JPH11326124A - 光ファイバ歪計測装置及び方法 - Google Patents

光ファイバ歪計測装置及び方法

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JPH11326124A
JPH11326124A JP10291933A JP29193398A JPH11326124A JP H11326124 A JPH11326124 A JP H11326124A JP 10291933 A JP10291933 A JP 10291933A JP 29193398 A JP29193398 A JP 29193398A JP H11326124 A JPH11326124 A JP H11326124A
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剛俊 山浦
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登喜雄 開
Yoshiaki Inoue
好章 井上
Tadashi Sugimura
忠士 杉村
Masazumi Tsukano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検出された光ファイバにおける歪発生箇所の位
置ずれに影響されず歪計測を行なえる光ファイバ歪計測
装置及び方法を提供すること。 【解決手段】光ファイバ4の後方散乱光を計測すること
で該光ファイバ4にて生じた歪を検出する光ファイバ歪
計測装置であり、前記光ファイバ4の所定箇所に指標を
設け、前記光ファイバ4にて歪の検出された位置が前記
指標の位置に対応するよう補正する補正手段(7)を備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの散乱
光を分析することにより、光ファイバにかかる歪分布を
計測する光ファイバ歪計測装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバの散乱光を分析するこ
とにより、光ファイバにかかる歪量を計測する以下のよ
うな方法が開発されている。この方法では、後方ブリル
アン散乱光の周波数シフト、すなわち入射光の光周波数
からブリルアン散乱光スペクトルの中心周波数を引いた
値が光ファイバに加わった引っ張り応力、すなわちそれ
と等価な引っ張り応力による相対伸びである光ファイバ
の伸び歪とともに増大することに着目し、ブリルアン周
波数シフトの増加から、光ファイバ(あるいは光ケーブ
ル)の異常点を検索する。
【0003】この方法では、光ファイバの片端からパル
ス光を入射し、該光ファイバ内で生じるブリルアン散乱
光の後方散乱光をコヒーレント検波方法により高感度に
検出する。このとき、ブリルアン散乱光が、光波と光フ
ァイバ中の音波との相互作用により誘起され、光周波数
をシフトさせることを利用し、ブリルアン散乱光の周波
数シフト分布から光ファイバの歪み分布を測定する。
【0004】ブリルアン散乱光の周波数シフトと歪量と
の関係は、次式(1)で与えられる。
【0005】 fb(ε)=fb(0)(1+Cε) …(1) ここでfb(0)は、歪量ε(%)がゼロのときのブリ
ルアン周波数シフト(入射光の周波数からブリルアン散
乱のスペクトルの中心周波数を引いた値)であり、入射
光の波長が1500nmのときの値は、11GHzであ
る。また、Cは比例係数であり、約4.5である。上式
(1)をεについて解くと、 ε={fb(ε)−fb(0)}/{Cfb(0)} …(2) となる。したがって、ブリルアン周波数シフトを測定す
ることにより、光ファイバの歪みを求めることができ
る。
【0006】このブリルアン周波数シフトを計測するた
めには、微弱なブリルアン散乱光を効率よく受光する必
要がある。この方法として、BOTDA(Brillouin Op
tical Fiber Domain Analysis)やBOTDR(Brilloui
n Optical Time Domain Reflectometry )等の方法が報
告されている。
【0007】BOTDAは、ブリルアン利得分光法を応
用するものであり、ポンプパルス光により発生した後方
ブリルアン散乱光の光パワーを、プローブ光により増大
させることができる。一方BOTDRは、コヒーレント
受信等の手段を使った高感度の受信により、微弱なブリ
ルアン散乱光を受信するものである。
【0008】このように、BOTDAとBOTDRは高
感度の測定ができるとともに、高精度な相対光周波数の
測定も可能であるため、どちらの方法を用いても光ファ
イバのブリルアン周波数シフトの分布を測定できる。こ
れらの方法は、文献(信学論誌、B-I Vol.J73-B-I,No.
2,pp.144-152,1990;Technical Digest of Internationa
l Quantum Electrinics Conference(IQEC'92),paper n
o. MoL.4,pp.42-43,1992)に開示されている。
【0009】これらの方法では、ブリルアン周波数シフ
トを求めるために、投入光あるいは受光部の周波数をス
キャンしてブリルアン散乱光の中心周波数を求めてい
る。また、入射光をパルス状にして散乱光が入射端に戻
ってくるまでの時間を計測することにより、光ファイバ
の各部分での歪の分布を求めることができる。
【0010】図7の(a)は、上述した後方ブリルアン
散乱光の周波数シフトにより光ファイバの歪量を計測す
る従来の光ファイバ歪計測装置の構成を示す図である。
図7の(a)では、光源101に光ファイバ102が接
続されており、光ファイバ102は光カプラ103を介
して光ファイバ104に接続されている。また、光カプ
ラ103には光ファイバ105を介して受光器106が
接続されており、受光器106には比較器108を介し
て警報器109が接続されている。
【0011】光源101から出射されたパルス光が光フ
ァイバ102及び光カプラ103を介して光ファイバ1
04に入射されると、光ファイバ104内で生じるブリ
ルアン散乱光の後方散乱光が光カプラ103及び光ファ
イバ105を介して受光器106で受光される。このよ
うにして測定する光の周波数変化を検出するため、受光
器の検出周波数をスキャンさせ、ブリルアン散乱光の中
心周波数を求め、これを歪として換算する。
【0012】図7の(b)は、上述した歪計測装置で計
測した歪εの変化を示す図である。図7の(b)に示す
ように、歪の測定値εは、歪の変化点にて基準値ε0 と
比較して変化量Δε分例えば増加する。この変化点が光
ファイバ104において歪の変化が生じた箇所であり、
その距離xと変化量Δεは、それぞれ下式(2)(3)
で示される。
【0013】 距離x=(光パルスの戻る時間)/2×(光の速度)×(屈折率)…(2) 変化量Δε=ε(x)−ε0 (x) …(3) そして、比較器108により算出された変化量Δεが規
定値を越えた場合、警報器109から警報が発せられ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した歪計測装置に
限らず、一般にOTDRによって位置を特定する方法で
は、受光系の帯域の制限等から計測値に位置ずれが生じ
るという問題がある。この位置ずれは約±70cmの範
囲といわれている。
【0015】図8の(a)は、上記光ファイバ歪計測装
置による歪分布測定結果の例を示す図であり、図8の
(b)は光ファイバの距離に対する変化量Δεを示す図
である。図8の(a)に示すように、測定値εと基準値
ε0 とに距離方向の位置ずれが生じると、図8の(b)
に示すように、変化量Δεに位置ずれによる影響が現わ
れる。よって、光ファイバにおける歪の経時変化を求め
ようとすると、各位置で経時的な比較ができないという
問題がある。
【0016】本発明の目的は、検出された光ファイバに
おける歪発生箇所の位置ずれに影響されず歪計測を行な
える光ファイバ歪計測装置及び方法を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の光ファイバ歪計測装置及び方
法は以下の如く構成されている。
【0018】(1)本発明の光ファイバ歪計測装置は、
光ファイバの後方散乱光を計測することで該光ファイバ
にて生じた歪を検出する光ファイバ歪計測装置であり、
前記光ファイバの所定箇所に指標を設け、前記光ファイ
バにて歪の検出された位置が前記指標の位置に対応する
よう補正する補正手段を備えた。
【0019】(2)本発明の光ファイバ歪計測装置は、
光ファイバの後方散乱光を計測することで該光ファイバ
にて生じた歪を検出する光ファイバ歪計測装置であり、
前記光ファイバにて歪の変化量が規定値以上になる箇所
を検出する検出手段と、この検出手段で検出された箇所
付近にて前記変化量が前記規定値未満になる箇所がある
か否かを判定する判定手段と、を備えた。
【0020】(3)本発明の光ファイバ歪計測方法は、
光ファイバの後方散乱光を計測することで該光ファイバ
にて生じた歪を検出する光ファイバ歪計測方法であり、
前記光ファイバを、得られる測定値が一定の傾向を示す
ように布設し、前記測定値にて変曲点が生じた箇所で歪
が発生したものと判定する。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態に係る光ファイバ歪計測装置の
構成を示す図である。当該光ファイバ歪計測装置は、上
述した後方ブリルアン散乱光の周波数シフトにより光フ
ァイバの歪量を計測するBOTDRの方法を用いてい
る。
【0022】図1では、光源1に光ファイバ2が接続さ
れており、光ファイバ2は光カプラ3を介して光ファイ
バ4に接続されている。また、光カプラ3には光ファイ
バ5を介して受光器6が接続されており、受光器6には
補正器7及び比較器8を介して警報器9が接続されてい
る。光源1から出射されたパルス光が光ファイバ2及び
光カプラ3を介して光ファイバ4に入射されると、光フ
ァイバ4内で生じるブリルアン散乱光の後方散乱光が光
カプラ3及び光ファイバ5を介して受光器6で受光され
る。
【0023】このようにして測定する光の周波数変化を
検出するため、受光器の検出周波数をスキャンさせ、ブ
リルアン散乱光の中心周波数を求め、これを歪として換
算する。
【0024】図2は、当該光ファイバ歪計測装置による
歪分布測定結果の例を示す図である。本第1の実施の形
態では、布設した光ファイバ4の適当な箇所例えば所定
距離毎に、予め指標となる歪等の特徴を設ける。そし
て、受光器6で受光された図2に示すような後方散乱光
の測定値εにおける距離x1 ,x2 の位置、すなわち光
ファイバ4にて歪の生じた位置を、指標xb1,xb2の位
置に対応するよう、補正器7にて下式(4)のように距
離x’の位置へ補正する。
【0025】 x’=(xb2−xb1)/(x2 −x1 )×(x−x1 )+xb1 …(4) さらに補正器7にて、距離x’における変化量Δεを下
式(5)で求める。
【0026】Δε=ε(x)−ε0 (x’) …(5) そして、比較器8により算出された変化量Δεが規定値
を越えた場合、光ファイバ4にて過度の歪が発生したと
みなされ、警報器9から警報が発せられる。
【0027】このように、計測された歪発生箇所に位置
ずれが生じた場合でも、歪の生じた位置を指標xb1,x
b2の位置に対応するよう補正しているため、位置ずれに
影響されることなく、光ファイバ4の各位置での歪の経
時変化を求めることが可能になる。
【0028】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態に係る光ファイバ歪計測装置の構成を示
す図である。図3において図1と同一な部分には同一符
号を付してある。当該光ファイバ歪計測装置は、上述し
た後方ブリルアン散乱光の周波数シフトにより光ファイ
バの歪量を計測するBOTDRの方法を用いている。
【0029】図3では、光源1に光ファイバ2が接続さ
れており、光ファイバ2は光カプラ3を介して光ファイ
バ4に接続されている。また、光カプラ3には光ファイ
バ5を介して受光器6が接続されており、受光器6には
検出器10及び判定器11を介して警報器9が接続され
ている。光源1から出射されたパルス光が光ファイバ2
及び光カプラ3を介して光ファイバ4に入射されると、
光ファイバ4内で生じるブリルアン散乱光の後方散乱光
が光カプラ3及び光ファイバ5を介して受光器6で受光
される。
【0030】このようにして測定する光の周波数変化を
検出するため、受光器の検出周波数をスキャンさせ、ブ
リルアン散乱光の中心周波数を求め、これを歪として換
算する。
【0031】図4は、当該光ファイバ歪計測装置の動作
手順を示すフローチャートである。当該光ファイバ歪計
測装置では、まずステップS1で、受光器6で受光され
た後方散乱光の測定値εと基準値ε0 とから、検出器1
0にて、光ファイバ4の距離xにおける変化量Δεを上
式(3)で求める。そして検出器10は、変化量Δεが
規定値(例えば、測定誤差あるいは異常変化と考えられ
る値)以上になった箇所を検出する。この位置をxp と
する。
【0032】次にステップS2で、判定器11は、検出
器10による検出箇所の前後である位置ずれが予想され
る範囲(約±70cm、この値は計測器の性能から決定
される)内で、微小量Δxづつxをずらしながら測定値
ε(xp )とε0 (x)から変化量Δεを下式(6)で
求める。
【0033】 Δε=ε(xp )−ε0 (xp ±η・Δx) …(6) η=1〜70cm/Δx これにより、前記範囲内で変化量Δεが前記規定値未満
になる箇所を探す。
【0034】そしてステップS3で、判定器11は、前
記範囲内で変化量Δεが規定値未満になる箇所がある場
合、ステップS4で、前記範囲内で位置ずれが生じ、歪
は発生していないと判定する。またステップS3で、前
記範囲内で変化量Δεが規定値未満になる箇所がない場
合、ステップS5で歪が発生したと判定し、警報器9か
ら警報を発する。
【0035】このように、測定値εにおいて位置ずれが
生じたのか、あるいは光ファイバ4に歪が発生したのか
を判定できるため、位置ずれに影響されることなく、光
ファイバ4の各位置での歪の経時変化を求めることが可
能になる。
【0036】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態に係る光ファイバ歪計測装置の構成は、図7の
(a)に示したものと同一である。さらに、光ファイバ
104を布設する際に、例えば光ファイバ104の全長
に亘る張力を一定にすることで、予め光ファイバ104
から得られる測定値εが一定の傾向を示すようにする。
【0037】図5の(a)は、当該光ファイバ歪計測装
置による歪分布測定結果の例を示す図であり、図5の
(b)は図5の(a)から求められる光ファイバの距離
に対する変化量Δεを示す図である。
【0038】測定された歪の測定値εにおいて、図5の
(b)に示すような変曲点が生じた光ファイバ104の
箇所で、下式(7)に示すように前回の測定と異なる状
態になる。
【0039】 |dΔε/dx|>(0または所定値) …(7) この場合、比較器108はその箇所で歪が発生したもの
と判定する。そして、比較器108により算出された変
化量Δεが規定値を越えた場合、光ファイバ4にて過度
の歪が発生したとみなされ、警報器109から警報が発
せられる。
【0040】このように、光ファイバ104を布設する
際に、光ファイバ104から得られる測定値εが一定の
傾向を示すようにしているので、測定値εにて変曲点が
生じた箇所で歪が発生したものと判定でき、位置ずれに
影響されることなく、光ファイバ104の各位置での歪
の経時変化を求めることが可能になる。
【0041】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。例えば、上記実施の形態では歪について述べた
が、同様な方法で光ファイバの伝送損失、温度分布計
測、散乱光強度計測にも適用することができる。
【0042】例えば、上記第3の実施の形態の変形例と
して、図6の(a)は光ファイバの伝送損失測定結果示
す図であり、図6の(b)は図6の(a)から求められ
る光ファイバの距離に対する変化量ΔV=V(x)−V
0 (x)を示す図である。
【0043】測定された後方散乱光の強度Vにおいて、
図6の(b)に示すような変曲点が生じた光ファイバの
箇所で、下式(8)に示すように前回の測定と異なる状
態になる。
【0044】 |dΔV/dx|>(0または所定値) …(8) この場合、その箇所で伝送損失の変化が発生したものと
判定する。
【0045】このように得られた値をVとし、上記第1
〜第3の実施の形態のεと置き換えることにより、歪以
外の計測にも適用できる。
【0046】(実施の形態のまとめ)実施の形態に示さ
れた構成及び作用効果をまとめると次の通りである。
【0047】[1]実施の形態に示された光ファイバ歪
計測装置は、光ファイバ4の後方散乱光を計測すること
で該光ファイバ4にて生じた歪を検出する光ファイバ歪
計測装置であり、前記光ファイバ4の所定箇所に指標を
設け、前記光ファイバ4にて歪の検出された位置が前記
指標の位置に対応するよう補正する補正手段(7)を備
えた。
【0048】したがって上記光ファイバ歪計測装置によ
れば、光ファイバ4にて歪の検出された位置が指標の位
置に対応するよう補正するので、検出された歪発生箇所
の位置ずれに影響されず歪計測を行なえ、光ファイバ4
の各位置での歪の経時変化を求めることが可能になる。
【0049】[2]実施の形態に示された光ファイバ歪
計測装置は、光ファイバ4の後方散乱光を計測すること
で該光ファイバ4にて生じた歪を検出する光ファイバ歪
計測装置であり、前記光ファイバ4にて歪の変化量が規
定値以上になる箇所を検出する検出手段(10)と、こ
の検出手段(10)で検出された箇所付近にて前記変化
量が前記規定値未満になる箇所があるか否かを判定する
判定手段(11)と、を備えた。
【0050】したがって上記光ファイバ歪計測装置によ
れば、光ファイバ4にて歪の変化量が規定値以上になる
箇所を検出するとともに、前記箇所付近にて前記変化量
が前記規定値未満になる箇所があるか否かを判定するの
で、得られた測定値に位置ずれが生じたのか、あるいは
光ファイバ4に歪が発生したのかを判定できるため、位
置ずれに影響されることなく、光ファイバ4の各位置で
の歪の経時変化を求めることが可能になる。
【0051】[3]実施の形態に示された光ファイバ歪
計測方法は、光ファイバ4の後方散乱光を計測すること
で該光ファイバ4にて生じた歪を検出する光ファイバ歪
計測方法であり、前記光ファイバ4を、得られる測定値
が一定の傾向を示すように布設し、前記測定値にて変曲
点が生じた箇所で歪が発生したものと判定する。
【0052】したがって上記光ファイバ歪計測方法によ
れば、光ファイバ4を、得られる測定値が一定の傾向を
示すように布設し、前記測定値にて変曲点が生じた箇所
で歪が発生したものと判定するので、検出された歪発生
箇所の位置ずれに影響されることなく、前記光ファイバ
4の各位置での歪の経時変化を求めることが可能にな
る。
【0053】
【発明の効果】本発明の光ファイバ歪計測装置によれ
ば、光ファイバにて歪の検出された位置が指標の位置に
対応するよう補正するので、検出された歪発生箇所の位
置ずれに影響されず歪計測を行なえ、光ファイバの各位
置での歪の経時変化を求めることが可能になる。
【0054】本発明の光ファイバ歪計測装置によれば、
光ファイバにて歪の変化量が規定値以上になる箇所を検
出するとともに、前記箇所付近にて前記変化量が前記規
定値未満になる箇所があるか否かを判定するので、得ら
れた測定値に位置ずれが生じたのか、あるいは光ファイ
バに歪が発生したのかを判定できるため、位置ずれに影
響されることなく、光ファイバの各位置での歪の経時変
化を求めることが可能になる。
【0055】本発明の光ファイバ歪計測方法によれば、
光ファイバを、得られる測定値が一定の傾向を示すよう
に布設し、前記測定値にて変曲点が生じた箇所で歪が発
生したものと判定するので、検出された歪発生箇所の位
置ずれに影響されることなく、前記光ファイバの各位置
での歪の経時変化を求めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバ歪
計測装置の構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバ歪
計測装置による歪分布測定結果の例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る光ファイバ歪
計測装置の構成を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る光ファイバ歪
計測装置の動作手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る図であり、
(a)は光ファイバ歪計測装置による歪分布測定結果の
例を示す図、(b)は光ファイバの距離に対する変化量
Δεを示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る図であり、
(a)は光ファイバの伝送損失測定結果示す図、(b)
は光ファイバの距離に対する変化量ΔVを示す図。
【図7】本発明の第3の実施の形態及び従来例に係る図
であり、(a)は光ファイバ歪計測装置の構成を示す
図、(b)は測定された歪の測定値εの変化を示す図。
【図8】従来例に係る図であり、(a)は光ファイバ歪
計測装置による歪分布測定結果の例を示す図、(b)は
光ファイバの距離に対する変化量Δεを示す図。
【符号の説明】
1…光源 2…光ファイバ 3…光カプラ 4…光ファイバ 5…光ファイバ 6…受光器 7…補正器 8…比較器 9…警報器 10…検出器 11…判定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉村 忠士 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 塚野 正純 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバの後方散乱光を計測することで
    該光ファイバにて生じた歪を検出する光ファイバ歪計測
    装置であり、 前記光ファイバの所定箇所に指標を設け、前記光ファイ
    バにて歪の検出された位置が前記指標の位置に対応する
    よう補正する補正手段を備えたことを特徴とする光ファ
    イバ歪計測装置。
  2. 【請求項2】光ファイバの後方散乱光を計測することで
    該光ファイバにて生じた歪を検出する光ファイバ歪計測
    装置であり、 前記光ファイバにて歪の変化量が規定値以上になる箇所
    を検出する検出手段と、 この検出手段で検出された箇所付近にて前記変化量が前
    記規定値未満になる箇所があるか否かを判定する判定手
    段と、 を備えたことを特徴とする光ファイバ歪計測装置。
  3. 【請求項3】光ファイバの後方散乱光を計測することで
    該光ファイバにて生じた歪を検出する光ファイバ歪計測
    方法であり、 前記光ファイバを、得られる測定値が一定の傾向を示す
    ように布設し、前記測定値にて変曲点が生じた箇所で歪
    が発生したものと判定することを特徴とする光ファイバ
    歪計測方法。
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