JPH11313185A - 画像読み取り装置の画像ノイズ測定方法およびその記録媒体 - Google Patents

画像読み取り装置の画像ノイズ測定方法およびその記録媒体

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JPH11313185A
JPH11313185A JP10116614A JP11661498A JPH11313185A JP H11313185 A JPH11313185 A JP H11313185A JP 10116614 A JP10116614 A JP 10116614A JP 11661498 A JP11661498 A JP 11661498A JP H11313185 A JPH11313185 A JP H11313185A
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JP10116614A
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Keiji Honda
継司 本田
Hide Nitta
秀 新田
Kimihide Hashimoto
公秀 橋本
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PFU Ltd
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PFU Ltd
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Priority to TW89126124A priority patent/TW472481B/zh
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Priority to CNA031072178A priority patent/CN1516479A/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より担当作業者の目視チェックによる感
応検査に頼ってきた画像読取り装置の画像ノイズ測定の
工程を、自動解析による判定の工程とする画像ノイズ測
定方法を提供する。 【解決手段】 テストチャートの一様な濃度を持った測
定領域を読み取った画像データを、コンピュータの画像
解析処理プログラムにより解析し、当該画像データに含
まれる画像データの異常部分を摘出し、あらかじめ定め
る基準に照らして前記の画像データの異常部分が画像ノ
イズであるか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホスト装置に接
続して前記のホスト装置に画像データを提供する画像読
み取り装置の試験工程において、従来より熟練技術者の
感応検査に依存してきた画像ノイズの測定を定量的に行
ない、さらに前記の測定結果をあらかじめ定める基準に
基づいて一義的にその良否を判定する技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ホスト装置に接続して前記のホスト装置
に画像データを提供する画像読み取り装置で読み取った
画像のノイズは画像品質の低下をもたらし、原稿の再現
性を損なう原因となる。前記のノイズを除去することは
前記の画像読み取り装置の性能を安定させるための重要
なポイントである。したがって、画像読み取り装置に発
生するノイズを正確に測定することは、前記の画像読み
取り装置の実態を把握することであり、同時にその原因
を除去するためにも欠くことのできない要素である。
【0003】ここで、この発明にかかる以下に示す用語
の定義を述べて、その内包する概念を明確にする。
【0004】主走査方向とは、主要方向の読み取り走査
方向を言う。したがって1回の主走査によって得られる
画像データは線状をなした一次元的な画像データであ
り、1本の横ラインである画像データを形成する。また
通常は、主走査方向に併置した複数個数のCCD素子に
よって一括して前記の横ラインである主走査方向の画像
データを読み取る。
【0005】副走査方向とは、主走査方向に対して直角
をなす走査方向であり、前記の主走査方向に走査して得
られた線状の一次元的な画像データは、副走査方向の走
査によって累積されて面状の二次元的な画像データを構
成する。したがって前記の画像読み取り装置において主
走査方向に併置して備えるCCD素子の1個は、副走査
方向にそって1本の縦ラインである画像データを形成す
る。
【0006】透過原稿を例にとると、原稿濃度と前記の
原稿を透過した光によるCCD素子の出力との関係は直
線的に変化するものではなく、図9に示すごとく指数関
数的に変化することが知られている。
【0007】このことは、前記のCCD素子による出力
に発生するノイズは原稿濃度によってその影響の度合い
が異なるということを示している。
【0008】したがって、実際に特定の原稿によりノイ
ズを測定する際に濃度の異なる複数の原稿を読み取るこ
とにより、発生したノイズを確実に捕捉できるというこ
とがわかる。
【0009】図10によって、前記の画像読み取り装置
にたとえば塵埃等が混入して、特定のCCD素子の光検
出に異常をきたした場合を説明する。
【0010】図10(a)に示すごとく、前記の異常を
きたしたCCD素子の箇所では画像データが突出した値
を示し、図10(b)に示すごとく均一な濃度により構
成する原稿を読み取った場合には前記の異常をきたした
CCD素子の箇所で画像データのヌケを発生して縦スジ
となって現れる。
【0011】図11および図12によって、従来の技術
による画像読み取り装置の試験工程において、ノイズを
測定するフローを説明する。
【0012】図11にブロック図を示す。すなわちテス
トチャートB01を載置した画像読み取り装置B02に
おいて、光源ランプB22の照射する光が前記のテスト
チャートB01を透過し、CCD素子B23は前記のテ
ストチャートB01を透過した光に感応して電気信号を
発する。なお前記のテストチャートB01として図1に
示したごとく複数の読み取り領域1a、1b、1cおよ
び1dを備えるテストチャート1を適用する。
【0013】また読み取り移動部B24は前記のCCD
素子B23を備える読み取り部を移動させて副走査方向
の読み取りを実行させる。
【0014】さらに演算制御部B21は前記のCCD素
子B23の発した電気信号を適当な形態に増幅して画像
データとなし、測定装置B05に転送する。
【0015】前記の画像読み取り装置B02より画像デ
ータを受信した測定装置B05のドライバプログラムB
52は、演算制御部B51に前記の画像データを転送
し、表示部B55に前記の画像データを表示し、前記の
測定装置B05の操作担当者の目視検査に備える。
【0016】図12にノイズを測定するフローチャート
を示す。
【0017】ステップS101で、操作担当者は試験の
対象である画像読み取り装置B02にテストチャートB
01を載置し、ステップS102に進んで前記の画像読
み取り装置B02によって前記のテストチャートB01
を読み取り、ステップS103で前記の画像データを測
定装置B05に転送する。
【0018】ステップS104で画像データを受信した
測定装置B05は、ステップS105に進んで前記の画
像データを表示部B55に表示し、ステップS106で
目視によるチェックを行なう。
【0019】ステップS107で、見出されたノイズが
規定の許容範囲内にある場合は、ステップS109に進
んでノイズ無しと判定して当該画像読み取り装置B02
は手直し不要の装置として次工程に引き渡す。
【0020】また見出されたノイズが規定の許容範囲を
超えている場合は、ステップS108に進んでノイズあ
りと判定して当該画像読み取り装置B02は手直しが必
要な装置として所定の手直し工程に引き渡す。
【0021】ステップS110で、記録部B56に該当
する試験結果のデータを格納して当該ノイズ測定の工程
を終了する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術による画像読み取り装置の試験工程におけるノイズ
測定方法では、次に述べるような問題点がある。
【0023】画像ノイズの摘出と測定およびその合否判
定は、測定装置の表示部に表示したテストチャートの画
像を操作担当者が目視でチェックすることで実行する。
【0024】したがって当該試験工程におけるノイズ測
定方法は担当者による感応試験に頼るものであり、操作
担当者の習熟度が大きく影響し、前記の操作担当者の視
力等の個人的な資質とともに当日の健康状態といった要
素も検査結果に影響するので、一義的な判定基準を確立
することは困難である。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では画像ノイズ測定方法において次に
示す手段を取った。
【0026】1)画像読み取り装置に、均一な濃度によ
る読み取り領域を持ったテストチャートを読み取らせて
画像データを採取して解析し、個々の画像データのバラ
ツキの度合いがあらかじめ定める範囲を越えれば当該画
像読み取り装置は画像ノイズを持つと判定する。
【0027】この手段を取ることにより、画像読み取り
装置の画像ノイズ測定においてテストチャートの均一な
濃度による読み取り領域を読み取った画像データを解析
して、一義的に画像ノイズの有無を判定するという作用
を得る。
【0028】2)画像読み取り装置に、均一な濃度によ
る読み取り領域を持ったテストチャートを読み取らせて
画像データを採取して解析し、特定の位置にある縦方向
または横方向の平均出力値がその全域における平均値か
ら離れる度合いがあらかじめ定める範囲を越えれば当該
箇所で画像ノイズを持つと判定する。
【0029】この手段を取ることにより、画像読み取り
装置の画像ノイズ測定においてテストチャートの均一な
濃度による読み取り領域を読み取った画像データを解析
して、一義的に画像ノイズの発生を判定し、さらにその
位置を知るという作用を得る。
【0030】3)画像読み取り装置に、均一な濃度によ
る読み取り領域を持ったテストチャートを読み取らせて
画像データを採取して解析し、特定の位置にある縦方向
または横方向の平均出力値がその隣接する平均出力値と
の差異があらかじめ定める範囲を越えれば当該箇所で画
像ノイズを持つと判定する。
【0031】この手段を取ることにより、画像読み取り
装置の画像ノイズ測定においてテストチャートの均一な
濃度による読み取り領域を読み取った画像データを解析
して、一義的に画像ノイズの発生を判定し、さらにその
位置を知るという作用を得る。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明は、画像ノイズ測定方法
において次に示すような形態を取る。
【0033】1)画像読み取り装置に、単一の均一な濃
度の読み取り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の
均一な濃度の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別
の測定領域における全画素の光学濃度の標準偏差値を算
出し、前記の標準偏差値があらかじめ定める数値の範囲
を超えて逸脱した場合に、当該装置において画像ノイズ
を検出したとする。
【0034】この形態を取ることにより、画像ノイズ測
定方法において画像ノイズを検出する一義的な基準を設
けるという作用を得る。
【0035】2)画像読み取り装置に、単一の均一な濃
度の読み取り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の
均一な濃度の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別
の測定領域において個々のCCD素子が副走査方向に順
次読み取った出力の平均値である縦ラインごとの平均濃
度を算出し、特定の縦ラインの平均濃度がその近傍の縦
ラインごとの平均濃度または前記の個別の測定領域全域
の平均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超え
て逸脱した場合に当該縦ラインをノイズラインと判定
し、当該装置において画像ノイズを検出したとする。
【0036】3)あるいはまた、画像読み取り装置に、
単一の均一な濃度の読み取り領域、あるいは異なる濃度
レベルの複数の均一な濃度の読み取り領域を読み取らせ
て、前記の個別の測定領域において主走査方向に読み取
った出力の平均値である横ラインごとの平均濃度を算出
し、特定の横ラインの平均濃度がその近傍の横ラインご
との平均濃度または前記の個別の測定領域全域の平均濃
度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱し
た場合に当該横ラインをノイズラインと判定し、当該装
置において画像ノイズを検出したとする。
【0037】4)あるいはまた、画像読み取り装置に、
単一の均一な濃度の読み取り領域、あるいは異なる濃度
レベルの複数の均一な濃度の読み取り領域を読み取らせ
て、前記の個別の測定領域において個々のCCD素子が
副走査方向に順次読み取った出力の平均値である縦ライ
ンごとの平均濃度を算出し、特定の縦ラインの平均濃度
がその隣接する縦ラインの平均濃度に対してあらかじめ
定める数値の範囲を超えて逸脱した場合に当該縦ライン
をノイズラインと判定し、当該装置において画像ノイズ
を検出したとする。
【0038】5)あるいはまた、画像読み取り装置に、
単一の均一な濃度の読み取り領域、あるいは異なる濃度
レベルの複数の均一な濃度の読み取り領域を読み取らせ
て、前記の個別の測定領域において主走査方向に読み取
った出力の平均値である横ラインごとの平均濃度を算出
し、特定の横ラインの平均濃度がその隣接する横ライン
の平均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超え
て逸脱した場合に当該横ラインをノイズラインと判定
し、当該装置において画像ノイズを検出したとする。
【0039】この形態を取ることにより、画像ノイズ測
定方法において画像ノイズを検出する一義的な基準と前
記の画像ノイズの発生した位置を指定する一義的な基準
とを設けるという作用を得る。
【0040】6)ホスト装置に接続して、前記のホスト
装置に画像データを提供する画像読み取り装置の、画像
ノイズを測定する測定装置において、前記の画像読み取
り装置に、単一の均一な濃度の読み取り領域、あるいは
異なる濃度レベルの複数の均一な濃度の読み取り領域を
読み取らせて、前記の個別の測定領域における全画素の
光学濃度の標準偏差値を算出する手順と、前記の標準偏
差値があらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した場
合に、当該画像読み取り装置において画像ノイズを検出
したことを報告する手順とを実行させるプログラムを格
納する。
【0041】7)あるいはまた、前記の画像読み取り装
置に単一の均一な濃度の読み取り領域、あるいは異なる
濃度レベルの複数の均一な濃度の読み取り領域を読み取
らせて、前記の個別の測定領域において個々のCCD素
子が副走査方向に順次読み取った出力の平均値である縦
ラインごとの平均濃度を算出する手順と、特定の縦ライ
ンの平均濃度が、その近傍の縦ラインごとの平均濃度ま
たは前記の個別の測定領域全域の平均濃度に対してあら
かじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した場合に当該縦
ラインをノイズラインと判定し、当該装置において画像
ノイズを検出したことを報告する手順とを実行させるプ
ログラムを格納する。
【0042】8)あるいはまた、前記の画像読み取り装
置に単一の均一な濃度の読み取り領域、あるいは異なる
濃度レベルの複数の均一な濃度の読み取り領域を読み取
らせて、前記の個別の測定領域において主走査方向に読
み取った出力の平均値である横ラインごとの平均濃度を
算出する手順と、特定の横ラインの平均濃度がその近傍
の横ラインの平均濃度または前記の個別の測定領域全域
の平均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超え
て逸脱した場合に当該縦ラインをノイズラインと判定
し、当該装置において画像ノイズを検出したことを報告
する手順とを実行させるプログラムを格納する。
【0043】9)あるいはまた、前記の画像読み取り装
置に単一の均一な濃度の読み取り領域、あるいは異なる
濃度レベルの複数の均一な濃度の読み取り領域を読み取
らせて、前記の個別の測定領域において個々のCCD素
子が副走査方向に順次読み取った出力の平均値である縦
ラインごとの平均濃度を算出する手順と、特定の縦ライ
ンごとの平均濃度が、その隣接する縦ラインの平均濃度
に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した
場合に当該縦ラインをノイズラインと判定し、当該装置
において画像ノイズを検出したことを報告する手順とを
実行させるプログラムを格納する。
【0044】10)あるいはまた、前記の画像読み取り
装置に単一の均一な濃度の読み取り領域、あるいは異な
る濃度レベルの複数の均一な濃度の読み取り領域を読み
取らせて、前記の個別の測定領域において主走査方向に
読み取った出力の平均値である横ラインごとの平均濃度
を算出する手順と、特定の横ラインの平均濃度がその隣
接する横ラインの平均濃度に対してあらかじめ定める数
値の範囲を超えて逸脱した場合に当該縦ラインをノイズ
ラインと判定し、当該装置において画像ノイズを検出し
たことを報告する手順とを実行させるプログラムを格納
する。
【0045】この形態を取ることにより、前記の画像読
み取り装置を試験する測定装置は画像ノイズを検出する
手順と、前記の画像ノイズの発生した位置を指定する手
順とを搭載するという作用を得る。
【0046】
【実施例】この発明による代表的な実施例を、図1ない
し図8によって説明する。
【0047】図1に、画像ノイズ測定方法に用いるテス
トチャートの代表的な実施例を示す。すなわちここに示
したテストチャート1は、透過光によって画像を形成す
るべく無色透明な素材によって作られる。この措置によ
り、反射光によって画像を形成するテストチャートを使
用する際に発生する乱反射による不確定要素を排除す
る。
【0048】また前記のテストチャート1は複数の読み
取り領域1a、1b、1cおよび1dを持ち、それぞれ
段階的に異なる濃度による均一な濃度を持っている。た
とえば読み取り領域1aは全く画像濃度を持たない領域
であり、読み取り領域1dは透過光を完全に遮断する画
像濃度を有しており、さらに読み取り領域1b、1cは
それぞれ前記の読み取り領域1aおよび1dの中間値に
よるあらかじめ定める光透過率を有した読み取り領域で
ある。なお図1(a)には横方向の読み取り領域を設定
したテストチャートの実施例を示し、図1(b)には縦
方向の読み取り領域を設定したテストチャートの実施例
を示すが、当然のことながら、必要に応じて全域が単一
の濃度による均一な濃度を持つものを用いてもよい。
【0049】図2により、前記のテストチャート1を読
み取った際に生ずるノイズラインを説明する。図2
(a)に示すごとく画像読み取り装置の読み取ったテス
トチャート1の読み取り領域1aに縦方向のノイズライ
ン2aが見られる場合は、特定のCCD素子に異常が発
生したかあるいはまた前記の特定のCCD素子上に塵埃
等が付着してその機能が冒されているということが推測
される。
【0050】図2(b)に示すごとく画像読み取り装置
の読み取ったテストチャート1の読み取り領域1aに横
方向のノイズライン2bが見られる場合は、副走査方向
の送り機構の欠陥により移動時において光学系に揺らぎ
を引き起こしたものかあるいはまた光源ランプの不安定
による点滅等の結果であると推測される。
【0051】図3ないし図8により、この発明による画
像ノイズの測定方法の実施例を説明する。
【0052】図3にブロック図を示す。すなわち試験に
供する画像読み取り装置B02は、光源ランプB22の
照射する光を前記の画像読み取り装置B02に載置する
テストチャートB01に当て、その透過した光を光学系
を介してCCD素子B23に結像させる
【0053】なおここで示したテストチャートB01
は、先に図1によって説明したテストチャート1と同等
である。
【0054】また読み取り移動部B24は、光学系を副
走査方向に移動して縦方向の画像データを形成させる。
【0055】前記のCCD素子B23に発生した画像信
号は、演算制御部B21によって測定装置B03に転送
される。
【0056】前記の測定装置B03は、前記の画像読み
取り装置B02より転送を受けた画像データをその内蔵
する測定制御プログラムB33によって解析し、画像ノ
イズの有無を判定する。
【0057】前記の画像ノイズ有無の判定結果は、表示
部B35に表示するとともに記録部B36に格納する。
【0058】図4に示したフローチャートによって、こ
の発明による画像ノイズの測定方法のひとつの実施例を
説明する。なお各フローにおいて引用する符号は、図3
による。
【0059】ステップS001で、操作担当者は試験の
対象である画像読み取り装置B02にテストチャートB
01を載置し、ステップS002に進んで前記の画像読
み取り装置B02によって前記のテストチャートB01
を読み取り、ステップS003で前記の画像データを測
定装置B03に転送する。
【0060】ステップS004で画像データを受信した
測定装置B03は、ステップS005に進んで測定の対
象領域を特定する。ここではたとえば図1に示すテスト
チャート1における読み取り領域1aを指定する。
【0061】ステップS006で、測定制御プログラム
B33に内蔵するデータ解析部B33aは対象とする領
域の個々の画像データの濃度値の平均値を算出し、次い
で前記の平均値をもとに標準偏差値を算出する。
【0062】ステップS007で、前記の標準偏差値を
あらかじめ定める値と比較し、その差異値があらかじめ
定める許容範囲値以下であれば、ステップS009に進
んで画像ノイズ無しと判定する。また前記の差異値があ
らかじめ定める許容範囲値を越えるものであれば、ステ
ップS008に進んで画像ノイズありと判定して所定の
手直し担当部門に当該画像読み取り装置B02を引き渡
す。
【0063】ステップS010で、前記の標準偏差値等
の測定記録を記録部B36に格納し、ステップS011
に進んで、たとえば継続して図1に示すテストチャート
1における読み取り領域1bにかかる画像データを測定
する場合はステップS005に戻る。また前記のテスト
チャートにおける測定の対象とする全領域についての画
像データの解析を終了すれば、ステップS012で測定
結果を表示部B35に表示して操作担当者に通知して、
当該測定工程を終了する。
【0064】したがって前記の図4に示した画像ノイズ
測定のフローにより、画像ノイズの存在を作業担当者の
目視チェックに頼らず一義的に判定し、さらにその測定
に供したデータを保存して必要時に再現することができ
る。
【0065】図5に示したフローチャートによって、こ
の発明による画像ノイズの測定方法の別のひとつの実施
例を説明する。なお各フローにおいて引用する符号は、
図3による。
【0066】ステップS021で、操作担当者は試験の
対象である画像読み取り装置B02にテストチャートB
01を載置し、ステップS022に進んで前記の画像読
み取り装置B02によって前記のテストチャートB01
を読み取り、ステップS023で前記の画像データを測
定装置B03に転送する。
【0067】ステップS024で画像データを受信した
測定装置B03は、ステップS025に進んで測定の対
象領域を特定する。ここではたとえば図1に示すテスト
チャート1における読み取り領域1aを指定する。
【0068】ステップS026で、測定制御プログラム
B33に内蔵するデータ解析部B33aは対象とする領
域の個別のCCD素子の出力する縦ラインの画像データ
の個別のCCD素子にかかる濃度値の平均値を算出し、
ステップS027に進んで対象とする領域の全画像デー
タの濃度値の全域平均値を算出する。
【0069】ステップS028で、前記のステップS0
26で算出した個々のCCD素子の出力する縦ラインの
画像データの個別のCCD素子にかかる濃度値の平均値
と、前記のステップS27で算出した対象とする領域の
全画像データの濃度値の平均値とを比較して、その差異
値を算出する。
【0070】あるいはまた、前記のステップS026で
算出した個別のCCD素子の出力する縦ラインの画像デ
ータの個別のCCD素子にかかる濃度値の平均値と、あ
らかじめ定める個数を隔てた位置にあるCCD素子の出
力する縦ラインの画像データの個別のCCD素子にかか
る濃度値の平均値とを個別に比較して、その差異値を算
出する。
【0071】ステップS029で、前記のステップS0
28で求めた差異値があらかじめ定める許容範囲値以下
であれば、ステップS031に進んで画像ノイズ無しと
判定する。また前記の差異値があらかじめ定める許容範
囲値を越えるものであれば、ステップS030に進んで
画像ノイズありと判定して、当該試験工程の終了後に所
定の手直し担当部門に当該画像読み取り装置B02を引
き渡すものとする。
【0072】ステップS032で、前記の異常を見出し
たCCD素子による縦ラインの位置等の測定記録を記録
部B36に格納し、ステップS033に進んで、たとえ
ば継続して図1に示すテストチャート1における読み取
り領域1bにかかる画像データを測定する場合はステッ
プS025に戻る。また前記のテストチャートにおける
測定の対象とする全領域についての画像データの解析を
終了すれば、ステップS034に進んで測定の結果を表
示部B35に表示して操作担当者に通知して、当該測定
工程を終了する。
【0073】したがって前記の図5に示した画像ノイズ
測定のフローにより、画像ノイズの存在および前記の画
像ノイズ発生にかかわったCCD素子の位置を作業担当
者の目視チェックに頼らず一義的に判定し、さらにその
測定に供したデータを保存して必要時に再現することが
できる。
【0074】図6に示したフローチャートによって、こ
の発明による画像ノイズの測定方法の別のひとつの実施
例を説明する。なお各フローにおいて引用する符号は、
図3による。
【0075】ステップS041で、操作担当者は試験の
対象である画像読み取り装置B02にテストチャートB
01を載置し、ステップS042に進んで前記の画像読
み取り装置B02によって前記のテストチャートB01
を読み取り、ステップS043で前記の画像データを測
定装置B03に転送する。
【0076】ステップS044で画像データを受信した
測定装置B03は、ステップS045に進んで測定の対
象領域を特定する。ここではたとえば図1に示すテスト
チャート1における読み取り領域1aを指定する。
【0077】ステップS046で、測定制御プログラム
B33に内蔵するデータ解析部B33aは対象とする領
域で主走査方向に構成する個別の横ラインの画像データ
の濃度値の平均値を算出し、ステップS047に進んで
対象とする領域の全画像データの濃度値の全域平均値を
算出する。
【0078】ステップS048で、前記のステップS0
46で算出した主走査方向に構成する個別の横ラインの
濃度値の平均値と、前記のステップS47で算出した対
象とする領域の全画像データの濃度値の平均値とを個別
に比較して、その差異値を算出する。
【0079】あるいはまた、前記のステップS046で
算出した主走査方向に構成する個別の横ラインの濃度値
の平均値と、あらかじめ定める横ライン本数を隔てた位
置にある主走査方向に構成する個別の横ラインの濃度値
の平均値とを比較して、その差異値を算出する。
【0080】ステップS049で、前記のステップS0
48で求めた差異値があらかじめ定める許容範囲値以下
であれば、ステップS051に進んで画像ノイズ無しと
判定する。また前記の差異値があらかじめ定める許容範
囲値を越えるものであれば、ステップS050に進んで
画像ノイズありと判定して当該試験工程の終了後に所定
の手直し担当部門に当該画像読み取り装置B02を引き
渡すものとする。
【0081】ステップS052で、前記の異常を見出し
た横ラインの位置等の測定記録を記録部B36に格納
し、ステップS053に進んで、たとえば継続して図1
に示すテストチャート1における読み取り領域1bにか
かる画像データを測定する場合はステップS045に戻
る。また前記のテストチャートにおける測定の対象とす
る全領域についての画像データの解析を終了すれば、ス
テップS054に進んで測定結果を表示部B35に表示
して操作担当者に通知し、当該測定工程を終了する。
【0082】したがって前記の図6に示した画像ノイズ
測定のフローにより、画像ノイズの存在および前記の画
像ノイズ発生した副走査方向における位置を作業担当者
の目視チェックに頼らず一義的に判定し、さらにその測
定に供したデータを保存して必要時に再現することがで
きる。
【0083】図7に示したフローチャートによって、こ
の発明による画像ノイズの測定方法の別のひとつの実施
例を説明する。なお各フローにおいて引用する符号は、
図3による。
【0084】ステップS061で、操作担当者は試験の
対象である画像読み取り装置B02にテストチャートB
01を載置し、ステップS062に進んで前記の画像読
み取り装置B02によって前記のテストチャートB01
を読み取り、ステップS063で前記の画像データを測
定装置B03に転送する。
【0085】ステップS064で画像データを受信した
測定装置B03は、ステップS065に進んで測定の対
象領域を特定する。ここではたとえば図1に示すテスト
チャート1における読み取り領域1aを指定する。
【0086】ステップS066で、測定制御プログラム
B33に内蔵するデータ解析部B33aは対象とする領
域の個別のCCD素子の出力する縦ラインの画像データ
の個別のCCD素子にかかる濃度値の平均値を算出す
る。
【0087】ステップS067で、前記のステップS0
66で算出した個々のCCD素子の出力する縦ラインの
画像データの個別のCCD素子にかかる濃度値の平均値
と、その隣接するCCD素子にかかる濃度値の平均値と
を比較して、その差異値を算出する。
【0088】ステップS068で、前記のステップS0
67で求めた差異値があらかじめ定める許容範囲値以下
であれば、ステップS070に進んで画像ノイズ無しと
判定する。また前記の差異値があらかじめ定める許容範
囲値を越えるものであれば、ステップS069に進んで
画像ノイズありと判定して当該試験工程の終了後に所定
の手直し担当部門に当該画像読み取り装置B02を引き
渡すものとする。
【0089】ステップS071で、前記の異常を見出し
たCCD素子による縦ラインの位置等の測定記録を記録
部B36に格納し、ステップS072に進んで、たとえ
ば継続して図1に示すテストチャート1における読み取
り領域1bにかかる画像データを測定する場合はステッ
プS065に戻る。また前記のテストチャートにおける
測定の対象とする全領域についての画像データの解析を
終了すれば、ステップS0737に進んで測定結果を操
作担当者に通知するとともに当該測定工程を終了する。
【0090】したがって前記の図7に示した画像ノイズ
測定のフローにより、画像ノイズの存在および前記の画
像ノイズ発生にかかわったCCD素子の位置を作業担当
者の目視チェックに頼らず一義的に判定し、さらにその
測定に供したデータを保存して必要時に再現することが
できる。
【0091】図8に示したフローチャートによって、こ
の発明による画像ノイズの測定方法の別のひとつの実施
例を説明する。なお各フローにおいて引用する符号は、
図3による。
【0092】ステップS081で、操作担当者は試験の
対象である画像読み取り装置B02にテストチャートB
01を載置し、ステップS082に進んで前記の画像読
み取り装置B02によって前記のテストチャートB01
を読み取り、ステップS083で前記の画像データを測
定装置B03に転送する。
【0093】ステップS084で画像データを受信した
測定装置B03は、ステップS085に進んで測定の対
象領域を特定する。ここではたとえば図1に示すテスト
チャート1における読み取り領域1aを指定する。
【0094】ステップS086で、測定制御プログラム
B33に内蔵するデータ解析部B33aは対象とする領
域で主走査方向に構成する個別の横ラインの画像データ
の濃度値の平均値を算出する。
【0095】ステップS087で、前記のステップS0
86で算出した主走査方向に構成する個別の横ラインの
濃度値の平均値と、その隣接する主走査方向に構成する
個別の横ラインの濃度値の平均値とを比較して、その差
異値を算出する。
【0096】ステップS088で、前記のステップS0
87で求めた差異値があらかじめ定める許容範囲値以下
であれば、ステップS090に進んで画像ノイズ無しと
判定する。また前記の差異値があらかじめ定める許容範
囲値を越えるものであれば、ステップS089に進んで
画像ノイズありと判定して当該試験工程の終了後に所定
の手直し担当部門に当該画像読み取り装置B02を引き
渡すものとする。
【0097】ステップS091で、前記の異常を見出し
た横ラインの位置等の測定記録を記録部B36に格納
し、ステップS092に進んで、たとえば継続して図1
に示すテストチャート1における読み取り領域1bにか
かる画像データを測定する場合はステップS045に戻
る。また前記のテストチャートにおける測定の対象とす
る全領域についての画像データの解析を終了すれば、ス
テップS093に進んで測定結果を操作担当者に通知す
るとともに当該測定工程を終了する。
【0098】したがって前記の図8に示した画像ノイズ
測定のフローにより、画像ノイズの存在および前記の画
像ノイズ発生した副走査方向における位置を作業担当者
の目視チェックに頼らず一義的に判定し、さらにその測
定に供したデータを保存して必要時に再現することがで
きる。
【0099】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0100】1)画像読み取り装置に、段階的に設定し
た個々の濃度による均一な濃度の複数の読み取り領域を
備えたテストチャートを読み取らせて、前記の個別の測
定領域における全画素の光学濃度の標準偏差値を算出
し、前記の標準偏差値があらかじめ定める数値の範囲を
超えて逸脱した場合に、当該装置において画像ノイズを
検出したとする。
【0101】この手段を取ることにより、画像ノイズ測
定方法において画像ノイズを検出する統一的な算出方法
と一義的な判定基準を設けるので、作業担当者の目視チ
ェックに頼ることなく確実な画像ノイズの測定を実行で
きるという効果を得る。
【0102】2)画像読み取り装置に、段階的に設定し
た個々の濃度による均一な濃度の複数の読み取り領域を
備えたテストチャートを読み取らせて、前記の個別の測
定領域において個々のCCD素子が副走査方向に順次読
み取った出力の平均値である縦ラインごとの平均濃度を
算出し、特定の縦ラインの平均濃度がその近傍の縦ライ
ンごとの平均濃度または前記の個別の測定領域全域の平
均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸
脱した場合に当該縦ラインをノイズラインと判定し、当
該装置において画像ノイズを検出したとする。
【0103】3)あるいはまた、画像読み取り装置に、
段階的に設定した個々の濃度による均一な濃度の複数の
読み取り領域を備えたテストチャートを読み取らせて、
前記の個別の測定領域において主走査方向に読み取った
出力の平均値である横ラインごとの平均濃度を算出し、
特定の横ラインの平均濃度がその近傍の横ラインごとの
平均濃度または前記の個別の測定領域全域の平均濃度に
対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した場
合に当該横ラインをノイズラインと判定し、当該装置に
おいて画像ノイズを検出したとする。
【0104】4)あるいはまた、画像読み取り装置に、
段階的に設定した個々の濃度による均一な濃度の複数の
読み取り領域を備えたテストチャートを読み取らせて、
前記の個別の測定領域において個々のCCD素子が副走
査方向に順次読み取った出力の平均値である縦ラインご
との平均濃度を算出し、特定の縦ラインの平均濃度がそ
の隣接する縦ラインの平均濃度に対してあらかじめ定め
る数値の範囲を超えて逸脱した場合に当該縦ラインをノ
イズラインと判定し、当該装置において画像ノイズを検
出したとする。
【0105】5)あるいはまた、画像読み取り装置に、
段階的に設定した個々の濃度による均一な濃度の複数の
読み取り領域を備えたテストチャートを読み取らせて、
前記の個別の測定領域において主走査方向に読み取った
出力の平均値である横ラインごとの平均濃度を算出し、
特定の横ラインの平均濃度がその隣接する横ラインの平
均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸
脱した場合に当該横ラインをノイズラインと判定し、当
該装置において画像ノイズを検出したとする。
【0106】この手段を取ることにより、画像ノイズ測
定方法において画像ノイズを検出する統一的な手順と、
一義的な判定基準と、前記の画像ノイズの発生した位置
を指定する一義的な基準とを設けるので、作業担当者の
目視チェックに頼ることなく確実な画像ノイズの測定を
実行できるという効果を得る。
【0107】6)ホスト装置に接続して、前記のホスト
装置に画像データを提供する画像読み取り装置の、画像
ノイズを測定する測定装置において、前記の画像読み取
り装置に、段階的に設定した個々の濃度による均一な濃
度の複数の読み取り領域を備えたテストチャートを読み
取らせて、前記の個別の測定領域における全画素の光学
濃度の標準偏差値を算出する手順と、前記の標準偏差値
があらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した場合
に、当該画像読み取り装置において画像ノイズを検出し
たことを報告する手順とを実行させるプログラムを格納
する。
【0108】7)あるいはまた、前記の画像読み取り装
置に段階的に設定した個々の濃度による均一な濃度の複
数の読み取り領域を備えたテストチャートを読み取らせ
て、前記の個別の測定領域において個々のCCD素子が
副走査方向に順次読み取った出力の平均値である縦ライ
ンごとの平均濃度を算出する手順と、特定の縦ラインの
平均濃度が、その近傍の縦ラインごとの平均濃度または
前記の個別の測定領域全域の平均濃度に対してあらかじ
め定める数値の範囲を超えて逸脱した場合に当該縦ライ
ンをノイズラインと判定し、当該装置において画像ノイ
ズを検出したことを報告する手順とを実行させるプログ
ラムを格納する。
【0109】8)あるいはまた、前記の画像読み取り装
置に段階的に設定した個々の濃度による均一な濃度の複
数の読み取り領域を備えたテストチャートを読み取らせ
て、前記の個別の測定領域において主走査方向に読み取
った出力の平均値である横ラインごとの平均濃度を算出
する手順と、特定の横ラインの平均濃度がその近傍の横
ラインの平均濃度または前記の個別の測定領域全域の平
均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸
脱した場合に当該縦ラインをノイズラインと判定し、当
該装置において画像ノイズを検出したことを報告する手
順とを実行させるプログラムを格納する。
【0110】9)あるいはまた、前記の画像読み取り装
置に段階的に設定した個々の濃度による均一な濃度の複
数の読み取り領域を備えたテストチャートを読み取らせ
て、前記の個別の測定領域において個々のCCD素子が
副走査方向に順次読み取った出力の平均値である縦ライ
ンごとの平均濃度を算出する手順と、特定の縦ラインご
との平均濃度が、その隣接する縦ラインの平均濃度に対
してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した場合
に当該縦ラインをノイズラインと判定し、当該装置にお
いて画像ノイズを検出したことを報告する手順とを実行
させるプログラムを格納する。
【0111】10)あるいはまた、前記の画像読み取り
装置に段階的に設定した個々の濃度による均一な濃度の
複数の読み取り領域を備えたテストチャートを読み取ら
せて、前記の個別の測定領域において主走査方向に読み
取った出力の平均値である横ラインごとの平均濃度を算
出する手順と、特定の横ラインの平均濃度がその隣接す
る横ラインの平均濃度に対してあらかじめ定める数値の
範囲を超えて逸脱した場合に当該縦ラインをノイズライ
ンと判定し、当該装置において画像ノイズを検出したこ
とを報告する手順とを実行させるプログラムを格納す
る。
【0112】この手段を取ることにより、前記の画像読
み取り装置を試験する測定装置は画像ノイズを検出する
手順と、前記の画像ノイズの発生した位置を指定する手
順とを搭載するので、当該画像ノイズの測定工程が特定
の装置に限定されることなく汎用性のある作業になると
いう効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施にかかるテストチャートの説明
図。
【図2】この発明にかかるノイズラインの方向の説明
図。
【図3】この発明にかかるブロック図。
【図4】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
ト。
【図5】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
ト。
【図6】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
ト。
【図7】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
ト。
【図8】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
ト。
【図9】原稿の画像濃度とCCD出力との関係を示す説
明図。
【図10】個別CCD素子の異常による読み取り画面の
説明図。
【図11】従来の技術によるノイズ測定のブロック図。
【図12】従来の技術によるノイズ測定のフローチャー
ト。
【符号の説明】
1:テストチャート 1a、1b、1c、1d:読み取り領域 2a,2b:ノイズライン B02:画像読み取り装置 B03:測定装置 B33:測定制御プログラム B33a:データ解析部 B33b:データ比較部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の画像ノイズ
    測定方法において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    における全画素の光学濃度の標準偏差値を算出し、 前記の標準偏差値があらかじめ定める数値の範囲を超え
    て逸脱した場合に、当該装置において画像ノイズを検出
    したとすることを特徴とする、 画像読み取り装置の画像ノイズ測定方法。
  2. 【請求項2】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の画像ノイズ
    測定方法において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    において個々のCCD素子が副走査方向に順次読み取っ
    た出力の平均値である縦ラインごとの平均濃度を算出
    し、 特定の縦ラインの平均濃度が、その近傍の縦ラインごと
    の平均濃度または前記の個別の測定領域全域の平均濃度
    に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した
    場合に当該縦ラインをノイズラインと判定し、当該装置
    において画像ノイズを検出したとすることを特徴とす
    る、 画像読み取り装置の画像ノイズ測定方法。
  3. 【請求項3】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の画像ノイズ
    測定方法において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    において主走査方向に読み取った出力の平均値である横
    ラインごとの平均濃度を算出し、 特定の横ラインの平均濃度が、その近傍の横ラインごと
    の平均濃度または前記の個別の測定領域全域の平均濃度
    に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した
    場合に当該横ラインをノイズラインと判定し、当該装置
    において画像ノイズを検出したとすることを特徴とす
    る、 画像読み取り装置の画像ノイズ測定方法。
  4. 【請求項4】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の画像ノイズ
    測定方法において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    において個々のCCD素子が副走査方向に順次読み取っ
    た出力の平均値である縦ラインごとの平均濃度を算出
    し、 特定の縦ラインの平均濃度が、その隣接する縦ラインの
    平均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて
    逸脱した場合に当該縦ラインをノイズラインと判定し、
    当該装置において画像ノイズを検出したとすることを特
    徴とする、 画像読み取り装置の画像ノイズ測定方法。
  5. 【請求項5】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の画像ノイズ
    測定方法において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    において主走査方向に読み取った出力の平均値である横
    ラインごとの平均濃度を算出し、 特定の横ラインの平均濃度が、その隣接する横ラインの
    平均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて
    逸脱した場合に当該横ラインをノイズラインと判定し、
    当該装置において画像ノイズを検出したとすることを特
    徴とする、 画像読み取り装置の画像ノイズ測定方法。
  6. 【請求項6】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の、画像ノイ
    ズを測定する測定装置の制御を実現するプログラムを格
    納する記録媒体において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    における全画素の光学濃度の標準偏差値を算出する手順
    と、 前記の標準偏差値があらかじめ定める数値の範囲を超え
    て逸脱した場合に、当該画像読み取り装置において画像
    ノイズを検出したことを報告する手順とを実行させるプ
    ログラムを格納することを特徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の、画像ノイ
    ズを測定する測定装置の制御を実現するプログラムを格
    納する記録媒体において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    において個々のCCD素子が副走査方向に順次読み取っ
    た出力の平均値である縦ラインごとの平均濃度を算出す
    る手順と、 特定の縦ラインの平均濃度が、その近傍の縦ラインごと
    の平均濃度または前記の個別の測定領域全域の平均濃度
    に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した
    場合に当該縦ラインをノイズラインと判定し、当該装置
    において画像ノイズを検出したことを報告する手順とを
    実行させるプログラムを格納することを特徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の、画像ノイ
    ズを測定する測定装置の制御を実現するプログラムを格
    納する記録媒体において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    において主走査方向に読み取った出力の平均値である横
    ラインごとの平均濃度を算出する手順と、 特定の横ラインの平均濃度が、その近傍の横ラインの平
    均濃度または前記の個別の測定領域全域の平均濃度に対
    してあらかじめ定める数値の範囲を超えて逸脱した場合
    に当該縦ラインをノイズラインと判定し、当該装置にお
    いて画像ノイズを検出したことを報告する手順とを実行
    させるプログラムを格納することを特徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】ホスト装置に接続して、前記のホスト装置
    に画像データを提供する画像読み取り装置の、画像ノイ
    ズを測定する測定装置の制御を実現するプログラムを格
    納する記録媒体において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    において個々のCCD素子が副走査方向に順次読み取っ
    た出力の平均値である縦ラインごとの平均濃度を算出す
    る手順と、 特定の縦ラインごとの平均濃度が、その隣接する縦ライ
    ンの平均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超
    えて逸脱した場合に当該縦ラインをノイズラインと判定
    し、当該装置において画像ノイズを検出したことを報告
    する手順とを実行させるプログラムを格納することを特
    徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】ホスト装置に接続して、前記のホスト装
    置に画像データを提供する画像読み取り装置の、画像ノ
    イズを測定する測定装置の制御を実現するプログラムを
    格納する記録媒体において、 前記の画像読み取り装置に、単一の均一な濃度の読み取
    り領域、あるいは異なる濃度レベルの複数の均一な濃度
    の読み取り領域を読み取らせて、前記の個別の測定領域
    において主走査方向に読み取った出力の平均値である横
    ラインごとの平均濃度を算出する手順と、 特定の横ラインの平均濃度が、その隣接する横ラインの
    平均濃度に対してあらかじめ定める数値の範囲を超えて
    逸脱した場合に当該縦ラインをノイズラインと判定し、
    当該装置において画像ノイズを検出したことを報告する
    手順とを実行させるプログラムを格納することを特徴と
    する、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144885A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Seiko Epson Corp 異物濃度の読み取り有無の判定方法、及び、テストパターンの濃度の代表値を算出する方法
JP2010166368A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Kyocera Mita Corp ノイズ混入位置検出装置、画像読取装置

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