JPH1128224A - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

吸収性物品の製造方法

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JPH1128224A
JPH1128224A JP10159484A JP15948498A JPH1128224A JP H1128224 A JPH1128224 A JP H1128224A JP 10159484 A JP10159484 A JP 10159484A JP 15948498 A JP15948498 A JP 15948498A JP H1128224 A JPH1128224 A JP H1128224A
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JP10159484A
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Shinji Yoshimura
真治 吉村
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収性物品を装着した場合に、ウエスト方向
や横方向の体液の漏れを防止するとともに吸収した体液
のウエットバックによるカブレを防止して、衛生的な装
着が可能な製品を、簡易な方法で製造する。また、少な
い資材によって形成し、ゴミの発生を低減して、廉価に
製造する。 【解決手段】 吸収性物品本体の吸収層3を防漏層2と
表面層1との間に介装する。この表面層1の上面に、内
側の中間部に切欠部5を設けた撥水性の両側片4を配置
し、切欠部5より内方を三層に折返して折返部12を設
け、この折返部12の形成層の間に弾性体15を挿入止
着し、ギャザー16を形成する。また、両側片4を防漏
層2及び表面層1に止着する事により、吸収層3の上面
に両側片4の開口部11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使捨ておむつ、生理用ナ
プキン等の吸収性物品の製造方法に係るものであって、
吸収層の上面に開口した開口部を立ち上げて、ウエスト
方向の漏れや横漏れのない衛生的な装着を行う事の可能
な製品を、簡易な製造方法で形成しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、排泄物と肌との接触を防止しよう
とした吸収性物品には、特公昭61−41304号公報
記載の発明が知られている。この従来方法のおむつは、
吸収層の表面を不透水性の表面シートで被覆し、この表
面シートに設けた開口部から体液の吸収を可能としてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来方法は、表面シートを打抜く事により開口部を形成し
ている。そのため、この方法は、打抜いた開口部の型が
そのままゴミとなるため、開口部を大きく形成するほ
ど、ゴミが多量に発生し、資材の使用量が多くなって、
コスト高となるものであった。
【0004】本発明は上述のごとき課題を解決しようと
するものであって、吸収層の上面に撥水性の素材を配置
し、この素材に開口部を形成して、体液のウエスト方向
の漏れや横漏れを防止するとともに吸収した体液のウエ
ットバックによるカブレを防止して、衛生的な装着が可
能な吸収性物品を、簡易な製造方法により形成しようと
するものである。
【0005】また、開口部を形成する被覆シートを少な
い資材によって有効に形成する事により、ゴミの発生を
低減し、廉価な製造を行おうとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、液吸収性の吸収層を、液不透過性の
防漏層と液透過性の表面層との間に介装する工程と、次
にこの表面層の表面に、撥水性素材で形成し幅方向の対
向する内側を中間部で弧状に切り欠いて切欠部とした一
対の両側片を配置するとともにこの一対の両側片の、切
欠部よりも内方を三層に折返して折返部を設ける工程
と、この折返部の形成層の間に弾性体を伸張状態で挿入
して止着し、この一対の両側片の幅方向の外側を、吸収
層の両側の防漏層に止着する工程と、この止着後に両側
片の長さ方向の端部の、対向する内側を表面層の表面に
積層するとともにこの表面層に止着する事により、この
表面層の内面に配置する吸収層の上面に、両側片の開口
部を形成し、一対の両側片の両側に、前記弾性体の弾性
力によりギャザーを形成する工程とから成るものであ
る。
【0007】また、一対の両側片は、一対の両側片の形
成幅の帯状の撥水性素材を、幅方向の間隔内に於て切欠
部の形状に対応し長さ方向にカットして形成しても良
い。
【0008】また、一対の両側片は、一対の両側片の形
成幅の帯状の撥水性素材を、幅方向の間隔内に於て切欠
部の形状に対応し長さ方向にカットして形成するととも
にこのカットラインを二本設けることにより形成しても
良い。
【0009】
【作用】本発明方法に於いて、体液吸収性物品を形成す
る工程は、まず、液吸収性の吸収層を、液不透過性の防
漏層と透過性の表面層との間に介装する。次に、この表
面層の上面に、撥水性素材で形成した一対の両側片を配
置する。この一対の両側片は、幅方向の対向する内側を
中間部で弧状に切り欠く事により、切欠部を設けてい
る。そして、一対の両側片に、この切欠部よりも内方を
三層に折返す事により、折返部を設ける。また、次工程
では、この折返部の形成層の間に、弾性体を伸張状態で
挿入し、止着する。次に、一対の両側片の幅方向の外側
を、吸収層の両側の防漏層に止着する。この止着後に、
両側片の長さ方向の端部の、対向する内側を表面層の表
面に積層するとともにこの表面層に止着する。この止着
により、表面層の内面に配置する吸収層の上面に、両側
片の開口部が形成される。上述の如き工程で吸収性物品
を形成する事により、一対の両側片の両側には、挿入止
着した弾性体の弾性力が作用して、ギャザーが形成され
る。
【0010】また、上述の一対の両側片は、一対の両側
片の形成幅の帯状の撥水性素材を、幅方向の間隔内に於
て切欠部の形状に対応し長さ方向にカットして形成して
も良い。すると、従来の方法では、両側片の開口部に対
応する部分を切り取って破棄するので、資材を無駄にし
ていたが、この方法で一対の両側片を形成すれば、開口
部に対応する資材を無駄にする事がない。そのため、資
材の使用量が少なくなって、廉価な製造が可能となる。
また、廃材によるゴミの発生がないため、資材の有効な
利用が可能となる
【0011】また、一対の両側片は、一対の両側片の形
成幅の帯状の撥水性素材を、幅方向の間隔内に於て切欠
部の形状に対応し長さ方向にカットして形成するととも
にこのカットラインを二本設けることにより形成しても
良い。この方法で両側片を形成すると、両側片は、切欠
部を大きく切り欠いて形成されるので、開口部の開口面
積を大きなものとする事が可能となる。そのため、大き
な開口面積を有する開口部によって、排泄された体液を
確実に吸収層に吸収する事が可能となる。しかし、資材
が、帯状に除去されるため、その部分の無駄を生じる事
になる。しかしながら、従来の如く開口部に対応する資
材全部を廃棄する場合に比較すれば、廃棄量も少なく、
極めて経済的である。
【0012】上述の如く形成した体液吸収性物品を、被
装着者が装着すると、一対の両側片は、開口部の両側に
形成したギャザーの弾性体の弾性力によって、開口部の
両側が隆起し、開口部を吸収層の表面よりも高く配置す
る。そのため、体液が急激に排泄されて、長さ方向や幅
方向に拡散しようとしても、撥水性素材製の両側片が、
体液の拡散を阻止し、ウエスト方向への漏れや横漏れを
防止する事が可能となる。また、体液の吸収量が多く、
吸収層が飽和状態となった場合にも、吸収層よりも高く
配置する撥水性素材製の両側片が、体液の水分の透過を
阻止して、ウェットバックによるカブレを防止し、衛生
的な装着が可能となる。
【0013】また、開口部の両側に配置するギャザー
は、開口部の外側に配置する部分の両側片を三層に折返
し、この折返部の形成層の間に、伸張状態の弾性体を挿
入して止着するから、他の素材を用いて弾性体を固定す
る必要がなく、製造時の手間が掛からず、簡易な製造が
可能となる。
【0014】また、両側片は、三層に折り返した折返部
を長さ方向の一端から他端まで連続して形成するため、
弾性体が外部に露出して肌と触れる事がなく、被装着者
の使用感を良好とする。また、両側片は、折返部を、長
さ方向の一端から他端まで連続して形成するため、この
折返部に挿入する弾性体は、長さを長く形成する事も、
短く形成する事もでき、使用目的に応じたギャザーの形
成が可能となるものである。
【0015】
【実施例】本発明は、前述の如く体液の吸収を目的とし
た使捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品の製造
方法に用いる事が可能なものであるが、一実施例とし
て、使捨ておむつの製造方法を説明する。そして、第1
工程では、まず図1、図2に示す如く、液透過性の不織
布等により形成した表面層(1)、液不透過性のポリエチ
レン等により形成した防漏層(2)との間に、液吸収性の
綿状パルプ等により形成した吸収層(3)を介装する。
【0016】次工程では、表面層(1)の上面に、図1に
示す如く、撥水性不織布等により形成した一対の両側片
(4)を配置する。この一対の両側片(4)は、表面層(1)
の両側に配置し、対向する内側の中間部を弧状に切り欠
いて、切欠部(5)を形成している。
【0017】この切欠部(5)を設けた一対の両側片(4)
は、一例として、図8に示す如く、一対の両側片(4)の
形成幅の帯状の撥水性素材を、幅方向の間隔内に於て切
欠部(5)の形状に対応して、長さ方向に一本のカットラ
イン(17)でカットする事により形成が可能である。な
お、図8の点線で示した部分が一個分の両側片(4)に相
当する。そして、カットライン(17)でカットした二枚
の撥水性素材を、互いの切欠部(5)が対向するように配
置する事により、一対の両側片(4)を得る事ができる。
【0018】このような工程で両側片(4)を形成する
と、従来の如く両側片(4)を一枚で連続して形成した場
合に比し、開口部(11)に対応する部分の資材を無駄に
する事がなく、資材の使用量が少なくなって、廉価な製
造が可能となる。また、廃材によるゴミの発生がないた
め、資材の有効な利用が可能となる。
【0019】上述の如く形成した一対の両側片(4)を、
表面層(1)の上面に配置する。この配置の際、一対の両
側片(4)には、図2に示す如く、開口部(11)の外側を
三層に折返す事により、長さ方向の一端から他端までに
折返部(12)を設けている。この折返部(12)の形成方
法は、開口部(11)の両側部分を内面側に折返し、第一
形成層(13)を設けるとともにさらに、この折返し部分
の先端方向を、一定間隔を介して表面側に折り返し、第
一形成層(13)の下側に第二形成層(14)を設ける事に
より行う。
【0020】次に、両側片(4)は、折返部(12)の第一
形成層(13)の間に、生ゴム、ウレタンフィルム、ウレ
タン糸、ウレンタンフォーム等による弾性体(15)を伸
張状態で挿入し、この弾性体(15)をホットメルト等に
より止着する。
【0021】また、一対の両側片(4)の幅方向の外側
を、吸収層(3)の両側の防漏層(2)に止着する。この止
着後に、両側片(4)の長さ方向の端部の、対向する内側
を表面層(1)の表面に積層するとともにこの表面層(1)
に止着する。このような工程でで形成する事により、両
側片(4)は、一対の切欠部(5)によって吸収層(3)の上
面に、開口部(11)を形成するものとなる。そして、こ
の開口部(11)の両側には、前記弾性体(15)の挿入止
着により、ギャザー(16)が形成される。
【0022】また、本実施例では、吸収層(3)の外周に
於いて、両側片(4)と防漏層(2)とを止着して外周フラ
ップ(6)を突出形成する。この外周フラップ(6)に、生
ゴム、ウレタンフィルム、ウレタン糸、ウレタンフォー
ム等の弾性部材(7)を介装する事により、ウエストギャ
ザー(8)やサイドギャザー(10)を形成している。
【0023】そして、上述の如き防漏層、吸収層、表面
層、両側片を各々配置して形成した構成物を、幅方向に
平行にカットする事により、一枚ごとの使い捨ておむつ
が完成する。
【0024】また、上記実施例では、一対の両側片(4)
を形成する際に、撥水性素材を一本のカットライン(1
7)でカットして形成している。しかし、両側片(4)の
他の異なる形成方法として、一対の両側片(4)は、図9
に示す如く、一対の両側片(4)の形成幅の帯状の撥水性
素材を、幅方向の間隔内に於て切欠部(5)の形状に対応
し長さ方向にカットして形成するとともにこのカットラ
イン(17)を等間隔で二本設けることにより形成しても
良い。
【0025】また、この二本のカットライン(17)を、
等間隔で設けるのではなく、長さ方向のラインと、長さ
方向に対して傾斜するラインとで、間隔を異なるものと
してもよい。
【0026】このような形成方法を用いると、両側片
(4)は切欠部(5)を大きく切り欠いて形成され、開口部
(11)の開口面積を大きなものとする事が可能となる。
そのため、大きな開口面積を有する開口部(11)によっ
て、排泄された体液を確実に吸収層(3)に吸収する事が
可能となる。しかし、資材が、帯状に除去されるため、
その部分の無駄を生じる事になる。しかしながら、従来
の開口部(11)全部を廃棄する場合に比較すれば、廃棄
量も少なく、極めて経済的である。
【0027】そして、上述の如く形成した使い捨ておむ
つを、被装着者が装着すると、両側片(4)は、開口部
(11)の両側に形成したギャザー(16)の弾性体(15)
の弾性力によって、開口部(11)の両側が隆起し、開口
部(11)を吸収層(3)の表面よりも高く配置する。その
ため、人体から流出した尿、軟便、経血等の体液が長さ
方向や幅方向に拡散しようとしても、撥水性素材製の両
側片(4)が、体液の拡散を阻止し、ウエスト方向への漏
れや横漏れを確実に防止する事が可能となる。
【0028】また、尿、経血等の体液の吸収量が多く、
吸収層(3)の吸収能力が飽和状態となった場合にも、吸
収層(3)よりも高く配置する撥水性素材製の両側片(4)
が、体液の水分の透過を阻止して、ウェットバックによ
る肌のカブレを防止する。
【0029】また、軟便等の固形物が排出された場合に
も、開口部(11)の両側が隆起し、被装着者の肌から吸
収層(3)を遠ざけて配置するため、軟便等と肌との付着
を防ぎ、肌のカブレ、タダレ等を防止して、衛生的な使
用が可能となる。
【0030】また、開口部(11)の両側に配置するギャ
ザー(16)は、開口部(11)の外側に配置する部分の両
側片(4)を三層に折返し、この折返部(12)の第一形成
層(13)の間に、伸張状態の弾性体(15)を挿入して止
着するから、両側片(4)以外の他の素材を用いて弾性体
(15)を固定する必要がない。そのため、製造時の手間
が掛からず、簡易な製造が可能となる。
【0031】また、両側片(4)は、三層に折り返した折
返部(12)を長さ方向の一端から他端まで連続して形成
するため、弾性体(15)が外部に露出して肌と触れる事
がないので、被装着者の使用感を良好とする。
【0032】また、両側片(4)は、折返部(12)を、長
さ方向の一端から他端まで連続して形成するため、この
折返部(12)に挿入する弾性体(15)は、長さを長く形
成する事も、短く形成する事もでき、使用目的に応じた
ギャザー(16)の形成が可能となるものである。
【0033】また、上記第1実施例に於ては、折返部
(12)は、弾性体(15)を第一形成層(13)の間に止着
した。しかし、第2実施例に於ては、折返部(12)は、
図3に示す如く弾性体(15)を第二形成層(14)の間に
止着している。
【0034】また、上記の各実施例では、開口部(11)
の両側部分を内面側に折返し、第一形成層(13)を設け
るとともにさらに、この折返し部分の先端方向を、一定
間隔を介して表面側に折り返し、第一形成層(13)の下
側に第二形成層(14)を設けた。しかし、図4の第3実
施例、図5の第4実施例に於ては、両側片(4)は、開口
部(11)の両側部分を表面側に折返し、第一形成層(1
3)を設けるとともにさらに、この折返し部分の先端方
向を、一定間隔を介して内面側に折り返し、第一形成層
(13)の上側に第二形成層(14)を設けている。
【0035】この場合、第3実施例では、折返部(12)
は、図4に示す如く弾性体(15)を第一形成層(13)の
間に止着している。
【0036】また、第4実施例に於ては、折返部(12)
は、図5に示す如く第二形成層(14)の間に弾性体(1
5)を止着している。
【0037】また、上記の各実施例では、折返部(12)
は、一本の弾性体(15)を止着した。しかし、第5実施
例、第6実施例に於ては、図6、図7に示す如く、複数
本の弾性体(15)を止着する事が可能である。このよう
に、折返部(12)は、複数本の弾性体(15)を止着する
事より、ギャザー(16)の伸張力を高めて、開口部(1
1)の両側を吸収層(3)よりも大きく隆起させる事が可
能となる。
【0038】また、上記各実施例は、両側片(4)の内方
部分を、第一形成層(13)の折返し部分よりも突出して
設けた。しかしながら、異なる実施例に於ては、両側片
(4)の内方部分を、図10に示す如く、第一形成層(1
3)の折返し部分よりも外方に配置し、突出させていな
い。
【0039】
【発明の効果】本発明は上述の如く、体液の漏れ等を効
果的に防止するとともに、使用感の良好な吸収性物品
を、簡易な形成方法で製造する事ができる。また、使用
部材の無駄を省くとともにゴミの発生を抑え、低コスト
な製品を形成する事が可能となる。
【0040】また、両側片は、一対で形成するため、一
枚で連続して形成した場合に比し、開口部に対応する部
分の資材を無駄にする事がなく、資材の使用量が少なく
なって、経済的で廉価な製造が可能となる。
【0041】また、このように形成した吸収性物品を被
装着者が装着すると、体液が急激に排泄されて、長さ方
向や幅方向に拡散しようとしても、撥水性素材製の両側
片が、体液の拡散を阻止し、長さ方向の漏れや横漏れを
防止する事が可能となる。
【0042】また、体液の吸収量が多く、吸収層が飽和
状態となった場合にも、吸収層よりも高く配置する撥水
性素材製の両側片が、体液の水分の透過を阻止して、ウ
ェットバックによるカブレを防止し、衛生的な装着が可
能となる。
【0043】また、開口部の両側に配置するギャザー
は、開口部の外側に配置する部分の両側片を三層に折返
し、この折返部の形成層の間に、伸張状態の弾性体を挿
入して止着するから、他の素材を用いて弾性体を固定す
る必要がなく、製造時の手間が掛からず、簡易な製造が
可能となる。
【0044】また、両側片は、三層に折り返した折返部
を長さ方向の一端から他端まで連続して形成するため、
弾性体が外部に露出して肌と触れる事がないので、被装
着者の使用感が良好となる。
【0045】また、両側片は、折返部を、長さ方向の一
端から他端まで連続して形成するため、この折返部に挿
入する弾性体は、長さを長く形成する事も、短く形成す
る事もでき、使用目的に応じたギャザーの形成が可能と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使捨ておむつに用いた場合の第1実施
例を示す平面図。
【図2】図1のA−A線拡大端面図。
【図3】第2実施例のギャザーを示す拡大断面図。
【図4】第3実施例のギャザーを示す拡大断面図。
【図5】第4実施例のギャザーを示す拡大断面図。
【図6】第5実施例のギャザーを示す拡大断面図。
【図7】第6実施例のギャザーを示す拡大断面図。
【図8】一本のカットラインで両側片を形成した実施例
の平面図。
【図9】二本のカットラインで両側片を形成した実施例
の平面図。
【図10】両側片の内方部分を第一形成層の折返し部分
よりも外方に配置した状態を示すギャザーの拡大断面
図。
【符号の説明】
1 表面層 2 防漏層 3 吸収層 4 両側片 5 切欠部 11 開口部 12 折返部 15 弾性体 16 ギャザー 17 カットライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液吸収性の吸収層を、液不透過性の防漏
    層と液透過性の表面層との間に介装する工程と、次にこ
    の表面層の表面に、撥水性素材で形成し幅方向の対向す
    る内側を中間部で弧状に切り欠いて切欠部とした一対の
    両側片を配置するとともにこの一対の両側片の、切欠部
    よりも内方を三層に折返して折返部を設ける工程と、こ
    の折返部の形成層の間に弾性体を伸張状態で挿入して止
    着し、この一対の両側片の幅方向の外側を、吸収層の両
    側の防漏層に止着する工程と、この止着後に両側片の長
    さ方向の端部の、対向する内側を表面層の表面に積層す
    るとともにこの表面層に止着する事により、この表面層
    の内面に配置する吸収層の上面に、両側片の開口部を形
    成し、一対の両側片の両側に、前記弾性体の弾性力によ
    りギャザーを形成する工程とから成る事を特徴とする吸
    収性物品の製造方法。
  2. 【請求項2】 一対の両側片は、一対の両側片の形成幅
    の帯状の撥水性素材を、幅方向の間隔内に於て切欠部の
    形状に対応し長さ方向にカットして形成した事を特徴と
    する請求項1の吸収性物品の製造方法。
  3. 【請求項3】 一対の両側片は、一対の両側片の形成幅
    の帯状の撥水性素材を、幅方向の間隔内に於て切欠部の
    形状に対応し長さ方向にカットして形成するとともにこ
    のカットラインを二本設けることにより形成した事を特
    徴とする請求項1の吸収性物品の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105007877A (zh) * 2013-03-08 2015-10-28 尤妮佳股份有限公司 穿着物品及其制造方法
JP2017153697A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品
WO2021085361A1 (ja) * 2019-11-01 2021-05-06 花王株式会社 吸収性物品

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