JPH11289534A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH11289534A
JPH11289534A JP9213198A JP9213198A JPH11289534A JP H11289534 A JPH11289534 A JP H11289534A JP 9213198 A JP9213198 A JP 9213198A JP 9213198 A JP9213198 A JP 9213198A JP H11289534 A JPH11289534 A JP H11289534A
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JP9213198A
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Yoichi Fujiwara
陽一 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画符号化におけるフレーム内符号化データ
を静止画像符号化における符号化データに変換する時、
動画符号化における復号装置と静止画像符号化における
符号化装置が必要となり、このため変換装置の規模が大
きくなり、さらに静止画符号化に伴う符号化歪みが新た
に生じる。 【解決手段】 第1の符号化方法におけるヘッダ解析器
2と、第1の符号化方法における可変長復号器3と、第
2の符号化方法におけるヘッダ符号化器5と、第2の符
号化方法における可変長符号化器6と、第1の符号化方
法における量子化パラメータを第2の符号化方法におけ
る量子化パラメータに変換する量子化パラメータ変換器
4とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル動画像の
符号化データをデジタル静止画像の符号化データに変換
する画像データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、静止画像符号化方式としては、J
PEGと呼ばれる方式が広く用いられ、動画像符号化方
式としては、MPEGと呼ばれる方式が広く用いられつ
つある。
【0003】前記JPEGにおいては、符号化する静止
画像を符号化ブロックに分割し、各符号化ブロックを離
散コサイン直交変換(以下、DCTという)して、変換
係数ブロックを生成する。その後、前記変換係数ブロッ
ク内の各変換係数を量子化し、該量子化した変換係数を
一定の順序で走査し、この時に変換係数が連続して0と
なる個数(以下、ランという)と、変換係数が0以外の
値(以下、レベルという)の組に対して、可変長符号を
割り当てて符号化する。
【0004】一方、前記MPEGにおいては、画像シー
ケンスの中から特定の間隔で基準画像を設定し、該基準
画像を前記JPEGと同様にDCT、量子化、可変長符
号を用いて符号化する。基準画像以外の画像について
は、前記基準画像から動き補償フレーム間予測を行い、
予測誤差をDCT、量子化、可変長符号を用いて符号化
する。以下、基準画像をフレーム内符号化画像、基準画
像以外の画像をフレーム間符号化画像と呼ぶ。
【0005】MPEGの符号化とJPEGの符号化にお
いては、DCTを用いる点は共通であるが、符号化デー
タのフォーマット、使用する可変長符号、量子化の方法
などが全て異なるため、符号化データに互換性はない。
【0006】このため、MPEG形式で符号化した画像
シーケンスの中のフレーム内符号化画像の符号化データ
を、静止画データとしてJPEG形式で保存する場合に
は、MPEG符号化データをMPEGデコーダによって
符号化前の画像に復号し、該復号した画像をJPEGエ
ンコーダに入力し、符号化し直す必要がある。
【0007】図6に、従来の「MPEGフレーム内符号
化データからJPEG符号化データへの変換装置」のブ
ロック図を示す。ここで、1は入力端子、8は出力端
子、15はMPEG復号器、16はJPEG符号化器で
ある。
【0008】前記入力端子1から入力されたMPEG符
号化データMSDTは、前記MPEG復号器15で復号
されて復号画像ブロックpiが生成される。該復号画像
ブロックpiは、前記JPEG符号化器16に入力さ
れ、JPEG符号化データJSDTが前記出力端子8か
ら出力される。ここで、iはブロック内のデータのイン
デックスであり、ブロックの大きさが8×8であるする
と、0≦i<63となる。
【0009】図7に、図6における前記MPEG復号器
15のブロック図を示す。図7において、2はヘッダ解
析器、3は可変長復号器、9はラン・レベル逆変換器、
13は逆量子化器、17は逆直交変換器である。
【0010】尚、本従来例においては、MPEG符号化
データの中のフレーム内符号化画像の符号化データのみ
を扱うため、MPEG復号器において、フレーム間符号
化画像の符号化データを復号するために必要である、フ
レーム間動き補償予測処理を行うブロックの記述は省略
している。
【0011】以下、図7の動作について説明する。MP
EG符号化データのフォーマットに従い、前記ヘッダ解
析器2によって、前記MPEG符号化データMSDTか
ら、量子化マトリックスqmi、量子化スケールqs、
DC係数乗数dc_multなどの量子化パラメータが
復号され、次に、前記可変長復号器3によって、(mr
unj、mlevj)が復号される。
【0012】ここで、(mrunj、mlevj)は、M
PEG符号化における量子化係数ブロックを図9に示す
順序でスキャンした際の、ラン(mrunj)とレベル
(mlevj)の組み合わせを表わしており、前記ラン
・レベル逆変換器9において、量子化係数ブロックmc
iに変換される。
【0013】前記量子化係数ブロックmcqiは、前記
逆量子化器13に入力され、前記量子化パラメータであ
る、量子化マトリックスqmi 、量子化スケールqs、
DC係数乗数dc_multによって逆量子化され、変
換係数ブロックmciが生成される。ここで、前記逆量
子化器13における演算は、式(1)で表される。
【0014】
【数1】
【0015】式(1)において、i=0の時の量子化係
数ブロックmcqiは、符号化ブロックの直流成分を表
わしており、他の係数とは逆量子化の方法が異なってい
る。また、i=0以外の係数の量子化は、係数毎に異な
る量子化パラメータ(量子化マトリックスqmi)が適
用される量子化と、全ての係数に同一の量子化パラメー
タ(量子化スケールqs)が適用される量子化の、2種
類の量子化から構成されている。
【0016】変換係数ブロックmciは、前記逆直交変
換器17において2次元逆DCTされ、復号画像ブロッ
クpiが生成される。
【0017】次に、図8に図6における前記JPEG符
号化器16のブロック図を示す。図8において、18は
直交変換器、14は量子化器、10はラン・レベル変換
器、5はヘッダ符号化器、6は可変長符号化器、7はマ
ルチプレクサである。
【0018】以下、図8の動作について説明する。前記
復号画像ブロックpiは、前記直交変換器18によって
DCTされ、JPEGにおける変換係数ブロックjci
が生成され、次に、変換係数ブロックjciは、前記量
子化器14によって量子化される。ここで、前記量子化
器14における演算は式(2)で表される。
【0019】
【数2】
【0020】式(2)において、qiはJPEG符号化
における量子化マトリックスであり、round( )
は最近傍整数への丸め操作を表す。
【0021】量子化係数ブロックjcqiは、前記ラン
・レベル変換器10において、図9に示す順番でスキャ
ンされ、JPEG符号化におけるラン・レベルの組合せ
(jrunj、jlevj)に変換される。さらに、前記
可変長符号化器6において、前記ラン・レベルの組合せ
(jrunj、jlevj)に対する可変長符号が割り当
てられる。
【0022】一方、量子化マトリックスqiなどの付加
情報は、前記ヘッダ符号化器5において符号化される。
【0023】最後に、JPEG符号化データのフォーマ
ットに従い、前記ヘッダ符号化器5と前記可変長符号化
器6の出力が前記マルチプレクサ7によって混合され、
JPEG符号化データJSDTが生成される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、MPE
G復号処理とJPEG符号化処理は共に複雑であり、特
に、MPEG符号化データを再生するための逆DCT
と、JPEG符号化データを生成するためのDCTの演
算量は膨大で、処理時間の増加や、ハードウェア規模の
増大を招く。
【0025】また、MPEG符号化データを一旦再生し
て復号画像を得、これを再度DCT、量子化してJPE
G符号化するため、MPEG符号化において発生した復
号画像の歪みにJPEG符号化で発生する歪みが重畳さ
れる。このため、画像データ変換に伴い、画質劣化が生
じるという問題が生じる。
【0026】本発明は、上記従来の画像データ処理装置
が有していた問題点を解決することを目的とし、これを
解決した画像データ処理装置を提供するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を取るものである。
【0028】即ち、請求項1の画像データ処理装置は、
画像を符号化ブロックに分割し、各符号化ブロックを直
交変換して変換係数ブロックを生成し、次に各変換係数
ブロックを量子化して量子化係数ブロックを生成し、次
に量子化係数ブロックを可変長符号化する画像符号化に
よる画像データ処理装置であって、第1の符号化方法に
より符号化された画像の符号化データから、量子化係数
ブロックを逆量子化するための、第1の符号化方法にお
ける量子化パラメータを復号するヘッダ解析器と、前記
第1の符号化方法により符号化された画像の符号化デー
タから、前記量子化係数ブロックを復号する可変長復号
器と、前記ヘッダ解析器により復号された、前記第1の
符号化方法における量子化パラメータを、第2の符号化
方法における量子化パラメータに変換する量子化パラメ
ータ変換器と、前記量子化パラメータ変換器で変換され
た、前記第2の符号化方法における量子化パラメータ
を、第2の符号化方法におけるヘッダ符号化データに符
号化するヘッダ符号化器と、前記可変長復号器で復号さ
れた、前記量子化係数ブロックを、第2の符号化方法に
おける係数符号化データに符号化する可変長符号化器を
具備し、第1の符号化方法により符号化された画像の符
号化データを、第2の符号化方法による画像の符号化デ
ータに変換することを要旨とするものであり、また、請
求項2の画像データ処理装置は、請求項1の画像データ
処理装置に記載した、前記量子化パラメータ変換器を、
前記第1の符号化方法における量子化パラメータの要素
である、量子化マトリックスと量子化スケールを乗算す
る乗算器と、該乗算器の出力を除算する除算器と、該除
算器の出力と、前記第1の符号化方法における量子化パ
ラメータの要素である、DC係数乗数を選択するセレク
タを具備し、該セレクタ出力信号を前記第2の符号化方
法における量子化パラメータとすることを要旨とするも
のであり、また、請求項3の画像データ処理装置は、請
求項1、または、請求項2の画像データ処理装置におい
て、前記第1の符号化方法における量子化係数ブロック
を逆量子化する逆量子化器と、該逆量子化器出力信号を
量子化して、第2の符号化方法における量子化係数ブロ
ックを生成する量子化器を具備し、第1の符号化方法に
より符号化された画像符号化データを、第2の符号化方
法による画像符号化データに変換することを要旨とする
ものであり、また、請求項4の画像データ処理装置は、
請求項1乃至請求項3のいずれかの画像データ処理装置
において、前記第1の符号化方法により符号化された画
像の符号化データを、MPEG符号化によるフレーム内
符号化データとし、前記第2の符号化方法による画像の
符号化データを、JPEG符号化による符号化データと
することを要旨とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の第1の実施の形
態のブロック図を示す。図1において、4は量子化パラ
メータ変換器であり、また、図7、図8と同一の機能を
表すブロックには、同一の符号を付し説明は省略する。
【0030】以下、図1の動作を説明する。入力端子1
から入力されたMPEG符号化データMSDTは、ヘッ
ダ解析器2によって、MPEG符号化の量子化パラメー
タq1に復号されると共に、可変長復号器3によって、
量子化係数ブロックqcofが復号される。更に、前記
MPEG符号化の量子化パラメータq1は、量子化パラ
メータ変換器4に入力され、JPEG符号化の量子化パ
ラメータq2に変換される。
【0031】前記JPEG符号化の量子化パラメータq
2は、ヘッダ符号化器5によって、JPEG符号化デー
タの形式で符号化され、前記量子化係数ブロックqco
fは、可変長符号化器6によって、JPEG符号化にお
ける可変長符号で符号化される。マルチプレクサ7は、
JPEG符号化のフォーマットに従って、ヘッダ符号化
器5と可変長符号化器6の出力を混合し、JPEG符号
化データJSDTが端子8から出力される。
【0032】図2に、本発明の第2の実施の形態のブロ
ック図を示す。図2において、図1、図7、図8と同一
の機能を表すブロックには、同一の符号を付し説明は省
略する。
【0033】以下、図2の動作を説明する。入力端子1
から入力されたMPEG符号化データMSDTから、ヘ
ッダ解析器2によって、量子化マトリックスqmi、量
子化スケールqs、DC係数乗数dc_multが復号
され、また、可変長復号器3によって、ラン・レベルデ
ータ(mrunj、mlevj)が復号される。
【0034】前記量子化マトリックスqmi、前記量子
化スケールqs、前記DC係数乗数dc_multは、
量子化パラメータ変換器4に入力され、JPEG符号化
用量子化マトリックスqiに変換される。
【0035】前記JPEG符号化用量子化マトリックス
iは、ヘッダ符号化器5によって、JPEG符号化デ
ータの形式で符号化され、(mrunj、mlevj)は
可変長符号化器6によって、JPEG符号化の可変長符
号で符号化される。
【0036】マルチプレクサ7は、JPEG符号化方式
のフォーマットに従って、ヘッダ符号化器5と可変長符
号化器6の出力を混合し、JPEG符号化データJSD
Tが端子8から出力される。
【0037】尚、本第2の実施の形態においては、MP
EG、JPEG共に図9に示すスキャン順序を用いるこ
とを想定しており、このためMPEGにおけるラン・レ
ベルデータ(mrunj、mlevj)に対してJPEG
における可変長符号をそのまま割り当てることができ
る。
【0038】以上のように、本実施の形態においては、
従来例において必要であった量子化器、逆量子化器、直
交変換器、逆直交変換器、ラン・レベル変換器、ラン・
レベル逆変換器が不要になり、小さい回路規模でMPE
Gフレーム内符号化データからJPEG符号化データへ
のデータ形式変換を行うことができる。
【0039】また、JPEG符号化における量子化演算
を行わないため、量子化における近傍整数への丸め操作
に起因する量子化誤差が生じない。このため、データ形
式変換による画質劣化が発生しない。
【0040】図3に、本発明の第3の実施の形態のブロ
ック図を示す。図3において、図1、図7、図8と同一
の機能を表すブロックには同一の符号を付し説明は省略
する。
【0041】本第3の実施の形態は、MPEGにおける
スキャン順序が図9に示すものと異なる場合を示してお
り、図3に示すラン・レベル変換器9、ラン・レベル逆
変換器10を用いることによって、スキャンの順序をJ
PEG符号化データのフォーマットに適合するように変
換するものである。
【0042】前記ラン・レベル変換器9、及び前記ラン
・レベル逆変換器10は、データを並べ変えるだけなの
で、制御は単純で、小さなハードウェア規模で実現する
ことができる。
【0043】また、図3においても、量子化演算は発生
しないため、データ形式変換による画質劣化を生じるこ
とはない。
【0044】図4に、図2、図3における量子化パラメ
ータ変換器4の一実施の形態を示す。まず、MPEGの
符号化データをJPEGの符号化データに変換する原理
を説明する。
【0045】前記式(1)と前記式(2)から、JPE
G符号化データにおける量子化係数ブロックjcq
iは、MPEG符号化データにおける量子化係数ブロッ
クmcqiにより、式(3)のように表される。
【0046】
【数3】
【0047】ここで、jcqi=mcqiとおくと、式
(3)から、近似的に式(4)の関係が成り立つ。
【0048】
【数4】
【0049】以上から、量子化パラメータ変換器4にお
いて、式(4)に示す演算を行うことによって、MPE
Gにおける量子化パラメータをJPEGにおける量子化
パラメータに変換することができ、MPEG符号化デー
タにおける量子化係数ブロックmcqiに直接JPEG
の可変長符号化を適用することが可能になる。
【0050】これにより、MPEGにおける逆量子化
と、JPEGにおける量子化とを行わず、MPEGの符
号化データをJPEGの符号化データに変換することが
できる。
【0051】以下、図4の動作について説明する。図4
において、12は乗算器、11はセレクタ、18は除算
器である。
【0052】乗算器12は、式(4)におけるMPEG
符号化における、量子化マトリックスqmiと量子化ス
ケールqsの積を演算し、それに続く除算器18により
除算が行われる。一方、セレクタ11は、i=0の時の
みMPEG符号化におけるDC係数乗数dc_mult
を選択し、i≠0の時は除算器18の出力を選択する。
【0053】なお、前記式(4)における除算は、16
であるのでビットシフト演算で実現でき、このため除算
器18の回路的な負担は非常に軽いものである。また、
前記式(4)の演算は、1画像につき1回行うだけであ
り、高速演算を求められないので、要求される演算量は
非常に小さいものである。よって、図4における乗算器
も数桁毎に分割するなどして、より小さい回路規模で実
現することも可能である。
【0054】図5に、本発明の第4の実施の形態を示
す。図5において、図1、図7、図8と同一の機能を表
すブロックには同一の符号を付し説明は省略する。
【0055】一般に、MPEGの符号化においては、符
号量制御のために、量子化スケールqsを符号化ブロッ
ク単位で調整することが行われる。すなわち、量子化ス
ケールqsを大きくすると、非0係数の個数が減少して
符号量が減少し、逆に量子化スケールqsを小さくする
と、非0係数の個数が増加して符号量が増加する。
【0056】一方、JPEGの符号化においては、量子
化マトリックスqiによる量子化しかなく、また、前記
量子化マトリックスは1画像につき1種類のみである。
【0057】このため、前記量子化スケールqsが符号
化ブロック単位に変化する場合には、図2のように前記
式(4)に示す量子化パラメータ変換のみによって、デ
ータフォーマット変換を行うことはできない。
【0058】しかし、図5に示すように、MPEGにお
ける量子化係数ブロックのレベルデータmlevjを逆
量子化器13によって逆量子化して、逆量子化係数ブロ
ックのレベルデータlevj を算出し、これを量子化器
14によって量子化することにより、JPEGにおける
量子化係数ブロックのレベルデータjlevj を得るこ
とができる。
【0059】量子化、逆量子化は、DCT、逆DCTに
比べて演算量が非常に小さいため、量子化、逆量子化の
演算が加わっても、全体の処理量が大きく変わることは
ない。一方、符号化ブロック単位に量子化スケールqs
が制御されている一般的なMPEGの符号化データに対
しても、量子化、逆量子化といった小さな処理を追加す
るだけでJPEG符号化データへの変換が可能となり、
本発明の適用範囲を大きく広げることができる。
【0060】なお、図5は、図2に量子化、逆量子化を
追加したものであるが、同様にして図3に量子化、逆量
子化を追加することも可能である。
【0061】
【発明の効果】請求項1または請求項4の発明において
は、従来必要であった量子化器、逆量子化器、直交変換
器、逆直交変換器を使うことなく、小さい回路規模でM
PEG符号化におけるフレーム内符号化データからJP
EGへのデータ形式変換を行うことができる。
【0062】また、JPEG符号化における量子化演算
を行わないため、量子化誤差が生じない。このため、デ
ータ形式変換による画質劣化が発生しない。
【0063】また、請求項2または請求項4の発明にお
いては、1画像の処理につき1回のみ量子化パラメータ
変換処理を行うことによって、量子化、逆量子化、直交
変換、逆直交変換、ラン・レベル変換、ラン・レベル逆
変換を行うことなく、MPEGからJPEGへのデータ
形式変換を行うことができる。
【0064】また、乗算器、除算器、セレクタという簡
単な構成で、MPEGからJPEGへの量子化パラメー
タの変換ができ、このため、回路的、コスト的な負担を
回避できる。
【0065】また、請求項3または請求項4の発明にお
いては、請求項1、または、請求項2に記載の発明に、
量子化器、逆量子化器を追加するだけで、符号化ブロッ
ク単位に量子化スケールqsが制御されている一般的な
MPEGの符号化データに対しても、JPEG符号化デ
ータへの変換が可能となり、本発明の適用範囲を大きく
広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態のブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態のブロック図であ
る。
【図4】図2、図3における量子化パラメータ変換器の
一実施の形態のブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態のブロック図であ
る。
【図6】従来のMPEGフレーム内符号化データからJ
PEG符号化データへの変換装置のブロック図の一例で
ある。
【図7】図6におけるMPEG復号器のブロック図の一
例である。
【図8】図6におけるJPEG符号化器のブロック図の
一例である。
【図9】量子化係数のスキャンを説明する図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 ヘッダ解析器 3 可変長復号器 4 量子化パラメータ変換器 5 ヘッダ符号化器 6 可変長符号化器 7 マルチプレクサ 8 出力端子 9 ラン・レベル逆変換器 10 ラン・レベル変換器 11 セレクタ 12 乗算器 13 逆量子化器 14 量子化器 15 MPEG復号器 16 JPEG符号化器 17 逆直交変換器 18 除算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を符号化ブロックに分割し、各符号
    化ブロックを直交変換して変換係数ブロックを生成し、
    次に各変換係数ブロックを量子化して量子化係数ブロッ
    クを生成し、次に量子化係数ブロックを可変長符号化す
    る画像符号化による画像データ処理装置であって、 第1の符号化方法により符号化された画像の符号化デー
    タから、量子化係数ブロックを逆量子化するための、第
    1の符号化方法における量子化パラメータを復号するヘ
    ッダ解析器と、 前記第1の符号化方法により符号化された画像の符号化
    データから、前記量子化係数ブロックを復号する可変長
    復号器と、 前記ヘッダ解析器により復号された、前記第1の符号化
    方法における量子化パラメータを、第2の符号化方法に
    おける量子化パラメータに変換する量子化パラメータ変
    換器と、 前記量子化パラメータ変換器で変換された、前記第2の
    符号化方法における量子化パラメータを、第2の符号化
    方法におけるヘッダ符号化データに符号化するヘッダ符
    号化器と、 前記可変長復号器で復号された、前記量子化係数ブロッ
    クを、第2の符号化方法における係数符号化データに符
    号化する可変長符号化器を具備し、第1の符号化方法に
    より符号化された画像の符号化データを、第2の符号化
    方法による画像の符号化データに変換することを特徴と
    する画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記量子化パラメータ変換器は、 前記第1の符号化方法における量子化パラメータの要素
    である、量子化マトリックスと量子化スケールを乗算す
    る乗算器と、 該乗算器の出力を除算する除算器と、 該除算器の出力と、前記第1の符号化方法における量子
    化パラメータの要素である、DC係数乗数を選択するセ
    レクタを具備し、該セレクタ出力信号を前記第2の符号
    化方法における量子化パラメータとすることを特徴とす
    る請求項1記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の符号化方法における量子化係
    数ブロックを、逆量子化する逆量子化器と、 該逆量子化器出力信号を量子化して、第2の符号化方法
    における量子化係数ブロックを生成する量子化器を具備
    し、第1の符号化方法により符号化された画像符号化デ
    ータを、第2の符号化方法による画像符号化データに変
    換することを特徴とする請求項1、または、請求項2に
    記載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の符号化方法により符号化され
    た画像の符号化データを、MPEG符号化によるフレー
    ム内符号化データとし、 前記第2の符号化方法による画像の符号化データを、J
    PEG符号化による符号化データとすることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像データ
    処理装置。
JP9213198A 1998-04-06 1998-04-06 画像データ処理装置 Pending JPH11289534A (ja)

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JP9213198A JPH11289534A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 画像データ処理装置

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JP9213198A JPH11289534A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 画像データ処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011130391A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Fujitsu Ltd 署名装置、署名方法、および署名プログラム

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JP2011130391A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Fujitsu Ltd 署名装置、署名方法、および署名プログラム

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