JPH11285063A - ワイヤレス通信システムおよびその装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システムおよびその装置

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JPH11285063A
JPH11285063A JP10371276A JP37127698A JPH11285063A JP H11285063 A JPH11285063 A JP H11285063A JP 10371276 A JP10371276 A JP 10371276A JP 37127698 A JP37127698 A JP 37127698A JP H11285063 A JPH11285063 A JP H11285063A
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JP
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cells
cell
directional antenna
base station
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JP10371276A
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Walter Honcharenko
ホンチャレンコ ウォルター
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Lucent Technologies Inc
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    • H—ELECTRICITY
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    • H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12—Supports; Mounting means
    • H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
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    • H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の指向性アンテナ配置に基づくパターン
よりも、増大された容量および低減された周波数再利用
ファクタを提供可能なワイヤレスシステムのための改良
されたマルチセクタセルパターンを得る。 【解決手段】 パケットワイヤレスシステムは、マルチ
セクタ指向性セル（５２）を使用するセルパターンに従
って構成される。例示的な実施形態は、各セルの基地局
（５４）において５個の約７２°指向性アンテナを有す
る５セクタセルパターンを使用する。セルパターン中の
セルセクタへの周波数チャネル（Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ
４，Ｆ５）の割当ては、システム全体について６セルグ
ループにおいて繰り返す。このセルパターンは、実質的
に同じセットの通信チャネルセットが各セル中で使用さ
れうるように、システムが１の周波数再利用ファクタを
使用することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤレス通信シ
ステムに係り、特に、ワイヤレス通信システムのセルに
おいて使用するためのマルチセクタ指向性アンテナ配置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤレス通信システムにおけるセル配
置は、利用可能スペクトル、周波数再利用、妨害要求お
よびトラヒック負荷のようなファクタの関数として決定
される。セルエンジニアリングは、典型的に、法規また
はハードウエア容量のいずれかにより定義される所与の
無線リンク予算で、妨害を最小化しかつカバレージを最
大化することを典型的に意味する。
【０００３】適切なカバレージは、たとえば、セル境界
における良好な信号対雑音レベルを保証するためにセル
を縮小することにより、または増幅器または高利得アン
テナにより無線周波数（ＲＦ）経路へ利得を付加するこ
とにより得られる。妨害レベルはＲＦ経路にも依存する
が、アンテナの指向性および距離は、隣接する同一チャ
ネルユーザからの妨害を低減することができる。
【０００４】図１は、それぞれが基地局１４を含む多数
のセル１２からなる従来のセルシステム１０の一部を示
す。この例におけるセル１２は、六角形のものが示され
ている。セルシステム１０の基地局は、セルラ電話また
は携帯型コンピュータのような移動端末、または固定ル
ーフトップ設置アンテナのような固定アンテナを備えた
固定端末のユーザと通信する。
【０００５】セルシステム１０は、全方向性基地局アン
テナおよび３の周波数再利用ファクタを使用する。３の
周波数再利用ファクタは、セルシステム１０がＦ１，Ｆ
２，Ｆ３で示される３つの異なるセットの通信周波数を
サポートする。たとえば、セル１２−１，１２−２，１
２−３は、それぞれチャネルＦ１，Ｆ２，Ｆ３を使用す
る。これらのチャネルは、同一チャネル妨害の可能性を
低減させるために設計されたパターンに従って、セルに
割り当てられる。しかし、妨害制限のために、セルシス
テム１０に示されたような全方向性セルパターンは、典
型的に、指向性ユーザ端末と通信するために使用される
とき、小さい容量を提供し、全方向性ユーザ端末と通信
するために使用されるときに、さらに小さい容量を提供
する。
【０００６】図２は、７の周波数再利用ファクタを使用
する従来の全方向性ワイヤレスシステム２０の一部を示
す。７の周波数再利用ファクタは、低減した容量のコス
トで図１のシステム１０に対して、同一チャネル妨害を
低減する。セルシステム２０の全方向性セル２２は、周
波数チャネルＦ１，Ｆ２，．．．，Ｆ７を使用する所与
の７セルグループを有する７セル六角形パターンに従っ
て配置される。
【０００７】このパターンは、図示されているように、
たとえば周波数チャネルＦ１が図２中の中心の７セルグ
ループを取り囲む６個の異なる７セルグループの中心セ
ルにより再利用されるように、反復する。他の周波数Ｆ
２，Ｆ３，．．．，Ｆ７は、同様に再利用される。６個
の７セルグループの中心セルを相互接続する破線円２４
の半径は、セルシステム２０の「再利用距離」として知
られている。
【０００８】図１のシステムにおいて使用されるものの
ようなセル配置に関するさらなる詳細は、例えば、D.M.
Balstonおよび R.C.V. Macarioによる"Cellular Radio
Systems" Artech House, Norwood,MA, 1993; M.D. Yac
oubによる"Foundations of Mobile Radio Engineering"
CRC Press, Boca Raton, FL, 1993; A. Mehrotraによ
る"Cellular Radio": Analog and Digital Systems" Ar
tech House, Norwood,MA, 1994に示されている。
【０００９】図３Ａおよび図３Ｂは、指向性アンテナが
図２に示されたような全方向性システムにおける同一チ
ャネル障害をさらに低減し、かつ容量を増大させるため
に使用されうる方法を示す。図３Ａに示されているよう
に、基地局３４を有する所与のセル３０は、３個のセク
タＳ１，Ｓ２，Ｓ３を定義する３個の１２０°指向性ア
ンテナを使用するように構成される。異なる周波数チャ
ネルが、セクタＳ１，Ｓ２，Ｓ３のそれぞれにおいて使
用される。
【００１０】したがって、セルの１グループ中の所与の
セクタにより使用される周波数チャネルが同じ周波数チ
ャネルを使用する別のグループ中の再利用セルから離れ
て向けられ、これによりシステムにおける同一チャネル
妨害を低減するように、これらのセルは配置されうる。
従来技術によるシステムは、図３Ｂに示された６セクタ
配置を含み、所与のセル３６がセクタＳ１，Ｓ
２，．．．，Ｓ６を定義する６個の６０°指向性アンテ
ナを使用する基地局３８を有する指向性アンテナの他の
配置を使用するように構成されてきた。
【００１１】これらおよび他の従来の回線交換システム
のための指向性アンテナ配置は、一般に、図１及び２の
システムのような１よりも大きい再利用ファクタを有す
るシステムにおいてのみ使用されてきた。１の再利用フ
ァクタを有するシステムにおいて、隣接するセルは、同
じ周波数チャネルまたはチャネルセットを使用する。あ
いにく、従来の回線交換システムのための指向性アンテ
ナ配置は、一般に、非符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）シ
ステムにおいて１である周波数再利用ファクタを提供す
るために不適切であると考えられていた。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述した
従来の指向性アンテナ配置に基づくパターンよりも、増
大された容量および低減された周波数再利用ファクタを
提供可能なワイヤレスシステムのための改良されたマル
チセクタセルパターンに対するニーズがある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワイヤレスシ
ステムの隣接セルがそれぞれ同じ周波数チャネルセット
を使用できるように、１のように小さい周波数再利用フ
ァクタで具現化可能なマルチセクタセルパターンを提供
する。例示的な実施形態において、パケットワイヤレス
システムが、それぞれが５セクタ指向性アンテナを備え
た基地局を有する多数のセルを含む。この５セクタ指向
性アンテナは、５個の約７２°セクタを含む。
【００１４】これらの５セクタセルは、各セルにおける
同じ通信チャネルセットの再利用の結果、同一チャネル
妨害を最小化するセルパターンに従って配置される。セ
ルパターンにおけるセルセクタへの周波数チャネルの割
当ては、システムを通して、６セルグループにおいて繰
り返す。また、パケットワイヤレスシステムは、受領通
知、再送信試行、および他の同様な通常の機能を使用可
能にし、小さい周波数再利用ファクタから生じる同一チ
ャネル妨害の影響をさらに低減する。
【００１５】上述の例示的な５セクタの実施形態の別の
可能な具現化において、指向性アンテナのセクタ配置
は、回転されたセクタのポインティング角にしたがって
変化されうる。そのような具現化において、直セクタの
整列により生じる妨害を防止するために、所与のセル中
のセクタは、１つまたは２つ以上の隣接セルのセクタに
対して、整数個または非整数個のセクタだけ回転され
る。さらなる別の具現化において、指向性アンテナのセ
クタ配置は、システムの全てのセルに対して固定されう
る。
【００１６】従来の指向性アンテナ配置に基づく回線交
換システムと異なり、本発明に従ってマルチセクタセル
パターンとともに構成されたパケットシステムは、有効
な性能に１のように小さな周波数再利用ファクタを与え
ることができる。従って、本発明は、セル容量を増大さ
せかつ非ＣＤＭＡシステムにおける同一チャネル妨害を
最小化する利点を提供する。本発明のセルパターンは、
システムユーザが、例えば固定ルーフトップ設置指向性
アンテナを備えた端末のような指向性端末を有するアプ
リケーションに特に有効である。本発明のこれらおよび
他の特徴および利点は、添付図面及び以下の説明から明
らかとなるであろう。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明は、例示的なワイヤレス通
信システム構成との関係で説明される。パケット通信シ
ステムとの関係における使用に特に良く適しているが、
本発明は、いずれか特定のタイプのワイヤレスシステム
での使用に限定されるものではない。開示されるマルチ
セクタセルパターンは、同一チャネル妨害およびシステ
ムのコストおよび複雑さを不当に増大させることなし
に、容量を増大させることが望ましいいかなるアプリケ
ーションにおいても使用可能である。
【００１８】ここで使用される「セル」という用語は、
一般に、セルラーシステムまたは他のタイプのワイヤレ
スシステムの動作地域または領域をいう。ここで使用さ
れる「チャネル」という用語は、単一の周波数、周波数
セット、周波数帯域、または１つまたは２つ以上の通信
周波数のいずれか他のグルーピングまたは配置を含むも
のと理解されるべきである。ここで使用される「再利用
ファクタ」という用語は、一般に、ワイヤレスシステム
の異なるセルにより再利用される異なるチャネルの数を
いう。
【００１９】上述したように、図３Ａおよび３Ｂとの関
係で示されたような従来の指向性アンテナ配置は、図１
および２のシステムのような、一般に１よりも大きい再
利用ファクタを有するシステムにおいてのみ使用されて
きた。本発明は、隣接セルがそれぞれ同じ周波数チャネ
ルを使用できるように、パケットまたは他のタイプのワ
イヤレスシステムにおいて１のように小さい周波数再利
用ファクタを提供できるマルチセクタセルパターンを提
供する。
【００２０】したがって、本発明のセルパターンは、セ
ル容量を増大させ、かつ多様なワイヤレスシステムにお
いて同一チャネル妨害を最小化する利点を提供できる。
以下に説明される本発明の例示的な実施形態は、パケッ
トシステムに限定されることはない。パケットシステム
は、一般に、受領通知、再送信試行、および同様の良く
知られた機能により、所定量の同一チャネル妨害を容認
することができることに留意すべきである。これは、誤
って受信されたまたは同一チャネル妨害の結果として送
信中に劣化したデータを再送信する能力を有しない音声
セルラシステムのような回線交換システムでは当てはま
らない。
【００２１】図４は、本発明による１である周波数再利
用ファクタを有するシステムにおいて、マルチセクタ指
向性アンテナ配置を具現化するために使用されうる基地
局４０を示す。基地局４０は、Ｎ個のアンテナセット４
２、４２−ｉ，ｉ＝１，２，．．Ｎを含む。この実施形
態において、指向性アンテナ４２−ｉは、システムのユ
ーザに関連づけられた移動体または固定端末との間で信
号を送信および受信の両方を行うために使用される。
【００２２】アンテナ４２−ｉのそれぞれは、対応する
ダイプレクサフィルタ４４−ｉに結合される。ダイプレ
クサフィルタ４４−ｉは、それぞれ基地局対ユーザ送信
信号を、送信機４５から指向性アンテナ４４−ｉに導
き、ユーザ対基地局受信信号を、指向性アンテナ４４−
ｉから受信機４６に導く。また、基地局４０は、送信機
４５および受信機４６の動作を制御するプロセッサ４７
を含む。
【００２３】基地局４０の構成は一例であって、本発明
は他の多くのタイプの基地局を使用して具現化すること
ができることに留意すべきである。以下により詳細に示
されるように、指向性アンテナセット４２は、同一チャ
ネル妨害を不当に増大させることなしに、１の再利用フ
ァクタおよびシステム容量の対応する増大を提供するよ
うに、ワイヤレスシステムのセル中に配置されうる。
【００２４】図５Ａ〜５Ｅは、多数のセル５２を含むワ
イヤレスパケット通信システム５０の一部を示す。図５
Ａに示されているように、セル５２のそれぞれは、図４
との関連で上述した方法で構成されうる基地局５４を含
む。本発明によれば、セル５２は、それぞれ図示のよう
には配置された５個のほぼ同等のセクタＳ１，Ｓ２，Ｓ
３，Ｓ４，Ｓ５を含む。
【００２５】したがって、対応する基地局５４は、それ
ぞれが約７２°のカバレージを提供する５個の指向性ア
ンテナを含む。セル５２のそれぞれにおける各セクタＳ
１，Ｓ２，．．．Ｓ５は、それぞれ同じ周波数チャネル
Ｆ１，Ｆ２，．．．Ｆ５で動作する。システム５０は、
１である周波数再利用ファクタを使用し、セル５２のそ
れぞれは、同じ周波数チャネルセットを再利用する。た
とえば、システム１０が約５ＭＨｚの動作帯域幅を有す
る場合、各セル５２のセクタＳ１〜Ｓ５のそれぞれは、
５個の１ＭＨｚ周波数チャネルのうちの１つで動作する
ように割当てられうる。
【００２６】これらの周波数チャネルは、隣接セル間の
同一チャネル妨害を最小化するセルパターンに従ってセ
クタに割り当てられる。図５Ａ〜５Ｅのセルパターン
は、ユーザが例えば固定ルーフトップ設置指向性端末を
備えた端末のような指向性端末を有するアプリケーショ
ンにおける最適特性を提供するように設計される。例示
的なセルパターンがセル５２の様々なセクタのシェーデ
ィングにより図５Ａに示されている。各セルの各セクタ
におけるシェーディングのタイプは、そのセクタに割り
当てられた周波数チャネルを示す。したがって、図５Ａ
中の同じシェーディングを有するセクタは、同じ周波数
チャネルで動作する。
【００２７】図５Ａに示された５セクタセルパターン
は、６個のセルのグループにおいて繰り返す。図５Ｂ
は、システム５０における６個のセル５２の例示的なグ
ループ５５を示し、これは６個のセル繰り返しパターン
である。図５Ｃは、６セルグループ５５中の対応するセ
クタＳ１，Ｓ２，Ｓ３，Ｓ４，Ｓ５に割り当てられた周
波数チャネルＦ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４，Ｆ５を示す。図
５Ｄは、多数の６セルグループがシステム５０において
複製されうる方法が示されている。図５Ｅは、例示的な
６セルグループ５５を詳細に示す。
【００２８】図５Ｅ中のグループ５５のセルは、図示の
ようにセル１，２，３，４，５，６として示される。添
付の表は、グループ５５中の６個のセルのそれぞれの５
個のセクタに割り当てられた周波数チャネルＦ１，Ｆ
２，Ｆ３，Ｆ４，Ｆ５を示し、図５Ｃに示された周波数
チャネル割当てに対応する。これらのセクタは、セルセ
クタエッジ５６から反時計回り方向に測ったポインティ
ング角により図５Ｅ中に示されている。
【００２９】例えば、セル１において、エッジ５６に対
して３６°のポインティング角を有するセクタは、エッ
ジ５６のすぐ上にあるセクタであり、周波数チャネルＦ
２が割り当てられる。同様に、エッジ５６に対して１０
８°、１８０°、２５２°、３２４°のポインティング
角を有するグループ５５のセル１中のセクタは、それぞ
れ周波数チャネルＦ３，Ｆ５，Ｆ４，Ｆ１が割り当てら
れる。
【００３０】また、図５Ｅ中の表は、セル１に対するセ
ル２，３，４，５，６の水平及び垂直間隔ΔＸおよびΔ
Ｙを、再利用距離Ｒの関数としてリストしている。シス
テム５０は、これが１の再利用ファクタを使用するの
で、単一セルの直径に対応する再利用距離２Ｒを有す
る。セル１の中心とセル４の中心との距離は、したがっ
て４Ｒであり、すなわち単一セル半径の４倍である。例
えば、この表は、セル１とセル５との間の水平間隔ΔＸ
が０．８６６Ｒであり、セル１とセル５との間の垂直間
隔ΔＹが３Ｒであることを示す。同様の手段が、図５Ｅ
において、グループ５５中の他のセルのそれぞれに対し
て提供されている。
【００３１】図６は、図５Ａ〜５Ｅのパケットワイヤレ
スシステム５０におけるセクタＳ１のセクタ構成をさら
に明確に示す。セクタＳ１の放射方向およびしたがって
周波数チャネルＦ１が、システム５０のセル５２のそれ
ぞれに対して示されている。セルの形状は単なる例示で
あると理解されなければならない。
【００３２】セル５２の形状は、可能性のある同一チャ
ネル妨害をより明瞭に示すために、図６において六角形
として示されている。上述したように、システム５０の
セル５２は、ユーザが指向性端末を有するアプリケーシ
ョンにおいて、同じ周波数チャネルで動作する隣接セル
を有することから生じる同一チャネル妨害を最小化する
ように配置される。
【００３３】いくらかの量の同一チャネル妨害が、１で
ある周波数再利用ファクタから生じるが、図６に示され
たセクタ構成は、５セクタセルの適切な配置により、こ
の妨害を最小化する。また、アンテナの指向性および前
方対後方比は、全体的性能が改善されるように、いくら
かの妨害を軽減することに役立つ。さらに、システム５
０がパケット形であることは、受領通知、再送信試行な
どの使用により、所定量の妨害を克服することを可能に
する。システム５０の他のセクタは、図５Ａ〜５Ｅに示
されたセクタＳ１に対して、それらの位置に従って割り
当てられる。
【００３４】図７および８は、本発明による５セクタ指
向性セルパターンのための代替的構成を示す。図７は、
それぞれが基地局７４を含む多数のセル７２を有するパ
ケットワイヤレスシステム７０の一部を示す。セルのそ
れぞれは、図５Ａ〜５Ｅの実施形態におけるように、５
個のほぼ同等のセクタＳ１，Ｓ２，Ｓ３，Ｓ４，Ｓ５を
含む。
【００３５】放射方向は、セル７２のそれぞれにおい
て、セクタＳ１、したがって周波数チャネルＦ１に対し
てのみ示されている。セル７２のそれぞれにおける他の
セクタは、図５Ａのセルのうちの１つにおけるセクタＳ
１に対するそれらの位置に従って割り当てられうる。し
かし、図５Ａ〜５Ｅの実施形態と異なり、図７の実施形
態は、各セル７２内のセクタの同じ相対的順序を使用す
る。
【００３６】システム７０のセル７２は、回転されたセ
クタポインティング角を使用する代替的セルパターンに
従って配置される。このセルパターンにおいて、システ
ムの各セルは、直セクタ整列(direct sector alignmen
t)により生じる妨害を防止するために、隣接するセルに
対して整数分のセクタだけ回転される。所与セクタのポ
インティング角は、そのセクタの中心線と特定セルにお
けるセクタＳ１の中心線のような基準点との間の角度と
して特徴づけられる。
【００３７】たとえば、図７の最上部のセル７２中のセ
クタＳ１のポインティング角は、最上部のセルの左下お
よび右下の隣接セル中のＳ１セクタのポインティング角
に対して約７２°だけ回転される。同様に、図７の他の
セルのそれぞれにおけるセクタＳ１のポインティング角
は、少なくとも１つの隣接セル中のセクタＳ１のポイン
ティング角に対して約７２°だけ回転される。
【００３８】この例示的な回転されたセクタパターン
は、いくつかのセルが他のセルよりも大きい妨害を受け
る可能性が高い場合において最適ではないことに留意す
べきである。代替的な実施形態において、セルパターン
は、各セルが隣接セルに対して非整数個のセクタだけ回
転される回転されたセクタポインティング角を使用する
ことができる。
【００３９】図８は、それぞれが基地局８４を含む多数
のセル８２を有するパケットワイヤレスシステム８０の
一部を示す。各セルは、図５Ａ〜５Ｅおよび６の実施形
態におけるように５個のほぼ同等のセクタＳ１，Ｓ２，
Ｓ３，Ｓ４，Ｓ５を含むが、これらのセルは、セクタ位
置が各セルに対して固定されている代替的なセルパター
ンに従って配置されている。
【００４０】図６および７と同様に、図８は、各セル８
２中のセクタＳ１の放射方向、したがって周波数チャネ
ルＦ１を示し、セル８２の他のセクタは、セクタＳ１に
対するそれらの位置に従って割り当てられる。図７の実
施形態と同様に、図８の実施形態は、各セル８２内のセ
クタの同じ相対的順序を使用する。図７の回転されたセ
クタパターンは、ユーザが指向性端末を有するアプリケ
ーションにおいて、図８の固定セクタパターンよりも優
れた性能を提供する可能性があることに留意すべきであ
る。
【００４１】これは、回転されたセクタパターンの場
合、所与のセクタが他のセクタと同じ指向性ベクトルの
上に無いとき、一般的に当てはまるからである。しか
し、ユーザが全方向性端末を有するアプリケーションに
対して、図８の固定セクタパターンは、、図７の回転さ
れたセクタパターンよりも優れた性能を提供する可能性
がある。前述したように、図６に示されたパターンは、
指向性ユーザ端末を使用するアプリケーションに対する
最適な性能を一般に提供する。
【００４２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来の指向性アンテナ配置に基づくパターンよりも、増大
された容量および低減された周波数再利用ファクタを提
供可能なワイヤレスシステムのための改良されたマルチ
セクタセルパターンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】全方向性セルおよび３の周波数再利用ファクタ
を有する従来のワイヤレス通信システムの一部を示す
図。
【図２】全方向性セルおよび７の周波数再利用ファクタ
を有する従来のワイヤレス通信システムの一部を示す
図。
【図３】（Ａ）、（Ｂ）従来の指向性アンテナ配置を使
用するワイヤレスシステムを示す図。
【図４】本発明による１である周波数再利用ファクタを
有するマルチセクタ指向性アンテナ配置を具現化するた
めに使用されうる基地局を示す図。
【図５】（Ａ）〜（Ｅ）本発明の例示的実施形態による
５セクタ指向性セルおよび１である周波数再利用ファク
タを有するワイヤレス通信システムを示す図。
【図６】図５（Ａ）〜（Ｅ）のワイヤレスシステム中の
セクタのうちの１つに対する例示的なセクタ構成を示す
図。
【図７】本発明による５セクタ指向性セルパターン中の
所与のセクタに対する代替的なセクタ構成を示す図。
【図８】本発明による５セクタ指向性セルパターン中の
所与のセクタに対する代替的なセクタ構成を示す図。
【符号の説明】
４０ 基地局 ４２ 指向性アンテナ ４４ ディプレクスフィルタ ４５ 送信機 ４６ 受信機 ４７ プロセッサ
フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ａｖｅｎｕｅ, Ｍｕｒｒａｙ Ｈｉｌｌ， Ｎｅｗ Ｊｅ ｒｓｅｙ 07974−0636Ｕ．Ｓ．Ａ.

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 それぞれが基地局を含む少なくとも１つ
    のセルのサブセットが、マルチセクタ指向性アンテナを
    有する複数のセルを含み、 前記複数のセルは、前記セルのうちの少なくとも１つ
    が、前記少なくとも１つのセルに隣接する別のセルにお
    いて使用される通信チャネルと実質的に同じ周波数の少
    なくとも１つの通信チャネルを使用するように配置され
    ることを特徴とするワイヤレス通信システム。
  2. 【請求項２】 前記マルチセクタ指向性アンテナが、５
    セクタ指向性アンテナであることを特徴とする請求項１
    記載のワイヤレス通信システム。
  3. 【請求項３】 前記複数のセルのそれぞれは、５セクタ
    指向性アンテナを有する基地局を含むことを特徴とする
    請求項１記載のワイヤレス通信システム。
  4. 【請求項４】 前記複数のセルのそれぞれは、マルチセ
    クタ指向性アンテナを有する基地局を含み、かつ実質的
    に同じセットの通信チャネルを使用し、 通信チャネルへのマルチセクタアンテナのセクタの割当
    ては、マルチセルセクタ割当てパターンに従って、前記
    セルのグループが繰り返すことを特徴とする請求項１記
    載のワイヤレス通信システム。
  5. 【請求項５】 前記システムは、パケットシステムであ
    り、 前記複数のセルの少なくとも１つのサブセットは、１で
    ある周波数再利用ファクタに従って配置されることを特
    徴とする請求項１記載のワイヤレス通信システム。
  6. 【請求項６】 前記複数のセルのそれぞれは、マルチセ
    クタ指向性アンテナを含み、 前記指向性アンテナのセクタは、所与のセルのセクタ
    が、直セクタ整列により生じる妨害を防止するために、
    隣接するセル中のセクタに対して回転されるように配置
    されることを特徴とする請求項１記載のワイヤレス通信
    システム。
  7. 【請求項７】 前記複数のセルのそれぞれは、マルチセ
    クタ指向性アンテナを有する基地局を含み、 前記指向性アンテナのセクタの位置は、全てのセルに対
    して固定されていることを特徴とする請求項１記載のワ
    イヤレス通信システム。
  8. 【請求項８】 複数のセルを含むワイヤレス通信システ
    ムで使用される装置において、 前記複数のセルのうちの所与の１つ内に配置された基地
    局と、 前記基地局に関連づけられたマルチセクタ指向性アンテ
    ナとを有し、 前記マルチセクタ指向性アンテナは、前記所与のセル
    が、前記所与のセルに隣接する別のセルにおいて使用さ
    れる通信チャネルと実質的に同じ周波数の少なくとも１
    つの通信チャネルを使用するように配置されることを特
    徴とする装置。
  9. 【請求項９】 前記マルチセクタ指向性アンテナが、５
    セクタ指向性アンテナであることを特徴とする請求項８
    記載の装置。
  10. 【請求項１０】 前記システム中の複数のセルのそれぞ
    れは、５セクタ指向性アンテナを有する基地局を含むこ
    とを特徴とする請求項８記載の装置。
  11. 【請求項１１】 前記システム中の複数のセルのそれぞ
    れは、マルチセクタ指向性アンテナを含み、かつ実質的
    に同じセットの通信チャネルを使用し、 通信チャネルへのマルチセクタアンテナのセクタの割当
    ては、マルチセルセクタ割当てパターンに従って、前記
    セルのグループが繰り返すことを特徴とする請求項８記
    載の装置。
  12. 【請求項１２】 前記システムは、パケットシステムで
    あり、 前記複数のセルの少なくとも１つのサブセットは、１で
    ある周波数再利用ファクタに従って配置されることを特
    徴とする請求項８記載の装置。
  13. 【請求項１３】 前記複数のセルのそれぞれは、マルチ
    セクタ指向性アンテナを含み、 前記指向性アンテナのセクタは、所与のセルのセクタ
    が、直セクタ整列により生じる妨害を防止するために、
    隣接するセル中のセクタに対して回転されるように配置
    されることを特徴とする請求項８記載の装置。
  14. 【請求項１４】 前記複数のセルのそれぞれは、マルチ
    セクタ指向性アンテナを含み、 前記指向性アンテナのセクタの位置は、全てのセルに対
    して固定されていることを特徴とする請求項８記載のワ
    イヤレス通信システム。
  15. 【請求項１５】 それぞれが基地局を含む少なくとも１
    つのセルのサブセットが、マルチセクタ指向性アンテナ
    を有する複数のセルを構成するステップと、前記セルの
    うちの少なくとも１つが、前記所与のセルに隣接する別
    のセルにおいて使用される通信チャネルと実質的に同じ
    周波数の少なくとも１つの通信チャネルを使用するよう
    に、前記複数のセルを動作させることを特徴とするワイ
    ヤレス通信システムを具現化する方法。
  16. 【請求項１６】 前記複数のセルを構成するステップ
    は、 前記複数のセルのそれぞれが、５セクタ指向性アンテナ
    を有する基地局を含むように、セルを配置するステップ
    を含むことを特徴とする請求項１５記載の方法。
  17. 【請求項１７】 前記複数のセルを構成するステップ
    は、 前記複数のセルのそれぞれが、マルチセクタ指向性アン
    テナを含み、かつ実質的に同じセットの通信チャネルを
    使用するように、複数のセルを配置するステップを含
    み、 通信チャネルへのマルチセクタアンテナのセクタの割当
    ては、マルチセルセクタ割当てパターンに従って、前記
    セルのグループが繰り返すことを特徴とする請求項１５
    記載の方法。
  18. 【請求項１８】 前記システムは、パケットシステムで
    あり、 前記複数のセルを構成するステップは、 １である周波数再利用ファクタに従って、前記複数のセ
    ルを配置するステップを含むことを特徴とする請求項１
    ５記載の方法。
  19. 【請求項１９】 前記複数のセルのそれぞれは、マルチ
    セクタ指向性アンテナを含み、 前記複数のセルを構成するステップは、 所与のセルのセクタが、直セクタ整列により生じる妨害
    を防止するために、隣接するセル中のセクタに対して回
    転されるように、前記指向性アンテナのセクタを配置す
    るステップを含むことを特徴とする請求項１５記載の方
    法。
  20. 【請求項２０】 前記複数のセルのそれぞれは、マルチ
    セクタ指向性アンテナを有する基地局を含み、 前記複数のセルを構成するステップは、 前記指向性アンテナのセクタの位置が、全てのセルに対
    して固定されるように、セルを配置するステップを含む
    ことを特徴とする請求項１５記載の方法。
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