JPH11318944A - ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置 - Google Patents

ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置

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JPH11318944A
JPH11318944A JP11106293A JP10629399A JPH11318944A JP H11318944 A JPH11318944 A JP H11318944A JP 11106293 A JP11106293 A JP 11106293A JP 10629399 A JP10629399 A JP 10629399A JP H11318944 A JPH11318944 A JP H11318944A
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JP
Japan
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lamp
curing device
hand
portable light
light
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Application number
JP11106293A
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English (en)
Inventor
Gordon Brian Blackwell
ブライアン ブラックウェル ゴードン
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Dentsply Detrey GmbH
Original Assignee
Dentsply Detrey GmbH
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/003Apparatus for curing resins by radiation
    • A61C19/004Hand-held apparatus, e.g. guns
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C2204/00Features not otherwise provided for
    • A61C2204/002Features not otherwise provided for using batteries

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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンを備える必要のないハンドヘルド型の
携帯用光硬化装置を提供する。 【解決手段】 ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置10
は、白熱ランプ12と、バッテリ16と、ハウジング2
0とを備えている。ハウジング20は、第1の円筒部材
22と、第2の円筒部材24とを有している。第1の円
筒部材22は、第2の円筒部材24の直径D2よりも大
きい直径D1を有している。第1の円筒部材22は、バ
ッテリ16を包囲し、第2の円筒部材は、ランプ12を
包囲している。白熱ランプ12は、導線26を介して、
バッテリ16に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化装置に関
し、より詳細に言えば、歯科用の硬化作業に適した携帯
用光硬化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】白熱ランプを用いる従来技術の光硬化装
置に伴う問題は、そのような光硬化装置は、75乃至1
50ワットの出力定格を有する高出力ハロゲンランプを
必要とし、また、単数又は複数のフィルタが用いられる
ことなく約120°Cよりも高い温度で動作し、更に、
上記ランプを遠隔の電源の内側に、あるいは、ハンドヘ
ルド型の硬化装置の内側に位置させるということであ
る。白熱ランプを用いる従来技術の光硬化装置に伴う別
の問題は、上記ランプが患者の口部の組織に接触する
と、例えその接触時間が数秒間であっても、上記組織に
火傷を生じさせるということである。上記ランプを口部
の組織の1−20mm以内に1乃至5分間にわたって保
持したとしても、上記組織に火傷を生じさせる可能性が
ある。上記光硬化装置からの光線は、リフレクタ(反射
板)によって前方へ導かれ、一連のフィルタ及びレンズ
に通されて望ましくない赤外線の熱放射が除去され、こ
れにより、青色領域に対する光線の帯域幅が制限される
と共に、光線の焦点合わせ及び平行化が行われる。一般
的に、波長の帯域幅は、470−490nmの付近に中
心を有しており、5%未満の光線出力が、上記中心波長
の両側で約50nmよりも大きい波長にわたって伸長す
る。上記光線は、上記フィルタを通過した後に、光導体
の一端部の中に導かれる。上記光導体は、石英、ガラス
又はプラスチックの如き光透過性材料から成る中実のロ
ッド、あるいは、そのような光透過性材料から成るマル
チファイバから構成することができる。光線は、通常は
10cmから最大1mの長さを有する光導体の内部に沿
って通過し、最終的には、光線を硬化させるべき材料に
導く端部から出る。光エネルギは、光線がフィルタ、レ
ンズ又は光導体に出入りする度毎に、消散されて損失さ
れる。上述の通常の構造におけるエネルギ損失が大きい
ので、強力な高出力光源が必要とされる。この高出力光
源は、大量の熱を発生し、従って、そのような熱の除去
を支援するために、ファンが必要とされる。そのような
ファンは、エネルギを消費し、従って、光硬化装置の総
合効率を更に低下させる。
【0003】光源としてLEDを使用する光硬化装置も
提案されている。しかしながら、LEDは、比較的高価
であると共に、狭い帯域幅の出射光線を有しており、そ
のような出射光線は、光硬化開始剤の吸収に対応するこ
とができない。また、LEDを制御するために電子回路
が必要とされる。従って、光エネルギ源としてLEDを
用いることには、未だ幾つかの実際上の困難性があり、
ここでは単なる参考例として述べただけである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明の目的は、フィラメントを有する白熱ラ
ンプと、第1の円筒部材及び第2の円筒部材を有するハ
ウジングとを備えており、上記第1の円筒部材は、上記
第2の円筒部材よりも大きな直径を有していて、上記第
2の円筒部材が上記ラップを包囲するように構成され
た、ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置を提供すること
である。
【0005】本発明の別の目的は、バッテリと、ハウジ
ングと、フィラメントを有する白熱ランプとを備えてい
て、上記ハウジングが上記ランプ及び上記バッテリを包
囲するように構成された、ハンドヘルド型の携帯用光硬
化装置を準備する方法を提供することであり、この方法
は、上記ランプの出力が20ワットよりも小さくなるよ
うに、上記ランプを上記バッテリに接続する工程を備え
ており、上記光硬化装置は、ファンを備えていない。
【0006】本発明は、白熱ランプと、バッテリと、ハ
ウジングとを備える、ハンドヘルド型の携帯用光硬化装
置を提供する。上記ハウジングは、第1の円筒部材と、
第2の円筒部材とを備えている。第1の円筒部材は、第
2の円筒部材よりも大きな直径を有している。第1の円
筒部材はバッテリを包囲し、また、第2の円筒部材はラ
ンプを包囲する。白熱ランプは、導線を介して、バッテ
リに接続されている。
【0007】本発明の硬化装置は、本発明の硬化装置の
光源として白熱フィラメントランプを用いて、光硬化作
業を行うための光エネルギを提供する。上記光源は、硬
化される材料に可能な限り接近して(好ましくは、硬化
される材料の20mm以内、より好ましくは、5mm以
内)位置決めされ、本硬化装置は、フィルタ又は他のエ
ネルギ損失源を殆どあるいは全く備えていない。本発明
の装置の光損失は小さいので、白熱光源を含む低出力
(20ワット又はそれ以下)フィラメントを用いること
によって、通常はこれよりも約5乃至40倍大きいエネ
ルギを用いる光源によってしか得られない硬化速度を十
分に得ることができる。本発明の硬化装置の上記ランプ
が、患者の口部の組織に1分間未満の時間にわたって接
触した場合には、患者は火傷を受けない。パワーすなわ
ち電力は、充電式電池(バッテリ)によって供給するこ
とができ、この充電式電池は、必要に応じて、太陽エネ
ルギによって再充電することができる。
【0008】本発明は、白熱ランプを光源として使用す
る歯科用硬化装置を提供し、この歯科用硬化装置におい
ては、硬化させるべき材料に対する光源の光学的構造
は、エネルギ損失を低減し、従って、低出力白熱ランプ
を使用することを可能にする。本発明のハンドヘルド型
の硬化装置は、比較的軽量且つ小型であって、簡単に構
成して廉価に製造することができる。
【0009】本発明のハンドヘルド型の硬化装置は、必
要に応じて太陽エネルギによって再充電することのでき
る、十分に小さなエネルギ所要量を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、図1及び図2を詳細に参
照して、本発明を説明する。図1を特に参照すると、ハ
ンドヘルド型の携帯用光硬化装置10が示されており、
このハンドヘルド型の携帯用光硬化装置は、白熱ランプ
12と、オン/オフ型のスイッチ14と、フィラメント
18及びハウジング20を有するバッテリ16とを備え
ている。ハウジング20は、第1の円筒部材22と、第
2の円筒部材24とを備えている。第1の円筒部材22
は、第2の円筒部材24よりも大きな直径を有してい
る。第2の円筒部材24は、ランプ12を支持してい
る。
【0011】白熱ランプ12は、導線26を介して、バ
ッテリ16に接続されている。第1の円筒部材は、バッ
テリを包囲している。
【0012】リフレクタすなわち反射板28が、ランプ
からの光線をフィラメント18から約1cmと30cm
との間の位置に焦点合わせするようになされている。
【0013】ランプ12は、可視光線の放射線を出射
し、この出射された放射線が50%未満の赤外線を含む
ようになされるのが好ましい。
【0014】装置10は、ランプ12から出射される可
視光線に曝露されることによって硬化することのでき
る、光硬化性の歯科材料を硬化させるために使用され
る。光硬化性の歯科材料は、ランプ12から30cm以
内の距離にあるのが好ましい。光硬化性の歯科材料は、
患者の口部の中の歯によって支持されるのが好ましい。
【0015】ランプは、20、16、15又は10ワッ
トよりも小さいのが優先的な順序である電力消費量を有
している。
【0016】ランプ12は、ケーシングと、このケーシ
ングの中に熱エネルギを保持することのできる、あるい
は、熱エネルギをフィラメントに反射させて戻すことの
できる、コーティングとを備えるのが好ましい。バッテ
リ16は、再充電可能である。本発明の好ましい実施の
形態においては、バッテリ16は、太陽電池で置き換え
ることができる。太陽電池は、導線26を介して、ラン
プ12に接続される。
【0017】ランプ12は、ハロゲンランプであるのが
好ましい。ランプ12は、透明なカバー30を有するの
が好ましい。カバー30は、ランプ12の近くに位置決
めされていて、第2の円筒部材24によって支持されて
いる。
【0018】ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置10を
使用する方法は、ランプ12がバッテリ16に接続され
た状態で20ワット未満の電力を消費して光線を出射す
るように、ランプ12をバッテリ16に接続する工程を
備えている。装置10は、ファンを備えないのが好まし
い。ランプ12は、10ワット未満の電力を消費するの
がより好ましい。
【0019】ランプ12は、5ワット未満の電力を消費
するのが最も好ましい。使用の際に、ランプ12は、患
者の口部の組織の5mm以内に位置決めされるのが好ま
しい。装置10は、患者の口部の中の歯によって支持さ
れる光硬化可能な組成物を硬化させるために使用される
のが好ましい。
【0020】装置10は、第1の円筒形ハウジング22
及び第2の円筒形ハウジング24の中心線に沿って伸長
する中心軸線C1を有している。第1の円筒形ハウジン
グ部材22は、長さL1を有しており、また、第2の円
筒形ハウジング部材24は、長さL2及び直径D2を有
している。第1の円筒形ハウジング部材22の長さの第
2の円筒形ハウジング部材24の長さに対する比(L1
対L2)は、1よりも大きく2よりも小さいのが好まし
い。ランプハウジング32は、中心軸線C2を有してい
る。軸線C2は、中心軸線C1と約90°で交差してい
る。
【0021】第1のハウジング部分22の直径の第2の
円筒形ハウジング部材24の直径に対する比(D1対D
2)は、1よりも大きく4よりも小さいのが好ましい。
【0022】図2をより詳細に参照すると、ハンドヘル
ド型の携帯用光硬化装置110が示されており、この装
置110は、白熱ランプ112と、オン/オフ型のスイ
ッチ114と、フィラメント118及びハウジング12
0を有するバッテリ116とを備えている。ハウジング
120は、第1の円筒部材122と、第2の円筒部材1
24とを備えている。第1の円筒部材122は、第2の
円筒部材124よりも大きな直径を有している。第2の
円筒部材124は、ランプ112を支持している。
【0023】白熱ランプ112は、導線126を介し
て、バッテリ116に接続されている。第1の円筒部材
は、バッテリを包囲している。
【0024】リフレクタすなわち反射板128が、ラン
プからの光線をフィラメント118から約1cmと30
cmとの間の位置に焦点合わせするようになされてい
る。
【0025】ランプ112は、可視光線の放射線を出射
するようになされており、この射出された放射線は、5
0%未満の赤外線を含むのが好ましい。
【0026】装置110は、ランプ112から出射され
た可視光線に曝露されることにより硬化することのでき
る、光硬化可能な歯科材料を硬化させるために使用され
る。光硬化可能な歯科材料は、ランプ112から30c
m以内にあるのが好ましい。光硬化可能な歯科材料は、
患者の口部の中の歯によって支持されるのが好ましい。
ランプは、20、16、15又は10ワット未満の優先
順序の電力消費量を有している。
【0027】ランプ112は、ケーシングと、このケー
シングの中に光エネルギを保持することのできる、ある
いは、光エネルギをフィラメントに反射させて戻すこと
のできる、コーティングとを有している。バッテリ11
6は、再充電可能であるのが好ましい。本発明の好まし
い実施の形態においては、バッテリ116は、太陽電池
で置き換えられる。太陽電池は、導線126を介して、
ランプ112に接続される。ランプ112は、ハロゲン
ランプであるのが好ましい。ランプ112は、透明なカ
バー130を有している。カバー130は、ランプ11
2の近くに位置決めされていて、第2の円筒部材124
によって支持されている。
【0028】ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置110
を使用する方法は、ランプ112がバッテリ116に接
続されている状態で2Oワット未満の電力を消費して光
線を出射するように、ランプ112をバッテリ116に
接続する工程を備えている。装置110は、ファンを備
えないのが好ましい。ランプ112は、10ワット未満
の電力を消費するのがより好ましい。
【0029】ランプ112は、5ワット未満の電力を消
費するのが最も好ましい。使用の際に、ランプ112
は、患者の口部の組織の5mm以下に位置決めされるの
が好ましい。装置110は、患者の口部の中の歯によっ
て支持された光硬化可能な組成物を硬化させるために使
用されるのが好ましい。
【0030】装置110は、第1の円筒形ハウジング1
12及び第2の円筒形ハウジング124の中心線に沿っ
て伸長する、中心軸線C1を有している。第1の円筒形
ハウジング部材122は、長さL101及び直径D10
1を有しており、また、第2の円筒形ハウジング部材1
24は、長さL102及び直径D102を有している。
第1の円筒形ハウジング部材122の長さの第2の円筒
形ハウジング124の長さに対する比(L101対L1
02)は、1よりも大きく2よりも小さいのが好まし
い。ランプのハウジング132は、中心軸線C102を
有している。軸線C102は、中心軸線C101と約0
°で交差している。
【0031】第1の円筒形ハウジング22の直径の第2
の円筒形ハウジング部材24の直径に対する比(D1対
D2)は、1よりも大きく4よりも小さいのが好まし
い。
【0032】図2は、ランプの別の構造を示している。
着脱自在なワンドすなわち棒が、バッテリを収容してい
るケースにランプを物理的及び電気的に接続すると共
に、ランプをケースから適正に離し、これにより、ラン
プを口部の裏側の歯に容易にアクセスさせる役割を果た
している。上記ワンドは、適宜な手段によって殺菌する
ことができるように、容易に取り外すことができるよう
になされるのが好ましい。上記ワンド及びランプは、廉
価であり且つ容易に再充電することができ、必要に応じ
て、手で別々に保持できるようになされている。
【0033】例:約3.4ワットから20ワットの範囲
の出力定格を有する白熱ランプを用いて、商業的に入手
可能な光硬化性の歯科用充填材料(Spectrum TPH:D
entsplyInternational Inc.によって販売されている)
を2mmの厚さのモールドの中で硬化させる。上記充填
材料を40秒間にわたって照射した後に、Barber-Colma
nImpressor model GYZJ934 を用いて上面及び下
面のバルコール硬度(Barcol hardness)を測定するこ
とによって、上記充填材料の硬化度を判定した。その結
果を表1に例1乃至例6として示す。また、比較とし
て、商業的に入手可能な硬化ランプ(Prismetics Lite
II,Dentsply)を用いて、上述の測定を行った。このラ
ンプによる結果を表1に比較例7及び比較例8として示
している。各々のランプに関するおおよその光線出力
(mW/cm2)も、Cure Rite light meter(DENTSPLY
International Inc.から販売されている)を用いて測
定した。この結果も表1に示されている。
【0034】
【表1】 図1に示す比較例8においては、上記測定を行うために
内部フィルタを装置から取り外した。サーミスタの最大
温度範囲に達した時に測定を停止した。
【0035】3.4ワット程度の小さい出力を有するラ
ンプでも、本発明に使用された場合には適正な出力を有
していて、硬質の硬化された充填材料を生じさせ、一
方、本発明に使用された僅かに10ワットの出力を有す
るランプが、75ワットのランプを用いる場合の通常の
光硬化光線と同等の光硬化出力を発生することが、表1
から分かる。上記低出力のランプの熱出力は小さいが、
赤外線フィルタが、ランプの加熱効果を最小限にするの
に有用である。赤外線フィルタは、ランプのガラス又は
ランプの石英バルブ上の一体型の赤外線反射コーティン
グの形態として設けられるのが好ましい。このコーティ
ングは、熱をランプの要素に反射させて戻すと同時に、
熱出力を減少させ、また、上記要素を熱い状態に維持す
るのに必要なエネルギを減少させる効果を有している。
これにより、ランプの効率が約30%増大する。
【0036】光硬化装置は、白熱フィラメントを収容す
るランプを備えるのが好ましく、このランプは、硬化さ
せるべき材料に接近させて、ランプと硬化させるべき材
料との間のエネルギ吸収面を最小限にすることができ
る。ランプは、20ワットよりも小さい電力消費量を有
しており、約15ワット未満の電力消費量を有するのが
より好ましい。ランプは、約3乃至10ワットの電力消
費量を有するのが最も好ましい。ランプは、小さい出力
を有するのが好ましいので、発生する熱量が低減され、
従来技術の歯科用硬化ランプに比較して、患者の快適性
が増大する。赤外線エネルギを吸収するフィルタは必要
とされない。一体型の赤外線濾波コーティングをランプ
のガラス又は石英に設けることができる。出射光線の波
長を青色光の波長に制限する必要はない。本発明のラン
プは、青色フィルタを必要とせず、従って、硬化させる
べき材料に到達する光エネルギの量を最大限にして、エ
ネルギの総合使用効力を増大させる。従って、装置は、
別個の赤外線フィルタを備えず、また、可視光線フィル
タも備えないので好ましいものであり、容易な洗浄及び
衛生的な目的を達成するように、ランプの周囲を必要に
応じて包装するだけで十分である。白熱ランプ、あるい
は、そのハウジングは、硬化させるべき材料に光線を導
くように配列されたリフレクタすなわち反射板を備える
のが好ましい。光硬化装置用の電力は、充電式電池によ
って供給されるのが好ましく、電力消費量が小さいの
で、主要なエネルギ源を太陽エネルギとすることができ
る。
【0037】本発明の実施及び使用の際に、請求の範囲
に記載される本発明の範囲から逸脱することなく、種々
の変更及び変形を加えることができることは、当業者に
は明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドヘルド型の携帯用光硬化装置の
概略的な側面図である。
【図2】本発明のハンドヘルド型の携帯用光硬化装置の
他の実施の形態の概略的な側面図である。
【符号の説明】
10 ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置 12 白熱ランプ 14 オン/オフ型のスイッチ 16 バッテリ 18 フィラメント 20 ハウジング 22 第1の円筒部材 24 第2の円筒部材 26 導線(導体) 28 リフレクタ(反射板) 30 カバー

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置であ
    って、 フィラメントを有する白熱ランプと、 ハウジングとを備えており、 該ハウジングは、第1の円筒部材及び第2の円筒部材を
    有しており、前記第1の円筒部材は、前記第2の円筒部
    材の直径よりも大きい直径を有しており、前記第2の円
    筒部材は、前記ランプを包囲するように構成されたこ
    と、を特徴とするハンドヘルド型の携帯用光硬化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置において、バッテリを更に備えており、 前記白熱ランプは、導体を介して前記バッテリに接続さ
    れており、前記第1の円筒部材は前記バッテリを包囲す
    るように構成されたこと、を特徴とするハンドヘルド型
    の携帯用光硬化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置において、リフレクタを更に備えており、 該リフレクタは、前記ランプからの光線を前記フィラメ
    ントから約1cmと30cmとの間の位置に焦点合わせ
    するように構成されたこと、を特徴とするハンドヘルド
    型の携帯用光硬化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置において、前記ランプは、光線の放射線を
    出射するようになされており、該光線の放射線は、50
    パーセント未満の赤外線を含むように構成されたこと、
    を特徴とするハンドヘルド型の携帯用光硬化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置において、前記ランプから出射される可視
    光線に曝露されることによって硬化することのできる光
    硬化可能な歯科材料と組み合わせて使用され、前記光硬
    化可能な歯科材料は、前記ランプから30cm以内に設
    けられ、前記光硬化可能な歯科材料は、患者の口部の中
    の歯によって支持されるように構成されたこと、を特徴
    とするハンドヘルド型の携帯用光硬化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置において、前記ランプは、16ワット未満
    の電力消費量を有すること、を特徴とするハンドヘルド
    型の携帯用光硬化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置において、前記ランプは、10ワット未満
    の電力消費量を有すること、を特徴とするハンドヘルド
    型の携帯用光硬化装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置において、前記ランプは、15ワット未満
    の電力消費量を有すること、を特徴とするハンドヘルド
    型の携帯用光硬化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置において、前記ランプは、20ワット未満
    の電力消費量を有すること、を特徴とするハンドヘルド
    型の携帯用光硬化装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携
    帯用光硬化装置において、前記ランプは、ケーシング
    と、該ケーシングの中に熱エネルギを保持することので
    きる、あるいは、前記フィラメントに熱エネルギを反射
    させて戻すことのできる、コーティングとを備えるこ
    と、を特徴とするハンドヘルド型の携帯用光硬化装置。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載のハンドヘルド型の携
    帯用光硬化装置において、前記バッテリは、再充電可能
    であること、を特徴とするハンドヘルド型の携帯用光硬
    化装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携
    帯用光硬化装置において、太陽電池を更に備えており、 該太陽電池は、導体を介して前記ランプに接続されるよ
    うに構成されたこと、を特徴とするハンドヘルド型の携
    帯用光硬化装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携
    帯用光硬化装置において、前記ランプはハロゲンランプ
    であること、を特徴とするハンドヘルド型の携帯用光硬
    化装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のハンドヘルド型の携
    帯用光硬化装置において、透明なカバーを更に備えてお
    り、 該カバーは、前記ランプの付近に位置決めされていて、
    前記第2の円筒部材によって支持されるように構成され
    たこと、を特徴とするハンドヘルド型の携帯用光硬化装
    置。
  15. 【請求項15】 ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置の
    使用方法であって、 バッテリと、ハウジングと、フィラメントを有する白熱
    ランプとを備え、該ランプが透明なバルブを有すると共
    に、前記ハウジングが前記ランプ及び前記バッテリを包
    囲するように構成されている、ハンドヘルド型の携帯用
    光硬化装置を準備する工程と、 前記ランプが20ワット未満の出力を出し、従って、前
    記ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置がファンを備え
    ず、前記ランプを前記バッテリに接続する工程とを備え
    ること、を特徴とする使用方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の使用方法におい
    て、前記ランプが光線を出射する間に10ワット未満の
    電力を消費するように構成されたこと、を特徴とする使
    用方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の使用方法におい
    て、前記ランプが光線を出射する間に5ワット未満の電
    力を消費するように構成されたこと、を特徴とする使用
    方法。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の使用方法におい
    て、更に、前記ランプを患者の口部の組織の5mm以内
    に位置決めする工程を備えること、を特徴とする使用方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載の使用方法におい
    て、更に、患者の口部の中の歯によって光硬化可能な組
    成物を支持させる工程を備えること、を特徴とする使用
    方法。
  20. 【請求項20】 ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置の
    使用方法であって、 バッテリと、ハウジングと、フィラメントを有する白熱
    ランプとを含み、該ランプが、透明なバルブを有してお
    り、また、前記ハウジングが前記ランプ及び前記バッテ
    リを包囲するように構成された、ハンドヘルド型の携帯
    用光硬化装置を準備する工程と、 前記ランプが20ワット未満の電力を消費し、従って、
    前記ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置がファンを備え
    ず、前記ランプを前記バッテリに接続する工程と、 患者の口部の中の歯によって支持された光硬化可能な組
    成物を準備する工程と、 前記ランプを前記組成物の5mm以内に位置決めする工
    程とを備えること、を特徴とする使用方法。
JP11106293A 1998-04-14 1999-04-14 ハンドヘルド型の携帯用光硬化装置 Pending JPH11318944A (ja)

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JP2007514504A (ja) * 2003-12-17 2007-06-07 ウルトラデント プロダクツ インコーポレイテッド 再充電可能な歯科用硬化灯

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