JPH11322623A - ヘルペスシンプレックスウイルスおよび他の感染病のための抗菌治療 - Google Patents

ヘルペスシンプレックスウイルスおよび他の感染病のための抗菌治療

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JPH11322623A
JPH11322623A JP10366494A JP36649498A JPH11322623A JP H11322623 A JPH11322623 A JP H11322623A JP 10366494 A JP10366494 A JP 10366494A JP 36649498 A JP36649498 A JP 36649498A JP H11322623 A JPH11322623 A JP H11322623A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘルペス及び他の微生物感染を迅速かつ安全
に解決するための改良された医学的治療法および医薬が
提供される。 【構成】 廉価かつ取扱い容易な医薬が適用され得、病
気の身体的症状が消失し、患者が快適かつ外観上正常な
状態になるまでの間、感染部位に維持され得る。この魅
力的な医薬は、微生物抑制剤、植物化学薬剤および単離
物を含んでなる抗微生物濃縮物を含む。望ましくは、効
果的な医薬としては界面活性剤及び水性キャリアまたは
溶媒を含んでなる。好ましい形態においては、滅菌水中
にエキナセア植物化学薬剤及び塩化ベンズアルコニウム
を含んでなる医薬である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘルペスウイルス、特
に、ヘルペスウイルスおよび他の微生物感染のための医
学的治療に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般的に「ヘルペスウ
イルス」または「ヘルペス」と呼ばれるエルペスシンプ
レックスウイルス(HSV)は、米国社会健康協会(ASH
A)により報告されているように推定感染人数が我々の
人口の70%〜80%である危険な国内割合に達しており、毎
年500,000人以上増加している感染病である。ヘルペス
には二つの一般的タイプのヘルペス:すなわちヘルペス
シンプレックスウイルス1(HSV1)およびヘルペスシ
ンプレックスウイルス2(HSV2)がある。ヘルペス
は、通常、感染宿主との接触により表皮組織の微小破壊
箇所を通して人体に入り、約4〜10日の潜伏期間後、一
つ以上の通常は群になった小疱の急激な拡大により示さ
れる。典型的には、感染発生の進行は、前駆工程から始
まり;小胞が急激に拡大し;続いて潰瘍形成;融合;消
散;および潜伏期となる。発生は、数週間続くことがあ
り得、平均2〜3週間続く。一部の免疫弱化固体におい
て、発生は数ヶ月続くことがあり得る。小胞は、皮膚ま
たは粘膜の任意の場所に発現することができ、典型的に
は、ヘルペスシンプレックスとして唇に、および腺、口
腔粘膜、結膜および角膜、性器、肛門粘膜および肛門周
囲粘膜に現れる。
【0003】ヘルペスの兆候は:つけねの膨張、痛み、
熱、倦怠、頭痛、筋肉痛、および膨張した腺を含む。三
叉神経影響口腔ヘルペスにかかった一部の患者は、激怒
の顔面痛、飲み込み食事困難、および顔面の膨張を有す
る。仙骨神経が影響を受けた個体は、激しい上肢の痛
み、膨張、および強度の歩行困難を有する。ヘルペスシ
ンプレックスウイルス(HSV)は再燃性であり、神経節
に残留し、何からの未だ知られていない刺激により再発
する。再発性ヘルペス感染は、太陽光への過剰露出;栄
養失調;ストレス、月経;免疫抑制;特定の食物;薬
剤;熱病;等を含む殆ど何によっても急激に起こり得
る。最近、ヘルペスウイルスが心臓組織から単離され
た。HSV1およびHSV2は、盲目;頚部のガンの危険性の増
加;無菌性髄膜炎および脳炎;新生児死亡;ウイルス血
症;等をしばしば発生させる非常に重い健康の脅威をも
たらす。この病気の破壊的効果は、患者の医学的範囲を
超え、HSVは、強度の心理的および精神的悩み、ならび
に国家および世界への実質的経済的損失の原因となる。
【0004】ヘルペスの種々の治療法が提案され、それ
は、ポボドンヨウ素、イドクスウリジン、トリフルオロ
チミジン、またはアシクロビルのような薬剤の局所投与
を含んでいた。そのような治療は、成功の程度が様々で
あった。大部分の以前の治療は、失望的であるとわかっ
た。アシクロビルは、HSVの全身的治療のために経口投
与されると、ある程度効果的である。しかしながら、ア
シクロビルはウイルスの複製の抑制にのみ有効であり、
感染による発生を全身的に治療するのに用いられる。現
在まで、局所的に本当に効果的であるとわかったものは
ない。アシクロビルに抵抗性がある菌株が報告されてい
る。自己免疫不全症候群(AIDS)にかかった個体は、重
度に免疫が弱化し、特に衰弱化するHSVの発生を被る。
さらに、AIDS個体は、HSVのアシクロビル抵抗菌株を運
ぶことがあり、それはこれらの個体に対してアシクロビ
ルを非効果的にし得る。従って、ヘルペスウイルスの非
常に重い問題を克服するための安全で効果的な医学的治
療法を開発することが非常に重要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】局所的に投与した場合
に、迅速に痛みを取り除き、ヘルペスウイルスの病巣を
癒す改良された医学的治療法および医薬が提供される。
有利なことに、改良された医学的治療法および医薬は安
全で、廉価で効果的である。ビラセア(Viracea)とも
呼ばれる改良された医薬は、新規医薬組成物、製剤、抗
菌化合物および溶液を含む。新規抗菌医学的治療法およ
び抗菌医薬は、主にヘルペスシンプレックスウイルス
(HSV1およびHSV2)を局所的に治療するのに有効であ
り、限定はされないが、水痘・帯状ヘルペスウイルス
(ヘルペス帯状疱疹)およびサイトメガロウイルスを含
む他のヘルペス関連最近感染の治療に用いることができ
る。ある環境においては、新規医薬を全身的に用いるの
が有用かも知れない。
【0006】有利なことに、本発明の改良された医学的
治療法および医薬は、予想外の驚くべき優れた結果を提
供した。最初の局所的生体内試験は、試験した全ての個
体において、数分での痛みの軽減および小胞発生の迅速
な全体的消散を示した。本発明の医学的治療法および医
薬を前駆段階で適用した場合、感染が抑制され、さらな
る発生が起きない。新規医学的治療法および医薬の生体
外試験は、極めて驚くべきヘルペスウイルスへの抑制効
果を示した。新規医薬が、容易に入手できる店頭(OT
C)化学薬品または産物から作られ、安全で快適な経済
的かつ使用者になじみ易い治療法を提供することが望ま
しい。
【0007】
【発明の実施の形態】新規医薬および抗菌化合物は、ヘ
ルペスウイルスシンプレックスの劇的抑制において有用
であるが、ヒト免疫不全ウイルス感染(HIV)、エプシ
ュタイン・バール(Epstein barr)、パピロマウイル
ス、小胞炎、スタフィロコッカス、ストレプトコッカ
ス、マイコバクテリウム、インフルエンザ、パラインフ
ルエンザ、アデノウイルス、脳炎、髄膜炎、アルボウイ
ルス、アレナウイルス、嫌気性バチルス、ピコルナウイ
ルス、コロナウイルスおよびシンシャルウイルス(syns
ytialvirus)ならびに水痘帯状疱疹ウイルスおよびサイ
トメガロウイルスのような他の微生物的病気(微生物が
起こす病気)の治療において有用かも知れない。この使
用容易な殺微生物溶液は、前駆組織または紅斑性小胞ヘ
ルペス病巣に適用したときに、穏やかに耐水性の被膜を
提供する。接触時に、僅かに刺痛効果がある。適用の数
分以内に、感染の痛みは消散する。次第に、つけねの膨
張が収まり、熱、倦怠、体の痛み、および神経関連症状
が収まる。典型的には、21時間以内に、感染の全ての外
的兆候および身体的発現は消散し、小胞は乾燥し消散す
る。特に驚くべきことに、この発明の医薬により提供さ
れる有益な効果は、最初の発生の兆候時、すなわち前駆
段階において適用すると、さらなる感染性発生の全ての
兆候が停止する。発生は見られず、感染の兆候のさらな
る上昇は存在しない。発生は文字通り停止する。
【0008】望ましくは、新規医薬(医学的組成物)
は、微生物が起こす病気からの微生物的感染を阻害、抑
制および停止させる微生物抑制剤を含む。微生物抑制剤
は、抗菌単離物、以下に列挙する特別の植物の一種また
はそれ以上の少なくとも一部の植物抽出物(botanical
extract)または植物化学薬剤(phytochemical)を含
む。微生物抑制剤は、ヘルペスシンプレックスウイルス
1(HSV1)、ヘルペスシンプレックスウイルス2(HSV
2)、小胞帯状疱疹ウイルス(ヘルペス帯状疱疹)、サ
イトメガロウイルス、HIV、エプシュタイン・バール、
パピロマウイルス、ウイルス性インフルエンザ、ウイル
ス性パラインフルエンザ、アデノウイルス、ウイルス性
脳炎、ウイルス性髄膜炎、アルボウイルス、アレナウイ
ルス、ピコルナウイルス、コロナウイルスおよびシンシ
ャルウイルスのようなウイルス病を阻害するウイルス抑
制剤を含むことができる。微生物抑制剤は、小胞炎、ス
タフィロコッカス、ストレプトコッカス、マイコバクテ
リウム、バクテリア性脳炎、バクテリア性髄膜炎、およ
び嫌気性バチルスのようなバクテリア性病を抑制するた
めのバクテリア抑制剤も含む。ある環境においては、微
生物抑制剤は真菌抑制剤を含むことができる。
【0009】エチナセア(Echinacea)または他の植物
を生の未処理の切断しない状態で医薬中に用いなけれ
ば、より優れた結果が得られる。より優れた結果のため
には、医薬は、アラビノース、ベタイン、セルロース、
銅、フルクトース、脂肪酸、ガラクトース、グルコー
ス、鉄、カリウム、タンパク、樹脂、スクロース、硫
黄、ビタミンa、ビタミンc、ビタミンeおよびキシロ
ースを排除し得る。改良された医学的治療法は、微生物
抑制剤を微生物感染領域に適用し、感染の外的兆候およ
び身体的発現が感染領域の周囲において消滅、残留また
は消散するまで微生物抑制剤を感染領域(領域または表
面)に維持することにより前記感染病を治療するのに用
いるための新規方法およびプロセスを提供する。医薬
は、口腔粘膜、鼻腔粘膜、膣組織、口唇組織、肛門組
織、肛門周囲組織、唇、皮膚組織、皮下組織、眼組織、
結膜および瞼のような微生物的感染領域上に医薬を噴
霧、軽くたたく、振りかける、麺棒塗り、スポンジ塗
り、ブラシ塗り、注入、分散、被覆、または厚く塗るこ
とにより適用することができる。
【0010】医学的治療法および医薬は、ヒト(人間)
(ホモサピエンス)におけるヘルペスおよび他の感染病
の抑制に特に有用であるが、イヌ、ネコ、ウマ、ウシ、
ヒツジ、ブタ(ピッグおよびホッグ)および他の牧場動
物、ならびに動物園で見られる齧歯類および他の動物の
ような動物におけるウイルス性およびバクテリア性感染
および感染病を治療する獣医学的目的でそれらは有用で
もあり得る。好ましくは、改良された医薬、医学的組成
物または細菌性化合物は、殺微生物医学的溶液を提供す
るために界面活性剤およびキャリア、溶媒または希釈剤
と組み合わされ一緒にまたは同時に適用される植物学的
濃厚物である。
【0011】この目的のために、興味深い殺微生物溶液
は、抗微生物洗剤界面活性剤を、植物抽出物と共に含
む。界面活性剤は、好ましくは、塩化アルキルベンジル
ジメチルアンモニウム、また、塩化アルキルベンジルジ
メチルアンモニウム、塩化アルキルジメチル/エチルベ
ンジルアンモニウム、塩化n−アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウム、塩化ジイソブチルフェノキシエトキシ
エチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化N−(C
121416)ジメチルベンジルアンモニウム、塩
化ベンズアルコニウム、塩化オクチルデシルジメチルア
ンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化
ジオクチルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメ
チルアンモニウム、塩化ジアルキルメチルベンジルアン
モニウム、塩化オクチルデシルジメチルアンモニウム、
塩化ジメチルベンジルアンモニウム、塩化ラウリルジメ
チルベンジルアンモニウム、o−ベンジル−p−クロロ
フェノール、塩化ジデリルジメチルアンモニウム、塩化
ドクチルジメチルアンモニウム、塩化アルキル(C12
1416)ジメチルベンジルアンモニウムの混合物
のような炭素原子数6〜18の4級塩化アンモニウムを単
独または任意数含み得るカチオン性界面活性剤であり、
好ましくは、塩化アルキルベンジルジメチルアンモニウ
ム、最も好ましくは塩化ベンズアルコニウムを含む。カ
チオン性界面活性剤の活性の範囲は、5%〜90%であり
得るが、8%〜20%で最も良い結果が得られる。4級ア
ンモニウム塩は容易に市場で得ることができる。ある環
境においては、限定はされないがDMSO、グリコール酸界
面活性剤、酵素界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオ
ン性界面活性剤および非イオン性界面活性剤のような他
の界面活性剤を用いることが有用であり得る。界面活性
剤は、洗剤、湿潤剤、乳化剤、抑泡剤および/または張
力低下添加剤を含むことができる。
【0012】成分を混合し、成分を溶液中に維持し、噴
霧、滴下またはアプリケーターにより感染領域に適用す
る容易な方法を提供するのにキャリアが有用である。水
溶液、好ましくは滅菌水性キャリアおよび溶媒が最良の
結果を得るのに好ましいが、ある環境においては、下記
のような他の液体または固体キャリアを用いるのが望ま
しい場合がある:グリセリン、鉱物油、シリカ、綿実
油、ヤシ油、植物油、種油、魚油または動物油、アルコ
ール、タルク、コーンミール、蜂蝋、カルナウバワック
ス、ベータカロテン、ガーリック油、樟脳油、可溶性ビ
タミン、可溶性鉱物、なたね油、ナッツ油、オリーブ
油、リポソーム、アスコルビン酸、メマツヨイ草油、ピ
クノゲノール、ぶどう種油、ラノリン、エトシン、コラ
ーゲン、アロエ・ベラ、蜂花粉、ローヤルゼリー、コン
ドロイチン硫酸A、海草、EDTA、脂肪酸、ハーブ、レシ
チン、ビオフラビノイド、穀類油または粉末、藻類、
茶、酢、アシドフィルス、細胞塩、アスコルビン酸、ヒ
ドラ5、腺、アミノ酸、車前子、植物誘導物、または他
の滅菌キャリア。
【0013】この新規医薬および医学的治療法に含まれ
る植物抽出抗微生物単離物または植物化学薬剤は、下記
の物質を含み得る:アラビノース、ベタイン、銅、エキ
ナセン(echinacen)、エキナシンB、エキナコシド、エ
チノロン、酵素、フルクトース、脂肪酸、ガラクトー
ス、グルコース、グルクロン酸、イヌリン、イヌロイ
ド、鉄、ペンタデカジエン、ポリアセリレン化合物、限
定されないがアラビノガラクタンのようなポリサッカリ
ド、カリウム、タンパク、樹脂、ラムノース、スクロー
ス、硫黄、タンニン、ビタミンa、cおよびeおよびキ
シロース。より優れた結果を得るために、植物化学薬剤
濃厚物は前記植物化学薬剤を含むが、アラビノース、ベ
タイン、セルロース、銅、フルクトース、脂肪酸、ガラ
クトース、グルコース、鉄、カリウム、タンパク、樹
脂、スクロース、硫黄、キシロースおよびビタミンa、
cおよびeは除く。
【0014】植物抽出物、抗微生物単離物および植物化
学薬剤は、ピンピネラ・アニスム(pimpinella anisu
m)、ミロキシロン(myroxylon)、アルクトスタフィロ
ス(arctostaphylos)、カルム(carum)、カプシクム
(capsicum)、ユーゲニア・ミタセア(eugenia mytac
ea)、コリアンドラム(coriandrum)、イヌラ(inul
a)、アリウム(allium)、ゲンチアナ(gentiana)、
ユニペルス(juniperus)、カレンドゥラ(calendul
a)、オリガナム(origanum)、メンサ・ラビエート(m
entha labiate)、コンミフォラ(commiphora)、プラ
ンタゴ(plantago)、ロスマリヌス(rosmarinus)、ル
タ(ruta)、バプチサ(baptisa)、アルテミサ(artem
isa)、サゲ(sage)、メンサ(mentha)、パルテニウ
ム・インテグリフォリウム(parthenium integrifoliu
m)、ユーカリプタス(eucalyptus)、アステリアセア
(asteriacea)のような植物の部分から分離、抽出およ
び単離され、好ましくは、アステリカエ(Astericaea)
科のエキナセア(Echinacea)属、すなわち、エキナセ
ア・パープレア(purpurea)、エキナセア・アングスト
フォリウム、エキナセア・パリダエ(pallidae)、エキ
ナセア・ベジタリス(vegetalis)、エキナセア・アト
リバクチルス(atribactilus)およびそれらの培養物か
ら分離、抽出および単離される。最良の結果を得るため
に、植物化学薬剤および抗微生物単離物は、エキナセア
・パープレアおよびエキナセア・アングストフォリウム
からの抽出物である。
【0015】本発明の技術、治療法および医薬は、非常
に興味深い、予想外の、驚くべき優れたかつ一環した結
果を提供する。試験は、殺微生物溶液(医薬)および医
学的治療法が、ヘルペス発生の治癒および制御、脱ウイ
ルス、病気の潜伏期間の延長、ウイルスの劇的抑制に極
めて有用であり、患者および環境に一般的に安全である
ことを示している。
【0016】以下の記載に本発明のより詳細な説明を提
供する。痛みを軽減し、病巣を治癒し、感染発生を迅速
に消散し、ヘルペスシンプレックスウイルス1および2
(HSV1およびHSV2)を抑制するためにヘルペスウイルス
殺微生物剤および治療法を提供する。望ましくは、ヘル
ペス殺微生物剤および治療法は、ヘルペスウイルス、お
よび他の感染性微生物的病気を完全に抑制し、ヒト、動
物および環境に安全かつ非毒性である。ヘルペス殺微生
物剤および医薬は、界面活性剤および植物抽出物を提供
するハーブ性植物材料、植物化学薬剤、抗微生物単離
物、ウイルス性単離物、微生物抑制剤およびウイルス抑
制剤を含み得る。好ましい殺微生物剤は、以下のものを
含み得る:界面活性剤;水性希釈剤;アステラセア科、
種のエキナセア(E)属のハーブ性植物材料;パープレ
ア、アングスチフォリア、パリダエ、ベジタリス、アト
リバクチルスおよび培養物。好ましくは、ハーブ性植物
材料は、エキナセア・パープレア、E.パリダエおよび
E.アングストフォリア中に見つかりそれらから抽出さ
れるエキネセア植物化学薬剤を含む抽出物および単離物
である。最良の結果を得るために、医学的治療法および
殺微生物剤(医薬)は、カチオン性界面活性剤;E.パ
ープレアおよびE.アングストフォリアからの植物化学
薬剤;および滅菌水性希釈剤を含む。
【0017】界面活性剤は、広範囲の抗微生物活性を有
する上皮細胞の特定の壊死組織切除を提供する。この性
質の界面活性剤は、炭素原子数6〜18の4級アンモニウ
ム塩を含み得る。好ましくは、4級アンモニウム塩界面
活性剤は、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム
の混合物であり、それはハロゲン化ベンズアルコニウ
ム、臭化ベンズアルコニウム、塩化ベンズアルコニウム
および最も好ましくは塩化ベンズアルコニウムであり得
る。ヘルペス治療は、100%活性水溶液を含むが、濃厚
物として用いることもできる。溶液は、界面活性剤を種
種の濃度で、例えば重量基準で0.005%〜0.8%、好まし
くは0.02%〜0.3%、最も好ましくは0.02%〜0.26%含
み得る。
【0018】植物エキナエ中の植物化学薬剤は、バクテ
リア、ウイルスおよび一部の真菌に対して強度の活性を
示した。正確な機構は未知である。HSV1および2につ
いて生体内で局所的に試験すると、ヘルペスシンプレッ
クス感染発生の治療において幾分か効果的である。生体
外で試験すると、HSV1および2に対して幾分か抑制活
性を示した。植物化学薬剤濃厚物組成物は、以下の単離
成分、植物抽出物、微生物抑制剤、および抗微生物単離
物を含む;ポリサッカリド、エキナセン、エキナセイン
(echinaceine)、エキナコシド(カフェイン酸エステ
ル)、エキノロン、エキナジオール、酵素、グルクロン
酸、イヌロイド、ペンタデカジエン、ポロアセリレン化
合物、アラビノガラクタン、ラムノース、PS I(4−O
−メチルグルコロノアラビノキシラン、M 35 kD)
およびPS II(酸ラムノアラビノガラクタン、M 450
kD)、シナリン(cynarin)(1,5−ジ−O−カフ
ェオイルギニン酸)、酸(2,3−O−ジ−カフェオイ
ル酒石酸)および誘導体、アルキルアミド、ケトアルキ
ンおよびアルケン;キノン;ボルネオール、酢酸ボルニ
ルを含む油;ペンタデカ−8(Z)−エン−2オン、ゲ
ルマクレン(germacrene)D、カリオフィレン(caryop
hyllene)、カリオフィレンエポキシド、アントシアニ
ンピロリジジンアルカノイド、親油性アミド、イソブチ
ルアミド、ポリアセチレン。
【0019】最良の結果を得るには、植物化学薬剤の抗
微生物単離物は、(本発明の医学的組成物の合計重量に
基づいて)重量基準で:0.3〜9%のエキナコシド;0.1
〜7%のPS I(4−O−メチルグルコロノアラビノキシ
ラン、M 35 kD)およびPS II(酸ラムノアラビノ
ガラクタン、M 450 kD);0.1〜10%シナリン(cy
narin)(1,5−ジ−O−カフェオイルギニン酸)お
よび酸(2,3−O−ジ−カフェオイル酒石酸)および
誘導体;0.2〜4%のエキノロン;0.2〜8%のエキナシ
ンB;0.1〜6%のエキナセイン;0.2〜7%の、シアニ
ジン3−O−β−D−グルコピラノシドおよび3−O−
(6−O−マロニル−β−D−フルコピラノシド)を含
むアントシアニン;0.01〜0.6%の、トゥシラギン(tus
silagine)およびイソトゥシラギン(isotussilagine)
を含むピロリジジンアルカノイド;0.003〜0.009%の異
性体ドデカイソブチルアミドおよび2E,4E,8Z,
10E/Z−テトラエン酸;および0.01〜2%のカリオ
ピレンを含む。植物化学薬剤濃厚物は、重量基準で、2
%〜90%の医学的組成物および溶液、ならびに好ましく
は15%以上の組成物および溶液;および最良の結果を得
るために、40%〜60%の医学的組成物および溶液を含み
得る。
【0020】希釈剤は、塩化ベンズアルコニウム(界面
活性剤)および植物化学薬剤濃厚物を溶解し、スプレ
ー、管および滴下ビン中においてキャリアとして作用す
ることができる。好ましい希釈剤は、水性希釈剤であ
り、最も好ましくは滅菌水性希釈剤である。水溶液中の
水の塩化ベンズアルコニウムに対する割合は、30,000:
1〜250:1に及ぶことができ、好ましくは局所投与に
おいて5000:1〜750:1に及ぶことができる。塩化ベ
ンズアルコニウムと植物化学薬剤とを併せた濃厚物に対
する水の割合は、2:1〜100:1、好ましくは4:1
〜40:1、最も好ましい結果を得るためには、6:1〜
20:1であり得る。最も好ましい結果を得るためには、
ヘルペスのための改良された殺微生物治療法および医薬
(殺微生物剤)は、重量基準で、毒性を回避するために
0.02%〜0.3%、好ましくは0.26%未満の塩化ベンズア
ルコニウム;40%〜60%のアキナセア植物化学薬剤;お
よび20%〜60%、最も好ましくは29.74%〜59.8%の滅
菌水を含む。水が好ましい希釈剤およびキャリアである
が、ある環境においては、噴霧器を通る濃厚物を推進す
るために、またはより大きな溶解性および効果のため
に、他のキャリアを用いることが望ましいことがある。
ある環境においては、粘度調整剤を含むことが望ましい
場合もある。さらに、改良されたヘルペス医薬の有効期
限が2年と推定されるが、適当な防腐剤を添加すること
が必要な場合がある。
【0021】ヘルペスの発生または身体発現中、好まし
くはヘルペスの刺痛、かゆみまたは刺激の前駆段階の最
初の兆候の時に好ましく用いるために、医学的溶液(医
薬)は影響領域に局所的に投与すべきである。影響(感
染)領域は、発生場所に依存してできるだけ乾燥してい
るべきである。医薬の局所的投与方法は:噴霧、軽くた
たく、滴下、または感染領域全体を被覆するような任意
の方法によることができる。溶液(医薬)の被覆は、全
ての外的兆候が完全に消散されるまで維持されるべきで
あり、例えばシャワーした後のように、被覆が減少し必
要とされる任意のときに再度被覆される。アニオン性石
鹸およびアニオン性洗剤、および特にタンパク含有石鹸
を忌避することができる。好ましくは、医薬の適用前
に、感染領域を洗浄、清浄化および乾燥すべきである。
【0022】好ましい界面活性剤は、塩化ベンズアルコ
ニウムである。水溶液中の塩化ベンズアルコニウムは、
Sanofi Winthrop Pharmaceuticals(以前はWinthrop
Labs)から販売される商品名かつ商標Zephiran登録商
標として市販されている。塩化ベンズアルコニウムは、
迅速に作用する抗感染性界面活性剤であり、作用が穏や
かに長期間続く。界面活性剤は、バクテリアおよび一部
のウイルス、真菌および原生動物亜界に対して活性であ
る。バクテリア胞子は抵抗性があると考えられる。塩化
ベンズアルコニウムの溶液は、濃度により静菌性または
殺菌性である。塩化ベンズアルコニウムのバクテリア的
作用の正確な機構は未知であるが、酵素不活性化による
ものと考えられる。塩化ベンズアルコニウムの作用は、
通常、温度およびpHの上昇と共に増加する。グラム陽
性バクテリアは、グラム陰性バクテリアよりも塩化ベン
ズアルコニウムにより感受性である。
【0023】不運なことに、塩化ベンズアルコニウム
は、石鹸、アニオン性洗剤、血清および特定のタンパク
により不活性化される。塩化ベンズアルコニウムは、前
記理由により多くの実験室において好ましいものから外
れた。塩化ベンズアルコニウムのみを用いて生体内で局
所的に試験すると、ヘルペスシンプレックス感染発生に
は非効果的であった。HSV1および2について生体外で
試験すると、塩化ベンズアルコニウムは、高希釈におい
てさえ細胞に望ましくない高水準の毒性を示し、それは
医学的に許容できないものとされた。一つの種類の塩化
ベンズアルコニウムの化学式を図1に示す。他の種類の
塩化ベンズアルコニウムを用いることができる。
【0024】生で未処理であり加工していない非単離エ
キナセアはヘルペスの治療に通常望ましくないが、全て
ではないが一部のエキナセアの単離成分および植物抽出
物(前述)は、ヘルペスウイルスおよび他の感染性病の
治療において有効である植物化学薬剤、抗微生物単離
物、植物抽出物および微生物抑制剤を提供する。前述し
たように、植物化学薬剤濃厚物組成物は、以下の単離成
分、植物抽出物、微生物抑制剤および抗微生物単離物を
含む:ポリサッカリド、エキナセン、エキナセイン、エ
キナコシド(カフェイン酸エステル)、エキノロン、エ
キナジオール、酵素、グルクロン酸、イヌロイド、ペン
タデカジエン、ポロアセリレン化合物、アラビノガラク
タン、ラムノース、PS I(4−O−メチルグルコロノア
ラビノキシラン、M 35 kD)およびPS II(酸ラム
ノアラビノガラクタン、M 450kD)、シナリン
(1,5−ジ−O−カフェオイルギニン酸)、酸(2,
3−O−ジ−カフェオイル酒石酸)および誘導体、アル
キルアミド、ケトアルキンおよびアルケン;キノン;ボ
ルネオール、酢酸ボルニルを含む油;ペンタデカ−8
(Z)−エン−2オン、ゲルマクレンD、カリオフィレ
ン、カリオフィレンエポキシド、アントシアニンピロリ
ジジンアルカノイド、親油性アミド、イソブチルアミ
ド、ポリアセチレン。エキナセアの一部の植物抽出物の
化学式を図2〜図5に示す。エキナセア植物化学薬剤
(抗微生物単離物、植物抽出物および微生物抑制剤)を
混合し、界面活性剤、好ましくは塩化ベンスアルコニウ
ム、および滅菌水性キャリアを共に適用すると、結果
は、ヘルペスウイルスおよび他の感染病の消散(治療)
において予想外で驚く程良く、医薬(殺微生物剤)の効
果は劇的に増加した。相乗的医薬を生体内で局所的に試
験すると、ヘルペスシンプレックス感性は直ちに抑えら
れた。相乗的医薬を生体外で試験すると、塩化ベンズア
ルコニウム界面活性剤は実質的に毒性が低く、安全な水
準に入っており、HSV1および2に対する抑制活性が高
水準であった。エキナセア植物化学薬剤と界面活性剤と
の相乗的相互作用および混合が、混合したときに成分の
迅速な溶解性および溶液の特性により提供される僅かな
粘着性を見ることにより示され観察された。さらに、エ
キナセア植物化学薬剤、界面活性剤および水性キャリア
の化学的特性が、安定化を高め、感染病の治療に有用な
反応性を増加させた。
【0025】医薬は、種々の希釈状態で:口腔および鼻
腔粘膜;膣組織;唇組織;肛門および肛門周囲組織;ペ
ニス組織;皮膚組織;開放皮下組織に用いることがで
き、高希釈で眼感染に用いることができる。濃度を変え
ることにより、医薬は多分、非経口的に投与することが
できる。医薬は、膣および肛門充填;耳管;封鎖包帯;
流し込みまたは摂取においては忌避され、そのような使
用は刺激または化学的炎症を発生させ得る。一部の真菌
は抵抗性なので、嫌気性真菌感染の治療にこの医薬を用
いるのは薦められない。
【0026】
【実施例1〜7】以下のように生体内試験を行った。最
初の局所適用生体内研究は、HSV1または2に対して陽性
であると試験された7人のヒト試験被検体についての本
発明の医学的治療法および医薬の効果を評価するために
行われた。被検体を、水溶液中の塩化ベンズアルコニウ
ム界面活性剤(1:750比)を、先に列挙した植物化学
薬剤を含む粉末状のハーブ性植物エキナセアパープレア
と組み合わせて含む医薬で局所的に治療した。組成物の
適用は、最初に感染領域または小胞を、噴霧、軽くたた
く、または滴下器を用いて水溶液中の塩化ベンズアルコ
ニウム界面活性剤で濡らし、次に感染領域に粉末を綿棒
で付けるまたは手でばら撒くことにより湿潤領域に粉末
植物化学薬剤の被覆を適用するという2段階手順により
行った。この処理の重要な局面は、感染領域の完全な被
覆を発生中、維持することであった。従って、発生領域
に、必要により再度適用することにより医学的組成物で
の被覆を維持した。
【0027】7人の被検体のうち、6人は女性で1人は男
性であった。この研究の最初に、男性の年齢は38才、女
性の被検体は、8、27、30、32、38および39才であっ
た。約6週間で12の感染が発生した。発生の9つはHSV2
の性器ヘルペスであり、3つはHSV1のヘルペスシンプレ
ックスであった。8才および27才の女性は、HSV1(ヘル
ペスシンプレックス)を示した。30才、38才および39才
の女性は、HSV2(性器ヘルペス)を示した。38才の女性
も、HSV1ヘルペスシンプレックスを有していた。男性は
HSV2(性器ヘルペス)を示した。試験した全ての被検体
は、病気の完全な履歴を示し、それらの病気の標準的経
過を確認することができた。目的のデータを得るため
に、試験被検体の誰も、試験治療または医薬の作用につ
いて何も知らなかった。試験を繰り返すと、被検体は決
まったサンプル中に偽薬が混じっているかも知れないこ
とを告げられた。
【0028】7つの場合において、抗微生物化合物(医
薬)を前駆段階において組織に直接適用した。5つの場
合において、抗微生物化合物を発生した小胞に直接適用
した。抗微生物化合物を必要に応じて被覆を維持するた
めに再度適用した。 観察: 医薬の各適用について、各個体(試験被検体)
は数秒間の刺痛感覚を報告した。彼らは、小胞または感
染領域への医学的(抗微生物)化合物の実質的程度の粘
着性があることも報告した。上皮組織への組成物の粘着
は、領域をシャワーまたは水濯ぎした後でも維持され
た。 結果: 医学的治療および医薬で7人の被検体を試験し
た結果は、予想外に驚く程良好であり一貫性があった。
各場合において、被検体は、幸福にも、組成物(医薬)
をいったん感染領域に適用すると、痛みは、以前には痛
みを軽減するものが無かった10〜20分以内に完全に止ま
ったことを報告した。化合物(医薬)を前駆段階で適用
した7つの場合において、被検体は、痛みが止まり、以
前は充分な発生まで促進されていた全ての兆候が停止
し、発生が決して起こらないことを報告した。ヘルペス
の全ての外的兆候および身体的発現が、医薬の適用後数
時間以内に消滅した。化合物(医薬)を発生小胞に適用
した5つの場合において、被検体は、痛みが数分以内で
止まり、炎症、かゆみおよび刺激が2〜4時間で無くな
り、小胞が21時間で乾燥および消失したことを報告し
た。全ての場合において、他のより極端な衰弱兆候:
熱、倦怠感、つけねの膨張、垂れ下がるただれ、および
痛みを伴う排尿が、医薬を適用すると消散した。
【0029】被検体がさらなる発生を試験するために組
成物(医薬)を供給されたその後の処理において、発生
の前駆段階を表す発生の最初の兆候が示されると、指示
毎に化合物(医薬)が被検体により直ちに適用され、そ
して発生は充分に捕らえられ、さらなる兆候は決して発
生しなかったことが報告された。重要なことに、毎年数
回の発生を経験することに慣れている被検体により、極
めて長い潜伏期間があることも報告された。3年間の追
跡において、この医薬の使用前に4年間、毎月激しい発
生を報告していた一人の個体である彼女が今回は、この
医薬を使ってから1年にわたって発生していないことを
報告した。 さらなる観察: 1人の男性被検体は、発生の前駆相中
の初期適用後に、彼はシャワーをあび、組成物(医薬)
を再度適用することを約30時間忘れたことを報告した。
続いて、数個の小胞が発生し、集まり始めた。被検体は
組成物(医薬)を再適用し、その後、その領域を組成物
で充分に被覆した。続いて、発生は、他のヒト被検体に
ついて記載したのと同様に21時間で発生が消散した。
【0030】別の観察は、組成物(医薬)が特定のタン
パクまたは石鹸の存在下に弱まるまたは効果が弱くなる
ことを示した。一人のヒト女性被検体は、組成物(医
薬)の適用前に感染領域の清浄に過剰に熱心であったか
も知れない。これは、2つの以前の発生に対する組成物
(医薬)を用いる成功後の第3の発生中に起こった。こ
の場合、組成物(医薬)を適用すると、馴染みの刺痛感
覚は無く、兆候からの開放はなかった。彼女が指示を求
める前約24時間が経過し、病気の全ての前記兆候ととも
に、発生は全小胞発生段階に進んだ。彼女は、領域から
いかなる石鹸残りも完全に濯ぎ、領域を乾燥し、組成物
(医薬)を再適用するように指示された。指示に従った
後、彼女は、医学的組成物の適用後に、先の2つの発生
と同様に、発生が完全に消散したと報告した。
【0031】
【実施例8〜13】以下のように皮膚化学的および獣医
学的試験を行った。医学的組成物(医薬)により誘発さ
れ得る皮膚化学的アレルギー反応を決める動物試験を行
った。6つの動物被検体を用いた。動物は、3匹の雌ウ
サギ(年齢不詳);2匹のイヌ(1匹の2才の雌および1匹
の9才の雄);1匹の3才の去勢雄ネコを含む。これらの
動物試験において、前記組成物(医薬)を前述の方法
で、各動物の外耳の内側に適用した。全ての場合、試験
した領域は、ヒト被検体が用いた時間に匹敵するよう
に、化合物による24時間の被覆を維持した。6匹の動物
被検体に行った試験は、皮膚化学的刺激またはアレルギ
ー性反応の兆候が無いことを示した。
【0032】
【実施例14】ウイルス抑制を含む前記医学的化合物
を、2才去勢サラブレッドウマの鼻鏡部上のパピロマウ
イルスが発生させたイボについても試験した。パピロマ
ウイルスイボは、治療が困難である。イボは直径が25mm
であった。抗微生物化合物(医薬)を1日2回適用した。
次にイボを、各適用毎に測定した。 結果: 全く予想外にも、医薬をイボに適用していると
イボは1日約3mmずつ劇的に寸法が低下し、5日目に完全
に取れて落ちた。最初、イボの表面層が劣化し始め、大
きな紅斑性丘斑を露出したことが観察された。次に、興
味深いことに、イボは剥がすことによっては寸法が小さ
くならなかったが、被検体の上皮を付けた地点において
小さくなり傷つけることなくそのままで落ちた。
【0033】1989年4月にまず7つの被検体を用いて開
始し今で7年間続けている本発明の長期実施生体内研究
において、約100の感染発生を、前述の異なる濃度で医
薬で治療した。全ての場合において、驚くべき良好な結
果は同じであり:1.痛みが数分で消え;2.組成物を
前駆段階で適用すると発生が起こらず;3.発生は、小
胞段階で適用すると21時間で消散し;4.より長い潜伏
期間があるか、またはさらなる発生なし。
【0034】以下のように生体外試験を行った。医学的
治療法および組成物(医薬)の生体外抑制活性を決める
ためにシカゴ大学、臨床微生物研究所において実験室的
試験を行った。実験室的試験は、病理学の準管理者、ph
Dおよび準教授により行われた。以下に「薬剤」と呼ぶ
医学的組成物の生体外試験により、驚くほど優れた結果
が得られた。医学的治療法および組成物が、HSV1およ
び2に対して予想外に驚くべき優れた抑制活性を有する
ことが決められた。病理学者により、「数百」の他の化
合物を試験し、この化合物のように優れたものは決して
見たことがないことが述べられた。
【0035】以下の記載は、シカゴ大学で行った医薬の
試験、および得られた結果である。一部の科学的データ
および試験結果を容易に理解するために、以下の定義を
適用する:「MEM」は最少必須培地を意味する。これ
は、試験を行うときに細胞を成長させるために実験室で
用いられる培養培地である。「線維芽細胞」は間葉ヒト
細胞(結合組織、血液、骨、リンパおよび軟骨において
見られる細胞)である。「IC50」は、抑制濃度を意味す
る。この試験において、典型的であるように50%の終点
を選択した。続く数は、最大希釈が50%より低いことを
意味する。従って、それは終点の定義である。希釈の下
側の領域がブランクで残っている場合、それはその希釈
において毒性があり、試験を読み取る価値がない、また
は解釈できるデータが得られないことを意味する。希釈
の下側の領域にハイフン(−)が付されている場合、そ
れは、斑がなく、全体として成功した抑制活性があるこ
とを示す。
【0036】
【実施例15〜18】これらの生体外試験において、以下の
薬剤(組成物)を用いた: 薬剤#1.=1:750の比率の水溶液中の塩化ベンズア
ルコニウム界面活性剤。水溶液中の界面活性剤を使用前
に濾過し、等体積の2×MEM中に希釈して1×MEM中の
1:1500希釈を得た。 薬剤#2.=水溶液中のエキナセア粉末(植物化学薬
剤)。この製剤は、滅菌水中での温浸により抽出した。
使用前に、抽出した植物化学薬剤を遠心分離し、濾過し
た。濾過した植物化学薬剤を等体積の2×MEM中に希釈
して1×MEM中の非希釈製剤を得た。 薬剤#3.=エキナセア粉末(植物化学薬剤)を抽出
し、冷浸プロセスにより塩化ベンズアルコニウム界面活
性剤と組み合わせた。併せた製剤を、使用前に遠心分離
および濾過し、等体積の2×MEM中に希釈して1×MEM中
の非希釈製剤を得た。 1.3つの24区画プレートに線維芽細胞を摂取した。5
つの濃度の組成物中の3つの異なる抽出物(比較のた
め)を、1×MEM中の被希釈、1:2、1:4、1:8
および1:16濃度における抗菌活性をスクリーニングする
のに用いた。薬剤無しのMEMを含む各プレート上に4つ
の対象区画があった。 2.区画から成長培地を除去し、各プレートの上半分の
各区画にHSV-1の200μlを添加した。HSV-1を1:5000
に希釈した(MEM10mL中にHSV-1の2.0μl)。ウイルス
数は1mL当たり3×106であった。また、各プレートの下
半分の各区画にHSV-2の200μlを添加した。HSV-2を
1:2,000に希釈した(MEM10mL中にHSV-2の5.0μl)。
ウイルス数は1mL当たり6×10であった。 3.プレートを37℃で2時間インキュベートした。 4.摂取物を除去し、薬剤#1〜3を含むMEM1mLを4つ
の区画に添加した。MEMと比べた薬剤の濃度を以下に示
す。
【表1】 濃度 非希釈 1:2 1:4 1:8 1:16 薬剤(μl) 4000 2000 1000 500 250 MEM(μl) − 2000 3000 3500 3750 5.結果:ウイルス吸収直後にHSV-1、液状被覆、薬剤
を添加した。 プレート1.バクテリアを含む薬剤#1.成長なし、破
片の場合あり。 プレート2.バクテリアを含む薬剤#2.成長なし、破
片の場合あり。 プレート3.薬剤#3.結果を下記表2および3に示
す。
【表2】 薬剤#3 HSV1 試験結果 濃度 非希釈 1:2 1:4 1:8 1:16 斑 54 毒性 毒性 − 6 12** 斑 42 毒性 毒性 − 4 16** 平均 48 5 14 IC50>1:16
【表3】 薬剤#3 HSV2 試験結果 濃度 非希釈 1:2 1:4 1:8 1:16 斑 46 毒性 毒性 − 22 32** 斑 49 毒性 毒性 − 21 28** 平均 48 22 30 IC50>1:8 僅かに毒性 ** 非常に小さい斑 コメント:医薬(薬剤#3)での試験は優れた結果を提
供した。細胞は汚染物を含まず良好に見える。低希釈に
おいて、製剤は一部の細胞に毒性であり得る。この製剤
は、その抑制活性において予想外に成功した。
【0037】
【実施例19〜22】3つの24区画プレートに線維芽細胞お
よび以下の薬剤を摂取した。試験薬剤#1A=水溶液中
の塩化ベンズアルコニウム界面活性剤。水中に1:375
希釈することにより塩化ベンズアルコニウム界面活性剤
を調製した(滅菌水12.0mL中に32μl)。これを使用前
に濾過した。これを、等体積の2×MEM中に希釈して1
×MEM中の1:750希釈を得た。希釈は比率を維持するよ
うに行った。試験薬剤#2A=水溶液中のエキナセアパ
ープレア粉末(植物化学薬剤)。この製剤は、滅菌水中
のエキナセアパープレアの50mg/mL溶液(水6.0mL中に30
0mg)であった。混合物を攪拌し4時間凍結させた。エキ
ナセア粉末製剤を3500rpmで10℃で15分間遠心分離し、
使用前に濾過し、次に、等体積の2×MEM中に希釈して
1×MEM中の非希釈製剤を得た。試験薬剤#3A=塩化ベ
ンズアルコニウム界面活性剤中に溶解したエキナセアパ
ープレア粉末(植物化学薬剤)。この製剤は、50mg/mL
溶液(塩化ベンズアルコニウム6.0mL中に300mg、1:37
5)であった。混合物を攪拌し4時間凍結させた。植物化
学薬剤と界面活性剤との混合物を3500rpmで10℃で15分
間遠心分離し、使用前に濾過し、次に、等体積の2×ME
M中に希釈して1×MEM中の非希釈製剤を得た。
【0038】1.3つの薬剤製剤をスクリーンするため
に3つのプレートを用いた。抗菌活性をスクリーンする
ために必要な濃度は、1×MEM中に1:2、1:4、
1:8および1:16であった。薬剤無しのMEMを含む各プ
レート上に4つの対象区画があった。 2.区画から成長培地を除去し、各プレートの上半分の
各区画にHSV-1の200μlを添加した。HSV-1を1:5000
に希釈した(MEM10mL中にHSV-1の2.0μl)。ウイルス
数は1mL当たり3×106であった。 3.プレートを37℃で4時間インキュベートした。 4.摂取物を除去し、薬剤#1A〜3Aを含むMEM1mLを4
つの区画に添加した。
【表4】 濃度 非希釈 1:2 1:4 1:8 1:16 薬剤(μl) 4000 2000 1000 500 250 MEM(μl) 2000 3000 3500 3750 5.結果:ウイルス吸収直後にHSV-1、液状被覆、薬剤
を添加した。
【表5】薬剤#1A HSV1 試験結果 濃度 1:2 1:4 1:8 1:16 1:32 斑 70 毒性 毒性 毒性 毒性 毒性 斑 68 斑 58 斑 74 平均 70 IC50 コメント:これらの区画は細胞上に細かい沈殿を有す
る。塩化ベンズアルコニウムがおそらくタンパクと共に
培地中に沈殿している。
【表6】薬剤#2A HSV1 試験結果 濃度 1:2 1:4 1:8 1:16 1:32 斑 72 − − − 9 12 斑 74 − − − 7 8 斑 79 − − − 4 12 斑 71 − − − 7 11 平均 70 IC50>1:32 コメント:少しの斑があるが、非常に小さい。
【表7】 薬剤#3A HSV1 試験結果 濃度 1:2 1:4 1:8 1:16 1:32 斑 72 毒性 毒性 毒性 毒性 − 斑 68 − 斑 67 − 斑 70 − 平均 70 IC50>1:32 コメント:少しの毒性があるが、この薬剤はウイルスの
抑制に非常に成功しており、いかなる斑も現れなかっ
た。
【0039】
【実施例23〜27】4つの24区画プレートに線維芽細胞を
摂取した。試験薬剤#1B=水性希釈剤中の塩化ベンズ
アルコニウム界面活性剤。水中に1:1000希釈すること
により塩化ベンズアルコニウムを調製した(滅菌水10.0
mL中に10μl)。これを使用前に濾過し、等体積の2×
MEM中に希釈して1×MEM中の1:2000希釈を得た(薬剤
500μl+2×MEM500μl)。試験薬剤#2B=水溶液中
のエキナセアパープレア粉末(植物化学薬剤)。この製
剤は、滅菌水中のエキナセアパープレア粉末の50mg/mL
溶液(水5.0mL中に250mg)であった。混合物を攪拌し4
時間凍結させた。エキナセア粉末製剤を3500rpmで10℃
で15分間遠心分離し、使用前に濾過し、等体積の2×ME
M中に希釈して1×MEM中の非希釈製剤を得た(薬剤500
μl+2×MEM500μl)。試験薬剤#3B=塩化ベンズ
アルコニウム界面活性剤中に溶解したエキナセアパープ
レア粉末(植物化学薬剤)。この製剤は、50mg/mL溶液
(塩化ベンズアルコニウム5.0mL中に250mg、1:100
0)であった。混合物を攪拌し4時間凍結させた。エキナ
セア植物化学薬剤と界面活性剤とを3500rpmで10℃で15
分間遠心分離し、使用前に濾過し、次に、等体積の2×
MEM中に希釈して1×MEM中の製剤を得た(薬剤500μl
+2×MEM500μl)。試験薬剤#4B=水溶液(希釈
剤)中のエキナセアパープレア粉末(植物化学薬剤)を
塩化ベンズアルコニウム界面活性剤と1:1000の比率で
混合した。この製剤は、50mg/mL溶液(水5.0mL中に250
mg)であった。混合物を攪拌し4時間凍結させた。水性
植物化学薬剤を3500rpmで10℃で15分間遠心分離し、使
用前に濾過した。この製剤を、等体積の塩化ベンズアル
コニウム中に1:1000の比率で混合して、エキナセア−
塩化ベンズアルコニウム混合物を得た。この混合物を、
等体積の2×MEMで希釈して1×MEM中の1:4製剤を得
た(薬剤#1の500μlおよび薬剤#2の250μl+2×
MEM500μl)。
【0040】1.4つの薬剤製剤をスクリーンするため
に4つのプレートを用いた。抗菌活性をスクリーンする
ために必要な濃度は、1×MEM中に1:20、1:40、
1:80および1:160および1:320であった。薬剤無しの
MEMを含む各プレート上に4つの対象区画があった。 2.区画から成長培地を除去し、各プレートの上2列の
各区画にHSV-1の200μlを添加した。HSV-1を1:5000
に希釈した(MEM10mL中にHSV-1の2.0μl)。ウイルス
数は1mL当たり3×106であった。また、各プレートの下
半分の各区画にHSV-2の200μlを添加した。HSV-2を
1:2000に希釈した(MEM10mL中にHSV-2の5.0μl)。
ウイルス数は1mL当たり6×10であった 3.プレートを37℃で4時間インキュベートした。 4.摂取物を除去し、薬剤#1〜4を含むMEM1mLを4つ
の区画に添加した。
【0041】
【表8】 濃度 1:20 1:40 1:80 1:160 1:320 薬剤(μl) 400 200 100 50 25 MEM(μl)3600 3800 3900 3950 3975 5.結果:ウイルス吸収直後にHSV-1液状被覆薬剤を添
加した。
【表9】薬剤#1B HSV1 試験結果 濃度 1:20 1:40 1:80 1:160 1:320 斑 37 毒性 毒性 毒性 毒性 15? 斑 45 18? 平均 41 IC50 コメント:僅かに毒性で、試験は読み取るのが困難であ
った。 ウイルス吸収直後にHSV-2液状被覆薬剤を添加した。
【表10】薬剤#1B HSV2 試験結果 濃度 1:20 1:40 1:80 1:160 1:320 斑 38 毒性 毒性 毒性 毒性 21 斑 42 17 平均 40 19 IC50>1:320 コメント:試験は毒性が強すぎて良好な読み取りを提供
できなかった。
【表11】 薬剤#2B HSV1 試験結果 濃度 1:20 1:40 1:80 1:160 1:320 斑 39 2 8 23 24 44 斑 40 3 18 11 28 38 平均 40 3 13 17 26 IC50 コメント:小さな斑
【表12】 薬剤#2B HSV2 試験結果 濃度 1:20 1:40 1:80 1:160 1:320 斑 48 21 33 斑 52 22 38 平均 50 21.5 35.5 IC50>1:20
【表13】薬剤#3B HSV1 試験結果 濃度 1:20 1:40 1:80 1:160 1:320 斑 44 1 17 31 37 斑 46 − 16 28 27 平均 45 − 17 30 32 コメント:少しの毒性があるが、薬剤は非常に効果的で
いかなる斑も現れなかった。
【表14】 薬剤#3B HSV2 試験結果 濃度 1:20 1:40 1:80 1:160 1:320 少しの細胞 11 27 30 35 斑 44 10 32 平均 44 11 29.5 IC50>1:20 コメント:本当に優れた読み取りを得るのが困難な試験。しかしながら、薬剤 は効果的な抑制活性を有する。
【表15】 薬剤#4B HSV1 試験結果 濃度 1:40 1:80 1:160 1:320 1:640 斑 47 毒性 毒性 毒性 33 斑 48 28 平均 48 30 IC50>1:320 コメント:高水準で毒性が強すぎる。それにも拘わらず、1:320において抑 制活性があった。
【表16】 薬剤#4B HSV2 試験結果 濃度 1:40 1:80 1:160 1:320 1:640 斑 38 毒性 毒性 毒性 2 16 斑 40 4 20 平均 39 3 18 IC50>1:640 コメント:毒性はおそらく塩化ベンズアルコニウムに起因する。1:320希釈 の薬剤は非常に強力な抑制活性を示した。
【0042】実施例23〜27の生体外試験は、精製してい
ない原料を用いた。それにも拘わらず、試験は驚くべき
良好なウイルス抑制活性およびおそらく成分間の相乗作
用を示す。薬剤#3、3Aおよび3Bが、抽出され塩化ベ
ンズアルコニウム界面活性剤と組み合わされたエキナセ
アパープレア植物化学薬剤である前記生体外試験におい
て、得られた医薬は優れた抗菌活性を示し、最も顕著に
は成分:エキナセアパープレアと塩化ベンズアルコニウ
ムとの間の相乗作用を示した。これは、おそらく、共有
する安定性および2成分間の向上した反応性により説明
することができる。相乗混合物中の塩化ベンズアルコニ
ウムは、より低い程度の毒性を示し、相乗的組み合わせ
(医薬)はより高い程度の抗菌活性を示し、特に、HSV-
2を用いると有効であった。
【0043】以下、界面活性剤について説明する。塩化
ベンズアルコニウムは最良の結果を得るための好ましい
界面活性剤であるが、一部の環境においては、他の4級
アンモニウム界面活性剤または他の界面活性剤を用いる
ことが望ましいこともあり得る。4級アンモニウム化合
物は、塩化ジココアルキルジメチルまたは塩化ジココジ
メチルアンモニウムあるいは塩化Di−C8−18−ア
ルキルジメチルとしても知られている、塩化ジココジモ
ニウムであり得る。これは、20〜30%のイソプロパノー
ルのようなイソプロパノールと組み合わせて用いること
ができる。好ましい4級化合物源は:70〜80%の4級アン
モニウム化合物および0.03%より少ない塩化メチルを含
み:115°Fにおいて約0.87の比重、68°Fにおいて33mm/
Hgの蒸気圧、760mm/Hgにおいて180°Fの初期沸点および
20〜30%の揮発性を有しており、米国オハイオ州ダブリ
ンのWitco CorporationによりCarSpray 300の商品名
で製造されている。4級化合物は、抗感染性を提供し、
真菌および酵母の感染を治療する抗菌剤として作用す
る。
【0044】米国テキサス州コルシカーナのJetco Che
micaals, Inc.によりJet Quat 2C-75の商品名製造さ
れるもの、米国オハイオ州ダブリンのWitco Corporati
onによりCarspray 400およびCarnauba Spray 200の
商品名で製造されるもの、米国イリノイ州ノースフィー
ルドのStephan CompanyによりBTC 2125Mの商品名で販
売されているような9%の変性エチルアルコールを含む
もの、米国イリノイ州アーリントン・ハイツのMason C
hemical Companyにより製造される塩化n−アルキルジ
メチルベンジルアンモニウムを含む以下のMAQUAT生成
物:LC-12S(67%C12、25% C14、7% C16、1% C18)、
MC 1416(5% C12、60% C14、30%C16、5% C18)、
MC 1412(40% C12、50% C14、10% C16)、SC-18ス
テアリルペーストまたはフレーク(5% C16、95% C1
8)、TC-76またはMQ-2525(5%C12、60% C14、30% C1
6、および5% C18)およびMC6025−50%(25% C12、60
% C14および15% C16)のような他の4級アンモニウム
化合物が有用であり得る。Jet Quat 2C-75は:50〜75
%の塩化ジココジメチル4級アンモニウムおよび20〜50
%のイソプロピルアルコールを含み、0.88の比重および
180°Fの沸点を有する。CarSpray 400は:50〜65%の4
級アンモニウム化合物、20〜30%のアミン、C14〜18お
よびC16〜18の不飽和エトキシル化アルキル、10〜20%
のイソプロパノールおよび0.03%より少ない塩化メチル
を含み、75°Fにおいて約0.88の比重、68°Fにおいて33
mm/Hgの蒸気圧、760mm/Hgにおいて180°Fの初期沸点お
よび10〜20%の揮発性を有する。Carnauba Spray 200
は:55〜60%の4級アンモニウム化合物、10〜20%のイ
ソプロパノール、15〜25%の水、1〜10%のアルコキシ
ル化カルバウバワックス、および0.03%より少ない塩化
メチルを含み、80°Fにおいて約0.90の比重、68°Fにお
いて33mm/Hgの蒸気圧、760mm/Hgにおいて180°Fの初期
沸点および20〜40%の揮発性を有する。
【0045】非イオン性界面活性剤は、水溶液中でイオ
ン化しない界面活性化合物である。多くの場合、これら
はその中の酸素化鎖(例えば、ポリオキシエチレン鎖)
の存在故に親水性を有し、分子の親液性部分は脂肪酸、
フェノール、アルコール、アミドまたはアミンから誘導
される。例としての化合物は、アルキルフェノールのポ
リ−(エチレンオキシド)縮合物、例えば、1モルのノ
ニルフェノールと10モルのエチレンオキシドから形成さ
れる縮合生成物、および脂肪アルコールとエチレンオキ
シドとの縮合生成物、例えば、1モルのトリデカノール
および12モルのエチレンオキシドから形成される縮合生
成物である。非イオン性界面活性剤は、エチレンオキシ
ドとアルキルフェノールまたは脂肪アルコールとの縮合
生成物を含んでなるフェノールエトキシレートを含み得
る。非イオン性界面活性剤は、好ましくは、T−DET
および/またはオクタフェノールエトキシレートのよう
なノノフェノールエトキシレートを含む。非イオン性界
面活性剤は、エチレンオキシドと、ノノフェノールおよ
び/またはオクタールフェノールとの反応生成物であ
る。フェノールとエチレンオキシドとの比率は2:20〜
4:16、好ましくは約8:12であり得る。非イオン性合
成界面活性剤は、非イオン性洗剤を含み得る。非イオン
性合成界面活性剤は、プロピレンオキシドとプロピレン
グリコールとの縮合により形成された疎水性塩基とエチ
レンオキシドとの縮合により形成することもできる。も
ちろん水不溶性を示す分子の疎水性部分は、約1200〜25
00の分子量を有する。この疎水性部分へのポリオキシエ
チレン基の添加は、分子の全体としての水溶性を増加さ
せ、生成物の液状特性は、ポリオキシエチレン含量が縮
合生成物の合計重量の約50%である点まで保持すること
ができる。他の非イオン性相乗的界面活性剤は:アルキ
ルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、
アルキル基が直鎖状または分岐鎖状で炭素原子約6〜12
個を含むアルキルフェノールまたはジアルキルフェノー
ルと、エチレンオキシドとの縮合生成物である。エチレ
ンオキシドは、アルキルフェノール1モル当たりエチレ
ンオキシド8〜25モルに匹敵する量で存在することがで
きる。そのような化合物中のアルキル置換基は、重合さ
れたプロピレン、ジイソブチレン、n−オクテンまたは
n−ノネンから誘導することができる。
【0046】非イオン性界面活性剤は、プロピレンオキ
シドとエチレンジアミンの反応生成物とエチレンオキシ
ドとの縮合から製造することもでき、例えば、エチレン
ジアミンと過剰のプロピレンオキシドとの反応生成物を
含む分子量が2500〜3000の疎水性塩基とエチレンオキシ
ド基との反応により得られる、約40%〜約80%のポリオ
キシエチレンを含み約5000〜約11000の分子量を有する
化合物である。他の非イオン性界面活性剤は、直鎖状ま
たは分岐鎖状で炭素原子を8〜18個有する脂肪アルコー
ルとエチレンオキシドとの縮合生成物、例えば、ヤシ油
アルコール1モル当たり10〜30モルのエチレンオキシ
ド、および炭素原子数10〜14のヤシ油アルコールフラク
ションを有するヤシ油アルコールエチレンオキシド縮合
物を含む。
【0047】さらなる非イオン性界面活性剤は、以下の
一般式:
【化1】RN→O (式中、Rは炭素原子数約8〜18のアルキル基、およ
びRおよびRは各々メチルまたはエチル基を表
す。)で示される長鎖第3アミンオキシドを含む。式中
の矢印は、半極性結合の慣用表記である。使用に適して
いるアミンオキシドの例は:ジメチルドデシルアミンオ
キシド、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジメチルデ
シルアミンオキシド、ジメチルテトラデシルアミンオキ
シド、およびジメチルヘキサデシルアミンオキシドを含
む。
【0048】他の非イオン性界面活性剤は:以下の一般
式:
【化2】RR’R’’P→O (式中、Rは鎖長に10〜18個の炭素原子を有するアルキ
ル、アルケニルまたはモノヒドロキシアルキル基であ
り、R’およびR’’は各々1〜3個の炭素原子を含む
アルキルまたはモノヒドロキシアルキル基である。)で
示される長鎖第3ホスフィンオキシドを含む。式中の矢
印は、半極性結合の慣用表記である。適当なホスフィン
オキシドの例は:ジメチルドデシルホスフィンオキシ
ド、ジメチルテトラデシルホスフィンオキシド、エチル
メチルテトラデシルホスフィンオキシド、セチルジメチ
ルホスフィンオキシド、ジメチルステアリルホスフィン
オキシド、セチルエチルプロピルホスフィンオキシド、
ジエチルドデシルホスフィンオキシド、ジエチルテトラ
デシルホスフィンオキシド、ジプロピルドデシルホスフ
ィンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシメチル)ドデシ
ルホスフィンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)ドデシルホスフィンオキシド、(2−ヒドロキシプ
ロピル)メチルテトラデシルホスフィンオキシド、ジメ
チロレイルホスフィンオキシドおよびジメチル−(2−
ヒドロキシドデシル)ホスフィンオキシドを含む。
【0049】一部の環境においては、他のカチオン性界
面活性剤、両性界面活性剤または双性イオン性界面活性
剤のような他の界面活性剤を用いることが有用であり得
る。カチオン性界面活性剤は、カチオン性の洗剤を含み
得る。カチオン性界面活性剤は、水性媒体中でイオン化
して親液性基を含むカチオンを提供する化合物を含む。
これらの化合物の典型は、塩化ラウリルベンジルジメチ
ルアンモニウムのような、炭素原子数約12〜約18である
アルキル基を含む4級アンモニウム塩である。両性界面
活性剤は、同じ分子中にアニオン性基とカチオン性基の
両方を有する化合物である。そのような化合物の例は、
炭素原子数約8〜約18の長鎖およびアニオン性水可溶性
基、例えばカルボキシスルホ、スルホまたはスルファト
を含む脂肪アミンの誘導体である。両性洗剤の例は:3
−ドデシルアミノプロパンスルホン酸ナトリウム、N−
メチルタウリン酸ナトリウム、および、高級アルキル二
置換アミノ酸、ベタイン、セチン、硫酸化長鎖オレフィ
ンアミンおよび硫酸化イミダゾリン誘導体のような関連
物質である。双性イオン性界面活性剤は、合成洗剤を含
み得る。双性イオン性界面活性剤は、通常、脂肪族基が
直鎖または分岐鎖であり脂肪族置換基の一つが約8〜18
の炭素原子を含み一つがアニオン性水可溶化基、例え
ば、カルボキシ、スルホまたはスルファトを含む脂肪族
4級アンモニウム化合物の誘導体である。この定義に入
る化合物の例は:3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサ
デシルアンモニオ)−プロパン−1−スルホネートおよ
び3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニ
オ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネートであ
る。
【0050】以下、治療法について説明する。好ましい
医学的治療法は、ヘルペスシンプレックスウイルス1ま
たは2(HSV1またはHSV2)または他の感染性微生物病の
1〜30時間以内の感染発生の身体的兆候を消散すること
により、ヘルペスウイルスまたは他の感染病を治療する
ことにおいて用いる方法を含む。これは、前記好ましい
抗微生物化合物(医薬)をヘルペスシンプレックスウイ
ルスまたは他の感染性微生物病の感染領域上に局所的に
適用し、抗微生物化合物を感染領域上に1〜30時間、好
ましくは少なくとも10時間維持することにより達成され
る。抗微生物化合物(医薬)は、前述した方法により適
用することができ、最も好ましくは感染領域を被覆す
る。望ましくは、感染領域を濯ぎ(洗い)および乾燥し
て感染領域上のいかなる石鹸または残留物も除去してか
ら、抗微生物化合物(医薬)を適用する。好ましくは、
ヘルペスウイルスの小胞発生を19〜24時間で消散し、ヘ
ルペス病巣を、前記最も好ましい医薬を感染上に19〜24
時間維持することにより治癒する。
【0051】本発明の医学的治療法および医薬の多くの
利点は以下のものを含む: 1.ヘルペスシンプレックスウイルス感染および他の微
生物感染の痛みを止める優れた効果 2.ヘルペスシンプレックスウイルス感染および他の微
生物感染の発生の迅速な消散における顕著な作用 3.新生児および動物の生命を救う可能能 4.新生児盲目の危険性の低減 5.ヘルペスおよび他の微生物病による世界的経済損失
の低減 6.ヘルペス患者の重い情緒的および精神的苦悩の解消 7.材料(成分)の容易入手 8.経済的 9.安全 10.使用容易 11.信頼できる 12.有効的
【0052】本発明の態様および実施例を記載したが、
当業者は、部分、成分、プロセス工程、方法および治療
法の種々の修正および置き換え、ならびに並び換えを、
本発明の新規思想および範囲から離れることなく行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塩化ベンズアルコニウムの化学式を示す図であ
る。
【図2】エキナコシドの化学式を示す図である。
【図3】シコル酸(cichoric acid)の化学式を示す図
である。
【図4】エキナセインの化学式を示す図である。
【図5】エキノロンの化学式を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月25日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/12 A61K 31/12 31/14 31/14 31/16 31/16 31/22 31/22 31/70 606 31/70 606 45/00 45/00

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病気の治療において用いるための医学的
    組成物であって:微生物感染による微生物性疾患を抑制
    するための微生物抑制剤;前記微生物抑制剤は、エキナ
    セア・パープレア(Echinacea purpurea)、エキナセア
    ・アングスチフォリア(Echinacea angustifolia)、エ
    キナセア・パリダエ(Echinacea pallidae)、エキナ
    セア・ベジタリス(Echinacea vegetalis)、エキナセ
    ア・アトリバクチルス(Echinacea atribactilus)、
    ピンピネラ・アニスム(pimpinella anisum)、ミロキ
    シロン(myroxylon)、アルクトスタフィロス(arctost
    aphylos)、カルム(carum)、カプシクム(capsicu
    m)、ユーゲニア・ミタセア(eugenia mytacea)、コ
    リアンドラム(coriandrum)、イヌラ(inula)、アリ
    ウム(allium)、ゲンチアナ(gentiana)、ユニペルス
    (juniperus)、カレンドゥラ(calendula)、オリガナ
    ム(origanum)、メンサ・ラビエート(mentha labiat
    e)、コンミフォラ(commiphora)、プランタゴ(plant
    ago)、ロスマリヌス(rosmarinus)、ルタ(ruta)、
    ラプチサ(laptisa)、アルテミサ(artemisa)、サゲ
    (sage)、メンサ(mentha)、パルテニウム(partheni
    um)、インテグリフォリウム(integrifolium)、ユー
    カリプタス(eucalyptus)、アステリアセア(asteriac
    ea)およびそれらの培養物からなる群より選ばれる植物
    の少なくとも一部分からの抗微生物単離物を含む医学的
    組成物。
  2. 【請求項2】 前記微生物抑制剤がウイルス抑制剤及び
    細菌抑制剤からなる群より選ばれ;前記微生物性疾患が
    ウイルス性疾患及び細菌性疾患からなる群より選ばれ;
    前記ウイルス性疾患は、ヘルペスシンプレックスウイル
    ス、ヘルペスシンプレックスウイルス2、水痘・帯状ヘ
    ルペスウイルス(ヘルペス帯状疱疹)、サイトメガロウ
    イルス、ヒト免疫不全ウイルス、エプシュタイン・バー
    ル(epstein barr)、パピローマウイルス、ウイルス性
    インフルエンザ、ウイルス性パラインフルエンザ、アデ
    ノウイルス、ウイルス性脳炎、ウイルス性髄膜炎、アル
    ボウイルス、アレナウイルス、ピコルナウイルス、コロ
    ナウイルスおよびシンシャルウイルス(synstialviru
    s)からなる群より選ばれ;前記細菌性疾患が、小胞
    炎、スタフィロコッカス、ストレプトコッカス、マイコ
    バクテリウム、バクテリア性脳炎、バクテリア性髄膜炎
    および嫌気性バチルスからなる群より選ばれ;および、
    前記微生物抑制剤が、生で未処理のエキナセア、アラビ
    ノース、ベタイン・セルロース、銅、フルクトース、脂
    肪酸、ガラクトース、グルコース、鉄、カリウム、タン
    パク、樹脂、スクロース、硫黄、ビタミンa、ビタミン
    c、ビタミンeおよびキシロースの非存在下において前
    記医学的組成物中に存在する、請求項1に記載の医学的
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記抗微生物単離物が、エキナセン(ec
    hinasen);エキナセン(echinacen)B;エキナセイン
    (echinaceine);エキナコシド(echinacoside);カ
    フェイン酸エステル;エキノロン(echinolone);酵
    素;グルクロン酸;イヌリン(inulini);イヌロイド
    (inuloid);ペンタデカジエン(pentadecadiene);
    ポリアセリレン化合物;多糖(polysaccharides);ア
    ラビノガラクタン;ラムノース;タンニン(tannin
    s);PS I(4−O−メチルグルコロノアラビノキシラ
    ン、M 35 kd)およびPS II(酸ラムノアラビノガ
    ラクタン、M 450 kd)、シナリン(cynarin);
    1,5−ジ−O−カフェオイルキニン酸(1,5-di-o-caf
    feoyquinic acid);酸;2,3−O−ジ−カフェオイ
    ル酒石酸;ボルネオール(borneol);酢酸ボルニル(b
    ornyl acetate);ペンタデカ−8(Z)−エン−ゾ
    ン;ゲルマクレン(germacrene)D;カリオフィレン
    (caryophyllene);カリオフィレンエポキシド;アン
    トシアニン;ピロリジジンアルカロイド(pyrrolizidin
    e alkaloid);親油性アミド;イソブチルアミド;ポリ
    アセチレン;アントシアニン;3−O−β−D−グルコ
    ピラノシド;3−O−(6−O−マロニル−β−D−グ
    ルコピラノシド);トゥシラギン(tussilagine);イ
    ソトゥシラギン(isotussilagine);異性体ドデカイソ
    ブチルアミド;テトラエン酸(tetraenoic acid);カ
    ロピレン(caropylenes);およびこれらの組み合わせ
    からなる群より選ばれる、請求項1に記載の医学的組成
    物。
  4. 【請求項4】 ヘルペスウイルスまたは他の感染病の治
    療に用いるための医学的組成物であって;エキナセア・
    パープレア、エキナセア・アングスチフォリア、エキナ
    セア・パリダエ、エキナセア・ベジタリス、エキナセア
    ・アトリバクチルス、およびそれらの培養物からなる群
    より選ばれる植物の少なくとも一部分を含んでなる抗微
    生物化合物;および界面活性剤を含む医学的組成物。
  5. 【請求項5】 前記抗微生物化合物が、微生物抑制剤、
    ウイルス抑制剤、細菌抑制剤、抗微生物単離物、植物抽
    出物、および植物化学薬剤(phytochemicals)からなる
    群より選ばれ、;および前記植物が、エキナセア・パー
    プレア、エキナセア・アングスチフォリアおよびエキナ
    セア・パリダエからなる群より選ばれる、請求項4に記
    載の医学的組成物。
  6. 【請求項6】 前記植物が、エキナセア・パープレアお
    よびエキナセア・アングストフォリウムからなる群より
    選ばれ、;および前記抗抗微生物化合物が、エキナセン
    (echinasen);エキナセン(echinacen)B;エキナセ
    イン(echinaceine);エキナコシド(echinacosid
    e);カフェイン酸エステル;エキノロン(echinolon
    e);酵素;グルクロン酸;イヌリン(inulini);イヌ
    ロイド(inuloid);ペンタデカジエン(pentadecadien
    e);ポリアセリレン化合物;多糖(polysaccharide
    s);アラビノガラクタン;ラムノース;タンニン(tan
    nins);PS I(4−O−メチルグルコロノアラビノキシ
    ラン、M 35 kd)およびPS II(酸ラムノアラビノ
    ガラクタン、M 450 kd)、シナリン(cynarin);
    1,5−ジ−O−カフェオイルキニン酸(1,5-di-o-caf
    feoyquinic acid);酸;2,3−O−ジ−カフェオイ
    ル酒石酸;ボルネオール(borneol);酢酸ボルニル(b
    ornyl acetate);ペンタデカ−8(Z)−エン−ゾ
    ン;ゲルマクレン(germacrene)D;カリオフィレン
    (caryophyllene);カリオフィレンエポキシド;アン
    トシアニン;ピロリジジンアルカロイド(pyrrolizidin
    e alkaloid);親油性アミド;イソブチルアミド;ポリ
    アセチレン;アントシアニン;3−O−B−D−グルコ
    ピラノシド;3−O−(6−O−マロニル−B−D−グ
    ルコピラノシド);トゥシラギン(tussilagine);イ
    ソトゥシラギン(isotussilagine);異性体ドデカイソ
    ブチルアミド;テトラエン酸(tetraenoic acid);お
    よびカロフィレン(carophylenes)からなる請求項4に
    記載の医学的組成物。
  7. 【請求項7】 さらに希釈剤を含む請求項4に記載の医
    学的組成物。
  8. 【請求項8】 前記界面活性剤がカチオン性界面活性剤
    を含み;および前記希釈剤が滅菌水性希釈剤を含む請求
    項7に記載の医学的組成物。
  9. 【請求項9】 前記界面活性剤が、カチオン性界面活性
    剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオ
    ン性界面活性剤、4級アンモニウム塩界面活性剤、カチ
    オン性洗剤、およびグリコール酸界面活性剤からなる群
    より選ばれる請求項4に記載の医学的組成物。
  10. 【請求項10】 前記界面活性剤が、塩化アルキルジメ
    チルベンジルアンモニウム、ハロゲン化ベンズアルコニ
    ウム、臭化ベンズアルコニウム、塩化ベンズアトニウ
    ム、塩化アルキルベンジルジメチルアンモニウム、塩化
    アルキルジメチル/エチルベンジルアンモニウム、塩化
    n−アルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジイ
    ソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルア
    ンモニウム、塩化n−ジメチルベンジルアンモニウム、
    塩化オクチルデシルジメチルアンモニウム、塩化ジデシ
    ルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアン
    モニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化
    オクチルデシルジメチルアンモニウム、塩化ラウリルジ
    メチルベンジルアンモニウム、o−ベンジル−p−クロ
    ロフェノール、塩化ジデリルジメチルアンモニウム、塩
    化ドクチルジメチルアンモニウム、塩化アルキルジメチ
    ルベンジルアンモニウムおよび塩化アルキルベンジルジ
    メチルアンモニウムからなる群より選ばれる4級アンモ
    ニウム塩界面活性剤を含む請求項4に記載の医学的組成
    物。
  11. 【請求項11】 さらに:水性キャリア、水、グリセリ
    ン、鉱物油、シリカ、タルク、天然樹脂、合成樹脂、除
    虫菊、タール(tale)、チオシアネート、フタレート、
    綿実油、ヤシ油、松油、植物油、種油、ナッツ油、魚
    油、動物油、アルコール、コーンミール、蜂蝋、カルナ
    ウバワックス、ベータカロテン、ガーリック油、樟脳
    油、可溶性ビタミン、可溶性鉱物、西洋アブラナ種油、
    オリーブ油、リポソーム、アスコルビン酸、メマツヨイ
    草油、ピクノゲノール、ぶどう種油、ラノリン、エトシ
    ン、コラーゲン、ハーブ、アロエ・ベラ、蜂花粉、ロー
    ヤルゼリー、コンドロイチン硫酸、海草、脂肪酸、レシ
    チン、ビオフラビノイド、穀類油、粉末、藻類、茶、
    酢、アシドフィルス、細胞塩、腺、アミノ酸、車前子、
    植物誘導物、果実誘導物、及び滅菌キャリアからなる群
    より選ばれるキャリアを含む請求項4に記載の医学的組
    成物。
  12. 【請求項12】 ヘルペスウイルスまたは他の感染病の
    治療において用いるための医学的組成物であって、重量
    基準で:約2%〜約90%の、エキナセアパープレアおよ
    びアキナセアングスチフォリアの植物化学薬剤濃厚物;
    この植物化学薬剤濃厚物は;エキナセン;エキナセンB;
    エキナセイン;エキナコシド;カフェイン酸エステル;
    エキノロン;酵素;グルコロン酸;イヌリン;イヌロイ
    ド;ペンタデカジエン;ポリアセリレン化合物;ポリサ
    ッカリド;アラビノガラクタン;ラムノース;タンニ
    ン;PS I(4−O−メチルグルコロノアラビノキシラ
    ン、M 35 kD)およびPS II(酸ラムノアラビノガ
    ラクタン、M 450 kD);シナリン;1,5−ジ−
    O−カフェオイルキニン酸;酸;2,3−O−ジ−カフ
    ェオイル酒石酸;ボルネオール、酢酸ボルニル;ペンタ
    デカ−8(Z)−エン−ゾン;ゲルマクレンD;カリオ
    フィレン;カリオフィレンエポキシド;アントシアニ
    ン,ピロリジジンアルカロイド,親油性アミド;イソブ
    チルアミド;ポリアセチレン;アントシアニン;3−O
    −β−D−グルコピラノシド;3−O−(6−O−マロ
    ニル−β−D−グルコピラノシド);トゥシラギン;イ
    ソトゥシラギン;異性体ドデカイソブチルアミド;テト
    ラエン酸;カロフィレン;およびそれらの混合物からな
    る群より選択される抗微生物単離物を含む;約0.005%
    〜約0.8%の4級アンモニウム塩界面活性剤;これは、塩
    化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、ハロゲン化
    ベンズアルコニウム、臭化ベンズアルコニウム、塩化ベ
    ンズアルコニウム、塩化アルキルベンジルジメチルアン
    モニウム、塩化アルキルジメチルエチルベンジルアンモ
    ニウム、塩化n−アルキルジメチルベンジルアンモニウ
    ム、塩化ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチ
    ルベンジルアンモニウム、塩化n−ジメチルベンジルア
    ンモニウム、塩化オクチルデシルジメチルアンモニウ
    ム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチ
    ルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアン
    モニウム、塩化オクチルデシルジメチルアンモニウム、
    塩化ラウリルジメチルベンジルアンモニウム、o−ベン
    ジル−p−クロロフェノール、塩化ジデリルジメチルア
    ンモニウム、塩化ドクチルジメチルアンモニウム、塩化
    アルキルジメチルベンジルアンモニウムおよび塩化アル
    キルベンジルジメチルアンモニウムからなる群より選択
    される要素を含む;を含み;および前記植物光薬剤濃厚
    物の希釈剤およびキャリアを提供する滅菌水;前記滅菌
    水の前記植物化学薬剤濃厚物および前記アンモニウム塩
    界面活性剤に対する全体割合が約2:1〜約100:1
    である;を含む医学的組成物。
  13. 【請求項13】 前記全体割合が約4:1〜約40:1
    である請求項12に記載の医学的組成物。
  14. 【請求項14】 前記全体割合が約6:1〜約20:1
    である請求項12に記載の医学的組成物。
  15. 【請求項15】 前記アンモニウム塩界面活性剤が塩化
    ベンズアルコニウムを含み、前記滅菌水の前記塩化ベン
    ズアルコニウムに対する界面活性剤比率が約3000
    0:1〜約250:1である請求項12に記載の医学的
    組成物。
  16. 【請求項16】 前記界面活性剤比率が約5000:1
    〜約750:1である請求項15に記載の医学的組成
    物。
  17. 【請求項17】 少なくとも15%の植物化学薬剤濃厚
    物を含む請求項15に記載の医学的組成物。
  18. 【請求項18】 重量基準で;約40%〜約60%の前
    記植物化学薬剤濃厚物;約0.02%〜約0.30%
    の、塩化ベンズアルコニウムを含むアンモニウム塩界面
    活性剤;および約20%〜約60%の滅菌水を含む請求
    項12に記載の医学的組成物。
  19. 【請求項19】 前記植物化学薬剤濃厚物の前記抗微生
    物単離物が、医学的組成物の合計重量に対して重量基準
    で約0.3〜約9%のエキナコシド;約0.1〜約7%
    のPS I(4−O−メチルグルコロノアラビノキシラン、
    35 kD)およびPS II(酸ラムノアラビノガラクタ
    ン、M 450 kD);約0.1〜約10%のシナリン
    (1,5−ジ−O−カフェオイルキニン酸)および酸
    (2,3−O−ジ−カフェオイル酒石酸)および誘導
    体;約0.2〜約4%のエキノロン;約0.2〜約8%
    のエキナシンB;約0.1〜約6%のエキナセイン;約
    2〜約7%の、シアニジン3−O−β−D−グルコピラ
    ノシドおよび3−O−(6−O−マロニル−β−D−グ
    ルコピラノシド)を含むアントシアニン;約0.01〜
    約0.06%の、トゥシラギンおよびイソトゥシラギン
    を含むピロリジジンアルカロイド;約0.003〜約
    0.009%の異性体ドデカイソブチルアミドおよびテ
    トロエン酸;および約0.01〜約2%のカリオフィレ
    ンを含む請求項18に記載の医学的組成物。
  20. 【請求項20】 病気の治療において用いるための方法
    であって、:微生物抑制剤を微生物感染領域に適用する
    ことにより微生物感染が微生物性疾患になるのを抑制す
    るステップ;および前記感染領域の周囲において感染の
    外的症状および身体的兆候が実質的に消滅するまで前記
    抑制剤を前記感染領域に維持するステップ;を含み、 前記微生物抑制剤が、エキナセア・パープレア、エキナ
    セア・アングスチフォリア、エキナセア・パリダエ、エ
    キナセア・ベジタリス、エキナセア・アトリバクチル
    ス、ピンピネラ・アニスム、ミロキシロン、アルクトス
    タフィロス、カルム、カプシクム、ユーゲニア・ミタセ
    ア、コリアンドラム、イヌラ、アリウム、ゲンチアナ、
    ユニペルス、カレンドゥラ、オリガナム、メンサ・ラビ
    エート、コンミフォラ、プランタゴ、ロスマリヌス、ル
    タ、ラプチサ、アルテミサ、サゲ、メンサ、パルテニウ
    ム、インテグリフォリウム、ユーカリプタス、アステリ
    アセアおよびそれらの培養物からなる群より選ばれる植
    物の少なくとも一部分からの抗微生物単離物を含み;前
    記微生物抑制剤がウイルス抑制剤および細菌抑制剤から
    なる群より選ばれ;前記微生物性疾患がウイルス性疾患
    及び細菌性疾患からなる群より選ばれ;前記ウイルス性
    疾患がヘルペスシンプレックスウイルス、ヘルペスシン
    プレックスウイルス2、水痘・帯状ヘルペスウイルス
    (ヘルペス帯状疱疹)、サイトメガロウイルス、ヒト免
    疫不全ウイルス、エプシュタイン・バール(epstein ba
    rr)、パピローマウイルス、ウイルス性インフルエン
    ザ、ウイルス性パラインフルエンザ、アデノウイルス、
    ウイルス性脳炎、ウイルス性髄膜炎、アルボウイルス、
    アレナウイルス、ピコルナウイルス、コロナウイルスお
    よびシンシャルウイルス(synstialvirus)からなる群
    より選ばれ;前記細菌性疾患が、小胞炎、スタフィロコ
    ッカス、ストレプトコッカス、マイコバクテリウム、バ
    クテリア性脳炎、バクテリア性髄膜炎および嫌気性バチ
    ルスからなる群より選ばれ;および、 前記微生物抑制剤が、生で未処理のエキナセア、アラビ
    ノース、ベタイン・セルロース、銅、フルクトース、脂
    肪酸、ガラクトース、グルコース、鉄、カリウム、タン
    パク、樹脂、スクロース、硫黄、ビタミンa、ビタミン
    c、ビタミンeおよびキシロースの非存在下において前
    記医学的組成物中に存在する、病気の治療において用い
    られる方法。
  21. 【請求項21】 前記微生物抑制剤が、イヌ、ネコ、ト
    リ、ウマ、ウシ、ヒツジ、ブタ、牧場動物、および齧歯
    類からなる群より選ばれる動物の外的部分に適用され;
    および前記微生物抑制剤が、前記動物の感染領域に前記
    微生物抑制剤を接触させることにより適用される、請求
    項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記微生物抑制剤が、前記感染の発生
    および発現の外的発現が消散するまでヒトの感染領域に
    適用および維持され;および前記抗微生物単離物が、エ
    キナセン(echinasen);エキナセン(echinacen)B;
    エキナセイン(echinaceine);エキナコシド(echinac
    oside);カフェイン酸エステル;エキノロン(echinol
    one);酵素;グルクロン酸;イヌリン(inulini);イ
    ヌロイド(inuloid);ペンタデカジエン(pentadecadi
    ene);ポリアセリレン化合物;多糖(polysaccharide
    s);アラビノガラクタン;ラムノース;タンニン(tan
    nins);PS I(4−O−メチルグルコロノアラビノキシ
    ラン、M 35 kd)およびPS II(酸ラムノアラビノ
    ガラクタン、M 450 kd)、シナリン(cynarin);
    1,5−ジ−O−カフェオイルキニン酸(1,5-di-o-caf
    feoyquinic acid);チコル酸(chicoric acid);2,
    3−O−ジ−カフェオイル酒石酸;ボルネオール(born
    eol);酢酸ボルニル(bornyl acetate);ペンタデカ
    −8(Z)−エン−ゾン;ゲルマクレン(germacrene)
    D;カリオフィレン(caryophyllene);カリオフィレ
    ンエポキシド;アントシアニン;ピロリジジンアルカロ
    イド(pyrrolizidine alkaloid);親油性アミド;イソ
    ブチルアミド;ポリアセチレン;アントシアニン;3−
    O−β−D−グルコピラノシド;3−O−(6−O−マ
    ロニル−β−D−グルコピラノシド);トゥシラギン
    (tussilagine);イソトゥシラギン(isotussilagin
    e);異性体ドデカイソブチルアミド;テトラエン酸(t
    etraenoic acid);カロピレン(caropylenes);およ
    びこれらの組み合わせからなる群より選ばれる、請求項
    20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記微生物抑制剤が適用される前に前
    記感染領域が洗浄および乾燥され;前記植物が、エキナ
    セア・パープレア(Echinacea purpurea)、エキナセア
    ・アングストフォリウム(Echinacea angustifolia)、
    エキナセア・パリダエ(Echinacea pallidae)、エキ
    ナセア・ベジタリス(Echinacea vegetalis)、エキナ
    セア・アトリバクチルス(Echinacea atribactilu
    s)、およびこれらの培養物からなる群より選ばれ;お
    よび前記微生物抑制剤が界面活性剤と同時に適用され
    る、前記請求項20に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記微生物抑制剤が界面活性剤および
    キャリアと同時に感染領域に適用され;前記界面活性剤
    が、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、ハロ
    ゲン化ベンズアルコニウム、臭化ベンズアルコニウム、
    塩化ベンズアトニウム、塩化アルキルベンジルジメチル
    アンモニウム、塩化アルキルジメチル/エチルベンジル
    アンモニウム、塩化n−アルキルジメチルベンジルアン
    モニウム、塩化ジイソブチルフェノキシエトキシエチル
    ジメチルベンジルアンモニウム、塩化n−ジメチルベン
    ジルアンモニウム、塩化オクチルデシルジメチルアンモ
    ニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ジオ
    クチルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチル
    アンモニウム、塩化オクチルデシルジメチルアンモニウ
    ム、塩化ラウリルジメチルベンジルアンモニウム、o−
    ベンジル−p−クロロフェノール、塩化ジデリルジメチ
    ルアンモニウム、塩化ドクチルジメチルアンモニウム、
    塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウムおよび塩化
    アルキルベンジルジメチルアンモニウムからなる群より
    選ばれる4級アンモニウム塩界面活性剤を含み;前記キ
    ャリアが、水性キャリア、水、グリセリン、鉱物油、シ
    リカ、タルク、天然樹脂、合成樹脂、除虫菊、タール
    (tale)、チオシアネート、フタレート、綿実油、ヤシ
    油、松油、植物油、種油、ナッツ油、魚油、動物油、ア
    ルコール、コーンミール、蜂蝋、カルナウバワックス、
    ベータカロテン、ガーリック油、樟脳油、可溶性ビタミ
    ン、可溶性鉱物、西洋アブラナ種油、オリーブ油、リポ
    ソーム、アスコルビン酸、メマツヨイ草油、ピクノゲノ
    ール、ぶどう種油、ラノリン、コラーゲン、ハーブ、ア
    ロエ・ベラ、蜂花粉、ローヤルゼリー、コンドロイチン
    硫酸、海草、脂肪酸、レシチン、ビオフラビノイド、穀
    類油、粉末、藻類、茶、酢、アシドフィルス、細胞塩、
    腺、アミノ酸、車前子、植物誘導物、果実誘導物、及び
    滅菌キャリアからなる群より選ばれるキャリアを含む、
    請求項20に記載の方法。
  25. 【請求項25】 ヘルペスウイルス又はその他の感染病
    の治療に用いられる方法であって:抗微生物化合物をヘ
    ルペスウイルスシンプレックスウイルス又は他の感染病
    の感染領域に適用することにより、約1時間〜約30時
    間以内に前記ヘルペスシンプレックスウイルス又は前記
    他の感染病の感染的発生の身体的症状を実質的に消散さ
    せるステップ;および前記抗微生物化合物を約1時間〜
    約30時間前記感染領域上に維持するステップ;を含
    み、 前記抗微生物化合物が重量基準で:約2%〜約90%の
    エキナセア・パープレアおよびエキナセア・アングスチ
    フォリアの植物化学薬剤濃厚物(phytochemical concen
    trate)、前記植物化学薬剤濃厚物が:エキナセン;エキ
    ナセンB;エキナセイン;エキナコシド;カフェイン酸
    エステル;エキノロン;酵素;グルコロン酸;イヌリ
    ン;イヌロイド;ペンタデカジエン;ポリアセリレン化
    合物;ポリサッカリド;アラビノガラクタン;ラムノー
    ス;タンニン;PS I(4−O−メチルグルコロノアラビ
    ノキシラン、M 35 kD);PS II(酸ラムノアラビ
    ノガラクタン、M 450 kD);シナリン;1,5−
    ジ−O−カフェオイルキニン酸;チコル酸;2,3−O
    −ジ−カフェオイル酒石酸;ボルネオール;酢酸ボルニ
    ル;ペンタデカ−8(Z)−エン−ゾン;ゲルマクレン
    D;カリオフィレン;カリオフィレンエポキシド;アン
    トシアニン;ピロリジジンアルカロイド;親油性アミ
    ド;イソブチルアミド;ポリアセチレン;アントシアニ
    ン;3−O−β−D−グルコピラノシド;3−O−(6
    −O−マロニル−β−D−グルコピラノシド);トゥシ
    ラギン;イソトゥシラギン;異性体ドデカイソブチルア
    ミド;テトラエン酸;カロフィレン;およびそれらの混
    合物からなる群より選ばれる抗微生物単離物からなる群
    より選ばれる抗微生物単離物を含む;塩化アルキルジメ
    チルベンジルアンモニウム、ハロゲン化ベンズアルコニ
    ウム、臭化ベンズアルコニウム、塩化ベンズアトニウ
    ム、塩化アルキルベンジルジメチルアンモニウム、塩化
    アルキルジメチル/エチルベンジルアンモニウム、塩化
    n−アルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジイ
    ソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルア
    ンモニウム、塩化n−ジメチルベンジルアンモニウム、
    塩化オクチルデシルジメチルアンモニウム、塩化ジデシ
    ルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアン
    モニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化
    オクチルデシルジメチルアンモニウム、塩化ラウリルジ
    メチルベンジルアンモニウム、o−ベンジル−p−クロ
    ロフェノール、塩化ジデリルジメチルアンモニウム、塩
    化ドクチルジメチルアンモニウム、塩化アルキルジメチ
    ルベンジルアンモニウムおよび塩化アルキルベンジルジ
    メチルアンモニウムからなる群より選ばれる、約0.0
    5%〜約0.8%の4級アンモニウム塩界面活性剤;お
    よび前記植物光薬剤濃厚物の希釈剤およびキャリアを提
    供する滅菌水;前記滅菌水の前記植物光薬剤濃厚物およ
    び前記アンモニウム塩界面活性剤に対する全体割合が約
    2:1〜約100:1である;を含む方法。
  26. 【請求項26】 感染領域の石鹸又は残存物を取り除く
    ために、前記微生物化合物が適用される前に前記感染領
    域が洗浄および乾燥され;および前記アンモニウム塩界
    面活性剤が塩化ベンズアルコニウムを含み、前記滅菌水
    の前記塩化ベンズアルコニウムに対する界面活性剤比率
    が約30000:1〜約250:1である請求項25に
    記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記適用が噴霧、軽くたたくこと、振
    りかけること、麺棒塗り、スポンジ塗り、ブラシ塗り、
    注入、分散、被覆および厚く塗ることからなる群より選
    ばれ;および前記感染領域が口腔粘膜、鼻腔粘膜、膣組
    織、ペニス組織、口唇組織、肛門組織、肛門周囲組織、
    唇、皮膚組織、皮下組織、眼組織、結膜および瞼からな
    る群より選ばれる、請求項25に記載の方法
  28. 【請求項28】 前記感染領域上に前記抗微生物化合物
    を約19時間〜約24時間維持することにより前記ヘル
    ペスシンプレックスウイルスの小胞発現が消散し;前記
    ヘルペスシンプレックスウイルスがヘルペスシンプレッ
    クスウイルス1又はヘルペスシンプレックスウイルス2
    を含み;および前記抗微生物化合物が重量基準で約40
    %〜約60%の前記植物化学薬剤濃厚物;塩化ベンズア
    ルコニウムを含んでなる約0.02%〜約0.30%の
    アンモニウム塩界面活性剤;および約20%〜約60%
    の滅菌水を含む請求項25に記載の方法。
  29. 【請求項29】 脱ウイルスの制御又は傷害の治療およ
    び前記ヘルペスシンプレックスウイルスの潜伏期間の延
    長を含み;そして前記植物化学薬剤濃厚物の前記抗微生
    物単離物が、医学的組成物の合計重量に対して重量基準
    で:約0.3〜約9%のエキナコシド;約0.1〜約7
    %のPS I(4−O−メチルグルコロノアラビノキシラ
    ン、M35 kD)およびPS II(酸ラムノアラビノガラ
    クタン、M 450 kD);約0.1〜約10%のシナ
    リン(1,5−ジ−O−カフェオイルキニン酸)および
    チオール酸(chioric acid)(2,3−O−ジ−カフェ
    オイル酒石酸)およびこれらの誘導体;約0.2〜約4
    %のエキノロン;約0.2〜約8%のエキナシンB;約
    0.1〜約6%のエキナセイン;約2〜約7%の、シア
    ニジン3−O−β−D−グルコピラノシドおよび3−O
    −(6−O−マロニル−β−D−グルコピラノシド)を
    含むアントシアニン;約0.01〜約0.06%の、ト
    ゥシラギンおよびイソトゥシラギンを含むピロリジジン
    アルカロイド;約0.003〜約0.009%の異性体
    ドデカイソブチルアミドおよびテトロエン酸;および約
    0.01〜約2%のカリオフィレンを含む請求項28に
    記載の方法。
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