JPH11279591A - 洗浄剤組成物において拡張した粘性を向上するための組成物及び方法 - Google Patents

洗浄剤組成物において拡張した粘性を向上するための組成物及び方法

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JPH11279591A
JPH11279591A JP4296098A JP4296098A JPH11279591A JP H11279591 A JPH11279591 A JP H11279591A JP 4296098 A JP4296098 A JP 4296098A JP 4296098 A JP4296098 A JP 4296098A JP H11279591 A JPH11279591 A JP H11279591A
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viscoelastic
hypochlorite
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JP4296098A
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Clement K Choy
クレメント・ケー・チョイ
Patrick Aago Brian
ブリアン・パトリック・アーゴ
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Clorox Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粘弾性レオロジーを有し、トリッガ・スプレー
で分散させやすい次亜塩素酸塩漂白剤と共に使用するの
に適している、粘弾性をもつ増粘された組成物を提供す
る。 【解決手段】本発明は、増粘粘弾性洗浄製剤に関し、溶
液中に(a)活性洗浄剤化合物、及び(b)テトラデシ
ルジアルキルアミン・オキシド及び疎水性有機対イオン
を含む粘弾性増粘系であって、製剤が20℃において少な
くとも500cPの粘性を有するものを含むものに関する。
本発明は、特に噴霧において揮発される従来技術の次亜
塩素酸塩洗浄剤組成物においてみられる“漂白剤の臭
い”を減少させるための手段として特徴づけられる。本
発明の組成物はさらに、硬表面洗浄剤または排水開通剤
としての有効性を有するように製剤することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘弾性レオロジー
を有する洗浄剤組成物に関し、特に、拡張した大きな粘
弾性を有するように製剤された、粘弾性レオロジーを有
する次亜塩素酸塩組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの従来技術が、硬表面洗浄剤組成物
またはクレンザーのような漂白剤を選択的に含むことの
できる、一定の組成物中で使用するための増粘系の開発
の問題を解決しようとしてきた。大きくなった粘性を有
するクレンザーは、垂直または傾斜した表面上の洗浄に
使用したり、または詰まった排水開通剤のようなよどん
だ水を開通するようにつくられた製剤において、特に有
益である。部分的ではあるが、洗浄剤の滞留時間が長く
なるために、このような洗浄剤組成物及び製剤の効力は
粘性組成物とすることにより非常に改良される。生成物
の霧及び無保護表面に対するドリフトのような、粘性の
ない組成物に関連したその他の問題、並びに適用及び使
用の間に望ましくなくぶつぶつ吹き出すことを最少にす
ることもできる。後者の問題は、増粘された生成物に対
する消費者の嗜好性がよく実証されているのに対応し
て、好ましくない現象とされている。
【0003】改良された洗浄剤生成物を提供するための
一つの方法として、ハイナム等の米国特許第3,684,722
号は、アミン・オキシド及び脂肪酸石けんの使用によ
る、次亜塩素酸塩溶液の増粘を開示している。ジョイの
米国特許第4,229,313号は、分枝鎖アミン・オキシドと
直鎖アミン・オキシドとの混合物を含む洗浄剤組成物を
開示している。これらの文献のどちらも、粘弾性増粘系
については、開示または示唆していない。
【0004】次のものは、やや異なった方法のもので、
スクリップの米国特許第4,337,163号は、アミン・オキ
シドまたは第四アンモニウム化合物及び飽和脂肪酸石け
んを含む、増粘された塩素漂白剤組成物について開示し
ている。スクリップの組成物は、10〜150センチストー
ク(cS)の動粘度を達成しているが、緩衝塩の存在が必
要とされる。ストッダートの米国特許第4,576,728号
は、アミン・オキシドと組み合わせて、3-または4-クロ
ロ安息香酸、4-ブロモ安息香酸、4-トルイル酸及び3-ニ
トロ安息香酸を含む、増粘されたずり減粘(shear-thin
ning)次亜塩素酸塩組成物について開示している。ベン
サム等の米国特許第4,399,050号は、カルボキシル化さ
れた界面活性剤、アミン・オキシド及び第四アンモニウ
ム化合物で増粘された次亜塩素酸塩組成物について開示
している。シトロン等の米国特許第4,282,109号は、C
10-18アミン・オキシドにアルカリ金属C8-12アルキル
硫酸塩を加えたものの組み合わせ(アミン・オキシドと
硫酸塩の割合が少なくとも3:4である)で増粘された
次亜塩素酸塩組成物について権利を請求している。
【0005】ロリグ等の米国特許第4,842,771号は、C
16またはそれ以上である少なくとも一つのアルキル基
と、クメン-、キシレン-、またはトルエンスルホン酸塩
との組み合わせであるが、pHが6を超えないように酸
も1〜5%必要とする、第三アミンを開示している。こ
のようにロリグ等は、アルカリ性洗浄剤の可能性を排す
る。ローズ等の米国特許第4,800,036号は、“〜オニウ
ム界面活性剤イオン”及び芳香族カルボン酸塩またはカ
ルボキシル化対イオンで増粘された粘弾性次亜塩素酸塩
溶液であって、オニウム部分が第四アンモニウム基であ
るものを記述している。レイダー等の米国特許第5,336,
426号及びスミスの米国特許第5,389,157号は、両方とも
1-4のアルキル鎖長をもつアリル・アルキル・スルホ
ン酸塩を開示している。ストッダートの米国特許第4,78
3,283号は、アルキル基が1〜4の炭素原子を含む0.05
〜0.5%のアルキル化ベンゼンまたはナフタレン・スル
ホン酸塩と結合している0.1〜5%のC12-15アミン・オ
キシドを含む、ずり減粘次亜塩素酸塩組成物について記
述している。ストッダートの開示は、アミン・オキシド
と二つの特定のアリル・スルホン酸塩との結合に限られ
ており、粘弾性作用については開示していない。ボーデ
ン等の米国特許第4,390,448号は、C10-12アルキル・ジ
フェニルオキシド・ジスルホン酸塩及びC11-13ジメチ
ルアミン・オキシドを含む洗浄剤系を開示している。ス
テインハウアーの米国特許第4,071,463号は、アルカリ
金属C6-20アルキル硫酸塩、好適には多く分枝したC12
アルキル基及びアルカリ性ビルダーを含む、増粘された
次亜塩素酸塩漂白剤組成物を開示している。
【0006】従来技術の多くの増粘剤は、特にここで見
てきたように次亜塩素酸塩組成物を増粘するために使用
される場合に、洗浄剤組成物中で使用するには適してい
ない。例えば無機増粘剤は、スプレー型のディスペンサ
ーで使用されると、増粘剤がしばしばディスペンサーの
開口部に詰まり、それにより分散作用が阻害されるた
め、特に厄介であることがわかっている。従来の増粘さ
れた洗浄剤組成物に十分に記載されていないもう一つの
問題は、次亜塩素酸塩組成物に典型的に見られる、特性
の変性及びしばしば好ましくない“漂白剤の臭い”であ
る。この漂白剤の臭いは、事実上の塩素放出化合物、分
子塩素または関連した化合物から発生し得る。香料を加
えても、漂白剤の臭いはしばしば在来の洗浄剤生成物に
おいて持続し、消費者または最終的な使用者に大きな不
満をもたせる。この漂白剤の臭いを弱めるために取られ
ている一つの方法は、ある従来技術のディスペンサーを
使用することだが、これは残念なことに、塩素含有組成
物を揮発させるもので、(揮発に)関連した不快な吸入
を起こし得る。さらに、これらのディスペンサーは、洗
浄する表面上に、ディスペンサーから直接的に泡状の物
質を適用する必要があるという特徴がある。従って、こ
れらのディスペンサーは、大きな表面積を洗浄する場合
に、泡状物質を速く適用することができないため、相対
的に非効率的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、粘弾性レオロジーを有し、トリッガ・スプレーで分
散させやすい、次亜塩素酸塩漂白剤と共に使用するのに
適している、粘弾性をもつ増粘された組成物を提供する
ことである。
【0008】本発明のもう一つの目的は、分散の際に、
霧及び漂白剤の臭いが減少された次亜塩素酸塩組成物を
提供することである。
【0009】本発明のさらなる目的は、典型的な貯蔵温
度条件並びに上昇した温度及び低い温度の下で相の安定
した、増粘された次亜塩素酸塩洗浄剤組成物を提供する
ことである。
【0010】本発明のさらにもう一つの目的は、高めら
れた排水開通効率のための粘弾性レオロジーをもつ、安
定し、増粘された次亜塩素酸塩組成物を提供することで
ある。
【0011】本発明のさらなる目的は、高いイオン強度
及び低いイオン強度の両方において効果的な、漂白剤安
定性粘弾性増粘系を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、有機対
イオンと組み合わせた、特に特定の第四アミン・オキシ
ドである非イオン界面活性剤を含む増粘製剤を使用する
ことにより、増加された粘性を得ることができることが
わかった。これらの製剤は、例外的な粘弾性レオロジー
特性を提供することができると同時に、次亜塩素酸塩組
含有漂白剤または洗浄剤組成物における“漂白剤の臭
い”を減少させるための技術を提供する。このため、本
発明は、漂白または洗浄用途のための次亜塩素酸塩酸化
剤の運搬に適した粘弾性増粘組成物及びこれを製造する
方法を提供する。本発明の組成物は、粘弾性レオロジー
を有し、強化されて拡張した粘性を有するように製剤さ
れる。
【0013】本発明の粘性洗浄剤組成物は、次亜塩素酸
塩組成物が粘弾性レオロジーをもって増粘され、粘弾性
増粘剤が次亜塩素酸塩を含む様々な洗浄活性剤の存在下
で化学的並びに熱力学的に相が安定しており、この安定
を広い温度範囲(約1.8℃(35F°)〜約37.8℃(100F
°))に渡って保ち、粘弾性増粘剤が高いイオン強度及
び低いイオン強度の両方において効果的であり、組成物
が分散の容易さのためのずり減粘作用と、臭いの減少の
ための拡張した粘性を生じ、増粘が比較的低レベルの界
面活性剤または活性洗浄剤化合物(これは新規な洗浄製
剤の化学的及び物理的安定の向上を促進させる)で達成
されるという、従来技術の増粘された洗浄剤生成物を超
える多くの明瞭な利点を提供する。本発明のこれら及び
他の利点は、好適実施例を含む本発明の詳細な説明、並
びに特許請求の範囲を通して、当業者に明らかになるで
あろう。
【0014】
【発明の実施の形態】この明細書において、次の技術用
語は、下記の意味で使用される。
【0015】ここで使用される“ディスペンサー”及び
“分散装置”の用語は、ここで定義される本発明の増粘
系で製剤された漂白剤組成物の流れまたは霧吹きを提供
することのできる機械的なものを指す。典型的には、デ
ィスペンサーは手で持つ装置である。例えば、分散装置
は、漂白剤組成物のための容器、ポンプ及び霧形成また
は流れ形成ノズルを含むことができる。ポンプは容器か
らノズルを通して大気中へと漂白剤組成物を噴出する。
好適な分散装置は、漂白剤または次亜塩素酸塩による化
学的作用に対して耐性のある部分を有している。このよ
うなディスペンサーは、推進薬、噴霧器またはその両方
を有する適当なエーロゾル装置も含むことができる。
【0016】“拡張した粘性”の用語は、拡張した流れ
場において応力ベクトルに沿ってサンプルが流れるのに
対する一軸性の抵抗を示す。拡張した粘性の一つの例
は、一つの軸に沿って生じる引っ張り歪みであり、これ
は流体を対抗型噴射口へと吸入することにより、近似さ
せることができる。拡張した流れにおいて、速度の勾配
は流れと同じ方向である。反対に、ずり流れにおいて、
速度の勾配は流れに垂直な方向である。拡張した流れ場
は、ずり流れ場よりもはるかに強く、可撓性粒子(例え
ば、棒状ミセル)の大きな強化を引き起こす(さもなけ
れば可撓性粒子はずり流れにおいて最少限歪むことにな
る)。粒子の摩擦はその粒子の最大の大きさにほぼ比例
するため、可撓性粒子の強化は、計測された速度に重要
な影響を及ぼしている。オリフィスを通してサンプルを
絞り出すときや、またはスプレー形成の間、噴出の中断
を調節するときのような、実際の重要ないくつかの場合
において、サンプルの拡張した特性は、ずり特性よりも
重要になり得る。
【0017】ここで使用される“ミセル”は、液体媒質
において、界面活性剤分子のような部分の自己会合によ
り自発的に形成された構造である。これらの分子凝集体
は、或る温度範囲内において或る界面活性剤の一定の濃
度(臨界ミセル濃度またはCMCとしても知られてい
る)以上の、単量体または溶解しているが非会合でない
界面活性剤分子と平衡している。“通常の”ミセルは、
できるだけ水との接触を避ける界面活性剤の親油性(疎
水性)部分と、分子の疎油性(親水性)端部により形成
される外側の親水部分とから成る、相対的に疎水性の核
領域により特徴づけられる。会合した界面活性剤分子の
数により、ミセルの形状は、球から偏球または長球楕円
体へ変化し、後者は伸長したミセルまたは棒状のミセル
並びに円盤を含む。棒状ミセルはまた、中でも、アルキ
ル鎖の伸長により有利なものとなる(参照文献としてこ
こに組み入れられる、スミスの米国特許第5,011,538号
を参照)。
【0018】液体の水と共にここで使用される“霧”の
用語は、動いている、または静止している気体により散
布された、または落下している細かい液体の液滴を意味
する。特に霧は、気体による水滴の望ましくないドリフ
トを与える。スプレーと比較して、霧は一般的に、約10
μmより小さい直径を有している気体散布された液体粒
子として定義され、スプレーは約10μmより大きい直径
を有している気体散布された液体粒子として定義され
る。
【0019】ここで使用される“ずり減粘”は、液体に
対してずり力を加えることにより引き起こされる、液体
中において増加する流れに向かう性質、及び連続的に起
こる、適用された力の方向における液体の明らかな減粘
により得られる特徴的性質を示す。
【0020】“粘弾性”の用語は、粘性、つまりそのエ
ネルギーにおいて液体状のものが液体により消散される
ことと、弾性、つまりエネルギーにおいて固体状のもの
が流体中に蓄えられることの両方によって特徴づけられ
る作用の組み合わせを呈する液体を示す。
【0021】水溶液中において粘弾性レオロジーを有す
る安定した増粘系は、驚くべきことに、第三アミン・オ
キシド非イオン界面活性剤、特にテトラデシルジアルキ
ルアミン・オキシド及び疎水性対イオンから調製するこ
とができることがわかった。疎水性対イオンは、好適に
はアルキルジフェニル・エーテル・スルホン酸塩のよう
なアニオン種のものであるが、タウレート、サルコシレ
ート、ザリチレート、カルボキシレート、安息香酸及び
これらの誘導体のような化合物、並びに先のもののいず
れかのアルカリ金属塩もまた、使用することができる。
活性洗浄剤化合物と共に製剤された場合、本発明の粘性
組成物は、顕著なずり感度またはずり減粘を呈し、服、
家具、肌、目等の保護していない表面上に望ましくない
流れとなることなく、都合良く分散することができる。
スプレーディスペンサーから排出されるために、組成物
が充分に流体状になり、しかもそれらはスプレーされる
と、増粘された性質をすぐに取り戻し、そのため洗浄さ
れるべき表面上に適正に付着することができるのは、特
に驚くべきことである。この外観上二つに分けられる方
法は、本発明の増粘系の粘弾性作用及びずり減粘特性に
より可能である。この後者の粘弾性特性を、一般的に、
急速粘性回復と呼ぶ。
【0022】本発明の粘弾性洗浄剤組成物は、熱力学的
に非常に安定しており、約1.8℃(35F°)〜約37.8℃
(100F°)の温度範囲に渡って、良好な相安定性を示
す。驚くべきことに、本発明の粘弾性生成製剤はまた、
ノズルまたはその他の収縮性のオリフィスを通して分散
すると、漂白剤の臭いの減少も示す。この漂白剤の臭い
の減少は、主に霧の減少によるものと考えられており、
本発明の生成製剤が分散口においてより大きな液滴とな
る傾向にあることから立証される。スプレーする際によ
り大きな液滴をつくるということは、順番に本発明の増
粘系で観察される、増加して拡張した粘性と一致してい
く。
【0023】本発明の増粘系は、少なくとも一つの活性
化合物と結合しており、結果としてできた本発明の洗浄
製剤は、例えば、20から約5000センチポアズ(cP)及び
さらに高い範囲の粘性を提供することができる。これら
の洗浄製剤は、同時に、組成物の非常に拡張した粘性並
びに安定性と、付随した漂白剤の臭いの減少を呈する。
これらの非常に望ましい特性は、組成物を、スプレー、
流れまたはその他のものとして、洗浄すべき硬表面上に
適用するための広く様々なディスペンサーで使用すると
ころで認識することができる。さらに、先述のように、
本発明は特に、スペシャルティ・パッケージング・プロ
ダクツ・インコーポレイテッドまたはコンチネンタル・
スプレーズ・インコーポレイテッドにより販売されてい
る、手で作動させるトリッガ型のスプレーのような、ス
プレー型のディスペンサーでの使用を意図している。こ
れらのタイプのディスペンサーもまた、例えば、ダンニ
ング等の米国特許第4,538,745号、及びフォサラッチの
米国特許第4,646,973号に開示されており、両方とも参
照文献としてここに組み入れられる。開示されたディス
ペンサーにおいて、組成物は比較的細かい粒子に分割さ
れ、次にスプレーとして洗浄される表面上に吹き付けら
れる。スプレー・ディスペンサーは特に、便宜的な方法
で相対的により大きな表面領域に対して、均一に組成物
を付着させる能力をもつことが特に望ましい。
【0024】そのために、本発明の第一の実施例は、水
溶液中において、次のものから成る粘弾性レオロジーを
有する安定した洗浄剤組成物を含む。 (a)活性洗浄剤化合物、及び(b)さらに(i)テト
ラデシルジアルキルアミン・オキシド及び(ii)疎水性
有機対イオンを含む粘弾性増粘系、加えて、先の安定し
た洗浄剤組成物に、多くの付加的な成分を加えることが
できる。付加的な成分は、後述のような働きをし、安定
性、レオロジー、効果及び/若しくは美観、または商業
的製品の消費者の受け入れを促進または強化する。
【0025】粘弾性は、テトラデシルジアルキルアミン
・オキシド及び疎水性有機対イオンを含む増粘系による
本発明の洗浄製剤に対して与えられる。結果としてでき
た本発明の界面活性剤製剤の粘性は、室温(約20℃また
は68F°)において、水よりもやや高い値から、数千セ
ンチポアズ(cP)の範囲になり得る。消費者の見地か
ら、好適な粘性の範囲は、約20〜3000cP、より好適には
約40〜2500cP、最も好適には約50〜2000cPであるが、最
適な粘性の範囲は、特定のレオロジー特性と、増粘剤の
ずり感度がどのくらいかによる。例えば、トリッガ型、
またはノズル型のスプレーを通して分散される洗浄剤生
成物は、約20〜1000cPの範囲の粘性が望ましい。詰まっ
た排水開通には、約100〜2000cPの範囲の粘性が特に好
適である。スプレー洗浄剤を提供する本発明の一つの実
施例に従うと、粘性は20〜500cPである。
【0026】このため、本発明の増粘洗浄製剤中で使用
するのに必要とされる要素は、このため、界面活性剤の
ような表面活性洗浄剤化合物、及びさらにアミン・オキ
シド及び次亜塩素酸塩対イオンを含む粘弾性増粘系であ
り、これらの詳細については後述する。
【0027】活性洗浄剤化合物 知られている多くの洗浄剤化合物は、本発明の粘弾性増
粘系と両立できる。このような洗浄剤化合物は、それら
の目的とする標的物質と、化学的または酵素的反応、ま
たは物理的相互作用によって相互作用する(これらをす
べてまとめて反応と呼ぶ)。有用な反応化合物は、酸、
塩基、酸化剤、還元剤、溶剤、酵素、チオ有機化合物、
界面活性剤または洗浄剤、並びに先のものの混合物を含
む。酵素の例は、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ
及びセルラーゼを含む。有用な溶媒は、飽和炭化水素、
ケトン、カルボン酸エステル、テルペン、グリコール・
エーテルなどを含む。例えば漂白剤のような酸化剤は、
好適な活性洗浄剤化合物であり、様々なハロゲンまたは
過酸漂白剤化合物から選択することができる。特に好適
な酸化剤は、例えば、次岩塩(hypohalite)、ハロアミ
ン(haloamines)、ハロイミン(haloimines)、ハロイ
ミド(haloimides)及びハロアミド(haloamides)のア
ルカリ金属塩またはアルカリ土類塩からなる群より選択
される漂白剤である様々な次亜塩素酸塩生成物の種類か
ら選択することのできる、ハロゲン漂白剤源である。こ
の種類のものはすべて、その場で(in situ)ハイポハ
ロウス(hypohalous)漂白剤の種類を生成すると考えら
れている。次亜塩素酸塩及び溶液中で次亜塩素酸塩を生
成する化合物は、好適なハロゲン漂白剤源であるが、ハ
イポブロマイト(hypobromite)もまた、適当である。
代表的な次亜塩素酸塩生成化合物は、次亜塩素酸塩ナト
リウム、カリウム、リチウム及びカルシウム、塩素化第
三リン酸ナトリウム十二水化物、ジクロロイソシアヌレ
ート(sodium dichloroisocyanurate)・カリウム及び
ナトリウム、並びにトリクロロシアヌル酸を含む。
【0028】使用に適した有機漂白源は、トリクロロシ
アヌル酸及びトリブロモシアヌル酸のような複素環式N
-ブロモイミド及びN-クロロイミド、ジブロモ及びジク
ロロシアヌル酸、並びにそれらのカリウム及びナトリウ
ム塩、N-臭素化及びN-塩素化スクシイミド、マロンイ
ミド、フタルイミド及びナフタルイミド、ジブロモ-及
びジクロロジメチル・ヒダントイン並びにクロロブロモ
ジメチル・ヒダントインのようなヒダントイン、N-ハ
ロスルファミド(N-halosulfamides)、ハロアミン(ハ
ロゲン化物が好適に塩素または臭素である)、並びに先
のもののいずれかの混合物を含む。
【0029】本発明の洗浄製剤中の活性洗浄剤化合物と
して使用に特に好適なのは、次亜塩素酸塩ナトリウムで
あり、これの化学式はNaOClである。活性洗浄剤化合物
は、本発明の生成製剤中に、全洗浄製剤のうち、約0.1
〜15重量%、より好適には約0.1〜10重量%、最も好適
には約0.2〜6重量%の範囲の量で存在する。
【0030】増粘系 本発明の新規な増粘系は、さらにアミン・オキシド及び
疎水性対イオンを含んだ非イオン界面活性剤を含む。こ
れらの物質については、ここで詳述する。
【0031】a.アミン・オキシド 本発明において使用するのに適した非イオン界面活性剤
は、アミン・オキシドである。本発明の一実施例に従う
と、アミン・オキシドは好適には漂白剤安定性である。
一般的に、次の代表的な構造に従った第三アミン・オキ
シド、特にトリアルキル・アミン・オキシドを使用する
のが好適である。
【0032】 ここで、R2はC 14アルキルを表し、R1及びR3は共に
1-3であり、より好適にはメチルである。R1及びR3
が共にメチルであり、R2が平均C14のアルキルである
場合、特に好適なアミン・オキシドである、ジメチルテ
トラデシルアミン・オキシドの構造が得られる。この特
定の非イオン界面活性剤は、AMMONYX(商標)MO(ステ
ファン・ケミカル・カンパニーより入手可能)及びBARL
OX(商標)14(ロンツァ・インコーポレイテッドより入
手可能)の商品名で販売されているものを含む。
【0033】上記の構造で表されるR2基は、好適には
直鎖部分であるが、ガンマ炭素のところ、または窒素原
子から遠いところ付近で、いくらか分枝していても構わ
ない。一般的に、アミン基に関連した炭素がより末端で
あるほど、分枝鎖はより長くなることができる。このよ
うに、分枝したR2基を有しているアミン・オキシド
は、最も長い分枝したR2鎖が14炭素原子を超えない限
り、本発明の思想内とみなされる。アミン・オキシド
は、増粘に効果的な量で存在し、本発明の全洗浄製剤の
約0.1〜5.0重量%、より好適には0.1〜3.0重量%、最も
好適には0.2〜1.5重量%含まれる。
【0034】本発明における鍵となる点は、アミン・オ
キシドR2基の鎖長に関する。アミン・オキシドが比較
的高いパーセンテージのC14テトラデシルアルキル基の
ようなR2を含むことは重要であり、これは、平均16炭
素原子のアルキル基に基づいた増粘系について引用して
権利を請求した、本願と同時に係属している1994年10月
17日出願のチョイ等の米国特許出願番号第08/324,316号
(本願と共通の出願人であり、ここに参照文献として組
み入れられる)に説明され、権利を請求されているアミ
ン・オキシドと対照することができる。R2が事実上も
っぱらC14アルキル鎖基を含むという場合は別として、
平均アルキル基の長さはC14という条件で、より短い鎖
長(例、C10-12)とより長い鎖長(C15-18)を含むア
ルキル基の混合物も使用することができる。しかし、混
合された鎖長は、混合されたミセルの形成を生じ得て、
それにより本発明の増粘系の拡張した粘性を緩和してし
まったり破壊してしまったりする。例えば、約C14より
はるかに短いアルキル鎖長を含むアミン・オキシドは、
親水性になったり、またはやや水溶性になる傾向があ
る。このため、対イオンと組み合わせたこれらのより短
い鎖のアルキル基は、大きく拡張した特性を示さず、連
続的に乏しい粘弾性増粘特性を示す。一方、約C16-18
よりはるかに長い鎖長をもつ(またはこれより多い炭素
原子をもつ)R2アルキル基は、鎖長とともに疎水性が
上昇し、そのため水系に容易に溶解しない傾向がある。
このように、後述する適当な対イオンと組み合わせたC
15以上のアルキル鎖長をもつR2基を含むアミン・オキ
シドの混合物は、粘弾性混合物を形成する際に増粘特性
を与えない傾向がある。
【0035】本発明の生成製剤の望ましいC14鎖長に関
して、先の議論は概念的に次の等式に要約される。
【0036】 ACF=[Am.O.]×FC-14 式(1) ここで、ACFは最終生成製剤中に存在するC14の実際の
量(重量パーセントで表されている)、[Am.O.]
は最終生成製剤中のアミン・オキシドの重量パーセント
で表された濃度、及びFC-14はC14アルキルであるアミ
ン・オキシドR2基の分数で、さらに次の式に従って定
義されるものである。
【0037】 FC-14=(C14であるR2)÷(全R2) 式(2) ここで(C14であるR2)はR2がC14アルキルであるア
ミン・オキシドの量を表し、(全R2)は組成物中のア
ミン・オキシドの総量を表す。
【0038】本発明に従った用語のACFの許容可能な値
は、約0.1〜5.0%、より好適には約0.1〜3.0%、及び最
も好適には約0.2〜1.5%である。これらの値は、先に与
えられたアミン・オキシドの増粘有効量と一致する。上
記の式(1)は、この例を使うことにより、より容易に
理解することができる。存在するアミン・オキシドR2
基がC12及びC14のみであり、さらに、これらの基はC
12:C14が1:2の割合で存在している場合を考える。
量(C14であるR2)は、2の値を有し、(全R2)は
3、及びFC-14は2/3の値を有する。最終生成製剤中の
アミン・オキシドの濃度が約3.0重量%というように、
十分なアミン・オキシドが使用されたなら、ACFの最終
値は2.0重量%になり、下記の表1に従った、適度な濃
度の、粘弾性液体の特性を示すだろう。
【0039】表I 表I 本発明に従った粘弾性増粘生成物の典型的なACFの値及び対応する特性 ACFの値(重量%) 粘弾性増粘生成物の特性 0.1〜0.6 いくらか粘弾性のある液体; 粘性は約10〜500cP 0.6〜1.2 適度に濃く、粘弾性のある液体; 粘性は約500〜1000cP 1.0〜2.0 非常に濃く、粘弾性のある液体; 粘性は約1000〜3000cP 2.0〜5.0 極端に濃く、粘弾性のある液体; 特に範囲の高い方の限界において ゲル状の性質に近い 粘性は約>3000cP 先の範疇に加えて、絶対的に基本的ではないが、R2
ミン・オキシドのC14含有混合物におけるさらに短い
(つまりC10-12または炭素がさらに少ない)鎖長R2
の分数は、存在するアミン・オキシドR2基の全数の40
%以下、さらに好適には25%以下、最も好適には10%以
下であることが望ましい。アミン・オキシド混合物中の
さらに長い(つまりC16-18または炭素がさらに多い)
鎖長R2基の分数は、存在する全R2基の数の20%以下、
さらに好適には15%以下、最も好適には10%以下である
ことが好適である。同時に、アミン・オキシドのR2
は、C14として存在するR2基の全数の少なくとも60
%、より好適には70%、及び最も好適には80%含まれる
ことが好適である。本発明の一実施例において、AMMONY
X(商標)MOは、好適なアミン・オキシドである。
【0040】b.有機対イオン ここで定義した粘弾性増粘系が、驚くべきことに、対イ
オンが十分に疎水性の種類であるときに、より成功して
得られることが分かった。このような疎水性の種類のも
のは、多くの本発明の好適な粘弾性増粘系を特徴づける
存在であるミセル形成、構造を促進するのに最も効果的
であることが分かっている。従って、本発明で使用する
のに適している有機対イオンは、次の一般的な構造をも
つアルキル化ジフェニルオキシド・スルホン酸塩を含む
アルキル・アリル・エーテル・スルホン酸塩界面活性剤
から成る群より選択することができる。 ここで、R4及びR5はH、炭素原子平均5〜20の長さの
アルキルであるか、またはそのどちらかであり、Xが
H、またはナトリウム、カリウム若しくはリチウムまた
はこれらの混合物からなる群より選択されるアルカリ金
属であり、m及びnは互いに無関係に0または1の値を
とる。XがHであるときは、酸性ジフェニルオキシド・
スルホン酸塩対イオンが得られ、Xがアルカリ金属であ
るときは、非イオン性対イオンが得られる。本発明の一
好適実施例に従うと、R4がアルキルであるとき、R5
Hである。n及びmがそれぞれ=1であるとき、ジスル
ホン酸塩、特に好適にはスルホン酸塩の構造が得られ
る。本発明のもう一つの実施例に従うと、Xは好適には
Hである。本発明に従って使用されるジフェニルオキシ
ド・ジスルホン酸塩は、かなり良好な透明度を与える傾
向があり、このため本発明の増粘系で使用するのに好適
である。一方、m及びnに対する全値が1である(つま
り、m+n=1)モノスルホン酸塩は、低い透明度を呈
する傾向にあり、それほど特に好適ではない。
【0041】対イオンのアルキル基鎖長が、本発明の増
粘系の鍵となる要素であることが明らかである。R4
アルキル基鎖長の混合物であり得ると、二置換型ジフェ
ニルオキシド対イオンを生じさせ、混合された鎖長は混
合されたミセルの形成を生じ、そして本発明の増粘系の
粘性を打ち消すような効果を与える。この理由により、
モノアルキル置換型フェニルオキシド・スルホン酸塩
は、一般的に、ジアルキル置換型フェニルオキシド・ス
ルホン酸塩よりも好適である。
【0042】驚くべきことに、特にアルキル基鎖長が16
炭素原子(C16)のオーダーのときに、先述の本発明の
アミン・オキシドをジフェニルオキシド・スルホン酸塩
界面活性剤と結合させることにより、望ましいレオロジ
ー特性をもった増粘系が都合よく得られることが分かっ
た。C16アルキル・ジフェニルオキシド・ジスルホン酸
塩の使用は、改良された粘弾性増粘を生じ、同時に、洗
浄剤作用を向上させるような付加的な界面活性剤を与え
るためのすばらしい組み合わせを提供する。C18、また
はそれ以上のオーダーのアルキル鎖長をもつジフェニル
オキシド・スルホン酸塩は、水溶性に大きな減少を示
し、このため、本発明の粘弾系の増粘された特性に対す
るこれらの種類の寄与を制限する。対イオンのアルキル
鎖長がより短い場合、例えばC6〜C12のオーダーの場
合、おそらくこれらのより短い鎖長の種類の高くなった
水溶性のために、先述の本発明のアミン・オキシドとの
組み合わせにおいて、大きな強化特性は見られなかっ
た。
【0043】先の理由により、対イオンの混合物中のよ
り短い鎖長(つまりC6-14またはさらに少ない炭素)と
より長い鎖長(つまりC18またはそれ以上の炭素)とが
結合した分数は、存在する対イオンアルキル基の全重量
の20%以下、さらに好適には15%以下、最も好適には10
%以下であるのが好適である。また、対イオンアルキル
基は、存在するR4及びR5基の全重量の少なくとも85
%、さらに好適には95%以下、最も好適には99%含まれ
るのが好適である。本発明の一実施例において、対イオ
ンは、DOWFAX(商標)シリーズの界面活性剤(ダウ・ケ
ミカルより入手可能)、特にモノアルキルジフェニルオ
キシド・スルホン酸塩(または“MADS”)、並びにPOLY
-TERGENT(商標)4C3(オリン・ケミカル)の中から選
択することができる。C16-MADS型の界面活性剤と呼ばれ
ているDOWFAX(商標)8390は、本発明において使用する
のに適している対イオンの一つである。もう一つの適当
なアルキル・スルホン酸は、R4がHであり、R5が平均
16炭素であるとき、直接上記の構造に対応するDOWFAX
(商標)2AOである。他のDOWFAX(商標)C16-MADS型対
イオンもまた、使用するのに適している。
【0044】次亜塩素酸塩対イオンは、増粘剤に有効な
量存在しており、一般的に、本発明の全洗浄物生成製剤
の重量の約0.1〜4.0%、さらに好適には約0.1〜3.0%、
最も好適には約0.2〜1.5%含まれる。アミン・オキシド
の、本発明に従った粘弾性増粘系組成物に使用すること
のできる対イオンに対する好適な重量の割合は、10:1
〜1:10の間、好適には4:1〜1:2、さらに好適に
は2:1〜1:1である。本発明の一実施例に従うと割
合は約4:3である。割合の依存性は、混合されたミセ
ルの構造が、拡張した性質を得る決定要因であることを
示している。何か特定の理論に基づくのではないが、出
願人は、対イオンがアミン・オキシドとともに、細長く
なった棒状のミセルの形成を促進すると確信している。
これらのミセルは、有効な増粘性をつくる網目を形成す
ることができる。このように、驚くべきことに、ここで
定義したような粘弾性増粘は、対イオンが十分に疎水性
の種類のものであるときに、最もうまく得られることが
わかった。このような種類のものは、ミセル形成を容易
にするのに、おそらくより効果的である。
【0045】共界面活性剤 ある場合に、低い使用温度または貯蔵温度において止ま
ったり凍ったりすることが減少する傾向を呈する、粘弾
性洗浄剤調製を使用することが特に望ましい。この関係
において、約0℃(32F°)から約20℃(68F°)の範
囲の温度が考えられる。出願人はここで、第四級アンモ
ニウム化合物、ベタイン、サルコシネート(sarcosinat
es)、タウライド(taurides)、及びこれらの混合物か
ら成る群より選択される共界面活性剤の添加を通じて、
増粘が拡張したと分かり、また驚くべきことに、より低
い温度相での安定性を向上することができることを知っ
た。棒状ミセル形成が反対に作用しないという条件で、
14以外のR基を有するアミン・オキシドを使用するこ
とができる。付加的に、非増粘系共界面活性剤は、限定
するわけではないが、洗浄、可溶化、湿潤など、他の所
望の目的のために添加することができる。
【0046】先の共界面活性剤は、向上された低い温度
の粘弾性という所望の機能を達成するのに有効な量で添
加することができ、一般的に、本発明の粘弾性製剤の全
重量の約0.0〜5.0重量%、さらに好適には約0.1〜2.0重
量%、添加することができる。本発明の一好適実施例に
従うと、適当な共界面活性剤は、先述の同時に出願して
いる米国特許出願番号第08/324,316号に説明され、権利
を請求されているC16アミン・オキシド/キシレン・ス
ルホン酸塩対イオン混合物から選択することができる。
【0047】pH調製剤/緩衝液 所望の場合は、一定のpHを達成するために、本発明の
粘弾性洗浄製剤にpH調節剤を添加することができる。
一方、緩衝液は、一度所望のpHレベルが達成される
と、そのpHを維持するのを助けることができる。本発
明において、アルカリpHの範囲(つまり、pH値が約
7.0以上)が一般的に、レオロジー及び次亜塩素酸塩の
安定性の維持の両方の目的のために有利である。
【0048】本発明で使用するのに適した緩衝液の例
は、アルカリ金属リン酸塩、ポリリン酸塩、ピロリン酸
塩、トリリン酸塩、テトラリン酸塩、ケイ酸塩、メタケ
イ酸塩、ポリケイ酸塩、炭酸塩、水酸化物、及びこれら
の混合物を含む。活性洗浄剤化合物が酸化剤、特にハロ
ゲン漂白源であるとき、pHレベルの調節は、ハロゲン
源の安定を保つために必要である。アミン・オキシドの
プロトン化を防ぐために、pHはアミン・オキシドのp
aよりも高くあるべきである。例えば、アミン・オキ
シドがテトラデシルジメチルアミン・オキシドであると
き、pHは約7.0より高くあるべきである。活性ハロゲ
ン源が次亜塩素酸塩ナトリウムであるとき、pHは約1
0.5より高く、好適には12より高く保たれる。好適実施
例に従うと、pHは約13.5である。本発明の粘弾性増粘
系製剤のpHを調節するために最も好適なのは、アルカ
リ金属水酸化物、特に水酸化ナトリウムである。pH調
節剤または緩衝液の総量(漂白剤とともに固有的に存在
するものの、分離して含まれているもの)は、約0〜5
重量%、好適には約0.1〜1.0重量%である。
【0049】電解液 粘性の強化を促進するために、本発明の新規な粘弾性増
粘系に電解液を添加することができる。一方、電解液を
添加する目的は、例えば水溶液中に陰イオン界面活性剤
が存在する場合に、陽イオンのようなイオン源を提供す
ることである。理論に基づくのではないが、出願人は、
水性イオン溶液は界面活性剤分子が相互作用することの
できる荷電媒質を提供し、そして本発明に観察されるレ
オロジー特性を生じる分子界面活性剤ミセルの凝集を促
進すると確信している。
【0050】本発明において、いくつかの化合物は緩衝
液と電解液との両方として機能する。これらの特定の緩
衝液または電解液は、一般的に、リン酸塩、ポリリン酸
塩、ピロリン酸塩、トリリン酸塩、テトラリン酸塩、ケ
イ酸塩、メタケイ酸塩、ポリケイ酸塩、炭酸塩、水酸化
物、及びこれらの混合物のアルカリ金属塩のような様々
な無機酸のアルカリ金属塩である。例えばリン酸塩、炭
酸塩、水酸化物等のアルカリ土塩のようなある二価の塩
もまた、単独で緩衝液として機能することができる。こ
のような化合物が使用されると、これらは先述の適当な
pH調製を提供するために、電解質または緩衝液の少な
くとも一つと結合する。
【0051】アルカリ金属塩化物及び硫酸塩、並びに関
連したグルコネート、スクシナート及びマレアートの漂
白剤安定性の有機金属塩もまた、所望のレオロジーのイ
オン強度を維持するための電解質として利用することが
できる。次亜塩素酸塩ナトリウムが活性洗浄剤化合物で
あるとき、塩化ナトリウムは典型的には次亜塩素酸塩形
成の副産物として存在し、付加的な電解質は一般的に必
要ない。
【0052】本発明の粘弾性洗浄製剤として使用するの
に特に好適な電解質/緩衝液は、アルカリ金属ケイ酸塩
である。好適なケイ酸塩はケイ酸ナトリウムで、実験式
Na2O:SiO2を有する。酸化ナトリウムの二酸化ケイ素に
対する割合は、約1:4〜2:1であり、さらに好適に
は約1:2である。ケイ素は、PQコーポレーションの
ような、多数の発売元から得ることができる。慎重に添
加される電解質の量は、全製剤の重量の約0〜10.0%、
好適には約0.1〜5%に変えることができる。
【0053】添加剤 本発明の粘弾性増粘系は、組成物の性能、安定性または
美的外観を強化するために、香料、着色剤、白色化剤、
溶剤、キレート剤及びビルダーのような成分を含んで製
剤することができる。本発明のどの実施例にも、インタ
ーナショナル・フレーバーズ・アンド・フレグランス・
インコーポレイテッドのもののように商業的に入手する
ことのできる約0.01〜0.5%の香料を含めることができ
る。染料及び顔料もまた、少量含めることができる。本
発明の組成物に組み込むことのできる、広く使用されて
いる顔料の二つの例は、群青(UMB)及び銅フタロシア
ニンを含む。選択的に含むことのできる適当なビルダー
は、炭酸塩、リン酸塩及びピロリン酸塩を含む。従来技
術において知られているように、このようなビルダー
は、水溶液中の遊離カルシウムまたはマグネシウムイオ
ンの濃度を減少させる働きをする。例えば炭酸塩、リン
酸塩、ホスホン酸塩、ポリアクリル酸塩及びピロリン酸
塩のような、先述の緩衝液物質のいくつかはまた、ビル
ダーとしても機能することができる。
【0054】排水開通活性剤 本発明に従った排水開通活性剤は、酸、塩基、溶剤、酸
化剤、還元剤、酵素、界面活性剤、チオ有機化合物、ま
たはこれらの混合物であり、排水開通に使用するのに適
したものである。“排水開通”の概念は、ここでは、詰
まった流しの排水溝に一般に見られる停滞、詰まりまた
は他の形状のふさがりを洗浄すること、または除去する
ことと理解される。一般に、詰まりを除去する物質は次
のどの方法によっても作用することができる。(次の方
法とは)詰まった物質と化学反応を起こしてその物質を
粒子にするか、より水に溶けるようにするか、若しくは
分散性にすること、例えば吸着、吸収、溶媒化または加
熱(つまり、溶融したグリースにする)のように、物理
的に詰まった物質と相互作用させること、または酵素的
に反応を触媒して、詰まった物質を粒子にするか、より
水に溶けるようにするか、または分散性にすること等で
ある。特に適当な排水開通活性物質は、アルカリ金属水
酸化物及び次亜塩素酸塩である。先のものの混合物も適
当である。排水開通にはまた、腐食防止剤、染料及び香
料を含む、従来技術で知られている様々な添加剤を含め
ることができる。
【0055】従って、本発明の第二の実施例は、次のも
のを含む排水開通製剤である。 (a)テトラデシルジアルキルアミン・オキシド及び疎
水性有機対イオンを含む粘弾性増粘剤、(b)アルカリ
金属水酸化物、(c)選択的にアルカリ金属ケイ酸塩、
(d)選択的にアルカリ金属炭酸塩、及び(e)排水開
通活性剤 成分(a)は、先述の本発明の粘弾性増粘系を含む。ア
ルカリ金属水酸化物は、好適には水酸化カリウムまたは
ナトリウムであり、約0.5〜20%の間の量で存在する。
好適なアルカリ金属ケイ酸塩は、式M2O(SiO)pを有し、
ここでMはアルカリ金属であり、pは0.5から4の間の
値をとる。Mがナトリウムのとき、pは好適には2.3で
ある。アルカリ金属ケイ酸塩は、約0〜5.0%の量で存
在することができる。好適なアルカリ金属炭酸塩は、炭
酸ナトリウムであり、好適には約0〜5.0%の間の量で
存在する。約1〜10重量%、さらに好適には約4〜8重
量%の範囲の値の洗浄活性剤が存在する。塩化ナトリウ
ムまたは他の同じような塩を高密度化剤、つまり、特定
の組成物に、水より大きい密度を与える物質として添加
することもでき、これは停滞した水を通して物質が溶け
込んだり、または流れたりするのを助ける。
【0056】内容物が等比と考えられるときはいつで
も、棒状ミセルの形成が予想される。つまり、立体的制
限またはイオン電荷のような静電要因によるように、界
面活性剤のヘッド基の間の斥力を減少させることができ
るのならば、より大きい棒状ミセルが形成され得る。こ
れは典型的に普通の球面ミセルしか形成されない濃度と
同じ濃度においても起こり得る。
【0057】棒状ミセルは、拡張した流れに基づく拡張
した粘性を生じる。スプレーのノズルにおいて起こるよ
うな拡張した流れは、一軸性であり、基本的にそこを通
して分子を引っ張る。棒状ミセルのように、分子が長い
が自然に輪になっていたら、拡張した流れは分子を全く
真っ直ぐにして、通常の三次元流れ場におけるよりも、
はるかに大きい体積を占めるようにしてしまう。圧縮制
限された動きと、動きまわる結果としての体積の消失と
により、(拡張した)粘性は10〜1000の折り畳み要因に
より増加する。極端な粘性は、流れ場が粘着力のあるよ
うに、ノズルのところでより大きな液滴を形成し、この
ため霧の形成を最少にする。より大きな液滴はまた、重
力によってより速く沈み、漂白剤溶液との接触もまた、
最少にする。
【0058】本発明の増粘された製剤はまた、硬表面界
面活性剤洗浄剤としての有用性を有することができる。
濃い溶液は澄んで透明であり、従来技術の次亜鉛酸塩溶
液よりも高い粘性を有することができる。粘弾性増粘が
より効果的なため、より高い粘性に達するのに、必要な
界面活性剤はより少なく、組成物の化学的及び物理的安
定性は全体的により良好である。界面活性剤がより少な
ければ、よりコスト効果のある組成物ができる。硬表面
洗浄剤として、粘弾性レオロジーは水平な源の上で組成
物が広がるのを防ぎ、そうして付近の漂白剤感受性表面
の保護を助ける。粘弾性はまた、例えば水平でない表面
上において、滞留時間を長くするというように、厚い系
に対して有利となる。水平でない表面上において、組成
物ははるかにゆっくりした速度で流れ、より洗浄に効果
のある膜が後に残る。
【0059】便利なことに、本発明の増粘系は、増粘の
ためのさらなるイオン強度の強化によっては減じられ
ず、また増粘のための電解質の添加も必要ない。本発明
の粘弾性組成物は相安定性であり、溶液においてもレオ
ロジーを、約0.09g-イオン/Kg溶液のイオン強度に対応
して、例えば塩化ナトリウムまたは次亜塩素酸塩ナトリ
ウムのようなイオン性の塩を、約0.5重量%以上に保
つ。イオン強度が少なくとも約6g-イオン/Kgのところ
でさえ、粘弾性レオロジーはそのまま保たれることが予
想される。界面活性剤系はまた、長い(2年以上)の貯
蔵の後も、それほど次亜塩素酸塩を崩壊させない。全界
面活性剤の0.5〜1.45重量%の範囲の組成物は、次亜塩
素酸塩の目に付くほどの消失を起こさなかった。
【0060】
【実施例】先に定義したように、粘弾性液体は、弾性ま
たは固体状の特性及び粘性状の性質をもつ。C12〜C14
アミン・オキシドから調製された溶液は、ボーリン(Bo
hlin)VORレオメーターによる直線的な粘弾性領域にお
ける周波数走査により示されているように、一般的に粘
性作用をほとんど示さない。しかしながら驚くべきこと
に、ここで説明されている本発明のC14アミン・オキシ
ドとC16アルキルアリルジフェニルオキシド・スルホン
酸塩との組み合わせは、従来技術に述べられたものより
も、はるかに大きな粘弾性反応及び弛緩時間をもつ、す
ばらしい系をつくり出す。例えば、C14アミン・オキシ
ド(0.65重量%)及びC16ジフェニルオキシド・ジスル
ホンサン塩(0.51重量%)が、現在排水開通生成物に存
在する、LIQUID PLUMER(商標)(ザ・クロロックス・
カンパニー)に対して添加されたとき、ブルークフィー
ルドのRTVD-II粘度計で、約20℃(68F°)、5rpmのず
り速度において500cPより高い粘性が計測された。
【0061】どのアルキル鎖長が最適な粘弾性増粘特性
を導くかを明らかにするために、一連のジフェニルオキ
シド・スルホン酸塩が評価された。再び、0.65%アミン
・オキシドが異なった濃度のジフェニルオキシド・スル
ホン酸塩と組み合わせて使用された。この研究の結果
は、下記の表IIに示したデータに要約されている。表に
挙げられたどの例も、アミン・オキシドは少なくとも85
%またはそれ以上のC14アルキル基を含み、ジフェニル
オキシド・スルホン酸塩は、C16として少なくとも85%
のアルキル基を含んでいた(例として、下記の表IIのサ
ンプルNo.1を参照)。活性C16アルキル基の濃度が上昇
すると混合物の厚さが増し、活性C16ジフェニルオキシ
ド・スルホン酸塩アルキル基の濃度が95%のとき、粘性
は1000cPを超えて、ほぼ2500cPに達する(下記の表I
I)。
【0062】表II 表II 20℃において0.65%C14アミン・オキシドを含む排水開通製剤(a)について、ジ フェニルオキシド・スルホン酸塩鎖長の作用としての粘性 サンプルNo ジフェニル タイプ(d) 最大粘性(%) 最大粘性(cP) 透明度 オキシド・ における スルホン酸塩 ジフェニル アルキル基(b) オキシド 鎖長(c)の濃度 ・スルホン酸塩 の濃度 1 85%C16 MADS 0.51 585 良好 2 95%C16 MADS 0.84 2400 良好 3 90%C16 MADS 0.45(e) 1175 良好 4 95%C16 MAMS − 1 不良 5 95%C16 DADS − 1 不良 6 95%C12 MADS 0.29 80 良好 7 95%C12 MAMS − 1 不良 8 95%C12 DADS − 1 不良 9 85%分枝C12 MADS − 1 不良 10 85%C10 MADS − 1 良好 11 95%C10 MAMS − 1 不良 12 95%C10 DADS − 1 不良 13 95%C6 MAMS − 1 不良 表IIの注 (a)次のものを含んで使用される典型的な排水開通製
剤:次亜塩素酸塩ナトリウム5.8%、水酸化ナトリウム
4.5%、塩化ナトリウム4.5%、ケイ酸ナトリウム0.11
%、バランスとして水。 (b)アルキル基は特に言及しなければ直鎖である。 (c)バランスは他のアルキル基鎖長を含む。 (d)使用されたジフェニルオキシド・スルホン酸塩
は、次のように対応する。
【0063】MADS=モノアルキル、ジフェニルオキシド
・ジスルホン酸塩 MAMS=モノアルキル、ジフェニルオキシド・モノスルホ
ン酸塩 DADS=ジアルキル、ジフェニルオキシド・ジスルホン酸
塩 (e)このサンプルは5%のMAMSの混入を含むことがで
きる。
【0064】本発明の粘弾性増粘系で観察されたその他
の現象は、最大粘性を達成するためのC16ジフェニルオ
キシド・ジスルホン酸塩に対するC14アミン・オキシド
の割合に依存する。つまり、C14アミン・オキシドの量
が増えると、最大粘性を達成するために必要なC16ジフ
ェニルオキシド・ジスルホン酸塩の量は、不均等に増え
る。この現象は、表III並びに図1及び2に示されてい
る。図3は下記の表IIIに従った組成物について、全界
面活性剤濃度の作用としての粘性のグラフを示してい
る。
【0065】表III 表III A B C D 最大粘性におけるC14アミン・オキシドの濃度 0.32% 0.49% 0.57% 0.65% 最大粘性におけるC16ジフェニルオキシド・ ジスルホン酸塩の濃度 0.18% 0.32% 0.40% 0.80% 全界面活性剤濃度 0.50% 0.81% 0.97% 1.45% 最大粘性(b)におけるC16ジフェニルオキシド・ ジスルホン酸塩に対するC14アミン・オキシド の割合 1.77 1.55 1.43 0.81 最大粘性(cP) 272 278 400 2400 表IIIの注 (a)次のものを含んで使用される典型的な排水開通製
剤:次亜塩素酸塩ナトリウム5.8%、水酸化ナトリウム
1.75%、塩化ナトリウム4.5%、ケイ酸ナトリウム0.11
%、バランスとして水。 (b)数字の丸めのため、最大粘性におけるC16ジフェ
ニルオキシド・ジスルホン酸塩に対するC14アミン・オ
キシドの割合の計算値は、報告された値と一致しなくて
もよい。
【0066】先の開示及び例は、C14アミン・オキシド
をC16ジフェニルオキシド・ジスルホン酸塩と結合させ
ることにより、使用するための安定した粘弾性増粘系を
調製することができることを明らかにしている。さら
に、本発明の増粘系は、新規な増粘洗浄製剤を与えるた
めに、様々な洗浄剤組成物で製剤することができる。
【0067】先述の新規な粘弾性増粘系の好適実施例の
説明において、特定の成分及び割合が使用されている
が、ここで挙げたような、系中の他の適当な物質及び小
さな変更を使用することができる。加えて、本発明の特
性を改良、強化若しくはさもなければ修飾するために、
または使用を増やすために、ここで使用されているもの
に他の物質を添加することができ、増粘系及び粘弾性製
剤において変更をすることもできる。
【0068】ここで説明し、本発明の性質を説明するた
めに図示した詳細、物質、工程、成分の配合及び使用に
ついて、様々な他の変更ができ、この開示を読んだ当業
者によって行われるだろうし、そのような変更は本発明
の原理及び思想内に含まれる。本発明はさらに、特許請
求の範囲により、思想の範囲の制限または同様のものな
しに定義される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のいくつかの実施例の最大粘性
の範囲を決定するための異なった濃度のC14アミン・オ
キシドについてのC16ジフェニルオキシド・ジスルホン
サン塩濃度に対するずり粘性のグラフである。
【図2】図2は、C16の濃度が0.0〜0.5重量%の間の範
囲にされた、図1のグラフを拡大したスケールのもので
ある。
【図3】図3は、本発明のいくつかの実施例に従った様
々な生成製剤についての、全粘性系(例えば、C14アミ
ン・オキシド/C16ジフェニルオキシド・ジスルホンサ
ン塩)濃度の関数としての粘性のグラフである。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】増粘された粘弾性液体洗浄剤組成物であっ
    て、 (a)洗浄活性剤、及び(b)基本的に、テトラデシル
    ジアルキルアミン・オキシド及び疎水性対イオンを含む
    粘弾性増粘系、を含み、 20℃において少なくとも500cPの粘性を有する、ところ
    の組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の組成物であって、 洗浄活性剤は、次亜塩素酸塩放出化合物である、ところ
    の組成物。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の組成物であって、 対イオンは、C10-16アルキル・ジフェニルオキシド・
    ジスルホン酸塩である、ところの組成物。
  4. 【請求項4】漂白剤の臭いを放つ粒子に組成物を分数す
    るし、洗浄するべき硬表面上に組成物を与えるためのス
    プレーディスペンサーで使用するための粘弾性の増粘さ
    れた液体漂白剤組成物であって、 当該組成物は、 (a)アルカリ金属次亜塩素酸塩の水溶液、及び(b)
    基本的に、組成物を増粘し、組成物が洗浄するべき表面
    上に噴霧されたときに漂白剤の臭いを効果的に減少さ
    せ、さらに組成物の安定性を保つために有効な量のアミ
    ン・オキシド及び疎水性有機対イオンを含む粘弾性増粘
    系成分、を含み、 20℃において少なくとも20cPの粘性を有する、ところの
    増粘された液体漂白剤組成物。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の増粘された液体漂白剤組
    成物であって、 アミン・オキシドは、C14アルキルアミン・オキシドで
    ある、ところの増粘された液体漂白剤組成物。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の増粘された液体漂白剤組
    成物であって、 対イオンは、C10-16アルキルジフェニルオキシド・ジ
    スルホン酸塩である、ところの増粘された液体漂白剤組
    成物。
  7. 【請求項7】請求項4に記載の増粘された液体漂白剤組
    成物であって、 対イオンは、アルカリ金属アリル・スルホン酸塩であ
    る、ところの増粘された液体漂白剤組成物。
  8. 【請求項8】請求項4に記載の増粘された液体漂白剤組
    成物であって、 さらに、次亜塩素酸塩漂白剤安定性の香料を含み、 漂白剤の臭いの減少により、香料の臭いが強まる、とこ
    ろの増粘された液体漂白剤組成物。
  9. 【請求項9】請求項4に記載の増粘された液体漂白剤組
    成物であって、 さらに、pH調節剤を含む、ところの増粘された液体漂
    白剤組成物。
  10. 【請求項10】請求項4に記載の増粘された液体漂白剤
    組成物であって、 pHが7.0より高い、ところの増粘された液体漂白剤組
    成物。
  11. 【請求項11】請求項4に記載の増粘された液体漂白剤
    組成物であって、 スプレー型のディスペンサーにおいて、最適な噴霧を達
    成するために、約20〜3000cPの範囲の粘性を有する、と
    ころの増粘された液体漂白剤組成物。
  12. 【請求項12】洗浄するべき硬表面上で粘弾性の増粘さ
    れた液体漂白剤組成物を使用する方法であって、 (a)(i)アルカリ金属次亜塩素酸塩の水溶液、(i
    i)組成物を増粘し、組成物が洗浄するべき表面上に噴
    霧されたときに漂白剤の臭いを効果的に減少させ、さら
    に組成物の安定性を保つために有効な量のテトラデシル
    アミン・オキシド及び疎水性対イオンを含む粘弾性増粘
    成分を基本的に含む増粘成分、及び(iii)pHを約10.
    5より高く調節するために効果的な量のpH調節剤を含
    み、 20℃において少なくとも約20cPの粘性を有する、増粘さ
    れた液体漂白剤組成物を形成する工程、及び(b)スプ
    レーディスペンサーにより増粘液体漂白剤組成物を洗浄
    するべき表面上へ吹き付ける工程、を含む、ところの方
    法。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の方法であって、 組成物は、20℃において少なくとも500cPの粘性と、少
    なくとも7.0のpHを有する、ところの方法。
  14. 【請求項14】請求項12に記載の方法であって、 さらに、次亜塩素酸塩安定性の香料を含み、 組成物中において達成される漂白剤の臭いの減少によ
    り、香料の臭いの強化が導かれる、ところの方法。
  15. 【請求項15】請求項12に記載の方法であって、 有機対イオンは、次の一般構造をもつアルキル・アリル
    ・スルホン酸であり、 ここでR4及びR5は、H、長さが平均C5-20のアルキ
    ル、またはそのどちらかを含む群より選択され、 XがHであるか、またはNa、KまたはLiまたはこれ
    らの組み合わせから選択されるアルカリ金属であり、及
    びm及びnは互いに無関係に0または1の値を有する、
    ところの方法。
  16. 【請求項16】漂白剤の臭いを放出する粒子へと組成物
    を分数する傾向があり、スプレーディスペンサーを通し
    て分散されることを意図された組成物中の漂白剤の臭い
    を調節する方法であって、 (a)アルカリ金属次亜塩素酸塩が重量で約0.1〜10%
    である水溶液を形成する工程、 (b)基本的に、組成物を増粘させ、組成物が洗浄する
    べき表面上に噴霧されたときに漂白剤の臭いを効果的に
    減少させ、さらに組成物の安定性を保つために有効な量
    の、基本的にテトラデシルジアルキルアミン・オキシド
    及びアルキルアリルジフェニルオキシド・スルホン酸か
    ら成る群より選択される対イオンから成る粘弾性増粘成
    分を(a)へ添加する工程、を含み、 組成物は20℃において少なくとも20cPの粘性を有する、
    ところの方法。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の方法であって、 組成物は、約500cPより大きい粘性を有する、ところの
    方法。
  18. 【請求項18】請求項16に記載の方法であって、 組成物は、約1000cPより大きい粘性を有する、ところの
    方法。
  19. 【請求項19】請求項16に記載の方法であって、 さらに、(c)次亜塩素酸塩漂白剤安定性の香料を添加
    する工程、を含み、 組成物中で達成された漂白剤の臭いの減少により、香料
    の臭いが強く導かれる、ところの方法。
  20. 【請求項20】請求項16に記載の方法であって、 さらに、(d)約10.5より高くpHを調節するために効
    果的な量のpH調節剤を組成物へ添加する工程、を含
    む、ところの方法。
  21. 【請求項21】増粘された粘弾性排水開通組成物であっ
    て、 水溶液中に、 (a)排水開通活性剤、及び(b)基本的に、テトラデ
    シル・ジアルキル・アミン・オキシド及び疎水性有機対
    イオンを含み、組成物を増粘するのに有効な量の組成
    物、を含み、 組成物は20℃において約20より大きい粘性を有し、密度
    は水よりも大きい、ところの排水開通組成物。
  22. 【請求項22】請求項21に記載の排水開通組成物であ
    って、 排水開通活性剤は、酸、塩基、酸化剤、還元剤、溶剤、
    酵素、洗浄剤、チオ有機化合物、及びこれらの混合物か
    ら成る群より選択される、ところの排水開通組成物。
  23. 【請求項23】請求項21に記載の排水開通組成物であ
    って、 有機対イオンは、アルキルアリルジフェニルオキシド・
    スルホン酸である、ところの排水開通組成物。
  24. 【請求項24】請求項21に記載の排水開通組成物であ
    って、 排水開通活性剤は、次亜塩素酸塩ナトリウム(約1〜10
    重量%の量で存在する)であって、排水開通組成物はさ
    らに、 (a)0.5〜20重量%のアルカリ金属水酸化物、(b)
    0〜5重量%のアルカリ金属ケイ酸塩、及び(c)0〜
    5重量%のアルカリ金属炭酸塩、を含む、ところの排水
    開通組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015067686A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 小林製薬株式会社 ストレーナー用洗浄剤組成物

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