JPH11319650A - 噴射量を少量と多量に切り換え得る切換噴射弁 - Google Patents
噴射量を少量と多量に切り換え得る切換噴射弁Info
- Publication number
- JPH11319650A JPH11319650A JP10167638A JP16763898A JPH11319650A JP H11319650 A JPH11319650 A JP H11319650A JP 10167638 A JP10167638 A JP 10167638A JP 16763898 A JP16763898 A JP 16763898A JP H11319650 A JPH11319650 A JP H11319650A
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- JP
- Japan
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- valve
- injection
- valve stem
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】用途に応じて少量噴射と多量噴射を自在に切り
換えることのできる切換噴射弁を安価に提供する。 【解決手段】バルブステム1に横断面積の大きい縦溝を
設け、その下に横断面積の小さい縦溝を連設させて、バ
ルブハウジング12の上方開口部の底にOリング4を嵌
め込み、バルブステム1を押し上げるためにコイルばね
6を使用し、静止時の閉鎖状態から少量噴射にするため
には、バルブステム1を少し押下げて、Oリング4の位
置が少量噴射液流路溝である横断面積の小なる縦溝3の
領域にくるようにし、多量噴射に切り換えるためには、
バルブステムをさらに押下げて、Oリング4の位置が多
量噴射液流路溝である横断面積の大なる縦溝2の領域に
くるように構成してなる噴射量を少量と多量に切り換え
得る切換噴射弁である。
換えることのできる切換噴射弁を安価に提供する。 【解決手段】バルブステム1に横断面積の大きい縦溝を
設け、その下に横断面積の小さい縦溝を連設させて、バ
ルブハウジング12の上方開口部の底にOリング4を嵌
め込み、バルブステム1を押し上げるためにコイルばね
6を使用し、静止時の閉鎖状態から少量噴射にするため
には、バルブステム1を少し押下げて、Oリング4の位
置が少量噴射液流路溝である横断面積の小なる縦溝3の
領域にくるようにし、多量噴射に切り換えるためには、
バルブステムをさらに押下げて、Oリング4の位置が多
量噴射液流路溝である横断面積の大なる縦溝2の領域に
くるように構成してなる噴射量を少量と多量に切り換え
得る切換噴射弁である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアゾール容器に使用
する噴射弁に関し、特に、噴射量を少量と多量に切り換
え得る切換噴射弁に関する。
する噴射弁に関し、特に、噴射量を少量と多量に切り換
え得る切換噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一本のエアゾール容器で少量噴射と多量
噴射を自在に、しかも容易に切り換えることができれば
大変便利である。用途によっては、少量噴射を持続させ
たい場合もあり、多量噴射を持続させたい場合もあり、
また、少量噴射と多量噴射を自由自在に切り換えたい場
合もある。ヘアースプレーにおいても、殺虫剤のスプレ
ーにおいてもしかりである。しかも、それが使い易く、
その上安価であることが望ましい。しかし、このような
条件を満足させるような切換噴射弁はまだ開発されてい
ない。
噴射を自在に、しかも容易に切り換えることができれば
大変便利である。用途によっては、少量噴射を持続させ
たい場合もあり、多量噴射を持続させたい場合もあり、
また、少量噴射と多量噴射を自由自在に切り換えたい場
合もある。ヘアースプレーにおいても、殺虫剤のスプレ
ーにおいてもしかりである。しかも、それが使い易く、
その上安価であることが望ましい。しかし、このような
条件を満足させるような切換噴射弁はまだ開発されてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、用途に応じて
少量噴射と多量噴射を自在に、しかも容易に切り換える
ことのできる切換噴射弁を提供することを本発明の第1
の課題とする。バルブステムの軸方向に多量噴射液流路
溝と少量噴射液流路溝を一直線状に形成し、それにOリ
ングを組み合わせるだけの構成にすることによって、従
来の噴射弁に比べて構造を複雑化させないですむように
し、ひいては安価な製品にすることを本発明の第2の課
題とする。また、バルブハウジングの中間位置の円周側
面に充填用横孔を位置させ、その横孔を閉鎖するように
弾性円筒体を嵌め得る構造にすることにより、加圧ガス
をエアゾール容器内に充填し得ることを本発明の第3の
課題とする。
少量噴射と多量噴射を自在に、しかも容易に切り換える
ことのできる切換噴射弁を提供することを本発明の第1
の課題とする。バルブステムの軸方向に多量噴射液流路
溝と少量噴射液流路溝を一直線状に形成し、それにOリ
ングを組み合わせるだけの構成にすることによって、従
来の噴射弁に比べて構造を複雑化させないですむように
し、ひいては安価な製品にすることを本発明の第2の課
題とする。また、バルブハウジングの中間位置の円周側
面に充填用横孔を位置させ、その横孔を閉鎖するように
弾性円筒体を嵌め得る構造にすることにより、加圧ガス
をエアゾール容器内に充填し得ることを本発明の第3の
課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、バルブステム
1に横断面積の大なる縦溝2を設け、その下に横断面積
の小なる縦溝3を連設させ、その周囲にOリング4を嵌
め、そのOリングをバルブハウジングの上方開口部の底
に嵌め込み、バルブステムを上方へ付勢させるコイルば
ね6の上端をバルブステムの中間位置に設けたフランジ
10の下側に圧接し、常時は、前記フランジの上方でバ
ルブステム1に設けた横孔8をステムラバで閉鎖し、そ
のステムラバをバルブハウジング12の上面に蓋状に位
置させ、その上面にマウンテンキャップを位置ずけ、マ
ウンテンキャップの筒部15でバルブハウジングを支え
てなり、噴射量を少量噴射にするためには、バルブステ
ムを少し押下げて、Oリング4の位置が少量噴射液流路
溝である横断面積の小なる縦溝3の領域にくるように
し、多量噴射に切り換えるためには、バルブステムをさ
らに押下げて、Oリング4の位置が多量噴射液流路溝で
ある横断面積の大なる縦溝2の領域にくるようにしてな
る噴射量を少量と多量に切り換え得る切換噴射弁であ
る。
1に横断面積の大なる縦溝2を設け、その下に横断面積
の小なる縦溝3を連設させ、その周囲にOリング4を嵌
め、そのOリングをバルブハウジングの上方開口部の底
に嵌め込み、バルブステムを上方へ付勢させるコイルば
ね6の上端をバルブステムの中間位置に設けたフランジ
10の下側に圧接し、常時は、前記フランジの上方でバ
ルブステム1に設けた横孔8をステムラバで閉鎖し、そ
のステムラバをバルブハウジング12の上面に蓋状に位
置させ、その上面にマウンテンキャップを位置ずけ、マ
ウンテンキャップの筒部15でバルブハウジングを支え
てなり、噴射量を少量噴射にするためには、バルブステ
ムを少し押下げて、Oリング4の位置が少量噴射液流路
溝である横断面積の小なる縦溝3の領域にくるように
し、多量噴射に切り換えるためには、バルブステムをさ
らに押下げて、Oリング4の位置が多量噴射液流路溝で
ある横断面積の大なる縦溝2の領域にくるようにしてな
る噴射量を少量と多量に切り換え得る切換噴射弁であ
る。
【0005】
【作用】本発明は上述のように構成したので、図1の静
止時の閉鎖状態からコイルばね6に抗して押しボタンを
軽く押すと、バルブステム1が下降し、それまでステム
ラバ9で閉鎖されていた横孔8が解放され、同時に、O
リング4の位置が横断面積の小なる少量噴射液流路溝3
の領域にある(図2)。その時、バルブステム1とその
周りに嵌合したOリング4との間に断面V字形の小通孔
が形成され、この小通孔は少量噴射液流路溝3を通って
バルブハウジングの流入口19を通り、給液管18に連
通し、横孔8はバルブステム1の縦孔16に連通するの
で、エアゾール容器の内容液が噴口から少量噴射され
る。コイルばね6に抗して押しボタンをさらに押し下げ
ると、バルブステム1がさらに下降し、Oリング4の位
置が横断面積の大なる多量噴射液流路溝2の領域にくる
(図3)。その時、バルブステム1とその周りに嵌合し
たOリング4との間に横断面が略長方形の大通孔が形成
され、この大通孔は多量噴射液流路溝2を通ってバルブ
ハウジングの流入口19を通り、給液管18に連通し、
一方、横孔8は少量噴射の場合と同じく、バルブステム
1の縦孔16に連通するので、エアゾール容器の内容液
が噴口から多量噴射されることになる。コイルばね6を
最大限に圧縮した状態においても、Oリング4の位置は
尚、多量噴射液流路溝2の領域にある。押しボタンを軽
く押し続ければ、少量噴射を連続させることができ、反
対に、コイルばね6の最大圧縮状態まで押しボタンを押
し続ければ、多量噴射を連続させることができる。押し
ボタンの押圧を解除すると、バルブステムのフランジの
下面に圧接し、ばね座との間に介在するコイルばね6の
弾発力によりバルブステム1は押し上げられ、元の静止
状態に戻る。、かくして、指で押しボタンを単に押圧す
るだけでバルブステムを上下動させ、多量噴射液流路溝
と少量噴射液流路溝を上下方向に直線的に作動させ得る
こととなり、Oリングの位置との関係で噴射量を少量噴
射にも多量噴射にも切り換えることができる。加圧流体
の充填に際して、バルブステム1の上端に充填装置を接
続して充填を行うのであるが、噴射時と同様に、バルブ
ステム1が押し下げられて横孔8が開き、それまで弾性
円筒体5で閉鎖されていたバルブハウジングの横孔14
が加圧流体の圧力で開き、容器内へ加圧流体の充填が行
われる。
止時の閉鎖状態からコイルばね6に抗して押しボタンを
軽く押すと、バルブステム1が下降し、それまでステム
ラバ9で閉鎖されていた横孔8が解放され、同時に、O
リング4の位置が横断面積の小なる少量噴射液流路溝3
の領域にある(図2)。その時、バルブステム1とその
周りに嵌合したOリング4との間に断面V字形の小通孔
が形成され、この小通孔は少量噴射液流路溝3を通って
バルブハウジングの流入口19を通り、給液管18に連
通し、横孔8はバルブステム1の縦孔16に連通するの
で、エアゾール容器の内容液が噴口から少量噴射され
る。コイルばね6に抗して押しボタンをさらに押し下げ
ると、バルブステム1がさらに下降し、Oリング4の位
置が横断面積の大なる多量噴射液流路溝2の領域にくる
(図3)。その時、バルブステム1とその周りに嵌合し
たOリング4との間に横断面が略長方形の大通孔が形成
され、この大通孔は多量噴射液流路溝2を通ってバルブ
ハウジングの流入口19を通り、給液管18に連通し、
一方、横孔8は少量噴射の場合と同じく、バルブステム
1の縦孔16に連通するので、エアゾール容器の内容液
が噴口から多量噴射されることになる。コイルばね6を
最大限に圧縮した状態においても、Oリング4の位置は
尚、多量噴射液流路溝2の領域にある。押しボタンを軽
く押し続ければ、少量噴射を連続させることができ、反
対に、コイルばね6の最大圧縮状態まで押しボタンを押
し続ければ、多量噴射を連続させることができる。押し
ボタンの押圧を解除すると、バルブステムのフランジの
下面に圧接し、ばね座との間に介在するコイルばね6の
弾発力によりバルブステム1は押し上げられ、元の静止
状態に戻る。、かくして、指で押しボタンを単に押圧す
るだけでバルブステムを上下動させ、多量噴射液流路溝
と少量噴射液流路溝を上下方向に直線的に作動させ得る
こととなり、Oリングの位置との関係で噴射量を少量噴
射にも多量噴射にも切り換えることができる。加圧流体
の充填に際して、バルブステム1の上端に充填装置を接
続して充填を行うのであるが、噴射時と同様に、バルブ
ステム1が押し下げられて横孔8が開き、それまで弾性
円筒体5で閉鎖されていたバルブハウジングの横孔14
が加圧流体の圧力で開き、容器内へ加圧流体の充填が行
われる。
【0006】
【実施例1】本発明を図面により説明すれば、図1、図
2、図3は本発明の噴射量を少量と多量に切り換え得る
切換噴射弁の縦断面図であって、それぞれ静止状態、少
量噴射状態、多量噴射状態で示す。図4、5、6、7は
本発明の要部をなすバルブステム1を示し、特に、少量
噴射液流路溝と多量噴射液流路溝を示そうとするもので
ある。図4、5、6、7に示すように、バルブステム1
に横断面積の大なる縦溝2を設け、その下に横断面積の
小なる縦溝3を連設させ、その縦溝2と縦溝3との接続
位置に斜めの移行部を作りバルブステム1の縦溝3側を
縦溝2側より小径にしバルブステム1の上下動を滑らか
にする。そのバルブステム1の周囲にOリング4を嵌
め、そのOリングをバルブハウジングの上方開口部の底
に嵌め込む。コイルばね6はその上端をバルブステムの
中間位置に設けたフランジ10の下側に圧接し、その下
端をばね座7当接させてその弾発力によりバルブステム
を上方へ付勢させる。常時は、前記フランジの上方でバ
ルブステム1に設けた横孔8をステムラバ9で閉鎖し、
そのステムラバ9をバルブハウジング12の上面に蓋状
に位置させ、その上面にマウンテンキャップを位置ずけ
る。マウンテンキャップの締め付け筒部15でバルブハ
ウジングを支持固定する。図1の静止時の閉鎖状態から
少量噴射にするためには、バルブステムを少し押下げ
て、Oリング4の位置が少量噴射液流路溝である横断面
積の小なる縦溝3の領域にくるようにし、多量噴射に切
り換えるためには、バルブステムをさらに押下げて、O
リング4の位置が多量噴射液流路溝である横断面積の大
なる縦溝2の領域にくるように構成してなる噴射量を少
量と多量に切り換え得る切換噴射弁である。バルブハウ
ジングの下端に接続する給液管は硬質管を使用する。こ
の切換噴射弁は充填をも可能とするように、バルブハウ
ジング12の中間位置の円周側面に内外を連通する充填
用横孔14を位置させ、その横孔を閉鎖するように弾性
円筒体5を嵌め得る構造にしたので、加圧ガス充填の
際、バルブステム1の上端部から加圧ガスを圧入して、
エアゾール容器内に充填し得る。
2、図3は本発明の噴射量を少量と多量に切り換え得る
切換噴射弁の縦断面図であって、それぞれ静止状態、少
量噴射状態、多量噴射状態で示す。図4、5、6、7は
本発明の要部をなすバルブステム1を示し、特に、少量
噴射液流路溝と多量噴射液流路溝を示そうとするもので
ある。図4、5、6、7に示すように、バルブステム1
に横断面積の大なる縦溝2を設け、その下に横断面積の
小なる縦溝3を連設させ、その縦溝2と縦溝3との接続
位置に斜めの移行部を作りバルブステム1の縦溝3側を
縦溝2側より小径にしバルブステム1の上下動を滑らか
にする。そのバルブステム1の周囲にOリング4を嵌
め、そのOリングをバルブハウジングの上方開口部の底
に嵌め込む。コイルばね6はその上端をバルブステムの
中間位置に設けたフランジ10の下側に圧接し、その下
端をばね座7当接させてその弾発力によりバルブステム
を上方へ付勢させる。常時は、前記フランジの上方でバ
ルブステム1に設けた横孔8をステムラバ9で閉鎖し、
そのステムラバ9をバルブハウジング12の上面に蓋状
に位置させ、その上面にマウンテンキャップを位置ずけ
る。マウンテンキャップの締め付け筒部15でバルブハ
ウジングを支持固定する。図1の静止時の閉鎖状態から
少量噴射にするためには、バルブステムを少し押下げ
て、Oリング4の位置が少量噴射液流路溝である横断面
積の小なる縦溝3の領域にくるようにし、多量噴射に切
り換えるためには、バルブステムをさらに押下げて、O
リング4の位置が多量噴射液流路溝である横断面積の大
なる縦溝2の領域にくるように構成してなる噴射量を少
量と多量に切り換え得る切換噴射弁である。バルブハウ
ジングの下端に接続する給液管は硬質管を使用する。こ
の切換噴射弁は充填をも可能とするように、バルブハウ
ジング12の中間位置の円周側面に内外を連通する充填
用横孔14を位置させ、その横孔を閉鎖するように弾性
円筒体5を嵌め得る構造にしたので、加圧ガス充填の
際、バルブステム1の上端部から加圧ガスを圧入して、
エアゾール容器内に充填し得る。
【0007】
【効果】バルブステム1に横断面積の大なる縦溝2を設
け、その下に横断面積の小なる縦溝3を連設させ、その
バルブステム1の周囲にOリング4を嵌めて構成するも
のであり、横断面積の大なる縦溝2と小なる縦溝3とO
リング4との関係のみで少量と多量に切り換え得る切換
噴射弁であるので、使用に際して、静止時の閉鎖状態か
ら少量噴射にするためには、バルブステムを少し押下げ
るだけですみ、多量噴射に切り換えるためには、バルブ
ステムをさらに押下げるだけでよい。したがって、一本
のエアゾール容器で、用途に応じて少量噴射と多量噴射
を自在に、しかも容易に切り換えることができる効果が
ある。また、バルブステム1に横断面積の大なる縦溝2
と横断面積の小なる縦溝3を設け、そのバルブステム1
の周囲にOリング4を嵌めて構成するものであるので従
来の噴射弁に比べて構造を複雑化させないですみ、ひい
ては安価な製品にする効果がある。また、バルブハウジ
ングの中間位置の円周側面に充填用横孔を位置させ、そ
の横孔を閉鎖するように弾性円筒体を嵌め得る構造にし
たので、加圧ガスをエアゾール容器内に充填し得る効果
がある。
け、その下に横断面積の小なる縦溝3を連設させ、その
バルブステム1の周囲にOリング4を嵌めて構成するも
のであり、横断面積の大なる縦溝2と小なる縦溝3とO
リング4との関係のみで少量と多量に切り換え得る切換
噴射弁であるので、使用に際して、静止時の閉鎖状態か
ら少量噴射にするためには、バルブステムを少し押下げ
るだけですみ、多量噴射に切り換えるためには、バルブ
ステムをさらに押下げるだけでよい。したがって、一本
のエアゾール容器で、用途に応じて少量噴射と多量噴射
を自在に、しかも容易に切り換えることができる効果が
ある。また、バルブステム1に横断面積の大なる縦溝2
と横断面積の小なる縦溝3を設け、そのバルブステム1
の周囲にOリング4を嵌めて構成するものであるので従
来の噴射弁に比べて構造を複雑化させないですみ、ひい
ては安価な製品にする効果がある。また、バルブハウジ
ングの中間位置の円周側面に充填用横孔を位置させ、そ
の横孔を閉鎖するように弾性円筒体を嵌め得る構造にし
たので、加圧ガスをエアゾール容器内に充填し得る効果
がある。
【図1】常時の閉鎖状態で示した本発明の切換噴射弁の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】少量噴射状態で示した本発明の切換噴射弁の縦
断面図である。
断面図である。
【図3】多量噴射状態で示した本発明の切換噴射弁の縦
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の切換噴射弁の要部をなすバルブステム
の正面図である。
の正面図である。
【図5】本発明の切換噴射弁の要部をなすバルブステム
の少量および多量噴射液流路溝に沿って切断した縦断面
図である。
の少量および多量噴射液流路溝に沿って切断した縦断面
図である。
【図6】本発明の切換噴射弁のバルブステムの多量噴射
液流路溝の領域における横断面図である。
液流路溝の領域における横断面図である。
【図7】本発明の切換噴射弁のバルブステムの少量噴射
液流路溝の領域における横断面図である。
液流路溝の領域における横断面図である。
1 バルブステム 2 多量噴射
液流路溝 3 少量噴射液流路溝 4 Oリング 5 円筒体 6 コイルば
ね 7 ばね座 8 バルブス
テムの横孔 9 ステムラバ 10 バルブス
テムに設けたフランジ 11 マウンテンキャップ 12 バルブハ
ウジング 13 パッキング 14 充填用横
孔 15 マウンテンキャップの締付筒部 16 バルブス
テムの縦孔 17 筒状体嵌め込み溝 18 硬質給液
管 19 バルブハウジングの流入孔
液流路溝 3 少量噴射液流路溝 4 Oリング 5 円筒体 6 コイルば
ね 7 ばね座 8 バルブス
テムの横孔 9 ステムラバ 10 バルブス
テムに設けたフランジ 11 マウンテンキャップ 12 バルブハ
ウジング 13 パッキング 14 充填用横
孔 15 マウンテンキャップの締付筒部 16 バルブス
テムの縦孔 17 筒状体嵌め込み溝 18 硬質給液
管 19 バルブハウジングの流入孔
Claims (3)
- 【請求項1】バルブステム1に横断面積の大なる縦溝2
を設け、その下に横断面積の小なる縦溝3を連設させ、
その周囲にOリング4を嵌め、そのOリングをバルブハ
ウジングの上方開口部の底に嵌め込み、バルブステムを
上方へ付勢させるコイルばね6の上端をバルブステムの
中間位置に設けたフランジ10の下側に圧接し、常時
は、前記フランジの上方でバルブステム1に設けた横孔
8をステムラバで閉鎖し、そのステムラバをバルブハウ
ジング12の上面に蓋状に位置させ、その上面にマウン
テンキャップを位置ずけ、マウンテンキャップの筒部1
5でバルブハウジングを支えてなり、噴射量を少量噴射
にするためには、バルブステムを少し押下げて、Oリン
グ4の位置が少量噴射液流路溝である横断面積の小なる
縦溝3の領域にくるようにし、多量噴射に切り換えるた
めには、バルブステムをさらに押下げて、Oリング4の
位置が多量噴射液流路溝である横断面積の大なる縦溝2
の領域にくるようにしてなる噴射量を少量と多量に切り
換え得る切換噴射弁。 - 【請求項2】バルブハウジングの下端に接続する給液管
は硬質管でなることを特徴にした請求項1記載の噴射量
を少量と多量に切り換え得る切換噴射弁。 - 【請求項3】バルブハウジング12の中間位置の円周側
面に内外を連通する充填用横孔14を位置させ、その横
孔を閉鎖するように弾性円筒体5を嵌め得る構造でな
り、加圧ガス充填の際、バルブステム1の上端部から加
圧ガスを圧入して、エアゾール容器内に充填し得ること
を特徴にした請求項1記載の噴射量を少量と多量に切り
換え得る切換噴射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10167638A JPH11319650A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 噴射量を少量と多量に切り換え得る切換噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10167638A JPH11319650A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 噴射量を少量と多量に切り換え得る切換噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11319650A true JPH11319650A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15853495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10167638A Pending JPH11319650A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 噴射量を少量と多量に切り換え得る切換噴射弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11319650A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018520066A (ja) * | 2015-06-25 | 2018-07-26 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 加圧容器用の圧縮可能バルブ及びアクチュエータ |
WO2019111961A1 (ja) * | 2017-12-05 | 2019-06-13 | アース製薬株式会社 | 定量噴射型エアゾール製品 |
WO2019160163A1 (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-22 | アース製薬株式会社 | エアゾール定量噴射バルブ |
WO2024061503A1 (en) * | 2022-09-22 | 2024-03-28 | L'oreal | Rapid gassing valve for refillable aerosol |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP10167638A patent/JPH11319650A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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