JPH11296542A - 情報表示装置及びその表示方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報を段階的に表示可能とし、ユーザの情報
取得の効率化を図ることが可能な情報表示装置を提供す
る。 【解決手段】 表示情報制御部３はデータ格納部４に格
納された表示対象情報を分割して表示部１に送り、ユー
ザからの要求に応じてその情報を表示部１に段階的に表
示する。ユーザ操作監視部５は入力装置２から表示情報
制御部３に送られるユーザの情報要求を監視する。表示
情報制御部３はユーザ操作監視部５で計数されるユーザ
の操作履歴に基づいて全体の情報量のうちのどの程度の
割合が取得されたかを算出し、関心度推定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は情報表示装置に関
し、特にニュース記事や広告等の電子的に配信された様
々な情報を表示する情報表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の情報表示装置としては、
特開平４−１９２７５１号公報に開示された情報検索シ
ステムがある。この情報検索システムでは情報検索端末
とシステムとの間での接続が完了した後、情報利用者か
らシステムに対してメニューの転送要求があると、要求
内容が情報利用者のメニューであれば、その情報利用者
の初期メニューを取出して情報検索端末に転送してい
る。

【０００３】また、そのメニューに対して情報利用者か
ら選択肢の指定があれば、この選択肢のアクセス頻度も
しくはアクセス時刻を収集するとともに、この選択肢に
対応するメニュー（あるいは情報）を情報検索端末に転
送する。

【０００４】情報利用者は必要に応じて、情報提供者が
登録したメニューにもアクセスすることができ、アクセ
ス頻度の高い選択肢もしくはアクセス時刻の遅い選択肢
については情報利用者のメニューに組込む。

【０００５】一旦作成したメニューでも、一般的にはア
クセス頻度の高低にもしくはアクセス時刻の早遅に変化
が発生してくるため、情報利用者がシステムとの通信を
切断した時、または情報利用者が次にシステムにアクセ
スした時、またはアクセス回数が一定回数に達した時、
または一定期間経過した時等に必要に応じてメニューを
更新する。

【０００６】情報提供者が情報登録を行う場合には登録
対象の情報に関する選択肢をアクセス頻度の高い選択肢
もしくはアクセス時刻の遅い選択肢と同様に扱い、上記
メニューの作成と同様の処理によりメニューを更新す
る。

【０００７】情報削除時には削除対象の情報に関する選
択肢が情報利用者毎のメニューにあれば、その選択肢を
アクセス頻度の低い選択肢もしくはアクセス時刻の早い
選択肢と同様に扱い、上記メニューの作成と同様の処理
によりメニューを更新する。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の情報検
索システムでは、情報表示部分と操作履歴管理部分とに
相互の関係を持たず、情報全体を表示した状態に対する
操作を対象としているため、本文のごく一部だけを読ん
だのか、本文全体を読んだのか等の判別を行えないとい
う問題がある。

【０００９】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、情報を段階的に表示することができる情報表示装
置を提供することにある。

【００１０】また、本発明の他の目的は、ユーザの操作
履歴を監視することができる情報表示装置を提供するこ
とにある。

【００１１】さらに、本発明の別の目的は、ユーザの操
作履歴に基づいて情報に対するユーザの関心度を推定す
ることができる情報表示装置を提供することにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明による情報表示装
置は、外部からの指示に応じて蓄積情報を表示する情報
表示装置であって、外部から指示された蓄積情報を表示
する際に当該情報を分割する分割手段と、前記分割手段
で分割された情報を当該情報に対する外部からの詳細情
報要求の指示に応じて逐次表示するよう制御する制御手
段とを備えている。

【００１３】本発明による情報表示方法は、外部からの
指示に応じて蓄積情報を表示する情報表示方法であっ
て、外部から指示された蓄積情報を表示する際に当該情
報を分割するステップと、その分割された情報を当該情
報に対する外部からの詳細情報要求の指示に応じて逐次
表示するステップとを備えている。

【００１４】本発明による情報表示制御プログラムを記
録した記録媒体は、コンピュータによって外部からの指
示に応じて蓄積情報を表示するための情報表示制御プロ
グラムを記録した記録媒体であって、前記情報表示制御
プログラムはコンピュータに、外部から指示された蓄積
情報を表示する際に当該情報を分割させ、その分割させ
た情報を当該情報に対する外部からの詳細情報要求の指
示に応じて逐次表示させている。

【００１５】すなわち、本発明の情報表示装置は、ディ
スプレイ装置等の表示手段と、キーボード、マウス、ペ
ン、タッチパネル等の入力手段と、プログラム制御によ
って動作する表示情報制御部と、表示対象情報を格納し
ておくデータ格納手段と、プログラム制御によって動作
するユーザ操作監視手段と、ユーザ毎の関心度情報を格
納する個人用プロファイル格納手段とを備えている。

【００１６】より具体的には、ユーザ自身が必要とする
量だけの情報を提供することによって、不必要に大量の
情報をユーザに提供することで情報取得の効率の低下を
招かなくすることが可能となり、ユーザに対して段階的
に情報表示量を制御することが可能となる。

【００１７】また、ユーザに提供された情報が全体の情
報のうちのどの程度の割合を占めているかをシステムが
知ることによって、ユーザの操作履歴を監視することが
可能となる。

【００１８】さらに、ユーザに情報取得作業以外の新た
な負担を与えることなく、関心度の推定を行い、この推
定機能をユーザが段階的に情報要求できる機構と組み合
わせることによって、きめ細かい関心度の推定を行うこ
とが可能となるので、ユーザの操作履歴に基づいてその
情報に対するユーザの関心度を推定することが可能とな
る。

【００１９】

【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図１は本発明の一実施例によ
る情報表示装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、本発明の一実施例による情報表示装置はディスプ
レイ装置等の表示部１と、キーボード、マウス、ペン、
タッチパネル等の入力装置２と、プログラム制御によっ
て動作する表示情報制御部３と、表示対象情報を格納し
ておくデータ格納部４と、プログラム制御によって動作
するユーザ操作監視部５と、ユーザ毎の関心度情報を格
納する個人用プロファイル格納部６と、表示情報制御部
３及びユーザ操作監視部５を制御するためのプログラム
を格納する制御メモリ７とから構成されている。

【００２０】表示部１は表示情報制御部３から送られて
くる情報を表示し、入力装置２はユーザからの入力に従
って表示情報制御部３に情報要求を送る。表示情報制御
部３はデータ格納部４から情報を受取って情報分割を行
うとともに、入力装置２から送られてくる情報要求に従
って分割した情報を段階的に表示部１に送る。

【００２１】データ格納部４は表示対象情報を格納す
る。ユーザ操作監視部５は入力装置２から表示情報制御
部３に対して送られてくる情報要求を監視し、個人プロ
ファイル格納部６はユーザ毎の関心度情報を格納する。

【００２２】図２は本発明の一実施例による情報表示装
置の処理動作を示すフローチャートである。これら図１
及び図２を参照して本発明の一実施例による情報表示装
置の処理動作について説明する。

【００２３】表示情報制御部３はデータ格納部４に格納
された情報を受取ると、その情報を分割して段階的に表
示部１に送る。データ格納部４に格納された情報がニュ
ース記事の場合、情報の分割は句点（「。」）やピリオ
ド（「．」）を文の区切りとして情報分割を行う。

【００２４】表示情報制御部３は分割した情報の初めの
第一部分（ニュース記事の場合には第一文となる）を表
示部１に送って表示する（図２ステップＳ１）。表示情
報制御部３は表示部１に表示された情報が分割された全
ての情報でなければ（図２ステップＳ２）、ユーザから
より詳細な情報が要求されたか否かを判定する（図２ス
テップＳ３）。

【００２５】つまり、ユーザは表示部１１に表示された
情報を読み、より詳細な情報を読みたいと感じた場合に
入力装置２に対してマウスのクリック操作やボタン操
作、及びタッチパネル操作等を行うことによって、次の
部分の情報要求をする。入力装置２に対して行われたユ
ーザの操作は表示情報制御部３に通知されるので、表示
情報制御部３は分割された次の部分情報を表示部１１に
送る。

【００２６】表示情報制御部３はユーザからより詳細な
情報が要求されると、分割した情報の次の情報（例え
ば、第一部分に続く第二部分）を表示部１に送って表示
する（表示情報増加）（図２ステップＳ４）。その際、
ユーザ操作監視部５は入力装置２から表示情報制御部３
に送られる通知を監視しており、ユーザが詳細な情報を
要求した場合にその操作回数を記憶しておくカウンタ
（図示せず）を１回分増加させる（図２ステップＳ
５）。

【００２７】表示情報制御部３はユーザからより詳細な
情報が要求されなければ、ユーザ操作監視部５から送ら
れてくるユーザ毎の詳細情報要求回数に基づいて記事に
対する関心度推定を行う（図２ステップＳ６）。

【００２８】この関心度推定は表示情報制御部３におい
て分割された分割数に対して、ユーザが詳細情報要求を
何回行ったかによって推定される。例えば、全部で１０
文からなるニュース記事情報に対して、ユーザが７回の
詳細情報要求を行った場合にはそのニュース記事に対す
る関心度は７０％と推定される。表示情報制御部３は上
記の関心度推定で推定された関心度に基づいて個人プロ
ファイル格納部１６のユーザ毎の個人プロファイルを更
新する（図２ステップＳ７）。

【００２９】上述した説明ではデータ格納部４に格納さ
れていた情報がニュース記事の場合について述べたが、
ニュース記事等のテキスト情報以外にも応用することが
可能である。例えば、ＷＷＷ（Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ
Ｗｅｂ）のページ情報に応用することも可能である。

【００３０】インターネット上の情報のようなＷＷＷの
ページ情報の場合、その情報は「ハイパーリンク」をユ
ーザが辿ることによって新たなＷＷＷページの表示が行
われ、情報取得が行われる。

【００３１】本発明の一実施例をＷＷＷのページ情報の
表示に適用する場合、図１のデータ格納部４に格納され
ている情報をＷＷＷのページ情報とすると、表示情報制
御部３は情報分割をページ単位で行う。また、ユーザ操
作監視部５ではユーザによって新たなＷＷＷページの要
求が行われる回数を監視する。

【００３２】この場合、関心度推定は全体のページ数に
対するユーザによるＷＷＷページ要求の回数に基づいて
行われることとなり、これによってＷＷＷのページ情報
の表示及び関心度推定が行われる。

【００３３】尚、上記の表示情報制御部３及びユーザ操
作監視部５の動作は制御メモリ７に格納されたプログラ
ムを実行することによって実現され、制御メモリ７とし
てはＲＯＭ（リードオンリメモリ）やフロッピディスク
を使用することができる。

【００３４】このように、表示情報制御部３においてユ
ーザ操作監視部５からのユーザ毎の詳細情報要求回数を
基に全情報量のうちのユーザが要求した情報の割合を算
出して関心度推定を行うことによって、きめ細かい関心
度推定を行うことができる。

【００３５】また、表示情報制御部３においてデータ格
納部４に格納されていた情報を分割し、その分割した情
報を段階的に表示部１に表示することによって、ユーザ
が自分で必要な量だけ情報取得を行うことができ、不必
要に大量の情報が表示されるのを防止することができる
ので、情報取得を効率的に行うことができる。

【００３６】さらに、表示情報制御部３での関心度推定
がユーザの情報取得操作（ユーザ操作監視部５からのユ
ーザ毎の詳細情報要求回数）に基づいているので、ユー
ザ自身の情報要求願望と密接に関係のある関心度推定を
行うことができる。

【００３７】よって、情報を段階的に表示することがで
き、ユーザの操作履歴を監視することができるととも
に、ユーザの操作履歴に基づいて情報に対するユーザの
関心度を推定することができる。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように本発明の情報表示装
置によれば、外部からの指示に応じて蓄積情報を表示す
る情報表示装置において、外部から指示された蓄積情報
を表示する際に当該情報を分割し、その分割された情報
を当該情報に対する外部からの詳細情報要求の指示に応
じて逐次表示するよう制御することによって、情報を段
階的に表示することができるという効果がある。

【００３９】また、本発明の他の情報表示装置によれ
ば、外部から指示された詳細情報要求の入力回数を監視
することによって、ユーザの操作履歴を監視することが
できるという効果がある。

【００４０】さらに、本発明の別の情報表示装置によれ
ば、上記の監視結果を基に監視対象の蓄積情報に対する
関心度を推定し、推定しれた関心度をユーザ毎に格納す
ることによって、ユーザの操作履歴に基づいて情報に対
するユーザの関心度を推定することができるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による情報表示装置の構成を
示すブロック図である。

【図２】本発明の一実施例による情報表示装置の処理動
作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ 表示部 ２ 入力装置 ３ 表示情報制御部 ４ データ格納部 ５ ユーザ操作監視部 ６ 個人用プロファイル格納部 ７ 制御メモリ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部からの指示に応じて蓄積情報を表示
   する情報表示装置であって、外部から指示された蓄積情
   報を表示する際に当該情報を分割する分割手段と、前記
   分割手段で分割された情報を当該情報に対する外部から
   の詳細情報要求の指示に応じて逐次表示するよう制御す
   る制御手段とを有することを特徴とする情報表示装置。
2. 【請求項２】 外部から指示された前記詳細情報要求の
   入力回数を監視する監視手段を含むことを特徴とする請
   求項１記載の情報表示装置。
3. 【請求項３】 前記監視手段の監視結果を基に前記監視
   手段の監視対象の蓄積情報に対する関心度を推定する推
   定手段と、前記推定手段で推定された関心度をユーザ毎
   に格納する格納手段とを含むことを特徴とする請求項２
   記載の情報表示装置。
4. 【請求項４】 外部からの指示に応じて蓄積情報を表示
   する情報表示方法であって、外部から指示された蓄積情
   報を表示する際に当該情報を分割するステップと、その
   分割された情報を当該情報に対する外部からの詳細情報
   要求の指示に応じて逐次表示するステップとを有するこ
   とを特徴とする情報表示方法。
5. 【請求項５】 外部から指示された前記詳細情報要求の
   入力回数を監視するステップを含むことを特徴とする請
   求項４記載の情報表示方法。
6. 【請求項６】 前記詳細情報要求の入力回数を監視する
   ステップによる監視結果を基にその監視対象の蓄積情報
   に対する関心度を推定するステップと、その推定された
   関心度をユーザ毎に格納するステップとを含むことを特
   徴とする請求項５記載の情報表示方法。
7. 【請求項７】 コンピュータによって外部からの指示に
   応じて蓄積情報を表示するための情報表示制御プログラ
   ムを記録した記録媒体であって、前記情報表示制御プロ
   グラムはコンピュータに、外部から指示された蓄積情報
   を表示する際に当該情報を分割させ、その分割させた情
   報を当該情報に対する外部からの詳細情報要求の指示に
   応じて逐次表示させることを特徴とする情報表示制御プ
   ログラムを記録した記録媒体。
8. 【請求項８】 前記情報表示制御プログラムはコンピュ
   ータに、外部から指示された前記詳細情報要求の入力回
   数を監視させることを特徴とする請求項７記載の情報表
   示制御プログラムを記録した記録媒体。
9. 【請求項９】 前記情報表示制御プログラムはコンピュ
   ータに、前記詳細情報要求の入力回数を監視させる際
   に、その監視結果を基にその監視対象の蓄積情報に対す
   る関心度を推定させ、その推定させた関心度をユーザ毎
   に格納させることを特徴とする請求項８記載の情報表示
   制御プログラムを記録した記録媒体。