥セクタPBAが現れるか、あるいは欠陥
セクタテーブルの全てのデータを検索し終わるまで、こ
の動作を繰り返し行う。欠陥セクタテーブルが昇順並び
の場合は、2分検索などの高速検索が可能である。検索
を行った結果、仮定PBAmよりも大きいPBAを持つ
データへのオフセット値kがポインタの数から得られ
る。このオフセット値kは、仮定PBAmよりも小さい
アドレスを持つ欠陥セクタの個数となる。
【0004】検索動作を一度行ったことにより、仮定P
BAmに対しPBAm以下に存在する欠陥セクタの個数
が得られるので、仮定PBAをその個数分増やしm+k
に更新する。この際、仮定PBAが更新されたので、P
BAmからPBAm+kまでの間に欠陥セクタを含んで
いるかどうかを、再度欠陥セクタテーブルに基づき検索
する必要がある。検索の結果、仮定PBAが更新されな
ければその時点で検索動作を終了する。終了したときの
仮定PBAが、ホストから与えられたLBAmに対応す
るPBAの値となる。上述した従来の欠陥セクタ検索方
法では、このような方法で検索を行っているため、欠陥
セクタテーブル上には欠陥セクタ数を表すデータが必要
がない。これは、オフセットの値が欠陥セクタ数を表す
ためであり、欠陥セクタ数をテーブル内に持つ方式と比
べると、欠陥セクタテーブルを小さくすることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の欠陥セクタの検索方法には、以下のような問題
点がある。まず第1の問題点は、連続した複数セクタに
またがって欠陥セクタが存在しているとしても、この登
録はセクタ単位で行われるため、欠陥セクタの数分だけ
欠陥セクタテーブル用のメモリエリアが必要になるとい
うことである。特に、サーボセクタに欠陥があり、複数
のセクタがその影響を受ける場合、その全てのセクタを
一つずつ、欠陥セクタの数分だけ欠陥セクタテーブルへ
登録しなければならない。そのため、サーボセクタ上に
多くの欠陥が存在することが予測される場合は、膨大な
欠陥セクタテーブル用のメモリを確保する必要がある。
なぜなら、上述の従来の技術では欠陥セクタテーブルを
検索したときのポインタがセクタ数を表すデータ構造に
なっているため、セクタ単位でしか登録できないからで
ある。
【0006】また、第2の問題点は、上述した方法では
PBAを仮定して、そのPBAよりも小さいPBAを持
つ欠陥セクタを検索するという手法をとっているため、
正しいPBAを求めるために、仮定PBAを移動して再
度検索を行って、新たな欠陥PBAが見つからなくなる
まで検索動作を繰り返す必要があることである。
【0007】本発明の目的は上述した課題を解消して、
欠陥テーブルの容量を増大させることなく欠陥セクタの
検索が可能な磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置の欠陥セクタ検索方法は、磁気ディスク装置における
欠陥セクタの情報を求めるための欠陥セクタ検索方法に
おいて、欠陥テーブルを、欠陥セクタの個々の物理ブロ
ックアドレス(PBA)を記憶した欠陥セクタテーブル
と、所定数のセクタから構成されるブロックのうち、欠
陥ブロックのPBAを記憶した欠陥ブロックテーブルと
から構成し、前記欠陥セクタテーブルに基づく欠陥情報
の検索結果と、前記欠陥ブロックテーブルに基づく欠陥
情報の検索結果とから、欠陥セクタの総数を求めること
を特徴とするものである。
【0009】本発明では、欠陥テーブルを、セクタ単位
の欠陥セクタテーブルと、所定数のセクタ(例えば8セ
クタ)からなるブロック単位の欠陥ブロックテーブルと
で構成することで、単独の欠陥セクタを欠陥セクタテー
ブルに記憶し、連続した複数の欠陥セクタ(例えば8セ
クタ)にわたる欠陥セクタを欠陥ブロックテーブルにブ
ロック単位で記憶し、単純に欠陥セクタテーブルに基づ
く検索結果と欠陥ブロックテーブルに基づく検索結果と
を足し合わすことで、欠陥セクタの総数を得るようにし
ている。従って従来の方法のように欠陥テーブルの容量
を増大させることなく、所望の欠陥セクタを検索するこ
とができる。尚、欠陥ブロック長テーブルは、ブロック
長を変えた複数の欠陥ブロック長テーブルで構成するよ
うにしてもよい。又、欠陥ブロックテーブル内における
オフセットB(m)を求める検索方法には、順次検索あ
るいは2分検索を適用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の欠陥セクタ検索方
法を実施する磁気ディスク装置の一例の構成を示す図で
ある。図1において、欠陥テーブル2は、欠陥セクタテ
ーブル7および欠陥ブロックテーブル8から構成されて
いる。磁気ディスク装置1の欠陥セクタ情報は、通常セ
クタ単位で処理され、欠陥セクタテーブル7に記録され
る。一方、サーボセクタ部に欠陥が存在する場合、その
サーボセクタの前後の連続した複数セクタがそのサーボ
セクタ部の欠陥の影響を受けてしまうため、これらのセ
クタは全て使用不能となる。本発明では、そのような連
続した欠陥セクタを1ブロックとして欠陥ブロックテー
ブル8に記憶するようにしている。これらの欠陥セクタ
テーブル7および欠陥ブロックテーブル8には、欠陥セ
クタ情報が昇順で入れられている。
【0011】このように構成された欠陥テーブル2で
は、検索セクタテーブル7を検索し、欠陥ブロックテー
ブル8を検索し、その両方の結果を足し合わせることに
より欠陥セクタを検索することができる。又、本発明の
欠陥セクタ検索方法を磁気ディスク装置1に応用した場
合、ホストから要求された欠陥セクタの論理ブロックア
ドレス(LBA)に対する物理ブロックアドレス(PB
A)を簡単に得ることができる。本発明の方法では、欠
陥セクタのデータが欠陥テーブル2上にPBAにて登録
されている。PBAをキーとしてこの欠陥テーブル2の
検索を行うと、欠陥セクタテーブル7と欠陥ブロックテ
ーブル8の両欠陥テーブルを検索することにより、キー
として仮定したPBAがずれてしまうため、ずれた分を
補正したPBAをキーとして、再度両テーブルの検索を
繰り返さなければならない。ここで、LBAをキーとし
て欠陥テーブル2の検索を行うことにより、単純に欠陥
セクタテーブル7の結果と欠陥ブロックテーブル8の結
果を足し合わせることで、欠陥セクタの総数を求めるこ
とができる。
【0012】図1を参照すると、本発明の欠陥セクタ検
索方法を利用する磁気ディスク装置1は、ホストコマン
ド処理部3、欠陥テーブル検索手段6、HDA5、HD
Aアクセス制御部4、欠陥テーブル2から構成されてい
る。ここで、欠陥テーブル2は、欠陥セクタテーブル7
と欠陥ブロックテーブル8とを含む。欠陥セクタテーブ
ル7および欠陥ブロックテーブル8は、欠陥セクタ情報
を昇順データとして保持している。また、HDA5は、
磁気ヘッド、磁気メディア、プリアンプ、スピンドルモ
ータ、VCMなどからなり、磁気記録媒体への情報の記
録および再生を行う。HDAアクセス制御部4は、スピ
ンドルモータの回転制御やVCMの駆動、データの符号
化や復号化、サーボ制御などを行う。ホストコマンド処
理部3は、ホストから発行されるコマンドを解釈し、同
時にホストから与えられたアクセス開始LBAとアクセ
ス長から、欠陥テーブル検索手段6を使用して、アクセ
スを開始するPBAおよびアクセスを終了するPBAと
を算出する。また、HDAアクセス制御部4の制御を行
い、必要なデータの読み出しまたは書き込みを行う。欠
陥テーブル検索手段6は、本発明に従って、欠陥セクタ
テーブル7および欠陥ブロックテーブル8内のデータを
LBAをキーとして検索し、検索結果を足し合わせるこ
とにより目的とするPBAを得る。
【0013】次に、図2〜図8を参照して本発明の一実
施例の欠陥セクタの検索動作について詳細に説明する。
ホストコマンド処理部3はホストから与えられるコマン
ドを受け取る。ホストからはコマンドと共にアクセスを
開始するセクタを示すLBA(以後、アクセス開始LB
Aとする)と、アクセスを行うセクタ数が与えられる
(図2のステップA1)。ここで、アクセス終了PBA
は不変であるので、アクセス開始LBAにアクセスセク
タ数を足すことでアクセス終了LBAを求める。このア
クセス終了LBAをPBAに変換し、アクセス終了PB
Aとして先に求めておく(図2のステップA2)。ここ
で行われるLBAからPBAへの変換で使用されるの
が、LBAからPBAへの変換ルーチンであり、これに
本発明の欠陥セクタの検索方法が適用される。
【0014】図3に、この変換ルーチンの手順を示す。
尚、以後の説明は、アクセス開始LBAを20、アクセ
スを行うセクタ数を25として行う。この場合、アクセ
ス終了LBAは44となる。図5は、トラック上の欠陥
セクタの配置の一例を示す図であり、トラック上の欠陥
セクタがこのように配置されている場合、欠陥セクタテ
ーブル7および欠陥ブロックテーブル8は、それぞれ図
6および図7のようになる。これらの図において、実際
は各テーブル内には、欠陥セクタデータまたは欠陥ブロ
ックデータのみがそれぞれ格納されている。図6におけ
る欠陥セクタデータは、トラック上で欠陥セクタの存在
するPBAの値を昇順に記録して構成される。又、図7
における欠陥ブロックデータは、1ブロックを8セクタ
からなるものとして、欠陥ブロックの存在するブロック
データを昇順に記録して構成される。従って、ここで欠
陥ブロック=3とは、欠陥セクタ=24〜31までを示
している。
【0015】図3に示すように、アクセス終了LBAか
らPBAへの変換は、欠陥セクタテーブル7内の欠陥情
報の検索過程(図3のステップB1)と、欠陥ブロック
テーブル8内の欠陥情報の検索過程(図3のステップB
2)及び、これらのステップにおける検索結果の演算過
程(図3のステップB3)を経て実行される。まず、ア
クセス終了LBA(=44)をキーとして欠陥セクタテ
ーブル7(図6)の検索を行って、欠陥セクタテーブル
7内の欠陥情報を検索する(図3のステップB1)。
尚、ここでは順次検索が行われている。まず、オフセッ
トを0として欠陥セクタデータ−オフセットSの値(=
2)とアクセス終了LBA(=44)とを比べる。この
場合は、アクセス終了LBAの方が大きいので、オフセ
ットを1とする。再度、欠陥セクタデータ−オフセット
Sの値(12−1=11)とアクセス終了LBAとを比
べる。この場合もやはりアクセス終了LBAの方が大き
いので、オフセットを2とする。このようにしてオフセ
ットの値を1つずつ増加して検索を繰り返すと、オフセ
ットが4の時に、下記の条件式(1)を満たすことが判
る。
【0016】条件式(1): 欠陥セクタデータPBA(n−1)−オフセットS(n−1)<LBA ≦欠陥セクタデータPBA(n)−オフセットS(n) ただし、n=0の場合はn−1を含む最初の条件式は除
外する。また、欠陥セクタデータがエンド・オブ・ファ
イルに達した場合は、条件が成立したものとする。これ
により得たオフセットSの値4は、LBA=0のセクタ
からアクセス終了LBA(=44)までの間に存在する
欠陥セクタの個数に相当する。
【0017】以上の計算でLBA=0のセクタからアク
セス終了LBAまでの間に存在する欠陥セクタの個数を
求めることができる理由は以下の通りである。図5を参
照すると、トラック上にPBAは連続して割り振られて
いる。これに対し、LBAは欠陥セクタに対しては割り
振られず、順に右側にシフトされている。PBA=2に
欠陥があることから、LBA=2以降のセクタは全て、
右側に一つシフトしている。また、PBA=12および
13に欠陥があることから、LBA=11以降のセクタ
は全て、さらに右側に2つずつ、最初から考えると3つ
ずつ右側にシフトしている。
【0018】欠陥セクタテーブル7は昇順にソートされ
ているため、PBA=2のデータが欠陥セクタテーブル
7上にあれば、テーブルのデータ分オフセットが1つず
つずれる。また、PBA=12および13のデータが欠
陥セクタテーブル7上にあれば、オフセットがさらに2
つずつずれる。このため、オフセットの値は該当するP
BAに対する欠陥セクタの数を示すものであることがわ
かる。また、欠陥セクタデータ−オフセットSの値は、
欠陥セクタにもし欠陥がなかったら割り振られたであろ
うLBAを示している。したがって、この欠陥セクタデ
ータ−オフセットSの値と変換の対象となるLBAとを
比較することにより、そのLBAが欠陥セクタテーブル
7のどの欠陥セクタの影響を受けるかを検索することが
できる。これらのことより、上記計算式によって、LB
A=0のセクタからアクセス終了LBAまでに存在する
欠陥セクタの数を算出できることがわかる。
【0019】欠陥セクタテーブル7内の欠陥情報の検索
を終了すると、次に欠陥ブロックテーブル8の検索を行
う(図3のステップB2)。この検索はアクセス終了L
BA(=44)をキーとして行う。上述したように、図
7に示す欠陥ブロックテーブル8は、1ブロックを8セ
クタからなるものとして構成したものである。したがっ
て、欠陥ブロック=3とは、欠陥セクタ24〜31まで
を示している。尚、ブロック全体が欠陥セクタから構成
される場合以外は、欠陥ブロックとしない。欠陥ブロッ
クテーブル8の検索は、欠陥セクタテーブル7を検索し
たのと同様に行われるが、検索単位が1ブロックである
ため、検索キーはブロック長(=8)分のLBAを切り
捨てたものとなる。また、欠陥ブロックテーブル8に欠
陥ブロックとして登録されているのは、欠陥PBAでは
なく、ブロック長分のPBAを切り捨てたものである。
【0020】まず、オフセットBを0として、欠陥ブロ
ックデータ−オフセットBの値(=3)とブロック長分
のアクセス終了LBA(=5;アクセス終了LBAが4
4であることから44/8を切り捨てた値)とを比べる
と、ブロック長分のアクセス終了LBAの方が大きい。
従って、オフセットを1とすると、テーブルのエンド・
オブ・ファイルに達するので、欠陥ブロック数を示すオ
フセットBの値は1となる。検索条件を示す条件式
(2)は以下の通りとなる。
【0021】条件式(2): ブロック長分の欠陥ブロックデータPBA(m−1)(切り捨て)−オフ セットB(m−1)<ブロック長分のアクセス終了LBA(切り捨て) ≦ブロック長分の欠陥ブロックデータPBA(m)(切り捨て)−オフセ ットB(m) ただし、n=0の場合はn−1を含む最初の条件式は除
外する。また、欠陥セクタデータがエンド・オブ・ファ
イルに達した場合は、条件が成立したものとする。
【0022】上述した欠陥セクタテーブル7および欠陥
ブロックテーブル8についての検索結果から、アクセス
終了LBAに対応するアクセス終了PBAは、下記の式
(3)から得られる(図3のステップB3)。 式(3): PBA=LBA+欠陥セクタ数 =LBA+オフセットS(n)+(オフセットB(m)×ブロック長) このようにしてアクセス終了PBA=56が得られる。
【0023】次いで、図2に戻り、アクセス開始PBA
を決定する(図2のステップA3)。この処理は、欠陥
セクタの検索に使用される検索キーとなるLBAが、ア
クセス開始LBAとなるだけで、アクセス終了PBAの
決定と同じ動作で行われる。両テーブル7、8の検索の
結果、オフセットS(n)が3、オフセットB(m)が
0となり、アクセス開始PBA=23が得られる。
【0024】尚、磁気ディスク装置はその特性上、トラ
ック単位でアクセスを分割する必要がある。このため、
アクセス開始PBAからアクセス終了PBAまでは一度
にアクセスできない可能性があるので、必要に応じて磁
気メディアに対するアクセスを複数に分割する必要があ
る。そこで、次の処理としてアクセス開始PBAが存在
するトラックの最終PBAおよび最終LBAを求める
(図2のステップA4)。この処理の詳細を図4および
磁気記録媒体上のゾーン情報テーブルを示す図8を参照
して以下に説明する。
【0025】図4を参照すると、アクセス開始PBAを
キーとし、ゾーン情報テーブル(図8)上の先頭PBA
を検索し、アクセス開始PBAの存在するゾーンを見つ
け出して、このゾーンに対応するトラック当たりのセク
タ数を得る(図4のステップC1)。例えばトラック当
たりのセクタ数をb0とすると、アクセス開始PBAが
存在しているトラックの最終セクタPBAは、以下の式
(4)で得ることができる(図4のステップC2)。 式(4): トラックの最終セクタのPBA=(アクセス開始PBA
÷b0(切り上げ))×b0−1 ここで、b0を50とすると、トラックの最終セクタの
PBA(最終PBA)は49となる。
【0026】次に、そのトラックの最終LBAを求め
る。トラックの最終PBAをキーにして、欠陥テーブル
2の欠陥PBAデータおよび欠陥PBAブロックデータ
を検索し、そのトラックの最終PBAまでに存在する欠
陥セクタの個数を求め、最終PBAから欠陥セクタ数を
引くことによりトラックの最終LBAを求めることがで
きる。この操作は、PBA同士の比較であるので、容易
に行うことができる(図4のステップC3からC5)。
【0027】再び図2に戻ると、アクセス開始PBAか
らアクセス終了PBAまでを、一度にアクセス可能かど
うかを判定するため、アクセス終了PBAとアクセス開
始PBAが存在しているトラックの最終PBAとを比較
する(図2のステップA5)。ここで、アクセス終了P
BAの方が大きかった場合は、複数の磁気メディアへの
アクセスに分解する必要があるため、今回のアクセス開
始PBAには、そのままアクセス開始PBAを使用する
が、今回のアクセス終了PBAには、トラック最終PB
Aをセットし、次回アクセス開始LBAにトラック最終
LBA+1をセットする(図2のステップA6)。一
方、アクセス終了PBAが最終PBA以下だった場合
は、一回の磁気メディアへのアクセスでアクセスが可能
である。そのため、今回のアクセス開始PBAおよび今
回アクセス終了PBAへは、そのままアクセス開始PB
Aおよびアクセス終了PBAをセットし、次回アクセス
開始LBAにはアクセスがないことを示すNullをセ
ットする(図2のステップA7)。
【0028】以上の処理で、一回のアクセス開始および
終了するPBAが決定したので、それに従い、磁気メデ
ィアに対するアクセスを行い、データの読み出しまたは
書き込みを行う(図2のステップA8)。アクセス終了
後、残りのアクセスがあるかどうかを、次回アクセス開
始LBAがNullかであるかどうかにより判定する
(図2のステップA9)。もし、次回アクセス開始LB
AがNullだった場合は、残りはないので処理を終了
する。Nullでなかった場合は、アクセス開始LBA
を次回アクセス開始LBAに更新し、アクセス開始LB
Aをアクセス開始PBAへ変換する処理(図2のステッ
プA3)から再開する(図2のステップA10)。
【0029】なお、上述した説明では、検索方法に順次
検索を取り上げたが、欠陥テーブルのデータは昇順デー
タであるため、2分検索などの高速検索を使用すること
も可能である。また、欠陥セクタテーブル7のほかに、
欠陥ブロックテーブル8一つのみを備える例を取り上げ
たが、ブロック長を変えた複数の欠陥ブロックテーブル
を持つようにすることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、欠陥テーブルを、セクタ単位の欠陥セクタテ
ーブルと、所定数のセクタ(例えば8セクタ)からなる
ブロック単位の欠陥ブロックテーブルとで構成している
ため、単独の欠陥セクタは欠陥セクタテーブルに記憶
し、連続した複数の欠陥セクタ例えば8セクタにわたる
欠陥セクタは欠陥ブロックテーブルにブロック単位で記
憶し、単純に欠陥セクタテーブルに基づく検索結果と欠
陥ブロックテーブルに基づく検索結果とを足し合わすこ
とで、従来の方法のように欠陥テーブルの容量の増大を
招くことなく、所望の欠陥セクタを検索することができ
る。すなわち、サーボセクタに欠陥が存在し、複数の連
続したセクタが影響を受けるために使用不能になったよ
うな場合でも、欠陥テーブルの容量を小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の欠陥セクタ検索方法を実施す
る磁気ディスク装置の一例の構成を示す図である。
【図2】図2は、図1に示す磁気ディスク装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図3】図3は、本発明の欠陥セクタ検索方法における
論理ブロックアドレス(LBA)から物理ブロックアド
レス(PBA)への変換を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】図4は、磁気ディスク装置におけるトラック単
位でのアクセスの分割を説明するためのフローチャート
である。
【図5】図5は、記録媒体のトラック上の欠陥セクタの
一例を示す図である。
【図6】図6は、本発明で使用する欠陥セクタテーブル
の一例を示す図である。
【図7】図7は、本発明で使用する欠陥ブロックテーブ
ルの一例を示す図である。
【図8】図8は、本発明で使用するゾーン情報テーブル
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 欠陥テーブル 3 ホストコマンド処理部 4 HDAアクセス制御部 5 HDA 6 欠陥テーブル検索手段 7 欠陥セクタテーブル 8 欠陥ブロックテーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装置における欠陥セクタの
    情報を求めるための欠陥セクタ検索方法において、欠陥
    テーブルを、欠陥セクタの個々の物理ブロックアドレス
    (PBA)を記憶した欠陥セクタテーブルと、所定数の
    セクタから構成されるブロックのうち、欠陥ブロックの
    PBAを記憶した欠陥ブロックテーブルとから構成し、
    前記欠陥セクタテーブルに基づく欠陥情報の検索結果
    と、前記欠陥ブロックテーブルに基づく欠陥情報の検索
    結果とから、欠陥セクタの総数を求めることを特徴とす
    る磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法。
  2. 【請求項2】 前記欠陥セクタテーブルおよび/または
    欠陥ブロックテーブルが昇順並びのデータ構成であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置の欠
    陥セクタ検索方法。
  3. 【請求項3】 前記欠陥ブロックテーブルが、ブロック
    長を変えた複数の欠陥ブロックテーブルから構成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気ディス
    ク装置の欠陥セクタ検索方法。
  4. 【請求項4】 欠陥セクタ数を求めたい論理ブロックア
    ドレス(LBA)をキーとし、(a)前記欠陥セクタテ
    ーブル内において、以下の式(1)を満たすオフセット
    S(n)を求め、 欠陥セクタデータPBA(n−1)−オフセットS(n−1)<LBA ≦欠陥セクタデータPBA(n)−オフセットS(n) ‥‥(1); (b)前記欠陥ブロックテーブル内において、以下の式
    (2)を満たすオフセットB(m)を求め、 ブロック長分の欠陥ブロックデータPBA(m−1)(切り捨て)−オフ セットB(m−1)<ブロック長分のLSB(切り捨て) ≦ブロック長分の欠陥ブロックデータPBA(m)(切り捨て)−オフセ ットB(m)‥‥(2); (c)オフセットS(n)+(オフセットB(m)×ブ
    ロック長)から対象となるLBAの欠陥セクタ数を求め
    る;(なお、上記(a)、(b)において、nまたはm
    が0の場合はn−1またはm−1を含む最初の条件式は
    除外し、欠陥セクタデータまたは欠陥ブロックデータが
    エンド・オブ・ファイルに達した場合は条件が成立した
    ものとする)ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法。
  5. 【請求項5】 前記欠陥セクタテーブル内における前記
    (1)式に基づくオフセットS(n)の決定および/ま
    たは前記欠陥ブロックテーブル内における前記(2)式
    に基づくオフセットB(m)の決定を、n=0またはm
    =0から昇順に行う順次検索を行うことを特徴とする請
    求項4に記載の磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方
    法。
  6. 【請求項6】 前記欠陥セクタテーブル内における前記
    (1)式に基づくオフセットS(n)の決定および/ま
    たは前記欠陥ブロックテーブル内における前記(2)式
    に基づくオフセットB(m)の決定を、2分検索法によ
    り行うことを特徴とする請求項4に記載の磁気ディスク
    装置の欠陥セクタ検索方法。
JP14210298A 1998-05-11 1998-05-11 磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法 Pending JPH11327809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14210298A JPH11327809A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14210298A JPH11327809A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11327809A true JPH11327809A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15307487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14210298A Pending JPH11327809A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11327809A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7562270B2 (en) 2006-01-20 2009-07-14 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Medium drive and method of generating a defect map for registering positions of defects on a medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7562270B2 (en) 2006-01-20 2009-07-14 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Medium drive and method of generating a defect map for registering positions of defects on a medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5717951A (en) Method for storing and retrieving information on a magnetic storage medium via data blocks of variable sizes
US5890209A (en) System and method for reducing target track seek time in a data storage disk drive
KR100603157B1 (ko) 디지털데이터기록방법및디지털데이터기록매체
US5603002A (en) Hard disk drive having buffer memory employing directory based cache controller with data replacement scheme
JP4037617B2 (ja) 欠陥検索方法
US5983319A (en) Information recording and reproduction apparatus and a method of data caching including read-ahead capability
JPH02263362A (ja) 記録媒体上のデータをアクセスする方法およびその方法を使用したデータ記録装置
US20050144517A1 (en) Systems and methods for bypassing logical to physical address translation and maintaining data zone information in rotatable storage media
US6618548B1 (en) Method for copying, recording, and editing data onto disk recording media, and disk recording apparatus
JP2004103127A (ja) 情報記録媒体のセクタの再配置方法および情報記憶装置
JPWO2005091288A1 (ja) 記録装置、ホスト装置、ドライブ装置、記録方法、指示方法、プログラム、集積回路、再生装置、再生方法および追記型記録媒体
US6954876B2 (en) Disk apparatus
US7120726B2 (en) Virtual track for serpentine track format
JP3151985B2 (ja) 光磁気ディスク制御装置
JP4470471B2 (ja) 記録再生装置及び方法、並びに記録再生システム
JPH11327809A (ja) 磁気ディスク装置の欠陥セクタ検索方法
JP2009026349A (ja) ビデオ記録再生方法および装置
WO2004023483A1 (ja) アクセス方法、アクセス装置および情報記録媒体
JPS63104284A (ja) デイスクフアイルアクセス方式
KR101072730B1 (ko) 기록 재생 장치 및 기록 방법
JP4269915B2 (ja) 記録再生装置及び方法、並びに記録再生システム
JP3030949B2 (ja) ディジタルデータ記録再生装置
JP2007265010A (ja) ファイル再生装置およびファイル再生方法ならびにプログラム
JPH03260955A (ja) ディスクシステムにおけるスキップ処理方法
JP2002230952A (ja) ハードディスクへのデータ記録方法