JPH11306372A - 画像加工装置、画像加工方法およびその方法を記憶した記憶媒体 - Google Patents

画像加工装置、画像加工方法およびその方法を記憶した記憶媒体

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JPH11306372A
JPH11306372A JP10107408A JP10740898A JPH11306372A JP H11306372 A JPH11306372 A JP H11306372A JP 10107408 A JP10107408 A JP 10107408A JP 10740898 A JP10740898 A JP 10740898A JP H11306372 A JPH11306372 A JP H11306372A
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data
curve
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image processing
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JP10107408A
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English (en)
Inventor
広市 ▲吉▼田
Hiroichi Yoshida
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力データをベジェなどの曲線で近似し、基
準となるデータとの差を強調することで自動的に似顔絵
を作成する。 【解決手段】 画像を入力する手段と、入力された画像
を正規化する手段と、画像の輪郭又はエッジを抽出する
手段と、抽出された画像を曲線で近似する手段と、1つ
以上の基本曲線データを格納した記憶手段と、基本デー
タを選択する手段と、近似された曲線と選択された基本
データとを比較する手段と、比較結果に対応して、近似
された曲線を変形する手段と、変形された曲線を出力す
る手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易画像印刷装置
(プリクラ)、パソコン、ワープロ、電子手帳等に関
し、詳しくは、画像加工装置、画像加工方法およびその
方法を記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は従来の似顔絵技術の一般的な例
である。元画像を見ながら、形の近い部品を順番に当て
はめて似顔絵を作って行く。特開平4−338879号
公報では、、顔の輪郭、各部位が選択されると、顔の輪
郭の大きさによって選択されたデータが自動的に拡大縮
小されるものである。
【0003】特開平6−187411号公報では、顔の
要素となる各部位毎に複数種類のパターンデータを用意
し、任意の方向に移動させることにより、同一パターン
の組み合わせからなる似顔絵であっても異なる表情の似
顔絵が作成させる。
【0004】特開平6−187414号公報では、顔の
各部を目、鼻等のパーツに分け各パーツ毎に複数種類の
パーツパターンを記憶するとともに、各パーツ毎のパー
ツパターンを選択的に組み合わせ似顔絵を作成する。
【0005】特開平6−203124号公報では、名称
(有名人等の氏名等)を選択するのみで、容易にその名
称に対応した各パーツパターンを選び、その各パーツパ
ターンを組み合わせて似顔絵を出力する。
【0006】特開平6−324671号公報では、顔を
構成する各パーツを複数の見た角度の違うデータで構成
することにより、正面からの似顔絵入力を行うだけで異
なる角度の似顔絵データを自動生成することができる。
【0007】特開平7−44725号公報では、顔画像
データから顔の各部位毎に部分画像を抽出して記憶し、
少なくとも抽出した部分画像の各部位毎の位置データを
パーツデータ記憶手段に記憶し、複数のパーツパターン
と比較させ、各パーツパターンがパーツデータ記憶手段
に記憶させた位置に対応して似顔絵を作成する。
【0008】特開平8−77379号公報では、スキャ
ナで読み取った画像を表示し、ポインティングデバイス
を用いて、画像の表示された顔写真中の顔パーツの輪郭
をなぞって顔パーツデータを作成する。
【0009】特開平9−282440号公報では、顔画
像を複数の領域に抽出し画像信号を2値化し、サンプル
と比較し最適なサンプルを出力するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、目、口
などの顔のパーツを複数準備しておき、元の顔に近いも
のを当てはめるため、元のパーツの品位で似顔絵の出来
が決まってしまう。また、張り付けるデータの選択、位
置は作成者のレベルによって変わってしまう。
【0011】請求項1の目的は、どんな顔でも曲線にす
るためぴったりとしたパーツがなくても似顔絵が作成で
きることである。
【0012】請求項2の目的は、似顔絵を自動作成する
ことである。
【0013】請求項3〜6の目的は、特徴を自動抽出
し、優先順位により特徴の強調をコントロールすること
である。
【0014】請求項7の目的は、顔の向きを変更しても
作成出来ることである。
【0015】請求項8の目的は、メガネをつけた写真か
らメガネを取った似顔絵を作成出来、また、髪で耳やお
でこなどが隠れている写真に対して、髪形を変更するこ
とである。
【0016】請求項9の目的は、笑ったときの目や口、
泣いたときの目や口、怒ったときの目や口というよう
に、複数の基本部品データをもち、比較結果に対して差
を減らすことで入力データが無表情でも、基本部品デー
タを笑ったとき、泣いたとき、怒ったときと持ち、その
データとの中間点を入力データの座標とすることで、表
情を変更することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像加工
装置は、画像を入力する手段と、入力された画像を正規
化する手段と、画像の輪郭又はエッジを抽出する手段
と、抽出された画像を曲線で近似する手段と、1つ以上
の基本曲線データを格納した記憶手段と、基本データを
選択する手段と、近似された曲線と選択された基本デー
タとを比較する手段と、比較結果に対応して、近似され
た曲線を変形する手段と、変形された曲線を出力する手
段とを備えたことを特徴とする画像加工装置である。
【0018】請求項2記載の画像加工装置は、前記基本
データは顔の部品データであって、該基本データにより
似顔絵を作成することを特徴とする請求項1記載の画像
加工装置である。
【0019】請求項3記載の画像加工装置は、前記比較
結果に対応して前記両者のデータの差が多い所ほどデー
タの差が少ない所よりもその差分を強調することを特徴
とする請求項1記載の画像加工装置である。
【0020】請求項4記載の画像加工装置は、優先順位
決定手段を設けて、強調する所の優先順位を付けて、前
記比較結果に対して前記優先順位決定手段により決定さ
れた優先順位が高い所ほど強調することを特徴とする請
求項1記載の画像加工装置である。
【0021】請求項5記載の画像加工装置は、前記優先
順位決定手段により、強調する所の優先順位を付けて、
比較結果に対して特徴を絞り込むことを特徴とする請求
項4記載の画像加工装置である。
【0022】請求項6記載の画像加工装置は、前記優先
順位決定手段の優先順位は使用者が変更できることを特
徴とする請求項4記載の画像加工装置である。
【0023】請求項7記載の画像加工装置は、前記基本
データは3次元データであって、該データの視点を変え
て2次元で出力し、入力データとの方向を合わせること
を特徴とする請求項1記載の画像加工装置である。
【0024】請求項8記載の画像加工装置は、外部から
の指示で入力データを補完する手段により、入力された
データの不足部分を補うことを特徴とする請求項1記載
の画像加工装置である。
【0025】請求項9記載の画像加工装置は、前記基本
データとして複数の基本部品データを有し、比較結果に
対して差を減らすことを特徴とする請求項1記載の画像
加工装置である。
【0026】請求項10記載の画像加工方法は、画像を
入力し、入力された画像を正規化し、画像の輪郭又はエ
ッジを抽出し、抽出された画像を曲線で近似し、1つ以
上の基本曲線データを格納し、基本データを選択し、近
似された曲線と選択された基本データとを比較し、比較
結果に対応して、近似された曲線を変形し、変形された
曲線を出力する画像加工方法である。
【0027】請求項11記載の画像加工方法を記憶した
記憶媒体は、画像を入力し、入力された画像を正規化
し、画像の輪郭又はエッジを抽出し、抽出された画像を
曲線で近似し、1つ以上の基本曲線データを格納し、基
本データを選択し、近似された曲線と選択された基本デ
ータとを比較し、比較結果に対応して、近似された曲線
を変形し、変形された曲線を出力する画像加工方法を記
憶した記憶媒体である。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は全体を制御するCPU(1
01)、処理を指示するキーボードなどの入力手段(1
02)、結果を表示するためのCRTなどの表示手段
(103)、画像を入力するスキャナなどの画像入力手
段(104)、取り込んだ画像を記憶する画像保持手段
(115)、入力された画像の取り出す部分の大きさを
一定にする正規化手段(105)、取り出す部分の輪郭
/エッジを抽出する輪郭/エッジ抽出手段(106)、
抽出された輪郭/エッジを細線化して曲線に近似する曲
線近似手段(107)、曲線出力手段(109)、比較
する元となる基本曲線データ記憶手段(110)、複数
の基本データから1つを選択する基本データ選択手段
(112)、立体のデータの視点を変更する視点変更手
段(111)、基本データと出力された曲線を比較する
比較手段(108)、比較した結果に優先順位をつける
優先順位決定手段(116)、比較した結果を反映して
曲線を変形する曲線変形手段(113)、髪形などで隠
れている輪郭を補完する曲線補完手段(117)、結果
を印刷するなどの出力手段(114)からなる。
【0029】図2はフローチャートである。キーボード
などの入力手段(102)からの指示でスキャナーなど
の画像入力手段(104)から顔の画像データを読み込
み(S301)、輪郭/エッジ抽出手段(106)で微
分等を行い輪郭/エッジ抽出し(S302)、正規化手
段(105)で顔の大きさを基準データと合わすために
正規化し(S303)、曲線近似手段(107)で顔/
目/口/鼻などの輪郭を曲線近似し(S304)、入力
手段(102)からの指示で基本曲線データ選択手段
(112)で基本曲線データ記憶手段(110)から男
の子なら男の子供を選択するように基本データを選択し
(S305)、入力手段(102)からの指示で視点変
更手段(111)で入力データの顔の向きと同じ向きに
基準データがなるように視点を変更し(S306)、曲
線比較手段(107)で顔/目/口/鼻などの各部分の
曲線を比較し(S307)、優先順位決定手段でどこを
強調するかの優先順位をつけ(108)、その結果入力
データの差分を修正反映し(S309)、CRTなどの
表示手段(103)に表示する(S310)。入力手段
(102)からの指示でプリンターなどの出力手段(1
14)に印刷等で出力する。外部記憶装置(118)か
らFD等に格納されたプログラムを内部記憶装置にロー
ドし、上記手段と同じ動作をさせることも可能である。
【0030】図3は輪郭/エッジ抽出手段(106)に
よる輪郭抽出の例である。例えば人の顔などをスキャナ
ーやデジタルカメラなどの画像入力手段(104)から
画像記憶手段(115)に取り込み、画像データに微分
処理などを施し、顔/口/目等の輪郭、顔のしわ等を抽
出する。微分処理を行うと変化が激しいところだけが情
報として残せるので、輪郭などが取れることとなる。
【0031】図4は基本データ選択手段(112)によ
る基本図形選択の例である。男/女、大人/子供のよう
に標準的な顔のパターンを、例えば図7(1)の基準デ
ータのようにベジェ曲線の座標データ等で目/口/鼻等
の部品毎に基本曲線データ記憶手段(110)に用意し
ておき、その中から画像データと比較する図形を選択す
る。ある分類の標準的な顔と比較することで、どこが特
徴かを浮き出させることができる。他に年齢や人種など
特徴があるものを基本データとすることも考えられる。
【0032】図5は視点変更手段(112)による基本
図形視点設定の例である。取り込んだ画像が正面でない
場合に、元の基本パターンを同じ向きにするために、画
面に表示されている顔をキーボード等からの指定で、上
下左右に向ける。
【0033】図14(1)のように三角形の面を三次元
空間でつなぎ合わせたものをポリゴンという。データと
しては図14(2)のように三角形の座標を1つの固ま
り単位でもつ。面の“1−*”は1つの塊を表してい
る。“2−*”は別の塊となる。CG(コンピュータグ
ラフィックス)等で使われているポリゴンで顔のデータ
をもっておけば、角度を変えて表示することは可能であ
る。ポリゴンで角度を決めた後、面と面の接線の角が目
立つため、滑らかにするためにシェーディング処理を行
い、その後滑らかになった画像を取り込んだ画像データ
と同じように微分処理などを施し、顔/口等の輪郭等を
抽出し、基本の曲線データとする。
【0034】図6は正規化手段(105)による正規化
の例である。顔の大きさを元の基本パターンと一致させ
る。一致させる方法としては、頭からあごまでの長さを
一致させるか、顔の面積を一致させる等がある。図6
(1)、(2)の顔Aが入力データで顔Bが基本パター
ンである。図6(1)から頭の長さを元の基本パターン
と一致させて、図6(2)となる。どちらかを選択する
手段を設けて、使用者に選択させる方法もある。
【0035】図11は曲線近似手段(107)による曲
線近似の例である。例えば目を例に考えると、一番単純
にするには目の輪郭を上と下の2本のベジェ曲線で近似
すれば、元の基本パターンと6つの座標の差分で違いを
表すことができる。曲線の数は入力データと元のパター
ンで合わせる必要がある。図11の場合実線が元のデー
タの線で点線が3次ベジェで近似したときの曲線であ
る。
【0036】図7(1)は比較手段(108)による比
較の例である。図7(2)は基準の目の出力である。始
点を基準点として制御点1、制御点2により終点まで線
を結ぶ。図11のように曲線の本数を一致させて近似す
ると、各点の座標の差を比較することで、特徴が抽出で
きる。左目を例に取ると、目頭を始点として、目尻を終
点とすると、始点のY座標より終点のY座標が小さけれ
ば、図7(3)の場合は基準(10,−1)に対して入
力(10,−5)で、目が垂れていることを表し、目の
上側の2つの制御点のY座標が基準のデータより大きけ
れば、図7(3)の場合は基準(3,2)(6,2)に
対して入力(3,4)(6,3)で、目がパッチリとし
ていることを表している。これを強調したのが3行目の
(0,0)(3,5)(6,3.5)(10,−7)で
さらに目をパッチリとかつ垂れて強調される。中間を取
ったのが4行目の(0,0)(3,3)(6,2.5)
(10,−3)で少し基準の目に近づいている。
【0037】図9(1)は基準を表した図である。図9
(2)は差分を計算する場合の基準を求めるための表で
ある。差分を出すには基準点がいる。目、口等の顔での
位置、目など単体での大きさ、傾きなどが出るように基
準点を決めていく。目の場合は基準データと比べて上下
どちらにあるか、中心から離れているかを計算するため
に目頭が目の基準となる。
【0038】図8は曲線変形手段(113)による反映
の例である。図7のように入力データの座標を上記基準
データとの差分を出して、差分を強調するように入力デ
ータの座標を変更して3行目の値になり、その曲線を図
8(1)のように出力する。基準データとの差分を中間
を取るように入力データの座標を変更して4行目の値に
なり、その曲線を図8(2)のように出力する。
【0039】図10は優先順位決定手段(116)の例
である。(1)はすべてを同じ条件で反映する場合の例
である。基準データに対しての差分を同じ比率(例えば
1.2)で掛けて座標を変更する。(2)は優先順位を
変えた場合の例である。番号の小さい方が掛ける比率が
高くなっている。表示手段(103)に表示されている
順番を入力手段(102)から変更する。(3)は反映
する部品を優先順位の3番目までしか行わないときの例
である。表示手段(103)に表示されている順番を入
力手段(102)から追加/削除する。(4)は反映す
る部品を優先順位の4番目までしか行わないで差分の強
調度合いをパーセントで表している。表示手段(10
3)に表示されている順番/掛け率を入力手段(10
2)から変更する。顔の一部だけを誇張する場合や、特
徴となる部分をより強調するために、(1)から(4)
の指定の中から選択する手段を設けて、使用者に選択さ
せる方法もある。
【0040】図12(2)は髪形を変える例である。左
のロングの髪形の写真を入力して、右のショートの髪形
の似顔絵を作成する場合、表示手段(103)上に表示
されている髪形から置き換えたい髪形を入力手段(10
2)から指定する。入力データの髪の部分を入力手段
(102)から指定することで、指定された位置を含む
閉曲線を入力データから取り除く。取り除くと図12
(1)の点線部のように、曲線で不足するところが出
る。ロングの髪で顔の輪郭が隠れており、ロングの髪形
を取り除いたときに顔の輪郭がないことがある。
【0041】図12(1)は曲線補完手段(117)の
例である。図の場合は点線の部分を補完する必要があ
る。補完するところを入力手段(102)から、一番上
と一番下を曲線の始点終点として指定し、点線の部分も
含んだ曲線を引くと、図の上から下の実線と点線が1本
の曲線として近似補完され図の右の太実線となる。耳な
どの場合は、別途基本データ記憶手段(110)にある
基本データの耳の部分をその場所につけることで、耳を
再現する。
【0042】図2のフローチャートでは視点変更(S3
06)と曲線比較(S307)の間で、取り除く部品を
指定する部品指定(S311)、指定された部品を削除
する部品削除(S312)、連続でない部分を前後の曲
線で補完する曲線補完(S313)、補完できない部品
がある場合に不足部品を基本データから取ってきて付加
する不足部品付加(S314)が追加される。
【0043】図13は表情変更のための基本部品交換の
例である。無表情な写真から笑ったときの似顔絵を作成
する場合を考える。基本データは無表情であるが、一番
感情の出る目と口のデータを笑い/怒り/泣き等のデー
タに入れ替えるように別に目や口のデータを基本曲線デ
ータ記憶手段(110)に持っておく。表示手段(10
3)に各部品を表示し入力手段(102)から指示され
たデータと交換し、比較手段(108)で強調ではな
く、中間の座標を図7(1)及び図8(2)のように計
算するようになる。それ以外の流れは図2のフローチャ
ートと同じである。 図15は視点変更のフローチャー
トである。元データをポリゴン展開し(S321)、シ
ェーディングをかけて滑らかにし(S322)、そのデ
ータを表示する(S323)。ユーザーからの上キーで
(S324)ポリゴンを上回転し(S325)、ユーザ
ーからの下キーで(S326)ポリゴンを下回転し(S
327)、ユーザーからの右キーで(S328)ポリゴ
ンを右回転し(S329)、ユーザーからの左キーで
(S330)ポリゴンを左回転し(S331)する。取
り込んだ写真と向きが一致したら決定キーで決定する
(S332)。
【0044】図16は曲線比較のフローチャートであ
る。顔の輪郭の複数の曲線の座標を各々比較し(S34
1)、差分データをセットする(S342)。目の輪郭
の複数の曲線の座標を各々比較し(S343)、差分デ
ータをセットする(S344)。口の輪郭の複数の曲線
の座標を各々比較し(S345)、差分データをセット
する(S346)。鼻の輪郭の複数の曲線の座標を各々
比較し(S347)、差分データをセットする(S34
8)。眉毛の輪郭の複数の曲線の座標を各々比較し(S
349)、差分データをセットする(S350)。入力
データに髪の毛に耳が隠れていなく、耳がデータとして
あれば(S351)、耳の輪郭の複数の曲線の座標を各
々比較し(S352)、差分データをセットする(S3
53)。入力データにしわがデータとしてあれば(S3
54)、耳の輪郭の複数の曲線の座標を各々セットする
(S355)。
【0045】図17は差分反映のフローチャートであ
る。顔の輪郭データの差分を強調又は差分を減らして座
標を反映する(S361)。目の輪郭データの差分を強
調又は差分を減らして座標を反映する(S362)。口
の輪郭データの差分を強調又は差分を減らして座標を反
映する(S363)。鼻の輪郭データの差分を強調又は
差分を減らして座標を反映する(S364)。眉毛の輪
郭データの差分を強調又は差分を減らして座標を反映す
る(S365)。耳のデータがあれば(S366)、耳
の輪郭データの差分を強調又は差分を減らして座標を反
映する(S367)。 尚、文章中の語句について、説
明を必要とすると思われるものに関して、以下に詳細を
記す。
【0046】3次ベジェ曲線とは、始点、制御点1、制
御点2、終点で定義される曲線であり、始点から制御点
1への直線が始点での接線となり、終点から制御点2へ
の直線が終点での接線となり、P=P0(1−t)3+3
1t(1−t)2+3P22(1−t)+P33で表さ
れる(P ベジェ曲線上の座標、P0 始点の座標、P1
制御点1の座標、P2 制御点1の座標、P3 終点の
座標、t パラメータ 0≦t≦1)。
【0047】2次ベジェ曲線とは、始点、制御点、終点
で定義される曲線であり、始点から制御点への直線が始
点での接線となり、終点から制御点への直線が終点での
接線となる。
【0048】スプライン曲線とは、P=a+bt+ct
2+dt3で表され、a,b,c,dはこの間の定数で、
tは線の間隔である。
【0049】ポリゴンとは、立体を小さな三角形の集ま
りとして表現するときに使うときの1つの三角形であ
る。
【0050】シェーディングとは、ポリゴンで表現され
た表面を滑らかにする技術であり、ある方向から光が当
たっていると仮定し、各々のポリゴンの法線から面の明
るさを出し、隣の面との明るさの差を直線的に変化させ
て滑らかにする。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スキャナ
ーやデジタルカメラなどの画像を入力する手段でビット
マップ画像データを取り込み、入力された画像を正規化
する手段で取り出す画像の大きさを正規化し、画像デー
タの微分処理などの画像の輪郭又はエッジを抽出する手
段で取り出す画像の輪郭又はエッジを取り出し、3次ベ
ジェ曲線などの曲線で抽出された画像を曲線で近似する
手段で抽出された線を近似し、子供/大人、男/女など
の分類された1つ以上の基本曲線データを格納した記憶
手段を持ち、キーボード等から基本データを選択する手
段で画面上に表示されているデータを選択し、近似され
た曲線と選択された基本データと比較する手段で差分を
出し、比較結果に対応して、近似された曲線を変形する
手段で誇張等を行い、変形された曲線を出力する手段で
画面出力、印刷を行う。それ故、元の画像データから自
動的に曲線近似された輪郭情報が出るため、後の加工等
がしやすい。
【0052】請求項2記載の発明によれば、基本データ
が顔の部品データで似顔絵を作成する。すなわち、似顔
絵を自動生成出来る。
【0053】請求項3記載の発明によれば、比較結果に
対して差が多い所ほど差を強調することで、特徴のある
ところが誇張されるため、ユーモラスな似顔絵を作成出
来る。
【0054】請求項4記載の発明によれば、強調する所
の優先順位を付けて、比較結果に対して特徴を優先順位
が高い所ほど強調することで、特徴のあるところが誇張
されるため、ユーモラスな似顔絵を作成出来る。
【0055】請求項5記載の発明によれば、強調する所
の優先順位を付けて、比較結果に対して特徴を絞り込む
ことで、特徴のあるところが誇張されるため、ユーモラ
スな似顔絵を作成出来る。
【0056】請求項6記載の発明によれば、優先順位を
使用者が変更できることで、特徴のあるところが誇張さ
れるため、ユーモラスな似顔絵を作成出来る。
【0057】請求項7記載の発明によれば、基本データ
は3次元データであり、視点を変えて2次元に出力し
て、入力データと方向を合わすことで、顔の向きが正面
以外でも元のデータを変形することで似顔絵を自動生成
出来る。
【0058】請求項8記載の発明によれば、入力データ
を補完する手段により、入力されたデータの不足部分を
補って似顔絵を作成することで、耳やおでこが隠れてい
ても、顔の輪郭を補完することで、髪形を変更したり、
メガネをつけた写真からメガネを取ることも可能であ
る。
【0059】請求項9記載の発明によれば、複数の基本
部品データをもち、そのデータとの中間点を入力データ
の座標とすることで、比較結果に対して差を減らすこと
で入力データが無表情でも、表情を基準データのひょう
じょうに近づけることができる。すなわち、笑ったとき
の目や口、泣いたときの目や口、怒ったときの目や口と
いうように、複数の基本部品データをもち、比較結果に
対して差を減らすことで入力データが無表情でも、基本
部品データを笑ったとき、泣いたとき、怒ったときと持
ち、そのデータとの中間点を入力データの座標とするこ
とで、表情を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像加工装置を示す構成図である。
【図2】本発明の動作を示すフローチャート(その1)
である。
【図3】輪郭抽出の例を示す図である。
【図4】基本図形選択の例を示す図である。
【図5】基本図形視点設定の例を示す図である。
【図6】(1)正規化手段による正規化の例を示す図
(その1)である。 (2)正規化手段による正規化の例を示す図(その2)
である。
【図7】(1)比較手段による比較の例を示す比較図で
ある。 (2)比較手段による比較の例を示す図(その1)であ
る。 (3)比較手段による比較の例を示す図(その2)であ
る。
【図8】(1)曲線変形手段による反映の例を示す図
(その1)である。 (2)曲線変形手段による反映の例を示す図(その2)
である。
【図9】(1)差分を計算する場合の基準を求めるため
の図である。 (2)差分を計算する場合の基準を求めるための比較図
である。
【図10】(1)優先順位決定手段の例を示す比較図
(その1)である。 (2)優先順位決定手段の例を示す比較図(その2)で
ある。 (3)優先順位決定手段の例を示す比較図(その3)で
ある。 (4)優先順位決定手段の例を示す比較図(その4)で
ある。
【図11】曲線近似の例を示す図である。
【図12】(1)補完の例を示す図(その1)である。 (2)補完の例を示す図(その2)である。
【図13】基本部品交換の例を示す図である。
【図14】(1)ポリゴン表示の例を示す図である。 (2)ポリゴン表示の例を示す比較図である。
【図15】本発明の動作を示すフローチャート(その
2)である。
【図16】本発明の動作を示すフローチャート(その
3)である。
【図17】本発明の動作を示すフローチャート(その
4)である。
【図18】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 入力手段 103 表示手段 104 画像入力手段 105 正規化手段 106 輪郭/エッジ抽出手段 107 曲線近似手段 108 比較手段 109 曲線出力手段 110 基本曲線データ記憶手段 111 視点変更手段 112 基本データ選択手段 113 曲線変形手段 114 出力手段 115 画像記憶手段 116 優先順位変更手段 117 曲線補完手段 118 外部記憶装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を入力する手段と、入力された画像
    を正規化する手段と、画像の輪郭又はエッジを抽出する
    手段と、抽出された画像を曲線で近似する手段と、1つ
    以上の基本曲線データを格納した記憶手段と、基本デー
    タを選択する手段と、近似された曲線と選択された基本
    データとを比較する手段と、比較結果に対応して、近似
    された曲線を変形する手段と、変形された曲線を出力す
    る手段とを備えたことを特徴とする画像加工装置。
  2. 【請求項2】 前記基本データは顔の部品データであっ
    て、該基本データにより似顔絵を作成することを特徴と
    する請求項1記載の画像加工装置。
  3. 【請求項3】 前記比較結果に対応して前記両者のデー
    タの差が多い所ほどデータの差が少ない所よりもその差
    分を強調することを特徴とする請求項1記載の画像加工
    装置。
  4. 【請求項4】 優先順位決定手段を設けて、強調する所
    の優先順位を付けて、前記比較結果に対して前記優先順
    位決定手段により決定された優先順位が高い所ほど強調
    することを特徴とする請求項1記載の画像加工装置。
  5. 【請求項5】 前記優先順位決定手段により、強調する
    所の優先順位を付けて、比較結果に対して特徴を絞り込
    むことを特徴とする請求項4記載の画像加工装置。
  6. 【請求項6】 前記優先順位決定手段の優先順位は使用
    者が変更できることを特徴とする請求項4記載の画像加
    工装置。
  7. 【請求項7】 前記基本データは3次元データであっ
    て、該データの視点を変えて2次元で出力し、入力デー
    タとの方向を合わせることを特徴とする請求項1記載の
    画像加工装置。
  8. 【請求項8】 外部からの指示で入力データを補完する
    手段により、入力されたデータの不足部分を補うことを
    特徴とする請求項1記載の画像加工装置。
  9. 【請求項9】 前記基本データとして複数の基本部品デ
    ータを有し、比較結果に対して差を減らすことを特徴と
    する請求項1記載の画像加工装置。
  10. 【請求項10】 画像を入力し、入力された画像を正規
    化し、画像の輪郭又はエッジを抽出し、抽出された画像
    を曲線で近似し、1つ以上の基本曲線データを格納し、
    基本データを選択し、近似された曲線と選択された基本
    データとを比較し、比較結果に対応して、近似された曲
    線を変形し、変形された曲線を出力する画像加工方法。
  11. 【請求項11】 画像を入力し、入力された画像を正規
    化し、画像の輪郭又はエッジを抽出し、抽出された画像
    を曲線で近似し、1つ以上の基本曲線データを格納し、
    基本データを選択し、近似された曲線と選択された基本
    データとを比較し、比較結果に対応して、近似された曲
    線を変形し、変形された曲線を出力する画像加工方法を
    記憶した記憶媒体。
JP10107408A 1998-04-17 1998-04-17 画像加工装置、画像加工方法およびその方法を記憶した記憶媒体 Pending JPH11306372A (ja)

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