JPH11297276A - 二領域波長放射ランプ - Google Patents

二領域波長放射ランプ

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JPH11297276A
JPH11297276A JP11442498A JP11442498A JPH11297276A JP H11297276 A JPH11297276 A JP H11297276A JP 11442498 A JP11442498 A JP 11442498A JP 11442498 A JP11442498 A JP 11442498A JP H11297276 A JPH11297276 A JP H11297276A
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JP
Japan
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lamp
radiation lamp
cooling water
ultraviolet
lamps
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Application number
JP11442498A
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English (en)
Inventor
Sadami Fujii
定美 藤井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】取付スペースが少なく、且つ、紫外線放射ラン
プの加熱を防止する手段を備えた紫外線と赤外線との相
違する波長の光線を放射することのできる二領域波長の
放射放射ランプを提供する。 【解決手段】ガラス製の内側管1aとガラス製の外側管
1bの間に電気的に発熱する発熱線1cを配設した中空
状の赤外線放射ランプ1を形成し、赤外線放射ランプの
内側管の内壁と一定の間隔の間隙部を有して紫外線放射
ランプ2を挿設すると共に、間隙部3aに流体を流す流
体流通手段3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線と赤外線と
の二領域の波長を個別に放射する二領域波長放射ランプ
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、紫外線放射ランプと赤外線放射ラン
プの夫々の用途は、紫外線放射ランプは殺菌や光化学反
応用として用いられおり、赤外線放射ランプは専ら加熱
用に用いられており、従って、同じ場所に置かれること
は少なく、必要があれば二種類のランプを並べて時間的
に分割して使っていた。
【0003】然し乍ら、近年では、紫外線による化学的
作用が注目されてきており、特に、精密機械部品や、半
導体の表面等の洗浄、合成樹脂の表面改質等に広く使わ
れるように成り、又、紫外線放射ランプはオゾン発生用
のランプとしても広く使われるようになり、又、多くの
場合、紫外線を照射する対象物の温度を高めておくこと
によって、熱と紫外線との相乗効果が期待でき、更に
は、洗浄の分野においては、洗浄物表面の有機物を紫外
線(紫外線により発生したオゾンも含めて)により分解
して、最終工程で純水等を使ってリンスする方法が行わ
れおり、リンスの後に短時間で乾燥させるために加熱を
必要とするため、赤外線による加熱は有効な手段となる
ものである。
【0004】
【解決しようとする課題】前述のように紫外線放射ラン
プと赤外線放射ランプの併用は非常に有効なものである
が、二種類のランプを並べることは、広いスペースを必
要としており課題を有しており、更に、紫外線放射ラン
プの近傍に赤外線放射ランプが並設される場合には、紫
外線放射ランプを点灯していない(紫外線放射ランプと
赤外線放射ランプは放射する光の波長領域が異なること
から、同時に点灯されることはなく、切り替え点灯され
る。)場合でも、赤外線放射ランプの点灯によって加熱
され、紫外線放射ランプを過剰に加熱すると、内部の圧
力が高くなり破壊する恐れがあるものである。
【0005】従って、本発明の目的は、取付スペースが
少なく、且つ、紫外線放射ランプの加熱を防止する手段
を備えた紫外線と赤外線との相違する波長の光線を放射
することのできる二領域波長の放射放射ランプを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明による二領域波長放射ランプは、ガラス製
の内側管とガラス製の外側管の間に電気的に発熱する発
熱線を配設した中空状の赤外線放射ランプを形成し、赤
外線放射ランプの内側管の内壁と一定の間隔の間隙部を
有して紫外線放射ランプを挿設すると共に、間隙部に流
体を流す流体流通手段を設けたものである。
【0007】
【発明の作用】本発明のランプは、円柱形の紫外線放射
ランプを芯とし、その外周に同軸状に円筒形の赤外線放
射ランプを配置することによって、二種類のランプを小
さいスペースで設置することができるもので、又、紫外
線放射ランプと赤外線放射ランプとの間に間隙を設け
て、冷却用の流体を流す流体流通手段を設けたことによ
って、紫外線放射ランプが赤外線放射ランプの放射によ
る熱によって不必要に加熱されることのを防止し、更に
は、紫外線放射ランプ自体によって放出される熱も冷却
用の流体によって放出することができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の二領域波
長の放射ランプを図面によって具体的に説明する。
【0009】図1は本発明に係る二領域波長の放射ラン
プの説明のための概要側面図である。
【0010】本発明は、紫外線と赤外線との二領域の波
長を個別に放射する二領域波長放射ランプに関するもの
であり、ガラス製の内側管1aとガラス製の外側管1b
の間に電気的に発熱する発熱線1cを配設した中空状の
赤外線放射ランプ1を形成し、前記赤外線放射ランプ1
の内側管1aの内壁と一定の間隔の間隙部3aを有して
紫外線放射ランプ2を挿設すると共に、前記間隙部3a
に流体を流す流体流通手段3を設けたものである。
【0011】即ち、二領域波長放射ランプは赤外線放射
ランプ1と紫外線放射ランプ2から構成されており、赤
外線放射ランプ1は石英ガラス製の内側管1aと石英ガ
ラス製の外側管1bと、内側管1aと外側管1bとの間
に入れた電気的に発熱する発熱線1c、例えば、ニクロ
ム線、タングステン線等から構成されており、外側管1
bの両端辺には外部から電源を得る接続端子1dを突出
させており、内側管1aと外側管1bとの間は密閉さ
れ、中に減圧された後に不活性気体が封入れされ、この
構造は内側管1aが設けられていることを除けば、一般
的な円筒型の赤外線放射ランプと同様なものである。
【0012】そして、前記赤外線放射ランプ1の内側管
1aの内側には紫外線放射ランプ2が挿設されており、
紫外線放射ランプ2は両端に外部より電源を得るために
接続端子2aを突出させており、紫外線放射ランプ2の
構造は赤外線放射ランプ1の内側管1aの内側に挿通さ
れるように、少なくとも一端側を含めて、内側管1aの
内径を越える突起等はもたないようにした外観的必要事
項を除けば、一般的な水銀封入型の紫外線放射ランプと
同様なものであり、紫外線放射ランプ2の赤外線放射ラ
ンプ1の内側管1aに挿通される部位の外径は、内側管
1aの内壁との間1〜2mm程度の間隔を有した間隙部
3aが形成されるように設定されている。
【0013】次いで、流体流通手段3は赤外線放射ラン
プ1の内側管1aの両端の近くに間隙部3aへ冷却用流
体を流すための流体出入口3bを開口させており、該流
体出入口3bより更に両端側にはリング状の流水ストッ
パ3cが設けられ、該流水ストッパ3cの内径は紫外線
放射ランプ2の外径より僅かに大径とし、流水ストッパ
3cが紫外線放射ランプ2を内側管1aと同軸に成るよ
うに保持する役目をしており、更に、流水ストッパ3c
は紫外線放射ランプ2と赤外線放射ランプ1の内側管1
aの間に入れたOリング等のパッキン3dの位置決めす
る役目をするもので、パッキン3dは赤外線放射ランプ
1或いは紫外線放射ランプ2に接着や機械的方法(図示
せず)で固定したリング状の押工3eによって位置決め
され、流体流通手段3の間隙部3aを流れる冷却用流体
が外部に漏れないように赤外線放射ランプ1と紫外線放
射ランプ2の間を封止しているものである。
【0014】前記の二領域放射構成のランプには、赤外
線放射ランプ1の接続端子1d、紫外線放射ランプ2の
接続端子2aに、各々に適正な電力供給系(図示せず)
が接続されており、赤外線放射ランプ1の内側管1aに
設けた流体流通手段3の流体出入口3bには冷却水供給
系(図示せず)が接続されているものである。
【0015】本発明の二領域放射ランプは赤外線放射ラ
ンプ1と紫外線放射ランプ2を同時に点灯することは皆
無であり、対象物を予め赤外線の照射により任意の温度
に加熱した後に紫外線を照射するか、或いは、この逆の
順番に照射するもので、二種類の光線の照射は順番に連
続して行われるか、間に別の操作、例えば、洗浄物のリ
ンスをする場合には、間を置いて操作するものであり、
冷却水は何れかの照射が行われている間は流通させるも
のである
【0016】そして、赤外線放射ランプ1を点灯させ赤
外線の照射が行われる時の冷却水は赤外線による紫外線
放射ランプ2を過熱を防止するもので、紫外線放射ラン
プ2を点灯させ紫外線の照射が行われる時の冷却水は紫
外線放射ランプ2自体から出る熱を放出する役目をする
ものであり、この場合、冷却水の温度が流量を調整し
て、紫外線放射ランプ2をある範囲(40〜45℃)の
温度に保持すれば、殺菌等に有効と云われる254mm
近くの波長の紫外線を放射させることができるものであ
る。
【0017】次いで、紫外線放射ランプ2からの紫外線
は赤外線放射ランプ1を透光して当該二領域波長放射ラ
ンプの外に出るもので、この場合、紫外線は赤外線放射
ランプ1の発熱線1cによって光路が遮断されることに
なるため、光路の遮断を少なくするために発熱線1cは
許される限り粗く巻くことが好適なものである。
【0018】
【発明の効果】前述の構成により、紫外線と赤外線との
二領域の波長を放射させる二領域波長放射ランプが小型
化され、画期的で実用性の極めて高い発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る二領域波長の放射ランプの
説明のための概要側面図である。
【符号の説明】
1 赤外線放射ランプ 1a 内側管 1b 外側管 1c 発熱線 1d 接続端子 2 紫外線放射ランプ 2a 接続端子 3 流水流通手段 3a 間隙部 3b 流体出入口 3c 流水ストッパ 3d パッキン 3e 押工

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス製の内側管とガラス製の外側管の間
    に電気的に発熱する発熱線を配設した中空状の赤外線放
    射ランプを形成し、前記赤外線放射ランプの内側管の内
    壁と一定の間隔の間隙部を有して紫外線放射ランプを挿
    設すると共に、前記間隙部に流体を流す流体流通手段を
    設けたことを特徴とする二領域波長放射ランプ。
JP11442498A 1998-04-10 1998-04-10 二領域波長放射ランプ Pending JPH11297276A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002264608A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Sumikin Kansai Kogyo Kk 車輪の仮圧入設備
DE102011112848A1 (de) * 2011-09-12 2013-03-14 Heraeus Noblelight Gmbh Schnellstart für UV-Strahler
WO2020247006A1 (en) * 2019-06-06 2020-12-10 Kci Licensing, Inc. Dual electromagnetic radiation light switchable adhesive and apparatuses, systems, and methods therefore

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