JPH11299959A - スクラッチシート - Google Patents

スクラッチシート

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Publication number
JPH11299959A
JPH11299959A JP10881498A JP10881498A JPH11299959A JP H11299959 A JPH11299959 A JP H11299959A JP 10881498 A JP10881498 A JP 10881498A JP 10881498 A JP10881498 A JP 10881498A JP H11299959 A JPH11299959 A JP H11299959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
sheet
concealing
scratch
marks
Prior art date
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Pending
Application number
JP10881498A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiyuki Kano
千之 加納
Noboru Yamazaki
昇 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon TMI Co Ltd
Original Assignee
Nippon TMI Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon TMI Co Ltd filed Critical Nippon TMI Co Ltd
Priority to JP10881498A priority Critical patent/JPH11299959A/ja
Publication of JPH11299959A publication Critical patent/JPH11299959A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 当たり・はずれ等のマークを透かして覗き見
ることを防止でき、しかも、それらを隠しているマスク
の一部を傷つけてマークを覗き見る不正を防止可能なス
クラッチシートを提案すること。 【解決手段】 シート表面に形成されているマスク3
(m,n)を選択的にコイン等により剥ぎとり、その裏
側に隠されている当たり・はずれのマークA、Bが露出
するスクラッチシート1において、各マスク3(m,
n)の表面には、紫外線硬化樹脂等の樹脂からなる数
字、文字、絵柄等の模様が描かれた模様層15(番号
k)が印刷されている。この模様層15が形成されてい
るので、マークA、Bを光に透かして覗き見ることを防
止でき、また、マスク3(m,n)の一部を傷付けて、
隠されているマークを覗き見ようとすると、模様層15
にも傷が付いてしまう。模様の修復は極めて困難であ
る。よって、このような不正行為を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクラッチゲー
ム、スクラッチくじ等のために用いられるスクラッチシ
ートに関し、特に、不正が行われにくい構成のスクラッ
チシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクラッチゲーム、スクラッチくじ等で
は、遊戯者等が、配布されたスクラッチシートの表面に
形成されている掻き取り可能な複数のマスク(隠蔽層)
を選択的にコイン等を用いて掻き落とし、その裏面に隠
されている当たり・はずれ等のマークを露出させ、露出
したマークの内容に基づき、当たり、はずれ等がその場
で分かるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構成のスクラッチ
シートでは、強い光線にかざしてマスクによって隠され
ている当たり・はずれ等のマークを事前に確認すること
ができないように、当たり、はずれのマーク印刷部分を
確実に隠蔽できることが要求される。
【0004】また、隠蔽層は、掻き取り可能な印刷層で
あるので、その一部に細かな傷を付けて、裏面に隠され
ている当たり・はずれの印刷部分を確認することが簡単
にできる。この場合、隠蔽層と同様なインキでその傷を
修正すると、このような不正が行われたことを発見でき
ない。
【0005】本発明の課題は、これらの点に鑑みて、隠
蔽層によって隠されている当たり・はずれ等の印刷部分
を光に透かすことが困難であり、また、隠蔽層の一部を
傷つけてそこに隠されている当たり・はずれ等の印刷部
分を覗き見る不正を行うことを防止可能なスクラッチシ
ートを提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、シート表面に形成されている隠蔽層を
選択的にコイン等により剥ぎ取ると、その裏側に隠され
ている当たり・はずれに関する指標の印刷部分が露出す
るように構成されているスクラッチシートにおいて、前
記の各隠蔽層の表面には、紫外線硬化樹脂等の樹脂から
なる数字、文字、絵柄等の模様が描かれた模様層が印刷
されていることを特徴としている。
【0007】典型的なスクラッチシートの構成は次の通
りである。すなわち、基材シートと、この基材シートの
表面に形成された表面側印刷層と、この表面側印刷層の
表面に形成された当たり・はずれに関する指標が描かれ
る指標印刷層と、この指標印刷層の表面を覆う透明な保
護層と、この保護層の表面に形成され、前記の当たり・
はずれに関する各指標のそれぞれを隠蔽している前記隠
蔽層と、各隠蔽層の表面に形成された前記模様層と、前
記基材シートの裏面に形成された裏面側印刷層とを有す
る構成とされる。
【0008】このように、本発明のスクラッチシートで
は、当たり・はずれに関する指標が描かれた指標印刷層
を隠している隠蔽層の表面には、各種の模様が描かれた
模様層が形成されている。従って、単に、遮光性の隠蔽
層のみで指標印刷層が覆われている従来構成のスクラッ
チシートに比べて、光が透けることが少ない。また、光
に透かした場合には、模様層の模様によって、当たり・
はずれに関する指標がどのようなものであるかを認識す
ることが困難である。よって、光に透かして、隠されて
いる当たり・はずれ等を覗き見るという不正を防止でき
る。
【0009】また、隠蔽層の一部に傷を付けて、その裏
面に隠されている当たり・はずれ等を覗き見た場合、隠
蔽層の表面に形成されている模様層にも傷がつき、模様
の一部が欠けた状態になる。模様を修復することは困難
である。よって、隠蔽層の一部を剥がしてその裏面側の
指標を覗き見た後に、同様な色のインキで隠蔽層の傷を
隠す等といった不正を行うことが極めて困難になる。
【0010】以上のように、本発明のスクラッチシート
によれば、隠蔽層の表面に模様層を形成するという簡単
な構成により、不正を行い難くすることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(a)は、本発明を適用した
スクラッチゲーム用のスクラッチシートの表面図であ
り、図1(b)はその断面構成を示す模式図である。
【0012】これらの図を参照して説明すると、本例の
スクラッチシート1は、その表面1aに、格子状の枠に
よって複数個の正方形のマス目2(m,n)が形成され
ている。各マス目2(m,n)には、そこに内接する大
きさの円形のスクラッチ用マスク(隠蔽層)3(m,
n)が印刷されている。各スクラッチ用マスク3(m,
n)の表面には、各マスに対応する番号kが印刷されて
いる。
【0013】勿論、各マス目2(m,n)は正方形でな
くてもよく、例えば、円形、楕円形、三角形、多角形
等、いずれの形でもよい。また、マスク3(m,n)の
形状も円形の他に、矩形、三角形、多角形等、いずれの
形でもよい。さらに、各マスクの表面に印刷される模様
としても、マス目の番号kの代わりに、各種の文字、絵
柄、記号等、いずれの模様でもよい。
【0014】スクラッチゲームの遊戯者は、このスクラ
ッチシート1の各マス目2(m,n)のうちの任意のマ
ス目を選択して、そのマスク3(m,n)をコイン等を
用いて掻き取る。各マスク3(m,n)の裏面には、例
えば、図1(a)に示すような、当たりを示すマーク
A、および、はずれを示すマークBのいずれかが隠され
ている。
【0015】スクラッチゲーム内容としては例えば次の
ようなものを挙げることができる。当たりを示すマーク
Aが、例えば、各スクラッチシート毎に、異なる複数の
マス目3(m,n)の位置に印刷されている。遊戯者
が、はずれマークBを出すことなく連続して当たりマー
クAを出せば、予め決められている賞品、景品を獲得で
きる。
【0016】図1(b)を参照して、スクラッチシート
1の断面構成を説明する。11は一定の厚さの基材シー
トである。この基材シート11として上質紙等も用いる
ことができる。この基材シート11の表面には、表面側
印刷層12が積層されている。この表面側印刷層12に
よって、各マス目2(m,n)が形成される。この表面
側印刷層12の表面には、当たりマークAおよびはずれ
マークBが印刷された指標印刷層13が形成されてい
る。各当たりマークAおよびはずれマークBは、前述の
ように、各マス目2(m,n)に対応する位置に形成さ
れている。
【0017】この指標印刷層13を覆う状態に透明な保
護層14が積層されている。この保護層14の上には、
各マス目2(m,n)の当たりあるいははずれマークを
覆い隠す状態に、マスク(隠蔽層)3(m,n)が形成
されている。ここで、これらのマスク3(m,n)と印
刷層13の間に形成されている保護層14は剥離促進層
としても機能し、マスク3(m,n)を容易に掻き落と
すことが可能となっている。この保護層13としてはニ
ス等の樹脂を用いることができ、マスク3(m,n)と
しては、アルミニウム粉等を混入させた樹脂層とするこ
とができる。
【0018】次に、各マスク(隠蔽層)3(m,n)の
表面には、前述したように、各マス目の番号k(模様
層)が印刷されている。本例では、紫外線硬化型の樹脂
を用いて、このような模様層15を形成してある。
【0019】一方、基材シート11の裏面には、スクラ
ッチゲームの遊び方、注意事項等が記入された裏面側印
刷層16が形成されている。
【0020】なお、各層の材質は一例を示すものであ
り、これらに限定されるものではない。上記以外の各種
の材質の層を用いることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクラッ
チシートでは、当たり・はずれ等の指標が印刷された指
標印刷層を覆い隠している隠蔽層の表面に、番号等の模
様層を形成した層構造を採用している。模様層に形成さ
れる模様を適宜設定することにより、当たり・はずれ等
の指標を光に透かして覗き見ることを防止でき、しか
も、隠蔽層に傷を付けて指標を覗き見ることも防止でき
るスクラッチシートを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明を適用したスクラッチシー
トの一例を示す表面図、(b)はその断面構成を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 スクラッチシート 2(m,n) マス目 3(m,n) マスク(隠蔽層) 11 基材シート 12 表面側印刷層 13 指標印刷層 A、B マーク 14 保護層 15 模様層(番号k) 16 裏面側印刷層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート表面に形成されている隠蔽層を選
    択的にコイン等により剥ぎとると、その裏側に隠されて
    いる当たり・はずれに関する指標が露出するように構成
    されたスクラッチシートにおいて、 前記の各隠蔽層の表面には、紫外線硬化樹脂等の樹脂か
    らなる数字、文字、絵柄等の模様が描かれた模様層が印
    刷されていることを特徴とするスクラッチシート。
  2. 【請求項2】 請求項2において、基材シートと、この
    表面に形成された表面側印刷層と、この表面に形成され
    た当たり・はずれに関する指標が描かれた指標印刷層
    と、この指標印刷層の表面を覆う透明な保護層と、この
    保護層の表面に形成され、前記の当たり・はずれに関す
    る各指標のそれぞれを隠蔽している前記隠蔽層と、各隠
    蔽層の表面に形成された前記模様層と、前記基材シート
    の裏面に形成された裏面側印刷層とを有することを特徴
    とするスクラッチシート。
JP10881498A 1998-04-20 1998-04-20 スクラッチシート Pending JPH11299959A (ja)

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JP10881498A JPH11299959A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 スクラッチシート

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JPH11299959A true JPH11299959A (ja) 1999-11-02

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JP10881498A Pending JPH11299959A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 スクラッチシート

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468632Y1 (ko) * 2012-04-30 2013-08-26 김순곤 스크래치 보드

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468632Y1 (ko) * 2012-04-30 2013-08-26 김순곤 스크래치 보드

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