JPH11304019A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JPH11304019A
JPH11304019A JP10814898A JP10814898A JPH11304019A JP H11304019 A JPH11304019 A JP H11304019A JP 10814898 A JP10814898 A JP 10814898A JP 10814898 A JP10814898 A JP 10814898A JP H11304019 A JPH11304019 A JP H11304019A
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JP
Japan
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primary
flow path
valve
ball
plug
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JP10814898A
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English (en)
Inventor
Norio Nomaguchi
謙雄 野間口
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 弁本体を接続配管から取り外すことなく、シ
ートリングやボールプラグの交換を容易に行なうことが
でき、メンテナンスをしやすくし、流体制御システムの
トータルコストを低減する。 【解決手段】 略同一直線上に位置する1次側接続口1
1aと2次側接続口12aを形成する弁本体10に、1
次側流路11bと2次側流路12bを否対面位置で連通
するボールプラグ13を配設し、このボールプラグに接
する一対のシートリング16,17を1次側流路11b
及びその延長方向に設け、1次側接続口11aから2次
側接続口12aに向う方向に対して垂直に弁軸15を立
設し、1次側流路11bの延長方向にプラグ取出部18
を設け、このプラグ取出部18に蓋体19を設けたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配管が接続され
て流体の流路開閉および流量調整を行うボールバルブに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の直線型ボールバルブを示す
縦断面図であり、図において、1は弁本体であり、この
弁本体1は流体の流出口1a(2次側接続口)及び2次
側流路1bを有している。2は本体カバーであり、流体
の流入口(1次側接続口)2a及び1次側流路2bを有
している。3は前記弁本体1に前記本体カバー2を着脱
可能に締着しているボルト、4は前記弁本体1内に嵌め
込まれた第1のシートリング、5は前記本体カバー2内
に嵌め込まれた第2のシートリング、6は前記弁本体1
と本体カバー2との間に配置されたボールプラグであ
り、このボールプラグ6は弁孔7を有して前記第1及び
第2のシートリング4,5に回転可能に接している。8
は前記ボールプラグ6を回動操作するための弁軸であ
り、この弁軸8はシール部材9を介して前記弁本体1を
貫通し、前記ボールプラグ6に着脱可能に連結されてい
る。そして、前記弁軸8には操作器(図示せず)が取り
付けられるようになっている。
【0003】ここで、前記流入口2aと前記流出口1a
は対面位置で開口し、その流入口2aには1次側配管
(図示せず)が、且つ、流出口1aには2次側配管(図
示せず)がそれぞれ接続され、前記ボールプラグ6は、
弁軸8を回動中心として、弁孔7が前記流入口2aと流
出口1aとを直線状に連通する開弁位置と、それらの流
入口2aと流出口1aとの間を遮断する閉弁位置とに回
動変位するようになっている。
【0004】以上のように構成されたボールバルブは、
シートリング4,5やボールプラグ6が摩耗等した際
に、その交換を行う必要がある。その交換に際しては、
まず、流入口2aと流出口1aに接続された配管を途中
で切断するか、もしくは取り外した後、ボルト3及び本
体カバー2を順次取り外し、本体カバー2内のシートリ
ング5を交換する。また、弁本体1側のシートリング4
やボールプラグ6をも交換する場合には、弁軸8を取り
外してから、ボールプラグ6やシートリング4を交換す
る。その交換後にはボールバルブを再度組み立て、且
つ、配管の再度接続工事等を行う。
【0005】図7は特開平4−39471号公報に開示
された従来のアングル型ボールバルブを示す縦断面図で
あり、図6と同一または相当部分には同一符号を付して
重複説明を省略する。このアングル型ボールバルブにあ
っても、シートリング4,5やボールプラグ6の交換を
行う際には、ボルト3及び本体カバー2を順次取り外し
てから、ボールプラグ6やシートリング4を交換し、そ
の交換後にボールバルブを再度組み立てる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のボールバルブは
以上のように構成されているので、図6に示す直線型ボ
ールバルブの場合、流入口2aと流出口1aに配管が接
続されたままの状態でシートリング4,5やボールプラ
グ6等の部品交換を行うことは不可能であり、流入口2
a側のシートリング5だけを交換する際であっても、そ
の流入口2aに接続された配管の切断や取り外しを行っ
た後、ボルト3を取り外さなければならず、また、流出
口1a側のボールプラグ6やシートリング4を交換する
際、前記ボルト3の取り外し後に弁軸8を取り外せば交
換可能であるが、このような部品交換後においても、ボ
ールバルブの再度組み立てや配管の再度接続工事等を必
要とするなど、部品交換に多くの手数と時間を要して作
業性が非常に悪いという課題があった。さらに、片側
(2次側流路1b側)のシートリング4には、ボールプ
ラグ6が1次側流体圧によって強く圧接され、前記シー
トリング4の摩耗が早くなるため、頻繁にメンテナンス
しなければならず、また、トルクの大きい操作器を必要
とし、流体制御システムのトータルコストが嵩むなどの
課題があった。一方、図7に示すようなアングル型ボー
ルバルブにあっては、部品交換の容易なものもあるが、
その設置場所が制約されるという課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、設置場所の制約を受けない最も需
要の多い直線型のボールバルブにおいて、弁本体を接続
配管から取り外すことなく、シートリングやボールプラ
グ等の部品交換を容易に行うことができて、メンテナン
スがしやすく、且つ、メンテナンス頻度も少なく、しか
も、弁軸に対する操作器の取り付けにも制約を受けず、
流体制御システムのトータルコストを低減できるボール
バルブを得ることを目的とする。
【0008】また、この発明は、ボールプラグ両側の圧
力が均衡し、シートリングとボールプラグの摩擦が小さ
くなって、シートリングの寿命延長と共に操作トルクの
減少が図れるボールバルブを得ることを目的とする。
【0009】さらに、この発明は、フランジ型のバルブ
であってもボールプラグ及びシートリングのメンテナン
スが容易で、且つ、バルブ全体のコンパクト化が図れる
と共に、保温カバーの取り付けが容易なボールバルブを
得ることを目的とする。
【0010】さらに、この発明は、1次側流路が1次側
接続口と2次側接続口を結ぶ直線に対して略垂直方向か
らボールプラグに向うよう屈曲した構成とすることによ
り、弁本体における1次側流路の屈曲方向と反対側に
は、屈曲部がなく且つ距離の短い直線的な1次側流体導
入孔の加工を実現できるボールバルブを得ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るボールバルブは、略同一直線上に位置する1次側接続
口及び2次側接続口を形成する弁本体と、この弁本体内
に配設され1次側流路と2次側流路を非対面位置で連通
可能としたボールプラグと、このボールプラグに接し前
記1次側流路及びその延長方向に設けられた一対のシー
トリングと、前記1次側接続口から前記2次側接続口に
向う方向に対して垂直に立設され前記ボールプラグを回
動操作する弁軸と、前記1次側流路の延長方向に設けら
れ前記ボールプラグ及び前記シートリングが出入可能な
プラグ取出部と、このプラグ取出部の外部開口に設けた
蓋体とを有するものである。
【0012】請求項2記載の発明に係るボールバルブ
は、請求項1記載の発明において、弁本体内のボールプ
ラグに形成された弁孔が、弁軸の垂直方向で1次側流路
及び2次側流路と連通するようになっているものであ
る。
【0013】請求項3記載の発明に係るボールバルブ
は、請求項1記載の発明において、弁本体内のボールプ
ラグに形成された弁孔が、弁軸の垂直方向で1次側流路
と連通し、且つ、弁軸の延長方向で2次側流路と連通す
るようにしたものである。
【0014】請求項4記載の発明に係るボールバルブ
は、請求項3記載の発明において、ボールプラグと蓋体
とで囲まれた空間に1次側流路から流体を導入するため
の1次側流体導入孔を弁本体が有するものである。
【0015】請求項5記載の発明に係るボールバルブ
は、請求項2記載の発明において、1次側接続口と2次
側接続口を結ぶ直線に対して略垂直方向に1次側流路が
ボールプラグに向うよう前記1次側流路を屈曲させたも
のである。
【0016】請求項6記載の発明に係るボールバルブ
は、請求項3記載の発明において、1次側接続口と2次
側接続口を結ぶ直線に対して略垂直方向に1次側流路が
ボールプラグに向うよう前記1次側流路を屈曲させたも
のである。
【0017】請求項7記載の発明に係るボールバルブ
は、請求項4記載の発明において、1次側接続口と2次
側接続口を結ぶ直線に対して略垂直方向に1次側流路が
ボールプラグに向うよう前記1次側流路を屈曲させたも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの実施の
形態1によるボールバルブを示す縦断面図、図2は図1
のA−A線断面図であり、これらの図において、10は
弁本体であり、この弁本体10は、略同一直線上に位置
する1次側接続口11aと2次側接続口12aを形成
し、且つ、前記1次側接続口11aに連続する1次側流
路11bおよび前記2次側接続口12aに連続する2次
側流路12bを形成している。
【0019】13は弁本体10内に配設された回転可能
なボールプラグであり、このボールプラグ13には、前
記1次側流路11bと前記2次側流路12bとを非対面
位置で連通可能とした弁孔14が形成されている。15
は前記ボールプラグ13に着脱可能に連結された弁軸で
あり、この弁軸15は、前記1次側接続口11aから前
記2次側接続口12aに向う方向に対して垂直方向に立
設され、且つ、操作器(図示せず)が取り付けられて前
記ボールプラグ13を回動操作するためのものである。
【0020】ここで、前記1次側流路11bは、図2に
示すように、前記1次側接続口11aと前記2次側接続
口12aとを結ぶ直線に対し略垂直方向に屈曲して前記
ボールプラグ13に向うように形成されている。一方、
前記ボールプラグ13の弁孔14は、前記弁軸15の垂
直方向で前記1次側流路11bと連通し、且つ、前記弁
軸15の延長方向で前記2次側流路12bと連通するよ
うに形成されている。従って、この実施の形態1におい
て、1次側流路11bは、1次側接続口11aと2次側
接続口12aとを結ぶ直線に沿って弁軸15に対する垂
直方向からボールプラグ13に向うように屈曲形成さ
れ、2次側流路12bは、弁軸15の延長方向となるボ
ールプラグ13の下部で弁孔14に常時連通するように
屈曲形成されている。
【0021】16,17は前記ボールプラグ13の球面
に接して前記1次側流路11b及びその延長方向に設け
られた一対のシートリング、18は弁本体10における
1次側流路11bの延長方向に設けられたプラグ取出部
であり、このプラグ取出部18はボールプラグ13及び
シートリング16,17を出入可能な口径に形成されて
いる。19は前記プラグ取出部18の外部開口に着脱可
能に取り付けられた蓋体である。ここで、前記一対のシ
ートリング16,17において、一方のシートリング1
6は前記弁本体10内の1次側流路11b側に着脱可能
に嵌着され、他方のシートリング17は前記蓋体19の
先端に着脱可能に嵌着されている。
【0022】20はボールプラグ13と蓋体19とで囲
まれた空間、21は1次側流路11bの流体を前記空間
20に案内・導入するための1次側流体導入孔(流体バ
イパス孔)であり、この1次側流体導入孔21は、1次
側接続口11aと2次側接続口12aとを結ぶ直線に対
して略45゜の角度で弁本体10のプラグ取出部18側
の壁部に直線状に設けられている。22は蓋体19の筒
状壁部19aに設けられた1次側流体導入孔であり、こ
の1次側流体導入孔22は、プラグ取出部18に対する
蓋体19の螺合取付位置で弁本体10側の前記1次側流
体導入孔21に連通するものである。従って、弁本体1
0側の1次側流体導入孔21は、1次側流路11bの屈
曲方向と反対側で蓋体19の1次側流体導入孔22と連
通して1次側流路11bの流体を前記空間20に導入す
るようになっている。
【0023】次に動作について簡単に説明する。上述の
ように構成されたボールバルブは、弁本体10の1次側
接続口11aに1次側配管(図示せず)が、且つ、2次
側接続口12aに2次側配管(図示せず)がそれぞれ接
続されて使用に供せられ、操作器(図示せず)によるボ
ールプラグ13の回転制御によって、弁孔14が1次側
流路11bと2次側流路12bとを連通する開弁位置
と、1次側流路11bと2次側流路12bとを遮断する
閉弁位置とに切り換えられたり、流量絞り位置とに切り
換えられたりする。
【0024】そして、ボールプラグ13の弁孔14が1
次側流路11bと2次側流路12bとを接続した開弁状
態において、1次側流路11bの流体は、蓋体19の反
対側からボールプラグ13の弁孔14を通って2次側流
路12bに向う流れと、蓋体19側で弁本体10の1次
側流体導入孔21と蓋体19の1次側流体導入孔22を
通って空間部20に流入する流れとなる。これによっ
て、蓋体19の反対側と蓋体19側の両方からボールプ
ラグ13に作用する流体圧力が均衡する。このため、シ
ートリング16,17とボールプラグ13との摩擦が小
さくなって、シートリング16,17の寿命延長および
操作トルクの減少が図れる。
【0025】次に、シートリング16,17やボールプ
ラグ13を交換する場合について説明する。この場合、
弁本体10のプラグ取出部18から蓋体19を取り外す
と、該蓋体19と共に一方のシートリング17が取り外
され、且つ、前記プラグ取出部18が開口するので、こ
のプラグ取出部18からボールプラグ13及び他方のシ
ートリング16を順次取り出して新たなものと交換する
ことが可能となる。
【0026】以上説明した実施の形態1によれば、弁本
体10を接続配管から取り外すことなく、プラグ取出部
18の蓋体19を取り外すだけで、弁本体10内のシー
トリング16,17およびボールプラグ13の交換を簡
単に手際よく行うことができるという効果がある。ま
た、弁本体10から弁軸15が垂直方向に延びているの
で、該弁軸15に対する操作器の取り付けを制約なく容
易に行うことができるという効果がある。さらには、1
次側流路11bの流体の一部が弁本体10及び蓋体19
の1次側流体導入孔21,22から空間部20に導入さ
れることにより、ボールプラグ13に対して蓋体19側
及び蓋体19の反対側の両方から作用する流体圧力が均
衡するため、シートリング16,17とボールプラグ1
3との摩擦が小さくなって、シートリング16,17の
寿命延長および操作トルクの減少が図れる。しかも、上
述のように、1次側接続口11aと2次側接続口12a
とを結ぶ直線に対して略45゜の角度で弁本体10のプ
ラグ取出部18側の壁部に直線状に設けられた1次側流
体導入孔21は、屈曲部が存在せず且つ距離が短いの
で、ドリル等による加工を容易に実現できるという効果
がある。
【0027】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2によるボールバルブを示す縦断面図、図4は図3の
B−B線断面図であり、図1および図2と同一または相
当部分には同一符号を付して重複説明を省略する。上記
実施の形態1では、ボールプラグ13の弁孔14を、弁
軸15の垂直方向で1次側流路11bと連通させ、且
つ、弁軸15の延長方向で2次側流路12bと連通させ
るように形成したが、この実施の形態2では、ボールプ
ラグ13の弁孔14が、弁軸15に対する垂直方向で1
次側流路11bと2次側流路12bとを連通するよう
に、前記弁孔14を形成したものである。従って、この
実施の形態2において、1次側流路11bは、1次側接
続口11aと2次側接続口12aとを結ぶ直線に沿って
弁軸15に対する垂直方向でボールプラグ13に向うよ
うに屈曲形成され、2次側流路12bは、1次側接続口
11aと2次側接続口12aとを結ぶ直線上に形成され
ている。なお、図3および図4において、符号10aは
弁本体10の両端に設けられた配管接続用のフランジで
ある。
【0028】この実施の形態2によれば、フランジ型の
バルブ構成でありながら、上記実施の形態1の場合と同
様に、弁軸15の延長方向に対する垂直方向に設けられ
たプラグ取出部18および蓋体19が弁本体10両端の
フランジ10a間に位置するため、フランジ型バルブに
おいても、メンテナンス時に前記フランジ10aが邪魔
になるようなことがなく、メンテナンスが容易になると
いう効果がある。また、1次側流路11bによる弁本体
10の膨らみ及び蓋体19による膨らみがバルブの中心
を挟んで両側に位置し、且つ、1次側接続口11aと2
次側接続口12aとを結ぶ直線に沿って弁軸15に対す
る垂直方向で1次側流路11bと2次側流路12bとが
連通する構成としたので、バルブ全体がコンパクトにな
り、弁本体10に対する保温カバーの取り付けも容易に
行えるという効果がある。
【0029】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3によるボールバルブの横断平面図であり、図1から
図4と同一または相当部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。この実施の形態3では、1次側接続口1
1aと2次側接続口12aとを結ぶ直線に対して略45
゜の角度で1次側流路11bがボールプラグ13に向う
ように前記1次側流路11bを屈曲させ、その屈曲方向
に沿って1次側流体導入孔21を弁本体10に設けると
共に、1次側流体導入孔21の先端を略直角に屈曲させ
た蓋体19の1次側流体導入孔22と連通させるように
構成したものである。なお、この実施の形態3によるボ
ールバルブにおいて、弁本体10の1次側流路11b
は、1次側接続口11aと2次側接続口12aとを結ぶ
直線に対する略垂直方向でボールプラグ13に向うよう
に屈曲形成され、ボールプラグ13の弁孔14は、弁軸
15に対する略垂直方向で前記1次側流路11bに連通
し、且つ、弁軸15の延長方向で2次側流路12bと連
通するように形成されている。
【0030】この実施の形態3によれば、上記実施の形
態1の場合と同様に、1次側流路11bの流体が流体バ
イパス孔21からボールプラグ13と蓋体19との間の
空間20に導入されることにより、前記ボールプラグ1
3には、1次側流路11bと前記空間20の両方から流
体圧が作用してその両方の圧力がバランスするため、ボ
ールプラグ13とシートリング16,17との摩擦が小
さくなって、該シートリング16,17の寿命延長を図
ることができると共に、弁軸15によるボールプラグ1
3の操作トルクを小さくできるという効果がある。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、略同一直線上に位置する1次側接続口及び2次側
接続口を形成する弁本体と、この弁本体内に配設され1
次側流路と2次側流路を非対面位置で連通可能としたボ
ールプラグと、このボールプラグに接し前記1次側流路
及びその延長方向に設けられた一対のシートリングと、
前記1次側接続口から前記2次側接続口に向う方向に対
して垂直に立設され前記ボールプラグを回動操作する弁
軸と、前記1次側流路の延長方向に設けられ前記ボール
プラグ及び前記シートリングが出入可能なプラグ取出部
と、このプラグ取出部の外部開口に設けた蓋体とを有す
る構成としたので、設置場所の制約を受けない最も需要
の多い直線型のボールバルブにおいて、弁本体を接続配
管から取り外すことなく、プラグ取出部の蓋体を取り外
すだけで、シートリングやボールプラグ等の部品交換を
簡単に手際よく行うことができ、メンテナンスがしやす
く、且つ、メンテナンス頻度も少なく、しかも、弁本体
から弁軸が垂直方向に延びているので、弁軸に対する操
作器の取り付けにも制約を受けず、流体制御システムの
トータルコストを低減できるなどの効果がある。
【0032】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明において、ボールプラグに形成された弁孔
が、弁軸の垂直方向で1次側流路及び2次側流路と連通
する構成としたので、上記請求項1記載の発明と同様の
効果が得られる。
【0033】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明において、ボールプラグに形成された弁孔
が、弁軸の垂直方向で1次側流路と連通し、且つ、弁軸
の延長方向で2次側流路と連通する構成としたので、上
記請求項1記載の発明と同様の効果が得られる。
【0034】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明において、ボールプラグと蓋体とで囲まれ
た空間に1次側流路から流体を導入するための1次側流
体導入孔を弁本体が有する構成としたので、ボールプラ
グには、1次側流路と前記空間の両方からの流体圧が作
用し、その両方の圧力が均衡するため、ボールプラグと
シートリングとの摩擦が小さくなって、該シートリング
の寿命延長が図れ、且つ、弁軸によるボールプラグの操
作トルクを小さくできるという効果がある。
【0035】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明において、1次側接続口と2次側接続口を
結ぶ直線に対する略垂直方向で1次側流路がボールプラ
グに向うよう前記1次側流路を屈曲させたので、1次側
流路による弁本体の膨らみ及び蓋体による膨らみがバル
ブの中心を挟んで両側に位置することとなって、バルブ
全体がコンパクトになり、弁本体に対する保温カバーの
取り付けも容易に行えるなどの効果がある。また、特に
フランジ型のバルブにおいても、そのフランジが弁本体
内のメンテナンス時にプラグ取出部および蓋体の邪魔に
なるようなことがなく、メンテナンスが容易になるとい
う効果がある。
【0036】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明において、1次側接続口と2次側接続口を
結ぶ直線に対して略垂直方向に1次側流路がボールプラ
グに向うよう前記1次側流路を屈曲させたので、上記請
求項3記載の発明においても上記請求項5記載の発明と
同様の効果が得られる。
【0037】請求項7記載の発明によれば、請求項4記
載の発明において、1次側流路が1次側接続口と2次側
接続口を結ぶ直線に対して略垂直方向からボールプラグ
に向うように、前記1次側流路を屈曲させたので、弁本
体における1次側流路の屈曲方向と反対側には、屈曲部
がなく且つ距離の短い直線的な1次側流体導入孔の加工
を実現でき、このように屈曲部がなく且つ距離の短い直
線的な1次側流体導入孔はドリル等によって弁本体に容
易に加工できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるボールバルブを
示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2によるボールバルブを
示す縦断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】この発明の実施の形態3によるボールバルブを
示す横断平面図である。
【図6】従来の直線型ボールバルブを示す縦断面図であ
る。
【図7】従来のアングル型ボールバルブを示す縦断面図
である。
【符号の説明】
10 弁本体 11a 1次側接続口 11b 1次側流路 12a 2次側接続口 12b 2次側流路 13 ボールプラグ 14 弁孔 15 弁軸 16,17 シートリング 18 プラグ取出部 19 蓋体 20 空間 21 1次側流体導入孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略同一直線上に位置する1次側接続口及
    び2次側接続口を形成する弁本体と、この弁本体内に配
    設され1次側流路と2次側流路を非対面位置で連通可能
    としたボールプラグと、このボールプラグに接し前記1
    次側流路及びその延長方向に設けられた一対のシートリ
    ングと、前記1次側接続口から前記2次側接続口に向う
    方向に対して垂直に立設され前記ボールプラグを回動操
    作する弁軸と、前記1次側流路の延長方向に設けられ前
    記ボールプラグ及び前記シートリングが出入可能なプラ
    グ取出部と、このプラグ取出部の外部開口に設けた蓋体
    とを有するボールバルブ。
  2. 【請求項2】 弁本体内のボールプラグに形成された弁
    孔は、弁軸の垂直方向で1次側流路及び2次側流路と連
    通するようになっていることを特徴とする請求項1記載
    のボールバルブ。
  3. 【請求項3】 弁本体内のボールプラグに形成された弁
    孔は、弁軸の垂直方向で1次側流路と連通し、且つ、弁
    軸の延長方向で2次側流路と連通するようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載のボールバルブ。
  4. 【請求項4】 弁本体は、ボールプラグと蓋体とで囲ま
    れた空間に1次側流路から流体を導入するための1次側
    流体導入孔を有することを特徴とする請求項3記載のボ
    ールバルブ。
  5. 【請求項5】 1次側接続口と2次側接続口を結ぶ直線
    に対して略垂直方向に1次側流路がボールプラグに向う
    よう前記1次側流路を屈曲させたことを特徴とする請求
    項2記載のボールバルブ。
  6. 【請求項6】 1次側接続口と2次側接続口を結ぶ直線
    に対して略垂直方向に1次側流路がボールプラグに向う
    よう前記1次側流路を屈曲させたことを特徴とする請求
    項3記載のボールバルブ。
  7. 【請求項7】 1次側接続口と2次側接続口を結ぶ直線
    に対して略垂直方向に1次側流路がボールプラグに向う
    よう前記1次側流路を屈曲させたことを特徴とする請求
    項4記載のボールバルブ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102466137B1 (ko) * 2021-11-19 2022-11-14 주식회사 메카로 열분포 균일성을 향상시킨 액체 혹은 기체 개폐장치

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KR102466137B1 (ko) * 2021-11-19 2022-11-14 주식회사 메카로 열분포 균일성을 향상시킨 액체 혹은 기체 개폐장치

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