JPH11318850A - Mr装置のアンテナ装置 - Google Patents

Mr装置のアンテナ装置

Info

Publication number
JPH11318850A
JPH11318850A JP10131742A JP13174298A JPH11318850A JP H11318850 A JPH11318850 A JP H11318850A JP 10131742 A JP10131742 A JP 10131742A JP 13174298 A JP13174298 A JP 13174298A JP H11318850 A JPH11318850 A JP H11318850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coils
capacitors
coupling
matching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10131742A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Yamagata
秀文 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP10131742A priority Critical patent/JPH11318850A/ja
Publication of JPH11318850A publication Critical patent/JPH11318850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 好ましくないコイル間結合を、インピーダン
スマッチングを変化させることなく、打ち消す。 【解決手段】 同調コンデンサ13、14によって2つ
のセグメント11、12に分割されたコイル10、10
の間を、それぞれのコンデンサ13の両端に結合ネット
ワーク20を接続することによって、該ネットワーク2
0で結び、これらコイル10、10間の好ましくない結
合を打ち消す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、核磁気共鳴(N
MR)を利用してイメージングなどを行うMR装置に関
し、とくに複数個のコイルを備えるアンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フェーズドアレイコイル( Phased Arra
y Coil )やクワドラチャコイルなどの複数個のコイル
を備えるMR用アンテナ装置では、コイル間での好まし
からざる結合を打ち消す必要がある。そのため、従来よ
り、その結合を打ち消すための結合ネットワークをコイ
ルの入力部に追加している(特開昭63−139535
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、コイル間での好ましからざる結合を打ち消すた
めの結合ネットワークをコイルの入力部に追加する場
合、その追加される結合ネットワークがコイルのインピ
ーダンスマッチング部に接続されることになるので、コ
イルのインピーダンスマッチングがずれてしまうという
問題がある。
【0004】この発明は、上記に鑑み、インピーダンス
マッチングを変化させることなく、不要な結合を打ち消
すことができるように改善した、MR装置のアンテナ装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMR装置のアンテナ装置において
は、それぞれが同調コンデンサによってセグメント分割
されたコイル本体およびマッチングコンデンサを介して
信号ポートに接続される入力部から構成されて配列され
た複数個のコイルと、該コイルの隣り合わないコイル間
を結ぶよう、それぞれのコイル本体間に接続された、そ
れらコイル間の結合と極性が反対で大きさの等しい結合
係数を生成する結合ネットワークとが備えられているこ
とが特徴となっている。
【0006】複数個配列されたコイルのうち、隣り合わ
ないコイルの間に結合ネットワークが接続される。この
結合ネットワークは、このネットワークで結ばれたコイ
ル間の結合と、極性が反対で大きさの等しい結合係数を
生成する。そのため、この結合ネットワークを接続する
ことによって好ましくない結合を打ち消すことができ
る。結合ネットワークはコイル本体の部分に接続されて
おり、マッチングコンデンサを含む入力部に影響を与え
ないため、この結合ネットワークを追加したことにより
インピーダンスマッチングが変化することがない。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1では、
一例として、4つのコイル10を並べたフェーズドアレ
イコイルを示している。各コイル10は2つのセグメン
ト11、12に分割されており、同調コンデンサ(周波
数調整用コンデンサ)13、14で結合され、全体とし
てコイル本体たる直列共振回路を形成している。コンデ
ンサ14の両端には、インピーダンスマッチング用のマ
ッチングコンデンサ15、16を介して信号ポート17
が接続されており、これがコイル入力部を形成する。信
号ポート17にはケーブルなどを介してプリアンプ30
が接続される(図2を参照)。各プリアンプ30の出力
端は高周波受信回路40を介して画像再構成装置50に
接続される。
【0008】MR装置において、マグネットによって形
成された静磁場中に被検体(人体など)を置いて、これ
にRFパルスを照射して励起し、被検体中で発生したN
MR信号を上記の各コイル10で受信する(なお、静磁
場発生用マグネット、傾斜磁場発生用コイルおよびこれ
にパルス電流を供給する電源、RFパルス送信装置、こ
れらを制御する制御装置などは図示しない)。受信され
た信号はプリアンプ30を通って高周波受信回路40に
伝送され、ここでデジタル信号に変換され、検波および
フィルタリングを受け、画像再構成装置50に送られ
る。画像再構成装置50はたとえばコンピュータにより
構成され、得られた画像が表示され、記録される。画像
はフェーズドアレイコイルを構成する各コイル10ごと
に得られ、これらの画像を合成して1枚の広視野の画像
が得られる。
【0009】フェーズドアレイコイルはここでは図1に
示すように4つのコイル10を並べたものとしており、
隣り合うコイル10間の好ましからざる結合は空間的配
置を工夫することによって打ち消すことができる(製作
時にそのような空間的配置をとるようにする)。しか
し、隣り合わないコイル10間での結合については、空
間的配置の工夫では対処できない。
【0010】そこで、図1に示すように、結合ネットワ
ーク20をコイル10間に接続する。この結合ネットワ
ーク20は、それに接続された2つのコイル10の一方
のコンデンサ13と分圧回路を構成して他方のコイル1
0から電圧を与える。すなわち、結合ネットワーク20
は、これらのコイル10間での不要結合と極性が反対で
大きさの等しい結合係数を生成し、他方のコイル10か
ら印加される電圧が、その2つのコイル10間での不要
な結合によって生じる電圧と反対極性で同程度の大きさ
となるようにされる。ここでは結合ネットワーク20は
5つのコンデンサ21〜25をH字形に接続して構成さ
れ、各容量が、上記のような結合係数を生成するよう調
整されている。
【0011】そのため、この図1では最左端のコイル1
0と、左端から3番目のコイル10との間の好ましくな
い結合が、それらのコイル10、10の間に結合ネット
ワーク20を接続することによって打ち消されることに
なる。しかも、この結合ネットワーク20は、共振回路
を形成するコイル本体に接続され、入力部(マッチング
コンデンサ15、16等)には接続されないため、この
結合ネットワーク20の追加によってインピーダンスマ
ッチングが変化するという不都合を避けることができ
る。
【0012】なお、上記の例では、結合ネットワーク2
0はH字形に形成したが、Y字形など他の構成も可能で
ある。また接続箇所も同調コンデンサ13の両端に限ら
ず、同調コンデンサ14の両端とすることもでき、しか
も結合ネットワーク20をそれらコンデンサ13、14
のそれぞれに接続することもできる。また、コイル10
はコンデンサ13、14で2つのセグメント11、12
に分割したものとしているが、4つのコンデンサを用い
て4つに分割したものなどとすることができ、そのそれ
ぞれの両端に結合ネットワーク20を接続することがで
きる。フェーズドアレイコイルを形成するコイル10の
数も上記のような4に限らない。さらに、フェーズドア
レイコイルのみならず、クワドラチャコイルに適用する
ことも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるM
R装置のアンテナ装置では、複数個のコイルが配置され
ており、この各コイルは同調コンデンサによってセグメ
ント分割されたコイル本体およびマッチングコンデンサ
を介して信号ポートに接続される入力部からそれぞれ構
成され、これらコイルのうちの隣り合わないコイル間に
おいて、それぞれのコイル本体に、不要結合とは反対極
性で大きさの等しい結合係数を生成する結合ネットワー
クを接続して、それら隣り合わないコイル間の好ましく
ない結合を打ち消すようにしている。結合ネットワーク
が接続される箇所はコイル本体部であり、マッチングコ
ンデンサを含む入力部に影響を与えないため、この結合
ネットワークを追加したことによりインピーダンスマッ
チングが変化するという不都合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す回路図。
【図2】同実施形態の受信信号系統を示すブロック図。
【符号の説明】
10 フェーズドアレイコイルを構成するコ
イル 11、12 コイルセグメント 13、14 同調コンデンサ 15、16 マッチングコンデンサ 17 信号ポート 20 結合ネットワーク 21〜25 結合ネットワークを形成するコンデン
サ 30 プリアンプ 40 高周波受信回路 50 画像再構成装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが同調コンデンサによってセグ
    メント分割されたコイル本体およびマッチングコンデン
    サを介して信号ポートに接続される入力部から構成され
    て配列された複数個のコイルと、該コイルの隣り合わな
    いコイル間を結ぶよう、それぞれのコイル本体間に接続
    された、それらコイル間の結合と極性が反対で大きさの
    等しい結合係数を生成する結合ネットワークとを備える
    ことを特徴とするMR装置のアンテナ装置。
JP10131742A 1998-05-14 1998-05-14 Mr装置のアンテナ装置 Pending JPH11318850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10131742A JPH11318850A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 Mr装置のアンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10131742A JPH11318850A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 Mr装置のアンテナ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11318850A true JPH11318850A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15065139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10131742A Pending JPH11318850A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 Mr装置のアンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11318850A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022483A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Hitachi Ltd 高周波コイル及び磁気共鳴撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022483A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Hitachi Ltd 高周波コイル及び磁気共鳴撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0759560B1 (en) A magnetic resonance imaging method and apparatus
US6900636B2 (en) Transmission and receiving coil for MR apparatus
JP4271906B2 (ja) 磁気共鳴イメージング用の送信コイル
US5185576A (en) Local gradient coil
US7183770B2 (en) High-frequency system for an MR apparatus with multiple transmit channels
EP0388451B1 (en) Quadrature surface coils for magnetic resonance imaging
US7804300B2 (en) Compact and flexible radio frequency coil arrays
EP1085338B1 (en) Magnetic resonance apparatus
EP0233211B1 (en) Surface coil system for magnetic resonance imaging
US6008649A (en) RF coil apparatus for MR system with lateral B0 field
US20060033497A1 (en) Degenerate birdcage coil and transmit/receive apparatus and method for same
JP2000225106A (ja) 受信コイル並びに磁気共鳴撮像方法および装置
US8441258B2 (en) Quadrature and linear RF coil array for MRI of human spine and torso
KR100671082B1 (ko) 페이즈드 어레이 코일, 수신 신호 처리 회로 및 자기 공명 촬영 장치
JP2001112738A (ja) 磁気共鳴装置のためのrf発信コイル
JPH0614901A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2001198106A (ja) 開放型磁気共鳴イメージング・システム用の無線周波数コイル
WO2002075345A1 (en) Mri gradient coil with variable field of view and apparatus and methods employing the same
US7285957B2 (en) Method and apparatus to generate a circular polarized RF field independent of subject asymmetry
JP2005529699A (ja) Rfコイルアレイを具備するmrシステム
EP0815462B1 (en) Combination circuit for an rf measuring coil system for detection of magnetic resonance signals
JPS63286143A (ja) 特に核磁気共鳴イメージング装置のためのパッシブ・デカップリング式受信アンテナ
JP3164377B2 (ja) 磁気共鳴画像装置
JP2002119495A (ja) Rfコイルアセンブリ
JPH11318850A (ja) Mr装置のアンテナ装置