JPH11324280A - カラー空中写真を付設した床 - Google Patents
カラー空中写真を付設した床Info
- Publication number
- JPH11324280A JPH11324280A JP13896698A JP13896698A JPH11324280A JP H11324280 A JPH11324280 A JP H11324280A JP 13896698 A JP13896698 A JP 13896698A JP 13896698 A JP13896698 A JP 13896698A JP H11324280 A JPH11324280 A JP H11324280A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築物内に於て、国土の全容を恰も空中から
眺めたときと同様の感触で観賞できる床を構築する。 【解決手段】 強化プラスチック等から成る透明体を用
いて床２を構築し、該床２の裏面に国土をカラーによる
航空写真で撮影して仕上げたカラーポジフィルム１を装
着し、更に、該カラーポジフィルム１の下方に照明具
６，６…を設置して該カラーポジフィルム１を裏面から
照射し、前記床２上から該カラーポジフィルム１を視認
することにより国土の状景を観察できるように構成され
たカラー空中写真を付設した床。
眺めたときと同様の感触で観賞できる床を構築する。 【解決手段】 強化プラスチック等から成る透明体を用
いて床２を構築し、該床２の裏面に国土をカラーによる
航空写真で撮影して仕上げたカラーポジフィルム１を装
着し、更に、該カラーポジフィルム１の下方に照明具
６，６…を設置して該カラーポジフィルム１を裏面から
照射し、前記床２上から該カラーポジフィルム１を視認
することにより国土の状景を観察できるように構成され
たカラー空中写真を付設した床。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はカラー空中写真を
付設した床に関するものであり、特に、カラーによる航
空写真又は人工衛星等から撮影して仕上げたカラーポジ
フィルムを透明体で構築した床の裏面に装着し、下方か
ら照明具で照射して該カラーポジフィルムを床上に存在
する人が視認できるように構成されたカラー空中写真を
付設した床に関するものである。
付設した床に関するものであり、特に、カラーによる航
空写真又は人工衛星等から撮影して仕上げたカラーポジ
フィルムを透明体で構築した床の裏面に装着し、下方か
ら照明具で照射して該カラーポジフィルムを床上に存在
する人が視認できるように構成されたカラー空中写真を
付設した床に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
此種カラー空中写真を付設した床は嘗て存在しない。特
に、日本国土の全域をカラーによる航空写真で撮影して
仕上げたカラーポジフィルムを家屋内の透明体から成る
床に付設し、そして、恰も空中から地上を眺めるときの
状景と全く同様の感触を得るようにしたカラー空中写真
を付設した床は知られていない。
此種カラー空中写真を付設した床は嘗て存在しない。特
に、日本国土の全域をカラーによる航空写真で撮影して
仕上げたカラーポジフィルムを家屋内の透明体から成る
床に付設し、そして、恰も空中から地上を眺めるときの
状景と全く同様の感触を得るようにしたカラー空中写真
を付設した床は知られていない。
【０００３】そこで、建築物内に於て日本国土の全容を
眼下に展開せしめることにより、国土を恰も空中から眺
めたときと同様の感触で観賞できるようにするために解
決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明
は該課題を解決することを目的とする。
眼下に展開せしめることにより、国土を恰も空中から眺
めたときと同様の感触で観賞できるようにするために解
決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明
は該課題を解決することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案せられたものであり、強化プラスチ
ック等から成る透明体を用いて床を構築し、該床の裏面
に国土をカラーによる航空写真で撮影して仕上げたカラ
ーポジフィルムを装着し、更に、該カラーポジフィルム
の下方に照明具を設置して該カラーポジフィルムを裏面
から照射し、前記床上から該カラーポジフィルムを視認
することにより国土の状景を観察できるように構成され
たカラー空中写真を付設した床を提供するものである。
達成するために提案せられたものであり、強化プラスチ
ック等から成る透明体を用いて床を構築し、該床の裏面
に国土をカラーによる航空写真で撮影して仕上げたカラ
ーポジフィルムを装着し、更に、該カラーポジフィルム
の下方に照明具を設置して該カラーポジフィルムを裏面
から照射し、前記床上から該カラーポジフィルムを視認
することにより国土の状景を観察できるように構成され
たカラー空中写真を付設した床を提供するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図１及び図２に従って詳述する。図１は日本国土をカラ
ーによる航空写真で撮影して仕上げたカラーポジフィル
ム１を強化プラスチック等から成る透明体を用いて構築
した床２の裏面に装着した状態を示す平面図であり、図
２は図１のＡ−Ａ線断面矢視図である。図１に示すよう
に、前記カラーポジフィルム１は日本国土の全域に及ん
で航空写真撮影によって仕上げられたものであるが、例
えば、九州一円又は関東一円等、特定地域であってもよ
い。
図１及び図２に従って詳述する。図１は日本国土をカラ
ーによる航空写真で撮影して仕上げたカラーポジフィル
ム１を強化プラスチック等から成る透明体を用いて構築
した床２の裏面に装着した状態を示す平面図であり、図
２は図１のＡ−Ａ線断面矢視図である。図１に示すよう
に、前記カラーポジフィルム１は日本国土の全域に及ん
で航空写真撮影によって仕上げられたものであるが、例
えば、九州一円又は関東一円等、特定地域であってもよ
い。
【０００６】而して、該航空写真は、国土を高い空から
垂直に見下して撮影した写真である。従って、該航空写
真撮影によるカラーポジフィルム１を観賞するとき、人
は国土の巨視的な見方が可能となるのである。
垂直に見下して撮影した写真である。従って、該航空写
真撮影によるカラーポジフィルム１を観賞するとき、人
は国土の巨視的な見方が可能となるのである。
【０００７】更に又、該航空写真は撮影された国土の寸
法が正確に算出できると同時に、地表面に沿った水平方
向のみならず、垂直方向も測定できるので国土の起伏状
態のみならず、建物や樹木の高さ等に及んでも観察する
ことが可能となる。
法が正確に算出できると同時に、地表面に沿った水平方
向のみならず、垂直方向も測定できるので国土の起伏状
態のみならず、建物や樹木の高さ等に及んでも観察する
ことが可能となる。
【０００８】又、図２に示すように前記強化プラスチッ
ク等から成る透明体を用いて構築された床２の裏面に前
記カラーポジフィルム１が装着される。而して、該床２
は多数人が該床２の上面を安全に歩行でき、且つ、その
他、大なる衝撃に対しても対応できる強度を有すること
は当然であって、例えば、国土航空写真展示館等と称す
る建築物の内部に構築せられるものとする。更に、該床
２の裏面に装着される前記カラーポジフィルム１は透明
接着剤３を用いて装着するを可とするが、之に限定せら
るべきではない。但し、該カラーポジフィルムの装着状
態が安定し、且つ、該床２の上面から明瞭に視認できる
ように装着せられねばならない。
ク等から成る透明体を用いて構築された床２の裏面に前
記カラーポジフィルム１が装着される。而して、該床２
は多数人が該床２の上面を安全に歩行でき、且つ、その
他、大なる衝撃に対しても対応できる強度を有すること
は当然であって、例えば、国土航空写真展示館等と称す
る建築物の内部に構築せられるものとする。更に、該床
２の裏面に装着される前記カラーポジフィルム１は透明
接着剤３を用いて装着するを可とするが、之に限定せら
るべきではない。但し、該カラーポジフィルムの装着状
態が安定し、且つ、該床２の上面から明瞭に視認できる
ように装着せられねばならない。
【０００９】又、該床２は基礎４上に構築されるのであ
るが、該床２と基礎４との間には所定の空間５が設けら
れ、この空間５に照明具６，６…が所定間隔毎に設置せ
られる。そこで、前記カラーポジフィルム１は該照明具
６，６…によって下面から照射されて該カラーポジフィ
ルム１の画像が視認できるようになるのであるが、該照
明具６，６…の照射を均一に該カラーポジフィルム１に
投射できるようにするために、好しくは該カラーポジフ
ィルム１の裏面に透光膜７を装着するを可とする。而し
て、該透光膜７は前記照明具６，６…の照射光を散乱さ
せて該カラーポジフィルム１を照射できるようにしたも
のであって、乳白色から成る半透明のプラスチック等か
ら構成されるものとする。
るが、該床２と基礎４との間には所定の空間５が設けら
れ、この空間５に照明具６，６…が所定間隔毎に設置せ
られる。そこで、前記カラーポジフィルム１は該照明具
６，６…によって下面から照射されて該カラーポジフィ
ルム１の画像が視認できるようになるのであるが、該照
明具６，６…の照射を均一に該カラーポジフィルム１に
投射できるようにするために、好しくは該カラーポジフ
ィルム１の裏面に透光膜７を装着するを可とする。而し
て、該透光膜７は前記照明具６，６…の照射光を散乱さ
せて該カラーポジフィルム１を照射できるようにしたも
のであって、乳白色から成る半透明のプラスチック等か
ら構成されるものとする。
【００１０】然るときは、該透光膜７によって前記照明
具６，６…の照射は該カラーポジフィルム１に対して均
一に投射して該カラーポジフィルム１の観賞効果を助成
すると共に、前記空間５も暗所状態となり、依って、該
カラーポジフィルム１の上面から該照明具６，６…を視
認することはできなくなるので、該カラーポジフィルム
１の画像を極めて鮮明に観賞することが可能となる。
尚、図中符号８は透明体から成る支持体を示す。該支持
体８は前記照明を阻害しないものが用いられる。
具６，６…の照射は該カラーポジフィルム１に対して均
一に投射して該カラーポジフィルム１の観賞効果を助成
すると共に、前記空間５も暗所状態となり、依って、該
カラーポジフィルム１の上面から該照明具６，６…を視
認することはできなくなるので、該カラーポジフィルム
１の画像を極めて鮮明に観賞することが可能となる。
尚、図中符号８は透明体から成る支持体を示す。該支持
体８は前記照明を阻害しないものが用いられる。
【００１１】而して、例えば日本国土の全土に及んだカ
ラーポジフィルム１を装着した床２を構築する場合は、
該床２の面積の算出に際して航空写真の縮尺を定める必
要が生じるのであるが、日本国土は南北約２０００km、
東西約７５０kmであるから、単に巨視的に眺めるばかり
でなく、路上を往来する車等も数えられる微視的な観察
も可能にするためには１万分の１の縮尺にするを可とす
る。このときの床面積は縦２００ｍ、横７５ｍの矩形と
なる。尚、この床面には柱の数を可及的に少なくするこ
とが望しい。但し、之は日本国土の全域に及ぶ航空写真
を適用して算出された縮尺について最も好ましい一例を
述べたものであるが、例えば、関東一円或いは東京都の
みの場合に於ては、前記縮尺を５０００分の１或いは２
０００分の１等にして当該地域を更に詳細に観賞するこ
とができるようにしてもよい。
ラーポジフィルム１を装着した床２を構築する場合は、
該床２の面積の算出に際して航空写真の縮尺を定める必
要が生じるのであるが、日本国土は南北約２０００km、
東西約７５０kmであるから、単に巨視的に眺めるばかり
でなく、路上を往来する車等も数えられる微視的な観察
も可能にするためには１万分の１の縮尺にするを可とす
る。このときの床面積は縦２００ｍ、横７５ｍの矩形と
なる。尚、この床面には柱の数を可及的に少なくするこ
とが望しい。但し、之は日本国土の全域に及ぶ航空写真
を適用して算出された縮尺について最も好ましい一例を
述べたものであるが、例えば、関東一円或いは東京都の
みの場合に於ては、前記縮尺を５０００分の１或いは２
０００分の１等にして当該地域を更に詳細に観賞するこ
とができるようにしてもよい。
【００１２】尚、本発明は、例えば航空写真に代え、人
口衛生等から撮影したカラーポジフィルムを用いても全
く同一であり、その奏する作用効果も本質的に同一とな
る。その他本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を
為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに
及ぶことは当然である。
口衛生等から撮影したカラーポジフィルムを用いても全
く同一であり、その奏する作用効果も本質的に同一とな
る。その他本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を
為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに
及ぶことは当然である。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態にて詳述する
如く、国土を高い空から垂直に見下して撮影したカラー
航空写真のカラーポジフィルムが建築物の床に装着さ
れ、而も、この床は多数人の歩行に耐え得る極めて強靱
な耐力を有する強化プラスチックのような透明体にて構
築され、而も、下面から照明具にて該カラーポジフィル
ムを明瞭に視認できるように構成されているので、該床
面上の人は日本国土の状景を恰も空中から眺めたときと
同様の感触で巨視的に観察できると同時に極めて微視的
又は計数的に地上の物体を観察することも可能となる
等、正に著大なる効果を奏する発明である。
如く、国土を高い空から垂直に見下して撮影したカラー
航空写真のカラーポジフィルムが建築物の床に装着さ
れ、而も、この床は多数人の歩行に耐え得る極めて強靱
な耐力を有する強化プラスチックのような透明体にて構
築され、而も、下面から照明具にて該カラーポジフィル
ムを明瞭に視認できるように構成されているので、該床
面上の人は日本国土の状景を恰も空中から眺めたときと
同様の感触で巨視的に観察できると同時に極めて微視的
又は計数的に地上の物体を観察することも可能となる
等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図１】本発明の一実施の形態を示し、日本国土をカラ
ーによる航空写真で撮影したカラーポジフィルムを床に
装着した状態を示す平面図。
ーによる航空写真で撮影したカラーポジフィルムを床に
装着した状態を示す平面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿った断面矢視図。
１ カラーポジフィルム ２ 床 ３ 透明接着剤 ４ 基礎 ５ 所定の空間 ６ 照明具 ７ 透光膜
【手続補正書】
【提出日】平成１０年５月２６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】然るときは、該透光膜７によって前記照明
具６，６…の照射は該カラーポジフィルム１に対して均
一に投射して該カラーポジフィルム１の観賞効果を助成
すると共に、該カラーポジフィルム１の上面から該照明
具６，６…を視認することはできなくなるので、該カラ
ーポジフィルム１の画像を極めて鮮明に観賞することが
可能となる。尚、図中符号８は透明体から成る支持体を
示す。該支持体８は前記照明を阻害しないものが用いら
れる。
具６，６…の照射は該カラーポジフィルム１に対して均
一に投射して該カラーポジフィルム１の観賞効果を助成
すると共に、該カラーポジフィルム１の上面から該照明
具６，６…を視認することはできなくなるので、該カラ
ーポジフィルム１の画像を極めて鮮明に観賞することが
可能となる。尚、図中符号８は透明体から成る支持体を
示す。該支持体８は前記照明を阻害しないものが用いら
れる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】尚、本発明は、例えば航空写真に代え、人
工衛星等から撮影したカラーポジフィルムを用いても全
く同一であり、その奏する作用効果も本質的に同一とな
る。その他本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を
為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに
及ぶことは当然である。
工衛星等から撮影したカラーポジフィルムを用いても全
く同一であり、その奏する作用効果も本質的に同一とな
る。その他本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を
為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに
及ぶことは当然である。
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
Claims (1)
- 【請求項１】 強化プラスチック等から成る透明体を用
いて床を構築し、該床の裏面に国土を空中からカラーに
よって撮影して仕上げたカラーポジフィルムを装着し、
更に、該カラーポジフィルムの下方に照明具を設置して
該カラーポジフィルムを裏面から照射し、前記床上から
該カラーポジフィルムを視認することにより国土の状景
を観察できるように構成されたことを特徴とするカラー
空中写真を付設した床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13896698A JP3361454B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | カラー空中写真を付設した床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13896698A JP3361454B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | カラー空中写真を付設した床 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11324280A true JPH11324280A (ja) | 1999-11-26 |
| JP3361454B2 JP3361454B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=15234349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13896698A Expired - Fee Related JP3361454B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | カラー空中写真を付設した床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3361454B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101314662B1 (ko) * | 2011-04-26 | 2013-10-07 | 이백선 | 액체를 갖는 바닥재 |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP13896698A patent/JP3361454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101314662B1 (ko) * | 2011-04-26 | 2013-10-07 | 이백선 | 액체를 갖는 바닥재 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3361454B2 (ja) | 2003-01-07 |
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Legal Events
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