JPH11276946A - 塗装装置の制御装置および制御方法並びに塗装装置制御用記録媒体 - Google Patents

塗装装置の制御装置および制御方法並びに塗装装置制御用記録媒体

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JPH11276946A
JPH11276946A JP7613798A JP7613798A JPH11276946A JP H11276946 A JPH11276946 A JP H11276946A JP 7613798 A JP7613798 A JP 7613798A JP 7613798 A JP7613798 A JP 7613798A JP H11276946 A JPH11276946 A JP H11276946A
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coating
level
factor
reaction
painting
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JP7613798A
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Suruzaakuchiiku Kevin
ケビン、スルザークチーク
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BASF Corp
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BASF Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の希望塗装反応レベルが生じさせられる
ように、塗装装置を制御する塗装装置の制御装置および
制御方法並びに塗装装置制御用記録媒体を提供する。 【解決手段】 希望の塗装属性を達成できるように、塗
装装置の制御装置が自動車塗装装置を制御する。塗装フ
ァクタを塗装反応に相互に関連させる数学モデルを蓄積
するためにデータベースを用いる。塗装ファクタは塗装
装置の制御設定を含む。塗装反応は塗料の外観などの塗
装属性と、塗料の付着属性とを含む。データベース装置
が、モデルと、最初に選択された塗装ファクタ値とを基
にして塗装反応に対する値を決定する。協働最適化器が
データベース装置の出力を用いて、希望の塗装属性を達
成する塗装ファクタのための値の第2のセットを決定す
る。これにより、塗装装置は協働最適化器によって決定
された塗装ファクタ値を基にして制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全体として塗装装置
に関するものであり、更に詳しく言えば、自動車塗装用
塗装装置の制御装置および塗装方法並びに塗装装置制御
用記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車塗装化学の理論および種々の基体
へのそれの応用が過去10年間にかなり進歩したが、そ
れについての知識の大部分は研究室内に厳しくとどまっ
ている。その研究室の知識のほんのわずかな部分が自動
車工場環境に拡まってっているだけである。その理由
は、研究室から得られた知識が難解な性質のものである
こと、および科学者または技術専門家が理論的知識の応
用に完全に参加すべきであるという諸要求に主としてあ
る。
【0003】研究室内の研究者達は、塗装ファクタ(p
ainting fakutor)と塗装反応(pai
nting response)との間の相互関係を研
究するために、複雑な構成の実験を行っている。科学者
達の研究によって、相互関係の三次元表示(たとえば、
図1に示すように)を要するように通常は非常に複雑な
数学モデルが作成されている。
【0004】図1における種々の表面は3つの塗装ファ
クタと1つの塗装反応との間の相互関係の例を示す。塗
装ファクタというのは、ベル速さ(bell spee
d)、シェーピングエアなどの塗装スプレーガンの設
定、およびベル塗料体とすることができる。塗装反応は
塗料の光沢値などの吹き付けられた塗料の属性のことが
ある。図1は、塗装ファクタの変化が塗装反応にどのよ
うに影響するかを示すものである。たとえば、表面20
は塗装ファクタのどのようなパラメータが反応値「3
0」を生ずるかを示す。図2〜図3に示すように、塗装
ファクタと塗装反応の間の相互関係を二次元図で示すた
めに輪郭図を使用できる。
【0005】自動車工場における実験結果を使用するた
めに、輪郭図を研究して、特定の塗装反応を達成する最
適塗装ファクタを決定する。2つの塗装反応について希
望のレベルを達成するために必要であったのはどの塗装
ファクタであったかを決定するために、2つの塗装反応
の輪郭図を相互の上に置く(図2参照);その後で、両
方の希望の塗装反応レベルに共通の面積を基にして塗装
ファクタを決定した。輪郭図を解析することの困難さが
含まれる塗装ファクタの数と塗装反応の数とを劇的に増
加する。
【0006】最初に研究室で決定した最適塗装ファクタ
セットから塗装ファクタと塗装反応を変更しなければな
らない時には、常に変化する工場の環境内では実験手法
の設計は使用されなかった。工場環境内の常に変化する
塗装ファクタおよび塗装反応に効果的に対処するために
は、輪郭図の扱いにくい構成により、塗装ファクタを変
更することを支援するそれらの輪郭図の性能が妨げられ
る。したがって、希望の塗装反応を達成するために工場
内で塗装ファクタを変更することは芸術的な性格のもの
であった。この芸術的な性格は、自動車工場内の塗装装
置の取扱いに長年経験を積んで学習すべきものであっ
た。それらの理由から、自動車工場の環境は、塗装装置
の調整のため、とくに、工場の環境の変化または塗装装
置自体の変化に反応してのリアルタイムの調整、または
リアルタイムに近い調整のための実験設計の手法に欠け
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、所定
の希望塗装反応レベルが生じさせられるように、塗装装
置を制御する塗装装置の制御装置および制御方法並びに
塗装装置制御用記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は塗装
ファクタ−反応モデルを蓄積するデータベースを含む。
そのモデルは少なくとも1つの所定の塗装ファクタを塗
装反応に相互に関連させる。塗装ファクタは、塗装装置
を制御するための設定値を示すレベルを有する。また、
モデルと塗装ファクタの第1の所定レベルとを基にして
当のレベルを決定するために、データベース装置がデー
タベースに接続される。データベース装置からの決定さ
れた塗装反応レベルを基にして希望の塗装反応レベルを
生ずる第2の塗装ファクタレベルを決定するために、協
働最適化器がデータベースに接続される。協働最適化器
(cooptimizer)がその決定を行った後で、
希望の塗装反応を生じた決定された第2の塗装ファクタ
レベルを基にして塗装装置が制御される。
【0009】本発明は、データ処理装置が実行する、塗
装装置の制御装置がアクセスするデータを蓄積するため
のメモリも含む。塗装ファクタデータ構造がメモリに蓄
積され、ファクタ−反応モデルを有するデータベースに
蓄積されている情報をアクセスする。塗装ファクタデー
タ構造は塗装ファクタタイプデータと塗装ファクタ値デ
ータとを含む。また、塗装反応データ構造がメモリに蓄
積され、データベースに蓄積されている情報をアクセス
する。
【0010】塗装反応データ構造は塗装反応タイプデー
タと塗装反応値データとを含む。塗装反応値データは塗
装反応タイプデータと相互関係とを基にして決定され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図5は塗装装置108と、塗装装
置の制御装置へのそれのインタフェースとを示す。塗装
装置の制御装置は、塗装装置108の制御設定23のた
めの値を決定できる第1のコンピュータ22を含む。制
御設定23は自動車組立ライン内の自動車にスプレーガ
ン24が塗料をどのようにして吹き付けるかを決定す
る。塗装装置108およびそれのスプレーガン24はB
inxs−Sames社またはITW DeVilbi
ss社などから入手できる。
【0012】制御設定23には塗装ファクタが組合わさ
れる。その塗装ファクタは、ファクタ−反応モデル72
と希望の塗装反応とを基にして第1のコンピュータ22
により計算される。第1のコンピュータ22は、塗装フ
ァクタのレベルと塗装反応のレベルとを指定するための
コンピュータ−ヒューマン・インタフェース29を含
む。コンピュータ−ヒューマン・インタフェース29の
ユーザーは、第1のコンピュータ22からの計算した塗
装ファクタを基にして塗装装置108の制御設定23を
調整する。
【0013】他の実施の形態では、第1のコンピュータ
22トランスデューサにコンピュータ26との間のデー
タ通信を行うためにデータ通信リンク25を使用でき
る。塗装装置の制御装置の一部である第2のコンピュー
タ26を用いて、第1のコンピュータ22からの計算さ
れた塗装ファクタを基にして制御設定23を直接制御す
る。更に他の実施の形態は、第1のコンピュータ22の
ユーザーが第1のコンピュータ22からの計算された塗
装ファクタを第2のコンピュータ26に入れる。図6は
本発明のコンピュータ−ヒューマン・インタフェース
(全体として29で)のための好適な実施の形態を示
す。このコンピュータ−ヒューマン・インタフェースは
ファクタ30と反応34を表示する。反応34はファク
タ30を基にして計算される。ユーザー(またはコンピ
ュータ−ヒューマン・インタフェースに結合されるコン
ピュータプログラム)が、反応34に及ぼす修正の影響
を判定するために、各ファクタ30のレベルを修正でき
る。
【0014】この例のために、ファクタ30は塗装吹き
付けガンのためのベル速さと、シェーピングエアと、ベ
ル塗料とを含む。ファクタ30を反応34に相互に関連
させるために実験の設計を前もって行う。実験の設計は
G.E.T.Box、W.G.Hunter、および
J.S.Hunter著「実験者のための統計学(St
atistics For Experimenter
s)」、Jhon Wiley and DSons,
Inc.,New York、1978(とくに291
〜373ページ参照)に記載されているようにして行う
ことができる。
【0015】使用者の便宜のために、コンピュータはコ
ンピュータ−ヒューマン・インタフェース上に、実験の
設計で学習した特定のファクタおよびそれの範囲を示
す。ボックス38はそれらの学習したファクタレベルを
提供する。この特定の例のために、ベル速さファクタの
範囲は1分間当り30000〜40000回転(RP
M)であった。シェーピングエア・ファクタの範囲は2
8p.s.i.から36r.s.i.までであった。ベ
ル塗料体ファクタの範囲は1分間当り220立方センチ
メートル(cc/min)から300(cc/min)
であった。実験の設計を行った。これによって、塗料を
基体に吹き付けている間にファクタ30をそれのそれぞ
れの範囲にわたって変化した。塗料を基体に吹き付けた
後で反応34を測定した。その後で反応30を測定され
た反応34に相互に関連させてファクタ−反応モデル7
2を発生した。
【0016】ボックス38は実験の設計のために選択し
たファクタレベルの範囲を与える。実験の設計により調
べた範囲内に止まることがユーザーにとっては望まし
い。好適な実施の形態は各塗装ファクタに対する中心点
を初期値として使用する。その後でユーザーは塗装ファ
クタを中心点値から変更できる。
【0017】ボックス38に示されている範囲の外のフ
ァクタ値は、この特定の例に対して意図された範囲の外
にあるから、余り信頼できない結果を与えることがあ
る。しかし好適な実施の形態では、それのR−二乗され
た(調整された)値が90%またはそれ以上であるよう
な塗装反応では、それに組合わされている塗装ファクタ
がそれぞれの実験範囲を超えることがある。最後に、塗
装識別情報を特定の塗装材料としてファクタ30と反応
34とに組合わせるために、その情報を場所42に入れ
ることができる。
【0018】図5,6はファクタ30と反応34とのリ
ストの例を示しているだけであることを理解すべきであ
る。本発明は他のファクタと他の反応とを含むが、それ
らに限定されるものではない。たとえば、ファクタは次
のような塗装作業変数を含むことができる。すなわち、
塗装ブース温度、ブース湿度、ブース下方/側方−通
風、循環温度、循環流量/圧力、IR電気的設定、滞留
空気流量(FPM)、滞留空気温度、フラッシュ時間、
焼き付け時間/温度、焼き付け勾配(1分間当りのカ氏
度)、ラインの速さ、ベルカップ設計、装置形式/製造
者、装置目標距離、ベル速さ(RPM)、電圧、膜分割
(すなわち、第1の皮膜/第2の皮膜)、レシプロケー
ター塗料、レシプロケーターチップ速さ、パーセント塗
り合わせ、ガン/カップ/ノズル設計、塗料送り出し、
シェーピングエア、および霧化空気。
【0019】その他の塗装ファクタは、粘度・パーセン
ト不揮発・付着温度・成分種類/レベルなどの製品特
性、技術/化学(水性化学または純粋の溶剤化学(wa
terborn or pure sovent−ba
sed chemistry))、原材料供給者、供給
者工場/場所、製造装置形式/製造者、製造ドエル時間
(manufacturing dwell tim
e)、調整の回数/量、ずり履歴(shear his
tory)、処理温度、および保管時間/温度を含む。
【0020】塗装反応は次の塗料外観属性などの塗料属
性を含むことができる:光沢−水平(gloss−ho
rizontal)、光沢−垂直(gloss−ver
tical)、イメージの明瞭さ−水平(distin
ctness of image−horizonta
l)(DOI−H)、DOI−垂直、はがれ−水平、は
がれ−垂直、OAR−水平(この反応は光沢、DOI、
およびはがれ反応)、OAR−V、色外観反応(L、
a、b色値など)等。また、反応は、平均膜形成、ベル
パターン幅、パターンのパーセント変化、ポップ(po
p)値、たれ値、ピンホール値等などを含むことがあ
る。
【0021】この好適な実施の形態では、モデルがファ
クタ30を基にして反応34をどのように良く予測する
かを示すために、R−二乗された(調整された)値が各
反応に与えられる。この好適な実施の形態では、どの反
応がモデルによって適切に記述されるかを決定するため
に、70%またはそれより高いR−二乗された(調整さ
れた)値を用いる。本発明は、R−二乗された(調整さ
れた)値を表示するために用いられず、または提供され
るR−二乗された(調整された)統計情報のみに限定さ
れず、それのみか、モデルが反応34をどれくらい良く
対処するかを示す他の種類の統計情報も含む。
【0022】図7は本発明の種々の部品の間の相互関係
と、プロセスの流れモデルを示す実体関係図である。ブ
ロック60はモデルを構成するための実験データ64を
生ずるために実験の実行を行うことを示す。塗装装置1
08を所定の希望するやり方で制御するために必要とす
るファクタおよび反応のおのおのをアドレスするために
実験の実行は構成される。実験の統計的技術を用いて実
験を設定する。それらの実験は終了して解析されると、
ファクタと反応との間の関係を設定する。
【0023】ブロック68は実験データ64に対して行
われる統計解析を示すものであって、この好適な実施の
形態では、実験データ64に対して分散の解析と線形回
帰とを行う。この統計解析によってファクタ−反応モデ
ル72が発生される。
【0024】ファクタ−反応モデル72はファクタ30
と反応34との間の相互関係を提供する。それらのファ
クタ−反応モデルおよびファクタ30の初期レベルを用
いて、塗装装置データ装置84が反応の値を計算してそ
れらの値をデータパッケージ88に提供する。データパ
ッケージ88は塗装装置データ装置84によって計算さ
れた反応値を、計算された塗装ファクタと塗装反応92
とが情報の受け手が「理解できる」やり方で組み立て
る。その受け手は協働最適化器96と塗装装置制御器1
04を含む。
【0025】塗装ファクタレベルと塗装反応レベルとの
少なくとも一方の所定の希望のレベルを達成するため
に、協働最適化器96は種々の塗装ファクタレベルと塗
装反応レベルとの少なくとも一方を調整する。協働最適
化器96は、塗装ファクタレベルと塗装反応レベルとの
少なくとも一方の修正されたもの100を塗装装置デー
タ装置84に提供する。それらの修正100は、修正さ
れた塗装ファクタレベルと、修正された塗装反応レベル
と、許容できる塗装ファクタレベルについての制約と、
許容できる塗装反応レベルについての制約とを含むが、
それらに限定されるものではない。協働最適化器96は
コンピュータ−ヒューマン・インタフェースを用いて、
修正100を塗装装置データ装置84に提供できる。他
の実施の形態では、協働最適化器96は修正100を計
算するために簡単な数学的技術を使用することもでき
る。協働最適化器96の好適な実施の形態はコンピュー
タ−ヒューマン・インタフェースと簡単な数学的技術を
用いて、修正100を塗装装置データ装置84に提供す
る。
【0026】塗装ファクタレベルと塗装反応レベルとの
少なくとも一方が協働最適化された後で、塗装ファクタ
レベルが塗装装置デバイス制御器104に供給される。
その後で塗装装置デバイス制御器104はそれらのレベ
ルに従って塗装装置108を制御する。
【0027】好適な実施の形態では、塗装装置デバイス
制御器104はAEG社から入手できるような、制御器
ソフトウエアを介して、計算された塗装ファクタを本発
明から受ける。好適な実施の形態では、AEG制御器ソ
フトウエアは計算された塗装ファクタをアクセスする。
1つの実施の形態が、協働最適化器96により決定され
た塗装制御ファクタをAEG制御器ソフトウエアに直接
入れるユーザーを有する。本発明により発生されたデー
タをAEG制御器ソフトウエアに転送できるように、他
の実施の形態がAEG制御器ソフトウエアと本発明の間
に通信リンクを設ける。
【0028】しかし、本発明はこの実施の形態に限定さ
れず、塗装装置デバイス制御器104によって読まれる
データファイルまたはデータテーブルに、計算した塗装
ファクタを置くような本発明の他の実施の形態を含むこ
とを理解すべきである。
【0029】図8ないし図9は、希望の塗装反応を達成
するために必要な塗装ファクタを計算するための流れ図
を示す。図8を参照して、スタートブロック110がブ
ロック111を実行すべきことを指示する。ブロック1
11において、数学モデルの入力および取扱いができる
ソフトウエアパッケージがユーザーのコンピュータスク
リーン上に表示される。好適な実施の形態では、Mic
rosoft Excelが選択される。
【0030】ブロック113では、統計解析(すなわ
ち、過去の実験設計努力)からの数学モデルがMicr
osoft Excelスプレッドシートセルに入れら
れる。この数学モデルは、実験の設計中に学習された各
塗装反応を表すブロック114では、各ファクタの中心
点設定が各塗装ファクタセルに入れられる。ブロック1
15では、R−二乗(調整された)値および実験ファク
タ範囲がコンピュータスクリーンに付加される。処理は
継続ブロックA116に続く。
【0031】図9を参照して、継続ブロックA116は
ブロック117を実行すべきことを指示する。ブロック
117では、ユーザーは対象とするファクタ設定を修正
する。ブロック118では、ソフトウエアパッケージが
蓄積されている統計モデルを基にして予測された反応を
再び計算する。ブロック119では、反応の希望の予測
されたデータが得られるまでユーザーは塗装ファクタ変
化の入力を続ける。ブロック120では、塗装作業者が
塗装装置のプロセスファクタ(すなわち、制御設定)を
変更する。処理は終了ブロック121で終了する。
【0032】図10は図6のスクリーン表示のためのス
プレッドシートセル場所識別子を示す。列識別子を13
0で全体として示す。行識別子を134で全体として示
す。列識別子と行識別子との組合わせが図10のコンピ
ュータスクリーン上の各エントリを一意に識別する。そ
れらの識別子をを好適な実施の形態で用いてファクタ−
反応モデルにより決定される計算のような計算を実行す
る。しかし、本発明はこの特定の実施の形態に限定され
るものではなく、モデルを基にして計算を行うための他
のやり方を用いることを含むことを理解すべきである。
それらの他のやり方は、計算を行うためにMicros
oft Acess Relational Deta
base Management Systemなど
の、非スプレッドシート・ソフトウエアツールを用いる
ことを含む。更に他のやり方は、計算を行うために、F
ORTRANコンピュータプログラムなどの、他のコン
ピュータ言語を用いる。
【0033】好適な実施の形態では、塗装ファクタレベ
ルは所定のスプレッドシートセル場所に値を含む。たと
えば、ベル速さ値「40」が、場所138に示されてい
るようにスプレッドシートセル場所B11にある。また
たとえば、ベル塗料値「295」が、場所142に示さ
れているようにスプレッドシートセル場所D11に設け
られる。最後に、「77.89」であるDO1−Hの塗
装反応に対する値が、場所146に示されているように
スプレッドシートセル場所D15にある。下記は図10
における塗装ファクタのリストを示すものである。
【0034】B11=ベル速さ=「40」 C11=シェーピングエア=「30」 D11=ベル塗料=「295」 下記は図10における塗装反応のリストを示すものであ
る。
【0035】C15=光沢−H=「73.39」 D15=DO1−H=「77.89」 E15=はがれ−H=「73.35」 F15=光沢−V=「66.05」 G15=DO1−V=「71.94」 H15=はがれ−V=「57.66」 I15=OAR−H=「76.72」 J15=OAR−V=「65.09」 C20=平均膜形成=「0.71」 E20=ベルパターン幅(インチ)=「25.24」 H20=パターンの%変化=「4.50」 J20=ポップ値(Pop Value)=「−0.
6」 図11はコンピュータスクリーンを示すものであって、
図10に示すセルのいくつかのための式表現を明らかに
するものである。とくに、DOI−H塗装反応のための
式を場所146におけるスプレッドシートセルD15内
に示す。場所146におけるスプレッドシートセルD1
5に対する式は:72.546+0.00776151
×(B11)^2−0.000599535×(B11
×D11)である。B11とD11は、ベル速さ塗装フ
ァクタおよびベル塗料塗装ファクタ(それらはそれぞれ
図10の場所138と142にある)のための塗装ファ
クタ値を指すために式内で用いる。
【0036】場所146における式は、DO1−H塗装
反応を持つベル速さ塗装ファクタとベル塗料塗装ファク
タとの間の相互関係を、部分的に、学習した実験の設計
により決定された。ベル速さ塗装ファクタおよびベル塗
料塗装ファクタを修正するとそれに従ってDO1−H塗
装反応が場所146における式に従って変化する。下記
は図10で使用する照明器のリストである。
【0037】 C15=光沢−H =66.39+0.00967003*(B11)^2−0.000 717888*(B11*D11) D15=DO1−H =72.546+0.00776151*(B11)^2−0.00 0599535*(B11*D11) E15=はがれ−H =71.1084+0.0355215*(B11)^2−0.00 0591046*(D11)^2−0.000898557*(B 11*D11) F15=光沢−V =52.7024+0.5178*(B11)−0.024975* (D11) G15=DO1−V =62.0129+0.4072*(B11)−0.02155* (D11) H15=はがれ−V =19.3153+2.44122*(C11)+0.031772 9*(B11)^2−0.0714421*(B11*C11) I15=OAR−H 133.276−3.71087*(B11)+0.057426 7*(B11)^2 J15=OAR−V =44.1356+1.26323*(C11)−0.0173* (D11)+0.0203483*(B11)^2−0.0036 9994(B11*C11) C20=平均膜形成 =2.70744+0.188153*(B11)−0.00305 333*(B11)^2+0.000411889*(B11*C 11)+0.0000323845*(C11*D11) E20=ベルパターン幅(インチ) =63.755−3.2912*(B11)+0.06825*(D 11)+0.062*(B11)^2−0.0218373(B1 1*C11) H20=パターンの%変化 =−137.903+10.7953*(C11)+0.00161 494*(D11)^2−0.0340872*(B11*C11 )−0.0317616*(C11*D11) J20=ポップ値 =−22.7723+0.185199*(D11)+0.0355 602*(B11)^2+0.0281077*(C11)^2 −0.0435004*(B11*C11)−0.0052914 *(D11*B11) 塗装ファクタ修正と塗装反応修正との例を図12に示
す。図12では、ベル塗料塗装ファクタ値が値295か
ら値240まで減少させられている。修正はDO1−H
値を図10の場所146に示す式に従って変化する。
【0038】1つまたは複数の塗装反応に対する希望の
レベルを達成するように、コンピュータ−ヒューマン・
インタフェースを、図12に示すように、使用して塗装
ファクタレベルを修正できる。この好適な実施の形態で
は、塗装ファクタレベルと共に塗装反応レベルを最適に
する(すなわち、協働最適化を行う)際にユーザーを支
援するために簡単な数学技術を使用する。
【0039】図13は、塗装ファクタ情報と塗装反応情
報とに対して簡単な数学技術を実行するための種々のス
テップを与える流れ図である。スタートブロック250
が、ブロック254を実行すべきことを指示する。ブロ
ック254では、希望の塗装反応制約が課される。ブロ
ック258は、塗装ファクタを制約されている塗装ファ
クタ範囲内に維持するために希望の塗装ファクタに制約
を課す。
【0040】ブロック262は制約と、塗装ファクタ値
と、塗装反応値とに対して簡単な数学演算を実行する。
ブロック266で、塗装ファクタ設定と塗装反応設定が
希望の制約を満たすまでパラメータが修正される。ブロ
ック272では、塗装装置デバイス制御器設定が、修正
されたパラメータを基にして制御される。処理は終了ブ
ロック276で終了する。
【0041】図14は、協働最適化を行うために簡単な
数学技術を用いるための好適な実施の形態を示すスクリ
ーン表示である。この好適な実施の形態は、協働最適化
を行うためにMicrosoft Excel Sol
ver機能を用いる。しかし、本発明はこの実施の形態
に限定されるものではなく、コンピュータ環境内で簡単
な数学技術を実行するための他の手法を含む。たとえ
ば、種々の塗装ファクタ情報と塗装反応情報を読出すこ
とができるFORTRANコンピュータプログラムを用
いて簡単な数学技術を実行できる。更に、(BBN s
oftwareProducts Companyから
のRS/1およびWiley Professiona
l Computer CompanyからのX−st
atなどの)他の統計パッケージを用いて簡単な数学技
術を実行できる。
【0042】Microsoft Excel Sol
ver機能は、塗装ファクタと塗装反応に対して簡単な
数学技術を実行するために必要な種々のデータ項目を指
定するために、ウィンドウ280を設ける。ウィンドウ
280によって「目標セル」を指定できるようにされ
る。目標スプレッドシートセルは最小に、最大に、また
はある値に、セットすべきセルである。ウィンドウ28
0によって、「変化するセル」を指定することもでき
る。「変化するセル」は、解が見つかるまで調整すべき
セルである。また、ウィンドウ280により、「制約セ
ル」を指定できる。「制約セル」は、指定された限界内
に入るべきセル、または目標値を満たすべきセルであ
る。
【0043】下記は本発明内の塗装ファクタと塗装反応
との協働最適化の例である。工場内では、スプレーガン
は、シェーピングエアの30p.s.i.の下限制御設
定で一貫して吹き付けていたのではないと仮定する。塗
装作業員は4つの希望の塗装反応を達成しながらその塗
装ファクタを上昇することを希望した。4つの希望の塗
装反応とは、0.8と1.0の間の平均膜形成、17.
9と18.5の間のベルパターン幅、1.5より小さい
ポップ値、およびパターンの%変化のための最小値であ
る。
【0044】本発明は、Microsoft Exce
l Solverパラメータを下記の値に設定すること
により、それらの希望の塗装反応を達成することに制約
される。
【0045】目標セルを設定する:$H$20(これは
パターンの%変化である)が「最小制約設定に等しくセ
ットされる。 変化するセルを設定する:$B$11:$D$11(す
なわち、塗装ファクタ値を変化できるようにする) ベル速さに対する下記の塗装ファクタ制約を設定する: $B$11<=40 $B$11=整数 $B$11>=30 シェーピングエアに対する下記の塗装ファクタ制約を設
定する: $C$11<36 $C$11=整数 $C$11>=35 ベル液に対する下記の塗装ファクタ制約を設定する: $D$11<=300 $D$11=整数 $D$11>=220 平均膜形成に対する下記の塗装反応ファクタ制約を設定
する: $C$20<=1 $C$20>=0.8 ベルパターン幅に対する下記の塗装反応ファクタ制約を
設定する: $E$20<=18.5 $E$20>=17.9 ポップ値に対する下記の塗装反応ファクタ制約を設定す
る: $J$20<=1.5 Solver技術は各塗装反応に対して特定の方程式に
組合わせてそれらの制約を使用する。この例の平均膜形
成に特有の方程式が、 C20=平均膜形成 =−2.70744+0.188153*(B11)−0.0030 5333*(B11)^2+0.000411889*(B11* C11)+0.0000323845*(C11*D11) である。
【0046】ベルパターン幅に特有の方程式は、 E20=ベルパターン幅(インチ) =63.755−3.2912*(B11)+0.06825*(D 11)+0.062*(B11)^2−0.0218373*(B 11*C11) である。ポップ値に特有の方程式は、 J20=ポップ値 =−22.7723+0.185199*(D11)+0.0355 602*(B11)^2+0.0281077*(C11)^2− 0.0435004*(B11*C11)−0.0052914* (D11*B11) である。パターンの%変化に特有の方程式は、 H20=パターンの%変化 =−137.903+10.7953*(C11)+0.00161 494*(D11)^2−0.0340872*(B11*C11 ) −0.0317616*(C11*D11) である。前の例に対しては、下記がSolverに対す
る選択値である: 最長時間=100秒 反復数=100 精度=0.000001 許容誤差=5% 見積もり=正接 導関数(derivative)=前方(forwar
d) サーチ=ニュートン
【0047】上で概略を述べたようにしてSolver
を設定すると、Solver演算が、4つの希望の塗装
反応を満たす塗装ファクタのためのレベルを決定する。
Solver演算の結果を図15に示す。したがって、
塗装装置を一層高くて、一層一貫する35p.s.i.
のシェーピングエアレベルに設定すて、希望の塗装反応
を達成できる。
【0048】更に、塗装装置という用語は、塗料を吹き
付ける装置に限定されるのでなく、吹き付け機に供給す
る塗料の準備もする工場内の塗装装置を含むことを理解
すべきである。したがって、本発明は、吹き付け塗装装
置に供給される塗料の粘度などのその他の塗装属性のた
めの設定を設定することもできる。たとえば、粘度塗装
ファクタを、たれまたはポップなどの塗装反応に上記の
ようにして組合わせることができる。このようにして、
吹き付け塗装装置に最終的に供給される物質は、協働最
適化された塗装ファクタおよび塗装反応を基にして準備
される。
【0049】図16は本発明におけるメモリの構成を示
す。第1のコンピュータ22がファクタ−反応モデル7
2を基にして塗装ファクタ計算と塗装反応計算を行う。
計算した値をその後で用いて、希望の塗装反応を達成で
きるように塗装装置の制御設定を行う。第1のコンピュ
ータ22はメモリ320を有する。そのメモリはデータ
構造324を含む。データ構造324は塗装ファクタ制
約データ構造336と、塗装反応制約データ構造340
も含む。
【0050】塗装ファクタデータ構造328と塗装反応
データ構造332は、データベースに蓄積されているフ
ァクタ−反応モデル72をアクセスする。塗装ファクタ
データ構造328は、塗装ファクタがどのようなもので
あるか、ベル速さなど、を指示する塗装ファクタタイプ
データを含む。塗装ファクタデータ構造328は、塗装
ファクタタイプデータ中の塗装ファクタの各タイプごと
に値を保持するために、塗装ファクタ値も含む。塗装フ
ァクタタイプデータと塗装ファクタ値データはまとめて
塗装ファクタデータ329と呼ばれ、それの複数の度が
塗装ファクタデータ329を表すために用いられる多数
の楕円により示される。
【0051】例として、塗装ファクタデータ構造328
は下記のようなデータを持つことができる。 塗装ファクタタイプデータ:$B$11 塗装ファクタ値データ:40 ここに、$B$11は、好適な実施の形態では、塗装フ
ァクタタイプが「ベル速さ」であることを指定するため
に用いられる。
【0052】塗装反応データ構造332は、塗装反応が
どのようなものであるか、平均膜形成など、を指示する
塗装反応タイプデータを含む。塗装反応データ構造33
2は、塗装反応タイプデータ中の塗装反応の各タイプご
とに値を保持するために、塗装反応値も含む。塗装反応
タイプデータは塗装反応タイプデータに対して機能的な
関係を有する。各塗装反応タイプデータに対する塗装反
応値データは塗装ファクタデータと相互関係とを基にし
て決定される。塗装反応タイプデータと塗装反応値デー
タはまとめて塗装反応データ333と呼ばれ、それの複
数の度が塗装反応データ333を表すために用いられる
多数の楕円により示される。
【0053】例として、塗装反応データ332は下記の
ようなデータを持つことができる。 塗装反応タイプデータ:$C$20 ここに、$C$20は、好適な実施の形態では、平均膜
形成であることを指すために用いられる。 塗装反応値データ= −2.70744+0.188153*(B11)−0.0030533 3*(B11)^2+0.00411889*(B11*C11)+0. 0000323845*(C11*D11)
【0054】更に、データ構造324は塗装ファクタ制
約データ構造336と塗装反応制約データ構造340を
含む。塗装ファクタ制約データ構造336は、塗装ファ
クタデータ構造328と塗装反応データ構造332とに
対して簡単な数学技術が実行されている間に、塗装ファ
クタタイプデータのどれが制約されているかを指示す
る。塗装ファクタ制約データ構造336は、簡単な演算
中に制約すべき塗装ファクタタイプデータに対して、ど
れが許容できる値範囲であるかを指示する。
【0055】たとえば、塗装ファクタ制約データ構造3
36は、塗装ファクタベル速さ(すなわち、$C$1
1)が簡単な演算中に下記の制約を受けることを指示す
るために下記のデータを有することができる。 $B$11<=40 $B$11=整数 $B$11>=30
【0056】塗装反応制約データ構造340は、塗装フ
ァクタデータ構造328と塗装反応データ構造332と
に対して簡単な数学技術が実行されている間に、塗装反
応タイプデータのどれが制約されているかを指示する。
塗装反応制約データ構造340は、簡単な演算中に制約
すべき塗装反応タイプデータに対して、どれが許容でき
る値範囲であるかを指示する。
【0057】たとえば、塗装反応制約データ構造340
は、塗装反応平均膜形成(すなわち、$C$20)が簡
単な演算中に下記の制約を受けることを指示するために
下記のデータを有することができる。 $C$20<=1 $C$20>=0.8
【0058】上で説明した実施の形態は説明のためのも
のであって、本発明を限定することを意図するものでは
ない。添付した請求の範囲により定められる本発明の要
旨および範囲を逸脱することなく、明細書で説明した実
施の形態に対して種々の変更および修正を加えることが
できることを当業者は分かるであろう。
【0059】本発明の制御器は、自動車工場において、
たとえば車またはそれの部品の、塗装作業を制御するた
めに通常用いられる。通常、そのような塗装は吹き付け
または静電装置による。その場合には、制御器からの出
力を用いて、たとえば、吹き付け器において用いられる
空気圧力、とくに、霧化空気およびファン空気、などの
「シェーピングエア」、塗料の付着速度、および塗料の
流れの面、および目標距離およびベル速さなどの塗装作
業におけるその他の制御可能な変数、を制御する。その
ような機能のための制御を用いて、たとえば、膜形成、
外観、およびピンホール、ポッピングおよびたれ名度の
諸問題に起因する全体的な欠陥率に影響を及ぼすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の塗装技術で使用されているいくつかの塗
装ファクタ−反応のグラフを示す三次元グラフである。
【図2】従来の塗装技術で使用されている塗装ファクタ
−反応の相互関係の輪郭図である。
【図3】従来の塗装技術で使用されている塗装ファクタ
−反応の相互関係の輪郭図である。
【図4】従来の塗装技術で使用されている塗装ファクタ
−反応の相互関係の輪郭図である。
【図5】協働最適化コンピュータおよび塗装装置を示す
略図である。
【図6】塗装ファクタと塗装反応を示す本発明のスクリ
ーン表示の例である。
【図7】本発明の種々の部品の相互関係を示す実体関係
図である。
【図8】塗装装置の制御に使用する塗装ファクタを決定
するためのステップを示す流れ図である。
【図9】塗装装置の制御に使用する塗装ファクタを決定
するためのステップを示す流れ図である。
【図10】図6のスクリーン表示のためのセル場所を示
すスクリーン表示である。
【図11】図10のスクリーン表示内に含まれているい
くつかのセルの処方の値を示すスクリーン表示である。
【図12】塗装ファクタ設定が修正されているスクリー
ン表示である。
【図13】塗装ファクタと塗装反応に対して協働最適化
を実行するためのステップを示す流れ図である。
【図14】塗装ファクタおよび塗装反応に関して協働最
適化を示すスクリーン表示である。
【図15】塗装ファクタおよび塗装反応に関して協働最
適化を示すスクリーン表示である。
【図16】本発明のメモリおよびデータ構造を示す略図
である。
【符号の説明】
22 コンピュータ 24 スプレーガン 25 データ通信リンク 26 コンピュータ 29 コンピュータ−ヒューマン・インタフェース 72 ファクター反応モデル 108 塗装装置

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の希望レベルの塗装反応が発生される
    ように塗装装置を制御する塗装装置の制御装置であっ
    て、 塗装装置を制御するための設定値を示すレベルを有する
    少なくとも1つの所定の塗装ファクタを塗装反応に相互
    に関連づける、塗装ファクタ−反応モデルを蓄積するデ
    ータベースと、 このデータベースに接続され、前記モデルと前記塗装フ
    ァクタの第1のレベルとを基にして前記塗装反応のため
    のレベルを決定するデータベース装置と、 このデータベース装置に接続され、前記データベース装
    置からの前記塗装反応の決定されたレベルを基にして、
    前記塗装反応の希望のレベルを発生する前記塗装ファク
    タの第2のレベルを決定する協働最適化器と、 を備え、前記塗装装置は、希望のレベルの前記塗装反応
    を生ずる前記塗装ファクタの前記決定された第2のレベ
    ルを基にして制御される、塗装装置を制御する塗装装置
    の制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の塗装装置の制御装置であっ
    て、前記モデルは、前記塗装ファクタおよび前記塗装反
    応を含む実験の設計を基にする塗装装置の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の塗装装置の制御装置であっ
    て、前記データベースの前記モデルは複数の塗装ファク
    タを複数の塗装反応に相互に関連づけることを含む塗装
    装置の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の塗装装置の制御装置であっ
    て、前記協働最適化器は、前記塗装ファクタの第2のレ
    ベルの決定において、前記複数の塗装ファクタに対する
    許容できるレベル範囲と、前記複数の塗装反応に対する
    許容できるレベル範囲とを制約する塗装装置の制御装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の塗装装置の制御装置であっ
    て、前記協働最適化器は、前記複数の塗装ファクタに対
    する許容できるレベル範囲と、前記複数の塗装反応に対
    する許容できるレベル範囲とを制約するためのコンピュ
    ータ−ヒューマン・インタフェースを含む塗装装置の制
    御装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の塗装装置の制御装置であっ
    て、前記塗装ファクタの前記第2のレベルを決定するた
    めの簡単な計算器モジュールを更に備える塗装装置の制
    御装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の塗装装置の制御装置であっ
    て、前記データベース装置は、前記モデルを基にして、
    および前記複数の前記塗装ファクタについてのレベルを
    基にして前記複数の塗装反応についてのレベルを決定す
    る塗装装置の制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の塗装装置の制御装置であっ
    て、前記複数の塗装反応についての前記決定されたレベ
    ルをパッケージするためのデータパッケージを更に備
    え、前記複数の塗装反応についての前記パッケージさ
    れ、かつ決定されたレベルはコンピュータ−ヒューマン
    ・インタフェースによりアクセスできる塗装装置の制御
    装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の塗装装置の制御装置であっ
    て、前記協働最適化器は、前記複数の前記塗装ファクタ
    についての第2のレベルを、前記データベース装置から
    の前記複数の塗装反応の決定されたレベルを基にして決
    定する塗装装置の制御装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の塗装装置の制御装置であ
    って、前記協働最適化器は、前記塗装ファクタの第2の
    レベルを決定する際に前記塗装反応についての許容レベ
    ル範囲を制約する塗装装置の制御装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の塗装装置の制御装置であ
    って、前記協働最適化器は、前記塗装ファクタの第2の
    レベルを決定する際に前記塗装反応についての許容レベ
    ル範囲を制約する塗装装置の制御装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の塗装装置の制御装置であ
    って、前記協働最適化器は、前記塗装ファクタの第2の
    レベルを決定する際に前記塗装ファクタについての許容
    レベル範囲と前記塗装反応についての許容レベル範囲を
    制約する塗装装置の制御装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の塗装装置の制御装置であ
    って、前記協働最適化器は、前記塗装ファクタの第2の
    レベルを決定する際に前記塗装ファクタについての許容
    レベル範囲と前記塗装反応についての許容レベル範囲を
    制約するためのコンピュータ−ヒューマン・インタフェ
    ースを含む塗装装置の制御装置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の塗装装置の制御装置であ
    って、前記塗装ファクタの前記第2のレベルを決定する
    ための簡単な計算器モジュールを更に備える塗装装置の
    制御装置。
  15. 【請求項15】請求項1記載の塗装装置の制御装置であ
    って、前記塗装ファクタの前記決定された第2のレベル
    を基にして前記塗装装置を制御するデータ通信リンクを
    更に備え、前記塗装ファクタの前記決定された第2のレ
    ベルは前記データ通信リンクを介して前記塗装装置をア
    クセスできる塗装装置の制御装置。
  16. 【請求項16】請求項1記載の塗装装置の制御装置であ
    って、前記塗装反応の前記決定されたレベルをパッケー
    ジするためのデータパッケージを更に備え、前記塗装反
    応の前記パッケージされ、かつ決定されたレベルをコン
    ピュータ−ヒューマン・インタフェースによってアクセ
    スできる塗装装置の制御装置。
  17. 【請求項17】所定の希望レベルの塗装反応が発生され
    るように塗装装置をコンピュータで制御する塗装装置の
    制御方法であって、 塗装装置を制御するための設定値を示すレベルを有する
    少なくとも1つの所定の塗装ファクタを塗装反応に相互
    に関連づける、塗装ファクタ−反応モデルを蓄積する過
    程と、 前記モデルと前記塗装ファクタの第1のレベルとを基に
    して前記塗装反応のためのレベルを決定する過程と、 前記データベース装置からの前記塗装反応の決定された
    レベルを基にして、前記塗装反応の希望のレベルを発生
    する前記塗装ファクタの第2のレベルを決定する過程
    と、 前記塗装反応の希望のレベルを生ずる前記塗装ファクタ
    の前記決定された第2のレベルを基にして前記塗装装置
    を制御する過程と、 を備える塗装装置の制御方法。
  18. 【請求項18】請求項17記載の方法であって、前記モ
    デルは、前記塗装ファクタおよび前記塗装反応を含む実
    験の設計を基にする塗装装置の制御方法。
  19. 【請求項19】請求項17記載の塗装装置の制御方法で
    あって、前記データベースの前記モデルは複数の塗装フ
    ァクタを複数の塗装反応に相互に関連づける塗装装置の
    制御方法。
  20. 【請求項20】請求項19記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記塗装ファクタの第2のレベルの決定において、前記
    複数の塗装ファクタに対する許容できるレベル範囲と、
    前記複数の塗装反応に対する許容できるレベル範囲とを
    制約する過程、を更に備える塗装装置の制御方法。
  21. 【請求項21】請求項19記載の塗装装置の制御方法で
    あって、コンピュータ−ヒューマン・インタフェースを
    用いて、前記塗装ファクタの第2のレベルを決定する際
    に、前記複数の塗装ファクタに対する許容できるレベル
    範囲と、前記複数の塗装反応に対する許容できるレベル
    範囲とを制約する塗装装置の制御方法。
  22. 【請求項22】請求項19記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記塗装ファクタの前記第2のレベルを簡単な計算器モ
    ジュールを介して決定する過程、を更に備える塗装装置
    の制御方法。
  23. 【請求項23】請求項19記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記モデルを基にして、および前記複数の前記塗装ファ
    クタについてのレベルを基にして前記複数の塗装反応に
    ついてのレベルを決定する過程、を更に備える塗装装置
    の制御方法。
  24. 【請求項24】請求項23記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記複数の塗装反応についての前記決定されたレベルを
    パッケージする過程、を更に備え、前記複数の塗装反応
    についての前記パッケージされ、かつ決定されたレベル
    はコンピュータ−ヒューマン・インタフェースによりア
    クセスできる塗装装置の制御方法。
  25. 【請求項25】請求項23記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記複数の前記塗装ファクタについての第2のレベル
    を、前記データベース装置からの前記複数の塗装反応の
    決定されたレベルを基にして決定する過程、を更に備え
    る塗装装置の制御方法。
  26. 【請求項26】請求項17記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記塗装ファクタの第2のレベルを決定する際に前記塗
    装反応についての許容レベル範囲を制約する過程、を更
    に備える塗装装置の制御方法。
  27. 【請求項27】請求項17記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記塗装ファクタの第2のレベルを決定する際に前記塗
    装反応についての許容レベル範囲を制約する過程、を更
    に備える塗装装置の制御方法。
  28. 【請求項28】請求項17記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記塗装ファクタの第2のレベルを決定する際に前記塗
    装ファクタについての許容レベル範囲と前記塗装反応に
    ついての許容レベル範囲を制約する過程を更に備える塗
    装装置の制御方法。
  29. 【請求項29】請求項17記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記塗装ファクタの第2のレベルを決定する際に前記塗
    装ファクタについての許容レベル範囲と前記塗装反応に
    ついての許容レベル範囲を制約するためのコンピュータ
    −ヒューマン・インタフェースを使用する塗装装置の制
    御方法。
  30. 【請求項30】請求項17記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 簡単な計算器モジュールを介して前記塗装ファクタの前
    記第2のレベルを決定する過程、を更に備える塗装装置
    の制御方法。
  31. 【請求項31】請求項17記載の塗装装置の制御方法で
    あって、前記塗装ファクタの前記決定された第2のレベ
    ルをデータ通信リンクを介してアクセスできる塗装装置
    の制御方法。
  32. 【請求項32】請求項17記載の塗装装置の制御方法で
    あって、 前記塗装反応の前記決定されたレベルをパッケージする
    過程。を更に備え、前記塗装反応の前記パッケージさ
    れ、かつ決定されたレベルをコンピュータ−ヒューマン
    ・インタフェースによってアクセスできる塗装装置の制
    御方法。
  33. 【請求項33】(a)塗装装置を制御するための設定値
    を示すレベルを有する少なくとも1つの所定の塗装ファ
    クタを塗装反応に相互に関連づける、塗装ファクタ−反
    応モデルをコンピュータ蓄積媒体に蓄積する過程と、 (b)前記塗装反応の希望レベルを基にして前記モデル
    のための少なくとも1つの制約を設定する過程と、 (c)前記設定された制約を有する前記モデルを基にし
    て、前記塗装反応の希望のレベルを発生する前記塗装フ
    ァクタのレベルを決定する過程と、 (d)前記塗装反応の希望のレベルを生ずる前記塗装フ
    ァクタの前記決定されたレベルを基にして前記塗装装置
    を制御する過程と、を備える、塗装反応の所定の希望レ
    ベルが発生されるように塗装装置を制御するコンピュー
    タで実現する塗装装置の制御方法。
  34. 【請求項34】請求項33記載の塗装装置の制御方法で
    あって、前記設定された制約を有する前記モデルは、制
    約されている少なくとも1つの塗装ファクタのレベルを
    有することを含む塗装装置の制御方法。
  35. 【請求項35】請求項33記載の塗装装置の制御方法で
    あって、前記データベースの前記モデルは複数の塗装フ
    ァクタを複数の塗装反応に相互に関連づけることを含む
    塗装装置の制御方法。
  36. 【請求項36】請求項33記載の塗装装置の制御方法で
    あって、前記設定された制約を有する前記モデルは、制
    約されている複数の塗装ファクタのレベルを有すること
    を含む塗装装置の制御方法。
  37. 【請求項37】請求項36記載の塗装装置の制御方法で
    あって、前記設定された制約を有する前記モデルは、制
    約されている複数の塗装反応のレベルを有することを含
    む塗装装置の制御方法。
  38. 【請求項38】請求項33記載の塗装装置の制御方法で
    あって、塗装反応の前記希望レベルが発生されるまで過
    程(b)と(c)を繰り返し実行する塗装装置の制御方
    法。
  39. 【請求項39】塗装ファクタタイプデータと塗装ファク
    タ値データを含み、データベースに蓄積されている情報
    をアクセスする塗装ファクタデータ構造と、 塗装反応タイプデータと塗装反応値データを含み、前記
    メモリに蓄積され、かつデータベースに蓄積されている
    情報をアクセスする塗装反応データ構造と、 を備え、前記塗装反応タイプデータは前記塗装ファクタ
    タイプデータに対して機能的相互関係を有し、前記塗装
    反応値データは前記塗装反応ファクタデータと、前記相
    互関係と、前記塗装反応ファクタデータおよび前記塗装
    反応データとから塗装装置の制御のために適当な塗装反
    応値データを決定するためのプログラムとを基にして決
    定される、データと、塗装装置の制御装置によりアクセ
    スするための少なくとも1つのプログラムとを蓄積する
    読出しできる記録媒体。
  40. 【請求項40】請求項39記載の記録媒体であって、 前記塗装ファクタデータ構造と前記塗装反応データ構造
    とに対して簡単な数学技術を実行する時に、前記塗装フ
    ァクタタイプデータのどれを制約すべきかを指示するた
    めの塗装ファクタ制約データ構造、を更に備え、前記塗
    装ファクタ制約データ構造は、前記塗装ファクタ制約デ
    ータ構造によって制約されているものとして示されてい
    る塗装ファクタデータを有する塗装ファクタ値データに
    対する許容できる値範囲を指示するメモリ。
  41. 【請求項41】請求項40記載の記録媒体であって、 前記塗装はデータ構造と前記塗装反応データ構造とに対
    して簡単な数学技術を実行する時に、前記塗装反応タイ
    プデータのどれを制約すべきかを指示するための塗装反
    応制約データ構造、を更に備え、前記塗装反応制約デー
    タ構造は、前記塗装反応制約データ構造によって制約さ
    れているものとして示されている塗装反応データを有す
    る塗装反応値データに対する許容できる値範囲を指示す
    る記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010501324A (ja) * 2006-08-25 2010-01-21 バウマー エイチエイチエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 熱糊塗布装置、および熱糊塗布装置の制御および監視方法

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