JPH11306703A - 配線一体型サスペンション構造およびこれを用いたヘッドディスクアセンブリ - Google Patents

配線一体型サスペンション構造およびこれを用いたヘッドディスクアセンブリ

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JPH11306703A
JPH11306703A JP10117049A JP11704998A JPH11306703A JP H11306703 A JPH11306703 A JP H11306703A JP 10117049 A JP10117049 A JP 10117049A JP 11704998 A JP11704998 A JP 11704998A JP H11306703 A JPH11306703 A JP H11306703A
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magnetic head
conductive pattern
head
conductive
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Nobumasa Nishiyama
延昌 西山
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Hitachi Ltd
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダと記録媒体間の放電の防止、および
再生時の誘導雑音混入の防止を行い、サスペンション上
に形成した配線路の伝送帯域の拡大を行うこと。 【解決手段】 磁気ヘッドを位置決めするアーム18
と、磁気ヘッド14を搭載するフレクスチャとアームの
先端に接続されるばね部とからなるサスペンション19
と、サスペンション上に金属膜で形成した導電パターン
22と、を少なくとも備えたヘッドディスクアセンブリ
であって、フレクスチャを非金属材料31で構成し、フ
レクスチャ上に金属膜で形成した導電部27を設けると
ともに導電部に磁気ヘッド14を取り付け、導電パター
ンの中の一部はフレクスチャ上の導電部に接続し、他は
磁気ヘッドの電極端子に接続するヘッドディスクアセン
ブリ。サスペンションの記録媒体の対向面側または前記
対向面と反対側に、リードライトIC(R/WーIC)
を搭載すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
の磁気ヘッドを支えるためのヘッドサスペンション上
に、記録再生信号を伝送する線路を形成した構造のヘッ
ドサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置では、大量のデータを
限られたスペースに記録し、短時間で大量のデータを記
録再生するために、高記録密度化技術およびデータの高
速転送化技術すなわち記録再生周波数の高周波化が必須
である。高記録密度化技術の推進には、記録再生ヘッド
の改良、サーボ技術およびヘッドサスペンションの改良
による位置決め精度の向上が行われた。データの高速転
送化技術の推進には、チャネルLSIおよびR/W−I
Cに代表されるエレクトロニクス部品の改良およびサス
ペンション部の記録再生信号の伝送特性の改良により行
われた。
【0003】本発明で対象にしているヘッドサスペンシ
ョン部分では、従来は図6に示すように、ヘッドサスペ
ンション23の表面に直接配線パターン22を形成した
配線一体型サスペンションが用いられた。これによる
と、サスペンション23のアーム18側で、ステンレス
バネ28上に絶縁材29を介して導電パターン22が形
成され、その先端部では、ステンレスバネ28を薄くし
て可撓性を持たせた金属板30上に絶縁材29を介し
て、その中央部に磁気ヘッド14が形成され、その側部
に導電パターン22が形成されていた。図6に示された
構成は、たとえば、特開平7−287952号公報、特
開平7−296536号公報、特開平8−180353
号公報に記載されている。
【0004】しかし、配線路の下部には、ステンレス等
の金属板があるために、線路と金属板間の容量結合が低
減できず、伝送帯域を広くできないという課題があっ
た。そこで、配線路下部の金属板に穴をあけ、容量結合
を低減する方式が特開平9−265740号公報に開示
されている。また、線路を2層構造にして、線路と金属
板との対抗面積を少なくし、容量結合を低減する方式が
特開平9−22570号公報に開示されている。
【0005】一方、エレクトロマイグレーションによる
線路の劣化対策として、特開平7−262540号公報
において、非金属サスペンション、具体的には樹脂材に
よるサスペンション中に配線パターンを形成する方法が
開示されている。そして、磁気ヘッドスライダは、非金
属サスペンション上に接着固定されており、磁気ヘッド
スライダとグランド間の導電性はない構造となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例では、伝
送帯域を広げるために配線路とサスペンションの金属板
間の結合容量を低減する目的で考え出され、その極限で
ある非金属材料で構成したサスペンションまで考案され
た。しかし、サスペンションの金属板は、電気的には磁
気ヘッドのスライダ部をスピンドルと同電位にするため
の重要な部材である。スライダ部とスピンドルを同電位
にすることにより、スライダと記録媒体間の放電の防
止、および再生時には誘導雑音混入の防止になる。一般
的にスピンドルはグランドへ接続されているために、ス
ライダ部もグランドへ接続することになる。
【0007】また、従来例では、磁気ヘッドへの往復線
路におけるインピーダンスと記録再生周波数の高周波化
との関連について、余り考慮が払われていなかった。
【0008】従って、本発明の目的は、スライダと記録
媒体間の放電の防止、および再生時には誘導雑音混入の
防止を行いつつ、伝送路の高周波損失を抑制し、伝送帯
域の拡大を行うためのヘッドサスペンションを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は主として次のような構成を採用する。
【0010】磁気ヘッドを位置決めするアームと、磁気
ヘッドを搭載するフレクスチャと前記アームの先端に接
続されるばね部とからなるサスペンションと、前記サス
ペンション上に金属膜で形成した導電パターンと、を少
なくとも備えたヘッドディスクアセンブリであって、前
記フレクスチャを非金属材料で構成し、前記フレクスチ
ャ上に金属膜で形成した導電部を設けるとともに前記導
電部に磁気ヘッドを取り付け、前記導電パターンの中の
一部は前記フレクスチャ上の導電部に接続し、他は前記
磁気ヘッドの電極端子に接続するヘッドディスクアセン
ブリ。
【0011】また、前記ヘッドディスクアセンブリにお
いて、前記サスペンションの記録媒体の対向面側または
前記対向面と反対側に、リードライトIC(R/WーI
C)を搭載するヘッドディスクアセンブリ。
【0012】また、ヘッドディスクアセンブリにおい
て、前記導電パターンを撚り線構造にするヘッドディス
クアセンブリ。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係るサスペン
ションおよび磁気ディスク装置について、図1〜図5を
用いて、以下説明する。図1は本発明の実施形態に係る
サスペンションをアームに取り付けた斜視図である。図
2はサスペンションの先端部におけるフレクスチャの導
電パターンを示す図である。図3は磁気ディスク装置の
断面図である。図4はサスペンション上にR/W−IC
を搭載した実施形態を示す図である。図5は導電パター
ンを撚り線構造とした実施形態を示す図である。図6は
従来例におけるサスペンションをアームに取り付けた斜
視図である。
【0014】ここにおいて、10はヘッドディスクアセ
ンブリ(HDA)、11は記録再生制御回路、12はス
ピンドル部、13は磁気記録媒体、14は磁気ヘッド、
15はキャリッジ部、16はフレキシブル・パターンド
・ケーブル(FPC)、17はボイスコイルモータ(V
CM)、18はアーム、19はサスペンション、20は
R/W−IC、21は中継線路、22は導電パターン、
23はサスペンション、24はアーム18への取付け
部、25は荷重発生位置、26はフレクスチャ、27は
導電部、29は絶縁材、31は非金属板、32はばね
部、をそれぞれ表す。
【0015】まず、磁気ディスク装置の構成を図3を用
いて説明する。磁気ディスク装置は、ヘッドディスクア
センブリ(以下、HDAと称する)10と記録再生制御
回路11で構成している。HDA10は、磁気記録媒体
13を積層したスピンドル部12と、磁気ヘッド14を
磁気記録媒体上に安定して浮上せしめ、記録再生を行う
目的の位置に位置決めを行い、記録再生信号の伝送路を
搭載したキャリッジ部15で構成している。
【0016】キャリッジ部15は、磁気ヘッドを磁気記
録媒体上でシークおよび位置決めさせるためのボイスコ
イルモータ(VCM)17と、アーム18と、アーム1
8の先端に取付けたサスペンション19と、サスペンシ
ョン19の先端のフレクスチャに取付けた磁気ヘッド1
4と、記録再生信号を伝送するフレキシブル・パターン
ド・ケーブル(FPC)16と、FPC16に搭載した
R/W−IC20と、R/W−IC20と磁気ヘッド間
の記録再生信号を中継する中継線路21と、で構成して
いる。中継線路21からは、サスペンション19の表面
に形成した導電パターン(後述する)を介して磁気ヘッ
ド14へ接続する。
【0017】本発明の実施形態について、本発明の目的
の一つである結合容量の低減の観点で、図1および図2
を用い、併せて従来例の図6を参照して、以下説明す
る。図6(従来のサスペンション)に示す主にステンレ
ス製のサスペンション23の構造で、容量結合とは、絶
縁材29を挟んで、ステンレスバネ28と導電パターン
22との間の静電容量のことである。結合容量が大きい
と中継線路21からの信号が結合容量を介してステンレ
スバネ28へ漏洩する。そのために信号が磁気ヘッド1
4へ届かなくなる。
【0018】このように、従来のサスペンション23
は、アーム18への取付け部24からすべて、ステンレ
スに代表される金属板28,30で作られていた。そこ
で、本発明の実施形態では、図1を参照して、サスペン
ション19の内の取付部24側のばね部32(図2参
照)は、導電パターン22とステンレスバネ28との間
隔を10マイクロメータ以上で構成する(間隔を大きく
すると結合容量は小さくなる)。
【0019】一方、図1のF−F’断面に対応する、磁
気ヘッドまたはスライダを取り付ける部位であるフレク
スチャ部では、磁気ヘッドの振動特性を良好にするため
に、可撓性をもつ薄板構造が要求される。薄板構造で
は、金属板と導電パターンの間隔を大きく設定すること
ができないために、非金属材料31でフレクスチャ26
(図2参照)を構成する。また、他の実施形態では、フ
レクスチャだけではなくてバネ部を含めたサスペンショ
ンの少なくとも導電パターン22の下の部分を非金属で
構成する。または、サスペンション全体を非金属材料で
構成しても良い。
【0020】このような構造の結果、サスペンションの
金属板28と導電パターン22との間隔が広がり、また
は金属材料がなくなるために結合容量が低減される。
【0021】以上のように、本発明の他の実施形態で
は、アーム18への取付け部24は金属で形成し、荷重
発生位置25は金属バネで構成するとともに、金属バネ
の先に、接合手段として接着もしくは溶接により非金属
材料たとえば樹脂又はセラミックスを取付け、非金属材
料上に導電パターン22を形成する。また、スピンドル
電位は、グランド電位とする。
【0022】フレクスチャのみを非金属材料で構成する
か、または非金属サスペンションを本発明の実施形態と
して採用すると、磁気ヘッド14をグランドへ接続する
ことができない。そこで、図2に示すように、フレクス
チャ26に導電部27を形成し、導電パターン22の内
1本をフレクスチャ26の導電部27に接続する。導電
部27は、導電パターン22を介してグランドへ接続で
きる。従って、磁気ヘッド14を導電部27に接触抵抗
1kΩ以下で接着することにより、磁気ヘッドをグラン
ドへ接続することができる。そして、磁気ヘッド14と
磁気記録媒体13間の電位差を0.7V以下にできるの
で、放電の防止および誘導雑音の混入防止が行える。
【0023】ここで示した導電パターン22は、複合磁
気ヘッド(IND/MR複合ヘッド)の場合を示したた
めに、磁気ヘッド用に4本と導電部のグランド接続用に
1本の計5本である。導電パターンの本数は、磁気ヘッ
ドが必要とする線の数Nと導電部のグランド接続用に少
なくとも1本の計(N+1)本以上必要になる。磁気ヘ
ッド用信号線の内1本がグランドである場合は、スライ
ダのグランド接続用と兼ねても良い。
【0024】導電パターン22は、サスペンション19
とアーム18の接続部分で中継線路21に接続する。フ
レクスチャ26の導電部27へ接続した導電パターン2
2は、R/W−ICのグランドへ接続、もしくはアーム
18へ直接接続してもよい。本実施形態では、スピンド
ル電位をグランド電位と仮定したために、導電パターン
22をグランドへ接続することを示した。ここでは、ス
ピンドル電位と0.7V(磁気ヘッド14と、媒体13
を介したスピンドルとの放電開始電圧)の電位差にすれ
ばよいことから、スピンドル電位から0.7V電位差内
の電位を導電パターン22を介してスライダへ供給す
る。
【0025】導電パターン22を撚り線構造にしたもの
を図5に示す。2線で構成し往復電流が流れる往復線路
においては、図2に示すような並行2線よりも、図5に
示す撚り線構造にした方が線路のインダクタンスが低減
でき、この低減現象は周知の事項である。図2に示す導
電パターンに較べて、図5に示す導電パターン22は2
層になるために製造方法は複雑になる。しかし、撚り線
構造にすると、導電パターンにおけるインダクタンスを
低減することができるために、使用周波数帯域を拡大す
ることができる。即ち、インダクタンスは周波数が高く
なるとインピーダンスが増加するために、例えば、記録
ヘッドでは、線路のインピーダンスが高くなると記録に
十分な電流が流せなくなる。また、再生ヘッドでは、ヘ
ッドで再生した信号を線路のインピーダンスと再生アン
プの入力インピーダンスで分圧することにより、線路の
インピーダンスが増加すると、再生信号の伝達効率が低
下する。したがって、インダクタンスが小さい方が高い
周波数まで使用できる。
【0026】また、配線一体型サスペンションの導体パ
ターン各部の大きさは、図1を参照して、以下に示す値
にすることが望ましい。導体パターン厚さtは1um〜
50um、導体パターン幅Wは5um〜250um、並
行導体パターン間隔Dは5um〜250umである。ま
た、導体パターンの一端を短絡した状態での往復直流抵
抗は、10Ω以下であることが望ましい。
【0027】更に、記録周波数が200MHz以上の記
録電流信号を伝送するための仕様としては、以下に示す
値にすることが望ましい。ここで、導電パターン1本の
線路長は、40ミリメートル(mm)以下であること。
導電パターンの両端を開放状態にしたときのパターン間
の静電容量は、6ピコファラッド(pF)=150フェ
ムトファラッド毎ミリメートル(fF/mm)×40ミ
リメートル(mm)以下であること。
【0028】サスペンションが金属板で構成されている
場合は、導電パターンの一線と金属板との間の結合容量
は、10ピコファラッド(pF)=250フェムトファ
ラッド毎ミリメートル(fF/mm)×40ミリメート
ル(mm)以下であること。導電パターンの片側を短絡
した状態での往復インダクタンスは、40ナノヘンリ
(nH)=1ナノヘンリ毎ミリメートル(nH/mm)
×40ミリメートル(mm)以下であること。
【0029】また、サスペンションが非金属板で構成さ
れている場合は、以下に示す値が望ましい。導電パター
ン1本の線路長は、54ミリメートル(mm)以下であ
ること。導電パターンの両端を開放状態にしたときのパ
ターン間の静電容量は、8.1ピコファラッド(pF)
=150フェムトファラッド毎ミリメートル(fF/m
m)×54ミリメートル(mm)以下であること。導電
パターンの片側を短絡した状態での往復インダクタンス
は、54ナノヘンリ(nH)=1ナノヘンリ毎ミリメー
トル(nH/mm)×54ミリメートル(mm)以下で
あること。
【0030】本発明の他の実施形態として、前記サスペ
ンションの構造におけるR/W−ICの搭載位置は、ベ
ース部(サスペンションのアームへの取付け部)または
サスペンションの媒体対抗面側もしくは対抗面と反対側
である。図4には、 R/W−IC20をサスペンショ
ンの媒体対抗面側に搭載した例を示した。R/W−IC
20と磁気ヘッド14との間隔が短くなることにより、
高周波における伝送特性の劣化が少なくなる。
【0031】以上のように、本発明の実施形態に係る構
成例としては、次のようなものが挙げられる。
【0032】磁気ヘッドスライダとフレクスチャの導電
部との接触抵抗を1KΩ以下にした配線一体型サスペン
ション。ばね部の金属部分と導電パターンとの間隔が1
0マイクロメータ以上であり、フレクスチャは非金属材
料で構成する配線一体型サスペンション。磁気ヘッドス
ライダとフレクスチャの導電部との接合に導電性接着剤
を用いる配線一体型サスペンション。前記配線一体型サ
スペンションを取付けたアームと、前記アームを取付け
たアクチュエータと、 リードライト・アイシー(R/
W−IC)を搭載したフレキシブル・パターンド・ケー
ブル(FPC)をアクチュエータに搭載した構造と、前
記配線一体型サスペンションの導電パターンとR/W−
ICの当該端子とを接続する中継線路と、により構成
し、フレクスチャ上の導電部に接続した導電パターンを
R/W−ICのグランド電位を含む電位供給端子へ接続
し、その他の導電パターンはR/W−ICの記録再生用
端子に接続した配線一体型サスペンションを用いたアク
チュエータを搭載した磁気ディスク装置。前記R/W−
ICの電位供給端子の電位は、スピンドルの電位に対す
る相対電位として−0.7V〜+0.7Vとし、グラン
ド電位を供給するもの。導電パターンの本数は、磁気ヘ
ッドが必要とする線の数NとR/W−ICの電位供給端
子へ接続用1本の合計(N+1)本以上形成した配線一
体型サスペンション。磁気ヘッドが必要とする線の内1
本が電位供給端子と同電位の場合は、配線を兼ねること
ができる。非金属材料によるサスペンション上に導電パ
ターンを形成し、導電パターンおよびフレクスチャ上の
金属膜を介して磁気ヘッドスライダに電位を供給するサ
スペンションについて、記録周波数が200MHz以上
の記録電流信号を伝送する配線一体型サスペンションを
用いた磁気ディスク装置。前記導電パターン厚さtは1
um〜50um、導電パターン幅Wは5um〜250u
m、導電パターン間隔Dは5um〜250umである配
線一体型サスペンション。前記導電パターン1本の線路
長は、40ミリメートル(mm)以下、導電パターンの
両端を開放状態にしたときのパターン間の静電容量は、
6ピコファラッド(pF)以下、導電パターンの一線と
サスペンションの金属板との間の結合容量は、10ピコ
ファラッド(pF)以下、導電パターンの片側を短絡し
た状態での往復インダクタンスは、40ナノヘンリ(n
H)以下である配線一体型サスペンション。前記導電パ
ターン1本の線路長は、54ミリメートル(mm)以
下、導電パターンの両端を開放状態にしたときのパター
ン間の静電容量は、8.1ピコファラッド(pF)以
下、導電パターンの片側を短絡した状態での往復インダ
クタンスは、54ナノヘンリ(nH)以下である配線一
体型サスペンション。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、非金属のサスペンショ
ンを用いるために、サスペンションと導電パターンとの
間の結合容量を低減できる。
【0034】さらに、導電パターンの内1本をフレクス
チャ上の導電部に接続し、導電部の上に磁気ヘッドを取
付ける。そして、導電部に接続した導電パターンをグラ
ンドに接続することにより、磁気ヘッドをグランドへ接
続することができる。この接続により、磁気ヘッドと磁
気記録媒体間の放電を防止することができる。さらに、
再生時の誘導雑音の混入を防止できる。
【0035】また、導電パターンを撚り線構造とするこ
とにより、使用する周波数帯域を拡大することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るサスペンションをアー
ムに取り付けた斜視図である。
【図2】サスペンションの先端部におけるフレクスチャ
の導電パターンを示す図である。
【図3】磁気ディスク装置の断面図である。
【図4】サスペンション上にR/W−ICを搭載した実
施形態を示す図である。
【図5】導電パターンを撚り線構造とした実施形態を示
す図である。
【図6】従来例におけるサスペンションをアームに取り
付けた斜視図である。
【符号の説明】
10 ヘッドディスクアセンブリ(HDA) 11 記録再生制御回路 12 スピンドル部 13 磁気記録媒体 14 磁気ヘッド 15 キャリッジ部 16 フレキシブル・パターンド・ケーブル(FPC) 17 ボイスコイルモータ(VCM) 18 アーム 19 サスペンション 20 R/W−IC 21 中継線路 22 導電パターン 23 サスペンション 24 アーム18への取付け部 25 荷重発生位置 26 フレクスチャ 27 導電部 28 ステンレスバネ 29 絶縁材 30 金属板 31 非金属板 32 ばね部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを位置決めするアームと、磁
    気ヘッドを搭載するフレクスチャと前記アームの先端に
    接続されるばね部とからなるサスペンションと、前記サ
    スペンション上に金属膜で形成した導電パターンと、を
    少なくとも備えたヘッドディスクアセンブリであって、 前記フレクスチャを非金属材料で構成し、 前記フレクスチャ上に金属膜で形成した導電部を設ける
    とともに前記導電部に磁気ヘッドを取り付け、 前記導電パターンの中の一部は前記フレクスチャ上の導
    電部に接続し、他は前記磁気ヘッドの電極端子に接続す
    ることを特徴とするヘッドディスクアセンブリ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のヘッドディスクアセン
    ブリにおいて、 前記サスペンションの記録媒体の対向面側または前記対
    向面と反対側に、リードライトIC(R/WーIC)を
    搭載することを特徴とするヘッドディスクアセンブリ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のヘッドディスクアセン
    ブリにおいて、 前記導電パターンを撚り線構造にすることを特徴とする
    ヘッドディスクアセンブリ。
  4. 【請求項4】 磁気ヘッドを搭載するフレクスチャと磁
    気ヘッド位置決めのアームの先端に接続されるばね部と
    からなるサスペンションであって、 前記サスペンション上には金属膜の導電パターンが形成
    され、、 前記サスペンションの内の前記フレクスチャのみを非金
    属材料で構成するか、または前記サスペンション全体を
    非金属材料で構成するか、または前記サスペンションの
    内の前記導電パターンの対向面を非金属材料で構成する
    ことを特徴とする配線一体型サスペンション構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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