JPH1132079A - 放送型データ提供システム、放送型データ提供装置、データ取得装置、及び記録媒体 - Google Patents
放送型データ提供システム、放送型データ提供装置、データ取得装置、及び記録媒体Info
- Publication number
- JPH1132079A JPH1132079A JP9186390A JP18639097A JPH1132079A JP H1132079 A JPH1132079 A JP H1132079A JP 9186390 A JP9186390 A JP 9186390A JP 18639097 A JP18639097 A JP 18639097A JP H1132079 A JPH1132079 A JP H1132079A
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- Bus Control (AREA)
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- Computer And Data Communications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 データ取得を効率的に行う放送型データ提供
システムを提供する。 【解決手段】 サーバ11に、提供先等の属性情報を含
む放送ヘッダを付加した放送データを複数のパケットに
分割するとともに、各パケットに分割元の放送データに
おける相対位置情報、例えばシーケンシャル番号を含む
パケットヘッダを付加してUDPによるパケット単位の
放送を行う機能を持たせ、サーバ11から放送形式でデ
ータを受信するクライアント14側には、複数のパケッ
トのうち、先頭パケットのパケットヘッダから、その放
送データがクライアント14にとって必要データか否か
を判定し、必要データでなければその時点でパケットを
廃棄するとともに、消滅パケットがある場合には、パケ
ットヘッダのシーケンシャル番号から該当するパケット
のみの再受信処理を行う機能を持たせる。
システムを提供する。 【解決手段】 サーバ11に、提供先等の属性情報を含
む放送ヘッダを付加した放送データを複数のパケットに
分割するとともに、各パケットに分割元の放送データに
おける相対位置情報、例えばシーケンシャル番号を含む
パケットヘッダを付加してUDPによるパケット単位の
放送を行う機能を持たせ、サーバ11から放送形式でデ
ータを受信するクライアント14側には、複数のパケッ
トのうち、先頭パケットのパケットヘッダから、その放
送データがクライアント14にとって必要データか否か
を判定し、必要データでなければその時点でパケットを
廃棄するとともに、消滅パケットがある場合には、パケ
ットヘッダのシーケンシャル番号から該当するパケット
のみの再受信処理を行う機能を持たせる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送型データ提供
装置から例えばネットワークに接続されたデータ提供装
置から予め定められた複数のデータ取得装置に放送形式
により提供対象データを伝送する放送型データ提供シス
テムに係り、特に、提供対象データをパケット形式で放
送する場合の効率的なデータ放送手法に関する。
装置から例えばネットワークに接続されたデータ提供装
置から予め定められた複数のデータ取得装置に放送形式
により提供対象データを伝送する放送型データ提供シス
テムに係り、特に、提供対象データをパケット形式で放
送する場合の効率的なデータ放送手法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、WWW(World Wide Web)データ
を複数のパケットに分割し、各パケットをサーバがクラ
イアントに向けて周期的に放送する放送型データ提供シ
ステムが知られている。図9は、従来の放送型データ提
供システムの概略構成図である。この放送型データ提供
システム9では、サーバ側に、WWWデータが格納され
たデータ格納部91と、提供対象となるWWWデータの
先頭部分に放送ヘッダを付加した放送データを複数のパ
ケットに分割して放送するパケット放送部92とが配備
される。放送に際してはインタネット等の公衆通信路に
より公知のプロトコルであるUDP(User Datagram Pr
otocol)が使用される。WWWデータは、複数のハイパ
ーテキストから構成されており、予め1つのデータとし
てまとめられたファイルとして存在する。放送ヘッダ
は、分割後の先頭パケットにのみ包含されるもので、そ
のWWWデータがクライアント側で受信された場合に、
必要データかどうかを判定するための情報やデータサイ
ズ等が記述される。図10は、放送ヘッダの構造例を示
す図であり、「URL(Uniform Resource Location)
記述領域」は、そのWWWデータの識別情報(データ
名)の記述領域、「データのサイズ」は、1つのWWW
データを構成しているハイパーテキストのサイズの記述
領域である。この「データのサイズ」は、クライアント
側でハイパーテキストを抽出する際に参照される。
を複数のパケットに分割し、各パケットをサーバがクラ
イアントに向けて周期的に放送する放送型データ提供シ
ステムが知られている。図9は、従来の放送型データ提
供システムの概略構成図である。この放送型データ提供
システム9では、サーバ側に、WWWデータが格納され
たデータ格納部91と、提供対象となるWWWデータの
先頭部分に放送ヘッダを付加した放送データを複数のパ
ケットに分割して放送するパケット放送部92とが配備
される。放送に際してはインタネット等の公衆通信路に
より公知のプロトコルであるUDP(User Datagram Pr
otocol)が使用される。WWWデータは、複数のハイパ
ーテキストから構成されており、予め1つのデータとし
てまとめられたファイルとして存在する。放送ヘッダ
は、分割後の先頭パケットにのみ包含されるもので、そ
のWWWデータがクライアント側で受信された場合に、
必要データかどうかを判定するための情報やデータサイ
ズ等が記述される。図10は、放送ヘッダの構造例を示
す図であり、「URL(Uniform Resource Location)
記述領域」は、そのWWWデータの識別情報(データ
名)の記述領域、「データのサイズ」は、1つのWWW
データを構成しているハイパーテキストのサイズの記述
領域である。この「データのサイズ」は、クライアント
側でハイパーテキストを抽出する際に参照される。
【0003】一方、クライアント側には、利用者から入
力されたハイパーテキストの取得要求を受け付ける文書
要求受付部93と、パケット組立部94と、テキスト抽
出部95と、各ハイパーテキストをWWW対応のブラウ
ザ等に表示出力させて利用者に提示する文書表示部96
とが配備される。
力されたハイパーテキストの取得要求を受け付ける文書
要求受付部93と、パケット組立部94と、テキスト抽
出部95と、各ハイパーテキストをWWW対応のブラウ
ザ等に表示出力させて利用者に提示する文書表示部96
とが配備される。
【0004】このクライアントにおける処理手順は図1
1に示すとおりであり、まず、公衆通信路から当該WW
Wデータについてのすべてのパケットを受信し、各パケ
ットをパケット組立部94で組み立てて分割前のWWW
データと放送ヘッダとを復元する(ステップS11
1)。その後、放送ヘッダからWWWデータのサイズの
記述情報を取得し、そのサイズと実際のWWWデータの
サイズとを比較する(ステップS112)。サイズが一
致しない場合は(ステップS112:No)ステップS
111に戻り、再度同じWWWデータについてのパケッ
トの受信とWWWデータの組立を行う。サイズが一致し
た場合は(ステップS112:Yes)、放送ヘッダの
「URL記述領域」の情報を取得し、文書要求受付部9
3で入力された「取得したいURL名(受信したいデー
タの名前)」とを比較する。URL名が一致しなかった
場合、つまりクライアントにとって不要データであった
場合は(ステップS113:No)、そのWWWデータ
についての全パケットを破棄してステップS111に戻
る。URL名が一致した場合、つまりクライアントにと
って必要データであった場合は(ステップS113、Y
es)、テキスト抽出部95でWWWデータからハイパ
ーテキストを抽出し、文書表示部96を通じて利用者に
提示する(ステップS114)。
1に示すとおりであり、まず、公衆通信路から当該WW
Wデータについてのすべてのパケットを受信し、各パケ
ットをパケット組立部94で組み立てて分割前のWWW
データと放送ヘッダとを復元する(ステップS11
1)。その後、放送ヘッダからWWWデータのサイズの
記述情報を取得し、そのサイズと実際のWWWデータの
サイズとを比較する(ステップS112)。サイズが一
致しない場合は(ステップS112:No)ステップS
111に戻り、再度同じWWWデータについてのパケッ
トの受信とWWWデータの組立を行う。サイズが一致し
た場合は(ステップS112:Yes)、放送ヘッダの
「URL記述領域」の情報を取得し、文書要求受付部9
3で入力された「取得したいURL名(受信したいデー
タの名前)」とを比較する。URL名が一致しなかった
場合、つまりクライアントにとって不要データであった
場合は(ステップS113:No)、そのWWWデータ
についての全パケットを破棄してステップS111に戻
る。URL名が一致した場合、つまりクライアントにと
って必要データであった場合は(ステップS113、Y
es)、テキスト抽出部95でWWWデータからハイパ
ーテキストを抽出し、文書表示部96を通じて利用者に
提示する(ステップS114)。
【0005】クライアントによる上記図11の処理を可
能にするため、サーバは、図12に示される手順でパケ
ットの放送を行う。すなわち、WWWデータを内部また
は外部の記憶領域から読み込み、読み込んだWWWデー
タに放送ヘッダを付与する(ステップS121)。放送
ヘッダの付与後は、当該WWWデータを複数のパケット
に分割する(ステップS122)。この場合のパケット
のサイズは、通常、1500バイト以下の任意のサイズ
である。サイズの制約は前述のUDPに基づいて決定さ
れる。その後、分割したパケットをUDPを使用して放
送する(ステップS123)。放送終了後はステップS
121に戻り、次のWWWデータについて同様の手順で
パケットの放送を行う。
能にするため、サーバは、図12に示される手順でパケ
ットの放送を行う。すなわち、WWWデータを内部また
は外部の記憶領域から読み込み、読み込んだWWWデー
タに放送ヘッダを付与する(ステップS121)。放送
ヘッダの付与後は、当該WWWデータを複数のパケット
に分割する(ステップS122)。この場合のパケット
のサイズは、通常、1500バイト以下の任意のサイズ
である。サイズの制約は前述のUDPに基づいて決定さ
れる。その後、分割したパケットをUDPを使用して放
送する(ステップS123)。放送終了後はステップS
121に戻り、次のWWWデータについて同様の手順で
パケットの放送を行う。
【0006】ところで、公衆通信路の一例となるインタ
ネットでは、データ通信プロトコルとして、TCP/I
PやUDP/IP等が用いられる。またFTP(File T
ransfer Protocol)やHTTP(HyperText Transmissi
on Protocol)等、インタネットを利用するアプリケー
ションの多くがこれらのプロトコルに基づいている。図
13に、DARPA(Defense Advanced Research Proj
ect Agency)で定義されているこれらのプロトコル体系
の階層を示す。上記放送型情報提供システム9における
サーバからのデータ放送では、UDP/IPのプロトコ
ルが用いられる。UDPは、上述のWWWデータのよう
な提供対象データ、ないしそれを分割して得たパケット
の到達を保証しないコネクションレス型の通信プロトコ
ルであり、データやパケットの順序制御、誤り再送等の
信頼性を保証しない代わりに、処理の負荷が軽いという
特長がある。また、IPには放送用IPアドレスが具備
されているため、UDPでこの放送用IPアドレスに向
けてデータ等を送信した場合に、当該アドレスに到達し
たデータ等を受信するように予め設定されたすべてのク
ライアントは、当該データ等の受信が可能となる。この
放送用IPアドレスは、IPの32ビットアドレス中で
ホスト・アドレス部分の全ビットを‘1’にしたもので
ある。
ネットでは、データ通信プロトコルとして、TCP/I
PやUDP/IP等が用いられる。またFTP(File T
ransfer Protocol)やHTTP(HyperText Transmissi
on Protocol)等、インタネットを利用するアプリケー
ションの多くがこれらのプロトコルに基づいている。図
13に、DARPA(Defense Advanced Research Proj
ect Agency)で定義されているこれらのプロトコル体系
の階層を示す。上記放送型情報提供システム9における
サーバからのデータ放送では、UDP/IPのプロトコ
ルが用いられる。UDPは、上述のWWWデータのよう
な提供対象データ、ないしそれを分割して得たパケット
の到達を保証しないコネクションレス型の通信プロトコ
ルであり、データやパケットの順序制御、誤り再送等の
信頼性を保証しない代わりに、処理の負荷が軽いという
特長がある。また、IPには放送用IPアドレスが具備
されているため、UDPでこの放送用IPアドレスに向
けてデータ等を送信した場合に、当該アドレスに到達し
たデータ等を受信するように予め設定されたすべてのク
ライアントは、当該データ等の受信が可能となる。この
放送用IPアドレスは、IPの32ビットアドレス中で
ホスト・アドレス部分の全ビットを‘1’にしたもので
ある。
【0007】図14にクラスBの放送用IPアドレスの
例を示す。この例では、サーバを示す16ビット目から
31ビット目までが‘1’に設定されており、ネットワ
ークアドレスの部分には、放送先を示すアドレスが設定
されている。また、UDPでは、放送の単位であるパケ
ット毎にヘッダが付与され、前述のように、一回で放送
可能なデータの最大サイズが決まっている。従って、そ
の最大サイズ以上の提供対象データは、複数パケットに
分割されて送信される。逆に、最大サイズに満たない提
供対象データは、単一パケットで対応可能となる。UD
Pに付与されるヘッダの内容例を図15に示す。この例
では、ヘッダに4種類の情報があり、ヘッダのサイズは
8バイトである。
例を示す。この例では、サーバを示す16ビット目から
31ビット目までが‘1’に設定されており、ネットワ
ークアドレスの部分には、放送先を示すアドレスが設定
されている。また、UDPでは、放送の単位であるパケ
ット毎にヘッダが付与され、前述のように、一回で放送
可能なデータの最大サイズが決まっている。従って、そ
の最大サイズ以上の提供対象データは、複数パケットに
分割されて送信される。逆に、最大サイズに満たない提
供対象データは、単一パケットで対応可能となる。UD
Pに付与されるヘッダの内容例を図15に示す。この例
では、ヘッダに4種類の情報があり、ヘッダのサイズは
8バイトである。
【0008】パケット放送部92において、UDPの最
大サイズ以上のWWWデータを放送する場合の複数パケ
ットへの分割は、以下のようにして行われる。ここで
は、10キロバイトのサイズのWWWデータを1500
バイトのパケットに分割するケースを考える。このケー
スでは、分割数を定める式(10×1024÷1500
=6余り1240)からWWWデータを7個のパケット
に分割することになる。但し、このケースでは最初の6
個のパケットが1500バイトであり、最後のパケット
だけは1240バイトのサイズとなる。図16は、上記
ケースにおけるサーバ側のデータ分割及びクライアント
側のデータ組立の例を示す。
大サイズ以上のWWWデータを放送する場合の複数パケ
ットへの分割は、以下のようにして行われる。ここで
は、10キロバイトのサイズのWWWデータを1500
バイトのパケットに分割するケースを考える。このケー
スでは、分割数を定める式(10×1024÷1500
=6余り1240)からWWWデータを7個のパケット
に分割することになる。但し、このケースでは最初の6
個のパケットが1500バイトであり、最後のパケット
だけは1240バイトのサイズとなる。図16は、上記
ケースにおけるサーバ側のデータ分割及びクライアント
側のデータ組立の例を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の放送型デー
タ提供システム9では、データ放送に際して以下のよう
な問題があった。 (1)クライアント側のパケット取得部94では、分割
された全パケットを受信した後に、当該パケットから組
み立てられるWWWデータが「必要データ」か否かを判
断しているため、判断の処理時間を短縮させることがで
きない。 (2)UDPでは、放送するデータは1つのパケット内
に収まるサイズであることが前提となっており、当該デ
ータを複数パケットに分割して送信し、受信先でそれら
複数パケットを組み立ててデータ復元する処理を考慮し
ていない。そのため、UDPヘッダには、パケットがど
のデータから分割されたのかを識別する情報を有してい
ない。 (3)データを複数パケットに分割して放送する過程で
複数パケットの一部が消滅した場合や、パケットの順序
が入れ替わって受信された場合には、クライアント側で
当該データの最初のパケットからすべて取得し直す必要
がある。例えば、上記ケースにおいて、7個のパケット
のうち、4番目のパケットの受信に失敗した場合は、次
の放送周期で同じデータの先頭パケットから順に再取得
する。そのため、パケットを組み立ててデータを復元す
るまでに多大な時間がかかる。 (4)サーバ側は、放送するデータに、当該データを一
意に識別するデータ名としてURL名等の情報を放送ヘ
ッダに付与しているが、当該放送ヘッダ情報のみでは、
例えば、特定地域内でのみ有効なものとして放送する、
或いは、放送を受信する利用者を指定しての放送等、対
象となるデータ受信先の属性を考慮した放送は不可能で
ある。
タ提供システム9では、データ放送に際して以下のよう
な問題があった。 (1)クライアント側のパケット取得部94では、分割
された全パケットを受信した後に、当該パケットから組
み立てられるWWWデータが「必要データ」か否かを判
断しているため、判断の処理時間を短縮させることがで
きない。 (2)UDPでは、放送するデータは1つのパケット内
に収まるサイズであることが前提となっており、当該デ
ータを複数パケットに分割して送信し、受信先でそれら
複数パケットを組み立ててデータ復元する処理を考慮し
ていない。そのため、UDPヘッダには、パケットがど
のデータから分割されたのかを識別する情報を有してい
ない。 (3)データを複数パケットに分割して放送する過程で
複数パケットの一部が消滅した場合や、パケットの順序
が入れ替わって受信された場合には、クライアント側で
当該データの最初のパケットからすべて取得し直す必要
がある。例えば、上記ケースにおいて、7個のパケット
のうち、4番目のパケットの受信に失敗した場合は、次
の放送周期で同じデータの先頭パケットから順に再取得
する。そのため、パケットを組み立ててデータを復元す
るまでに多大な時間がかかる。 (4)サーバ側は、放送するデータに、当該データを一
意に識別するデータ名としてURL名等の情報を放送ヘ
ッダに付与しているが、当該放送ヘッダ情報のみでは、
例えば、特定地域内でのみ有効なものとして放送する、
或いは、放送を受信する利用者を指定しての放送等、対
象となるデータ受信先の属性を考慮した放送は不可能で
ある。
【0010】このような問題は、インタネット等のネッ
トワーク以外の通信路を介してデータ放送を行う同種の
システムにも同様に生じる。そこで本発明の課題は、デ
ータ取得側ですべてのパケットを受信せずともそのパケ
ットの元となる提供対象データの内容を適切に判断で
き、また、パケットの一部が消滅した場合にすべてのパ
ケットの再取得をせずとも、元の提供対象データを復元
することができる、改良された放送型データ提供システ
ムを提供することにある。本発明の他の課題は、上記放
送型データ提供システムを構築する上で好適となる放送
型データ提供装置、データ取得装置、及びこれらの装置
を汎用のコンピュータ装置で実現することができる記録
媒体を提供することにある。
トワーク以外の通信路を介してデータ放送を行う同種の
システムにも同様に生じる。そこで本発明の課題は、デ
ータ取得側ですべてのパケットを受信せずともそのパケ
ットの元となる提供対象データの内容を適切に判断で
き、また、パケットの一部が消滅した場合にすべてのパ
ケットの再取得をせずとも、元の提供対象データを復元
することができる、改良された放送型データ提供システ
ムを提供することにある。本発明の他の課題は、上記放
送型データ提供システムを構築する上で好適となる放送
型データ提供装置、データ取得装置、及びこれらの装置
を汎用のコンピュータ装置で実現することができる記録
媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の放送型データ提供システムは、提供対象データの先
頭部分に当該提供対象データの識別情報と属性情報とを
含む放送ヘッダを付加して放送データを生成する手段、
前記放送データを複数のパケットに分割するとともに、
分割された個々のパケットに、分割元の放送データの識
別情報とその放送データにおける当該パケットの相対位
置情報とを含むパケットヘッダを付加して複数の放送パ
ケットを生成する手段、及び前記複数の放送パケットを
周期的に通信路に放送する手段を具備したデータ提供装
置と、前記通信路から受信した放送パケットのパケット
ヘッダを解析して前記放送データの先頭パケットを特定
する手段、及び特定した先頭パケットが包含する前記放
送ヘッダを解析して提供対象データ及びその属性情報の
内容を特定する手段を具備したデータ取得装置と、を有
することを特徴とする。
明の放送型データ提供システムは、提供対象データの先
頭部分に当該提供対象データの識別情報と属性情報とを
含む放送ヘッダを付加して放送データを生成する手段、
前記放送データを複数のパケットに分割するとともに、
分割された個々のパケットに、分割元の放送データの識
別情報とその放送データにおける当該パケットの相対位
置情報とを含むパケットヘッダを付加して複数の放送パ
ケットを生成する手段、及び前記複数の放送パケットを
周期的に通信路に放送する手段を具備したデータ提供装
置と、前記通信路から受信した放送パケットのパケット
ヘッダを解析して前記放送データの先頭パケットを特定
する手段、及び特定した先頭パケットが包含する前記放
送ヘッダを解析して提供対象データ及びその属性情報の
内容を特定する手段を具備したデータ取得装置と、を有
することを特徴とする。
【0012】上記放送型データ提供システムにおいて、
前記データ取得装置は、例えば、各放送パケットのパケ
ットヘッダに含まれる相対位置情報に基づいて消滅パケ
ットの有無を判定し、消滅パケットがあるときは当該放
送データについて次周期以降に放送された複数の放送パ
ケットから前記消滅パケットのみを再取得するように構
成される。あるいは、さらに、前記パケットヘッダを除
去した複数の放送パケットを前記相対位置情報に従って
組み立てて前記放送データを復元するように構成され
る。
前記データ取得装置は、例えば、各放送パケットのパケ
ットヘッダに含まれる相対位置情報に基づいて消滅パケ
ットの有無を判定し、消滅パケットがあるときは当該放
送データについて次周期以降に放送された複数の放送パ
ケットから前記消滅パケットのみを再取得するように構
成される。あるいは、さらに、前記パケットヘッダを除
去した複数の放送パケットを前記相対位置情報に従って
組み立てて前記放送データを復元するように構成され
る。
【0013】前記提供対象データの属性情報は、当該提
供対象データの提供先、バージョン、利用対象、有効期
間の少なくともいずれかに関する属性を含む情報であ
り、データ提供装置が、この属性情報に基づいて提供対
象データの放送先を決定したり、データ取得装置が、属
性情報から必要データか不要データかを判定するような
使用形態を可能にしている。
供対象データの提供先、バージョン、利用対象、有効期
間の少なくともいずれかに関する属性を含む情報であ
り、データ提供装置が、この属性情報に基づいて提供対
象データの放送先を決定したり、データ取得装置が、属
性情報から必要データか不要データかを判定するような
使用形態を可能にしている。
【0014】上記他の課題を解決する本発明の放送型デ
ータ提供装置は、提供対象データを複数のデータ取得装
置に対して放送方式で提供する装置であって、前記提供
対象データの先頭部分に、当該提供対象データの識別情
報とその提供先、バージョン、利用対象、有効期間、の
いずれかを含む属性情報とを含んでなる放送ヘッダを付
加して放送データを生成する手段と、前記放送データを
複数のパケットに分割するとともに、分割された個々の
パケットに分割元の放送データの識別情報と当該放送デ
ータにおける当該パケットの相対位置情報とを含んでな
るパケットヘッダを付加して複数の放送パケットを生成
する手段と、生成した複数の放送パケットを前記属性情
報に基づいて周期的に放送する手段と、を備えるもので
ある。また、上記他の課題を解決する本発明のデータ取
得装置は、上記本発明の放送型データ提供装置から放送
された放送パケットを受信する手段と、前記受信した放
送パケットのパケットヘッダを解析して当該放送データ
の先頭パケットを特定する手段と、特定した先頭パケッ
トが包含する前記放送ヘッダを解析して提供対象データ
及びその属性情報の内容を特定する手段とを備え、特定
した属性情報の内容が自装置におけるデータ取得要求と
適合するかどうかを判定し、適合する場合のみデータ取
得を行うように構成されるものである。
ータ提供装置は、提供対象データを複数のデータ取得装
置に対して放送方式で提供する装置であって、前記提供
対象データの先頭部分に、当該提供対象データの識別情
報とその提供先、バージョン、利用対象、有効期間、の
いずれかを含む属性情報とを含んでなる放送ヘッダを付
加して放送データを生成する手段と、前記放送データを
複数のパケットに分割するとともに、分割された個々の
パケットに分割元の放送データの識別情報と当該放送デ
ータにおける当該パケットの相対位置情報とを含んでな
るパケットヘッダを付加して複数の放送パケットを生成
する手段と、生成した複数の放送パケットを前記属性情
報に基づいて周期的に放送する手段と、を備えるもので
ある。また、上記他の課題を解決する本発明のデータ取
得装置は、上記本発明の放送型データ提供装置から放送
された放送パケットを受信する手段と、前記受信した放
送パケットのパケットヘッダを解析して当該放送データ
の先頭パケットを特定する手段と、特定した先頭パケッ
トが包含する前記放送ヘッダを解析して提供対象データ
及びその属性情報の内容を特定する手段とを備え、特定
した属性情報の内容が自装置におけるデータ取得要求と
適合するかどうかを判定し、適合する場合のみデータ取
得を行うように構成されるものである。
【0015】なお、このデータ取得装置は、さらに、受
信した複数の放送パケットについて、各パケットヘッダ
に含まれる相対位置情報に基づいて先頭パケットから最
終パケットまでを並び替えるとともに、それぞれパケッ
トヘッダを除いた各放送パケットを併合して、前記放送
データを復元する手段をさらに備えて構成される。さら
に、上記他の課題を解決するため、本発明は、コンピュ
ータ装置を上記放送型データ提供装置として機能させる
ための第1記録媒体と、上記データ取得装置として機能
させるための第2記録媒体とを提供する。
信した複数の放送パケットについて、各パケットヘッダ
に含まれる相対位置情報に基づいて先頭パケットから最
終パケットまでを並び替えるとともに、それぞれパケッ
トヘッダを除いた各放送パケットを併合して、前記放送
データを復元する手段をさらに備えて構成される。さら
に、上記他の課題を解決するため、本発明は、コンピュ
ータ装置を上記放送型データ提供装置として機能させる
ための第1記録媒体と、上記データ取得装置として機能
させるための第2記録媒体とを提供する。
【0016】第1記録媒体は、コンピュータ装置が読み
取り可能な形態で実体化されたプログラムを記録した記
録媒体であって、前記プログラムが、前記コンピュータ
装置に下記の処理を実行させるものである。 (1−1)複数のデータ取得装置への提供対象データの
先頭部分に、当該提供対象データの識別情報とその提供
先、バージョン、利用対象、有効期間、のいずれかを含
む属性情報とを含んでなる放送ヘッダを付加して放送デ
ータを生成する処理、(1−2)前記放送データを複数
のパケットに分割するとともに、分割された個々のパケ
ットに分割元の放送データの識別情報と当該放送データ
における当該パケットの相対位置情報とを含んでなるパ
ケットヘッダを付加して複数の放送パケットを生成する
処理、(1−3)生成した複数の放送パケットを前記属
性情報に基づいて周期的に放送する処理。
取り可能な形態で実体化されたプログラムを記録した記
録媒体であって、前記プログラムが、前記コンピュータ
装置に下記の処理を実行させるものである。 (1−1)複数のデータ取得装置への提供対象データの
先頭部分に、当該提供対象データの識別情報とその提供
先、バージョン、利用対象、有効期間、のいずれかを含
む属性情報とを含んでなる放送ヘッダを付加して放送デ
ータを生成する処理、(1−2)前記放送データを複数
のパケットに分割するとともに、分割された個々のパケ
ットに分割元の放送データの識別情報と当該放送データ
における当該パケットの相対位置情報とを含んでなるパ
ケットヘッダを付加して複数の放送パケットを生成する
処理、(1−3)生成した複数の放送パケットを前記属
性情報に基づいて周期的に放送する処理。
【0017】また、第2記録媒体は、コンピュータ装置
が読み取り可能な形態で実体化されたプログラムを記録
した記録媒体であって、前記プログラムが、前記コンピ
ュータ装置に下記の処理を実行させるものである。 (2−1)上記本発明の放送型データ提供装置から放送
された放送パケットを受信する処理、(2−2)前記受
信した放送パケットのパケットヘッダを解析して当該放
送データの先頭パケットを特定する処理、(2−3)特
定した先頭パケットが包含する前記放送ヘッダを解析し
て提供対象データ及びその属性情報の内容を特定する処
理、(2−4)特定した属性情報の内容が自装置におけ
るデータ取得要求と適合するかどうかを判定し、適合す
る場合のみデータ取得を行う処理、(2−5)前記受信
した複数の放送パケットについて、各パケットヘッダに
含まれる相対位置情報に基づいて先頭パケットから最終
パケットまでを並び替えるとともに、それぞれパケット
ヘッダを除いた各放送パケットを併合して、前記放送デ
ータを復元する処理。
が読み取り可能な形態で実体化されたプログラムを記録
した記録媒体であって、前記プログラムが、前記コンピ
ュータ装置に下記の処理を実行させるものである。 (2−1)上記本発明の放送型データ提供装置から放送
された放送パケットを受信する処理、(2−2)前記受
信した放送パケットのパケットヘッダを解析して当該放
送データの先頭パケットを特定する処理、(2−3)特
定した先頭パケットが包含する前記放送ヘッダを解析し
て提供対象データ及びその属性情報の内容を特定する処
理、(2−4)特定した属性情報の内容が自装置におけ
るデータ取得要求と適合するかどうかを判定し、適合す
る場合のみデータ取得を行う処理、(2−5)前記受信
した複数の放送パケットについて、各パケットヘッダに
含まれる相対位置情報に基づいて先頭パケットから最終
パケットまでを並び替えるとともに、それぞれパケット
ヘッダを除いた各放送パケットを併合して、前記放送デ
ータを復元する処理。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態を示す放送型データ提供システムの機能ブロック図で
あり、従来型システムについて説明した図9に対応させ
てある。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態を示す放送型データ提供システムの機能ブロック図で
あり、従来型システムについて説明した図9に対応させ
てある。
【0019】本実施形態の放送型情報提供システム1
は、本発明の放送型データ提供装置であるサーバ11
と、それぞれ本発明のデータ取得装置である複数のクラ
イアント14とをそれぞれ同一構成の通信部131,1
32を介して接続して構成される。サーバ11には、デ
ータ放送部12と通信部131とが配備され、一方、ク
ライアント14には通信部132とデータ受信部15と
が配備される。サーバ11のデータ放送部12は、放送
データ生成部121、パケット分割部123、及び属性
データ付与部123を含んで構成される。
は、本発明の放送型データ提供装置であるサーバ11
と、それぞれ本発明のデータ取得装置である複数のクラ
イアント14とをそれぞれ同一構成の通信部131,1
32を介して接続して構成される。サーバ11には、デ
ータ放送部12と通信部131とが配備され、一方、ク
ライアント14には通信部132とデータ受信部15と
が配備される。サーバ11のデータ放送部12は、放送
データ生成部121、パケット分割部123、及び属性
データ付与部123を含んで構成される。
【0020】放送データ生成部121は、まとめられて
ファイル化されている放送対象となる複数のハイパーテ
キスト(以下、テキスト)に、URL名等の当該テキス
トの識別子と、当該テキストがどの範疇に属するかを表
す属性情報とを含む放送ヘッダを付加して放送データを
生成する。図2は、生成された放送データ及び放送ヘッ
ダの構造例を示す図である。但し、図2におけるデータ
サイズは例示であり、必ずしも図示の例に限定されな
い。
ファイル化されている放送対象となる複数のハイパーテ
キスト(以下、テキスト)に、URL名等の当該テキス
トの識別子と、当該テキストがどの範疇に属するかを表
す属性情報とを含む放送ヘッダを付加して放送データを
生成する。図2は、生成された放送データ及び放送ヘッ
ダの構造例を示す図である。但し、図2におけるデータ
サイズは例示であり、必ずしも図示の例に限定されな
い。
【0021】また、本実施形態では、属性情報として、
図3において「属性」に分類される情報を用いる。すな
わち、放送データが提供される場所に関する短縮記号、
テキストのバージョンないし時刻を表す情報、放送デー
タを受信すべき利用対象を表す識別記号(日本人/外国
人等)、提供された放送データがシステム上有効な期間
等を、URL名と共に放送ヘッダに含ませる。これらの
属性情報も、その放送データがクライアントにとって必
要なデータかどうかがわかる情報であればよいので、図
示の例に限定されるものではない。
図3において「属性」に分類される情報を用いる。すな
わち、放送データが提供される場所に関する短縮記号、
テキストのバージョンないし時刻を表す情報、放送デー
タを受信すべき利用対象を表す識別記号(日本人/外国
人等)、提供された放送データがシステム上有効な期間
等を、URL名と共に放送ヘッダに含ませる。これらの
属性情報も、その放送データがクライアントにとって必
要なデータかどうかがわかる情報であればよいので、図
示の例に限定されるものではない。
【0022】パケット分割部122は、従来型システム
のものと同一機能のものであり、放送データ生成部12
1で生成された放送データを放送に最適なデータサイズ
の複数のパケット(以下、放送パケット)に分割するも
のである。
のものと同一機能のものであり、放送データ生成部12
1で生成された放送データを放送に最適なデータサイズ
の複数のパケット(以下、放送パケット)に分割するも
のである。
【0023】属性情報付与部123は、放送パケットが
どの放送データから分割されたものかを示す識別情報
(識別子)、放送データにおける当該放送パケットの相
対位置情報、すなわちその放送パケットが先頭の放送パ
ケットから何番目であるかを示すシーケンシャル番号、
当該放送パケットのデータサイズ、当該放送パケットが
該当放送データの最終放送パケットであるかどうかを示
すフラグ、等の情報から構成されるパケットヘッダを各
放送パケットにそれぞれ付与する。そして、パケットヘ
ッダの付与後、各放送パケットを通信部13に入力す
る。放送パケットの構造例を図4、パケットヘッダの内
容例を図5に示す。
どの放送データから分割されたものかを示す識別情報
(識別子)、放送データにおける当該放送パケットの相
対位置情報、すなわちその放送パケットが先頭の放送パ
ケットから何番目であるかを示すシーケンシャル番号、
当該放送パケットのデータサイズ、当該放送パケットが
該当放送データの最終放送パケットであるかどうかを示
すフラグ、等の情報から構成されるパケットヘッダを各
放送パケットにそれぞれ付与する。そして、パケットヘ
ッダの付与後、各放送パケットを通信部13に入力す
る。放送パケットの構造例を図4、パケットヘッダの内
容例を図5に示す。
【0024】通信部131,132は、それぞれUDP
を用いたデータの送受信処理を行う。サーバ11側の通
信部131では、個々の放送パケットにUDP用のパケ
ットヘッダを付加してクライアント14側に周期的に放
送する。一方、クライアント14側の通信部132は、
このUDP用のパケットヘッダを除去して後段に放送パ
ケットを渡す。図6は、UDPヘッダが付与された放送
パケットの構造例を示す図である。
を用いたデータの送受信処理を行う。サーバ11側の通
信部131では、個々の放送パケットにUDP用のパケ
ットヘッダを付加してクライアント14側に周期的に放
送する。一方、クライアント14側の通信部132は、
このUDP用のパケットヘッダを除去して後段に放送パ
ケットを渡す。図6は、UDPヘッダが付与された放送
パケットの構造例を示す図である。
【0025】一方、クライアント14のデータ受信部1
5は、受信データ管理部151、判定部152、データ
組立部153、文書表示部154を含んで構成される。
受信データ管理部151は、通信部132から複数の放
送パケットを取得したときに、各放送パケットのパケッ
トヘッダを解析して当該放送データの先頭パケットを特
定する機能と、特定した先頭パケットが包含する放送ヘ
ッダを抽出する機能を有する。これらの機能自体は公知
のものを利用することができる。
5は、受信データ管理部151、判定部152、データ
組立部153、文書表示部154を含んで構成される。
受信データ管理部151は、通信部132から複数の放
送パケットを取得したときに、各放送パケットのパケッ
トヘッダを解析して当該放送データの先頭パケットを特
定する機能と、特定した先頭パケットが包含する放送ヘ
ッダを抽出する機能を有する。これらの機能自体は公知
のものを利用することができる。
【0026】判定部152は、利用者から入力された受
信したいデータ名と、受信データ管理部151が抽出し
た放送ヘッダ内の属性情報(URL)との比較を行い、
双方が一致する場合には「必要データ」、一致しない場
合には「不要データ」と判定し、その結果を受信データ
管理部151に返す。
信したいデータ名と、受信データ管理部151が抽出し
た放送ヘッダ内の属性情報(URL)との比較を行い、
双方が一致する場合には「必要データ」、一致しない場
合には「不要データ」と判定し、その結果を受信データ
管理部151に返す。
【0027】受信データ管理部151は、判定部152
から返送された結果が「必要データ」の場合は、以降受
信される同一放送データについての放送パケットからパ
ケットデータを削除して図示しないメモリ領域に一時的
に蓄積するとともに、各パケットヘッダについては図示
しないテーブルに登録する。また、「不要データ」の場
合は当該放送パケットを蓄積せずに破棄する。また、
「必要データ」である場合、パケットヘッダのシーケン
シャル番号をもとに受信に失敗した放送パケットがある
かどうかを判定し、ある場合は、当該放送パケットを放
送によって再度受信するまで、メモリ領域に蓄積されて
いる同一放送データの放送パケットを保持する。
から返送された結果が「必要データ」の場合は、以降受
信される同一放送データについての放送パケットからパ
ケットデータを削除して図示しないメモリ領域に一時的
に蓄積するとともに、各パケットヘッダについては図示
しないテーブルに登録する。また、「不要データ」の場
合は当該放送パケットを蓄積せずに破棄する。また、
「必要データ」である場合、パケットヘッダのシーケン
シャル番号をもとに受信に失敗した放送パケットがある
かどうかを判定し、ある場合は、当該放送パケットを放
送によって再度受信するまで、メモリ領域に蓄積されて
いる同一放送データの放送パケットを保持する。
【0028】データ組立部153は、放送データが「必
要データ」の場合に、上記テーブルからパケットヘッダ
のシーケンシャル番号及びヘッダを参照して、パケット
ヘッダが削除された放送パケットを並び替えて併合し、
分割前の放送データを復元する。また、復元した放送デ
ータから放送ヘッダを削除してもとの提供対象データ
(WWWデータ)を復元し、これを文書表示部154に
渡す。文書表示部154は、従来型システム9の場合と
同様、ハイパーテキストを抽出して利用者に提示する。
要データ」の場合に、上記テーブルからパケットヘッダ
のシーケンシャル番号及びヘッダを参照して、パケット
ヘッダが削除された放送パケットを並び替えて併合し、
分割前の放送データを復元する。また、復元した放送デ
ータから放送ヘッダを削除してもとの提供対象データ
(WWWデータ)を復元し、これを文書表示部154に
渡す。文書表示部154は、従来型システム9の場合と
同様、ハイパーテキストを抽出して利用者に提示する。
【0029】なお、上記サーバ11におけるデータ放送
部12の各機能ブロック121〜123と通信部13
1、及びクライアント14におけるデータ受信部15の
各機能ブロック151〜154と通信部132は、それ
ぞれ、少なくともデータを一時的に保存するメモリ領域
を備えた汎用のコンピュータ装置が所定のプログラムを
読み込んで実行することにより形成される。このプログ
ラムは、通常、当該コンピュータ装置に内蔵される記憶
手段に格納されて使用されるが、コンピュータ装置とは
分離した形態で取り引きされる記録媒体、例えばCD−
ROM等に格納され、使用時に上記記憶手段にインスト
ールされるものであってもよい。
部12の各機能ブロック121〜123と通信部13
1、及びクライアント14におけるデータ受信部15の
各機能ブロック151〜154と通信部132は、それ
ぞれ、少なくともデータを一時的に保存するメモリ領域
を備えた汎用のコンピュータ装置が所定のプログラムを
読み込んで実行することにより形成される。このプログ
ラムは、通常、当該コンピュータ装置に内蔵される記憶
手段に格納されて使用されるが、コンピュータ装置とは
分離した形態で取り引きされる記録媒体、例えばCD−
ROM等に格納され、使用時に上記記憶手段にインスト
ールされるものであってもよい。
【0030】次に、本実施形態の放送型情報提供システ
ム1の動作を説明する。まず、サーバ11における処理
手順を図7を参照して説明する。サーバ11では、ま
ず、放送データ生成部121において放送ヘッダにUR
Lと属性情報とを記入する(ステップS701)。UR
Lは放送データの元になる提供対象データ、すなわちH
TMLファイルに記録された複数のハイパーテキストの
識別子であり、属性情報は、図3に示した各種属性情報
である。その後、放送ヘッダと上記提供対象データとを
1つのファイルにまとめて放送データを生成する(ステ
ップS702)。次に、パケット分割部122におい
て、当該放送データを放送に最適なデータサイズの複数
のパケットに分割する(ステップS703)。この例で
は、1400バイト毎のデータサイズで分割を行う。属
性情報付与部123は、分割されたパケットのヘッダ
(図4のパケットヘッダ)毎に上記ファイルの識別子を
記入する(ステップS704)。この識別子は、例え
ば、予め放送データとファイルの識別子の関係を設定し
た関係テーブル等を用いることが好ましい。属性情報付
与部123では、さらに、各パケットのそれぞれのパケ
ットヘッダにシーケンシャル番号を付与する(ステップ
S705)。具体的には、先頭パケットに‘1’、2番
目のパケットに‘2’と順に番号付けを行い、最後のパ
ケットには該当番号を付与するとともに、最終パケット
であることを示すパケットヘッダ中のフラグをオンにす
る。ステップS701〜S705で処理された各パケッ
トは、放送パケットのセットとして図示しないメモリ領
域に保存される。通信部131は、UDPを用いて、メ
モリ領域に保存された各放送パケットを所定の周期でク
ライアント14側に放送する(ステップS706)。
ム1の動作を説明する。まず、サーバ11における処理
手順を図7を参照して説明する。サーバ11では、ま
ず、放送データ生成部121において放送ヘッダにUR
Lと属性情報とを記入する(ステップS701)。UR
Lは放送データの元になる提供対象データ、すなわちH
TMLファイルに記録された複数のハイパーテキストの
識別子であり、属性情報は、図3に示した各種属性情報
である。その後、放送ヘッダと上記提供対象データとを
1つのファイルにまとめて放送データを生成する(ステ
ップS702)。次に、パケット分割部122におい
て、当該放送データを放送に最適なデータサイズの複数
のパケットに分割する(ステップS703)。この例で
は、1400バイト毎のデータサイズで分割を行う。属
性情報付与部123は、分割されたパケットのヘッダ
(図4のパケットヘッダ)毎に上記ファイルの識別子を
記入する(ステップS704)。この識別子は、例え
ば、予め放送データとファイルの識別子の関係を設定し
た関係テーブル等を用いることが好ましい。属性情報付
与部123では、さらに、各パケットのそれぞれのパケ
ットヘッダにシーケンシャル番号を付与する(ステップ
S705)。具体的には、先頭パケットに‘1’、2番
目のパケットに‘2’と順に番号付けを行い、最後のパ
ケットには該当番号を付与するとともに、最終パケット
であることを示すパケットヘッダ中のフラグをオンにす
る。ステップS701〜S705で処理された各パケッ
トは、放送パケットのセットとして図示しないメモリ領
域に保存される。通信部131は、UDPを用いて、メ
モリ領域に保存された各放送パケットを所定の周期でク
ライアント14側に放送する(ステップS706)。
【0031】次に、クライアント14における処理手順
を図8を参照して説明する。クライアント14側では、
通信部132で放送パケットを受信して(ステップS8
01)、これを図示しないメモリ領域に順次蓄積する。
判定部152は、放送パケットのパケットヘッダに付与
されたシーケンシャル番号が‘1’か否かで先頭パケッ
トかどうかの判定を行い、その結果を受信データ管理部
151に送る。先頭パケットであった場合(ステップS
802:Yes)、受信データ管理部151は、当該放
送パケットの放送ヘッダを取り出し(ステップS80
3)、その放送データが「必要データ」(利用者が取得
したいデータ)かどうかを判定する(ステップS80
4)。「必要データ」かどうかは、前述のように、UR
L名等の識別子と利用者から入力されたデータ取得要求
に係るデータ名とが一致するかどうか、URLを用いな
い場合は、放送ヘッダ中の属性情報とデータ取得要求の
属性情報、例えば提供先、バージョン、利用対象、有効
期間等が一致するかどうかで判定する。なお、データ取
得要求に関する属性情報は、例えば、利用者から随時与
えられる、或いはクライアント14側の起動時等に予め
設定しておけば良い。判定部152による判定結果が
「必要データ」でなかった場合(ステップS804:N
o)、受信データ管理部151は、メモリ領域に保存さ
れている放送パケットを直ちに削除するか、あるいはパ
ケットヘッダの識別子に、不要データを意味する‘N
o’の情報を代入してステップS801に戻り(ステッ
プS805)、次の放送パケットの受信を行う。一方、
判定部152による判定結果が「必要データ」であった
場合は(ステップS804:Yes)、放送パケットの
パケットヘッダをメモリ領域に格納し、識別子と当該シ
ーケンシャル番号とを登録してリスト化する(ステップ
S806)。
を図8を参照して説明する。クライアント14側では、
通信部132で放送パケットを受信して(ステップS8
01)、これを図示しないメモリ領域に順次蓄積する。
判定部152は、放送パケットのパケットヘッダに付与
されたシーケンシャル番号が‘1’か否かで先頭パケッ
トかどうかの判定を行い、その結果を受信データ管理部
151に送る。先頭パケットであった場合(ステップS
802:Yes)、受信データ管理部151は、当該放
送パケットの放送ヘッダを取り出し(ステップS80
3)、その放送データが「必要データ」(利用者が取得
したいデータ)かどうかを判定する(ステップS80
4)。「必要データ」かどうかは、前述のように、UR
L名等の識別子と利用者から入力されたデータ取得要求
に係るデータ名とが一致するかどうか、URLを用いな
い場合は、放送ヘッダ中の属性情報とデータ取得要求の
属性情報、例えば提供先、バージョン、利用対象、有効
期間等が一致するかどうかで判定する。なお、データ取
得要求に関する属性情報は、例えば、利用者から随時与
えられる、或いはクライアント14側の起動時等に予め
設定しておけば良い。判定部152による判定結果が
「必要データ」でなかった場合(ステップS804:N
o)、受信データ管理部151は、メモリ領域に保存さ
れている放送パケットを直ちに削除するか、あるいはパ
ケットヘッダの識別子に、不要データを意味する‘N
o’の情報を代入してステップS801に戻り(ステッ
プS805)、次の放送パケットの受信を行う。一方、
判定部152による判定結果が「必要データ」であった
場合は(ステップS804:Yes)、放送パケットの
パケットヘッダをメモリ領域に格納し、識別子と当該シ
ーケンシャル番号とを登録してリスト化する(ステップ
S806)。
【0032】判定部152は、また、個々のパケットヘ
ッダを取り出し(ステップS807)、メモリ領域に登
録されている放送データの識別子と、受信した放送パケ
ットの識別子とを比較する(ステップS808)。不一
致の場合は(ステップS808:No)、他の放送デー
タについての放送パケットであることを意味するのでス
テップS801に戻り、次の放送パケットの受信処理を
行う。一方、識別子が一致した場合は(ステップS80
8:Yes)、当該放送パケットが既に取り込まれてい
るかどうかを判定する(ステップS809)。放送パケ
ットが存在する場合は(ステップS809:Yes)、
ステップS801に戻り、次の放送パケットの受信処理
を行う。一方、放送パケットが存在しない場合(ステッ
プS809:No)、その放送データについて消滅した
放送パケットであることを意味するので、受信データ管
理部151は、当該放送パケットを図示しないバッファ
領域保存するとともに、取得済み放送パケットについて
の上記リストを更新する(ステップS810)。判定部
152は、さらにパケットヘッダ中のフラグの有無から
当該放送パケットが該当する放送データの最終パケット
であるか否かを判定する(ステップS811)。最終パ
ケットでない場合は(ステップS811:No)、ステ
ップS801に戻り、次の放送パケットの受信処理を行
う。最終パケットであった場合は(ステップS811:
Yes)、メモリ領域の放送パケット群をシーケンシャ
ル番号順に並び替えて分割前の放送データを復元する
(ステップS812)。
ッダを取り出し(ステップS807)、メモリ領域に登
録されている放送データの識別子と、受信した放送パケ
ットの識別子とを比較する(ステップS808)。不一
致の場合は(ステップS808:No)、他の放送デー
タについての放送パケットであることを意味するのでス
テップS801に戻り、次の放送パケットの受信処理を
行う。一方、識別子が一致した場合は(ステップS80
8:Yes)、当該放送パケットが既に取り込まれてい
るかどうかを判定する(ステップS809)。放送パケ
ットが存在する場合は(ステップS809:Yes)、
ステップS801に戻り、次の放送パケットの受信処理
を行う。一方、放送パケットが存在しない場合(ステッ
プS809:No)、その放送データについて消滅した
放送パケットであることを意味するので、受信データ管
理部151は、当該放送パケットを図示しないバッファ
領域保存するとともに、取得済み放送パケットについて
の上記リストを更新する(ステップS810)。判定部
152は、さらにパケットヘッダ中のフラグの有無から
当該放送パケットが該当する放送データの最終パケット
であるか否かを判定する(ステップS811)。最終パ
ケットでない場合は(ステップS811:No)、ステ
ップS801に戻り、次の放送パケットの受信処理を行
う。最終パケットであった場合は(ステップS811:
Yes)、メモリ領域の放送パケット群をシーケンシャ
ル番号順に並び替えて分割前の放送データを復元する
(ステップS812)。
【0033】なお、上記説明は、同一内容の放送データ
が所定の周期で繰り返し放送される場合の例であるが、
放送データが動的に部分的に変更されて放送される場合
にも本発明は対応が可能である。すなわち、判定部15
2において、放送ヘッダ中のバージョンの属性を参照
し、旧バージョンの放送パケットがメモリ領域に存在す
る場合は、旧バージョンの放送パケットを更新する。
が所定の周期で繰り返し放送される場合の例であるが、
放送データが動的に部分的に変更されて放送される場合
にも本発明は対応が可能である。すなわち、判定部15
2において、放送ヘッダ中のバージョンの属性を参照
し、旧バージョンの放送パケットがメモリ領域に存在す
る場合は、旧バージョンの放送パケットを更新する。
【0034】同様に、放送パケットの受信中にその放送
データの有効期間を超過してしまった場合や、クライア
ント側の移動に伴い放送データが無効になった場合も、
放送ヘッダ中の期間属性、または利用対象の属性等を参
照して判定し、それに伴い、バッファ領域内で不要とな
った放送パケットを廃棄して、新たに放送パケットの再
受信を行うことで対処が可能となる。
データの有効期間を超過してしまった場合や、クライア
ント側の移動に伴い放送データが無効になった場合も、
放送ヘッダ中の期間属性、または利用対象の属性等を参
照して判定し、それに伴い、バッファ領域内で不要とな
った放送パケットを廃棄して、新たに放送パケットの再
受信を行うことで対処が可能となる。
【0035】このように、本実施形態の放送型情報提供
システム1では、クライアント11側で、先頭パケット
の内容のみから放送データが「必要データ」か否かを判
定できるため、不必要な放送パケットを取得する処理が
省け、受信処理の負担の軽減と判定に要する処理時間の
短縮が可能となる。
システム1では、クライアント11側で、先頭パケット
の内容のみから放送データが「必要データ」か否かを判
定できるため、不必要な放送パケットを取得する処理が
省け、受信処理の負担の軽減と判定に要する処理時間の
短縮が可能となる。
【0036】また、各放送パケットのパケットヘッダに
は、その放送パケットの相対位置情報が付与されている
ので、クライアント14側で複数の放送パケットを組み
立てて放送データを復元する処理の簡略化が図れる。ま
た、放送パケットが消滅した場合や放送パケットの順序
が入れ替わった場合であっても、相対位置情報から該当
する放送パケットを特定して周期的に放送される放送パ
ケットから該当する放送パケットのみを再受信して放送
データを復元することが可能となる。
は、その放送パケットの相対位置情報が付与されている
ので、クライアント14側で複数の放送パケットを組み
立てて放送データを復元する処理の簡略化が図れる。ま
た、放送パケットが消滅した場合や放送パケットの順序
が入れ替わった場合であっても、相対位置情報から該当
する放送パケットを特定して周期的に放送される放送パ
ケットから該当する放送パケットのみを再受信して放送
データを復元することが可能となる。
【0037】さらに、放送ヘッダにはそのデータについ
ての、提供先、バージョン、提供対象、有効期間等に関
する属性情報が付与されているので、サーバ11側で
は、これらの属性情報に基づいて、当該放送データの受
信地域や受信対象を特定した放送が可能となる。
ての、提供先、バージョン、提供対象、有効期間等に関
する属性情報が付与されているので、サーバ11側で
は、これらの属性情報に基づいて、当該放送データの受
信地域や受信対象を特定した放送が可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の放送型データ提供システムによれば、データ取得側で
すべてのパケットを受信せずともそのパケットの元とな
る提供対象データの内容を適切に判断でき、また、パケ
ットの一部が消滅した場合に、すべてのパケットの再取
得をせずとも、元の提供対象データを復元することがで
きる、という特有の効果がある。
の放送型データ提供システムによれば、データ取得側で
すべてのパケットを受信せずともそのパケットの元とな
る提供対象データの内容を適切に判断でき、また、パケ
ットの一部が消滅した場合に、すべてのパケットの再取
得をせずとも、元の提供対象データを復元することがで
きる、という特有の効果がある。
【0039】また、本発明の放送型データ提供装置、デ
ータ取得装置、及び記録媒体によれば、上記放送型デー
タ提供システムを容易に構築することが可能となる。
ータ取得装置、及び記録媒体によれば、上記放送型デー
タ提供システムを容易に構築することが可能となる。
【図1】本発明の一実施形態を示す放送型データ提供シ
ステムの構成図。
ステムの構成図。
【図2】本実施形態における放送データの構造例を示す
説明図。
説明図。
【図3】本実施形態における放送ヘッダの情報例を示す
説明図。
説明図。
【図4】本実施形態におけるパケットヘッダの構造説明
図。
図。
【図5】本実施形態におけるパケットヘッダの情報例を
示す説明図。
示す説明図。
【図6】本実施形態におけるUDPパケット構造説明
図。
図。
【図7】本実施形態のサーバにおける処理手順説明図。
【図8】本実施形態のクライアントにおける処理手順説
明図。
明図。
【図9】従来の放送型データ提供システムの概略構成
図。
図。
【図10】従来の放送データのヘッダの構造例を示す説
明図。
明図。
【図11】従来のパケット取得処理の手順説明図。
【図12】従来のパケット放送処理の手順説明図。
【図13】DARPAのプロトコル階層を示す説明図。
【図14】クラスBのIPアドレスの例を示す説明図。
【図15】UDPのヘッダの構造例を示す説明図。
【図16】従来のサーバ側におけるデータ分割と、クラ
イアント側におけるデータ組立の様子を示す説明図。
イアント側におけるデータ組立の様子を示す説明図。
1 放送型データ提供システム 11 サーバ(放送型データ提供装置) 12 データ放送部 121 放送データ生成部 122 パケット分割部 123 属性情報付与部 131,132 通信部 14 クライアント(データ取得装置) 15 データ受信部 151 受信データ管理部 152 判定部 153 データ組立部 154 文書表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081
Claims (9)
- 【請求項1】 提供対象データの先頭部分に当該提供対
象データの識別情報と属性情報とを含む放送ヘッダを付
加して放送データを生成する手段、前記放送データを複
数のパケットに分割するとともに、分割された個々のパ
ケットに、分割元の放送データの識別情報とその放送デ
ータにおける当該パケットの相対位置情報とを含むパケ
ットヘッダを付加して複数の放送パケットを生成する手
段、及び前記複数の放送パケットを周期的に通信路に放
送する手段を具備した放送型データ提供装置と、 前記通信路から受信した放送パケットのパケットヘッダ
を解析して前記放送データの先頭パケットを特定する手
段、及び特定した先頭パケットが包含する前記放送ヘッ
ダを解析して提供対象データ及びその属性情報の内容を
特定する手段を具備したデータ取得装置と、を有する放
送型データ提供システム。 - 【請求項2】 前記データ取得装置は、各放送パケット
のパケットヘッダに含まれる相対位置情報に基づいて消
滅パケットの有無を判定し、消滅パケットがあるときは
当該放送データについて次周期以降に放送された複数の
放送パケットから前記消滅パケットのみを再取得するよ
うに構成されることを特徴とする請求項1記載の放送型
データ提供システム。 - 【請求項3】 前記データ取得装置は、前記パケットヘ
ッダを除去した複数の放送パケットを前記相対位置情報
に従って組み立てて前記放送データを復元するように構
成されることを特徴とする請求項1または2記載の放送
型データ提供システム。 - 【請求項4】 前記提供対象データの属性情報は、当該
提供対象データの提供先、バージョン、利用対象、有効
期間の少なくともいずれかに関する属性を含む情報であ
ることを特徴とする請求項1、2、または3記載の放送
型データ提供システム。 - 【請求項5】 提供対象データを予め定められた複数の
データ取得装置に対して放送方式で提供する装置であっ
て、 前記提供対象データの先頭部分に、当該提供対象データ
の識別情報とその提供先、バージョン、利用対象、有効
期間、のいずれかを含む属性情報とを含んでなる放送ヘ
ッダを付加して放送データを生成する手段と、 前記放送データを複数のパケットに分割するとともに、
分割された個々のパケットに分割元の放送データの識別
情報と当該放送データにおける当該パケットの相対位置
情報とを含んでなるパケットヘッダを付加して複数の放
送パケットを生成する手段と、 生成した複数の放送パケットを前記属性情報に基づいて
周期的に放送する手段と、 を備えてなる放送型データ提供装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の放送型データ提供装置か
ら放送された放送パケットを受信する手段と、 前記受信した放送パケットのパケットヘッダを解析して
当該放送データの先頭パケットを特定する手段と、 特定した先頭パケットが包含する前記放送ヘッダを解析
して提供対象データ及びその属性情報の内容を特定する
手段とを備え、 特定した属性情報の内容が自装置におけるデータ取得要
求と適合するかどうかを判定し、適合する場合のみデー
タ取得を行うことを特徴とするデータ取得装置。 - 【請求項7】 受信した複数の放送パケットについて、
各パケットヘッダに含まれる相対位置情報に基づいて先
頭パケットから最終パケットまでを並び替えるととも
に、それぞれパケットヘッダを除いた各放送パケットを
併合して、前記放送データを復元する手段をさらに備え
て成る請求項6記載のデータ取得装置。 - 【請求項8】 コンピュータ装置が読み取り可能な形態
で実体化されたプログラムを記録した記録媒体であっ
て、 前記プログラムが、 予め定められた複数のデータ取得装置への提供対象デー
タの先頭部分に、当該提供対象データの識別情報とその
提供先、バージョン、利用対象、有効期間、のいずれか
を含む属性情報とを含んでなる放送ヘッダを付加して放
送データを生成する処理と、 前記放送データを複数のパケットに分割するとともに、
分割された個々のパケットに分割元の放送データの識別
情報と当該放送データにおける当該パケットの相対位置
情報とを含んでなるパケットヘッダを付加して複数の放
送パケットを生成する処理と、 生成した複数の放送パケットを前記属性情報に基づいて
周期的に放送する処理と、 を前記コンピュータ装置に実行させるものであることを
特徴とする記録媒体。 - 【請求項9】 請求項5記載の放送型データ提供装置か
ら放送された放送パケットを受信する処理と、 前記受信した放送パケットのパケットヘッダを解析して
当該放送データの先頭パケットを特定する処理と、 特定した先頭パケットが包含する前記放送ヘッダを解析
して提供対象データ及びその属性情報の内容を特定する
処理と、 特定した属性情報の内容が自装置におけるデータ取得要
求と適合するかどうかを判定し、適合する場合のみデー
タ取得を行う処理と、 前記受信した複数の放送パケットについて、各パケット
ヘッダに含まれる相対位置情報に基づいて先頭パケット
から最終パケットまでを並び替えるとともに、それぞれ
パケットヘッダを除いた各放送パケットを併合して、前
記放送データを復元する処理と、 を前記コンピュータ装置に実行させるものであることを
特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186390A JPH1132079A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 放送型データ提供システム、放送型データ提供装置、データ取得装置、及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186390A JPH1132079A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 放送型データ提供システム、放送型データ提供装置、データ取得装置、及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1132079A true JPH1132079A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16187566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9186390A Pending JPH1132079A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 放送型データ提供システム、放送型データ提供装置、データ取得装置、及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1132079A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000052600A1 (fr) * | 1999-03-03 | 2000-09-08 | Sony Corporation | Emetteur, recepteur, systeme d'emetteur/recepteur, procede de transmission et procede de reception |
JP2000347969A (ja) * | 1999-06-02 | 2000-12-15 | Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk | 送信装置、受信装置、送受信装置、送信方法および受信方法 |
JP2007060286A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Fujitsu Ltd | コンテンツ編集装置及びその再生装置 |
JP2012257325A (ja) * | 2012-09-04 | 2012-12-27 | Toshiba Corp | 情報処理装置、画像出力方法およびプログラム |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP9186390A patent/JPH1132079A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000052600A1 (fr) * | 1999-03-03 | 2000-09-08 | Sony Corporation | Emetteur, recepteur, systeme d'emetteur/recepteur, procede de transmission et procede de reception |
JP2000347969A (ja) * | 1999-06-02 | 2000-12-15 | Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk | 送信装置、受信装置、送受信装置、送信方法および受信方法 |
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JP4598627B2 (ja) * | 2005-08-24 | 2010-12-15 | 富士通株式会社 | コンテンツ編集装置及びその再生装置 |
JP2012257325A (ja) * | 2012-09-04 | 2012-12-27 | Toshiba Corp | 情報処理装置、画像出力方法およびプログラム |
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