JPH11312205A - 期待配当平均化装置、および賭事資金配分最適化装置 - Google Patents

期待配当平均化装置、および賭事資金配分最適化装置

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JPH11312205A
JPH11312205A JP10132596A JP13259698A JPH11312205A JP H11312205 A JPH11312205 A JP H11312205A JP 10132596 A JP10132596 A JP 10132596A JP 13259698 A JP13259698 A JP 13259698A JP H11312205 A JPH11312205 A JP H11312205A
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amount
odds
investment
eyes
memory
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JP10132596A
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Tatsuo Den
達夫 傳
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PITTSBURG FILL JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 賭事において、当たると思う戦略目が複数あ
るときいずれが当たっても同様に配当を得ることがで
き、当たらなかったときでも同等に資金を回収できるよ
うに資金を配分する装置。 【解決手段】 n個の目のオッズを格納するオッズメモ
リ2と、希望配当額Iを格納する配当額メモリ6と、単
位投資額Uを格納する単位投資額メモリ3と、希望配当
額Iを各オッズと、単位投資額Uで割り、その商を整数
に変換する第1種の配分計算手段7A、7Bと、投資金
額Aを格納する投資金額メモリ4と、投資数の和を求め
それに単位投資額Uを掛けて投資額Qを計算し、計算さ
れる投資額Qが一定値Aのもとで、各投資数とそれに対
応するオッズと単位投資額の積ci・bi・Uがほぼ同
一でありかつ最大であるように上記投資数定める第2種
の配分計算手段11A、11Bを組み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、競輪、競馬、オー
トレース、競艇等の賭事において、投入資金額とオッズ
が与えられたとき、どの目が当たっても同じ程度に利益
が期待できるようにするには、どのように資金を配分す
るべきかを出力する賭事期待配当平均化装置、および、
当たると思う目があるが当たらなかったときにもある程
度の資金を回収できるようにするためには、投資資金を
どのように配分して賭けるべきかを出力する賭事資金配
分最適化装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】賭事において、複数の
目の中から幾つかの目は当たるとは考えられるが、負け
た時のことを考え、自分では当たらないと思う目にも安
全のために資金を投資したいことがある。しかし、この
ような安全を目的とする資金投資は、どの目が当たって
もほぼ同じように資金が回収できるべきである。本発明
の第1の課題は、各目のオッズと回収したい配当額が与
えられたとき、どのように資金を配分するべきかを出力
する第1種の期待配当平均化装置を提案することにあ
る。
【0003】また、当たる可能性があると考えられる目
が複数あり、しかしいずれが当たるかは「時の運」であ
って判断できない時、それらの中のどれが当たってもほ
ぼ同じように配当が得られることを望む場合がある。本
発明の第2の課題は、各目のオッズと得たい配当額が与
えられたとき、どのように資金を配分するべきかを出力
する第2種の期待配当平均化装置を提案することにあ
る。
【0004】本発明の第3の課題は、賭事への投資額
と、希望回収額と、各目のオッズと、当たると考えられ
る目のリストが与えられた時、そのリストの中の目が当
たった場合はどれが当たっても同じ程度の配当が期待で
き、そのリストに含まれていない目が当たった場合はど
の目が当たっても同じ程度の資金回収が期待できるよう
するには、どのように賭事資金を配分すべきかを出力す
る第1種の賭事資金配分最適化装置を提案するである。
【0005】本発明の第4の課題は、賭事ヘの投資額
と、当たると考えられる目のリストと、希望配当額と、
各目のオッズが与えられた時、そのリストの中の目が当
たった場合はどれが当たっても希望配当を確保すること
が期待でき、そのリストに含まれていない目が当たった
場合はどの目が当たっても同じ程度に資金回収が期待で
きるようにするには、どのように賭事資金を配分すべき
かを出力する第2種の賭事資金配分最適化装置を提案す
ることである。
【0006】本発明の第5と第6の課題は、第1種と第
2種の賭事資金配分最適化装置をCD−ROM等のコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体を提案することにあ
る。
【0007】この明細書において、「目」とは、賭けの
対象をいう。例えば16頭立て枠番連勝式競馬において
は(1,1)(1,2)....(8,8)の36の目
がある。
【0008】「戦略目」とは、何等かの理由により、当
たる可能性が高いと思う目をいう。
【0009】「単位投資額」とは、投資の最少単位額を
いう。例えば競馬の馬券は100円であるので、単位投
資額は100円である。
【0010】「投資数」とは、投資額を単位投資額で割
った値をいう。例えば、100円の馬券を300円買っ
た時は、投資数=3である。
【0011】「配当」とは、目が当たった時に得られる
金額(いわゆる払い戻し金)をいう。例えば競馬の払い
戻し金が12600円である時、配当は12600円で
ある。
【0012】「回収額」とは、戦略目が当たらなかった
ときでも、回収したい額をいう。
【0013】「オッズ」とは、単位投資額に対する配当
額の比率を言う。例えば競馬においては単位投資額は1
00円であるので、配当の額が12600円であれば、
オッズは126である。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の課題は請求項1記
載の賭事期待配当平均化装置によって解決された。発明
の中心的技術思想は、希望する回収額を各オッズで割
り、更にその商を単位投資額で割り、その商をその商に
近い整数に変換し、それに単位投資額を掛けた数を出力
することにある。
【0015】この明細書において、「ある数に近い整
数」とは「その数との差が1以下である整数」をいう。
例えば「その数の小数点以下を切りあげた整数」、「そ
の数の小数点以下を切り下げた整数」、「その数を四捨
五入した整数」である。「ある数に近い整数」として
「切り上げた整数」を採用することが好ましいが、四捨
五入した整数等を採用することも可能であり、「切り上
げする」、「四捨五入する」等は設計時の技術的選択事
項である。
【0016】第2の課題は請求項2に記載の賭事期待配
当平均化装置によって解決された。発明の中心的技術思
想は、投資数の和を求めそれに単位投資額を掛けて投資
額を計算し、計算される投資額が一定値の条件のもと
で、投資数とそれに対応するオッズと単位投資額の積で
ある暫定配当額を計算し、各目毎の暫定配当額がほぼ同
一でありかつ最大であるように上記投資数を定めること
にある。
【0017】第3の課題は請求項3記載の賭事資金最適
化装置装置によって解決された。発明の中心的技術思想
は、最初に最少限の回収額を確保するために、第1種の
配分計算手段を用いて全ての投資対象である目にどのよ
うに投資するかを計算し、次に最大限の利益を得るため
に第2種の配分計算手段を用いて残りの投資資金を戦略
目だけにどのように配分するかを計算することにある。
【0018】第4の課題は請求項4記載の賭事資金配分
最適化装置によって解決された。発明の中心的技術思想
は、希望する配当を確保するために第1種の配分計算手
段を用いて戦略目だけにどのように投資するべきかを計
算し、次に戦略目が当たらなかった時に最大限に資金を
回収するために、第2種の配分計算手段を用いて残りの
資金をどのように配分するべきかを計算することにあ
る。
【0019】第5と第6の課題は請求項5と請求項6に
それぞれ記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
よって解決された。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る賭事資金配分
最適化装置の第1の実施形態のブロックダイアグラムで
ある。
【0021】入力インターフェース1には図示しない電
話回線あるいはキーボードが接続され、電話回線を通じ
てあるいはキーボードを用いて手入力で賭けの対象であ
るn個の目(a1・・・an)毎のオッズ(b1・・・
bn)が入力され、オッズメモリ2に格納される。
【0022】同様に入力インターフェース1を介して、
単位投資額Uが入力され、単位投資額メモリ3に格納さ
れる。なおこの装置が特定の賭事(例えば競馬)の専用
装置であって、単位投資額Uが一定である時は、単位投
資額Uはインターフェースから入力する必要はなく、装
置の内部にROMあるいはRAMあるいはコンピュータ
プログラム等の形式で格納しておくことも可能である。
【0023】賭事に投資する資金総額Bはインターフェ
ース1を介して資金総額用メモリ4に格納される。
【0024】当たると思うk個の目(A1・・・Ak)
のリストがインターフェース1を介して入力され戦略目
リストメモリ5に格納される。戦略目リストはオッズメ
モリ2と連動し、各戦略目(A1・・・Ak)のオッズ
はオッズメモリ2を介して得ることができる。例えば、
目aiとオッズbiと目Aiがこのリストに含まれてい
ること示す符号を一組とする(n×3)の2次元配列形
式にすることにより、aiとbiとAiを連動すること
ができる。また、aiとbiの(n×2)の2次元配列
と、biのアドレスを示すポインタとaiを組み合わせ
た(n×2)の2次元配列、およびbiのアドレスを示
すポインタとAiを組み合わせた(k×2)の2次元配
列を作ることによっても連動させることができる。すな
わち各戦略目Aiのオッズbiを得ることができる。
【0025】希望回収額Cはインタフェース1を介して
希望配当額メモリ6に格納される。希望回収額は投資す
る資金の総額Bに対する比率pとして入力されることも
可能である。pは例えば30%である。この場合、Bに
pを掛けた額(I=Bp)が希望配当額メモリ6に格納
される。
【0026】第1種の配分計算手段7Aには各目aiの
オッズbiと、希望回収額Cと、単位投資額Uが入力さ
れる。第1種の配分計算手段7Aで、希望配当額Iが各
オッズbiで割られさらに単位投資額で割られる。その
商は、この実施例では、小数点以下が切り上げられて、
その商に近い整数(di・・・)に変換される。それら
に対応する数値は、第1種の投資数メモリ9Aに格納さ
れるとともに減算手段10Aに送られる。
【0027】減算手段10Aは、上記整数(di・・
・)の和Dに単位投資額を掛けた額を資金総額Bから減
算して、その結果(B−D・U)を第2種の配分計算手
段11Aに送る。
【0028】第2種の配分計算手段11Aには、賭けよ
うとする目として戦略目(A1・・・)が戦略目リスト
メモリから、そしてそれらのオッズがオッズメモリ2か
ら送られる。
【0029】第2種の配分計算手段11Aは、第2種の
投資数メモリ12Aの内容ciの和Cに単位投資額Uを
掛けた投資額Qが一定値(B−D・U)であるとの条件
のもとで、投資数ciとそれに対応するオッズbiと単
位投資額Uの積ci・bi・Uがほぼ同一でありかつ最
大であるように上記投資数(c1,c2,,,c
i,,,ck)を定める。
【0030】具体的には、例えば、第2種の配分計算手
段11Aは次のステップで計算する。
【0031】1:第2種の投資数メモリ12の内容をc
1=1,c2=1,,,ck=1に初期化する;
【0032】2:投入資金(B−D・U)を各戦略目A
iに対応するオッズbiで割り、その戦略目に対する理
想投資数riを計算する;
【0033】3:第2の投資数メモリ12Aの内容c
1,c2,,,の理想投資数riに対する比率を計算
し、その比率が最少であるciの値を1だけ大きくす
る。比率が最少で且つ等しい場合は若い方の番号の戦略
目のciを1だけ大きくする;
【0034】4:第2の投資数メモリ12の内容の和に
1を加えた値(c1+c2+・・・+ck+1)に単位
投資額Uを掛けた値が投入資金(B−D・U)より小さ
いときは、3:に戻る;
【0035】5:第2の投資数メモリ12の内容の和に
1を加えた値に単位投資数Uを掛けた値が投入資金(B
−D・U)より大きくなった時の第2の投資数メモリの
内容が求める配分である。
【0036】第1種の投資数メモリ9Aの内容と第2種
の投資数メモリ12Aの内容は出力手段13Aに送ら
れ、それぞれ表示装置14Aに出力される。各目毎に第
1の投資数メモリ9Aの内容と第2の投資数メモリ12
Aの内容を加算して表示装置14Aで表示することも可
能である。
【0037】この実施の形態の例では、入力インターフ
ェース1とオッズメモリ2と単位投資額メモリ3と希望
配当額メモリ6と第1種の配分計算手段7Aと第1種の
投資数メモリ9Aと出力手段13Aは第1種の期待配当
平均化装置の実施の形態の例でもある。また入力インタ
ーフェース1とオッズメモリ2と単位投資額メモリ3と
戦略目リストメモリ5と減算手段10Bと第2の投資数
メモリ12Aと第2種の配分計算手段11Aと出力手段
13Aは第2種の期待配当平均化装置の実施の形態の例
でもある。
【0038】この実施の形態はコンピュータ読み取り可
能な記録媒体およびオッズメモリ2と単位投資額メモリ
3と希望配当額メモリ6と第1と第2の投資数メモリ9
Aと12Aの形式でも実現できる。
【0039】この場合、請求項5に記載したように、入
力手段は入力プログラム、第1の計算手段は第1の計算
プログラム、減算手段は減算プログラム、第2の配分計
算手段は第2の配分計算プログラム、出力手段は出力プ
ログラムの形式で実現される。
【0040】図2は本発明に係る賭事資金配分最適化装
置の第2の実施形態のブロックダイアグラムである。図
1の実施例と図2の実施形態において共通の部材には同
一の参照番号を付し説明を省略する。すなわち入力イン
ターフェース1、オッズメモリ2、単位投資額メモリ
3、資金総額メモリ4、戦略目リストメモリ5、希望配
当額メモリ6は共通である。なお希望配当額メモリ6に
は、図1の実施の形態と異なり、希望回収額Cではな
く、希望配当額Iが入力される。この場合、希望配当額
Iは、例えば、投入する資金Bの200%が入力され
る。
【0041】第1種の配分計算手段7Bには戦略目Ai
と、それらのオッズbiと、希望配当額Iと、単位投資
額Uが入力される。
【0042】第1種の配分計算手段7Bで、希望配当額
Iが各オッズbiで割られさらに単位投資額で割られ
る。その商は、この実施例では、小数点以下が切り上げ
られて、その商に近い整数(di・・・)に変換され
る。それらに対応する数値は、第1種の投資数メモリ9
Bに格納されるとともに減算手段10Bに送られる。
【0043】減算手段10Bは、上記整数(di・・
・)の和Dに単位投資額を掛けた額を資金総額Bから減
算して、その結果(B−D・U)を第2種の配分計算手
段11Bに送る。
【0044】第2種の配分計算手段11Bには、賭けの
対象のすべてのn個の目(a1…an)とそれらのオッ
ズがオッズメモリから送られている。
【0045】第2種の配分計算手段11Bは、第2の投
資数メモリ12Bの内容ciの和Cに単位投資額Uを掛
けた投資額Qが一定値(B−D・U)であるとの条件の
もとで、投資数ciとそれに対応するオッズbiと単位
投資額Uの積ci・bi・Uがほぼ同一でありかつ最大
であるように上記投資数(c1,c2,,,cn)を定
める。
【0046】第2種の配分計算手段11Bでの計算ステ
ップは第2種の配分計算手段11Aと同じであるので説
明を省略する。
【0047】第1種の投資数メモリ9Bの内容と第2種
の投資数メモリ12Bの内容は出力手段13Bに送ら
れ、それぞれ表示装置14Bに出力される。各目毎に第
1種の投資数メモリ9Bの内容と第2種の投資数メモリ
12Bの内容を加算して表示装置14Bで表示すること
も可能である。
【0048】この実施例では、入力インターフェース1
とオッズメモリ2と単位投資額メモリ3と希望配当額メ
モリ6と第1種の配分計算手段7Bと出力手段13Bは
第1種の期待配当平均化装置の実施例でもある。また入
力インターフェース1とオッズメモリ2と単位投資額メ
モリ3と減算手段10Bと第2種の投資数メモリ12B
と第2種の配分計算手段11Bと出力手段13Bは第2
種の期待配当平均化装置の実施例でもある。
【0049】この実施の形態はコンピュータ読み取り可
能な記録媒体および資金総額メモリとオッズメモリ2と
単位投資額メモリ3と希望配当額メモリ6と第1と第2
の投資数メモリ9Aと12Aの形式でも実現できる。
【0050】この場合、請求項6に記載したように、入
力手段は入力プログラム、第1の計算手段は第1の計算
プログラム、減算手段は減算プログラム、第2の配分計
算手段は第2の配分計算プログラム、出力手段は出力プ
ログラムの形式で実現される。
【0051】
【実施例】1998年第3回中山競馬第6日第12レー
ス枠番を例にして図1の賭事資金配分最適化装置をさら
に具体的に説明する。このレースでは18頭の馬が走
り、18頭の馬が8の枠に分けられている。賭事に参加
する者は1着の馬が入っている枠番号と2着の馬が入っ
ている枠番号を予想して馬券を買う。すなわち賭事の目
は二つの数字の組からなる。1着になった馬の枠番号と
2着になった馬の枠番号を当てた者が配当金を得ること
ができる。
【0052】各目に対応するオッズが図3の左側の2つ
の欄に示されている。例えば目1−1のオッズは33
3.9である。馬券は100円であるので、1着2着が
いずれも1枠の馬であるとき、目1−1を買っていた者
は、33390円の配当を得ることができる。
【0053】賭事への参加者が、賭事に投入できる資金
として10000円を用意しているとする。そして、こ
のレースでは目1−6、目4−6、目5−6、目6−8
のいずれかが当たると思っているとする。すなわち戦略
目は1−6、4−6、5−6、6−8である。またこの
いずれの目が外れた場合でも3000円は回収したいと
考えているとする。
【0054】この時、投入金額と、希望配当額、戦略目
のリストが、次のように賭事資金配分最適化装置に入力
される。投入資金総額B:10000円、希望回収額
C:3000円、戦略目リスト:A1=1−6、A2=
4−6、A3=5−6、A4=6−8。なお単位投資額
U(=100円)は予めROMまたはRAMの形式で賭
事資金配分最適化装置に予め与えられているとする。
【0055】第1種の期待配当平均化装置には希望回収
額3000円が希望配当額Iとして入力される。希望回
収額3000円をオッズbiで割り、さらに単位投資額
100円で割って、さらに小数点以下を切り上げた値d
1,d2,,,を購入金額として第1の投資数メモリに
格納する。
【0056】例えば、目1−1のオッズは335.9で
あるので、3000÷333.9=8.93であり、
8.93÷100=0.0893。小数点以下を切り上
げると1になる。また目1−2のオッズは26.4であ
るので、3000÷26.4=113.6であり、11
3.6÷100=1.136である。従って、小数点以
下を切り上げると2になる。第1の投資数メモリの内容
に100を掛けた額が図3の第3欄に記載されている。
【0057】図3の第4欄には、各目が当たった時の回
収金額が記載されている。例えば1−1が当たった時
は、オッズが335.9円であり、投資金額は100で
あるので、回収金額は33590円である。また1−2
が当たった時は、オッズが26.4で投資金額が200
円であるので、回収金額は5280円である。図3から
分かるようにいずれの目が当たっても3000円以上の
回収金額である。すなわち3000円は回収するという
一つの目的は達成できる。
【0058】しかし、希望する払い戻し金額を常に実現
できるとは限らない。投入金額Aに対して希望配当額I
が高すぎて実現できない時は、その旨を表示し、投入金
額Bを増額するか、希望回収額Cを減額するよう表示す
る。
【0059】減算手段は、第1の投資数メモリの内容の
和に単位投資額U(=100円)を掛けた額5900円
を求め、投入金額1000円からこの額を引いて、41
00円を計算する。
【0060】この値が投入資金Aとして第2種の配分計
算手段に入力される。第2の配分計算手段には戦略目リ
スト:1−6、4−6、5−6、6−8および単位投資
額U(=100円)が既に送られている。図4の第1欄
と第2欄にこれらの戦略目Aiとオッズbiが示されて
いる。
【0061】先ず投入資金4100円を各オッズで割っ
た値である理想投資数riを計算する。第2の配分計算
手段は、第2の投資数メモリdiと理想投資数りの比d
i/riが最少のもののdiを1だけ増加させること
を、diの和に単位投資額U(100円)を掛けた額が
4100円になるまで繰り替えす。その結果が図の第4
欄に示されている。図4から分かるように、diは、ほ
ぼriに比例している。そしてその投資額にオッズを掛
けた払い戻し金額fiは1万7500円前後でほぼ同額
である。
【0062】従って戦略目のいずれかが当たれば、1万
7500円前後の配当が得られ、戦略目のいずれもが当
たらなかったときでも3000円以上を回収することが
できる。
【0063】
【発明の効果】当たると思う戦略目のいずれが当たるか
確信をもてないとき、いずれが当たっても同等の配当を
得ることができ、いずれの戦略目も当たらないときでも
希望額を回収することができる資金配分を求めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る賭事資金配分最適化装置の第1
の実施形態のブロックダイアグラムである。
【図2】 本発明に係る賭事資金配分最適化装置の第2
の実施形態のブロックダイアグラムである。
【図3】 枠番連勝式競馬のオッズと希望回収額が与え
られた時の第1の配分計算手段によって求められた各目
毎の馬券購入額と払い戻し金額を示す表である。
【図4】 枠番連勝式競馬の戦略目のオッズと投入資金
が与えられた時の第2の配分計算手段によって求められ
た各目毎の馬券の購入額と払い戻し金額を示す表であ
る。
【符号の説明】
1 入力インターフェース、 2 オッズメモリ、 3 単位投資額メモリ 4 資金総額用メモリ 5 戦略目リストメモリ、 6 希望配当額メモリ、 7A、7B 第1種の配分計算手段、 9A、9B 第1種の投資数メモリ、 10A、10B 減算手段、 11A、11B 第2種の配分計算手段、 12A、12B 第2種の投資数メモリ、 13A、13B 出力手段、 14A、14B 表示装置、 a1,a2,,,賭けようとする目、 A1,A2,,,当たると考える目(戦略目)、 b1,b2,,,オッズ、 c1,c2,,,投資数、 d1,d2,,,第1の配分計算手段の出力、 A 投資できる金額、 B 投入する資金の総額、 C 希望回収額、 D 第1の期待配当平均化装置の出力の
和、 E 希望する配当額、 I 希望する配当額、 Pi 暫定配当額、 Q 投資額、 ri 理想投資数、 U 単位投資額

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 賭けようとするn個の目(a1,a
    2,,,an)のオッズ(b1,b2,,,bn)を格
    納するオッズメモリと、希望する配当額Iを格納する配
    当額メモリと、単位投資額Uを格納する単位投資額メモ
    リと、希望する配当額Iを各オッズ(b1,b2,,,
    bi,,,bk)で割り、更にその商を単位投資額Uで
    割り、その商をその商に近い整数(d1,d2,,,d
    n)に変換する第1種の配分計算手段と、上記第1種の
    配分計算手段で得られた各目毎の単位数又はそれから導
    出される値を出力する出力手段を備えることを特徴とす
    る、賭事期待配当平均化装置。
  2. 【請求項2】 賭けようとするn個の目(a1,a
    2,,,an)のオッズ(b1,b2,,,bn)を格
    納するオッズメモリと、投資できる金額Aを格納する投
    資金額メモリと、単位投資額Uを格納する単位投資額メ
    モリと、各目毎に投資する投資数(c1,c2,,,c
    n)を格納する投資数メモリと、 投資数(c1,c2,,,cn)の和を求めそれに単位
    投資額Uを掛けて投資額Qを計算し、計算される投資額
    Qが一定値Aであるの条件のもとで、各投資数ciとそ
    れに対応するオッズbiと単位投資額Uの積ci・bi
    ・Uがほぼ同一でありかつ最大であるように上記投資数
    (c1,c2,,,cn)定める第2種の配分計算手段
    と、 第2種の配分計算手段で得られた各目毎の単位数を出力
    する出力手段を備えることを特徴とする、賭事期待配当
    平均化装置。
  3. 【請求項3】 賭けようとするn個の目(a1,a
    2,,,an)のオッズ(b1,b2,,,bn)と、
    投入しようとする資金の総額Bと、希望回収額Cと、当
    たると考えるk個の目(A1,A2,,,Ak)のリス
    トを入力する入力手段と、 上記n個の目のオッズ(b1,b2,,,bn)を格納
    するオッズ用メモリと、投入しようとする資金の総額B
    を格納する資金総額用メモリと、単位投資額Uを格納す
    る単位投資額用メモリと、希望回収額Cを格納する希望
    回収額用メモリと、当たると考える目のリストを格納す
    るリスト用メモリと、 賭けようとする目として全ての目(a1,a2,,,a
    n)とそれののオッズ(b1,b2,,,bn)が入力
    され、希望する配当額Iとして上記希望回収額Cが入力
    され、さらに単位投資額Uが入力され、希望する配当額
    Iを各オッズ(b1,b2,,,bi,,,bk)で割
    り、更にその商を単位投資額Uで割り、その商をその商
    に近い整数(d1,d2,,,di,,,dk)に変換
    する第1種の配分計算手段と、 上記第1種の配分計算手段から出力された投資数の総和
    Dに単位投資額Uを掛けた額D・Uを上記資金総額用メ
    モリの内容Bから減算した値(B−D・U)を出力する
    減算手段と、 投入しようとする金額Aとして上記減算手段の出力(B
    −D・U)が入力され、賭けようとする目として上記リ
    ストのk個の目(A1,A2,,,Ak)とそれらのオ
    ッズ(b1,b2,,,Ak)が入力され、さらに単位
    投資投資額Uが入力され、各目に対する投資数(c1,
    c2,,,ck)の和を求めそれに単位投資額Uを掛け
    て投資額Qを計算し、計算される投資額Qが一定値Aの
    条件のもとで、投資数ciとそれに対応するオッズbi
    と単位投資額Uの積ci・bi・Uがほぼ同一でありか
    つ最大であるように上記投資数(c1,c2,,,c
    k)定める第2種の配分計算手段と、 各目について上記第1種の配分計算手段の出力と第2種
    の配分計算手段の出力のを別々にあるいは各目毎に加算
    して出力する出力手段を備えることを特徴とする、賭事
    資金配分最適化装置。
  4. 【請求項4】 賭けようとするn個の目(a1,a
    2,,,an)のオッズ(b1,b2,,,bn)と、
    投入しようとする資金の総額Bと、希望配当額Eと、当
    たると考えるk個の目(A1,A2,,,Ai,,,A
    k)のリストを入力する入力手段と、 上記n個の目のオッズ(b1,b2,,,bi,,,b
    n)を格納するオッズ用メモリと、投入しようとする資
    金の総額Bを格納する資金総額用メモリと、単位投資額
    Uを格納する単位投資額用メモリと、希望配当額Eを格
    納する希望配当額用メモリと、当たると考えるk個の目
    のリストを格納するリスト用メモリと、希望する配当額
    Iとして上記希望配当額Eが入力され、賭けようとする
    目として上記リストのk個の目とそれらのオッズ(b
    1,b2,,,bk)が入力され、さらに単位投資投資
    額Uが入力され、希望する配当額Eを各オッズ(b1,
    b2,,,bk)で割り、更にその商を単位投資額Uで
    割り、その商をその商に近い整数(d1,d2,,,d
    i,,,dk)に変換する第1種の配分計算手段と、 上記第1種の期待配当平均化装置から出力された投資数
    の総和Fに単位投資額Uを掛けた額F・Uを上記資金総
    額用メモリの内容Bから減算した値(B−F・U)を出
    力する減算手段と、 賭けようとする目として全ての目(a1,a2,,,a
    n)とそれらのオッズ(a1,a2,,,an)が入力
    され、投入しようとする金額Aとして上記減算手段の出
    力(B−F・U)が入力され、さらに単位投資額Uが入
    力され、各目に対する投資数(c1,c2,,,c
    i,,,cn)の和を求めそれに単位投資額Uを掛けて
    投資額Qを計算し、計算される投資額Qが一定値Aの条
    件のもとで、投資数ciとそれに対応するオッズbiと
    単位投資額Uの積ci・bi・Uがほぼ同一でありかつ
    最大であるように上記投資数(c1,c2,,,c
    i,,,cn)定める第2の配分計算手段と、 各目について第1の配分計算手段の出力と第2の配分計
    算手段の出力を別々にあるいは各目毎に加算して出力す
    る出力手段を備えることを特徴とする、賭事資金配分最
    適化装置。
  5. 【請求項5】 賭けようとするn個の目(a1,a
    2,,,an)のオッズ(b1,b2,,,bn)と、
    投入しようとする資金の総額Bと、希望回収額Cと、当
    たると考えるk個の目(A1,A2,,,Ak)のリス
    トを入力させる入力プログラムと、 賭けようとする目として全ての目(a1,a2,,,a
    n)と、それのオッズ(b1,b2,,,bn)と、希
    望する配当額Iとしての上記希望回収額Cと、さらに単
    位投資額Uが入力され、希望する配当額Iを各オッズ
    (b1,b2,,,bi,,,bk)で割り、更にその
    商を単位投資額Uで割り、その商をその商に近い整数
    (d1,d2,,,di,,,dk)に変換する第1種
    の配分計算プログラムと、 上記第1種の配分計算プログラムによって出力された投
    資数の総和Dに単位投資額Uを掛けた額D・Uを上記資
    金総額用メモリの内容Bから減算した値(B−D・U)
    を出力する減算プログラムと、 投入しようとする金額Aとして上記減算プログラムの出
    力(B−D・U)が入力され、賭けようとする目として
    上記リストの目(A1,A2,,,)とそれらのオッズ
    (b1,b2,,,bm)が入力され、さらに単位投資
    投資額Uが入力され、各目に対する投資数(c1,c
    2,,,ci,,,ck)の和を求めそれに単位投資額
    Uを掛けて投資額Qを計算し、計算される投資額Qが一
    定値Aの条件のもとで、投資数ciとそれに対応するオ
    ッズbiと単位投資額Uの積ci・bi・Uがほぼ同一
    でありかつ最大であるように上記投資数(c1,c
    2,,,ci,,,ck)定める第2種の配分計算プロ
    グラムと、 各目について上記第1の配分計算手段の出力と第2の配
    分計算手段の出力のを別々にあるいは各目毎に加算して
    出力する出力プログラムを備えることを特徴とする、コ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 賭けようとするn個の目(a1,a
    2,,,an)のオッズ(b1,b2,,,bn)と、
    投入しようとする資金の総額Bと、希望配当額Eと、当
    たると考える目(A1,A2,,,Ai,,,Ak)の
    リストを入力する入力プログラムと、 投入しようとする金額Aとして上記希望配当額Eが入力
    され、賭けようとする目として上記リストの目とそれら
    のオッズ(b1,b2,,,bk)が入力され、さらに
    単位投資投資額Uが入力され、希望する配当額Eを各オ
    ッズ(b1,b2,,,bk)で割り、更にその商を単
    位投資額Uで割り、その商をその商に近い整数(d1,
    d2,,,di,,,dk)に変換する第1種の配分計
    算プログラムと、 上記第1種の期待配当平均化装置から出力された投資数
    の総和Fに単位投資額Uを掛けた額F・Uを上記資金総
    額用メモリの内容Bから減算した値(B−F・U)を出
    力する減算プログラムと、 賭けようとする目として全ての目(a1,a2,,,a
    n)とそれらのオッズ(a1,a2,,,an)が入力
    され、投入しようとする金額Aとして上記減算手段の出
    力(B−F・U)が入力され、さらに単位投資額Uが入
    力され、各目に対する投資数(c1,c2,,,cn)
    の和を求めそれに単位投資額Uを掛けて投資額Qを計算
    し、計算される投資額Qが一定値Aの条件のもとで、投
    資数ciとそれに対応するオッズbiと単位投資額Uの
    積ci・bi・Uがほぼ同一でありかつ最大であるよう
    に上記投資数(c1,c2,,,ci,,,cn)定め
    る第2種の配分計算プログラムと、 各目について第1種の配分計算手段の出力と第2種の配
    分計算手段の出力を別々にあるいは各目毎に加算して出
    力する出力プログラムを備えることを特徴とする、コン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010146531A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Cyber Art:Kk 勝馬投票券の選定装置及びその選定プログラム
US8667137B2 (en) 2007-09-26 2014-03-04 Fujitsu Limited Method and apparatus for resource-allocation management

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