JPH11275771A - 電源供給回路 - Google Patents

電源供給回路

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JPH11275771A
JPH11275771A JP7567598A JP7567598A JPH11275771A JP H11275771 A JPH11275771 A JP H11275771A JP 7567598 A JP7567598 A JP 7567598A JP 7567598 A JP7567598 A JP 7567598A JP H11275771 A JPH11275771 A JP H11275771A
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diode
current
power supplies
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JP7567598A
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Naoki Ishii
直樹 石井
Hiroyuki Sakakibara
啓之 榊原
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Soken Inc
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Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直列接続した複数の直流電源のうちのいずれか
に極性の転極が起こった場合にも直流電源を有効に利用
することができる電源供給回路を提供する。 【解決手段】直列接続した2つ直流電源1,2、即ち、
直流電源群3における最低電位電極3bに電流通過阻止
用ダイオードD1を設けるとともに、電流経路L1の途
中に電流迂回用ダイオードD2を設け、さらに、直流電
源群3における最高電位電極3aに電流通過阻止用ダイ
オードD3を設けるとともに、電流経路L2の途中に電
流迂回用ダイオードD4を設けた。よって、直流電源1
または2の極性が転極した場合には、極性が転極してい
る直流電源の電流がダイオードD1またはD3で阻止さ
れ、ダイオードD2またはD4を介して負荷4へ電流が
供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の直流電源
を直列接続した直流電源群から、負荷へ電流を供給する
電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の直流電源を直列接続した直流電源
群から負荷へ電流を供給する場合には、図10に示すよ
うに複数の直流電源を直列接続した直流電源群20の最
高電位電極20aと最低電位電極20bとの間に負荷2
1を接続する回路構成が一般的である。
【0003】図10の回路構成では、直流電源群20の
総合電圧は各々の直流電源の電圧の総和となる。説明を
簡単にするために、図11に2つの直流電源22,23
を直列接続した回路構成を示す。動作例として、直列電
源22の電圧をE1、直列電源23の電圧をE2とし、
負荷24へ5ボルト以上の電圧を印加するために必要な
電圧範囲を図12に示す。電圧範囲は図12のハッチン
グを付した領域であり、E1とE2の和が5ボルト以上
の領域である。従って、仮にいずれかの直流電源の電圧
が0ボルトまで低下した場合には、残りの直流電源の電
圧が5ボルトであれば負荷24への電流の供給が可能で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数の直流
電源を直列接続した直流電源群20の中の、ある直流電
源の電圧が0ボルト以下に低下して転極(反転)した場
合には、直流電源群20の総合電圧は、次の式(1)で
表される。つまり、直流電源(電池)の極性が反転した
場合には反転した電池電圧分だけ負荷に供給される電源
電圧が低下してしまう。これにより、負荷に対しては転
極していない直流電源との和が5ボルト以上であること
が必要であるため、転極していない直流電源を有効に利
用することはできなくなる。
【0005】 総合電圧=(転極していない直流電源の総和電圧) −(転極している直流電源の総和電圧の絶対値) ・・・(1) より詳しくは、複数の直流電源を直列接続した直流電源
群20の、少なくとも1つの直流電源の極性が転極する
現象は、二次電池(バッテリ)を複数直列接続した組電
池で発生することがある。バッテリによる組電池で充放
電を繰り返すと、バッテリ性能のばらつき、メモリ効果
などの原因により、個々のバッテリの電圧が均一ではな
くなってくる。例えば、あるバッテリの電位が極端に低
下した場合には、他のバッテリは十分な充電状態である
ために正常に放電することが可能であるが、電位が極端
に低下したバッテリは蓄積した電荷を全て放出した後に
は逆極性に充電されて転極する。
【0006】ある直流電源の極性が転極すると、前述の
ように総合電圧が低下するために、その他の直流電源の
性能を有効に利用することができなくなるといった問題
が発生する。
【0007】そこで、この発明の目的は、直列接続した
複数の直流電源のうちのいずれかに極性の転極が起こっ
た場合にも直流電源を有効に利用することができる電源
供給回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電源供
給回路は、複数の直流電源を直列接続した電源供給回路
であって、直列接続した前記複数の直流電源における最
高電位電極と最低電位電極のうちの少なくともいずれか
一方に電流通過阻止用ダイオードを設けるとともに、こ
の電流通過阻止用ダイオード及び当該ダイオードに接続
される前記直流電源の1つ又は複数を迂回する電流経路
途中に電流迂回用ダイオードを設けたことを特徴として
いる。
【0009】よって、電流通過阻止用ダイオードに接続
される直流電源の1つ又は複数の極性が転極した場合に
は、極性が転極している直流電源の電流が電流通過阻止
用ダイオードで阻止されるとともに、電流通過阻止用ダ
イオード及び当該ダイオードに接続される直流電源の1
つ又は複数を迂回する電流経路を通して、極性が転極し
ていない直流電源のみから電流迂回用ダイオードを介し
て負荷へ電流が供給される。その結果、極性が転極した
直流電源の影響を受けることなく、直流電源の有効利用
が図られる。
【0010】このようにして、極性が転極した直流電源
の電流をダイオードによって阻止し、残りの直流電源か
ら負荷へ電流を供給させ、直列接続した複数の直流電源
のうちのいずれかに極性の転極(反転)が起こった場合
にも直流電源を有効に利用することができることとな
る。
【0011】ここで、請求項2に記載のように、直列接
続した前記複数の直流電源における最低電位電極に電流
通過阻止用ダイオードを設けるとともに、この電流通過
阻止用ダイオード及び当該ダイオードに接続される直流
電源の1つ又は複数を迂回する電流経路途中に電流迂回
用ダイオードを設け、さらに、直列接続した前記複数の
直流電源における最高電位電極に電流通過阻止用ダイオ
ードを設けるとともに、この電流通過阻止用ダイオード
及び当該ダイオードに接続される直流電源の1つ又は複
数を迂回する電流経路途中に電流迂回用ダイオードを設
けると、実用上好ましいものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。本実施形態において
は、電気自動車のバッテリを複数直列接続して組電池と
し、この組電池からECU(電子制御ユニット)へ電流
を供給する給電システムに適用している。
【0013】図1には、本実施形態の電源供給回路にお
ける回路構成を示す。図1において、2つの直流電源
1,2が直列接続され、直流電源群3を構成している。
この直流電源群3から負荷4へ電流を供給することがで
きるようになっている。直流電源1,2として、本例で
は二次電池である鉛蓄電池(バッテリ)を用いている。
また、直流電源群3の一端が最高電位電極3aとなると
ともに他端が最低電位電極3bとなっている。
【0014】直流電源群3の最低電位電極3bには(詳
しくは電極3bと負荷4との間には)、電流通過阻止用
ダイオードD1が配置され、ダイオードD1のカソード
が最低電位電極3b側を向き、ダイオードD1のアノー
ドが負荷4側を向いている。この電流通過阻止用ダイオ
ードD1及びこのダイオードD1に接続される直流電源
2を迂回する電流経路L1が形成され、その途中に電流
迂回用ダイオードD2が設けられている。ダイオードD
2のカソードが電源1,2間のα点(直流電源群3の中
間電位電極)を向き、ダイオードD2のアノードが負荷
4側を向いている。このように、電流経路L1を用いた
第1の直流バイパス回路が形成されている。
【0015】一方、直流電源群3の最高電位電極3aに
は(詳しくは電極3aと負荷4との間には)、電流通過
阻止用ダイオードD3が配置され、ダイオードD3のカ
ソードが負荷4側を向き、ダイオードD3のアノードが
最高電位電極3a側を向いている。この電流通過阻止用
ダイオードD3及びこのダイオードD3に接続される直
流電源1を迂回する電流経路L2が形成され、その途中
に電流迂回用ダイオードD4が設けられている。ダイオ
ードD4のアノードが電源1,2間のα点を向き、ダイ
オードD4のカソードが負荷4側を向いている。このよ
うに、電流経路L2を用いた第2の直流バイパス回路が
形成されている。
【0016】負荷4はダイオードD3,D4のカソード
とダイオードD1,D2のアノードとの間に接続されて
いる。そして、負荷4は5ボルト以上の電圧の供給を受
けて作動するようになっている。
【0017】ここで、直流電源1の電圧(両端電圧)を
「E1」とするとともに、直流電源2の電圧(両端電
圧)を「E2」とする。次に、このように構成した電源
供給回路の作用を説明する。
【0018】まず、直流電源1,2に転極が発生せず正
常に作動している場合について述べる。この場合には、
負荷4は直流電源1,2から電流の供給を受けることが
できる。つまり、電流通過阻止用ダイオードD1,D3
は直流電源1,2によって順電圧が印加されるため導通
する。よって、電流は、直流電源1の正電極(3a)か
ら、電流通過阻止用ダイオードD3→負荷4→電流通過
阻止用ダイオードD1→直流電源2の負電極(3b)と
いう経路で流れる。
【0019】これを、図4を用いて説明する。なお、図
4では便宜上、各ダイオードD1〜D4の電圧降下は0
ボルトとみなしている。図4において、横軸に直流電源
1の電圧E1をとり、縦軸に直流電源2の電圧E2をと
っている。直流電源1,2に転極が発生せず正常に作動
している場合には、直流電源1の電圧E1と直流電源2
の電圧E2の和(=E1+E2)が5ボルト以上の領域
を使用することができる。つまり、図4での網目ハッチ
ングにて示した領域が負荷4へ5ボルト以上の電圧を印
加するために必要な電圧範囲である。従って、仮にいず
れかの直流電源1,2の電圧が0ボルトまで低下した場
合には、残りの直流電源の電圧が5ボルトであれば負荷
4への電流の供給が可能である。
【0020】これに対し、直流電源1または2が0ボル
ト以下に低下して転極した場合の動作を説明する。つま
り、直流電源(バッテリ)1,2に対し充放電を繰り返
すと、バッテリ性能のばらつき、メモリ効果などの原因
により、個々のバッテリの電圧が均一ではなくなり、あ
るバッテリの電位が極端に低下した場合に他のバッテリ
は十分な充電状態であるために正常に放電することが可
能であるが、電位が極端に低下したバッテリは蓄積した
電荷を全て放出した後には逆極性に充電されて転極に至
る。
【0021】図2は、直流電源2が転極した状態を説明
する図である。直流電源2が転極しているため、電流通
過阻止用ダイオードD1には逆電圧が印加される。その
ため直流電源2からの電流が阻止される。また、電流通
過阻止用ダイオードD3は直流電源1によって順電圧が
印加されるため導通する。従って、電流は、直流電源1
の正電極(3a)から、電流通過阻止用ダイオードD3
→負荷4→電流迂回用ダイオードD2→直流電源1の負
電極(α点)という経路で流れる。
【0022】これを図4を用いて説明する。図4におい
て、E1が5ボルト以上の領域Z1にて負荷4へ5ボル
ト以上の電圧を印加することができる。これにより、直
流電源1の性能を最大限利用することができる。
【0023】また、直流電源1が0ボルト以下に低下し
て転極した場合の動作を説明する。図3は、直流電源1
が転極した状態を説明する図である。直流電源1が転極
しているため、電流通過阻止用ダイオードD3には逆電
圧が印加される。そのため直流電源1からの電流が阻止
される。また、電流通過阻止用ダイオードD1は直流電
源2によって順電圧が印加されるため導通する。従っ
て、電流は、直流電源2の正電極(α点)から、電流迂
回用ダイオードD4→負荷4→電流通過阻止用ダイオー
ドD1→直流電源2の負電極(3b)という経路で流れ
る。
【0024】これを図4を用いて説明する。図4におい
て、E2が5ボルト以上の領域Z2にて負荷4へ5ボル
ト以上の電圧を印加することができる。これにより、直
流電源2の性能を最大限利用することができる。
【0025】このように、ダイオードD4と並列位置に
接続されている直流電源1、あるいはダイオードD2と
並列位置に接続された直流電源2のいずれかの直流電源
の極性が転極した場合に、極性が転極している直流電源
の電流がダイオードD1あるいはD3で阻止され、極性
が転極していない直流電源のみからダイオードD2ある
いはD4を介して負荷4へ電流が供給される。よって、
極性が転極した直流電源の影響を受けることなく、直流
電源を有効利用することができる。つまり、図4の電圧
範囲Z1,Z2を利用し、仮にいずれかの直流電源の電
圧が0ボルト以下まで低下しても、残りの直流電源が5
ボルトであれば負荷4への電流の供給が可能であり、直
流電源の性能の最大限の有効利用を図ることができる。
【0026】また、直流電源1,2の接続を誤って反転
させてしまった場合にも、ダイオードD1,D3が電流
を阻止するため、逆接保護回路の作用を併せ持つことが
でき、簡便な回路構成で実用的な電源供給回路を実現す
ることができる。
【0027】このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)図2に示すように、直列接続した2つ直流電源
1,2、即ち、直流電源群3における最低電位電極3b
に電流通過阻止用ダイオードD1を設けるとともに、こ
の電流通過阻止用ダイオードD1及び当該ダイオードD
1に接続される直流電源2を迂回する電流経路L1の途
中に電流迂回用ダイオードD2を設けた。よって、電流
通過阻止用ダイオードD1に接続される直流電源2の極
性が転極した場合には、極性が転極している直流電源2
の電流が電流通過阻止用ダイオードD1で阻止されると
ともに、電流通過阻止用ダイオードD1及び直流電源2
を迂回する電流経路L1を通して、極性が転極していな
い直流電源1のみから電流迂回用ダイオードD2を介し
て負荷4へ電流が供給される。その結果、極性が転極し
た直流電源2の影響を受けることなく、直流電源1の有
効利用が図られる。
【0028】このように、極性が転極した直流電源2の
電流をダイオードD1によって阻止し、残りの直流電源
1から負荷4へ電流を供給させ、直流電源2に極性の転
極(反転)が起こった場合にも直流電源1を有効に利用
することができることとなる。 (ロ)図3に示すように、直列接続した2つ直流電源
1,2、即ち、直流電源群3における最高電位電極3a
に電流通過阻止用ダイオードD3を設けるとともに、こ
の電流通過阻止用ダイオードD3及び当該ダイオードD
3に接続される直流電源1を迂回する電流経路L2の途
中に電流迂回用ダイオードD4を設けた。よって、電流
通過阻止用ダイオードD3に接続される直流電源1の極
性が転極した場合には、極性が転極している直流電源1
の電流が電流通過阻止用ダイオードD3で阻止されると
ともに、電流通過阻止用ダイオードD3及び直流電源1
を迂回する電流経路L2を通して、極性が転極していな
い直流電源2のみから電流迂回用ダイオードD4を介し
て負荷4へ電流が供給される。その結果、極性が転極し
た直流電源1の影響を受けることなく、直流電源2の有
効利用が図られる。
【0029】このように、極性が転極した直流電源1の
電流をダイオードD3によって阻止し、残りの直流電源
2から負荷4へ電流を供給させ、直流電源1に極性の転
極(反転)が起こった場合にも直流電源2を有効に利用
することができることとなる。 (ハ)図1のように、直列接続した2つ直流電源1,
2、即ち、直流電源群3における最低電位電極3bに電
流通過阻止用ダイオードD1を設けるとともに、電流経
路L1の途中に電流迂回用ダイオードD2を設け、さら
に、直流電源群3における最高電位電極3aに電流通過
阻止用ダイオードD3を設けるとともに、電流経路L2
の途中に電流迂回用ダイオードD4を設けたので、図4
に示すように領域Z1とZ2を含めた領域を電圧範囲と
して直流電源1と2を有効に利用することができ、実用
上好ましいものとなる。
【0030】これまで説明してきたものの他にも、下記
のように実施してもよい。図5に示すように、直列接続
した2つ直流電源1,2、即ち、直流電源群3における
最低電位電極3bに電流通過阻止用ダイオードD1を設
けるとともに、この電流通過阻止用ダイオードD1及び
当該ダイオードD1に接続される直流電源2を迂回する
電流経路L1の途中に電流迂回用ダイオードD2を設け
てもよい。この場合には、電流通過阻止用ダイオードD
1に接続される直流電源2の極性が転極した場合におい
ては、図6において領域Z1を用いて負荷4に5ボルト
以上の電圧が印加される。
【0031】あるいは、図7に示すように、直列接続し
た2つ直流電源1,2、即ち、直流電源群3における最
高電位電極3aに電流通過阻止用ダイオードD3を設け
るとともに、この電流通過阻止用ダイオードD3及び当
該ダイオードD3に接続される直流電源1を迂回する電
流経路L2の途中に電流迂回用ダイオードD4を設けて
もよい。この場合には、電流通過阻止用ダイオードD3
に接続される直流電源1の極性が転極した場合において
は、図8において領域Z2を用いて負荷4に5ボルト以
上の電圧が印加される。
【0032】また、図1は、2つの直流電源1,2を直
列接続した回路構成であるが、3つ以上の直流電源を直
列接続した回路構成としてもよい。例えば、図9に示す
ように、6つの直流電源を直列接続した直流電源群12
に適用してもよい。図9では、6つの直流電源を3つず
つに2分割し(ブロック化し)、各々のブロック化した
直流電源10と11を図1における直流電源1,2とみ
なした回路構成となっている。図9では、各々の直流電
源10,11の極性が転極した場合に、前述の通り残り
の直流電源から負荷4へ電流を供給することができる。
【0033】ここで、図9では直流電源群12を3つず
つの直流電源に2分割して直流電源10と直流電源11
としているが、直流電源を大きく2分割することにより
本発明の効果が得られるため、例えば、直流電源群12
を、2つの直流電源と4つの直流電源、あるいは、1つ
の直流電源と5つの直流電源などの任意の数で2分割し
てもよい。つまり、図9の直流電源群12の任意の中間
電位電極(図1での電源1,2間のα点相当)から直流
電源(群)を迂回する電流経路L1,L2を形成しても
よい。
【0034】このように、電流通過阻止用ダイオード
(D1またはD3)は、直流電源群12の最高電位電極
12aと最低電位電極12bのうちの少なくともいずれ
か一方に設け、電流経路(L1またはL2)は電流通過
阻止用ダイオード(D1またはD3)及び当該ダイオー
ドに接続される直流電源の1つ又は複数を迂回するよう
に形成し、電流迂回用ダイオード(D2またはD4)は
この電流経路(L1またはL2)の途中に設ければよ
い。
【0035】また、直流電源は二次電池(鉛蓄電池)を
想定したが、直流電源の種類はマンガン電池、アルカリ
電池等を問わず使用できる。さらに、本発明は電気自動
車の給電システムに限ることなく、他のシステムに適用
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態における電源供給回路の構成図。
【図2】 動作を説明するための図。
【図3】 動作を説明するための図。
【図4】 動作範囲を説明するための図。
【図5】 別例の電源供給回路の回路構成図。
【図6】 動作範囲を説明するための図。
【図7】 別例の電源供給回路の回路構成図。
【図8】 動作範囲を説明するための図。
【図9】 別例の電源供給回路の回路構成図。
【図10】 従来の一般的な電源供給回路の構成図。
【図11】 従来の一般的な電源供給回路の構成図。
【図12】 従来の一般的な動作範囲を説明するための
図。
【符号の説明】
1…直流電源、2…直流電源、3…直流電源群、3a…
最高電位電極、3b…最低電位電極、4…負荷、D1…
電流通過阻止用ダイオード、D2…電流迂回用ダイオー
ド、D3…電流通過阻止用ダイオード、D4…電流迂回
用ダイオード、L1…電流経路、L2…電流経路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の直流電源を直列接続した電源供給
    回路であって、 直列接続した前記複数の直流電源における最高電位電極
    と最低電位電極のうちの少なくともいずれか一方に電流
    通過阻止用ダイオードを設けるとともに、この電流通過
    阻止用ダイオード及び当該ダイオードに接続される前記
    直流電源の1つ又は複数を迂回する電流経路途中に電流
    迂回用ダイオードを設けたことを特徴とする電源供給回
    路。
  2. 【請求項2】 複数の直流電源を直列接続した電源供給
    回路であって、 直列接続した前記複数の直流電源における最低電位電極
    に電流通過阻止用ダイオードを設けるとともに、この電
    流通過阻止用ダイオード及び当該ダイオードに接続され
    る前記直流電源の1つ又は複数を迂回する電流経路途中
    に電流迂回用ダイオードを設け、さらに、直列接続した
    前記複数の直流電源における最高電位電極に電流通過阻
    止用ダイオードを設けるとともに、この電流通過阻止用
    ダイオード及び当該ダイオードに接続される前記直流電
    源の1つ又は複数を迂回する電流経路途中に電流迂回用
    ダイオードを設けたことを特徴とする電源供給回路。
JP7567598A 1998-03-24 1998-03-24 電源供給回路 Withdrawn JPH11275771A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008053221A (ja) * 2006-07-28 2008-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気機器、及び電池パック
JP2010220436A (ja) * 2009-06-03 2010-09-30 Well Shin Technology Co Ltd 携帯式電源供給装置
WO2020115991A1 (ja) * 2018-12-07 2020-06-11 Fdk株式会社 充電器及び充電方法

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