JPH11277066A - 凝集装置 - Google Patents

凝集装置

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JPH11277066A
JPH11277066A JP10149450A JP14945098A JPH11277066A JP H11277066 A JPH11277066 A JP H11277066A JP 10149450 A JP10149450 A JP 10149450A JP 14945098 A JP14945098 A JP 14945098A JP H11277066 A JPH11277066 A JP H11277066A
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electrodes
metal
electrode
electrode potential
suspension
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Application number
JP10149450A
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English (en)
Inventor
Fumio Nakagawa
文雄 中川
Kazuya Osugi
和也 大杉
Tetsuo Tojima
哲雄 東嶋
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝集能力が優れた、かつ凝集剤を補充し添加
濃度を制御する必要のない、かつ凝集物を容易に処理で
きる凝集装置を提供する。 【解決手段】 異種金属から成る少なくとも一対の電極
2、3を交互に組合せて懸濁液5の中に浸漬し、該懸濁
液の中の微粒物質を凝集させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、懸濁液中の微粒物
質を凝集する凝集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は例えば特開平5−
137905号公報に示されている。この公報による
と、工場等から出る排水を浄化槽内に溜め、浄化槽内に
有機又は無機の凝集剤を投入し、浄化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の装置で
は、凝集能力が低い第1の欠点がある。また、凝集剤を
適宜補充し、かつ凝集剤の添加濃度を制御しなければな
らない第2の欠点がある。更に、凝集物を処理するのに
大掛かりな装置を必要とする第3の欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、異種金属から成る少なくとも一対の電極
を交互に組合せて懸濁液中に浸漬し、懸濁液中の微粒物
質を凝集させる構造とするものである。
【0005】本発明は望ましくは、異種金属は、標準電
極電位の大小の組合せとするものである。
【0006】本発明は望ましくは、組合せた電極の対向
面積を略同等に設けるものである。
【0007】本発明は望ましくは、標準電極電位の低い
金属から成る電極を厚くし、標準電極電位の高い金属か
ら成る電極を薄くするものである。
【0008】本発明は望ましくは、電極を、導電部材に
て電気的に短絡させるものである。
【0009】本発明は望ましくは、標準電極電位の高い
金属から成る電極と、標準電極電位の低い金属から成る
電極との表面積の比率を1以下に設定するものである。
【0010】本発明は望ましくは、標準電極電位の高い
金属から成る電極と、標準電極電位の低い金属から成る
電極との体積比率を1以下に設定するものである。本発
明は望ましくは、少なくとも一対の異種金属から成る複
数の電極を懸濁液中に浸漬し、該懸濁液中の微粒物質を
凝集させるものである。本発明は望ましくは、電極を、
球体、棒状体等の立体で構成するものである。本発明は
望ましくは、複数の電極を容器内にランダムに収納配置
するものである。本発明は望ましくは、容器を回転駆動
等して、電極同士を接触させることで、電極の表面に付
着したフロックを剥離して電極を洗浄する洗浄手段を設
けたものである。本発明は望ましくは、電極の内、少な
くとも標準電極電位の高い金属から成る電極を、樹脂、
セラミック等で成形したベースの表面に膜状に形成する
ものである。本発明は望ましくは、標準電極電位の高い
金属、又は表面を標準電極電位の高い金属で形成した中
空容器内に標準電極電位の低い金属から成る電極を収納
し、容器内に懸濁液を通水することで、懸濁液中の微粒
物質を凝集させるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1実施の形態に
係る凝集装置1を図1の原理図に従い説明する。図1に
於て、電極2は例えばアルミニウムから成り、比較的厚
い平板である。電極3は例えば銅から成り、比較的薄い
平板である。またこれらの電極2、3の対向面積は略同
等に設けられている。導電部材4は例えばステンレスか
ら成るビスであり、ナット4aにより締結され、一対の
異種金属から成る電極2、3を所定距離離して電気的に
短絡させる様に構成している。また導電部材4はビスで
ある必要はなく、電極2,3を所定の間隔に離す様に構
成されれば良い。導電部材は4はステンレスに限らず、
導電材料であれば良い。また、リード線にスイッチ等を
設けたものでも良い。一方、上記一対の異種金属から成
る電極2、3は、例えば家庭用の浴水等の懸濁液5中に
浸漬される。人体から出た垢等が懸濁液5中の微粒物質
となり、電極2、3に対し、懸濁液5は電解液の役割を
果す。
【0012】一方の電極2は標準電極電位が低い金属
(即ちイオン化傾向が大きいもの)から選択される。多
価系金属の方が更に良い。また他方の電極3は電極2に
対して標準電極電位が高いもの(即ちイオン化傾向が小
さいもの)から選択される。
【0013】この様にして、一対の電極2(アルミニウ
ム)と電極3(銅)を導電部材にて短絡させ、これらの
部品2、3、4を電解液(懸濁液)5に浸漬させる事に
より、凝集装置1は電池作用を起こす。即ち電子e−は
電極2と導電部材4と電極3を通り、懸濁液5中へ放出
される。その結果、電極2の表面近傍では次式の化学反
応が生ずる。Al→Al3++3e−、Al3++3O
H−→Al(OH)3、Cu→Cu+++2e−、3H
2O→3H++3OH−、この様に異種金属の組合せに
よる電池作用、即ち懸濁液5を電解液として、イオン化
傾向の大きい多価金属と小さい金属の組合せを電気的に
短絡する。その結果、イオン化傾向の大きい多価金属イ
オンを金属表面に溶出させ、水酸化物Al(OH)3と
し、静電気的中和(凝結)作用と、水酸化物の加水分解
過程に於けるイオン錯体による重合・縮合反応による凝
集作用により、懸濁液5中の微粒物質を凝集させる事が
出来る。上記結合が進むと、電極2の表面上にフロック
が形成され、フロックの塊り7が形成される(図2
(1)参照)。更に浸漬時間が経過すると、フロックの
塊り7(図2(2)参照)、塊り8(図2(3)参
照)、塊り9(図2(4)参照)の様に、徐々に成長す
る。この様に、懸濁液5中の微粒物質は一方の電極2の
表面上に凝集する(理由は良く判らないが現象的に実証
される)。その結果、電極2、3の下流側に於て、懸濁
液5は浄化(清澄化)されたものになる。また、電池作
用により、異種金属3の表面側では、次式の化学反応が
生ずる。2H++2e−→H2次に本発明の第2実施の
形態に係る凝集装置10を図3に従い説明する。図3
(1)は装置10の斜視図、図3(2)は装置10の要
部断面図、図3(3)は図3(2)のB部詳細図であ
る。これらの図に於て、電極11、12、13は例えば
アルミニウムから成り、比較的厚い平板である。また電
極14、15、16、17は例えば銅から成り、比較的
薄い平板である。電極11、12、23と電極14、1
5、16、17は交互に組合せて配置されている。また
電極11、12、13と、電極14、15、16、17
の各々の対向面積は略同等に設けられている。導電部材
18は、例えばステンレスから成るナット等であり、電
極14と11との間、11と15との間、15と12と
の間、12と16との間、16と13との間、13と1
7との間に配置されている。導電部材19、20は例え
ばステンレスから成るビスであり、各々、部品14、1
8、11、18、15、18、12、18、16、1
8、13、18、17に形成された孔を貫通し、先端が
ナット21、22にて締結されている。この様に、導電
部材18、19、20により、電極11、12、13、
14、15、16、17は電気的に短絡され、これら各
電極が所定距離だけ離れる様に設けられている。この様
にして、電極11、12、13と電極14、15、1
6、17を交互に配置し、それらを導電部材18、1
9、20で短絡させ、これらの部品を懸濁液23中に浸
漬させる事により、凝集装置10が構成される。凝集装
置1と同様に、例えば電極11(アルミニウム)と、電
極14(銅)と電解液(懸濁液23)により電池作用が
起こり、電極(アルミニウム)11の表面上に、フロッ
クの塊り(懸濁液23中の微粒物質と水酸化物のイオン
錯体が結合したものの塊り)が生成される。同様に、電
極12、13の表面上にもフロックの塊りが形成され
る。この様にして、懸濁液23中の微粒物質は、電極1
1、12、13の表面上で凝集されるので、凝集装置1
0の下流側に於て、懸濁液23は浄化されたものにな
る。次に、凝集装置を用いた家庭用の浴水循環浄化装置
24を図4の断面図に従い説明する。図4に於て、浴槽
25内の給水部26は管27を介して循環ポンプ28の
水口に接続され、循環ポンプ28の出口は管29を介し
て切換弁30の1側に接続され、切換弁30の2側は管
31を介して継手32の1側に接続され、継手32の2
側は管33を介して弁34の1側に接続される。凝集装
置35は容器38内の上部に収納され、少なくとも2種
類の異種金属から成る電極11、14等(図3と同じも
の)と導電部材19とで主に構成し、かつ上記容器内の
凝集装置35下流側には濾過器39を収納装着してい
る。濾過器39は例えば、複数の小さい微粒子形のセラ
ミックスが詰められたものである。上記容器38の上端
に開口した入口36は、管40を介して継手32の3側
に接続され、容器38の下端部は管41を介して切換弁
42の1側に接続されている。切換弁42の2側は管4
3と加熱器44と管45を介して吐水部46に接続され
ている。切換弁42の3側は管47を介して、切換弁3
0の3側に接続されている。次に、この浴水循環浄化装
置24に於て、浴水を浄化させる動作を図4に従い説明
する。まず使用者は浴槽25内に浴水48を満たし、運
転ボタンを押すと、内蔵された制御手段(いずれも図示
せず)により、弁34が閉じ、切換弁30の1側と2側
が連通し、切換弁42の1側と2側が連通し、循環ポン
プ28と加熱器44がオンする。その結果、浴水48は
給水部26と管27と循環ポンプ28と管29と切換弁
30と管31と継手32と管40を通り、入口36に入
る。そして浴水48は容器38内の凝集装置35と濾過
器39と管41と切換弁42と管43と加熱器44を通
り、浄化及び加熱され、管45と吐出部46を通り、浴
槽25内に戻り、上記循環を繰り返す。浴水48が適温
になると、使用者が浴槽25内に入る。その時に、加熱
器44を温度制御する。又浴水48が容器38内を通過
時には、微粒物質(人体から出た垢等)を含む浴水48
(懸濁液)が、凝集装置35の電極11、12、13と
電極14、15、16、17と導電部材19の電池作用
により、電極11、12、13の表面上に懸濁液48内
の微粒物質と、水酸化物のイオン錯体が結合したフロッ
クが付着する。このフロックは一部が落下して濾過器3
9にて補集される。この様に、浴水48は凝集装置35
により浄化され、管41と切換弁42と管43と加熱器
44と管45と吐出部46を通り、浴槽25内に戻る。
上記循環を繰り返し、凝集装置35により急激に浄化さ
れる。次に、この浴水循環浄化装置24に於ける、濁度
の時間変化を、図5の黒印の特性図にて示す。横軸は、
使用者が入浴を終了した時点からの経過時間(H)を示
し、縦軸は浴水48の濁度(NTU)を示す。図5に示
す様に、入浴終了時に浴水の濁度は2.0NTUであっ
たものが、運転1時間後に約0.4NTUとなり、初期
値の約1/5となり、急速に浄化が行われる事を示す。
これに比べて、従来のバイオ方式の浄化装置では、白丸
の特性図に示す様に、浄化のスピードが遅い事がわか
る。次に、この浴水循環浄化装置24に於て、凝集物を
処理する動作を再び図4に従い説明する。制御手段は弁
34を開き、切換弁30の1側と3側を連通させ、切換
弁42の1側と3側を連通させ、循環ポンプ28をオン
し、加熱器44をオフさせる。その結果、浴水48は給
水部26と、管27と、循環ポンプ28と、管29と切
換弁30と、管47と、切換弁42と、管41を通り、
濾過器39内に入る。そして浴水48の流れは、濾過器
39で補集されたフロックと、電極11、14等に付着
したフロックを洗い流す。フロックを含む懸濁液48
は、入口36と、管40と、継手32と、管33と、弁
34を通り、装置の外に放出される。この様に、逆洗動
作により、濾過器39と電極11、14等はフロックが
取り除かれ、清掃される。次に、本発明の第3実施の形
態に係る凝集装置49を図6に従い説明する。図6
(1)は凝集装置49の斜視図、図6(2)は凝集装置
49の要部断面図、図6(3)は図6(2)のC部詳細
図である。これらの図に於て、電極11〜17は図3の
ものと同一である。絶縁部材50は例えばABS樹脂又
はポリプロピレン樹脂等から成り、中空状に形成されて
いる。絶縁部材51は例えばガラスチューブから成り、
導電部材19、20に密着して取り付けられている。絶
縁部材51が取り付けられた導電部材19、20は各
々、部品50、14、50、11、50、15、50、
12、50、16、50、13、50、17、50に形
成された孔を貫通し、先端がナット21、22にて締結
されている。この様に、絶縁部材50、51により、電
極11〜17は各々電気的に絶縁され、各電極11〜1
7は所定距離だけ離れる様に設けられている。そして、
電極11、12、13と電極14、15、16、17を
交互に配置し、それらを絶縁部材50、51により絶縁
し、これらの部品を懸濁液23中に浸漬させる事によ
り、凝集装置49が構成される。この凝集装置49に於
て、電極11、12、13と電極14、15、16、1
7は電気的に短絡していないが、電極(アルミニウム)
11、12と13の表面上に、フロックの塊りが生成さ
れる。濁度の減少スピードは、従来のバイオ浄化式のも
のより優るが、凝集装置10より劣る。次に、本発明の
第4実施の形態に係る凝集装置52を図7に従い説明す
る。図7(1)は凝集装置52の斜視図、図7(2)は
凝集装置52の要部断面図、図7(3)は図7(2)の
D部詳細図である。これらの図に於て、電極53、5
4、55、56、57は例えばアルミニウムから成る平
板であり、電極58、59、60、61、62、63は
例えば銅から成る平板である。電極53〜63は順に密
着して積層され、導電部材19、20は各々、部品5
8、53、59、54、60、55、61、56、6
2、57、63に形成された孔を貫通し、先端がナット
21、22にて締結されている。この様に、電極53、
54、55、56、57と電極58、59、60、6
1、62、63を交互に密着して配置し、各々電気的に
短絡し、これらの部品を懸濁液23中に浸漬させる事に
より、凝集装置52は構成される。この凝集装置52の
側面E,F等に、フロックの塊りが生成される。濁度の
減少スピードは、従来のバイオ浄化式のものより優る
が、凝集装置10より劣る。図8は本発明による凝集装
置35の他の実施例を示すもので、樹脂製のケース10
0の上下に入口101と出口102とを開口し、かつ内
部の出口側に粒状のセラミックス等で構成した濾過フィ
ルター103を装着していると共に、この濾過フィルタ
ーの入口101側に、球状に形成した少なくとも一対の
異種金属から成る電極2、3を多数ランダムに配置した
凝集装置104を装着している。上記電極2、3を構成
する金属は、例えば標準電極電位の低いアルミニウムと
標準電極電位の高い銅や銀とを組合せて構成し、上記実
施例では、これらの異種金属を球状に形成しているが、
これに限定されることなく、多角形や円柱体、角柱体、
筒体、棒、ドーナツ形、卵形、星形等でも良い。図9は
本発明の他の実施例を示すもので、上記ケース100自
体、又はケースの表面部分を銅等の標準電極電位の高い
金属で形成して電極とし、このケース内に標準電極電位
の低い金属で形成した多数の球状の電極2・・を配置
し、かつ上記ケース100内には、これと同様に標準電
極電位の高い金属で形成した複数の電極3・・を配設し
ている。図10は上記標準電極電位の高い金属で構成し
た電極3の他の実施例を示すもので、セラミックスや樹
脂で形成した球状ベース105の表面に上記標準電極電
位の高い金属から成る金属膜106を形成している。
尚、上記図10にて示す実施例では標準電極電位の高い
金属で構成した電極のみ示したが、金属膜106の膜厚
を厚くして標準電極電位の低い金属で構成する電極を構
成し、標準電極電位の高い金属から成る電極と、標準電
極電位の低い金属から成る電極との体積比率を1以下に
設定すれば良く、これにより、例えば長時間の使用等に
より標準電極電位の低い金属が消耗して電極を交換時に
は、電極を分別して交換することなく、両電極を同時に
交換しても、標準電極電位の高い金属の浪費を防止する
事が出来る。又、上記図8にて示す実施例では、電極
2、3の大きさを略同等に構成しているが、標準電極電
位の高い金属で構成した電極3の大きさを、標準電極電
位の低い金属で構成した電極2よりも小さく構成し、こ
れらの表面積の比率を1以下に設定すれば良い。
【0014】図11は上記図8にて示す本発明の凝集装
置を、上記の図4にて示す浴水の循環浄化装置に用いた
場合の実施例を示すもので、中空容器38の内底部に複
数の粒状セラミックス等で構成した濾材107を収納
し、かつこの濾材の上方に上記複数の電極2、3・・を
収納したもので、切換弁30を管29と管31とを接続
する方向に設定し、切換弁42を管41と管43とを接
続する方向に設定して弁34を閉じ、循環ポンプ28を
作動することで、浴槽25内の浴水48が循環ポンプ2
8の作用により、給水部26より吸い上げられ、管27
−循環ポンプ28−管29−切換弁30−管31−容器
38−管41−切換弁42−管43−加熱器44−管4
5−吐出部46と循環し、容器38内を通過時に凝集装
置により浄化され、加熱器44の通過により所定温度に
加熱されるものである。
【0015】一方、長時間の浄化運転により電極2、3
の表面にフロックが蓄積した場合には、図示しないモー
タ等によって容器38を回転したり、振動を与える等し
て電極同士を接触させて表面に付着したフロックを剥離
させると共に、切換弁30を管29と管とを接続する方
向に切換え、かつ切換弁42を管41と管47とを接続
する方向に切換え、又弁34を開いて循環ポンプ28を
作動することで、浴槽25内の浴水48が給水部26よ
り吸い上げられ、管27−循環ポンプ28−管29−切
換弁30−管47−切換弁42−管41−容器38−管
33−弁34を経て外部に排出され、容器38内で電極
2、3から剥離したフロックや、濾材107に付着した
フロックや不純物が外部に排出され、電極や濾材が洗浄
されるものである。
【0016】
【発明の効果】上述の様に、請求項1の本発明は、異種
金属から成る少なくとも一対の電極を交互に組合せて懸
濁液中に浸漬させる。その結果、一方の電極がイオン化
して、懸濁液中のOH−と結合し、水酸化物が生成され
る。この水酸化物が懸濁液中の微粒物質を吸着し凝集す
る。この水酸化物の吸着能力により、強い凝集能力が得
られる。請求項2の本発明は、電極を構成する異種金属
は、標準電極電位の大小により選択される。その結果、
標準電極電位の小さい(イオン化傾向の大きい)異種金
属がより活発にイオン化する。故に、イオン化した異種
金属とOH−が結合した水酸化物の吸着力は増加し、凝
集能力も増加する。更に、一方の異種金属から成る電極
から生成される水酸化物が微粒物質を凝集させるので、
従来の様に、凝集剤を補充する必要がなく、メンテナン
スフリーである。請求項3の本発明は、懸濁液を電解液
として、イオン化傾向の大きい金属と小さい金属との組
合せを電気的に短絡し、電池作用を起こす。そして組合
せた電極の対向面積を略同等に設けるので、イオン化傾
向の大きい異種金属から成る電極の表面に略均一に、水
酸化物が生成される。その結果、水酸化物が微粒物質を
効率良く吸着できるので、凝集能力が増加する。請求項
4の本発明は、標準電極電位の低い異種金属から成る電
極を厚くし、標準電極電位の高い異種金属から成る電極
を薄くする。この様にして、標準電極電位の低い(イオ
ン化傾向の大きい)電極による多価金属イオンが溶出
し、水酸化物となっても、母材である電極が厚いので、
構造体として弱体化する事を防止出来る。請求項5の本
発明は、電極同士を導電部材にて電気的に短絡させる。
その結果、電極と導電部材と懸濁液(電解液)とにより
電池作用が生じる。故に、イオン化傾向の大きい金属で
構成した電極のイオン化が活発となり、イオン化した電
極から生成される水酸化物が短時間で大量に生成され、
微粒物質の吸着能力が増加し、短時間で微粒物質を凝集
する事が出来る。請求項6の本発明は、電気分解方式
(異種金属で構成した電極に各々正電圧と負電圧を印加
する)と異なり、電極に電圧を印加せずに、電極と導電
部材と懸濁液による電池作用を利用している。この様
に、電力を供給する必要がないので省電力を達成出来
る。また、電気分解方式の様に電圧を制御する必要がな
いので、製造コストも安くなる。更に、本発明の凝集装
置は電力を供給しないので、水を介して漏電する危険性
がない。請求項7の本発明は、標準電極電位の高い金属
から成る電極と、標準電極電位の低い金属から成る電極
との体積比率を1以下に設定し、凝集作用により溶解し
易い標準電極電位の低い金属から成る電極の体積比率を
大きく設定するもので、これにより、長時間の使用等に
より電極が消耗して両電極を同時に交換しても、標準電
極電位の高い金属の浪費を防止出来ると共に、電極の交
換周期を長く取る事が出来るものである。請求項8の本
発明は、標準電極電位の高い金属から成る電極と、標準
電極電位の低い金属から成る電極との体積比率を1以下
に設定したことで、凝集作用により消耗の激しい標準電
極電位の低い金属の体積比率を大きく設定することで、
両電極の消耗バランスの均衡を計る事が出来るものであ
る。請求項9の本発明は、少なくとも2種類の異種金属
から成る複数の電極を懸濁液中にランダムに浸漬し、懸
濁液中の微粒物質を凝集するもので、電極同士を連結す
る部品等が不要となり、比較的安価な構造にて凝集装置
を構成する事が出来るものである。請求項10の本発明
は、電極を球体等の立体で構成したもので、少なくとも
消耗の早い標準電極電位の低い金属で構成した電極の消
耗を、全体に平均的に行う事が出来るものである。請求
項11の本発明は、電極をランダムに収納した容器を回
転したり、容器を振動して電極同士を接触させ、電極表
面に付着したフロックを剥離する洗浄手段を設けたもの
で、比較的簡単な構成にて、電極表面に付着したフロッ
クを剥離して電極表面を洗浄する事が出来るものであ
る。請求項12の本発明は、少なくとも標準電極電位の
高い金属から成る電極を、樹脂等で形成したベースの表
面に膜状に形成して構成したもので、少ない材料で大き
な表面積を確保する事ができ、金属材料の消費量の低減
によるコストダウンを計る事が出来るものである。請求
項13の本発明は、容器又は容器の表面を標準電極電位
の高い金属で構成し、この容器内に標準電極電位の低い
金属から成る電極を収納したことで、長時間の使用等に
より標準電極電位の低い金属で構成した電極が消耗した
場合には、この電極のみ容易に交換する事が出来、標準
電極電位の高い金属の消費量を低減する事が出来るもの
である。なお本発明の凝集装置は、例示した浴水循環浄
化装置のみに適用されなく、例えば洗濯機の排水を浄化
して再利用したり、自動車を洗車した後の水を浄化した
り、又は工場からの廃水を浄化して再利用する場合に
も、適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る凝集装置1の原
理図である。
【図2】上記凝集装置に於てフロックが形成される事を
説明する図面である。
【図3】(1)は本発明の第2実施の形態に係る凝集装
置10の斜視図であり、(2)は上記凝集装置10の要
部断面図であり、(3)は(2)のB部詳細図である。
【図4】上記凝集装置10を用いた家庭用の浴水循環浄
化装置24の断面図である。
【図5】上記装置24に於ける濁度の時間変化特性図で
ある。
【図6】(1)は本発明の第3実施の形態に係る凝集装
置49の斜視図であり、(2)は上記凝集装置49の要
部断面図であり、(3)は(2)のC部詳細図である。
【図7】(1)は本発明の第4実施の形態に係る凝集装
置52の斜視図であり、(2)は上記凝集装置52の要
部断面図であり、(3)は(2)のD部詳細図である。
【図8】本発明による凝集装置の他の実施例を示す側面
縦断面図である。
【図9】本発明による凝集装置の更に他の実施例を示す
側面縦断面図である。
【図10】本発明による電極の他の実施例を示す縦断面
図である。
【図11】本発明による凝集装置の他の実施例を家庭用
の浴水循環浄化装置に用いた実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 電極 3 電極 5 懸濁液 105 ベース 13
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 凝集装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、懸濁液中の微粒物
質を凝集する凝集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は例えば特開平5−
137905号公報に示されている。この公報による
と、工場等から出る排水を浄化槽内に溜め、浄化槽内に
有機又は無機の凝集剤を投入し、浄化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の装置で
は、凝集能力が低い第1の欠点がある。また、凝集剤を
適宜補充し、かつ凝集剤の添加濃度を制御しなければな
らない第2の欠点がある。更に、凝集物を処理するのに
大掛かりな装置を必要とする第3の欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、異種金属から成る少なくとも一対の電極
を交互に組合せて流水中に浸漬し、流水中の微粒物質を
凝集させる構造とするものである。
【0005】本発明は望ましくは、異種金属は、標準電
極電位の大小の組合せとするものである。
【0006】本発明は望ましくは、組合せた電極の対向
面積を略同等に設けるものである。
【0007】本発明は望ましくは、標準電極電位の低い
金属から成る電極を厚くし、標準電極電位の高い金属か
ら成る電極を薄くするものである。
【0008】本発明は望ましくは、電極を、導電部材に
て電気的に短絡させるものである。
【0009】本発明は望ましくは、電極間に電圧を印加
しないものである。
【0010】本発明は望ましくは、標準電極電位の高い
金属から成る電極と、標準電極電位の低い金属から成る
電極との表面積の比率を1以下に設定するものである。
【0011】本発明は望ましくは、標準電極電位の高い
金属から成る電極と、標準電極電位の低い金属から成る
電極との体積比率を1以下に設定するものである。
【0012】本発明は望ましくは、複数の電極を容器内
にランダムに収納配置するものである。
【0013】本発明は望ましくは、電極を、球体、棒状
体等の立体で構成するものである。
【0014】本発明は望ましくは、電極の内、少なくと
も標準電極電位の高い金属から成る電極を、樹脂、セラ
ミック等で成形したベースの表面に膜状に形成するもの
である。
【0015】本発明は望ましくは、標準電極電位の高い
金属、又は表面を標準電極電位の高い金属で形成した中
空容器内に標準電極電位の低い金属から成る電極を収納
し、容器内に流水を通水することで、流水中の微粒物質
を凝集させるものである。
【0016】本発明は望ましくは、容器を回転駆動等し
て、電極同士を接触させることで、電極の表面に付着し
たフロックを剥離して電極を洗浄する洗浄手段を設けた
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1実施の形態に
係る凝集装置1を図1の原理図に従い説明する。図1に
於て、電極2は例えばアルミニウムから成り、比較的厚
い平板である。電極3は例えば銅から成り、比較的薄い
平板である。またこれらの電極2、3の対向面積は略同
等に設けられている。
【0018】導電部材4は例えばステンレスから成るビ
スであり、ナット4aにより締結され、一対の異種金属
から成る電極2、3を所定距離離して電気的に短絡させ
る様に構成している。また導電部材4はビスである必要
はなく、電極2,3を所定の間隔に離す様に構成されれ
ば良い。導電部材は4はステンレスに限らず、導電材料
であれば良い。また、リード線にスイッチ等を設けたも
のでも良い。
【0019】一方、上記一対の異種金属から成る電極
2、3は、例えば家庭用の浴水等を循環ポンプで循環さ
せる流水5中に浸漬される。人体から出た垢等が流水5
中の微粒物質となり、電極2、3に対し、流水5は電解
液の役割を果す。
【0020】一方の電極2は標準電極電位が低い金属
(即ちイオン化傾向が大きいもの)から選択される。多
価系金属の方が更に良い。また他方の電極3は電極2に
対して標準電極電位が高いもの(即ちイオン化傾向が小
さいもの)から選択される。
【0021】この様にして、一対の電極2(アルミニウ
ム)と電極3(銅)を導電部材にて短絡させ、これらの
部品2、3、4を電解液(流水)5に浸漬させる事によ
り、凝集装置1は電池作用を起こす。即ち電子e-は電
極2と導電部材4と電極3を通り、流水5中へ放出され
る。
【0022】その結果、電極2の表面近傍では次式の化
学反応が生ずる。Al→Al3++3e-2O→H+
OH-、Al3++3OH-→Al(OH)3 、この様に異
種金属の組合せによる電池作用、即ち流水5を電解液と
して、イオン化傾向の大きい多価金属と小さい金属の組
合せを電気的に短絡する。その結果、イオン化傾向の大
きい多価金属イオンを金属表面に溶出させ、水酸化物A
l(OH)3とし、静電気的中和(凝結)作用と、水酸
化物の加水分解過程に於けるイオン錯体による重合・縮
合反応による凝集作用により、流水5中の微粒物質を凝
集させる事が出来る。
【0023】上記結合が進むと、電極2の表面上にフロ
ックが形成され、フロックの塊り7が形成される(図2
(1)参照)。更に浸漬時間が経過すると、フロックの
塊り7(図2(2)参照)、塊り8(図2(3)参
照)、塊り9(図2(4)参照)の様に、徐々に成長す
る。この様に、流水5中の微粒物質は一方の電極2の表
面上に凝集する(理由は良く判らないが現象的に実証さ
れる)。その結果、電極2、3の下流側に於て、流水
は浄化(清澄化)されたものになる。
【0024】また、電池作用により、異種金属3の表面
側では、次式の化学反応が生ずる。2H++2e-→H2
次に本発明の第2実施の形態に係る凝集装置10を図3
に従い説明する。図3(1)は装置10の斜視図、図3
(2)は装置10の要部断面図、図3(3)は図3
(2)のB部詳細図である。これらの図に於て、電極1
1、12、13は例えばアルミニウムから成り、比較的
厚い平板である。また電極14、15、16、17は例
えば銅から成り、比較的薄い平板である。電極11、1
2、23と電極14、15、16、17は交互に組合せ
て配置されている。また電極11、12、13と、電極
14、15、16、17の各々の対向面積は略同等に設
けられている。
【0025】導電部材18は、例えばステンレスから成
るナット等であり、電極14と11との間、11と15
との間、15と12との間、12と16との間、16と
13との間、13と17との間に配置されている。導電
部材19、20は例えばステンレスから成るビスであ
り、各々、部品14、18、11、18、15、18、
12、18、16、18、13、18、17に形成され
た孔を貫通し、先端がナット21、22にて締結されて
いる。
【0026】この様に、導電部材18、19、20によ
り、電極11、12、13、14、15、16、17は
電気的に短絡され、これら各電極が所定距離だけ離れる
様に設けられている。この様にして電極11、12、1
3と電極14、15、16、17を交互に配置し、それ
らを導電部材18、19、20で短絡させ、これらの部
品を流水23中に浸漬させる事により、凝集装置10が
構成される。
【0027】凝集装置1と同様に、例えば電極11(ア
ルミニウム)と、電極14(銅)と電解液(流水23)
により電池作用が起こり、電極(アルミニウム)11の
表面上に、フロックの塊り(流水23中の微粒物質と水
酸化物のイオン錯体が結合したものの塊り)が生成され
る。同様に、電極12、13の表面上にもフロックの塊
りが形成される。
【0028】この様にして、流水23中の微粒物質は電
極11、12、13の表面上で凝集されるので、凝集装
置10の下流側に於て、流水23は浄化されたものにな
る。
【0029】次に、凝集装置を用いた家庭用の浴水循環
浄化装置24を図4の断面図に従い説明する。図4に於
て、浴槽25内の給水部26は管27を介して循環ポン
プ28の口に接続され、循環ポンプ28の出口は管2
9を介して切換弁30の1側に接続され、切換弁30の
2側は管31を介して継手32の1側に接続され、継手
32の2側は管33を介して弁34の1側に接続され
る。
【0030】凝集装置35は容器38内の上部に収納さ
れ、少なくとも2種類の異種金属から成る電極11、1
4等(図3と同じもの)と導電部材19とで主に構成
し、かつ上記容器内の凝集装置35下流側には濾過器3
9を収納装着している。濾過器39は例えば、複数の小
さい微粒子形のセラミックスが詰められたものである。
【0031】上記容器38の上端に開口した入口36
は、管40を介して継手32の3側に接続され、容器3
8の下端部は管41を介して切換弁42の1側に接続さ
れている。切換弁42の2側は管43と加熱器44と管
45を介して吐水部46に接続されている。切換弁42
の3側は管47を介して、切換弁30の3側に接続され
ている。
【0032】次に、この浴水循環浄化装置24に於て、
浴水を浄化させる動作を図4に従い説明する。まず使用
者は浴槽25内に浴水48を満たし、運転ボタンを押す
と、内蔵された制御手段(いずれも図示せず)により、
弁34が閉じ、切換弁30の1側と2側が連通し、切換
弁42の1側と2側が連通し、循環ポンプ28と加熱器
44がオンする。
【0033】その結果、浴水48は給水部26と管27
と循環ポンプ28と管29と切換弁30と管31と継手
32と管40を通り、入口36に入る。そして浴水48
は容器38内の凝集装置35と濾過器39と管41と切
換弁42と管43と加熱器44を通り、浄化及び加熱さ
れ、管45と吐出部46を通り、浴槽25内に戻り、上
記循環を繰り返す。
【0034】浴水48が適温になると、使用者が浴槽2
5内に入る。その時に、加熱器44を温度制御する。
【0035】又浴水48が容器38内を通過時には、微
粒物質(人体から出た垢等)を含む浴水48(流水
が、凝集装置35の電極11、12、13と電極14、
15、16、17と導電部材19の電池作用により、電
極11、12、13の表面上に流水48内の微粒物質
と、水酸化物のイオン錯体が結合したフロックが付着す
る。このフロックは一部が落下して濾過器39にて補集
される。この様に、浴水48は凝集装置35により浄化
され、管41と切換弁42と管43と加熱器44と管4
5と吐出部46を通り、浴槽25内に戻る。上記循環を
繰り返し、凝集装置35により急激に浄化される。
【0036】次に、この浴水循環浄化装置24に於け
る、濁度の時間変化を、図5の黒印の特性図にて示す。
横軸は、使用者が入浴を終了した時点からの経過時間
(H)を示し、縦軸は浴水48の濁度(NTU)を示
す。図5に示す様に、入浴終了時に浴水の濁度は2.0
NTUであったものが、運転1時間後に約0.4NTU
となり、初期値の約1/5となり、急速に浄化が行われ
る事を示す。これに比べて、従来のバイオ方式の浄化装
置では、白丸の特性図に示す様に、浄化のスピードが遅
い事がわかる。
【0037】次に、この浴水循環浄化装置24に於て、
凝集物を処理する動作を再び図4に従い説明する。制御
手段は弁34を開き、切換弁30の1側と3側を連通さ
せ、切換弁42の1側と3側を連通させ、循環ポンプ2
8をオンし、加熱器44をオフさせる。
【0038】その結果、浴水48は給水部26と、管2
7と、循環ポンプ28と、管29と切換弁30と、管4
7と、切換弁42と、管41を通り、濾過器39内に入
る。そして浴水48の流れは、濾過器39で補集された
フロックと、電極11、14等に付着したフロックを洗
い流す。フロックを含む流水48は、入口36と、管4
0と、継手32と、管33と、弁34を通り、装置の外
に放出される。この様に、逆洗動作により、濾過器39
と電極11、14等はフロックが取り除かれ、清掃され
る。
【0039】次に、本発明の第3実施の形態に係る凝集
装置49を図6に従い説明する。図6(1)は凝集装置
49の斜視図、図6(2)は凝集装置49の要部断面
図、図6(3)は図6(2)のC部詳細図である。
【0040】これらの図に於て、電極11〜17は図3
のものと同一である。絶縁部材50は例えばABS樹脂
又はポリプロピレン樹脂等から成り、中空状に形成され
ている。絶縁部材51は例えばガラスチューブから成
り、導電部材19、20に密着して取り付けられてい
る。絶縁部材51が取り付けられた導電部材19、20
は各々、部品50、14、50、11、50、15、5
0、12、50、16、50、13、50、17、50
に形成された孔を貫通し、先端がナット21、22にて
締結されている。
【0041】この様に、絶縁部材50、51により、電
極11〜17は各々電気的に絶縁され、各電極11〜1
7は所定距離だけ離れる様に設けられている。そして、
電極11、12、13と電極14、15、16、17を
交互に配置し、それらを絶縁部材50、51により絶縁
し、これらの部品を流水23中に浸漬させる事により、
凝集装置49が構成される。
【0042】この凝集装置49に於て、電極11、1
2、13と電極14、15、16、17は電気的に短絡
していないが、電極(アルミニウム)11、12と13
の表面上に、フロックの塊りが生成される。濁度の減少
スピードは、従来のバイオ浄化式のものより優るが、凝
集装置10より劣る。
【0043】次に、本発明の第4実施の形態に係る凝集
装置52を図7に従い説明する。図7(1)は凝集装置
52の斜視図、図7(2)は凝集装置52の要部断面
図、図7(3)は図7(2)のD部詳細図である。
【0044】これらの図に於て、電極53、54、5
5、56、57は例えばアルミニウムから成る平板であ
り、電極58、59、60、61、62、63は例えば
銅から成る平板である。電極53〜63は順に密着して
積層され、導電部材19、20は各々、部品58、5
3、59、54、60、55、61、56、62、5
7、63に形成された孔を貫通し、先端がナット21、
22にて締結されている。
【0045】この様に、電極53、54、55、56、
57と電極58、59、60、61、62、63を交互
に密着して配置し、各々電気的に短絡し、これらの部品
流水23中に浸漬させる事により、凝集装置52は構
成される。
【0046】この凝集装置52の側面E,F等に、フロ
ックの塊りが生成される。濁度の減少スピードは、従来
のバイオ浄化式のものより優るが、凝集装置10より劣
る。
【0047】図8は本発明による凝集装置35の他の実
施例を示すもので、樹脂製の中空容器100の上下に入
口101と出口102とを開口し、かつ内部の出口側に
粒状のセラミックス等で構成した濾過フィルター103
を装着していると共に、この濾過フィルターの入口10
1側に、球状に形成した少なくとも一対の異種金属から
成る電極2、3を多数ランダムに配置した凝集装置10
4を装着している。
【0048】上記電極2、3を構成する金属は、例えば
標準電極電位の低いアルミニウムと標準電極電位の高い
銅や銀とを組合せて構成し、上記実施例では、これらの
異種金属を球状に形成しているが、これに限定されるこ
となく、多角形や円柱体、角柱体、筒体、棒、ドーナツ
形、卵形、星形等でも良い。
【0049】図9は本発明の他の実施例を示すもので、
上記容器100自体、又は容器の表面部分を銅等の標準
電極電位の高い金属で形成して電極とし、この容器内に
標準電極電位の低い金属で形成した多数の球状の電極2
・・を配置し、かつ上記容器100内には、これと同様
に標準電極電位の高い金属で形成した複数の電極3・・
を配設している。
【0050】図10は上記標準電極電位の高い金属で構
成した電極3の他の実施例を示すもので、セラミックス
や樹脂で形成した球状ベース105の表面に上記標準電
極電位の高い金属から成る金属膜106を形成してい
る。
【0051】尚、上記図10にて示す実施例では標準電
極電位の高い金属で構成した電極のみ示したが、金属膜
106の膜厚を厚くして標準電極電位の低い金属で構成
する電極を構成しても良く、これにより全体を標準電極
電位の低い金属で構成する場合に比べ、同一体積であれ
ば表面積を大きく設定して電解効率を向上させる事が出
来るものである。
【0052】又、上記図8にて示す実施例では、電極
2、3の大きさを略同等に構成しているが、標準電極電
位の高い金属で構成した電極3の大きさを、標準電極電
位の低い金属で構成した電極2よりも小さく構成し、こ
れらの表面積の比率を1以下に設定すれば良い。
【0053】図11は上記図8にて示す本発明の凝集装
置を、上記の図4にて示す浴水の循環浄化装置に用いた
場合の実施例を示すもので、中空容器38の内底部に複
数の粒状セラミックス等で構成した濾材107を収納
し、かつこの濾材の上方に上記複数の電極2、3・・を
収納したもので、切換弁30を管29と管31とを接続
する方向に設定し、切換弁42を管41と管43とを接
続する方向に設定して弁34を閉じ、循環ポンプ28を
作動することで、浴槽25内の浴水48が循環ポンプ2
8の作用により、給水部26より吸い上げられ、管27
−循環ポンプ28−管29−切換弁30−管31−容器
38−管41−切換弁42−管43−加熱器44−管4
5−吐出部46と循環し、容器38内を通過時に凝集装
置により浄化され、加熱器44の通過により所定温度に
加熱されるものである。
【0054】一方、長時間の浄化運転により電極2、3
の表面にフロックが蓄積した場合には、図示しないモー
タ等によって容器38を回転したり、振動を与える等し
て電極同士を接触させて表面に付着したフロックを剥離
させると共に、切換弁30を管29と管47とを接続す
る方向に切換え、かつ切換弁42を管41と管47とを
接続する方向に切換え、又弁34を開いて循環ポンプ2
8を作動することで、浴槽25内の浴水48が給水部2
6より吸い上げられ、管27−循環ポンプ28−管29
−切換弁30−管47−切換弁42−管41−容器38
−管33−弁34を経て外部に排出され、容器38内で
電極2、3から剥離したフロックや、濾材107に付着
したフロックや不純物が外部に排出され、電極や濾材が
洗浄されるものである。
【0055】
【発明の効果】上述の様に、請求項1の本発明は、異種
金属から成る少なくとも一対の電極を交互に組合せて
中に浸漬させる。その結果、一方の電極がイオン化し
て、流水中のOH-と結合し、水酸化物が生成される。
この水酸化物が流水中の微粒物質を吸着し凝集する。こ
の水酸化物の吸着能力により、強い凝集能力が得られ
る。
【0056】請求項2の本発明は、電極を構成する異種
金属は、標準電極電位の大小により選択される。その結
果、標準電極電位の小さい(イオン化傾向の大きい)異
種金属がより活発にイオン化する。故に、イオン化した
異種金属とOH-が結合した水酸化物の吸着力は増加
し、凝集能力も増加する。更に、一方の異種金属から成
る電極から生成される水酸化物が微粒物質を凝集させる
ので、従来の様に、凝集剤を補充する必要がなく、メン
テナンスフリーである。
【0057】請求項3の本発明は、流水を電解液とし
て、イオン化傾向の大きい金属と小さい金属との組合せ
を電気的に短絡し、電池作用を起こす。そして組合せた
電極の対向面積を略同等に設けるので、イオン化傾向の
大きい異種金属から成る電極の表面に略均一に、水酸化
物が生成される。その結果、水酸化物が微粒物質を効率
良く吸着できるので、凝集能力が増加する。
【0058】請求項4の本発明は、標準電極電位の低い
異種金属から成る電極を厚くし、標準電極電位の高い異
種金属から成る電極を薄くする。この様にして、標準電
極電位の低い(イオン化傾向の大きい)電極による多価
金属イオンが溶出し、水酸化物となっても、母材である
電極が厚いので、構造体として弱体化する事を防止出来
る。
【0059】請求項5の本発明は、電極同士を導電部材
にて電気的に短絡させる。その結果、電極と導電部材と
流水(電解液)とにより電池作用が生じる。故に、イオ
ン化傾向の大きい金属で構成した電極のイオン化が活発
となり、イオン化した電極から生成される水酸化物が短
時間で大量に生成され、微粒物質の吸着能力が増加し、
短時間で微粒物質を凝集する事が出来る。
【0060】請求項6の本発明は、電気分解方式(異種
金属で構成した電極に各々正電圧と負電圧を印加する)
と異なり、電極に電圧を印加せずに、電極と導電部材と
流水による電池作用を利用している。この様に、電力を
供給する必要がないので省電力を達成出来る。また、電
気分解方式の様に電圧を制御する必要がないので、製造
コストも安くなる。更に、本発明の凝集装置は電力を供
給しないので、水を介して漏電する危険性がない。
【0061】請求項7の本発明は、標準電極電位の高い
金属から成る電極と、標準電極電位の低い金属から成る
電極との体積比率を1以下に設定し、凝集作用により溶
解し易い標準電極電位の低い金属から成る電極の体積比
率を大きく設定するもので、これにより、長時間の使用
等により電極が消耗して両電極を同時に交換しても、標
準電極電位の高い金属の浪費を防止出来ると共に、電極
の交換周期を長く取る事が出来るものである。
【0062】請求項8の本発明は、標準電極電位の高い
金属から成る電極と、標準電極電位の低い金属から成る
電極との体積比率を1以下に設定したことで、凝集作用
により消耗の激しい標準電極電位の低い金属の体積比率
を大きく設定することで、両電極の消耗バランスの均衡
を計る事が出来るものである。
【0063】請求項9の本発明は、少なくとも2種類の
異種金属から成る複数の電極を流水中にランダムに浸漬
し、流水中の微粒物質を凝集するもので、電極同士を連
結する部品等が不要となり、比較的安価な構造にて凝集
装置を構成する事が出来るものである。
【0064】請求項10の本発明は、電極を球体等の立
体で構成したもので、少なくとも消耗の早い標準電極電
位の低い金属で構成した電極の消耗を、全体に平均的に
行う事が出来るものである。
【0065】請求項11の本発明は、少なくとも標準電
極電位の高い金属から成る電極を、樹脂等で形成したベ
ースの表面に膜状に形成して構成したもので、少ない材
料で大きな表面積を確保する事ができ、金属材料の消費
量の低減によるコストダウンを計る事が出来るものであ
る。
【0066】請求項12の本発明は、容器又は容器の表
面を標準電極電位の高い金属で構成し、この容器内に標
準電極電位の低い金属から成る電極を収納したことで、
長時間の使用等により標準電極電位の低い金属で構成し
た電極が消耗した場合には、この電極のみ容易に交換す
る事が出来、標準電極電位の高い金属の消費量を低減す
る事が出来るものである。
【0067】請求項13の本発明は、電極をランダムに
収納した容器を回転したり、容器を振動して電極同士を
接触させ、電極表面に付着したフロックを剥離する洗浄
手段を設けたもので、比較的簡単な構成にて、電極表面
に付着したフロックを剥離して電極表面を洗浄する事が
出来るものである。
【0068】なお本発明の凝集装置は、例示した浴水循
環浄化装置のみに適用されなく、例えば洗濯機の排水を
浄化して再利用したり、自動車を洗車した後の水を浄化
したり、又は工場からの廃水を浄化して再利用する場合
にも、適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る凝集装置1の原
理図である。
【図2】上記凝集装置に於てフロックが形成される事を
説明する図面である。
【図3】(1)は本発明の第2実施の形態に係る凝集装
置10の斜視図であり、(2)は上記凝集装置10の要
部断面図であり、(3)は(2)のB部詳細図である。
【図4】上記凝集装置10を用いた家庭用の浴水循環浄
化装置24の断面図である。
【図5】上記装置24に於ける濁度の時間変化特性図で
ある。
【図6】(1)は本発明の第3実施の形態に係る凝集装
置49の斜視図であり、(2)は上記凝集装置49の要
部断面図であり、(3)は(2)のC部詳細図である。
【図7】(1)は本発明の第4実施の形態に係る凝集装
置52の斜視図であり、(2)は上記凝集装置52の要
部断面図であり、(3)は(2)のD部詳細図である。
【図8】本発明による凝集装置の他の実施例を示す側面
縦断面図である。
【図9】本発明による凝集装置の更に他の実施例を示す
側面縦断面図である。
【図10】本発明による電極の他の実施例を示す縦断面
図である。
【図11】本発明による凝集装置の他の実施例を家庭用
の浴水循環浄化装置に用いた実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 2 電極 3 電極 5 流水 105 ベース106 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東嶋 哲雄 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異種金属から成る少なくとも一対の電極
    を交互に組合せて懸濁液中に浸漬し、該懸濁液中の微粒
    物質を凝集させる構造とした事を特徴とする凝集装置。
  2. 【請求項2】 前記異種金属は、標準電極電位の大小の
    組合せである事を特徴とする請求項1の凝集装置。
  3. 【請求項3】 前記組合せた電極の対向面積を略同等に
    設定した事を特徴とする請求項1又は請求項2の凝集装
    置。
  4. 【請求項4】 標準電極電位の低い金属から成る電極を
    厚くし、標準電極電位の高い金属から成る電極を薄くし
    た事を特徴とする請求項2又は請求項3の凝集装置。
  5. 【請求項5】 前記電極を、導電部材にて電気的に短絡
    させた事を特徴とする請求項1〜4の凝集装置。
  6. 【請求項6】 前記電極間に電圧を印加しない事を特徴
    とする請求項1〜5の凝集装置。
  7. 【請求項7】 標準電極電位の高い金属から成る電極
    と、標準電極電位の低い金属から成る電極との表面積の
    比率を1以下に設定した事を特徴とする請求項1〜6の
    凝集装置。
  8. 【請求項8】 標準電極電位の高い金属から成る電極
    と、標準電極電位の低い金属から成る電極との体積比率
    を1以下に設定した事を特徴とする請求項1〜7の凝集
    装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも2種類の異種金属から成る複
    数の電極をランダムに懸濁液中に浸漬し、該懸濁液中の
    微粒物質を凝集させる事を特徴とする凝集装置。
  10. 【請求項10】 前記電極を、球体、棒状体等の立体で
    構成した事を特徴とする、請求項9の凝集装置。
  11. 【請求項11】 前記容器を回転駆動等して、前記電極
    同士を接触させることで、電極の表面に付着したフロッ
    クを剥離して電極を洗浄する洗浄手段を設けた事を特徴
    とする、請求項9に記載の凝集装置。
  12. 【請求項12】 前記電極の内、少なくとも標準電極電
    位の高い金属から成る電極を、樹脂、セラミック等で成
    形したベースの表面に膜状に形成する事を特徴とする、
    請求項9〜11に記載の凝集装置。
  13. 【請求項13】 標準電極電位の高い金属、又は表面を
    標準電極電位の高い金属で形成した中空容器内に標準電
    極電位の低い金属から成る電極を収納し、前記容器内に
    懸濁液を通水することで、懸濁液中の微粒物質を凝集さ
    せる事を特徴とする凝集装置。
JP10149450A 1998-01-28 1998-05-29 凝集装置 Pending JPH11277066A (ja)

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Cited By (4)

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JP2002273444A (ja) * 2001-03-23 2002-09-24 Inst Of Physical & Chemical Res 研削液の再生方法
JP2016123962A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 株式会社アルファ技研 水処理装置、冷却塔及びクーリングタワーシステム
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JP2022537699A (ja) * 2019-06-12 2022-08-29 フォスフォラス フリー ウォーター ソリューションズ エルエルシー 水からの物質除去

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