JPH11282859A - 文章分類装置および通信文書受付システム - Google Patents

文章分類装置および通信文書受付システム

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JPH11282859A
JPH11282859A JP10081679A JP8167998A JPH11282859A JP H11282859 A JPH11282859 A JP H11282859A JP 10081679 A JP10081679 A JP 10081679A JP 8167998 A JP8167998 A JP 8167998A JP H11282859 A JPH11282859 A JP H11282859A
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JP10081679A
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Shigeru Nonami
成 野波
Junji Yoshida
潤二 吉田
Hajime Fujii
元 藤井
Hiroaki Izuma
弘昭 出馬
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文章の分類を、効率的に、かつ、確実に行う
ことができる文章分類装置、および、受信した通信文書
の送付先を決定して、前記通信文書を、効率的に、か
つ、確実に送付することができる通信文書受付システム
を提供する。 【解決手段】 所定の単語とその属性をあらかじめ記憶
する単語記憶手段11と、文章から前記所定の単語を抽
出する抽出手段12と、前記抽出された所定の単語の属
性をもとにして、前記文章全体の属性を解析する解析手
段13と、前記文章全体の属性から前記文章を分類する
分類手段14とを有する文章分類装置10と、受信した
通信文書を構成する文章を文章分類装置10に分類させ
る制御手段22と、文章分類装置10が行った分類にし
たがって、前記通信文書の送付先を決定して、前記通信
文書を送付する文書送付手段23とを備える通信文書受
付システム1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文章分類装置およ
びそれを備える通信文書受付システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】機能により部所が細分化とされた組織に
おいて、外部から送付されてくる文書を受け付けて各部
所へ振り分ける作業は、組織を効率的に運用するため
に、非常に重要なものとなっている。
【0003】郵便等の紙媒体による文書については、前
記振り分け作業は、人手に頼るところが大きかった。昨
今のインターネット等のディジタルメディアの普及によ
り、大量の文書を電子データとして取り扱うこととなっ
たため、これらの文書の内容を読み取ることによって、
自動振り分けを行う機能を有するメーラーも使用される
ようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
自動振り分け機能を有するメーラーは、定型文書に対し
ては、効率よくかつ確実に自動振り分けを行うことがで
きるが、自由記入で書かれた文書については、その内容
を判断することが難しいため、人手に頼らざるを得ない
という課題がある。
【0005】本発明は、上述した課題を考慮して、文章
の分類を、効率的に、かつ、確実に行うことができる文
章分類装置を提供することを目的とするものである。ま
た、前記文章分類装置を備えることによって、受信した
通信文書の送付先を決定して、前記通信文書を、効率的
に、かつ、確実に送付することができる通信文書受付シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1の本発明は、所定の単語とその属性をあら
かじめ記憶する単語記憶手段と、文章から前記所定の単
語を抽出する抽出手段と、前記抽出された所定の単語の
属性をもとにして、前記文章全体の属性を解析する解析
手段と、前記文章全体の属性から前記文章を分類する分
類手段とを備えることを特徴とする文章分類装置であ
る。
【0007】請求項2の本発明は、分類別の標準属性ベ
クトルを記憶する標準属性記憶手段を備え、前記単語記
憶手段は、前記所定の単語の属性を、各単語毎の属性ベ
クトルとして記憶し、前記解析手段は、前記抽出された
所定の単語毎の属性ベクトルを組み合わせることによっ
て、前記文章全体の属性を属性ベクトルで表し、前記分
類手段は、前記文章全体の属性ベクトルを前記標準属性
ベクトルと比較することによって、前記文章を分類する
ことを特徴とする請求項1に記載の文章分類装置であ
る。
【0008】請求項3の本発明は、前記分類手段は、前
記文章全体の属性ベクトルと前記各標準属性ベクトルと
の内積および/または差分を計算することによって、前
記文章を分類することを特徴とする請求項2に記載の文
章分類装置である。
【0009】請求項4の本発明は、請求項1〜3のいず
れかに記載の文章分類装置と、受信した通信文書を構成
する文章を前記文章分類装置に分類させる制御手段と、
前記文章分類装置が行った分類にしたがって、前記通信
文書の送付先を決定して、前記通信文書を送付する文書
送付手段とを備えることを特徴とする通信文書受付シス
テムである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施の形態における通
信文書受付システムの構成を示すブロック図である。本
実施の形態における通信文書受付システムは、ガス供給
会社において、主として顧客からの通信文書を受け付け
るシステムを想定したものである。図1に示すように、
本実施の形態における通信文書受付システム1は、ガス
供給会社に設置されたものであり、顧客等2からインタ
ーネット3を介して送信されてきた通信文書を、文章分
類装置10による分類結果に従って、社内回線(社内L
ANを含む)5を介して社内の各部所4へ送信するもの
である。
【0012】通信文書受付システム1は、受信した通信
文書を構成する文章を分類する文章分類装置10と、前
記受信した通信文書を一時記憶する文書一時記憶手段2
1と、前記受信した通信文書を構成する文章を文章分類
装置10に分類させる制御手段22と、文章分類装置1
0が行った分類にしたがって、前記受信した通信文書の
送付先を決定して、前記受信した通信文書を送付する文
書送付手段23とを備えており、文章分類装置10は、
特定単語とその属性をあらかじめ記憶する単語記憶手段
11と、文章から前記特定単語を抽出する抽出手段12
と、前記抽出された特定単語の属性をもとにして、前記
文章全体の属性を解析する解析手段13と、前記文章全
体の属性から前記文章を分類する分類手段14と、分類
別の標準属性ベクトルを記憶する標準属性記憶手段15
とから構成されている。
【0013】なお、図1においては、通信文書受付シス
テム1は、顧客等2とはインターネット3を介して、各
部所4とは社内回線5を介して、それぞれ接続されてい
るとしているが、これに限らず、別の通信手段をを介し
て接続されているとしてもよい。
【0014】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0015】図2は、本発明の一実施の形態における通
信文書受付システムが通信文書の受付を行う際の手順を
示すフロー図である。
【0016】まず、顧客等2からインターネット3を介
して送信されてきた通信文書は、文書一時記憶手段21
によって一時記憶される(ステップS1)。制御手段2
2は、一時記憶された通信文書を構成する文章が複数で
あるか否かを判断し(ステップS2)、文章が複数であ
る場合は、当該通信文書を各構成文章に分解した上で
(ステップS3)、そうでない場合は、そのまま、各文
章を文章分類装置10に分類させる(ステップS4〜S
6)。すなわち、抽出手段12は、各文章から単語記憶
手段11に記憶されている特定単語を抽出し(ステップ
S4)、解析手段13は、前記抽出された特定単語の属
性をもとにして、前記各文章全体の属性を解析し(ステ
ップS5)、分類手段14は、前記各文章全体の属性か
ら前記各文章を分類する(ステップS6)。文書送付手
段23は、分類手段14の分類結果にしたがって、前記
受信した通信文書の送付先を決定して、前記受信した通
信文書を送付する(ステップS7)。ステップS7にお
いては、当該通信文書が複数の文章で構成されている場
合、各文章の分類結果毎に送付先を決定し、複数の送付
先が決定された場合には、当該複数の送付先毎に当該通
信文書を送付するものとする。
【0017】上記ステップS2、S3において、構成文
章が複数か否かの判断、構成文章への分解は、例えば、
文書中の段落分け、接続詞(「また」、「ところで」
等)等を抽出することによって行われる。
【0018】ここで、上記ステップS4〜S6の手順の
詳細について、具体例を用いて説明する。
【0019】表1に、3例の通信文書の構成文章を示
す。本表の各文章は単体で各通信文書を構成していたも
のとする。表1の各文章を、一般に使用されている辞書
を用いて、表2に示すように、単語の標準型に分解す
る。特定単語として抽出される単語は、名詞、動詞、形
容詞、形容動詞、副詞等であるので、助詞等については
厳密な分解を行う必要はない。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】抽出手段12は、表2の状態の各文章か
ら、単語記憶手段11に記憶されている特定単語を抽出
する。単語記憶手段11に記憶されている特定単語の一
部を表3に示す。各特定単語はその属性を表す指数とと
もに記憶されている。属性要素としては、営業担当部所
であるところの部所Aが担当であることを表す「部所A
度」、器具メンテナンス部所であるところの部所Bが担
当であることを表す「部所B度」、供給設備担当部所で
あるところの部所Cが担当であることを表す「部所C
度」、商品関係の事項が含まれていることを表す「商品
度」、依頼事項が含まれていることを表す「依頼度」、
危険事項が含まれていることを表す「危険度」、緊急事
項が含まれていることを表す「緊急度」がある。各特定
単語は属性要素毎に0〜1の指数を有しており、この指
数が大きいほどその属性が強いことを表すものである。
なお、表中の「カワック」は浴室乾燥機の商品名、「こ
がまちゃん」はガス炊飯器の商品名、「ヌック」は床暖
房の商品名である。
【0023】
【表3】
【0024】単語記憶手段11に記憶されている特定単
語のデータベースは、過去に人手により分類された文章
中に含まれる単語を抜き出して、抜き出された単語群か
ら文章の意味を決定している単語をさらに抜き出したも
のである。この抜き出しは自動で行っても手動で行って
も良い。また、過去の文章からの抜き出しによらずと
も、新しい商品名が登録された場合、システム管理者が
必要と認めた場合等では、新しい特定単語を追加するも
のとする。
【0025】単語記憶手段11には、表3とは別に、表
4に示すような地域限定語も特定単語として記憶されて
おり、抽出手段12はこれらの地域限定語についての抽
出も行う。これらは、担当部所A、B、Cの地域別サー
ビスセンター等を特定するために用いられるものであ
る。
【0026】
【表4】
【0027】ステップS4において、抽出手段12が抽
出した特定単語をその属性を表す指数とともに、文章毎
に表5に示す。また、ステップS5においては、解析手
段13は、抽出された特定単語の属性要素毎の指数を足
し合わせることによって、各文章全体の属性とする。す
なわち、特定単語の属性を各属性要素の指数を成分とす
る属性ベクトルで表すと、文章全体の属性は、当該文章
から抽出された特定単語の属性ベクトルの和で表され
る。本具体例の各文章の属性ベクトルの成分である各属
性要素の指数も、各文章毎に表5に示す。
【0028】
【表5】
【0029】ステップS6において、分類手段14は、
各文章全体の属性ベクトルと、標準属性記憶手段15に
分類先別に記憶されている標準属性ベクトルとを比較す
ることによって、各文章を分類する。具体的な分類方法
として、文章全体の属性ベクトルと標準属性ベクトルと
の内積を用いる方法、および、文章全体の属性ベクトル
と標準属性ベクトルとの差分を用いる方法を例として説
明する。
【0030】まず、文章全体の属性ベクトルと標準属性
ベクトルとの内積を用いる方法について説明する。ベク
トルAとベクトルSのなす角θは、ベクトルAとベクト
ルSの内積(A・S)および各ベクトルの絶対値の積
(|A||S|)により、数1で表される。
【0031】
【数1】
【0032】数1の値が1に近いほど両ベクトルの方向
は近くなる。すなわち、両ベクトルを属性ベクトルとし
た場合、数1の値が1に近いほど両属性ベクトルの表す
属性は似たものとなる。そこで、0〜1の間でしきい値
を設定してやり、文章全体の属性ベクトルAと標準属性
ベクトルSについて、数1のcosθを計算して、この
cosθがしきい値以上になった場合に、属性ベクトル
Aに対応する文章は、標準属性ベクトルSに対応する分
類先に分類される。本具体例における属性ベクトルの成
分を数2で表すと、本分類方法における標準属性ベクト
ルの一例である部所Aの担当で緊急度の高いものとして
の分類先に対応する標準属性ベクトルS AU、部所Bの担
当で緊急度の高いものとしての分類先に対応する標準属
性ベクトルSBU、部所Cの担当で緊急度の高いものとし
ての分類先に対応する標準属性ベクトルSCU、は、例え
ば、それぞれ数3、数4、数5のように表される。表5
の各文章の属性ベクトルA1 、A2 、A3 は、それぞれ
数6、数7、数8のように表される。
【0033】
【数2】
【0034】
【数3】
【0035】
【数4】
【0036】
【数5】
【0037】
【数6】
【0038】
【数7】
【0039】
【数8】
【0040】SAU、SBU、SCUそれぞれと、A1
2 、A3 それぞれとの相互間のcosθを計算した結
果を表6に示す。
【0041】
【表6】
【0042】ここで、しきい値を0.7とすると、文章
1は部所Aの担当で緊急度の高いものとして分類され、
文章3は部所Cの担当で緊急度の高いものとして分類さ
れる。SAU、SBU、SCUは、標準属性ベクトルの一例で
あり、この他にも標準属性ベクトルはあるので、文章2
も他の分類先へ分類される可能性は高い(例えば、部所
Bの担当で通常のもの)が、いずれの分類先にも分類さ
れない場合は、最も大きいcosθに対応する分類先へ
分類される。すなわち、SAU、SBU、SCUに対応する分
類先しか存在しない場合は、文章2は部所Bの担当で緊
急度の高いものとして分類される。なお、一つの文章の
複数の分類先に対応するcosθが、しきい値を超える
場合が想定されるが、この場合は、当該複数の分類先に
分類されるとしてもよいし、最も大きいcosθに対応
する分類先へ分類されるとしてもよい。
【0043】次に、文章全体の属性ベクトルと標準属性
ベクトルとの差分を用いる方法について説明する。本方
法は、数9で表される、各文章の属性ベクトルAとベク
トルSとの差分である判定ベクトルJを用いて、分類を
行うものである。
【0044】
【数9】
【0045】ここで属性ベクトルの成分は、内積を用い
る方法で説明した数2のとおりとする。したがって、表
5の各文章の属性ベクトルA1 、A2 、A3 も、内積を
用いる方法で説明したように、それぞれ数6、数7、数
8のように表される。本方法においては、標準属性ベク
トルの例として、数10、数11、数12、数13で表
される、SA 、SB 、SC 、SU が挙げられる。SA
B 、SC 、SU は、それぞれ「部所A度」、「部所B
度」、「部所C度」、「緊急度」の属性要素にしたがっ
た分類を行うための標準属性ベクトルである。
【0046】
【数10】
【0047】
【数11】
【0048】
【数12】
【0049】
【数13】
【0050】まず、数9のAに、A1 、A2 、A3 それ
ぞれを代入し、SにSA を代入することによって、判定
ベクトルJをそれぞれ求める。SA は、「部所A度」の
属性要素に対応するものであるから、判定ベクトルJの
「部所A度」の成分のみに着目して、この値が正のもの
に対応する文章を、部所Aの担当であるとして分類す
る。ここでは、A1 に対応する文章1のみが、部所Aの
担当であるとして分類される。ここで分類された文章に
対して、さらに、緊急度が高いものであるか否かの分類
を行う。すなわち、数9のAに、A1 を代入し、SにS
U を代入することによって、判定ベクトルJを求め、こ
の「緊急度」の成分のみに着目して、この値が正である
か否かを判定する。ここでは−0.5となるため、文章
1は、部所Aの担当で緊急度の高くないものとして分類
される。同様にして、SB 、SC を用いて、「部所B
度」、「部所C度」に関する分類を行い、それぞれで分
類されたものに対して、「部所A度」の場合と同様に、
「緊急度」の分類を行う。標準属性ベクトルとしては示
していないが、「商品度」、「依頼度」、「危険度」に
ついても、「緊急度」と同様の分類を行う。
【0051】数10〜数13において、各属性要素に対
応する成分の値は、0.5としているが、これに限るも
のではない。
【0052】なお、上記においては、具体的な分類方法
として、文章全体の属性ベクトルと標準属性ベクトルと
の内積を用いる方法、および、文章全体の属性ベクトル
と標準属性ベクトルとの差分を用いる方法を例として説
明したが、これに限るものではなく、例えば、各属性要
素の指数毎にしきい値を設けて、これによって分類する
としてもよい。また、上述した文章全体の属性ベクトル
と標準属性ベクトルとの内積を用いる方法と、文章全体
の属性ベクトルと標準属性ベクトルとの差分を用いる方
法とを併用して分類するとしてもよい。この場合、分類
の精度を上げようとすると、同じ分類先に対して両方法
を共に満たす文章のみを当該分類先へ分類するとし、一
つの文章に対してできるだけ多くの分類先を見つけよう
とすると、両方法のいずれかを満たす文章を当該分類先
へ分類するとする。
【0053】つぎに、ステップS7において、文書送付
手段23が、分類手段14の分類結果にしたがって、受
信した通信文書の送付先を決定して、前記受信した通信
文書を送付する具体的な方法を、上記の具体例にしたが
って、説明する。
【0054】分類手段14の分類によって、各文章は、
例えば、「部所Aの担当で緊急度の高いもの」等の分類
先に分類されている。文書送付手段23は、これらの分
類結果にしたがって、当該分類先に対応する送付先へ、
当該文章を含む通信文書を送付する。「部所Cの担当で
緊急度の高いもの」として分類された、文章3を例にと
ると、文章3を含む通信文書は、部所Cの「京都市下京
区中堂寺」担当のサービスセンターへ社内回線5を介し
て送付される。このとき、当該通信文書には、緊急度が
高い、あるいは、優先度が高い旨のフラッグが付与され
て送付される。これによって、当該サービスセンター
は、当該通信文書の発信先に、迅速にガス設備の点検員
を派遣することができる。また、上記フラッグが付与さ
れていることにより、送信先において、夜間、休日など
には、重要文書のみを表示し、対応することができる。
【0055】通信文書の送付には、主として、図1の社
内回線5を用いられるが、これに限らず、電話、ファッ
クス、ポケットベル、電子メール、電子掲示板、プリン
トアウト、無線、ビデオ等のメディアを利用するとして
もよい。また、同じ分類先によっても、時間ごとに送付
先や通信メディアを変えることによって、より柔軟な対
応が可能となり、より確実かつ迅速に、適切な送付先へ
通信文書を送付することができる。
【0056】以上により、本実施の形態における通信文
書受付システムは、通信文書の受付対応業務の自動化に
よって、大量の通信文書中から緊急度の高いメールを抽
出して対応することができるので、顧客サービスの向上
が図れるものである。
【0057】以上説明したところから、本実施の形態に
おける文章分類装置は、文章の分類を、効率的に、か
つ、確実に行うことができ、本実施の形態における通信
文書受付システムは、受信した通信文書の送付先を決定
して、前記通信文書を、効率的に、かつ、確実に送付す
ることができることがわかる。
【0058】なお、本発明の文章分類装置は、上述した
一実施の形態においては、本発明の通信文書受付システ
ムに備えられているとして説明したが、これに限らず、
単独で設置、あるいは、他のシステムに備えられている
ものであってもよい。また、本発明の文章分類装置は、
主として電子メールの文章を分類の対象とするとして説
明したが、これに限るものではなく、例えば、音声変換
手段を備えることにより、電話等による音声文章の分類
をするとしてもよいし、文章読み取り手段を備えること
により、紙媒体に記載された文章を分類するとしてもよ
い。
【0059】また、本発明の通信文書受付システムは、
上述した一実施の形態においては、ガス供給会社におい
て、主として顧客からの通信文書を受け付けるシステム
を想定したものであるとして説明したが、これに限ら
ず、複数の担当部所を有する組織において用いられるも
のであればよい。
【0060】なお、上述した一実施の形態においては、
本発明の文章分類装置および通信文書受付システムを中
心に説明したが、本発明に関連する発明として、図2に
示したステップの全部または一部をコンピュータに実行
させるプログラムを格納する媒体が挙げられる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜3の本発明は、文章の分類を、効率的に、かつ、確
実に行うことができる文章分類装置を提供するができ
る。また、請求項4の本発明は、本発明の文章分類装置
を備えることによって、受信した通信文書の送付先を決
定して、前記通信文書を、効率的に、かつ、確実に送付
することができる通信文書受付システムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における通信文書受付シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態における通信文書受付シ
ステムが通信文書の受付を行う際の手順を示すフロー図
である。
【符号の説明】
1 通信文書受付システム 2 顧客等 3 インターネット 4 各部所 5 社内回線 10 文章分類装置 11 単語記憶手段 12 抽出手段 13 解析手段 14 分類手段 15 標準属性記憶手段 21 文書一時記憶手段 22 制御手段 23 文書送付手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出馬 弘昭 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の単語とその属性をあらかじめ記憶
    する単語記憶手段と、文章から前記所定の単語を抽出す
    る抽出手段と、前記抽出された所定の単語の属性をもと
    にして、前記文章全体の属性を解析する解析手段と、前
    記文章全体の属性から前記文章を分類する分類手段とを
    備えることを特徴とする文章分類装置。
  2. 【請求項2】 分類別の標準属性ベクトルを記憶する標
    準属性記憶手段を備え、前記単語記憶手段は、前記所定
    の単語の属性を、各単語毎の属性ベクトルとして記憶
    し、前記解析手段は、前記抽出された所定の単語毎の属
    性ベクトルを組み合わせることによって、前記文章全体
    の属性を属性ベクトルで表し、前記分類手段は、前記文
    章全体の属性ベクトルを前記標準属性ベクトルと比較す
    ることによって、前記文章を分類することを特徴とする
    請求項1に記載の文章分類装置。
  3. 【請求項3】 前記分類手段は、前記文章全体の属性ベ
    クトルと前記各標準属性ベクトルとの内積および/また
    は差分を計算することによって、前記文章を分類するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の文章分類装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の文章分
    類装置と、受信した通信文書を構成する文章を前記文章
    分類装置に分類させる制御手段と、前記文章分類装置が
    行った分類にしたがって、前記通信文書の送付先を決定
    して、前記通信文書を送付する文書送付手段とを備える
    ことを特徴とする通信文書受付システム。
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