JPH1127307A - ブリッジ装置 - Google Patents
ブリッジ装置Info
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- JPH1127307A JPH1127307A JP9174786A JP17478697A JPH1127307A JP H1127307 A JPH1127307 A JP H1127307A JP 9174786 A JP9174786 A JP 9174786A JP 17478697 A JP17478697 A JP 17478697A JP H1127307 A JPH1127307 A JP H1127307A
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- frames
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ネットワークの負荷に拘らずスパニングツリー
プロトコルが正確に動作し、信頼性の高いネットワーク
を構築するブリッジ装置を提供する。 【解決手段】スパニングツリープロトコルで用いられる
ＢＰＤＵフレームの受信キューと、中継フレームの受信
キューを別々に設け、前記両フレームの受信インターフ
ェースにおいてＢＰＤＵの処理の方を先に行う。
プロトコルが正確に動作し、信頼性の高いネットワーク
を構築するブリッジ装置を提供する。 【解決手段】スパニングツリープロトコルで用いられる
ＢＰＤＵフレームの受信キューと、中継フレームの受信
キューを別々に設け、前記両フレームの受信インターフ
ェースにおいてＢＰＤＵの処理の方を先に行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークにお
ける中継装置、特にブリッジ装置に関するものである。
ける中継装置、特にブリッジ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）
における中継装置として、ブリッジ装置が広く用いられ
ている。ブリッジ装置は複数のネットワークに接続さ
れ、一方のネットワークからのフレームを他方のネット
ワークに中継する機能を持つ。
における中継装置として、ブリッジ装置が広く用いられ
ている。ブリッジ装置は複数のネットワークに接続さ
れ、一方のネットワークからのフレームを他方のネット
ワークに中継する機能を持つ。
【０００３】例えば、ＭＡＣ層で働くＭＡＣブリッジ装
置は、IEEE（アメリカ電子電気技術者学会）802.1Dに規
定された動作を行う。IEEE802.1Dで規定されたブリッジ
装置では、スパニングツリープロトコルを動作させるこ
とが出来る。
置は、IEEE（アメリカ電子電気技術者学会）802.1Dに規
定された動作を行う。IEEE802.1Dで規定されたブリッジ
装置では、スパニングツリープロトコルを動作させるこ
とが出来る。
【０００４】スパニングツリープロトコルが動作する複
数のブリッジ装置により構成されるネットワークでは、
ネットワークが冗長構成になっている場合でも、ブリッ
ジ装置間でIEEE802.1Dに定められたＢＰＤＵ（Bridge P
rotocol Data Unit ）フレームを交換することにより、
冗長な構成を検知して、フレームが二重に中継された
り、フレームがネットワーク上を無限に周回してしまう
のを防ぐことが出来る。
数のブリッジ装置により構成されるネットワークでは、
ネットワークが冗長構成になっている場合でも、ブリッ
ジ装置間でIEEE802.1Dに定められたＢＰＤＵ（Bridge P
rotocol Data Unit ）フレームを交換することにより、
冗長な構成を検知して、フレームが二重に中継された
り、フレームがネットワーク上を無限に周回してしまう
のを防ぐことが出来る。
【０００５】図２は、スパニングツリープロトコルが動
作しないブリッジ装置による冗長なネットワークの構成
図である。スパニングツリープロトコルの動作をより理
解するため、この構成図でフレームの流れを説明する。
作しないブリッジ装置による冗長なネットワークの構成
図である。スパニングツリープロトコルの動作をより理
解するため、この構成図でフレームの流れを説明する。
【０００６】図２において、１００、１０１はブリッジ
装置、１０２、１０３はネットワーク、１０４、１０
５、１０６、１０７はネットワーク上の局、１０８はネ
ットワーク上の局が送信したフレーム、１１０、１１
１、１１２、１１３はブリッジ装置が中継したフレーム
である。
装置、１０２、１０３はネットワーク、１０４、１０
５、１０６、１０７はネットワーク上の局、１０８はネ
ットワーク上の局が送信したフレーム、１１０、１１
１、１１２、１１３はブリッジ装置が中継したフレーム
である。
【０００７】図２（ａ）に示すように、局１０４がネッ
トワーク上の局全てにデ−タを送信するためにブロード
キャスト（一斉同報通信）のフレーム１０８を送信した
場合を考える。この時、図２（ｂ）に示すように、ブリ
ッジ装置１００、１０１はそれぞれこのフレーム１０８
を受信し、ネットワーク１０３側に、それぞれフレーム
１１０、フレーム１１１として中継する。
トワーク上の局全てにデ−タを送信するためにブロード
キャスト（一斉同報通信）のフレーム１０８を送信した
場合を考える。この時、図２（ｂ）に示すように、ブリ
ッジ装置１００、１０１はそれぞれこのフレーム１０８
を受信し、ネットワーク１０３側に、それぞれフレーム
１１０、フレーム１１１として中継する。
【０００８】次にブリッジ装置１００は図２（ｃ）に示
すように、ネットワーク１０３上にブロードキャストの
フレーム１１１が送信されているので、このフレーム１
１１を受信し、ネットワーク１０２上にフレーム１１２
として中継してしまう。同様にブリッジ１０１はネット
ワーク１０３上にフレーム１１０が送信されているの
で、このフレーム１１０を受信し、ネットワーク１０２
上にフレーム１１３として中継してしまう。
すように、ネットワーク１０３上にブロードキャストの
フレーム１１１が送信されているので、このフレーム１
１１を受信し、ネットワーク１０２上にフレーム１１２
として中継してしまう。同様にブリッジ１０１はネット
ワーク１０３上にフレーム１１０が送信されているの
で、このフレーム１１０を受信し、ネットワーク１０２
上にフレーム１１３として中継してしまう。
【０００９】上記の動作はブリッジ装置１００、１０１
のどちらかを停止しない限り永久に繰り返されるため、
ネットワーク１０２、１０３はこれらの重複したフレー
ムによって占有されて正常な通信が行われなくなる。ス
パニングツリープロトコルはこのような現象を防ぐため
のものである。
のどちらかを停止しない限り永久に繰り返されるため、
ネットワーク１０２、１０３はこれらの重複したフレー
ムによって占有されて正常な通信が行われなくなる。ス
パニングツリープロトコルはこのような現象を防ぐため
のものである。
【００１０】図３は、スパニングツリープロトコルが動
作するブリッジ装置による冗長なネットワークの構成図
である。
作するブリッジ装置による冗長なネットワークの構成図
である。
【００１１】図３において、１００、１０１はブリッジ
装置、１０２、１０３はネットワーク、１０４、１０
５、１０６、１０７はネットワーク上の局、１０８はネ
ットワーク上の局が送信したフレーム、２００、２０１
はブリッジ装置が送信したＢＰＤＵフレームである。
装置、１０２、１０３はネットワーク、１０４、１０
５、１０６、１０７はネットワーク上の局、１０８はネ
ットワーク上の局が送信したフレーム、２００、２０１
はブリッジ装置が送信したＢＰＤＵフレームである。
【００１２】ブリッジ装置は他のブリッジ装置宛にブリ
ッジ装置の優先度などの情報を持つＢＰＤＵフレームを
定期的に送信し、これを受信したブリッジ装置はネット
ワーク上の他のブリッジ装置の存在を知ることができ
る。ブリッジ装置の優先度はブリッジ装置の持つインタ
ーフェースの物理アドレスから決められ、必ずブリッジ
装置間で優先度の差が生じる。優先度の高いブリッジ装
置からＢＰＤＵフレームを受け取ったブリッジ装置は中
継処理を停止する。
ッジ装置の優先度などの情報を持つＢＰＤＵフレームを
定期的に送信し、これを受信したブリッジ装置はネット
ワーク上の他のブリッジ装置の存在を知ることができ
る。ブリッジ装置の優先度はブリッジ装置の持つインタ
ーフェースの物理アドレスから決められ、必ずブリッジ
装置間で優先度の差が生じる。優先度の高いブリッジ装
置からＢＰＤＵフレームを受け取ったブリッジ装置は中
継処理を停止する。
【００１３】例えば、図３において、ブリッジ装置１０
０の優先度がブリッジ装置１０１より高い場合、ブリッ
ジ装置１０１はブリッジ装置１００からのＢＰＤＵフレ
ームを受信すると中継処理を停止する。これにより、図
２で説明したようなフレームが周回する問題を防ぐこと
ができる。ＢＰＤＵフレームの送信間隔は１〜１０秒の
範囲から選択でき、ネットワークの管理者が事前に全て
のブリッジ装置に同一の値を設定しておく。
０の優先度がブリッジ装置１０１より高い場合、ブリッ
ジ装置１０１はブリッジ装置１００からのＢＰＤＵフレ
ームを受信すると中継処理を停止する。これにより、図
２で説明したようなフレームが周回する問題を防ぐこと
ができる。ＢＰＤＵフレームの送信間隔は１〜１０秒の
範囲から選択でき、ネットワークの管理者が事前に全て
のブリッジ装置に同一の値を設定しておく。
【００１４】ここで、ブリッジ装置１００が故障した場
合を考える。この場合ブリッジ装置１００はフレームの
中継処理を行うことができなくなり、ＢＰＤＵフレーム
も送信不可となる。ブリッジ装置１０１は、ブリッジ装
置１００からのＢＰＤＵフレームを受信しなくなるの
で、何らかの障害がブリッジ装置１００に発生したこと
を検知できる。特定の決められた時間、ＢＰＤＵフレー
ムを受信できない場合、ブリッジ装置１０１はフレーム
の中継処理を再開する。この時間は６から４０秒の範囲
であり、ＢＰＤＵフレームの送信間隔時間に１を足した
数の２倍以上と決められている。
合を考える。この場合ブリッジ装置１００はフレームの
中継処理を行うことができなくなり、ＢＰＤＵフレーム
も送信不可となる。ブリッジ装置１０１は、ブリッジ装
置１００からのＢＰＤＵフレームを受信しなくなるの
で、何らかの障害がブリッジ装置１００に発生したこと
を検知できる。特定の決められた時間、ＢＰＤＵフレー
ムを受信できない場合、ブリッジ装置１０１はフレーム
の中継処理を再開する。この時間は６から４０秒の範囲
であり、ＢＰＤＵフレームの送信間隔時間に１を足した
数の２倍以上と決められている。
【００１５】このようにブリッジ装置１００が故障して
も、数十秒以内にブリッジ装置１０１が中継処理を開始
するため、信頼性の高いネットワークを構築できる。
も、数十秒以内にブリッジ装置１０１が中継処理を開始
するため、信頼性の高いネットワークを構築できる。
【００１６】図４は従来のブリッジ装置の内部構成図で
ある。
ある。
【００１７】図４において、３００はブリッジ装置、３
０１は中継手段、３０２はスパニングツリープロトコル
手段、３０３、３０４はインターフェース、３０５、３
０７はフレームの受信キュー、３０６、３０８はフレー
ムの送信キュー、３０９、３１０はネットワークであ
る。
０１は中継手段、３０２はスパニングツリープロトコル
手段、３０３、３０４はインターフェース、３０５、３
０７はフレームの受信キュー、３０６、３０８はフレー
ムの送信キュー、３０９、３１０はネットワークであ
る。
【００１８】ブリッジ装置３００は、ネットワーク３０
９、３１０上に流れる全てのフレームをインタフェース
３０３、３０４により受信する。インターフェース３０
３、３０４は受信したフレームをそれぞれフレームの受
信キュー３０５、３０７に追加する。キューに溜まった
フレームはそれぞれ中継手段３０１、スパニングツリー
プロトコル手段３０２によって取り出される。
９、３１０上に流れる全てのフレームをインタフェース
３０３、３０４により受信する。インターフェース３０
３、３０４は受信したフレームをそれぞれフレームの受
信キュー３０５、３０７に追加する。キューに溜まった
フレームはそれぞれ中継手段３０１、スパニングツリー
プロトコル手段３０２によって取り出される。
【００１９】例えば、フレームがＢＰＤＵフレーム以外
のフレームの場合は、フレームは中継手段３０１によっ
て取り出される。また、ＢＰＤＵフレームの場合は、フ
レームはスパニングツリープロトコル手段３０２によっ
て取り出される。中継手段３０１が中継の必要があると
判断したフレームは、例えばインターフェース３０４か
ら送信する必要がある場合、フレームを送信キュー３０
８に追加する。
のフレームの場合は、フレームは中継手段３０１によっ
て取り出される。また、ＢＰＤＵフレームの場合は、フ
レームはスパニングツリープロトコル手段３０２によっ
て取り出される。中継手段３０１が中継の必要があると
判断したフレームは、例えばインターフェース３０４か
ら送信する必要がある場合、フレームを送信キュー３０
８に追加する。
【００２０】また、スパニングツリープロトコル手段
は、ＢＰＤＵフレームの送信が必要な場合、例えばイン
ターフェース３０４から送信する必要がある場合、ＢＰ
ＤＵフレームを送信キュー３０８に追加する。送信キュ
ー３０８に溜ったフレームはインターフェース３０４に
よって逐次ネットワーク３１０に送信される。
は、ＢＰＤＵフレームの送信が必要な場合、例えばイン
ターフェース３０４から送信する必要がある場合、ＢＰ
ＤＵフレームを送信キュー３０８に追加する。送信キュ
ー３０８に溜ったフレームはインターフェース３０４に
よって逐次ネットワーク３１０に送信される。
【００２１】
【発明が解決しようとする課題】従来のブリッジ装置に
は以下の問題があった。
は以下の問題があった。
【００２２】ネットワーク上の局がフレームを多量に送
信した時、インターフェースはこれらのフレームを受信
して受信キューに追加するが、これらのフレームの中継
判断処理の負荷が高まり、受信キューからフレームを取
り出す処理が遅くなることによりブリッジ内の受信キュ
ーが溢れ、受信フレームを受信キューに追加できない場
合がある。
信した時、インターフェースはこれらのフレームを受信
して受信キューに追加するが、これらのフレームの中継
判断処理の負荷が高まり、受信キューからフレームを取
り出す処理が遅くなることによりブリッジ内の受信キュ
ーが溢れ、受信フレームを受信キューに追加できない場
合がある。
【００２３】図５は、受信キューが溢れたブリッジの内
部構成図である。
部構成図である。
【００２４】図５において、３００はブリッジ装置、３
０１は中継手段、３０２はスパニングツリープロトコル
手段、３０３、３０４はインターフェース、３０５、３
０７はフレームの受信キュー、３０６、３０８はフレー
ムの送信キュー、３０９、３１０はネットワーク、３１
１はネットワーク上に多量に送信されているフレーム、
３１２は受信キューに溜ったフレーム、３１３は受信キ
ューに追加できなかったフレーム、３１４は送信キュー
に溜ったフレーム、３１５はブリッジ装置が多量に中継
したフレームである。
０１は中継手段、３０２はスパニングツリープロトコル
手段、３０３、３０４はインターフェース、３０５、３
０７はフレームの受信キュー、３０６、３０８はフレー
ムの送信キュー、３０９、３１０はネットワーク、３１
１はネットワーク上に多量に送信されているフレーム、
３１２は受信キューに溜ったフレーム、３１３は受信キ
ューに追加できなかったフレーム、３１４は送信キュー
に溜ったフレーム、３１５はブリッジ装置が多量に中継
したフレームである。
【００２５】ネットワーク３０９上に、ネットワーク３
１０に中継が必要なフレーム３１１が多量に送信されて
いる場合を考える。ブリッジ装置３００は、多量に送信
されているフレーム３１１をインターフェース３０３に
より逐次受信し、フレーム３１１を受信キュー３０５に
追加する。
１０に中継が必要なフレーム３１１が多量に送信されて
いる場合を考える。ブリッジ装置３００は、多量に送信
されているフレーム３１１をインターフェース３０３に
より逐次受信し、フレーム３１１を受信キュー３０５に
追加する。
【００２６】中継手段３０１は、フレーム３１１を受信
キュー３０５より取り出し、このフレーム３１１がネッ
トワーク３１０上に中継の必要があると判断し、送信キ
ュー３０８にフレーム３１１を追加する。インターフェ
ース３０４は、送信キュー３０８に溜ったフレーム３１
４を、逐次ネットワーク３１０にフレーム３１５として
多量に中継する。
キュー３０５より取り出し、このフレーム３１１がネッ
トワーク３１０上に中継の必要があると判断し、送信キ
ュー３０８にフレーム３１１を追加する。インターフェ
ース３０４は、送信キュー３０８に溜ったフレーム３１
４を、逐次ネットワーク３１０にフレーム３１５として
多量に中継する。
【００２７】ここで、中継手段３０ｌがフレームの中継
判断を行ない、フレーム３１１を送信キュー３０８に追
加し、再び受信キュー３０５からフレーム３１１を取り
出す処理より、インターフェース３０３のフレームの受
信処理が迅速に行われると、受信キュー３０５に溜るフ
レーム３１２の数が次第に増える。受信キュー３０５に
溜めることのできるフレームの数には限りがあり、この
壮態が続くと受信キュー３０５はほどなく一杯になる。
受信キュー３０５が一杯になった状態では、インターフ
ェース３０３が新たに受信したフレームを追加すること
は出来ず、追加できなかったフレーム３１３はこの時点
で破棄される。
判断を行ない、フレーム３１１を送信キュー３０８に追
加し、再び受信キュー３０５からフレーム３１１を取り
出す処理より、インターフェース３０３のフレームの受
信処理が迅速に行われると、受信キュー３０５に溜るフ
レーム３１２の数が次第に増える。受信キュー３０５に
溜めることのできるフレームの数には限りがあり、この
壮態が続くと受信キュー３０５はほどなく一杯になる。
受信キュー３０５が一杯になった状態では、インターフ
ェース３０３が新たに受信したフレームを追加すること
は出来ず、追加できなかったフレーム３１３はこの時点
で破棄される。
【００２８】上記従来技術のブリッジ装置においては、
スパニングツリープロトコルにおいて受信する必要のあ
るＢＰＤＵフレームも受信キューに追加できなくなり、
フレーム３１３のように破棄される。つまりＢＰＤＵフ
レームを受信したり、送信することが正常に行なえなく
なる。
スパニングツリープロトコルにおいて受信する必要のあ
るＢＰＤＵフレームも受信キューに追加できなくなり、
フレーム３１３のように破棄される。つまりＢＰＤＵフ
レームを受信したり、送信することが正常に行なえなく
なる。
【００２９】この状況を図３を用いて更に説明する。ブ
リッジ装置１００の優先度がブリッジ装置１０１より高
いとすると、スパニングツリープロトコルが正常に動作
していれば、ブリッジ装置１０１はブリッジ装置１００
からＢＰＤＵフレームを受信すると中継処理を停止する
はずである。
リッジ装置１００の優先度がブリッジ装置１０１より高
いとすると、スパニングツリープロトコルが正常に動作
していれば、ブリッジ装置１０１はブリッジ装置１００
からＢＰＤＵフレームを受信すると中継処理を停止する
はずである。
【００３０】ここで、ネットワーク１０２上にネットワ
ーク１０３へ中継されるフレーム１０８が多量に送信さ
れ、ブリッジ装置１０１においてフレームの中継判断処
理のために、受信キューが溢れたとする。すると、ブリ
ッジ装置１０１は、ブリッジ装置１００からのＢＰＤＵ
フレームを受信できなくなり、決められた時間ＢＰＤＵ
フレームを受信できない場合は、ブリッジ装置１００が
故障したものと誤って判断してしまい、フレームの中継
処理を再開してしまう。
ーク１０３へ中継されるフレーム１０８が多量に送信さ
れ、ブリッジ装置１０１においてフレームの中継判断処
理のために、受信キューが溢れたとする。すると、ブリ
ッジ装置１０１は、ブリッジ装置１００からのＢＰＤＵ
フレームを受信できなくなり、決められた時間ＢＰＤＵ
フレームを受信できない場合は、ブリッジ装置１００が
故障したものと誤って判断してしまい、フレームの中継
処理を再開してしまう。
【００３１】つまり図２に示したように、スパニングツ
リープロトコルが動作するブリッジ装置であるにも拘ら
ず、２台のブリッジ装置が中継処理を行う状態となり、
フレームの二重中継や周回を引き起こして、ますますネ
ットワーク上にフレームを送信するためネットワークが
使用不能になる。
リープロトコルが動作するブリッジ装置であるにも拘ら
ず、２台のブリッジ装置が中継処理を行う状態となり、
フレームの二重中継や周回を引き起こして、ますますネ
ットワーク上にフレームを送信するためネットワークが
使用不能になる。
【００３２】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、ネットワークの負荷に拘らずスパニン
グツリープロトコルが正確に動作し、信頼性の高いネッ
トワークを構築するブリッジ装置を提供することにあ
る。
の欠点を解消し、ネットワークの負荷に拘らずスパニン
グツリープロトコルが正確に動作し、信頼性の高いネッ
トワークを構築するブリッジ装置を提供することにあ
る。
【００３３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、スパニングツリープロトコルで用いられる
ＢＰＤＵフレームの受信キューと、中継フレームの受信
キューを別々に設け、前記両フレームの受信インターフ
ェースにおいて、前記ＢＰＤＵフレームの受信キューに
溜ったＢＰＤＵフレームを、前記中継フレームの受信キ
ューに溜った中継フレームより先に処理することを特徴
とする。
現するため、スパニングツリープロトコルで用いられる
ＢＰＤＵフレームの受信キューと、中継フレームの受信
キューを別々に設け、前記両フレームの受信インターフ
ェースにおいて、前記ＢＰＤＵフレームの受信キューに
溜ったＢＰＤＵフレームを、前記中継フレームの受信キ
ューに溜った中継フレームより先に処理することを特徴
とする。
【００３４】
【発明の実施の形態】図１は、本発明のブリッジ装置の
一実施例を示す内部構成図である。
一実施例を示す内部構成図である。
【００３５】図１において、８０はブリッジ装置、８１
は中継手段、８２はスパニングツリープロトコル手段、
８３、８４はインターフェース、８５、８８はＢＰＤＵ
フレームの受信キュー、８６、８９はフレームの受信キ
ュー、８７、９０はフレームの送信キュー、９１、９２
はネットワークである。
は中継手段、８２はスパニングツリープロトコル手段、
８３、８４はインターフェース、８５、８８はＢＰＤＵ
フレームの受信キュー、８６、８９はフレームの受信キ
ュー、８７、９０はフレームの送信キュー、９１、９２
はネットワークである。
【００３６】フレームの受信キューを、中継フレーム用
の受信キュー８６、８９と、ＢＰＤＵフレーム用の受信
キュー８５、８８と、それぞれ別個に用意する。ブリッ
ジ装置８０は、従来技術のブリッジ装置と同様に、ネッ
トワーク９１、９２上の全てのフレームをインターフェ
ース８３、８４により受信する。
の受信キュー８６、８９と、ＢＰＤＵフレーム用の受信
キュー８５、８８と、それぞれ別個に用意する。ブリッ
ジ装置８０は、従来技術のブリッジ装置と同様に、ネッ
トワーク９１、９２上の全てのフレームをインターフェ
ース８３、８４により受信する。
【００３７】受信したフレームがＢＰＤＵフレーム以外
のフレームの場合、インターフェースは、このフレーム
を受信キュー８６、８９に追加する。また、ＢＰＤＵフ
レームを受信した場合は、インターフェースはＢＰＤＵ
フレームをＢＰＤＵフレームの受信キュー８５、８８に
追加する。
のフレームの場合、インターフェースは、このフレーム
を受信キュー８６、８９に追加する。また、ＢＰＤＵフ
レームを受信した場合は、インターフェースはＢＰＤＵ
フレームをＢＰＤＵフレームの受信キュー８５、８８に
追加する。
【００３８】スパニングツリープロトコル手段８２は、
ＢＰＤＵフレームの受信キュー８５、８８からＢＰＤＵ
フレームを取り出し、スパニングツリープロトコルを実
行する。ＢＰＤＵフレームの送信の必要がある場合は、
例えばインターフェース８４から送信する必要がある場
合、ＢＰＤＵフレームをフレームの送信キュー９０に追
加する。
ＢＰＤＵフレームの受信キュー８５、８８からＢＰＤＵ
フレームを取り出し、スパニングツリープロトコルを実
行する。ＢＰＤＵフレームの送信の必要がある場合は、
例えばインターフェース８４から送信する必要がある場
合、ＢＰＤＵフレームをフレームの送信キュー９０に追
加する。
【００３９】次に中継手段８１はフレームの受信キュー
８６、８９からフレームを取り出し、中継の必要がある
と判断したフレームは、例えばインターフェース８４か
ら送信する必要がある場合、フレームの送信キュー９０
に追加する。
８６、８９からフレームを取り出し、中継の必要がある
と判断したフレームは、例えばインターフェース８４か
ら送信する必要がある場合、フレームの送信キュー９０
に追加する。
【００４０】ブリッジ装置８０は、常にＢＰＤＵフレー
ムを他のフレームに優先して処理する。この構成によれ
ば、ネットワーク上の局がフレームを多量に送信し、ブ
リッジ装置がこれらのフレームを受信した場合に、中継
判断処理が間に合わずに中継フレーム用の受信キューが
溢れた場合でも、ＢＰＤＵフレームはＢＰＤＵフレーム
用の受信キューに追加できるので、ＢＰＤＵフレームの
処理ができなくなることがない。
ムを他のフレームに優先して処理する。この構成によれ
ば、ネットワーク上の局がフレームを多量に送信し、ブ
リッジ装置がこれらのフレームを受信した場合に、中継
判断処理が間に合わずに中継フレーム用の受信キューが
溢れた場合でも、ＢＰＤＵフレームはＢＰＤＵフレーム
用の受信キューに追加できるので、ＢＰＤＵフレームの
処理ができなくなることがない。
【００４１】従って、本発明のブリッジ装置によれば、
フレームの二重中継や周回によってネットワークが使用
不能となる状態は生じることはなく、ネットワークの負
荷に拘らずスパニングツリープロトコルが正確に動作
し、信頼性の高いネットワークを提供することができ
る。
フレームの二重中継や周回によってネットワークが使用
不能となる状態は生じることはなく、ネットワークの負
荷に拘らずスパニングツリープロトコルが正確に動作
し、信頼性の高いネットワークを提供することができ
る。
【００４２】
【発明の効果】本発明のブリッジ装置によれば、ネット
ワーク上の局が多量にフレームを送信し、このフレーム
の中継判断処理のために中継フレーム用の受信キューが
溢れても、ＢＰＤＵフレーム用の受信キューは溢れず
に、ＢＰＤＵフレームの処理を続けることができる。従
って、このブリッジ装置によって構成されたネットワー
クでは、ネットワークの負荷に拘らずスパニングツリー
プロトコルが正確に動作し、信頼性の高いネットワーク
を提供することができる。
ワーク上の局が多量にフレームを送信し、このフレーム
の中継判断処理のために中継フレーム用の受信キューが
溢れても、ＢＰＤＵフレーム用の受信キューは溢れず
に、ＢＰＤＵフレームの処理を続けることができる。従
って、このブリッジ装置によって構成されたネットワー
クでは、ネットワークの負荷に拘らずスパニングツリー
プロトコルが正確に動作し、信頼性の高いネットワーク
を提供することができる。
【図１】本発明のブリッジ装置の一実施例を示す内部構
成図である。
成図である。
【図２】従来のブリッジ装置に係わり、冗長なネットワ
ークの構成図である。
ークの構成図である。
【図３】従来のブリッジ装置に係わり、スパニングツリ
ープロトコルが動作する冗長なネットワークの構成図で
ある。
ープロトコルが動作する冗長なネットワークの構成図で
ある。
【図４】従来のブリッジ装置の内部構成図である。
【図５】従来のブリッジ装置に係わり、受信キューが溢
れた状態図である。
れた状態図である。
８５、８８ ＢＰＤＵフレームの受信キュー ８６、８９ フレームの受信キュー ８７、９０ フレームの送信キュー ８０、１００、１０１、３００ ブリッジ装置 ９１、９２、１０２、１０３、３０９、３１０ ネット
ワーク ｌ０４、１０５、１０６、１０７ ネットワーク上の局 １０８ ネットワーク上の局が送信したフレーム １１０、１１１、１１２、１１３ ブリッジ装置が中継
したフレーム ２００、２０１ ブリッジ装置が送信したＢＰＤＵフレ
ーム ８１、３０１ 中継手段 ８２、３０２ スパニングツリープロトコル手段 ８３、８４、３０３、３０４ インターフェース ３０５、３０７ フレームの受信キュー ３０６、３０８ フレームの送信キュー ３１ｌ ネットワーク上に多量に送信されたフレーム ３１２ 受信キューに溜ったフレーム ３１３ 受信キューに追加できなかったフレーム ３１４ 送信キューに溜ったフレーム ３１５ ブリッジ装置が多量に中継したフレーム
ワーク ｌ０４、１０５、１０６、１０７ ネットワーク上の局 １０８ ネットワーク上の局が送信したフレーム １１０、１１１、１１２、１１３ ブリッジ装置が中継
したフレーム ２００、２０１ ブリッジ装置が送信したＢＰＤＵフレ
ーム ８１、３０１ 中継手段 ８２、３０２ スパニングツリープロトコル手段 ８３、８４、３０３、３０４ インターフェース ３０５、３０７ フレームの受信キュー ３０６、３０８ フレームの送信キュー ３１ｌ ネットワーク上に多量に送信されたフレーム ３１２ 受信キューに溜ったフレーム ３１３ 受信キューに追加できなかったフレーム ３１４ 送信キューに溜ったフレーム ３１５ ブリッジ装置が多量に中継したフレーム
Claims (1)
- 【請求項１】複数のネットワークに接続され、一方のネ
ットワークからのフレームを他方のネットワークに中継
する機能を備えたスパニングツリープロトコルを実行す
るブリッジ装置において、スパニングツリープロトコル
で用いられるＢＰＤＵフレームの受信キューと、中継フ
レームの受信キューを別々に設け、前記両フレームの受
信インターフェースにおいて前記ＢＰＤＵフレームの受
信キューに溜ったＢＰＤＵフレームを、前記中継フレー
ムの受信キューに溜った中継フレームより先に処理する
ことを特徴とするブリッジ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174786A JPH1127307A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ブリッジ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174786A JPH1127307A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ブリッジ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1127307A true JPH1127307A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15984653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9174786A Pending JPH1127307A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ブリッジ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1127307A (ja) |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP9174786A patent/JPH1127307A/ja active Pending
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